JP6345144B2 - かご上作業用のロックを有するエレベータ装置 - Google Patents
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Description
特許文献1のエレベータでは、かご上での保守作業時に、保守作業員がベルトを取り付け忘れた場合には、かごの運転モードが自動運転モードから手動運転モードへと自動的に切り替えられないという問題がある。
これにより、保守作業員がベルトを引き出さないと、手すりを組み立てることができず、保守作業を開始することができない。
そのため、かご上での保守作業時に、保守作業員によるベルトの取り付け忘れを防止することができる。
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置の手すり組み立て前の状態を示す斜視図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置の手すり組み立て後の状態を示す斜視図である。
ステップS1において、ベルト31が引き出された(すなわち、Yes)と判定された場合には、制御部34は、ロック32を解除し(ステップS2)、かご1の運転モードを手動運転モードに切り替える(ステップS3)。
ステップS4において、ベルト31が収納されていない(すなわち、No)と判定された場合には、制御部34は、ベルト31の引き出し量が第1設定値よりも大きいか否かを判定する(ステップS5)。
これにより、保守作業員がベルトを引き出して取り付けないと、手すりを組み立てることができず、保守作業を開始することができない。
そのため、かご上での保守作業時に、保守作業員によるベルトの取り付け忘れを防止することができる。
Claims (7)
- エレベータのかご上に設けられ、前記かご上での保守作業時に組み立てられる手すりと、
前記かご上に配置されたかご上機器と、を備え、
前記かご上機器は、
前記かご上で保守作業を行う保守作業員に取り付け可能であり、前記かご上機器に巻き取り収納されるベルトと、
前記手すりを組み立て前の状態で保持するロックと、を有し、
前記ロックは、前記ベルトが引き出された場合に解除される
エレベータ装置。 - 前記かご上機器は、
前記ベルトが引き出されたことを検出する検出部と、
前記かごの運転モードを切り替える制御部と、をさらに有し、
前記制御部は、前記検出部により前記ベルトが引き出されたことが検出された場合に、前記かごの運転モードを、あらかじめ定められた制御プログラムで運転するモードである自動運転モードから、前記保守作業員の手動操作によって運転するモードである手動運転モードへと切り替える
請求項1に記載のエレベータ装置。 - 前記制御部は、前記かごの運転モードが手動運転モードに切り替えられた後、単位時間あたりの前記ベルトの引き出し量が第1設定値を超えた場合に、前記かごの運転モードを、前記かごの走行が可能な走行可能モードから、前記かごを停止させる運転停止モードへと切り替える
請求項2に記載のエレベータ装置。 - 前記制御部は、前記かごの運転モードが手動運転モードに切り替えられた後、前記ベルトの引き出し量が第2設定値を超えた場合に、前記かごの運転モードを、走行可能モードから運転停止モードへと切り替える
請求項2または請求項3に記載のエレベータ装置。 - 前記かご上機器は、前記保守作業員に対する報知を行う報知部をさらに備え、
前記制御部は、前記かごの運転モードが手動運転モードに切り替えられた後、前記ベルトの引き出し量が前記第2設定値よりも短い第3設定値を超えた場合に、前記報知部に動作指令を出力する
請求項4に記載のエレベータ装置。 - 前記検出部は、前記ベルトが巻き取られたことをさらに検出し、
前記制御部は、前記かごの運転モードが手動運転モードに切り替えられた後、前記検出部により前記ベルトが巻き取られたことが検出された場合に、前記かごの運転モードを、前記自動運転モードに切り替える
請求項2から請求項5までの何れか1項に記載のエレベータ装置。 - 前記制御部は、前記検出部により前記ベルトが引き出されたことが検出された場合に、前記ロックを解除する
請求項2から請求項6までの何れか1項に記載のエレベータ装置。
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JP2015068723A JP6345144B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | かご上作業用のロックを有するエレベータ装置 |
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JP2016188132A JP2016188132A (ja) | 2016-11-04 |
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Family Applications (1)
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2015
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