JP6354019B2 - 農産品電子商取引システムとそのサービス提供方法 - Google Patents
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Description
農畜産品等食品の輸出取引の障壁となっている課題を以下に示す。
日本は、国土の形状から山林が7割を占め、狭い耕地で小ロット多品種の生産形態を取っている。海外のような広大な平地を耕地とした大量生産農法と異なり、生産者は家族経営の小規模事業者がほとんどである。
そのような小規模事業者が、海外への販路を開拓する国内外の展示や商談会などで売込みを行うにしても、相当の経費がかかり、その投資に見合う利益を得る生産量を有していない事業者も多い。バイヤーにとっても小規模の一生産者との取引契約をしても、需要する数量の確保、安定的な商品供給が不可能なため、取引先として魅力がない。
同種生産品の生産者の連携や産地間の連携が必要とされているが、それを解決する方法が確立されていない。
日本の教育機関における外国語教育は、商談を行うレベルまで習得させてはいない。そのため、一次産業を従事する小規模事業者が外国語で商談し、取引契約を行うことには高いハードルがある。
生鮮食料品の輸出には、各国の検疫をクリアせねばならず、生産段階にその対応ができていないと取引できないものもある。生産者にとって自分が育成している生産品が輸出可能かどうか、各国の検疫情報を入手して照合する手間もかかる。取引量が少ない状態では検疫手続のコストが大きな負担となり、現状、輸出するのは生産者にとって手間が合わない。
生鮮食料品を、鮮度や品質を確保して輸出流通させるためには、冷凍、冷蔵輸送が欠かせず、その流通情報が乏しく、手配も容易ではない。
海外取引の場合、取引相手は海外にいるため、売買した代金を支払って貰えない場合に、その回収には、渡航が必要となる可能性もあり、リスクが高い。
インターネット取引だけではなく、農産物等生鮮食料品の輸出には、上記の課題が大きな障壁となっている。
一方で、マーケティングの課題もある。海外からの日本の農畜産品等食品を需要する声は潜在的にあるものの、季節によって産出される日本の野菜・果物の生鮮食料品の情報を一手にバイヤーが得る方法が確立されていない。情報を得るためには渡航が伴い、卸売市場でも輸出取引を恒常的に行う環境は整備されていない。
加えて、農産物の育成に関してはプロであっても、商売の知見は乏しく、海外との貿易など、容易にできるものではない。
需要の多い特定のセラー、又は特定の地域のブランド商品においては、オークション(競り)方式を用いて価格を決める機能と、農水省の配信する前日の市場取引価格を基準最低価格として、商品価格を設定し、バイヤーが商品の発注・購入を可能とする国際商取引機能と、
セラーが商品登録する際に入力した生産品情報と、集荷所在地として登録されている位置情報をもとに、バイヤーの求める品物、数量、を複数のセラーで確保する場合、集荷効率の良い地域が近く数量確保できるセラーを特定し、特定されたセラーの端末に仕入オファーを配信し、複数の生産者及び生産地から仕入を行うことで注文数量を確保する仕入れ機能と、
注文された商品を鮮度維持し、品質確保して、海外に搬送するために、セラーから登録された商品の種類、収穫時期に応じて、その商品にタグ付けされた標準商品コードから、その商品の搬送に適切な管理方法を読み出し、冷蔵及び冷凍での集荷・配送の手配、検疫通関手続きの手配を情報処理によって行う機能と、搬送時に必要な事務手続きにかかる手数料、及び送料、配送期日を、商品、輸出国の諸条件かデータベースより導き出し提示し、商品代金とともに、電子決済処理を行う機能を備え、農産品国際商取引に関する一連の諸手続の工程を、コンピュータシステムによって一気通貫で行うことを特徴とする。
前記オークションのインターフェイスを経由した電子取引工程において、前記バイヤーが数量と購入許容価格を設定して、その価格まで自動的にオークションする段階と、入力した価格を越える価格を他のバイヤーが入力した場合、その旨をバイヤー端末の画面上にて情報提供される段階と、設定したメールアドレス、携帯端末にも情報が送信され、価格を再入力したら、その価格まで、また自動的にオークション行い、設定された終了時間になると落札者が確定するオークション部を備えることを特徴とする。
その情報提供を受けて、ロジスティックス担当者は、検疫、通関手続き、国際物流の手配を行い、その日程に合わせた最適な集荷日と配達される予定日を確認し、変更がある場合はロジスティックス専用の端末からその情報を入力すると、その入力された集荷日がセラーの端末画面及び、設定したメールアドレス、携帯端末にも集荷日のお知らせが送信され、配達予定日がバイヤー端末画面の購入履歴に表示される部を備えることを特徴とする。
バイヤー(買う側)、セラー(売る側)、両者にとって、農産品等の生鮮食料品の輸出取引を容易に行うことができる。
図1は、本発明の農産物電子商取引システムの全体システム構成概念図であり、図2は、本システム(S1)と連携する外部システムサーバとの関係図(参考図)である。
本システムは、インターネットを介して流通のための位置情報を外部システムのロジスティックスサーバ(S2)に情報提供を行うことと、電子決済のために外部システムの決済サーバ(S3)に情報提供を行う。
本システムは、下記プログラムによって、それぞれのユーザーによって必要となる情報処理を行い、サービスを提供する。
・ユーザー認証プログラム(P1)によるユーザー認証処理
・広告表示プログラム(P2)による広告表示処理
・検疫照合プログラム(P3)による検疫情報処理
・商品管理プログラム(P4)による商品管理処理
・出品制限プログラム(P5)による出品制限処理
・言語照合プログラム(P6)による翻訳表示処理
・取引処理プログラム(P7)による売買取引処理
・オークションプログラム(P8)による競りによる価格設定処理
・流通処理プログラム(P9)による流通情報処理と流通手配処理
・仕入オファープログラム(P10)による仕入手配処理
・広告作成プログラム(P11)によるバナー作成処理と広告本文作成処理
・成功報酬プログラム(P12)によるポイント加算処理
・決済プログラム(P13)による電子決済へのアクセス処理
本システムの利用するユーザーは、以下の通りで2種類の属性に区分され、
サービスを利用する者、
・端末101のバイヤー(海外購入者)
・端末102のセラー(生産者、出品者)
・端末103の特派員(特派員広告投稿者)
サービスを提供する者、
・端末104のロジスティックス担当者(流通業者)
・端末105の言語情報管理者
・端末106の広報管理者
・端末107のセンター(商取引サービス提供者)
・端末108のサイト管理者
識別IDを入力し、ログインするアクセス方法は、2種類別個の画面を設ける。
公開されたサイト画面から、ログインできるのはサービスを利用する者に限定される。
本システムは、インターネット上の農産品電子取引サイトとして、サービス提供される。インターネット上で誰でも自由に閲覧できる公開範囲と、識別IDでログイン後、その登録種別によって、利用できるサービスが提供される階層とに別れている。
公開範囲は、サイトトップ画面となる広告掲載画面と、その画面の広告バナーをクリックすると表示される商品紹介ページと、トップ画面のログインキーを押すと表示される識別IDとパスワード入力画面までとなっており、本システムのサービスを利用しようとするものは、ユーザー登録を行い、識別IDを取得しなければならない。
本システムのサービスを利用する者、バイヤー、セラー、特派員は、ログイン画面の新規登録をクリックし、申請者の概要、メールアドレス等の連絡先を入力して、識別ID取得の希望をセンターに申請する。
センターからは、必要書類等の内容を記載したメールが自動返送される。センターは、信用調査後、ユーザーとして利用を許可した場合、ユーザー種別に応じた識別IDを発行する。
図7で示すように、サイトの画面(フレーム、広告欄)で使用する言語は、日本語、英語、ロシア語、中国語、他、取引国の言語を使用する。サイト画面の言語切替えキーを捜査することで、選択した言語に画面が切り替わる。
図7で示すように、取引商品で使用する言語は、取引国の言語とする。商品の品目・品種でコード化し、日本語の名称と各国の名称を対にして定め、言語データベースとして登録し、バイヤーが選定した言語の指示で、呼び出して表示される。
・バイヤー(海外購入者)用インターフェイス
・セラー(生産者、出品者)用インターフェイス
・特派員用インターフェイス
・ロジスティックス用インターフェイス
・言語情報管理用インターフェイス
・広告管理用インターフェイス
・サイト管理用インターフェイス
・センター用インターフェイス
・ユーザー管理用インターフェイスで、構成されている。
本システムを利用するバイヤーのユーザー専用ページは以下のように構成する。
第1階層:トップページ(バイヤーログイン後の最初のページ)
第2階層:商品リスト
:マイページ(バイヤー基地ページ)
第3階層:I.基本設定フォーム
:II.輸入国(配送場所)設定フォーム
:III.オーダーオファーフォーム(在庫のない商品の問合せを行う)
:IV.取引フォーム
i)販促広告リスト(気になる商品広告を保存する)
ii)お気に入り商品リスト(気になる商品情報を保存する
iii)入札リスト(入札中の商品リスト)
iv)注文予定リスト(注文予定する商品をリスト化し、一次保存する)
v)注文履歴(発注した取引商品リストを日付順に履歴保存する)
vi)決済履歴(電子決済した取引内容を日付順に履歴保存する)
本システムを利用するセラーのユーザー専用ページは以下のように構成する。
第1階層:マイページ(セラーログイン後の最初のページ/セラー基地ページ)
第2階層:I.基本設定フォーム
:II.集荷場所設定フォーム
:III.仕入オファーフォーム(仕入オファーの入った商品一覧)
:IV.商品入力フォーム
i) 農産品(野菜、果物等の生鮮食料品)
ii) 畜産品用(加工を伴う肉等)
iii) 加工食品用(酒、醤油、お茶、菓子類、冷凍食品等)
iv) その他(食品以外の商品)
:V.登録商品一覧(入力フォームで入力した商品が記録される)
i) 農産品(野菜、果物等の生鮮食料品)
ii) 畜産品用(加工を伴う肉等)
iii) 加工食品用(酒、醤油、お茶、菓子類、冷凍食品等)
iv)その他(食品以外の商品)
本システムを利用する特派員のユーザー専用ページは以下のように構成する。
第1階層:マイページ(特派員ログイン後の最初のページ/特派員基地ページ)
第2階層:I.基本設定フォーム
:II.新規作成フォーム
:III.履歴一覧フォーム
:IV.登録商品閲覧フォーム
第3階層:広告バナー作成フォーム
広告本文作成フォーム
識別IDを取得したセラーは、ログイン後、提供されるセラー用マイページ画面から、「基本設定」キーをクリックし、基本設定フォームからユーザー情報の設定を行う。初期設定は、識別IDを申請した時のユーザー情報が記載されている。変更がない場合は、そのまま「確定」キーをクリックし、変更がある場合は、「変更」キーをクリックし、書き換えが可能な状態にして、変更箇所を書き換え、「確定」キーをクリックし、記載内容の変更を行う。
次に、商品を出荷する「集荷場所設定」キーをクリックし、集荷場所設定フォームにおいて、集荷場所の情報を入力する。複数箇所ある場合は、その数分入力する。
その設定が終えると、商品入力が使用可能となる。
セラーが農産品を出品しようとする場合、セラー用入力フォームから、入力商品のi)農産品を選択し、情報を入力する。
入力フォーム1:基本情報
・品目
・品種
・品質
・サイズ
・生産量と出荷時期
・ロット数量(箱入数)
入力フォーム2:検疫情報照合用
・生産地
・生産者
・農薬 (種別、使用回数)
・最終使用日
入力フォーム3:品質管理情報用
・集荷場所
・輸送の温度、湿度、品質確保の許容日数
・ その他、流通や保管に関する留意事項
セラーが畜産品を出品しようとする場合、セラー用入力フォームから、入力商品のii)畜産品を選択し、情報を入力する。
入力フォーム1:基本情報
・品目
・品種
・品質
・サイズ
・生産量と出荷時期
・ロット数量(箱入数)
入力フォーム2:検疫情報照合用
・生産地
・生産者
・使用加工所(所在地)
・加工所認証番号
入力フォーム3:品質管理情報用
・集荷場所
・輸送の温度、湿度、品質確保の許容日数
・その他、流通や保管に関する留意事項
セラーが加工食品を出品しようとする場合、以下のセラー用入力フォームから、入力商品のiii)加工食品を選択し、情報を入力する。
入力フォーム1:基本情報
・品目
・品種
・品名
・サイズ
・生産量と納品日数
・ロット数量(箱入数)
入力フォーム2:検疫情報照合用
・生産地
・生産者
・原材料(原材料産国)
・添加物
入力フォーム3:品質管理情報用
・集荷場所
・輸送の温度、湿度、品質確保の許容日数
・その他、流通や保管に関する留意事項
セラーが食品以外の商品(出品できる品目は限定されている)を出品しようとする場合、以下のセラー用入力フォームから、入力商品のiv)その他を選択し、情報を入力する。
入力フォーム1:基本情報
・品目
・品種
・品名
・サイズ
・販売数量と納品日数
・ロット数量(箱入数)
入力フォーム2:検疫情報照合用
・生産地
・生産者
入力フォーム3:品質管理情報用
・集荷場所
・流通や保管に関する留意事項
各国の検疫情報のデータベースD5を有する。検疫には、生鮮品、加工品等の種別があり、生鮮品では、生産時の規定として、使用する農薬の種別、回数、使用期間など定められ、 流通時においては、病害虫の有無等の検査を行う必要がある。
畜産品においては、各国の規制に基づき、加工所が認定されている。加工食品においても、原材料の生産地の規制や使用可能な添加物の規制がある。これらを国別、条件別にデータベース化する。
検疫データベースの情報構成は、
・生産時、
・加工時、
・流通時(出荷時検査・通関)と段階毎に情報照合、情報提供できる形式となっている。
例えば、残留農薬の検査、及びその基準。放射線量の検査、その基準等をデータベース化。
・手数料
国別、検疫の法別に手数料を定め、料金体系を設定する。
・作業日数
国別、検疫の方法別に必要な作業日数を設定する。
原発事故以降、生産地、加工地による規制する国もある。国によっては、品目で輸入規制を行っている国もあり、それらを国別、条件別にデータベース化する。
図3は、セラーが農産品を出品する際の合否を判定する検疫照合プログラムの動作をフローチャートで示したものである。
第1段階として、セラーが出品したい農産品の情報を農産品入力フォームから情報を入力する。第2段階として、その情報を国別検疫情報データベースD5と照合し、輸出可能な国を割り出す。続いて、第3段階として、国別輸入制限データベースD5と照合し、輸出の可否を判定する。条件をクリアした農産品は、品種、品目で区分し、数量等、商品データベースD3に書き込まれて記憶され、出品可能な状態となる。
入力フォームで、入力した情報をもとに照合された輸出可能国の情報は、セラーにも提供される。
図3で示す検疫照合プログラムP3では、セラーは畜産品の入力フォームにおいて、入力した情報をもとに、特定の国における生産時の検疫条件に対応ができているか否かを逆引き検索することができる。
識別IDを取得したバイヤーは、ログイン後、提供されるバイヤー用マイページ画面から、「基本設定」キーをクリックし、基本設定フォームからユーザー情報の設定を行う。初期設定は、識別IDを申請した時のユーザー情報が記載されている。変更がない場合は、そのまま「確定」キーをクリックし、変更がある場合は、「変更」キーをクリックし、書き換えが可能な状態にして、変更箇所を書き換え、「確定」キーをクリックし、記載内容の変更を行う。
次に、商品を配達する配達場所の情報を入力する。バイヤーの遠隔による仕入を可能にするために、商品の配送先毎に名称を設定し、配送場所、輸入国をそれぞれ設定する。
バイヤーの配送場所、輸入国の設定により、その国で輸入可能な検疫条件等をクリアした商品が閲覧できるようになる。
その設定が終えると、取引フォームが使用可能となる。
基本設定フォームにおいて、バイヤーは自分が使う言語を設定する。この設定により、選んだ商品のコードから言語情報が引き出され、設定した言語で表示されるようになる。
次に、バイヤーが商品を選定するまでのフローチャートを図4に示す。
バイヤーがログインし、ログイン後のマイページに表示された広告バナーをクリックすると、商品紹介する広告ページに移動し、その画面にある「商品へ」のキーをクリックすると、その商品リストが表示される。その画面で、数量を入力し、「確定」キーをクリックすると、表示されていた商品情報が、取引フォームのiv)注文予定リストに反映され、表示される。
バイヤーが商品を紹介する広告ページに興味を持ち、そのページに再び容易にアクセスしたいと思った場合、広告ページ画面の「広告を保存する」キーをクリックすると、ページへとリンクするリストとして、取引フォームi)販促広告リストに保存される。
このことによって、商品紹介を記録しておくことになり、バイヤー自らも、その商品の販促を行うにあたっての商品説明にも役立てることができ、商品ページを出力することによって、チラシや広告パネル等の販促用グッズとしても役立てることができる。
バイヤーが商品を選定するための検索方法として、下記の3つの方法を提供する。
検索1:バイヤーのログイン後の画面上のサイドメニューには、
a. 農産品(野菜、果物)
b. 畜産品(肉)
c. 加工食品
d. その他
上記のカテゴリーキーが設けられており、そのキーを押すと、品目、品種の種別で商品が特定され、品質、サイズ別に、商品リストとして表示される。
検索2:画面上のキーワード検索欄に、バイヤーが必要な品目、品種、品質、サイズを入力し、「検索」キーをクリックすると、そのキーワードに適合した商品が一覧表示される。
検索3:生産地、生産者で特定すると、その生産地、生産者の出品する商品リストが表示される。
その画面で、注文数量を入力し、「確定」キーをクリックすると、表示されていた商品情報が、取引フォームiv)注文予定リストに反映され、表示される。
バイヤーが商品の興味を持ち、注文をする前に、興味ある商品として、その商品を記憶しておきたいと思った場合、その商品リストの商品横の「お気に入り」キーをクリックすると、その商品情報は、取引フォームii)お気に入り商品リストに反映され、表示される。
お気に入り商品リストから、情報を削除したい場合は、取引フォームii)お気に入り商品リスト画面で、その商品を選択し、「削除」キーをクリックすることで、商品情報はリストから削除される。
検索表示方法は、一般表示とブランド表示と分類する。
・一般表示
各品種は品質毎に区分し、生産地や生産者が異なっても一つに集約する。
・ブランド表示
下記2種類によって分類して表示する。
1)品種別に生産者によって分類する。
例)りんご:紅玉:○○農園
2)品種別に品質によるブランド名によって分類する。
例)米:魚沼産こしひかり、牛肉:松坂牛
検索によって一覧表示された商品リストから、注文しようとする商品の数量を入力し確定キーをクリックすると、取引フォームiv)注文予定リストにリスト化される。注文しようとする商品毎に、この操作を繰り返し、商品を注文するためのリストを作成する。
取引フォームiv)注文予定リストには、選定した商品と各商品の流通のための情報が表示され、バイヤーはそれぞれの輸送方法を特定する。
・流通の初期設定
各商品に合わせた以下のような流通方法のおすすめを表示する。
輸送温度:冷蔵、冷凍、常温 最適の輸送温度の表示(バイヤーでの設定変更不可)
輸送方法:空輸、海運
引き渡し日数:各注文商品に応じて引き渡し予定日数が表示される。
輸送費用:輸送に係る費用が表示される。
・変更設定
空輸、海運のいずれの選択も可能な商品については、輸送方法が変更できる。バイヤーが変更を行うと、画面のコストと日数が変更されて表示される。
輸送に係る料金を体系的に区分し料金表を作成し、データベース化する。
輸送のための料金設定項目はいかのようなものがある。
・輸送管理方法(冷凍、冷蔵、常温)
・梱包量(小口混載、コンテナ、ハーフコンテナ)
・輸送方法(空輸、海運)
・国別
商品の輸送段階に必要となる検疫処理を検疫データベースD5と照合し、必要な手続きの費用とその期間を表示する。
発注予定の各商品にかかる関税率をデータベースD7から引き出し、税額を計算してかかる税金額を示し、通関にかかる手数料をデータベースから引き出し、表示する。
関税データベースD7は、以下の内容をデータとして入力する。
・関税
国別、商品別の税率リスト。
・通関手数料
国別、商品別の通関の手数料。
取引フォームiv)注文予定リストの
1. 商品
2. 数量と商品価格
3. 流通方法と流通費用
4. 引き渡しまでの日数
5. 関税と通関手数料
が定まったら「注文」キーをクリックすると、確認画面が表示される。
・確認画面
1)注文予定リストの内容の確認
2)輸送引き渡し場所の確認
確認画面では、上記の内容が表示され、「確定」キーをクリックすると注文が確定し、発注されたことが、図1の取引処理プログラムP7により、センター端末108に伝えられ、それと同時に、図1の仕入オファープログラムP10に情報が伝達される。
注文が確定すると、iv)注文予定リストから表示されていた商品一覧は消え、取引フォームv)注文履歴に注文確定の時間毎に注文番号が付与され、リストの上部に一行追加された状態で表示される。
リストの「注文番号」をクリックすると、注文した商品リストが表示され、確認することができる。
注文が確定されると、その情報が決済プログラムで処理され、外部の決済システムS3に接続され、情報が伝えられる。
それと同時に、注文番号毎に決済伝票が作成され、決済履歴に記憶される。
バイヤーから注文が送信されたら、その情報は図1の仕入オファープログラムP10に情報が伝えられ、そこで処理され、下記の流れで仕入を行う。
注文された商品を発注するセラーを選定する際、商品の集荷所在地情報を流通システムに提供し、集荷効率を割り出し、仕入のオファーを出すセラーとして、第1候補(一箇所である場合もあり、複数の場合もあり、注文数が満たされる数量を確保した組合せ)を設定すると同時に、注文数が満たされなかった場合の予備候補として、第2〜第5候補のセラーの組合せまでを設定する。
・ センターからの仕入オファー
割り出された第1候補のセラーの端末へ、本システムから仕入のオファーが伝えられる。セラーのマイページのトップ画面のお知らせ掲示欄にオファーがある旨が表示されると同時に、セラーが設定するEメール、及び携帯端末にもオファーのお知らせが送信される。
・ セラーからの回答
オファーを受けたセラーは、マイページのトップ画面のお知らせ掲示欄に表示されたオファーのお知らせの文字をクリックすると、III.仕入オファーフォームに画面が変わり、注文内容が表示されている。その注文内容が受けられない場合は、「不可」のキーをクリックすると確認画面が表示され、「確定」キーをクリックすると受注不可が本システムに伝えられる。
出荷を承諾するは、「受注」キーをクリックすると、確認画面に変わり、下記の内容が再表示され、
1) 商品内容
2) 出荷数量
3) 価格
4) 集荷日
5) 集荷方法
6) 検疫手続
「確認」キーをクリックすると受注承諾が、本システムに伝えられる。
セラーは、受注操作について、予め、自動か手動か設定しておくことができる。登録商品一覧から、商品を選び、それぞれ、下記設定を行う。初期設定は手動となっている。
1)自動設定
現在の出荷可能数量について、設定しておく。
設定については、最長1週間の自動設定とする。
入力日が記録される。
期間経過後は手動に切り替わる。
2)手動設定
センター108からのオファーが入って、セラー自身が確認して出荷の可否を伝える。
オファーに対して、自動設定されていた場合は、受注の可否が自動的に本システムに回答される。
1)自動設定の場合の「出荷承諾」
注文数量が登録商品数量に以下で、集荷予定日が出荷可能日に適合している場合、自動的に出荷承諾が返信される。承諾の送信と同時に、登録数量は受注数量を減じた状態となる。図6に示す。
2)自動設定の場合の「受注不可」
登録数量が受注数量に満たない場合、受注可能な数量のみで出荷の承諾を返信する。センターの最低出荷ロットの設定に満たさない場合は、受注不可と自動に伝えられる。
セラーの設定したスマートフォン等携帯端末へ、仕入オファーが送信され、手動設定の場合、スマートフォンからも回答が返信できる。
日本時間の特定時間に一斉送信する。
例)10:00、12:00、14:00、16:00、18:00
回答期限は、設定された時間内とする。仕入オファーに対して、セラーから受注可否の回答期限の時間は、本システムが次の候補への仕入オファーを送信するまでの時間と設定する。次の仕入オファーが送信された時点で、先にオファーし、回答のなかったセラーは受注不可と回答があったものとなる。
1回目の注文で、必要量が確保できなかった場合、不足分を第2候補のセラーに仕入オファーを送信する。必要量が確保されるまで、この操作が繰り返す。
・自動設定
特定ブランド品(特別商品)については、予め取扱う販売数量を生産者と定めての限定した販売となるため、在庫を定めた自動設定のみとする。
オーダーが入ったら、下記の流れで仕入する。
・本システムからの仕入オファー
加工食品の取扱事業者(メーカーおよび代理店)に、本システムの仕入オファープログラムP10で処理され、仕入オファーが送信される。
1)自動設定
・在庫設定
セラーの管理する商品の在庫数量を入れておけば、その範囲の量までは、オファーオーダーを自動的に受付け、在庫数量の数字を自動的に減ずる。
・受注生産設定
受注生産する加工品については、セラーは受注した数量に応じて対応可能な納品日数を設定しておく。
オファーに対して、自動的に数量に応じた納品可能日が返信される。
2)手動設定
手動設定になっている場合、生鮮品同様、セラーのマイページトップに掲示され、設定Eメール、及び携帯端末に仕入オファーが送信される。
セラーの設定したスマートフォンへ、オファー情報は送信され、手動設定の場合、スマートフォンからも受注回答、及び納品可能日を返信できる。
日本時間の特定時間に一斉送信する。
例)10:00、12:00、14:00、16:00、18:00
セラーが設定した休日を除き、手動設定で回答がない場合、2時間毎(10:00、12:00、14:00、16:00、18:00)にオファーの回答を求めるメールが送信される。
再オファー3回、18:00最終オファーにも受注された数量が揃わない場合、またはオファーした全てのセラーから回答がない場合、図1に示すセンター端末108へ、欠品である旨及び回答がない旨のお知らせが表示される。
バイヤーからの注文を受付けて、セラーに仕入オファーを行い、24時間以内に回答が無い場合、又は商品が全て揃わない場合、または欠品の場合、その内容をバイヤーに伝え、
バイヤーの取引フォームv)注文履歴、vi)決済履歴の決済伝票には、−欠品−として、線引き表示され、金額は削除される。
注文が確定し、出荷する商品が確定したら、注文番号毎に、図1に示すロジスティックス担当者104に流通のために必要な情報が送信され、伝えられる。
1)検疫準備のための情報提供
輸出国の取引された商品毎に必要な検疫手続きの情報。
2)配達場所の情報提供
バイヤーが配達を特定した場所の情報提供。
3)流通方法の情報提供
バイヤーが注文の際に特定した空輸、又は海運のいずれかの輸送方法の情報提供。
4) 品質管理の情報提供
商品毎の輸送時の温度等品質を確保するための管理方法の情報提供。
5)通関手続き情報提供
輸出国の通関に係る諸手続きの情報提供。
これらの情報をもとに、ロジスティックス担当者は、必要な手続きの手配を行う。
注文毎に出荷するセラーが定まったら、その集荷場所を図1に示すロジスティックス担当者104に伝える。
ロジスティックス担当者は、輸出のための手続きに係る方法、集荷できる日時を特定し、その内容が、予め設定された集荷日や手続き方法と異なる場合、図1に示す端末104から変更する内容を入力することで、セラーにその情報が伝えられる。
検疫手続きが終了し、荷出しが完了した段階で、注文確定時にバイヤーに示した配達予定日と違いが生じた場合、ロジスティックス担当者は、その日付を図1に示す端末104から入力することで、変更日の情報は、バイヤーへ伝えられ、取引フォームv)注文履歴に変更が表示される。
バイヤーの指定した配送先に送られる荷の梱包毎(コンテナ1台なら一つ)に荷番号が付けられ、その番号をバイヤーに伝えることで、外部の図2のロジスティックスシステムS2から、流通状況の情報をバイヤーに提供する。
ロジスティックス担当者は、バイヤーへの荷が到達したことを確認したら、その旨を端末から処理することによって、荷到着の情報は、図1に示すセンター108に伝えられるとともに、バイヤーの注文履歴のリスト表示に、「配達完了」の表示が記される。
商品価格の設定方法は、定価式とオークション式の二種類とする。
加工食品、その他の商品については、「定価式」を用いる。
生鮮品については、「定価式」と、「オークション式」と、二方式行う。
1)定価式:センターが定めた販売価格
農林水産省から配信される前日の日本の農産品の市場の取引価格データを標準商品コードに基づき自動的に読込み、セラーの入力した個別の希望卸価格と全国の市場価格と照合し、いずれか高い方に、一定割合の販売手数料を加算して、バイヤーに提示する。
2)オークション式:競りによる価格設定
特定の時間を定め、バイヤーの入札による競りを行い、落札された価格で商品価格が決定される。落札された価格から、センターの設定した割合を減じた価格が仕入価格となる。
・上げ競り方式
特定商品については、出品するセラーが入力した希望卸価格と全国の市場価格と照合し、いずれか高い方に、を設定し、その価格にセンターの設定した掛け率を上乗せした価格を最低価格とし、オークションは開始される。
1品種、1日1回。初め時間と終わり時間を特定し、行う。
農林水産省から毎日配信される国内の市場での取引価格をデータベース化し、配信毎に最新情報への書き換えを行う。
バイヤーは、商品リストからオークションに参加する商品を選定し、予め、入札リストに登録して一覧にし、各注文数量を入力する。
・自動オークション
予め、購入許容価格を入力して置き、その価格まで自動的に入札され、オークションが行われる。入力した価格を越える価格で他のバイヤーから入札があった場合、その旨を図1に示すバイヤー端末101の画面上にお知らせが表示され、バイヤーが設定したメールアドレス、及び携帯端末にも情報が送信される。設定されたオークション終了時間まで、価格を再入力することができ、再入力した価格まで、再び自動的にオークションは行われ、それを越える価格の入札が行われた場合、再び、お知らせが送信される。
オークションが終了し、バイヤーがその商品を落札した場合、お知らせが送信され、その商品は自動的に注文が確定し、注文履歴に表示、記憶される。
バイヤーからの売り出し前の特定ブランド商品の先物買いを希望する際に、センターにセラーへの打診を問い合せることができる。バイヤーは、III.オーダーオファーフォームから商品リストから商品(欠品中)を呼び出し、購入を希望する商品を選定し、リストにし、価格、数量等の条件を入力して、「問合せ」キーをクリックすると、センターに情報が伝えられ、過去の実績データから割り出した価格と照合し、オーダーオファー条件が合えば、セラーに先物買いの打診が行われ、セラーの受注承諾があれば、バイヤーは競りを行わず、申請した価格と数量で商品を予約確保することができる。
日本の季節毎の産品紹介や地域の特性による高品質産品の紹介や新商品の紹介、バイヤーの購買意欲を喚起するため、図4のM1バイヤーログイン後のトップページ構成に示すように、本取引サイトの画面において広告欄を複数設けて、広報・広告掲載を行う。
図1の広告表示プログラムP2によって、一般公開画面では、バナーファイルF1と、広報ファイルF3から、ランダムに情報を引き出し、画面に掲載する。
バイヤーログイン後は、バイヤーの設定した輸入国に応じて、取引可能商品の広告のみが表示される制御がされ、その上でバイヤーの取引データから、その嗜好特性を割り出し、バイヤーの好みに適合する商品の広告バナーを選抜して表示する。
バイヤーの専用ページの取引フォームのサイドにもバナー広告欄を設ける。バイヤーの設定した輸入国に応じて、取引可能商品の広告のみが表示される制御がされ、その上でバイヤーの取引データから、その嗜好特性を割り出し、バイヤーの好みに適合する商品の広告バナーを選抜して表示する。
図4は、バイヤーが広告バナーから商品を注文するまでのフローチャートを示す。
F1の公開画面から、バイヤーは識別IDとパスワードを入力してログインし、バイヤー専用ページのトップページ(M1)から、興味を持った商品の広告バナーをクリックすると、その商品説明ページ(M2)が表示され、そのページの「商品へ」キーをクリックすると、商品リストページ(M3)が表示される。その表示された商品リストの購入を希望する商品の数量を「数量欄」に入力し、「確定」キーをクリックすると、注文予約リストに情報が記憶保存され、一覧に記載される。
日本の農産品は小規模な家族経営のため、その情報が見つけにくい。その課題の解決と、商品の広告広報に予算をかけられない小規模事業者の課題を同時に解決する方法として、本システムでは本商取引サイトの画面において、「特派員」としてユーザー登録して識別IDを取得した者が、本サイトの画面上で広告を作成し、無料で投稿掲載することができる「特派員広告」欄を設けている。
このサービスによって、セラー自らも「特派員」として登録することで、自分の商品の広告を作成し、無料で投稿掲載することができる。
識別IDを取得した特派員は、ログイン後、提供される特派員用マイページ画面から、「基本設定」キーをクリックし、基本設定フォームからユーザー情報の設定を行う。初期設定は、識別IDを申請した時のユーザー情報が記載されている。変更がない場合は、そのまま「確定」キーをクリックし、変更がある場合は、「変更」キーをクリックし、書き換えが可能な状態にして、変更箇所を書き換え、「確定」キーをクリックし、記載内容の変更を行う。
次に、広告を作成する場合、図5にそのフローチャートを示す。ログイン後のマイページから、「新規作成」キーをクリックすると、広告する商品の情報を入力する新規設定フォームが表示される。新規設定フォームでは、検索キーワードを入力して広告商品を特定する方法と、特定した商品の商品コードを入力する方法がある。
商品コードを確認するには、「登録商品閲覧」キーをクリックし、登録商品閲覧フォームから商品を特定し、その商品が表示された画面から「この商品の広告を作成する」キーをクリックすることで、新規設定フォームの設定種別−5に商品コードが自動入力される。
1) 商品設定
広告を作成する際、広告する商品を設定する。
・広告する商品を特定し、設定する。
設定種別−1(品目+産地設定)
・品種+品目+産地を特定し、設定する。
設定種別−2(産地設定)
・生産地を特定し、設定する(県、または市町村)
設定種別−3(生産者設定+所在地)
・生産者の屋号と所在地を特定し、設定する。
設定種別−4(生産者+商品名設定)
・生産者の屋号と商品名を特定し、設定する。
設定種別−5(商品コード設定)
・商品コード番号を入力し、設定する。
2) 作成する言語の設定
日本語が、フォーマットとなる基本ページとなっている。
・外国語設定
本商取引サイトで使用している言語と同じだけ、言語が設定できる。作成する外国語をクリックで選び、「作成画面へ」のキーをクリックすると、日本語の基本ページと作成する外国語のページが用意され、バナー作成用(図5のA1)も紹介本文作成用(図5のA2)も言語の数分の階層となっている。
図5のフローチャートで示すように、新規設定フォームで広告商品と広告作成する外国語を特定し、「作成画面へ」のキーをクリックし、設定商品画面が表示される。その画面上の「バナー」キーをクリックすると、バナー作成画面に移動する。
画面は、バナー作成用のキャンパスになっており、その中央にバナーのサイズ比率で拡大したトリミングフレームが記されている。
初期設定は、フォーマットとなる基本ページ(日本語)が表示され、そこを作成する。
画面にツールバーから、「画像」を選定し、画像ボックスをレイアウトし、ボックスを嵌め込むと、読み込むファイルの選定が画面となり、パソコン内の画像データを指定し、「挿入」キーをクリックし、画像を嵌め込む。画像ボックスは写真の縦横比に合わせ、大きさが変化する。画像ボックスはマウスでクリックし、カーソルを移動させることで大きさを変更させることができる。
次に、テキストボックスをレイアウトし、文書を書き込む。文字の大きさは、ツールバーで拡大、縮小を行う。
画像ボックスもテキストボックスも複数レイアウトすることができる。
画像ボックスのレイアウトはトリミングフレームの外にも配置できるが、テキストボックスはトリミング フレーム外に配置することはできない。
画像とテキストが確定したら、「バナー作成」キーをクリックすると、ボックスやトリミングのラインが消え、トリミングのフレームで切り取られたバナーが作成され、確認画面となる。
確認画面で「バナー作成」のキーをクリックすると、バナーが作成され、図5のバナーファイルF1にデータが送信され、特派員広告欄に掲載されるようになる。
やり直す際は、「修正」キーをクリックすると切り取り前の状態に戻る。修正し、「バナー作成」キーをクリックすると、確認画面となり、その状態で「バナー作成」のキーをクリックすると、バナーが作成され、図5のバナーファイルF1にデータが送信され、特派員広告欄に掲載されるようになる。
《テキストの設定》
テキストの大きさは3段階に設定されている。
テキストのカラーも限定される。
《バナーの背景色の設定》
バナーのトリミングフレームをクリックすると背景に色が変更できる。(初期設定は白)表示された色の中から選定し設定する。
フォーマットとなる日本語の基本ページの作成が完了されると、そのレイアウトは、外国語ページにも反映される。
ベースページの画面から、設定した外国語を設定しキーをクリックすると、画面はその言語のページに切り替わる。
画面は、基本ページと同じ、背景色、画像ボックス、テキストボックスでレイアウトされている。
テキストボックスの言語は空欄となっている。
基本ページのバナー作成ボタンを押す前のトリミングフレームで切り取られる前のレイアウトとなっている。
テキストボックスに選定した言語で文字を入力し、レイアウトが確定したら、「バナー作成」キーをクリックすると、ボックスやトリミングのラインが消え、トリミングのフレームで切り取られたバナーが作成され、確認画面となる。確認画面で「バナー作成」のキーをクリックすると、バナーが作成され、図5のバナーファイルF1にデータが送信され、設定した言語のサイト画面の特派員広告欄に掲載されるようになる。
これを設定した外国語の数繰り前し、バナー広告を作成する。
画面のツールバーの「本文」キーをクリックすると、本文作成ページに切り替わる。
本文作成ページも、フォーマットとして日本語が基本ページとなり、設定した外国語のページが階層となっている。
本文ページは、タイトル欄、本文欄の2段構成となっている。
タイトル欄にタイトルを入力する。タイトルボックスをクリックし、タイトルの背景の色、または画像を選定し、設定する。
本文に、テキストボックス、画像ボックスをレイアウトし、デキストボックスにはテキストを入力し、画像ボックスには画像データを挿入する。
レイアウトが確定したら、「本文作成」キーをクリックすると、ボックスやトリミングのラインが消え、表示される商品紹介ページと同じ状態になり、確認画面となる。確認画面で「本文作成」のキーをクリックすると、商品紹介の本文ページが作成され、図5のF2の広告本文ファイルにデータが送信され、サイト画面の特派員広告欄のバナーがクリックされた後に、表示される商品説明ページとなる。
やり直す際は、「修正」キーをクリックすると切り取り前の状態に戻る。修正し、「本文作成」キーをクリックすると、ボックスやトリミングのラインが消え、表示される商品紹介ページと同じ状態になり、確認画面となり、その状態で「本文作成」のキーをクリックすると、商品紹介ページが作成され、図5の広告本文ファイルF2にデータが送信され、サイト画面の特派員広告欄のバナーがクリックされた後に、表示される商品説明ページとなる。
バナー作成同様、本文の基本ページの作成が完了すると、そのレイアウトは、外国語ページにも反映される。
空欄となっているタイトル、テキストボックスを入力し、レイアウトが確定したら、「本文作成」キーをクリックし、確認画面に進む。確認画面で「本文作成」をクリックすると、商品紹介ページが作成され、図5の広告本文ファイルF2にデータが送信され、設定した言語のサイト画面の特派員広告欄のバナーがクリックされた後に、表示される商品説明ページとなる。
これを設定した外国語の数繰り前し、商品紹介ページを作成する。
作成した広告を、削除するには、図5で示す広告の履歴一覧A3から該当する商品広告の「削除」キーをクリックすると、確認画面が表示され、「削除」キーを押すと、画面から表示が消えるとともに、バナーファイルからも広告本文ファイルからもデータが消去される。
作成した広告を、サイト画面に表示されないようにするには、図5で示す広告の履歴一覧A3から該当する商品広告の「公開」と書かれたキーをクリッックし、「非公開」とすることで、サイト画面にはバナー広告は表示されなくなる。但し、商品紹介ページは、バイヤーが専用ページの取引フォームi)販促広告リストからアクセスすれば、閲覧できる状態のまま変わらない。
再び、バナーを表示させる場合は、「非公開」キーをクリックし、「公開」に表示を変更すれば、特派員広告欄に再び掲載されるようになる。
作成した過去の広告を修正したい場合、図5で示す広告の履歴一覧A3から、該当する商品広告の「修正」キーをクリックすると、設定商品画面となり、バナーか、本文か修正する方を選択し、キーをクリックすると、作成画面が表示され、修正を行い、「○○作成」キーをクリックすると確認画面となり、その状態で「○○作成」のキーをクリックすると、修正され、図5のF1のバナーファイル、又は広告本文ファイルF2にデータが送信され、古いデータが書き換えられて更新され、新しいデータが表示されるようになる。
「特派員広告」から、経由して商品の購入がなされた場合、その情報はセンターに収集され、設定された広告のための「成功報酬」ポイントがカウントされ、特派員広告投稿者の広告掲載履歴一覧に「成功報酬」ポイントとして掲示される。
そのポイントは集計され、特派員の申請により、ポイントは成功報酬の対価として、換金され、特派員の登録口座に振込まれる。
広告の掲示期間は、投稿者が設定でき、最長6ヶ月とし、商品の出荷期間または完売時までとし、再掲示は可能とする。
P1:ユーザー認証プログラム
バイヤー、セラー、特派員、ロジスティックス担当者、検疫担当者、広告管理者、商品管理者等ユーザーを識別IDで、ユーザー管理データベースと照合を行い、システム利用の可否を行う。
P2:広告表示プログラム
一般公開のサイト画面への広告バナー欄に、広告バナーファイルからバナーを読み出し、ランダムに掲載を行い、ユーザーログイン後のサイト画面の広告バナー欄に、バイヤーの設定した取引国に応じて、取引可能な商品を特定し、ユーザーの取引等のデータから趣向に即して商品を選別して、それに応じた広告バナーファイルからバナーを読み出し、掲載を行う。
P3:検疫照合プログラム(検疫条件/国別輸入制限)
セラーの入力した生産品情報と各国の検疫規定データベースと照合を行い、国別に輸出の可否の判定を行う。
P4:商品管理プログラム
検疫照合プログラムで国別に輸出の可否の判定された商品を、バイヤーの設定した取引国に応じて商品表示の制限を行い、セラーが登録した商品数量を管理し、取引完了した数量に応じて在庫数量を減じ、取引可能商品の管理を行う。
P5:出品制限プログラム(出品割合の制限)
登録された商品の出品の停止、出品割合等を管理者が設定し、出品の制限を行う。
P6:言語照合プログラム
セラーの登録した商品の名称等をバイヤーの取引に使用する言語の設定に合わせて、商品に符合する翻訳言語を読み出し、表示する。
P7:取引処理プログラム
商品の選定の保存、取引処理、取引履歴の保存管理、決済履歴の保存管理、流通情報の表示を行う。
P8:オークションプログラム
特定商品の競りを行う。
P9:流通処理プログラム
バイヤーに対して、取引商品毎の流通の最適条件の提示、配送に係る費用及び日数を流通情報データベースから読み出して表示し、情報提供を行う。選定商品の数量の変更や、配送方法の変更に応じて流通情報データベースより、適応する情報を読み出して表示し、情報提供を行う。
取引内容が確定し、注文が実行されると、ロジスティック端末にバイヤー情報、注文商品、数量、配送先、配送方法と検疫手続き情報が伝えられる。
仕入オファープログラムにより仕入先として確定した時点で、集荷先所在地をロジスティックス端末へ情報提供する。
P10:仕入オファープログラム
バイヤーからの注文が確定したら、その商品を持つセラーに対して、集荷効率を考慮し、発注するセラーの優先順位を定め、出荷の是非を確認するオファーを行う。注文された商品の数量が満たされるまで、順にセラーにオファーを繰り返す。
P11:広告作成プログラム
特派員広告欄に表示される広告バナーを作成するツールと、広告バナーからリンクする商品を紹介するページ作成をするツールを、登録した特派員に提供する。
P12:成功報酬プログラム
特派員広告欄から商品へアクセスされ、取引成立となった場合、その商品の成功報酬ポイントが広告を作成した特派員に付与され、そのポイントに応じて成功報酬が与えられる。
P13:決済プログラム※
外部の電子決済システムにアクセスし、決済を行う。
D1:ユーザーデータベース
バイヤー、ユーザー、特派員、情報データ。
D2:言語情報データベース
品目、品種、品質別に取引国言語に翻訳したデータ。
D3:商品データベース
生鮮食料品(野菜、果物、肉)、加工食品、その他で分類し、個別の出荷数量等の情報を記録した販売商品データ。
D4:生産情報データベース
生鮮食料品(野菜、果物)の生産方法、出荷時期に応じた管理方法と照合するデータ。
D5:国別検疫情報データベース
各国の検疫方法を、生産時、流通時の規制基準と検査方法の情報データ。
(農水省HPから引用し、体系整理を行う)
D6:国別輸入制限データベース
原発事故等による地域の輸入制限、原材料の生産国の制限など、各国の出荷規制情報データ。
D7:関税データベース
国別、品目別、関税率のデータ。
D8:流通情報データベース
集荷、海運、空輸、現地配送、品種別検疫手数料を国別、方法別にかかる費用と配送予定日数の情報データ。
D9:日本市場取引価格データベース
農水省が配信する国内青果市場の取引価格データを納める。
D10:バイヤー取引履歴データベース
バイヤー毎の取引履歴の集積。
D11:セラー取引履歴データベース
セラー毎の取引履歴の集積。
F1:バナーファイル
「特派員広告欄」に掲載される広告バナーのファイル。
F2:広告本文ファイル
広告バナーからリンクされる商品紹介ページのファイル。
F3:広報データファイル
サイトの有料広報の広告欄に掲載する広告バナーのファイル。
101:バイヤー端末
102:セラー端末
103:特派員端末
104:ロジスティックス担当者端末
105:言語情報管理用端末
106:広報管理端末
107:ユーザー管理用端末
108:センター端末
109:サイト管理端末
Claims (6)
- 海外の購入者(買い手:「バイヤー」と呼ぶ)、生産者(売り手:「セラー」と呼ぶ)、農産品電子商取引システム管理者、及び商品の販売促進の支援を行う広告投稿者(「特派員」と呼ぶ)のそれぞれが利用する端末と、商取引の決済と商品の物流に必要な金融、物流業者の専用システムサーバーにインターネットを介して接続されたサーバーを利用した農産品電子商取引システムであって、
農産品電子商取引システムの前記サーバーは、ユーザー認証部、商品管理部、検疫照合部、出品制限部、言語照合部、広告作成部、広告表示部、成功報酬部、取引処理部、オークション部、仕入オファー部、流通処理部、決済部と、ユーザー情報、言語情報、国別の検疫・規制情報(検疫とは異なる輸入制限)、関税情報、流通情報、国内市場取引価格情報、生産情報、商品情報、取引履歴を記録及び管理するデータベースを備え、
前記ユーザー認証部は、バイヤー、セラー又は特派員に対して発行されたユーザー種別を識別する識別IDでログインされることで、前記ユーザー種別に応じたインターフェイスを表示する機能を有し、
前記商品管理部は、セラーが登録した農産品(収穫前の生産中の農産品:「商品」と呼ぶ)の数量を管理する機能を有し、
前記検疫照合部は、セラーが入力した前記商品の商品情報を前記データベースに記憶された前記国別の検疫・規制情報と照合することで当該商品の輸出の可否を判定し、可と判定された商品の商品情報を出品可能商品として前記データベースに記憶する機能を有し、
前記広告表示部は、バイヤーが登録した国に輸出可能な前記出品可能商品の商品情報及び当該出品可能商品の広告を、バイヤーが設定した言語で表示する機能を有し、
前記出品制限部は、前記農産品電子商取引システム管理者によって、登録された商品の生産量に対する販売割合を示す出品割合に基づき、出品制限を行う機能を有し、
商品の価格は、定価式として農産品電子商取引システム管理者の端末から入力される仕入価格に所定の割合を乗じた販売価格、又は前記オークション部によって確定されたオークションの落札価格であり、
前記取引処理部は、バイヤーが定価式の商品を選定し、希望数量を入力した入力フォームに基づく注文を前記仕入オファー部に伝達する機能を有し、
前記仕入オファー部は、バイヤーの選定した商品の希望数量の注文に応じて、その商品を持つセラーに対して、受注の可否を確認するオファーを行い、注文が確定すると、当該注文に注文番号を付与し、
前記流通処理部は、バイヤーが選定した商品毎の前記流通情報を前記データベースから読み出してバイヤーに提示する機能を有し、
さらに、前記流通処理部は、出荷する商品が確定すると注文番号毎に、検疫準備のための情報、配送先の情報、流通方法の情報、品質管理の情報、通関手続きの情報をロジスティックス担当者に提示する機能を有し、
前記決済部は、注文が確定されると前記決済システムサーバーに当該注文に関する情報を提供すると同時に前記注文毎に決済伝票を作成する機能を有し、
前記広告作成部は、前記商品管理部に登録された商品の広告を特派員による作成を支援する機能を有し、
前記成功報酬部は、前記広告作成部で作成された広告を経由して取引が成立した場合、取引高に応じたポイントを特派員に付与する機能を有し、
前記バイヤーの端末に表示される取引フォームには、少なくとも、特派員が前記広告作成部を利用して作成した広告を保存する機能、注文予定の商品を示す注文予定リストを登録する機能、注文が確定した商品を注文番号と紐づけて登録する機能、注文毎に作成された決済伝票を記憶する機能を有することを特徴とする農産品電子商取引システム。 - 前記データベースには、さらにコードで紐付けられた商品の日本語名称と各国の名称が対にして記録され、バイヤーが商品を選択すると、当該商品に紐付けられた前記コードに基づき、バイヤーが設定した言語で商品表示がされる前記言語照合部を備えることを特徴とする請求項1記載の農産品電子商取引システム。
- 前記検疫照合部には、さらに逆引き検索用として、特定の国の条件に対して、不適合だった場合、どの条件が不適合なのか不適合箇所が表示される機能を備えることを特徴とする請求項1記載の農産品電子商取引システム。
- 前記オークション部は、前記最低販売価格が前日の国内市場の取引価格、または出品するセラーにより設定させる機能、数量と購入希望価格が前記バイヤーにより設定される機能、自動オークション中に前記購入許容価格を越える価格を他のバイヤーが入力した場合、前記購入許容価格を設定した前記バイヤーに通知し、購入許容価格の再設定を可能とする機能、オークション終了後、落札したバイヤーに結果を通知するとともに、落札した商品の注文を確定させ、注文履歴として記憶させる機能を有することを特徴とする請求項1記載の農産品電子商取引システム。
- 前記仕入オファー部には、さらにバイヤーから注文された商品の数量が満たされるまで、注文された商品を持つ複数のセラーに対して順に受注の可否の確認を行う機能を有することを特徴とする請求項1記載の農産品電子商取引システム。
- 前記広告作成部は、日本語のバナーと本文で構成される広告の基本ページ作成が完了し た後、設定された外国語でのバナー又は本文の作成が選択されると、テキストボックスが空欄の前記広告の基本ページと同じレイアウトの状態で前記特派員の端末に表示し、前記空欄のテキストボックスに外国語の入力を受け付けることで、商品のバナー及び本文に紐づいた当該広告の外国語ページを複数作成する機能を有し、
前記作成された広告は、バイヤーの専用インターフェイスでは前記バイヤーの設定した言語のページが表示され、
前記特派員が作成した前記広告に基づき、バイヤーとセラーの取引が成立した場合に、前記特派員に成功報酬ポイントが付与される機能を有することを特徴とする請求項1記載の農産品電子商取引システム。
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