JP2001221967A - 光走査光学装置 - Google Patents

光走査光学装置

Info

Publication number
JP2001221967A
JP2001221967A JP2000029452A JP2000029452A JP2001221967A JP 2001221967 A JP2001221967 A JP 2001221967A JP 2000029452 A JP2000029452 A JP 2000029452A JP 2000029452 A JP2000029452 A JP 2000029452A JP 2001221967 A JP2001221967 A JP 2001221967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
layer
optical device
scanning optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000029452A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Okada
知彦 岡田
Toshio Urakawa
俊夫 浦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000029452A priority Critical patent/JP2001221967A/ja
Publication of JP2001221967A publication Critical patent/JP2001221967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】解像度を切換可能な画線形成装置の光走査光学
装置において、光量をフィルタ等の別部品を増加せずに
調整可能な光走査光学装置を提供する。 【解決手段】光走査光学装置であるレーザ書込ユニット
6の光源から照射された光束を反射させて、感光体ドラ
ム4上へ画像を形成するために設けた、ガラス層(透過
層)71aと、アルミ蒸着層(反射層)71bとからな
る、折り返しミラー71のガラス層71a側が光束の入
射側となるように配置してガラス層71aをフィルタと
して機能させる。折り返しミラー71では、レーザ光が
アルミ蒸着層71b及びガラス層71aの表面で反射す
る。表面反射光h0及び反射光h1のD方向半幅の合計
値よりも小さい透過部(防塵ガラス72)を備えたLS
Uカバー75を設けることで容易に表面反射光h0を遮
断して、感光体ドラム4上での二重写りを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
によって画像を形成するレーザビームプリンタやディジ
タル複写機等の画像形成装置に使用される光走査光学装
置に関し、より詳細には光走査光学装置の光量調整に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタや複写機などの画像形成
装置においては、パソコンやディジタルカメラなどの画
像形成装置に接続する機器の性能向上などに伴い、高速
化及び高解像度化の要望が強くなっている。
【0003】ポリゴンミラーを回転させてレーザ光をス
キャンさせる方式の画像形成装置の場合、そのスピード
及び解像度は、光走査光学装置であるレーザ書き込みユ
ニット(以下、LSUと称する)の性能によって限定さ
れることが多い。
【0004】LSUは、レーザビームプリンタやディジ
タル複写機等の画像形成装置におけるデジタル光学系の
書き込み部として用いられる。また、LSUは半導体レ
ーザを光源として備え、ポリゴンミラーやfθレンズ等
を介して、半導体レーザから照射された光束によって感
光体ドラム上へ画像を形成する。
【0005】LSUの構成部品であるポリゴンミラーを
高速回転させるためのドライブモータの軸受には、構造
上、回転数の限界がある。そのため、画像形成装置のス
ピード及び解像度の上限は、ドライブモータの回転数の
上限で決定される。
【0006】つまり、一般に使用される流体動圧軸受を
有するモータでは、約30000rpmが限界といわれ
ている。このモータに6面ポリゴンミラーを搭載し、ポ
リゴンミラーの1面で1ライン走査するLSUにおい
て、プロセススピードは、600dpi時で127mm
/s、1200dpi時で63.5mm/s、2400
dpi時で31.75mm/sが上限となる。したがっ
て、高解像度に伴い、プロセススピードは低下する。
【0007】これに対して、高スピードと高解像度とを
実現可能な高速回転のドライブモータも存在するが、コ
ストが非常に高くなるという問題がある。
【0008】また、高解像度の画像形成装置を実現する
ためには、形成画像ドットサイズを小さくする必要があ
る。そのため、光走査光学装置において、像担持体上に
照射するビーム径を小さくするために、レンズの加工な
どが行われる。
【0009】しかし、ビームの小径化にはレンズ使用材
料の温度特性等により限界があり、その値は約60μm
である。
【0010】そこで、ポリゴンミラーを高速回転させず
に高解像度を実現するための方法として、高解像度の際
には画像形成装置の画像形成速度(プロセス速度)を低
下させる方法がある。
【0011】例えば、600dpi及び1200dpi
両方の解像度での画像形成が可能なレーザビームプリン
タにおいて、1200dpiの高解像度モードで使用す
る際には、感光体ドラムの回転速度を600dpiの時
より遅くして、感光体ドラム表面上へ画像を形成する。
このとき、LSUの書き込み速度(ポリゴンミラーの回
転速度)及びレーザ光の径は、変更しないようにする。
【0012】このレーザビームプリンタは、6面ポリゴ
ンミラーを搭載した最高回転数が30000rpmのモ
ータを使用したLSUを備える。また、このLSUは、
ポリゴンミラーの1面で1ラインを走査する。そして、
プロセススピードは、解像度600dpi時には127
mm/s、解像度1200dpi時には63.5mm/
sとなる。
【0013】したがって、解像度に応じてプロセススピ
ードを切り換えることにより、解像度600dpiでは
文字等を高速に出力可能となる。また、解像度1200
dpiでは写真等のイメージ画像を高解像度で出力可能
となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、高解像
度化のためにLSUの書き込み速度を変えずに感光体ド
ラムの回転速度を変化させて、感光体ドラム上に像を形
成する構成の画像形成装置では、次のような問題が生じ
る。
【0015】つまり、1200dpiの高解像度で出力
する場合、600dpiの解像度の時よりも感光体ドラ
ムの回転速度を遅くしている。そのため、感光体ドラム
上へのレーザ光の走査回数が多くなり、感光体ドラム上
に画像を形成するための光量が必要以上に多くなる。そ
こで、前記のレーザビームプリンタでは、解像度600
dpiの感光体ドラム表面での光出力(以下、像面パワ
ーと称する。)が0.2mWであるのに対して、120
0dpi時の最適な像面パワーを、600dpi時の半
分の0.1mWにする必要がある。
【0016】しかし、現在、LSUに使用されている一
般的な低価格の光出力の定格が5mWの半導体レーザに
おいて、発光波長の安定領域における光出力は、レーザ
光出力部で約1.5〜5.0mWである。また、LSU
を構成している各部品の透過率、反射率、反射鏡による
光の折り返し回数等により、感光体ドラムに到達する光
量の低減率は異なるが、一般的なLSUにおける光学系
を利用した場合、像面パワーは、約0.2〜1.0mW
である。
【0017】よって、1200dpi時において半導体
レーザを発光波長の安定領域で使用すると、光量が必要
以上に多くなる。そして、感光体ドラム上に照射する光
量が多過ぎると、高解像度の画像が得られない。一方、
光量を低減するために、半導体レーザの出力を低下する
と、半導体レーザが安定領域から外れ、出力波長が乱れ
て焦点位置にズレが生じてしまう。
【0018】そのため、1200dpi時に適正な像面
パワーで露光を行なうためには、例えばフィルタ等を追
加して、感光体ドラムに到達する前に光量を低減する方
法がある。しかし、半導体レーザの光量を低減させるた
めのフィルタは高価である。また、フィルタに汚れや傷
などを付けないように取り扱いに注意してLSUに組み
込む必要がある。そのため、部品点数の増加や、組み立
て作業時間の増加等の問題が生じる。
【0019】また、特開平11−119132号公報に
は、シリンドリカルレンズや変換光学素子等に吸収膜を
設けて、半導体レーザの光量を低下させる構成が開示さ
れている。
【0020】しかし、特開平11−119132号公報
に開示された光走査後学装置において、シリンドリカル
レンズや変換光学素子等に設けた吸収膜のみでの光量低
下には限界があり、光量低下率の調整が難しく、製造工
程での管理も難しいという問題点がある。
【0021】本発明は上記の問題点に鑑みて成されたも
のあり、高解像度を実現する画像形成装置に用いられる
光走査光学装置において、光量をフィルタ等の別部品を
増加させずに調整可能な光走査光学装置を提供すること
を課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0023】(1) 光源から出射された光束を変換光学素
子で集光して偏向手段の偏向面上に照射し、該偏向手段
で偏向した光束を像担持体表面に結像させる光走査光学
装置において、透過層及び反射層の2層からなり、該偏
向手段へ導光される光束、または該偏向手段により偏向
された光束を反射させて像担持体表面に導光する反射手
段を1つ以上備え、該反射手段の少なくとも1つは、光
束の入射側に透過層が配置された逆配置型反射手段であ
ることを特徴とする。
【0024】この構成においては、光走査光学装置は、
透過層及び反射層の2層からなり、光束の入射側に透過
層が配置された逆配置型反射手段を少なくとも1つ備
え、光源から出射された光束を変換光学素子で集光して
偏向手段の偏向面上に照射し、偏向手段へ導光される光
束、または偏向手段で偏向された光束を逆配置型反射手
段、または反射手段及び逆配置型反射手段で反射させて
像担持体表面に結像させる。したがって、一般的な高解
像度の画像形成装置に使用される光走査光学装置におい
て汎用の半導体レーザ等を光源として用いた場合、その
発光波長の安定領域で使用しようとすると、像担持体に
到達する光量が多過ぎるために高解像度の画像を得られ
ないが、上記の構成を用いると、光の反射手段として用
いられている逆配置型反射手段を、光量を低減させるフ
ィルタとしても機能させることができ、入射側に反射層
ではなく、例えばガラス・アクリル樹脂等からなる透過
層を配置することで、光束が透過層通過後に反射層で反
射されるために、逆配置型反射手段の反射率が低下する
ことになり、その結果、逆配置型反射手段で反射した後
の光量を減少させることができる。
【0025】また、光量を低減させるために、フィルタ
等の高価な部品を別途設ける必要がなくなるため、部品
点数や組み立て作業時間を増加させることなく、且つ低
コストで高解像度の場合にも適用可能な装置を実現する
ことができる。特に、複数の画像形成速度・解像度を有
する画像形成装置では、光量切換が必要となり、出力側
での使用光量範囲が広くなって出力調整が難しくなるの
で、上記構成は非常に有効となる。
【0026】(2) 前記逆配置型反射手段の透過層表面に
おける反射光を、像担持体に到達する前に遮断する遮光
部材をさらに備えたことを特徴とする。
【0027】この構成においては、透過層及び反射層の
2層からなり、光束の入射側に透過層が配置された逆配
置型反射手段を少なくとも1つ備え、光源から出射され
た光束を変換光学素子で集光して偏向手段の偏向面上に
照射し、偏向手段へ導光される光束または偏向手段で偏
向した光束を、逆配置型反射手段または反射手段と逆配
置型反射手段とで反射させて、像担持体表面に結像させ
る光走査光学装置に、逆配置型反射手段の透過層表面に
おける反射光を、像担持体に到達する前に遮断する遮光
部材をさらに設ける。したがって、光束が逆配置型反射
手段の透過層に入射する際に、その表面で反射した表面
反射光が発生して像担持体に到達すると、反射層の反射
光とともに像担持体の表面2か所で像形成が行われて二
重写りとなってしまうが、像担持体に到達する前に、遮
光部材で表面反射光を遮断することにより、表面反射光
が像担持体上に結像することがなくなり、透過層の表面
反射による二重写りを防ぐことができる。
【0028】(3) 像担持体に光束を照射するための透過
部を有し、該透過部以外の部分は遮光材料からなり、装
置全体を覆う光走査光学装置カバーをさらに備えたこと
を特徴とする。
【0029】この構成においては、透過層及び反射層の
2層からなり、光束の入射側に透過層が配置された逆配
置型反射手段を少なくとも1つ備え、光源から出射され
た光束を変換光学素子で集光して偏向手段の偏向面上に
照射し、偏向手段へ導光される光束または偏向手段で偏
向した光束を、逆配置型反射手段または反射手段と逆配
置型反射手段とで反射させて、像担持体表面に結像させ
る光走査光学装置に、像担持体に光束を照射するための
透過部を有し、透過部以外の部分は遮光材料からなり、
装置全体を覆う光走査光学装置カバーをさらに設ける。
したがって、遮光材料で光走査光学装置の全体を覆うカ
バーを設けることにより、逆配置型反射手段の透過層の
表面反射光を遮断することができるので、光走査光学装
置カバーの他に遮光部材を設ける必要がなくなり、部品
点数を増加させることなく、透過層の表面反射による二
重写りを確実に防ぐことができる。また、光走査光学装
置カバーで遮断した表面反射光が、光走査光学装置の外
部の他の部位に反射して、像担持体表面に導光されるの
を防止する。
【0030】(4) 前記像担持体への結像の開始を検出す
る結像開始検出手段、または該結像開始検出手段及び該
結像開始検出手段に光束を導光する検出手段用反射手段
をさらに備え、該結像開始検出手段は、前記逆配置型反
射手段の少なくとも1つを介さないで導光された光束を
受光することを特徴とする。
【0031】この構成においては、透過層及び反射層の
2層からなり、光束の入射側に透過層が配置された逆配
置型反射手段を少なくとも1つ備え、光源から出射され
た光束を変換光学素子で集光して偏向手段の偏向面上に
照射し、偏向手段へ導光される光束または偏向手段で偏
向した光束を、逆配置型反射手段または反射手段と逆配
置型反射手段とで反射させて、像担持体表面に結像させ
る光走査光学装置に、像担持体への結像の開始を検出す
る結像開始検出手段、または該結像開始検出手段及び該
結像開始検出手段に光束を導光する検出手段用反射手段
をさらに設け、逆配置型反射手段の少なくとも1つを介
さないで導光された光束を、結像開始検出手段は受光す
る。したがって、光源から出射された光束は、結像開始
検出手段に到達する前に少なくとも1つの逆配置型反射
手段を経由しないので、結像開始検出手段に受光される
段階では光量の低減量が小さくなり、これにより、光量
低減により結像開始検出手段の受光感度が低下すること
を防ぐ。
【0032】(5) 前記逆配置型反射手段の透過層表面
に、光吸収膜を設けたことを特徴とする。
【0033】この構成においては、光走査光学装置は、
透過層表面に光吸収膜を設けた逆配置型反射手段を備え
ている。したがって、透過層表面に光吸収膜を設けるこ
とで、さらに光量を低下させることができ、また光量の
低減量を調整できる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る光走査光
学装置について図1〜図4に基づいて説明する。図4
は、本発明の実施形態に係る画像形成装置である複写機
の概略の構成を示す正面透視図である。
【0035】複写機本体1の上面には透明なガラス板か
らなる原稿台2が配置されており、複写機本体1の内部
において原稿台2の下方には、スキャナ部3が配置され
ている。
【0036】スキャナ部3は、露光ランプ31、第1反
射ミラー32a、第2反射ミラー32b、第3反射ミラ
ー32c、レンズ33及び光電変換素子(以下、CCD
と称する。)34を含む構成である。そして、露光ラン
プ31及び第1反射ミラー32aと、第2反射ミラー3
2b及び第3反射ミラー32cとを、原稿台2の下面に
おいて水平方向(副走査方向)にそれぞれ所定の速度で
移動させて、原稿台2の上面に載置された原稿の画像
を、露光ランプ31から照射された光によって露光・走
査する。
【0037】露光ランプ31から原稿台2上の原稿に照
射された光の反射光は、第1〜第3反射ミラー32a〜
32c及びレンズ33を介して、CCD34の受光面に
結像する。そして、CCD34は、受光面における受光
量に応じた信号を出力する。このCCD34の出力信号
は、ディジタルデータに変換された後に、図外の画像処
理部において所定の処理が施され、画像データとして出
力される。
【0038】複写機本体1の内部中央部には、像担持体
である感光体ドラム4が、矢印A方向に回転自在に支持
されている。この感光体ドラム4の周囲には、帯電器
5、光走査光学装置であるLSU6、現像槽7、転写器
8及びクリーナ9が配置されて、画像形成部を構成して
いる。
【0039】また、複写機本体1の最下部には、記録紙
Pを収納した給紙カセット10が装着されている。さら
に、複写機本体1の内部には、給紙カセット10から画
像形成部を経由して排紙トレイ11に至る用紙搬送路が
形成されている。この用紙搬送路には、給紙ローラ1
2、レジストローラ13、定着ローラ14及び排紙ロー
ラ16が配置されている。
【0040】画像形成時において、矢印A方向に回転す
る感光体ドラム4の表面に対して、帯電器5で単一極性
の電荷を均一に付与する。その後、LSU6は、画像処
理部から出力された画像データに基づいて変調した画像
光を照射し、感光体ドラム4の表面に光導電作用によっ
て静電潜像を作成する。
【0041】現像槽7は、感光体ドラム4の表面に現像
剤を供給し、静電潜像を現像剤画像に顕像化する。感光
体ドラム4の回転に先立って、給紙ローラ12の回転に
よって給紙カセット10内の記録紙Pが1枚ずつ用紙搬
送路内に給紙される。給紙された記録紙Pは、搬送ロー
ラ12によりレジストローラ13へ搬送される。そし
て、記録紙Pは前端部をレジストローラ13に当接させ
た状態で停止させる。
【0042】レジストローラ13は、感光体ドラム4と
転写器8との間において、記録紙Pの前端部が感光体ド
ラム4の表面に担持された現像剤画像の前端に対向する
タイミングで回転を開始し、記録紙Pを画像形成部に導
く。
【0043】転写器8は、感光体ドラム4に担持された
現像剤画像を記録紙Pの表面に転写する。クリーナ9
は、感光体ドラム4の表面に残留したトナーを除去す
る。現像剤画像が転写された記録紙Pは、定着ローラ1
4を通過する間に加熱及び加圧され、現像剤画像が溶融
して記録紙Pの第1面(片面)に固着する。第1面に現
像剤画像を固着した記録紙Pは、排紙ローラ16の回転
によって排紙トレイ11に排出されることで、ユーザに
画像形成された印刷物を提供する。
【0044】次に、本発明の実施形態に係る光走査後学
装置であるLSU6の詳細な構成について、図1(A)
及び(B)に基づいて説明する。図1(A)は、本発明
の実施形態に係るLSU6の概略の構成を示す上面図で
ある。また、同図(B)は、LSU6の概略の構成を示
す側面図である。なお、同図(A)において、LSU6
の周囲を覆うLSUカバー75は、省略している。
【0045】LSU6は、基板61に設けられたレーザ
光を発するレーザダイオード(以下、LDと称する。)
62、変換光学素子であるコリメータレンズ63、レー
ザ光のビーム形状規制板であるスリット76、変換光学
素子であるシリンダレンズ64、偏向手段であるポリゴ
ンミラー65、fθレンズ66・67・70、反射手段
である第1折り返しミラー68、逆配置型反射手段であ
る第2折り返しミラー69、第3折り返しミラー71、
LSUカバー75の透過部である防塵ガラス72、検出
手段用反射手段であるフォトセンサ用折り返しミラー7
3、基板61に設けられた結像開始検出手段であるフォ
トセンサ74、及び遮光材料からなる光走査光学装置カ
バーであるLSUカバー75を有している。
【0046】LD62は、画像データに応じたレーザ光
を発生するものである。コリメータレンズ63は、LD
62から発生したレーザ拡散光を集光する。また、スリ
ット76は、感光体ドラム上に形成される画像面でのビ
ーム径及び焦点深度を最適化する。シリンダレンズ64
は、コリメータレンズ63によって集光されたレーザ光
をポリゴンミラーの面倒れ補正のため、ポリゴンミラー
面上の副走査方向に集光させるためのものである。
【0047】ポリゴンミラー65は、図外のモータ等の
駆動手段により図に示す矢印B方向に回転して、主走査
方向にレーザ光を反射する多面鏡である。主走査方向及
び副走査方向に集光されたレーザ光は、ポリゴンミラー
65の偏向面65aで偏向・反射される。
【0048】fθ特性及びポリゴンミラー面倒れ補正特
性を有するfθレンズ66・67は、ポリゴンミラー6
5によって偏向・反射された光束を、第1折り返しミラ
ー68に導光する。
【0049】第1折り返しミラー68は、透過層である
ガラス層68aの表面に、反射層であるアルミ蒸着層6
8bが設けられており、反射ミラーとして機能する。本
発明においては、レーザ光の入射側がアルミ蒸着層68
bとなるように配置する。
【0050】第1折り返しミラー68のアルミ蒸着層6
8bで反射されたレーザ光は、第2折り返しミラー69
で再び反射される。第2折り返しミラー69も第1折り
返しミラー68と同様、ガラス層69aとアルミ蒸着層
69bとからなる。本発明においては、レーザ光の入射
側がガラス層69aとなるように配置する。
【0051】第2折り返しミラー69で、ガラス層69
aを透過してアルミ蒸着層69bで反射したレーザ光
は、fθ特性を有するfθレンズ70を通過し、第3折
り返しミラー71に導光される。第3折り返しミラー7
1も第1及び第2折り返しミラー68・69と同様、ガ
ラス層71aとアルミ蒸着層71bとからなる。本発明
においては、レーザ光の入射側がガラス層71aとなる
ように配置する。
【0052】第3折り返しミラー71で、ガラス層71
aを透過してアルミ蒸着層71bで反射したレーザ光
は、防塵ガラス72を透過後、感光体ドラム4の表面上
に静電潜像を形成する。ポリゴンミラー65は、前記の
ように矢印B方向に回転しているが、これによって、レ
ーザ光が感光体ドラム4表面上を矢印Cで示す主走査方
向に走査して、感光体ドラム4表面に像を形成する。
【0053】また、fθレンズ70を通過したレーザ光
の一部はフォトセンサ用折り返しミラー73で反射し
て、フォトセンサ74に到達するようになっている。こ
のフォトセンサ74は、感光体ドラム4の表面上を走査
するレーザ光の書き込みタイミングを検出するためのも
のである。
【0054】書き込みタイミングを確実に検出するとと
もに書き込みタイミングを安定させるためには、フォト
センサ74の受光面にてレーザ光が焦点を結ぶことが望
ましい。これにより、フォトセンサ74がビーム径の小
さなレーザ光を受光して、感光体ドラム4への書き込み
タイミングを精度よく検出することができる。
【0055】なお、第2折り返しミラー69からfθレ
ンズ70、第3折り返しミラー71及び防塵ガラス72
を経由して感光体ドラム4のレーザ走査位置までのレー
ザ光路長と、第2折り返しミラー69からフォトセンサ
用折り返しミラー73を経由してフォトセンサ74に到
達するまでのレーザ光路長とは、略同じ距離となるよう
に配置する。
【0056】また、フォトセンサ74の受光面上にレー
ザ光の焦点を結ばせる方法として、第2折り返しミラー
69からフォトセンサ74までの光路上に、レンズを設
けて集光させる方法もある。
【0057】ここで、従来、LSUに使用する折り返し
ミラーには、ガラスやプラスチックやアクリルなどの樹
脂の透明材の表面にアルミを蒸着させたものが使用され
ている。この場合、アルミを蒸着させた面がレーザ光の
入射側となるように配置される。しかし、本実施形態の
第2折り返しミラー69及び第3折り返しミラー71
は、前記のようにガラス層69a・71a側が入射側と
なるように配置する。これは、折り返しミラーのガラス
層をフィルタとして機能させるためである。
【0058】従来は、光量を下げるために別部材として
フィルタ等を用いていたが、本実施形態においては、折
り返しミラーのレーザ光の入射側の面をこれまでと反対
に配置することにより、フィルタを用いた場合と同様の
効果を得ることができる。すなわち、レーザ光は、ガラ
ス内部を通過した後でアルミ蒸着面で反射する。そのた
め、レーザ光の反射率が低くなり、結果的に光量を下げ
ることができる。
【0059】これにより、部品点数、部品コスト及び組
み立て工数を増加させることなく、プロセス速度を変化
させて複数の解像度での像形成が可能なLSU6を実現
することができる。
【0060】なお、本実施形態では、光路上に設けた3
つの折り返しミラーのうち、第2折り返しミラー69及
び第3折り返しミラー71に本発明のガラス層側をレー
ザ光の入射側に配置する構成を適用しているが、これに
限るものではない。即ち、光路上に設けた折り返しミラ
ーやfθレンズの総数に応じて、感光体ドラム上の像面
パワーが異なってくる。そのため、折り返しミラーの数
量は、装置の設計等に応じて適宜変更可能である。
【0061】例えば、第3折り返しミラー71だけに本
発明を適用することも可能である。この場合、第3折り
返しミラー71に入射するまでのレーザ光出力の低減量
は、第3折り返しミラー71までの光路に、複数の折り
返しミラーを設けた場合より小さい。よって、フォトセ
ンサ用折り返しミラー73に到達する段階においてレー
ザ光出力の低減量が小さいので、フォトセンサ74では
受光感度が良くなる。このように、フォトセンサ74の
感度を向上させるためには、フォトセンサ用折り返しミ
ラー73に到達した後で光量を下げるようにすることが
好ましい。
【0062】次に、本実施形態のLSU6において、第
3折り返しミラー71にガラス層側をレーザ光の入射側
に配置する構成を適用した場合、第3折り返しミラー7
1に入射したレーザ光は、アルミ蒸着層71bで反射す
る他に、ガラス層71aの表面でも反射する。これらの
反射光が感光体ドラム4に到達すると、同じ像が感光体
ドラム4表面の2カ所で形成されてしまうという、二重
写りが発生してしまう。
【0063】この二重写りについて図2及び図3を用い
て、以下に説明する。図2は、第3折り返しミラー71
で反射して感光体ドラム4に到達するレーザ光の反射光
(1次反射光)h1、表面反射光h0、及び2次反射光
h2の関係を示す正面図である。また、図3は、レーザ
光の反射光h1と表面反射光h0との詳細な関係を示5
正面図である。
【0064】防塵ガラス72及びLSUカバー75から
なるLSUの筐体に到達する表面反射光h0と反射光h
1との間の防塵ガラス72を設けたLSUカバー75の
面に平行な方向(以下、D方向と称する。)の距離をL
とする。この場合、2次反射光h2と反射光h1との間
のD方向の距離もLとなる。
【0065】この距離Lが表面反射光h0、または2次
反射光h2のD方向半幅(実測値:約0.5mm)、及
び反射光のD方向半幅(実測値:約0.5mm)の合計
値よりも十分大きければ、表面反射光h0及び2次反射
光h2を、遮光材料からなるLSUカバー75で容易に
遮断することができる。
【0066】そこで、図3を参照して、表面反射光と反
射光との間の距離をLを示す。ここで、ガラス層71a
の厚みをt、レーザ光の第3折り返しミラー71のガラ
ス層71aへの入射角をi、ガラス層71aの屈折角を
i’とする。
【0067】図3に示した各距離Xl〜X4を求める計
算式は次のとおりである。 X1=2t×tani’ …(1) X2=X1×cos(90°−i) …(2) X3=X1×sin(90°−i) …(3) X4=X3×tan(2i−90°) …(4) 距離Lは、X2とX4を用いて次のように求められる。 L=X2−X4 …(5) 以上のような計算式を用いて、レーザ光が防塵ガラス7
2を透過して感光体ドラム4に到達しないように各値を
決定することにより、感光体ドラム4に複数の像が形成
されるという問題を解決することができる。
【0068】ここで、本実施の形態におけるLSU6に
おいて、第3折り返しミラー71のガラス層72aの厚
みt=5.8mmとし、入射角i=63.3°とし、屈
折角i’=36°(ガラスの屈折率=1.519で計
算)として距離Lを求めると、次のようになる。
【0069】 X1=2×5.8×tan36°=8.43mm X2=X1×cos(90°−63.3°)=7.53
mm X3=X1×sin(90°−63.3°)=3.79
mm X4=X3×tan(2×63.3°−90°)=2.
81mm L=X2−X4=4.72mm したがって、D方向における表面反射光h0と反射光h
1との距離、及び反射光h1と2次反射光h2との距離
は、4.72mmある。そのため、現在一般的に使用さ
れている防塵ガラス72を備えたLSUカバー75で十
分に遮光できる。よって、図2及び図3に示した位置関
係でLSUカバー75を配置することにより、表面反射
光h0及び2次反射光h2が、感光体ドラム4に到達す
るのを防止できる。
【0070】また、LSUカバー75は、LSU6の装
置全体を覆うことにより、遮断した表面反射光h0及び
2次反射光h2がLSUカバー75の外部における他の
部位に反射して、像担持体表面に導光されるのを防ぐ。
【0071】なお、LSUカバー75の代わりにスリッ
トなどを設けて、表面反射光h0及び2次反射光h2を
遮断することもできる。また、図外の感光体ユニット
上、または現像槽上の部品で、遮光することも可能であ
る。
【0072】次に、本実施形態のLSU6の各部品に対
するレーザ光の透過、反射効率の例を示し、従来のLS
Uとの比較を行う。LSU6において、第2折り返しミ
ラー69及び第3折り返しミラー71のガラス層69
a,71aを入射側に配置した場合のレーザ光(LD6
2部分で、出力1.5mW〜5.0mW)の透過、反射
効率は、次のようになる。
【0073】 コリメータレンズ63 :70% スリット76 :60% シリンダレンズ64 :85% ポリゴンミラー65 :90% fθレンズ66 :90% fθレンズ67 :90% 第1折り返しミラー68 :95% 第2折り返しミラー69 :50%(従来:95%) fθレンズ70 :90% 第3折り返しミラー71 :50%(従来:95%) 防塵ガラス72 :90% なお、折り返しミラー(第2折り返しミラー68及び第
3折り返しミラー69)における光量低減率の実測値
は、透過層としてガラス層を備え、また反射層としてア
ルミ蒸着層を備えた折り返しミラーの場合、ガラス層の
厚みt=5.8mmで、約50%となる。また、透過層
としてアクリル樹脂を用いた層を備え、また反射層とし
てアルミ蒸着層を備えた折り返しミラーの場合、アクリ
ル層の厚みt=5.8mmで、約40%となる。
【0074】これらのデータを用いて、LSU6におけ
るレーザ光出力の総効率と、従来の構成のLSUにおけ
るレーザ光出力の総効率とを算出する。また、レーザ出
力部における出力1.5mWの場合と5.0mWの場合
との像面パワーをそれぞれ求めると、次のようになる。
【0075】(LSU6の場合) 総効率=5.0% 出力1.5mWにおける像面パワー 1.5mW×5.0%=0.075mW 出力5.0mWにおける像面パワー 5.0mW×5.0%=0.25mW (従来の構成場合) 総効率=18.07% 出力1.5mWにおける像面パワー 1.5mW×18.07%=0.271mW 出力5.0mWにおける像面パワー 5.0mW×18.07%=0.904mW となる。
【0076】発明が解決しようとする課題において前述
したレーザビームプリンタでは、解像度600dpiの
最適像面パワーが0.2mWであるのに対して、120
0dpi時の最適像面パワーを、600dpi時の半分
の0.1mWにする必要がある。
【0077】上記の結果から、本発明のLSU6に備え
たレーザダイオード62のレーザ光出力部を安定発光領
域である出力2.0mWで使用することにより、像面パ
ワーは0.1mWとなり、1200dpiの高解像度の
場合にも、前記LSU6を十分適用することができる。
【0078】また、レーザ光の出力を制御して出力を上
げて、レーザダイオード62のレーザ光出力部を発光波
長の安定領域内である光出力4.0mWで使用すること
により、像面パワーは0.2mWとなる。よって、解像
度600dpi時のプロセス速度であっても十分使用す
ることが可能である。
【0079】ここで、入射側にガラス層が配置された折
り返しミラーのガラス層表面に、光吸収膜(光吸収部
材)を形成することにより、透過率を20%程度に低下
させることができる。前記のように、本発明のガラス層
側をレーザ光の入射側に配置する構成を適用した場合、
折り返しミラーにおける光量低減率の実測値は、約40
%である。よって、LSUの光路上に設けた折り返しミ
ラーやfθレンズの総数に応じて、ガラス層側をレーザ
光の入射側に配置する構成の折り返しミラーの数量を変
えるだけでなく、光吸収膜を形成した折り返しミラーを
使用し、その数量を変えることによって、さらに感光体
ドラム上の像面パワーの調整幅が広がり、確実に光量を
低下させることができる。そのため、例えば2400d
pi、3600dpiについても対応が可能である。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0081】(1) 光走査光学装置は、透過層及び反射層
の2層からなり、光束の入射側に透過層が配置された逆
配置型反射手段を少なくとも1つ備え、光源から出射さ
れた光束を変換光学素子で集光して偏向手段の偏向面上
に照射し、偏向手段へ導光される光束、または偏向手段
で偏向された光束を逆配置型反射手段、または反射手段
及び逆配置型反射手段で反射させて像担持体表面に結像
させるので、一般的な高解像度の画像形成装置に使用さ
れる光走査光学装置において汎用の半導体レーザ等を光
源として用いた場合、その発光波長の安定領域で使用し
ようとすると、像担持体に到達する光量が多過ぎるため
に高解像度の画像を得られないが、上記の構成を用いる
と、光の反射手段として用いられている逆配置型反射手
段を、光量を低減させるフィルタとしても機能させるこ
とができ、入射側に反射層ではなく、例えばガラス・ア
クリル樹脂等からなる透過層を配置することで、光束が
透過層通過後に反射層で反射されるために、逆配置型反
射手段の反射率が低下することになり、その結果、逆配
置型反射手段で反射した後の光量を減少させることがで
きる。
【0082】また、光量を低減させるために、フィルタ
等の高価な部品を別途設ける必要がなくなるため、部品
点数や組み立て作業時間を増加させることなく、且つ低
コストで高解像度の場合にも適用可能な装置を実現する
ことができる。
【0083】(2) 透過層及び反射層の2層からなり、光
束の入射側に透過層が配置された逆配置型反射手段を少
なくとも1つ備え、光源から出射された光束を変換光学
素子で集光して偏向手段の偏向面上に照射し、偏向手段
へ導光される光束または偏向手段で偏向した光束を、逆
配置型反射手段または反射手段と逆配置型反射手段とで
反射させて、像担持体表面に結像させる光走査光学装置
に、逆配置型反射手段の透過層表面における反射光を、
像担持体に到達する前に遮断する遮光部材をさらに設け
ることによって、光束が逆配置型反射手段の透過層に入
射する際に、その表面で反射した表面反射光が発生して
像担持体に到達すると、反射層の反射光とともに像担持
体の表面2か所で像形成が行われて二重写りとなってし
まうが、像担持体に到達する前に、遮光部材で表面反射
光を遮断することにより、表面反射光が像担持体上に結
像することがなくなり、透過層の表面反射による二重写
りを防ぐことができる。
【0084】(3) 透過層及び反射層の2層からなり、光
束の入射側に透過層が配置された逆配置型反射手段を少
なくとも1つ備え、光源から出射された光束を変換光学
素子で集光して偏向手段の偏向面上に照射し、偏向手段
へ導光される光束または偏向手段で偏向した光束を、逆
配置型反射手段または反射手段と逆配置型反射手段とで
反射させて、像担持体表面に結像させる光走査光学装置
に、像担持体に光束を照射するための透過部を有し、透
過部以外の部分は遮光材料からなり、装置全体を覆う光
走査光学装置カバーをさらに設けるため、遮光材料で光
走査光学装置の全体を覆うカバーを設けることにより、
逆配置型反射手段の透過層の表面反射光を遮断すること
ができるので、光走査光学装置カバーの他に遮光部材を
設ける必要がなくなり、部品点数を増加させることな
く、透過層の表面反射による二重写りを確実に防ぐこと
ができる。また、光走査光学装置カバーで遮断した表面
反射光が、光走査光学装置の外部の他の部位に反射し
て、像担持体表面に導光されるのを防止することができ
る。
【0085】(4) 透過層及び反射層の2層からなり、光
束の入射側に透過層が配置された逆配置型反射手段を少
なくとも1つ備え、光源から出射された光束を変換光学
素子で集光して偏向手段の偏向面上に照射し、偏向手段
へ導光される光束または偏向手段で偏向した光束を、逆
配置型反射手段または反射手段と逆配置型反射手段とで
反射させて、像担持体表面に結像させる光走査光学装置
に、像担持体への結像の開始を検出する結像開始検出手
段、または該結像開始検出手段及び該結像開始検出手段
に光束を導光する検出手段用反射手段をさらに設け、逆
配置型反射手段の少なくとも1つを介さないで導光され
た光束を、結像開始検出手段は受光するため、光源から
出射された光束は、結像開始検出手段に到達する前に少
なくとも1つの逆配置型反射手段を経由しないので、結
像開始検出手段に受光される段階では光量の低減量が小
さくなり、これにより、光量低減により結像開始検出手
段の受光感度が低下することを防ぐことができる。
【0086】(5) 光走査光学装置は、透過層表面に光吸
収膜を設けた逆配置型反射手段を備えているので、透過
層表面に光吸収膜を設けることで、さらに光量を低下さ
せることができ、また光量の低減量を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光走査光学装置(LS
U6)の概略の構成を示す上面図及び側面図である。
【図2】第3折り返しミラー71とレーザ光の反射光h
1、表面反射光h0、及び2次反射光h2の関係を示す
正面図である。
【図3】レーザ光の反射光h1と表面反射光h0との詳
細な関係を示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る複写機の概略の構成を
示す正面透視図である。
【符号の説明】 4−感光体ドラム 6−レーザ書込ユニット(LSU) 71−折り返しミラー 71a−ガラス層(透過層) 71b−アルミ蒸着層(反射層) 72−防塵ガラス(透過部) 75−LSUカバー h0−表面反射光 h1−反射光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光束を変換光学素子
    で集光して偏向手段の偏向面上に照射し、該偏向手段で
    偏向した光束を像担持体表面に結像させる光走査光学装
    置において、 透過層及び反射層の2層からなり、該偏向手段へ導光さ
    れる光束、または該偏向手段により偏向された光束を反
    射させて像担持体表面に導光する反射手段を1つ以上備
    え、 該反射手段の少なくとも1つは、光束の入射側に透過層
    が配置された逆配置型反射手段であることを特徴とする
    光走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記逆配置型反射手段の透過層表面にお
    ける反射光を、像担持体に到達する前に遮断する遮光部
    材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の光
    走査光学装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に光束を照射するための透過部
    を有し、該透過部以外の部分は遮光材料からなり、装置
    全体を覆う光走査光学装置カバーをさらに備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の光走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体への結像の開始を検出する
    結像開始検出手段、または該結像開始検出手段及び該結
    像開始検出手段に光束を導光する検出手段用反射手段を
    さらに備え、 該結像開始検出手段は、前記逆配置型反射手段の少なく
    とも1つを介さないで導光された光束を受光することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光走査光
    学装置。
  5. 【請求項5】 前記逆配置型反射手段の透過層表面に、
    光吸収膜を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の光走査光学装置。
JP2000029452A 2000-02-07 2000-02-07 光走査光学装置 Pending JP2001221967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029452A JP2001221967A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 光走査光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000029452A JP2001221967A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 光走査光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001221967A true JP2001221967A (ja) 2001-08-17

Family

ID=18554707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029452A Pending JP2001221967A (ja) 2000-02-07 2000-02-07 光走査光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001221967A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116042A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
JP2016033482A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 船井電機株式会社 レーザレンジファインダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116042A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
JP2016033482A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 船井電機株式会社 レーザレンジファインダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10237437B2 (en) Reading module and image reading device and image forming apparatus therewith
JP5580274B2 (ja) 結像素子アレイ及び画像形成装置
KR101078513B1 (ko) 광주사 장치 및 그것을 사용한 화상 형성 장치
JP2008275960A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
CN108121183B (zh) 读取模块、图像读取装置和图像形成装置
JP4573943B2 (ja) 光走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2012003045A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2018019179A (ja) 読取モジュール及びそれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JP2002328323A (ja) 光走査装置
JP4817668B2 (ja) 光走査装置
JP2004184657A (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP5197045B2 (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4133036B2 (ja) マルチビーム走査光学系
JP3564026B2 (ja) 光走査装置及びマルチビーム光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2564815B2 (ja) 光走査式画像形成装置
JP2001221967A (ja) 光走査光学装置
JP2010169782A (ja) 光走査装置の照射位置調整方法
JP4444605B2 (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
US6341030B1 (en) Light beam optical scanner and image forming apparatus
JP4794717B2 (ja) 光走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2002040341A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP7387358B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2006133637A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP6071914B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP2002350763A (ja) レーザ走査装置およびこれを備えた画像形成装置