JP6352696B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP6352696B2
JP6352696B2 JP2014130412A JP2014130412A JP6352696B2 JP 6352696 B2 JP6352696 B2 JP 6352696B2 JP 2014130412 A JP2014130412 A JP 2014130412A JP 2014130412 A JP2014130412 A JP 2014130412A JP 6352696 B2 JP6352696 B2 JP 6352696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
fluid
flow path
end side
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014130412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015028416A (ja
Inventor
猛 宗石
猛 宗石
敬一 関口
敬一 関口
石峯 裕作
裕作 石峯
和彦 藤尾
和彦 藤尾
森山 正幸
正幸 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2014130412A priority Critical patent/JP6352696B2/ja
Publication of JP2015028416A publication Critical patent/JP2015028416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6352696B2 publication Critical patent/JP6352696B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来、各種の冷却システム等に用いられる熱交換器が例示されている。このような熱交換器としては、例えば、略平行に並べられた複数の長板と前記長板相互間のスリットからなり、前記長板のいくつかの表面に長手方向に連続して凹みが設けられた基板が複数積層され、隣接する前記基板の前記長板相互が接続されて管を構成するとともに、前記凹みが管内流路を構成し、かつ前記スリットが管外流路を構成してなる熱交換器が例示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−300062号公報
ところで、現在上述したような熱交換器として、さらに熱交換効率の向上した熱交換器が求められている。
それゆえ、例えば上述の特許文献1に記載されたような基板を複数積層してなる熱交換器が考えられるが、基板とこれらの基板をつなぐヘッダー部との接続部より流体が漏れだすおそれがあった。
それゆえ、本発明の目的は、流体が漏れることを抑制し、信頼性が向上した熱交換器を提供することにある。
本発明の熱交換器は、セラミック焼結体からなり、第1の流体と第2の流体とで熱交換を行なう熱交換器であって、該熱交換器は、内部が第1の流体が流れる第1流路とされるとともに、それぞれが空間を有して配置され、該空間が第2の流体が流れる第2流路とされた複数個の第1部材と、複数個の該第1部材の一端側で前記第1流路同士と連通し、前記第1の流体を前記第1部材に導入するための第2部材と、複数個の前記第1部材の他端側で前記第1流路同士と連通し、前記第1部材を流れた流体を排出するための第3部材と、前記第1部材間に配置され、前記第2部材および前記第3部材のそれぞれの外周を覆うとともに、一端面および他端面が第1部材と接続された第4部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の熱交換器は、一端面および他端面が第1部材と接合されているとともに、第2部材および第3部材の外周を覆う第4部材を備えることから、流体が漏れだすことを抑制でき、信頼性の向上した熱交換器とすることができる。
(a)は本実施形態の熱交換器の一例を示す外観斜視図であり、(b)は断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示す熱交換器を構成する部材を抜粋して示し、(a)は第1部材の一例を示す斜視図、(b)は第2部材および第3部材の一例を示す側面図、(c)は第4部材の一例を示す斜視図である。 (a)は本実施形態の熱交換器の他の一例を示す外観斜視図であり、(b)は断面図である。
以下、図面を用いて本実施形態の熱交換器について説明する。
図1(a)は本実施形態の熱交換器の一例を示す外観斜視図であり、(b)は断面図であり、図2は、図1に示す熱交換器のうち、(a)は第1部材の一例を示す斜視図、(b)は第2部材および第3部材の一例を示す側面図、(c)は第4部材の一例を示す斜視図である。なお、以降の図において同一の部材については同一の番号を付するものとする。
図1に示す熱交換器1は、セラミック焼結体から構成されている。熱交換器1をセラミック焼結体から構成することにより、耐熱性や耐腐食性に優れた熱交換器とすることができる。このようなセラミック焼結体を構成する材料としては、熱交換の対象とする流体の特性に合わせて適宜選択して用いればよく、アルミナ、ジルコニア、炭化硅素、窒化珪素、窒化アルミニウムやこれらの複合材料を選択すれば良い。例えば、炭化珪素を主成分とするならば、比較的熱伝導率が高いので、熱交換器の熱交換効率を高めることができ、また、アルミナを主成分とするならば、原料代が安く加工しやすいので、比較的安価に熱交換器を製造することができる。特に、熱交換器1において、最も熱交換に寄与しやすい第1部材2が、炭化珪素を主成分とするセラミック焼結体から構成されていることが、熱交換器1の熱交換効率を高める点で好ましい。
本実施形態の熱交換器1は、内部が第1の流体が流れる第1流路8とされるとともに、それぞれが空間を有して配置され、該空間が第2の流体が流れる第2の流路10とされた複数個の第1部材2を備えている。なお第1の流体および第2の流体は、液体や気体等、目的に応じて適宜用いることができ、例えば第1の流体を水等の液体とし、第2の流体をガス等の気体とすることができる。
また、第1部材2の一端側には、第1流路8同士と連通し、第1の流体を第1部材(第1流路8)に導入するための第2部材3を備えており、第1部材2の他端側には、第1流路8同士と連通し、第1部材2(第1流路8)を流れた流体を外部に排出するための第3部材4を備えている。なお、ここでいう一端側および他端側とは、第1の流体の流れる方向に沿った一端側および他端側を意味する。
第1部材2においては、第2部材3および第3部材4と連通する必要があるため、図2(a)に示すように、第2の部材3および第3の部材4のそれぞれと連通するための孔を有している。なお、図1に示す熱交換器1においては、第1の部材2のうち、第1の流体が流れる方向に沿った一端である最上段に配置される第1部材2(図1においては、2aに該当する。)の底面に孔(図示せず)を有し、最上段以外に配置される第1部材2(図1においては、2b、2cに該当する。)が孔である貫通孔14を有している。そして、第2部材3や第3部材4を、これらの孔に挿入して配置することにより、第1部材2と、第2部材3および第3部材4とを簡単に組み合わせることで、各流路を容易に連通させることができる。なお、最上段に位置する第1の部材2aにおいては、内部を流れる流体が外部に漏れないよう、上面側には孔は設けられておらず、貫通孔14とはされていない。
一方、第2部材3と第3部材4とは、図2(b)に示すように、1つの筒状(例えば円筒状)の部材で構成されており、その一部には第1部材2と連通するための連通部15を備えている。第2部材3および第3部材4を1つの筒状の部材とした場合には、第2部材
3および第3部材4を流れる第1の流体が漏れ出すことを効果的に抑制できる。なお、図2(b)においては、第2部材3および第3部材4の一部を省略して図示している。
そして、この連通部15と貫通孔14とを連通させることで、第2部材3の内部に設けられた流路(以下、入口流路7という。)を流れた第1の流体は、それぞれの第1部材2内の第1流路8に流れ、この第1流路8を流れる間に、第2の流路10を流れる第2の流体と熱交換することができる。また、第1流路8を流れた第1の流体は、第3部材4の内部に設けられた流路(以下、出口流路9という。)を流れて外部に排出される。
また、入口流路7を流れた第1の流体が、効率よく第1流路8に流れ、また第1流路8を流れた第1の流体が効率よく出口流路9に流れるよう、図2(a)に示す貫通孔14および図2(b)に示す連通部15においては、それぞれ第1部材2bの内側における部分のみが開口している。
なお、上述の例では、第2部材3および第3部材4を、1つの筒状の部材とした例について説明したが、第2部材3や第3部材4を複数個用意し、それぞれを第1部材2間に配置して、第2部材3や第3部材4における連通部15と第1部材2の貫通孔14とが連通するように第1部材2に接続してもよい。
また、熱交換器1は、効率のよい熱交換を行なうにあたっては、第1の流体と第2の流体とが対向流となるように配置することが好ましいが、必ずしも対向流となるように配置する必要はなく、例えば直交流となるように配置するほか、適宜、目的とする流体の流れに合わせて配置することができる。
ところで、上述のように、第1部材2に設けられた孔に第2部材3および第3部材4を挿入することで、入口流路7、第1流路8および出口流路9がそれぞれ連通することとなる。また、第2部材3や第3部材4を第1部材2に接続することで、入口流路7、第1流路8および出口流路9がそれぞれ連通することとなる。しかしながら、場合によっては、第1部材2と、第2部材3および第3部材4との接続部から、第1の流体が漏れだすおそれがある。ここで、第1の流体が漏れ出した場合には、熱交換効率が低下するほか、第1の流体によっては、熱交換器1が配置される各種装置等に悪影響を及ぼすおそれがある。
それゆえ、図1に示す熱交換器1においては、第1部材2間に配置され、第2部材3および第3部材4のそれぞれの外周を覆うとともに、一端面および他端面が第1部材2と接続された第4部材6を備えている。なお、第4部材6の一例を図2(c)に示している。このような第4部材6の外形は、第2部材3および第3部材4に合わせた形状することができ、例えば円筒状とすることができる。
それにより、第1部材2と、第2部材3および第3部材4との接続部から第1の流体が漏れた場合であっても、第4部材6が第1部材2と一端面および他端面が接続されていることから、第1の流体が外部に漏れることを抑制することができる。それにより、信頼性の向上した熱交換器1とすることができる。
なお、図1においては、第4部材6の内面が、第2部材3および第3部材4の外面とそれぞれ接続された例を示しているが、必ずしも接続されている必要はなく、例えば第2部材3および第3部材4の外面と隙間を空けて配置されていても構わない。この場合には、もし第1部材2と、第2部材3および第3部材4との接続部から第1の流体が漏れた場合においては、この隙間が漏れた第1の流体を留めるための貯留部の役目を果たすこととなる。
なお、図1に示す熱交換器1においては、下端に第2部材3に第1の流体を導入する導入部11と、第3部材4を流れた第1の流体を収集する収集部12とを備えるフランジ部5を有している。
それにより、フランジ部5の一方側から導入された第1の流体は、入口流路7、第1流路8および出口流路9を流れて、フランジ部5の他方側から排出される。ちなみに、図1(a)においては、出口流路9の出口13を図示している。
なお、導入部11および収集部12は、それぞれが混合しないよう、独立して設けられていればよく、また、導入部11および収集部12は互いに独立した流路を形成しても良く、その大きさは適宜設定することができる。このように、導入部11および収集部12が一体となったフランジ部5を用いたならば、フランジ部でも熱交換をすることができるので、熱交換器の熱交換効率を高めることができる。
また、第1部材2に設けられる第1流路8は、第1の流体が効率よく流れる構成とすることが好ましい。それゆえ、例えば第2部材3との接続部から内側に向けて広がった構成として、また第3部材4との接続部に向けて狭まった構成とすることもできる。このような構成とすることにより、第2部材3から導入された第1の流体が、第1流路8に留まることを抑制でき、効率よく第1の流体が第1流路8を流れることができるほか、第1流路8を大きく設けることができる。さらに、第1流路8の内部に、第1の流体が流れる方向に沿って延びる壁を設けてもよい。それにより、入口流路7を流れた第1の流体を、効率よく出口流路9に向けて流すことができ、かつ流体と壁とが接触する表面積を大きくできるため、熱交換効率を向上することができる。
また、第2部材3および第3部材4を複数個の部材より構成した場合には、第2部材3の入口流路7を流れる第1の流体が、第1の流体の流れる方向の先端側に位置する第1流路8に多く流れ、入口側の第1流路8に流れる量が少なくなることを抑制できるよう別部材を設けてもよい。例えば、第1流路8の第2部材3側の端部や、貫通孔14の内部、さらには第2部材3の内部等に、第1の流体が各第1流路8に流れやすくなるよう、入口流路7の入口側に向けて延びる板状の流量調整部材を設けることもできる。
また、本実施形態の熱交換器1においては、温度の低い第1の流体と温度の高い第2の流体とで熱交換することに伴い、熱交換器1において熱衝撃を受ける場合がある。特に第1部材2と、第2部材3および第3部材4との接合部はこの熱衝撃を受けやすい。中でも、内部を流れる第1の流体と第2の流体との温度差の大きい、第1部材2と第2部材3との接続部においては、特に熱衝撃を受けるおそれがあり、この場合に接続が外れるおそれがある。
ここで、第4部材6の熱伝導率を、第2部材3の熱伝導率よりも低くすることにより、第2の流体の熱が第2部材3に伝わりにくくすることができる。それにより、第1部材2と、第2部材3との接続部において、熱衝撃を受けるおそれを少なくすることができ、熱交換器1の信頼性を向上することができる。同様に、第4部材6の熱伝導率を、第3部材4の熱伝導率よりも低くすることによっても、第1部材2と第3部材4の接続部が熱衝撃を受けるおそれを少なくすることができ、熱交換器1の信頼性を向上することができる。
なお、第4部材6の熱伝導率を、第2部材3および第3部材4の熱伝導率より低くするには、第4部材6を熱伝導率の低いセラミック焼結体より構成するか、第2部材3および第3部材4と第4部材6とを、同じ主成分からなるセラミック焼結体とするならば、第4部材6の気孔率を第2部材3および第3部材4の気孔率よりも高くすればよい。
なお、上述の熱交換器は、特にその用途が制限されるものではなく、例えば各種レーザー装置のほか、熱交換を行なうものであれば適宜適用することができる。
以下に、上述した熱交換器1の作製方法について説明する。
まず、第1部材2、第2部材3、第3部材4、第4部材6およびフランジ部5のそれぞれを個別に作製する。
例えば、それぞれの部材を構成する主成分となる原料(炭化珪素、アルミナ等)の粉末に、焼結助剤、バインダ、溶媒および分散剤等を添加して適宜混合して、スラリーを作製する。このスラリーを用いて、ドクターブレード法により形成したセラミックグリーンシートを製品形状に合わせて金型により打ち抜いたセラミックグリーンシートを積層して積層体である成形体を作製して、これら成形体を焼成することで、各部材を作製する。また、セラミックグリーンシートの他の製造方法としては、スラリーを噴霧造粒法(スプレードライ法)により噴霧乾燥して造粒することによって顆粒を作製し、その顆粒をロールコンパクション法によって製造しても良い。
また、成形体の他の製造方法としては、スラリーを坏土に調整して押出成形法で作製するほか、顆粒を用いてメカプレス法や冷間静水圧加圧成形(CIP)法で作製しても良い。
なお、成形体や焼成体を適宜加工して、これらの各部材を形成してもよい。
また、第4部材6の熱伝導率を、第2部材3および第3部材4の熱伝導率よりも低くするにあたって、第4部材6の気孔率を第2部材3および第3部材4の気孔率よりも高くするには、例えば、第4部材6となるスラリー作製時に、樹脂ビーズのような気孔形成剤を添加する、焼結助剤の添加量を減らす、成形体の密度を低くするなどの方法がある。
そして、第1の流体が流れる方向に沿った一端となる第1部材2に設けられた孔に、第2部材3および第3部材4とを挿入する。続いて第2部材3および第3部材4に、第4部材6を挿入する。さらに続いて第1部材2、第4部材6を順に繰り返して挿入して、最後にフランジ部5を接続する。なお各部材は接着剤等を塗布した状態で挿入し、最終的に作製したものを熱処理することで、本実施形態の熱交換器1とすることができる。なお、第2部材3および第3部材4を1つの筒状体より構成する場合は、第1部材2と第4部材6を積層して、その後第2部材3および第3部材4を挿入して形成してもよい。
さらに、第2部材3および第3部材4の複数個のそれぞれを、第1部材2間において接続した熱交換器とするにあたっては、例えば第1部材2に、接着剤等にて第2部材3および第3部材4の一端面を接続した後、他端面を接着材等にて第1部材2に接続することを繰り返せばよい。
ここで、使用される接着剤としては、耐熱性や耐腐食性に優れているものとして、無機接着剤を用いることが好ましい。無機接着剤としては、例えば、SiO−Al−B−RO系ガラス(R:アルカリ土類金属元素)を用いれば良い。無機接着剤としてこのようなガラスを用いたならば、熱処理を行った際に部材を劣化させることなく、互いの部材を強固に接合できるうえに、耐熱性や耐腐食性に優れているので、熱交換器の信頼性を向上することができる。
図3は本実施形態の熱交換器の他の一例を示し、(a)は外観斜視図であり、(b)は断面図である。
図3に示す熱交換器16は、図1に示す熱交換器1と比較して、第2部材17が、第1の流体が流れる方向の一端側における入口流路7の幅が、第1の流体が流れる方向の他端側である入口側における入口流路7の幅よりも狭い形状とされている。すなわち、第2部材17における入口流路7が上に向けて先細りとなっている。
図1に示したように入口流路7が同じ幅で形成されている場合に、第1の流体が流れる方向の一端側における第1流路8に、多くの第1の流体が流れ、入口側に位置する第1流路8に流れる第1の流体の量が少なくなり、それにより効率のよい熱交換ができなくなるおそれがある。
ここで、図3に示した熱交換器16のように、第2部材17において、第1の流体が流れる方向の一端側における入口流路7の幅を、第1の流体が流れる方向の他端側である入口側における入口流路7の幅よりも狭くすることによって、より多くの量の第1の流体を、入口側に位置する第1流路8に流すことができ、それにより熱交換効率を向上することが可能な熱交換器16とすることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
上述の図3で示した熱交換器16の例においては、第2部材17において、第1の流体が流れる方向の一端側における入口流路7の幅を、第1の流体が流れる方向の他端側である入口側における入口流路7の幅よりも狭くする例を示したが、この場合に、第3部材4においては第2部材3とは逆に、第1の流体が流れる方向の一端側である出口側における出口流路9の幅を、第1の流体が流れる方向の他端側である出口流路9の幅よりも広い構成とすることができる。すなわち、第3部材4における出口流路9が、上に向けて先細りとすることができる。それにより、より多くの量の第1の流体を、入口側(出口側)に位置する第1流路8に流すことができ、それにより熱交換効率を向上することが可能な熱交換器16とすることができる。
また、さらに熱交換効率の向上した熱交換器1、16とするにあたり、例えば第1部材2を、表面に、平均粒径が第1部材2の平均結晶粒径よりも大きい突起を設けてもよい。この場合であっても、熱交換効率の向上した熱交換器1、16とすることができる。
さらには、第1部材2の内部に、複数の流路を設けるための隔壁部を設けることもでき、この場合に、流路の直上または直下における外表面を流路に向けて湾曲させた形状としてもよい。この場合であっても、熱交換効率の向上した熱交換器1、16とすることができる。
1、16:熱交換器
2:第1部材
3、17:第2部材
4:第3部材
5:フランジ部
6:第4部材
7:入口流路
8:第1流路
9:出口流路
10:第2の流路

Claims (5)

  1. セラミック焼結体からなり、第1の流体と第2の流体とで熱交換を行なう熱交換器であって、
    該熱交換器は、
    内部が第1の流体が流れる第1流路とされるとともに、それぞれが空間を有して配置され、該空間が第2の流体が流れる第2流路とされた複数個の第1部材と、
    複数個の該第1部材の一端側で前記第1流路同士と連通し、前記第1の流体を前記第1部材に導入するための第2部材と、
    複数個の前記第1部材の他端側で前記第1流路同士と連通し、前記第1部材を流れた流体を排出するための第3部材と、
    前記第1部材間に配置され、前記第2部材および前記第3部材のそれぞれの外周を覆うとともに、一端面および他端面が第1部材と接続された第4部材と、
    を備えることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1部材が、一端側および他端側に貫通孔または孔を有しており、それぞれの孔に前記第2部材および前記第3部材が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第2部材に前記第1の流体を導入する導入部と、前記第3部材を流れた第1の流体を収集する収集部とを備えるフランジ部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記第2部材が、前記第1の流体が流れる方向の一端側における流路の幅が、前記第1の流体が流れる方向の他端側である入口側における流路の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の熱交換器。
  5. 前記第4部材の熱伝導率が、前記第2部材の熱伝導率よりも低いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の熱交換器。
JP2014130412A 2013-06-28 2014-06-25 熱交換器 Active JP6352696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014130412A JP6352696B2 (ja) 2013-06-28 2014-06-25 熱交換器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136837 2013-06-28
JP2013136837 2013-06-28
JP2014130412A JP6352696B2 (ja) 2013-06-28 2014-06-25 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015028416A JP2015028416A (ja) 2015-02-12
JP6352696B2 true JP6352696B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=52492192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014130412A Active JP6352696B2 (ja) 2013-06-28 2014-06-25 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6352696B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3575722B1 (en) * 2017-01-30 2023-04-12 KYOCERA Corporation Heat exchanger

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291220A (ja) * 1986-10-07 1987-04-25 Asahi Glass Co Ltd 缶体構造
JPH02147667U (ja) * 1989-04-28 1990-12-14
JP2915780B2 (ja) * 1994-03-28 1999-07-05 日本碍子株式会社 セラミック製シェルアンドチューブ型熱交換器の製造方法
ITMI20031268A1 (it) * 2003-06-24 2004-12-25 Italprotec S A S Di Cotogni Carla E C Scambiatore di calore a fascio tubiero.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015028416A (ja) 2015-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6262770B2 (ja) 熱交換用部材および熱交換器
US20080179046A1 (en) Water cooling apparatus
EP2413079B1 (en) Ceramic heat exchanger and method for manufacturing same
JP7208326B2 (ja) 熱交換器
US9643288B2 (en) Heat exchange reactor using thin plate provided with flow path therein and method of manufacturing the same
RU2010130572A (ru) Узел микрореактора, включающий в себя соединительную основу
JP6352696B2 (ja) 熱交換器
JP6325674B2 (ja) 熱交換器
JPWO2015182553A1 (ja) 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体モジュール
JPWO2018083841A1 (ja) 磁気冷凍機用の磁性部材
JP2018017424A (ja) 熱交換器の製造方法
CN115443048A (zh) 一种环路热管结构及电子产品
JP7267413B2 (ja) 流路部材
JP4572911B2 (ja) 熱交換器
JP2023522749A (ja) プレートパッケージおよび中空マニホールドを含む熱交換器
JP6980607B2 (ja) 熱交換器および熱交換システム
TW202200955A (zh) 調溫單元
JP6352773B2 (ja) 熱交換用部材および熱交換器
KR101202773B1 (ko) 마이크로 채널 열교환기
TWI836210B (zh) 包含板封裝及中空岐管的熱交換器
GB2428780A (en) Perforated plate heat exchanger
JP5743948B2 (ja) 熱交換器
JP2005300062A (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP2018096581A (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP2012137112A (ja) 断熱材、断熱材の製造方法、および建物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6352696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150