JP6351660B2 - ホタル飼育用装置 - Google Patents

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Description

本発明はホタル飼育用装置に関する。
自然界においては、ホタルは、孵化して幼虫になるとすぐに水中へ移動し、水中で主にカワニナ又はタニシという巻貝を餌にして成長する。その後、ホタルの幼虫は、陸上へ移動し、土の中で蛹になり、羽化して成虫になる。成虫になったホタルは、水辺の植物に産卵し、一生を終える。この自然界での営みは、清浄な水が存在する場所でのみ可能であり、近年、そのような場所は非常に限られ、ホタルを観察することができる機会は非常に少ない。そこで、ホタルの産卵に始まって、幼虫の成長及び羽化して成虫なるまで、またはその一部を人工的に再現し、ホタルを観察できるようにする試みがなされている。
例えば、特許文献1には、水槽と、該水槽内に形成された透水層と、該透水層上の土壌層と、前記水槽内にあって前記透水層により隔てられた滞水部及び水溜部と、前記滞水部及び前記水溜部にそれぞれに溜められた水と、前記水溜部に溜められた水を前記滞水部へ送るためのポンプとを含み、前記透水層は、土と、該土に埋められた炭素繊維マットとからなるホタル飼育用装置が開示されている。
前記水溜層に溜められた水は、前記ポンプにより前記滞水部へ送られる。これにより、前記水溜部に溜められた水の水位は、前記滞水部に溜められた水の水位より低くなるため、前記滞水部に溜められた水は、前記透水層を通って前記水溜部へ流れ、前記水溜部に溜まる。前記水が前記透水層を通るとき、前記水は前記炭素繊維マットにより濾過される。このように前記炭素繊維マットが濾過材として機能するため、前記水溜部に溜まった水は比較的清浄である。このため、前記水溜部に溜まった水を前記ポンプにより前記滞水部へ送ることにより、比較的清浄な水を前記滞水部に供給することができる。これにより、比較的清浄な水を好む前記カワニナやタニシの成長を促すことができ、前記ホタルの幼虫をより大きく成長させることができる。
また、特許文献2には、水槽と、水槽内に溜められた水と、該水の中に配置された複数層の土壌を含み、土壌の一部の層に珊瑚の破砕片を含む層を有し、前記水の中でホタルの幼虫とカワニナとを成育させる、非常に大がかりなホタル飼育用装置が開示されている。この装置には木道101が設けられ、この木道を使ってヒトが周囲から観察できる装置であり、湿地域75から還流用貯水槽81、濾過ポンプ及び濾過槽83等を水が循環する機構も有する。
前記水の中に前記土壌に含まれる珊瑚の破砕片含有層が配置されていることから、前記珊瑚の破砕片に含まれる炭酸カルシウムが前記水に溶出し、前記水は弱アルカリ性となり、前記水が弱アルカリ性であることにより、前記カワニナの成長が促され、前記ホタルの幼虫をより大きく成長させることができるとの記載がある。
特開2000−157101号公報 特開2003−210068号公報
特許文献1及び2に記載のホタル飼育用装置では、水を浄化する目的で、濾過装置(特許文献1の炭素繊維マットや特許文献2の濾過槽83)及び大がかりな水の循環装置を必要とする。
特許文献1の装置では、炭素繊維マットが目詰まりを生じると交換が必要である。しかし、炭素繊維マットの交換には、土壌層及び透水層の除去、新たな炭素繊維マットを備えた透水層の形成及び透水層上への土壌層の形成が必要である。炭素繊維マットの交換の度に、上記操作が必要である。
特許文献2の装置については、濾過槽83の浄化については、土壌等の取り壊しと再形成は不要である。しかし、濾過槽83の浄化には一時的に流水を停止する必要があり、また、濾過槽83の構造や機構が定かではないが、浄化装置自体が大がかりであり、かつ浄化装置の維持に手間が必要である。
このように、特許文献1及び2にホタル飼育用装置には、濾過装置を有することによる上記課題がある。
本発明の目的は、水槽内の水を濾過するための特別な濾過装置を用いることなく、水を清浄、かつホタルの幼虫が生育できる環境を保ち、ホタルを幼虫から成虫へと飼育できる装置を提供することである。
本発明は以下のとおりである。
[1]
水槽と、
該水槽内に配置された透水性のコンクリートブロックと、
該コンクリートブロック上の土壌層と、
水槽内に溜められた水の循環装置を含み、
前記コンクリートブロックは、浸漬した水中にアルカリ性物質を放出可能な多孔質材料からなる、ホタル飼育用装置。
[2]
前記コンクリートブロックは、建築用又は園芸用空洞コンクリートブロックである、[1]に記載のホタル飼育用装置。
[3]
前記水槽内に溜められた水をさらに含み、水面は前記ブロック上の土壌層の下面より低い位置にある、[1]に記載のホタル飼育用装置。
[4]
前記水槽内に溜められた水の量(L)に対する前記ブロックの重量(kg)の比は、水の量100L:1〜200kgの範囲である[3]に記載のホタル飼育用装置。
[5]
前記水のpHは、前記コンクリートブロックから放出されたアルカリ性物質により8〜10の範囲に維持される、[3]又は[4]に記載のホタル飼育用装置。
[6]
前記装置は、少なくとも、ホタルの幼虫の成長、蛹化及び成虫への羽化を行わせるために用いられる、[1]〜[5]のいずれかに記載のホタル飼育用装置。
[7]
照明手段をさらに備える、[1]〜[6]のいずれかに記載のホタル飼育用装置。
[8]
暗室内に設置した[7]に記載のホタル飼育用装置であって、
装置内の照明時間をコントロールすることで、装置内で生育するホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を促進するために用いられる、前記装置。
[9]
夏期及び夏期以外の時期のいずれかの時期において、ホタルの成虫を得るために用いられる、[8]に記載の装置。
[10]
温度制御手段をさらに備え、装置内の温度を制御することで、装置内生育するホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を促進する、[8]または[9]に記載の装置。
本発明によれば、水槽内の水を濾過するための特別な濾過装置を用いることなく、水を清浄、かつホタルの幼虫が生育できる環境を保ち、ホタルを幼虫から成虫へと飼育できる装置を提供することができる。
本発明のホタル飼育用装置の一態様の概略説明図を示す。 本発明のホタル飼育用装置の一態様の縦断面概略説明図を示す。 本発明のホタル飼育用装置の一態様の概略説明図を示す。
本発明は、ホタル飼育用装置に関し、この装置は、
水槽と、
該水槽内に配置された透水性のコンクリートブロックと、
該コンクリートブロック上の土壌層と、
水槽内に溜められた水の循環装置を含み、
前記コンクリートブロックは、浸漬した水中にアルカリ性物質を放出可能な多孔質材料からなる。
本発明のホタル飼育用装置は、浸漬した水中にアルカリ性物質を放出可能な多孔質材料からなるコンクリートブロックを用いることを特徴とする。
図1に本発明の装置の概略図を示す。
本発明のホタル飼育用装置1では、水槽内に透水性のコンクリートブロック2を配置し、このコンクリートブロック2上の土壌層3を設けること、さらには、水槽内に水4を溜め、その水面4sをコンクリートブロック2上の土壌層3の下面3bより低い位置にすること、及び水循環装置5により水槽内に溜めた水を循環させることで、水槽内に溜めた水を清浄に保ち、かつ水槽内に溜めた水のpHをホタルの幼虫の水中での成長を良好に維持できる範囲に維持できる。
コンクリートブロック2は、浸漬した水4中にアルカリ性物質を放出可能な多孔質材料からなる物であれば、制限はない。アルカリ性物質の放出可能能力、及び多孔質であること、さらには、入手の容易さという観点から、建築用コンクリートブロックであることが好ましい。建築用コンクリートブロックは、容積吸水率が、例えば、10%〜40%の範囲である多孔質を有するものである。建築用コンクリートブロックには、容積吸水率が、20%未満のコンクリートブロックC種、30%未満のコンクリートブロックB種、及び40%未満のコンクリートブロックA種がある。A種及びB種は、軽量コンクリートブロックとも呼ばれ、主に、園芸用であり、C種は、強度がA種及びB種より高いことから、ブロック塀等に用いられる。本発明では、何れの建築用コンクリートブロックも用いることができる。さらに、コンクリートブロックは、空洞を有する物であることが、コンクリートブロック内への水の進入や、水の循環を容易にするという観点から好ましい。空洞の形状や数には制限はないが、図1の2aで示す2つの貫通孔であるか、または2bで示す3つの貫通孔であることが好ましい。建築用コンクリートブロックの厚さは、一般には、例えば、10cm、12cm、15cm、及び18cmであり、重さは、それぞれ約10kg、12kg、14kg、及び18kgである。
コンクリートブロックは、一般にセメントに骨材と砂を混ぜて製造されるが、セメントとしては、一般的なセメントであるポルトランドセメントが用いられる。ポルトランドセメントには、多量のカルシウム分が含まれており、コンクリートブロックを水に浸漬すると、水にカルシウム分が溶出して、水のpHはアルカリを示す。本発明の装置では、水槽内に溜めた水を清浄に保ち、かつ水槽内に溜めた水のpHをホタルの幼虫の水中での成長を良好に維持するという観点から、コンクリートブロック2から放出されたアルカリ性物質(例えば、カルシウム分)によりpH7.5〜9の範囲に維持されることが好ましく、より好ましくはpH約8である。
水槽内に溜められる水は、水面がコンクリートブロック上の土壌層の下面より低い位置にあることが、土壌層の土壌により水が汚染されることを防止するという観点からは好ましい。さらに、水槽内に溜められた水の量(L)に対するコンクリートブロックの重量(kg)の比は、コンクリートブロックから放出されたアルカリ性物質(カルシウム分)により水のpHが7.5〜9の範囲に維持されるように設定することが好ましい。水量100Lに対して、例えば、建築用コンクリートブロック、1〜200kgの範囲、好ましくは10〜100kgの範囲とすることができる。さらに、水槽の水の容量とコンクリートブロックの使用量(個数)との関係は、水量100Lに対して、建築用コンクリートブロックの場合、形状や厚み等にもよるが、例えば、1〜20個、好ましくは2〜10個を浸漬する。
水に対してこの比率で建築用コンクリートブロックを用いることで、水槽の水の容量およびコンクリートブロックの使用量にも依存するが、水槽内に溜めた水のpHを例えば、6カ月以上、好ましくは1年以上維持することができる。pHをこの範囲に維持できることで、水槽の水中で、ホタルの幼虫が良好な状態で生育できる。水が前記弱アルカリ性のpHであることは、カワニナの成長にとって好ましく、カワニナの成長が促されることで、ホタルをより大きく成長させることができると考えられる。
水槽内に溜められた水の量は、水槽の大きさ及び形状と、水槽内に設置されるコンクリートブロックの形状及び数(水を排斥する体積)により変化する。一方、コンクリートブロックの重量は、コンクリートブロックの形状(空洞の形状、寸法及び数を含む)及び水槽内に設置されるコンクリートブロックの数、コンクリートブロックの設置の仕方により変化する。
水槽内に溜められた水の量が相対的に多く、コンクリートブロックの重量(例えば、数)が相対的に少ない場合には、水槽内に溜められる水のpHを、6カ月以上の期間、上記範囲に制御することは難しくなる。
さらに本発明のホタル飼育用装置は、水槽内に溜められた水を循環させる装置を含む。この水循環装置5は、水槽内に溜められた水を単に循環する機能を有する物であれば良い。水循環装置は、例えば、水を汲み上げるポンプと、一端部が前記ポンプに接続され、また他端部が水の中にある送水管路とからなることができる。ポンプにより汲み上げられた水が、送水管路を経て水の中に放出されることにより、水槽内の水が循環することができる。本発明のホタル飼育用装置は、水循環装置5を備えるので、この水循環装置により前記水を循環させることによって、水の浄化を促す。さらに、後述する空気供給手段を有する場合、水の中に供給された空気を水の中の比較的広い範囲に行き渡らせることもできる。尚、水循環装置は、水槽内に溜められた水を単に循環する機能を有するものであれば良く、エアポンプであってもよい。
水の循環は、好ましくは、コンクリートブロックが貫通孔2aまたは2bを有する場合、貫通孔2aまたは2b内の水の循環も促進するものであることが、水槽内に溜めた水を清浄に保ち、かつ水槽内に溜めた水のpHをホタルの幼虫の水中での成長を良好に維持するという観点からは好ましい。本発明のホタル飼育用装置においては、水を強制的に濾過する仕組みは有さない。しかし、多孔性のコンクリートブロックをもちいること、およびコンクリートブロックが貫通孔を有することで、水槽内に溜めた水を清浄に保つことができる。これは、コンクリートブロックが有する貫通孔内に微生物が付着しやすいため、このような微生物の働きによっても水槽内に溜めた水は浄化されるものと推察される。水が浄化されることにより、カワニナの成長が促され、ホタルをより大きく成長させることができる。
ホタルの一生は、一般に、植物等に卵が産み付けられ、その後、卵からホタルの幼虫が孵化する。孵化は、陸上で行われるが、孵化した幼虫は、水中に移動し、水の中で成長する。一般にホタルの幼虫は水中のカワニナを餌にして成長する。成長したホタルの幼虫は、陸上(土壌中)に移動し、土壌層の中で蛹になり、その後、羽化して成虫(ホタル)になる。
本発明のホタル飼育用装置は、少なくとも、ホタルの幼虫の成長、蛹化及び成虫への羽化を行わせるために用いられることができる。ホタルの幼虫の成長は、主に水中で行われる。水中で成長させるホタルの幼虫は、孵化直後の幼虫であることもできるが、孵化後に別の場所である程度成長させて、土壌中での蛹化が近づいた幼虫を本発明の装置に移管して成長させることもできる。これにより、ホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を効率よく実施することもできる。また、ホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化は、主に土壌層にて行われる。
コンクリートブロック上に設ける土壌層は、ホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を効率よく実施するという観点からは、少なくとも一部がケト土であることが好ましく、全量がケト土であることがより好ましい。ケト土は、腐葉土を含む園芸用の土である。
pHの制御機能が低下したコンクリートブロックは、定期的又は不定期に交換される。コンクリートブロックを交換するとき、まず、前記ブロック上に前記土壌層が載せられた状態で前記ブロックを前記水槽内から取り出す。次に、新たなコンクリートブロックを用意し、前記土壌層を前記ブロック上から前記新たなブロック上に移す。その後、前記新たなブロック上に前記土壌層が載せられた状態で前記新たなブロックを前記水槽内に配置する。コンクリートブロックは、固化物であるため、取り扱いが容易である。このため、前記ブロックの前記水槽内からの取り出し、及び前記ブロックの前記水槽内への配置を容易に行うことができる。また、前記ブロックを前記水槽内から取り出すとき、又は前記ブロックを前記水槽内に配置するとき、前記ブロックが崩れて前記水を汚すことはない。
本発明のホタル飼育用装置においては、コンクリートブロックと土壌層との間に透水性シートを備えることができる。透水性シートを備えることで、コンクリートブロックの交換に際、土壌層を透水性シートに載せた状態で、交換前のブロック上から新たなブロック上に容易に移動させることができる。また、透水性シートであることが、コンクリートブロックから土壌層への水分の移行が容易になり、土壌層中のホタルの幼虫の生育を促進することができる。透水性シートは、具体的には、不織布、合成樹脂製ネットなどから選択することができる。
透水性シートを用いることで、土壌層中の蛹を負担なく移行でき、かつ作業効率もよいという利点がある。また、感染症や害虫が発生した場合、土壌層を迅速に交換できることで、他の水槽内外の感染症と害虫予防を防ぎ、ホタルを維持管理がしやすいという利点もある。
本発明のホタル飼育用装置の水槽部分は、底板と、該底板周りの側壁とを有し、コンクリートブロックは前記側壁から間隔を置かれることができる。コンクリートブロックは前記側壁と接した状態で置かれることもできる。但し、水槽の水の循環の容易さを考慮すると、コンクリートブロックは側壁から間隔を置かれることが好ましい。
前記ホタル飼育用装置は前記水槽内に照明器具を備えることができる。前記照明器具のスイッチをいれて前記水槽内を明るくすることにより、前記水槽内の環境を昼間の環境に近づけ、また、前記照明器具のスイッチを切って前記水槽内を暗くする(装置は暗室内に設置)ことにより、前記水槽内の環境を夜間の環境に近づけることができる。このように暗室内に設置した本発明の装置において、照明器具による照明時間やタイミングをコントロールすることで、装置内で生育する幼虫に季節を誤認させ、ホタルが本来成虫となる夏期のみならず、その他の時期においても、ホタルの成虫を得ることができ、それにより、夏期以外の時期においても、ホタルの成虫を得ることができ、展示及び/又は鑑賞することができる。照明時間やタイミングのコントロールは、ホタルの幼虫及び/又は成虫に季節感を与えられるように、適宜行うことができる。
本発明のホタル飼育用装置は、温度制御手段をさらに備えることもできる。照明時間やタイミングのコントロールに加えて、温度制御手段を用いて装置内の温度(水温及び気温)を制御することで、装置内生育するホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を促進または抑制することもできる。本発明装置では、温度制御及び/又は照明時間やタイミングのコントロールをすることで、所望の時期に、装置内生育するホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化をさせることもできる。これにより、日程の決まっているイベントに合わせて、ホタルの成虫を準備でき、展示及び/又は鑑賞することができる。さらには、ホタルの羽化数をコントロールして、ホタルの成虫の繁殖数をコントロールすることもできまる。
本発明のホタル飼育用装置は、前記水槽内の空気を前記水槽外の空気と入れ替える換気手段を前記水槽に備えることができる。前記水槽は、例えば、底板と、該底板周りの側壁と、該側壁上の天井とを有し、前記換気手段は、前記天井に設けられた通気窓と、前記側壁に設けられた少なくとも1つのファンとからなることができる。この場合、前記水槽外の空気は前記ファンにより前記水槽内に取り入れられ、前記水槽内の空気は前記通気窓を経て前記水槽外へ排出される。
前記ホタル飼育用装置は、前記水の中に空気を供給する空気供給手段を備えることができる。前記空気供給手段により前記水の中に空気を供給することによって、前記ホタルの幼虫及び前記カワニナがより多くの酸素を吸収できるようにする。前記空気供給手段は、エアポンプと、一端部が前記エアポンプに接続され、また他端部が前記水の中にあるエアホースとからなるものとすることができる。前記エアポンプにより送り出された空気は、前記エアホースを経て前記水の中に供給される。
前記空気供給手段は、前記水を汲み上げるポンプと、一端部が前記ポンプに接続され、また他端部が前記水面の上方にある送水管路とからなり、該送水管路が前記他端部に多数の吐出し口を有するものとすることができる。前記ポンプより汲み上げられた水は、前記送水管路を経て前記多数の吐出し口から放出される。前記送水管路を経た水は、前記吐出し口を経て放出されることにより拡散される。拡散された水が前記水面に落下することにより、前記水面の上方にある空気が前記水の中に混入する。これにより前記水の中に空気が供給される。
本発明のホタル飼育用装置は前記水槽内に温度計を備えることができる。また、前記ホタル飼育用装置は前記水槽内に湿度計を備えることもできる。前記温度計により前記水槽内の気温を測定し、前記湿度計により前記水槽内の湿度を測定する。前記温度計又は前記湿度計により測定された前記水槽内の気温又は湿度に応じて、前記換気手段により前記水槽内の空気を前記水槽外の空気と入れ替えることができる。
図2及び3に示すように、ホタル飼育用装置10によりホタルの幼虫12が飼育されている。ホタル飼育用装置10は、水槽14と、該水槽内の透水性のコンクリートブロック(第1ブロック)16と、該ブロック上の土壌層18と、水槽14内に溜められた水20とを含む。水20の水面22は土壌層18の下部24の近傍にある。
水槽14は、底板26と、該底板周りの側壁28と、該側壁上の天井30とを有する。底板26、側壁28及び天井30のそれぞれは、アクリル樹脂製の板材からなる。水槽14の横断面形状は、図示の例では矩形であるが、これに代えて円形、三角形、台形、他の多角形でもよい。水槽14の寸法は、図示の例では、縦が約1m、横が約1m、高さが約2mであるが、他の寸法に変更することができる。
図示の例では、複数の透水性の第2ブロック32が間隔を置いて底板26上に配置され(図3)、第1ブロック16は各第2ブロック32上に配置されている。第1ブロック16は水槽14の側壁28から間隔を置かれている。第1ブロック16は、第2ブロック32上に配置されている図示の例に代え、底板26上に配置されていてもよい。また、複数の透水性の第2ブロック32が底板26上に配置され、第1ブロック16が各第2ブロック32上に配置されている図示の例に代えて、1つ透水性の第2ブロックが底板26上に配置され、第1ブロック16が前記第2ブロック上に配置されていてもよい。
第1ブロック16は、アルカリ性物質を含む多孔質材料からなる。図示の例では、第1ブロック16は多孔質コンクリートからなる。第1ブロック16の形状はほぼ直方体である。第1ブロック16の厚さ寸法は、図示の例では約10cmであるが、他の寸法に変更することができる。第1ブロック16はその内部に中空部16’を有する。第1ブロック16は、中空部16’を有する図示の例に代え、中空部16’を有しない中実なものでもよい。第1ブロック16は、多孔質コンクリートからなる図示の例に代え、合成樹脂により結合された珊瑚の破砕片からなるものでもよい。
第2ブロック32は、第1ブロック16同様に、アルカリ性物質を含む多孔質材料からなる。図示の例では、第2ブロック32は多孔質コンクリートからなる。第2ブロック32の形状はほぼ直方体である。第2ブロック32の厚さ寸法は、図示の例では約10cmであるが、他の寸法に変更することができる。図示の例では、第2ブロック32はその内部に中空部32’を有するが、これに代え、第2ブロック32は中空部32’を有しない中実なものでもよい。第2ブロック32は、多孔質コンクリートからなる図示の例に代え、合成樹脂により結合された珊瑚の破砕片からなるものでもよい。
ホタル飼育用装置10は、第1ブロック16と土壌層18との間に透水性シート34を備える。透水性シート34は第1ブロック16上に配置され、土壌層18は透水性シート34上に形成されている。透水性シート34は、不織布、合成樹脂製ネット等からなる。ホタル飼育用装置10は、透水性シート34を備える図示の例に代え、土壌層18が直接、第1ブロック16上に形成され、透水性シート34を備えないものであってもよい。
ホタル飼育用装置10は、水槽14内の空気を水槽14外の空気と入れ替える換気手段36を水槽14に備える。換気手段36は、水槽14に側壁28に設けられた少なくとも1つのファン38と、水槽14の天井30に設けられた通気窓40とからなる。図示の例では、上下方向及び水平方向に間隔が置かれた4つのファン38が水槽14の側壁28に設けられている。水槽14外の空気はファン38により水槽14内に取り入れられ、水槽14内の空気は通気窓40を経て水槽14の外へ排出される。
通気窓40には、ホタルの天敵である蜘蛛、蟻、ナメクジ等が水槽14の外から水槽14内へ侵入するのを防止するためのネット42と、通気窓40を開閉するスライド式の扉44とが配置されている。ネット42及び扉44は水槽14の天井30に取り付けられている。
ホタル飼育用装置10は水槽14内に温湿度計46を備える。温湿度計46は水槽14の側壁28に取り付けられている。温湿度計46により計測された温度又は湿度に基づいて各ファン38の運転及び停止を制御する制御器(図示せず)が温湿度計46と各ファン38とに接続されている。
図示の例では、水槽14の側壁28の任意の位置に1つの温湿度計46が取り付けられているが、これに代え、4つのファン38のそれぞれの設置位置に温湿度計46が取り付けられていてもよい。ホタル飼育用装置10は、温湿度計46を備える図示の例に代え、温度計(図示せず)及び湿度計(図示せず)のいずれか一方又は両方を備えるものであってもよい。
ホタル飼育用装置10は水槽14内に照明器具48を備える。照明器具48は水槽14の天井30から吊り下げられている。
ホタル飼育用装置10は、水20の中に空気を供給する2つの空気供給手段50、52を備える。一方の空気供給手段50は、エアポンプ54と、一端部56がエアポンプ54に接続され、また他端部58が水20の中にあるエアホース60とからなる。エアポンプ54により送り出された空気は、エアホース60を経て水20の中に供給される。
他方の空気供給手段52は、水20を汲み上げるポンプ62と、一端部64が第1ポンプ62に接続され、また他端部66が水面22の上方にある送水管路68とからなる。送水管路68は他端部66に多数の吐出し口70を有する。送水管路68はその中間部にフィルター72を備える。
ポンプ62により汲み上げられた水は、送水管路68を経て多数の吐出し口70から放出される。送水管路68を経た水は、吐出し口70を経て放出されることにより拡散される。拡散された水(図2に矢印で示す。)が22水面に落下することにより、水面22の上方にある空気が水20の中に混入する。これにより水20の中に空気が供給される。フィルター72は、送水管路68を経る水を濾過する。
ホタル飼育用装置10は、水20を循環させる水循環手段74を備える。水循環手段74は、水20を汲み上げるポンプ76と、一端部78がポンプ76に接続され、また他端部80が水20の中にある送水管路82とからなる。送水管路82はその中間部にフィルター84を備える。
ポンプ76により汲み上げられた水は、送水管路82を経て水20の中に放出される。これにより水槽14内の水20が循環する。フィルター84は、送水管路82を経る水を濾過する。
ホタル飼育用装置10によりホタルを飼育するとき、水20の中でホタルの幼虫12とカワニナ86とを成育させ、土壌層18で植物88を生育させる。ホタルの幼虫12は、カワニナ86を餌にして水20の中で成長する。成長したホタルの幼虫12は、土壌層18へ移動し、土壌層18の中で蛹になる。羽化して成虫になったホタル(図示せず)は、植物88に卵を産み、一生を終える。その後、前記卵からホタルの幼虫が孵化し、孵化したホタルの幼虫は、水20の中へ移動し、水20の中で成長する。このように、ホタル飼育用装置10によりホタルを飼育し、また繁殖させることができる。
第1ブロック16が透水性であるため、水20は第1ブロック16内に浸み込む。第1ブロック16が、無数の微細な孔を内部に有する多孔質材料からなるため、第1ブロック16は、該第1ブロック内に浸み込んだ水の中に存在する、水質汚濁の原因となる有機物、及び窒素、リン等の栄養塩類を効率よく吸着する。このため、第1ブロック16により水20を濾過して浄化することができる。また、前記微細な孔には微生物が付着しやすいため、該微生物の働きによっても水20を浄化することができる。水20を浄化することにより、カワニナ86の成長を促すことができ、これによりホタルの幼虫12をより大きく成長させることができる。
第1ブロック16がアルカリ性物質を含むため、前記アルカリ性物質が第1ブロック16から水20に溶出する。図示の例では、第1ブロック16が多孔質コンクリートからなるため、前記多孔質コンクリートに含まれる炭酸カルシウムが水20に溶出する。これにより、水20を弱アルカリ性の状態に維持することができる。カワニナ86の成育にとって水20が弱アルカリ性であることが望ましいため、水20を弱アルカリ性の状態に維持することにより、カワニナ86の成長を促すことができ、これによりホタルの幼虫12をより大きく成長させることができる。
なお、第1ブロック16が、合成樹脂により結合された珊瑚の破砕片からなる場合、前記珊瑚の破砕片に含まれる炭酸カルシウムが水20に溶出する。これにより、第1ブロック16が多孔質コンクリートからなる場合と同様に、水20を弱アルカリ性の状態に維持することができる。
図示の例では、第2ブロック32が、第1ブロック16と同様に、アルカリ性物質を含む多孔質材料からなるための、第1ブロック16に加えて、第2ブロック32も水20を弱アルカリ性の状態に維持すること、及び水20を浄化することに寄与する。
土壌層18は、第1ブロック16内に浸み込んだ水分を吸い上げる。土壌層18で生育する植物88は、土壌層18により第1ブロック16内から吸い上げられた水分、又は散水により土壌層18に供給された水分を吸収する。
ホタル飼育用装置10は、屋外で使用してもよいし、屋内で使用してもよい。例えば、ホタル飼育装置10が比較的暗い室内に置かれている場合には、照明器具48のスイッチを入れて水槽14内を明るくすることにより、水槽14内の環境を昼間の環境に近づけ、また、照明器具48のスイッチを切って水槽14内を暗くすることにより、水槽14内の環境を夜間の環境に近づける。
温湿度計46により水槽14内の気温及び湿度を測定し、測定された気温及び湿度の変化に応じて、換気手段36により水槽14内の空気を水槽14外の空気と入れ替える。このとき、通気窓40を開け、ファン38を運転する。ファン38の運転及び停止は、各ファン38と温湿度計46とに接続された前記制御器(図示せず)によるものでもよいし、手動によるものでもよい。
例えば、照明器具48が発する熱により水槽14内の気温が水槽14外の気温より高くなった場合、換気手段36により水槽14内の空気を水槽14外の空気と入れ替えることによって、水槽14内の気温を下げる。これにより、水槽14内の気温を、ホタルの成育に適した気温に維持する。
水槽14内の湿度が水槽14外の湿度より高くなった場合、換気手段36により水槽14内の空気を水槽14外の空気と入れ替えることによって、水槽14内の湿度を下げる。これにより、水槽14内の真菌の発生を抑制し、ホタルの病気を予防する。
空気供給手段50、52により水20の中に空気を供給することによって、ホタルの幼虫12及びカワニナ86がより多くの酸素を吸収できるようにする。水循環手段74により水槽14内の水20を循環させることによって、水20の浄化を促し、空気供給手段50、52により水20の中に供給された空気90、92を水20の中の比較的広い範囲に行き渡らせる。
図示の例では、水面22が土壌層18の下部24とほぼ同じ高さに位置するが、これに代えて、空気供給手段50により水20の中に発生した気泡90によって水面22が波立った状態で水面22が土壌層18の下部24に達する程度に、水面22が図示の例における水面22の高さより下方に位置していてもよい。また、水面22は、ホタルの幼虫12が水20の中から土壌層18へ移動することが可能であれば、さらに下方に位置していてもよい。
第1ブロック16は、水20を濾過することにより、水20から除去された除去物によって目詰まりを生じる。第1ブロック16が目詰まりを生じたとき、第1ブロック16を交換する。第1ブロック16を交換するとき、まず、第1ブロック16上に土壌層18が載せられた状態で第1ブロック16を水槽14内から取り出す。次に、新たなブロック(図示せず)を用意し、土壌層18を第1ブロック16上から前記新たなブロック上に移す。その後、前記新たなブロック上に土壌層18が載せられた状態で前記新たなブロックを水槽14内に配置する。
第1ブロック16は、固化物であるため、取り扱いが容易である。このため、第1ブロック16の水槽14内からの取り出し、及び第1ブロック16の水槽14への配置は容易である。また、第1ブロック16を水槽14内から取り出すとき、又は第1ブロック16を水槽14内に配置するとき、第1ブロック16が崩れて水20を汚すことはない。このため、第1ブロック16の交換時に水槽14内を清掃する必要がない。したがって、第1ブロック16の交換に要する手間及び時間が比較的少なく、第1ブロック16の交換を効率的に行うことができる。
土壌層18を第1ブロック16上から前記新たなブロック上へ移動するとき、土壌層18が透水性シート34上にある状態で透水性シート34を第1ブロック16上から新たなブロック上に移動させる。これにより、土壌層18の第1ブロック16上から新たなブロック上への移動を容易に行うことができる。
第1ブロック16が側壁28に接している場合、土壌層18が第1ブロック16と側壁28とに支持される。このため、第1ブロック16を水槽14内から取り出すために第1ブロック16を側壁28から離したとき、土壌層18が崩れ、該土壌層を構成する土が水20の中に落ち、水20が汚れる。これに対して、図示の例によれば、第1ブロック16が側壁28から間隔を置かれていることにより、土壌層18が、側壁28に支持されることなく第1ブロック16上に支持される。このため、第1ブロック16を水槽14内から取り出すとき、土壌層18が崩れ、該土壌層を構成する土が水20の中に落ちることはない。これにより、水20が汚れるのを防ぐことができる。
1、10 ホタル飼育用装置
2 コンクリートブロック
14 水槽
16 ブロック
3、18 土壌層
4、20 水
4s、22 水面
5 水循環装置
24 下部
26 底板
28 側壁
30 天井
34 透水性シート
36 換気手段
38 ファン
40 通気窓
46 温湿度計
48 照明器具
50、52 空気供給手段
54 エアポンプ
56、64、78 一端部
58、66、80 他端部
60 エアホース
62、76 ポンプ
68、82 送水管路
70 吐出し口
74 水循環手段

Claims (9)

  1. 水槽と、
    該水槽内に配置された透水性のコンクリートブロックと、
    該コンクリートブロック上の土壌層と、
    水槽内に溜められた水の循環装置を含み、
    前記コンクリートブロックは、浸漬した水中にアルカリ性物質を放出可能な多孔質材料からなる、
    孵化したホタルの幼虫を別の場所で成長させて、蛹化が近づいたホタルの幼虫を移管し、蛹化させ、かつ成虫へ羽化させるためであり、かつ幼虫の蛹化及び成虫への羽化を6カ月以上の期間に渡り実施するためのホタル飼育用装置であって、
    前記水槽内に、水面が前記ブロック上の土壌層の下面より低い位置になるように水を溜めて用いられる、前記装置
  2. 前記コンクリートブロックは、建築用又は園芸用空洞コンクリートブロックである、請求項1に記載のホタル飼育用装置。
  3. 前記水槽内に溜められた水の量(L)に対する前記ブロックの重量(kg)の比は、水の量100L:1〜200kgの範囲である請求項1又は2に記載のホタル飼育用装置。
  4. 前記水のpHは、前記コンクリートブロックから放出されたアルカリ性物質により8〜10の範囲に維持される、請求項1〜3のいずれかに記載のホタル飼育用装置。
  5. 照明手段をさらに備える、請求項1〜のいずれかに記載のホタル飼育用装置。
  6. 暗室内に設置した請求項に記載のホタル飼育用装置であって、
    装置内の照明時間をコントロールすることで、装置内で生育するホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を促進するために用いられる、前記装置。
  7. 夏期及び夏期以外の時期のいずれかの時期において、ホタルの成虫を得るために用いられる、請求項に記載の装置。
  8. 温度制御手段をさらに備え、装置内の温度を制御することで、装置内生育するホタルの幼虫の蛹化及び成虫への羽化を促進する、請求項6又は7に記載の装置。
  9. 装置内の照明時間及び温度をコントロールすることで、所望の時期に羽化した成虫を得るために用いるための、請求項6〜8のいずれかに記載の装置。
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