JP5447158B2 - 基地局装置、移動局装置、ハンドオーバ方法及びダウンロード方法 - Google Patents

基地局装置、移動局装置、ハンドオーバ方法及びダウンロード方法 Download PDF

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Description

本明細書で論じられる実施態様は、ソフトウエア無線機のハンドオーバに関する。
ソフトウエア無線機は、実行されるソフトウエアを書き換えることにより、複数の異なる通信方式における通信機の処理を同一のハードウエアによって実行する。ソフトウエア無線機を利用した通信サービスとして、異なる通信方式の通信エリア間におけるハンドオーバを実行する場合に、ハンドオーバ後の通信方式を実施する通信ソフトウエアを移動局装置にダウンロードすることが考えられる。
ソフトウエア無線により無線通信機能を実現するマルチモード無線通信端末が提案されている。従来提案されているマルチモード無線通信端末の動作について説明する。以下、マルチモード無線端末を、単に「端末」と表記することがある。始めに、端末がある無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)と通信中と想定する。このときの無線アクセスシステム(RAT)を旧RATと表記する。旧RATとの通信中に端末は、ネットワーク側からハンドオーバを指示される。
このとき、端末もしくはネットワーク側のサーバが切替え先のRATの候補を決定する。ネットワーク側のサーバが切替え先のRAT候補を決定した場合は、BAS(Basic Access Signaling)や、通信中の旧RATの制御用のチャネルを用いてその候補を端末へ伝送する。切替え先RAT候補を新RATと表記する。
端末では、新RATのソフトウエアが端末内に存在するか否かを判定する。端末内に新RATの無線通信機能を実現するためのソフトウエアが存在しない場合では、ネットワーク側から新RATの無線通信機能を実現するためのソフトウエアを、旧RATの通信データに多重してダウンロードする。
他の背景技術として、不揮発性メモリを備える無線端末装置がプログラムサーバから通信ソフトウエアをダウンロードする方法が提案されている。この方法では、無線端末装置の通信方式を第1の通信方式から不揮発性メモリに基本モジュールが格納されていない第2の通信方式へ切り替えるために、プログラムサーバに対して第2の通信方式の通信ソフトウエアを要求し、第1の通信方式で第2の通信方式の通信ソフトウエアの中の基本モジュールを受信し、第1の通信方式の伝送レートよりも第2の通信方式の伝送レートの方が低かった場合には第1の通信方式で第2の通信方式の通信ソフトウエアの中の拡張モジュールを受信し、第1の通信方式の伝送レートよりも第2の通信方式の伝送レートの方が高かった場合には、受信した第2の通信方式の基本モジュールを利用して第2の通信方式の拡張モジュールを受信し、受信した第2の通信方式の基本モジュールおよび拡張モジュールを不揮発性メモリに格納する。
また、通信方式の異なる複数の無線通信システムのサービスエリアが少なくとも一部重複してなるセル式移動通信システムに適用可能な無線装置が提案されている。この無線装置は、無線信号の送受信を行う無線部と、無線通信システムの送受信のための信号処理の各機能をソフトウエア・モジュール化してなる複数のシステムモジュールを格納した記憶装置と、無線部を介して送受される信号を処理するものであって記憶装置から読み出されて与えられることにより割り当てられた特定無線通信システムの対応のシステムモジュールを一時保持して、保持されたシステムモジュールに対応する信号処理を実行する信号処理リソースと、コントローラを具備する。コントローラは、記憶装置に格納したシステムモジュールのうち、使用する無線通信システム対応のシステムモジュールを信号処理リソースへ割り当てるべく管理制御を行うと共に、複数種の無線通信システムによる重複サービスエリア内では、ハンドオーバ条件の整った時点で、現在使用中の無線通信システムのシステムモジュールに代えてハンドオーバ先の無線通信システムに対応するシステムモジュールを信号処理リソースへ割り当てるべく管理制御を行うハンドオーバマネージャを備える。
また、ソフトウエアの実行モジュールによって再構成可能な無線インタフェース部を有する移動局と、移動局と無線リンクを介して通信する基地局と、基地局とアクセスネットワークを介して接続される再構成サーバとを有するシステムが提案されている。このシステムでは、移動局は、無線インタフェース部に対するオプション的な複数のモジュールを保持するモジュール保持部を有する。再構成サーバは、複数のモジュールを蓄積管理するモジュール蓄積部と、移動局が保持するモジュール種別を管理するモジュール管理部とを有する。基地局が、基地局−移動局間の無線通信状態情報を、再構成サーバへ送信する第1のステップと、再構成サーバが、モジュール蓄積部及びモジュール管理部を用いて、無線通信状態情報に応じて、移動局に対するモジュールの追加・削除を選択する第2のステップと、再構成サーバが、追加モジュール又は削除情報を、基地局を介して、移動局へ送信する第3のステップと、移動局は、追加モジュール又は削除情報に基づいて、モジュール保持部のモジュールを変更する第4のステップとを有する方法が実行される。移動局は、モジュール保持部に蓄積された複数のモジュールのいずれか1つを用いて、無線インタフェースを再構成する。
特開2007−208312号公報 特開2007−281896号公報 特開2002−291011号公報 特開2008−103985号公報
従来提案されているハンドオーバ処理においては、移動局装置は、ネットワークからハンドオーバの指示を受信してから、ハンドオーバ後の通信方式を実施するソフトウエアをネットワークからダウンロードする。しかし、ハンドオーバは現在通信中の基地局装置との無線品質の低下を契機として実行される。
このため、移動局装置がハンドオーバの指示を受信した後に、ハンドオーバ後の通信方式の通信ソフトウエアのダウンロードが開始されると、無線品質の悪化によりダウンロードが完了できない可能性がある。
実施態様に係る装置及び方法は、異なる通信方式の通信エリア間でのハンドオーバにおける、ハンドオーバ後の通信方式の通信ソフトウエアのダウンロードの失敗を防止することを目的とする。
ある実施態様によれば、ソフトウエア無線機である移動局装置と第1通信方式によって通信する第1の基地局装置が与えられる。第1の基地局装置は、移動局装置が第1の基地局装置から受信した信号の無線品質である第1無線品質を示す信号を移動局装置から受信する第1受信部と、第1無線品質の第1条件にしたがって、移動局装置に第2通信方式に従う通信処理を実行させる通信ソフトウエアを移動局装置にダウンロードし、第1無線品質の第2条件にしたがって、第2通信方式によって移動局装置と通信する第2の基地局装置へ移動局装置をハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を、移動局装置に送信する処理を行うプロセッサ、を備える。第1条件は、第1無線品質が低下するとき第2条件よりも先に満足するように定められ、前記プロセッサは、今後の第1無線品質の変化を予測し、前記予測された今後の第1無線品質の変化に基づいて前記第2条件を満たす時期を推定し、前記第1条件を満たす時期から前記推定された第2条件を満たす時期までにダウンロード可能なデータ量が、前記通信ソフトウエアのダウンロードデータ量以下となるように、前記第1条件を満たす時期を決定する処理を行う
他の実施態様によれば、ソフトウエア無線機である移動局装置が与えられる。移動局装置第1通信方式によって通信する第1の基地局装置との接続処理を開始した時に、第1の基地局装置に隣接する複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質を測定する処理を前記移動局装置に実行させる複数の無線品質測定プログラムを前記第1の基地局装置からダウンロードする制御部と、複数の無線品質測定プログラムを実行することによって測定されたそれぞれの無線品質を示す無線品質信号を前記第1の基地局装置へ送信する送信部と、を備える。制御部は、無線品質信号の送信後に、複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質に基づいて、第1の基地局装置から前記移動局装置をハンドオーバさせる宛先の基地局装置の通信方式が第2通信方式であると第1の基地局装置で判定される場合に第1の基地局装置から送信される、第2通信方式に従う通信処理を前記移動局装置に実行させる通信ソフトウエアをダウンロードする。
本件開示の装置又は方法によれば、異なる通信方式の通信エリア間でのハンドオーバにおける、ハンドオーバ後の通信方式の通信ソフトウエアのダウンロードの失敗が低減される。
通信システムの構成例を示す図である。 移動局装置のハードウエア構成例を示す図である。 移動局装置の構成例を示す図である。 基地局装置のハードウエア構成例を示す図である。 基地局装置の第1の構成例を示す図である。 (A)〜(C)は、ダウンロード時期とハンドオーバ時期の説明図である。 基地局装置における処理の第1例の説明図である。 基地局装置と移動局装置の間における信号のシーケンスの第1例の説明図である。 基地局装置における処理の第2例の説明図である。 基準値の決定処理の一例の説明図である。 (A)及び(B)は、基準値の決定方法の一例の説明図である。 ダウンロードの中断処理の第1例の説明図である。 基地局装置と移動局装置の間における信号のシーケンスの第2例の説明図である。 基地局装置における処理の第3例の説明図である。 ダウンロードの中断処理の第2例の説明図である。 基地局装置の第2の構成例を示す図である。 基地局装置における処理の第4例の説明図である。 移動局装置における処理の一例の説明図である。 基地局装置と移動局装置の間における信号のシーケンスの第3例の説明図である。 複数の基地局装置を含む通信システムの構成図である。 無線品質測定ソフトウエアのダウンロード処理の説明図である。 使用頻度テーブルの説明図である。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例について説明する。図1は、通信システムの構成例を示す図である。通信システム1は、移動局装置2と、基地局装置3−1及び基地局装置3−2を備える。移動局装置2は、ソフトウエア無線機であり、移動局装置2上で実行される通信ソフトウエアが書き換えられることによって、第1通信方式及び第2通信方式に従う通信処理を実行することができる。
基地局装置3−1は、カバレッジ4−1に位置する移動局装置2と第1通信方式によって通信する。基地局装置3−2は、カバレッジ4−2に位置する移動局装置2と第2通信方式によって通信する。以下の説明において基地局装置3−1及び3−2を、総称して「基地局装置3」と表記することがある。
図2は、移動局装置2のハードウエア構成例を示す図である。移動局装置2は、アンテナ10と、再構成可能回路11と記憶部12と制御部13を備える。再構成可能回路11は、信号処理回路であり、再構成可能回路11によりどのような信号処理が実行されるかがソフトウエアによって定義される。ソフトウエアを変更することによって、再構成可能回路11が再構成される。
例えば、再構成可能回路11は、プログラムを実行するプロセッサ及びプログラマブル論理回路の一方又は両方を備える。再構成可能回路11は、プロセッサにより実行されるプログラムを変更することにより、またはプログラマブル論理回路の回路構成データを変更することによって再構成される。
再構成可能回路11は、例えばマイクロプロセッサ(CPU: Central Processing Unit)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP: Digital Signal Processor)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)を含んでいてよい。また、再構成可能回路11は、例えばPLD(Programmable Logic Device)、DRP(Dynamic ReConfigurable Processor)又はRCP(ReConfigurable Processor)のいずれか含んでいてよい。
記憶部12には、再構成可能回路11に実行させる信号処理を定めるソフトウエアが格納される。また、記憶部12には、制御部13において実行されるプログラム及びこのプログラムの実行に使用されるデータが格納されていてもよい。
制御部13は、再構成可能回路11を再構成するソフトウエアのダウンロード処理、及び再構成可能回路11の再構成処理を行う。制御部13は、再構成可能回路11を再構成するソフトウエアの一部又は全部を基地局装置3からダウンロードする。制御部13は、記憶部12に格納されているプログラムを実行することにより、これらダウンロード処理及び再構成処理を実行するプロセッサを備えていてよい。
制御部13は、特定の通信方式に従う通信処理を再構成可能回路11に実行させる通信ソフトウエアを基地局装置3からダウンロードする。ダウンロードされた通信ソフトウエアによって再構成可能回路11が再構成されることにより、再構成可能回路11は、以下に説明する無線通信部20としての処理を実行する。
以下の説明では、第1通信方式に従う通信処理を再構成可能回路11に実行させる通信ソフトウエアを、「第1通信方式用の通信ソフトウエア」と表記することがある。また、第2通信方式に従う通信処理を再構成可能回路11に実行させる通信ソフトウエアを、「第2通信方式用の通信ソフトウエア」と表記することがある。
無線通信部20は、アンテナ10を介して無線信号の送受信を行い、特定の通信方式に従う移動局装置2と基地局装置3との間の通信処理を実行する。無線通信部20は、移動局装置2を基地局装置3−1から基地局装置3−2へハンドオーバするハンドオーバ指示を移動局装置3−1から受信する。ハンドオーバ指示を受信したとき、無線通信部20は、移動局装置2を基地局装置3−1から基地局装置3−2へハンドオーバするハンドオーバ処理を実行する。
制御部13は、特定の通信方式により受信される信号の無線品質を再構成可能回路11に測定させる無線品質測定ソフトウエアを基地局装置3からダウンロードする。ダウンロードされた無線品質測定ソフトウエアによって再構成可能回路11が再構成されることにより、再構成可能回路11は、以下に説明する無線品質測定部21としての処理を実行する。無線品質測定部21は、特定の通信方式により基地局装置3から受信される信号の無線品質を定期的に測定する。無線通信部20は、測定された無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3へ定期的に送信する。
以下の説明では、第1通信方式により受信される信号の無線品質を再構成可能回路11に測定させる無線品質測定ソフトウエアを「第1通信方式用の無線品質測定ソフトウエア」と表記することがある。第2通信方式により受信される信号の無線品質を再構成可能回路11に測定させる無線品質測定ソフトウエアを「第2通信方式用の無線品質測定ソフトウエア」と表記することがある。
なお、図2に示すハードウエア構成は、あくまで移動局装置2のハードウエア構成の一例である。以下に説明する処理を実行するものであれば、様々な種類のハードウエア構成が移動局装置2のために採用可能である。
図3は、移動局装置2の構成例を示す図である。図2に示す構成要素と同様の構成要素には同じ参照符号を付する。図2に示す再構成可能回路11が通信ソフトウエア及び無線品質測定ソフトウエアによって再構成されることによって、無線通信部20及び無線品質測定部21の機能が実現される。図2に示す制御部13が記憶部12に記憶されたプログラムを実行することによって、ダウンロード部22及び再構成処理部23による処理が実行される。なお図3は、本実施例の動作の説明に関係する機能を中心として示している。
なお無線通信部20は、特許請求の範囲に記載される送信部の一例として挙げられる。
ダウンロード部22は、通信ソフトウエア及び無線品質測定ソフトウエアを基地局装置3からダウンロードするためのダウンロード処理を実行する。ダウンロード部22は、ダウンロードされた通信ソフトウエア及び無線品質測定ソフトウエアを記憶部12に格納する。
無線通信部20が、移動局装置2を基地局装置3−2へハンドオーバするハンドオーバ指示を受信したとき、再構成処理部23は、記憶部12に格納されているハンドオーバ後に使用される第2通信方式用の通信ソフトウエアを、再構成可能回路11へ入力する。再構成処理部23は、再構成可能回路11へ再構成指示を出力する。この結果、再構成可能回路11は、入力された通信ソフトウエアにより再構成される。
無線品質測定ソフトウエアは、基地局装置3に接続される時に基地局装置3から供給される。無線品質測定ソフトウエアのダウンロードが完了したとき再構成処理部23は、記憶部12に格納されている無線品質測定ソフトウエアを、再構成可能回路11へ入力する。再構成処理部23は、再構成可能回路11へ再構成指示を出力する。この結果、再構成可能回路11は、入力された無線品質測定ソフトウエアにより再構成される。
次に、基地局装置3の構成を説明する。図4は、基地局装置3のハードウエア構成例を示す図である。基地局装置3は、アンテナ30と、プロセッサ31と、記憶部32と、無線通信部33を備える。プロセッサ31と、記憶部32と、無線通信部33は、データを伝送するバス34によって接続される。
記憶部32には、基地局装置3の動作を制御するための各種コンピュータプログラムやデータが記憶される。記憶部32は、ハードディスク、メモリ及び不揮発性メモリのいずれか及び全部を含んでいてよい。プロセッサ31は、データ処理装置であり、記憶部32に記憶されるプログラムを実行し、基地局装置3の動作を制御するための各処理を実行する。記憶部32には、プロセッサ31により実行中のプログラム、及びこのプログラムによって一時的に使用されるデータが記憶される。無線通信部33は、アンテナ30を介して無線信号の送受信を行い、移動局装置2との間の信号の無線通信処理を行う。
なお、図4に示すハードウエア構成は、あくまで基地局装置3のハードウエア構成の一例である。以下に説明する処理を実行するものであれば、様々な種類のハードウエア構成が基地局装置3のために採用可能である。
図5は、基地局装置3−1の第1の構成例を示す図である。図4に示す構成要素と同様の構成要素には同じ参照符号を付する。基地局装置3−1の各構成要素によって実行される処理は、図4の記憶部32に記憶されるコンピュータプログラムをプロセッサ31が実行することにより実現されるものである。なお図4では、本実施例の説明に関係する機能を中心として示している。また、基地局装置3−2も同様の構成を有していてよい。
基地局装置3−1は、アンテナ30と、無線通信部33と、ダウンロード判定部40と、第1ダウンロード部41と、ハンドオーバ判定部43と、ハンドオーバ指示送信部44を備える。通信ソフトウエア42は、例えば記憶部32に格納されていてよい。
無線通信部33は、移動局装置2から送信された無線品質信号を受信する。無線通信部33は、第1通信方式により基地局装置3−1から送信された信号について移動局装置2で測定した無線品質である第1無線品質を示す無線品質信号を受信してよい。無線通信部33は、特許請求の範囲に記載される第1受信部の一例として挙げられる。
ダウンロード判定部40は、第1無線品質が特定の第1条件を満足するか否かを判定する。第1条件は、第1無線品質の低下を検出する条件であってよい。第1条件は、例えば、第1無線品質が特定の基準値以下のときに満足する条件であってよい。
第1無線品質が特定の第1条件を満足する否かの判定に使用するために、無線通信部33は、第2無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信してもよい。第2無線品質は、第2通信方式により基地局装置3−2から送信された信号について移動局装置2で測定した無線品質である。第1条件は、例えば第1無線品質と第2無線品質との差が特定の基準値以下のときに満足する条件であってよい。
第1ダウンロード部41は、第1無線品質が第1条件を満足する場合に、第2通信方式用の通信ソフトウエア42を移動局装置2にダウンロードする。
ハンドオーバ判定部43は、第1無線品質が特定の第2条件を満足するか否かを判定する。第2条件は、第1無線品質の低下を検出する条件であってよい。第2条件は、例えば第2無線品質が特定の基準値以下のときに満足する条件であってよい。第2条件は、例えば第1無線品質と第2無線品質との差が特定の基準値以下のときに満足する条件であってよい。
ハンドオーバ指示送信部44は、第1無線品質が第2条件を満足する場合に、基地局装置3−2へ移動局装置2をハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を、移動局装置2に送信する。なお、上記の第1条件及び第2条件はあくまで例示であって、第1無線品質の低下を検出するための他の条件も採用可能である。
第1条件は、第1無線品質が低下するとき第2条件よりも先に満足するように定められる。例えば上記の判定方法では、第1条件の判定に使用する特定の基準値を、第2条件の判定に使用する特定の基準値よりも大きくしてよい。このため、ハンドオーバに先立って、第2通信方式用の通信ソフトウエア42のダウンロードが開始される。
図6の(A)〜図6の(C)は、ダウンロード時期とハンドオーバ時期の説明図である。参照符号B1及びB2は、それぞれ第1無線品質が第1条件及び第2条件を満たす空間的範囲の境界線を示す。参照符号Tは、移動局装置2が基地局装置3−1から遠ざかり基地局装置3−2に近づく際に通る経路を示す。参照符号P1及びP2は、それぞれ移動局装置2が経路T上を移動する際に境界B1及びB2を通過する位置を示す。
図6の(A)に示す状態で、移動局装置2は基地局装置3−1のカバレッジ内に位置し、基地局装置3−1に接続されている。移動局装置2が基地局装置3−2の方へ移動することにより、図6の(B)に示す通り移動局装置2はP1を通過する。このとき第1無線品質は第1条件を満足する。この結果、基地局装置3−1は、第2通信方式用の通信ソフトウエアの移動局装置2へのダウンロードを開始する。この状態では、第1無線条対は比較的良好でありダウンロードは安定して実行される。
移動局装置2がさらに基地局装置3−2の方へ移動することにより、図6の(C)に示す通り移動局装置2はP2を通過する。このとき第1無線品質は第2条件を満足する。この結果、基地局装置3−1はハンドオーバ指示信号を移動局装置2へ送信する。ハンドオーバ指示の前に通信ソフトウエアのダウンロードを完了するように第1条件を適切に設定することにより、ハンドオーバ指示信号を受信した移動局装置2は、指示の受信後に、迅速にハンドオーバ処理を実施することができる。
次に、基地局装置3−1における処理を説明する。図7は、基地局装置3−1における処理の第1例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションAA〜AFの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションAAにおいて無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号に加えて、第2無線品質を示す無線品質信号を受信してもよい。
オペレーションABにおいてダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。第1無線品質が第1条件を満足するとき(オペレーションAB:Y)、処理はオペレーションACへ進む。第1無線品質が第1条件を満足しないとき(オペレーションAB:N)、処理はオペレーションAAへ戻る。
オペレーションACにおいて第1ダウンロード部41は、第2通信方式用の通信ソフトウエアを移動局装置2にダウンロードする。オペレーションADにおいて無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号に加えて、第2無線品質を示す無線品質信号を受信してもよい。
オペレーションAEにおいてハンドオーバ判定部43は、第1無線品質が特定の第2条件を満足するか否かを判定する。第1無線品質が第2条件を満足するとき(オペレーションAE:Y)、処理はオペレーションAFへ進む。第1無線品質が第2条件を満足しないとき(オペレーションAE:N)、処理はオペレーションADへ戻る。
オペレーションAFにおいてハンドオーバ指示送信部44は、基地局装置3−2へ移動局装置2をハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を、移動局装置2に送信する。
次に、基地局装置3−1と移動局装置2の間で送受信される信号のシーケンスを説明する。図8は、基地局装置3−1と移動局装置2の間における信号のシーケンスの第1例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションBA〜BJの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションBAにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。
無線品質測定部21は、第1無線品質に加えて更に第2無線品質を測定してもよい。無線通信部20は、第2無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信してもよい。以下のオペレーションBB、BH及びBIにおいても同様に、第1無線品質の測定及び送信に加えて第2無線品質の測定及び送信を実施してもよい。
無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。もし、この時点で第1条件は満たされなければ、第2通信方式用の通信ソフトウエアのダウンロードは開始されない。
オペレーションBBにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。もし、この時点で第1無線品質は第1条件を満足すると、第2通信方式用の通信ソフトウエアのダウンロードが開始される。
オペレーションBCにおいて基地局装置3−1の第1ダウンロード部41は、移動局装置2のダウンロード部22へ、ダウンロード開始通知を送信する。オペレーションBDにおいてダウンロード部22は、ダウンロード開始通知の確認を知らせるダウンロード開始確認信号を第1ダウンロード部41へ送信する。
第1ダウンロード部41がダウンロード開始確認信号を受信すると、オペレーションBEにおいて第1ダウンロード部41は、第2通信方式用の通信ソフトウエアをダウンロードする。
ダウンロードが完了すると、オペレーションBFにおいて第1ダウンロード部41は、ダウンロード完了を知らせるダウンロード完了通知をダウンロード部22へ送信する。オペレーションBGにおいてダウンロード部22は、ダウンロード完了通知の確認を知らせるダウンロード完了確認信号を第1ダウンロード部41へ送信する。
オペレーションBHにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第2条件を満足するか否かを判定する。もし、この時点で第1無線品質は第2条件を満足しないと、ハンドオーバ指示は送信されない。
オペレーションBIにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第2条件を満足するか否かを判定する。
第1無線品質が第2条件を満足すると、オペレーションBJにおいてハンドオーバ指示送信部44は、ハンドオーバ指示信号を移動局装置2に送信する。移動局装置2がハンドオーバ指示信号を受信すると、移動局装置2の再構成処理部23は、記憶部12に格納されている第2通信方式用の通信ソフトウエアを、再構成可能回路11へ入力する。再構成処理部23が再構成指示を再構成可能回路11へ出力することで、再構成可能回路11は第2通信方式用の通信ソフトウエアにより再構成される。再構成された無線通信部20は、基地局装置3−2の無線通信部33との間で無線通信の接続処理を行う。
本実施例によれば、移動局装置2を基地局装置3−2へハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を移動局装置2へ送信する前に、第2通信方式用の通信ソフトウエアの移動局装置2へダウンロードを開始することができる。このため、比較的電波状態の良い状態でダウンロードを完了させることが可能となる。この結果、無線品質の悪化によるダウンロードの失敗による接続切断や、ダウンロードの完了の遅れによるサービスの中断を防止することが可能となる。
次に、基地局装置3−1における処理の他の例を説明する。ダウンロードを開始するのに適したタイミングは、無線状態の変動や移動局装置2の移動を含む様々な要因に依存する。このため、もしダウンロードを開始させる第1条件に使用するパラメータを固定すると、ダウンロードの開始時期が遅すぎたり早すぎたりする場合が生じる可能性がある。ダウンロードの開始が早すぎると、その後にハンドオーバが生じなかった場合にダウンロードが無駄になる。
またダウンロードの開始が早すぎると、予測された基地局装置と異なる基地局装置へ移動局装置がハンドオーバする場合も発生する。この場合にも、ダウンロードが無駄になる。本実施例では、移動局装置2から順次受信される無線品質信号に従って、第1条件の判定において第1無線品質と比較される基準値を順次変更する。
図9は、基地局装置3−1における処理の第2例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションCA〜CGの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションCAにおいて無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号に加えて、第2無線品質を示す無線品質信号を受信してもよい。オペレーションCBにおいてダウンロード判定部40は、第1条件の判定において第1無線品質と比較される基準値を決定する。
図10は、基準値の決定処理の一例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションDA〜DDの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションDAにおいてダウンロード判定部40は、過去に受信した第1無線品質の変動に基づいて、以後生じるであろう第1無線品質の変動を予測する。
図11の(A)は、ある時刻TCまでに測定された第1無線品質の変化50と、時刻TCにおいて予測された第1無線品質の変化51を示す。ダウンロード判定部40は、同様に第2無線品質の変化も予測してよい。
オペレーションDBにおいてダウンロード判定部40は、ハンドオーバを行うべきハンドオーバ時期TOを推定する。例えばダウンロード判定部40は、予測された第1無線品質が第2条件を満たすと予定される時期をハンドオーバ時期TOとして推定してよい。図11の(B)は、ハンドオーバ時期TOを示す。
オペレーションDCにおいてダウンロード判定部40は、予測された第1無線品質の変化51に基づいて、まだダウンロードされていない通信ソフトウエアの残り部分をハンドオーバ時期TOまでにダウンロード完了できる、ダウンロード開始時期TSを決定する。ある時期TSからダウンロードを開始したときにハンドオーバ時期TOまでにダウンロードできるデータ量は、時期TSから時期TOまでの期間における無線品質の積分値52を算出することによって求めることができる。オペレーションDDにおいてダウンロード判定部40は、決定されたダウンロード開始時期TSにおいて予測される第1無線品質を、基準値Rとして決定する。
図9を参照する。オペレーションCCにおいてダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。第1条件は、例えば、第1無線品質が基準値R以下のときに満足する条件であってよい。また第1条件は、例えば第1無線品質と第2無線品質との差が特定の基準値R以下のときに満足する条件であってよい。
第1無線品質が第1条件を満足するとき(オペレーションCC:Y)、処理はオペレーションCDへ進む。第1無線品質が第1条件を満足しないとき(オペレーションCC:N)、処理はオペレーションCAへ戻る。オペレーションCDにおいて第1ダウンロード部41は、第2通信方式用の通信ソフトウエアを、移動局装置2にダウンロードする。以下のオペレーションCE〜CGの処理は、図7に示すオペレーションAD〜AFの処理と同様であってよい。
本実施例によれば、ダウンロードを開始させる開始条件を無線状態の変動に付随させて調整することができる。このため、ダウンロード失敗や無駄なダウンロードの発生を低減することが可能となる。
なお、無線状態は一時的に悪化してもその後回復する場合がある。したがって、ダウンロードを開始してもハンドオーバが生じないことがある。このような場合に無線状態の回復後にダウンロードを続行するのは無駄である。図9に示すオペレーションCDにおいて通信ソフトウエアをダウンロードする途中で、第1無線品質が第1条件を満たさなくなったとき、ダウンロードを中断してもよい。
図12は、ダウンロードの中断処理の第1例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションEA〜EHの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションEAにおいて無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号に加えて、第2無線品質を示す無線品質信号を受信してもよい。
オペレーションEBにおいてダウンロード判定部40は、第1条件の判定において第1無線品質と比較される基準値を決定する。ダウンロード判定部40は、図9に示すオペレーションCBと同様に基準値を決定してよい。オペレーションECにおいてダウンロード判定部40は、現在、通信ソフトウエアのダウンロードが中断されているか否かを判定する。ダウンロードが中断されていない場合(オペレーションEC:N)、処理はオペレーションEDへ進む。ダウンロードが中断されている場合(オペレーションEC:Y)、処理はオペレーションEFへ進む。
オペレーションEDにおいてダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。第1無線品質が第1条件を満足するとき(オペレーションED:Y)、処理はオペレーションEHへ進む。第1無線品質が第1条件を満足しないとき(オペレーションED:N)、処理はオペレーションEEへ進む。オペレーションEEにおいて第1ダウンロード部41はダウンロードを中断する。その後、処理はオペレーションEAに戻る。
オペレーションEFにおいてダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。第1無線品質が第1条件を満足するとき(オペレーションEF:Y)、処理はオペレーションEGへ進む。第1無線品質が第1条件を満足しないとき(オペレーションEF:N)、処理はオペレーションEAへ戻る。オペレーションEGにおいて第1ダウンロード部41はダウンロードを再開する。その後、処理はオペレーションEAに戻る。
オペレーションEHにおいて第1ダウンロード部41は、ダウンロード対象の通信ソフトウエアの全てのコードをダウンロードしたか否か判定する。全てのコードがダウンロードされたとき(オペレーションEH:Y)、第1ダウンロード部41はダウンロードを終了する。全てのコードがダウンロードされていないとき(オペレーションEH:N)、処理はオペレーションEAに戻る。
次に、ダウンロードが中断される場合における、基地局装置3−1と移動局装置2の間で送受信される信号のシーケンスを説明する。図13は、基地局装置3−1と移動局装置2の間における信号のシーケンスの第2例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションHA〜HSの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションHAにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。
無線品質測定部21は、第1無線品質に加えて更に第2無線品質を測定してもよい。無線通信部20は、第2無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信してもよい。以下のオペレーションHB、HF、HH、HK、HQ及びHR及びにおいても同様に、第1無線品質の測定及び送信に加えて第2無線品質の測定及び送信を実施してもよい。
オペレーションHB〜HDの処理は、図8に示すオペレーションBB〜BDの処理と同様である。オペレーションHEにおいて第1ダウンロード部41は、第2通信方式用の通信ソフトウエアのダウンロードを開始する。
オペレーションHFにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。もし、この時点で第1無線品質が第1条件を満足すると、オペレーションHGにおいてダウンロードは続行される。
オペレーションHHにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。
もし、この時点で第1無線品質が第1条件を満足しないと、オペレーションHIにおいて基地局装置3−1の第1ダウンロード部41は、移動局装置2のダウンロード部22へダウンロード中断通知を送信する。オペレーションHJにおいてダウンロード部22は、ダウンロード中断通知の確認を知らせるダウンロード中断確認信号を第1ダウンロード部41へ送信する。
オペレーションHKにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。無線品質信号を受信した基地局装置3−1のダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。
もし、この時点で第1無線品質が第1条件を満足すると、オペレーションHLにおいて基地局装置3−1の第1ダウンロード部41は、移動局装置2のダウンロード部22へダウンロード再開通知を送信する。オペレーションHMにおいてダウンロード部22は、ダウンロード再開通知の確認を知らせるダウンロード再開確認信号を第1ダウンロード部41へ送信する。
第1ダウンロード部41がダウンロード再開確認信号を受信すると、オペレーションHNにおいて第1ダウンロード部41はダウンロードを再開する。その後のオペレーションHO〜HSの処理は、図8に示すオペレーションBF〜BJの処理と同様である。
本実施例によれば、通信ソフトウエアのダウンロード開始後に無線状態が回復したときにダウンロードを中断することができる。このためダウンロード開始後にハンドオーバが生じない場合における無駄なダウンロードを防止することができる。
次に基地局装置3−1の処理の他の例を説明する。図14は、基地局装置3−1における処理の第3例の説明図である。本実施例でも、ダウンロードを開始させる開始条件を無線状態の変動に付随させて調整する。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションFA〜FGの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションFAにおいて無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号に加えて、第2無線品質を示す無線品質信号を受信してもよい。
オペレーションFBにおいてダウンロード判定部40は、ハンドオーバの発生時期HOを予測し、現時点から時期HOまでの間にダウンロード可能なデータ量S1を推定する。時期HOの予測方法及びデータ量S1の推定方法は、図10、図11の(A)及び図11の(B)を参照して説明した方法と同様であってよい。
オペレーションFBにおいてダウンロード判定部40は、まだダウンロードされていない通信ソフトウエアの残り部分の量S2よりも、ダウンロード可能なデータ量S1の方が大きいか否かを判定する。データ量S1は第1無線品質に応じて変化する値であるため、オペレーションFBにおいて判定される判定式(S1>S2)の否定(S1≦S2)は、特許請求の範囲に記載された第1条件の一例として挙げられる。
S1がS2よりも大きいとき(オペレーションFC:Y)、処理はオペレーションFAへ戻る。S1がS2よりも大きくないとき(オペレーションFC:N)、処理はオペレーションFDへ進む。
オペレーションFDにおいて第1ダウンロード部41は、第2通信方式用の通信ソフトウエアを移動局装置2にダウンロードする。以下のオペレーションFE〜FGの処理は、図7に示すオペレーションAD〜AFの処理と同様であってよい。
本実施例によっても、ダウンロードを開始させる開始条件を無線状態の変動に付随させて調整することができる。このため、ダウンロード失敗や無駄なダウンロードの発生を低減することが可能となる。
図14に示す処理においても、通信ソフトウエアをダウンロードする途中で無線状態が回復したとき、ダウンロードを中断してもよい。図15は、ダウンロードの中断処理の第2例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションGA〜GHの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションGAにおいて無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。無線通信部33は、第1無線品質を示す無線品質信号に加えて、第2無線品質を示す無線品質信号を受信してもよい。
オペレーションGBにおいてダウンロード判定部40は、ダウンロード可能なデータ量S1を推定する。オペレーションGCにおいてダウンロード判定部40は、現在、通信ソフトウエアのダウンロードが中断されているか否かを判定する。ダウンロードが中断されていない場合(オペレーションGC:N)、処理はオペレーションGDへ進む。ダウンロードが中断されている場合(オペレーションGC:Y)、処理はオペレーションGFへ進む。
オペレーションGDにおいてダウンロード判定部40は、まだダウンロードされていない通信ソフトウエアの残り部分の量S2よりも、ダウンロード可能なデータ量S1の方が大きいか否かを判定する。S1がS2よりも大きくないとき(オペレーションGD:N)、処理はオペレーションGHへ進む。S1がS2よりも大きいとき(オペレーションGD:Y)、処理はオペレーションGEへ進む。オペレーションGEにおいて第1ダウンロード部41はダウンロードを中断する。その後、処理はオペレーションGAに戻る。
オペレーションGFにおいてダウンロード判定部40は、S2よりもS1の方が大きいか否かを判定する。S1がS2よりも大きくないとき(オペレーションGD:N)、処理はオペレーションGGへ進む。S1がS2よりも大きいとき(オペレーションGD:Y)、処理はオペレーションGAへ戻る。オペレーションGGにおいて第1ダウンロード部41はダウンロードを再開する。その後、処理はオペレーションGAに戻る。
オペレーションGHにおいて第1ダウンロード部41は、ダウンロード対象の通信ソフトウエアの全てのコードをダウンロードしたか否か判定する。全てのコードがダウンロードされたとき(オペレーションGH:Y)、第1ダウンロード部41はダウンロードを終了する。全てのコードがダウンロードされていないとき(オペレーションGH:N)、処理はオペレーションGAに戻る。
本実施例によっても、通信ソフトウエアのダウンロード開始後に無線状態が回復したときにダウンロードを中断することができる。このため無駄なダウンロードを防止することができる。
次に、基地局装置3−1の他の実施例を説明する。移動局装置2は、基地局装置3−1に接続されるとき、基地局装置3−1からの送信信号だけでなく、基地局装置3−1に隣接する基地局装置からの送信信号の品質を測定する。基地局装置3−1は、移動局装置2から測定結果を受信し、この測定結果に基づいて、例えば、移動局装置2を隣接する基地局装置へハンドオーバした場合に移動局装置2が使用する通信方式を判断する。
このため、複数の隣接基地局装置が異なる通信方式を使用しており、その結果、ハンドオーバ後に使用する通信方式の候補が複数ある場合には、移動局装置2は複数の通信方式用の無線品質測定ソフトウエアを保持する。通信方式の候補数が増大すると、移動局装置2のハードウエアの規模と消費電力の増大を招く。
本実施例による基地局装置3−1は、移動局装置2が基地局装置3−1との接続開始時に、無線品質測定ソフトウエアを移動局装置2へダウンロードする。ダウンロードされる無線品質測定ソフトウエアには、基地局装置3−1に隣接する基地局装置が使用する通信方式により受信される信号の無線品質を測定するための無線品質測定ソフトウエアが含まれる。
図16は、基地局装置3−1の第2の構成例を示す図である。図5に示す構成要素と同様の構成要素には同じ参照符号を付する。基地局装置3−1の各構成要素によって実行される処理は、図4の記憶部32に記憶されるコンピュータプログラムをプロセッサ31が実行することにより実現されるものである。なお図5では、本実施例の説明に関係する機能を中心として示している。また、基地局装置3−2も同様の構成を有していてよい。
基地局装置3−1は、図5に示す構成要素の他に、第2ダウンロード部45を備える。図4に示す記憶部32は、基地局装置3−1に隣接する基地局装置が使用する通信方式によって受信される信号の無線品質を移動局装置2が測定するための無線品質測定ソフトウエア46を格納してよい。以下の説明では、基地局装置3−1に隣接する基地局装置が基地局装置3−2である場合について説明する。
移動局装置2と基地局装置3−1との接続が開始された時に、第2ダウンロード部45は、第2通信方式用の無線品質測定ソフトウエアを移動局装置2へダウンロードする。無線通信部33は、移動局装置2の再構成可能回路11が第2通信方式用の無線品質測定プログラムを実行することによって測定された第2無線品質を示す信号を、移動局装置2から受信する。
ダウンロード判定部40は、第2無線品質に基づき、基地局装置3−1から移動局装置2をハンドオーバさせる宛先の基地局装置3−2の通信方式が第2通信方式であるか否かを判定する。
図17は、図16に示す基地局装置3−1における処理の第4例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションIA〜IIの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションIAにおいて基地局装置3−1の無線通信部33は、移動局装置2の無線通信部20との間で、移動局装置2と基地局装置3−1との間の無線通信の接続処理を行う。
オペレーションIBにおいて第2ダウンロード部45は、第1通信方式用の無線品質測定ソフトウエア及び第2通信方式用の無線品質測定ソフトウエアを移動局装置2へダウンロードする。オペレーションICにおいて無線通信部33は、第1無線品質及び第2無線品質を示す無線品質信号を移動局装置2から受信する。
オペレーションIDにおいてダウンロード判定部40は、基地局装置3−1から移動局装置2をハンドオーバさせる宛先の基地局装置の通信方式を決定する。したがって、基地局装置3−1から移動局装置2をハンドオーバさせる宛先の基地局装置の通信方式が第2通信方式であるか否かが判定される。
オペレーションIEにおいてダウンロード判定部40は、第1無線品質が第1条件を満足するか否かを判定する。第1無線品質が第1条件を満足するとき(オペレーションIE:Y)、処理はオペレーションIFへ進む。第1無線品質が第1条件を満足しないとき(オペレーションIE:N)、処理はオペレーションICへ戻る。
オペレーションIFにおいて第1ダウンロード部41は、オペレーションIDで決定された通信方式用の通信ソフトウエアを、移動局装置2にダウンロードする。オペレーションIG〜IIの処理は、図7に示すオペレーションAD〜AFの処理と同様である。
なお、図16に示す基地局装置3−1の実施例において、図17に示す処理の一部を前述する他の実施例が行う処理の一部に置換してもよい。
図18は、移動局装置2における処理の一例の説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションJA〜JIの各オペレーションはステップであってもよい。オペレーションJAにおいて移動局装置2の無線通信部20は、基地局装置3−1の無線通信部33との間で、移動局装置2と基地局装置3−1との間の無線通信の接続処理を行う。
オペレーションJBにおいてダウンロード部22は、第1通信方式用の無線品質測定ソフトウエア及び第2通信方式用の無線品質測定ソフトウエアを基地局装置3−1からダウンロードする。ダウンロードされた無線品質測定ソフトウエアは、記憶部12に格納される。
オペレーションJCにおいて無線品質測定部21は、第1通信方式により基地局装置3−1から受信される信号の第1無線品質を測定する。無線品質測定部21は、第2通信方式により基地局装置3−2から受信される信号の第2無線品質を測定する。オペレーションJDにおいて無線通信部20は、測定された第1無線品質及び第2無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3へ送信する。
オペレーションJEにおいてダウンロード部22は、基地局装置3−1が第2通信方式用の通信ソフトウエアのダウンロードを開始したか否かを判定する。ダウンロードが開始されたとき(オペレーションJE:Y)処理はオペレーションJFへ進む。ダウンロードが開始されていないとき(オペレーションJE:N)、処理はオペレーションJCへ戻る。オペレーションJFにおいてダウンロード部22は、第2通信方式用の通信ソフトウエアをダウンロードする。ダウンロードされた第2通信方式用の通信ソフトウエアは、記憶部12に格納される。
オペレーションJGにおいて無線通信部20は、移動局装置2を基地局装置3−2へハンドオーバするハンドオーバ指示を受信したか否かを判定する。ハンドオーバ指示が受信されたとき(オペレーションJG:Y)、処理はオペレーションJHへ進む。ハンドオーバ指示が受信されていないとき(オペレーションJG:N)、処理はオペレーションJCへ戻る。
オペレーションJHにおいて無線通信部20は、移動局装置2を基地局装置3−1から基地局装置3−2へハンドオーバするハンドオーバ処理を実行する。再構成処理部23は、記憶部12に格納されている第2通信方式用の通信ソフトウエアを、再構成可能回路11へ入力する。再構成処理部23が再構成指示を再構成可能回路11へ出力することで、再構成可能回路11は第2通信方式用の通信ソフトウエアにより再構成される。再構成された無線通信部20は、基地局装置3−2の無線通信部33との間で無線通信の接続処理を行う。
オペレーションJIにおいてダウンロード部22は、無線品質測定ソフトウエアを基地局装置3−2からダウンロードする。ダウンロードされる無線品質測定ソフトウエアには、基地局装置3−2に隣接する基地局装置が使用する通信方式により受信される信号を測定するための無線品質測定ソフトウエアが含まれる。ダウンロードされた無線品質測定ソフトウエアは記憶部12に格納される。ダウンロードが完了したとき、再構成処理部23は、記憶部12に格納されている無線品質測定ソフトウエアを、再構成可能回路11へ入力する。再構成処理部23が再構成指示を再構成可能回路11へ出力することで、再構成可能回路11は無線品質測定ソフトウエアにより再構成される。
図19は、基地局装置3−1と移動局装置2及び基地局装置3−2と移動局装置2の間における信号のシーケンスの説明図である。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションKA〜KJの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションKAにおいて移動局装置2の無線通信部20と基地局装置3−1の無線通信部33は、移動局装置2と基地局装置3−1との間の無線通信の接続処理を行う。オペレーションKBにおいて基地局装置3−1の第2ダウンロード部45は、第1通信方式用の無線品質測定ソフトウエア及び第2通信方式用の無線品質測定ソフトウエアを移動局装置2へダウンロードする。
オペレーションKCにおいて移動局装置2の無線品質測定部21は、第1無線品質及び第2無線品質を測定する。無線通信部20は、第1無線品質及び第2無線品質を示す無線品質信号を基地局装置3−1へ送信する。
オペレーションKD〜KKの処理は、図8に示すオペレーションBC〜BJと同様である。オペレーションKLにおいて移動局装置2の無線通信部20と基地局装置3−2の無線通信部33は無線通信の接続処理を行う。オペレーションKMにおいて基地局装置3−2の第2ダウンロード部45は、無線品質測定ソフトウエアを移動局装置2へダウンロードする。ダウンロードが完了したとき、再構成処理部23は、再構成可能回路11を再構成する。
本実施例によれば、移動局装置2が基地局装置3へ接続される度に、この基地局装置3から移動局装置をハンドオーバさせる処理に使用する無線品質測定ソフトウエアがダウンロードされる。このため、使用の可能性がある全ての無線方式用の無線品質測定ソフトウエアを予め移動局装置2に保持する場合と比べて、移動局装置2に保持されるソフトウエアのサイズを低減することができる。このため移動局装置2の回路の規模や消費電力を低減することができる。
また本実施例によれば、無線品質測定ソフトウエアは通信ソフトウエアと異なるタイミングでダウンロードされる。すなわち、基地局装置3−1との接続中に使用される無線品質測定ソフトウエアは基地局装置3−1に接続中にダウンロードされる。一方で、基地局装置3−1との接続中に使用される通信ソフトウエアは、移動局装置2が基地局装置3−1へハンドオーバされる前に移動局装置2にダウンロードされる。
無線品質測定ソフトウエアと通信ソフトウエアとが異なるタイミングでダウンロードされる利点を、図20に示す通信システムの構成を参照して説明する。基地局装置3−1〜3−6は、それぞれ第1〜6通信方式によって移動局装置2と通信する。第3〜6通信方式により受信される信号の無線品質を移動局装置2に測定させる無線品質測定ソフトウエアを、それぞれ「第3通信方式用の無線品質測定ソフトウエア」〜「第6通信方式用の無線品質測定ソフトウエア」と表記する。
基地局装置3−1は、移動局装置3−2、3−3及び3−4に隣接しており、基地局装置3−1に接続される移動局装置2は、移動局装置3−2、3−3及び3−4へハンドオーバされる可能性がある。一方で基地局装置3−2は、移動局装置3−1、3−5及び3−6に隣接しており、基地局装置3−2に接続される移動局装置2は、移動局装置3−1、3−5及び3−6へハンドオーバされる可能性がある。
このようなシステムで、移動局装置2を基地局装置3−1から基地局装置3−2へハンドオーバする場合を考える。第2通信方式用の通信ソフトウエアは、移動局装置2が基地局装置3−1に接続されている間に移動局装置2にダウンロードされる。
またハンドオーバ処理に使用するため、基地局装置3は、移動局装置2が隣接基地局から受信した信号の無線品質も取得する。このため移動局装置2が基地局装置3−1に接続されているとき、移動局装置2には第1通信方式用、第2通信方式用、第3通信方式用及び第4通信方式用の無線品質測定ソフトウエアがそれぞれ保持される。移動局装置2が基地局装置3−2に接続されているとき、移動局装置2には第2通信方式用、第1通信方式用、第5通信方式用及び第6通信方式用の無線品質測定ソフトウエアがそれぞれ保持される。
無線品質測定ソフトウエアと通信ソフトウエアが同時ダウンロードされる場合、基地局装置3−1は、隣接基地局装置3−2に更に隣接する基地局装置3−5及び3−6の通信方式に対応する無線品質測定ソフトウエアを、移動局装置2にダウンロードする。
一方で本実施例では、基地局装置3−1は、基地局装置3−1と、隣接基地局で使用される通信方式に対応する無線品質測定ソフトウエアをダウンロードすれば足りる。隣接基地局装置にさらに隣接する基地局装置3−5及び3−6で使用される通信方式を判定するよりも、隣接基地局装置で使用される通信方式を判定する方が容易である。例えば、隣接基地局装置3−2の事業者が基地局装置3−1の事業者と異なる場合、基地局装置3−1の事業者にとって、隣接基地局装置3−2の隣接基地局を特定するのは基地局装置3−1の隣接基地局を特定するよりも難しい。
このため本実施例によれば、移動局装置2にダウンロードすべき無線品質測定ソフトウエアを容易に特定することが可能となる。
移動局装置2のダウンロード部22は、記憶部12に記憶する無線品質測定ソフトウエアの数に上限を設定してもよい。ダウンロード部22は、記憶部12に格納される無線品質測定プログラムの数が上限に達したとき、使用頻度に応じて選択したいずれかの無線品質測定プログラムに、ダウンロードされた無線品質測定プログラムを上書きしてもよい。他の実施例においても同様である。
図21は、無線品質測定ソフトウエアのダウンロード処理の説明図である。このダウンロード処理は、図18のオペレーションJFにて実行されてもよい。なお、他の実施態様においては、下記のオペレーションLA〜LDの各オペレーションはステップであってもよい。
オペレーションLAにおいてダウンロード部22は、現在、通信方式別に記憶部12に記憶されている無線品質測定ソフトウエアの格納数が上限に達しているか否かを判定する。格納数が上限に達していないとき(オペレーションLA:Y)、処理はオペレーションLBへ進む。格納数が上限に達していないとき(オペレーションLA:N)、処理はオペレーションLCへ進む。
オペレーションLBにおいてダウンロード部22は、無線品質測定ソフトウエアをダウンロードして記憶部12に格納する。
オペレーションLCにおいてダウンロード部22は、今回ダウンロードされる無線品質測定ソフトウエアで上書きされる、記憶部12に格納済みのソフトウエアを決定する。ダウンロード部22は、記憶部12に格納された各無線品質測定ソフトウエアの使用頻度に応じて、上書きされるソフトウエアを選択する。ここで「使用頻度」とは、無線品質測定ソフトウエアを用いて測定が行われた程度を示す情報であり、過去に使用された回数や単位時間あたりの使用回数などを含む概念である。例えば、ダウンロード部22は、使用頻度が低い無線品質測定ソフトウエアほど高い優先順位で選択してよい。
また例えばダウンロード部22は、各無線品質測定ソフトウエアの使用頻度を記録する使用頻度テーブルを作成して記憶部12に記憶してよい。
図22は、使用頻度テーブルの説明図である。使用頻度テーブル60は、記憶部12に格納される各無線品質測定ソフトウエアが使用される通信方式を格納する欄61と、それぞれのソフトウエアの使用頻度を格納する欄62を有していてよい。
図21を参照する。オペレーションLDにおいてダウンロード部22は、無線品質測定ソフトウエアをダウンロードする。ダウンロード部22は、オペレーションLCによって選択されたソフトウエアに、今回ダウンロードした無線品質測定ソフトウエアを上書きする。
本実施例によれば、使用頻度が少ない無線品質測定ソフトウエアは移動局装置2に保持されないため、移動局装置2のメモリが更に節約される。
1 通信システム
2 移動局装置
3−1、3−2 基地局装置
12 記憶部
20、33 無線通信部
21 無線品質想定部
22 ダウンロード部
23 再構成処理部
40 ダウンロード判定部
41 第1ダウンロード部
43 ハンドオーバ判定部
44 ハンドオーバ指示送信部

Claims (7)

  1. ソフトウエア無線機である移動局装置と第1通信方式によって通信する第1の基地局装置であって、
    前記移動局装置が前記第1の基地局装置から受信した信号の無線品質である第1無線品質を示す信号を前記移動局装置から受信する第1受信部と、
    前記第1無線品質の第1条件にしたがって、前記移動局装置に第2通信方式に従う通信処理を実行させる通信ソフトウエアを前記移動局装置にダウンロードし、前記第1無線品質の第2条件にしたがって、前記第2通信方式によって前記移動局装置と通信する第2の基地局装置へ前記移動局装置をハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を、前記移動局装置に送信する処理を行うプロセッサ、を備え、
    前記第1条件は、前記第1無線品質が低下するとき前記第2条件よりも先に満足するように定められた条件であり、
    前記プロセッサは、今後の第1無線品質の変化を予測し、前記予測された今後の第1無線品質の変化に基づいて前記第2条件を満たす時期を推定し、前記第1条件を満たす時期から前記推定された第2条件を満たす時期までにダウンロード可能なデータ量が、前記通信ソフトウエアのダウンロードデータ量以下となるように、前記第1条件を満たす時期を決定する処理を行うことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記プロセッサは、ダウンロード開始後に受信した前記第1無線品質が前記第1条件を満たさない場合に、ダウンロードを中断する処理を行う請求項1に記載の基地局装置。
  3. ソフトウエア無線機である移動局装置と第1通信方式によって通信する第1の基地局装置であって、
    前記移動局装置が前記第1の基地局装置から受信した信号の無線品質である第1無線品
    質を示す信号を前記移動局装置から受信する第1受信部と、
    前記移動局装置が前記第1の基地局装置との接続処理を開始した時にダウンロードされる、前記第1の基地局装置に隣接する複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質を測定する処理を前記移動局装置に実行させる複数の無線品質測定プログラムを実行することによって測定された、複数の基地局装置のそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質を示す信号を前記移動局装置から受信する第2受信部と
    前記複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質に基づいて、前記第1の基地局装置から前記移動局装置をハンドオーバさせる宛先の基地局装置の通信方式が第2通信方式であると判定される場合に、前記第1無線品質の第1条件にしたがって、前記移動局装置に第2通信方式に従う通信処理を実行させる通信ソフトウエアを前記移動局装置にダウンロードし、前記第1無線品質の第2条件にしたがって、前記第2通信方式によって前記移動局装置と通信する第2の基地局装置へ前記移動局装置をハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を、前記移動局装置に送信する処理を行うプロセッサと、を備え、
    前記第1条件は、前記第1無線品質が低下するとき前記第2条件よりも先に満足するように定められた条件であることを特徴とする基地局装置。
  4. ソフトウエア無線機である移動局装置であって、
    前記移動局装置第1通信方式によって通信する第1の基地局装置との接続処理を開始した時に、前記第1の基地局装置に隣接する複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質を測定する処理を前記移動局装置に実行させる複数の無線品質測定プログラムを前記第1の基地局装置からダウンロードする制御部と、
    前記複数の無線品質測定プログラムを実行することによって測定されたそれぞれの無線品質を示す無線品質信号を前記第1の基地局装置へ送信する送信部と、を備え、
    前記制御部は、前記無線品質信号の送信後に、前記複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質に基づいて、前記第1の基地局装置から前記移動局装置をハンドオーバさせる宛先の基地局装置の通信方式が第2通信方式であると前記第1の基地局装置で判定される場合に前記第1の基地局装置から送信される、前記第2通信方式に従う通信処理を前記移動局装置に実行させる通信ソフトウエアをダウンロードすることを特徴とする移動局装置。
  5. ダウンロードされた前記複数の無線品質測定プログラムを格納する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部に格納される前記複数の無線品質測定プログラムの数が上限に達したとき、使用頻度に応じて選択したいずれかの前記無線品質測定プログラムに、ダウンロードされた無線品質測定プログラムを上書きする制御を行う、請求項に記載の移動局装置。
  6. ソフトウエア無線機である移動局装置と第1通信方式によって通信する第1の基地局装置が、前記移動局装置をハンドオーバする方法であって、
    前記移動局装置が前記第1の基地局装置から受信した信号の無線品質である第1無線品質を示す信号を前記移動局装置から受信すること、
    前記第1無線品質の第1条件にしたがって、前記移動局装置に第2通信方式に従う通信処理を実行させる通信ソフトウエアを前記移動局装置にダウンロードすること、
    前記第1無線品質の第2条件にしたがって、前記第2通信方式によって前記移動局装置と通信する第2の基地局装置へ前記移動局装置をハンドオーバさせるハンドオーバ指示信号を、前記移動局装置に送信すること、を含み、
    前記第1条件は、前記第1無線品質が低下するとき前記第2条件よりも先に満足するように定められた条件であり、
    今後の第1無線品質の変化を予測し、前記予測された今後の第1無線品質の変化に基づいて前記第2条件を満たす時期を推定し、前記第1条件を満たす時期から前記推定された第2条件を満たす時期までにダウンロード可能なデータ量が、前記通信ソフトウエアのダウンロードデータ量以下となるように、前記第1条件を満たす時期を決定する処理を行うことを特徴とする方法。
  7. ソフトウエア無線機である移動局装置にソフトウエアをダウンロードする方法であって、
    前記移動局装置第1通信方式によって通信する第1の基地局装置との接続処理を開始した時に、前記第1の基地局装置に隣接する複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質を測定する処理を前記移動局装置に実行させる複数の無線品質測定プログラムを前記第1の基地局装置からダウンロードすること、
    前記複数の無線品質測定プログラムを実行することによって測定されたそれぞれの無線品質を示す無線品質信号を前記第1の基地局装置へ送信すること、及び
    前記無線品質信号の送信後に、前記複数の基地局装置からそれぞれの通信方式により受信される信号の無線品質に基づいて、前記第1の基地局装置から前記移動局装置をハンドオーバさせる宛先の基地局装置の通信方式が第2通信方式であると前記第1の基地局装置で判定される場合に前記第1の基地局装置から送信される、前記第2通信方式に従う通信処理を前記移動局装置に実行させる通信ソフトウエアをダウンロードすること、
    を含む方法。
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