JP6354849B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP6354849B2
JP6354849B2 JP2016553966A JP2016553966A JP6354849B2 JP 6354849 B2 JP6354849 B2 JP 6354849B2 JP 2016553966 A JP2016553966 A JP 2016553966A JP 2016553966 A JP2016553966 A JP 2016553966A JP 6354849 B2 JP6354849 B2 JP 6354849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
software
observation data
waveform
waveform software
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016553966A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016059783A1 (ja
Inventor
竹内 崇
崇 竹内
渡辺 英樹
英樹 渡辺
篤史 本田
篤史 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2016059783A1 publication Critical patent/JPWO2016059783A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6354849B2 publication Critical patent/JP6354849B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
    • H04W8/24Transfer of terminal data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
    • H04W8/24Transfer of terminal data
    • H04W8/245Transfer of terminal data from a network towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信方法、サーバ装置、および、プログラムに関し、特に、ソフトウェアによりネットワークを切り替える無線通信システム、無線通信方法、サーバ装置、および、プログラムに関する。
ソフトウェアにより、接続先となる無線ネットワークを切り替える技術の1つとして、ソフトウェア無線技術(Software Defined Radio)という技術がある。以下、ソフトウェア無線技術をソフトウェア無線、ソフトウェア無線を活用した無線機をソフトウェア無線機と記載する。
ソフトウェア無線は、無線機で動作するソフトウェアを変更するだけで、その無線機を、さまざまな無線通信方式に対応させる技術であり、ハードウェアを変更することなく、1台の無線機で、さまざまな無線ネットワークへ接続できるという効果がある。以下、このソフトウェア無線機で動作し、無線通信方式を定義したソフトウェアを波形ソフトと記載する。ソフトウェア無線機は、波形ソフトに記載された内容に従って、どの無線通信方式に対応するかが決定される。
ソフトウェア無線を応用して無線通信方式を切り替える、すなわち、無線ネットワークを切り替えるシステムの例が、以下の特許文献に開示されている。
特許文献1に記載のシステムは、異なる通信方式の通信エリア間におけるハンドオーバ(切り替え)において、第1の通信方式に対応した基地局無線機は、当該基地局無線機から受信した信号の無線品質を示す信号を移動局無線機から受信し、この受信した無線品質の信号の第1の条件に従って、当該移動局無線機に第2の通信方式の波形ソフトをダウンロードする。そして、第1の通信方式に対応した基地局無線機は、上記無線品質の第2の条件に従って、第2の通信方式に対応した基地局無線機へ当該移動局無線機をハンドオーバさせる。
特許文献2に記載の無線通信端末は、ソフトウェア無線によって複数の無線通信方式を切り替え可能な無線通信端末が、各々の無線通信方式毎に、搬送波対干渉波及び雑音電力比(Carrier Interference and Noise power Ratio:CINR)、受信信号強度(Received Signal Strength Indicator:RSSI)、無線装置の消費電力などの状態を監視し、監視結果と通信で要求されるQoS(Quality of Service:サービス品質)とに基づいて、複数の無線通信方式の優先順位を決定する。この優先順位に従って、利用する無線通信方式、すなわち使用する波形ソフトが変更される。
特許文献3に記載の通信システムは、複数のソフトウェア無線機と波形アプリを保存した更新サーバとで構成される無線通信システムにおいて、各々のソフトウェア無線機は、自身のハードウェア・スペックを示したプロファイルを基に、更新サーバからダウンロードされた波形ソフトウェアのコンポーネントの中から実行可能なコンポーネントを選択して、実行する。
特許文献4に記載のソフトウェア無線端末は、リコンフィギュラブル無線回路を使用して特定の通信方式に変更を行う場合、上記リコンフィギュラブル無線回路の温度値を状態情報として算出し、上記特定の通信方式の識別情報と自端末の識別情報と上記状態情報とを設定パラメータ検出条件として端末管理装置に送信し、端末管理装置から上記設定パラメータ検出条件に合致する設定パラメータを受信して各回路に設定し、通信方式の切り替え、すなわち使用する波形ソフトの変更を行う。
特許文献5に記載のマルチリンク通信装置は、基地局情報、サービスの要求条件及び端末情報に基づいて、利用可能な無線通信システム及び無線リンク数を決定し、基地局を介してマルチリンク端末とマルチリンク通信を行う。
特開2011−234289号公報 特開2010−278973号公報 特許第5032930号公報 特開2008−236342号公報 特開2008−245031号公報
ソフトウェアにより通信方式を切り替える上記特許文献1〜5に係る無線通信システムは、何れも、通信相手の状態を考慮せずに使用する波形ソフトを決定している。
即ち、特許文献1に記載のシステムでは、第1の基地局装置は、移動局無線機のハンドオーバ後の通信相手である第2の基地局装置のカバーエリアにおける電波環境などの状態を考慮せずに、移動局無線機に第2通信方式に従う波形ソフトを送信している。
また特許文献2に記載の端末では、無線通信端末が、自端末周辺の電波環境を測定し、無線通信方式の優先順位を決定することで、無線通信方式、すなわち波形ソフトを切り替えており、相手方となる無線機の電波環境が考慮されていない。
また特許文献3に記載の通信システムでは、各ソフトウェア無線機は自身のハードウェア・スペックに基づいて波形ソフトのコンポーネントを選択しており、通信相手となる他のソフトウェア無線機のハードウェア・スペック等の状態が考慮されていない。
また特許文献4に記載のソフトウェア無線機では、自端末の温度に基づいて、ソフトウェア無線機の各回路にパラメータを設定して通信方式、すなわち波形ソフトを変更しており、通信相手となる他のソフトウェア無線機の温度等の状態が考慮されていない。
また特許文献5に記載のマルチリンク通信装置では、マルチリンク通信装置とマルチリンク端末との間の基地局情報、サービスの要求条件及び端末情報に基づいて、利用可能な無線通信システム及び無線リンク数を決定しており、他のマルチリンク端末との通信について考慮されていない。
このように通信相手の状態を考慮せずに使用する波形ソフトを決定すると、通信相手の状態如何では通信が正しく行われない可能性がある。
[発明の目的]
本発明の目的は、上述した課題、すなわち、通信相手の状態を考慮せずに使用する波形ソフトを決定すると、通信相手との通信に失敗する可能性がある、という課題を解決する無線通信システムを提供することにある。
本発明の例示態様による無線通信システムは、
複数の無線機とサーバ装置とから構成される無線通信システムであって、
各々の前記無線機は、
自身に関して動的に変化する状態を観測する観測手段と、
前記観測された状態を表すデータである観測データを前記サーバ装置に送信する観測データ送信手段と、
前記サーバ装置から送信された波形ソフトを受信する波形ソフト受信手段と、
前記受信した前記波形ソフトによって制御されるソフトウェア無線通信手段と
を有し、
前記サーバ装置は、
前記無線機から送信された前記観測データを受信する観測データ受信手段と、
複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する前記波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
を有する。
また本発明の他の例示態様による無線通信方法は、
複数の無線機とサーバ装置とから構成される無線通信システムが実行する無線通信方法であって、
各々の前記無線機が、自身に関して動的に変化する状態を観測し、該観測された状態を表すデータである観測データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記無線機から送信された前記観測データを受信し、複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定し、該決定した前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信し、
前記各々の前記無線機が、前記サーバ装置から送信された前記波形ソフトを受信し、該受信した前記波形ソフトによって自身のソフトウェア無線通信手段を制御する。
また本発明のさらに他の例示態様によるサーバ装置は、
複数の無線機に接続されるサーバ装置であって、
前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
を有する。
また本発明のさらに他の例示態様によるプログラムは、
複数の無線機に接続されるコンピュータを、
前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
して機能させるプログラムである。
本発明の上記例示態様によれば、このような構成を有することにより、複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトをこれら複数の無線機の状態を考慮して決定することが可能になり、複数の無線機どうしの通信を支障なく実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムのブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア無線機とサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの全体の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア無線機の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るサーバの動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るソフトウェア無線機とサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るソフトウェア無線機とサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの全体の動作説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るソフトウェア無線機の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係るソフトウェア無線機とサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの全体の動作説明図である。 本発明の第4の実施形態に係るサーバの動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係るソフトウェア無線機とサーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムのブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係るソフトウェア無線機61で観測されるデータの具体例を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係るソフトウェア無線機62で観測されるデータの具体例を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係るサーバの波形ソフト決定部が有するライブラリの例を示す図である。 本発明の第7の実施形態に係るサーバの波形ソフト決定部が有するライブラリの例を示す図である。 本発明の第8の実施形態に係るサーバが有するサービス種別と伝送速度との対応を表すテーブルの例を示す図である。 本発明の第8の実施形態に係るサーバの波形ソフト決定部が有するライブラリの例を示す図である。 本発明の第9の実施形態に係るソフトウェア無線機61で観測されるデータの具体例を示す図である。 本発明の第9の実施形態に係るソフトウェア無線機62で観測されるデータの具体例を示す図である。 本発明の第9の実施形態に係るサーバの波形ソフト決定部が有するライブラリの例を示す図である。 本発明の第10の実施形態に係るソフトウェア無線機とサーバの構成例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態の無線通信システムの例を示すブロック図である。本実施形態の無線通信システムは、2台以上のソフトウェア無線機11〜1nと、サーバ装置2(以下、単にサーバと記載する)と、ネットワーク3とから構成される。
ソフトウェア無線機11〜1nは、ソフトウェア無線機であり、とくに説明がない限り、同様の構成を持つことから、ソフトウェア無線機1と記載する。ソフトウェア無線機1は、サーバ2に対して、観測データを送信し、波形ソフトを受信するため、ネットワーク3に常時接続されることが好ましい。
図2は、本発明の第1の実施形態の無線通信システムと各装置の構成を概念的に示した図である。説明の便宜上、当該無線通信システムに所属するソフトウェア無線機1は、11、12の2台とし、ネットワーク3は、ソフトウェア無線機11、12とサーバ2とを接続するネットワーク31と、ソフトウェア無線機1間を接続するネットワーク32とで構成されるものとする。なお、図中の矢印の向きは、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。他のブロック図についても同様である。
ソフトウェア無線機1は、観測部101、観測データ送信部102、波形ソフト受信部103、ソフトウェア無線通信部104を備える。
観測部101は、例えば、当該無線機の周辺の電波環境や当該無線機が提供するサービス、当該無線機のリソースなどの当該無線機に関して動的に変化する状態を観測する。観測された状態を示すデータを観測データと記載する。
観測データ送信部102は、観測データをサーバ2に送信する。
波形ソフト受信部103は、サーバ2から波形ソフトを受信する。
ソフトウェア無線通信部104は、波形ソフト受信部103が受信した波形ソフトを動作させる。
サーバ2は、観測データ受信部201、波形ソフト決定部202、波形ソフト送信部203を備える。
観測データ受信部201は、ソフトウェア無線機11、12から観測データを受信する。
波形ソフト決定部202は、ソフトウェア無線機11、12から取得した観測データを基に、ソフトウェア無線機11、12間でネットワーク32を構築できるように、即ちソフトウェア無線機11、12間で通信が行えるように、ソフトウェア無線機11、12間の通信に使用する波形ソフトを決定する。波形ソフト決定部202は、上記決定では、例えば、無線通信方式、周波数、出力電力などの無線通信に必要なパラメータを決定してよい。また波形ソフト決定部202は、決定したパラメータを基に、ソフトウェア無線機11、12間で通信するために必要な帯域を確保しつつ、もっとも占有する帯域が狭く、また、より送信電力が少ない波形ソフトを選択、もしくは、生成し、決定してよい。波形ソフト決定部202の具体例は、後述する。
波形ソフト送信部203は、波形ソフト決定部202で決定された波形ソフトをソフトウェア無線機11、12に送信する。
ネットワーク31は、ソフトウェア無線機11、12、サーバ2を接続するネットワークであり、無線であっても有線であってもよい。
ネットワーク32は、ソフトウェア無線機1間を接続する無線ネットワークである。
[動作の説明]
図3は、本発明の第1の実施形態の無線通信システムの全体の動作を、図4は、ソフトウェア無線機1の動作を、図5は、サーバ2の動作を、それぞれ示す説明図である。
ソフトウェア無線機1に関して説明すると、先ずステップS101で、ソフトウェア無線機11、12の観測部101が自無線機の状態を観測する。第1の実施形態では、各ソフトウェア無線機が自動的に上記観測を行う。観測するタイミングは、例えば、通信が途切れた時、利用者の操作などにより、他のソフトウェアから要求があった時、定期的に、などでよい。
次にステップS102で、観測データを観測データ送信部102が、サーバ2に対して送信する。
次にステップS103で、ソフトウェア無線機11、12の波形ソフト受信部103が波形ソフトを受信した場合、ステップS104で、ソフトウェア無線通信部104が波形ソフトをロードし、各ソフトウェア無線機11、12が通信を開始する。
サーバ2に関して説明すると、先ずステップS105で、サーバ2の観測データ受信部201が各ソフトウェア無線機1の観測データを受信した場合、ステップS106で、波形ソフト決定部202が、各ソフトウェア無線機1の観測データを基に、波形ソフトを選択、もしくは、生成し、波形ソフトを決定する。
次にステップS107で、波形ソフトを波形ソフト送信部203が、ソフトウェア無線機1に対して送信する。
このような構成と動作により、ソフトウェア無線機11、12の動的に変化する状態に応じて、波形ソフトを決定し、ソフトウェア無線機11、12間で通信するため、ソフトウェア無線機11、12間にネットワーク32を構築して通信を支障なく実施することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、ソフトウェア無線機1の観測部101が観測するタイミングをサーバ2から制御する実施形態である。
図6は、本発明の第2の実施形態の無線通信システムの例を示すブロック図である。無線通信システムの装置の配置は、第1の実施形態と同様である。但し、ソフトウェア無線機1に観測データ取得要求受信部105と、観測部101を制御する観測制御部106とが加わり、サーバ2に観測データ取得要求送信部204が加わる。
観測データ取得要求受信部105は、サーバ2から送信された観測データ取得要求を受信する。
観測制御部106は、観測データ取得要求受信部105で受信された観測データ取得要求に従い、観測部101に対してソフトウェア無線機1の状態を観測するように要求する。観測部101は、この要求を受信すると、ソフトウェア無線機1の状態を観測する。なお、観測部101は、観測制御部106から要求がないときでも、第1の実施形態と同様に自動的に観測を行うように構成されていてもよい。
観測データ取得要求送信部204は、波形ソフト決定部202からの要求に応じて、ソフトウェア無線機12に対して観測データ取得要求を送信する。波形ソフト決定部202が観測データ取得要求送信部204に要求を出すタイミングは任意である。例えば波形ソフト決定部202は、ソフトウェア無線機11からサーバ2に対して観測データが送信され、ソフトウェア無線機11からサーバ2に対してソフトウェア無線機12との通信が要求された時に、ソフトウェア無線機12に対して観測データ取得要求を送信する。
なお、観測データ取得要求の送信先は、本実施形態では、ソフトウェア無線機12のみであるが、他にもソフトウェア無線機1がネットワーク31に接続される場合、その他のソフトウェア無線機1に対して送信されてもよい。
上記以外の第2の実施形態の動作は、第1の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
このような構成と動作により、サーバ2は、必要に応じて観測データを収集できるため、ネットワーク32をリアルタイムで構築できる、もしくは、ネットワーク31を流れる観測データのトラフィックを抑制できる。
[第3の実施形態]
図7は、本発明の第3の実施形態の無線通信システムの例を示すブロック図である。第3の実施形態は、ソフトウェア無線機1のサーバ2との通信インターフェースをソフトウェア無線通信部104で実現することで、ネットワーク32にネットワーク31の役割を持たせる実施形態である。すなわち、第1の実施形態に関し、観測データ送信部102、波形ソフト受信部103の役割を、ソフトウェア無線通信部104が担っている。さらに、第2の実施形態に関し、観測データ取得要求受信部105の役割を、ソフトウェア無線通信部104が担っている。
これを実現するため、時間ごとにソフトウェア無線通信部104の役割を変更できるように、ソフトウェア無線機1に無線制御部107が追加されている。さらに、ソフトウェア無線通信部104がサーバ2と通信している間は、サーバ2から送信された波形ソフトをソフトウェア無線通信部104にロードできないため、送信された波形ソフトを一時的に記憶するメモリ108がソフトウェア無線機1に追加されている。さらに、随時、ソフトウェア無線機1がサーバ2に接続できるように、観測データ送信部102、波形ソフト受信部103、観測データ取得要求受信部105の無線通信方式を記述した波形ソフトを記憶する観測データ取得要求受信用波形記憶部1095、観測データ送信用波形記憶部1092、波形ソフト受信用波形記憶部1093が追加されている。
図7では、第2の実施形態のソフトウェア無線機1に対する構成変更を示しているが、第1の実施形態に対しても同様の構成変更が可能であることは明らかである。
図8は、本発明の第3の実施形態の無線通信システムの全体の動作を、図9は、ソフトウェア無線機1の動作を、それぞれ示す説明図である。サーバ2の動作は、第2の実施形態と同様であるため、省略する。
ソフトウェア無線機1に関して説明すると、ステップS301で、ソフトウェア無線機1の無線制御部107は、観測データ取得要求受信用波形ソフトを記憶部1095からソフトウェア無線通信部104にロードし、観測データ取得要求を受信できるようにする。
次にステップS302で、観測制御部106は、観測データ取得要求を受信した、もしくは、ソフトウェア無線機1で観測データを取得する要求が発生した場合、ステップS303で、観測部101に自無線機の状態を観測させる。また、無線制御部107は、観測データ送信用波形ソフトを記憶部1092からソフトウェア無線通信部104にロードする。この自無線機状態の観測と観測データ送信用波形ソフトのロードは、ほぼ同時に行われてもよい。
次にステップS304で、ソフトウェア無線部104が観測データをサーバに送信する。
次にステップS305で、ソフトウェア無線機1の無線制御部107は、波形ソフト受信用波形ソフトを波形ソフト受信用波形記憶部1093からソフトウェア無線通信部104にロードする。
次にステップS306で、サーバから波形ソフトを受信した場合、ステップS307で、ソフトウェア無線機1のソフトウェア無線通信部104は、サーバ2から送信された波形ソフトを受信し、メモリ108に保存する。
次にステップS308で、無線制御部107は、メモリ108に保存された波形ソフトをソフトウェア無線通信部104にロードする。
上記した以外の動作は、第2の実施形態の動作と同じである。
このような構成と動作により、ソフトウェア無線機1の各種通信インターフェースをソフトウェア無線通信部104に集約することで、ソフトウェア無線機1の無線通信に係るハードウェアおよびネットワークの数を削減できる。
[第4の実施形態]
図10は、本発明の第4の実施形態の無線通信システムの例を示すブロック図である。
第4の実施形態は、第3の実施形態におけるサーバ2の観測データ受信部201、波形ソフト送信部203、観測データ取得要求送信部204の役割を、ソフトウェア無線通信部206が担っている。なお、本実施形態は、第3の実施形態のソフトウェア無線機1に対する構成変更を示しているが、第1、第2の実施形態に対しても同様の構成変更が可能であることは明らかである。また、観測データ受信部201、波形ソフト送信部203、観測データ取得要求送信部204の役割をソフトウェア無線通信部206が担うためには、ソフトウェア無線通信部206の無線通信方式を時間的に変化させる必要がある。そのため、本実施形態のサーバ2の構成には、無線制御部207が追加され、また、観測データ受信部201、波形ソフト送信部203、観測データ取得要求送信部204の無線通信方式を記述した波形ソフトを記憶する観測データ受信用波形記憶部2081、波形ソフト送信用波形記憶部2084、観測データ取得要求送信用波形記憶部2085が追加されている。
図11は、本発明の第4の実施形態の通信システムの例の全体の動作を、図12は、サーバ2の動作を、それぞれ示す説明図である。ソフトウェア無線機1の動作は、第3の実施形態と同様であるため、省略する。
サーバ2に関して説明すると、まずステップS401で、無線制御部207は、観測データ受信用波形ソフトを観測データ受信用波形記憶部2081からソフトウェア無線通信部206にロードし、ソフトウェア無線機1からの観測データを受信できるようにする。
次にステップS402で、ソフトウェア無線通信部206は、ソフトウェア無線機1から観測データを受信した場合、ステップS403で、観測データ取得要求送信用波形ソフトを観測データ取得要求送信用波形記憶部2085からソフトウェア無線通信部206にロードする。
次にステップS404で、ソフトウェア無線通信部206は、ソフトウェア無線機12に対して観測データ取得要求を送信する。
次にステップS405で、再び、観測データを受信できるように、無線制御部207は、観測データ受信用波形ソフトを観測データ受信用波形記憶部2081からソフトウェア無線通信部206にロードする。
次にステップS406で、ソフトウェア無線通信部206は、他のソフトウェア無線機1からの観測データを受信する。
次にステップS407で、第1の実施形態のステップS106に該当する処理を実行し、波形ソフトを決定する。
次にステップS408で、通信制御部207は、波形ソフトウェア送信用波形ソフトを波形ソフト送信用波形記憶部2084からソフトウェア無線通信部206にロードする。
次にステップS409で、ソフトウェア無線通信部206は、波形ソフト決定部202で決定された波形ソフトをソフトウェア無線機1に送信する。
このような構成と動作により、サーバ2の各種通信インターフェースをソフトウェア無線通信部206に集約することで、サーバ2の無線通信に係るハードウェアを削減できる。
さらに、サーバ2は、波形ソフトを送信した後、この送信した波形ソフトをソフトウェア無線通信部206で動作させることで、引き続き、ソフトウェア無線機1と通信できる。これにより、サーバ2を基地局としても動作させられることになるため、本実施形態を、端末間通信のみならず、基地局と端末間通信にも応用できる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態は、第4の実施形態において、ネットワーク32に対する通信インターフェースに、第1の実施形態に記載のソフトウェア無線機1を活用した実施形態である。
図13は、本発明の第5の実施形態の無線通信システムの例を示すブロック図である。
ソフトウェア無線機11、13は、第3の実施形態と同様であり、ソフトウェア無線機12は、第1の実施形態と同様である。ただし、ソフトウェア無線機12とサーバ2は、無線で接続される必要はなく、また、近距離の通信となるため、観測データ送信部102と観測データ受信部201との間、波形ソフト受信部103と波形ソフト送信部203との間は、有線通信や装置内の配線で実現できる。
ソフトウェア無線機12に関して説明すると、ソフトウェア無線通信部104は、サーバ2から送信された波形ソフトが波形ソフト受信部103に受信されると、観測部101によるトリガなしに、上記受信した波形ソフトをソフトウェア無線機1、すなわちソフトウェア無線機11、12、13にロードする。サーバ2には、波形ソフト決定部202の他に、ソフトウェア無線機12でも観測データ受信用波形ソフト、波形ソフト送信用波形ソフト、観測データ取得要求送信用波形ソフトをロードできるように、観測データ受信用波形記憶部2081、波形ソフト送信用波形記憶部2084、観測データ取得要求送信用波形記憶部2085、および、これらの波形ソフトを順にロードさせるための無線制御部207が追加されている。
第5の実施形態の動作は、第4の実施形態から明らかであるため、説明を省略する。
このような構成と動作により、ソフトウェア無線機12と連動することでサーバ2側からもネットワーク32の構築を開始できる。これは、とくに、端末間通信において、効果を発揮する。
[第6の実施形態]
第6の実施形態では、上記第1乃至第5の実施形態における波形ソフト決定部202の具体例について説明する。
図14は、本実施形態の構成例を示す。本実施形態は、ソフトウェア無線機61、ソフトウェア無線機62、サーバ71、および、サーバ71とソフトウェア無線機61、62を無線で接続するための基地局60とから構成される。
本実施形態では、ソフトウェア無線機61、62周辺の電波環境に基づいて波形ソフトを決定する。
図15Aは、ソフトウェア無線機61からサーバ71に送られた観測データ、図15Bは、ソフトウェア無線機62からサーバ71に送られた観測データを示す。図15A、図15Bの観測データは、ソフトウェア無線機61、62の観測部によって観測された、それぞれの周辺の電波環境を示すデータである。図15Aの観測データでは、400.0[MHz]から400.2[MHz]までの電界強度が所定値未満であり、その一方、図15Bの観測データでは、400.1[MHz]から400.3[MHz]までの電界強度が所定値未満であることを示している。
サーバ71の波形ソフト決定部は、電界強度が所定値以上であれば、他の無線機などによって、当該周波数は使用されていると判断し、逆に、所定値未満であれば、使用されていないと判断する。この結果、サーバ71の波形ソフト決定部は、図15A、図15Bの観測データの両方において所定値未満となっている周波数帯、すなわち、400.1[MHz]から400.2[MHz]までを、他の無線機などによって使用されていない周波数と判断する。
サーバ71の波形ソフト決定部は、400.1[MHz]から400.2[MHz]までの間で使用できる波形ソフトを決定する。その際、複数の波形ソフトが周波数の条件を満足する場合には、他の条件、例えば帯域を考慮し、より帯域の狭い通信方式を実現する波形ソフトを決定する。
本実施形態では、サーバ71の波形ソフト決定部は、波形ソフトを記憶したライブラリを備えており、そのライブラリの中から適切な波形ソフトを選択する。
図16は、ライブラリの構成例を示す。この例のライブラリは、波形ソフトと通信方式と周波数[MHz]と帯域[Hz]との組が記憶されている。例えば、1行目の波形ソフトAAは、周波数400.15[MHz]、帯域25kHzのFM方式Aという通信方式を実現するための波形ソフトである。
例えば、図16に記載のライブラリでは、400.1[MHz]から400.2[MHz]までの周波数で使用できる波形ソフトは、波形ソフトAA、波形ソフトDA、波形ソフトDBの3つが存在する。この中でデジタル方式Bが、最も帯域が狭いため、サーバ71の波形ソフト決定部は波形ソフトDBを選択する。
通信方式によっては、パラメータを変更することで、チューニングできる方式もある。この場合、波形ソフト決定部は、波形ソフトを選択するだけでなく、占有帯域がより狭くなるように、変調指数や入力信号の周波数偏差を制限するよう波形ソフトを動的に生成してもよい。
また、ソフトウェア無線機の観測部で生成される観測データにソフトウェア無線機61、62の位置情報を加え、サーバの波形ソフト決定部は、2台の無線機の位置関係から、必要最低限の送信電力を決定し、波形ソフトにパラメータとして設定してもよい。
また、ソフトウェア無線機の観測部で生成される観測データにソフトウェア無線機61、62が受信する信号のQoS情報を加え、ソフトウェア無線機61、62は、通信中であっても観測データをサーバに送信する。このことで、サーバの波形ソフト決定部は、通信中の無線機が受信する信号のQoSから必要最低限の送信電力を決定し、波形ソフトにパラメータを設定してよい。例えば、サーバの波形ソフト決定部は、QoSが悪化すれば、送信電力を大きくし、QoSが良好であれば、送信電力を小さくするなどにより、必要最低限の送信電力を決定してよい。
[第7の実施形態]
第6の実施形態では、ソフトウェア無線機間に構築できる複数の通信方式は、何れも1つの搬送波(周波数)に対して1つの通信路(チャネル)を構築する場合について記載した。これに対して、第7の実施形態では、1つの搬送波(周波数)に対して複数の通信路(チャネル)を構築する場合について記載する。
一般に、1つの搬送波に対して複数の通信路を構築することを多重化と言う。多重化された通信(以下、多重通信)のシステムでは、多重通信を制御する装置が、どの通信機がどのチャネルを使用するかを制御する。無線通信システムでは、基地局、もしくは、それに付随する装置に多重通信を制御する機能がある。多重化の方式としては、例えば、時間ごとに通信路を切り替える時分割方式と、所定の符号を信号に対して重畳するコード分割方式などがある。
周波数利用効率の観点からは、ソフトウェア無線機からの要求に応じて周波数を割り当てる第6の実施形態に比較して、多重化された搬送波の通信路の1つを割り当てる本実施形態の方が、全体として効率がよい場合がある。
第7の実施形態の全体構成は、第6の実施形態と同様に図14に示したシステム構成であるが、サーバ71が多重通信を制御する機能を有する点で第6の実施形態と相違する。
図17は、サーバ71の波形ソフト決定部が有するライブラリの構成例を示す。この例のライブラリは、波形ソフトと通信方式と周波数と帯域と多重度と空通信路数との組を記憶している。例えば、1行目の波形ソフトAは、周波数400.35[MHz]、帯域12.5kHz、多重度1のデジタル方式Aという通信方式を実現するための波形ソフトであり、現在の空通信路数は1であることが記録されている。なお、図17では、動的に変化する空通信路数を波形ソフトのライブラリで管理しているが、空通信路数はライブラリとは別のテーブルで管理してもよい。
サーバ71の波形ソフト決定部は、図15A、図15Bに示されるような観測データがソフトウェア無線機61、62から送られてきた場合、第6の実施形態と異なり、いずれかの観測データから使用されていると推測される周波数帯(400.1[MHz]未満、かつ、400.2[MHz]以上)を判断した後、当該周波数帯に空チャネルがないかを確認する。図17を参照すると、400.35[MHz]に使用できる波形ソフトは、波形ソフトA、波形ソフトB、波形ソフトCの3つが存在し、その何れも空チャネルが存在する。複数の波形ソフトが周波数の条件を満足し空チャネルが存在する場合には、第6の実施形態と同様に、他の条件、例えば帯域を考慮し、より帯域の狭い通信方式を実現する波形ソフトを決定する。波形ソフトA、B、Cでは、搬送波の帯域としては波形ソフトBが最も狭いが、搬送波の帯域を多重度で割った通信路あたりの帯域は波形ソフトCが最も狭い。したがって、サーバ71の波形ソフト決定部は、通信路あたりの帯域が最も狭い波形ソフトCを選択する。なお、空チャネルがない場合、第6の実施形態と同様に使用されていない周波数を基に、波形ソフトを決定する。また、基地局60から送信される制御信号を正しく受信できない場合、ソフトウェア無線機61、62は、多重通信の無線ネットワークを利用できない。また、図15A、図15Bに示される観測データのみでは、基地局60から送信された電波によって電界強度が閾値以上となっているのか、その他の無線機からの電波によって電界強度が閾値以上となっているのかを区別できない。そのため、ソフトウェア無線機の観測部は、サーバ71に送信する観測データには、基地局60からの制御信号を正しく受信しているかを示す情報を加えることが望ましい。
[第8の実施形態]
第8の実施形態では、上記第1乃至第5の実施形態における波形ソフト決定部202の他の具体例として、ソフトウェア無線機61、62が利用者に提供するサービスに基づいて波形ソフトを決定する例を示す。第8の実施形態の全体構成は、第6の実施形態と同様に図14に示したシステム構成であるが、ソフトウェア無線機61、62、およびサーバ71の機能が第6の実施形態と以下の点で相違する。ソフトウェア無線機61で、利用者が通信機能を使用するアプリケーションを起動し、サービスを開始させるとき、観測部は、通信開始前に観測データとして当該アプリケーションの識別情報、もしくは、サービス種別、サービスの優先度情報をサーバ71に送る。ソフトウェア無線機61の観測部で、観測データを取得する方法としては、例えば、アプリケーションから発行されるIP(Internet protocol)パケットのヘッダから、例えば、ポート番号、通信元イーサネットアドレス、送信先IPアドレス、VLAN ID(Virtual Local Area Network Identification)、MPLS(Multi Protocol Label Switching)ラベルなどを抽出するなどである。
サーバ71の波形ソフト決定部は、ソフトウェア無線機61から送られたサービス種別を基に、必要とされる伝送速度を決定する。例えば、本実施形態では、サーバ71の波形ソフト決定部は、サービス種別に必要な最低の伝送速度を記録したテーブルを備えており、そのテーブルを参照し、必要とされる伝送速度を決定する。
図18はテーブルの構成例を示す。この例のテーブルは、サービス種別と伝送速度との組を記憶している。例えば、1行目は、サービス種別が音声伝送の場合、必要とされる伝送速度は9.6k[bps]であることを示している。
サーバ71の波形ソフト決定部は、上述のようにして伝送速度を決定すると、その結果を基にして、波形ソフトを決定する。本実施形態では、サーバ71の波形ソフト決定部は、波形ソフトを記憶したライブラリを備えており、そのライブラリの中から適切な波形ソフトを選択する。
図19は、ライブラリの構成例を示す。この例のライブラリは、波形ソフトと通信方式と周波数[MHz]と伝送速度[bps]と帯域[Hz]との組が記憶されている。例えば、1行目の波形ソフトAは、周波数401.0[MHz]、伝送速度9.6k[bps]、帯域12.5k[Hz]のデジタル方式Aという通信方式を実現するための波形ソフトである。
例えば、サーバ71の波形ソフト決定部は、第6の実施形態と同様の方法によって周波数401.0[MHz]が周波数条件を満足すると判断し、さらに必要な伝送速度が9.6k[bps]であれば、波形ソフトAを、必要とされる伝送速度以上の伝送速度を提供できる波形ソフトとして決定する。そして、波形ソフト決定部は、波形ソフト送信部を通じて、決定した波形ソフトをソフトウェア無線機61、62に送信する。
なお、音声通信のように、必ずしも、データがデジタルに変換されない場合、一概に伝送速度で表現できないため、サービス種別と帯域から、直接、波形ソフトを選択してもよい。より具体的には、音声通信をアナログ方式で実現する場合、すなわち、例えば、FM(Frequency Modulation)変調、AM(Amplitude Modulation)変調など、音声信号で搬送波に変調をかけるため、伝送速度で表現できない。
この場合、音声品質を直接関係する帯域のみで判断してもよい。
[第9の実施形態]
第9の実施形態では、上記第1乃至第5の実施形態における波形ソフト決定部202の他の具体例として、ソフトウェア無線機61、62のリソースの残量など動的に変化するパラメータを基に波形ソフトを決定する。第9の実施形態の全体構成は、第6の実施形態と同様に図14に示したシステム構成であるが、ソフトウェア無線機61、62、およびサーバ71の機能が第6の実施形態と以下の点で相違する。
図20Aは、ソフトウェア無線機61の観測部からサーバ71に送られた観測データ、図20Bは、ソフトウェア無線機62の観測部からサーバ71に送られた観測データを示す。図20Aの観測データは、ソフトウェア無線機61のリソースに関する情報を示し、図20Bの観測データは、ソフトウェア無線機62のリソースに関する情報を示す。図20A、図20Bでは、リソースに関する情報として、CPU(Central Processing Unit)の指標値(例えば周波数や使用率など)、DSP(Digital signal processor)の指標値(周波数や使用率など)、メモリの残量、ストレージの残量、電池の残量、CPU等の特定箇所の温度の限界値までの余裕度を記載しているが、リソースに関する情報はこれらに限定されない。図20Aの観測データと図20Bの観測データを比較すると、全体に図20Bの観測データの方がリソースの残量/余裕が少ない。
サーバ71の波形ソフト決定部は、互いに通信する予定のソフトウェア無線機61、62のリソースの残量/余裕を比較し、残量/余裕のより少ない側を基準に波形ソフトを決定する。その理由は、残量/余裕のより少ない範囲内で動作する波形ソフトであれば、残量/余裕のより多いソフトウェア無線機では問題なく動作させられるためである。従って、図20A、図20Bの場合、ソフトウェア無線機62の残量/余裕の範囲内で動作する波形ソフトであれば、ソフトウェア無線機61、62のどちらでも動作させられると判断する。このとき決定されるリソース残量の基準は、CPUの指標値は60、DSPの指標値は10、メモリの残量は8MB、ストレージの残量は16MBである。
サーバ71の波形ソフト決定部は、上述のようにして残量の基準を決定すると、その基準に基づいて波形ソフトを決定する。本実施形態では、サーバ71の波形ソフト決定部は、波形ソフトを記憶したライブラリを備えており、そのライブラリの中から適切な波形ソフトを選択する。
図21は、ライブラリの構成例を示す。この例のライブラリは、波形ソフトとリソース要件との組が記憶されている。またリソース要件として、CPUとDSPに要求される指標値、メモリとストレージに要求される残量が記憶されている。例えば、1行目の波形ソフトAは、CPUの指標値が120、DSPの指標値が40、メモリの残量が128MB、ストレージの残量が256MBである。
サーバ71の波形ソフト決定部は、上記リソース残量の基準に基づいて、CPUの指標値が60以下、DSPの指標値が10以下、メモリの残量が8MB以下、ストレージの残量が16MB以下という、リソース要件を満足する波形ソフトを図21のライブラリから選択する。その結果、波形ソフトCを選択することになる。
なお、サーバ71の波形ソフト決定部は、リソース要件を満足する波形ソフトが複数存在する場合、他の要件を考慮して1つの波形ソフトを最終的に決定する。例えば、サーバ71の波形ソフト決定部は、複数の波形ソフトのうち、より帯域の狭い通信方式を記載した波形ソフトを選択してよい。また、要求される帯域を考慮して、必要な帯域を確保できる波形ソフトを選択してよい。さらに、電池残量や温度の余裕の度合いの観点から負荷の軽い波形ソフトの方が電力消費や温度上昇を抑制できるため、より負荷の軽い波形ソフトを選択してよい。なお、第6の実施形態と同様に、波形ソフトを動的に生成してもよい。
以上、第6乃至第9の実施形態によりソフトウェア無線機間の通信に適切な波形ソフトの決定方法について記載したが、これらの第6乃至第9の実施形態を組み合わせて、ソフトウェア無線機間の通信に最適な波形ソフトを決定してもよい。
[第10の実施形態]
図22を参照すると、本発明の第10の実施形態に係る無線通信システムは、複数の無線機1000とサーバ装置2000とから構成されている。
各々の無線機1000は、観測部1100と観測データ送信部1200と波形ソフト受信部1300とソフトウェア無線通信部1400とを有する。
観測部1100は、自身に関して動的に変化する状態を観測する機能を有する。観測データ送信部1200は、観測部1100によって観測された状態を表すデータである観測データをサーバ装置2000に送信する機能を有する。波形ソフト受信部1300は、サーバ装置2000から送信された波形ソフトを受信する機能を有する。ソフトウェア無線通信部1400は、波形ソフト受信部1300により受信した波形ソフトによって制御されることにより、当該波形ソフトで定義される通信方式による通信を実現する機能を有する。
サーバ装置2000は、観測データ受信部2100と波形ソフト決定部2200と波形ソフト送信部2300とを有する。
観測データ受信部2100は、無線機1000から送信された観測データを受信する機能を有する。波形ソフト決定部2200は、複数の無線機1000から受信した観測データに基づいて、複数の無線機1000どうしの通信に使用する波形ソフトを決定する機能を有する。波形ソフト送信部2300は、波形ソフト決定部2200により決定された波形ソフトを複数の無線機に送信する機能を有する。
このように構成された本実施形態に係る無線通信システムは、以下のように動作する。
まず、各々の無線機1000の観測部1100は、自身に関して動的に変化する状態を観測し、観測データ送信部1200は、この観測された状態を表すデータである観測データをサーバ装置2000に送信する。
次にサーバ装置2000の観測データ受信部2100は、無線機1000から送信された観測データを受信する。次にサーバ装置2000の波形ソフト決定部2200は、複数の無線機1000から受信した観測データに基づいて、複数の無線機1000どうしの通信に使用する波形ソフトを決定する。次にサーバ装置200の波形ソフト送信部2300は、上記決定した波形ソフトを複数の無線機1000に送信する。
次に、各々の無線機1000の波形ソフト受信部1300は、サーバ装置2000から送信された波形ソフトを受信する。次に各々の無線機1000のソフトウェア無線通信部1400は、この受信した波形ソフトによって制御されることにより、この波形ソフトに定義された通信方式によって他の無線機1000との間で通信を行う。
このように本実施形態によれば、複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトをこれら複数の無線機の状態を考慮して決定される。このため、複数の無線機どうしの通信を支障なく実施することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の記載に限定されない。上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能であることは当業者にとって自明である。従って、そのような変更又は改良を加えた形態もまた本発明の技術的範囲に含まれることは説明するまでもない。また、以上説明した実施形態において使用される、数値や各構成の名称等は例示的なものであり適宜変更可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
複数の無線機とサーバ装置とから構成される無線通信システムであって、
各々の前記無線機は、
自身に関して動的に変化する状態を観測する観測手段と、
前記観測された状態を表すデータである観測データを前記サーバ装置に送信する観測データ送信手段と、
前記サーバ装置から送信された波形ソフトを受信する波形ソフト受信手段と、
前記受信した前記波形ソフトによって制御されるソフトウェア無線通信手段と
を有し、
前記サーバ装置は、
前記無線機から送信された前記観測データを受信する観測データ受信手段と、
複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する前記波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
を有する
無線通信システム。
(付記2)
前記観測手段は、前記状態として電波環境を観測し、
前記波形ソフト決定手段は、前記電波環境を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する周波数を決定し、該決定した周波数に基づいて前記波形ソフトを決定する
付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)
前記観測手段は、利用者に提供するサービスの種別を観測し、
前記波形ソフト決定手段は、前記サービスの種別を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する伝送速度を決定し、該決定した伝送速度に基づいて前記波形ソフトを決定する
付記1に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記観測手段は、無線機のリソースに関する情報を観測し、
前記波形ソフト決定手段は、前記リソースに関する情報を表す観測データに基づいて、前記波形ソフトを決定する
付記1に記載の無線通信システム。
(付記5)
前記サーバ装置は、
前記無線機に対して観測データ取得要求を送信する観測データ取得要求送信手段
を有し、
前記無線機は、
前記観測データ取得要求を受信する観測データ取得要求受信手段と、
前記受信された観測データ取得要求に従って前記観測手段を制御する観測制御手段と
を有する
付記1乃至4の何れかに記載の無線通信システム。
(付記6)
前記無線機は、
観測データ送信用波形ソフトと波形ソフト受信用波形ソフトと前記サーバ装置から受信した前記波形ソフトとを記憶する記憶部と、
前記観測データ送信用波形ソフトと前記波形ソフト受信用波形ソフトと前記サーバ装置から受信した前記波形ソフトとを択一的に前記ソフトウェア無線通信部にロードすることにより前記ソフトウェア無線通信部を前記観測データ送信手段と前記波形ソフト受信手段と他の前記無線機との間の通信部として択一的に機能させる無線制御部とを有する付記1乃至5の何れかに記載の無線通信システム。
(付記7)
前記サーバ装置は、
サーバ側ソフトウェア無線通信部と、
観測データ受信用波形ソフトと波形ソフト送信用波形ソフトとを記憶する記憶部と、
前記観測データ受信用波形ソフトと前記波形ソフト送信用波形ソフトとを択一的に前記サーバ側ソフトウェア無線通信部にロードすることにより前記サーバ側ソフトウェア無線通信部を前記観測データ受信手段と前記波形ソフト送信手段として択一的に機能させるサーバ側無線制御部と
を有する付記1乃至6の何れかに記載の無線通信システム。
(付記8)
前記サーバ装置と前記複数の無線機との間に、前記無線機から受信した前記観測データを前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置から送信された前記波形ソフトを前記無線機へ送信する中継ソフトウェア無線機を有する
付記1乃至7の何れかに記載の無線通信システム。
(付記9)
複数の無線機とサーバ装置とから構成される無線通信システムが実行する無線通信方法であって、
各々の前記無線機が、自身に関して動的に変化する状態を観測し、該観測された状態を表すデータである観測データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置が、前記無線機から送信された前記観測データを受信し、複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定し、該決定した前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信し、
前記各々の前記無線機が、前記サーバ装置から送信された前記波形ソフトを受信し、該受信した前記波形ソフトによって自身のソフトウェア無線通信手段を制御する
無線通信方法。
(付記10)
複数の無線機に接続されるサーバ装置であって、
前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
を有する
サーバ装置。
(付記11)
複数の無線機に接続され、観測データ受信手段と波形ソフト決定手段と波形ソフト送信手段とを有するサーバ装置が実行する方法であって、
前記観測データ受信手段が、前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データを受信し、
前記波形ソフト決定手段が、複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定し、
前記波形ソフト送信手段が、前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する
方法。
(付記12)
複数の無線機に接続されるコンピュータを、
前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
複数の前記無線機から受信した前記観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
して機能させるためのプログラム。
この出願は、2014年10月16日に出願された日本出願特願2014−211705を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、無線通信ネットワーク全般に適用可能であるが、通信事業者の無線通信ネットワークと違い、運用される周波数や無線通信方式が複数存在し、さらに、それぞれの無線端末が必ずしも基地局を介して通信するとは限らない業務無線で、とくに、効果を奏する。
11〜1n、61、62…ソフトウェア無線機
2…サーバ
3、31、32…ネットワーク
60…基地局
101…観測部
102…観測データ送信部
103…波形ソフト受信部
104…ソフトウェア無線通信部
105…観測データ取得要求受信部
106…観測制御部
107…無線制御部
108…メモリ
201…観測データ受信部
202…波形ソフト決定部
203…波形ソフト送信部
204…観測データ取得要求送信部
206…ソフトウェア無線通信部
207…無線制御部
1000…無線機
1092…観測データ送信用波形記憶部
1093…波形ソフト受信用波形記憶部
1095…観測データ取得要求受信用波形記憶部
1100…観測部
1200…観測データ送信部
1300…波形ソフト受信部
1400…ソフトウェア無線通信部
2000…サーバ装置
2081…観測データ受信用波形記憶部
2084…波形ソフト送信用波形記憶部
2085…観測データ取得要求送信用波形記憶部
2100…観測データ受信部
2200…波形ソフト決定部
2300…波形ソフト送信部

Claims (9)

  1. 複数の無線機とサーバ装置とから構成される無線通信システムであって、
    各々の前記無線機は、
    自身に関して動的に変化する状態として電波環境を観測する観測手段と、
    前記観測された状態を表すデータである、前記電波環境を表す観測データを前記サーバ装置に送信する観測データ送信手段と、
    前記サーバ装置から送信された波形ソフトを受信する波形ソフト受信手段と、
    前記受信した前記波形ソフトによって制御されるソフトウェア無線通信手段と
    を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記無線機から送信された前記電波環境を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
    複数の前記無線機から受信した前記電波環境を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する周波数を決定し、該決定した周波数に基づいて前記波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
    前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
    を有する
    無線通信システム。
  2. 前記観測手段は、利用者に提供するサービスの種別を観測し、
    前記波形ソフト決定手段は、前記サービスの種別を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する伝送速度を決定し、該決定した伝送速度に基づいて前記波形ソフトを決定する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記観測手段は、無線機のリソースに関する情報を観測し、
    前記波形ソフト決定手段は、前記リソースに関する情報を表す観測データに基づいて、前記波形ソフトを決定する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記サーバ装置は、
    前記無線機に対して観測データ取得要求を送信する観測データ取得要求送信手段
    を有し、
    前記無線機は、
    前記観測データ取得要求を受信する観測データ取得要求受信手段と、
    前記受信された観測データ取得要求に従って前記観測手段を制御する観測制御手段と
    を有する
    請求項1乃至3の何れかに記載の無線通信システム。
  5. 前記無線機は、
    観測データ送信用波形ソフトと波形ソフト受信用波形ソフトと前記サーバ装置から受信した前記波形ソフトとを記憶する記憶手段と、
    前記観測データ送信用波形ソフトと前記波形ソフト受信用波形ソフトと前記サーバ装置から受信した前記波形ソフトとを択一的に前記ソフトウェア無線通信部にロードすることにより前記ソフトウェア無線通信部を前記観測データ送信手段と前記波形ソフト受信手段と他の前記無線機との間の通信部として択一的に機能させる無線制御手段とを有する請求項1乃至4の何れかに記載の無線通信システム。
  6. 前記サーバ装置は、
    サーバ側ソフトウェア無線通信手段と、
    観測データ受信用波形ソフトと波形ソフト送信用波形ソフトとを記憶する記憶手段と、
    前記観測データ受信用波形ソフトと前記波形ソフト送信用波形ソフトとを択一的に前記サーバ側ソフトウェア無線通信手段にロードすることにより前記サーバ側ソフトウェア無線通信手段を前記観測データ受信手段と前記波形ソフト送信手段として択一的に機能させるサーバ側無線制御手段と
    を有する請求項1乃至5の何れかに記載の無線通信システム。
  7. 複数の無線機とサーバ装置とから構成される無線通信システムが実行する無線通信方法であって、
    各々の前記無線機が、自身に関して動的に変化する状態として電波環境を観測し、該観測された状態を表すデータである、前記電波環境を表す観測データを前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置が、前記無線機から送信された前記電波環境を表す観測データを受信し、複数の前記無線機から受信した前記電波環境を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する周波数を決定し、該決定した周波数に基づいて波形ソフトを決定し、該決定した前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信し、
    前記各々の前記無線機が、前記サーバ装置から送信された前記波形ソフトを受信し、該受信した前記波形ソフトによって自身のソフトウェア無線通信手段を制御する
    無線通信方法
  8. 複数の無線機に接続されるサーバ装置であって、
    前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データとして電波環境を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
    複数の前記無線機から受信した前記電波環境を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する周波数を決定し、該決定した周波数に基づいて波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
    前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段と
    を有する
    サーバ装置
  9. 複数の無線機に接続されるコンピュータを
    前記無線機から送信された当該無線機に関して動的に変化する状態を表す観測データとして電波環境を表す観測データを受信する観測データ受信手段と、
    複数の前記無線機から受信した前記電波環境を表す観測データに基づいて、前記複数の無線機どうしの通信に使用する周波数を決定し、該決定した周波数に基づいて波形ソフトを決定する波形ソフト決定手段と、
    前記決定された前記波形ソフトを前記複数の無線機に送信する波形ソフト送信手段として機能させるためのプログラム
JP2016553966A 2014-10-16 2015-10-09 無線通信システム Active JP6354849B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014211705 2014-10-16
JP2014211705 2014-10-16
PCT/JP2015/005129 WO2016059783A1 (ja) 2014-10-16 2015-10-09 無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016059783A1 JPWO2016059783A1 (ja) 2017-07-13
JP6354849B2 true JP6354849B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=55746344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016553966A Active JP6354849B2 (ja) 2014-10-16 2015-10-09 無線通信システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10624008B2 (ja)
JP (1) JP6354849B2 (ja)
AU (1) AU2015331963B2 (ja)
WO (1) WO2016059783A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11032399B2 (en) * 2018-12-14 2021-06-08 EMC IP Holding Company LLC Dynamic certification for configuration changes to software defined radio implemented devices

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1532791B1 (en) 2002-08-22 2007-08-15 NTT DoCoMo, Inc. Reconfiguration of a group of network nodes in an ad-hoc network
DE102004018574A1 (de) * 2004-04-16 2005-11-10 Siemens Ag Verfahren zum Betreiben von Funkkommunikationssystemen mit SDR (Software Defined Radio) Teilnehmerfunkstationen
EP1858198A1 (en) * 2006-05-19 2007-11-21 France Telecom Policy based telecommunications ad-hoc network and method
JP4842183B2 (ja) 2007-03-20 2011-12-21 Kddi株式会社 ソフトウェア無線端末および端末管理装置
JP4554637B2 (ja) 2007-03-28 2010-09-29 日本電信電話株式会社 マルチリンク通信システム、マルチリンク通信方法、マルチリンク通信装置、マルチリンク通信システム管理方法、及びマルチリンク通信基地局
JP5032930B2 (ja) 2007-09-25 2012-09-26 株式会社日立国際電気 通信システム
JP5081867B2 (ja) 2009-06-01 2012-11-28 Kddi株式会社 無線通信端末及びソフトウェア無線制御方法
JP5447158B2 (ja) 2010-04-30 2014-03-19 富士通株式会社 基地局装置、移動局装置、ハンドオーバ方法及びダウンロード方法
US9503951B2 (en) * 2012-05-18 2016-11-22 Nokia Technologies Oy Method and apparatus for switch
KR102115425B1 (ko) * 2013-07-02 2020-06-05 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 기본 경로 및 직접 경로 간 전환 장치 및 방법
CN105814951B (zh) * 2014-09-22 2019-07-12 华为技术有限公司 控制站点开启的方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2015331963B2 (en) 2018-06-14
WO2016059783A1 (ja) 2016-04-21
AU2015331963A1 (en) 2017-04-06
US20170289884A1 (en) 2017-10-05
US10624008B2 (en) 2020-04-14
JPWO2016059783A1 (ja) 2017-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6021942B2 (ja) 通信ネットワークにおけるデータ伝送のための方法および装置
US9332559B2 (en) Method and channel selector for selecting an operation channel, and wireless network connecting apparatus including the channel selector
JP5895846B2 (ja) 通信端末、チャネル選別方法およびプログラム
CN101496444B (zh) 分配回程方法的方法和装置
CN102308633B (zh) 路径控制系统、路径控制设备、通信设备、路径控制方法和程序
US20150063144A1 (en) Method and apparatus for software defined flow control in wireless systems
US20090022090A1 (en) Switching allocation in ad hoc network
JP5412512B2 (ja) 無線通信システム、無線通信基地局装置、および制御ノード
JP2007110363A (ja) 無線通信システム及び基地局
US10182386B2 (en) Communication method of determining suitable communication paths between devices
US10447783B2 (en) Communication method
WO2016102550A1 (en) Mesh Islands
US9949309B2 (en) Methods, computer readable mediums, and apparatuses for providing communication to a mobile device using virtual connections
WO2009006289A1 (en) Packet prioritization in ad hoc networks
JP2017527164A (ja) 複数の無線アクセスのうちの少なくとも1つを用いてデータを送信する方法、ユーザ機器及びネットワーク要素
CN103621165A (zh) 无线传输系统、无线传输设备、无线传输方法和计算机可读介质
JP6354849B2 (ja) 無線通信システム
EP1657860B1 (en) Controller device, mobile terminal and mobile communication method
WO2015118020A1 (en) Method and system for controlling carrier allocation in a multi-connectivity radio access environment
JPWO2019138753A1 (ja) 基地局、端末装置、方法及び記録媒体
KR100642261B1 (ko) 휴대 인터넷 망에서 패킷 스케줄러를 다운로드하여스케줄링하는 방법 및 시스템
WO2021028966A1 (ja) 無線端末局装置、管理局装置、無線通信システムおよび無線通信方法
US20220303194A1 (en) Enabling Data Exchange Between First and Second Communication Networks Having Different Data Communication Capabilities
JP2023108289A (ja) 通信システム
GB2480349A (en) Providing data communication to a moving object such as a vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6354849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150