JP2007110363A - 無線通信システム及び基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線リソースを考慮したアドミッションコントロールを提供する。
【解決手段】 基地局120は、QoS通信中の端末iが要求する下りQoS要求帯域Bと、端末が受信可能なデータレートRとに基づき、下りの無線リソース空き率(スロット割当の空き率)を求める。また、QoS通信しようとする端末が要求する下りQoS要求帯域Bを、該端末が受信可能なデータレートRで割ることで、該要求帯域Bを確保するのに必要な下り無線リソース使用率を求める。また、基地局120は、上りチャネルのROTとROTの許容上限を示す閾値Tとに基づき上りの無線リソース空き率を求める。また、端末が要求する上り要求帯域を確保するのに必要な上り無線リソース使用率を求める。下り及び上りの無線リソース空き率がそれぞれ、下り及び上り無線リソース使用率以上である端末についてQoS通信させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、無線通信システム及び基地局に係り、特に、無線により情報通信するシステムにおいてアドミッションコントロールを行う無線通信システム及び基地局に関する。
無線情報通信におけるQoS(Quality of Service)技術として、QoS呼の要求帯域を確保するために、QoS呼に優先的に無線リソースを割り当てる技術が知られている。無線リソースとは、例えばTDMA(Time Division Multiple Access)通信におけるタイムスロット、CDMA(Code Division Multiple Access)通信における受信端で復調可能なために許容できる総受信電力などを指す。
QoSを要求する端末に対し、新規呼接続時又はハンドオフ時に、利用可能なチャネルエレメントがあるか確認し、及び、余っている帯域がその端末の要求する帯域より大きいか確認し、チャネルエレメントがあり、かつ、要求する帯域より大きければ呼接続を行うものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。利用可能なチャネルエレメントが無い場合や、利用可能なチャネルエレメントがあるが余っている帯域がその端末の要求帯域より小さい場合等は呼接続を行わない。このような処理により、例えば特許文献1の技術は、呼接続されたQoS要求端末に対してQoSを保証することができる、としている。
特開2003−264878号公報
無線環境が良い時と悪い時では、同じ大きさの要求帯域を確保するために消費する無線リソースの消費量は異なる。一般に、無線環境が悪いほど無線リソースを消費する。
図9に、TDMAを例として帯域と無線リソースの関係を示す。この例では1秒間に10タイムスロットあり、1タイムスロットには変調方式を変えることで1kbit、3kbitが選択的に格納可能とする。このチャネルの最大帯域は30kbpsである。無線環境が良い場合は1タイムスロットに3kbitずつを格納する変調方式を用い、一方、無線環境が悪い場合は1タイムスロットに1kbitずつを格納する変調方式を用いる。ここで、一例として要求帯域6kbpsを確保する場合を考える。
図9(a)は、無線環境が良い場合の例である。無線環境が良い場合、1タイムスロットに3kbitを格納することができ、6kbpsを確保するためにタイムスロット2つを占有している。従って、無線リソース使用率は0.2(使用スロット数2、全タイムスロット数10)となる。図9(b)は、無線環境が悪い場合の例である。無線環境が悪い場合、1タイムスロットに1kbitしか格納できないので、6kbpsを確保するために6タイムスロットを占有する。従って、無線リソース使用率は0.6(使用スロット数6、全タイムスロット数10)となる。
この状態で更に6kbpsの帯域を要求された場合を考える。帯域は図9(a)、(b)ともに24kbps空いているが、帯域を要求している端末の無線環境によっては要求された6kbpsを確保できない場合がある。例えば、図9(a)の例では上述のどちらの変調方式でも6kbps確保することができ、図9(b)では1タイムスロットに3kbit格納する変調方式では6kbpsを確保することが出来る。しかし、図9(b)の例は、無線環境が悪い場合の例であり、無線環境が変わらなければ、1タイムスロットに1kbitを格納する変調方式が用いられ、6kbpsの帯域を確保するためには6タイムスロットが必要になる。従って、帯域が24kbpsあるにも関わらず、無線リソースが足りず、要求された6kbpsを確保することが出来ない。
上述の特許文献1に記載の技術では、QoS提供可否の判断を、空き帯域が要求帯域より大きいかどうかをもとに行っている。しかしながら、空き帯域が要求帯域より大きかったとして呼接続を許可しても、上述のように実際は無線リソースの空きがなく、要求帯域を確保することができない場合があり得る。従って、要求帯域でなく、無線リソースの使用率を指標とした呼接続可否判断が望まれる。
また、上述の特許文献1に記載の技術では、呼接続時にQoS提供可としたQoS対応端末についてはQoSが保証されるとしている。しかしながら、無線環境はフェージングやシャドウイングにより時々刻々と変化しており、時間軸上で要求帯域が確保できなくなる時間があり得る。そのときにはそのQoS端末には要求帯域を満たそうと、無線リソースをより多く使用する制御が働き、無線リソースにとっては大きな負荷となる。すなわち、その端末は他のQoS対応端末に対するQoS提供を阻害することになる。このような状態の端末に対し、他の端末のQoS提供を阻害しないような対処が望まれる。
本発明は、以上の点に鑑み、無線リソースを考慮した端末の新規呼接続及びハンドオフ先への呼接続を行うアドミッションコントロールを提供することを目的とする。また、本発明は、無線リソース使用率が高くなった場合における、無線リソース使用率の高い端末に対して、他の端末のQoSを阻害しないような対処をすることを目的とする。
また、本発明は、無線リソース使用率による指標を用いてQoS提供可否を判断し、呼接続されたQoS要求端末が無線リソースの不足のためにQoS通信を開始できないことを防ぐアドミッションコントロールを提供することを目的とする。また、本発明は、QoS提供を受けられるQoS呼を増やすことを目的とする。本発明は、新たなQoS要求端末を呼接続することを目的とする。
無線リソース使用率の指標を設ける。端末毎、チャネル毎に指標を管理し、その指標を用いてQoS提供可否の判断を行う。
(1)本発明の解決手段のひとつでは、無線リソース使用率の指標を設け、QoS呼接続時にチャネルの無線リソースの空き率と、接続を要求する端末の要求帯域を確保するために必要な無線リソース使用率とを比較し、空き率の方が大きければQoS呼接続を行う。
(2−1)本発明の他の解決手段では、定期的にチャネルの無線リソース使用率を計算し、チャネルの無線リソース使用率が第1の閾値を超過した場合、各QoS対応端末の無線リソース使用率を計算し、QoS対応端末の中で無線リソース使用率が第2の閾値を超えている端末をベストエフォートに切り替える。
(2−2)そこでまだチャネルの無線リソース使用率が第1の閾値を超過している場合で、かつ、別のチャネルが存在する場合は、端末をその別のチャネルにハンドオフさせる。その際、ハンドオフ後のハンドオフ元チャネルの無線リソース使用率と、ハンドオフ先チャネルの無線リソース使用率とが、ともに第1の閾値を下回るような端末をハンドオフさせる。
より具体的には、無線通信システムは基地局を有し、該基地局は、無線リソース使用率を指標としてQoS提供可否の判断を行う。また、基地局は端末の新規呼接続またはハンドオフ先への呼接続時に、QoS提供の可否をチャネルの無線リソースの余りと当該端末がQoS時に占有すると予測される無線リソースとの比較によりハンドオフの可否判断を行う。
基地局は、チャネルの無線リソース使用率を監視し、無線リソース使用率が第1の閾値を超過した場合、無線リソース使用率が第2の閾値を超過しているQoS端末をベストエフォートに切り替える。ここで、第1の閾値とは、基地局が、無線リソース使用率が第2の閾値を超過しているQoS端末をベストエフォートに切り替える処理を開始する契機となる閾値である。また、第2の閾値とは、基地局がQoS端末をベストエフォートに切り替えるか否かを判断する基準となる閾値であり、例えば、無線リソース使用率が第2の閾値を超過しているQoS端末をベストエフォート通信に切り替える。
上述の無線通信システムにおいて、基地局は、例えば上述の手順を実施した後にまだ無線リソース使用率が第1の閾値を超過している場合、別のチャネルが存在し、QoS端末を当該別のチャネルにハンドオフさせることによりハンドオフ元チャネル、ハンドオフ先チャネルが共に無線リソース使用率が第1の閾値以下になるQoS端末があれば、その端末を当該別チャネルにハンドオフさせる。
本発明の第1の解決手段によると、
時分割多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
前記基地局は、
QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の要求帯域、及び、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の要求帯域が、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
基地局を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、
第1の端末iが要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第1の要求帯域Bと、前記データレート受信管理部に記憶された第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
Figure 2007110363
第2の端末が要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第2の要求帯域Bを、前記データレート受信管理部に記憶された第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、第2の要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を求め、
前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する前記基地局が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
符号多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
前記基地局は、
要求帯域が端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
チャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
ここで、ROTは次式で定義され、
(I+N)/N
は全端末からの受信電力の総和であり、Nは熱雑音電力であり、
ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
基地局を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、
前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROTの値Tと、前記閾値記憶部に記憶された閾値Tとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
1−T/T
第2の端末が要求する、前記要求帯域記憶部に記憶された要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を次式により求め、
A×P×T/T
ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、P:前記S/N管理部に記憶された第2の端末のパイロットチャネルのS/N値、T:前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROT、T:前記閾値記憶部に記憶されたROTの許容上限を示す予め定められた閾値
前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する前記基地局が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
端末への下り方向が時分割多重により、端末からの上り方向は符号多重により端末と無線で通信し、該端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
前記基地局は、
QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の下り要求帯域と、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の下り要求帯域と、上り要求帯域とが、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
上りチャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
基地局を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、
第1の端末iが要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第1の下り要求帯域Bと、前記データレート受信管理部に記憶された第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により下りの無線リソース空き率を求め、
Figure 2007110363
第2の端末が要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第2の下り要求帯域Bを、前記データレート受信管理部に記憶された第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、第2の下り要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による下り無線リソース使用率を求め、
前記ROT管理部に記憶された上りチャネルのROTの値Tと、前記閾値記憶部に記憶された閾値Tとに基づき、次式により上りの無線リソース空き率を求め、
1−T/T
前記第2の端末が要求する、前記要求帯域記憶部に記憶された上り要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による上り無線リソース使用率を次式により求め、
A×P×T/T
ここで、A:第2の端末が上り要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、上り要求帯域に応じて一意に定まる値、P:前記S/N管理部に記憶された第2の端末のパイロットチャネルのS/N値、T:前記ROT管理部に記憶された上りチャネルのROT、T:前記閾値記憶部に記憶されたROTの許容上限を示す予め定められた閾値
前記下りの無線リソース空き率が前記下り無線リソース使用率以上であり、かつ、前記上りの無線リソース空き率が前記上り無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する前記基地局が提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
第1及び第2のチャネルを有し、時分割多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
前記基地局は、
第1のチャネルでQoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末iが要求する第1の要求帯域Bと、無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により第1のチャネルにおける第1の無線リソース使用率を求め、
Figure 2007110363
第1のチャネルでQoS通信中の任意の第2の端末が要求する第2の要求帯域Bを、該第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、該要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による第2の無線リソース使用率を求め、
第1のチャネルにおける前記第1の無線リソース使用率から、第2の端末による前記第2の無線リソース使用率を引くことで、第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
第2のチャネルでQoS通信中のひとつ又は複数の第3の端末kが要求する第3の要求帯域Bと、無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第3の端末kが受信可能な第3のデータレートRとに基づき、次式により第2のチャネルにおける第3の無線リソース使用率を求め、
Figure 2007110363
第2の端末が要求する第2の要求帯域Bを、第2のチャネルで通信する各端末が受信可能なデータレートの平均RAVEで割ることで、前記第2の端末が第2のチャネルにハンドオフした後の、該第2の端末による第4の無線リソース使用率を求め、
第2のチャネルにおける前記第3の無線リソース使用率に、第2の端末による前記第4の無線リソース使用率を加えることで、前記第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
求められた第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値と、第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値との双方が、それぞれ予め定められた閾値以下となる前記第2の端末を、第1のチャネルから第2のチャネルへハンドオフさせる前記基地局が提供される。
本発明の第5の解決手段によると、
第1及び第2のチャネルを有し、符号多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードと、を備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
前記基地局は、
第1のチャネルのROT(Rise Over Thermal)Tを、ROTの許容上限を示す予め定められた第1のROT閾値Tで割ることで、第1のチャネルにおける第1の無線リソース使用率を求め、
第1のチャネルでQoS通信中の任意の第2の端末が要求する要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による第2の無線リソース使用率を次式により求め、
A×P×T/T
ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、P:第2の端末のパイロットチャネルのS/N、T:第1のチャネルのROT、T:ROTの許容上限を示す予め定められた第1のROT閾値
第1のチャネルにおける前記第1の無線リソース使用率から、第2の端末による前記第2の無線リソース使用率を引くことで、前記第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
第2のチャネルのROT Tを、ROTの許容上限を示す予め定められた第2の閾値Tで割ることで、第2のチャネルにおける第3の無線リソース使用率を求め、
前記第2の端末が第2のチャネルにハンドオフした後の、該第2の端末による第4の無線リソース使用率を次式により求め、
A×PAVE×T/T
ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、PAVE:第2のチャネルで通信する全端末のパイロットチャネルのS/Nの平均、T:第2のチャネルのROT、T:ROTの許容上限を示す予め定められた第2のROT閾値
第2のチャネルにおける前記第3の無線リソース使用率に、第2の端末による前記第4の無線リソース使用率を加えることで、前記第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
求められた第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値と、第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値の双方が、それぞれ予め定められた閾値以下となる場合に、第2の端末を第1のチャネルから第2のチャネルへハンドオフさせる前記基地局が提供される。
本発明の第6の解決手段によると、
時分割多重により端末と無線で通信する基地局と、
端末の識別子に対応して、該端末が要求する要求帯域が予め記憶されるQoS情報テーブルを有し、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードと
を備え、
前記基地局は、
QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の要求帯域、及び、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の要求帯域が、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
基地局を制御する制御部と
を有し、
前記ノードは、
QoS通信しようとする第2の端末の識別子を含むベストエフォート用コネクション確立要求を前記基地局から受信して、第2の端末とノード間で予めベストエフォート用コネクションを確立し、
前記QoS情報テーブルを参照して、該確立要求に含まれる第2の端末の識別子に対応する第2の要求帯域を前記基地局に送信し、
前記制御部は、
前記ノードから受信された第2の要求帯域を前記要求帯域記憶部に記憶し、
第1の端末iが要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第1の要求帯域Bと、前記データレート受信管理部に記憶された第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
Figure 2007110363
第2の端末が要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第2の要求帯域Bを、前記データレート受信管理部に記憶された第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、第2の要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を求め、
前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する無線通信システムが提供される。
本発明の第7の解決手段によると、
符号多重により端末と無線で通信する基地局と、
端末の識別子に対応して、該端末が要求する要求帯域が予め記憶されるQoS情報テーブルを有し、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードと
を備え、
前記基地局は、
要求帯域が端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
チャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
基地局を制御する制御部と
を有し、
前記ノードは、
QoS通信しようとする第2の端末の識別子を含むベストエフォート用コネクション確立要求を前記基地局から受信して、第2の端末とノード間で予めベストエフォート用コネクションを確立し、
前記QoS情報テーブルを参照して、該確立要求に含まれる第2の端末の識別子に対応する要求帯域を前記基地局に送信し、
前記制御部は、
前記ノードから受信された第2の要求帯域を前記要求帯域記憶部に記憶し、
前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROTの値Tと、前記閾値記憶部に記憶された閾値Tとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
1−T/T
前記第2の端末が要求する、前記要求帯域記憶部に記憶された要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を次式により求め、
A×P×T/T
ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、P:前記S/N管理部に記憶された第2の端末のパイロットチャネルのS/N値、T:前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROT、T:前記閾値記憶部に記憶されたROTの許容上限を示す予め定められた閾値
前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する無線通信システムが提供される。
本発明によると、無線リソースを考慮した端末の新規呼接続及びハンドオフ先への呼接続を行うアドミッションコントロールを提供することができる。また、本発明によると、無線リソース使用率が高くなった場合における、無線リソース使用率の高い端末に対する対して、他の端末のQoSを阻害しないような対処をすることができる。
また、本発明によると、無線リソース使用率による指標を用いてQoS提供可否を判断し、呼接続されたQoS要求端末が無線リソースの不足のためにQoS通信を開始できないことを防ぐアドミッションコントロールを提供することができる。また、本発明によると、QoS提供を受けられるQoS呼を増やすことができる。本発明によると、新たなQoS要求端末を呼接続することが可能となる。
1.第1の実施の形態
(ハードウェア構成)
無線通信システムとして、1xEV−DO(1x Evolution Data Only)システムを例に説明する。
図1は、1xEV−DOシステムのシステム構成の一例を示す図である。1xEV−DOシステムは、例えば、端末110と、基地局120と、IP−SW(IP Switch)130と、PDSN(Packet Data Serving Node)140とを備える。PDSN140は、インターネット150に接続される。また、PDSNは、QoS情報テーブル141を有する。
基地局120と端末110の間は無線通信であり図中破線で示す。一方、図中実線は有線通信である。この例では、基地局120から端末110への送信(下り)はTDMA通信、端末110から基地局120への送信(上り)はCDMA通信である。下り、上りともに、複数のチャネルが存在する。
図2は、本実施の形態における基地局120の機能ブロック図である。また、図3及び図4は、基地局120の各ブロックのデータフォーマットである。
基地局120は、要求帯域記憶部510と、ROT(Rise Over Thermal)閾値記憶部520と、制御部530と、ハンドオフ指示部540と、受信可能データレート受信・管理部550と、S/N受信・管理部560と、ROT受信・管理部570と、チャネル管理部580とを有する。
要求帯域記憶部510は、呼が接続されている端末iの下りQoS要求帯域、上りQoS要求帯域、および、端末iが上りQoS要求帯域でデータを送信する時のパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比Aの値が、端末110毎に記憶される。要求帯域記憶部510には、例えば、QoS通信する各端末110の下り・上りQoS要求帯域がPDSN140のQoS情報テーブル141から取得され、記憶される。図3(a)に、テーブル構成例を示す。例えば、基地局120が管理する各チャネルについて、各データが記憶される(図はチャネル1の例)。
ROT閾値記憶部520は、予め設定されたROT閾値が記憶される。ROT閾値は、チャネル毎に記憶されてもよい。ハンドオフ指示部540は、指定する別のチャネルにハンドオフする旨の指示を端末110に送信する。受信可能データレート受信・管理部550は、端末110毎に、端末110の1タイムスロットで受信可能なデータレート(1タイムスロット毎のデータ量)をその端末110から受信する。また、受信可能データレート受信・管理部550は、端末i毎にその時間平均値Rを計算して端末110が受信可能なデータレートを求め、管理・記憶する。時間平均値Rは、例えば、1秒毎のデータレート(bps)とすることができる。例えば、1秒間に10スロット(すなわち1スロットで0.1秒)を有するチャネルにおいて、端末110が1タイムスロットで受信可能なデータレートが3kbitであったとする。この場合の時間平均値Rは、3/0.1=30kbpsである。図3(b)に、テーブル構成例を示す。例えば、基地局120が管理する各チャネルについて、各データが記憶される(図はチャネル1の例)。
S/N受信・管理部560は、端末110毎にパイロットチャネルのS/Nを受信し、例えば、端末110の識別子に対応してS/Nを記憶する。例えば、パイロットチャネルを受信する基地局120内の適宜のブロック(図示せず)から受信する。図4(a)にテーブル構成例を示す。例えば、基地局120が管理する各チャネルについて、各データが記憶される(図はチャネル1の例)。
ROT受信・管理部570は、上りチャネル毎にROTを受信し、例えばチャネルの識別子に対応してROTを記憶する。例えば、ROTを求める基地局120内の適宜のブロック(図示せず)から受信する。図4(b)に、テーブル構成例を示す。チャネル管理部580は基地局120が提供しているチャネルを管理する。
図5に、PDSN140に格納されるQoS情報テーブル141を示す。PDSN140は、予め端末登録番号に対応してQoS情報が格納されたQoS情報テーブル141を有する。例えば、適宜のメモリ等に記憶さされる。QoS情報とは、例えば下りQoS要求帯域、上りQoS要求帯域を含む。なお、端末登録番号は、端末110を識別するための適宜の識別子を用いることができる。また、QoSを実施しない端末110については、データなしとしてもよいし、零、nullなど予め定められた所定のデータを記憶してもよい。
(無線リソース使用率)
ここで、本実施の形態における無線リソース使用率を定義する。
下りはTDMA通信なので無線リソース使用率はタイムスロット割り当て率である。例えば、図9(a)のように、1秒間に10タイムスロットを有するチャネルで、2つのタイムスロットが使用されていれば、無線リソース使用率は0.2である。
端末110は各タイムスロットで受信可能なデータレートを基地局120に伝えており、基地局120はそれを時間平均した値Rを受信可能データレート受信・管理部550で管理している。チャネルにおけるi番目の端末110のスロット割り当て率は、その端末iの下りQoS要求帯域Bと、端末110が受信可能なデータレートの平均Rを用いて、
/R ・・・(1)
となる。
図9(a)の例では、端末110のQoS要求帯域B=6kbpsである。また、1タイムスロットに3kbit格納でき、1秒間に10タイムスロットあるので、端末110が受信可能なデータレートの平均Rは、30kbpsである。従って、上述の式(1)より、端末110のスロット割当率(無線リソース使用率)は、6/30=0.2となる。また、図9(b)の例では、端末110のQoS要求帯域B=6kbpsである。また、1タイムスロットに1kbit格納でき、1秒間に10タイムスロットあるので、端末110が受信可能なデータレートの平均Rは、10kbpsである。従って、上述の式(1)より、端末110のスロット割当率(無線リソース使用率)は、6/10=0.6となる。
また、チャネル全体のスロット割り当て率は、
Figure 2007110363
となる。
一方、上りはCDMA通信なので、基地局120におけるROTが大きくなると各端末110からの信号の復調が困難となる。従って、チャネルの無線リソース使用率の指標にはROTを用いる。ROTの値をTとし、ROTの許容上限としてROT閾値Tとすると、チャネルの無線リソース使用率は、
T/T ・・・(3)
となる。なお、ROTの値TはROT受信・管理部570が受信・記憶した値を用いることができる。また、ROT閾値Tは、ROT閾値記憶部520に記憶された値を用いることができる。
チャネルにおけるi番目の端末110の無線リソース使用率は、チャネル全体のROTの内の当該端末110の寄与分であり、
Figure 2007110363
となる。ここで、Aは端末iが上りQoS要求帯域でデータを送信する時のパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、上りQoS要求帯域と一意の対応関係がある。Pは基地局120が受信する端末iのパイロットチャネルのS/Nである。Aは上りQoS要求帯域に基づき一意に求められて、要求帯域記憶部510に記憶されている。Pは、S/N受信・管理部560で受信、記憶されている。
(動作)
まず、本実施の形態では、端末110の新規呼接続時またはハンドオフ先への呼接続時におけるQoS提供可否の決定処理について説明する。
図6は、新規呼接続時、または、ハンドオフ先への呼接続時のコネクション確立のシーケンス図である。まず、端末110と基地局120間で通信開始のためのネゴシエーションを行う(処理201)。例えば、端末110は基地局120に端末登録番号を送信し、基地局120は端末110に識別IDを付与する。端末登録番号は予め端末110に記憶されている。
ネゴシエーションが完了すると、基地局120はPDSN140にベストエフォート用コネクション確立要求を送信する(処理202)。ベストエフォート用コネクション確立要求には、端末110から受信された端末登録番号が含まれる。PDSN140は、ベストエフォート用コネクション確立要求を受信すると、ベストエフォート用コネクション確立応答を基地局120に送信する(処理203)。これにより、端末110とPDSN140間にベストエフォート用コネクションが確立され、端末110はインターネットとベストエフォートによる通信が可能となる(処理204)。本実施の形態では、一例としてQoS端末も非QoS端末も最初にベストエフォートで接続される。
PDSN140は、ベストエフォート用コネクション確立後、上述の処理202で受信した端末登録番号をもとにQoS情報テーブル141を参照し、端末登録番号に対応する下りQoS要求帯域及び上りQoS要求帯域を取得する。例えば、QoS情報テーブル141は、接続した端末110がQoS要求端末である場合には、下り及び上りQoS要求帯域が記憶されており、それ以外は記憶されていない。PDSN140は、下り及び上りQoS要求帯域を取得すると、基地局120にQoS用コネクション確立指示を送信する(処理205)。QoS用コネクション確立指示には、接続した端末110の下りQoS要求帯域と上りQoS要求帯域が含まれている。さらに、端末登録番号を含んでもよい。一方、PDSN140は、下り及び上りQoS要求帯域が記憶されておらず取得できなかった場合には、処理を終了する。この場合、端末110とPDSN140はベストエフォートでの通信が継続される。
図7は、QoS用コネクション確立指示を受信した基地局120の動作のフローチャートである。QoS用コネクション確立指示を受信した基地局120は、それに含まれている下りQoS要求帯域の値と、上りQoS要求帯域の値とを要求帯域記憶部510に記憶する(処理701)。例えば、処理201で受信された端末登録番号、又は、QoS用コネクション確立指示に含まれる端末登録番号に対応して記憶してもよい。また、基地局120は、上述のAの値を上りQoS要求帯域から一意に求め、同様に要求帯域記憶部510に記憶する(処理702)。なお、Aの値の求め方は従来の手法等予め定められた適宜の手法によることができる。
基地局120は、当該端末110のベストエフォート呼が張られているチャネルの無線リソースの空き率を、下り、上りそれぞれについて計算する(処理703、処理704)。チャネルの無線リソースの空き率は、1−チャネルの無線リソース使用率、により求める。チャネルの無線リソース使用率は、下りは要求帯域記憶部510に記憶されている各端末iの下りQoS要求帯域Bと、受信可能データレート受信・管理部550で管理されている各端末iの受信可能データレートの時間平均Rを用いて、上述の式(2)にて計算する。上りはROT閾値記憶部520に記憶されているROT閾値TとROT受信・管理部570で受信したROTの値Tを用いて式(3)により算出する。すなわち、下りチャネルの無線リソース空き率は
Figure 2007110363
であり、上りチャネルの無線リソース空き率は、
1−T/T
である。ここで、iは、基地局120とQoS通信する全端末(第1の端末)を示す。
次に、基地局120は、処理201にてネゴシエーションした当該端末(第2の端末)がQoS要求帯域を確保するのに必要な無線リソース使用率を計算する。下りの端末110の無線リソース使用率は、要求帯域記憶部510に記憶されている端末110の下りQoS要求帯域Bと、受信可能データレート受信・管理部550で管理されている端末110の受信可能データレートの時間平均Rとを用いて、上述の式(1)にて計算する(処理705)。
具体的には、基地局120(例えば、制御部530、以下同様)は、処理201で受信した端末登録番号、又は、処理205で受信したQoS用コネクション確立指示に含まれる端末登録番号に基づき、要求帯域記憶部510から対応する下りQoS要求帯域Bを取得する。なお、処理205で受信した下りQoS要求帯域を用いてもよい。また、基地局120は、受信した端末登録番号に基づき、受信可能データレート受信・管理部550から、対応するデータレートRを取得する。そして、基地局120は、取得された値に従い、B/Rを計算することにより、下りQoS要求帯域Bを確保するのに必要な端末110による下り無線リソース使用率を求める。
また、基地局120は、端末110による上り無線リソース使用率を、チャネルの無線リソース使用率(T/T)に、S/N受信・管理部560の端末110毎のパイロットチャネルのS/N(P)と要求帯域記憶部510に記憶されている端末110毎のAを掛けて算出する(処理706)。すなわち、上述の式(4)により算出する。
具体的には、基地局120(例えば、制御部530)は、処理201で受信した端末登録番号、又は、処理205で受信したQoS用コネクション確立指示に含まれる端末登録番号に基づき、S/N受信・管理部560から対応するS/Nの値を取得し、要求帯域記憶部510から上述の端末登録番号に対応するAを取得する。また、基地局120は、ROT閾値記憶部520に記憶されたROT閾値Tと、ROT受信・管理部570に記憶された、当該端末110が通信するチャネルのROTの値を取得する。そして、基地局120は、式(4)により、端末110による上り無線リソース使用率を求める。
基地局120は、下り、上りとも、必要な無線リソース使用率よりチャネルの無線リソースの空き率の方が大きいか判断し(処理707)、下り、上りの双方とも大きければ、QoS用コネクション確立要求をPDSN140に送信する(処理708、図6:処理206)。一方、下り又は上りが、必要な無線リソース使用率よりチャネルの無線リソースの空き率の方が小さければ(処理707)、基地局120はQoS用コネクション確立要求をPDSN140に送信せず、処理を終了する。このとき、端末110はベストエフォートのまま通信を継続する。基地局120は、他のチャネルについて、上述の処理703〜708を繰り返してもよい。なお、必要な無線リソース使用率と、チャネルの無線リソースの空き率が等しい場合は、QoS用コネクション確立要求を送信するようにしてもよいし、処理を終了するようにしてもよい。
図6に戻り、QoS用コネクション確立要求を受信したPDSN140は、QoS用コネクション確立応答を基地局120に送信する(処理207)。これにより、端末110とPDSN140間にQoS用コネクションが確立される(処理208)。
なお、QoS用コネクション確立要求に下り、上り、および両方を識別できる識別子を含めるようにし、下り、上りのうち、必要な無線リソース使用率よりチャネルの無線リソースの空き率の方が大きい方のみQoS通信を行うことを可能としてもよい。例えば、チャネルの無線リソースの空き率の方が大きいチャネルの方向(上り、又は下り)を示す識別子と、QoS用コネクション確立要求をPDSN140に送信し、その識別子に応じた片方向のみQoS用コネクションを確立しても良い。
(変形例)
QoS情報テーブル141を基地局120が所持することにより、処理202の段階でQoS用コネクション確立要求をPDSN140に送信することを可能とすることができる。例えば、処理201のネゴシエーションの後に、基地局120が有するQoS情報テーブルから下り及び上りQoS要求帯域を取得して、上記QoS提供可否の計算(処理702〜処理708)を行い、QoS提供可であれば、処理202〜処理205を実施せずに、最初からQoS用コネクション確立要求をPDSN140に送信する(処理206)。一方、QoS提供不可であれば処理202のようにベストエフォート用コネクション確立要求をPDSN140に送信することも可能である。
この場合、予めベストエフォートで通信していないため、平均データレートRを算出する時間がない。QoS提供可否の計算で用いる、端末110が要求帯域を確保するのに必要な無線リソース使用率としては、下りは式(1)においてRの替わりに、次式で表されるチャネルの全端末110の受信可能なデータレートの平均RAVEを用いてもよい。
/RAVE・・・(5)
一方、上りは、(2)の式においてPの替わりに、基地局120で受信されるパイロット信号のS/Nのチャネルにおける全端末110の平均PAVEを用いた以下の式を用いてもよい。
Figure 2007110363
また、前述のように、下り、上りともQoS提供可の場合のみに、下り、上り両方のQoS用コネクションを確立しても良いし、片側のみQoS提供可であれば片側のみQoS用コネクションを確立しても良い。また、下り、上りともにQoS提供不可であった場合、呼接続を拒否しても良いし、ベストエフォート用コネクション確立要求をPDSN140に送信し、ベストエフォート用コネクションを確立しても良い。
2.第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態について説明する。
例えば、第1の実施の形態は新規接続時及びハンドオフによる接続時等の処理であり、第2の実施の形態は接続された端末110に対する処理である。例えば、以下の処理は、定期的に実行される。
第2の実施の形態におけるハードウェア構成及び無線リソース使用率の定義については、上述の第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
(動作)
図8は、第2の実施の形態におけるフローチャートである。基地局120は、定期的に図8のフローチャートの各処理を行う。まず、処理の流れを概略的に説明する。
下り、上りともにチャネルの無線リソース使用率をそれぞれ上述の式(2)、式(3)を用いて計算する(処理401)。基地局120は、無線リソース使用率が第1の閾値(例えば、1)を超過しているチャネルがあった場合(処理402)、そのチャネルの中でQoS通信を行っている端末110の無線リソース使用率を、例えば下りは式(1)により、上りは式(4)により求め(処理403、404)、無線リソース使用率が第2の閾値(例えば、1)を超過している端末110があるか調べる(処理405)。
基地局120は、無線リソース使用率が1を超過している端末110があれば(処理405)、その端末110は全無線リソースを割り当てても要求帯域を確保できない状態にあることから、基地局120はその様な状態にある端末110をベストエフォート通信に切り替える(処理406)。例えば、無線環境の変化により、時間によっては要求帯域を確保できない場合が生じうる。基地局120は、上述の処理404〜406をQoS通信を行っている全ての端末110について繰り返す(処理407)。
それでもまだチャネルの無線リソース使用率が1を超過している場合(処理408)、基地局120は他にチャネルがあるか確認する(処理409)。ここで、他のチャネルは、例えば他の周波数のチャネルであり、そのチャネルのROT、そのチャネルにより通信する端末110のQoS要求帯域、S/N、データレート等の情報は基地局120の各ブロックで管理されている。
他にチャネルがあれば、基地局120は、無線リソース使用率が最も大きい端末110から順に、その端末110を当該他のチャネルにハンドオフさせた場合、ハンドオフ後のハンドオフ元チャネル(第1のチャネル)とハンドオフ先チャネル(第2のチャネル)の両方の無線リソース使用率が1より小さくなるかどうか計算する(処理412〜414)。その際、処理412では、ハンドオフ後のハンドオフ元の無線リソース使用率を、例えば、
ハンドオフ前のハンドオフ元のチャネルの無線リソース使用率−ハンドオフ前の端末の無線リソース使用率 ・・・(7)
で計算する。ハンドオフ前のハンドオフ元のチャネルの無線リソース使用率は、例えば処理401で求められた値を用いることができる。ハンドオフ前の端末110の無線リソース使用率は、例えば処理404で求められた値を用いることができる。
また、処理413では、ハンドオフ後のハンドオフ先の無線リソース使用率を、例えば、
ハンドオフ前のハンドオフ先のチャネルの無線リソース使用率+ハンドオフ後の端末の無線リソース使用率 ・・・(8)
で計算する。ハンドオフ前のハンドオフ先のチャネルの無線リソース使用率は、例えば、ハンドオフ先のチャネルについて、それぞれ上述の式(2)、式(3)により求められた値を用いることができる。ハンドオフ後の端末110の無線リソース使用率には、下りは式(5)を、上りは式(6)を用いることが出来る。なお、処理412、413の詳細な処理については後述する。
計算の結果、ハンドオフすることによりハンドオフ元、ハンドオフ先両方のチャネルの無線リソース使用率が1より小さくなるような端末110が存在した場合(処理414)、基地局120はハンドオフ指示部540から端末110にハンドオフ先のチャネルを識別するための識別情報を含んだハンドオフ指示を送信し、その端末110を当該ハンドオフ先のチャネルにハンドオフさせる(処理415)。
チャネルの無線リソース使用率が1以下になるか、ハンドオフ可能な端末110がないと分かるまで端末110を替えて、繰り返し上記処理を行う(処理411〜処理418)。チャネルの無線リソース使用率が1以下にならないままハンドオフ可能な端末がなくなった場合、他のチャネルが存在する場合はチャネルを変えて上記処理を繰り返す(処理410〜処理419)。なお、処理402、408、409で各条件を満たさなかった場合は、処理を終了する。また、処理417では、繰返し処理(処理410〜処理419)から出て、処理を終了する。
本実施の形態では端末110の通信をベストエフォートに切り替える契機となるチャネルの無線リソース使用率の第1の閾値を1としたが、他の値を閾値に設定しても良い。また、本実施の形態では端末110をハンドオフさせる契機となる端末110の無線リソース使用率の第2の閾値を1としたが、他の値を閾値に設定しても良い。
端末110を他のチャネルへハンドオフさせる処理(図8の処理412〜処理415)について、以下に詳細に説明する。なお、以下の説明では、便宜上下りと上りとに分けて説明するが、下りと上りの双方の処理を並行してもよいし、直列に実行してもよい。また、下りのみ、上りのみを実行してもよい。また、以下の説明では、基地局120の第1のチャネルにより、ひとつ又は複数の端末(第1の端末)が通信しており、第2のチャネルにより、他のひとつ又は複数の端末(第3の端末)が通信しているものとする。
まず、下りの処理について説明する。処理412においては、まず、基地局120は、第1のチャネルでQoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末iが要求する第1の下りQoS要求帯域Bと、無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により第1のチャネルにおける第1の下り無線リソース使用率を求める。
Figure 2007110363
ここで、下りQoS要求帯域、データレートはそれぞれ、要求帯域記憶部510、受信可能データレート受信・管理部550に記憶された値を用いることができる。以下の処理についても同様である。
また、基地局120は、第1のチャネルでQoS通信中の任意の第2の端末(例えば第1の端末のうちのひとつ)が要求する第2の下りQoS要求帯域Bを、該第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで(B/R)、該下りQoS要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による第2の下り無線リソース使用率を求める。
そして、基地局120は、求められた第1のチャネルにおける第1の下り無線リソース使用率から、第2の端末による第2の下り無線リソース使用率を引くことで、第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の第1のチャネルにおける下り無線リソース使用率の予測値を求める。すなわち、ハンドオフ後のハンドオフ元(第1のチャネル)の下り無線リソース使用率の予測値は、次式で表される。
Figure 2007110363
処理413においては、まず基地局120は、第2のチャネルでQoS通信中のひとつ又は複数の第3の端末kが要求する第3の下りQoS要求帯域Bと、無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第3の端末kが受信可能な第3のデータレートRとに基づき、次式により第2のチャネルにおける第3の下り無線リソース使用率を求める。
Figure 2007110363
また、基地局120は、第2の端末が要求する第2の下りQoS要求帯域Bを、第2のチャネルで通信する各端末110が受信可能な第3のデータレートRpの平均RAVEで割ることで(B/RAVE)、第2の端末が第2のチャネルにハンドオフした後の、該第2の端末による第4の下り無線リソース使用率を求める。
そして、基地局120は、第2のチャネルにおける第3の下り無線リソース使用率に、第2の端末による第4の下り無線リソース使用率を加えることで、第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の第2のチャネルにおける下り無線リソース使用率の予測値を求める。すなわち、ハンドオフ後のハンドオフ先(第2のチャネル)の下り無線リソース使用率の予測値は、次式で表される。
Figure 2007110363
基地局120は、求められた第1のチャネルにおける下り無線リソース使用率の予測値と、第2のチャネルにおける下り無線リソース使用率の予測値との双方が、それぞれ予め定められた閾値(例えば、1)以下となる場合に(処理414)、第2の端末を第1のチャネルから第2のチャネルへハンドオフさせる(処理415)。
次に、上りの処理について説明する。
処理412では、まず基地局120は、第1のチャネルのROT(Rise Over Thermal)Tを、ROTの許容上限を示す予め定められた第1の閾値Tで割ることで(T/T)、第1のチャネルにおける第1の上り無線リソース使用率を求める。ここで、ROT(T)、第1の閾値Tはそれぞれ、ROT受信・管理部570、ROT閾値記憶部520に記憶された値を用いることができる。
基地局120は、第1のチャネルでQoS通信中の任意の第2の端末iが要求する上りQoS要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による第2の上り無線リソース使用率を次式により求める。
A×P×T/T
ここで、A:第2の端末が上りQoS要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、上りQoS要求帯域に応じて一意に定まる値、P:第2の端末のパイロットチャネルのS/N、T:第1のチャネルのROT、T:ROTの許容上限を示す予め定められた第1の閾値。
基地局120は、第1のチャネルにおける第1の上り無線リソース使用率から、第2の端末による第2の上り無線リソース使用率を引くことで、第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の第1のチャネルにおける上り無線リソース使用率の予測値を求める。すなわち、ハンドオフ後のハンドオフ元(第1のチャネル)の上り無線リソース使用率の予測値は、次式で表される。
予測値= T/T−A×P×T/T ・・・(7”)
次に、基地局120は、第2のチャネルのROT(T)を、ROTの許容上限を示す予め定められた第2の閾値Tで割ることで(T/T)、第2のチャネルにおける第3の上り無線リソース使用率を求める。
基地局120は、第2の端末が第2のチャネルにハンドオフした後の、該第2の端末による第4の上り無線リソース使用率を次式により求める。
A×PAVE×T/T
ここで、A:第2の端末が上りQoS要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、上りQoS要求帯域に応じて一意に定まる値、PAVE:第2のチャネルで通信する全端末110のパイロットチャネルのS/Nの平均、T:第2のチャネルのROT、T:ROTの許容上限を示す予め定められた第2の閾値。
基地局120は、第2のチャネルにおける第3の上り無線リソース使用率に、第2の端末による第4の上り無線リソース使用率を加えることで、第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の、第2のチャネルにおける上り無線リソース使用率の予測値を求める。すなわち、ハンドオフ後のハンドオフ先(第2のチャネル)の上り無線リソース使用率の予測値は、次式で表される。
予測値= T/T+A×PAVE×T/T・・・(8”)
基地局120は、求められた第1のチャネルにおける上り無線リソース使用率の予測値と、第2のチャネルにおける上り無線リソース使用率の予測値の双方が、それぞれ予め定められた閾値(例えば、1)以下となる場合に、第2の端末を第1のチャネルから第2のチャネルへハンドオフさせる。
なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせて、例えば、第1の実施の形態により通信を開始した後に、第2の実施の形態を行うようにしてもよい。
なお、本実施例では下りがTDMAの場合を示したが、上りがTDMAの場合にも適用可能である。また、上りがCDMAの場合を示したが、下りがCDMAの場合にも適用可能である。
QoSを提供する通信システム、通信サービスに関する産業に利用可能である。
本発明が適用される無線情報通信システムのシステム構成図。 本発明が適用される無線情報通信システムにおける基地局の機能ブロック図。 基地局の各ブロックのデータフォーマット(1)。 基地局の各ブロックのデータフォーマット(2)。 PDSNが所持するQoS情報テーブルの一例。 本発明が適用される無線情報通信システムにおける、端末の新規呼接続時、またはハンドオフ先への呼接続時のコネクション確立のシーケンス図。 本発明の解決手段のひとつに関するフローチャート。 本発明の他の解決手段に関するフローチャート。 TDMAを例とした帯域と無線リソースの関係を示す図。
符号の説明
110 端末
120 基地局
130 IP−SW(IP Switch)
140 PDSN(Packet Data Serving Node)
141 QoS情報テーブル
150 インターネット
510 要求帯域記憶部
520 ROT(Rise Over Thermal)閾値記憶部
530 制御部
540 ハンドオフ指示部
550 受信可能データレート受信・管理部
560 S/N受信・管理部
570 ROT受信・管理部
580 チャネル管理部

Claims (11)

  1. 時分割多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
    前記基地局は、
    QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の要求帯域、及び、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の要求帯域が、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
    無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    第1の端末iが要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第1の要求帯域Bと、前記データレート受信管理部に記憶された第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
    Figure 2007110363
    第2の端末が要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第2の要求帯域Bを、前記データレート受信管理部に記憶された第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、第2の要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を求め、
    前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する前記基地局。
  2. 符号多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
    前記基地局は、
    要求帯域が端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
    端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
    チャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
    ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROTの値Tと、前記閾値記憶部に記憶された閾値Tとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
    1−T/T
    第2の端末が要求する、前記要求帯域記憶部に記憶された要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を次式により求め、
    A×P×T/T
    ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、P:前記S/N管理部に記憶された第2の端末のパイロットチャネルのS/N値、T:前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROT、T:前記閾値記憶部に記憶されたROTの許容上限を示す予め定められた閾値
    前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する前記基地局。
  3. 端末への下り方向が時分割多重により、端末からの上り方向は符号多重により端末と無線で通信し、該端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
    前記基地局は、
    QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の下り要求帯域と、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の下り要求帯域と、上り要求帯域とが、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
    無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
    端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
    上りチャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
    ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    第1の端末iが要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第1の下り要求帯域Bと、前記データレート受信管理部に記憶された第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により下りの無線リソース空き率を求め、
    Figure 2007110363
    第2の端末が要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第2の下り要求帯域Bを、前記データレート受信管理部に記憶された第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、第2の下り要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による下り無線リソース使用率を求め、
    前記ROT管理部に記憶された上りチャネルのROTの値Tと、前記閾値記憶部に記憶された閾値Tとに基づき、次式により上りの無線リソース空き率を求め、
    1−T/T
    前記第2の端末が要求する、前記要求帯域記憶部に記憶された上り要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による上り無線リソース使用率を次式により求め、
    A×P×T/T
    ここで、A:第2の端末が上り要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、上り要求帯域に応じて一意に定まる値、P:前記S/N管理部に記憶された第2の端末のパイロットチャネルのS/N値、T:前記ROT管理部に記憶された上りチャネルのROT、T:前記閾値記憶部に記憶されたROTの許容上限を示す予め定められた閾値
    前記下りの無線リソース空き率が前記下り無線リソース使用率以上であり、かつ、前記上りの無線リソース空き率が前記上り無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する前記基地局。
  4. 前記基地局は、
    端末の識別子に対応して、端末が要求する要求帯域が予め記憶されるQoS情報テーブル
    をさらに有し、
    第2の端末から、第2の端末の識別子を含むコネクション確立要求を受信し、
    前記QoS情報テーブルを参照して、受信された第2の端末の識別子に対応する要求帯域を取得し、
    前記無線リソース使用率は、取得された要求帯域に基づいて求められる請求項1又は2に記載の基地局。
  5. 第1及び第2のチャネルを有し、時分割多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードとを備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
    前記基地局は、
    第1のチャネルでQoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末iが要求する第1の要求帯域Bと、無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により第1のチャネルにおける第1の無線リソース使用率を求め、
    Figure 2007110363
    第1のチャネルでQoS通信中の任意の第2の端末が要求する第2の要求帯域Bを、該第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、該要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による第2の無線リソース使用率を求め、
    第1のチャネルにおける前記第1の無線リソース使用率から、第2の端末による前記第2の無線リソース使用率を引くことで、第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
    第2のチャネルでQoS通信中のひとつ又は複数の第3の端末kが要求する第3の要求帯域Bと、無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第3の端末kが受信可能な第3のデータレートRとに基づき、次式により第2のチャネルにおける第3の無線リソース使用率を求め、
    Figure 2007110363
    第2の端末が要求する第2の要求帯域Bを、第2のチャネルで通信する各端末が受信可能なデータレートの平均RAVEで割ることで、前記第2の端末が第2のチャネルにハンドオフした後の、該第2の端末による第4の無線リソース使用率を求め、
    第2のチャネルにおける前記第3の無線リソース使用率に、第2の端末による前記第4の無線リソース使用率を加えることで、前記第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
    求められた第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値と、第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値との双方が、それぞれ予め定められた閾値以下となる前記第2の端末を、第1のチャネルから第2のチャネルへハンドオフさせる前記基地局。
  6. 第1及び第2のチャネルを有し、符号多重により端末と無線で通信する基地局と、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードと、を備えた無線通信システムにおける前記基地局であって、
    前記基地局は、
    第1のチャネルのROT(Rise Over Thermal)Tを、ROTの許容上限を示す予め定められた第1のROT閾値Tで割ることで、第1のチャネルにおける第1の無線リソース使用率を求め、
    第1のチャネルでQoS通信中の任意の第2の端末が要求する要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による第2の無線リソース使用率を次式により求め、
    A×P×T/T
    ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、P:第2の端末のパイロットチャネルのS/N、T:第1のチャネルのROT、T:ROTの許容上限を示す予め定められた第1のROT閾値
    第1のチャネルにおける前記第1の無線リソース使用率から、第2の端末による前記第2の無線リソース使用率を引くことで、前記第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
    第2のチャネルのROT Tを、ROTの許容上限を示す予め定められた第2の閾値Tで割ることで、第2のチャネルにおける第3の無線リソース使用率を求め、
    前記第2の端末が第2のチャネルにハンドオフした後の、該第2の端末による第4の無線リソース使用率を次式により求め、
    A×PAVE×T/T
    ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、PAVE:第2のチャネルで通信する全端末のパイロットチャネルのS/Nの平均、T:第2のチャネルのROT、T:ROTの許容上限を示す予め定められた第2のROT閾値
    第2のチャネルにおける前記第3の無線リソース使用率に、第2の端末による前記第4の無線リソース使用率を加えることで、前記第2の端末が第2のチャネルへハンドオフした後の前記第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値を求め、
    求められた第1のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値と、第2のチャネルにおける無線リソース使用率の予測値の双方が、それぞれ予め定められた閾値以下となる場合に、第2の端末を第1のチャネルから第2のチャネルへハンドオフさせる前記基地局。
  7. 前記基地局は、求められた前記第2の端末による第2の無線リソース使用率が予め定められた第2の閾値より大きい場合に、該第2の端末をQoS通信からベストエフォート通信へ切り替えることを含む請求項5又は6に記載の基地局。
  8. 前記基地局は、
    QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の要求帯域、及び、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の要求帯域が、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
    無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有する請求項5に記載の基地局。
  9. 前記基地局は、
    要求帯域が端末毎に予め記憶される要求帯域記憶部と、
    端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
    チャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
    ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有する請求項6に記載の基地局。
  10. 時分割多重により端末と無線で通信する基地局と、
    端末の識別子に対応して、該端末が要求する要求帯域が予め記憶されるQoS情報テーブルを有し、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードと
    を備え、
    前記基地局は、
    QoS通信中のひとつ又は複数の第1の端末が要求する第1の要求帯域、及び、QoS通信しようとする第2の端末が要求する第2の要求帯域が、端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
    無線環境に応じて各タイムスロットに格納するデータ量が変わることによる、第1及び第2の端末が各タイムスロットで受信可能なデータ量を該端末から受信し、端末毎にその時間平均値を求めることで第1及び第2の端末が受信可能な第1及び第2のデータレートをそれぞれ計算し、端末毎に該データレートを記憶するデータレート受信管理部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有し、
    前記ノードは、
    QoS通信しようとする第2の端末の識別子を含むベストエフォート用コネクション確立要求を前記基地局から受信して、第2の端末とノード間で予めベストエフォート用コネクションを確立し、
    前記QoS情報テーブルを参照して、該確立要求に含まれる第2の端末の識別子に対応する第2の要求帯域を前記基地局に送信し、
    前記制御部は、
    前記ノードから受信された第2の要求帯域を前記要求帯域記憶部に記憶し、
    第1の端末iが要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第1の要求帯域Bと、前記データレート受信管理部に記憶された第1の端末iが受信可能な第1のデータレートRとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
    Figure 2007110363
    第2の端末が要求する前記要求帯域記憶部に記憶された第2の要求帯域Bを、前記データレート受信管理部に記憶された第2の端末が受信可能な第2のデータレートRで割ることで、第2の要求帯域Bを確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を求め、
    前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する無線通信システム。
  11. 符号多重により端末と無線で通信する基地局と、
    端末の識別子に対応して、該端末が要求する要求帯域が予め記憶されるQoS情報テーブルを有し、前記基地局を介して、端末とベストエフォート通信及びQoS通信するノードと
    を備え、
    前記基地局は、
    要求帯域が端末毎に記憶される要求帯域記憶部と、
    端末毎にパイロットチャネルのS/Nの値を記憶するS/N管理部と、
    チャネル毎にROT(Rise Over Thermal)の値を記憶するROT管理部と、
    ROTの許容上限を示す予め定められた閾値を記憶する閾値記憶部と、
    基地局を制御する制御部と
    を有し、
    前記ノードは、
    QoS通信しようとする第2の端末の識別子を含むベストエフォート用コネクション確立要求を前記基地局から受信して、第2の端末とノード間で予めベストエフォート用コネクションを確立し、
    前記QoS情報テーブルを参照して、該確立要求に含まれる第2の端末の識別子に対応する要求帯域を前記基地局に送信し、
    前記制御部は、
    前記ノードから受信された第2の要求帯域を前記要求帯域記憶部に記憶し、
    前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROTの値Tと、前記閾値記憶部に記憶された閾値Tとに基づき、次式により無線リソース空き率を求め、
    1−T/T
    前記第2の端末が要求する、前記要求帯域記憶部に記憶された要求帯域を確保するのに必要な、第2の端末による無線リソース使用率を次式により求め、
    A×P×T/T
    ここで、A:第2の端末が要求帯域でデータを送信するときのパイロットチャネルの送信電力に対する全送信電力の比であり、要求帯域に応じて一意に定まる値、P:前記S/N管理部に記憶された第2の端末のパイロットチャネルのS/N値、T:前記ROT管理部に記憶されたチャネルのROT、T:前記閾値記憶部に記憶されたROTの許容上限を示す予め定められた閾値
    前記無線リソース空き率が前記無線リソース使用率以上である前記第2の端末について、該第2の端末と前記ノード間でQoS通信するためのQoS用コネクション確立要求を前記ノードに送信する無線通信システム。
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