JP4821471B2 - 移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4821471B2
JP4821471B2 JP2006191022A JP2006191022A JP4821471B2 JP 4821471 B2 JP4821471 B2 JP 4821471B2 JP 2006191022 A JP2006191022 A JP 2006191022A JP 2006191022 A JP2006191022 A JP 2006191022A JP 4821471 B2 JP4821471 B2 JP 4821471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
station
base station
data
handover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006191022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008022181A (ja
Inventor
光宏 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006191022A priority Critical patent/JP4821471B2/ja
Priority to EP07011817A priority patent/EP1879416B1/en
Priority to US11/822,990 priority patent/US8072935B2/en
Priority to CN2007101284621A priority patent/CN101106822B/zh
Publication of JP2008022181A publication Critical patent/JP2008022181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4821471B2 publication Critical patent/JP4821471B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/02Buffering or recovering information during reselection ; Modification of the traffic flow during hand-off

Description

本発明は移動通信システム、ハンドオーバ制御方法、基地局及び移動局並びにプログラムに関し、特に基地局から移動局に対して共有チャネルを用いてデータ送信が行われる移動通信システムに関する。
例えば非特許文献1に記載されているように、eNodeB(Enhanced Node B)である無線基地局からUE(User Equipment)である移動端末に対して共有チャネルを用いてデータ送信が行われる移動通信システムでは、ハンドオーバのため、移動端末は周辺セルの受信信号レベルを測定し、移動元(ハンドオーバ元)無線基地局は移動端末により測定された周辺セルの受信信号レベルを基にハンドオーバ実施の判断を行い、移動先(ハンドオーバ先)無線基地局を決定する。
そして、移動元無線基地局は、移動先無線基地局に対してハンドオーバ要求をなし、移動端末に対して移動先無線基地局へのハンドオーバを指示する。また、移動元無線基地局は、移動先無線基地局に対してMME(Mobility Management Entity)/UPE(User Plane Entity)であるコアネットワークから送られてくるユーザデータの転送を開始する。
ハンドオーバ指示を受けた移動端末は、移動先無線基地局と同期確立を行い、ハンドオーバ確認応答を移動先無線基地局に送信することにより、ハンドオーバ手続きが完了する。移動先無線基地局は、ハンドオーバ手続きが完了したことを移動元無線基地局に通知すると共に、コアネットワークが直接移動先無線基地局にユーザデータを送信できるように、移動端末の位置情報をコアネットワークに通知する。
なお、移動元無線基地局がハンドオーバ時、移動先無線基地局にユーザデータを転送するようにしているが、移動端末においてパイロット信号の受信品質が一定閾値以上となるセルを管理する無線基地局に対し、コアネットワークからユーザデータの送信が行われるようにすることにより、コアネットワークから移動元及び移動先の無線基地局の双方にユーザデータが送信されるようにしてもよい。
3GPP TR 25.813 V7.0.0 (2006−06) 3rd Generation Partnership Project; Techical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E−UTRAN); Radio interface protocol aspects (Release 7), 9.1.5 Handover
共有チャネル伝送方式では、無線基地局においてパケットスケジューリングを行っているという理由から、セル間で時間同期をとることが困難であるため、ハードハンドオーバが行われる。このため、データ損失の発生やそれによるデータ送信レートの低下が懸念されている。また、上述したように、ハンドオーバ手続きとして、移動端末からの測定報告を受けて無線基地局がハンドオーバの実施を判断するため、無線チャネルの切り替えに時間がかかる。
現在、共有チャネルを使用して提供するサービスとして、データ転送やWeb情報の閲覧等のノンリアルタイムサービスが考えられている。この場合、ハンドオーバ時にパケット損失が発生したとき、上位層でパケット再送を実施することで移動端末がデータを受信することを保証している。しかし、遅延の発生がQoS(Quality of Service)に大きな影響を与えるVoIP(Voice over IP)やストリーミング等のリアルタイムサービスを提供する場合や、ノンリアルタイムサービスでも高いQoSが要求される場合には、上位層での再送制御は有効ではなく、受信データの遅延がサービス品質に大きな影響を与えることになる。そのようなサービスの提供を共有チャネルで実現するにあたり、データ損失と大きな遅延の発生しないハンドオーバ方式が求められている。
本発明の目的は、共有チャネルを用いたハンドオーバ時にデータ損失の発生を抑制することができる移動通信システム、ハンドオーバ制御方法、基地局及び移動局並びにプログラムを提供することである。
本発明による移動通信システムは、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムであって、前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始し、前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段を有し、前記バッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする。
前記移動通信システムにおいて、前記移動元基地局は、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断することを特徴とする。
本発明による別の移動通信システムは、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムであって、前記移動元基地局は、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設け、前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行うようにしたことを特徴とする。
本発明によるハンドオーバ制御方法は、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムのハンドオーバ制御方法であって、前記移動先基地局において、前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始するステップを含み、前記データの送信を開始するステップは、前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積する前記移動先基地局のバッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする。
本発明による別のハンドオーバ制御方法は、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムのハンドオーバ制御方法であって、前記移動元基地局において、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設けるステップと、前記移動先基地局において、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明による基地局は、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局であって、自局への前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始し、自局への前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段を有し、前記バッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする。
本発明による別の基地局は、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局であって、自局から他局への前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設け、自局への前記移動局のハンドオーバの間、前記他局において設けられた前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行うようにしたことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、自局への前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始する処理を含み、前記データの送信を開始する処理は、自局への前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積する自局のバッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする。
本発明による別のプログラムは、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、自局から他局への前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設ける処理と、他局から自局への前記移動局のハンドオーバの間、前記他局において設けられた前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行う処理とを含むことを特徴とする。
本発明による移動局は、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける移動局であって、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う送信期間を交互に設ける前記移動元基地局からの前記データを前記送信期間に受信すると共に、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行う前記移動先基地局からの前記データを前記中断期間に受信するようにしたことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける移動局の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う送信期間を交互に設ける前記移動元基地局からの前記データを前記送信期間に受信すると共に、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行う前記移動先基地局からの前記データを前記中断期間に受信する処理を含むことを特徴とする。
このように、本発明では、コアネットワークから移動局宛のデータを受信している移動先無線基地局は、移動局のハンドオーバの完了に応答して、移動局に対する共有チャネルを用いた該データの送信を開始するようにしているので、パケット損失を発生させることなく移動局はハンドオーバを行うことができる。
また、本発明では、ハンドオーバの間、移動元無線基地局において中断期間と送信期間が交互に設けられ、中断期間に移動先無線基地局がデータ送信し、送信期間に移動元無線基地局がユーザデータ送信するので、移動局はハンドオーバの間、送信期間に移動元無線基地局からのユーザデータを受信しつつ、中断期間に移動先無線基地局からのユーザデータを受信することができ、よって、ハンドオーバ時のデータ損失の発生を抑制することができる。
本発明によれば、以下に述べるような構成及び動作とすることで、共有チャネルを用いたハンドオーバ時にデータ損失の発生を抑制することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例による共有チャネル伝送方式を用いた移動通信システムの構成を示す図である。図1において、本発明の実施例による移動通信システムは、移動端末1と、無線基地局11〜13と、コアネットワーク20とを有する。
移動端末1は、共有チャネル伝送方式に対応しており、無線基地局11〜13とアクセスすることができる。無線基地局11〜13は、共有チャネル伝送方式に対応しており、それぞれコアネットワーク20に有線接続されている。コアネットワーク20は、呼制御を行う交換機であり、図示せぬ他の交換機や外部のネットワークと接続されている。
図2は図1の無線基地局11〜13各々の構成を示す図である。図2において、無線基地局11〜13各々は、移動端末1との間でデータを送受信するためのアンテナ101及び無線通信部102と、コアネットワーク20との間でデータを送受信するための通信部103と、共有チャネルを用いたデータ送信の際の優先順位を決定するスケジューリングを行うスケジューリング部104と、コアネットワーク20から受信される移動端末1宛のユーザデータを一時的に保存するバッファ105と、プログラムを格納したメモリ107と、メモリ107のプログラムに従って上述した各部を制御する制御部(CPU)106とを有する。
以上、本実施例の構成を述べたが、図1の移動端末1及びコアネットワーク20の構成は当業者にとってよく知られており、それらの詳細な構成についての説明は省略する。
次に、本発明の実施例による移動通信システムの動作について図面を参照して説明する。図3はハンドオーバ時の図1の移動通信システムの動作を示すシーケンス図であり、図5(a)はハンドオーバ時の図1の無線基地局のユーザデータ送信動作を示す図である。
なお、移動端末1は無線基地局11のセルから無線基地局12のセルに向かい移動している状態であり、共有チャネル伝送方式で無線基地局11と通信を行っているものとする。移動端末1は、周辺セルから送信されるパイロット信号を受信してその受信品質を測定し、セルを識別する情報と共に無線基地局11を介してコアネットワーク20に報告する機能を有しており、コアネットワーク20は、移動端末1においてパイロット信号の受信品質が一定閾値以上となるセルを管理する無線基地局に対して移動端末1宛のユーザデータを送信することにより、コアネットワーク20から無線基地局11及び12の双方にデータ送信が行われている状態にある。ただし、移動元の無線基地局11においてのみ無線区間におけるユーザデータの送信が行われている。
このとき、移動端末1は、各セルにおいて送信されるパイロット信号を受信し、その伝搬損失の大きさにより移動先のセルを決定して、ハンドオーバ実施要求を移動元無線基地局11に行う(ステップS1)。なお、移動端末1は、パイロット信号の受信品質(例えばBLER(Block Error Rate)など)を基に移動先のセルを決定してもよい。
移動元無線基地局11において、スケジューリング部104は、移動端末1からのハンドオーバ実施要求に応答して、移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信を中断するようスケジューリングを行い(ステップS2)、制御部106は、ハンドオーバ実施応答をアンテナ101及び無線通信部102を介して移動端末1に送信する(ステップS3)。これにより、図5(a)に示すように、スケジューリング部104のスケジューリング結果に従って、移動元無線基地局11から移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信が中断される。
移動端末1は、移動先のセルを管理する無線基地局12に対して直接データ送信要求を送信する(ステップS4)。ここで、データ送信要求先を示すため、セル識別番号がデータ送信要求に含められる。データ送信要求を受信した移動先無線基地局12において、制御部106は使用可能な無線リソースを確認し、移動端末1を受け入れ可能か判断する (ステップS5)。制御部106は、移動端末1を受け入れ可能であれば、コアネットワーク20から受信される移動端末1宛のユーザデータをバッファ105に蓄積開始し、移動端末1に受け入れ可能を示すデータ送信応答を送信する(ステップS6)。
移動端末1は、データ送信応答の受信後、移動先無線基地局12からのハンドオーバに必要な制御信号を受信してハンドオーバ完了すると、ハンドオーバ完了通知を移動元無線基地局11及び移動先無線基地局12に送信する(ステップS7)。図5(a)に示すように、この通知を受信した移動元無線基地局11は、移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信を終了し、一方、移動先無線基地局12では、スケジューリング部104が移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信順番を決定し、制御部106はそのスケジューリング結果に従ってバッファ105に蓄積された移動端末1宛のユーザデータの送信を開始する。
移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信はスケジューリング部104のスケジューリングに従ってなされるので、ハンドオーバ完了通知を移動先無線基地局12が受信した後すぐにデータ送信が行われるとは限らない。図5(a)に示すように、ステップS3〜ステップS7の間、移動端末1に対するデータ送信がなされず送信レートが低下する場合があるため、スケジューリング部104はバッファ105のデータ蓄積量を参照し、移動端末1宛のユーザデータ蓄積量が一定値以上であれば、共有チャネルを用いた移動端末1へのデータ送信を他の移動端末へのデータ送信より優先してスケジューリングを行って、共有チャネルにおける連続する複数の送信スロットを使用して移動端末1へのデータ送信を行う。これにより、データ送信レートの低下を防ぐことができる。
ここで、移動端末1の受信状態に応じて変調方式が変更される場合には、スケジューリング部104は移動端末1の受信状態を考慮して、連続して使用する送信スロット数を決定するようにしてもよい。また、メモリ107に移動端末1が要求するQoSを格納しておき、スケジューリング部104は、高いQoSが要求されており、かつバッファ105のデータ蓄積量が一定値以上という条件を満たすとき、移動端末1へのデータ送信を他の移動端末へのデータ送信より優先するようにしてもよい。
次に、ハンドオーバが失敗した場合の動作について図面を参照して説明する。図4は図1の移動通信システムにおいてハンドオーバが失敗した場合の動作を示すシーケンス図であり、図5(b)はハンドオーバが失敗した場合の図1の無線基地局のユーザデータ送信動作を示す図である。なお、図4のステップS11〜S15の処理は図3のステップS1〜S5の処理と同様であるので、その説明は省略する。
図4において、移動先無線基地局12の制御部106は、移動端末1の受け入れができないと判断すると(ステップS15)、その旨を示すデータ送信応答を移動端末1に送信する(ステップS16)。移動端末1は、データ送信応答の受信に応答して、ハンドオーバ失敗通知を移動元無線基地局11に送信する(ステップS17)。移動元無線基地局11において、スケジューリング部104は、移動端末1からのハンドオーバ失敗通知に応答して、中断されていた移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信を再開するようスケジューリングを行い、図5(b)に示すように、制御部106はそのスケジューリング結果に従ってバッファ105に蓄積された移動端末1宛のユーザデータの送信を開始し(ステップS18)、移動端末1からの次のハンドオーバ実施要求(ステップS19)を待つ。
なお、ステップS17の後、データ送信を再開する移動元無線基地局11においても、バッファ105のデータ蓄積量や移動端末1が要求するQoSを基に、移動端末1へのデータ送信を他の移動端末へのデータ送信より優先して行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施例では、移動先無線基地局12は移動端末1のハンドオーバの完了に応答して、ハンドオーバの間に自局のバッファ105に蓄積された移動端末1宛のユーザデータの送信を開始するようにしているので、パケット損失を発生させることなく移動端末1はハンドオーバを行うことができる。
また、本発明の実施例では、移動元無線基地局11は移動端末1のハンドオーバの間、移動端末1へのデータ送信を中断するようにしているので、移動端末1のハンドオーバが失敗した場合にも、移動元無線基地局11からデータ送信を再開することによりパケット損失の発生を防止することができる。
また、本発明の実施例では、移動先無線基地局12はバッファのデータ蓄積量やQoSを参照して、移動端末1へのデータ送信を他の移動端末へのデータ送信より優先して行うようにしているので、データ送信レートの低下を防ぐことができる。
また、本発明の実施例では、移動先無線基地局12に対して直接データ送信要求を送信する移動端末1主導のハンドオーバを行うようにしているので、ハンドオーバ手続きの簡略化と高速化を図ることができる。
次に、本発明の他の実施例について図面を参照して説明する。本発明の他の実施例による移動通信システムの構成は図1に示した本発明の実施例による移動通信システムと同様であり、無線基地局の構成も図2に示した構成と同様であるが、ハンドオーバ時の無線基地局のユーザデータ送信動作が図5に示した動作と異なっている。図6は本発明の他の実施例によるハンドオーバ時の図1の無線基地局のユーザデータ送信動作を示す図である。
図1〜図3及び図6を参照して、本発明の他の実施例による移動通信システムの動作について以下に説明する。図3において、移動端末1は、各セルにおいて送信されるパイロット信号を受信し、その伝搬損失の大きさまたは受信品質を基に移動先のセルを決定して、ハンドオーバ実施要求を移動元無線基地局11に行う(ステップS1)。
移動元無線基地局11において、スケジューリング部104は図6に示すように、移動端末1からのハンドオーバ実施要求に応答して、移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信を中断する中断期間T1と該送信を行う送信期間T2を設定する(ステップS2)。これにより、図6に示すように、ハンドオーバの間、移動元無線基地局11において中断期間T1と送信期間T2が交互に設けられることになり、スケジューリング部104のスケジューリング結果に従って、送信期間T2にのみ移動元無線基地局11から移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信が行われることになる。なお、この期間T1及びT2は局データとして無線基地局11に予め与えられた値である。
そして、制御部106は、ハンドオーバ実施応答をアンテナ101及び無線通信部102を介して移動端末1に送信する(ステップS3)。ここで、制御部106は、中断期間T1及び送信期間T2の情報も併せて移動端末1に通知する。移動端末1は、移動元無線基地局11からのハンドオーバ実施応答の受信に応答して、移動先のセルを管理する無線基地局12に対してデータ送信要求を送信する(ステップS4)。ここで、移動端末1は、データ送信要求先を示すため、セル識別番号も移動先無線基地局12に通知すると共に、移動元無線基地局11における中断期間T1及び送信期間T2の情報も通知する。
データ送信要求を受信した移動先無線基地局12において、制御部106は使用可能な無線リソースを確認し、移動端末1を受け入れ可能か判断する(ステップS5)。制御部106は、移動端末1を受け入れ可能であれば、コアネットワーク20から受信される移動端末1宛のユーザデータをバッファ105に蓄積開始し、移動端末1に受け入れ可能を示すデータ送信応答を送信する(ステップS6)。
また、移動先無線基地局12において、スケジューリング部104は、移動元無線基地局11における中断期間T1に移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信を実施するようスケジューリングを行い、図6に示すように、制御部106はそのスケジューリング結果に従ってバッファ105に蓄積された移動端末1宛のユーザデータの送信を開始する。したがって、移動端末1はハンドオーバの間、移動元無線基地局11における送信期間T2に移動元無線基地局11から共有チャネルを用いて送信されるユーザデータを受信しつつ、移動元無線基地局11における中断期間T1に移動先無線基地局12から共有チャネルを用いて送信されるユーザデータを受信することができる。
移動端末1は、移動先無線基地局12からのデータ送信応答の受信後、移動先無線基地局12からの制御信号を受信してハンドオーバ完了すると、ハンドオーバ完了通知を移動元無線基地局11及び移動先無線基地局12に送信する(ステップS7)。図6に示すように、この通知を受信した移動元無線基地局11は、移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信を終了し、一方、移動先無線基地局12では、スケジューリング部104は、移動元無線基地局11における中断期間T1及び送信期間T2を考慮したスケジューリングに代えて、通常のスケジューリングにより移動端末1への共有チャネルを用いたユーザデータの送信順番を決定し、制御部106はそのスケジューリング結果に従ってバッファ105に蓄積された移動端末1宛のユーザデータの送信を行う。
なお、本発明の他の実施例におけるステップS7の後の移動先無線基地局12のデータ送信においても、本発明の実施例と同様に、スケジューリング部104は、バッファ105のデータ蓄積量や移動端末1が要求するQoSを基に、移動端末1へのデータ送信を他の移動端末へのデータ送信より優先して行うようにしてもよい。
また、本発明の他の実施例では、移動元無線基地局11における中断期間T1及び送信期間T2は局データとして予め与えられた固定値であったが、移動元無線基地局11は自局配下のセルにおけるハンドオーバ発生頻度を管理しておき、制御部106がこのハンドオーバ発生頻度を基に中断期間T1を可変してスケジューリング部104に通知するようにしてもよい。具体的には、制御部106は、ハンドオーバ発生頻度が高い場合、中断期間T1を大きく設定するようにする。
以上説明したように、本発明の他の実施例では、ハンドオーバの間、移動元無線基地局11において中断期間T1と送信期間T2が交互に設けられ、中断期間T1に移動先無線基地局12がユーザデータ送信し、送信期間T2に移動元無線基地局11がユーザデータ送信するので、移動端末1はハンドオーバの間、送信期間T2に移動元無線基地局11からのユーザデータを受信しつつ、中断期間T1に移動先無線基地局12からのユーザデータを受信することができ、よって、ハンドオーバ時のデータ損失の発生を抑制することができる。
また、本発明の他の実施例では、上述したようにハンドオーバの間、中断期間T1に移動先無線基地局12がユーザデータ送信し、送信期間T2に移動元無線基地局11がユーザデータ送信するので、ハンドオーバの間、移動端末1へのデータ送信を中断する場合と比べて、データ送信レートの低下を防ぐことができる。
なお、図3及び図4に示した各シーケンス図に従った無線基地局及び移動端末各々の処理動作は、各装置において、予めROM等の記憶媒体に格納されたプログラムを、CPU(制御部)となるコンピュータに読み取らせて実行せしめることにより、実現できることは勿論である。
本発明の実施例による共有チャネル伝送方式を用いた移動通信システムの構成を示す図である。 図1の無線基地局の構成を示す図である。 図1の移動通信システムのハンドオーバ時の動作を示すシーケンス図である。 図1の移動通信システムにおいてハンドオーバが失敗した場合の動作を示すシーケンス図である。 ハンドオーバ時の図1の無線基地局のユーザデータ送信動作を示す図である。 本発明の他の実施例によるハンドオーバ時の図1の無線基地局のユーザデータ送信動作を示す図である。
符号の説明
1 移動端末
11〜13 無線基地局
20 コアネットワーク
101 アンテナ
102 無線通信部
103 通信部
104 スケジューリング部
105 バッファ
106 制御部
107 メモリ

Claims (22)

  1. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムであって、
    前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始し、
    前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段を有し、前記バッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記移動元基地局は、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記移動元基地局は、前記移動局のハンドオーバが失敗した場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を再開することを特徴とする請求項2記載の移動通信システム。
  4. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムであって、
    前記移動元基地局は、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設け、
    前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行うようにしたことを特徴とする移動通信システム。
  5. 前記移動先基地局は、前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段を有し、前記移動局のハンドオーバが完了したとき、前記バッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする請求項4記載の移動通信システム。
  6. 前記移動局は、各基地局からのパイロット信号を監視することにより前記移動先基地局を決定してハンドオーバを実施することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の移動通信システム。
  7. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムのハンドオーバ制御方法であって、
    前記移動先基地局において、前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始するステップを含み、
    前記データの送信を開始するステップは、前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積する前記移動先基地局のバッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  8. 前記移動元基地局において、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断するステップを含むことを特徴とする請求項7記載のハンドオーバ制御方法。
  9. 前記移動元基地局において、前記移動局のハンドオーバが失敗した場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を再開するステップを含むことを特徴とする請求項8記載のハンドオーバ制御方法。
  10. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムのハンドオーバ制御方法であって、
    前記移動元基地局において、前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設けるステップと、
    前記移動先基地局において、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行うステップとを含むことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  11. 前記移動先基地局において、前記移動局のハンドオーバが完了したとき、前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする請求項10記載のハンドオーバ制御方法。
  12. 前記移動局において、各基地局からのパイロット信号を監視することにより前記移動先基地局を決定してハンドオーバを実施するステップを含むことを特徴とする請求項7〜11いずれか記載のハンドオーバ制御方法。
  13. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局であって、
    自局への前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始し、
    自局への前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段を有し、前記バッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする基地局。
  14. 自局から他局への前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断することを特徴とする請求項13記載の基地局。
  15. 自局から他局への前記移動局のハンドオーバが失敗した場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を再開することを特徴とする請求項14記載の基地局。
  16. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局であって、
    自局から他局への前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設け、自局への前記移動局のハンドオーバの間、前記他局において設けられた前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行うようにしたことを特徴とする基地局。
  17. 自局への前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積するバッファ手段を有し、前記移動局のハンドオーバが完了したとき、前記バッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とする請求項16記載の基地局。
  18. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    自局への前記移動局のハンドオーバの完了に応答して前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を開始する処理を含み、
    前記データの送信を開始する処理は、自局への前記移動局のハンドオーバの間に前記コアネットワークから受信される前記データを蓄積する自局のバッファ手段のデータ蓄積量が所定値より大である場合に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を他の移動局への送信より優先して行うことを特徴とするプログラム。
  19. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける基地局の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    自局から他局への前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う期間を交互に設ける処理と、他局から自局への前記移動局のハンドオーバの間、前記他局において設けられた前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行う処理とを含むことを特徴とするプログラム。
  20. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける移動局であって、
    前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う送信期間を交互に設ける前記移動元基地局からの前記データを前記送信期間に受信すると共に、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行う前記移動先基地局からの前記データを前記中断期間に受信するようにしたことを特徴とする移動局。
  21. 各基地局からのパイロット信号を監視することにより前記移動先基地局を決定してハンドオーバを実施することを特徴とする請求項20記載の移動局。
  22. 移動局と、基地局と、前記基地局のうち少なくとも前記移動局のハンドオーバの際における移動元基地局及び移動先基地局の双方に対して前記移動局宛のデータを送信するコアネットワークとを含み、前記移動元基地局が共有チャネルを用いて前記データを前記移動局に送信する移動通信システムにおける移動局の動作制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記移動局のハンドオーバの間、前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を中断する中断期間と該送信を行う送信期間を交互に設ける前記移動元基地局からの前記データを前記送信期間に受信すると共に、前記移動局のハンドオーバの間、前記中断期間に前記移動局に対する共有チャネルを用いた前記データの送信を行う前記移動先基地局からの前記データを前記中断期間に受信する処理を含むことを特徴とするプログラム。
JP2006191022A 2006-07-12 2006-07-12 移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム Expired - Fee Related JP4821471B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006191022A JP4821471B2 (ja) 2006-07-12 2006-07-12 移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム
EP07011817A EP1879416B1 (en) 2006-07-12 2007-06-15 Mobile communication system, handover control method, base station and mobile station
US11/822,990 US8072935B2 (en) 2006-07-12 2007-07-11 Mobile communication system, handover control method, base station, and mobile station
CN2007101284621A CN101106822B (zh) 2006-07-12 2007-07-12 移动通信系统、切换控制方法、基站和移动台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006191022A JP4821471B2 (ja) 2006-07-12 2006-07-12 移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008022181A JP2008022181A (ja) 2008-01-31
JP4821471B2 true JP4821471B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=38582024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006191022A Expired - Fee Related JP4821471B2 (ja) 2006-07-12 2006-07-12 移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8072935B2 (ja)
EP (1) EP1879416B1 (ja)
JP (1) JP4821471B2 (ja)
CN (1) CN101106822B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8265065B2 (en) * 2007-09-14 2012-09-11 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method and system for voice-over-internet-protocol (VoIP) transmission in a wireless communications network
US8059632B2 (en) * 2007-09-14 2011-11-15 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method and system for transmission of channel quality indicators (CQIs) by mobile devices in a wireless communications network
US8504046B2 (en) 2008-01-03 2013-08-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Fast radio link recovery after handover failure
US8249598B1 (en) * 2008-06-02 2012-08-21 Sprint Spectrum L.P. Probing to disambiguate a reported pilot signal so as to facilitate handoff
EP2471328B1 (en) * 2009-08-24 2014-10-01 Nokia Solutions and Networks Oy Controlling scheduling decisions in a distributed cooperation system
US9094180B2 (en) * 2009-08-24 2015-07-28 Nokia Siemens Networks Oy Channel-adaptive transmission in a distributed coordinated multi-point transmission system
US20130137431A1 (en) 2010-08-03 2013-05-30 Nec Corporation Relay station apparatus, mobile communication system, base station apparatus, and method for controlling relay station
US8478275B1 (en) 2010-08-05 2013-07-02 Sprint Spectrum L.P. Conditional assignment of connection identifiers to help avoid communication errors
CA2806510C (en) 2010-08-12 2017-01-03 Fujitsu Limited Communication setting method, wireless base station, and mobile station
KR101419571B1 (ko) * 2010-09-10 2014-07-14 주식회사 팬택 사용자 단말 및 사용자 단말의 무선 자원 연결 방법
CN103024837B (zh) * 2011-09-23 2018-02-16 中兴通讯股份有限公司 一种减小切换引起的媒体面时延的方法及装置
CN106922035B (zh) * 2015-12-28 2019-04-16 华为技术有限公司 一种传输机会控制方法及装置
CN113747532B (zh) 2019-03-22 2023-06-06 Oppo广东移动通信有限公司 无线通信的方法、终端设备和网络设备
WO2021028208A1 (en) * 2019-08-15 2021-02-18 Sony Corporation Infrastructure equipment, communications devices, and methods
WO2023135795A1 (ja) * 2022-01-17 2023-07-20 日本電信電話株式会社 無線局選択方法、及び無線局選択システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746644A (ja) * 1993-07-27 1995-02-14 Nippondenso Co Ltd 移動体通信システム
FR2809579B1 (fr) * 2000-05-23 2003-07-04 Nortel Matra Cellular Procede de controle d'un canal entre un terminal radio et une infrastructure de radiocommunication cellulaire, et reseau d'acces mettant en oeuvre un tel procede
US7843878B2 (en) * 2000-12-04 2010-11-30 Ericsson Ab Method and apparatus to control handoff between different wireless systems
EP2237608A1 (en) * 2002-09-24 2010-10-06 Fujitsu Limited Packet transferring/transmitting method and mobile communication system
US7004151B2 (en) 2004-06-29 2006-02-28 Millennium Industries Corp. Vented injector cup
US9113386B2 (en) * 2004-11-12 2015-08-18 Alcatel Lucent Fast handover with reduced service interruption for high speed data channels in a wireless system
JP4940548B2 (ja) * 2004-12-17 2012-05-30 富士通株式会社 移動局
US7710922B2 (en) * 2004-12-30 2010-05-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Flow control at cell change for high-speed downlink packet access

Also Published As

Publication number Publication date
CN101106822A (zh) 2008-01-16
EP1879416B1 (en) 2011-08-31
EP1879416A1 (en) 2008-01-16
US20080014946A1 (en) 2008-01-17
JP2008022181A (ja) 2008-01-31
CN101106822B (zh) 2012-07-18
US8072935B2 (en) 2011-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4821471B2 (ja) 移動通信システム、基地局及び移動局並びにプログラム
JP6146832B2 (ja) デバイス間通信のハンドオーバのための方法及び装置
JP4952857B2 (ja) 移動通信システム及びその方法並びにそれに用いる基地局及び無線端末
JP5018068B2 (ja) 移動通信システム、ハンドオーバ制御方法、無線基地局、移動局及びプログラム
JP4825913B2 (ja) ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法
JP2008103865A (ja) ハンドオーバ制御システム及びその方法並びにそれを用いた移動通信システム及び無線基地局
KR102091696B1 (ko) 이동 통신 시스템에서 매크로 셀과 스몰 셀 간 스위칭 동작 수행 장치 및 방법
US20150215824A1 (en) Method and apparatus for performing handover of user equipment in wireless communication system supporting dual connectivity
JP4690464B2 (ja) ハンドオーバ方法及び基地局
JP7403615B2 (ja) ハンドオーバ制御方法
JP2007536787A (ja) Ipアドレス設定の遅延によるハンドオーバー実行方法
US20110044290A1 (en) Communication terminal apparatus and handover method
WO2007052749A1 (ja) データ転送方法及び基地局
US8825055B2 (en) Base station, mobile communication system using the base station, and data transfer method
JPWO2009147940A1 (ja) ハンドオーバ方法、無線基地局および移動端末
TW202341775A (zh) 定時提前獲取和維持的方法和設備
EP2265044B1 (en) Communication controller, communication control method, and communication control program
JP6214122B1 (ja) 無線通信システム、管理装置および通信経路切り替え方法
JP5573988B2 (ja) 移動通信システム、ハンドオーバ制御方法、無線基地局及びプログラム
JP5555275B2 (ja) 移動通信システム、ハンドオーバ制御方法、無線基地局、プログラム及び移動局
JP2013143671A (ja) 無線基地局装置、通信制御方法および通信制御プログラム
JP2012034055A (ja) 無線通信システム、無線基地局及び通信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees