JP2021069018A - モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム - Google Patents

モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021069018A
JP2021069018A JP2019193264A JP2019193264A JP2021069018A JP 2021069018 A JP2021069018 A JP 2021069018A JP 2019193264 A JP2019193264 A JP 2019193264A JP 2019193264 A JP2019193264 A JP 2019193264A JP 2021069018 A JP2021069018 A JP 2021069018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
predicted
mobile device
radio wave
access point
wireless lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019193264A
Other languages
English (en)
Inventor
祐矢 前園
Yuya Maezono
祐矢 前園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2019193264A priority Critical patent/JP2021069018A/ja
Publication of JP2021069018A publication Critical patent/JP2021069018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】モバイルデバイスが、セルラー通信と、アクセスポイントとの無線LAN通信とを適切にハンドオーバーする。【解決手段】モバイルデバイスは、セルラー通信可能なセルラー通信装置と、アクセスポイントとの無線LAN(Local Area Network)通信可能な無線LAN通信装置と、前記無線LAN通信装置がアクセスポイントに接続して無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断し、前記セルラー通信装置を制御してセルラー通信を開始する接続管理部として動作する制御回路とを具備する。【選択図】図3

Description

本開示は、セルラー通信と、アクセスポイントとの無線LAN通信との両方を実行可能なモバイルデバイスに関する。本開示は、さらにこのモバイルデバイスが実行するネットワーク通信ハンドオーバープログラムに関する。
モバイルデバイスが、セルラー通信と、アクセスポイントとの無線LAN通信とをハンドオーバーする技術が知られている。
特開2018−164238号公報
モバイルデバイスは、セルラー通信と、アクセスポイントとの無線LAN通信とを適切にハンドオーバーすることが望ましい。
本開示の一形態に係るモバイルデバイスは、
セルラー通信可能なセルラー通信装置と、
アクセスポイントとの無線LAN(Local Area Network)通信可能な無線LAN通信装置と、
前記無線LAN通信装置がアクセスポイントに接続して無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断し、前記セルラー通信装置を制御してセルラー通信を開始する接続管理部
として動作する制御回路と
を具備する。
(1)これに対して、本実施形態によれば、接続管理部は、無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、アクセスポイントとの無線LAN通信を切断し、セルラー通信を開始する。これにより、接続管理部は、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、予め、セルラー通信にハンドオーバーしておくので、通信が途切れない可能性を高くすることができる。
前記制御回路は、
前記アクセスポイントの位置であるアクセスポイント位置を取得し、
前記モバイルデバイスの現在の位置であるデバイス現在位置を取得し、
前記モバイルデバイスの現在の移動方向及び速度を取得し、
前記デバイス現在位置、前記移動方向及び前記速度に基づき、前記モバイルデバイスの前記一定時間後の位置であるデバイス予測位置を算出し、
前記アクセスポイント位置と前記デバイス予測位置との距離である予測距離を算出する
予測距離算出部としてさらに動作し、
前記接続管理部は、
前記予測距離が距離閾値以上であるか否かを判断し、
前記予測距離が前記距離閾値以上であると判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動すると予測する。
(2)本実施形態によれば、予測距離算出部は、アクセスポイントの位置(アクセスポイント位置)とモバイルデバイスの一定時間後の位置(デバイス予測位置)との距離である予測距離を算出する。接続管理部は、予測距離が距離閾値以上であると判断すると、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測する。これにより、仮に、現在から一定時間後に、モバイルデバイスが、アクセスポイントの通信可能範囲の外に移動しても、通信が途切れない可能性を高くすることができる。
前記制御回路は、
前記無線LAN通信装置が前記アクセスポイントから受信する電波の強度である電波強度を定期的に取得し、
前回取得した電波強度である前回電波強度から、最新に取得した電波強度である最新電波強度までの変化量に基づき、前記一定時間後に取得すると予測される電波強度である予測電波強度を算出する
予測電波強度算出部としてさらに動作し、
前記接続管理部は、
前記予測電波強度が電波閾値未満であるか否かを判断し、
前記予測電波強度が前記電波閾値未満であると判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動すると予測する。
(3)本実施形態によれば、予測電波強度算出部は、一定時間後に取得すると予測される電波強度(予測電波強度)を算出する。接続管理部は、予測電波強度が電波閾値未満であると判断すると、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測する。これにより、仮に、現在から一定時間後に、無線LAN通信装置とアクセスポイントとがスムーズに通信するのに不十分な電波強度になっても、通信が途切れない可能性を高くすることができる。
前記制御回路は、
前記アクセスポイントの位置であるアクセスポイント位置を取得し、
前記モバイルデバイスの現在の位置であるデバイス現在位置を取得し、
前記モバイルデバイスの現在の移動方向及び速度を取得し、
前記デバイス現在位置、前記移動方向及び前記速度に基づき、前記モバイルデバイスの前記一定時間後の位置であるデバイス予測位置を算出し、
前記アクセスポイント位置と前記デバイス予測位置との距離である予測距離を算出する
予測距離算出部と、
前記予測距離が距離閾値以上であるか否かを判断し、
前記無線LAN通信装置が前記アクセスポイントから受信する電波の強度である電波強度を定期的に取得し、
前回取得した電波強度である前回電波強度から、最新に取得した電波強度である最新電波強度までの変化量に基づき、前記一定時間後に取得すると予測される電波強度である予測電波強度を算出する
予測電波強度算出部
としてさらに動作し、
前記接続管理部は、
前記予測電波強度が電波閾値未満であるか否かを判断し、
前記予測距離が前記距離閾値以上であり、且つ、前記予測電波強度が前記電波閾値未満であると判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動すると予測し、
前記予測距離が前記距離閾値以上であることと、前記予測電波強度が前記電波閾値未満であることの、少なくともいずれか一方が充足されないと判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動しないと予測する。
(4)本実施形態によれば、接続管理部は、予測距離が距離閾値以上であり、且つ、予測電波強度が電波閾値未満であると判断すると、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測する。これにより、予測の正確性が高まる。一方、接続管理部は、予測距離が距離閾値以上であることと、予測電波強度が電波閾値未満であることの、少なくともいずれか一方が充足されないと判断すると、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動しないと予測する。即ち、仮に、一方の条件を充足しても(誤検出)、他方の条件を充足しない(具体的には、予測距離が距離閾値未満である、又は、予測電波強度が電波閾値以上である)場合には、接続管理部は、一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲内に留まっている可能性があると予測する。これにより、例えば、遮蔽物の存在により一方の条件が誤検出となった場合でも、他方の条件によれば一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲の外に移動しないと予測すれば、無線LAN通信を継続することができる。
前記接続管理部は、
前記無線LAN通信を実行しているとき、前記デバイス現在位置と前記アクセスポイント位置との距離に拘わらず、前記予測距離が前記距離閾値以上であると判断しなければ、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断しない。
(5)本実施形態によれば、接続管理部は、モバイルデバイスの現在位置とアクセスポイントの位置との距離は、判断しない。接続管理部が判断するのは、一定時間後の予測距離が距離閾値以上であるか否かである。言い換えれば、接続管理部は、モバイルデバイスの現在位置とアクセスポイントの位置との距離に拘わらず、一定時間後の予測距離が距離閾値以上であると判断しない限り、アクセスポイントとの無線LAN通信を切断しない。例えば、接続管理部は、モバイルデバイスの現在位置が、アクセスポイントの通信可能範囲の周縁の近くであるか否かは判断しない。モバイルデバイスの現在位置が通信可能範囲の周縁の近くであるとしても、一定時間後にモバイルデバイスが通信可能範囲内に留まっていれば、接続管理部は、現在から一定時間後にモバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲内に留まっていると判断し、無線LAN通信を切断しない。
前記接続管理部は、
前記無線LAN通信を実行しているとき、前記最新電波強度と前記電波閾値との差分に拘わらず、前記予測電波強度が前記電波閾値未満であると判断しなければ、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断しない。
(6)本実施形態によれば、接続管理部は、モバイルデバイスが受信する最新電波強度と電波閾値との差分は、判断しない。接続管理部が判断するのは、一定時間後の予測電波強度が電波閾値未満であるか否かである。言い換えれば、接続管理部は、モバイルデバイスが現在受信する最新電波強度に拘わらず、一定時間後の予測電波強度が電波閾値未満であると判断しない限り、アクセスポイントとの無線LAN通信を切断しない。例えば、接続管理部は、モバイルデバイスが現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値であるか否かは判断しない。モバイルデバイスが現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値であるとしても、一定時間後に予測電波強度が電波閾値以上であれば、接続管理部は、現在から一定時間後に無線LAN通信装置がアクセスポイントから受信する電波の強度(電波強度)が、無線LAN通信装置とアクセスポイントとがスムーズに通信するのに十分であると判断し、無線LAN通信を切断しない。
本開示の一形態に係るネットワーク通信ハンドオーバープログラムは、
セルラー通信可能なセルラー通信装置と、
アクセスポイントとの無線LAN(Local Area Network)通信可能な無線LAN通信装置と、
制御回路と
を有するモバイルデバイスの前記制御回路を、
前記無線LAN通信装置がアクセスポイントに接続して無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断し、前記セルラー通信装置を制御してセルラー通信を開始する接続管理部
として動作させる。
本開示によれば、モバイルデバイスは、セルラー通信と、アクセスポイントとの無線LAN通信とを適切にハンドオーバーすることを図れる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の一実施形態に係るモバイルデバイスのハードウェア構成を示す。 モバイルデバイスの機能的構成を示す。 モバイルデバイスの動作フローを示す。 予測距離算出部の動作フローを示す。 予測距離の算出方法を模式的に示す。 予測電波強度算出部の動作フローを示す。 モバイルデバイスの移動の例を模式的に示す。 予測電波強度の算出方法を説明するためのグラフである。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
1.モバイルデバイスのハードウェア構成
図1は、本開示の一実施形態に係るモバイルデバイスのハードウェア構成を示す。
モバイルデバイス1は、セルラー通信及び無線LAN通信の両方を実行可能であり、典型的には、スマートフォン等である。
モバイルデバイス1は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶装置14、セルラー通信装置15、無線LAN通信装置19、加速度センサ18、GPS(Global Positioning System)受信装置10、操作装置16及び表示装置17と、これらを相互に接続するバスBとを有する。
CPU11、ROM12、及びRAM13は、制御回路100を構成する。CPU11は、ROM12が記憶する情報処理プログラムをRAM13にロードして実行する。ROM12は、CPU11が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM12は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
セルラー通信装置15は、セルラー通信可能である。即ち、セルラー通信装置15は、基地局BSを介してセルラーネットワーク21(典型的には、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)等)にアクセスし、セルラーネットワーク21を介してインターネット20にアクセス可能である。
無線LAN通信装置19は、アクセスポイントAPとの無線LAN通信可能である。即ち、無線LAN通信装置19は、アクセスポイントAPを介して無線LAN22(典型的には、Wi−Fi(登録商標)規格)にアクセスし、無線LAN22を介してインターネット20にアクセス可能である。
2.モバイルデバイスの機能的構成
図2は、モバイルデバイスの機能的構成を示す。
モバイルデバイス1の制御回路100において、CPU11は、ROM12が記憶するネットワーク通信ハンドオーバープログラムをRAM13にロードして実行することにより、接続管理部101として動作する。モバイルデバイス1の制御回路100において、CPU11は、ROM12が記憶する情報処理プログラムをRAM13にロードして実行することにより、予測距離算出部102として動作する。モバイルデバイス1の制御回路100において、CPU11は、ROM12が記憶する情報処理プログラムをRAM13にロードして実行することにより、予測電波強度算出部103として動作する。
3.モバイルデバイスの動作フロー
図3は、モバイルデバイスの動作フローを示す。
モバイルデバイス1の接続管理部101は、無線LAN通信装置19を介してアクセスポイントAPに接続し、無線LAN通信を開始する(ステップS101、YES)。
モバイルデバイス1がアクセスポイントAPとの無線LAN通信を開始すると、予測距離算出部102は定期的に予測距離を算出し始め、予測電波強度算出部103は定期的に予測電波強度を算出し始める。
「予測距離」は、アクセスポイントAPの位置(アクセスポイント位置)と、モバイルデバイス1の現在から一定時間後の予測位置(デバイス予測位置)との距離である。予測距離の算出方法は、後で詳述する。
「予測電波強度」は、一定時間後に、無線LAN通信装置19がアクセスポイントAPから受信する電波の強度(電波強度)である。予測電波強度の算出方法は、後で詳述する。
接続管理部101は、予測距離算出部102が定期的に算出し続ける予測距離を予測距離算出部102から取得し続け、予測距離が特定の距離閾値以上であるか否かを判断し続ける(ステップS102)。「距離閾値」は、例えば、アクセスポイントAPの通信可能範囲の半径と等しい距離、言い換えれば、アクセスポイントAPから通信可能範囲の周縁までの距離でよい。従って、「予測距離が特定の距離閾値以上である」とは、現在から一定時間後のモバイルデバイス1の予測位置(デバイス予測位置)が、アクセスポイントAPの通信可能範囲の外に位置することを意味する。言い換えれば、「予測距離が特定の距離閾値以上である」とは、現在から一定時間後に、モバイルデバイス1が、アクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測されることを意味する。
一方、接続管理部101は、予測電波強度算出部103が定期的に算出し続ける予測電波強度を予測電波強度算出部103から取得し続け、予測電波強度が特定の電波強度閾値未満であるか否かを判断し続ける(ステップS103)。「電波強度閾値」は、例えば、無線LAN通信装置19とアクセスポイントAPとがスムーズに通信するのに十分な電波の強度でよい。従って、「予測電波強度が特定の電波強度閾値未満である」とは、現在から一定時間後に無線LAN通信装置19がアクセスポイントAPから受信する電波の強度(電波強度)が、無線LAN通信装置19とアクセスポイントAPとがスムーズに通信するのに不十分な電波強度になると予測されることを意味する。
接続管理部101は、予測距離が距離閾値以上であり、且つ、予測電波強度が電波閾値未満であることの、両方が充足されるかどうかを判断する(ステップS104)。
接続管理部101は、予測距離が距離閾値以上であり、且つ、予測電波強度が電波閾値未満であることの、両方が充足されると判断すると(ステップS104、YES)、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測する。この場合、接続管理部101は、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断し、セルラー通信装置15を制御してセルラー通信を開始(ハンドオーバー)する(ステップS105)。
一方、接続管理部101は、予測距離が距離閾値以上であることと、予測電波強度が電波閾値未満であることの、少なくともいずれか一方が充足されないと判断すると(ステップS104、NO)、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動しない(通信可能範囲内に留まっている)可能性があると予測する。即ち、仮に、一方の条件を充足しても(誤検出)、他方の条件を充足しない(具体的には、予測距離が距離閾値未満である、又は、予測電波強度が電波閾値以上である)場合には、接続管理部101は、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲内に留まっている可能性があると予測する。この場合、接続管理部101は、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を維持する。
本動作フローでは、接続管理部101は、モバイルデバイス1の現在位置とアクセスポイントAPの位置との距離は、判断しない。接続管理部101が判断するのは、一定時間後の予測距離が距離閾値以上であるか否かである。言い換えれば、接続管理部101は、モバイルデバイス1の現在位置とアクセスポイントAPの位置との距離に拘わらず、一定時間後の予測距離が距離閾値以上であると判断しない限り、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断しない。例えば、接続管理部101は、モバイルデバイス1の現在位置が、アクセスポイントAPの通信可能範囲の周縁の近くであるか否かは判断しない。モバイルデバイス1の現在位置が通信可能範囲の周縁の近くであるとしても、一定時間後にモバイルデバイス1が通信可能範囲内に留まっていれば、接続管理部101は、現在から一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲内に留まっていると判断し、無線LAN通信を切断しない。逆に、モバイルデバイス1の現在位置が通信可能範囲の周縁の近くでないとしても、接続管理部101は、現在から一定時間後に、モバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測される場合には、無線LAN通信を切断してセルラー通信を開始(ハンドオーバー)する可能性がある。
本動作フローでは、接続管理部101は、モバイルデバイス1が受信する最新電波強度と電波閾値との差分は、判断しない。接続管理部101が判断するのは、一定時間後の予測電波強度が電波閾値未満であるか否かである。言い換えれば、接続管理部101は、モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度に拘わらず、一定時間後の予測電波強度が電波閾値未満であると判断しない限り、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断しない。例えば、接続管理部101は、モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値であるか否かは判断しない。モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値であるとしても、一定時間後に予測電波強度が電波閾値以上であれば、接続管理部101は、現在から一定時間後に無線LAN通信装置19がアクセスポイントAPから受信する電波の強度(電波強度)が、無線LAN通信装置19とアクセスポイントAPとがスムーズに通信するのに十分であると判断し、無線LAN通信を切断しない。逆に、モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値でないとしても、接続管理部101は、現在から一定時間後に無線LAN通信装置19がアクセスポイントAPから受信する電波の強度(電波強度)が、スムーズに通信するのに十分でないと予測される場合には、無線LAN通信を切断してセルラー通信を開始(ハンドオーバー)する可能性がある。
4.予測距離算出部の動作フロー
図4は、予測距離算出部の動作フローを示す。図5は、予測距離の算出方法を模式的に示す。
前提として、モバイルデバイス1は、アクセスポイントAPの位置(GPS情報)を取得済みである。例えば、モバイルデバイス1は、アクセスポイントAPとの接続が確立すると、アクセスポイントAPの位置(GPS情報)を、アクセスポイントAP又はサーバー装置(図示せず)から受信すればよい。
アクセスポイントAPの位置(図5の中心)を、A=(a,a)と表す。
予測距離算出部102は、GPS受信装置10から、モバイルデバイス1の現在位置(GPS受信装置10が受信するGPS情報)を定期的に取得する(ステップS201)。
モバイルデバイス1の現在位置(図5のドット)を、B=(b,b)と表す。
予測距離算出部102は、加速度センサ18の出力値を定期的に取得する(ステップS202)。予測距離算出部102は、加速度センサ18の出力値を取得する度に、モバイルデバイス1の移動方向及び速度を算出する。例えば、予測距離算出部102は、加速度センサ18の前回の出力値及び最新の出力値に基づき、モバイルデバイス1の最新の移動方向及び速度を算出する(ステップS203)。数1は、モバイルデバイス1の移動方向及び速度(図5のベクトル)を示す。
Figure 2021069018
予測距離算出部102は、モバイルデバイス1の現在位置B=(b,b)と、モバイルデバイス1の移動方向及び速度(c,c)とに基づき、モバイルデバイス1の現在から一定時間(t)後の予測位置(デバイス予測位置)を算出する(ステップS204)。
モバイルデバイス1の予測位置(図5のベクトルの終点)を、B'=(b1',b2')と表す。B'=(b1',b2')は、次の式に置換することができる。
B'(b1',b2')=(b+c*t,b+c*t)
予測距離算出部102は、アクセスポイントAPの位置A=(a1,a2)と、デバイス予測位置B'=(b1',b2')とに基づき、予測距離Dを算出する(ステップS205)。数2は、現在から一定時間(t)後の予測距離Dを示す。以上が予測距離の算出方法である。
Figure 2021069018
接続管理部101は、予測距離算出部102から取得した予測距離Dが、距離閾値(アクセスポイントAPの通信可能範囲(図5の円C)の半径R)以上であるか否かを判断する(ステップS102)。
5.予測電波強度算出部の動作フロー
図6は、予測電波強度算出部の動作フローを示す。
予測電波強度算出部103は、無線LAN通信装置19から、無線LAN通信装置19がアクセスポイントAPから受信する電波の強度(電波強度)を定期的に取得する(ステップS301)。
予測電波強度算出部103は、前回取得した電波強度(前回電波強度)から、最新に取得した電波強度(最新電波強度)までの変化量に基づき、一定時間後に取得すると予測される電波強度(予測電波強度)を算出する(ステップS302)。以上が予測電波強度の算出方法である。
図7は、モバイルデバイスの移動の例を模式的に示す。
モバイルデバイスD1は、P14を経て移動し、モバイルデバイスD1の現在位置はP15である。モバイルデバイスD2は、P24を経て移動し、モバイルデバイスD2の現在位置はP25である。
図8は、予測電波強度の算出方法を説明するためのグラフである。
図8の横軸は時間、縦軸は電波強度(レベルを単に示し、具体的なスループット値を示すものではない)を示す。
モバイルデバイスD1の予測電波強度算出部103は、前回(時間t4、位置P14)取得した電波強度(5)から、最新(時間t5、位置P15)に取得した電波強度(2)までの変化量に基づき、一次関数を算出する。モバイルデバイスD1の予測電波強度算出部103は、算出した一次関数に、最新(時間t5)に取得した電波強度(2)を代入することにより、一定時間後(時間t6)に取得すると予測される予測電波強度(−1)を算出する(ステップS302)。
モバイルデバイスD1の接続管理部101は、モバイルデバイスD1の予測電波強度算出部103から取得した予測電波強度(−1)が、電波強度閾値(図8の「0」)未満であると判断する(ステップS103)。
一方、モバイルデバイスD2の予測電波強度算出部103は、前回(時間t4、位置P14)取得した電波強度(1.8)から、最新(時間t5、位置P15)に取得した電波強度(2)までの変化量に基づき、一次関数を算出する。モバイルデバイスD2の予測電波強度算出部103は、算出した一次関数に、最新(時間t5)に取得した電波強度(2)を代入することにより、一定時間後(時間t6)に取得すると予測される予測電波強度(2.2)を算出する(ステップS302)。
モバイルデバイスD2の接続管理部101は、モバイルデバイスD2の予測電波強度算出部103から取得した予測電波強度(2.2)が、電波強度閾値(図8の「0」)以上であると判断する(ステップS103)。
6.変形例
モバイルデバイス1は、電波強度算出部103を有さなくてもよい。この場合、接続管理部101は、予測距離算出部102が算出(ステップS102)する予測距離が距離閾値以上である場合(ステップS104、YES)、無線LAN通信を切断し、セルラー通信を開始(ハンドオーバー)する(ステップS105)。一方、接続管理部101は、予測距離算出部102が算出する予測距離が距離閾値未満である場合(ステップS104、NO)、無線LAN通信を維持する。
モバイルデバイス1は、予測距離算出部102を有さなくてもよい。この場合、接続管理部101は、電波強度算出部103が算出(ステップS103)する予測電波強度が電波閾値未満である場合(ステップS104、YES)、無線LAN通信を切断し、セルラー通信を開始(ハンドオーバー)する(ステップS105)。一方、接続管理部101は、電波強度算出部103が算出する予測電波強度が電波閾値以上である場合(ステップS104、NO)、無線LAN通信を維持する。
要するに、モバイルデバイス1が予測距離算出部102又は電波強度算出部103の少なくとも何れか一方を有すれば、接続管理部101は、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測することができる。
7.結語
モバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲に入ると、モバイルデバイスがアクセスポイントに自動で接続する仕様の公衆無線LANが知られている。この場合、例えば、モバイルデバイスを持つユーザーがアクセスポイントの通信可能範囲の周縁近くを通り過ぎるだけで、モバイルデバイスがアクセスポイントへ接続し、接続が切断する可能性がある。この場合、例えば、モバイルデバイスがアクセスポイントに接続した状態で通信を開始(リクエスト)し、応答(レスポンス)が返るまでに、モバイルデバイスがアクセスポイントの通信可能範囲外に移動することも考えられる。すると、モバイルデバイスは、タイムアウトが発生するまで通信できなくなってしまう。例えば、モバイルデバイスを持つユーザーが信号待ちの車内や駅に止まっている電車内にいる間に、モバイルデバイスがアクセスポイントに接続しているとする。この場合、例えば、車や電車が動き出してから、ユーザーがモバイルデバイスのウェブブラウザーのリンクをクリックすると、ウェブページが表示されるまでの間にアクセスポイントの通信可能範囲外に移動することが考えられる。この場合、モバイルデバイスがウェブページを表示しないか、あるいは、モバイルデバイスが別のアクセスポイントの通信可能範囲内に移動したり、セルラー通信を開始したりしてから遅れてウェブページを表示することになる。ユーザーにとって不便である。
(1)これに対して、本実施形態によれば、接続管理部101は、無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断し、セルラー通信を開始する。これにより、接続管理部101は、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、予め、セルラー通信にハンドオーバーしておくので、通信が途切れない可能性を高くすることができる。
(2)本実施形態によれば、予測距離算出部102は、アクセスポイントAPの位置(アクセスポイント位置)とモバイルデバイス1の一定時間後の位置(デバイス予測位置)との距離である予測距離を算出する。接続管理部101は、予測距離が距離閾値以上であると判断すると、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測する。これにより、仮に、現在から一定時間後に、モバイルデバイス1が、アクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動しても、通信が途切れない可能性を高くすることができる。
(3)本実施形態によれば、予測電波強度算出部103は、一定時間後に取得すると予測される電波強度(予測電波強度)を算出する。接続管理部101は、予測電波強度が電波閾値未満であると判断すると、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測する。これにより、仮に、現在から一定時間後に、無線LAN通信装置19とアクセスポイントAPとがスムーズに通信するのに不十分な電波強度になっても、通信が途切れない可能性を高くすることができる。
(4)本実施形態によれば、接続管理部101は、予測距離が距離閾値以上であり、且つ、予測電波強度が電波閾値未満であると判断すると、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動すると予測する。これにより、予測の正確性が高まる。一方、接続管理部101は、予測距離が距離閾値以上であることと、予測電波強度が電波閾値未満であることの、少なくともいずれか一方が充足されないと判断すると、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動しないと予測する。即ち、仮に、一方の条件を充足しても(誤検出)、他方の条件を充足しない(具体的には、予測距離が距離閾値未満である、又は、予測電波強度が電波閾値以上である)場合には、接続管理部101は、一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲内に留まっている可能性があると予測する。これにより、例えば、遮蔽物の存在により一方の条件が誤検出となった場合でも、他方の条件によれば一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲の外に移動しないと予測すれば、無線LAN通信を継続することができる。
(5)本実施形態によれば、接続管理部101は、無線LAN通信を実行しているとき、デバイス現在位置とアクセスポイント位置との距離に拘わらず、予測距離が距離閾値以上であると判断しなければ、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断しない。言い換えれば、接続管理部101は、モバイルデバイス1の現在位置とアクセスポイントAPの位置との距離は、判断しない。接続管理部101が判断するのは、一定時間後の予測距離が距離閾値以上であるか否かである。言い換えれば、接続管理部101は、モバイルデバイス1の現在位置とアクセスポイントAPの位置との距離に拘わらず、一定時間後の予測距離が距離閾値以上であると判断しない限り、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断しない。例えば、接続管理部101は、モバイルデバイス1の現在位置が、アクセスポイントAPの通信可能範囲の周縁の近くであるか否かは判断しない。モバイルデバイス1の現在位置が通信可能範囲の周縁の近くであるとしても、一定時間後にモバイルデバイス1が通信可能範囲内に留まっていれば、接続管理部101は、現在から一定時間後にモバイルデバイス1がアクセスポイントAPの通信可能範囲内に留まっていると判断し、無線LAN通信を切断しない。
(6)本実施形態によれば、接続管理部101は、無線LAN通信を実行しているとき、最新電波強度と電波閾値との差分に拘わらず、予測電波強度が電波閾値未満であると判断しなければ、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断しない。言い換えれば、接続管理部101は、モバイルデバイス1が受信する最新電波強度と電波閾値との差分は、判断しない。接続管理部101が判断するのは、一定時間後の予測電波強度が電波閾値未満であるか否かである。言い換えれば、接続管理部101は、モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度に拘わらず、一定時間後の予測電波強度が電波閾値未満であると判断しない限り、アクセスポイントAPとの無線LAN通信を切断しない。例えば、接続管理部101は、モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値であるか否かは判断しない。モバイルデバイス1が現在受信する最新電波強度が電波閾値に近い値であるとしても、一定時間後に予測電波強度が電波閾値以上であれば、接続管理部101は、現在から一定時間後に無線LAN通信装置19がアクセスポイントAPから受信する電波の強度(電波強度)が、無線LAN通信装置19とアクセスポイントAPとがスムーズに通信するのに十分であると判断し、無線LAN通信を切断しない。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
モバイルデバイス1
セルラー通信装置15
無線LAN通信装置19
接続管理部101
予測距離算出部102
予測電波強度算出部103

Claims (7)

  1. モバイルデバイスであって、
    セルラー通信可能なセルラー通信装置と、
    アクセスポイントとの無線LAN(Local Area Network)通信可能な無線LAN通信装置と、
    前記無線LAN通信装置がアクセスポイントに接続して無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断し、前記セルラー通信装置を制御してセルラー通信を開始する接続管理部
    として動作する制御回路と
    を具備するモバイルデバイス。
  2. 請求項1に記載のモバイルデバイスであって、
    前記制御回路は、
    前記アクセスポイントの位置であるアクセスポイント位置を取得し、
    前記モバイルデバイスの現在の位置であるデバイス現在位置を取得し、
    前記モバイルデバイスの現在の移動方向及び速度を取得し、
    前記デバイス現在位置、前記移動方向及び前記速度に基づき、前記モバイルデバイスの前記一定時間後の位置であるデバイス予測位置を算出し、
    前記アクセスポイント位置と前記デバイス予測位置との距離である予測距離を算出する
    予測距離算出部としてさらに動作し、
    前記接続管理部は、
    前記予測距離が距離閾値以上であるか否かを判断し、
    前記予測距離が前記距離閾値以上であると判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動すると予測する
    モバイルデバイス。
  3. 請求項1に記載のモバイルデバイスであって、
    前記制御回路は、
    前記無線LAN通信装置が前記アクセスポイントから受信する電波の強度である電波強度を定期的に取得し、
    前回取得した電波強度である前回電波強度から、最新に取得した電波強度である最新電波強度までの変化量に基づき、前記一定時間後に取得すると予測される電波強度である予測電波強度を算出する
    予測電波強度算出部としてさらに動作し、
    前記接続管理部は、
    前記予測電波強度が電波閾値未満であるか否かを判断し、
    前記予測電波強度が前記電波閾値未満であると判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動すると予測する
    モバイルデバイス。
  4. 請求項1に記載のモバイルデバイスであって、
    前記制御回路は、
    前記アクセスポイントの位置であるアクセスポイント位置を取得し、
    前記モバイルデバイスの現在の位置であるデバイス現在位置を取得し、
    前記モバイルデバイスの現在の移動方向及び速度を取得し、
    前記デバイス現在位置、前記移動方向及び前記速度に基づき、前記モバイルデバイスの前記一定時間後の位置であるデバイス予測位置を算出し、
    前記アクセスポイント位置と前記デバイス予測位置との距離である予測距離を算出する
    予測距離算出部と、
    前記予測距離が距離閾値以上であるか否かを判断し、
    前記無線LAN通信装置が前記アクセスポイントから受信する電波の強度である電波強度を定期的に取得し、
    前回取得した電波強度である前回電波強度から、最新に取得した電波強度である最新電波強度までの変化量に基づき、前記一定時間後に取得すると予測される電波強度である予測電波強度を算出する
    予測電波強度算出部
    としてさらに動作し、
    前記接続管理部は、
    前記予測電波強度が電波閾値未満であるか否かを判断し、
    前記予測距離が前記距離閾値以上であり、且つ、前記予測電波強度が前記電波閾値未満であると判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動すると予測し、
    前記予測距離が前記距離閾値以上であることと、前記予測電波強度が前記電波閾値未満であることの、少なくともいずれか一方が充足されないと判断すると、前記一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの前記通信可能範囲の外に移動しないと予測する
    モバイルデバイス。
  5. 請求項2又は4に記載のモバイルデバイスであって、
    前記接続管理部は、
    前記無線LAN通信を実行しているとき、前記デバイス現在位置と前記アクセスポイント位置との距離に拘わらず、前記予測距離が前記距離閾値以上であると判断しなければ、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断しない
    モバイルデバイス。
  6. 請求項3又は4に記載のモバイルデバイスであって、
    前記接続管理部は、
    前記無線LAN通信を実行しているとき、前記最新電波強度と前記電波閾値との差分に拘わらず、前記予測電波強度が前記電波閾値未満であると判断しなければ、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断しない
    モバイルデバイス。
  7. セルラー通信可能なセルラー通信装置と、
    アクセスポイントとの無線LAN(Local Area Network)通信可能な無線LAN通信装置と、
    制御回路と
    を有するモバイルデバイスの前記制御回路を、
    前記無線LAN通信装置がアクセスポイントに接続して無線LAN通信を実行しているとき、一定時間後に前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントの通信可能範囲の外に移動すると予測すると、前記アクセスポイントとの無線LAN通信を切断し、前記セルラー通信装置を制御してセルラー通信を開始する接続管理部
    として動作させる
    ネットワーク通信ハンドオーバープログラム。
JP2019193264A 2019-10-24 2019-10-24 モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム Pending JP2021069018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019193264A JP2021069018A (ja) 2019-10-24 2019-10-24 モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019193264A JP2021069018A (ja) 2019-10-24 2019-10-24 モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021069018A true JP2021069018A (ja) 2021-04-30

Family

ID=75637719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019193264A Pending JP2021069018A (ja) 2019-10-24 2019-10-24 モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021069018A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096378A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Ntt Docomo Inc 移動機、情報通信システム、及び情報通信方法
JP2004201001A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動通信システムおよび移動通信制御方法
JP2006254063A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Kddi Corp エリア情報による通信メディア選択方法、通信端末及び通信システム
JP2007074292A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Kddi Corp 無線通信制御システム及び無線通信制御方法
JP2011234289A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Fujitsu Ltd 基地局装置、移動局装置、ハンドオーバ方法及びダウンロード方法
JP2014192577A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Denso Wave Inc 携帯端末

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096378A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Ntt Docomo Inc 移動機、情報通信システム、及び情報通信方法
JP2004201001A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動通信システムおよび移動通信制御方法
JP2006254063A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Kddi Corp エリア情報による通信メディア選択方法、通信端末及び通信システム
JP2007074292A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Kddi Corp 無線通信制御システム及び無線通信制御方法
JP2011234289A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Fujitsu Ltd 基地局装置、移動局装置、ハンドオーバ方法及びダウンロード方法
JP2014192577A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Denso Wave Inc 携帯端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10667207B2 (en) Access point assisted roaming
US8982732B2 (en) Detecting neighboring access points in a network
US10966122B2 (en) Method and migration managing module for managing a migration of a service
JP6120473B2 (ja) 公共交通車両運転予測方法、装置及びデバイス
CN112867146A (zh) 锚点终端确定、信息发送方法、通信节点及存储介质
JP2010101785A (ja) 測位制御装置及び測位制御方法
US9301277B2 (en) Wireless communication terminal, wireless communication method, and wireless communication system
US9480043B2 (en) Method and apparatus for network based positioning
JP2015534290A (ja) スキャン制御システム、方法およびプログラム
US20200029271A1 (en) Environment aware adaptive backoff for wireless devices that are searching for available networks
JP6034843B2 (ja) プログラム、無線端末、情報収集装置及び情報収集システム
WO2013171541A1 (en) Method for managing device behavior during increased load or congestion using policies
CN111935740A (zh) 一种测量方法、装置、通信节点及存储介质
KR101791258B1 (ko) 단말기 측위 시스템 및 방법, 측위 장치 및 그 장치의 구동 방법, 클라우드 컴퓨팅 서비스 장치 및 그 장치의 구동 방법, 액세스포인트 및 액세스포인트의 구동 방법, 단말기
EP2632202B1 (en) Apparatus and method for actively determining communication link in communication system
JPWO2018164086A1 (ja) 情報処理装置、端末装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2021069018A (ja) モバイルデバイス及びネットワーク通信ハンドオーバープログラム
JP4876140B2 (ja) 無線通信端末、及びセルリスト作成方法
EP2144461A2 (en) Insensitive area detecting method and apparatus for the same in radio communication system
CN112739984A (zh) 手机多模态位置感测
KR20100135503A (ko) 무선통신 시스템에서 핸드오버 결정 방법 및 장치
US20180160374A1 (en) Information transmission method and apparatus for mobile terminal
KR20170106152A (ko) 실내 위치 추정을 위한 서버의 동작 방법
JP2010004459A (ja) 通信システム、移動局、周辺エリア情報提供サーバ、通信方法
KR20150103595A (ko) 단말스캐닝장치를 이용한 서비스 제공 시스템 및 방법, 그리고 이에 적용되는 단말스캐닝장치 및 그 장치의 동작 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230314

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20230314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231003