JP6346590B2 - 汚泥掻き寄せ機 - Google Patents

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Description

本発明は、上水や下水などの原水(被処理水)に含まれる汚泥を沈殿させるための沈殿池内で、当該沈殿池内の汚泥を汚泥ピットに掻き寄せるための汚泥掻き寄せ機に関する。
上水や下水などの水処理において、水に含まれる汚泥を沈殿物として分離させるための沈殿池が使用されている。沈殿池では汚泥がその自重により沈降し、沈殿池の底面に沈殿物として堆積する。そのため、汚泥を沈殿池から排出するために、汚泥掻き寄せ機を用いて、堆積した汚泥を沈殿池の底面の一端に設けられた汚泥ピットに掻き寄せるようになっている。
特開2013−52331号公報
浄水工程の沈殿池に堆積する汚泥の水中での見掛け密度は、水の密度に近く、汚泥掻き寄せ負荷は通常は小さい。しかしながら、濁度が高い原水が流入した場合、一時的に負荷が高くなることがあるため、汚泥掻き寄せ機には、大きな動力を持つ駆動装置が必要になる。また、リンクベルト式掻き寄せ機は、通常は連続運転されるのであるが、掻き寄せ時の沈殿汚泥の舞い上がり防止や、より高濃度での沈殿汚泥の排出や省エネルギーのために、間欠運転を行うことがある。その場合、汚泥の負荷により駆動装置が過負荷になったり、掻き寄せチェーンが破断したりするおそれがあった。
浄水場で使用される沈殿池の汚泥掻き寄せ機には、沈殿池内の水流方向と平行に上流側に向かって掻き寄せる縦掻き寄せ機方式と、水流に直交するように掻き寄せる横掻き寄せ方式がある。特に縦掻き寄せ方式の場合、汚泥を掻き寄せる距離が長く、間欠運転を行うと過負荷になりやすい。また、横掻き寄せ方式でも上流側は堆積量が多く、過負荷になりやすい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、大容量の駆動装置を使用せずに、多量の堆積物の掻き寄せや間欠運転を行っても過負荷にならない汚泥掻き寄せ機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、駆動ホイールおよび従動ホイールと、前記駆動ホイールを回転させる駆動装置と、前記駆動ホイールおよび前記従動ホイールに支持された一対の無端状のチェーンと、前記チェーンに取り付けられた複数のフライト板とを備え、前記複数のフライト板の配列は、短い間隔で前記フライト板が配列された短間隔区間と、前記短間隔区間よりも長い間隔で前記フライト板が配列された長間隔区間とから少なくとも構成されることを特徴とする汚泥掻き寄せ機である。
前記短間隔区間および前記長間隔区間は、複数設けられていることを特徴とする。
前記従動ホイールは、沈殿池の底部に形成された汚泥ピットに隣接する第1従動ホイールと、前記第1従動ホイールよりも前記汚泥ピットから離れて配置された第2従動ホイールとから構成されており、前記第1従動ホイールを支持する従動軸は、上下方向に移動可能にスイングアームによって支持されていることを特徴とする。
前記スイングアームは、前記駆動ホイールが固定される駆動軸に回転可能に連結されていることを特徴とする。
前記第1従動ホイールの外周に沿った円弧面を有するチェーンガードをさらに備えたことを特徴とする。
前記駆動ホイールの外周に沿った円弧面を有するチェーンガードをさらに備えたことを特徴とする。
前記複数のフライト板のうちの少なくとも1つに取り付けられたセンサターゲットと、前記センサターゲットを検知する検知センサをさらに備えたことを特徴とする。
前記駆動装置を間欠的に運転させる運転制御部をさらに備えたことを特徴とする。
前記運転制御部は、前記短間隔区間および前記長間隔区間のうちの予め選択された区間が、沈殿池の底部に形成された汚泥ピットの近傍または上方に位置したときに前記駆動装置を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、フライト板の配置間隔が異なる少なくとも2つの区間、すなわち短間隔区間と長間隔区間が存在する。長間隔区間では、フライト板の数が少ないので、汚泥掻き寄せ負荷が小さくなり、駆動装置の過負荷を防止することができる。その一方で、短間隔区間では、長間隔区間よりも多いフライト板によって汚泥が掻き寄せられるので、汚泥の掻き寄せ量を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る汚泥掻き寄せ機の概略側面図である。 短間隔区間が汚泥ピットの近傍または上方に位置したときに、運転制御部が駆動装置を停止させた状態を示す図である。 長間隔区間が汚泥ピットの近傍または上方に位置したときに、運転制御部が駆動装置を停止させた状態を示す図である。 短間隔区間および長間隔区間の組み合わせパターンの例を示す図である。 駆動ホイールおよび第1従動ホイールを正面から見た図である。 第1従動ホイールが上方向に移動した状態を示す図である。 汚泥掻き寄せ機の他の実施形態を示す模式図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る汚泥掻き寄せ機の概略側面図である。図1に示されるように、汚泥掻き寄せ機は、原水中の汚泥を沈降させ、沈殿物として堆積させるための沈殿池1内に配置される。この沈殿池1の壁には、原水(被処理水)を沈殿池1内に導入するための複数の流入口2が設けられている。流入口2を通じて流入した原水は、反対側の壁に向かって流れる。原水が沈殿池1内を流れていく過程で、原水に含まれる汚泥が沈降し、沈殿池1の底部に堆積する。沈殿池1の底部には、汚泥を回収するための汚泥ピット(汚泥回収凹部)1aが形成されている。この汚泥ピット1aは、流入口2の下方に設けられている。
汚泥掻き寄せ機は、沈殿池1の内部に配置された駆動ホイール3、第1従動ホイール4、および第2従動ホイール5と、これらの各ホイール3,4,5間に掛け渡された一対の無端状のチェーン7と、このチェーン7に所定の間隔で固定された複数のフライト板8とを備えている。各フライト板8の両端は、一対のチェーン7にそれぞれ固定されている。駆動ホイール3は駆動チェーン11を介して駆動装置15に連結されており、この駆動装置15によって駆動ホイール3が回転される。駆動装置15には、例えば電動機が使用される。
第1従動ホイール4および第2従動ホイール5は、沈殿池1の底部近傍に配置されている。第1従動ホイール4は、沈殿池1の汚泥ピット1aの近傍に配置されている。第2従動ホイール5は、第1従動ホイール4よりも汚泥ピット1aから離れて配置されている。より具体的には、第2従動ホイール5は、流入口2が設けられた壁とは反対側の壁の近傍に配置されている。本実施形態では、第1従動ホイール4および第2従動ホイール5は底面付近にのみ設けられているが、水面付近にもさらに従動ホイールを設けてもよい。
駆動装置15により駆動ホイール3を回転させると、駆動ホイール3および従動ホイール4,5に支持されているチェーン7が循環し、チェーン7に固定されている複数のフライト板8がチェーン7とともに沈殿池1内を循環する。従動ホイール4,5の間を延びるチェーン7は沈殿池1の底部に沿って移動する。したがって、フライト板8は、沈殿池1の底部に沿って汚泥ピット1aに向かって走行しながら、底部に堆積している汚泥を汚泥ピット1aに掻き寄せる。このようなフライト板8は、掻き寄せ板とも呼ばれる。駆動ホイール3と第2従動ホイール5との間を延びるチェーン7を支持する為、ガイドレール19が沈殿池1内に配置されている。本実施形態の汚泥掻き寄せ機は、沈殿池1内の水流方向と平行に上流側に向かって汚泥を掻き寄せる縦掻き寄せ方式である。
駆動装置15は、その運転を制御する運転制御部21に信号線22を介して接続されている。運転制御部21は、駆動装置15を連続運転または間欠運転させるように構成されている。連続運転では、フライト板8が連続的に走行して、沈殿池1の底部上の汚泥を掻き寄せる。間欠運転では、所定の時間間隔でフライト板8は断続的に走行する。すなわち、所定の運転時間の間、フライト板8は汚泥を汚泥ピット1aに掻き寄せ、その後、所定の休止時間の間、フライト板8の走行が停止する。間欠運転では、フライト板8の汚泥掻き寄せ動作と、フライト板8の走行停止が交互に繰り返される。間欠運転は、汚泥掻き寄せ時の沈殿汚泥の舞い上がり防止や、より高濃度での沈殿汚泥の排出や省エネルギーのために行われる。
間欠運転では、上述したように、汚泥掻き寄せが行われない休止時間がある。この休止時間に大量の汚泥が沈殿池1の底部に沈澱すると、汚泥掻き寄せ運転が再開されたときに、過大な負荷が駆動装置15やチェーン7に加わることがある。そこで、汚泥掻き寄せ運転開始時の過負荷を防止するために、フライト板8の配列は、短い間隔でフライト板8が配列された短間隔区間と、短間隔区間よりも長い間隔でフライト板8が配列された長間隔区間とから構成されている。ここで、「短い間隔」とは、ある絶対的な規準間隔に比べて短いことを意味していなく、長間隔区間におけるフライト板8の配列間隔に比べて短いという意味である。
本実施形態では、2つの短間隔区間と2つの長間隔区間が存在し、短間隔区間と長間隔区間は交互に設けられる。長間隔区間では、フライト板8の数が少ないので、汚泥掻き寄せ負荷が小さくなり、駆動装置15の過負荷を防止することができる。その一方で、短間隔区間では、長間隔区間よりも多いフライト板8によって汚泥が掻き寄せられるので、汚泥の掻き寄せ量を確保することができる。
運転制御部21は、短間隔区間および長間隔区間のうちの予め選択された区間が汚泥ピット1aの近傍または上方に位置したときに駆動装置15を停止させるように構成されている。例えば、図2に示すように、夏場など雨が多くて沈殿池1の底部全体に汚泥が堆積している場合には、汚泥掻き寄せ負荷が高いので、速やかに汚泥を汚泥ピット1aに掻き寄せるために、短間隔区間が汚泥ピット1aの近傍または上方に位置したときに、運転制御部21が駆動装置15を停止させる。短間隔区間を構成するフライト板8は、短い時間間隔で速やかに汚泥を汚泥ピット1aに掻き寄せることができるので、汚泥掻き寄せ負荷を速やかに下げることができる。
一方、例えば、図3に示すように、冬場など雨が少なくて汚泥ピット1aの近傍に多くの汚泥が偏って堆積している場合には、汚泥掻き寄せ負荷自体が下がるため、長間隔区間が汚泥ピット1aの近傍または上方に位置したときに、運転制御部21が駆動装置15を停止させる。長間隔区間では、フライト板8による汚泥掻き寄せ頻度が少なくなるので、ピーク負荷を下げることができる。
短間隔区間および長間隔区間は、沈殿池1の長さや、原水の性状に基づいて、任意に組み合わせることができる。図4は、短間隔区間および長間隔区間の組み合わせパターンの例を示す図である。組み合わせパターン1は、1つの短間隔区間および1つの長間隔区間の組み合わせから構成される。組み合わせパターン2は、図1に示す組み合わせパターンであり、2つの短間隔区間および2つの長間隔区間の組み合わせから構成される。3つ以上の短間隔区間および3つ以上の長間隔区間の組み合わせから構成されてもよい。
組み合わせパターン3は、短間隔区間および長間隔区間に中間隔区間を加えた組み合わせから構成されている。この中間隔区間は、短間隔区間よりも長い間隔で、かつ長間隔区間よりも短い間隔でフライト板8が配列された区間である。図示の例では、短間隔区間、中間隔区間、および長間隔区間はこの順で配列されるが、他の順序で配列されてもよい。
組み合わせパターン4は、短間隔区間、中間隔区間、および長間隔区間に密間隔区間をさらに加えた組み合わせから構成されている。この密間隔区間は、短間隔区間よりも短い間隔でフライト板8が配列された区間である。図示の例では、第1の中間隔区間、短間隔区間、密間隔区間、第2の中間隔区間、および長間隔区間は、この順で配列されるが、他の順序で配列されてもよい。
このように、沈殿池1の長さや、原水の性状に基づいて、フライト板8が異なる間隔で配置された複数タイプの区間を適宜組み合わせることができる。また、各区間の長さも適宜設定することができる。例えば、短間隔区間は長間隔区間よりも短くても長くてもよいし、あるいは長間隔区間と同じ長さでもよい。
チェーン7が一回りしたときの汚泥掻き寄せ量は、チェーン7に取り付けられたフライト板8の総数に依存する。汚泥掻き寄せ量を変えないで複数の組み合わせパターンを構成する場合には、チェーン7に取り付けられたフライト板8の総数を一定にしつつ、各区間でのフライト板8の数を変えればよい。例えば、上記組み合わせパターン1において、短間隔区間でのフライト板8の数を多くする場合は、長間隔区間でのフライト板8の数を少なくする。図4に示す4つの組み合わせパターンは、区間の組み合わせが異なっているが、フライト板8の総数を同じくすることで、汚泥掻き寄せ量を同じにすることができる。
汚泥ピット1aは、流入口2の下方に位置しているため、沈殿池1の底部に堆積する汚泥の量は、汚泥ピット1aに近づくほど概ね多くなる。掻き寄せ運転休止時に、多くの汚泥がフライト板8上に堆積すると、掻き寄せ運転開始時に過大な負荷が駆動装置15やチェーン7に掛かることがある。このような過負荷を防止するために、フライト板8の走行を停止するときに、長間隔区間が汚泥ピット1aの近傍または上方に位置させることが好ましい。つまり、運転制御部21は、長間隔区間が汚泥ピット1aの近傍または上方に位置したときに駆動装置15を停止させることが好ましい。
汚泥掻き寄せ機は、フライト板8の位置を検知するためのフライト板検知器24を備えている。より具体的には、フライト板検知器24は、フライト板8の両端に取り付けられたセンサターゲット25と、これらセンサターゲット25を検知する検知センサ26とから構成される。センサターゲット25は、いくつかのフライト板8にのみ取り付けられている。検知センサ26は、沈殿池1内の第2従動ホイール5の近傍に配置されており、信号線28を通じて運転制御部21に接続されている。
センサターゲット25が取り付けられたフライト板8が検知センサ26の近傍を通過すると、検知センサ26はセンサターゲット25を検知(感知)し、検知信号を運転制御部21に送信する。運転制御部21は、検知信号に基づいて、沈殿池1の底部に対する短間隔区間および長間隔区間の相対位置を検出することができる。したがって、運転制御部21は、短間隔区間および長間隔区間のうちの予め選択された区間が汚泥ピット1aの近傍または上方に位置したときに駆動装置15を停止させることができる。さらに、1つのフライト板8の両端に配置された2つのセンサターゲット25が両方同時に検知されなかった場合には、運転制御部21は、フライト板8が蛇行していると判断することができる。
汚泥ピット1aの近傍に配置された第1従動ホイール4を支持する従動軸はスイングアーム30によって支持されており、これにより第1従動ホイール4は上下方向に移動可能となっている。図5は、駆動ホイール3および第1従動ホイール4を正面から見た図である。説明の簡略化のために、図5ではチェーン7の図示は省略されている。図5に示すように、2つの第1従動ホイール4は、従動軸38の両端に回転可能に支持されており、従動軸38は2本のスイングアーム30の下端に接続されている。
駆動ホイール3は、駆動軸32に固定されている。駆動軸32の端部には、駆動チェーン11(図1参照)が係合するスプロケット35が固定されている。駆動軸32には2つの軸受37が取り付けられており、スイングアーム30の上端は軸受37の外輪に接続されている。したがって、スイングアーム30は、駆動軸32を中心として回転することができ、さらにスイングアーム30に支持されている駆動軸32および第1従動ホイール4は、上下方向に移動可能となっている。駆動軸32、スイングアーム30、および従動軸38は、1つのユニットとして組み立てることができるので、施工が容易である。他の実施形態として、駆動軸32以外の軸、すなわち駆動軸32に平行な支持軸(図示せず)にスイングアーム30の上端を回転可能に連結してもよい。
図6は、第1従動ホイール4が上方向に移動した状態を示す図である。第1従動ホイール4は回転可能なスイングアーム30に支持されているので、沈殿池1の底部に多くの汚泥が堆積すると、汚泥掻き寄せ負荷が増大し、駆動ホイール3と第1従動ホイール4との間、および第1従動ホイール4と第2従動ホイール5との間を延びるチェーン7に掛かる張力が増加する。すると、駆動ホイール3、第1従動ホイール4、および第2従動ホイール5は、一直線になろうとするため、第1従動ホイール4はチェーン7の張力によって上方へ移動する。そして、図6に示すように、フライト板8は汚泥上を乗り上げながら、沈殿池1の底部上の汚泥を汚泥ピット1aに向かって掻き寄せる。第1従動ホイール4は汚泥の堆積量に応じて上方向に移動する。したがって、汚泥を掻き寄せる際にフライト板8に加わる負荷が低減され、駆動装置15およびチェーン7への過負荷が防止される。
図6に示すように、第1従動ホイール4が上方に移動すると、チェーン7の張力が変化し、チェーン7が駆動ホイール3および第1従動ホイール4から外れやすくなることがある。そこで、駆動ホイール3および第1従動ホイール4の近傍には、チェーンガード41,42がそれぞれ配置されている。チェーンガード41は、駆動ホイール3の外周に沿った円弧面を有し、同様に、チェーンガード42は、第1従動ホイール4の外周に沿った円弧面を有している。これらのチェーンガード41,42を配置することにより、チェーン7が駆動ホイール3および第1従動ホイール4から外れてしまうことを防止することができる。
図5に示すように、チェーンガード42は、スイングアーム30に連結部材46を介して連結されている。チェーンガード42は、スイングアーム30および第1従動ホイール4と一体に上下動し、チェーンガード42と第1従動ホイール4との間の隙間は、第1従動ホイール4の上下動に拘わらず一定に保たれる。したがって、図6に示すように、フライト板8が汚泥を乗り上げて第1従動ホイール4が上昇したときでも、チェーン7が第1従動ホイール4から外れてしまうことを、チェーンガード42によって防止することができる。
図7は、汚泥掻き寄せ機の他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。上述した実施形態は2組の第1従動ホイール4および第2従動ホイール5が設けられているのに対して、図7に示す実施形態では、1組の従動ホイール5のみが設けられている。駆動ホイール3および従動ホイール5は、沈殿池1の底部に配置されている。本実施形態では、上述したスイングアーム30は設けられていない。
本実施形態では、先に述べた実施形態と同様に、フライト板8の配列は、短い間隔でフライト板8が配列された短間隔区間と、短間隔区間よりも長い間隔でフライト板8が配列された長間隔区間とから構成されているが、図4に示す他の組み合わせパターンから構成されてもよい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 沈殿池
1a 汚泥ピット
2 流入口
3 駆動ホイール
4 第1従動ホイール
5 第2従動ホイール
7 チェーン
8 フライト板
11 駆動チェーン
15 駆動装置
19 水面ガイドレール
21 運転制御部
22 信号線
24 フライト板検知器
25 センサターゲット
26 検知センサ
28 信号線
30 スイングアーム
32 駆動軸
35 スプロケット
37 軸受
38 従動軸
41,42 チェーンガード
46 連結部材

Claims (9)

  1. 駆動ホイールおよび従動ホイールと、
    前記駆動ホイールを回転させる駆動装置と、
    前記駆動ホイールおよび前記従動ホイールに支持された一対の無端状のチェーンと、
    前記チェーンに取り付けられた複数のフライト板とを備え、
    前記複数のフライト板の配列は、短い間隔で前記フライト板が配列された短間隔区間と、前記短間隔区間よりも長い間隔で前記フライト板が配列された長間隔区間とから少なくとも構成されることを特徴とする汚泥掻き寄せ機。
  2. 前記短間隔区間および前記長間隔区間は、複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚泥掻き寄せ機。
  3. 前記従動ホイールは、沈殿池の底部に形成された汚泥ピットに隣接する第1従動ホイールと、前記第1従動ホイールよりも前記汚泥ピットから離れて配置された第2従動ホイールとから構成されており、
    前記第1従動ホイールを支持する従動軸は、上下方向に移動可能にスイングアームによって支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の汚泥掻き寄せ機。
  4. 前記スイングアームは、前記駆動ホイールが固定される駆動軸に回転可能に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の汚泥掻き寄せ機。
  5. 前記第1従動ホイールの外周に沿った円弧面を有するチェーンガードをさらに備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の汚泥掻き寄せ機。
  6. 前記駆動ホイールの外周に沿った円弧面を有するチェーンガードをさらに備えたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の汚泥掻き寄せ機。
  7. 前記複数のフライト板のうちの少なくとも1つに取り付けられたセンサターゲットと、
    前記センサターゲットを検知する検知センサをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の汚泥掻き寄せ機。
  8. 前記駆動装置を間欠的に運転させる運転制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の汚泥掻き寄せ機。
  9. 前記運転制御部は、前記短間隔区間および前記長間隔区間のうちの予め選択された区間が、沈殿池の底部に形成された汚泥ピットの近傍または上方に位置したときに前記駆動装置を停止させることを特徴とする請求項8に記載の汚泥掻き寄せ機。
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