JP6349267B2 - 三次元変位計測装置と三次元変位計測システム - Google Patents

三次元変位計測装置と三次元変位計測システム Download PDF

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Description

本発明は、三次元変位計測装置とこれを備えた免震装置に関するものであり、例えば建物や橋梁等の各種建築物において相対変位する被測定対象物の一方と他方に取り付けた免震ダンパーの変形量を検出するようにした三次元変位計測装置と三次元変位計測システムに関する。
従来、地震に備えて、例えばビル等の建物や橋梁等の各種建築物において地盤側に設置された下部構造体と構築物側に設置した上部構造体との間に免震装置として免震ダンパーを設置したものが知られている。免震ダンパーとして例えば図13に示すようなU字型のダンパー100を設置したものがあり、上下のベースプレート(支持基盤)101、102に略U型ダンパー100の両端を連結したものを水平方向に例えば90度間隔や60度間隔で設置している。なお、上部ベースプレート101は上部構造体に設置され、下部ベースプレート102は下部構造体に設置されている。
そして、地震時に360度方向の振動による変形に対してU型ダンパーに生じる歪みを局部的に集中させずにU型ダンパー全体に分散させて塑性化させることにより、塑性履歴を利用して地震エネルギーを吸収し、建築物の耐震・制震性能を向上させている。U型ダンパー100は大地震時に30cm以上大きく変形するため、U型ダンパー100の歪みが約10%となって繰り返される極低サイクル疲労領域の過酷な使い方をする。
免震用のU型ダンパーは地震発生時に鋼材変形を繰り返すことになるが、U型ダンパーの健全性確保のために、最大変形量や累積変形量が所定値となった時点で交換を行っている。そのため、U型ダンパーの変形量の把握・検出が必要になる。
従来、2点間の相対変位を三次元座標で動的に測定するシステムとして、超音波や光、レーザ光等を用いた非接触式の変位計測システムが知られている。これらの変位計測システムは高精度が得られる一方で高価であり、サイズも大きいという欠点がある。
また、比較的低廉な接触型の変位計を備えた変位計測装置として、例えば特許文献1及び2に記載されたものが提案されている。特許文献1に記載された変位計測システムは、垂直軸と水平軸を備えた回転体にロッドを備えて、ロッドの先端を配管に係止させ、後端にワイヤを連結させている。そして、ワイヤの直線移動と水平軸及び垂直軸の回転角をポテンショメータで測定している。
また、特許文献2に記載された変位計測装置は、水平軸と垂直軸を有するジンバル機構を備えたセンサ本体を一方の被測定対象物に取り付け、連結ロッドの先端に連結した測定子を他方の被測定対象物の変動部に取り付ける。そして、測定子が変動部からの振動や変位を受けると水平軸と垂直軸を中心として回転し、連結ロッドも伸縮することで変動部の振動や変位に追従して、それぞれ変位を検出するようにしている。
特開平8−233569号公報 特開2007−315815号公報
ところで、U型ダンパーは上下のベースプレート101、102の間隔が200mm〜300mm程度と狭く変形量が最大±800mm程度と大きいため、上下のベースプレート101、102間の狭い空間に長いストロークの変位計測が可能なセンサが必要である。一方、特許文献1及び2に記載された装置では、各ロッドを短く且つ多段構造にして長く延びる必要があるため、構造が複雑になり、製作が難しい上に製作費用も高価になる欠点がある。また、ロッドを多段に構成すると基部側のロッドの径が大きくなり、ロッドがセンサの動きを邪魔するだけでなく、変形したダンパーと接触してセンサを破損する恐れもあった。
これに対し、図14、図15に示すように、特許文献2に示す三次元変位計測システムにおいて、上述した不具合を改善するために、ロッドに変えてワイヤ106を設置して、ワイヤ106の上端に上部ベースプレート101に設けた測定子105を連結し、下端にセンサ本体107を連結した三次元変位計測装置108を下部ベースプレート102に設置したものが考えられる。
このような三次元変位計測装置108によれば、構造が簡単になる上にダンパー100との接触の可能性も小さくなる。しかしながら、測定子105及びワイヤ106の移動に対してセンサ本体107の重量の慣性、水平軸や垂直軸を備えた各回転部材の摺動部の摩擦、配線ケーブルの張力によるセンサ本体107の追従性が低下するため、回転部材や変位計等を備えたセンサ本体107の回転が遅れ(図15(a)、(b)参照)、測定子105やワイヤ106の延長線からずれてしまい、計測精度が悪くなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、測定子の変位に追従して精度よく三次元の変位量を計測できるようにした三次元変位計測装置と三次元変位計測システムを提供することを目的とする。
本発明による三次元変位計測装置は、相対変位する被測定対象物の一方に取り付けられたセンサ本体と、前記センサ本体に設けられていて互いに直交する2軸方向に回転可能なジンバル機構によって支持された変位計と、前記変位計によってその伸縮量を計測可能であって伸縮可能な計測用ワイヤと、前記計測用ワイヤの他端に連結されていて前記被測定対象物の他方に取り付けられた測定子と、前記変位計に連結されるとともに所定の張力を有している複数の牽引用ワイヤと、前記牽引用ワイヤを案内すると共に前記被測定対象物の他方または測定子に取り付けられた複数のプーリーと、前記牽引用ワイヤを、前記プーリーを介して牽引して繰り出し可能な複数の牽引巻き取り手段と、前記計測用ワイヤの互いに直交する前記2軸方向の回転角度をそれぞれ検出する第1角度検出器及び第2角度検出器とを備え、前記第1角度検出器及び第2角度検出器でそれぞれ計測される前記計測用ワイヤの回転角度と前記変位計で計測される前記計測用ワイヤの伸縮量とに基づいて前記被測定対象物の相対的な三次元変位を計測するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、地震等によって、他方の被測定対象物に取り付けた測定子が他方の被測定対象物に沿って相対変位すると、変位計に設けた計測用ワイヤがジンバル機構で直交する2軸方向に追従して所要角度回転すると共に更に変位計から計測用ワイヤが所要長さ延びることになり、しかも計測用ワイヤの近傍に張力が大きい牽引用ワイヤとプーリーとを設けて牽引巻き取り手段で張力を確保することで、変位計が計測用ワイヤの相対変位と2軸方向の回転に同期して追従して変位及び回転するため、計測用ワイヤの三次元変位を第1角度検出器及び第2角度検出器と変位計に伝達して精度よく計測できる。
なお、牽引用ワイヤとプーリーと牽引巻き取り手段とは補助ガイド部材に含まれる。
また、牽引巻き取り手段は、前記牽引用ワイヤをぜんまい等の弾性復帰手段を用いて牽引していることが好ましい。
これによって、牽引用ワイヤを牽引巻き取り手段の弾性復帰手段によって牽引できるため、一方と他方の被測定対象物の相対変位に同期して牽引用ワイヤと共に計測用ワイヤを変位させることができる。
また、ジンバル機構は、第一回転軸と第一回転軸に直交する第二回転軸の2軸を備え、第一回転軸は変位計と第二回転軸とを回転可能に支持し、第二回転軸は変位計を回転可能に支持するようにしてもよい。
測定子の相対変位に応じて、変位計をジンバル機構の第一回転軸と第二回転軸に沿って所要量回転させることができ、測定子の相対変位に対する変位計と計測用ワイヤの追従性が高い。
また、第1角度検出器及び第2角度検出器は、抵抗素子またはホール素子を用いたポテンショメータであってもよい。あるいは、第1角度検出器及び第2角度検出器は、ロータリエンコーダであってもよい。
また、変位計は、直動型変位計であってもよく、またワイヤ式変位計であってもよい。
本発明による三次元変位計測システムは、上述したいずれかに記載された三次元変位計測装置を備えていて、第1角度検出器、第2角度検出器及び変位計から出力される変位情報をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器から出力されるデジタル信号を三次元座標に変換して変位方向と変位量を演算する演算手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明による三次元変位計測システムによれば、三次元変位計測装置で計測した計測用ワイヤの伸縮量と互いに直交する2軸方向の回転角度の変位情報に基づいて、A/D変換器と演算手段によって三次元座標を演算して変位方向と変位量を算出することができる。
本発明による三次元変位計測システムは、上述したいずれかに記載された三次元変位計測装置を備えていて、被測定対象物の一方は建築物の下部構造体に取り付ける下部ベースプレートであり、他方は上部構造体に取り付ける上部ベースプレートであり、下部ベースプレートと上部ベースプレートの間に免震ダンパーを設置したことを特徴とする。
本発明によれば、三次元変位計測装置によって計測した計測用ワイヤの伸縮量と互いに直交する2軸方向の回転角度に基づいて建築物における下部構造体と上部構造体の相対変位量を検出することができる。
本発明による三次元変位計測装置と三次元変位計測システムは、三次元方向に変位可能な測定子に対して、牽引用ワイヤとプーリーと牽引巻き取り手段によって、計測用ワイヤと変位計の追従性を良好に維持できるので、被測定対象物の一方と他方との間の三次元方向の変位方向と変位量を精度よく計測できる。
本発明の第一実施形態による三次元変位計測装置の要部斜視図である。 図1に示す三次元変位計測装置の初期位置を示す第二回転軸方向から見た図である。 図1に示す三次元変位計測装置の測定子が変位した位置を示す第二回転軸方向から見た図である。 三次元変位計測装置で計測する三次元変位計測システムのブロック図である。 測定子の三次元座標位置を三面図に投影した状態を示す概念図である。 本発明の第二実施形態による三次元変位計測装置の要部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 第二実施形態による三次元変位計測装置において上部ベースプレートの変位に応じてワイヤと多段アームが変位した状態を示す側面図であり,(a)は変位が小さい状態、(b)は変位が大きい状態の図である。 第三実施形態による三次元変位計測装置の要部斜視図である。 (a)、(b)は図8に示す三次元変位計測装置のプーリー及びプーリーの固定部材の回転軸方向と回転軸に直交する方向を示す比較図である。 図9に示す三次元変位計測装置を示す図であり、(a)は初期状態、(b)は変位状態を示す図である。 第四実施形態による三次元変位計測装置の要部斜視図である。 変形例による三次元変位計測装置の要部構成図である。 建物の上下ベースプレート間に設置したU型ダンパーの地震時の変位を示す側面図であり、(a)は初期状態、(b)は地震による変位状態を示す図である。 従来技術に関連する三次元変位計測装置をU型ダンパーに設置した状態を示す図である。 図14に示す三次元変位計測装置を示すものであり、(a)は初期状態、(b)は地震による変形状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の各実施形態による三次元変位計測装置と三次元変位計測システムについて説明するが、上述した従来技術と同一の部材には同一の符号を用いて説明する。
図1乃至図3に示す第一実施形態による三次元変位計測装置1は、例えばU型ダンパー100の下部ベースプレート102と上部ベースプレート101との間に設置されて、U型ダンパー100の最大変形量や累積変形量等を計測してU型ダンパー100の交換時期を推定する等のために用いられる。この三次元変位計測装置1は下部ベースプレート102に設置されるセンサ本体2を備え、センサ本体2と上部ベースプレート101に設置される測定子3との2点間の相対変位を計測することで、上下部ベースプレート101,102の相対変位を三次元座標で計測するようになっている。
センサ本体2は基板6が下部ベースプレート102上に固定され、基板6上の一対の柱部7間に四角形枠状の枠体8を設け、枠体8は一方の対向する一対の枠部8aと柱部7とにそれぞれ設けた第一回転軸9によってφ方向に任意の角度回転可能とされている。枠体8の他方の対向する一対の枠部8b間に変位計10を設け、変位計10は一対の枠部8bをそれぞれ貫通する第二回転軸11によってθ方向に任意の角度回転可能に支持されている。第一回転軸9と第二回転軸11とは例えば同一平面内で互いに直交する方向に配設されている。
そのため、センサ本体2は、互いに直交する第一回転軸9と第二回転軸11によって変位計10を各軸周りに回転可能に支持しており、且つ各軸9,11の延長線が1点で交わる機構であるジンバル機構12を備えている。
そして、第一回転軸9の一端部には変位計10の回転角度φを検出するための第1角度検出器13が設置され、第二回転軸11の一端部には変位計10の回転角度θを検出するための第2角度検出器14が設置されている。第1角度検出器13と第2角度検出器14は第一回転軸9と第二回転軸11に抵抗素子またはホール素子を用いたポテンショメータを備えており、あるいはロータリエンコーダを備えていてもよい。第1角度検出器13は変位計10と枠体8との水平位置を基準として第一回転軸9の回転角度φをφ成分として計測可能としている。また、第2角度検出器14は変位計10の水平位置を基準として第二回転軸11の回転角度θをθ成分として計測可能としている。
また、変位計10は上面に支持部15が設置され、支持部15から計測用ワイヤ16が引き出し可能とされ、計測用ワイヤ16の先端部が測定子3に接続されている。変位計10の筐体10a内には計測用ワイヤ16を巻き取り可能な巻き取りドラムと、計測用ワイヤ16を巻き取りドラムに巻き込む方向に付勢する渦巻ばねとが内蔵されており、測定子3を取り付けた上部ベースプレート101の変位によって計測用ワイヤ16が伸縮可能とされている。なお、測定子3は上部ベースプレート101に対して例えば自在継手等によって回転可能に支持されている。
しかも、変位計10は筐体10a内に巻き取りドラムの回転軸と一体に回転するワイヤ式変位計または直動型変位計を備えており、計測用ワイヤ16の引き出し長さをr成分として検出可能としている。計測用ワイヤ16の延長線は第一回転軸9及び第二回転軸11の延長線と1点で交わる原点とされ、第一回転軸9、第二回転軸11、計測用ワイヤ16は1個の動径(引き出し長さ)rと2個の偏角(回転角度)θ,φからなる三次元極座標系を構成している。この三次元極座標系は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸からなる三次元直交座標系に変換することができる(図5参照)。
また、変位計10の支持部15と測定子3との間には計測用ワイヤ16の周囲に任意の複数本、例えば4本の屈曲可能なアーム18が配設され、パンタグラフ状に伸縮可能に形成されている。各アーム18は長手方向中央の軸部18aで自由に折り曲げ可能であり、計測用ワイヤ16の周囲に所定間隔、例えば90度間隔で配列されている。アーム18は金属などの剛性の高い高強度の部材で形成され、各アーム18の両端部は例えば軸受によって支持部15と測定子3にそれぞれ連結されている。
そのため、図2に示す初期位置では、上下部ベースプレート101,102は変位しておらず、計測用ワイヤ16は上部ベースプレート101に垂直な方向に位置している。そして、地震時に上部ベースプレート101が下部ベースプレート102に対して相対移動した場合には、センサ本体2の変位計10が第一及び第二回転軸9、11回りに傾斜する。図3に示す例では、第二回転軸11が角度θ傾斜するとともに、測定子3の水平移動に追従して移動するにしたがって計測用ワイヤ16が伸長することで、その周囲のアーム18の曲げ角が大きく直線に近い形状に変形する。
図4に示すように、三次元変位計測装置1に設けた第一回転軸9の傾斜角度φを計測する第1角度検出器13と、第二回転軸11の傾斜角度θを計測する第2角度検出器14と、第一及び第二回転軸9,13に直交するr成分の長さを計測する変位計10を備えたセンサ部21を備えている。
また、三次元変位計測装置1のセンサ部21には測定記録部23が電気的に接続されており、第1角度検出器13と第2角度検出器14と変位計10から出力されたφ、θ、rの各成分の変位情報を入力してA/D変換するA/D変換器24と、デジタル信号に変換された各信号を演算する演算部25と、演算結果の情報を例えば三次元直交座標系(x、y、z)として記録したり印刷したりする記録部26とを備えている。更にセンサ部21に電力を供給する電源部27を備えている。
これらセンサ部21を備えた三次元変位計測装置1と測定記録部23とを含めて三次元変位計測システム20を構成する。
ここで、図1に示す三次元変位計測装置1におけるセンサ本体2の運動支点、すなわち第一回転軸9、第二回転軸11、計測用ワイヤ16の各延長線の交差点を原点とした三次元極座標系をとり、計測用ワイヤ16の先端部に連結した測定子3の中心(自在継手がボールジョイントであればその中心)を測定点とする。
そして、図5において、第1角度検出器13で検出する角度φと第2角度検出器14で検出する角度θと変位計10で検出する計測用ワイヤ16の伸縮長さrとを随時計測することで、測定点の三次元極座標系における位置を特定できる。更に、計測して求めた各値r,θ,φを三次元直交座標系におけるX−Z座標面、Y−Z座標面にそれぞれ投影することにより、原点からの長さx,y,zを随時演算することで測定点の三次元直交座標系における位置に変換できる。
本実施形態による三次元変位計測装置1は上述の構成を備えており、次に三次元変位計測装置1の使用方法について説明する。
本実施形態による三次元変位計測装置1は免震装置であるU型ダンパー100の下部ベースプレート102上に設置され、測定子3は上部ベースプレート101に回転自在に支承されている。そして、地震が発生した場合、建物や橋梁等の建築物が水平360度全方向の変形に対して、U型ダンパー100に生じる歪みを局部的に集中させずに全体に分散させ塑性化させることで塑性履歴を利用して地震エネルギーを吸収し、建築物の耐震制震性能を向上させる。このようなダンパー100の歪みや塑性変形量や累積変形量を三次元変位計測システム20によって計測する。
図1及び図2に示す初期位置では、上下部ベースプレート101,102は変位しておらず、第一及び第二回転軸9、11は変位計10が水平状態で計測用ワイヤ16が上部ベースプレート101に垂直な方向に延びている。そして、図3に示すように、地震発生時に上部ベースプレート101が下部ベースプレート102に対して相対移動した場合には、測定子3が追従して上部ベースプレート101と共に相対移動する。
例えば、上部ベースプレート101が下部ベースプレート102に対して第一回転軸9に直交する方向に相対変位する場合、測定子3に連動して、変位計10の計測用ワイヤ16が支持部15を通して引き出されると共に、測定子3の移動と一体に計測用ワイヤ16を囲うパンタグラフ状の剛性の高いアーム18が計測用ワイヤ16に伸長と傾斜に沿って略直線状に近い形状に伸長しながら傾斜していく。そのため、アーム18の下端部が支持される支持部15を備えた変位計10がアーム18に引っ張られて第二回転軸11を中心にして所要角度θ回転する。
例えば、上部ベースプレート101が下部ベースプレート102に対して任意の方向に相対変位した場合、測定子3に連動して、変位計10の計測用ワイヤ16が支持部15を通して引き出されると共に、測定子3の移動と一体に計測用ワイヤ16を囲うパンタグラフ状の剛性の高いアーム18が計測用ワイヤ16の伸長と傾斜に沿って屈曲部を伸長させながら追従して傾斜していく。そのため、アーム18の下端部が支持される支持部15を備えた変位計10がアーム18に引っ張られて、第一回転軸9と第二回転軸11を中心にして互いに直交する方向に所要角度φ、θ回転する。そのため、測定子3と計測用ワイヤ16及びアーム18と変位計10とは互いに略直線状の配置を維持しながら同期して傾斜する。
そのため、センサ本体2における変位計1の重量による慣性や、変位計10の回転時の摺動部分の摩擦等による変位計10の回転の遅れを生じない。
このように、地震の振動によって、第一及び第二回転軸9、11を備えた変位計10、計測用ワイヤ16が同期して相対変位すると、図4に示すセンサ部21において、第1角度検出器13、第2角度検出器14、変位計10で計測用ワイヤ16の傾斜角度φ、θ、伸縮長さrを同時に精度よく検出できる。そして、これらの測定データをアナログ信号としてセンサ部21の外部に設置した測定記録部23に入力し、A/D変換器24でA/D変換し、演算部25で次式によって演算することで、測定子3の測定点の三次元直交座標系における座標(x、y、z)、そして変位方向と変位量を得られる。
Figure 0006349267
上述のように、本第一実施形態による三次元変位計測装置1及び三次元変位計測システム20によれば、測定子3と変位計10を連結する伸縮成分として計測用ワイヤ16とアーム18を用いたことで、計測用ワイヤ16の傾斜角度φ、θ、伸縮長さrを計測でき、更に測定子3の測定点の座標(x、y、z)や変位方向と変位量を得られる。
しかも、計測用ワイヤ16の周囲にパンタグラフ形状のアーム18を取り付けて測定子3の相対変位に同期して変位計10を追従させて第一及び第二回転軸9,11回りに回転させるようにしたから、短時間で精度良く測定子3の三次元方向の変位を計測できる。そのため、ダンパー100の最大変形量や累積変形量を精度良く測定して交換時期を高精度に推定できる。また、ロッドに変えて計測用ワイヤ16を用い、その周囲のアーム18は測定子3の変位が大きければ計測用ワイヤ16に近接する方向にすぼんで小径化するため、地震時にU型ダンパー100に接触のおそれがなく、三次元変位計測装置1を損傷するおそれがない。
なお、本発明は上述の第一実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で上述した実施形態の構成を適宜変更したり置換したりすることができる。これらの構成も本発明の範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態による三次元変位計測装置1では、下部ベースプレート102にセンサ本体2の基板6を設置し、上部ベースプレート101に測定子3を設置した構成としたが、これとは逆に上部ベースプレート101にセンサ本体2の基板6を設置し、下部ベースプレート102に測定子3を設置する構成を採用してもよい。この場合には、センサ本体2に設置した変位計10が地盤等に設けた下部ベースプレート102から離間するため、地表等から離間することになり、湿気等による変位計10の誤作動や破損等を生じ難い利点がある。後述する他の実施形態や変形例でも同様である。
次に図6及び図7により、本発明の第二実施形態による三次元変位計測装置を説明するが、第一実施形態に用いた部品や部材等は同一符号を用いて説明するものとする。
本第二実施形態による三次元変位計測装置30は、下部ベースプレート102にセンサ本体2のジンバル機構31を備えており、このジンバル機構31は第一実施形態と同様に互いに直交する第一回転軸9と第二回転軸11を備えていて、変位計10を互いに直交する上下方向に回転可能としているが、図6及び図7では簡略化して示されている。
また、図6,7において、上部ベースプレート101と測定子3を接続する連結部材32は測定子3との連結部に自在継手を備えているものとする。そして、変位計10の上面の支持部15には第一アーム受け部材34が連結され、測定子3にも第二アーム受け部材35が連結されている。
これら第一及び第二アーム受け部材34、35の間にはマジックハンド状の多段アーム36が取り付けられており、一対のアーム部37a、37bを交差させて中央の支軸37cで回転可能に軸支したものを両端部で軸ピン37dによって順次回動可能に多数本連結している。本実施形態では、多段アーム36は第一及び第二アーム受け部材34,35の両側に2組設けているが、高強度であれば1組だけでもよい。
しかも、図7に示すように、この多段アーム36の一端(変位計10側)では、一方のアーム部37aのピン39が第一アーム受け部材34に回転可能に支持され、他方のアーム部37bのピン40は第一アーム受け部材34に形成した溝部34a内に摺動可能に支持されている。また、多段アーム36の他端(測定子3側)では、一方のアーム部37bのピン41が第二アーム受け部材35に回転可能に支持され、他方のアーム部37aのピン42は第二アーム受け部材35に形成した溝部35a内に摺動可能に支持されている。
また、多段アーム36は計測用ワイヤ16と略平行な状態を維持しながら伸縮することで、計測用ワイヤ16の傾斜や伸縮に同期して変位計10を追従させて、第一回転軸9及び第二回転軸11を所要角度φ、θだけ傾斜させることができる。
また、計測用ワイヤ16の延長線は、第一実施形態と同様に、第一回転軸9及び第二回転軸11と原点で互いに直交して交差する図5に示すX,Y,Z軸の三次元直交座標系を構成する。
そのため、本実施形態による三次元変位計測装置30では、変位のない初期状態では、図6(a)、(b)に示すように多段アーム36は各アーム部37a、37b同士が互いに近接した圧縮状態にある。そして、地震の際に、図7(a)に示すように変位が比較的小さい場合には、変位計10が第一及び第二回転軸9、11回りに所定角度φ、θだけそれぞれ回転し、計測用ワイヤ16のわずかな伸張と傾斜に沿って多段アーム36は各アーム部37a、37bがわずかに離間した状態で傾斜させられる。
また、変位が比較的大きい場合には、図7(b)に示すように、変位計10が第一及び第二回転軸9、11回りに所定角度φ、θだけそれぞれ回転し、更に計測用ワイヤ16が傾斜して大きく伸張すると共に、多段アーム36は各対のアーム部37a、37bが比較的小さな交差角を形成するように伸長した状態で傾斜させられる。
しかも、センサ部21で計測した各測定値φ、θ、rに基づいて測定記録部23によって測定子3の三次元直交座標系における座標(x,y,z)を演算することができる。
このようにして、本第二実施形態による三次元変位計測装置30と三次元変位計測システム20によれば、支持部15と測定子3に両端が連結された多段アーム36によって変位計10を計測用ワイヤ16に精度よく追従させることができ、第一実施形態と同一の作用効果を奏する。
次に本発明の第三実施形態による三次元変位計測装置50を図8、図9、図10によって説明するが、上述した第一実施形態及び第二実施形態に用いた三次元変位計測装置1、30の部品や部材と同一または同様なものは同一符号を用いて説明するものとする。
本第三実施形態による三次元変位計測装置50は、下部ベースプレート102にセンサ本体2のジンバル機構12を備えており、このジンバル機構12は第一実施形態と同様に互いに直交する第一回転軸9と第二回転軸11を備えていて、変位計10を互いに直交する上下方向に回転可能としている。
また、図8において、測定子3は自在継手によって上部ベースプレート101に連結されている。測定子3を挟む両側には2つのプーリー51,52が設けられている。図9及び図10に示すように、これらプーリー51,52は上部ベースプレート101に支持された固定部材53、54に回動可能に支持され、プーリー51、52は固定部材53,54に支持された回転軸を中心に回転可能とされている。また、固定部材53,54に対してプーリー51、52は回動可能であり、プーリー51,52の回動方向を例えばA方向というものとする。
各プーリー51、52の近傍にはぜんまいユニット55、56が牽引巻き取り手段として上部ベースプレート101に支持されている。そして、ぜんまいユニット55,56からそれぞれ繰り出された牽引用ワイヤ57はプーリー51、52を介して下方に案内されて計測用ワイヤ16の両側に沿って下方に延びて支持部15に連結されている。
そのため、図9(a)に示すように、上部ベースプレート101の変位によってプーリー51,52の回転軸方向、即ちA方向に力を受けると牽引用ワイヤ57の張力を受けているプーリー51,52が回動して傾斜し、各ぜんまいユニット55、56から牽引用ワイヤ57が繰り出し可能である。また、図9(b)及び図10において、上部ベースプレート101がプーリー51,52の回転軸に直交する方向(B方向という)に変位すると牽引用ワイヤ57に沿ってプーリー51,52が摺動し、各ぜんまいユニット55、56から牽引用ワイヤ57が繰り出される。
また、ゼンマイユニット55、56の中には図示しないゼンマイが格納されており、ゼンマイの弾性復帰力により各牽引用ワイヤ57は大きな張力で牽引されている。このとき、牽引用ワイヤ57の張力は変位計10の計測用ワイヤ16の張力よりも大きく設定するとともに、2本の牽引用ワイヤ57の張力はお互い同等になるように調整する。更に、2組のゼンマイユニット55、56とプーリー51,52と固定部材53,54は、測定子3を挟んでその両側に対称に配置されている。
本第三実施形態による三次元変位計測装置50において、上部ベースプレート101が下部ベースプレート102との関係で相対的にA方向に変位した場合、図9(a)に示すように、固定部材53、54とぜんまいユニット55,56が一体にA方向に移動する。すると、牽引用ワイヤ57がゼンマイユニット55、56から引き出され、プーリー51,52は各牽引用ワイヤ57の引き出し長さに応じて回転軸回りに回転するとともに、牽引用ワイヤ57の張力によってプーリー51,52は固定部材53、54に対してA方向に回動して傾斜する。
そして、上部ベースプレート101の変位が元に戻ると、各牽引用ワイヤ57はゼンマイユニット55,56に巻き戻され、プーリー51,52は各牽引用ワイヤ57の巻き戻される長さに応じて回転するとともに固定部材53、54に対するプーリー51,52も傾斜状態から垂直な元の姿勢に戻る。
また、図9(b)及び図10に示すように、上部ベースプレート101がプーリー51,52の回転軸に直交する方向、即ちB方向に変位した場合、プーリー51,52及び固定部材53、54は上部ベースプレート101とともに移動する。その結果、牽引用ワイヤ57はゼンマイユニット55,56から引き出され、プーリー51,52は各牽引用ワイヤ57の引き出される長さに応じて回転する。上部ベースプレート101の変位が元に戻ると、各牽引用ワイヤ57はゼンマイユニット55,56に巻き戻され、プーリー51,52は各牽引用ワイヤ57の巻き戻される長さに応じて回転する。
そのため、本第三実施形態による三次元変位計測装置50では、変位のない初期状態では、図10(a)に示すように牽引用ワイヤ57による張力により計測用ワイヤ16は上下ベースプレート101,102に垂直な方向に延びている。そして、地震の際に、図10(b)に示すように、牽引用ワイヤ57と計測用ワイヤ16は略平行な状態を維持しながら伸張と傾斜を行い、変位計10が第一及び第二回転軸9、11回りに所定角度φ、θだけそれぞれ回転し、センサ部21で計測した各測定値φ、θ、rに基づいて測定記録部23によって測定子3の三次元直交座標系における座標(x,y,z)を演算することができる。
上述のように、本実施形態による三次元変位計測装置50によれば、プーリー51,52と固定部材53、54とゼンマイユニット55、56は測定子3を中心として対称に配置されているため、2本の牽引用ワイヤ57がバランスよく変位計10を牽引し、牽引用ワイヤ57と計測用ワイヤ16とが略平行な状態を維持しながら伸縮することで、上部ベースプレート101の変位に同期して変位計10を追従させることができる。しかも、牽引用ワイヤ57の張力を計測用ワイヤ16よりも高い張力に設定したことで、地震等に対する変位計10の追従性を向上させることができて応答性が一層良くなる。
なお、牽引用ワイヤ57の張力は大きいほど変位計10の追従性が向上するが、本体センサ2を構成する各部品の強度も大きくする必要があるため、適切な張力を選択する。また、本実施形態では、牽引用ワイヤ57、プーリー51,52、ゼンマイユニット55、56は2組ずつ設けられているが、3組以上設けてもよい。
次に図11により、本発明の第四実施形態による三次元変位計測装置60を説明する。
本実施形態において、2つのプーリー51,52は測定子3の対向する面に固定され、対称に配設されている。これら2つのプーリー51,52は、2つのゼンマイユニット55,56から引き出されて変位計10の支持部15に連結された2本の牽引用ワイヤ57を案内している。
本実施形態による三次元変位計測装置60においても、第三実施形態と同一の作用効果を奏する。
また、上述した第三実施形態、第四実施形態による三次元変位計測装置50,60の変形例として、図12に示すようにゼンマイユニット55,56をセンサ本体2に取付け、牽引用ワイヤ57を上部ベースプレート101に直に固定してもよい。
なお、上述した各実施形態による三次元変位計測装置1、30,50,60では、センサ本体2に設けた変位計10の回転軸として第一回転軸9と第二回転軸11を同一平面内で互いに直交する方向に配設し、計測用ワイヤ16を第一回転軸9と第二回転軸11に互いに直交する方向に伸縮させることで、測定子3の変位計測を可能にしたが、これに変えて、回転軸と垂直軸を設置すると共にこれら回転軸と垂直軸に互いに直交する計測用ワイヤ16を伸縮可能に配設して計測用ワイヤ16の先端に測定子3を設けて、計測用ワイヤ16を任意の方向に傾斜及び伸縮可能に構成してもよい。この場合には回転軸と垂直軸によって変位計10を互いに直交する2方向に変位可能としたジンバル機構を構成してもよい。なお、ジンバル機構は、互いに直交する2軸で構成したものに限定されない。例えば、球体形状等でもよい。
また、本発明において、アーム18、多段アーム36は補助アームを構成する。
また、アーム18、計測用ワイヤ16及びプーリー51,52、ぜんまいユニット55,56は補助ガイド部材を構成する。
1,30、50、60 三次元変位計測装置
2 センサ本体
3 測定子
9 第一回転軸
10 変位計
11 第二回転軸
12、31 ジンバル機構
13 第1角度検出器
14 第2角度検出器
15 支持部
16 計測用ワイヤ
18 アーム
20 三次元変位計測ユニット
21 センサ部
23 測定記録部
34 第一アーム受け部材
35 第二アーム受け部材
36 多段アーム
51,52 プーリー
53、54 固定部材
55,56 ぜんまいユニット
57 牽引用ワイヤ
100 U型ダンパー
101 上部ベースプレート
102 下部ベースプレート

Claims (7)

  1. 相対変位する被測定対象物の一方に取り付けられたセンサ本体と、
    前記センサ本体に設けられていて互いに直交する2軸方向に回転可能なジンバル機構によって支持された変位計と、
    前記変位計によってその伸縮量を計測可能であって伸縮可能な計測用ワイヤと、
    前記計測用ワイヤの他端に連結されていて前記被測定対象物の他方に取り付けられた測定子と、
    前記変位計に連結されるとともに所定の張力を有している複数の牽引用ワイヤと、
    前記牽引用ワイヤを案内すると共に前記被測定対象物の他方または測定子に取り付けられた複数のプーリーと、
    前記牽引用ワイヤを、前記プーリーを介して牽引して繰り出し可能な複数の牽引巻き取り手段と、
    前記計測用ワイヤの互いに直交する前記2軸方向の回転角度をそれぞれ検出する第1角度検出器及び第2角度検出器とを備え、
    前記第1角度検出器及び第2角度検出器でそれぞれ計測される前記計測用ワイヤの回転角度と前記変位計で計測される前記計測用ワイヤの伸縮量とに基づいて前記被測定対象物の相対的な三次元変位を計測するようにしたことを特徴とする三次元変位計測装置。
  2. 前記牽引巻き取り手段は、前記牽引用ワイヤをぜんまい等の弾性復帰手段を用いて牽引している請求項1に記載された三次元変位計測装置。
  3. 前記ジンバル機構は、第一回転軸と該第一回転軸に直交する第二回転軸とを備え、前記第一回転軸は前記変位計と前記第二回転軸とを回転可能に支持し、前記第二回転軸は変位計を回転可能に支持するようにした請求項1または2に記載された三次元変位計測装置。
  4. 前記第1角度検出器及び第2角度検出器は、抵抗素子またはホール素子を用いたポテンショメータ、またはロータリエンコーダである請求項1から3のいずれか1項に記載された三次元変位計測装置。
  5. 前記変位計は、直動型変位計、またはワイヤ式変位計である請求項1から4のいずれか1項に記載された三次元変位計測装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された三次元変位計測装置を備えていて、
    前記第1角度検出器、第2角度検出器及び変位計から出力される変位情報をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器から出力されるデジタル信号を三次元座標に変換して変位方向と変位量を演算する演算手段と、を備えた三次元変位計測システム。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載された三次元変位計測装置を備えていて、
    前記被測定対象物の一方は建築物の下部構造体に取り付ける下部ベースプレートであり、他方は上部構造体に取り付ける上部ベースプレートであり、前記下部ベースプレートと上部ベースプレートの間に免震ダンパーを設置したことを特徴とする三次元変位計測システム。
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