JP6347962B2 - 外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム - Google Patents

外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6347962B2
JP6347962B2 JP2014023389A JP2014023389A JP6347962B2 JP 6347962 B2 JP6347962 B2 JP 6347962B2 JP 2014023389 A JP2014023389 A JP 2014023389A JP 2014023389 A JP2014023389 A JP 2014023389A JP 6347962 B2 JP6347962 B2 JP 6347962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
image data
printed wiring
wiring board
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014023389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015152312A (ja
Inventor
正人 内海
正人 内海
精二 長谷部
精二 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WIT CO., LTD.
Original Assignee
WIT CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WIT CO., LTD. filed Critical WIT CO., LTD.
Priority to JP2014023389A priority Critical patent/JP6347962B2/ja
Publication of JP2015152312A publication Critical patent/JP2015152312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6347962B2 publication Critical patent/JP6347962B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電子部品が実装されたプリント配線基板の実装状態を検査する外観検査装置、外観検査方法、及びプログラムに関し、特に、高密度実装されたプリント配線基板の外観検査に好適な外観検査装置、外観検査方法、及びこの検査方法を実行するプログラムに関する。
従来、プリント配線基板には、電子機器の小型化から、IC、LSI、コンデンサ素子、抵抗素子等の電子部品が高密度実装されている。プリント配線基板に電子部品を高密度実装するにあたっては、例えばガラスエポキシ等のリジットのプリント配線基板にクリーム半田や銅箔のエッチング等によって配線パターンや電子部品が実装されるパッドが形成される。次いで、スクリーン印刷等によってパッドにクリーム半田が印刷された後、自動部品搭載機等によって所定位置に電子部品が搭載され、リフロー半田付け処理が行われる。製造後の検査工程において、外観検査装置によって実装状況や半田付け状況等の外観検査が行われ、また、回路の導通検査、電気的動作の機能確認が行われる。
ここで、電子部品等が表面実装されたプリント配線基板の外観検査では、自動前検査装置による検査と目視による検査が併用され、自動前検査装置による外観検査によって不良と判定されたプリント配線基板について、目視による外観検査を行い、実装不良の態様を確認している。自動で行う前検査装置としては、自動光学検査(AOI:Automatic Optical Inspection)装置/自動X線検査(AXI:Automatic X-Ray Inspection)、ICT(インサーキット テスター:In-circuit Tester)装置等がある。目視検査より先に行われる自動前検査装置による外観検査は、不良品の流出を防止するため、実装不良とする閾値が高く設定される。このため、自動検査装置によって不良と評価されたプリント配線基板には、実際には不良品でないものも多く混在しているのが実情である。このため、目視検査では、本当に実装不良があるのか、どのような不良が起きているのか等を目視検査であらためて確認するようにしている。目視による外見検査は、特許文献1に示すような、目視検査を行うための外観目視検査装置を用いて行われている。
外観目視検査装置は、自動検査装置で実装不良と判定された検査対象のプリント配線基板を支持する支持部と、検査対象のプリント配線基板の要検査箇所を撮像するカメラと、カメラの撮像可能な位置に検査対象のプリント配線基板を位置させる移動機構とを備える。カメラで撮像された画像データは、モニタに表示され、検査者によってモニタ越しに目視検査される。ここで、外観目視検査装置には、プリント配線基板や電子部品の表面の印刷不良等を確認するため、上方からプリント配線基板や電子部品の表面を撮像する平面カメラの他に、半田付け箇所等を斜め上方から撮像する斜めカメラが設けられている。半田付けの箇所は、立体的な箇所であるため、斜め上方から当該箇所を撮像した方が検査者が目視で半田付けの状態を確認しやすいからである。
特開2013−181905号公報 特開2013−092508号公報
ところで、電子部品等が表面実装されたプリント配線基板の検査ラインにおいて、目視検査の上流にある自動検査装置には、光学的又はX線を用いた判定を行うため、検査対象のプリント配線基板の平面画像や斜め画像を撮像するカメラが設けられている。したがって、自動検査工程と目視検査工程とでは、同じプリント配線基板の同じ箇所の平面画像データを、異なる装置で複数回撮像することになる。
また、大量生産が求められる電子機器に用いられるプリント配線基板では、検査工程全体での検査時間の短縮を図りプリント配線基板の生産効率の向上が求められている。このような生産効率が優先される分野では、検査工程全体で重複した処理をなくし、検査時間の短縮が求められる。一方、安全性を重視する機器や装置に用いられるプリント配線基板にあっても、効率化を図りながら一層正確な検査が求められる。
また、自動前検査装置に設けられたカメラで撮像された平面画像や斜め画像は、検査者にとって必ずしも見やすい画像ではなく、目視検査に適した画像(画質)でないことも多い。検査者が目視し易い画像にするには、画像を加工する処理が必要があり、その処理部を、自動前検査装置や外観目視検査装置に追加する必要がある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、プリント配線基板の目視検査の効率化を実現できる外観検査装置及び外観検査方法を提供することを目的とする。
本発明に係る、電子部品が実装されたプリント配線基板の外観を検査する外観検査装置は、検査対象となるプリント配線基板を支持する支持部と、外観前検査装置での前検査結果データ及び前検査画像データが入力される入力部と、上記支持部に支持されたプリント配線基板を撮像するカメラと、上記カメラが撮像したプリント配線基板の実検査画像データを保存するメモリと、上記前検査画像データ及び上記実検査画像データを表示するモニタと、上記外観前検査装置で撮像されたプリント配線基板の要検査箇所の前検査画像データを上記モニタに表示しているときに、上記支持部を移動して上記プリント配線基板の要検査箇所を上記カメラで撮像するコントローラとを備える。上記コントローラは、操作入力があると、上記モニタに、上記メモリから読み出した当該要検査箇所の実検査画像データを表示する。
ここで、例えば、上記カメラは、上記プリント配線基板を斜め上方から撮像する。この場合、上記実検査画像データは、上記プリント配線基板の要検査箇所を斜め上方から撮像した斜め画像データとなる。また、上記カメラは、上記プリント配線基板の上方から撮像してもよい。この場合、上記実検査画像データは、上記プリント配線基板の平面画像を上方から撮像した平面画像データとなる。更に、上記カメラは、上記プリント配線基板を斜め上方から撮像するカメラと、上記プリント配線基板の上方から撮像するカメラであってもよい。この場合、上記実検査画像データは、上記プリント配線基板の要検査箇所を斜め上方から撮像した斜め画像データ及び/又は上記プリント配線基板の平面画像を上方から撮像した平面画像データとなる。
また、本発明に係る、電子部品が実装されたプリント配線基板の外観を検査する外観検査方法は、外部から入力された外観前検査装置で撮像されたプリント配線基板の要検査箇所の前検査画像データをモニタに表示し、上記モニタに上記前検査画像データを表示しているときに、上記要検査箇所を撮像し、実検査画像データをメモリに保存し、上記モニタに、上記メモリから読み出した当該要検査箇所の実検査画像データを表示する。
更に、本発明は、電子部品が実装されたプリント配線基板の外観を検査する外観検査装置にインストールされるプログラムであって、上記外観検査方法を実行する。このプログラムは、ネットワークや半導体メモリ、光ディスクといった可搬性記録媒体を介して、外観検査装置のハードディスク、半導体素子メモリといった記録媒体にインストールされる。例えば、既存の外観検査装置に、本発明のプログラムをインストールすることによって、上記外観検査方法を実現することができる。
本発明によれば、前検査装置が撮像した前検査画像データをモニタに表示し、検査者が前検査画像を検査している間に、要検査箇所をカメラで撮像する。そして、必要に応じて、要検査箇所の実検査画像をモニタに表示し、検査者が改めて検査できるようにする。このように、前検査画像を表示している間に実検査画像を撮像するようにしたので、検査工程の時間を短縮することができる。
プリント配線基板の検査システムを示す図である。 外観目視検査装置の斜視図である。 外観目視検査装置の正面図である。 支持部を示す斜視図である。 斜め用のカメラでプリント配線基板を撮像する状態を示す図である。 平面用のカメラと斜め用のカメラでプリント配線基板を撮像する状態を示す図である。 モニタに、実検査画像データが表示された状態を示す図である。 外観目視検査装置の動作を示すフローチャートである。 前検査画像データがモニタに複数枚表示される例を示す図である。 モニタにサムネイル表示を示す図である。
以下、本発明が適用された外観目視検査装置10について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。
この外観目視検査装置10は、検査システム1に用いられる装置であって、この検査システム1は、図1に示すように、検査を行うAOI装置、AXI装置、ICT装置等の自動検査装置2と、自動前検査装置2の検査結果データや自動前検査装置2のカメラで撮像した検査箇所の平面画像データ等の前検査画像データを識別番号と関連付けて保存するデータベース3と、自動前検査装置2で不良判定されたプリント配線基板の目視検査を行う外観目視検査装置10とを備え、バス4を介して相互に接続されている。データベース3では、具体的に、検査したプリント配線基板の識別番号や検査箇所の識別番号に関連付けて、検査を行った箇所の位置データや位置データの示す検査箇所の検査結果データや前検査画像データ等が管理されている。データベース3で管理されている各種データは、バス4を介して、外観目視検査装置10に読み出される。
この外観目視検査装置10は、ICやLSI、抵抗器やコンデンサ等の各種電子部品が表面実装されたプリント配線板101の実装状態を目視検査するために用いられるものであり、図2及び図3に示すように、箱状の外筐体21を備え、コンピュータ、マイコン等のコントローラ11によって制御される。また、外観目視検査装置10は、モニタ12と接続され、検査対象のプリント配線基板101の検査箇所の実検査画像となる平面画像や斜め画像をモニタ12に表示し、検査者による目視検査が可能とされている。また、外観目視検査装置10は、操作部13を有する。操作部13は、操作信号をコントローラ11に入力し、例えば、モニタ12に表示する画像データを選択し、また、選択された画像データをモニタ12に表示する操作を行うことができる。外観目視検査装置10には、データベース3に格納されたAOIやAXIやICTの検査結果がインタフェース(以下、単に「I/F」という。)14を介して入力され、カメラ23で、要検査箇所の撮像ができるようにする。なお、ハードディスクや半導体メモリ等で構成されるプログラムメモリ15aには、全体の動作を制御するプログラムや外観目視検査をするためのプログラムが格納され、コントローラ11は、このプログラムに従って、目視検査を行うため、各部を制御する。
この外観目視検査装置10は、図2及び図3に示すように、外筐体21内に、プリント配線基板101を支持する支持部22と、支持部22に支持されたプリント配線基板101の要検査箇所を撮像するカメラ23と、プリント配線基板101の要検査箇所を照射する照射装置24とを備え、コントローラ11によって全体が制御されている。コントローラ11は、例えば、カメラ23で撮像した画像データをメモリ15やデータベース3等に保存し、モニタ12に表示する。
外筐体21は、正面側が開口され、床面25上に設けられている支持部6にプリント配線基板101が出し入れ可能とされている。また、外筐体21は、上側にカメラ23が配設され、また、側方に照射装置24が配設されている。さらに、外筐体21は、内部を照明する図示しない照明手段が設けられている。
支持部22は、プリント配線基板101を支持する支持フレーム26と、支持フレーム26を床面25の面内方向において移動させ、プリント配線基板101とカメラ23との相対位置を移動させるステージ機構27とを備える。
支持フレーム26は、図4に示すように、プリント配線基板101の長辺を支持する一対の長辺フレーム26a,26bと、長辺フレーム26a,26bの各両端側に設けられたコーナブロック28とを有する。支持フレーム26は、2対のコーナブロック28がそれぞれ連結バー29で連結されている。また、長辺フレーム26a,26bの背面には、長辺プレート30a,30bが配設されている。外筐体21の前面側に設けられた長辺プレート30aには、長手方向に沿ってスリット31が形成され、プリント配線基板101の位置決めを行う固定ピン32が挿通されている。
長辺フレーム26a,26bは、相対向してプリント配線基板101の下面を支持する支持面が張り出し形成され、これによりプリント配線基板101の外側縁101aを支持する。また、支持フレーム26は、外筐体21の背面側の長辺フレーム26bが、両側のコーナブロックが連結バー29に沿って前後方向にスライドすることで、外筐体21の前面側の長辺フレーム26aに対して近接離間可能とされ、また、固定ピン32をスリット31に沿ってスライドさせることによりプリント配線基板101を左側のコーナブロック28に当接させることで、あらゆるサイズのプリント配線基板101を支持することができる。具体的に、支持フレーム26は、プリント配線基板101の電子部品が実装されていない外側縁101aを下側から支持することにより、電子部品が両面実装されたプリント配線基板101についても、下面の実装部品に負荷をかけることなく支持することができる。
ステージ機構27は、支持フレーム26を一体に支持するX軸テーブル27aと、X軸テーブル27aをY方向へ移動可能に支持するY軸テーブル27bとを備える。X軸テーブル27a及びY軸テーブル27bは、制御信号に基づいて動作するモータを備えており、これらモータを駆動することによりX軸テーブル27aがX方向へ、Y軸テーブル27bがY方向へ、支持フレーム26を一体に移動させる。
支持フレーム26に支持されたプリント配線基板101の要検査箇所を撮像するカメラ23は、外筐体21の上側で支持されることにより、要検査箇所を斜め上方から撮像する。カメラ23は、目視検査を目的に要検査箇所を撮像するものであるから、種々の設定(露出、感度、シャッタスピード、ホワイトバランス、コントラスト、明るさ等)が特殊な設定ではなく、通常の写真撮影と同じ設定又はこれに近い設定になっている。カメラ23で撮像する位置は、特に限定されるものではないが、例えば、カメラ23は、電子部品の半田付け箇所といった立体的な箇所を撮像するのに好適である。カメラ23は、図5に示すように、カメラ光軸α1をプリント配線基板101に対して斜めに傾けられて斜め用となっている。カメラ23は、レンズ鏡筒内に所定の撮像レンズ及び撮像素子が組み込まれている。カメラ23は、装置本体21a内で一体化されることによりカメラユニットを構成する。また、カメラ23は、カメラ光軸α1を支持フレーム26に支持されたプリント配線基板101の法線方向の軸α0を中心に回転可能とされ、あらゆる方角からプリント配線基板101の要検査箇所を撮像できるようになっている。名面画像データを撮像するためのカメラを設けず、斜め用のカメラ23のみを設けたときには、外観目視検査装置10の小型化や構成の簡素化を実現することができる。
カメラ23は、フォーカス機能やズーム機能を備えてもよく、又は、これらの機能を備えず、深い被写界深度を実現するための焦点距離と絞りを有し、パンフォーカス撮影が可能なカメラを用いて撮影を行い、コントローラ11の処理によって適切な画像サイズで表示するようにすることもできる。
なお、図6に示すように、カメラ光軸を支持フレーム26に支持されたプリント配線基板101の法線方向α2(α0)としプリント配線基板101を上方から撮像する平面用カメラ23aを設けるようにしてもよい。この平面用カメラ23aでは、要検査箇所を、正面から平面画像を撮像することができる。平面用カメラ23aで撮像する位置は、特に限定されるものではないが、例えば、プリント配線基板101の印刷箇所等を撮像するのに好適である。外観目視検査装置10では、どの箇所を検査するか等の目的に応じて、図5のように斜め用のカメラ23のみを設けてもよいし、平面用カメラ23aのみを設けてもよいし、図6のように両方設けてもよい。更に、斜め用のカメラは、カメラ23の他にも、高倍率カメラと低倍率カメラを設け、検査箇所に応じて使い分けることができるようにすることもできる。また、斜め用のカメラを複数設けたときには、プリント配線基板101の法線方向α2の光軸周りに、等間隔で配置してもよく又は不等間隔で配置してもよい。
照射装置24は、可視光レーザを照射する装置であり、支持フレーム26に支持されたプリント配線基板101の検査箇所を指し示すカメラ23で撮像可能なレーザ光を出射する。具体的に、自動検査装置2で予めプリント配線基板101上に設定された要検査箇所を通過するプリント配線基板101の法線方向に拡散する扇状のレーザ光を上方から照射する。なお、照射装置24は、可視光以外の波長の光を出射するようにしてもよい。
コントローラ11は、検査者の操作に応じて外観目視検査装置10の各部を制御することにより目視検査を実行するものであり、例えばコンピュータやマイコン等のユニットで構成され、外観目視検査装置10に一体的に内蔵されていてもよいし、外付けであってもよい。コントローラ11は、データベース3から自動検査装置2で、目視検査の対象となったプリント配線基板101の要検査箇所の位置データ等を読み出す。そして、コントローラ11は、当該位置データに基づき、ステージ機構27を駆動し支持フレーム26の位置を調整し、カメラ23の光軸に、検査対象のプリント配線基板の要検査箇所を一致させる。また、コントローラ11は、照射装置24から出射されたレーザ光を検査対象のプリント配線基板の要検査箇所を通過するように照射する。なお、ここで、要検査箇所とは、外観目視検査装置10による目視検査に先立って行われた自動前検査装置2による検査によって特定された実装不良が疑われる部位である。
コントローラ11は、カメラ23,23aが撮像した検査箇所の斜め上方から撮像した斜め画像データや上方から撮像した平面画像データ等の実検査画像データをメモリ15やデータベース3に保存し、また、メモリ15やデータベース3から画像データを読み出しモニタ12に表示する。例えば、表示する画像データが斜め画像データである場合、コントローラ11は、モニタ12に、上下方向に仮想ラインLを表示する。この仮想ラインLは、見かけ上、要検査箇所上をプリント配線基板101の法線方向に向かってを通過するようにモニタ12に表示される。これにより、モニタ12は、実検査画像データである斜め画像データ中に表示される上下方向の仮想ラインLとレーザ照射装置8の扇状光12aとの交点を、モニタ12に表示される実際に検査を行う検査ポイントPとして指し示すことができる。
コントローラ11は、支持フレーム26に支持されたプリント配線基板101上に設定された要検査箇所の位置データに基づいて、照射装置24で扇状光12aを、要検査箇所を通過するように照射し、また、カメラ23で光軸がプリント配線基板101上に設定された電子部品の要検査箇所に一致するように電子部品を撮像する。
次に、以上のように構成された外観目視検査装置10の具体的動作を図8を参照して説明する。自動前検査装置2は、ステップS1において、検査対象となるプリント配線基板101の電子部品の実装箇所(半田付け箇所)、印刷箇所等を上方又は斜め上方から撮像し、ステップS2において、その判定結果をデータベース3に保存する。具体的に、自動前検査装置2は、予め、検査対象となっているプリント配線基板101の検査箇所を示す位置データを有しており、プログラムに従って、順次、例えば近い順に、位置データの示す位置の平面画像、斜め画像等の前検査画像を撮像すると共に、そのAOI/AXI/ICTの検査結果をデータベース3に保存する。データベース3には、検査を行ったプリント配線基板101の識別番号や検査箇所を特定する識別番号や位置データや検査結果のデータが相互に関連づけられて格納される。検査結果としては、検査箇所の良/不良の結果がデータベース3に格納される。
外観目視検査装置10では、ステップS11において、自動前検査装置2で要検査と判定された箇所を含むプリント配線基板101が抽出され、要検査対象のプリント配線基板101が支持部22にセットされる。なお、支持部22への要検査対象となったプリント配線基板101のセットは、手動であってもよいし、搬送ロボットを用いて自動で行ってもよい。ステップS12において、コントローラ11は、データベース3にアクセスし、データベース3からから要検査対象となったプリント配線基板101の検査結果のデータや当該検査箇所の平面画像、斜め画像等の前検査画像データ等を取り込む。
ステップS13において、コントローラ11は、モニタ12に、データベース3から取り込んだ前検査画像データを表示する。例えば、コントローラ11は、図9に示すように、モニタ122の画面の左右に、2枚の前検査画像を表示し、左右交互に前検査画像を切り換える。なお、表示される画像データの枚数は、2枚に限定されるものではなく、1枚若しくは3枚以上であってもよい。また、モニタ12に表示する前検査画像データは、プログラムによって予め決められた所定箇所の画像データであってもよく、必ずしも自動前検査装置2で不良判定された画像データだけに限定されるものでなない。
これと同時に、すなわち並行して、コントローラ11は、ステップS14において、モニタ12に表示している要検査箇所をカメラ23,23aで撮像すべく、ステージ機構27やカメラ23を移動する。そして、コントローラ11は、カメラ23,23aによって、実検査画像データとなる斜め画像データや平面画像データを撮像し、撮像した実検査画像データをモニタ12に表示している前検査画像データに関連付けてメモリ15やデータベース3に保存する。例えば、電子部品の半田付け箇所といった立体的な箇所を撮像する場合には、斜め用カメラ23で要検査箇所を撮像し、プリント配線基板101の印刷箇所等を撮像する場合、正面用カメラ23aで要検査箇所を撮像する。ここで、検査者は、モニタ12に表示された要検査箇所の前検査画像データを見ながら、当該箇所の一次目視検査をする。なお、撮像する実検査画像データは、プログラムによって予め決められた所定箇所の画像データであれば、モニタ12に表示した前検査画像データと同じ位置を撮像した画像データに限定されるものではない。
ステップS15において、コントローラ11は、モニタ12に現在表示している自動前検査装置2の前検査画像データに対応する外観目視検査装置10が撮像した実検査画像データを表示する操作信号が入力されたかを判断する。そして、入力があったとき、ステップS16において、メモリ15から実検査画像データを読み出し、モニタ12に表示する。なお、実体検査画像データは、プログラムの制御に従って、検査者の操作がなくても自動的にモニタ12に表示するようにしてもよい。検査者は、一次目視検査で当該表示箇所が不良であるかどうかの判断をしかねるとき等に実検査画像データの表示操作を行う。そして、検査者は、モニタ12に表示された実検査画像データを見ながら、不良かどうかを判断する。
二次目視検査でも検査者が判断をしかねるとき、操作信号が入力されると、コントローラ11は、ステップS17において、モニタ12に表示している実検査画像データを改めてリアルタイムで撮像すべく、ステージ機構27やカメラ23を移動する。そして、コントローラ11は、カメラ23,23aによって、改めて実画像データを撮像し、モニタ12に表示する。これにより、検査者は、当該検査箇所が不良かどうかの最終的な判断をすることができる。
以上のような外観目視検査装置10では、ステップS13において、自動前検査装置10で要検査となったプリント配線基板100の検査箇所を改めて撮像しモニタ12に表示するのではなく、先ずは、自動前検査装置が撮像した前検査画像データをモニタ12に表示するようにし、表示されている前検査画像データを見ながら一次検査を行っている間に、改めて検査画像を撮像するようにしている。そして、必要に応じて、カメラ23,23aで撮像した実検査画像データをモニタ12に表示し、検査者が改めて検査できるようにする。このように、前検査画像データを表示している間に、実検査画像を撮像するようにしたので、検査工程の時間を短縮することができる。
なお、ステップS13の前検査画像データを表示するステップでは、モニタ12に、検査中のプリント配線基板101の要検査箇所を1カ所ずつ表示するようにしてもよいが、モニタ12に、一度に、複数の要検査箇所の前検査画像データをサムネイル表示し、一次検査を行っている間に、モニタ12に表示している複数の要検査箇所の実検査画像データを順次撮像するようにしてもよい。
このような場合、例えば、モニタ12をタッチパネルで構成し、図10のように、複数の前検査画像データを表示することができる。例えば、コントローラ11は、モニタ12に、検査対象となっているプリント配線基板101の自動前検査装置2で要検査箇所となった箇所の前検査画像データを、例えばここでは4枚をサムネイル表示する。サムネイル表示される各画像は、自動前検査装置2で撮像された前検査画像データであって、データベース3から取り込んだ画像データである。検査者は、各前検査画像データを目視して、一次目視検査を行う。検査者が一次目視検査を行っているときに、コントローラ11は、カメラ23で支持部22にセットされたプリント配線基板101の要検査箇所の実検査画像を撮像し、画像データをメモリ15に保存する。検査者がモニタ12にサムネイル表示されている一の前検査画像データをタッチする又は操作部13を用いて選択決定すると、コントローラ11は、メモリ15より選択された実検査画像データを読み出し、実検査画像データを、拡大又は標準サイズでモニタ12に表示する。
モニタ12には、検査対象となっているプリント配線基板101の要検査箇所を全て表示する。検査対象となっているプリント配線基板101の前検査画像データには、電子部品や基板表面の印刷不良を確認するための平面画像データもあるし(図9中No.2,No.3)、斜め画像データの方が検査のし易い半田付け箇所もある(図9中No.1,No.4)。コントローラ11は、データベース3において前検査画像データに関連付けられている識別番号を参照して、半田付け箇所といった斜め画像データが必要な箇所をカメラ23で撮像し、この実検査画像データを前検査画像データと関連付けてメモリ15やデータベース3に保存する。また、印刷箇所といった平面画像データが必要な箇所をカメラ23aで撮像し、実検査画像データを前検査画像データと関連付けてメモリ15やデータベース3に保存する。
1 検査システム、2 自動前検査装置、3 データベース、4 バス、10 外観目視検査装置、11 コントローラ、12 モニタ、12a 扇状光、13 操作部、14 I/F、15 メモリ、21 外筐体、21a 装置本体、22 支持部、23 カメラ、23a 平面用カメラ、24 照射装置、25 床面、26 支持フレーム、26a,26b 長辺フレーム、27 ステージ機構、27a X軸テーブル、27b Y軸テーブル、28 コーナブロック、29 連結バー、30a 長辺プレート、30a,30b 長辺プレート、31 スリット、32 固定ピン、101 プリント配線基板、101a 外側縁、L 仮想ライン、P 検査ポイント、α1 カメラ光軸、α0 法線方向の軸

Claims (8)

  1. 電子部品が実装されたプリント配線基板の外観を検査する外観検査装置において、
    検査対象となるプリント配線基板を支持する支持部と、
    外観前検査装置での前検査結果データ及び前検査画像データが入力される入力部と、
    上記支持部に支持されたプリント配線基板を撮像するカメラと、
    上記カメラが撮像したプリント配線基板の実検査画像データを保存するメモリと、
    上記前検査画像データ及び上記実検査画像データを表示するモニタと、
    上記外観前検査装置で撮像されたプリント配線基板の要検査箇所の前検査画像データを上記モニタに表示しているときに、上記支持部を移動して上記プリント配線基板の要検査箇所を上記カメラで撮像するコントローラと
    を備える外観検査装置。
  2. 上記コントローラは、操作入力があると、上記モニタに、上記メモリから読み出した当該要検査箇所の実検査画像データを表示する
    請求項1記載の外観検査装置。
  3. 上記カメラは、上記プリント配線基板を斜め上方から撮像し、
    上記実検査画像データは、上記プリント配線基板の要検査箇所を斜め上方から撮像した斜め画像データである
    請求項1又は請求項2記載の外観検査装置。
  4. 上記カメラは、上記プリント配線基板の上方から撮像し、
    上記実検査画像データは、上記プリント配線基板の平面画像を上方から撮像した平面画像データである
    請求項1又は請求項2記載の外観検査装置。
  5. 上記カメラは、上記プリント配線基板を斜め上方から撮像するカメラと、上記プリント配線基板の上方から撮像するカメラであり、
    上記実検査画像データは、上記プリント配線基板の要検査箇所を斜め上方から撮像した斜め画像データ及び/又は上記プリント配線基板の平面画像を上方から撮像した平面画像データである
    請求項1又は請求項2記載の外観検査装置。
  6. 複数の要検査箇所の前検査画像データを上記モニタにサムネイル表示しているときに、上記複数の要検査箇所を上記カメラで順次撮像する請求項1又は2に記載の外観検査装置。
  7. 電子部品が実装されたプリント配線基板の外観を検査する外観検査方法において、
    外部から入力された外観前検査装置で撮像されたプリント配線基板の要検査箇所の前検査画像データをモニタに表示し、
    上記モニタに上記前検査画像データを表示しているときに、上記要検査箇所を撮像し、実検査画像データをメモリに保存し、
    上記モニタに、上記メモリから読み出した当該要検査箇所の実検査画像データを表示する外観検査方法。
  8. 電子部品が実装されたプリント配線基板の外観を検査する外観検査装置にインストールされるプログラムであって、
    上記プログラムは、外部から入力された外観前検査装置で撮像されたプリント配線基板の要検査箇所の前検査画像データをモニタに表示し、上記モニタに上記前検査画像データを表示しているときに、上記要検査箇所を撮像し、実検査画像データをメモリに保存し、上記モニタに、上記メモリから読み出した当該要検査箇所の実検査画像データを表示する外観検査方法を実行するプログラム。
JP2014023389A 2014-02-10 2014-02-10 外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP6347962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014023389A JP6347962B2 (ja) 2014-02-10 2014-02-10 外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014023389A JP6347962B2 (ja) 2014-02-10 2014-02-10 外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015152312A JP2015152312A (ja) 2015-08-24
JP6347962B2 true JP6347962B2 (ja) 2018-06-27

Family

ID=53894754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014023389A Expired - Fee Related JP6347962B2 (ja) 2014-02-10 2014-02-10 外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6347962B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022085135A1 (ja) 2020-10-21 2022-04-28

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107945A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Olympus Corp 基板検査装置
JP4970852B2 (ja) * 2006-06-06 2012-07-11 株式会社メガトレード 目視検査装置
JP5421409B2 (ja) * 2012-03-02 2014-02-19 Wit株式会社 外観検査装置及び外観検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015152312A (ja) 2015-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI761880B (zh) 基板缺陷檢查裝置、方法、電腦可讀記錄介質及電腦程式產品
EP2685242A1 (en) Vision testing device with enhanced image clarity
JP2014508938A (ja) 多重グリッドパターンを利用したビジョン検査装置
TWI484164B (zh) Optical re - inspection system and its detection method
KR20090110495A (ko) 비전 검사 시스템
JP2014038045A (ja) 検査装置、照明、検査方法、プログラム及び基板の製造方法
JP2014038049A (ja) 3次元測定装置、3次元測定方法、プログラム及び基板の製造方法
KR101245622B1 (ko) 스테레오 비전과 격자 무늬를 이용한 비전검사장치
JP2005049221A (ja) 検査装置および検査方法
KR101144749B1 (ko) 소자의 불량 검사방법
JP6233824B1 (ja) 画像検査装置、生産システム、画像検査方法、プログラム及び記憶媒体
CN107110789B (zh) 贴装有部件的基板检查方法及检查装置
JP6347962B2 (ja) 外観検査装置、外観検査方法、及びプログラム
KR101693614B1 (ko) 엑스레이 촬영용 지그
JP4228773B2 (ja) 基板検査装置
JP5427222B2 (ja) 外観検査装置
JP5421409B2 (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
JP3542114B2 (ja) 工業製品の目視検査支援装置
KR20150108634A (ko) 인쇄 회로 기판 검사용 디지털 광원 처리 프로젝터
JPH1114552A (ja) 検査システム及びプリント回路板の外観検査システム並びにプリント回路板の外観検査端末装置
WO2022085135A1 (ja) 検査システム
KR200384722Y1 (ko) 인쇄회로 기판의 메탈/에스알 패턴 동시 검사장치 및 이에적용되는 조명장치
JP2896153B2 (ja) 自動検査装置
JP2008241662A (ja) 画像ブレ防止装置
JP2004037386A (ja) X線透視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171011

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6347962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees