JP6347079B2 - レーザレンジファインダ - Google Patents
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[1.レーザレンジファインダの構成]
まず、本実施の形態に係るレーザレンジファインダの構成について、図1及び図2を用いて説明する。
次に、窓部50の構成について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態における窓部50の構成の一例を示す斜視図である。なお、説明の都合上、遮光部材51及び反射板52には網掛けを施している。
遮光部材51は、ミラースキャンエリア(A−Cエリア)のうち測距エリア(A−Bエリア)、かつ、筐体11内に配置され、スキャンミラー20からのレーザ光L1の強さ(光強度)を制限して筐体11外へ透過する光制限部材の一例である。ここで、「筐体11内に配置されている」とは、筐体11の内部(内方)に配置されている場合も筐体11の開口部に配置されている場合も含まれる。
反射板52は、ミラースキャンエリア(A−Cエリア)のうち筐体11内に配置され、スキャンミラー20からのレーザ光を反射する。つまり、反射板52は、測定エリア(B−Cエリア)外、かつ、ミラースキャンエリア(A−Cエリア)内のうち、筐体11内に配置されている。具体的には、反射板52は、スキャンミラー20からのレーザ光L1を当該スキャンミラー20に反射する反射面を有する。当該反射面は、比較的大きい既知の反射率を有していればよく、例えば、白色等の塗料が塗られて形成されていても構わないし、鏡のように光を全反射する部材が取り付けられて構成されていてもよい。また、当該反射面の大きさは、レーザスポットLSよりも大きければよい。
透過部材53は、筐体11の開口を塞ぐように設けられ、スキャンミラー20からのレーザ光L1及び当該レーザ光L1の対象物からの反射光を透過する、例えば、アクリル樹脂又はガラス等である。なお、窓部50は、透過部材53を有していなくてもよく、例えば、筐体11の開口部に架橋された柱形状の遮光部材51と、当該筐体11の開口部に設けられた反射板52とを備えてもよい。
以上のように構成された窓部50により、本実施の形態に係るレーザレンジファインダ1は、測距エリア(A−Bエリア)と基準位置検出エリア(B−Cエリア)とを、分離して識別することができる。つまり、基準位置検出エリアからの反射光を、測距エリアからの反射光と区別することができる。
まず、対象物が窓部50の直前以外に位置している場合について、図4及び図5を用いて説明する。つまり、この場合、対象物は、窓部50に張り付くことなく、窓部50から所定の距離だけ離れた位置に配置されている。図4は、本実施の形態における窓部50の測距エリア(A−Bエリア)を通過する光の様子を示す断面図である。図5は、本実施の形態における窓部50の基準位置検出エリア(B−Cエリア)における光の様子を示す断面図である。
図4に示すように、測距エリア(A−Bエリア)では、スキャンミラー20により走査されたレーザ光L1は、窓部50(筐体11の開口部)において、遮光部材51によりスポット径が絞られる。つまり、窓部50において、レーザ光L1のスポットの一部が遮蔽される。これにより、レーザ光L1の強さ(光強度)が制限されて、筐体11外へ透過される。つまり、筐体11外へ出射されるレーザ光L2の強さは、スキャンミラー20からのレーザ光L1と比較して小さくなる。
一方、図5に示すように、基準位置検出エリア(B−Cエリア)では、スキャンミラー20により走査されたレーザ光L1は、窓部50(筐体11の開口部)において、反射板52により反射され、筐体11外へは実質的に透過されない。
次に、対象物が窓部50の直前に位置している場合について、本実施の形態の比較例と比較しながら説明する。つまり、この場合、対象物は、窓部50に張り付いた状態で配置されている。なお、以下では、対象物が光を全反射する全反射ターゲットであるとして説明するが、比較例に生じる問題は、対象物が全反射ターゲットである場合に限らず、反射板52の反射率と同等の反射率を有する場合であっても同様である点について留意されたい。
まず、対象物が窓部の直前に位置している場合において、比較例に生じる問題について、図6〜図8を用いて説明する。図6は、比較例における窓部950の構成の一例を示す斜視図である。なお、説明の都合上、反射板52には網掛けを施している。図7は、比較例において生じる問題について説明するための図である。図8は、比較例において、図7の状態の場合に信号処理部60で取得される各種の信号を示すグラフであり、(a)は受光振幅強度を示すグラフ、(b)は基準位置検知信号を示すグラフである。
次に、対象物が窓部50の直前に位置している場合において、本実施の形態が奏する効果について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本実施の形態において生じる効果について説明するための図である。図10は、本実施の形態において、図9の状態の場合に信号処理部60で取得される各種の信号を示すグラフであり、(a)は受光振幅強度を示すグラフ、(b)は基準位置検知信号を示すグラフである。
以上のように、本実施の形態に係るレーザレンジファインダ1は、スキャンエリア(A−Cエリア)のうちスキャンミラー20から反射板52に到達するレーザ光の光路及び当該光路の延長上を除く測距エリア(A−Bエリア)、かつ、筐体11内に配置され、スキャンミラー20からのレーザ光の強さを制限して筐体11外へ透過する光制限部材(本実施の形態では遮光部材51)を備える。
次に、実施の形態の変形例1について、図11を用いて説明する。図11は、実施の形態の変形例1における窓部250の構成の一例を示す斜視図である。なお、説明の都合上、遮光部材251a、251bと反射板52とには、網掛けを施している。
次に、実施の形態の変形例2について、図12を用いて説明する。図12は、実施の形態の変形例2における窓部350の構成の一例を示す斜視図である。なお、説明の都合上、減光フィルタ351及び反射板52Aには網掛けを施している。
以上、本発明の実施の形態及び変形例に係るレーザレンジファインダについて説明したが、本発明は、これら実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
2 測定ターゲット
2A 全反射ターゲット
10 光源
11 筐体
20 スキャンミラー
30 受光部
40 ビームスプリッタ
50、250、350、950 窓部
51、251a、251b 遮光部材
52、52A 反射板
53 透過部材
60 信号処理部
61 測距信号処理部
62 強度信号モニタ部
63 基準位置検知部
64 演算部
351 減光フィルタ
Claims (6)
- 対象物までの距離を測定するレーザレンジファインダであって、
筐体と、
前記筐体内に配置され、レーザ光を出射する光源と、
前記光源からのレーザ光を走査領域で走査する揺動ミラーと、
前記走査領域かつ前記筐体内に配置され、前記揺動ミラーからのレーザ光を反射する反射板と、
前記走査領域のうち前記揺動ミラーから前記反射板に到達するレーザ光の光路及び当該光路の延長上を除く測距領域、かつ、前記筐体内に配置され、前記揺動ミラーからのレーザ光の強さを制限して前記筐体外へ透過する光制限部材と、
前記揺動ミラーによって走査されたレーザ光の前記対象物及び前記反射板からの反射光を受光する受光部と、
前記受光部が前記反射光を受光したタイミングを用いて前記レーザレンジファインダに対する前記対象物の方向の算出を行う信号処理部とを備える
レーザレンジファインダ。 - 前記光制限部材は、前記筐体の開口部に設けられ、前記揺動ミラーからのレーザ光の前記開口部におけるスポットの一部を遮蔽することにより、当該レーザ光の強さを制限して前記筐体外へ透過する遮光部材である
請求項1に記載のレーザレンジファインダ。 - 前記遮光部材は、前記揺動ミラーによるレーザ光の走査方向に沿って前記測距領域に配置されている
請求項2に記載のレーザレンジファインダ。 - 前記光制限部材は、前記筐体の開口部に設けられ、当該レーザ光の強さを制限して前記筐体外へ透過する減光フィルタである
請求項1に記載のレーザレンジファインダ。 - 前記反射板は、前記走査領域の端部に配置されている
請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザレンジファインダ。 - 前記揺動ミラーは、所定の軸線を含む少なくとも2軸を中心に揺動し、
前記反射板は、前記所定の軸線に平行な方向において、前記筐体の開口部を塞ぐように配置されている
請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザレンジファインダ。
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