JP6355588B2 - 半導体検査治具 - Google Patents

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Description

本発明は、被検査素子である半導体素子の電気特性検査を行うときに、測定器と半導体素子を接続するために必要な半導体検査治具に関するものである。
モジュール型半導体素子の電気特性検査を行うときに、測定器と被検査素子を接続させる方法として、以下の方法がある。パッケージ構造の異なる複数の半導体素子に対応させるため、パッケージ毎に対応した上治具と下治具をプレス機にセットして、プレス機の上昇および下降機能によって被検査素子と測定器とを接続させて検査を行う方法である。
また、特許文献1には、LSIパッケージが装着されたアダプタを自重滑降方式のハンドラで搬送し、ハンドラ内で電気特性の測定を行う装置が開示されている。
実開平5−4054号公報
プレス機を使用する場合、プレス機を上昇および下降させる機構が必要となり、プレス機の稼働域も確保する必要があるため、検査スペースが大きくなるという問題がある。検査スペースに制限がある場合または、安全性および測定精度向上を目的に測定器全体をシールド板等で遮蔽する必要がある場合は、プレス機を設置することが困難となる。
また、特許文献1に記載の装置では、外部端子に接続されるパッドがアダプタの底面に配置されているため、パッドの摩耗に起因するアダプタの損傷、コンタクト不良および測定値の変動などの問題がある。
そこで、本発明は、小さな検査スペースでも精度の高い電気特性検査を行うことが可能な半導体検査治具を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体検査治具は、側部と底部とを含みかつ被検査素子を収容するスライド治具本体部と、前記被検査素子の電極端子と電気的に接続されかつ前記側部の外面に配置される第1電極とを有するスライド治具と、前記底部を介して前記スライド治具を滑動可能な傾斜面を含むスライド受け治具本体部と、滑動方向の下流側に配置されかつ滑動に応じて前記第1電極と接触し前記被検査素子の電気特性検査を行う第1プローブピンとを有するスライド受け治具とを備えるものである。
本発明によれば、半導体検査治具は、側部と底部とを含みかつ被検査素子を収容するスライド治具本体部と、被検査素子の電極端子と電気的に接続されかつ側部の外面に配置される第1電極とを有するスライド治具と、底部を介してスライド治具を滑動可能な傾斜面を含むスライド受け治具本体部と、滑動方向の下流側に配置されかつ滑動に応じて第1電極と接触し被検査素子の電気特性検査を行う第1プローブピンとを有するスライド受け治具とを備える。
したがって、被検査素子を収容したスライド治具は、底部を介してスライド受け治具の傾斜面に沿って下流側へ滑動することで、第1電極が第1プローブピンに接触し被検査素子の電気特性検査が行われる。このように、プレス機を使用した場合のような大型の装置を必要としないため、小さな検査スペースで電気特性検査を行うことができる。
また、第1電極は、スライド治具本体部の側部の外面に配置されるため、第1電極の摩耗を抑制することができる。これにより、スライド治具の損傷、コンタクト不良および測定値の変動などを抑制できるため、精度の高い電気特性検査を行うことができる。
実施の形態1に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態1の変形例1に係る半導体検査治具のスライド治具の概略構成図である。 実施の形態1の変形例2に係る半導体検査治具のスライド治具の概略構成図である。 実施の形態1の変形例3に係る半導体検査治具のスライド治具の概略構成図である。 実施の形態1の変形例4に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態2に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態2の変形例に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態3に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態3の変形例1に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態3の変形例2に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態4に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態5に係る半導体検査治具の概略構成図である。 実施の形態5の変形例に係る半導体検査治具の概略構成図である。 前提技術に係る半導体検査治具の概略構成図である。
<前提技術>
最初に、前提技術に係る半導体検査治具について説明する。図14は、前提技術に係る半導体検査治具の概略構成図である。
図14に示すように、前提技術に係る半導体検査治具は、パッケージ毎に対応した上治具41と、被検査素子である半導体素子20をセットするための下治具42とを備えている。上治具41および下治具42はプレス機43の内部に配置され、プレス機43の上昇および下降機能によって半導体素子20と測定器40とを接続させて検査を行っている。
この場合、プレス機43を上昇および下降させる機構が必要となり、プレス機43の稼働域も確保する必要があるため、検査スペースが大きくなるという問題があった。そのため、検査スペースに制限がある場合または、安全性および測定精度向上を目的に測定器全体をシールド板等で遮蔽する必要がある場合は、プレス機43を設置することが困難であった。
<実施の形態1>
次に、本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体検査治具の概略構成図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る半導体検査治具は、スライド受け治具1と、スライド治具10とを備えている。
スライド治具10は、スライド治具本体部10aと、電極14(第1電極)とを備えている。スライド治具本体部10aは、被検査素子である半導体素子20を収容する部材であり、200℃以上の耐熱性を有する樹脂(例えばポリカーボネート)で構成されている。スライド治具本体部10aは、半導体素子20の上面に対向する上部11と、半導体素子20が載置される底部12と、半導体素子20の側面に対向する側部13とを備えている。半導体素子20の上面に電極端子21が配置されている。上部11の下面における電極端子21に対応する位置に、下側に突出するピン11aが配置され、スライド治具本体部10aに半導体素子20を収容した状態でピン11aの先端が電極端子21に当接する。電極14は、側部13の外面に配置され、スライド治具本体部10aに半導体素子20を収容した状態で電極端子21と電気的に接続されている。
スライド受け治具1は、スライド受け治具本体部1aと、プローブピン4(第1プローブピン)とを備えている。スライド受け治具本体部1aは、200℃以上の耐熱性を有する樹脂(例えばポリカーボネート)で構成され、スライド治具10を滑動可能な傾斜面2aを有する土台2と、傾斜面2aのうち滑動方向の上流側端部を除く部分を囲う壁部3とを備えている。プローブピン4は、壁部3における滑動方向の下流側端部の内面から上流側に突出するように配置されている。上記では、スライド治具10の電極14は、側部13の外面に配置されていると説明したが、より具体的には、側部13における滑動方向の下流側に対応する位置に配置されている。そのため、プローブピン4は、スライド治具10の滑動に応じて電極14に接触し、スライド受け治具1に接続された測定器40で半導体素子20の電気特性検査を行うことが可能となる。
以上のように、実施の形態1に係る半導体検査治具は、側部13と底部12とを含みかつ半導体素子20を収容するスライド治具本体部10aと、半導体素子20の電極端子21と電気的に接続されかつ側部13の外面に配置される電極14とを有するスライド治具10と、底部12を介してスライド治具10を滑動可能な傾斜面2aを含むスライド受け治具本体部1aと、滑動方向の下流側に配置されかつ滑動に応じて電極14と接触し半導体素子20の電気特性検査を行うプローブピン4とを有するスライド受け治具1とを備える。
したがって、半導体素子20を収容したスライド治具10は、底部12を介してスライド受け治具1の傾斜面2aに沿って下流側へ滑動することで、電極14がプローブピン4に接触し半導体素子20の電気特性検査が行われる。このように、プレス機43(図14参照)を使用した場合のような大型の装置を必要としないため、小さな検査スペースで電気特性検査を行うことができる。具体的には、プレス機43を使用した場合と比較して、電気特性検査に関する装置の設置体積を50%以下に削減することができる。このように装置を小型化することで装置の運搬容易性も向上する。
また、電極14は、スライド治具本体部10aの側部13の外面に配置されるため、電極14の摩耗を抑制することができる。これにより、スライド治具10の損傷、コンタクト不良および測定値の変動などを抑制できるため、精度の高い電気特性検査を行うことができる。よって、被検査素子である半導体素子20の歩留りを向上させることができる。
また、実施の形態1に係る半導体検査治具は、プレス機43のような可動部を有していないため、安全性にも優れ、エリアセンサなどの安全機構を設置する必要がなくなるとともに、電気特性検査にかかるエネルギー消費量の削減を図ることができる。
スライド受け治具本体部1aおよびスライド治具本体部10aは、200℃の耐熱性を有する樹脂で構成されるため、高温条件下での検査が要求される高温エージング検査およびSiC素子特有の高温試験に対応が可能となる。
次に、実施の形態1の変形例について説明する。半導体素子20が小さくその重量が軽い場合は、スライド治具10が滑動しにくくなることから、次に示す構造を採用することで滑動を促進させることができる。図2は、実施の形態1の変形例1に係る半導体検査治具のスライド治具10の概略構成図であり、図3は、実施の形態1の変形例2に係る半導体検査治具のスライド治具10の概略構成図であり、図4は、実施の形態1の変形例3に係る半導体検査治具のスライド治具10の概略構成図であり、図5は、実施の形態1の変形例4に係る半導体検査治具の概略構成図である。
図2に示すように、スライド治具10は、上部11の上面に滑動を促進するための重り15を備えていてもよい。これにより、スライド治具10の重量を重くすることで、スライド治具10の滑動を促進し、プローブピン4を電極14に接触させることができる。なお、重り15は半導体素子20の重量に応じた重量のものが取り付けられる。
また、図3に示すように、スライド治具本体部10aの一部は樹脂で構成され、残部12a(例えば底部12の一部)は樹脂よりも比重の大きな材料で構成されていてもよい。この場合、スライド治具10の重量を重くすることで、スライド治具10の滑動を促進し、プローブピン4を電極14に接触させることができる。
また、図4に示すように、スライド治具10は、底部12に配置されるボールキャスター16(キャスター)を例えば4つ備えていてもよい。この場合、スライド治具10の滑動を促進し、プローブピン4を電極14に接触させることができる。
さらに、図5に示すように、スライド受け治具1における傾斜面2aの傾斜角は、半導体素子20の重量に応じて変更されてもよい。より具体的には、種々の傾斜角の傾斜面2aを有するスライド受け治具1を予め用意しておき、半導体素子20の重量に応じてスライド受け治具1を変更する。例えば、半導体素子20が小さくその重量が軽い場合は、スライド治具10の滑動を促進するために傾斜面2aの傾斜角を大きくする。この場合、スライド治具10の滑動を促進し、プローブピン4を電極14に接触させることができる。また、半導体素子20が大きくその重量が重い場合は、スライド治具10の滑動速度を低下させるために傾斜面2aの傾斜角を小さくする。この場合、スライド受け治具1とスライド治具10との接触時に、スライド治具10の跳ね返りによる位置ずれを防止できる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る半導体検査治具について説明する。図6は、実施の形態2に係る半導体検査治具の概略構成図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2では、図6に示すように、スライド治具10の横ずれを防止するために、スライド治具10は、底部12に配置されるボールキャスター16を例えば4つ備えている。また、スライド受け治具1は、傾斜面2aに配置されかつボールキャスター16をガイドするスライドレール5を例えば2つ備えている。スライドレール5は、傾斜面2aの上流側端部から下流側端部に渡って配置されている。
以上のように、実施の形態2に係る半導体検査治具では、スライド受け治具1は、傾斜面2aに配置されかつボールキャスター16をガイドするスライドレール5をさらに備えるため、スライド治具10の横ずれを防止するとともに、スライド治具10の滑動を促進し、プローブピン4を電極14に接触させることができる。
次に、実施の形態2の変形例について説明する。図7は、実施の形態2の変形例に係る半導体検査治具の概略構成図である。
図7に示すように、スライド受け治具1は、スライド治具本体部10aをガイドするガイドレール6を備えていてもよい。より具体的には、スライド治具本体部10aは、側部13における滑動方向に延びる部分の外面から外側に突出する突出部17を備えている。また、スライド受け治具1は、壁部3における滑動方向に延びる部分に傾斜面2aの上流側端部から下流側端部に渡って配置されるガイドレール6を備え、ガイドレール6は、突出部17をガイドすることでスライド治具本体部10aをガイドする。この場合、スライド治具10の横ずれを防止するとともに、スライド治具10の滑動を促進し、プローブピン4を電極14に接触させることができる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係る半導体検査治具について説明する。図8は、実施の形態3に係る半導体検査治具の概略構成図であり、図9は、実施の形態3の変形例1に係る半導体検査治具の概略構成図である。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態3では、スライド受け治具1とスライド治具10との接触時に、スライド治具10の跳ね返りによる位置ずれを防止するために、スライド受け治具本体部1aとスライド治具本体部10aの側部13との接触部に、弾性力を有する緩衝材が配置されている。
図8に示すように、スライド受け治具1は、壁部3における側部13との接触部、より具体的には、壁部3における電極14の周辺部に対応する位置に配置される緩衝材7を備えている。緩衝材7は、スライド受け治具本体部1aおよびスライド治具本体部10aを構成する材料である樹脂よりも軟らかい材料で構成されている。
また、図9に示すように、スライド治具10は、側部13における壁部3との接触部、より具体的には、側部13におけるプローブピン4の周辺部に配置される緩衝材18を備えていてもよい。緩衝材18は、スライド受け治具本体部1aおよびスライド治具本体部10aを構成する材料である樹脂よりも軟らかい材料で構成されている。
以上のように、実施の形態3とその変形例1に係る半導体検査治具では、スライド受け治具本体部1aとスライド治具本体部10aの側部13との接触部に、弾性力を有する緩衝材7,18が配置されるため、スライド受け治具1とスライド治具10との接触時に、スライド治具10の跳ね返りによる位置ずれを防止できる。
緩衝材7,18は、スライド受け治具本体部1aおよびスライド治具本体部10aを構成する材料よりも軟らかい材料で構成されるため、スライド受け治具本体部1aとスライド治具本体部10aの側部13との接触部が摩耗したりプローブピン4および電極14が破損したりすることを防止できる。
また、図10に示すように、スライド受け治具1は、傾斜面2aにおける滑動方向の上流側端部に配置される跳ね返り防止用のストッパー19を備えていてもよい。図10は、実施の形態3の変形例2に係る半導体検査治具の概略構成図である。ストッパー19は、スライド治具10が滑動方向の上流側に位置する状態で、スライド治具本体部10aの底部12における滑動方向の上流側部分に当接可能に配置されている。この場合、スライド受け治具1とスライド治具10との接触時に、ストッパー19によってスライド治具10の跳ね返りを防止することで、スライド治具10の跳ね返りによる位置ずれを防止できる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4に係る半導体検査治具について説明する。図11は、実施の形態4に係る半導体検査治具の概略構成図である。なお、実施の形態4において、実施の形態1から3で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態4では、図11に示すように、スライド受け治具1は、スライド治具本体部10aの側部13との接触部に配置される電磁石8をさらに備え、スライド治具10は、電極14の周辺部に配置される金属面13aをさらに備えている。
電磁石8は、壁部3における滑動方向の下流側端部の内面に配置されたプローブピン4の周囲を囲む領域(周辺部)に配置されている。金属面13aは、側部13における電磁石8に対応する位置、すなわち、側部13における滑動方向の下流側に対応する位置に配置された電極14の周囲を囲む領域(周辺部)に配置されている。電磁石8の電源オンとオフとを測定器40(図1参照)における測定中と待機中とにそれぞれ連動させる。これにより、測定中は電磁石8の電源がオンされ、電磁石8の磁力によって金属面13aが電磁石8に吸着されることでプローブピン4が電極14に接触する。待機中は電磁石8の電源がオフされ、金属面13aの電磁石8への吸着が解除されることでプローブピン4から電極14を離間させることが可能となる。
以上のように、実施の形態4に係る半導体検査治具では、スライド受け治具1は、スライド治具本体部10aの側部13との接触部に配置される電磁石8をさらに備え、スライド治具10は、電極14の周辺部に配置される金属面13aをさらに備える。したがって、電磁石8の電源がオンされ電磁石8の磁力を利用することで、確実にプローブピン4を電極14に接触させることができる。
<実施の形態5>
次に、実施の形態5に係る半導体検査治具について説明する。図12は、実施の形態5に係る半導体検査治具の概略構成図である。なお、実施の形態5において、実施の形態1から4で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態5では、半導体検査治具はコンタクト不良を検出するための構造を備えている。図12に示すように、スライド治具10は、電極14の周辺部に配置される電極32(第2電極)をさらに備え、スライド受け治具1は、電極32と接触してコンタクト不良を検出するプラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31をさらに備えている。ここで、プラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31が第2プローブピンに相当する。なお、図12では図面を見やすくするために、電極14およびプローブピン4の図示を省略している。
プラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31は、コンタクトチェック用のプローブピンであり、壁部3における滑動方向の下流側端部の内面に配置されたプローブピン4の周辺部に配置されている。電極32は、側部13におけるプラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31に対応する位置、すなわち、側部13における滑動方向の下流側に対応する位置に配置された電極14の周辺部に配置されている。検査を開始する前にプラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31に電流を流すことで、プラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31と電極32とのコンタクト不良、ひいてはプローブピン4と電極14とのコンタクト不良を検出することができる。
また、図13に示すように、上記の構造に代えて、スライド受け治具1は、コンタクト不良を検出する近接センサ33を備えていてもよい。図13は、実施の形態5の変形例に係る半導体検査治具の概略構成図である。近接センサ33は、壁部3における滑動方向の下流側端部の内面に配置されたプローブピン4の周辺部に配置されている。検査を開始する前に、近接センサ33によってプローブピン4と電極14とのコンタクト不良を検出することができる。
実施の形態5に係る半導体検査治具では、スライド治具10は、電極14の周辺部に配置される電極32をさらに備え、スライド受け治具1は、電極32と接触してコンタクト不良を検出するプラス電極プローブピン30およびマイナス電極プローブピン31をさらに備えている。また、実施の形態5の変形例に係る半導体検査治具では、スライド受け治具1は、コンタクト不良を検出する近接センサ33を備えている。したがって、プローブピン4と電極14とのコンタクト不良による検査漏れを防止できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 スライド受け治具、1a スライド受け治具本体部、2a 傾斜面、4 プローブピン、5 スライドレール、6 ガイドレール、7 緩衝材、8 電磁石、10 スライド治具、10a スライド治具本体部、12 底部、13 側部、13a 金属面、14 電極、15 重り、16 ボールキャスター、18 緩衝材、19 ストッパー、20 半導体素子、21 電極端子、30 プラス電極プローブピン、31 マイナス電極プローブピン、32 電極、33 近接センサ。

Claims (14)

  1. 側部と底部とを含みかつ被検査素子を収容するスライド治具本体部と、前記被検査素子の電極端子と電気的に接続されかつ前記側部の外面に配置される第1電極とを有するスライド治具と、
    前記底部を介して前記スライド治具を滑動可能な傾斜面を含むスライド受け治具本体部と、滑動方向の下流側に配置されかつ滑動に応じて前記第1電極と接触し前記被検査素子の電気特性検査を行う第1プローブピンとを有するスライド受け治具と、
    を備える、半導体検査治具。
  2. 前記スライド治具は、滑動を促進するための重りをさらに備える、請求項1記載の半導体検査治具。
  3. 前記スライド治具本体部の一部は樹脂で構成され、
    前記スライド治具本体部の残部は樹脂よりも比重の大きな材料で構成される、請求項1記載の半導体検査治具。
  4. 前記スライド治具は、前記底部に配置されるキャスターをさらに備える、請求項1記載の半導体検査治具。
  5. 前記スライド受け治具は、前記斜面に配置されかつ前記キャスターをガイドするスライドレールをさらに備える、請求項4記載の半導体検査治具。
  6. 前記スライド受け治具は、前記スライド治具本体部をガイドするガイドレールをさらに備える、請求項1記載の半導体検査治具。
  7. 前記スライド受け治具本体部と前記スライド治具本体部の前記側部との接触部に、弾性力を有する緩衝材が配置される、請求項1記載の半導体検査治具。
  8. 前記緩衝材は、前記スライド受け治具本体部および前記スライド治具本体部を構成する材料よりも軟らかい材料で構成される、請求項7記載の半導体検査治具。
  9. 前記スライド受け治具は、前記斜面における前記滑動方向の上流側端部に配置される跳ね返り防止用のストッパーをさらに備える、請求項1記載の半導体検査治具。
  10. 前記スライド受け治具における前記斜面の傾斜角は、前記被検査素子の重量に応じて変更される、請求項1記載の半導体検査治具。
  11. 前記スライド受け治具は、前記スライド治具本体部の前記側部との接触部に配置される電磁石をさらに備え、
    前記スライド治具は、前記側部の前記電磁石に対応する位置に配置される金属面をさらに備え
    前記金属面は前記電磁石に吸着される、請求項1記載の半導体検査治具。
  12. 前記スライド治具は、前記第1電極の周辺部に配置される第2電極をさらに備え、
    前記スライド受け治具は、前記第2電極と接触してコンタクト不良を検出する第2プローブピンをさらに備える、請求項1記載の半導体検査治具。
  13. 前記スライド受け治具は、コンタクト不良を検出する近接センサをさらに備える、請求項1記載の半導体検査治具。
  14. 前記スライド受け治具本体部および前記スライド治具本体部は、200℃の耐熱性を有する樹脂で構成される、請求項1記載の半導体検査治具。
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