JP6344876B1 - Led前照灯 - Google Patents

Led前照灯 Download PDF

Info

Publication number
JP6344876B1
JP6344876B1 JP2017178645A JP2017178645A JP6344876B1 JP 6344876 B1 JP6344876 B1 JP 6344876B1 JP 2017178645 A JP2017178645 A JP 2017178645A JP 2017178645 A JP2017178645 A JP 2017178645A JP 6344876 B1 JP6344876 B1 JP 6344876B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
base
heat conducting
conducting rod
led headlamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017178645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019053940A (ja
Inventor
太田 達也
達也 太田
宗博 坂口
宗博 坂口
Original Assignee
株式会社日本コーティング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本コーティング filed Critical 株式会社日本コーティング
Priority to JP2017178645A priority Critical patent/JP6344876B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344876B1 publication Critical patent/JP6344876B1/ja
Publication of JP2019053940A publication Critical patent/JP2019053940A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】どのような車両用灯具に取り付けてもLED前照灯の照射方向を変更可能なLED前照灯を提供することを目的としている。【解決手段】LED5と、LED5で発生する熱を放熱する放熱台座4と、LED5で発生する熱を放熱台座4に伝導させる導熱棒2と、を有し、導熱棒2は、先端20a側にLED5が設けられ、基端20b側に放熱台座4が設けられ、放熱台座4は、導熱棒2の軸線O1を基準として、一方側(図1(b)に示す横幅W1側)が他方側(図1(b)に示す横幅W2側)よりも張り出した形状である。【選択図】図1

Description

本発明は、LED前照灯に関し、特に、車両用灯具に取り付けて使用されるLED前照灯に関する。
従来のLED前照灯として、例えば特許文献1に記載のようなものが知られている。このLED前照灯を、図7を参照して具体的に説明すると、図7(b)に示すように、従来のLED前照灯100は、導熱棒101と、口金102と、放熱台座103と、で主に構成されている。導熱棒101の先端101a側には左右一対のLED110(図示では、一方側のLED110のみ図示している)が図示しない接続端子を搭載したプリント配線基板111を介して取付け固定されている。また、導熱棒101の基端101b側には口金102の先端102a側が取付け固定されている。そして、この口金102の基端102b側には、導熱棒101の軸線O1と、放熱台座103の軸線O2とが同一軸線上となるように、放熱台座103の先端103a側が取り付けて固定されている。なお、放熱台座103の基端103b側には、図7(a)に示すように、放熱用電動ファン112が取付け固定されている。
かくして、このように構成される従来のLED前照灯100は、LED110にて発生した熱を導熱棒101にて伝導させ、その伝導させた熱を放熱台座103にて外部に放熱、又は、放熱用電動ファン112を用いて強制的に外部に放熱させるというものである。これにより、効率良く放熱でき、もって、長時間効率が低下することなく使用することができるというものである。
特開2016−081688号公報
ところで、上記のようなLED前照灯100は、図7(a)に示すように、車両用灯具TのハウジングTaの後部に設けられた筒状部Tb内のリフレクタTb1内に取り付けて使用されるものである。より詳しく説明すると、LED前照灯100の口金102には、図7(b)に示すように、中心角120度の間隔の係止突片102cが設けられており、この係止突片102cの間に係止溝部102dが設けられている。しかして、図7(b)に示すように、この口金102に設けられている係止溝部102dに、リフレクタTb1の後部内周部に120度の間隔で設けられている係止突片Tb1aが嵌合されることにより、口金102とリフレクタTb1とが互いに嵌合され、もって、LED前照灯100がリフレクタTb1内に取り付けられることとなる。これにより、従来のハロゲンバルブや白熱バルブに代わって、LED前照灯100が車両用灯具Tの光源として使用することができることとなる。
ところで、LED前照灯100がリフレクタTb1内に取り付けられた状態で、LED前照灯100の照射方向を変更すべく、図示しないレベライザを用いて、図7(b)に示すように矢印Y1方向に移動させることがある。この際、LED前照灯100もそれに合せて、図7(b)に示すように矢印Y1方向に移動することとなる。
ところで、この際、図7(a),(b)に示すように、上部側の筒状部Tbと放熱台座103との隙間H1が、下部側の筒状部Tbと放熱台座103との隙間H2に比べ狭くなっているような車両用灯具Tの場合、図7(b)に示すように、放熱台座103は、軸線O2を中心として左右対象の形状、すなわち、放熱台座103の横幅W100が同一となっているため、LED前照灯100を下方向に移動させた際、放熱台座103が下部側の筒状部Tbに干渉、すなわち、放熱台座103の一側面103cが下部側の筒状部Tbに接触しなくとも、LED前照灯100を上方向に移動(図7(b)に示す破線部分参照)させた際、放熱台座103が上部側の筒状部Tbに干渉、すなわち、放熱台座103の他側面103dが上部側の筒状部Tbに接触し、それ以上移動できない可能性がある。これにより、このような車両用灯具Tの形状では、LED前照灯100の照射方向を変更することができないと言う問題があった。
さらには、この筒状部Tbの内周部には図示しない防水キャップが取り付けられることとなるが、LED前照灯100を上方向に移動(図7(b)に示す破線部分参照)させた際、放熱台座103が上部側の筒状部Tbに干渉しなくとも、この防水キャップに干渉、すなわち、接触し、それ以上移動できない可能性があり、もって、LED前照灯100の照射方向を変更することができないと言う問題もあった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑み、どのような車両用灯具に取り付けてもLED前照灯の照射方向を変更可能なLED前照灯を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、発光素子(例えば、LED5)と、
前記発光素子(例えば、LED5)で発生する熱を放熱する厚みのある形状の放熱部(例えば、放熱台座4)と、
前記発光素子(例えば、LED5)で発生する熱を前記放熱部(例えば、放熱台座4)に伝導させる棒状の導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)と、
車両用灯具(例えば、車両用灯具T)に係止可能な係止突片(例えば、係止突片31a)が設けられた円形状の口金(例えば、口金3,3A)と、を有し、
前記導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)は、先端(例えば、20a)側側面に前記発光素子(例えば、LED5)が設けられ、基端側(例えば、20b)に前記口金(例えば、口金3,3A)が設けられ、
前記口金(例えば、口金3,3A)は、先端面側に前記導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)が設けられ、他端面側に前記放熱部(例えば、放熱台座4)が設けられ、
前記放熱部(例えば、放熱台座4)は、前記導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)の長手方向に沿う軸線(例えば、O1)を基準として、一方側(例えば、図1(b)に示す横幅W1側,図3(b)に示す横幅W1A側)が他方側(例えば、図1(b)に示す横幅W2側,図3(b)に示す横幅W2A側)よりも張り出した形状であることを特徴としている。
また、請求項2の発明によれば、上記請求項1に記載のLED前照灯において、前記放熱部(例えば、放熱台座4)は、前記導熱部(例えば、導熱棒2)の長手方向に沿う軸線(例えば、O1)に対して前記張り出した形状側に偏心してなる(例えば、図1(b)参照)ことを特徴としている。
一方、請求項3の発明によれば、上記請求項1に記載のLED前照灯において、前記放熱部(例えば、放熱台座4)の厚み方向に沿う軸線(例えば、O2)と、前記導熱部(例えば、導熱棒2)の長手方向に沿う軸線(例えば、O1)とが同一軸線上にあることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)が、先端(例えば、20a)側側面に発光素子(例えば、LED5)を設け、基端側(例えば、20b)に口金(例えば、口金3,3A)を設け、この口金(例えば、口金3,3A)の先端面側に導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)が設けられ、他端面側に放熱部(例えば、放熱台座4)が設けられているLED前照灯における放熱部(例えば、放熱台座4)が、導熱部(例えば、導熱棒2,2A,2C)の長手方向に沿う軸線(例えば、O1)を基準として、一方側(例えば、図1(b)に示す横幅W1側)が他方側(例えば、図1(b)に示す横幅W2側)よりも張り出した形状となっているから、図示しないレベライザを用いて、図1(b)に示すように矢印Y1方向に移動させたとしても、車両用灯具(T)のハウジング(Ta)の後部に設けられた筒状部(Tb)に干渉、すなわち、接触しないようにすることができ、もって、どのような車両用灯具に取り付けてもLED前照灯の照射方向を変更することができることとなる。
ところで、上記のような形状を実現するにあたっては、請求項2の発明のように、放熱部(例えば、放熱台座4)が、導熱部(例えば、導熱棒2)の長手方向に沿う軸線(例えば、O1)に対して張り出した形状側に偏心(例えば、図1(b)参照)しても良く、請求項3の発明のように、放熱部(例えば、放熱台座4)の厚み方向に沿う軸線(例えば、O2)と、導熱部(例えば、導熱棒2)の長手方向に沿う軸線(例えば、O1)とが同一軸線上にあるようにしても良い。
(a)は本発明の一実施形態に係るLED前照灯を示す斜視図、(b)は同実施形態に係るLED前照灯の側面図を示すと共に、同LED前照灯が車両用灯具に取付けられている状態を示す車両用灯具の一部断面図を示す図である。 同実施形態に係るLED前照灯の分解斜視図である。 (a)は同実施形態に係る導熱棒の軸線と放熱台座の軸線が同一線上にあるLED前照灯の斜視図、(b)はその側面図である。 他の実施形態に係るLED前照灯の分解斜視図である。 他の実施形態に係るLED前照灯の分解斜視図である。 他の実施形態に係るLED前照灯の分解斜視図である。 (a)は車両用灯具の筒状部Tb内に従来のLED前照灯が取付けられている状態を示す斜視図、(b)は従来のLED前照灯の側面図を示すと共に、同LED前照灯が車両用灯具に取付けられている状態を示す車両用灯具の一部断面図を示す図である。
以下に、本発明に係るLED前照灯の一実施形態について、図1及び図2を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1及び図2に示すように、LED前照灯1は、導熱棒2と、口金3と、放熱台座4と、で主に構成されている。導熱棒2は、例えば、アルミニウムで一体成型された略円柱状のもので、図2に示すように、略円柱状の導熱棒本体20と、導熱棒本体20の基端20b側に一体的に設けられている導熱棒本体20よりも径大の円柱部21と、で構成されている。この導熱棒本体20の左右両側部には、長手方向(軸方向)先端20a側から中間部分にかけて長尺状の第1凹部20cが設けられ、さらに、この第1凹部20c内に第1凹部20cよりは短尺の第2凹部20c1が設けられている。そして、この第2凹部20c1内に、左右一対のLED5(図示では、一方側のLED5のみ図示している)が図示しない接続端子を搭載したプリント配線基板6を介して、熱伝導性の接着剤や、超音波溶接や、リベット等により取付け固定されている。なお、このLED5は、ハイビーム用又はロービーム用のLEDチップからなるものである。
一方、口金3は、例えば、アルミニウム等で形成されており、図2に示すように、円筒状の筒部30と、筒部30の基端部30a外周面より一体的に突出している厚板状の円形部31と、で構成されている。この筒部30の内径は、導熱棒本体20の径よりも径大に形成され、筒部30の外周面略中間部には、円環状のO−リング7が嵌合されるO−リング用溝30bが形成されている。そして、円形部31の外周面には、中心角120度の間隔の係止突片31aが設けられており、この係止突片31aの間に係止溝部31bが設けられている。そしてさらに、円形部31の外周面下端側には、固定ネジ8が螺合されるネジ挿入孔31cが貫通して形成されている。
また一方、放熱台座4は、例えば、アルミニウム等で形成されており、図2に示すように、略円柱状の放熱台座本体40と、放熱台座本体40の先端面40a一側端部側(図示では、先端面40a上端部側)に一体的に設けられている筒状の受け部41とで構成されている。この放熱台座本体40の先端面40aには、放射状に複数のフィン40a1が貫通して形成されており、基端面40b内には、図7(a)に示すような放熱用電動ファン112が取付け固定されている。また、受け部41の内径は、導熱棒2の円柱部21と略同径に形成されており、受け部41内に導熱棒2の円柱部21が嵌合されることとなる。
かくして、上記のように構成されるLED前照灯1を組み立てるにあたっては、図2に示すように、放熱台座4の受け部41内に導熱棒2の円柱部21を嵌合し、圧入、接着等で嵌合固定する。これにより、放熱台座4の受け部41内に導熱棒2の円柱部21が隠蔽され、導熱棒本体20が露出された状態で、導熱棒本体20の基端20b側に放熱台座4が固定されることとなる。
次いで、O−リング用溝30b内に円環状のO−リング7が嵌合された口金3の筒部30内を、導熱棒2の導熱棒本体20を通過させていくと、口金3の円形部31の底面(基端面)が放熱台座4の受け部41の先端面と接触することとなり、もって、その位置で口金3の位置が固定されることとなる。そして、口金3の位置を微調整した後、口金3の円形部31に貫通して形成されているネジ挿入孔31c内に固定ネジ8を螺合する。これにより、この螺合された固定ネジ8が導熱棒本体20の外周面に当接することとなり、もって、口金3の位置が固定されることとなる。
かくして、上記のような組み立てを経て、図1(a)に示すようなLED前照灯1が構成されることとなる。しかして、このように構成されるLED前照灯1は、LED5にて発生した熱を導熱棒2にて伝導させ、その伝導させた熱を放熱台座4のフィン40a1にて外部に放熱、又は、放熱用電動ファン112(図7(a)参照)を用いて強制的に外部に放熱させることができる。これにより、従来と同様、効率良く放熱でき、もって、長時間効率が低下することなく使用することができることとなる。
ところで、本実施形態の特徴とするところは、放熱台座4の形状部分に特徴があるため、この点、詳しく説明することとする。上記のように構成されるLED前照灯1の放熱台座4、すなわち、放熱台座本体40は、図1(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座本体40の一方側(図示下側)が放熱台座本体40の他方側(図示上側)よりも張り出した形状になっている。すなわち、図1(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、一方側(図示下側)の放熱台座本体40の横幅W1が、他方側(図示下側)の放熱台座本体40の横幅W2よりも大きくなっている。換言すれば、放熱台座4、すなわち、放熱台座本体40の軸線O2を基準(境界)として、放熱台座本体40が左右非対称の形状となっている。
しかして、このような形状となっている放熱台座本体40を備えるLED前照灯1は、従来同様、図1(b)に示すように、車両用灯具TのハウジングTa(図7(b)参照)の後部に設けられた筒状部Tb内のリフレクタTb1内に取り付けて使用される。より詳しく説明すると、LED前照灯1の口金3に設けられている係止溝部31bに、リフレクタTb1の後部内周部に120度の間隔で設けられている係止突片Tb1aが嵌合されることにより、口金3とリフレクタTb1とが互いに嵌合され、もって、LED前照灯1がリフレクタTb1内に取り付けられることとなる。これにより、従来のハロゲンバルブや白熱バルブに代わって、LED前照灯1が車両用灯具Tの光源として使用することができることとなる。
かくして、LED前照灯1がリフレクタTb1内に取り付けられた状態で、LED前照灯1の照射方向を変更すべく、図示しないレベライザを用いて、図1(b)に示すように矢印Y1方向に移動させた場合、LED前照灯1もそれに合せて、図1(b)に示すように矢印Y1方向に移動することとなる。この際、上部側の筒状部Tbとの隙間が従来の隙間H1(図7(a),(b)参照)に比べ大きな隙間H10となるように、放熱台座本体40は、図1(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座本体40の他方側(図示上側)が放熱台座本体40の一方側(図示下側)よりも張り出していない形状となっている。これにより、LED前照灯1を上方向に移動(図1(b)に示す破線部分参照)させたとしても、放熱台座4、すなわち、放熱台座本体40の一側面40cが上部側の筒状部Tbに干渉することなく、LED前照灯1を上方向に移動(図1(b)に示す破線部分参照)させることができる。また、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座本体40の一方側(図示下側)が放熱台座本体40の他方側(図示上側)よりも張り出した形状としているが、図1(b)に示すように、下部側の筒状部Tbと放熱台座本体40の他側面40dとの隙間が従来と同程度の隙間H2となるようにしているため、LED前照灯1を下方向に移動させたとしても、放熱台座4、すなわち、放熱台座本体40の他側面40dが下部側の筒状部Tbに干渉することがない。また、図示はしないが、筒状部Tbの内周部に図示しない防水キャップが取り付けられたとしても、上部側の筒状部Tbとの隙間H10が従来の隙間H1(図7(a),(b)参照)に比べ大きくなるように、放熱台座本体40は、図1(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座本体40の他方側(図示上側)が放熱台座本体40の一方側(図示下側)よりも張り出していない形状としているから、LED前照灯1を上方向に移動(図1(b)に示す破線部分参照)させたとしても、放熱台座4、すなわち、放熱台座本体40の一側面40cが防水キャップに干渉しないようにすることができる。これにより、LED前照灯1を上方向に移動(図1(b)に示す破線部分参照)させることができることとなる。
しかして、本実施形態によれば、LED前照灯1の照射方向を変更すべく、図示しないレベライザを用いて、図1(b)に示すように矢印Y1方向に移動させたとしても、車両用灯具TのハウジングTaの後部に設けられた筒状部Tbに干渉しないように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座4(放熱台座本体40)の一方側(図示下側)を放熱台座4(放熱台座本体40)の他方側(図示上側)よりも張り出した形状にすることにより、車両用灯具TのハウジングTaの後部に設けられた筒状部Tbに干渉しないようにしている。これにより、どのような車両用灯具に取り付けてもLED前照灯の照射方向を変更することができることとなる。
ところで、本実施形態においては、図1(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座4(放熱台座本体40)の一方側(図示下側)を放熱台座4(放熱台座本体40)の他方側(図示上側)よりも張り出した形状にするにあたって、導熱棒2の軸線O1と、放熱台座4(放熱台座本体40)の軸線O2とが同一線上にない、すなわち、放熱台座4(放熱台座本体40)が、導熱棒2の軸線O1に対して張り出した形状側(図1(b)に示す下側)に偏心するようになっている。しかしながら、このように偏心させなくとも、図3(特に、図3(b))に示すように、導熱棒2の軸線O1と、放熱台座4(放熱台座本体40)の軸線O2とを同一線上にすることもできる。
しかして、このように導熱棒2の軸線O1と、放熱台座4(放熱台座本体40)の軸線O2とを同一線上にしても、図3(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、放熱台座本体40の一方側(図示下側)が放熱台座本体40の他方側(図示上側)よりも張り出した形状とすることができる。すなわち、図3(b)に示すように、導熱棒2の軸線O1を基準(境界)として、一方側(図示下側)の放熱台座本体40の横幅W1Aが、他方側(図示下側)の放熱台座本体40の横幅W2Aよりも大きくなるようにすることができる。換言すれば、放熱台座4、すなわち、放熱台座本体40の軸線O2を基準(境界)として、放熱台座本体40が左右非対称の形状とすることができる。
かくして、このようにしても、車両用灯具TのハウジングTaの後部に設けられた筒状部Tbに干渉しないようにすることができる。これにより、どのような車両用灯具に取り付けてもLED前照灯の照射方向を変更することができることとなる。なお、理解を容易にするために、図3(b)に示す一方側(図示下側)の放熱台座本体40の横幅W1A、他方側(図示下側)の放熱台座本体40の横幅W2Aを、図1(b)示す横幅W1,W2とは異なる幅として示したが、勿論、同一の横幅としても良い。
ところで、本実施形態において示したLED前照灯1の組み立て方法や、形状等はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、LED前照灯の組み立て方法として、図4に示すような方法も可能である。なお、この図4に示すLED前照灯1Aを説明するにあたって、図1及び図2に示すLED前照灯1と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
図4に示すLED前照灯1Aは、導熱棒2Aと、口金3Aと、放熱台座4と、で主に構成され、この導熱棒2Aの導熱棒本体20の基端20b面には、導熱棒本体20よりも径小の円柱部21Aが一体的に突出して設けられている。また、口金3Aの筒部30Aは、円形部31の前後端より突出して設けられている。なお、円柱部21Aは、口金3Aの筒部30Aの内径よりも小径に形成されており、もって、口金3Aの筒部30A内に挿入できるようになっている。また、口金3Aの筒部30Aの外径は、放熱台座4の受け部41の内径と同径乃至小径に形成されており、もって、放熱台座4の受け部41内に円形部31の後端より突出している部分30A1を挿入できるようになっている。
かくして、上記のように構成されるLED前照灯1Aを組み立てるにあたっては、図4に示すように、放熱台座4の受け部41内に口金3Aの筒部30Aの円形部31の後端より突出している部分30A1を嵌合し、圧入、接着等で嵌合固定する。これにより、放熱台座4の受け部41内に口金3Aの筒部30Aの円形部31の後端より突出している部分30A1が隠蔽されることとなる。なお、円環状のO−リング7は、O−リング用溝30b内に嵌合されている。
次いで、導熱棒本体20より突出している円柱部21Aを口金3Aの筒部30A内に挿入していくと、口金3Aの筒部30Aの先端面に導熱棒本体20の基端20b面が接触することとなり、もって、その位置で導熱棒本体20の位置が固定されることとなる。そして、導熱棒本体20の位置を微調整した後、口金3Aの円形部31に貫通して形成されているネジ挿入孔31c内に固定ネジ8を螺合する。これにより、この螺合された固定ネジ8が導熱棒本体20の外周面に当接することとなり、もって、導熱棒本体20の位置が固定されることとなる。
しかして、このようにしても、LED前照灯を組み立てることができる。
また、図5に示すような方法も可能である。なお、この図5に示すLED前照灯1Bを説明するにあたって、図1及び図2に示すLED前照灯1と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
図5に示すLED前照灯1Bは、導熱棒2の導熱棒本体20の基端20b側に放熱台座4の受け部41が一体的に設けられているところが、図1及び図2に示すLED前照灯1と異なるところであり、それ以外は同一である。
かくして、上記のように構成されるLED前照灯1Bを組み立てるにあたっては、O−リング用溝30b内に円環状のO−リング7が嵌合された口金3の筒部30内を、導熱棒2の導熱棒本体20を通過させる。これにより、口金3の円形部31の底面(基端面)が放熱台座4の受け部41の先端面と接触し、その位置で口金3の位置が固定されることとなる。そしてその後、口金3の位置を微調整した後、口金3の円形部31に貫通して形成されているネジ挿入孔31c内に固定ネジ8を螺合する。これにより、この螺合された固定ネジ8が導熱棒本体20の外周面に当接し、もって、口金3の位置が固定されることとなる。
しかして、このようにしても、LED前照灯を組み立てることができる。
さらに、図6に示すような方法も可能である。なお、この図6に示すLED前照灯1Cを説明するにあたって、図1及び図2に示すLED前照灯1と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
図6に示すLED前照灯1Cは、導熱棒2Cと、口金3と、放熱台座4と、で主に構成され、導熱棒2Cと放熱台座4とが一体的に設けられている。すなわち、導熱棒2Cの導熱棒本体20の基端20b側に放熱台座4の受け部41が一体的に設けられており、この状態の導熱棒2Cと放熱台座4とが半割状に形成されている。そして、半割状の導熱棒2Cの内部には、図6に示すように、長手方向(軸方向)に沿って、LED5が取付け固定されているプリント配線基板6が収納される収納溝20dが設けられている。そしてさらに、第1凹部20c内には、LED5を外部に露出するための小窓20caが貫通して形成されている。
かくして、上記のように構成されるLED前照灯1Cを組み立てるにあたっては、半割状の導熱棒2Cの内部に設けられている収納溝20d内に小窓20caよりLED5が外部に露出するように、プリント配線基板6を収納し、この状態で、半割状の導熱棒2Cと放熱台座4とを熱伝導性の接着剤や、超音波溶接等によって固着する。これにより、例えば、図5に示すような状態となる。
次いで、O−リング用溝30b内に円環状のO−リング7が嵌合された口金3の筒部30内を、導熱棒2Cの導熱棒本体20を通過させる。これにより、口金3の円形部31の底面(基端面)が放熱台座4の受け部41の先端面と接触し、その位置で口金3の位置が固定されることとなる。そしてその後、口金3の位置を微調整した後、口金3の円形部31に貫通して形成されているネジ挿入孔31c内に固定ネジ8を螺合する。これにより、この螺合された固定ネジ8が導熱棒本体20の外周面に当接し、もって、口金3の位置が固定されることとなる。
しかして、このようにしても、LED前照灯を組み立てることができる。
他方、本実施形態においては、放熱台座本体40の基端面40b内に、図7(a)に示すような放熱用電動ファン112が取付け固定されている例を示したが、特に不要であれば、放熱用電動ファン112を取付け固定しなくとも良い。すなわち、放熱用電動ファン112を設けなくとも良い。
また、本実施形態においては、LED5を1つだけ設ける例を示したが、それに限らず、複数設けても良い。この際、例えば、ハイビーム用LEDチップ、ロービーム用LEDチップを直線状に配列するようにしても良い。
1,1A,1B,1C 車両用灯具
2,2A,2C 導熱棒(導熱部)
3 口金
4 放熱台座(放熱部)
5 LED(発光素子)
O1 (導熱棒の)軸線
O2 (放熱台座の)軸線
T 車両用灯具
Ta ハウジング
Tb 筒状部


Claims (3)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子で発生する熱を放熱する厚みのある形状の放熱部と、
    前記発光素子で発生する熱を前記放熱部に伝導させる棒状の導熱部と、
    車両用灯具に係止可能な係止突片が設けられた円形状の口金と、を有し、
    前記導熱部は、先端側側面に前記発光素子が設けられ、基端側に前記口金が設けられ、
    前記口金は、先端面側に前記導熱部が設けられ、他端面側に前記放熱部が設けられ、
    前記放熱部は、前記導熱部の長手方向に沿う軸線を基準として、一方側が他方側よりも張り出した形状であるLED前照灯。
  2. 前記放熱部は、前記導熱部の長手方向に沿う軸線に対して前記張り出した形状側に偏心してなる請求項1に記載のLED前照灯。
  3. 前記放熱部の厚み方向に沿う軸線と、前記導熱部の長手方向に沿う軸線とが同一軸線上にある請求項1に記載のLED前照灯。
JP2017178645A 2017-09-19 2017-09-19 Led前照灯 Active JP6344876B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017178645A JP6344876B1 (ja) 2017-09-19 2017-09-19 Led前照灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017178645A JP6344876B1 (ja) 2017-09-19 2017-09-19 Led前照灯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6344876B1 true JP6344876B1 (ja) 2018-06-20
JP2019053940A JP2019053940A (ja) 2019-04-04

Family

ID=62635794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017178645A Active JP6344876B1 (ja) 2017-09-19 2017-09-19 Led前照灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6344876B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109027959A (zh) * 2018-07-11 2018-12-18 重庆金祺龙智能科技有限公司 一种新型散热性能较高的摩托车led前大灯
CN109058927A (zh) * 2018-08-02 2018-12-21 苏州培星智能装备科技有限公司 多角度可调型汽车车灯散热装置
CN109163307A (zh) * 2018-08-02 2019-01-08 苏州培星智能装备科技有限公司 可调式汽车车灯散热装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7267077B2 (ja) * 2019-04-12 2023-05-01 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074186A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具の半導体型光源の光源ユニット、車両用灯具
JP2015041452A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 スタンレー電気株式会社 Ledモジュールとこれを備えた車両用灯具の冷却構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074186A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具の半導体型光源の光源ユニット、車両用灯具
JP2015041452A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 スタンレー電気株式会社 Ledモジュールとこれを備えた車両用灯具の冷却構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109027959A (zh) * 2018-07-11 2018-12-18 重庆金祺龙智能科技有限公司 一种新型散热性能较高的摩托车led前大灯
CN109058927A (zh) * 2018-08-02 2018-12-21 苏州培星智能装备科技有限公司 多角度可调型汽车车灯散热装置
CN109163307A (zh) * 2018-08-02 2019-01-08 苏州培星智能装备科技有限公司 可调式汽车车灯散热装置
CN109058927B (zh) * 2018-08-02 2020-12-25 苏州培星智能装备科技有限公司 多角度可调型汽车车灯散热装置
CN109163307B (zh) * 2018-08-02 2021-08-13 苏州培星智能装备科技有限公司 可调式汽车车灯散热装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019053940A (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6344876B1 (ja) Led前照灯
TWI387126B (zh) 在軸配置中具有直接光學耦接的led燈
EP1826480B1 (en) Illumination device
ES2359001T3 (es) Bombilla led para automóviles.
EP1607679B1 (en) LED lamp and lamp reflector assembly
JP5280087B2 (ja) 少なくとも1つの発光ダイオードを支持する装備された可撓性電子支持体およびその製造方法
JP2006032348A (ja) 発光ダイオード光源のためのフラットマウント
JP6211326B2 (ja) 光源装置および車両用灯具
JP4740095B2 (ja) 車両用led灯具
JP2011129308A (ja) 車輌用灯具及び光源ユニット
JP5877597B1 (ja) ヒートパイプ冷却シングル型高輝度led前照灯
CA2825909A1 (en) Lamp housing
JP4194828B2 (ja) Ledランプ
JP5803811B2 (ja) 車両用前照灯
JP2016143634A (ja) Ledモジュール
US20130163266A1 (en) Vehicular lamp
JP2014086249A (ja) Led照明装置
JP2012028130A (ja) 照明装置用コネクタ
JP2016157534A (ja) Ledランプ及びledランプの放熱方法
JP6169455B2 (ja) 光源モジュールを用いた車両用灯具
JP2006032347A (ja) 発光ダイオード用のステム取付け
US9279548B1 (en) Light collimating assembly with dual horns
JP7121574B2 (ja) 灯具
JP2009245833A (ja) 車両用灯具
US20190113204A1 (en) Light source module for vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250