JP6350216B2 - ブラケット、および車両用熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラケット、および車両用熱交換器に関するものである。
従来、車両用熱交換器において、複数本のチューブと複数のフィンとが交互に積層されて、かつ2本のサイドプレートによって複数本のチューブと複数のフィン3が積層方向両側から狭持されているコア部と、複数本のチューブに対して長手方向に配置されているヘッダタンクと、を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、2本のサイドプレートのうち一方のサイドプレートは、2本のブラケットを介して車体側に固定されている。具体的には、ブラケットのうち一方側が車体側に固定されている。ブラケットのうち他方側が一方のサイドプレートに対してろう付けによる締結により固定されている。
特開2007−51853号公報
本発明者は、図8に示すように、ブラケット本体1xと、このブラケット本体1xのうちサイドプレート側端部からチューブの長手方向一方側、および他方側に突起するフランジ1a、1bとを備え、フランジ1a、1bによりサイドプレート2に接合するブラケット1について検討した。
まず、車両用熱交換器を自動車のエンジンルーム内に車両幅方向に平行に搭載した場合に、車体側からブラケット1を通して車両用熱交換器に振動が伝わり、車両用熱交換器が車両前後方向に振動する。
このため、ブラケット1が車両用熱交換器を支持するのに必要な剛性を確保するために、ブラケット1に加わる曲げモーメント等により発生する応力が、ブラケット1の疲労限度以下となることが必要になる。疲労限度とは、ブラケット1が振幅一定の繰返し応力を受けるとき、何回負荷を繰り返してもブラケット1が疲労破壊に至らない応力である。したがって、ブラケット1に発生する応力が、ブラケット1の疲労限度以下となるようにブラケット1の幅寸法Wを設定することが必要となる。
さらに、本発明者の検討によれば、フィン3のうちチューブの積層方向Saから視てブラケット本体1xに重なる領域4(すなわち、フランジ1a、1bの間の領域4)には、車体側からブラケット1を通して伝わる振動が起因して、応力が発生する。このため、当該フィン3にフィン切れが発生しないようにブラケット本体1xの幅寸法Wを定める必要があると考えられる。フィン切れとは、フィン3に亀裂が発生する現象である。
例えば、ブラケット本体1xの幅寸法Wが小さく、領域4のチューブの長手方向Sbの寸法が短い場合には、領域4において傾斜部3cの1枚当たりに発生する応力が大きくなり、フィン3にフィン切れが生じる原因になる。
なお、説明の便宜上、図8のフィン3において、隣り合う山部3aと谷部3bとの間の傾斜部3cの個数を枚数としている。図8は、領域4において傾斜部3cの枚数を、「24枚」とする例を示している。
このため、ブラケット本体1xの幅寸法Wを大きくして、領域4のうちチューブの長手方向Sbの寸法を大きくすれば、領域4を構成する傾斜部3cの枚数を増やすことができる。このため、領域4に発生する応力をチューブ長手方向Sbに分散化させることができる。
そこで、領域4において、1枚当たりに発生する応力をフィン3の疲労限度以下になるように、ブラケット1の幅寸法Wを設定すれば、フィン3にフィン切れが発生することを抑制することができる。フィン3の疲労限度とは、フィン3が振幅一定の繰返し応力を受けるとき、何回負荷を繰り返してもフィン3が疲労破壊(つまり、フィン切れ)に至らない応力である。
近年、車両用熱交換器の厚み方向寸法が薄くなり、それにつれて、フィン3の厚み寸法も薄くなる。このため、傾斜部3c1枚当たりの剛性は小さくなっている。したがって、領域4において傾斜部3cの枚数を増加させるために、ブラケット1の幅寸法Wを拡げる必要がある。これにより、ブラケット1が大型化して、重量が増加してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、軽量化、小型化を図るようにしたブラケットを提供することを第1の目的とし、ブラケットの軽量化、小型化を図るようにした車両用熱交換器を提供することを第2目的とする。
本発明は、ブラケットにおいて、車両用熱交換器を支えるのに必要な剛性(強度)を確保するための幅寸法と、応力によりフィン切れが発生することを抑制するのに必要な幅寸法とが相違することに着目して成されたものである。
具体的には、請求項1に記載の発明では、所定方向に積層されて流体が流通する複数本のチューブ(21)と、複数本のチューブに対して所定方向の一方側に配置されている第1サイドプレート(22a)と、複数本のチューブに対して所定方向の他方側に配置されている第2のサイドプレート(22b)と、複数本のチューブのうち隣り合う2本のチューブの間と、複数のチューブおよび第1サイドプレートの間と、複数のチューブおよび第2サイドプレートの間とにそれぞれ配置されて、複数のチューブの内側の流体および複数のチューブの外側の流体の間の熱交換を促進する複数のフィン(23)と、を備え、第1、第2のサイドプレートが複数のチューブおよび複数のフィンを狭持するコア部(20)を備える車両用熱交換器に適用されるブラケットであって、
第1、第2のサイドプレートのうちいずれか一方のサイドプレート側に一端側が配置されて、他端側が車体側に接続されて、かつチューブの長手方向に平行である方向を幅方向とするブラケット本体(61)と、
ブラケット本体の一端側のうち幅方向の一方側の端部(70a)から幅方向の一方側に突起するように形成されて、一方のサイドプレートに接合される第1フランジ部(62a)と、
ブラケット本体の一端側のうち幅方向の他方側の端部(70b)から幅方向の他方側に突起するように形成されて、一方のサイドプレートに接合される第2フランジ部(62b)と、を備え、
ブラケット本体の一端側における幅方向の第1寸法(A)は、ブラケット本体の他端側における幅方向の第2寸法(B)よりも大きくなっており、
ブラケット本体は、
ブラケット本体の一端側を構成して幅方向の寸法が第1寸法になる第1の部分(63a)と、
ブラケット本体の他端側を構成して幅方向の寸法が第2寸法になる第2の部分(63b)と、を備え、
第1の部分および第2の部分の間に配置されて、第1の部分から第2の部分に向かうほど、幅方向の寸法が第1寸法から第2寸法に近づくテーパー状に形成されている第3の部分(63c)を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ブラケット本体の一端側における幅方向の第1寸法(A)は、ブラケット本体の他端側における幅方向の第2寸法(B)よりも大きくなっている。このため、ブラケット本体の一端側および他端側の間で幅方向の寸法が変わることになる。したがって、ブラケット本体の幅方向の寸法がブラケット本体の一端側および他端側の間に亘って第1寸法と同一値になる場合に比べて、ブラケットの軽量化、小型化を図ることができる。
ここで、第1寸法(A)は、一方のサイドプレートおよび複数のチューブの間に配置されるフィンのうち前記所定方向から視てブラケット本体に重なる領域(80)において、車体側からブラケットを通してフィンに伝わる振動に応じてフィンに発生する応力によってフィン切れが発生することを抑制するのに必要な幅寸法である。フィン切れとは、フィンに亀裂が生じる現象である。
第2寸法(B)は、車両用熱交換器を支えるのに必要の剛性(強度)を確保するための幅寸法である。
なお、ブラケット本体の幅方向とチューブの長手方向との間の配置関係は、ブラケット本体の幅方向とチューブの長手方向とが平行になる場合に限らず、製造誤差等により、ブラケット本体の幅方向とチューブの長手方向とが交差して幅方向とチューブの長手方向との間に微小角度を形成する場合も含むものである。
請求項7に記載の発明では、車両用熱交換器であって、ブラケットは、第1、第2のサイドプレートのうちいずれか一方のサイドプレート側に一端側が配置されて、他端側が車体側に接続されて、かつチューブの長手方向に平行である方向を幅方向とするブラケット本体(61)と、
ブラケット本体の一端側のうち幅方向の一方側の端部(70a)から幅方向の一方側に突起するように形成されて、一方のサイドプレートに接合される第1フランジ部(62a)と、
ブラケット本体の一端側のうち幅方向の他方側の端部(70b)から幅方向の他方側に突起するように形成されて、一方のサイドプレートに接合される第2フランジ部(62b)と、を備え、
ブラケット本体の一端側における幅方向の第1寸法(A)は、ブラケット本体の他端側における幅方向の第2寸法(B)よりも大きくなっていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、ブラケット本体の一端側における幅方向の第1寸法(A)は、ブラケット本体の他端側における幅方向の第2寸法(B)よりも大きくなっている。このため、ブラケット本体の一端側および他端側の間で幅方向の寸法が変わることになる。したがって、ブラケット本体の幅方向の寸法がブラケット本体の一端側および他端側の間に亘って第1寸法と同一値になる場合に比べて、ブラケットの軽量化、小型化を図ることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における車載空調装置用車両用熱交換器の正面図である。 図1中A矢視図である。 図1中のブラケットの拡大図である。 図3中B矢視図である。 ブラケット巾寸法−フィン切れ応力の関係を示すグラフである。 ブラケット巾寸法−ブラケット応力の関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態における車載空調装置用車両用熱交換器のブラケットの拡大図である。 比較例におけるブラケットの拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1〜図5に、本発明の車両用熱交換器10の第1実施形態を示す。
本実施形態の車両用熱交換器10は、圧縮機、減圧弁、および蒸発器とともに、冷媒を循環させる車載空調装置用冷凍サイクルを構成するコンデンサである。車両用熱交換器10は、自動車のエンジンルーム内にて前後方向前側にて、車両左右方向(車両幅方向)に平行に配置されている。車両用熱交換器10は、圧縮機から吐出される高圧冷媒から車室外空気に放熱させて高圧冷媒を凝縮させる熱交換器である。
車両用熱交換器10は、図1および図2に示すように、コア部20、ヘッダタンク30、40、モジュレータタンク50、およびブラケット60a、60b、60c、60dを備える。
コア部20は、複数本のチューブ21、サイドプレート22a、22b、および複数のフィン23を備える。
複数本のチューブ21は、断面が扁平形状に形成されて、それぞれ、真っ直ぐに延びるように形成されている。複数本のチューブ21は、積層方向(所定方向)Saに積層されている。本実施形態では、積層方向Saを天地方向とし、チューブ21の長手方向を車両左右方向としている。
サイドプレート22aは、複数本のチューブ21に対して積層方向Saの一方側(図1中上側)に配置されている。サイドプレート22aは、積層方向Saの一方側に開口する断面コ字状に形成されて溝部25有する。つまり、サイドプレート22aの溝部25は、複数本のチューブ21および複数のフィン23に対して反対側に開口することになる。
サイドプレート22bは、複数本のチューブ21に対して積層方向Saの他方側(図1中下側)に配置されている。サイドプレート22bは、積層方向Saの他方側に開口する断面コ字状に形成されて溝部25を有する。つまり、サイドプレート22bの溝部25は、複数本のチューブ21および複数のフィン23に対して反対側に開口することになる。
複数のフィン23は、薄板状に形成れた金属板を波状に形成されて、車室外空気(チューブ21の外側流体)および高圧冷媒(チューブ21の内側流体)の間の熱交換を促進するコルゲートフィンである。
本実施形態では、複数本のチューブ21のうち隣り合う2本のチューブ21毎に2本のチューブ21の間にフィン23が配置されている。複数本のチューブ21のうち積層方向Sa一方側チューブ21とサイドプレート22aとの間にフィン23が配置されている。複数本のチューブ21のうち積層方向Sa他方側チューブ21とサイドプレート22bとの間にフィン23が配置されている。
このように構成されたコア部20では、サイドプレート22a、22bが複数本のチューブ21および複数のフィン23を狭持して扁平形状に形成されている。そして、コア部20の厚み方向Scの一方側は、車室外空気が流入される空気流入面を構成し、コア部20の厚み方向Scの他方側は、車室外空気が排出される空気排出面を構成している。厚み方向Scは、積層方向Saに直交し、かつ長手方向Sbに直交する方向である。本実施形態では、厚み方向Scを車両前後方向としている。
ヘッダタンク30は、複数本のチューブ21に対してチューブ21の長手方向Sb一方側に配置されている。ヘッダタンク30内には、ヘッダタンク30を積層方向Saに分割してタンク室30a、30bを形成するセパレータ30cが設けられている。タンク室30aは、タンク室30bに対して積層方向Sa一方側に配置されている。
ヘッダタンク30は、コネクタ31、32を備える。コネクタ31は、圧縮機の冷媒出口および車両用熱交換器10の間の冷媒配管に接続される接続部材である。コネクタ31には、タンク室30a内に連通する冷媒入口31aが設けられている。図1中符号31bは、冷媒配管をコネクタ31に接続するために用いられるボルトを貫通させる穴部である。
コネクタ32は、車両用熱交換器10および減圧弁の間の冷媒配管に接続される接続部材である。コネクタ32には、タンク室30b内に連通する冷媒出口32aが設けられている。図1中符号32bは、冷媒配管をコネクタ32に接続するために用いられるボルトを貫通させる穴部である。
ヘッダタンク40は、複数本のチューブ21に対してチューブ21の長手方向Sb他方側に配置されている。ヘッダタンク40内には、ヘッダタンク40を積層方向Saに分割してタンク室40a、40bを形成するセパレータ40cが設けられている。タンク室40aは、タンク室40bに対して積層方向一方側に配置されている。モジュレータタンク50は、タンク室40a内から供給される液相冷媒を貯めるとともに、この液相冷媒をタンク室40bに供給する。
ブラケット60a、60b、60c、60dは、それぞれの一端側がコア部20のサイドプレート22a(或いは、22b)に接続され、それぞれの他端側が車体に接続されている。すなわち、ブラケット60a、60b、60c、60dは、コア部20(すなわち、車両用熱交換器10自体)を車体に固定するために用いられる。
具体的には、ブラケット60aは、サイドプレート22aの長手方向Sbの一方側に接合されている。ブラケット60bは、サイドプレート22aの長手方向Sbの他方側に接合されている。ブラケット60cは、サイドプレート22bの長手方向Sbの一方側に接合されている。ブラケット60dは、サイドプレート22bの長手方向Sbの他方側に接合されている。
ここで、ブラケット60a、60b、60c、60dは、それぞれ同一形状に形成されている。そこで、以下、ブラケット60a、60b、60c、60dのうち代表例としてブラケット60aの構造について図3、図4を参照して説明する。
ブラケット60aは、ブラケット本体61、およびフランジ部62a、62bを備える。ブラケット本体61は、積層方向Saの一方側が車体に接続されて、積層方向Saの他方側がサイドプレート22a側に配置されている。換言すれば、ブラケット本体61の一端側がサイドプレート22a側に配置されて、ブラケット本体61の他端側が車体に接続されている。
具体的には、ブラケット本体61は、その幅方向をチューブ21の長手方向Sbに平行な方向とするものであって、底部61aおよび突起部61b、61cを備える。底部61aは、厚み方向Sc(図3中紙面直交方向手前側)から視て、幅方向に拡がる薄板状に形成されている。突起部61bは、底部61aの幅方向一方側から厚み方向Sc一方側に突起するように形成されている。突起部61cは、底部61aの幅方向他方側から厚み方向Sc一方側に突起するように形成されている。突起部61b、61cは、ブラケット本体61の剛性を確保するために形成されている。
本明細書では、ブラケット60aの幅方向とチューブ21の長手方向Sbとの間の配置関係は、幅方向とチューブ21の長手方向Sbとが平行になる場合に限らず、製造誤差等により、幅方向とチューブ21の長手方向Sbとが交差して幅方向とチューブ21の長手方向Sbとの間に微小角度を形成する場合も含むものである。
本実施形態では、ブラケット本体61のうち積層方向Sa他方側には、図3に示すように、幅寸法が寸法Aとなる部分63aが設けられている。つまり、部分63aは、ブラケット本体61のうち積層方向Sa他方側を構成し、かつ幅寸法が寸法Aとなる第1の部分である。
ブラケット本体61のうち積層方向Sa一方側には、幅寸法が寸法Bとなる部分63bが設けられている。つまり、部分63bは、ブラケット本体61のうち積層方向Sa一方側を構成し、かつ幅寸法が寸法Bとなる第2の部分である。
ここで、ブラケット本体61の底部61aのうち部分63b側は、幅方向に拡がる薄板状に形成されている。底部61aのうち部分63b側は、貫通穴64が設けられている。貫通穴64は、ブラケット60aを車体側にボルトで締結する際に当該ボルトを貫通させる穴部である。
本実施形態の寸法Aは、フィン23のうちチューブの積層方向Saから視てブラケット本体61に重なる領域80(すなわち、フランジ部62a、62bの間の領域80)において、フィン23の傾斜部23c1枚当たりに発生する応力(図5中フィン切れ応力と記す)がフィン疲労限度以下になるように設定される寸法である。つまり、寸法Aは、フィン23のうち領域80にフィン切れが発生しないように設定される寸法である。フィン切れとは、フィン23に亀裂が生じる現象である。傾斜部23cとは、フィン23の山部23aと谷部23bとの間の領域である。フィン疲労限度とは、フィン23が振幅一定の繰返し応力を受けるとき、何回負荷を繰り返してもフィン23が疲労破壊(すなわち、フィン切れ)に至らない応力である。図5は、ブラケット60aの幅方向寸法(図5中ブラケット幅と記す)と1枚の傾斜部23cに発生する応力との関係を示すグラフである。
寸法Bは、ブラケット60aに発生する応力(図6中ブラケット応力と記す)がブラケット60aのブラケット疲労限度以下になるように設定される寸法である。ブラケット疲労限度とは、ブラケット60aが振幅一定の繰返し応力を受けるとき、何回負荷を繰り返してもブラケット60aが疲労破壊に至らない応力である。図6は、ブラケット60aの幅方向寸法(図6中ブラケット幅と記す)とブラケット応力との関係を示すグラフである。
なお、本実施形態では、車両用熱交換器10は、自動車のエンジンルーム内に車両幅方向に平行に搭載した場合に、車体側からブラケット60aを通して車両用熱交換器10に振動が伝わり、車両用熱交換器10が車両前後方向に振動することを想定している。
ブラケット本体61のうち部分63a、63bの間には、第3の部分としてのテーパー部63c(図3中E線およびD線の間の領域)が設けられている。テーパー部63cは、部分63aから部分63bに向かうほど幅寸法が寸法Aから寸法Bに近づくようにテーパー状に形成されている。テーパー部63cは、積層方向Sa一方側から積層方向Sa他方側に向かうほど、厚み方向Sc一方側から他方側に近づく湾曲状に形成されている(図4参照)。
以上のように構成されるブラケット本体61のうち積層方向Sa他方側(すなわち、サイドプレート22a側)の幅方向の寸法Aは、ブラケット本体61のうち積層方向Sa一方側(すなわち、車体側)の幅方向の寸法B(<A)よりも大きくなっている。ブラケット本体61の幅寸法は、ブラケット本体61のうち積層方向Sa一方側および他方側の間に亘って寸法A以下の大きさになっている。
フランジ部62aは、サイドプレート22aの溝部25内に配置されている。フランジ部62aは、図4に示すように、チューブ21の長手方向Sbから視て、U字状に形成されている。フランジ部62aは、ブラケット本体61の積層方向Sa他方側において幅方向一方側の端部70aから幅方向一方側に突起するように形成されている。
具体的には、フランジ部62aは、底部65、および側部66、67から構成されている。底部65は、ブラケット本体61の積層方向Sa他方側において幅方向一方側から溝部25の底部25aに沿って幅方向一方側に突起するように形成されている。底部25aは、側面25b、25cとともに、サイドプレート22aのうち溝部25を形成する形成部である。側面25b、25cは、底部25aを挟んで対向している。
フランジ部62aの底部65は、溝部25の底部25aに接合されている。側部66は、底部65から側面25bに沿って積層方向Sa一方側に突起している。側部66は、溝部25の側面25bに接合されている。側部67は、底部65から側面25cに沿って積層方向Sa一方側に突起している。側部67は、溝部25の側面25cに接合されている。このようにフランジ部62aは、サイドプレート22aの溝部25内にて、サイドプレート22aに接合されている。
フランジ部62bは、サイドプレート22aの溝部25内に配置されている。フランジ部62bは、ブラケット本体61の積層方向Sa他方側において幅方向他方側の端部70b(図3参照)から幅方向他方側に突起するように形成されている。フランジ部62bは、フランジ部62aと同様、底部65、および側部66、67から構成されて、幅方向他方側(すなわち、チューブ21の長手方向Sb)から視て、U字状に形成されている。
フランジ部62bの底部65は、溝部25の底部25aに接合されている。フランジ部62bの側部66は、溝部25の側面25bに接合されている。フランジ部62bの側部67は、溝部25の側面25cに接合されている。このようにフランジ部62bは、サイドプレート22aの溝部25内にて、サイドプレート22aに接合されている。
なお、本実施形態の複数本のチューブ21、サイドプレート22a、22b、および複数のフィン23、ヘッダタンク30、40、モジュレータタンク50、およびブラケット60a、60b、60c、60dは、それぞれ、アルミニウム等から構成されている。
このように構成される本実施形態では、複数本のチューブ21、サイドプレート22a、22b、および複数のフィン23、ヘッダタンク30、40、モジュレータタンク50、およびブラケット60a、60b、60c、60dが仮に組み付けられて一体化されて、この一体化されたものがろう付け等により接合される。
これにより、ヘッダタンク30には、複数本のチューブ21の長手方向Sb一方側とサイドプレート22a、22bの長手方向Sb一方側とがそれぞれ接合される。これに加えて、ヘッダタンク40には、複数本のチューブ21の長手方向Sb他方側とサイドプレート22a、22bの長手方向Sb他方側とがそれぞれ接合されている。
さらに、複数本のチューブ21のうち隣り合う2本のチューブ21の間に前記隣り合う2本のチューブ21の間毎に配置されるフィン23は、2本のチューブ21に接合される。複数本のチューブ21のうち積層方向Saの一方側チューブ21とサイドプレート22aとの間に配置されているフィン23は、一方側チューブ21とサイドプレート22aとに接合される。複数本のチューブ21のうち積層方向Saの他方側チューブ21とサイドプレート22bとの間に配置されるフィン23は、他方側チューブ21とサイドプレート22bとに接合される。さらに、ブラケット60a、60bは、サイドプレート22aに接合される。ブラケット60c、60dは、サイドプレート22bに接合される。
具体的には、ブラケット60aのフランジ部62a(62b)の底部65をろう付け面としてサイドプレート22aの溝部25の底部25aに当てろう付けする。これに加えて、フランジ部62a(62b)の側部66、67をろう付け面としてサイドプレート22aの溝部25の側面25b、25cに当ててろう付けする。
同様に、ブラケット60bをサイドプレート22aの溝部25の底部25a、側面25b、25cにろう付けする。ブラケット60c、60dをサイドプレート22bの溝部25の底部25a、側面25b、25cにろう付けする。以上により、車両用熱交換器10の組み付けが完了する。
次に、本実施形態の車両用熱交換器10の作動について説明する。
まず、ヘッダタンク30のタンク室30a内には、圧縮機から吐出される高圧冷媒が冷媒入口31aを通して流入する。この流入した冷媒は、タンク室30aから、複数本のチューブ21のうちセパレータ30c、40cに対して積層方向Sa一方側の複数本のチューブ21aに流れる。これら積層方向Sa一方側の複数本のチューブ21aを流れる冷媒が車室外空気に放熱する。このため、高圧冷媒は、冷却されて凝縮して液相冷媒になる。その後、上記積層方向Sa一方側の複数本のチューブ21aを通過した冷媒は、ヘッダタンク40のタンク室40aを経てモジュレータタンク50内に流れる。このとき、上記積層方向Sa一方側の複数本のチューブ21aを通過した冷媒のうち液相冷媒がモジュレータタンク50内に貯えられる。モジュレータタンク50内の液相冷媒は、複数本のチューブ21のうちセパレータ30c、40cに対して積層方向Sa他方側の複数本のチューブ21bに流れる。このとき、上記積層方向Sa他方側の複数本のチューブ21b内の冷媒が車室外空気に放熱する。これにより、複数本のチューブ21b内の冷媒が過冷却される。この過冷却された冷媒は、ヘッダタンク30のタンク室30cから冷媒出口32aを経て減圧弁側に流れる。
以上説明した本実施形態によれば、ブラケット60a、60bは、サイドプレート22a側に一端側が配置され、他端側が車体側に接続されるブラケット本体61と、フランジ部62a、62bを備える。ブラケット60c、60dは、サイドプレート22b側に一端側が配置されて、他端側が車体側に接続されるブラケット本体61とフランジ部62a、62bとを備える。ブラケット60a、60b、60c、60dのブラケット本体61は、チューブ21の長手方向Sbに平行な方向を幅方向をとし、幅方向に拡がるように形成されている。フランジ部62aは、ブラケット本体61の一端側のうち幅方向一方側の端部70aから幅方向一方側に突起するように形成されてサイドプレート22a(22b)に接合されている。フランジ部62bは、ブラケット本体61の一端側のうち幅方向他方側の端部70bから幅方向他方側に突起するように形成されてサイドプレート22a(22b)に接合されている。ブラケット本体61の一端側における幅方向の寸法Aは、ブラケット本体61の他端側における幅方向の寸法B(<A)よりも大きくなっている。ブラケット本体61の幅方向寸法は、ブラケット本体61の一端側および他端側の間に亘って寸法A以下の大きさになっている。ブラケット本体61において、一端側および他端側の間で幅方向寸法が変わることになる。よって、ブラケット60a、60b、60c、60dにおいてブラケット本体61の幅方向寸法が積層方向Saの全体に亘って寸法Aとなる場合に比べて、小型化、軽量化を図ることができる。
本実施形態では、ブラケット60a、60b(60c、60d)は、サイドプレート22a(22b)の溝部25内でサイドプレート22a(22b)に接合されている。ブラケット60a、60b(60c、60d)のうちサイドプレート22a(22b)に接合される部分の厚み寸法は、サイドプレート22a(22b)の内側寸法C以下になる。このため、車両用熱交換器10の厚み寸法を小さくすることができる。
本実施形態では、ブラケット60a、60b(60c、60d)のフランジ部62a、62bの底部65をろう付け面としてサイドプレート22a(22b)の溝部25の底部25aに当てて組み付けろう付けする。このため、ブラケット60a、60b(60c、60d)の積層方向Sa(すなわち、天地方向)の位置を決め易くすることができる。
これに加えて、フランジ部62a、62bの側部66、67をろう付け面としてサイドプレート22a(22b)の溝部25の側面25b、25cに当ててろう付けで接合される。このため、ブラケット60a、60b(60c、60d)の車両前後方向(長手方向Sb)の位置も決め易いという利点もある。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ブラケット本体61において、部分63a、63bの間にテーパー部63cが設けた例について説明したが、これに代えて、本第2実施形態では、ブラケット本体61において、部分63a、63bの間のテーパー部63cを削除した例について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態における車両用熱交換器10のブラケット60aの拡大図である。図7において、図3と同一の符号は、同一のもの示し、その説明を省略する。本実施形態のブラケット60aのブラケット本体61は、テーパー部63cが削除されて、部分63a、63bだけで構成されている。本実施形態において、ブラケット60aの一端側における幅方向の寸法A、ブラケット本体61の他端側における幅方向の寸法B(<A)、およびフランジ部62a、62bは、上記第1実施形態と同様である。本実施形態では、ブラケット60b、60c、60dは、ブラケット60aと同様に形成されている。
以上のように構成される本実施形態によれば、ブラケット60a、60b、60c、60dにおいて、上記第1実施形態と同様に、寸法A、寸法Bが設定されている。このため、小型化、軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、ブラケット60a、60b、60c、60dにおいて、ブラケット本体61は、テーパー部63cが削除されて、部分63a、63bだけで構成されている。このため、ブラケット60a、60b、60c、60dにおいて、より一層、小型化、軽量化を図ることができる。さらに、テーパー部63cの削除に伴って、ブラケット本体61に対して長手方向Sb一方側、および他方側にはスペースBaの空きを形成することができる。
(他の実施形態)
上記第1、第2の実施形態では、ブラケット60a、60b、60c、60dをそれぞれ同一形状に形成した例について説明したが、これに限らず、ブラケット60aの一端側における幅方向寸法Aを、ブラケット本体61の他端側における幅方向寸法Bよりも大きくするならば、ブラケット60a、60b、60c、60dをそれぞれ異なる形状に形成してもよい。
上記第1、第2の実施形態では、複数のブラケットのうち全てのブラケットにおいて、一端側における幅方向寸法Aが他端側における幅方向寸法Bよりも大きくなるようにした例について説明したが、これに限らず、複数のブラケットのうち1つのブラケットにおいて一端側における幅方向寸法Aが他端側における幅方向寸法Bよりも大きくなっていればよい。
上記第1、第2の実施形態では、サイドプレート22a側にブラケット60a、60bを配置し、かつサイドプレート22b側にブラケット60c、60dを配置した例について説明したが、これに代えて、サイドプレート22a、22bのうち一方のサイドプレート側にのみブラケットを配置し、他方のサイドプレート側にはブラケットを配置しないようにしてもよい。
上記第1、第2の実施形態では、複数本のチューブ21、サイドプレート22a、22b、および複数のフィン23、ヘッダタンク30、40、モジュレータタンク50、およびブラケット60a、60b、60c、60dを一体化してろう付けした例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
すなわち、複数本のチューブ21、サイドプレート22a、22b、および複数のフィン23、ヘッダタンク30、40、およびモジュレータタンク50をろう付けにより一体化してから、ブラケット60a、60b、60c、60dをサイドプレート22a、22bに対してろう付け、或いは溶接により接合してもよい。
上記第1、第2の実施形態では、ブラケット60a、60b、60c、60dを車体に接続した例について説明したが、これに代えて、ブラケット60a、60b、60c、60dを車両部品を介して車体に接続してもよい。車両部品とは、車体に接続されている部品である。
上記第1、第2の実施形態では、サイドプレート22a、22bをU字状に形成したものを用いた例について説明したが、これに代えて、サイドプレート22a、22bをチューブ21の長手方向Sbに延びる長板状に形成したものを用いてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
10 車両用熱交換器
20 コア部
21 チューブ
22a、22b サイドプレート
23 フィン
25 溝部
30、40 ヘッダタンク
50 モジュレータタンク
60a、60b、60c、60d ブラケット
61 ブラケット本体
62a、62b フランジ部(第1、第2のフランジ部)

Claims (5)

  1. 所定方向に積層されて流体が流通する複数本のチューブ(21)と、前記複数本のチューブに対して前記所定方向の一方側に配置されている第1サイドプレート(22a)と、前記複数本のチューブに対して前記所定方向の他方側に配置されている第2のサイドプレート(22b)と、前記複数本のチューブのうち隣り合う2本のチューブの間と、前記複数のチューブおよび前記第1サイドプレートの間と、前記複数のチューブおよび前記第2サイドプレートの間とにそれぞれ配置されて、前記複数のチューブの内側の流体および前記複数のチューブの外側の流体の間の熱交換を促進する複数のフィン(23)と、を備え、前記第1、第2のサイドプレートが前記複数のチューブおよび前記複数のフィンを狭持するコア部(20)を備える車両用熱交換器に適用されるブラケットであって、
    前記第1、第2のサイドプレートのうちいずれか一方のサイドプレート側に一端側が配置されて、他端側が車体側に接続されて、かつ前記チューブの長手方向に平行である方向を幅方向とするブラケット本体(61)と、
    前記ブラケット本体の一端側のうち前記幅方向の一方側の端部(70a)から前記幅方向の一方側に突起するように形成されて、前記一方のサイドプレートに接合される第1フランジ部(62a)と、
    前記ブラケット本体の一端側のうち前記幅方向の他方側の端部(70b)から前記幅方向の他方側に突起するように形成されて、前記一方のサイドプレートに接合される第2フランジ部(62b)と、を備え、
    前記ブラケット本体の一端側における前記幅方向の第1寸法(A)は、前記ブラケット本体の他端側における前記幅方向の第2寸法(B)よりも大きくなっており、
    前記ブラケット本体は、
    前記ブラケット本体の一端側を構成して前記幅方向の寸法が前記第1寸法になる第1の部分(63a)と、
    前記ブラケット本体の他端側を構成して前記幅方向の寸法が前記第2寸法になる第2の部分(63b)と、を備え、
    前記第1の部分および前記第2の部分の間に配置されて、前記第1の部分から前記第2の部分に向かうほど、前記幅方向の寸法が前記第1寸法から前記第2寸法に近づくテーパー状に形成されている第3の部分(63c)を備えることを特徴とするブラケット。
  2. 前記ブラケット本体の幅方向の寸法は、前記ブラケット本体の一端側および前記ブラケット本体の他端側の間に亘って、前記第1寸法以下になっていることを特徴とする請求項1に記載のブラケット。
  3. 前記一方のサイドプレートには、前記複数のチューブおよび前記複数のフィンに対して反対側に開口する溝部(25)が形成されており、
    前記第1、第2のフランジ部は、それぞれ、前記一方のサイドプレートのうち前記溝部内で配置されて前記一方のサイドプレートのうち前記溝部を形成する形成部(25a、25b、25c)に接合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラケット。
  4. 前記形成部は、底面(25a)と前記底面を挟んで対向する第1、第2の側面(25b、25c)とによって前記溝部を形成しており、
    前記第1、第2のフランジ部は、それぞれ、前記底面、および前記第1、第2の側面に接合されていることを特徴とする請求項に記載のブラケット。
  5. 所定方向に積層されて流体が流通する複数本のチューブ(21)と、前記複数本のチューブに対して前記所定方向の一方側に配置されている第1サイドプレート(22a)と、前記複数本のチューブに対して前記所定方向の他方側に配置されている第2のサイドプレート(22b)と、前記複数本のチューブのうち隣り合う2本のチューブの間と、前記複数のチューブおよび前記第1サイドプレートの間と、前記複数のチューブおよび前記第2サイドプレートの間とにそれぞれ配置されて、前記複数のチューブの内側の流体および前記複数のチューブの外側の流体の間の熱交換を促進する複数のフィン(23)と、を備え、前記第1、第2のサイドプレートが前記複数のチューブおよび前記複数のフィンを狭持するコア部(20)と、
    前記第1、第2のサイドプレートのうちいずれか一方のサイドプレート側と車体側とを接続するブラケット(60a、60b、60c、60d)とを備える車両用熱交換器であって、
    前記ブラケットは、
    前記第1、第2のサイドプレートのうちいずれか一方のサイドプレート側に一端側が配置されて、他端側が車体側に接続されて、かつ前記チューブの長手方向に平行である方向を幅方向とするブラケット本体(61)と、
    前記ブラケット本体の一端側のうち前記幅方向の一方側の端部(70a)から前記幅方向の一方側に突起するように形成されて、前記一方のサイドプレートに接合される第1フランジ部(62a)と、
    前記ブラケット本体の一端側のうち前記幅方向の他方側の端部(70b)から前記幅方向の他方側に突起するように形成されて、前記一方のサイドプレートに接合される第2フランジ部(62b)と、を備え、
    前記ブラケット本体の一端側における前記幅方向の第1寸法(A)は、前記ブラケット本体の他端側における前記幅方向の第2寸法(B)よりも大きくなっており、
    前記ブラケット本体は、
    前記ブラケット本体の一端側を構成して前記幅方向の寸法が前記第1寸法になる第1の部分(63a)と、
    前記ブラケット本体の他端側を構成して前記幅方向の寸法が前記第2寸法になる第2の部分(63b)と、を備え、
    前記第1の部分および前記第2の部分の間に配置されて、前記第1の部分から前記第2の部分に向かうほど、前記幅方向の寸法が前記第1寸法から前記第2寸法に近づくテーパー状に形成されている第3の部分(63c)を備えることを特徴とするブラケット。
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