JP6352847B2 - 光導波路の製造方法 - Google Patents

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本発明は、SiNまたはSiONより構成されたコアを備える光導波路の製造方法に関する。
近年、光デバイスの小型化、高集積化の要求が高まってきたことから、比屈折率差の高い光導波路の実現が求められてきている。比屈折率差を大きくすれば、シングルモード条件を満たすコア寸法が小さくなり、かつ小さな曲げ半径の光導波路が得られ、結果として光デバイスの小型化が可能になるからである。この目的のため、SiO2にNをドープしたSiONの光導波路が検討され始めている。SiO2にNをドープすることでSiONとなるが、SiONを用いた光導波路はNのドープ量により、酸化膜(SiO2)の屈折率1.45から窒化膜(SiN)の屈折率2.02の間の屈折率が得られ、高い比屈折率差の光導波路が作製可能となる。
SiONの膜を形成する方法としては、屈折率制御性,成膜速度,成膜面積の観点から工業的生産における要求を満たすものとして、シリコンの原料としてSiH4ガスを、酸素、窒素の原料としてO2、N2、N2O、NH3などのガスを用い、これらの混合ガスによるプラズマ励起化学的気相成長法(プラズマCVD法)が広く使われている。
しかし、プラズマCVD法で形成されたSiON膜中は、SiH4やNH3から発生する水素を多量に含むため、上記膜中にO−H基やN−H基やSi−H基が存在し、これらが光を吸収するため損失が大きいという問題を持っている。特に、NHはこの倍音にあたる吸収が通信波長帯の1510nm付近に存在するため、このままでは、SiON光導波路が光通信用には使えないという問題がある。
この問題を解決する1つの方法として、ECRプラズマを用いたCVD法によるSiON膜の成膜が提案されている(特許文献1)。ECRプラズマは他のプラズマに比べて低ガス圧下で高密度プラズマが生成できるため、CVDに応用した場合、酸素ガス、窒素ガスの分解率が高いことによりOやNを膜中に効率よく取り込むことができる。加えて、成膜中に適度のエネルギーを持ったイオンが基板照射されることで、これが緻密な膜形成反応と水素の膜からの脱離反応を促進する特性を持つ。これらのため、ECRプラズマCVD法で形成したSiON膜は、他のプラズマCVD法で形成した同じ屈折率のSiON膜に比べてOH,NH吸収を小さくできる。NH,OHの吸収を完全になくすことはできないが、ECRプラズマCVD法よるSiON膜は、実用上適用可能なレベルの低損失光導波路を実現でき、光通信デバイスに利用されている。
特許第4189361号公報
しかしながら、近年、小型高集積の要求の高まりにより、より屈折率の高いコアによる光導波路が求められ、SiNやSiNに近い屈折率を持つSiONが光導波路コア膜として利用されるようになってきている。この場合、屈折率が高くなるにつれSiON膜中のNの割合が増えることになるためNHも当然増えることになる。このため、ECRプラズマCVD法で成膜するというこれまでの方法だけでは、NHの吸収損失が顕著になり実用的な低損失な光導波路は実現できないという問題が生じている。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、SiNやSiNに近い高い屈折率を持つSiONよりコアを構成した場合において、低損失な光導波路が形成できるようにすることを目的とする。
本発明に係る光導波路の製造方法は、基板の上に下部クラッド層を形成する第1工程と、酸素および窒素の少なくとも1つとシランおよび三フッ化窒素を原料ガスとしたプラズマCVD法により下部クラッド層の上にSiO1-xx(0<x≦1)からなるコア形成膜を形成する第2工程と、コア形成膜をパターニングして下部クラッド層の上にコアを形成する第3工程と、コアが形成された下部クラッド層の上に上部クラッド層を形成する第4工程とを備え、プラズマCVD法は、プラズマ生成室と成膜室とを備えるECRプラズマCVD装置を用いたECRプラズマCVD法であり、第2工程では、酸素および窒素の少なくとも1つをガス導入管でプラズマ生成室に導入し、シランおよび三フッ化窒素を各々別のガス導入管で成膜室に導入し、コア形成膜を形成する。
上記光導波路の製造方法において、第1工程では、酸化シリコンからなる下部クラッド層を形成すればよい。この場合、第1工程の後の第2工程の前に、下部クラッド層の上に接してSiO1-yy(0≦y<1)からなる密着層を形成する第5工程を備え、密着層の上面は、窒素を含む状態とし、第2工程では、密着層に接してコア形成膜を形成すると良い。また、密着層は、厚さ方向に下部クラッド層から離れるほどyが大きくなる状態に形成してもよい
以上説明したように、本発明によれば、酸素および窒素の少なくとも1つとシランおよび三フッ化窒素を原料ガスとしたプラズマCVD法により下部クラッド層の上にSiO1-xx(0<x≦1)からなるコア形成膜を形成するようにしたので、SiNやSiNに近い高い屈折率を持つSiONよりコアを構成した場合において、低損失な光導波路が形成できるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図2は、ECRプラズマCVD装置の構成を示す構成図である。 図3は、図2を用いて説明したECRプラズマCVD装置により形成したSiON膜の屈折率を調べた結果を示す特性図である。 図4Aは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図4Bは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図4Cは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図4Dは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図4Eは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。 図4Fは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するためのフローチャートである。
まず、第1工程S101で、基板の上に下部クラッド層を形成する。次に、第2工程S102で、酸素および窒素の少なくとも1つとシランおよび三フッ化窒素を原料ガスとしたプラズマCVD法により下部クラッド層の上にSiO1-xx(0<x≦1)からなるコア形成膜を形成する。次に、第3工程S103で、コア形成膜をパターニングして下部クラッド層の上にコアを形成する。次に、第4工程S104で、コアが形成された下部クラッド層の上に上部クラッド層を形成する。
ここで、第2工程におけるSiO1-xxからなるコア形成膜の形成(堆積)は、以下に示すECRプラズマCVD装置を用いたECRプラズマCVD法により実施すれば良い。この装置は、プラズマ生成室201、成膜室202、基板台203、磁気コイル204、導波管205、石英窓206、ガス導入管207、ガス導入管208、ガス導入管209を備える。
この装置では、プラズマ生成室201の周囲に配置された磁気コイル204により、プラズマ生成室201内部の適当な領域にECR条件を満たす磁界(875ガウス)を発生させ、成膜室202内においてはプラズマ流211の形でイオンを引き出すための発散磁界を形成させる。
まず、酸素、窒素ガスを、ガス導入管207を通してプラズマ生成室201に導入し、2.45GHzのマイクロ波を導波管205より石英窓206を介してプラズマ生成室201に導入してプラズマを生成する。安定にプラズマが生成されたことが確認されたら、SiH4ガスをガス導入管208により成膜室202の基板台203近傍に供給し、NF3ガスをガス導入管209により成膜室202に供給し、基板Wの近傍で酸素、窒素プラズマと反応させ基板Wの表面にSiON膜を形成する。なお、酸素を供給せずに成膜すれば、SiN膜が形成できる。
この成膜では、プラズマ流211中に発生する電界により加速されたイオンが、基板Wの表面に入射して衝撃を与え、このエネルギーにより膜形成反応が促進され、緻密な高品質なSiON膜が形成される。また同時に、NF3の分解によって生成されたFによって水素(H)をHFとして引き抜く反応(SiONH+F→SiON+HF)を促進するため、水素含有量の少ないSiON膜が形成される。SiNの場合は、NF3の分解によって生成されたFによって水素(H)をHFとして引き抜く反応(SiNH+F→SiN+HF)を促進するため、水素含有量の少ないSiN膜が形成される。
ところで、SiH4とNF3は、同じガス導入管から成膜室202に供給しても構わないが、同じガス導入管を用いると、ガス導入管のなかでSiH4とNF3とが、ある割合で反応してしまう。効率的に成膜反応をさせ、堆積している膜からの水素引き抜き反応に作用させるためには、上で説明したように、別のガス導入管から成膜室202に供給するのが望ましい。
なお、基板台203には、図示していないがヒーターが埋め込まれ、成膜中の基板Wの温度を、例えば200℃程度に維持可能としている。基板Wの上に形成される膜の均一性を高めるため、基板台203を傾けて回転させる機構を備えるようにしてもよい。
図2に示すようなECRプラズマCVD装置は、プラズマ生成にECR条件を用いているため、0.01〜1Paの低ガス圧で安定にプラズマを生成でき、膜の形成では、0.1〜0.5Pa程度のガス圧を用いればよい。このように、ECRプラズマは、低ガス圧,高エネルギー電子の特徴から、従来のプラズマCVD法に比較して、導入ガス分子の分解、励起、イオン化が著しく向上する。さらに、本装置構成では、イオンは発散磁場の効果によって成膜室202内の基板台203にまで引き出され、低エネルギーのイオン衝撃によって基板表面での膜形成反応を促進する。
次に、上述したようにNF3も用いたCVD法により成膜したSiON膜の屈折率について図3を用いて説明する。図3は、図2を用いて説明したECRプラズマCVD装置により形成したSiON膜の屈折率を調べた結果を示す特性図である。SiH4ガスの流量を20sccm、NF3を10sccm、酸素を20sccm、窒素を80sccmとした条件で成膜し、エリプソメータで波長632.8nmでの屈折率を測定した結果である。なお、sccmは流量の単位であり、0℃・1013hPaの流体が1分間に1cm3流れることを示す。
屈折率が1.71のSiON膜が安定に形成できている。フーリエ変換赤外分光度計による測定で、膜中の水素が大幅に低減されることも確認されている。なお、成膜中のガス圧は0.23Pa、マイクロ波パワーは500Wである。このとき、成膜速度は、0.1μm/min以上と実用的な値である。
次に、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法について、図4A〜図4Fを用いてより詳細に説明する。図4A〜図4Fは、本発明の実施の形態における光導波路の製造方法を説明するための各工程における状態を示す構成図である。図4A〜図4Fでは、断面を模式的に示している。
まず、図4Aに示すように、単結晶シリコンからなる基板101の上に、酸化シリコンからなる層厚3μm程度の下部クラッド層102を形成する。例えば、基板101の表面を熱酸化することで、下部クラッド層102を形成すれば良い。
次に、図4Bに示すように、下部クラッド層102の上に接してSiO1-yy(0≦y<1)からなる密着層107を形成する。密着層107の上面は、窒素を含む状態とする。例えば、密着層107は、厚さ方向に下部クラッド層102から離れるほどSiO1-yyのyが大きくなる状態に形成するとよい。
ここで、上述したように、下部クラッド層102から離れるほど窒素の組成比が大きくなる組成遷移させた密着層107の形成について、より詳細に説明する。まずO2のECRプラズマにより下部クラッド層102の表面をクリーニングした後、ここにSiH4ガスを導入し、下部クラッド層102の上に酸化シリコン膜が数nm程度堆積した状態とする。次に、O2,SiH4ガスに加えて窒素ガスを導入し、所定の屈折率(1.51)のSiONが形成できる条件までO2ガス、SiH4ガス、窒素ガスの流量を徐々に増加させる。この過程で、初期に形成した酸化シリコン膜の上に窒素濃度が徐々に増加して目的のSiON膜へ組成が遷移する密着層107が形成できる。
密着層107は初期に形成した酸化シリコン膜の上に窒素濃度が徐々に増加して目的のSiON膜へ組成が遷移する膜であることが望ましいが、酸化シリコン膜と目的のSiON膜の間の組成であれば、窒素濃度が一定の膜であってもほぼ同様な効果が得られるので、窒素濃度が一定の膜であっても構わない。また、密着層107の形成においてNF3ガスを添加しても構わない。このように形成した密着層107は、下部クラッド層102との接触面は窒素を含まず、酸化シリコンからなる下部クラッド層102との間でより高い密着性が得られる。
次に、図4Cに示すように、密着層103の上に接してSiO1-xx(0<x≦1)からなる膜厚3μm程度のコア形成膜104を形成する。コア形成膜104の形成では、前述したように、酸素および窒素の少なくとも1つとシランおよび三フッ化窒素を原料ガスとしたプラズマCVD法により、上述した密着層107の形成に引き続いて所望のxとしたSiO1-xx(0<x≦1)を堆積すればよい。これにより、水素の含有量が少ない状態でコア形成膜104が形成できる。また、密着層107のコア形成膜104との接触面は、窒素濃度が高い状態とされているので、SiO1-xxからなるコア形成膜104との間でより高い密着性が得られる。
次に、図4Dに示すように、コア形成膜104のコア形成箇所の上に、公知のフォトリソグラフィー技術により、レジストパターン151を形成する。次に、レジストパターン151をマスクとしてコア形成膜104および密着層103をエッチングすることで、図4Eに示すように、密着層113の上にコア114が形成された状態とする。コア114は、導波方向に垂直な断面の寸法を0.5×0.5μm程度とすれば良い。
例えば、カーボンとフッ素とを含むガスを用いたリアクティブイオンエッチングにより、コア形成膜104および密着層103を選択的にエッチングすることで、密着層113およびコア114が形成できる。なお、密着層103は上述したパターニングをせず、下部クラッド層102の全域に残すようにしてもよい。
次に、レジストパターン151を除去した後、図4Fに示すように、コア114が形成された下部クラッド層102の上に上部クラッド層105を形成する。上部クラッド層105は、コア114を埋め込むように形成する。例えば、上述したECRプラズマCVD装置を用いて酸化シリコンを堆積することで、上部クラッド層105を形成すれば良い。このとき、NF3を添加して酸化シリコン膜を堆積すると、OHの少ない膜が形成できるのでよりよい。以上のことにより、基板101の上に下部クラッド層102が形成され、下部クラッド層102の上にSiO1-xx(0<x≦1)からなるコア114が形成され、これらの上に上部クラッド層105が形成された光導波路が得られる。
なお、上述したコア114の断面寸法や各クラッド層の厚さは、コア114をSiNから構成した場合の値であり、コアをSiONとした場合や目的のデバイスによってコアの屈折率を変えた場合は、各寸法を適宜設定する。
以上に説明したように、本発明によれば、酸素および窒素の少なくとも1つとシランおよび三フッ化窒素を原料ガスとしたプラズマCVD法により下部クラッド層の上にSiO1-xx(0<x≦1)からなるコア形成膜を形成するようにしたので、SiNやSiNに近い高い屈折率を持つSiONよりコアを構成した場合において、低損失な光導波路が形成できる。
上述では、一例としてECRプラズマを利用したプラズマCVD法による場合を説明したが、他のプラズマCVD法でもNF3ガスを原料ガスに混ぜることでSiON膜中の水素を引き抜く反応起こすことができる。
ただし、原料ガスにNF3を用いているので、ECRプラズマCVD法を用いた方が良い。ECRプラズマは電子温度が高いため、ガスを効率よく分解する。このため、基板に対し、NF3から分解によるFが多く供給でき、本発明の効果を高めることができる。また、プラズマ生成室に近いほどプラズマ電子温度が高くガスの分解が起こりやすいので、図2に示すECRプラズマCVD装置において、ガス導入管208によりSiH4を導入し、ガス導入管209によりNF3を導入するとよい。このようにすることで、NF3は、ECRプラズマの作用をより多く受けてFの発生がより多くなり、SiH4は、ECRプラズマの作用が比較的小さくなりHの発生は少なくできるので、より発明の効果を高めることができる。
本発明によれば、水素の取り込みが少ないSiON膜が形成でき、結果として、光導波路にしたときにNHの吸収が少ないため、通信波長帯においても低損失な光素子を作ることができる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
101…基板、102…下部クラッド層、103…密着層、104…コア形成膜、105…上部クラッド層、113…密着層、114…コア、151…レジストパターン。

Claims (4)

  1. 基板の上に下部クラッド層を形成する第1工程と、
    酸素および窒素の少なくとも1つとシランおよび三フッ化窒素を原料ガスとしたプラズマCVD法により前記下部クラッド層の上にSiO1-xx(0<x≦1)からなるコア形成膜を形成する第2工程と、
    前記コア形成膜をパターニングして前記下部クラッド層の上にコアを形成する第3工程と、
    前記コアが形成された前記下部クラッド層の上に上部クラッド層を形成する第4工程と
    を備え
    前記プラズマCVD法は、プラズマ生成室と成膜室とを備えるECRプラズマCVD装置を用いたECRプラズマCVD法であり、
    前記第2工程では、酸素および窒素の少なくとも1つをガス導入管で前記プラズマ生成室に導入し、シランおよび三フッ化窒素を各々別のガス導入管で前記成膜室に導入し、前記コア形成膜を形成す
    ことを特徴とする光導波路の製造方法。
  2. 請求項1記載の光導波路の製造方法において、
    前記第1工程では、酸化シリコンからなる前記下部クラッド層を形成することを特徴とする光導波路の製造方法。
  3. 請求項2に記載の光導波路の製造方法において、
    前記第1工程の後の前記第2工程の前に、前記下部クラッド層の上に接してSiO1-yy(0≦y<1)からなる密着層を形成する第5工程を備え、
    前記密着層の上面は、窒素を含む状態とし、
    前記第2工程では、前記密着層に接して前記コア形成膜を形成する
    ことを特徴とする光導波路の製造方法。
  4. 請求項3記載の光導波路の製造方法において、
    前記密着層は、厚さ方向に前記下部クラッド層から離れるほどyが大きくなる状態に形成することを特徴とする光導波路の製造方法。
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