JP5104260B2 - 移動通信システム - Google Patents
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Description
がある。LTEは、3Gと呼ばれるW−CDMA方式等、3.5Gと呼ばれるHSDPA方式等を更に進化させ次世代(4G)への円滑な移行を図るための段階として位置づけられている。
)516等から構成される。
持つ。このように、LTE移動通信システムでは、従来のRNC(Radio Network Controller)機能がeNB511、MME512、SAE−GW513等に分散され、RNCノード自体は省かれている。
Context Request(SAE−GW)メッセージがT−SAE−GW526へ送られる(S14)。
提供することを目的とする。
データを指定して確実にターゲット基地局から受信することができる。同一ユーザデータには同一識別番号が付されるため、ソース基地局及びターゲット基地局の両方から受信されるユーザデータを正確に制御することができる。
以下、第一実施形態におけるLTEシステムについて説明する。
まず、第一実施形態におけるLTEシステムのシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、第一実施形態におけるLTEシステムのシステム構成の例を示す図であ
る。
以下、第一実施形態におけるLTEシステムの動作概要について図3及び4を用いて説明する。図3は、第一実施形態のLTEシステムにおけるS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理の概要を示す図である。図4は、第一実施形態のLTEシステムにおけるS1ベースハンドオーバ時のユーザデータアップリンク処理の概要を示す図である。図3及び4は、図1のシステム構成例において、UE7がeNB10(#1)からeNB10(#6)へハンドオーバする場合の例を示す。このハンドオーバは、eNB10(#1)とeNB10(#6)とを管理するMME20及びSAE−GW30が異なるため、S1ベースハンドオーバとなる。
まず、図3を用いて、第一実施形態のLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理の概要について説明する。以下の説明では、PDN−SAE−GW40(#1)がUE7宛てのダウンリンクデータ(ユーザデータ)としてデータA、B、C、D及びEを持ち、UE7がまずS−eNB10(#1)と接続されている場合を例に挙げる。
SAE−GW30(#6)との両方にそれぞれ送信する。これにより、T−eNB10(#6)は、このバイキャスティングされたダウンリンクデータを受けると、UE7からHandover Confirmメッセージを受信するまでは(図27のS11参照)、このダウンリンクデータを保持する。
次に、図4を用いて、第一実施形態のLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータアップリンク処理の概要について説明する。以下の説明では、UE7がアップリンクデータ(ユーザデータ)としてデータA、B、C、D及びEを持ち、S−eNB10(#1)と接続されている場合を例に挙げる。
30(#1)へ送信せず、保持する。
以下、第一実施形態におけるLTEシステムを構成する各装置(ノード)の機能についてそれぞれ説明する。なお、ここでは、各ノードに関し、S1ベースハンドオーバ時のユーザデータのアップリンク及びダウンリンクに関連する機能のみを説明し、それ以外の機能についてはどのような機能であってもよいため説明及び図示を省略している。
図5は、第一実施形態におけるeNB10の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、eNB10は、無線処理部41、ベースバンド処理部42、Cプレーン処理部43、S1−MMEインタフェース部45、Uプレーン処理部46、S1−Uインタフェース部40等を有する。これらeNB10の各機能部は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
スバンド処理部42から送られるベースバンド信号から無線信号を生成し、生成された無線信号をアンテナから送出する。一方、無線処理部41は、アンテナにより受信された無線信号をベースバンド信号へ周波数変換し、このベースバンド信号をベースバンド処理部42へ送る。
46は、自身を管理するSAE−GW30との間でIPSec等により確立されるセキュリティアソシエーション上に設定されるGTPトンネルの確立等を行う。また、Uプレーン処理部46は、Uプレーンのユーザデータ(アップリンクデータ及びダウンリンクデータ)の送受信を制御する。
図7は、第一実施形態におけるMME20の機能構成を示すブロック図である。図7に示されるように、MME20は、Cプレーン処理部55、S1−MMEインタフェース部57、S11インタフェース部58、S10インタフェース部59等を有する。これらMME20の各機能部は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
−SAE−GW30へ送信する。
Requestメッセージ等を含むデータチャンクやその他のチャンクを受け、これらのチャンクをネットワーク1へ送出する。一方、S10インタフェース部59は、ネットワーク1からForward Relocation Requestメッセージ等を含むデータチャンクやその他のチャンクを受け、これらをCプレーン処理部55へ送る。
図8は、第一実施形態におけるSAE−GW30の機能構成を示すブロック図である。図8に示されるように、SAE−GW30は、Cプレーン処理部60、Uプレーン処理部64、S11インタフェース部62、S5−Cインタフェース部63、S5−Uインタフェース部68、S1−Uインタフェース部69等を有する。これらSAE−GW30の各機能部は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
ッセージのうちバイキャスティング機能に関連するメッセージをバイキャスティング制御部61へ送る。具体的には、Cプレーン処理部60は、T−SAE−GW30となる場合、T−MME20からのUE7のハンドオーバ決定を知らせるCreate Context Request(SAE−GW)メッセージをS11インタフェース部62を介して受けると、このメッセージをバイキャスティング制御部61に送る。また、Cプレーン処理部60は、T−SAE−GW30となる場合、PDN−SAE−GW40からBi−casting responseメッセージをS5−Cインタフェース部63を介して受けると、このメッセージをバイキャスティング制御部61に送る。更に、Cプレーン処理部60は、S−SAE−GW30となる場合、S−MME20からResource ReleaseメッセージをS11インタフェース部62を介して受けると、このメッセージをバイキャスティング制御部61に送る。
SAE−GW30とPDN−SAE−GW40との間でそのユーザデータを特定することができるような識別番号(以降、SAE−PSAE識別番号と表記する)が付されている。従って、ユーザデータ転送部67は、このSAE−PSAE識別番号をeNB−SAE識別番号に変換するように識別番号変換部65に依頼する。ユーザデータ転送部67は、識別番号変換部65から送られるeNB−SAE識別番号をそのダウンリンクデータと共にeNB10へ転送する。
、Resource Releaseメッセージ等のS11データチャンクやその他のチャンクを受け、これらをCプレーン処理部60へ送る。
図10は、第一実施形態におけるPDN−SAE−GW40の機能構成を示すブロック図である。図10に示されるように、PDN−SAE−GW40は、Cプレーン処理部70、Uプレーン処理部73、S5−Cインタフェース部72、S5−Uインタフェース部77等を有する。これらPDN−SAE−GW40の各機能部は、ソフトウェアの構成要素、又はハードウェアの構成要素、若しくはこれらの組み合わせとしてそれぞれ実現される([その他]の項参照)。
76等を含む。
以下、第一実施形態におけるLTEシステムの動作例について図11、12、13及び14を用いて説明する。図11、12、13及び14は、第一実施形態におけるLTEシステムの動作例を示す図であり、図1のシステム構成例において、UE7がS−eNB10(#1)からT−eNB10(#6)へハンドオーバする場合の例を示す。このハンドオーバは、eNB10(#1)とeNB10(#6)とを管理するMME20及びSAE−GW30が異なるため、S1ハンドオーバとなる。なお、図11、12、13及び14において、実線で示されるメッセージはCプレーンメッセージであり、点線で示されるメッセージはUプレーンのユーザデータである。
まず、第一実施形態におけるLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理について図11及び12を用いて説明する。図11及び12は、第一実施形態におけるLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理を示す図である。
UE7からの受信品質情報等に基づいて、UE7のハンドオーバを決定する(S1)。ハンドオーバを決定すると、S−eNB10(#1)は、S−MME20(#1)へRelocation Requiredメッセージを送る(S2)。
B10(#1)と接続状態となっているため、S−SAE−GW30(#1)及びS−eNB10(#1)を経由してダウンリンクされるデータを受信している(S10x)。
切り替えると共に、UE7宛てのダウンリンクデータのバイキャスティングを停止する(S15x)。すなわち、PDN−SAE−GW40(#1)は、以降、S1ユーザプレーンに関し、T−SAE−GW30(#6)及びT−eNB10(#6)を経由するルートのみによりUE7宛てのダウンリンクデータを送信する(S12y)。
次に、第一実施形態におけるLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータアップリンク処理について図13及び14を用いて説明する。図13及び14は、第一実施形態におけるLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータアップリンク処理を示す図である。なお、図13及び14で示されるCプレーンメッセージ(実線)は、図11及び12と同様であるため、ここではユーザデータアップリンク処理に関連するCプレーンメッセージについてのみ説明する。また、図13及び14において、図11及び12と同一の符号が付された処理(吹き出し線)は図13及び14に示される処理と同様である。
タは、T−eNB10(#6)を経由してPDN−SAE−GW40(#1)へ順次届けられる。
第一実施形態におけるLTEシステムでは、S−eNB10(#1)によりUE7のハンドオーバが決定されると、Cプレーンの制御メッセージが利用されることによりこのことが即座にPDN−SAE−GW40(#1)へ通知される。この通知によりPDN−SAE−GW40(#1)がUE7のハンドオーバを検知すると、UE7宛てのダウンリンクデータのバイキャスティングが開始される。バイキャスティングされるダウンリンクデータには、ソース側及びターゲット側の双方に同一データに対し同一識別番号が付されて、送信される。
以下、第二実施形態におけるLTEシステムについて説明する。第二実施形態におけるLTEシステムのシステム構成については、図1に示される第一実施形態におけるLTEシステムのシステム構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以下、第二実施形態におけるLTEシステムの動作概要について図15を用いて説明する。図15は、第二実施形態のLTEシステムにおけるS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理の概要を示す図である。なお、第二実施形態におけるLTEシステムは、ダウンリンク処理が第一実施形態と異なり、アップリンク処理については第一実施形態と同様である。従って、ダウンリンク処理についてのみ以下に説明する。また、図15は、図3に示される例と同様の場面を示しており、UE7がeNB10(#1)からeNB10(#6)へS1ベースハンドオーバする場合の例を示す。
PDN−SAE−GW40(#1)がUE7宛てのダウンリンクデータ(ユーザデータ)としてデータA、B、C、D及びEを持ち、UE7がS−eNB10(#1)と接続されている。PDN−SAE−GW40(#1)から送信されるダウンリンクデータAが、S−SAE−GW30(#1)及びS−eNB10(#1)を経由してUE7へ送り届けられている。UE7は、S−eNB10(#1)からT−eNB10(#6)方向へ移動している。
以下、第二実施形態におけるLTEシステムを構成する各装置(ノード)の機能についてそれぞれ説明する。なお、ここでは、各ノードに関し、S1ベースハンドオーバ時のユ
ーザデータのアップリンク及びダウンリンクに関連する機能のみを説明し、それ以外の機能についてはどのような機能であってもよいため説明及び図示を省略している。
図16は、第二実施形態におけるeNB10の機能構成を示すブロック図である。図16に示すように、第二実施形態におけるeNB10は、図5に示される第一実施形態と同様の機能部を有する。但し、第二実施形態におけるeNB10は、Cプレーン処理部43及びUプレーン処理部46の機能が第一実施形態と多少異なる。以下、第一実施形態と異なる機能部についてのみ説明する。
図17は、第二実施形態におけるMME20の機能構成を示すブロック図である。図17に示すように、第二実施形態におけるMME20は、図7に示される第一実施形態と同様の機能部を有する。但し、第二実施形態におけるMME20は、Cプレーン処理部55の機能が第一実施形態と多少異なる。以下、第一実施形態と異なる機能部についてのみ説明する。
する。具体的には、Cプレーン処理部55は、T−MMEとなる場合、S1−MMEインタフェース部57を介してT−eNB10(#6)からのRelocation Completeメッセージを受信すると、このメッセージを再送信制御部82へ送る。
図18は、第二実施形態におけるSAE−GW30の機能構成を示すブロック図である。図18に示されるように、第二実施形態におけるSAE−GW30は、図8に示される第一実施形態と同様の機能部を有する。但し、第二実施形態におけるSAE−GW30は、Cプレーン処理部60の機能が第一実施形態と多少異なる。以下、第一実施形態と異なる機能部についてのみ説明する。
Request(SAE−GW)メッセージを受信すると、それに含まれるダウンリンクデータ識別情報を抽出する。再送信制御部83は、Cプレーン処理部60からUpdate Context Request(PDN−SAE−GW)メッセージが送信される際に、このメッセージにこの抽出されたダウンリンクデータ識別子を含める。このUpdate Context Request(PDN−SAE−GW)メッセージは、S5−Cインタフェース部63を介してPDN−SAE−GW40(#1)へ送信される。
図19は、第二実施形態におけるPDN−SAE−GW40の機能構成を示すブロック図である。図19に示されるように、第二実施形態におけるPDN−SAE−GW40は、図10に示される第一実施形態と同様の機能部を有する。但し、第二実施形態におけるPDN−SAE−GW40は、Cプレーン処理部70及びUプレーン処理部73の機能が第一実施形態と多少異なる。以下、第一実施形態と異なる機能部についてのみ説明する。
Request(PDN−SAE−GW)メッセージを受信すると、それに含まれるダウンリンクデータ識別情報を抽出する。再送信制御部84は、この抽出された識別情報をUプレーン処理部73に送ると共に、この識別情報に基づくUE7宛てのユーザデータをダウンリンクするようにUプレーン処理部73に指示する。
するルートでダウンリンクする。
以下、第二実施形態におけるLTEシステムの動作例について図20及び21を用いて説明する。図20及び21は、第二実施形態におけるLTEシステムの動作例を示す図であり、図1のシステム構成例において、UE7がS−eNB10(#1)からT−eNB10(#6)へS1ベースハンドオーバする場合の例を示す。図20及び21において、実線で示されるメッセージはCプレーンメッセージであり、点線で示されるメッセージはUプレーンのユーザデータである。第二実施形態におけるLTEシステムは、アップリンク処理については第一実施形態と同様であるため、ダウンリンク処理についてのみ以下に説明する。
図20の(S1)、(S2)、(S3)については、図11に示される第一実施形態の動作と同様であるため、ここでは説明を簡略化する。S−eNB10(#1)は、UE7のハンドオーバを決定すると(S1)、S−MME20(#1)へRelocation
Requiredメッセージを送る(S2)。S−MME20(#1)は、このメッセージを受信すると、UE7のS1ベースハンドオーバが決定されたことを認知し、T−MME20(#6)へForward Relocation Requestメッセージを送信する(S3)。
クトラフィック(S1ユーザプレーン)のためのトンネルエンドポイント情報(D−eNB−TEID)を割り当てる。T−eNB10(#6)は、このD−eNB−TEIDを含めたRelocation Request AcknowledgeメッセージをT−MME20(#6)へ返信する(S5b)。
第二実施形態におけるLTEシステムでは、第一実施形態と同様に、S−eNB10(#1)によりUE7のハンドオーバが決定されると、Cプレーンの制御メッセージが利用されることによりこのことが即座にPDN−SAE−GW40(#1)へ通知される。これにより、PDN−SAE−GW40(#1)がUE7のハンドオーバを検知すると、以降、UE7宛てのユーザデータが継続してダウンリンクされると共に、そのコピー及びそれに付される識別番号と同一の識別番号がPDN−SAE−GW40(#1)に保持される。
信しないため、第一実施形態より更に通信帯域の消費を削減することができる。
以下、第一変形例におけるLTEシステムについて説明する。第一変形例は、第一実施形態におけるLTEシステムを以下のように変形するものである。
以下、第一変形例におけるLTEシステムを構成する各装置(ノード)の機能についてそれぞれ説明する。MME20及びSAE−GW30については第一実施形態と変わるところがないためここでは説明を省略する。以下、各ノードについて、第一実施形態と異なる機能部についてのみそれぞれ説明する。
第一変形例におけるeNB10の機能構成は、第一実施形態と同様である。但し、Uプレーン処理部46の有する保持データ送信部48及びアップリンクデータ管理部51の機能が第一実施形態とは多少異なる。
第一変形例におけるPDN−SAE−GW40の機能構成は、第一実施形態と同様である。但し、Uプレーン処理部73の有するアップリンクデータ管理部76の機能が第一実施形態とは多少異なる。
以下、図22及び23を用いて、第一変形例におけるLTEシステムの動作例について説明する。図22は、第一変形例のLTEシステムにおけるS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理を示す図である。図23は、第一変形例のLTEシステムにおけるS1ベースハンドオーバ時のユーザデータアップリンク処理を示す図である。図22及び23は、図3及び4に示される例と同様の場面を示しており、UE7がeNB10(#1)からeNB10(#6)へS1ベースハンドオーバする場合の例を示す。
PDN−SAE−GW40(#1)がUE7宛てのダウンリンクデータ(ユーザデータ)としてデータA、B、C、D及びEを持ち、UE7がS−eNB10(#1)と接続されている。PDN−SAE−GW40(#1)から送信されるダウンリンクデータA及びCが、S−SAE−GW30(#1)及びS−eNB10(#1)を経由してUE7へ送り届けられている。ダウンリンクデータBは、S−eNB10(#1)からUE7へ正常にダウンリンクできていない。更に、ダウンリンクデータCについては、S−eNB10(#1)は正常にUE7へダウンリンクできなかったと認識しており、UE7は正常にダウンリンクされたと認識している。このような状況で、UE7は、S−eNB10(#1)からT−eNB10(#6)方向へ移動している。
次に、図23を用いて、第一変形例におけるLTEシステムのS1ベースハンドオーバ時のユーザデータアップリンク処理について説明する。
(#1)へ届かなかったと判断したアップリンクデータB及びD、更にそれ以降のデータを順にT−eNB10(#6)へ無線送信する。
以下、第二変形例におけるLTEシステムについて説明する。第二変形例は、第二実施形態におけるLTEシステムを以下のように変形するものである。
以下、図24を用いて、第二変形例におけるLTEシステムの動作例について説明する。図24は、第二変形例のLTEシステムにおけるS1ベースハンドオーバ時のユーザデータダウンリンク処理を示す図である。図24は、図3に示される例と同様の場面を示し
ており、UE7がeNB10(#1)からeNB10(#6)へS1ベースハンドオーバする場合の例を示す。
図24に示される場面例は、図15に示される例と同様である。PDN−SAE−GW40(#1)から送信されるダウンリンクデータA及びCが、正常に、UE7へ送り届けられている。ダウンリンクデータCについては、S−eNB10(#1)はUE7からACK信号を受信することができなかったため正常にUE7へダウンリンクできなかったと認識しており、UE7は正常にダウンリンクされたと認識している。
〔ハードウェアの構成要素(Component)及びソフトウェアの構成要素(Component)について〕
ハードウェアの構成要素とは、ハードウェア回路であり、例えば、フィールド・プログラマブル・ゲートウェイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートアレイ、論理ゲートの組み合わせ、信号処理回路、アナログ回路等がある。
本実施形態は次の発明態様を開示する。各項に開示される発明態様は、必要に応じて可能な限り組み合わせることができる。
移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを含む複数ノードが階層的に接続される移動通信システムにおいて、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方に接続される上位ノードであってユーザプレーンの管理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知手段と、
前記移動端末のハンドオーバが検知されると、前記ソース基地局方向及び前記ターゲット基地局方向の双方に、前記移動端末宛ての同一ユーザデータを重複してそれぞれ送信するバイキャスティング手段と、
を備え、
前記ターゲット基地局が、
前記Uプレーン管理局により送信された前記移動端末宛てのユーザデータを受信し、このユーザデータを保持する保持手段と、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを無線送信する無線送信手段と、
を備える移動通信システム。(1)
(付記2)
前記Uプレーン管理局のバイキャスティング手段は、前記ソース基地局方向及び前記ターゲット基地局方向の双方に送信する同一ユーザデータに対し同一の識別番号を付与し、この付与された識別番号と共に該同一ユーザデータを送信し、
前記ターゲット基地局の無線送信手段は、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を前記移動端末から受信し、この受信された識別番号に基づいて、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータの中から無線送信すべきユーザデータを選択する、
付記1に記載の移動通信システム。(2)
(付記3)
前記ソース基地局は、
前記移動端末のハンドオーバを決定する決定手段と、
前記決定手段によりハンドオーバが決定されると、前記ソース基地局の上位ノードであって前記ソース基地局の制御プレーンの管理を行うソースCプレーン管理局、前記ターゲット基地局の上位ノードであって前記ターゲット基地局の制御プレーンの管理を行うターゲットCプレーン管理局、前記ターゲット基地局及び、前記ターゲット基地局の上位ノードであって前記ターゲット基地局のユーザプレーンの管理を行うターゲットUプレーン管理局を経由して、前記Uプレーン管理局に前記ハンドオーバ決定の通知を含むメッセージを送信する通知手段と、
を備え、
前記Uプレーン管理局の検知手段は、前記ハンドオーバ決定の通知を含むメッセージを受信することにより、前記移動端末のハンドオーバを検知する、
付記1又は2に記載の移動通信システム。
前記ターゲット基地局及び前記ターゲットUプレーン基地局は、
前記ハンドオーバ決定の通知を含むメッセージを受けると、前記Uプレーン管理局から前記移動端末へユーザデータをダウンリンクするための通信リソースを確保し、この確保された通信リソースを示す情報を前記ハンドオーバ決定の通知を含むメッセージと共に転送する転送手段、
を備える付記3に記載の移動通信システム。
前記ターゲット基地局の無線送信手段は、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を前記移動端末から受信し、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータの中からこの受信された識別番号以降のユーザデータをその識別番号順に無線送信する、
付記2に記載の移動通信システム。
前記ターゲット基地局の無線送信手段は、前記移動端末が所望する各ユーザデータを示す識別番号を前記移動端末からそれぞれ受信し、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータの中からこの受信された各識別番号で特定される各ユーザデータをそれぞれ無線送信する、
付記2に記載の移動通信システム。
前記ソースCプレーン管理局は、
前記ターゲット基地局、前記ターゲットCプレーン管理局を経由して前記移動端末のハンドオーバ承認の通知を含むメッセージを受信する承認検知手段と、
前記移動端末のハンドオーバ承認の通知を含むメッセージが受信されると、前記ソース基地局及び前記ソースUプレーン管理局にそれぞれリソース解放指示を通知する解放指示手段と、
を備え、
前記ソース基地局は、
前記リソース解放指示を受けると、前記Uプレーン管理局から送信され前記移動端末が移動後に受信されたユーザデータを削除する削除手段、
を備える付記2に記載の移動通信システム。
前記ソース基地局は、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記移動端末から無線送信されるユーザデータ及びそのデータを示す識別情報を受信した場合に、この受信されたユーザデータをそのデータを示す識別情報に基づいて順序管理する管理手段と、
前記受信されたユーザデータが順序通り受信されていると前記管理手段により判断された場合に、前記Uプレーン管理局へこの受信されたユーザデータを転送し、前記受信されたユーザデータが順序通り受信されていないと前記管理手段により判断された場合に、この受信されたユーザデータを転送せず保持するアップリンク手段と、
を備える付記1に記載の移動通信システム。(6)
(付記9)
前記ターゲット基地局は、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記移動端末が前記ソース基地局に対して送達確認できなかったユーザデータ以降のユーザデータを前記移動端末から順に受信し、受信されたユーザデータを前記Uプレーン管理局へ転送する第2アップリンク手段、
を備える付記8に記載の移動通信システム。
前記ターゲット基地局は、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記移動端末が前記ソース基地局に
対して送達確認できなかった各ユーザデータを前記移動端末からそれぞれ受信し、受信された各ユーザデータを前記Uプレーン管理局へそれぞれ転送するアップリンク手段、
を備え、
前記Uプレーン管理局は、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局を経由してそれぞれ受信された各ユーザデータを、そのデータを示す識別番号に基づいて順序の並び替えを行う順序制御手段、
を備える付記1に記載の移動通信システム。
移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを含む複数ノードが階層的に接続される移動通信システムにおいて、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方に接続される上位ノードであってユーザプレーンの管理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知手段と、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記ソース基地局方向へ前記移動端末宛てのユーザデータを送信する際には、そのユーザデータのコピーを保持する保持手段と、
前記移動端末が前記ターゲット基地局と無線接続された場合に、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを前記ターゲット基地局方向へ送信する再送手段と、
を備える移動通信システム。(3)
(付記12)
前記Uプレーン管理局の保持手段は、前記ソース基地局方向へ既に送信されたユーザデータに付与された識別番号と同一の識別番号を、そのユーザデータのコピーとして前記保持手段により保持されているユーザデータに付与し、
前記Uプレーン管理局の再送手段は、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を前記ターゲット基地局経由で取得し、この取得された識別番号に基づいて、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータの中から前記ターゲット基地局方向へ送信すべきユーザデータを選択する、
付記11に記載の移動通信システム。(4)
(付記13)
前記ターゲット基地局は、
前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を含むメッセージを前記移動端末から受信すると、この識別番号を所定のメッセージに含めて、前記ターゲット基地局の上位ノードであって前記ターゲット基地局の制御プレーンの管理を行うターゲットCプレーン管理局に転送する要求転送手段、
を備え、
前記Uプレーン管理局の再送手段は、前記ターゲットCプレーン管理局及び前記ターゲット基地局の上位ノードであって前記ターゲット基地局のユーザプレーンの管理を行うターゲットUプレーン管理局を経由して受信されるメッセージにより、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を取得する、
付記12に記載の移動通信システム。(5)
(付記14)
前記Uプレーン管理局の再送手段は、前記保持手段により保持されるユーザデータの中から、前記ターゲット基地局経由で取得された識別番号以降のユーザデータをその識別番号順に前記ターゲット基地局方向へ送信する、
付記12に記載の移動通信システム。
前記Uプレーン管理局の再送手段は、前記保持手段により保持されるユーザデータの中
から、前記ターゲット基地局経由で取得された各識別番号で特定される各ユーザデータをそれぞれ前記ターゲット基地局方向へ送信する、
付記12に記載の移動通信システム。
前記ソース基地局は、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記移動端末から無線送信されるユーザデータ及びそのデータを示す識別情報を受信した場合に、この受信されたユーザデータをそのデータを示す識別情報に基づいて順序管理する管理手段と、
前記受信されたユーザデータが順序通り受信されていると前記管理手段により判断された場合に、前記Uプレーン管理局へこの受信されたユーザデータを転送し、前記受信されたユーザデータが順序通り受信されていないと前記管理手段により判断された場合に、この受信されたユーザデータを転送せず保持するアップリンク手段と、
を備える付記11に記載の移動通信システム。(6)
(付記17)
前記ターゲット基地局は、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記移動端末が前記ソース基地局に対して送達確認できなかったユーザデータ以降のユーザデータを前記移動端末から順に受信し、受信されたユーザデータを前記Uプレーン管理局へ転送する第2アップリンク手段、
を備える付記16に記載の移動通信システム。
前記ターゲット基地局は、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記移動端末が前記ソース基地局に対して送達確認できなかった各ユーザデータを前記移動端末からそれぞれ受信し、受信された各ユーザデータを前記Uプレーン管理局へそれぞれ転送するアップリンク手段、
を備え、
前記Uプレーン管理局は、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局を経由してそれぞれ受信された各ユーザデータを、そのデータを示す識別番号に基づいて順序の並び替えを行う順序制御手段、
を備える付記11に記載の移動通信システム。
移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを含む複数ノードが階層的に接続される移動通信システムにおけるユーザデータダウンリンク方法において、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方に接続される上位ノードであってユーザプレーンの管理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知ステップと、
前記移動端末のハンドオーバが検知されると、前記ソース基地局方向及び前記ターゲット基地局方向の双方に、前記移動端末宛ての同一ユーザデータを重複してそれぞれ送信するバイキャスティングステップと、
を実行し、
前記ターゲット基地局が、
前記Uプレーン管理局により送信された前記移動端末宛てのユーザデータを受信し、このユーザデータを保持部に保持する保持ステップと、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記保持部に保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを無線送信する無線送信ステップと、
を実行するユーザデータダウンリンク方法。(7)
(付記20)
移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを含む複数ノードが階層的に接続される移動通信システムにおけるユーザデータダウンリンク方法において、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方に接続される上位ノードであってユーザプレーンの管理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知ステップと、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記ソース基地局方向へ前記移動端末宛てのユーザデータを送信する際には、そのユーザデータのコピーを保持部に保持する保持ステップと、
前記移動端末が前記ターゲット基地局と無線接続された場合に、前記保持部に保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを前記ターゲット基地局方向へ送信する再送ステップと、
を実行するユーザデータダウンリンク方法。(8)
7、516、529 UE
10、511、521、522 eNB(S−eNB)(T−eNB)
20、512、523、524 MME(S−MME)(T−MME)
30、513、525、526 SAE−GW(S−SAE−GW)(T−SAE−GW)
40、515、528 PDN−SAE−GW
50、514、527 HSS
41 無線処理部
42 ベースバンド処理部
43、55、60、70 Cプレーン処理部
45、57 S1−MMEインタフェース部
46、64、73 Uプレーン処理部
40 S1−Uインタフェース部
44 バイキャスティング処理部
47 バイキャスティングデータ保持部
48 保持データ送信部
49、65 識別番号変換部
50、66 識別番号変換テーブル
51 アップリンクデータ管理部
56、61、71 バイキャスティング制御部
58、62 S11インタフェース部
59 S10インタフェース部
63、72 S5−Cインタフェース部
67 ユーザデータ転送部
68、77 S5−Uインタフェース部
69 S1−Uインタフェース部
75 バイキャスティング処理部
76 アップリンクデータ管理部
81、82、83、84 再送信制御部
85 再送信処理部
86 再送信データ保持部
Claims (8)
- 移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを有する移動通信システムにおいて、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方と通信が可能な通信ノードであってユーザプレーンに関する処理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知手段と、
前記移動端末のハンドオーバが検知されると、前記ソース基地局方向及び前記ターゲット基地局方向の双方に、前記移動端末宛ての同一ユーザデータを重複してそれぞれ送信するバイキャスティング手段と、
を備え、
前記ターゲット基地局が、
前記Uプレーン管理局により送信された前記移動端末宛てのユーザデータを受信し、このユーザデータを保持する保持手段と、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを無線送信する無線送信手段と、
を備える移動通信システム。 - 前記Uプレーン管理局のバイキャスティング手段は、前記ソース基地局方向及び前記ターゲット基地局方向の双方に送信する同一ユーザデータに対し同一の識別番号を付与し、この付与された識別番号と共に該同一ユーザデータを送信し、
前記ターゲット基地局の無線送信手段は、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を前記移動端末から受信し、この受信された識別番号に基づいて、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータの中から無線送信すべきユーザデータを選択する、
請求項1に記載の移動通信システム。 - 移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを有する移動通信システムにおいて、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方と通信が可能な通信ノードであって
ユーザプレーンに関する処理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知手段と、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記ソース基地局方向へ前記移動端末宛てのユーザデータを送信する際には、そのユーザデータのコピーを保持する保持手段と、
前記移動端末が前記ターゲット基地局と無線接続された場合に、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを前記ターゲット基地局方向へ送信する再送手段と、
を備える移動通信システム。 - 前記Uプレーン管理局の保持手段は、前記ソース基地局方向へ既に送信されたユーザデータに付与された識別番号と同一の識別番号を、そのユーザデータのコピーとして前記保持手段により保持されているユーザデータに付与し、
前記Uプレーン管理局の再送手段は、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を前記ターゲット基地局経由で取得し、この取得された識別番号に基づいて、前記保持手段により保持される前記移動端末宛てのユーザデータの中から前記ターゲット基地局方向へ送信すべきユーザデータを選択する、
請求項3に記載の移動通信システム。 - 前記ターゲット基地局は、
前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を含むメッセージを前記移動端末から受信すると、この識別番号を所定のメッセージに含めて、前記ターゲット基地局と通信が可能な通信ノードであって前記ターゲット基地局の制御プレーンに関する処理を行うターゲットCプレーン管理局に転送する要求転送手段、
を備え、
前記Uプレーン管理局の再送手段は、前記ターゲットCプレーン管理局及び前記ターゲット基地局と通信が可能な通信ノードであって前記ターゲット基地局のユーザプレーンに関する処理を行うターゲットUプレーン管理局を経由して受信されるメッセージにより、前記移動端末が所望するユーザデータを示す識別番号を取得する、
請求項4に記載の移動通信システム。 - 前記ソース基地局は、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記移動端末から無線送信されるユーザデータ及びそのデータを示す識別情報を受信した場合に、前記受信されたユーザデータをそのデータを示す識別情報に基づいて順序管理する管理手段と、
前記受信されたユーザデータが順序通り受信されていると前記管理手段により判断された場合に、前記Uプレーン管理局へ前記受信されたユーザデータを転送し、前記受信されたユーザデータが順序通り受信されていないと前記管理手段により判断された場合に、前記受信されたユーザデータを転送せず保持するアップリンク手段と、
を備える請求項1又は3に記載の移動通信システム。 - 移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを有する移動通信システムにおけるユーザデータダウンリンク方法において、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方と通信が可能な通信ノードであってユーザプレーンに関する処理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知ステップと、
前記移動端末のハンドオーバが検知されると、前記ソース基地局方向及び前記ターゲット基地局方向の双方に、前記移動端末宛ての同一ユーザデータを重複してそれぞれ送信するバイキャスティングステップと、
を実行し、
前記ターゲット基地局が、
前記Uプレーン管理局により送信された前記移動端末宛てのユーザデータを受信し、このユーザデータを保持部に保持する保持ステップと、
前記移動端末が移動後に無線接続された場合に、前記保持部に保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを無線送信する無線送信ステップと、
を実行するユーザデータダウンリンク方法。 - 移動端末と無線接続されるソース基地局と前記移動端末が移動後に無線接続されるターゲット基地局とを有する移動通信システムにおけるユーザデータダウンリンク方法において、
前記ソース基地局及び前記ターゲット基地局の双方と通信が可能な通信ノードであってユーザプレーンに関する処理を行うUプレーン管理局が、
前記移動端末のハンドオーバを検知する検知ステップと、
前記移動端末のハンドオーバが検知された後に、前記ソース基地局方向へ前記移動端末宛てのユーザデータを送信する際には、そのユーザデータのコピーを保持部に保持する保持ステップと、
前記移動端末が前記ターゲット基地局と無線接続された場合に、前記保持部に保持される前記移動端末宛てのユーザデータのうち、前記移動端末から要求されるユーザデータを前記ターゲット基地局方向へ送信する再送ステップと、
を実行するユーザデータダウンリンク方法。
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JP2019525500A (ja) | 通信リレー及びデータパケットをリダイレクトするための方法 |
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