JP4471296B2 - 生鮮魚介類の流通システム - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
一方、近年インターネット等のネットワークを用いた電子商取引が急速に普及しつつある。電子商取引は、例えば、ユーザがウェブショップ等のホームページにアクセスし、その商品の情報を閲覧して注文データを送り、商品を購入するものである。電子商取引で取り扱われる商品は多様であり、生鮮魚介類等の商品も提供されている。これは、例えば産地直送販売システムとして、各家庭に設置される通信端末からインターネットを介して商品の掲載されるウェブショップにアクセスし、システムの管理者と契約した生鮮魚介類提供者から直接購入し、産地から直送するようになっている。
また、特許文献2(特開2003−242381号公報)では、生鮮食品の直売支援センターと複数の店舗とを通信回線を介して接続し、直売支援センターにて市場における当日の商品取引価格にて商品を提供する直売支援システムを提案しており、これにより生産者は容易に直売システムに参加でき、消費者にとっても安心して購入できるシステムとしている。
このように、通信網を利用した販売システムを構築することにより、簡単な手続きで且つ迅速に生鮮食料品を提供することが可能となっている。
また、調理施設の無い旅行先で食べたい、遠来の客にプロの地魚料理を食べさせたい、或いは、田舎から新鮮な食材を大量に頂いて嬉しい反面困惑している等のケースもある。このように、消費者の要望に沿った提供方法は未だなされていないのが実情であった。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、産地から提供される生鮮魚介類を消費者の要望する調理方法で調理して提供することができる生鮮魚介類の流通システムを提供することを目的とする。
該管理者サーバは、会員が用いる調理者側端末と供給者側端末と運送者側端末が前記インターネットを介して接続されているとともに、該管理者サーバには、供給者として登録した利用者の会員ID、パスワード、名称、住所、電話番号、取引金融情報、供給魚介類種別情報,地域情報,都府県情報,市町村情報,ひも付け情報で構成される生鮮魚介類供給者データベースと、調理者として登録した利用者の会員ID、パスワード、名称、住所、電話番号、取引金融情報、調理可能材料、調理種目で構成される調理者データベースと、運送者として登録した利用者の会員IDを含む独自の個人情報を蓄積した運送者データベースと、消費者の利用実績、意見、要望の記録を蓄積した消費者データベースとを具えた生鮮魚介類の流通システムであって、
前記管理者サーバにより前記インターネットを介して消費者端末に提供されるホームページの主画面は、タイトル欄、調理者コーナー画面、供給者コーナー画面、運送者コーナー画面、管理者コーナー画面、消費者欄とで構成されており、
前記管理者サーバに組み込まれたソフトウエアによって前記供給者コーナー画面は前記供給者データベースに基づいて、生鮮魚介類の種類と対応する地域ごとに区分けされた会員の生鮮魚介類供給者リストが供給者のホームページにひも付けられ、消費者端末よりの選定信号によって前記生鮮魚介類供給者リストより生鮮魚介類供給者名が選択されると、該選択された供給者のホームページへと移行して、対応する生鮮魚介類毎に取扱う魚種、値段、漁法、捕獲時期、保存法が閲覧でき、
又、前記調理者コーナー画面は前記調理者データベースに基づいて、料理カテゴリ種類と会食場と対応する地域とに区分けされた会員の調理者リストが該調理者のホームページにひも付けられ、消費者端末よりの選定信号によって前記調理者リストより調理者名が選択されると、該選択された調理者のホームページへと移行して、対応する生鮮魚介類分類毎に好適な調理種目と、その値段、そのレシピ、持込み生鮮魚介類の加工代金が閲覧でき、
更に前記運送者コーナー画面は、運送者データベースに基づいて、運送する地域ごとに注文配達若しくは定期便の有無が区分けされた会員の運送者リストが該運送者端末のホームページにひも付けられており、消費者端末よりの選定信号によって前記運送者リストより運送者名が選択されると、該選択された運送者のホームページへと移行して、対応する配達地域毎の値段、定期便の場合はそのコース、時間割が閲覧できるように構成されているとともに、
前記管理者サーバに組み込まれたソフトウエアが、
前記消費者側端末により,会食予定地の存在する地域と希望する調理種目に基づいて前記調理者リストから選定された調理者ホームページから,前記管理者サーバに生鮮魚介類の種類及び料理の種類、数量、喫食の日時を指定して注文された調理者への注文情報を受信する手順と、
前記消費者側端末からの前記調理者への注文情報を調理者側端末に送信する手順と、
前記調理者側端末により,前記調理者への注文情報に基づいて前記供給者リストから選定された供給者ホームページから,魚種、数量、代金、配達日時、注文番号、前記生鮮魚介類供給者データベースに登録された会員IDからなる供給者への注文情報を受信する手順と、
前記調理者側端末からの前記供給者への注文情報を前記会員IDに対応する供給者側端末に送信する手順と、
前記供給者側端末により,前記供給者への注文情報に基づいて前記運送者リストから選定された運送者ホームページから,前記管理者サーバに魚種、数量、代金、配達日時、注文番号、前記運送者データベースに登録された会員IDを指定して注文された運送者への注文情報を受信する手順と、
前記供給者側端末からの前記運送者への注文情報を前記会員IDに対応する運送者側端末に送信する手順と、
を含み、
前記管理者サーバに、前記調理者毎に対応する前記調理者側端末が予め必要と予測される所定の生鮮魚介類の数量若しくは重量からなる発注固定量を設定しておき、前記調理者側端末からの前記供給者への注文情報に応じて前記発注固定量から増減する固定量増減手段を設けるとともに、
前記管理者サーバにより通信網を介して消費者に提供されるホームページの供給者コーナーには、地域と、魚種を縦行と横列に記載したテーブルを表示させ、該テーブルの縦横の交差欄をクリックすると、各地方の都府県→市町村→供給業者リスト→供給業者のホームページへと移行して閲覧が出来るように構成したことを特徴とする。
これにより、消費者が贈答用に生鮮魚介類を送った場合、送り先の消費者の要望に沿った調理方法、調理者を選定することができる。
これは、一般的に生鮮魚介類が取引される市場とは別の場所に生鮮魚介類を一時的に備蓄するストック場を設け、該ストック場を基点として各地に運送する機構とし、該ストック場情報を管理者サーバにより管理するようにしたため、鮮度が重要とされる生鮮魚介類であっても、迅速に且つ効率的に消費者端末に提供することが可能となる。
さらに、前記供給者データベースが、供給者元の生鮮魚介類の在庫を入荷・出荷の度毎に更新する在庫更新手段を備えたことを特徴とする。
このように、供給者の在庫を入荷・出荷の都度リアルタイムに計算・表示することにより、営業終了・在庫確認が深夜になりがちな調理者であっても、翌日の素材をインターネットで簡単に注文することができるようになる。
さらにまた、前記管理者サーバが、前記生鮮魚介類の調理を委託する権利を有する調理券情報を前記消費者側端末に発行する手順を備えることが好ましい。これにより、消費者が前記魚介類を購入すると同時に調理を委託する権利を購入することが可能であり、消費者の購入手続きにおける手間を省き、消費者が要望する生鮮魚介類を簡単に得ることができる。
さらにまた、前記管理者サーバに、前記調理者に対応する生鮮魚介類の発注固定量を設定しておき、前記調理者側端末からの発注要求に応じて前記発注固定量から増減する固定量増減手段を備えたことを特徴とする。このように、前記調理者が予め必要と予測される所定の生鮮魚介類の数量若しくは重量からなる発注固定量を前記管理者サーバに設定しておくことにより発注手続きが簡易化され、且つ状況に応じて前記発注固定量を増減できるようにすることにより、フレキシブルな対応が可能となり、より便利なシステムとすることができる。
また、消費者の中には、インターネットにより産地直送の生鮮魚介類を注文した場合でも、自ら料理が出来ない(或いはしたくない)、調理施設の無い旅行先で食べたい、遠来の客にプロの地魚料理を食べさせたい等、様々な理由で料亭や旅館等の専門の調理者へ料理を注文したい人がいるが、本実施例は、そのような消費者の要望に応え、全国何処でも、何時でも、旬の新鮮な地魚料理を提供することが出来る。
前記ネットバンク5は、図2に示すような構成を有する。ネットバンク5には、管理者用ソフト18に管理されるネットバンク口座51を設ける。そして、ネットバンク口座51には、会員間取引口座52、会員口座53(個々の調理者口座、供給者口座、輸送者口座等)、管理者口座54及び保険口座55が設けられている。
また、前記管理者サーバ10には、前記契約利用者を登録及び記憶管理するデータベースが備えられ、これは夫々の役割に応じて蓄積されている。例えば調理者データベース11には、調理者として登録した利用者のID、パスワード、名称、住所、電話番号、取引金融情報、調理可能材料、調理種目等で構成される。同様に供給者データベース12は、供給者として登録した利用者のID、パスワード、名称、住所、電話番号、取引金融情報、供給魚介類種別等で構成され、運送者3についても夫々独自の個人情報を蓄積したデータベース13を有する。尚、消費者データベース14は、消費者の利用実績、意見、要望等の記録である。
図3は前記ホームページの主画面のイメージ図である。主画面は、タイトル欄、調理者コーナー、供給者コーナー、運送者コーナー、管理者コーナー、消費者欄を備えており、中央部と左辺、右辺はPR欄となっている。
図4は供給者コーナー画面の例である。縦行には北海道地方、東北地方、中部地方等の大ブロックを、横列には鯛、平目、アジ等の魚種を記載しているが、更に、縦横の交差欄をクリックすると、各地方の都府県→市町村→供給業者リスト→供給業者のホームページへと移行して閲覧が出来る。そして、供給業者のホームページには、取扱う魚種、値段、漁法、捕獲時期、保存法等が記載されている。また在庫量は、入出荷の都度リアルタイムに計算・表示され常に注文に備えている。更に各地方には、適宜市場外のストック場とそのホームページを設けて同様な表示をしており、距離的、量的その他の事情で、市場への出荷が不便な供給者の新鮮な地魚を受け入れ、消費者の希望に応えるようにしている。
更に前記ホームページには、既存の産直業者との効果的なリンク(ネットワーク)を備えていてもよい。
図6は運送者コーナー画面の例である。縦行には北海道地方、東北地方、中部地方等の大ブロックを、横列には注文配達、定期便等の区分が記載され、更に、縦横の交差欄をクリックすると、各地方の都府県→市町村→運送者リスト→運送者のホームページへと移行して閲覧が出来る。そして、運送者のホームページには、業務形態(注文配達、定期便、その両方等)、値段、定期便可の場合はそのコース、時間割等が記載されている。
まず、消費者4は、消費者側通信端末によりインターネット6を介して管理者サーバ10に接続し、該管理者サーバ10が提供するホームページを閲覧し(S1)、例えば地魚料理を食べたいと考えた消費者4は、図5に示した調理者コーナーの希望する場所(旅行や会食の予定地等)、カテゴリー(和、中、洋等)の交差欄を選択し、表示される調理者1(料亭、旅館等)のリストから調理者1のホームページへ進む。そして、調理者リスト、調理者のホームページを交互に閲覧し、適当な調理者を選定する(S2)。
選定した調理者のホームページの注文メールが発信できる注文情報画面(注文番号が記載されている)に、料理の種類、数量、喫食の日時、場合によっては供給者を指名する等、必要事項を入力し送信するとともに、指定する銀行口座(後述する会員間取引口座)へ代金を振り込む(S3)。
注文メールは受発注ソフト16へ届き、注文番号と照合して代金の振込みを確認した後、指名調理者と会員間決済ソフト18aへ注文メール(注文番号付、以下同じ)が送信される(S4)。
以後は、会員間取引となるので、注文番号と会員IDを用いて、生鮮食品に必要なスピードを重視した信用取引とする。
そして、選定した供給者2のホームページの注文メールが発信できる注文情報画面に、魚種、数量、代金、配達日時、注文番号、会員ID等の必要事項を入力し送信する(S7)。
注文メールは受発注ソフト16へ届き、会員IDと注文番号を確認後、供給者2と会員間決済ソフト18aへ注文メールが送信される(S8)。
選定した運送者3のホームページの注文メールが発信できる注文情報画面に、魚種、数量、代金、配達先、日時、注文番号、会員ID等の必要事項を入力し送信する(S11)。
また、注文メールは受発注ソフト16へ届き、会員IDと注文番号を確認後、運送者と会員間決済ソフトへ注文メールが送信される(S12)。
さらに、調理者1は、配達された地魚を調理して、消費者4へ地魚料理を提供する(S14)。このとき、通常は料亭等で食べて頂くが、場合によっては指定の場所へ出前配達するようにしても良い。供給者2は地魚を運送者3へ渡した後、それぞれ領収書を受け取り所定期間保管する。また、運送者3は地魚を調理者1へ渡した後、調理者1は地魚料理を消費者4へ提供した後、それぞれ、自己のホームページから、注文番号と自己の会員IDを用いて、素材供給済み(S15)、配達済み(S16)、料理提供済み(S17)の入力を行う。
調理者1は、調理者の素材注文メール(S8)が会員間決済ソフト18aへ届くと、同ソフトの指令により、調理者口座53aから会員間取引口座52へ代金が振り込まれる。そして、会員間決済ソフト18aへ料理提供済み入力(S17)が行われると、同ソフトの指令により、会員間取引口座52から調理者口座53aへ代金が振り込まれる。
供給者2は、供給者の注文メール(S12)が会員間決済ソフト18aへ届くと、同ソフトの指令により、供給者口座53bから会員間取引口座52へ代金が振り込まれる。そして、会員間決済ソフト18aへ素材供給済み入力(S15)が行われると、同ソフト18aの指令により、会員間取引口座52から供給者口座53bへ代金が振り込まれる。
このようにして、会員間決済ソフト18aから、調理者口座53a、供給者口座53b、運送者口座53cへ代金が振り込まれると、同ソフト18aの指令により、その代金の所定%が、取引管理費として管理者口座54へ振り込まれる。
以上の決済において、取引の特定は注文番号により、会員の特定は会員IDにより行われる。また、前提として、消費者(非会員)が会員間取引口座52に前払いで振り込む料理代は、調理者1、供給者2、運送者3の所定の利益、管理費、税金等を含むものとし、各会員と管理者は所定の利益を得るものとする。
図9に、会費等の徴収要領のフローを示す。会費は、管理者用ソフト18の指令により、毎月所定日に、所定額が、調理者1、供給者2、運送者3等の会員口座から、管理者口座54へ振り込まれる。そして、その一部は、不履行等に対する損害賠償基金として保険口座55へ振り込み積み立てられる。以上の他、新入会員から入会登録費を徴収する場合もある。
また、供給者2の情報、即ち漁獲地、漁獲者、漁法、漁獲時期、保存法等が明確で、供給者の指名も可能であり、料理の値段も公開されており、合理的な料金で、安全に安心して楽しく食することが出来る。
また、消費者4が、インターネットによる注文と代金振込みを行った後は、会員間のインターネット取引は、注文番号と会員IDを用いた信用取引で行われるので、非常にスピードが速い。従って、漁獲の翌日(場合によっては当日)の活魚配送も十分可能で、鮮度が命の地魚料理を、調理者は満足に調理出来、消費者は美味しく食することが出来る。
さらに、供給者コーナーには、市場外のストック場とそのホームページも設けているので、距離的、量的その他の事情で、市場への出荷が不便な供給者の新鮮な地魚を受け入れ、消費者の希望に応えることも出来る。
さらにまた、消費者4、供給者2、調理者1、運送者3間のネットワーク6による相互紹介、ローカルな新しい食材の発掘、利用実績、評判、アンケート、ランキング等の蓄積情報の活用による販促、システム改良等が可能である。
前記管理者サーバを介して、消費者3と供給者2(必要に応じて調理者1)との売買が成立した際に、売買成約手続きがなされ、この売買成約情報、即ち売買された生鮮魚介類の種類、個数、価格、産地、漁法等の情報を管理者サーバ10に蓄積し、統計的処理を行った後にこの統計的処理情報を消費者4若しくは供給者2に提供する統計的処理情報提供ソフト(不図示)を設けると良い。これにより、需要の高い生鮮魚介類の種類、価格帯、産地、漁法等が明確になり、消費者側の需要等を的確に把握することが可能となる。
また、前記供給者2からの生鮮魚介類の供給量情報を含む前記生鮮魚介類情報の提供と、前記消費者4から購入要求を時間差を以って処理するようにする。これにより、生鮮魚介類の円滑な売買、時間短縮が可能となり、より新鮮な生鮮魚介類を提供するシステムとすることができる。
図12に、生鮮魚介類を消費者(非会員)から供給者(会員)へ注文する場合(産地直送購入に相当)のフローを示す。
図3に示した管理者サーバ10のホームページを閲覧し、旬の地魚料理を食べたいと考えた消費者4は、図4に示した供給者コーナーの希望する魚種、場所の交差欄をクリックし、表示される供給者のリストから供給者2のホームページへ進む。そして、供給者リスト、供給者のホームページを交互に閲覧し(S21)、適当な供給者2を選定する(S22)。さらに、選定した供給者2のホームページの注文メールが発信できる注文情報画面に、地魚の種類、数量、入手希望日時、また、希望であれば、「調理券」の発行依頼等、必要事項を入力し送信するとともに、地魚の代金(調理券を希望した場合は調理代を含む)を指定する銀行口座(会員間取引口座)へ振り込む。尚、ここで調理券とは、購入した地魚の調理を調理者へ委託する権利を有するものである。
注文メールは受発注ソフト16へ届き、注文番号と照合して代金の振込みを確認した後、供給者と会員間決済ソフト18aへ注文メール(S24)(注文番号付、以下同じ)が送信される(S23)。尚、受発注ソフト16は、「調理券」発行機能を有しており、依頼があれば、注文メール(S24)に添付(又は記載)して送信する。
以下、供給者2、運送者3及び調理券の行使があった場合は調理者1を含む会員間取引及びその決済は、実施例1と同じ要領で行われるため説明を省略する。
また、調理者1とのネットワークが出来ているので、送って貰った地魚を、地元の料亭等へ持ち込んで料金を支払って料理して貰い、そこで食べることも、配達(出前)してもらうことも出来る。
また、遠隔地の友人等へ贈る場合も、活魚輸送や一次処理輸送が可能な他、前記「調理券」(調理者への調理依頼券)等を添えて贈ることにより、その友人等の近くの料亭等へ持ち込んで、前記同様、料理して貰い、そこで食べることも、配達(出前)してもらうことも出来る。
さらに、商店街の一角、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド等、大衆が集まる場所に大型ディスプレイと説明者を配置して、本システムのPRを行うと同時に、説明者の指導で産直購入を行うことが出来る。即ち、一種のインターネット市場(仮想市場)を形成することが出来る。
さらにまた、運送者3の定期便配達を利用して、小型の活魚水槽を用いた活魚配送システム(水の入替えを含む)を構築することも出来る。
以上は、地魚取引の例で説明したが、本実施例は実施例1より、野菜、果物、茸、肉類等の農産・畜産物への適用が容易である。
これによれば、供給者2の在庫は入荷・出荷の都度リアルタイムに計算・表示されるので、営業終了・在庫確認が深夜になりがちな調理者も、翌日の素材をインターネットで注文して安心して就寝出来る(早朝仕入れの苦労から開放される)。また、無駄になるかもしれない余分な在庫をかかえるリスクもない。これはプロ間の取引で、その価値が認められるとまとまったに取引きが期待される。
2 供給者
3 運送者
4 消費者
5 ネットバンク
6 インターネット
10 管理サーバ
11 調理者データベース
12 供給者データベース
13 運送者データベース
14 消費者データベース
15 情報処理・表示ソフト
16 受発注ソフト
17 管理者用データベース
18 管理者用ソフト
18a 会員間決済ソフト
51 ネットバンク口座
52 会員間取引口座
53 会員口座
54 管理者口座
55 保険口座
Claims (1)
- 消費者側端末はインターネットを介して管理者サーバに接続されているとともに、該管理者サーバに記憶されているひも付け情報により会員IDを有する供給者、調理者及び運送者の各々のホームページを閲覧可能に構成され、
該管理者サーバは、会員が用いる調理者側端末と供給者側端末と運送者側端末が前記インターネットを介して接続されているとともに、該管理者サーバには、供給者として登録した利用者の会員ID、パスワード、名称、住所、電話番号、取引金融情報、供給魚介類種別情報,地域情報,都府県情報,市町村情報,ひも付け情報で構成される生鮮魚介類供給者データベースと、調理者として登録した利用者の会員ID、パスワード、名称、住所、電話番号、取引金融情報、調理可能材料、調理種目で構成される調理者データベースと、運送者として登録した利用者の会員IDを含む独自の個人情報を蓄積した運送者データベースと、消費者の利用実績、意見、要望の記録を蓄積した消費者データベースとを具えた生鮮魚介類の流通システムであって、
前記管理者サーバにより前記インターネットを介して消費者端末に提供されるホームページの主画面は、タイトル欄、調理者コーナー画面、供給者コーナー画面、運送者コーナー画面、管理者コーナー画面、消費者欄とで構成されており、
前記管理者サーバに組み込まれたソフトウエアによって前記供給者コーナー画面は前記供給者データベースに基づいて、生鮮魚介類の種類と対応する地域ごとに区分けされた会員の生鮮魚介類供給者リストが供給者のホームページにひも付けられ、消費者端末よりの選定信号によって前記生鮮魚介類供給者リストより生鮮魚介類供給者名が選択されると、該選択された供給者のホームページへと移行して、対応する生鮮魚介類毎に取扱う魚種、値段、漁法、捕獲時期、保存法が閲覧でき、
又、前記調理者コーナー画面は前記調理者データベースに基づいて、料理カテゴリ種類と会食場と対応する地域とに区分けされた会員の調理者リストが該調理者のホームページにひも付けられ、消費者端末よりの選定信号によって前記調理者リストより調理者名が選択されると、該選択された調理者のホームページへと移行して、対応する生鮮魚介類分類毎に好適な調理種目と、その値段、そのレシピ、持込み生鮮魚介類の加工代金が閲覧でき、
更に前記運送者コーナー画面は、運送者データベースに基づいて、運送する地域ごとに注文配達若しくは定期便の有無が区分けされた会員の運送者リストが該運送者端末のホームページにひも付けられており、消費者端末よりの選定信号によって前記運送者リストより運送者名が選択されると、該選択された運送者のホームページへと移行して、対応する配達地域毎の値段、定期便の場合はそのコース、時間割が閲覧できるように構成されているとともに、
前記管理者サーバに組み込まれたソフトウエアが、
前記消費者側端末により,会食予定地の存在する地域と希望する調理種目に基づいて前記調理者リストから選定された調理者ホームページから,前記管理者サーバに生鮮魚介類の種類及び料理の種類、数量、喫食の日時を指定して注文された調理者への注文情報を受信する手順と、
前記消費者側端末からの前記調理者への注文情報を調理者側端末に送信する手順と、
前記調理者側端末により,前記調理者への注文情報に基づいて前記供給者リストから選定された供給者ホームページから,魚種、数量、代金、配達日時、注文番号、前記生鮮魚介類供給者データベースに登録された会員IDからなる供給者への注文情報を受信する手順と、
前記調理者側端末からの前記供給者への注文情報を前記会員IDに対応する供給者側端末に送信する手順と、
前記供給者側端末により,前記供給者への注文情報に基づいて前記運送者リストから選定された運送者ホームページから,前記管理者サーバに魚種、数量、代金、配達日時、注文番号、前記運送者データベースに登録された会員IDを指定して注文された運送者への注文情報を受信する手順と、
前記供給者側端末からの前記運送者への注文情報を前記会員IDに対応する運送者側端末に送信する手順と、
を含み、
前記管理者サーバに、前記調理者毎に対応する前記調理者側端末が予め必要と予測される所定の生鮮魚介類の数量若しくは重量からなる発注固定量を設定しておき、前記調理者側端末からの前記供給者への注文情報に応じて前記発注固定量から増減する固定量増減手段を設けるとともに、
前記管理者サーバにより通信網を介して消費者に提供されるホームページの供給者コーナーには、地域と、魚種を縦行と横列に記載したテーブルを表示させ、該テーブルの縦横の交差欄をクリックすると、各地方の都府県→市町村→供給業者リスト→供給業者のホームページへと移行して閲覧が出来るように構成したことを特徴とする生鮮魚介類の流通システム。
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