JP6349152B2 - 車両内装部材の取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両内装部材を車両内装パネルに取り付けるための取付構造に関するものである。
車両において車室の天井を構成する天井パネルには、エアコンの空気取入口となるエアインレットや照明装置などの各種の車両内装部材が取り付けられている。天井パネルは、発泡体に不織布を積層した積層材などの比較的柔軟な材料で構成されているので、天井パネルに開設された車両内装部材の取付開口部を囲うように、天井パネルの裏面に取り付けたブラケットで補強されている(例えば、特許文献1参照)。そして、車両内装部材は、天井パネルの裏側からブラケットに設けられた通孔を介して該車両内装部材の周縁部に設けられたネジ孔にネジ止めすることで、天井パネルに取り付けられる。
特開2012−192851号公報
前述した車両内装部材の取付構造は、ブラケットを接着剤やレーザーによる溶着などによって天井パネルの裏面に固定する手間がかかると共に、車両内装部材の四辺を複数箇所でネジ止めする手間がかかっている。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、車両内装部材を車両内装パネルに簡単に取り付けることができる取付構造を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の車両内装部材の取付構造は、
車両内装パネルの表側に車両内装部材を取り付ける取付構造において、
前記車両内装部材の裏面から延出するように複数設けられ、前記車両内装パネルに開設された挿通開口を介して該車両内装パネルの裏側に臨む係止部と、
前記係止部に形成された係止爪と
前記係止爪と前記車両内装パネルの裏面との間に、該係止爪が臨む前記挿通開口を跨いで弾性変形させた状態で差し込まれ、前記車両内装部材における車両内装パネルの表側に重なる当接部を車両内装パネルの表面に当接させるように付勢する線材または板材からなる弾性体とを備え
前記弾性体は、前記係止爪に当接する爪当接部位と前記車両内装パネルの裏面に当接するパネル当接部位とが、前記車両内装部材への組み付け前の状態において、該係止爪と該車両内装パネルの裏面との間隔よりも大きく該車両内装パネルの表裏方向にずれるように曲げ形成されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、係止部に形成された係止爪と車両内装パネルの裏面との間に、該係止爪が臨む挿通開口を跨いで弾性変形させた状態で差し込んだ弾性体によって、車両内装部材における車両内装パネルの表側に重なる当接部を車両内装パネルの表面に当接させるよう付勢している。従って、車両内装部材を、弾性体の付勢によって車両内装パネルに対して強固に取り付けることができる。また、車両内装パネルに開設された挿通開口に臨む係止部の係止爪と車両内装パネルの裏面との間に弾性体を差し込むことで、車両内装部材を車両内装パネルに簡単に取り付けることができる。更に、弾性体を係止爪と車両内装パネルの裏面に差し込んだ際に、弾性体をより確実に弾性変形させることができ、弾性体による付勢力を適切に作用させて、車両内装部材を車両内装パネルにより強固に取り付けることができる。
請求項2に係る発明では、前記複数の係止部の並び方向に延在するよう形成された線材からなる前記弾性体は、該複数の係止部に対して、前記車両内装部材の外周縁側に臨む係止部の外側と、該車両内装部材の中心側に臨む係止部の内側とを通るように組み付けられたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、複数の係止部に対して、該係止部の外側および内側を通るように弾性体を組み付けることで、弾性体の外側に位置する係止部によって弾性体の外側への移動が規制されると共に、弾性体の内側に位置する係止部によって弾性体の内側への移動が規制されることになり、弾性体の内外方向の移動を規制し得る。すなわち、弾性体を車両内装部材に対してずれなく組み付けることができるので、弾性体の付勢力を適切に作用させて、車両内装部材を車両内装パネルにより強固に取り付けることができる。
請求項3に係る発明では、前記車両内装部材は、前記弾性体の第1延在部を、第1方向に延在するように保持する第1の係止部と、該弾性体において第1延在部から屈曲して該第1延在部と交差する方向に延在する第2延在部を、第1方向と交差する第2方向に延在するように保持する第2の係止部とを備え、
前記第1の係止部の係止爪と前記車両内装パネルの裏面との間に差し込んだ前記第1延在部で前記車両内装部材の一縁辺を支持すると共に、前記第2の係止部の係止爪と車両内装パネルの裏面との間に差し込んだ前記第2延在部で車両内装部材の一縁辺と異なる縁辺を支持するよう構成したことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、単一の弾性体によって、車両内装部材の一縁辺とこの一縁辺と異なる縁辺を支持し得るので、車両内装パネルに対する車両内装部材の取り付けをより簡単にすることができる。
請求項に係る発明では、前記係止爪は、前記係止部の延出方向と交差するように該係止部から延出する爪本体と、この爪本体の延出端側に設けられ、前記車両内装部材の裏面に向けて折り返された折返片とを備えたことを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、係止爪の折返片によって、係止爪と車両内装パネルの裏面との間に差し込んだ弾性体の抜け出しを防止することができる。
請求項に係る発明では、前記車両内装部材は、前記車両内装パネルに開設された開口部に沿うように設けられた複数の係止部に形成された係止爪と前記車両内装パネルの裏面との間に差し込まれた弾性体による付勢により、該開口部を覆うように該車両内装パネルの表側に取り付けられることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、車両内装部材の係止爪と車両内装パネルの裏面に差し込んだ弾性体の付勢によって、車両内装部材を車両内装パネルに取り付ける構成であるので、開口部が開設されて比較的脆弱な車両内装パネルであっても、車両内装部材を車両内装パネルに強固に取り付けることができる。
請求項に係る発明では、前記車両内装部材は、前記係止部が設けられる縁辺と異なる縁辺裏面に、該裏面に対向するように延在する鉤状に形成された差込部を備え、
前記車両内装パネルに開設された開口部を介して前記車両内装パネルの裏側に差し込んだ前記差込部と該車両内装パネルの表面に当接する前記当接部とによって該車両内装パネルを挟み、前記車両内装部材における前記係止部が設けられる縁辺と異なる縁辺を車両内装パネルに取り付けるよう構成したことを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、車両内装部材において係止部が設けられる縁辺と異なる縁辺を、車両内装パネルを挟む差込部によって車両内装パネルに取り付けることで、車両内装パネルに対する車両内装部材の取り付けをより簡単にすることができる。
本発明に係る車両内装部材の取付構造によれば、車両内装部材を車両内装パネルに簡単に取り付けることができる。
本発明の実施例に係るエアインレットを天井パネルに取り付けた状態を、天井パネルの裏側から示す概略斜視図である。 実施例のエアインレットを、弾性体を組み付けた状態で示す平面図である。 (a)は、実施例のエアインレットを、弾性体を組み付けた状態で示す正面図であり、(b)は実施例の弾性体を示す正面図である。 (a)は、実施例のエアインレットを、弾性体を組み付けた状態で示す右側面図であり、(b)は実施例の弾性体を示す右側面図である。 実施例のエアインレットを、弾性体を組み付けた状態で示す概略斜視図である。 図5のA部拡大図である。 図5のB部拡大図である。 図2のC−C線で破断した端面図である。 エアインレットを天井パネルに取り付けた状態を示す説明図であり、係止爪を有する第1係止部を破断して示す。 エアインレットを天井パネルに取り付けた状態を示す説明図であり、エアインレットを前側から見ている。
次に、本発明に係る車両内装部材の取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では、車両内装部材としてのエアインレットを、車両内装パネルとしての天井パネルに取り付けるための取付構造を例示する。また、実施例では、車両の上下方向が天井パネル(車両内装部材)の表裏方向に対応し、車両の左右方向(車幅方向)が第1方向に対応し、車両の前後方向が第2方向に対応している。
実施例に係る天井パネル(車両内装パネル)10(図1参照)は、ポリウレタンフォーム等の発泡体や不織布や合成樹脂シートなどを重ね合わせた積層材からなる板状体であって、該積層材を熱プレスすることで所定形状に賦形されている。天井パネル10には、該天井パネル10の裏側に配設されるダクト(図示せず)に連通する開口部12が、該天井パネル10を厚み方向に貫通するように開設されており、実施例の開口部12は、ほぼ矩形状に形成されている。なお、実施例の開口部12は、長辺が左右方向に延在し、短辺が前後方向に延在している。
図1〜図5に示すように、実施例に係るエアインレット(車両内装部材)20は、ほぼ矩形状に形成され、前記開口部12を覆うように天井パネル10の表側に取り付けられる。エアインレット20は、ほぼ四角形の枠状に延在する外枠部22と、この外枠部22の内側に形成され、外枠部22の長辺間および短辺間に亘って延在する桟24aによって格子状に仕切られた通気部24とを備えている。エアインレット20は、天井パネル10の開口部12よりひとまわり大きく形成されて、外枠部22が天井パネル10における開口部12の開口縁表側に重なると共に、通気部24が開口部12の表側に重なるように配設される。エアインレット20は、その長辺が開口部12の長辺に合わせて左右方向に延在し、その短辺が開口部12の短辺に合わせて左右方向に延在するように、天井パネル10に取り付けられる。外枠部22は、通気部24を囲う内側から外側に向かうにつれて上側(裏側)へ延出するように湾曲して上方に開放する凹状に形成され、エアインレット20を天井パネル10に取り付けた際に、外枠部22の外周縁に設けられた当接部26が天井パネル10の表面に突き当たるようになっている(図8および図9参照)。すなわち、実施例の当接部26は、外枠部22の外周縁の四辺に設けられ、エアインレット20の外周全周に亘って延在している。なお、エアインレット20の外枠部22において、開口部12の前開口縁に沿って左右方向に延在する縁辺を前縁辺22aといい、開口部12の後開口縁に沿って左右方向に延在する縁辺を後縁辺22bといい、開口部12の右開口縁に沿って前後方向に延在する縁辺を右横縁辺22cといい、開口部12の左開口縁に沿って前後方向に延在する縁辺を左横縁辺22dという。
図1〜図5に示すように、前記エアインレット20は、外枠部22の裏面から上方(裏側)へ延出するように設けられ、天井パネル10に開設された挿通開口14を介して天井パネル10の裏側に臨む係止部28,30を備えている。なお、実施例の係止部28,30は、挿通開口14を介して天井パネル10の裏側に突出するように形成されている。エアインレット20には、外枠部22の前縁辺22aおよび左右の横縁辺22c,22dの夫々に係止部28,30が設けられている。そして、複数の係止部28,30のうちの一部(実施例)または全部に形成される鉤状の係止爪32および複数の係止部28,30によって、弾性を有する線材からなる弾性体40を天井パネル10の裏側に保持し得るよう構成される。また、エアインレット20は、外枠部22において係止部28,30が設けられる前および横縁辺22a,22c,22dと異なる後縁辺22bの裏面に設けられた差込部34を備えている。エアインレット20は、差込部34を天井パネル10における開口部12の後開口縁に引っ掛けると共に、前記係止爪32と天井パネル10の裏面との間に弾性変形させた状態で差し込んだ弾性体40による上方(裏側)へ向けた付勢によって、天井パネル10に取り付けられる(図9および図10参照)。なお、実施例のエアインレット20は、外枠部22、通気部24、係止部28,30、係止爪32および差込部34が一体的に形成された合成樹脂の成形品が用いられている。
前記天井パネル10には、エアインレット20を取り付けた際の係止部28,30の位置に合わせて挿通開口14が形成されている。実施例では、係止爪32が形成された係止部28,30に対応する挿通開口14が、開口部12の開口縁を凹状に切り欠くように形成され、係止爪32が形成されていない係止部28に対応する挿通開口14が、孔状に形成されている(図1および図2参照)。また、挿通開口14は、エアインレット20を天井パネル10への取付位置に合わせた状態で係止部28,30の上下方向の通過を許容する大きさで形成され、係止爪32が形成された係止部28,30であれば、係止爪32の上下方向の通過も許容するように形成される。更に、天井パネル10には、差込部34の位置に合わせて、開口部12の後側開口縁を凹状に切り欠いて差込凹部16が形成されており(図1および図2参照)、この差込凹部16により差込部34の左右方向の位置決めが可能になっている。
図2に示すように、前記エアインレット20は、弾性体40の第1延在部42を、外枠部22の前縁辺22aにおいて左右方向(第1方向)に延在するように保持する第1係止部(第1の係止部)28を備えている。ここで、外枠部22における前縁辺22aの裏面には、複数(実施例では3つ)の第1係止部28が左右方向に離間して形成されている。実施例では、前縁辺22aの裏面に左右方向に一列に並ぶように設けられた3つの第1係止部28のうち、左右両側に配置された第1係止部(有爪第1係止部)28には係止爪32が形成される一方で、中央部に配置された第1係止部(無爪第1係止部)28には係止爪32が形成されていない。また、エアインレット20は、弾性体40における第1延在部42から屈曲して該第1延在部42と交差する方向に延在する第2延在部44を、外枠部22における左右の横縁辺22c,22dにおいて前後方向(第1方向と交差する第2方向)に延在するように保持する第2係止部(第2の係止部)30を備えている。外枠部22における右横縁辺22cの裏面には、前縁辺22a側に偏倚した位置に1つの第2係止部30が形成されると共に、外枠部22における左横縁辺22dの裏面には、前縁辺22a側に偏倚した位置に1つの第2係止部30が形成されている。ここで、左右の第2係止部30,30は、通気部24を挟んで左右の横縁辺22c,22dに対称な関係で形成されて、実施例では第2係止部30,30の何れも係止爪32が形成されている。
図6および図7に示すように、前記係止部28,30は、外枠部22の裏面から立ち上がる平板部分の一面が平坦に形成されて、この平坦な規制面28a,30aが該係止部28,30に対して組み付けられる弾性体40に臨むようになっている。また、係止部28,30は、平板部分の他面(規制面28a,30aと反対面)と外枠部22の裏面との間に延在する2条のリブによって支えられており(図2および図5参照)、規制面28a,30a側から押されても係止部28,30が変形し難くなっている。そして、係止部28,30は、縁辺22a,22c,22dの延在方向に延在するように配設される弾性体40に合わせて延在するように規制面28a,30aが設定される。すなわち、外枠部22の前縁辺22aに設けられる第1係止部28であれば、規制面28aが上下および左右方向に延在して、前縁辺22aの内外方向に面している。また、横縁辺22c,22dに設けられる第2係止部30であれば、規制面30aが上下および前後方向に延在して、横縁辺22c,22dの内外方向に面している。ここで、エアインレット20における縁辺22a,22b,22c,22dでの内外方向とは、エアインレット20の外周縁側に臨む側が外側であり、これと反対のエアインレット20の中心側に臨む側が内側であり、実施例では開口部12の開口内外方向に対応している。
前記外枠部22の前縁辺22aに一列に並ぶように配置された複数の第1係止部28のうち、左右に位置する第1係止部28,28は、その規制面28aが外側(前側)に向くように形成されると共に、中央部に位置する第1係止部28は、その規制面28aが内側(後側)に向くように形成されている(図5参照)。このように、外枠部22の前縁辺22aに一列に並ぶように配置された複数の第1係止部28は、規制面28aが内外方向に交互に異なる向きに向くように構成されている。そして、前縁辺22aでは、複数の第1係止部28の並び方向となる左右方向に延在する弾性体40の第1延在部42が、複数の第1係止部28に対して規制面28a側を通るように組み付けられる。すなわち、弾性体40の第1延在部42は、規制面28aが外側を向く左右の第1係止部28,28の外側を通ると共に、規制面28aが内側を向く中央の第1係止部28の内側を通り、第1延在部42が複数の第1係止部28の内外を交互に通るようになっている。なお、係止爪32が設けられない中央の第1係止部28は、係止爪32が設けられる左右の第1係止部28および第2係止部30と比べて、天井パネル10の裏面からの延出寸法が小さく設定される。
図5に示すように、前記外枠部22の横縁辺22c,22dに配置される第2係止部30は、その規制面30aが内側に向くように形成され、右横縁辺22cに配置される右第2係止部30の規制面30aが左側に臨むと共に、左横縁辺22dに配置される左第2係止部30の規制面30aが右側に臨むようになっている。 また、天井パネル10の開口部12に沿うように配置された複数の係止部28,30は、開口部12の周方向に隣り合うもの同士の規制面28a,30aが内外方向に互い違いに臨むように構成されている(図2参照)。すなわち、右側の第1係止部28の規制面28aが外側を向くのに対して右第2係止部30の規制面30aが内側に向くと共に、左側の第1係止部28の規制面28aが外側に向くのに対して左第2係止部30の規制面30aが内側に向くように設定される。このように、開口部12の前側開口縁および左右の開口縁を囲うように配設される弾性体40は、該開口部12に沿って配置される複数の係止部28,30の内外を交互に通るように、該複数の係止部28,30に対して組み付けられる。
図6および図7に示すように、前記係止爪32は、係止部28,30における外枠部22裏面からの延出方向と交差するように該係止部28,32から延出する爪本体32aと、この爪本体32aの延出端側に設けられ、外枠部22の裏面に向けて折り返された折返片32bとを有する鉤状に形成されている。爪本体32aは、係止部28,30の延出端から前記規制面28a,30aの上側に延在するように内外方向に延出するよう形成され、外枠部22の裏面に相対している。なお、係止爪32は、外枠部22の内外方向の範囲に収まるように形成されている。すなわち、左右の第1係止部28には、外側を向く規制面28aの上側に延在するように外側(前側)に向けて爪本体32aが該第1係止部28から突出形成される。また、第2係止部30には、内側を向く規制面30aの上側に延在するように内側(右第2係止部30であれば左側、左第2係止部30であれば右側)に向けて爪本体32aが該第2係止部30から突出形成される。折返片32bは、係止部28,30の規制面28a,30aと内外方向に相対し、左右の第1係止部28であれば規制面28aの外側(前側)に配置され、第2係止部30であれば規制面30aの内側(右第2係止部30であれば左側、左第2係止部30であれば右側)に配置される。
前記係止爪32は、爪本体32aが天井パネル10の裏側に、該天井パネル10の裏面と上下方向(表裏方向)に間隔をあけて配置されると共に、折返片32aの延出端(下端)と天井パネル10の裏面との上下方向(表裏方向)の間隔が、弾性体40の挿通を許容する寸法に設定されている。ここで、爪本体32aと天井パネル10の裏面との間隔は、爪本体32aの下面と該爪本体32aに近接した天井パネル10の裏面部位とを垂直面に投影した際の間隔をいう。同様に、折返片32bの下端と天井パネル10の裏面との間隔は、折返片32bの下端と該折返片32bに近接した天井パネル10の裏面部位とを垂直面に投影した際の間隔をいう。なお、第1係止部28および第2係止部30において、爪本体32aの延出向きを除く係止爪32の基本的な構成は同じであるので、係止爪32の構成に同じ符号を付してある。
図2に示すように、前記外枠部22における後縁辺22bの裏面には、複数(実施例では3つ)の差込部34が左右方向に離間して形成されている。差込部34は、外枠部22の裏面から上側(裏側)に向けて延出した後に外側(後側)に屈曲する鉤状に形成されており、後縁辺22bの裏面に対向して内外方向に延在する挟持片34aが該後縁辺22bの後縁に左右方向に延在するよう設けられた当接部26に相対するようになっている(図8参照)。すなわち、差込部34は、挟持片34aが開口部12の開口外側へ向けて延在するように形成されている。また、差込部34は、その延出端が外枠部22における後縁辺22bの後縁よりも後方へ延出している。差込部34は、挟持片34aにおける天井パネル10の裏面に当接する挟持部位と、後縁辺22bに設けられた当接部26との上下方向(表裏方向)の間隔が、天井パネル10の板厚とほぼ同じに設定されている。ここで、挟持片34aの挟持部位と当接部26との間隔は、該挟持片34aの挟持部位と該挟持部位に近接する当接部26とを垂直面に投影した際の間隔をいう。
前記弾性体40は、金属製の線材からなり、上下方向(裏表方向)および内外方向などの任意の方向に弾性変形可能である。図3(b)および図4(b)に示すように、弾性体40は、外枠部22の前縁辺22aに合わせて開口部12の前縁に沿うように延在可能に形成された第1延在部42と、この第1延在部42の両端から屈曲して該第1延在部42と交差する方向に延在する一対の第2延在部44,44とを備えている。一対の第2延在部44,44は、外枠部22の左右の横縁辺22c,22dの夫々に合わせて開口部12の側縁に沿うように延在可能に形成されている。弾性体40は、第1延在部42が開口部12の左右幅よりも長く、エアインレット20の左右幅より短く設定されると共に、実施例では第2延在部44が、横縁辺22c,22dおよび開口部12の側縁の前後幅よりも短く、開口部12の側縁前側の一部範囲にかかるように設定されている(図2参照)。また、弾性体40は、各第2延在部44の延出端から屈曲して該第2延在部44の延在方向と交差するように延在する当て片46を備えている。実施例では、横縁辺22c,22d(開口部12の側縁)において、当て片46が第2延在部44から外側へ向けて天井パネル10の裏面に沿って延出し、天井パネル10の裏面に当接するようになっている。このように、弾性体40は、第1延在部42および一対の第2延在部44,44から略コ字状に形成されると共に、第1延在部42、一対の第2延在部44,44および当て片46,46から略ハット形状に形成されている。このように、弾性体40に当て片46を設けることで、係止爪32と天井パネル10の裏面との間で弾性体40を安定させることができる。
図1,図9および図10に示すように、前記弾性体40は、左右の第1係止部28および第2係止部30に形成された係止爪32と天井パネル10の裏面との間に、該係止爪32が臨む挿通開口14を跨いで弾性変形させた状態で差し込まれ、天井パネル10の表側に重なる当接部26を該天井パネル10の表面に当接させように付勢する構成となっている。ここで、弾性体40は、第1延在部42において左右の第1係止部28,28の外側を通る部位(爪当接部位)40aが該第1係止部28の係止爪32で保持されると共に、第2延在部44において左右の第2係止部30,30の内側を通る部位(爪当接部位)40aが該第2係止部30の係止爪32で保持される。また、弾性体40は、左右の第1係止部28,28の間、右側の第1係止部28と右側の第2係止部30との間、左側の第1係止部28と左側の第1係止部30との間、右側および左側の第2係止部30より後側に延出する延出端部の夫々で、天井パネル10の裏面に当接するようになっている。ここで、弾性体40は、係止爪32で保持される爪当接部位40aの両側が、該係止爪32が形成された係止部28,30が通る挿通開口14を挟む天井パネル10の両側部位に当接するようになっている。このように、第1係止部28の係止爪32と天井パネル10における開口部12の前縁裏面との間に差し込んだ第1延在部42でエアインレット20の前縁辺(一縁辺)22aを支持すると共に、第2係止部30の係止爪32と天井パネル10における開口部12の側縁裏面に差し込んだ第2延在部44でエアインレット20の横縁辺(一縁辺と異なる縁辺)22c,22dを支持している。
前記弾性体40は、係止爪32に当接する爪当接部位40aと天井パネル10の裏面に当接するパネル当接部位40bとが、係止爪32と天井パネル10との間への組み付け前の状態において、係止爪32と天井パネル10の裏面との間隔よりも大きく上下方向(天井パネル10の表裏方向)にずれるように曲げ形成されている。すなわち、弾性体40は、上下方向(表裏方向)に縮むように弾性変形した状態で、係止爪32と天井パネル10の裏面との間に組み付けられる。なお、係止爪32と天井パネル10の裏面との間隔は、係止爪32における爪本体32aの下面と該係止爪32が設けられた係止部28,30に近接する天井パネル10の裏面とを垂直面に投影した際の間隔をいう。同様に、弾性体40の爪当接部位40aとパネル当接部位40bとのずれ寸法についても、弾性体40の爪当接部位40aとパネル当接部位40bとを垂直面に投影した際の間隔をいう。
前記弾性体40は、前述したように、開口部12の開口縁に沿うように配置される複数の係止部28,30の外側および内側を交互に通るように、複数の係止部28,30に対して組み付けられている。ここで、弾性体40は、開口部12の周方向に隣り合う係止部28,30の位置関係および/または弾性体40自体の内外方向の延在位置によって、上下方向だけでなく内外方向にも弾性変形した状態で複数の係止部28,30に対して組み付けられる。具体的には、前縁辺22aでは、左右の第1係止部28,28の規制面28aを直線的に結ぶラインに対して、中央の第1係止部28の規制面28aが干渉する関係で配置して、左右の第1係止部28,28の規制面28aで位置規制された部位に対して、中央の第1係止部28の規制面28aで位置規制された部位がわずかに内側に変位するように設定されている。また、弾性体40は、第1延在部42と第2延在部44とがなす屈曲角を、右側(左側)の第1係止部28の規制面28aから延びる左右方向に沿う延長ラインと右側(左側)の第2係止部30の規制面30aから延びる前後方向に沿う延長ラインとがなす角よりも大きく設定している。これにより、第2延在部44が、第2係止部30の規制面30aで位置規制されて内側に弾性変形した状態で組み付けられる。
〔実施例の作用〕
次に、実施例の作用について説明する。エアインレット20における外枠部22の後縁辺22bに設けられた複数の差込部34の夫々を、天井パネル10の開口部12の後縁に凹状に形成された対応の差込凹部16に合わせて、該差込部34の挟持片34aを天井パネル10の裏面に挿入する。エアインレット20を後側にスライドすることで、差込部34の挟持片34aと外枠部22の後縁辺22bに設けられた当接部26との間に天井パネル10が挟まれて、エアインレット20の後縁辺22bが天井パネル10に対して保持される。この際に、左右方向に離間配置された3つの差込部34に対応して、開口部12の後縁に左右方向に離間して3箇所に形成された差込凹部16に、差込部34に位置合わせすることで、エアインレット20の取り付け位置を簡単に合わせることができる。
次に、エアインレット20を天井パネル10の表面に沿わせた姿勢として、複数の係止部28,30を天井パネル10に開設された挿通開口14に対応的に挿入する。このとき、エアインレット20の後縁辺22bが差込部34による天井パネル10の挟持により位置決めされているから、複数の係止部28,30を挿通開口14に簡単に合わせることができる。また、挿通開口14は、係止部28,30および係止部28,30に形成された係止爪32を、差込部34で保持された後縁辺22bを基準にエアインレット20を姿勢変位した際に表側から裏側に通過可能な大きさで形成されているから、係止部28,30および係止爪32を挿通開口14に通すために挿通開口14の開口縁や係止部28,30や係止爪32を変形させる必要はない。すなわち、係止部28,30および係止爪32を挿通開口14に簡単に挿入することができると共に、取り付けに際して、天井パネル10や係止部28,30や係止爪32に負荷がかからない。
次に、挿通開口14を介して天井パネル10の裏側に臨む複数の係止部28,30に対して、弾性体40を組み付ける。弾性体40の第1延在部42を、左右の第1係止部28,28の外側に通すと共に中央の第1係止部28の内側に通し、弾性体40における左右の第2延在部44,44を、左右の第2係止部30,30の内側に夫々通す。そして、左右の第1係止部28,28に形成された係止爪32に第1延在部42を引っ掛けて、第1延在部42を当該係止爪32と天井パネル10における開口部12の前開口縁裏面との間に差し込む。また、左右の第2係止部30に形成された係止爪32に、対応の第2延在部44を夫々引っ掛けて、一対の第2延在部44,44を当該係止爪32と天井パネル10における開口部12の左右開口縁裏面との間に差し込む。エアインレット20の前縁辺22aが、該前縁辺22aに設けられた第1係止部28の係止爪32と天井パネル10における開口部12の前開口縁裏面との間で弾性変形した状態で差し込まれた弾性体40の第1延在部42によって、上方(天井パネル10の裏側)に向けて付勢される。これにより、前縁辺22aにおいて天井パネル10における開口部12の前開口縁表側に重なる当接部26が、天井パネル10の表面に当接した状態で支持され、エアインレット20の前縁辺22aが天井パネル10に取り付く。また、エアインレット20の横縁辺22c,22dが、該横縁辺22c,22dに設けられた第2係止部30の係止爪32と天井パネル10における開口部12の横開口縁裏面との間で弾性変形した状態で差し込まれた弾性体40の第2延在部44によって、上方(天井パネル10の裏側)に向けて付勢される。これにより、横縁辺22c,22dにおいて天井パネル10における開口部12の横開口縁表側に重なる当接部26が、天井パネル10の表面に当接した状態で支持され、エアインレット20の横縁辺22c,22dが天井パネル10に取り付く。このように、実施例のエアインレット20は、後縁辺22bが天井パネル10に引っ掛けた差込部34で支持されると共に、前縁辺22aおよび横縁辺22c,22dが係止爪32と天井パネル10の裏面との間に差し込んだ弾性体40によって支持されて、天井パネル10に取り付けられる。
前述した構成のエアインレット20の取付構造によれば、係止部28,30に形成された係止爪32と天井パネル10の裏面との間に、該係止爪32が臨む挿通開口14を跨いで弾性変形させた状態で差し込んだ弾性体40によって、エアインレット20における天井パネル10の表側に重なる当接部26を天井パネル10の表面に当接させるよう付勢している。従って、弾性体40の付勢によって、エアインレット20を天井パネル10に対して強固に取り付けることができる。また、エアインレット20の係止爪32と天井パネル10の裏面に差し込んだ弾性体40の付勢によって、エアインレット20を天井パネル10に取り付ける構成であるので、開口部12が開設されて比較的脆弱な天井パネル10であっても、ブラケットなどで開口部12の開口縁を補強する必要はなく、エアインレット20を天井パネル10に強固に取り付けることができる。
前述した構成のエアインレット20の取付構造によれば、天井パネル10に開設された挿通開口14に臨む係止部28,30の係止爪32と天井パネル10の裏面との間に弾性体40を差し込むことで、エアインレット20を天井パネル10に簡単に取り付けることができる。すなわち、エアインレット20をネジ止め固定する場合のように、ブラケットなどの天井パネル10を補強するための部材を必要とせず、エアインレット20の取り付けに際してドライバなどの工具を必要としない。また、天井パネル10における開口部12の開口縁に、エアインレット20に設けた爪を引っ掛けて取り付ける構成のように、天井パネル10と係止爪32とを干渉させる必要はなく、係止部28,30および係止爪32を挿通開口14に簡単に挿脱させることができる。
しかも、単一の弾性体40によって、エアインレット20の前縁辺22aおよび左右の横縁辺22c,22dを支持しているので、天井パネル10に対するエアインレット20の取り付けをより簡単に行うことができる。また、エアインレット20の後縁辺22bを、天井パネル10を挟む差込部34によって該天井パネル10に取り付ける構成とすることで、天井パネル10に対するエアインレット20の取り付けをより簡単に行うことができる。
前述した構成のエアインレット20の取付構造によれば、エアインレット20の裏面に設けられた複数の係止部28,30に対して、該係止部28,30の外側および内側を通るように弾性体40を組み付けてあるので、弾性体40の外側に位置する係止部28,30によって弾性体40の外側への移動が規制されると共に、弾性体40の内側に位置する係止部28によって弾性体40の内側への移動が規制されることになり、弾性体40の内外方向の移動を規制し得る。すなわち、弾性体40をエアインレット20に対してずれなく組み付けることができるので、弾性体40の付勢力をエアインレット20および天井パネル10に適切に作用させて、エアインレット20を天井パネル10により強固に取り付けることができる。
前記弾性体40は、係止爪32に当接する爪当接部位40aと天井パネル10の裏面に当接するパネル当接部位40bとが、エアインレット20への組み付け前の状態において、係止爪32と天井パネル10の裏面との間隔よりも大きく該天井パネル10の表裏方向にずれるように曲げ形成されている。すなわち、係止爪32と天井パネル10との間隔に応じて、弾性体40が予め曲げ形成されているので、弾性体40を係止爪32と天井パネル10の裏面に差し込んだ際に、弾性体40をより確実に弾性変形させることができ、弾性体40の付勢力を適切に作用させて、エアインレット20を天井パネル10により強固に取り付けることができる。しかも、係止爪32には、折返片32bが設けられているので、係止爪32と天井パネル10の裏面との間に差し込んだ弾性体40の抜け出しを防止することができる。
(変更例)
前述した実施例の構成に限定されず、例えば以下のようにも変更可能である。
(1)車両内装パネルとして天井パネルを例示したが、サイドトリムやインストルメントパネルなど、その他にも適用可能である。
(2)車両内装部材としてエアインレットを例示したが、エアアウトレットや照明装置やスイッチボックスなど、その他にも適用可能である。
(3)係止部は、車両内装部材の1つの縁辺、2つ以上の縁辺、または全ての縁辺に設けてもよい。車両内装部材の縁辺に設ける係止部は、複数てあっても、1つであってもよい。
(4)車両内装部材を1つの弾性体で支持する構成に限られず、複数の弾性体で支持する構成であってもよい。
(5)弾性体は、複数の係止部を内外方向に交互に通る構成に限られず、2以上の所定数毎に内外を通る構成であってもよい。
(6)実施例では弾性体を線材から構成したが、弾性体を板材で構成してもよい。
10 天井パネル(車両内装パネル),12 開口部,14 挿通開口,
20 エアインレット(車両内装部材),22a 前縁辺(一縁辺),
22b 後縁辺(係止部が設けられる縁辺と異なる縁辺),
22c,22d 横縁辺(一縁辺と異なる縁辺),26 当接部,
28 第1係止部(第1の係止部),30 第2係止部(第2の係止部),32 係止爪,
32a 爪本体,32b 折返片,34 差込部,40 弾性体,42 第1延在部,
44 第2延在部

Claims (6)

  1. 車両内装パネルの表側に車両内装部材を取り付ける取付構造において、
    前記車両内装部材の裏面から延出するように複数設けられ、前記車両内装パネルに開設された挿通開口を介して該車両内装パネルの裏側に臨む係止部と、
    前記係止部に形成された係止爪と
    前記係止爪と前記車両内装パネルの裏面との間に、該係止爪が臨む前記挿通開口を跨いで弾性変形させた状態で差し込まれ、前記車両内装部材における車両内装パネルの表側に重なる当接部を車両内装パネルの表面に当接させるように付勢する線材または板材からなる弾性体とを備え
    前記弾性体は、前記係止爪に当接する爪当接部位と前記車両内装パネルの裏面に当接するパネル当接部位とが、前記車両内装部材への組み付け前の状態において、該係止爪と該車両内装パネルの裏面との間隔よりも大きく該車両内装パネルの表裏方向にずれるように曲げ形成されている
    ことを特徴とする車両内装部材の取付構造。
  2. 記複数の係止部の並び方向に延在するよう形成された線材からなる前記弾性体は、該複数の係止部に対して、前記車両内装部材の外周縁側に臨む係止部の外側と、該車両内装部材の中心側に臨む係止部の内側とを通るように組み付けられた請求項1記載の車両内装部材の取付構造。
  3. 前記車両内装部材は、前記弾性体の第1延在部を、第1方向に延在するように保持する第1の係止部と、該弾性体において第1延在部から屈曲して該第1延在部と交差する方向に延在する第2延在部を、第1方向と交差する第2方向に延在するように保持する第2の係止部とを備え、
    前記第1の係止部の係止爪と前記車両内装パネルの裏面との間に差し込んだ前記第1延在部で前記車両内装部材の一縁辺を支持すると共に、前記第2の係止部の係止爪と車両内装パネルの裏面との間に差し込んだ前記第2延在部で車両内装部材の一縁辺と異なる縁辺を支持するよう構成した請求項1または2記載の車両内装部材の取付構造。
  4. 前記係止爪は、前記係止部の延出方向と交差するように該係止部から延出する爪本体と、この爪本体の延出端側に設けられ、前記車両内装部材の裏面に向けて折り返された折返片とを備えた請求項1〜の何れか一項に記載の車両内装部材の取付構造。
  5. 前記車両内装部材は、前記車両内装パネルに開設された開口部に沿うように設けられた複数の係止部に形成された係止爪と前記車両内装パネルの裏面との間に差し込まれた弾性体による付勢により、該開口部を覆うように該車両内装パネルの表側に取り付けられる請求項1〜の何れか一項に記載の車両内装部材の取付構造。
  6. 前記車両内装部材は、前記係止部が設けられる縁辺と異なる縁辺裏面に、該裏面に対向するように延在する鉤状に形成された差込部を備え、
    前記車両内装パネルに開設された開口部を介して前記車両内装パネルの裏側に差し込んだ前記差込部と該車両内装パネルの表面に当接する前記当接部とによって該車両内装パネルを挟み、前記車両内装部材における前記係止部が設けられる縁辺と異なる縁辺を車両内装パネルに取り付けるよう構成した請求項1〜の何れか一項に記載の車両内装部材の取付構造。
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