JP2007281896A - 通信ソフトウェアのダウンロード方法およびソフトウェア無線端末装置 - Google Patents

通信ソフトウェアのダウンロード方法およびソフトウェア無線端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェア無線システムにおいて、通信ソフトウェアのダウンロード時間を短縮し、また、端末装置が備えるメモリ容量を削減する。
【解決手段】プログラムサーバ11には、各通信方式に対応する通信ソフトウェアが格納されている。ソフトウェア無線端末13は、プログラムサーバ11からダウンロードした通信ソフトウェアを利用して通信を行う。通信方式を方式Aから方式Bに切り替えるときは、方式Aで方式Bの通信ソフトウェアの基本モジュールがダウンロードされる。方式Bの通信ソフトウェアの拡張モジュールは、方式A、Bのうちの伝送レートの高い方でダウンロードされる。方式Bの通信ソフトウェアのダウンロードが終了すると、ソフトウェア無線端末13において、方式Aの通信ソフトウェアは削除可能な状態に置かれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク上に設けられているプログラムサーバから通信ソフトウェアをダウンロードする方法、およびダウンロードした通信ソフトウェアを使用して通信を行うソフトウェア無線端末装置に係わる。
近年、様々な無線通信方式が実用化されている。そして、「1台の端末装置で複数の無線通信方式を利用したい。」という要求がある。
上記要求に答える技術の1つとして、図12に示すシステムにおいて提供されるソフトウェア無線(SDR:Software-Defined Radio)が知られている。図12において、プログラムサーバ100には、各種通信方式の動作を提供するためのソフトウェアプログラムおよび必要なパラメータ等(以下、単に「通信ソフトウェア」と呼ぶことがある。)が格納されている。そして、ソフトウェア無線端末101は、所望の通信方式に対応する通信ソフトウェアをプログラムサーバ100から基地局102を介してダウンロードして使用する。これによりソフトウェア無線端末は、様々な無線通信方式で通信を行うことができる。
ソフトウェア無線端末101は、図13に示すように、プログラムサーバ100から一旦揮発性メモリ111にダウンロードし、その後、ダウンロードした通信ソフトウェアを不揮発性メモリ112に格納する。そして、通信を開始するときには、その通信ソフトウェアを揮発性メモリ111に展開して使用する。ここでは、ソフトウェア無線端末101は、通信方式Aに係る通信ソフトウェアを保持している。続いて、通信方式Bを利用する際には、ソフトウェア無線端末101は、プログラムサーバ100から通信方式Bに係る通信ソフトウェアをダウンロードする。しかし、各通信方式の通信ソフトウェアを次々とダウンロードするためには、大きなメモリ容量を必要とする。また、通信ソフトウェアを取得するためのダウンロード時間が長くなることもある。
特許文献1には、ソフトウェア無線端末のメモリ容量の削減を図る技術が記載されている。特許文献1に記載のソフトウェア無線においては、図14に示すように、各通信方式に係る通信ソフトウェアが、それぞれ、基本モジュールおよび拡張モジュールから構成されている。ここで、基本モジュールは、通信を行うための必要最小限の機能を提供するソフトウェアである。また、拡張モジュールは、オプション機能を提供するためのソフトウェアである。そして、ソフトウェア無線端末101の不揮発性メモリ112には、すべての通信方式の基本モジュールが格納されている。すなわち、ソフトウェア無線端末101は、必要最小限の機能であれば、いずれの通信方式でも通信を行うことができる。そして、ソフトウェア無線端末101は、必要に応じてあるいはハンドオーバに際して所望の拡張モジュールをダウンロードすることにより、オプション機能を利用することができる。この構成によれば、必要に応じて所望の拡張モジュールのみを取得するので、メモリ容量を削減することができる。
特許文献2には、ダウンロード時間を短縮する技術が記載されている。すなわち、特許文献2に記載のソフトウェア無線においては、第1の通信方式から第2の通信方式に切り替える際に、いったん第1の通信方式の伝送レートより高く、第2の通信方式の伝送レートより低い第3の通信方式で目的とする通信方式の通信ソフトウェアをダウンロードし、その後、目的とする通信方式に移る手順が導入されている。
特開2005−223788号公報(図1、明細書の段落0028、0029、要約書) 特開2004−112687号公報(明細書の段落0024)
特許文献1に記載のソフトウェア無線においては、不揮発性メモリにすべての通信方式の基本モジュールが格納されている。よって、メモリ容量をさらに削減する余地がある。
特許文献2に記載のソフトウェア無線においては、第1の通信方式から第2の通信方式へ切り替わる際に、いったん第3の通信方式を経由する必要があるので、ダウンロードすべきソフトウェアの規模あるいは第3の通信方式の伝送レート等によっては、かえってダウンロード時間が長くなってしまうおそれがある。
本発明の課題は、ソフトウェア無線システムにおいて、通信ソフトウェアのダウンロード時間を短縮することである。また、本発明の他の課題は、ソフトウェア無線端末装置が備えるメモリ容量を削減することである。
本発明の通信ソフトウェアのダウンロード方法は、不揮発性メモリを備える無線端末装置がプログラムサーバから通信ソフトウェアをダウンロードする方法であって、前記無線端末装置の通信方式を第1の通信方式から前記不揮発性メモリに基本モジュールが格納されていない第2の通信方式へ切り替えるために、前記プログラムサーバに対して前記第2の通信方式の通信ソフトウェアを要求し、前記第1の通信方式で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の基本モジュールを受信する。前記第1の通信方式の伝送レートよりも前記第2の通信方式の伝送レートの方が低かった場合には、前記第1の通信方式で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の拡張モジュールを受信する。前記第1の通信方式の伝送レートよりも前記第2の通信方式の伝送レートの方が高かった場合には、前記受信した第2の通信方式の基本モジュールを利用して前記第2の通信方式の拡張モジュールを受信する。そして、受信した第2の通信方式の基本モジュールおよび拡張モジュールを前記不揮発性メモリに格納する。
このダウンロード方法によれば、切り替え前の通信方式または切り替え後の通信方式のうちの伝送レートの高い方で拡張モジュールのダウンロードが行われる。したがって、ダウンロード時間を短縮することができる。
上記ダウンロード方法において、第2の通信方式の通信ソフトウェアを前記不揮発性メモリに格納する際に、その不揮発性メモリにおいて前記第1の通信方式の通信ソフトウェアを削除可能な状態に設定するようにしてもよい。あるいは、第2の通信方式の通信ソフトウェアを前記不揮発性メモリに格納する際に、その不揮発性メモリから前記第1の通信方式の通信ソフトウェアを削除するようにしてもよい。この手順を導入すれば、切り替え前の通信方式の通信ソフトウェア(基本モジュールを含む)のためにメモリ領域を確保する必要がないので、メモリ容量を削減できる。
また、上記ダウンロード方法において、無線基地局から定期的に同報されるビーコンの受信品質を検出し、前記ビーコンの受信品質に基づいて、前記第1および第2の通信方式の伝送レートを導出するようにしてもよい。この手順を導入すれば、通信方式を切り替える時点における第1および第2の通信方式の実質的な伝送レートを推定することができるので、拡張モジュールをダウンロードすべき通信方式をより適切に選択できる。
本発明のソフトウェア無線端末装置は、プログラムサーバからダウンロードした通信ソフトウェアに対応する方式で通信を行う端末装置であって、通信ソフトウェアを格納する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに格納されている通信ソフトウェアを利用して通信を行う通信手段と、通信方式を第1の通信方式から前記不揮発性メモリに基本モジュールが格納されていない第2の通信方式へ切り替えるために、前記プログラムサーバに対して前記第2の通信方式の通信ソフトウェアを要求する要求手段と、前記第1の通信方式で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の基本モジュールを受信する受信手段と、前記第1の通信方式の伝送レートと前記第2の通信方式の伝送レートとを比較する比較手段を備える。そして、前記受信手段は、前記第1の通信方式または第2の通信方式のうちの伝送レートの高い方で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の拡張モジュールを受信する。前記受信手段が受信した第2の通信方式の基本モジュールおよび拡張モジュールは、前記不揮発性メモリに格納される。
本発明によれば、ソフトウェア無線システムにおいて、通信ソフトウェアのダウンロード時間を短縮することができる。また、ソフトウェア無線端末装置が備えるメモリ容量を削減することができる。
図1は、本発明に係わるソフトウェア無線機能を提供するネットワークの構成を示す図である。このネットワークは、プログラムサーバ11、基地局12A〜12C、ソフトウェア無線端末13を含んで構成される。
プログラムサーバ11は、後で詳しく説明するが、複数の通信方式(ここでは、方式A〜方式C)にそれぞれ対応する通信ソフトウェアを格納する。通信ソフトウェアは、通信動作を定義するプログラム、各種パラメータを含む。なお、「複数の通信方式」とは、特に限定されるものではないが、たとえば、無線LANシステムにおいては、IEEE802.11a、11b、11gなどに相当する。あるいは、1台の端末で通話、インタネット接続、ラジオ受信、TV受信などをサポートするような形態であってもよい。
基地局12A〜12Cは、それぞれ、方式A〜方式Cで無線端末を収容する。また、基地局12A〜12Cは、プログラムサーバ11に接続されている。なお、プログラムサーバ11と各基地局12A〜12Cとの間は、固定回線で接続されてもよいし、無線回線で接続されてもよい。
ソフトウェア無線端末13は、プログラムサーバ11からダウンロードした通信ソフトウェアを利用して通信を行う。このとき、ソフトウェア無線端末13は、自動的にあるいはユーザからの指示に応じて、使用すべき通信方式を指定することができる。例えば、ソフトウェア無線端末13が基地局12Aの通信エリアから基地局12Bの通信エリアへ移動する際のハンドオーバにおいては、ソフトウェア無線端末13の通信方式を方式Aから方式Bへ切り替える必要がある。この場合、ソフトウェア無線端末13は、自動的に(すなわち、ユーザの指示を受けることなく)、プログラムサーバ11に対して方式Bに対応する通信ソフトウェアを要求する。そして、ソフトウェア無線端末13は、受信した通信ソフトウェアを利用して、基地局12Bを介して方式Bで通信を継続する。あるいは、例えば、方式Bで通信を行っていたソフトウェア無線端末13のユーザが方式Cで提供されるサービスを受けたいものとする。この場合、ユーザは、ソフトウェア無線端末13を操作することにより、プログラムサーバ11に対して方式Cに対応する通信ソフトウェアを要求する。
このように、ソフトウェア無線システムにおいては、ソフトウェア無線端末13は、必要な通信ソフトウェアをダウンロードして使用することができる。
図2は、ソフトウェア無線端末13の構成を示す図である。なお、図2においては、ソフトウェア無線機能と関連の低い構成については省略している。
アンテナ部21は、無線信号を送信/受信する。なお、アンテナは、1本であってもよいし、複数本であってもよい。コンフィギュラブル回路(通信手段)22は、マルチバンドRF/IF部23、AD/DA変換部24、信号処理部25を備える。マルチバンドRF/IF部23は、RF帯の信号とIF帯の信号とを相互に変換する機能を提供する。ここで、使用されるRF帯周波数およびIF帯周波数は、通信方式によって異なる。また、AD/DA変換部24は、アナログ信号とデジタル信号とを相互に変換する。ここで、サンプリング周期、変換演算等は、通信方式によって異なる。さらに、信号処理部25は、符号/復号処理、再送手順、通信品質の管理などの機能を提供する。ここで、これらの処理は、通信方式によって異なる。したがって、コンフィギュラブル回路22の動作は、プログラムサーバ11からダウンロードした通信ソフトウェアに従う。
記憶部26は、不揮発性メモリ(ROM)27、および揮発性メモリ(RAM)28を含んで構成される。不揮発性メモリ27は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM等であり、各種ソフトウェア(プログラム、パラメータを含む)を格納する。一方、揮発性メモリ28は、例えば、DRAMであり、各種ソフトウェアを一時的に格納すると共に、制御部29の作業領域として使用される。なお、ソフトウェア無線端末13の低コスト化を図るための1つの方策は、記憶部26のメモリ容量を小さくすることである。ここで、不揮発性メモリ27は、一般に、揮発性メモリ28よりも高価である。よって、不揮発性メモリ27の容量を削減することは、ソフトウェア無線端末13の低コスト化に大きく寄与する。
制御部(要求手段)29は、記憶部26に格納されているプログラムを実行し、コンフィギュラブル回路22に対して動作指示を与える。また、信号処理部25との間で送信/受信切り替え信号を授受する。さらに、プログラムサーバ11から通信ソフトウェアをダウンロードする処理(プログラムサーバ11に対して所望の通信方式の通信ソフトウェアを要求する処理を含む)もこの制御部29により実行される。
外部I/F部30は、ユーザからの入力を受け付ける。ユーザによる通信方式切り替え指示は、この外部I/F部30を介して入力される。なお、アンテナ部21を介して受信した情報は、外部I/F部30を介して出力される。
このように、ソフトウェア無線端末13は、プログラムサーバ11から受信した通信ソフトウェアに応じてコンフィギュラブル回路22の動作を切り替えることにより、各種通信方式に対応することができる。
図3は、プログラムサーバ11が備えるデータベースの構成を示す図である。このデータベースには、各通信方式に対応する通信ソフトウェア、比較テーブル、モジュール詳細情報が格納されている。
各通信ソフトウェアは、それぞれ、基本モジュールおよび拡張モジュールから構成されている。基本モジュールは、無線通信を行うために最小限必要なソフトウェアであり、この実施例では、受信制御プログラムファイル、送信制御プログラムファイル、パラメータファイル、基本制御情報ファイルから構成される。受信制御プログラムは、同期処理、復号処理などを記述している。送信制御プログラムは、符号化処理などを記述している。パラメータは、信号を送信/受信するための各種パラメータである。例えば、802.11無線LANシステムにおいては、SSID(Service Set Identifier)等もこのパラメータに含まれる。基本制御情報は、送信/受信切り替え処理、タイミング制御処理などを記述する。一方、拡張モジュールは、付加的なサービス(例えば、ローミング、電力制御など)のためのソフトウェアであり、機能ごとにファイリングされ、独立して設けられている。この実施の形態では、機能ファイル1、機能ファイル2、機能ファイル3から構成される。
比較テーブルには、各通信方式について、通信ソフトウェアの容量(すなわち、データ量)、および伝送レートが登録されている。ただし、この「伝送レート」は、無線環境が良好な場合の標準的な値である。また、モジュール詳細情報としては、各通信ソフトウェアを構成する各モジュールの容量が登録されている。
モジュール詳細情報には、各通信方式の受信制御プログラムファイル、送信制御プログラムファイル、パラメータファイル、基本制御情報ファイル、機能ファイルの各容量(すなわち、データ量)が登録されている。
図4は、ソフトウェア無線端末13の記憶部26に通信ソフトウェアが格納された状態を示す図である。プログラムサーバ11からダウンロードした通信ソフトウェアは、不揮発性メモリ27に格納される。また、この通信ソフトウェアは、揮発性メモリ28に展開されて使用される。なお、記憶部26へのデータの書込み、記憶部26からのデータの読出し、記憶部26の残量の管理などは、制御部29により実行される。
図5は、ソフトウェア無線端末13の初期動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの動作は、例えば、ソフトウェア無線端末13の電源が投入されたときに実行される。また、ソフトウェア無線端末13の電源が投入されたとき、不揮発性メモリ27には、前回の通信において使用した通信ソフトウェアが格納されている。
ステップS1では、ソフトウェア無線端末13の各回路(レジスタ等)を初期化するとともに、不揮発性メモリ27に格納されている通信ソフトウェアを揮発性メモリ28に展開する。なお、不揮発性メモリ27には、前回の通信で使用した通信ソフトウェアが格納されている。ステップS2では、揮発性メモリ28に展開された通信ソフトウェアを実行することにより、その通信ソフトウェアに対応する通信方式で通信を開始する。ステップS3では、通信の開始に際して、プログラムサーバ11から図3に示す比較テーブルを取得する。プログラムサーバ11は、ソフトウェア無線端末13からの要求に応じて比較テーブルを送信してもよいし、或いは、ソフトウェア無線端末13の電源が投入されたことを検出して比較テーブルを送信するようにしてもよい。
このように、ソフトウェア無線端末13は、電源投入時に不揮発性メモリ27に格納されている通信ソフトウェアを利用して通信を開始することができる。
図6は、通信ソフトウェアをダウンロードする処理のフローチャートである。この処理は、通信方式を切り替える旨の要求があったときに実行される。なお、通信方式を切り替える旨の要求は、ハンドオーバに際して或いはユーザからの指示に応じて、ソフトウェア無線端末13の外部I/F部30からプログラムサーバ11へ送信される。
ステップS11では、図5に示す初期動作において取得した比較テーブルを参照し、ダウンロードすべき通信ソフトウェアを不揮発性メモリ27に格納できるか否かをチェックする。ステップS12では、ダウンロードすべき通信ソフトウェアのモジュール詳細情報をプログラムサーバ11から取得する。ステップS13では、モジュール詳細情報を参照し、ダウンロードすべきファイルを指定する。このとき、基本モジュール(図3に示す例では、受信制御プログラムファイル、送信制御プログラムファイル、パラメータファイル、基本制御情報ファイル)は必ず指定されるものとする。これにより、プログラムサーバ11は、要求された通信ソフトウェアの中の指定されたファイルの送信を開始する。なお、基本モジュールの各ファイルおよび1以上の機能ファイルが要求された場合、プログラムサーバ11は、先に基本モジュールの各ファイルを送信し、その後に機能ファイルを順番に送信するものとする。そして、ソフトウェア無線端末13は、プログラムサーバ11から送信される各ファイルを受信する。
ステップS14では、プログラムサーバ11から基地局を介して送られてくる信号を受信し、基本モジュールのダウンロードの終了をモニタする。ステップS15では、ステップS13において拡張モジュールである機能ファイルが指定されたか否かをチェックする。そして、機能ファイルが指定されている場合にはステップS16へ進む。一方、機能ファイルが指定されていなければ、通信方式を切り替えて処理を終了する。なお、機能ファイルを要求しなかった場合の通信方式の切り替えは、公知の技術に従う。
ステップS16では、現在の通信方式(以下、「旧通信方式」と呼ぶ)の伝送レートと切り替え後の通信方式(以下、「新通信方式」と呼ぶ)の伝送レートを比較する。そして、旧通信方式の伝送レートの方が高ければ、ステップS17をスキップし、ステップS18において旧通信方式で機能ファイルをダウンロードする。一方、新通信方式の伝送レートの方が高ければ、ステップS17において通信方式を切り替えた後に機能ファイルをダウンロードする。すなわち、新通信方式で機能ファイルをダウンロードする。そして、ステップS19において、拡張モジュールに対応する設定を行い、通信方式の切り替え処理を終了する。
ステップS17における通信方式の切り替えは、以下の手順を含む。すなわち、ソフトウェア無線端末13は、ステップS11〜S14において受信した新通信方式の基本モジュールを揮発性メモリ28に展開し、必要な情報をコンフィギュラブル回路22に設定する。これにより、ソフトウェア無線端末13からプログラムサーバ11に対して、新通信方式で機能ファイルを送信させる旨の指示が送られる。そうすると、プログラムサーバ11は、新通信方式をサポートする基地局を介して機能ファイルを送信する。これにより、以降、新通信方式で機能ファイルのダウンロードが行われる。
なお、ステップS14、S17、S18は、受信手段としての動作を実現している。また、ステップS16は、比較手段としての動作を実現している。
このように、実施形態のダウンロード方法においては、旧通信方式および新通信方式の伝送レートを比較し、その伝送レートの高い方の通信方式で拡張モジュールのダウンロードを行う。よって、通信ソフトウェアのダウンロード時間が短縮される。特に、ダウンロードすべき拡張モジュールのサイズが大きいときは、時間短縮効果が顕著である。また、実施形態のダウンロード方法は、特許文献2に記載の方法と異なり、旧通信方式から新通信方式へ切り替える際に、第3の通信方式を経由する必要がない。
図7は、ダウンロードした通信ソフトウェアを不揮発性メモリ27に書き込む処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば、上述したダウンロード処理に続いて実行される。
ステップS21では、先に不揮発性メモリ27に格納されている通信ソフトウェア(旧通信方式の通信ソフトウェアの基本モジュールを含む)を、削除可能な状態に設定する。この設定は、例えば、不揮発性メモリ27に格納される各ファイルに付与する削除可否フラグを用いて実現される。ステップS22では、ダウンロードした通信ソフトウェアのファイルサイズと不揮発性メモリ27のメモリ残量(すなわち、空き領域のサイズ)とを比較する。そして、その通信ソフトウェアのファイルサイズの方が小さければ、ステップS23において、不揮発性メモリ27の空き領域にその通信ソフトウェアを書き込む。
ダウンロードした通信ソフトウェアのファイルサイズの方が大きければ、ステップS24において、不揮発性メモリ27に削除が禁止されているファイルがあるか調べる。そして、削除が禁止されているファイルが無ければ、ステップS25において、ダウンロードした通信ソフトウェアを上書き書込みする。一方、削除が禁止されているファイルがあれば、ステップS26において、その削除禁止ファイル以外の領域にダウンロードした通信ソフトウェアを上書き書込みする。ここで、旧通信方式の通信ソフトウェアは、その基本モジュールも含めて削除許可状態になっている。すなわち、旧通信方式の通信ソフトウェアが格納されていた領域は、新通信方式の通信ソフトウェアを格納するために開放されている。したがって、メモリ領域が効率的に利用される。
このように、実施形態の書込み手順によれば、メモリ領域が効率的に利用されるので、不揮発性メモリ27の容量を削減できる。特に、特許文献1の構成と異なり、旧通信方式の通信ソフトウェアは、その基本モジュールも含めて削除可能なので、メモリ領域の利用効率がさらに向上する。
なお、図7に示す手順では、ステップS21において先に格納されている通信ソフトウェアを削除可能な状態に設定するのみであるが、この時点でその通信ソフトウェアを実際に削除してしまってもよい。この手順を導入すれば、不揮発性メモリ27は、1つの通信方式の通信ソフトウェアのみを格納することになる。
あるいは、ソフトウェア無線端末13の電源停止時に、1つの通信ソフトウェアのみを残して他の通信ソフトウェアを削除するようにしてもよい。この場合、不揮発性メモリ27に残す通信ソフトウェアとしては、たとえば、最も容量の小さいものを選択してもよいし、最も使用頻度の高いものを選択してもよい。
<他の実施形態>
上述の実施形態では、図6に示すフローチャートにおいて旧通信方式および新通信方式の伝送レートが比較され、その比較結果に応じて拡張モジュールをダウンロードするために使用すべき通信方式が決定される。しかし、実際の伝送レートは、通信環境に応じて変化し得る。そこで、以下に示す実施形態では、通信環境を検出し、その検出結果に基づいて各通信方式の実際の伝送レートを推定することにより、拡張モジュールをダウンロードすべき通信方式をより適切に選択できるようにする。
図8は、他の実施形態のネットワークの構成を示す図である。ネットワークの基本構成は、図1に示した構成と同じである。ただし、各基地局12A〜12Cは、それぞれ、所定の周期でビーコン信号を同報送信する。ここで、各基地局12A〜12Cから同報送信されるビーコン信号は、予め決められた共通周波数が割り当てられており、また、送信パワーも固定されている。
ソフトウェア無線端末13は、ビーコン信号を受信するための簡易受信モジュールを備えている。簡易受信モジュールは、図9に示すように、共通用通信制御モジュールにより実現され不揮発性メモリ27に固定的に格納されている。なお、共通用通信制御モジュールは、削除を禁止する旨の設定が付されている。そして、簡易受信モジュールは、受信したビーコン信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator)を検出する。ここで、ビーコン信号の送信パワーは固定されている。したがって、ソフトウェア無線端末13は、常に、最新の通信環境を検出することができる。
また、ソフトウェア無線端末13は、図10に示す速度パラメータ情報を有している。速度パラメータ情報は、各通信方式について、RSSI値と伝送データとの対応関係を表す情報である。なお、この対応関係は、例えば、予めシミュレーション等により算出されて不揮発性メモリ27に固定的に格納されている。
プログラムサーバ11のデータベースには、図11に示すように、RSSI換算表が登録されている。RSSI換算表は、ビーコン信号のRSSI値と各通信方式による信号のRSSI値との対応関係を表す情報である。なお、この対応関係も、例えば、予めシミュレーション等により算出されている。
ソフトウェア無線端末13は、電源投入時または通信方式の切り替え時にプログラムサーバ11からRSSI換算表を取得する。また、通信方式の切り替え(ここでは、方式Aから方式Bに切り替えるものとする)に際してビーコン信号のRSSIを検出すると、取得したRSSI換算表を利用して、そのビーコン信号のRSSI値をそれぞれ方式A、方式BのRSSI値に換算する。さらに、速度パラメータ情報を参照し、現在の通信環境下における方式A、方式Bの伝送レートを推定する。そして、図6に示すフローチャートのステップS16を実行する際に、これらの伝送レートの推定値が使用される。したがって、拡張モジュールをダウンロードすべき通信方式をより適切に選択することができる。
本発明に係わるソフトウェア無線機能を提供するネットワークの構成を示す図である。 ソフトウェア無線端末の構成を示す図である。 プログラムサーバが備えるデータベースの構成を示す図である。 ソフトウェア無線端末の記憶部に通信ソフトウェアが格納された状態を示す図である。 ソフトウェア無線端末の初期動作を示すフローチャートである。 通信ソフトウェアをダウンロードする処理のフローチャートである。 ダウンロードした通信ソフトウェアを不揮発性メモリに書き込む処理を示すフローチャートである。 他の実施形態のネットワークの構成を示す図である。 他の実施形態におけるソフトウェア無線端末に通信ソフトウェアが格納された状態を示す図である。 速度パラメータ情報の実施例である。 他の実施形態におけるプログラムサーバが備えるデータベースの構成を示す図である。 ソフトウェア無線システムのネットワーク構成を示す図である。 従来のソフトウェアのダウンロードを説明する図である。 特許文献1に記載のソフトウェアのダウンロードを説明する図である。
符号の説明
11 プログラムサーバ
12A〜12C 基地局
13 ソフトウェア無線端末
22 コンフィギュラブル回路
23 マルチバンドRF/IF部
24 AD/DA変換部
25 信号処理部
26 記憶部
27 不揮発性メモリ
28 揮発性メモリ
29 制御部


Claims (5)

  1. 不揮発性メモリを備える無線端末装置がプログラムサーバから通信ソフトウェアをダウンロードする方法であって、
    前記無線端末装置の通信方式を第1の通信方式から前記不揮発性メモリに基本モジュールが格納されていない第2の通信方式へ切り替えるために、前記プログラムサーバに対して前記第2の通信方式の通信ソフトウェアを要求し、
    前記第1の通信方式で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の基本モジュールを受信し、
    前記第1の通信方式の伝送レートよりも前記第2の通信方式の伝送レートの方が低かった場合には、前記第1の通信方式で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の拡張モジュールを受信し、
    前記第1の通信方式の伝送レートよりも前記第2の通信方式の伝送レートの方が高かった場合には、前記受信した第2の通信方式の基本モジュールを利用して前記第2の通信方式の拡張モジュールを受信し、受信した第2の通信方式の基本モジュールおよび拡張モジュールを前記不揮発性メモリに格納する通信ソフトウェアのダウンロード方法。
  2. 前記第2の通信方式の通信ソフトウェアを前記不揮発性メモリに格納する際に、その不揮発性メモリにおいて前記第1の通信方式の通信ソフトウェアを削除可能な状態に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信ソフトウェアのダウンロード方法。
  3. 前記第2の通信方式の通信ソフトウェアを前記不揮発性メモリに格納する際に、その不揮発性メモリから前記第1の通信方式の通信ソフトウェアを削除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信ソフトウェアのダウンロード方法。
  4. 無線基地局から定期的に同報されるビーコンの受信品質を検出し、
    前記ビーコンの受信品質に基づいて、前記第1および第2の通信方式の伝送レートを導出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信ソフトウェアのダウンロード方法。
  5. プログラムサーバからダウンロードした通信ソフトウェアに対応する方式で通信を行うソフトウェア無線端末装置であって、
    通信ソフトウェアを格納する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに格納されている通信ソフトウェアを利用して通信を行う通信手段と、
    通信方式を第1の通信方式から前記不揮発性メモリに基本モジュールが格納されていない第2の通信方式へ切り替えるために、前記プログラムサーバに対して前記第2の通信方式の通信ソフトウェアを要求する要求手段と、
    前記第1の通信方式で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の基本モジュールを受信する受信手段と、
    前記第1の通信方式の伝送レートと前記第2の通信方式の伝送レートとを比較する比較手段、を備え、
    前記受信手段は、前記第1の通信方式または第2の通信方式のうちの伝送レートの高い方で前記第2の通信方式の通信ソフトウェアの中の拡張モジュールを受信し、
    前記受信手段が受信した第2の通信方式の基本モジュールおよび拡張モジュールは、前記不揮発性メモリに格納される
    ことを特徴とするソフトウェア無線端末装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013098855A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム及び無線通信方法
US8694006B2 (en) 2010-04-30 2014-04-08 Fujitsu Limited Base station, mobile station, handover method, and download method

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