JP6354427B2 - 車両用油圧制御装置 - Google Patents
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Description
そのため、例えば登り坂においてアイドルストップした場合等、再発進時の要求駆動力が大きくて変速機構内のクラッチ負担が大きいと想定されるとき、再発進に伴ってクラッチ温度が高くなりすぎてしまうおそれがある。
すなわち、機械式オイルポンプが停止するアイドルストップ制御後の再発進時に、変速機構への供給油圧の低下による発進性能の悪化を防止することと、再発進に伴って変速機構内のクラッチ焼き付き発生を防止することと、の両立を図る必要がある。
前記機械式オイルポンプは、走行駆動源によって作動される。
前記電動オイルポンプは、前記走行駆動源とは別の電動モータによって作動される。
前記第1油圧供給油路は、前記機械式オイルポンプから吐出された作動油を、変速機構用油圧系へ供給する。
前記第2油圧供給油路は、前記電動オイルポンプから吐出された作動油を、前記変速機構用油圧系へ供給する。
前記冷却系油路は、前記電動オイルポンプから吐出された作動油を、変速機構の冷却/潤滑系へ供給する。
前記切替弁は、前記電動オイルポンプの吐出油路に設けられ、該吐出油路を、前記第2油圧供給油路と前記冷却系油路とのいずれか一方に接続する。
前記回路制御手段は、前記電動オイルポンプ及び前記切替弁の動作を制御する。そして、この回路制御手段は、前記機械式オイルポンプの停止中、前記電動オイルポンプを作動させると共に、前記変速機構油圧系への供給油圧が必要油圧以上のとき、前記切替弁によって前記吐出油路を前記冷却系油路に接続し、前記変速機構用油圧系への供給油圧が必要油圧を下回るとき、前記切替弁によって前記吐出油路を前記第2油圧供給油路に接続する切替弁制御を行う。
これにより、機械式オイルポンプの停止中、変速機構用油圧系への供給油圧が必要油圧以上のときには、電動オイルポンプから吐出された作動油が、変速機構の冷却/潤滑系へ供給され、変速機構の冷却/潤滑を行うことができる。そのため、再発進時に変速機構の温度を低下させておくことができ、再発進時に変速機構内のクラッチ焼き付きが生じることを防止できる。
一方、機械式オイルポンプの停止中、変速機構用油圧系への供給油圧が必要油圧を下回るときには、電動オイルポンプから吐出された作動油が、変速機構用油圧系へ供給され、変速機構用油圧系への供給油圧を確保することができる。そのため、機械式オイルポンプ停止後の再発進時に、変速機構での油圧立ち上がり時間が不要となり、走行駆動源のトルク伝達を直ちに行うことができて、発進性能の悪化を防止することができる。
この結果、機械式オイルポンプ停止後の再発進性能の低下と、再発進時のクラッチ焼き付き防止の両立を図ることができる。
まず、実施例1の車両用油圧制御装置の構成を、「ハイブリッド車両の全体システム構成」、「油圧制御回路の詳細構成」、「アイドルストップ中切替弁制御処理構成」に分けて説明する。
図1は、実施例1の制御装置が適用されたハイブリッド車両(車両の一例)を示す全体システム図である。以下、図1に基づいて、実施例1のハイブリッド車両の全体システム構成を説明する。
前記「EVモード」は、第1クラッチCL1を解放し、第2クラッチCL2を締結してモータ/ジェネレータMGのみを駆動源に有する電気自動車モードである。
前記「HEVモード」は、第1,第2クラッチCL1,CL2を締結してエンジンEngとモータ/ジェネレータMGを駆動源に有するハイブリッド車モードである。
前記「WSCモード」は、第1クラッチCL1を締結し、モータ/ジェネレータMGをモータ回転数制御すると共に、第2クラッチCL2を要求駆動力相当の容量にてスリップ締結するCL2スリップ締結モードである。この「WSCモード」は、駆動系にトルクコンバータのような回転差吸収継手を持たないことで、「HEVモード」での停車からの発進域等において、エンジンEng(アイドル回転数以上)と左右駆動輪LT,RTとの回転差をCL2スリップ締結により吸収するために選択される。
さらに、この統合コントローラ10では、機械式オイルポンプO/Pの吐出流量(モータ回転数センサ26の検出値から演算)が所定値を下回ると、サブモータS/Mを駆動して電動オイルポンプM/O/Pを作動させると共に、機械式オイルポンプ吐出流量に応じて電動オイルポンプM/O/Pの回転数制御を行う。
そして、ライン圧PLからプライマリプーリPriに供給する油圧と、セカンダリプーリSecに供給する油圧を作り出した際に生じた余剰圧は、第1クラッチCL1や第2クラッチCL2の冷却や潤滑に回される。
そして、ライン圧PLから第1クラッチCL1に供給される油圧と、第2クラッチCL2に供給される油圧を作り出した際に生じた余剰圧は、第1クラッチCL1や第2クラッチCL2の冷却や潤滑に回される。
図2は、実施例1のハイブリッド車両に備えられた油圧制御回路を示す油圧回路図である。以下、図2に基づいて、実施例1の油圧制御回路の詳細構成を説明する。
すなわち、実施例1の油圧制御回路100は、図2に示すように、機械式オイルポンプO/Pと、電動オイルポンプM/O/Pと、ライン圧制御弁101と、第1油圧供給油路102と、第2油圧供給油路103と、冷却系油路104と、電動オイルポンプ吐出油路105と、切替弁106と、を有している。
すなわち、このライン圧制御弁101は、入力ポート101aに、第1油圧供給油路102と、第2油圧供給油路103が接続され、出力ポート101bに、変速機構用油圧系Supに繋がるライン圧回路101cが接続されている。そして、このライン圧制御弁101では、統合コントローラ10からの指示値によってスプールを移動させ、第1油圧供給油路102及び/又は第2油圧供給油路103から供給される作動油を図示しないドレン回路に逃がすことで、ライン圧PLを調圧する。
なお、ライン圧回路101cには、圧力調整弁101dが設けられ、ライン圧PLから変速機構用油圧系Supに必要な油圧を差し引いた余剰圧を、変速機構の冷却/潤滑系Lubに逃がすようになっている。
前記第1逆止弁102aは、ライン圧制御弁101側から機械式オイルポンプO/P側へ作動油が流れることを防止する弁である。
前記第2逆止弁103aは、ライン圧制御弁101側から電動オイルポンプM/O/P側へ作動油が流れることを防止する弁である。
なお、変速機構の冷却/潤滑系Lubにて使用された作動油は、ドレン回路109を介してストレーナ107に回収される。
この電動オイルポンプ吐出油路105には、電動オイルポンプM/O/Pの吐出圧を検出する圧力センサ29と、圧力リーク弁105aが設けられている。そして、圧力センサ29によって監視されている電動オイルポンプM/O/Pの吐出圧が、所定の上限圧に達したら、圧力リーク弁105aが開き、電動オイルポンプ吐出油路105内の圧力を逃がすようになっている。
すなわち、この切替弁106は、オン・オフソレノイドと切替バルブを有しており、切替弁106の入力ポート106cを油圧供給側ポート106aに連通させたとき、電動オイルポンプ吐出油路105と第2油圧供給油路103が接続される。また、切替弁106の入力ポート106cを冷却側ポート106bに連通させたとき、電動オイルポンプ吐出油路105と冷却系油路104が接続される。
図3は、実施例1の統合コントローラにて実行されるアイドルストップ中切替弁制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、図3に基づいて、実施例1のアイドルストップ中切替弁制御処理構成を説明する。なお、このアイドルストップ中切替弁制御処理は、車速が所定値を下回り、機械式オイルポンプO/Pからの吐出流量が低下したことで、切替弁106を油圧供給側に切り替えて電動オイルポンプ吐出油路105と第2油圧供給油路103を接続すると共に、サブモータS/Mを駆動して電動オイルポンプM/O/Pを作動させたら開始する。
ここで、車速は、変速機出力回転数に同期した値であり、変速機出力回転数センサ22の検出値に基づいて求める。
ここで、ブレーキペダルの踏み込み操作は、ブレーキスイッチセンサ23により検出されるブレーキスイッチがONになっているか否かに基づいて判断する。
ここで、「アイドルストップ制御」は、停車に伴って駆動中の走行駆動源(エンジンEng及び/又はモータ/ジェネレータMG)を停止する。なお、これにより機械式オイルポンプO/Pも停止する。
ここで、路面勾配は、勾配センサ24により検出する。
ここで、クラッチ油温は、作動油温センサ25により検出する。
ここで、「勾配閾値」は、再発進時に生じる要求駆動力が、第2クラッチCL2で伝達可能な駆動力になると判断される登り方向の勾配値である。また、「所定温度範囲」とは、電動オイルポンプM/O/Pの応答性を満足すると共に、変速機構用油圧系Supに供給された作動油のリーク量が許容できると判断される温度範囲であり、ここでは20℃から110℃とする。なお、クラッチ油温が低いときには、作動油の粘性が上昇して電動オイルポンプM/O/Pの応答性が低下する。また、クラッチ油温が高いときには、作動油の粘性が低下して作動油のリーク量が多くなる。
ここで、ライン圧PLは、ライン圧回路101cに設けた図示しない圧力センサによって検出する。また、「必要油圧」とは、再発進時に速やかなトルク伝達を可能とする値であり、ここでは2MPaとする。
これにより、電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油は、変速機構の冷却/潤滑系Lubに供給される。なお、このステップS9での切替制御以前に、すでに切替弁106が冷却側になっている場合には、この切替弁=冷却側の状態を維持する。
ここで、「所定時間」は、ライン圧回路101cからの作動油のリークにより、ライン圧PLが必要油圧を下回ったと判断される時間であり、ここでは3分間とする。
これにより、電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油は、変速機構用油圧系Supに供給される。なお、このステップS12での切替制御以前に、すでに切替弁106が油圧供給側になっている場合には、この切替弁=油圧供給側の状態を維持する。
ここで、「クリープ走行」とは、モータ/ジェネレータMGを駆動して、登り坂でアクセルペダルとブレーキペダルを両方足離ししても、車両がずり下がらない程度のクリープトルクを車両に与えることである。なお、このクリープ走行中には、ライン圧PLを維持したり変速機構の冷却/潤滑系Lubへの油圧供給が必要であるため、このステップS14でのクリープ走行の開始以前に電動オイルポンプM/O/Pが停止している場合には、サブモータS/Mを駆動して電動オイルポンプM/O/Pを作動させる。
図4A,図4Bは、実施例1の制御装置において、アイドルストップ時に切替弁を制御する際の車速・ブレーキ動作・モータ/ジェネレータ回転数・機械式オイルポンプ回転数・電動オイルポンプ回転数・実ライン圧・切替弁状態の各特性を示すタイムチャートである。以下、図4A,図4Bに基づき、実施例1のアイドルストップ制御中の切替弁切り替え作用を説明する。
この結果、機械式オイルポンプO/Pからの吐出流量が低下して、変速機構用油圧系Supにおいて必要な油圧を確保することができなくなる。そのため、切替弁106を油圧供給側に切り替えて電動オイルポンプ吐出油路105と第2油圧供給油路103を接続すると共に、サブモータS/Mを駆動して電動オイルポンプM/O/Pを作動させる。これにより、電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油は、変速機構用油圧系Supに供給される。
ここで、車両が登り坂の途中で停車したことで路面勾配が勾配閾値以上であったり、停車前に長時間走行していたことでクラッチ油温が高温であったり、極寒地のためにクラッチ油温が低温であったりした場合には、ステップS6からステップS7へと進んで、電動オイルポンプM/O/Pが作動される。この時刻t1時点では、すでに電動オイルポンプM/O/Pは作動しているため、この作動状態が継続される。また、このときの電動オイルポンプ回転数は、サブモータS/Mの運転効率のよい回転数に維持される。
また、クラッチ油温が高温のときには、アイドルストップ中に変速機構用油圧系Supから作動油が短時間でリークしてしまう。そのため、アイドルストップ後の再発進時におけるライン圧PLを確保するまでの時間が長くなってしまい、速やかに発進することができなくなる。このような発進性能の低下を防止するため、アイドルストップ中に変速機構用油圧系Supへ油圧供給を行う必要があるので、電動オイルポンプM/O/Pを作動させる。
さらに、クラッチ油温が低温のときには、電動オイルポンプM/O/Pの応答性が低いため、ライン圧PLの変動に対し、電動オイルポンプM/O/Pの吐出流量を速やかに制御することができない。そのため、ライン圧PLの変動に対して速やかに対応するために、電動オイルポンプM/O/Pを作動させる。
ここで、ライン圧PLの増減は応答遅れを有している。そのため、実際のライン圧PL(実ライン圧)は、図4Bに示すように、切替弁106の切替直後では直ちに低下せず、切替弁106を切り替えた後、しばらくライン圧PLを維持してから緩やかに低下していく。
これにより、電動オイルポンプ吐出油路105が第2油圧供給油路103に接続され、電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油は、変速機構用油圧系Supに供給される。これにより、ライン圧PLは上昇していく。
なお、実際のライン圧PLは、応答遅れにより、図4Bに示すように、切替弁106を切り替えた後、しばらく低下し続けてから上昇していく。
これにより、電動オイルポンプ吐出油路105が冷却系油路104に再び接続され、電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油は、変速機構の冷却/潤滑系Lubに供給される。これにより、ライン圧PLはリークによって低下していく。
なお、実際のライン圧PLは、応答遅れにより、切替弁106を切り替えた後、しばらく上昇した後、緩やかに低下していく。
これにより、電動オイルポンプ吐出油路105が第2油圧供給油路103に再び接続され、電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油は、変速機構用油圧系Supに供給される。
これにより、機械式オイルポンプO/Pの停止中に、第2クラッチCL2等を冷却することができ、クラッチ温度を十分に低下させておくことができる。そのため、アイドルストップ後(機械式オイルポンプO/Pの停止後)の再発進時に、第2クラッチCL2をスリップ締結することがあっても、第2クラッチ温度が短時間でクラッチ上限温度に達することを防止して、クラッチ焼き付きが生じることを防止できる。
これにより、アイドルストップ中に、変速機構用油圧系Supからリークによって作動油が抜けてしまうことを防止して、必要なライン圧PLを確保することができる。そのため、アイドルストップ後の再発進時に、変速機構用油圧系Supにおける油圧立ち上がり時間が不要となり、走行駆動源のトルク伝達を直ちに行うことができて、発進性能の低下を防止することができる。
すなわち、再発進時点において、変速機構用油圧系Supでの必要油圧が確保されていない場合では、第2クラッチCL2を締結するだけの第2クラッチ油圧を確保することができない。そのため、再発進時に第2クラッチCL2がスリップ締結状態になり、この第2クラッチCL2において、伝達トルクロスが発生してしまう。これに対し、再発進時点において必要油圧を確保したことで、再発進時に第2クラッチCL2を直ちに完全締結することができ、この第2クラッチCL2における伝達トルクロスをなくして、その分の燃費向上を図ることができる。
しかも、電動オイルポンプM/O/Pの作動によって変速機構用油圧系Supでの必要油圧は確保されているため、登り坂での後退リスクを低減することができる。
このため、サブモータS/Mを駆動する電力消費を抑えることができ、バッテリSOCの低下を抑制することができる。
そのため、例えばライン圧回路101cに設けた圧力センサが故障して、ライン圧PLを正確に把握することができなくても、切替弁106を冷却側に切り替えてからの時間に基づいてライン圧PLの低下を予測し、必要油圧を確保することができる。
実施例1の車両用油圧制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
前記走行駆動源(モータ/ジェネレータMG)とは別の電動モータ(サブモータS/M)によって作動される電動オイルポンプM/O/Pと、
前記機械式オイルポンプO/Pから吐出された作動油を、変速機構用油圧系Supへ供給する第1油圧供給油路102と、
前記電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油を、前記変速機構用油圧系Supへ供給する第2油圧供給油路103と、
前記電動オイルポンプM/O/Pから吐出された作動油を、変速機構の冷却/潤滑系Lubへ供給する冷却系油路104と、
前記電動オイルポンプM/O/Pの吐出油路(電動オイルポンプ吐出油路105)に設けられ、該吐出油路(電動オイルポンプ吐出油路105)を、前記第2油圧供給油路103と前記冷却系油路104とのいずれか一方に接続する切替弁106と、
前記電動オイルポンプM/O/P及び前記切替弁106の動作を制御する回路制御手段(統合コントローラ10)と、を備え、
前記回路制御手段(統合コントローラ10)は、前記機械式オイルポンプO/Pの停止中、前記電動オイルポンプM/O/Pを作動させると共に、前記変速機構用油圧系Supへの供給油圧が必要油圧以上のとき、前記切替弁106によって前記吐出油路(電動オイルポンプ吐出油路105)を前記冷却系油路104に接続し、前記変速機構用油圧系Supへの供給油圧が必要油圧を下回るとき、前記切替弁106によって前記吐出油路(電動オイルポンプ吐出油路105)を前記第2油圧供給油路103に接続する切替弁制御を行う構成とした。
これにより、機械式オイルポンプO/P停止後の再発進性能の低下と、再発進時のクラッチ焼き付き防止の両立を図ることができる。
これにより、(1)の効果に加え、切替弁制御の実施を必要なシーンに限って実施することができ、電動オイルポンプM/O/Pを作動するサブモータS/Mを駆動するための電力消費を抑えることができ、バッテリSOCの低下を抑制することができる。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、電動オイルポンプM/O/Pを作動するサブモータS/Mを駆動するための電力消費を抑えることができ、バッテリSOCの低下を抑制することができる。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、例えばライン圧回路101cに設けた圧力センサが故障して、ライン圧PLを正確に把握することができなくても、必要油圧を確保することができる。
また、変速機構としては、無段変速機CVTに限らず、有段の自動変速機を含むものであってもよい。
CL1 第1クラッチ
MG モータ/ジェネレータ(走行駆動源)
CL2 第2クラッチ
CVT 無段変速機
LT 左駆動源
RT 右駆動源
CH チェーン
O/P 機械式オイルポンプ
S/M サブモータ
M/O/P 電動オイルポンプ
10 統合コントローラ(油圧制御手段)
100 油圧制御回路
101 ライン圧制御弁
101a 入力ポート
102 第1油圧供給油路
103 第2油圧供給油路
104 冷却系油路
105 電動オイルポンプ吐出油路
106 切替弁
Sup 変速機構用油圧系
Lub 変速機構の冷却/潤滑系
Claims (4)
- 走行駆動源によって作動される機械式オイルポンプと、
前記走行駆動源とは別の電動モータによって作動される電動オイルポンプと、
前記機械式オイルポンプから吐出された作動油を、変速機構用油圧系へ供給する第1油圧供給油路と、
前記電動オイルポンプから吐出された作動油を、前記変速機構用油圧系へ供給する第2油圧供給油路と、
前記電動オイルポンプから吐出された作動油を、変速機構の冷却/潤滑系へ供給する冷却系油路と、
前記電動オイルポンプの吐出油路に設けられ、該吐出油路を、前記第2油圧供給油路と前記冷却系油路とのいずれか一方に接続する切替弁と、
前記電動オイルポンプ及び前記切替弁の動作を制御する回路制御手段と、を備え、
前記回路制御手段は、前記機械式オイルポンプの停止中、前記電動オイルポンプを作動させると共に、前記変速機構用油圧系への供給油圧が必要油圧以上のとき、前記切替弁によって前記吐出油路を前記冷却系油路に接続し、前記変速機構用油圧系への供給油圧が必要油圧を下回るとき、前記切替弁によって前記吐出油路を前記第2油圧供給油路に接続する切替弁制御を行う
ことを特徴とする車両用油圧制御装置。 - 請求項1に記載された車両用油圧制御装置において、
前記回路制御手段は、前記機械式オイルポンプの停止中、路面勾配が所定の勾配閾値以上又は前記作動油の温度が所定温度範囲外のとき、前記切替弁制御を行う
ことを特徴とする車両用油圧制御装置。 - 請求項2に記載された車両用油圧制御装置において、
前記回路制御手段は、前記機械式オイルポンプの停止中、前記路面勾配が前記勾配閾値を下回り且つ前記作動油の温度が前記所定温度範囲内のとき、前記電動オイルポンプを停止する
ことを特徴とする車両用油圧制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された車両用油圧制御装置において、
前記回路制御手段は、前記切替弁制御中、前記吐出油路を前記冷却系油路に接続してから所定時間が経過したら、前記切替弁によって前記吐出油路の接続先を前記冷却系油路から前記第2油圧供給油路に切り替える
ことを特徴とする車両用油圧制御装置。
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