JP4690464B2 - ハンドオーバ方法及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムにおけるハンドオーバ方法及び該ハンドオーバ方法に係わる基地局に関する。
携帯電話などの移動通信システムは、現在はCDMA方式による第三世代方式がサービスを開始しているが、より高速な通信が可能となる次世代移動通信システム(LTE:Long Term Evolution)の検討が3GPP(3rd Generation Partnership Project)で進められている。そこでは、伝送レートの高速化に加えて、伝送遅延の削減が大きな課題となっている。以下、3GPPで検討されている次世代移動通信システムをLTEと記載する。
図1は、移動体通信システム10の構成例であり、上位局20と移動局50の移動元基地局30と移動先基地局40が示されている。
移動体通信では、移動局が通信中に移動する際に、通信する基地局の切り替え(ハンドオーバ)が生じる。LTEにおいては、パケット交換システムが基本となるため、ハンドオーバはハードハンドオーバとなる。ハードハンドオーバにおいては、移動局50が移動前に通信を行なっていた移動元基地局30との回線接続が切れたのち、移動局50と移動先基地局40との回線がつながる。ハードハンドオーバは、ハンドオーバを行なう直前に移動先基地局40のシステム情報を入手したりして、短時間にハンドオーバを行なうことが可能であるが、ハンドオーバ中は、ユーザデータの伝送中断状態が生じる。
したがって、伝送遅延を減少させるためには、伝送中断状態を短縮することと、伝送中断中にパケットの欠落を防止することが必要不可欠となる。もし、伝送中断中にパケットの欠落が生じた場合、欠落したパケットは、エンドツーエンドにおけるパケット再送によってリカバーされるため、伝送遅延が大きくなる。
図2に示すのは、ハンドオーバ時にパケット欠落を防止する代表的な方法の一つとして、移動元基地局30から移動先基地局40に、移動元基地局30に残留するパケットを転送する、という方法である。図2においては、移動局50の在圏エリアが移動元基地局30のエリアから移動先基地局40のエリアに移動し、ハンドオーバが発生している。ハンドオーバ前に移動元基地局30には移動局50宛のパケットn-2〜nが蓄積されており、その後ハンドオーバが生じたため、移動元基地局30と移動先基地局40を接続する回線を介してパケットn-2〜nを移動先基地局40に転送することが示されている。なお、移動元基地局30と移動先基地局40を接続する回線は、移動元基地局30と移動先基地局40を直接接続する回線がなければ、上位局20と移動元基地局30及び移動先基地局40をそれぞれ接続する回線とすることができる。
このような残留するパケットを転送する方法は、例えばIETF(Internet Engineering Task Force)においてFast Handovers for Mobile IPv6として仕様化されている。(下記非特許文献1参照。)また、下記非特許文献2に記載されているように、LTEにおいても同様な方式が仕様化されている。この方法を用いることにより、ハンドオーバの直後にパケットの途切れは生じないため、エンドツーエンドでのパケット再送を生じず、高速なハンドオーバを実行することが可能となる。なお、本明細書では、LTEにおけるハンドオーバを例示し、発明を開示していく。
図3に、非特許文献2に記載されたLTEにおけるハンドオーバシーケンスを示す。
UEは移動局50、BS1は移動元基地局30、BS2は移動先基地局40、GWは移動元基地局30と移動先基地局40の上位局20に相当する。このときのハンドオーバの手順は以下のようになる。なお、詳細は非特許文献2の9.4.2節に詳しい。
1. 移動局50の在圏エリアリストリクション。
2. 移動元基地局30は移動局50のモビリティに関する測定報告を制御、移動局 50は制御に基づいて測定結果を移動元基地局30に報告する。
3. 移動元基地局30はハンドオーバ先を決定する。
4. 移動元基地局50は移動候補先基地局にハンドオーバ要求を送信する。
5. 移動候補先基地局は呼受付制御を行い、呼受付を許可すると移動先基地局40 となる。
6. ハンドオーバ要求に対する返信をする。
7. 移動元基地局30は、移動局50にハンドオーバを指示する。
8. 移動局50と移動先基地局40で無線の同期など、レイヤ1(物理層)とレイヤ2(データリンク層)の各種同期処理を実行する。
9. 同期が完了すると、移動局50はハンドオーバ完了を移動先基地局40に報告 する。
10. 移動先基地局40は移動局50のハンドオーバが完了したことを上位局20に 報告する。
11. 上位局20は経路を移動先基地局40に切り替えたあと、移動先基地局40に ハンドオーバ完了の確認応答を行う。
12. 移動先基地局40は移動元基地局30のメモリ領域など、リソース解放を指示 する。
13. 移動元基地局30はリソースを解放する。
14. 移動局50の在圏エリアを更新する。
上記 1. 移動局50の在圏エリアリストリクションは、ハンドオーバ開始前の状態であり、上位局20により移動局50の在圏エリアが把握されている。なお、移動局50は、当然のことながら複数存在しうるものであり、ここではそのうちの一つを例に挙げて説明している。また、上記「在圏エリアリストリクション」は、非特許文献2の原文では”Provision of area restrictions”と記載されているものである。
ハンドオーバは、2. 測定制御において、移動局50が基地局30に現在の無線品質の測定結果を報告することがトリガとなって始まる。移動局50は在圏する基地局30(移動元基地局)から受信する電波の無線品質のみならず、隣接する基地局からの電波の無線品質も測定する。無線品質の測定結果を受信した移動元基地局30は、3. 測定結果から移動先基地局40を決定し、4. ハンドオーバ要求を移動先基地局40に送信する。その際、移動局50の情報(移動局IDやQoS情報など)も送信する。
移動先基地局40は、5. それらの情報を基に呼受付制御を行う。移動先基地局40が移動局50の受け入れを許可すると、6. ハンドオーバ応答を移動元基地局30に返信する。
続いて移動元基地局30は、7. 移動局50にハンドオーバ指示を行い、その前後で移動先基地局40へのパケットの転送を開始する。
ハンドオーバ指示を受信した移動局50は、8. 移動先基地局40と同期を確保し、同期を確保すると、9. ハンドオーバ完了の報告を移動先基地局40に送信する。次に移動先基地局40は、10. ハンドオーバ完了の報告を上位局20に送信する。
上位局20は、この報告を受信すると、移動局50宛のパケットの伝送経路を移動元基地局30から移動先基地局40に切り替える。そして、11. 上位局20は移動先基地局40にハンドオーバ完了の確認応答を行う。
ハンドオーバ完了の確認応答を受信した移動先基地局40は、12. 移動元基地局30にリソース解放を指示し、13. 移動元基地局30はリソースを解放する。なお、12. 移動元基地局30への「リソース解放指示」について、非特許文献2には、”Release Resource”と記載されているが、本明細書及び図面では、「リソース解放指示」あるいは「リソース解放メッセージ」と表記する。
最後に、14. 移動局50の在圏エリアを更新することにより、ハンドオーバ後の1. 移動局50の在圏エリアリストリクションの状態に戻る。
LTEでは、上記のように移動元基地局30から移動先基地局40にパケットを転送する。その際、パケット転送の終了を明確に検出するために、転送する最後のパケットにはマークが付加され、移動先基地局40はマークが付加されたパケットを受信すると、パケット転送が終了したと判定する方法が提案されている(下記非特許文献3参照。)。
パケット転送が終了すると、移動先基地局40は後処理(転送が生じたインターフェースの帯域解放や、必要であれば後に示すリオーダリング)を実行する。以降では、マーク付けされたパケットはLast Packetと記述することにする。なお、図3において、パケットの転送はハンドオーバの指示と同時に実行されているが、具体的なパケット転送のタイミングは実装依存であり、仕様として規定はされていない。
図4と図5に、上述のリオーダリングの方法を示す。リオーダリングとは、移動先基地局40において、上位局20から流入する移動局50宛のパケットと、移動元基地局30から転送されてくる移動局50宛のパケットを、シーケンス番号順に並べ替えて移動局50に配送する機能である。
図4に示すのは、上位局20から流入する移動局50宛のパケットと、移動元基地局30から転送されてくる移動局50宛のパケットの全てを受信した後に、リオーダリングを行う方法である。したがって、Last Packetを受信するまで、リオーダリングは実行できず全てのパケット送信は停止する。
図4に示した例では、移動局50が移動元基地局30の在圏エリアから移動先基地局40の在圏エリアに移動するハンドオーバを実行中であり、移動元基地局30から転送されたパケットn-5〜n-3と上位局20から流入したパケットn+1〜n+2が移動先基地局40に送信停止状態で残留している。そして、パケットn-2〜n-1は移動元基地局30から移動先基地局40へ転送中であり、パケットnは上位局20から移動元基地局30へ、パケットn+3〜n+4は上位局20から移動先基地局40へ転送中である。また、移動先基地局40から移動元基地局30へは、リソース解放指示が行われる。
一方、図5に示すのは、転送されてくるパケットを先に移動局50に送信する方法であり、移動元基地局30から転送されたパケットn-5〜n-3は、移動局50に先に送信される。したがって、シーケンス番号の整合性は維持できる。しかし、この方法でもLast Packetを受信するまで、上位局から送信されてくるパケットは送信が停止される。
また、図5において、転送されるパケットが間欠的に移動先基地局に到着する場合、転送されてくるパケットは移動先基地局に間欠的に蓄積される。よって、転送されてくるパケットがない場合に限り、上位局から流入するパケットを移動局50に送信し、パケットが転送されてくると、再び優先的に移動局50に送信する、という方法もある。この方法では、必ずしもLast Packetを識別する必要はない。しかし、Last Packetを識別することによって、優先制御の終了が高速に検出でき、通信帯域やメモリ領域の解放が高速に実行できる。 以上説明したとおり、いずれの方法を採用した場合でも、後処理の一つであるリオーダリングを実行するためには、Last Packetの受信を判定する必要がある。また、基地局のリソース(通信帯域やメモリ容量)を最適に管理するためには、Last Packetの受信を判定する必要がある。
図6に、このようなハンドオーバ方法を実施するための、基地局の装置構成例を示す。
バッファ部31は、上位局から流入してくるデータを蓄積するためのメモリと、隣接基地局(移動元基地局)から転送されてくるパケットを蓄積するためのメモリである。図では、物理的に2つのバッファを設置しているが、物理的に1つのメモリを設置して、ソフトウェア的に分割して利用する、という装置構成も可能である。
スケジューラ部32は、無線伝送を行う移動局を選択し、バッファ部31に蓄積している該当ユーザ宛のデータを取り出し、送受信部33に転送する。
送受信部33は、スケジューラ部32から転送されてくるデータの符号化・変調を行い、アンテナを介して無線により移動局に送信する。または、移動局からの送信される信号を受信する。
制御部34は、測定部35の制御や、ハンドオーバ決定部36の制御及び基地局装置全体の制御を行う。
測定部35は、移動局から送信される様々な測定情報を収集する。例えば、移動局の無線品質(CQI:Channel Quality Information)などを収集する。
ハンドオーバ決定部36は、ハンドオーバの決定を行う。
図7に示すのは、図6に例示した基地局装置が移動元である場合のハンドオーバ動作フローチャート例である。フローチャート内の番号は、先に図3で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS10で、測定部35は自局エリアに在圏する移動局50から測定情報を受信する。次にステップS11において、ハンドオーバ決定部36がハンドオーバを実行するか決定し、ハンドオーバを行うことが決定されるとステップS12に進む。そうでなければ、ステップS10に戻り、次の移動局50からの測定情報を受信する。
ステップS12では、ハンドオーバ決定部36が移動先候補基地局40にハンドオーバ要求を送信し、ステップS13でハンドオーバ決定部36が移動先候補基地局40からハンドオーバ応答を受信すると、ステップS14でハンドオーバ決定部36が移動局50にハンドオーバ指示を送信するとともに、制御部34がバッファ部31に移動先基地局40へのパケットの転送を指示する。なお、先にも述べたとおり、パケット転送指示のタイミングはこれに限るわけではない。
制御部34は移動先基地局40からのリソース解放の指示を待ち合わせ、ステップS15でリソース解放の指示を受信すると、ステップS16で制御部34がハンドオーバした移動局50に関するリソースの解放を実行して処理を終了する。
図8に示すのは、図6に例示した基地局装置が移動先である場合のハンドオーバ動作フローチャート例である。フローチャート内の番号は、先に図3で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS20で、ハンドオーバ決定部36がハンドオーバ要求を受信する。次にステップS21において、制御部34が呼受付を許可できるか判定し、呼受付が許可されるとステップS22に進み、許可されないと、処理を終了する。
ステップS22では、ハンドオーバ決定部36が移動元基地局30にハンドオーバ要求応答を送信する。次にステップS23で、バッファ部31が移動元基地局30から転送されてくるパケットを蓄積する。ステップS24では、制御部34が移動局50との間で同期のためのL1/L2シグナリング送受信を行う。
次にステップS25で、ハンドオーバ決定部36が移動局50からハンドオーバ完了報告を受信すると、ステップS26に進み、ハンドオーバ決定部36が上位局20に移動局50のハンドオーバが完了したことの報告を送信する。
ステップS27において、ハンドオーバ決定部36が上位局20からハンドオーバ完了応答を受信すると、ステップS28に進み、制御部34が移動元基地局30にリソース解放を指示し、ステップS29で後処理を行って処理を終了する。
以上説明したように、LTEにおけるハンドオーバの手法が検討されているが、現状では、移動元基地局30あるいは移動先基地局40でLast Packetを確実に検出する方法は規定されていない。それは、上位局20から流入するパケットのどれがLast Packetとなるか移動元基地局30では分からないからである。しかし、パケットの欠落を防ぐためには、移動元基地局30あるいは移動先基地局40でLast Packetを確実に検出してからリソース解放を行う必要がある。
以下、リソース解放のタイミングとその問題点について説明する。
まず、移動先基地局40がLast Packetの受信を待たずにリソース解放指示を送信するケース(ケース1)を説明する。
図9はケース1において発生しうる状況を説明する図である。図9に示す例では、移動局50が移動元基地局30の在圏エリアから移動先基地局40の在圏エリアに移動するハンドオーバを実行中であり、上位局20はパケットnまでを移動元基地局30に送信した後、移動局50宛のパケットの送信経路を切り替え、パケットn+1からは移動先基地局40に送信している。
ケース1では、移動先基地局40が、11.ハンドオーバ完了応答を上位局20からパケットSWにより受信した直後に、12.リソース解放指示を送信する。なお、パケットSWは制御プレーンのパケットであり、ハンドオーバを行う移動局50宛のパケット(ユーザプレーンにおけるパケット)の送信先を移動元基地局30から移動先基地局にスイッチしたことを示すハンドオーバ完了応答を通知するものである。
図示の例では、移動元基地局30は、パケットnを受信する前にリソース解放指示を受信しており、該当する移動局50に関するリソースを解放する可能性がある。よって、移動元基地局30では、パケットnを受信せずにリソースを解放するため全てのパケットを転送できない。本来、パケットnがLast Packetとなるべきであるが、リソース解放指示の受信タイミングが早いためパケットn-1をLast Packetとしている。
移動先基地局40でも同様に、パケットnを受信できずに後処理を実行する。例えば、パケットnを受信できずにリオーダリングを行ってパケット送信を開始した場合、移動局50はパケットnがパケットロスとなったことを検出し、エンドツーエンドで再送されることになる。
図10は、ケース1における別の状況の発生を説明する図である。
移動元基地局30は、パケットnは転送できたが、上位局20からまだパケットが流入する可能性があり、パケットnをLast Packetと判定することはできない。移動先基地局40では、Last Packetの受信を検出できないため、ハンドオーバの後処理が実行できない。例えば、図4と図5に示すリオーダリングを実行できない。
図11は、ケース1のシーケンスを示す図である。この図は、図3に示すシーケンスにおいて、11.ハンドオーバ完了応答を上位局20から受信した直後に移動先基地局40が移動元基地局30に12.リソース解放指示を行ったものである。この場合、移動元基地局30は移動先基地局40から6.ハンドオーバ応答を受信した後パケット転送を開始するが、図9に示す状況が発生すると移動元基地局30でリソース解放が実行された後に受信されたパケットは移動先基地局40に転送できない。また、図10に示す状況が発生すると移動元基地局30と移動先基地局40はLast Packetが受信できたか知ることができない。
次に、移動先基地局40がLast Packetの受信を待ってリソース解放を送信するケース(ケース2)を説明する。このケースは、移動先基地局40が、Last Packetの受信を待って12.リソース解放指示を送信する。
図12にケース2の概要図を示す。上位局20はパケットnまでを移動元基地局30に送信した後、移動局50宛のパケットの送信経路を切り替え、パケットn+1からは移動先基地局40に送信している。そして、パケットn-2〜nは移動元基地局30から移動先基地局40へ転送中である。
この場合、移動元基地局30がパケットnにLast Packetとマーキングできれば、移動先基地局40はLast Packetを検出しリソース解放指示を送信できる。しかし、移動元基地局30において、パケットnがLast Packetであると判定する方法は規定されていない。パケットnがLast Packetであると判定できなければ、結局、移動元基地局30はリソース解放を実行できない。また、移動先基地局40では、後処理が実行できない。例えば、図4と図5に示すリオーダリングを実行できない。
図13は、ケース2のシーケンスを示す図である。この図は、図3に示すシーケンスと、11.ハンドオーバ完了応答を上位局20から移動先基地局40が受信するまでは同様であるが、図13に示すシーケンスでは、Last Packetの検出ができないため、12.リソース解放指示を送信することができない。したがって、13.リソース解放も正常には実行できないことになる。
上記リソース解放を正常に行うために、下記非特許文献3において、いくつかの手法が提案されている。
その一つは、「9. 移動局50からのハンドオーバ完了報告」直後に移動先基地局40が移動元基地局30にリソース解放指示を出し、移動元基地局30はタイマ監視をスタートさせ、タイムアウトによりリソース解放を行うものであるが、上位局20からのハンドオーバ完了応答前にタイマを開始させることから、安全サイドに見積もれば、監視時間を長く取らざるを得ず、伝送遅延が大きくなる。
別の手法では、上位局20からのハンドオーバ完了応答後にリソース解放指示を出すことを提案しているが、これは図3に示したシーケンスと同様なものであり、先に述べたように正確にLast Packetの検出を行うことはできない。
また別の手法として、10. 移動先基地局40からのハンドオーバ完了報告に基づき、上位局20で移動元基地局30にデータ終了マーク付データを送信し、移動元基地局30はそのデータを移動先基地局40に転送し、データ終了マーク付データを受信すると移動先基地局40がリソース解放指示を発行することが提案されている。
しかし、この手法では、ハンドオーバの処理に新たなデータ転送シーケンスを追加することになるので好ましくない。
IETF, "Fast Handovers for Mobile IPv6," RFC4068, July 2005. (1161923962664_0.txt) 3GPP, "Radio Access Architecture and Interfaces," TR R3.018, Release 7, V0.4.0, March 2006. Samsung, "Method to release resources at source ENB during handover," R3-061032, 3GPP TSG-RAN WG3 #53 meeting, September 2006.
そこで本発明の解決しようとする課題は、移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムのハンドオーバ処理のために、確実にLast Packet転送の判定を行い、適切に移動元基地局のリソース解放と移動先基地局のハンドオーバ後処理を実行可能とする手段を提供することであり、その際、パケットの伝送遅延を増大させることなく、また新たなデータ転送シーケンスを加えることの無いハンドオーバ手法を提供することである。
そこで本発明は、一つの態様では、Last Packet受信の判定を行うために、Last Packet判定タイマを基地局に持たせる。移動元基地局、あるいは移動先基地局は、上位局からのハンドオーバ完了応答の受信、あるいはハンドオーバ完了応答受信後のリソース解放指示によりタイマを始動させ、タイマが満了するとLast Packetが受信できたと判定する。
タイマに設定する値は、Last Packetの伝送遅延時間、あるいはパケットの到着時間間隔を測定し、その最大値より大きい時間とすることができる。
移動先基地局は、Last Packetとマーキングするパケットがバッファ部に存在しない場合、ダミーLast Packetを生成して移動先基地局に転送する。移動先基地局は、ダミーLast Packetを受信すると、パケット転送が終了したと判断する。
また、本発明の別の態様によれば、上位局が移動元基地局に最後に送信したパケットの番号を、ハンドオーバ完了応答に含めて上位局から移動先基地局に通知する。
本発明の一つの態様によれば、Last Packet判定タイマを用いることにより移動元基地局、あるいは移動先基地局でLast Packetを受信したことが確実に判定できる。
したがって、移動元基地局はLast Packetの送信後にリソース解放を実行でき、移動先基地局はLast Packetの受信後にハンドオーバの後処理を実行することが可能となる。
そして、Last Packet判定タイマの始動は、上位局からのハンドオーバ完了応答の受信より後のタイミングであるから、そのタイマ値は短くすることができ、余分な安全サイドへの考慮をしないですむため、その分パケットの伝送遅延を小さくすることができる。
また、本発明の別の態様によれば、新たなデータ転送シーケンスを加えること無く、確実にLast Packet受信の判定を行うことができる。
移動体通信システムの構成例を示す図である。 ハンドオーバ時の移動元基地局から移動先基地局へのパケット転送を説明する図である。 LTEにおけるハンドオーバシーケンスを示す図である。 上位局から流入するパケットと移動元基地局から転送されてくるパケットの全てを受信した後に、リオーダリングを行う方法を説明する図である。 転送されてくるパケットを先に移動局に送信するリオーダリング方法を説明する図である。 基地局の装置構成例を示す図である。 移動元基地局の装置動作フローチャート例を示す図である。 移動先基地局の装置動作フローチャート例を示す図である。 移動先基地局がLast Packetの受信を待たずにリソース解放指示を送信し、移動元基地局がLast Packetのマーキングを誤る状況を説明する図である。 移動先基地局がLast Packetの受信を待たずにリソース解放指示を送信し、移動元基地局がLast Packetの判定をできない状況を説明する図である。 移動先基地局がLast Packetの受信を待たずにリソース解放指示を送信するケースのハンドオーバシーケンスを説明する図である。 移動先基地局がLast Packetの受信を待ってリソース解放を送信するケースの概要を説明する図である。 移動先基地局がLast Packetの受信を待ってリソース解放を送信するケースのハンドオーバシーケンスを説明する図である。 本発明の第1の態様の基地局の装置構成例を示す図である。 実施例1において転送待ちパケットをLast Packetとする場合を説明する図である。 実施例1においてダミーLast Packetを生成し転送する場合を説明する図である。 実施例1におけるハンドオーバシーケンス全体を示す図である。 実施例1に特有な部分の移動元基地局の装置動作フローチャートである。 実施例1に特有な部分の移動先基地局の装置動作フローチャートである。 実施例2の概要を説明する図である。 実施例2におけるハンドオーバシーケンス全体を示す図である。 実施例2に特有な部分の移動元基地局の装置動作フローチャートである。 実施例2に特有な部分の移動先基地局の装置動作フローチャートである。 実施例3において転送待ちパケットをLast Packetとする場合を説明する図である。 実施例3においてダミーLast Packetを生成し転送する場合を説明する図である。 実施例3におけるハンドオーバシーケンス全体を示す図である。 実施例3に特有な部分の移動元基地局の装置動作フローチャートである。 実施例3に特有な部分の移動先基地局の装置動作フローチャートである。 実施例4において、上位局からのハンドオーバ完了応答にLast Packetのパケット番号を含めて移動先基地局に通知するフェーズを示す図である。 実施例4における、移動先基地局がリソース解放メッセージを送信するフェーズを示す図である。 実施例5における、移動先基地局がリソース解放メッセージを送信するフェーズを示す図である。
まず、基地局にLast Packet受信判定を行うためのタイマ機能とパケット転送終了判定機能を設ける本発明の第1の態様を、実施例1〜3により説明する。
図14は、本発明の第1の態様の基地局の装置構成例を示すものであり、実施例1〜3に共通のものである。図6に例示した従来の基地局と比較すると、新たにLast Packet判定タイマ(以降、タイマと記述する)を始動させるタイマ部37を設置し、さらに、Last Packetの判定を行うためにパケット転送終了判定部38を設置している。同一の符号を付した部分の基本機能は図6に示したものと同様である。なお、タイマとしては、基地局に実装されたOS(Operating System)のタイマを利用することができる。
実施例1は、タイマ監視を移動元基地局で行うものである。
図15は、実施例1の概要を説明する図であり、転送待ちパケットをLast Packetとする場合を示している。なお、本発明における移動体通信システム100の構成例は、図1に示した移動体通信システム10の構成例と同様であり、図15に示すように、上位局120、移動元基地局130、移動先基地局140及び移動局150を含んで構成される。
図15に示す例では、先の例示と同様に、移動局50が移動元基地局30の在圏エリアから移動先基地局40の在圏エリアに移動するハンドオーバを実行中であり、上位局20はパケットnまでを移動元基地局30に送信した後、移動局50宛のパケットの送信経路を切り替え、パケットn+1からは移動先基地局40に送信している。なお、以下の各例においても、Last Packetはパケットnとする。
先に示したLTEにおけるハンドオーバシーケンスにおける12. リソース解放指示の送信タイミングが、移動先基地局140が11. HO完了応答メッセージを受信した直後の場合を考える。しかしこのタイミングでは、移動元基地局130がリソース解放指示を受信した際に、Last Packetとなるパケットnが受信できていない可能性がある。
そこで移動元基地局130は、リソース解放指示を受信するとタイマを始動し、このタイマが満了するまでLast Packetは未受信と判定しリソース解放は行わない。タイマが満了すると、図15に示すようにバッファ部31に転送待ちのパケットが残留している場合、その中で最後のパケットnにLast Packetとマーキングする。
図16は、タイマ満了時に既にパケットn-2〜nは移動元基地局30から移動先基地局40へ転送中であり、バッファ部31に残留パケットが存在していない場合を示す図である。
この場合には、図16に示すように、ダミーLast Packetを生成し転送する。移動元基地局130では、Last PacketまたはダミーLast Packetの転送が終了してからリソースを解放する。移動先基地局140では、Last PacketまたはダミーLast Packetを受信後、ハンドオーバの後処理を実行する。
図17に実施例1における全体のシーケンスを示す。
図3に示す現状のLTEにおけるハンドオーバシーケンスと比較すると、移動先基地局140による12.リソース解放指示が11.ハンドオーバ完了応答の直後となっており、移動元基地局130は、リソース解放指示を受信すると13.タイマ始動を実行し、14.タイマ満了により、15. Last PacketまたはダミーLast Packetを移動先基地局140に転送し、16.リソース解放を行うものとなっている。また、移動先基地局140は、15. Last PacketまたはダミーLast Packetを受信後、先に述べたように17.ハンドオーバの後処理を実行する。
図18に示すのは、実施例1に特有な部分の移動元基地局130の装置動作フローチャートである。フローチャート内の番号は、図17で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS30でリソース解放の指示を受信すると、ステップS31に進み、タイマ部37がタイマを始動させる。
ステップS32でタイマが満了したか判定し、タイマが満了すれば、ステップS33に移行する。
ステップS33では、パケット転送終了判定部38が残留しているパケットの有無を判定する。残留しているパケットがなければステップS34でダミーLast Packetを生成し転送してステップS36に進む。残留しているパケットがあれば、ステップS35でそのうちの最後のパケットにLast Packetとマーキングして転送し、ステップS36に進む。
ステップS36では制御部34がリソース解放を実行し、処理を終了する。
図19に示すのは、実施例1に特有な部分の移動先基地局140の装置動作フローチャートである。図18の場合と同様に、フローチャート内の番号は、図17で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS40でLast PacketまたはダミーLast Packetを受信すると、ステップS41において制御部34がハンドオーバ後処理を実行して処理を終了する。
次に、タイマを設定する時間に関して説明する。
設定するタイマの値をTtとすると、Ttが小さい場合、図9を参照して説明したようにLast Packetとマークすべきパケットを受信していないにも関わらずLast Packetを受信したと判定する場合がある。一方、Ttが長い場合、パケット転送遅延を増加させる。よって、Ttは適切な値に設定することが望ましい。
そこでTtの値は、例えば、移動元基地局130〜上位局120のパケット伝送遅延時間(1.5 + Ts1u) [ms]とする。1.5 msは移動元基地局130と上位局120のパケット処理遅延時間の合計時間、Ts1uは移動元基地局130〜上位局120のパケット伝播遅延時間で、その値は1〜15 msである。
このことから、上位局120が移動局150宛のパケットの転送先を移動元基地局130から移動先基地局140に切り替えた後、移動元基地局130がリソース解放指示を受信しタイマを始動し、タイマの満了後にLast Packetの判定を終了するまでの合計時間は、(11. HO完了応答を送信する時間 + 12. リソース解放を送信する時間 + タイマが満了する時間)で算出できる。これは、11. をTs1c、12. をTx2cと記述すれば、(Ts1c + Tx2c + Tt) [ms]となる。
次に、実施例1の変形例について説明する。
上述の実施例1では、タイマの値Ttは(1.5 + Ts1u) [ms]としていた。しかし、本変形例では、タイマの始動方法を上述の実施例1とは異なるものとし、またタイマの値も別の考え方で設定する。
具体的には、例えば移動元基地局130へパケットが到着するたびにタイマの始動を繰り返し、その最大値のX倍(Xは1より大きい実数)時間、リソース解放指示を受信してからハンドオーバの対象である移動局宛のパケットが流入しない場合、既にLast Packetを受信したと判定する。つまり、パケットの到着間隔時間の実績を利用し、その最大値のX倍をタイマ値として設定してLast Packet判定を実行する。なお、Xはパラメータとして与えることにより、パケットの到着間隔時間の最大値より大きい値をタイマ値として設定することができる。
タイマが満了すると、ダミーLast Packetを生成・送信するか転送待ちパケットの中で最後のパケットをLast Packetとする。
タイマの値の具体的な設定値は実装依存である。例えば、ファイル転送などのノンリアルタイム通信の場合、エンドツーエンドのデータ転送プロトコルはTCPとなるため、予想されるTCPパケットの平均往復伝播遅延時間のX倍と設定する方法などが挙げられる。
また、音声通信などのリアルタイム通信の場合、音声パケットの送信間隔は一定であることから、移動元基地局に到着する音声パケットの到着間隔を予測しておき、そのX倍と設定する方法などが挙げられる。
概要図、シーケンス図、装置動作フローチャート例の図は、図15〜19に示すものと同様である。
実施例2は、タイマ監視を移動先基地局140で行うものである。
図20は実施例2の概要を説明する図である。
先に示したLTEにおけるハンドオーバシーケンスにおける12. リソース解放指示の送信タイミングを、移動先基地局140がLast Packetを受信した直後とすることを考える。しかし従来の方式では移動先基地局140がLast Packetを判定する方法がないため、移動先基地局140がLast Packetの受信後にリソース解放指示を送信し、後処理を実行する方法がないという課題が生じる。そこで、移動先基地局140は、図20に示すパケットSW により、11. ハンドオーバ完了応答を受信すると、タイマを始動し、タイマが満了すると、「自身はLast Packetは受信済み」と判定し、リソース解放メッセージを送信する。図20に示す例では、タイマ満了時に移動先基地局140には既にパケットn-2〜nが転送されている。その後、移動先基地局140はハンドオーバの後処理を実行する。
図21は、実施例2におけるハンドオーバシーケンス全体を示す図である。
図3に示す現状のLTEにおけるハンドオーバシーケンスと比較すると、移動先基地局140が11.ハンドオーバ完了応答を受信するところまでは同じである。
実施例2では、移動先基地局140が11.ハンドオーバ完了応答を受信すると、12.タイマを始動し、13.タイマが満了すると、14.リソース解放を移動元基地局130に指示し、16. ハンドオーバの後処理を実行する。
移動元基地局130は、14.リソース解放指示を受信すると、15.リソース解放を実行する。
図22に示すのは、実施例2に特有な部分の移動元基地局130の装置動作フローチャートである。フローチャート内の番号は、図21で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS50において、リソース解放指示を受信することにより、Last Packetを移動先基地局140が受信済みと判定し、ステップS51において、制御部34がリソース解放を実行して処理を終了する。
図23に示すのは、実施例2に特有な部分の移動先基地局140の装置動作フローチャートである。フローチャート内の番号は、図21で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS60でハンドオーバ完了応答を受信すると、ステップS61に進みタイマ部37がタイマを始動する。
次にステップS62において、タイマが満了したか判定し、満了すればステップS63において、パケット転送終了判定部38がLast Packetを受信したと判定する。
続いてステップS64で制御部34がリソース解放指示を送信し、ステップS65で制御部34がハンドオーバ後処理を実行して処理を終了する。
次に、実施例2におけるタイマを設定する時間に関して説明をする。タイマの値については、実施例1とは異なり移動先基地局140でLast Packetの受信を検出する場合、転送されてくるパケットのキューイング遅延なども考慮する必要があるため、実施例1のように簡単には算出できない。よって、Last Packetの受信判定を終了するまでの時間を計算することは困難となる。
よって、例えば、次のような方法がある。つまり、移動先基地局140が、転送されてくるパケットの到着間隔時間をタイマ部37で計測し、その最大値のX倍(Xは1より大きい実数)時間パケットが転送されてこない場合、Last Packetを受信したと判定し後処理を実行する。すなわち、移動先基地局140から転送されてくるパケットの到着間隔の最大値より大きい値をタイマ値として設定する。
以上説明したとおり、実施例2においては、タイマ監視によりLast Packetを受信したとみなすことから、Last Packetのマーキングやダミー Last Packetの生成・転送を行う必要がない。
次に、図24〜図28を参照して実施例3を説明する。
実施例3は、実施例2と同様に移動先基地局140がタイマを始動しタイマ監視を実行する。しかし実施例2との違いは、移動先基地局140においてタイマが満了する時刻が「移動元基地局がLast Packetは受信済み」と判定した時刻であることである。
図24及び図25は、実施例3の概要を説明する図であり、図24は転送待ちパケットをLast Packetとする場合を示し、図25は転送待ちである残留パケットが存在していない場合を示している。
移動先基地局140は、上位局120からパケットSWによるハンドオーバ完了応答を受信すると、移動元基地局130が転送する全パケットを受信する時刻を予測しタイマを始動する。タイマが満了すると、「移動元基地局はLast Packetは受信済み」と判定し、リソース解放メッセージを送信する。
リソース解放メッセージを受信した移動元基地局130は、図24に示したようにバッファ部31に転送待ちのパケットn-2〜nが残留している場合、その中で最後のパケットnにLast Packetとマーキングする。
一方、図25に示したように、バッファ部31に残留パケットが存在していない場合、移動元基地局130はダミーLast Packetを生成し転送する。
最後に移動先基地局140は、Last PacketまたはダミーLast Packetを受信すると、ハンドオーバの後処理を実行する。
図26は、実施例3におけるハンドオーバシーケンス全体を示す図である。図21に示す実施例2のハンドオーバシーケンスとシーケンス動作自体は同じであるが、先に述べたように、12.タイマ始動と13.タイマ満了の間のタイマ設定時間が異なる。
次に、実施例3におけるタイマの値の設定について説明する。
実施例3の場合のタイマの値の設定は実施例1の場合と同様に行うことができる。タイマの値をTtとすると、タイマの値Ttは、例えば、移動元基地局〜上位局のパケット伝送遅延時間(1.5 + Ts1u) [ms]とする。1.5 msは基地局と上位局のパケット処理遅延時間の合計時間、Ts1uは移動元基地局〜上位局のパケット伝播遅延時間で、その値は1〜15 msである。このことから、上位局が転送先を移動元基地局から移動先基地局に切り替えた後、移動先基地局がリソース解放を送信し、移動元基地局がリソース解放を受信し、Last Packetの判定を終了するまでの合計時間は、(11. HO完了応答を送信する時間 + タイマが満了する時間 + 12. リソース解放を送信する時間)で算出できる。よって、(Ts1c + Tt + Tx2c) [ms]となる。これは、実施例1と同じ値である。
つまり、実施例1と実施例3は、Last Packet判定のためのタイマ監視を移動元基地局130で行うか移動先基地局140で行うかの違いがあるものの、Last Packet判定に伴うパケットの伝送遅延については同じである。
したがって、本発明を実施する場合、上位局120単位で実施例1あるいは実施例3を固定して採用するのではなく、例えば移動元基地局130と移動先基地局140の組み合わせに応じてどちらかを採用したり、トラヒック負荷の変動に応じてどちらを採用するかを決めたりすることも可能である。
図27に示すのは、実施例3に特有な部分の移動元基地局130の装置動作フローチャートである。フローチャート内の番号は、図26で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS70で移動先基地局140からのリソース解放指示を受信すると、ステップS71に進み、パケット転送終了判定部38が残留しているパケットの有無を判定する。残留しているパケットがなければステップS72でダミーLast Packetを生成し転送してステップS74に進む。残留しているパケットがあれば、ステップS73でそのうちの最後のパケットにLast Packetとマーキングして転送し、ステップS74に進む。
ステップS74では制御部34がリソース解放を実行し、処理を終了する。
図28に示すのは、実施例3に特有な部分の移動先基地局140の装置動作フローチャートである。フローチャート内の番号は、図26で示したシーケンスにおける番号と対応している。
ステップS80でハンドオーバ完了応答を受信すると、ステップS81に進み、タイマ部37がタイマを始動させる。
ステップS82でタイマが満了したか判定し、タイマが満了すれば、ステップS83に移行する。
ステップS83では移動元基地局130にリソース解放指示を送信し、ステップS84に進む。
ステップS84でLast PacketまたはダミーLast Packetを受信すると、ステップS85において制御部34がハンドオーバ後処理を実行して処理を終了する。

次に、上位局が移動元基地局に最後に送信したハンドオーバを実行する移動局宛のパケットの番号を、ハンドオーバ完了応答に含めて上位局から移動先基地局に通知する、本発明の第2の態様を、実施例4〜5により説明する。
図29は、実施例4において、上位局120からのハンドオーバ完了応答にLast Packetのパケット番号を含めて移動先基地局140に通知するフェーズを示す図である。
図29に示す例では、移動局150が移動元基地局130の在圏エリアから移動先基地局140の在圏エリアに移動するハンドオーバを実行中である。そして、パケットn-2〜n-1は移動元基地局130から移動先基地局140へ転送中であり、パケットnは上位局120から移動元基地局130へ転送中である。
上位局120から移動先基地局140へは、ハンドオーバ完了応答を示す制御プレーンのパケットSWに続いて移動局150宛のパケットn+1が転送中である。
実施例4では、図3に示すハンドオーバシーケンスの11. ハンドオーバ完了応答において、上位局120はパケット番号nで経路が切り替わったことを移動先基地局140に通知する。移動先基地局140はLast Packetのパケット番号がnであることがわかる。
図30は、実施例4における、移動先基地局140がリソース解放メッセージを送信するフェーズを示す図である。
移動先基地局140では、移動元基地局130から転送されてくるパケットのパケット番号nを識別することで、Last Packet受信の判定を行う。
Last Packet受信の判定により移動先基地局140はハンドオーバの後処理を実行するとともに、12. リソース解放メッセージを移動元基地局130に送信する。
移動元基地局130はリソース解放メッセージを受信すると、リソース解放を実行する。
実施例4によれば、図3に示したハンドオーバシーケンス、および、図6に示した従来の基地局装置構成に変更を加えることなく、Last Packetを確実に検出することができる。
実施例5と実施例4は、上位局120からのハンドオーバ完了応答にLast Packetのパケット番号を含めて移動先基地局140に通知するフェーズまでは同一である。 実施例5では、移動先基地局140はLast Packetのパケット番号がnであることがわかると、この番号を、リソース解放メッセージで移動元基地局130に通知する。
図31は、実施例5における、移動先基地局140がリソース解放メッセージを送信するフェーズを示す図である。
移動先基地局140は、図3に示すハンドオーバシーケンスの11. ハンドオーバ完了応答を受信すると即座に12. リソース解放を送信する。その際、リソース解放メッセージにLast Packetがnであることを載せて移動元基地局130に通知する。移動元基地局130が12. リソース解放指示を受信すると、バッファ部にパケットnが残留している場合、パケットnを転送後にリソース解放を実行する。一方、バッファ部に残留パケットが存在していない場合、即座にリソース解放を実行する。
以上より、移動先基地局140はパケットnを受信するとパケット転送が終了したことを検出でき、後処理が実行できる。一方、移動元基地局130はパケットnの転送が終了するとリソース解放が実行できる。
(付記1)
移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムにおけるハンドオーバ方法において、
上位局からのハンドオーバを行う移動局宛のパケットの送信先を移動元基地局から移動先基地局に切り替えた旨のハンドオーバ完了応答を受信し、
前記移動元基地局もしくは前記移動先基地局においてタイマを始動させ、
該タイマが満了すると前記移動局宛のパケットであって移動元基地局に最後に送信されたパケットが受信済みであると判定する、
ことを特徴とするハンドオーバ方法。
(付記2)
前記移動先基地局は、前記上位局から前記ハンドオーバ完了応答を受信すると前記移動元基地局にリソース解放を指示し、
該リソース解放指示を受信した前記移動元基地局は、前記タイマを始動させ、
該タイマが満了すると、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していればその最後のパケットに最終パケットであることを示すマーキングをして前記移動先基地局に転送し、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していなければ、最終パケットであることを示すマーキングをしたダミーパケットを生成して前記移動先基地局に転送する、
ことを特徴とする付記1に記載のハンドオーバ方法。
(付記3)
前記タイマの満了するタイマ値は、前記上位局と前記移動元基地局の間のパケット伝送遅延時間とする
ことを特徴とする付記2に記載のハンドオーバ方法。
(付記4)
前記移動元基地局は上位局からのパケット到着間隔を測定し、
前記タイマの満了するタイマ値は、該測定されたパケット到着間隔の最大値より大きい値とする
ことを特徴とする付記2に記載のハンドオーバ方法。
(付記5)
前記移動先基地局は、前記上位局から前記ハンドオーバ完了応答を受信すると前記タイマを始動させ、
該タイマが満了すると、前記移動元基地局にリソース解放を指示する、
ことを特徴とする付記1に記載のハンドオーバ方法。
(付記6)
前記移動先基地局は前記移動元基地局から転送されてくるパケットの到着間隔を測定し、
前記タイマの満了するタイマ値は、該測定されたパケット到着間隔の最大値より大きい値とし、
前記タイマが満了して前記移動元基地局にリソース解放を指示すると直ちにハンドオーバの後処理を実行する、
ことを特徴とする付記5に記載のハンドオーバ方法。
(付記7)
前記タイマの満了するタイマ値は、前記上位局と前記移動元基地局の間のパケット伝送遅延時間であり、
前記リソース解放指示を受信した前記移動元基地局は、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していればその最後のパケットに最終パケットであることを示すマーキングをして前記移動先基地局に転送し、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していなければ、最終パケットであることを示すマーキングをしたダミーパケットを生成して前記移動先基地局に転送する、
ことを特徴とする付記5に記載のハンドオーバ方法。
(付記8)
移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムの基地局であって、前記移動局のハンドオーバを制御する基地局において、
タイマを始動させるタイマ部と、
パケット転送終了判定部と、を備え、
前記タイマ部は、上位局からのハンドオーバ完了応答以降にタイマを始動させ、
前記パケット転送終了判定部は、前記タイマの満了を契機として移動元基地局からの前記ハンドオーバを行う移動局宛の最後の転送パケットを転送済みであるかあるいは最後の転送パケットを受信済みであるかの判定をする、
ことを特徴とする基地局。
(付記9)
前記基地局は移動元基地局であって、
前記パケット転送終了判定部は、該移動元基地局に残留している前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットの有無を判定することにより最後の転送パケットを転送済みであるかの判定を行い、
前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが残留していればその最後のパケットに最終パケットであることを示すマーキングをして移動先基地局に転送し、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが残留していなければ、最終パケットであることを示すマーキングをしたダミーパケットを生成して前記移動先基地局に転送する、
ことを特徴とする付記8に記載の基地局。
(付記10)
前記タイマの満了するタイマ値は、前記上位局と前記移動元基地局の間のパケット伝送遅延時間とする
ことを特徴とする付記9に記載の基地局。
(付記11)
前記移動元基地局は前記上位局からのパケット到着間隔を測定し、
前記タイマの満了するタイマ値は、該測定されたパケット到着間隔の最大値より大きい値とする
ことを特徴とする付記9に記載の基地局。
(付記12)
前記基地局は移動先基地局であって、
前記タイマ部は、前記上位局から前記ハンドオーバ完了応答を受信すると前記タイマを始動させ、
前記パケット転送終了判定部は、前記タイマが満了すると、前記移動元基地局から転送される前記ハンドオーバを行う移動局宛の最後の転送パケットを受信済みであると判定する
ことを特徴とする付記8に記載の基地局。
(付記13)
移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムにおけるハンドオーバ方法において、
上位局が移動元基地局に最後に送信したハンドオーバを実行する移動局宛のパケットの番号を、ハンドオーバ完了応答に含めて上位局から移動先基地局に通知する
ことを特徴とするハンドオーバ方法。
(付記14)
前記移動先基地局は、前記移動元基地局から転送される前記番号のパケットを受信すると、前記移動元基地局にリソース解放を指示する
ことを特徴とする付記13に記載のハンドオーバ方法。
(付記15)
前記移動先基地局は、前記番号を通知されるとその番号の通知を含めたリソース解放指示を前記移動元基地局に送信する
ことを特徴とする付記13に記載のハンドオーバ方法。

Claims (10)

  1. 移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムにおけるハンドオーバ方法において、
    上位局からのハンドオーバを行う移動局宛のパケットの送信先を移動元基地局から移動先基地局に切り替えた旨のハンドオーバ完了応答を受信し、
    前記移動元基地局もしくは前記移動先基地局においてタイマを始動させ、
    該タイマが満了すると前記移動局宛のパケットであって移動元基地局に最後に送信されたパケットが受信済みであると判定する、
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
  2. 前記移動先基地局は、前記上位局から前記ハンドオーバ完了応答を受信すると前記移動元基地局にリソース解放を指示し、
    該リソース解放指示を受信した前記移動元基地局は、前記タイマを始動させ、
    該タイマが満了すると、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していればその最後のパケットに最終パケットであることを示すマーキングをして前記移動先基地局に転送し、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していなければ、最終パケットであることを示すマーキングをしたダミーパケットを生成して前記移動先基地局に転送する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  3. 前記移動先基地局は、前記上位局から前記ハンドオーバ完了応答を受信すると前記タイマを始動させ、
    該タイマが満了すると、前記移動元基地局にリソース解放を指示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバ方法。
  4. 前記タイマの満了するタイマ値は、前記上位局と前記移動元基地局の間のパケット伝送遅延時間であり、
    前記リソース解放指示を受信した前記移動元基地局は、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していればその最後のパケットに最終パケットであることを示すマーキングをして前記移動先基地局に転送し、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが自局に残留していなければ、最終パケットであることを示すマーキングをしたダミーパケットを生成して前記移動先基地局に転送する、
    ことを特徴とする請求項に記載のハンドオーバ方法。
  5. 移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムの基地局であって、前記移動局のハンドオーバを制御する基地局において、
    タイマを始動させるタイマ部と、
    パケット転送終了判定部と、を備え、
    前記タイマ部は、上位局からのハンドオーバ完了応答以降にタイマを始動させ、
    前記パケット転送終了判定部は、前記タイマの満了を契機として移動元基地局からの前記ハンドオーバを行う移動局宛の最後の転送パケットを転送済みであるかあるいは最後の転送パケットを受信済みであるかの判定をする、
    ことを特徴とする基地局。
  6. 前記基地局は移動元基地局であって、
    前記パケット転送終了判定部は、該移動元基地局に残留している前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットの有無を判定することにより最後の転送パケットを転送済みであるかの判定を行い、
    前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが残留していればその最後のパケットに最終パケットであることを示すマーキングをして移動先基地局に転送し、前記ハンドオーバを行う移動局宛のパケットが残留していなければ、最終パケットであることを示すマーキングをしたダミーパケットを生成して前記移動先基地局に転送する、
    ことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  7. 前記基地局は移動先基地局であって、
    前記タイマ部は、前記上位局から前記ハンドオーバ完了応答を受信すると前記タイマを始動させ、
    前記パケット転送終了判定部は、前記タイマが満了すると、前記移動元基地局から転送される前記ハンドオーバを行う移動局宛の最後の転送パケットを受信済みであると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  8. 移動局がパケットにより通信を行う移動通信システムにおけるハンドオーバ方法において、
    上位局が移動元基地局に最後に送信したハンドオーバを実行する移動局宛のパケットの番号を、ハンドオーバ完了応答に含めて上位局から移動先基地局に通知する
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
  9. 前記移動先基地局は、前記移動元基地局から転送される前記番号のパケットを受信すると、前記移動元基地局にリソース解放を指示する
    ことを特徴とする請求項に記載のハンドオーバ方法。
  10. 前記移動先基地局は、前記番号を通知されるとその番号の通知を含めたリソース解放指示を前記移動元基地局に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載のハンドオーバ方法。
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