JP6344414B2 - 過給機付エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、過給機付エンジンの冷却装置に関する。
従来、過給機が設けられたエンジンの冷却装置は、過給機で加圧されて高温となった吸気を冷却するためのインタークーラを備えており、特許文献1にはその一例が開示されている。
特許文献1に記載の過給機付エンジンの冷却装置は、過給機により加圧された吸気を冷却する空冷式のインタークーラと、エンジンから排出された冷却液を冷却するラジエータとを備えており、インタークーラは、車両前後方向におけるラジエータの前方に配置されている。
特開2010−65670号公報
ところで、インタークーラには、液冷式のインタークーラも存在する。液冷式のインタークーラには、エンジン用のラジエータとは別に設けられたインタークーラ用のラジエータが配管を介して接続される。インタークーラに供給される冷却液の要求温度は、エンジンに供給される冷却液よりも低いため、インタークーラ用ラジエータの冷却効率を高めるべく、特許文献1におけるインタークーラとラジエータとの位置関係と同様に、インタークーラ用ラジエータは、車両前後方向におけるエンジン用ラジエータの前方側に配置される。
しかしながら、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータの前方に配置した場合には、走行風がエンジン用ラジエータに効率よく当たらず、エンジン用ラジエータの冷却性能が不十分となる虞がある。
このような問題を解消するために、例えば、インタークーラ用ラジエータを、前方側から見た大きさが比較的小さい第1ラジエータと、この第1ラジエータと略同じ大きさで第1ラジエータの前方側に配置された第2ラジエータとで構成し、第1ラジエータおよび第2ラジエータをエンジン用ラジエータの前方に配置することが考えられる。この場合には、エンジン用ラジエータに対する走行風の当たり具合が改善されるが、その反面、エンジン用ラジエータの前方側で第1ラジエータと第2ラジエータとが車両前後方向に重なり合うため、インタークーラ用ラジエータ全体の厚み(車両前後方向の厚み)が大きくなり、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータの前方側にコンパクトに配置できないという問題がある。
エンジン用ラジエータの冷却性能の低下を防止するための他の対策として、上記第1ラジエータをエンジン用ラジエータの直下に配置することも考えられるが、この場合には、第1ラジエータおよび第2ラジエータをエンジン用ラジエータに比較的大きなブラケットを介して取り付ける必要がある。この場合には、ブラケットの配置スペースを確保するために、第1ラジエータおよび第2ラジエータの大きさを小さくする必要性が生じ、その結果、インタークーラ用ラジエータの冷却性能が低下する虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、エンジン用ラジエータおよびインタークーラ用ラジエータの冷却性能を低下させることなく、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータの周囲にコンパクトに配置することができる過給機付エンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、エンジン本体と、当該エンジン本体に吸気を過給する過給機とを備えたエンジンの冷却装置であって、前記エンジン本体から排出されたエンジン用冷却液を冷却するエンジン用ラジエータと、前記過給機により加圧された吸気を冷却する液冷式のインタークーラと、前記インタークーラから排出されたインタークーラ用冷却液を冷却するインタークーラ用ラジエータとを備え、前記インタークーラ用ラジエータは、前記エンジン用ラジエータの直下に当該エンジン用ラジエータの下端部と一体的に構成され、前記インタークーラから前記インタークーラ用冷却液が導入される第1ラジエータと、車両前後方向における前記第1ラジエータの前方側で且つ前記エンジン用ラジエータより低い位置に配置され、前記第1ラジエータからインタークーラ用冷却液が導入される第2ラジエータと、車幅方向一端側において前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとを連絡し、前記第1ラジエータから前記第2ラジエータへインタークーラ用冷却液を導く連絡配管と、車幅方向他端側において前記第2ラジエータに接続され、当該第2ラジエータからインタークーラ用冷却液を導出する出口配管と、前記出口配管を前記第1ラジエータに固定する配管固定部と、を有し、前記連絡配管は、前記第1ラジエータの前面から前方に突出し、当該第1ラジエータの内部と連通する円筒状の係合部と、前記第2ラジエータの後面から後方に突出し、当該第2ラジエータの内部と連通する円筒状の被係合部とからなり、これら係合部と被係合部とが相互に係合して連通することにより構成されていることを特徴とする過給機付エンジンの冷却装置を提供する。
本発明によれば、インタークーラ用ラジエータが、エンジン用ラジエータの直下に配置される第1ラジエータと、第1ラジエータの前方側で且つエンジン用ラジエータより低い位置に配置される第2ラジエータとを含んだものであるため、インタークーラ用ラジエータ全体がエンジン用ラジエータよりも低い位置に配置されることになる。これにより、インタークーラ用ラジエータとエンジン用ラジエータとが車両前後方向に重なり合わないので、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータに対して車両前後方向にコンパクトに配置することができるとともに、インタークーラ用ラジエータによってエンジン用ラジエータの前面が覆われることがなく、エンジン用ラジエータの冷却性能の低下を防止することができる。しかも、インタークーラ用ラジエータは、第1ラジエータおよび当該第1ラジエータの前方側に配置された第2ラジエータを有しているため、これら第1ラジエータおよび第2ラジエータにより、インタークーラ用ラジエータを上下方向にコンパクトに構成しつつ、その冷却性能を十分に確保することができる。さらに、第1ラジエータがエンジン用ラジエータの下端部と一体的に構成されているため、第1ラジエータとエンジン用ラジエータとの間に隙間が生じないように第1ラジエータを配置することができ、これにより、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータに対して上下方向にコンパクトに配置することができる。
また、第2ラジエータからインタークーラ用冷却液を導出する出口配管が配管固定部により第1ラジエータに固定されるので、出口配管がエンジンの振動等により位置ずれするのを防止することができる。
本発明においては、前記エンジン用ラジエータおよび前記第1ラジエータは、共に、ラジエータコアと、車幅方向における前記ラジエータコアの両端部に設けられるサイドタンクとを備えたクロスフロー型ラジエータであって、前記ラジエータコアおよび前記サイドタンクを所定高さで上下に仕切る仕切部を備えた1つのクロスフロー型ラジエータの前記仕切部よりも上の部分により前記エンジン用ラジエータが構成され、前記1つのクロスフロー型ラジエータの前記仕切部よりも下の部分により前記第1ラジエータが構成されていることが好ましい。
この構成によれば、一般的な1つのクロスフロー型ラジエータに、ラジエータコアおよびサイドタンクを所定高さで上下に仕切る仕切部を設けるだけで、エンジン用ラジエータと、当該エンジン用ラジエータの下端部に一体化された第1ラジエータとを含むクロスフロー型ラジエータを容易に得ることができる。
本発明においては、前記ラジエータコアは、車幅方向に延びるとともに上下方向に互いに間隔を隔てて並ぶ複数のチューブと、隣り合う前記チューブの間に設けられるフィンとを備え、前記仕切部は、前記サイドタンク内を上下に仕切るとともに前記複数のチューブのうち前記所定高さに位置する1つのチューブの両端部を塞ぐ隔壁と、この隔壁により両端部が塞がれた前記1つのチューブとで構成されることが好ましい。
この構成によれば、仕切部は、サイドタンク内を上下に仕切るとともに複数のチューブのうち所定高さに位置する1つのチューブの両端部を塞ぐ隔壁と、この隔壁により両端部が塞がれた上記1つのチューブとで構成されるので、一般的な1つのクロスフロー型ラジエータに上記隔壁を設けるだけで、ラジエータコアおよびサイドタンクを各々上下に仕切ることができ、これにより、エンジン用ラジエータと、当該エンジン用ラジエータの下端部に一体化された第1ラジエータとを含むクロスフロー型ラジエータをさらに容易に得ることができる。しかも、隔壁は1つのチューブの両端部を塞ぐだけなので、当該1つのチューブより上側の全てのチューブにはエンジン用冷却液が流れ、当該1つのチューブより下側の全てのチューブにはインタークーラ用冷却液が流れる。従って、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータに対して上下方向にコンパクトに配置しつつ、各ラジエータの冷却性能をより確実に確保することができる。
本発明においては、前記第2ラジエータを前記第1ラジエータに固定するラジエータ固定部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、第2ラジエータがラジエータ固定部により第1ラジエータに固定されることで、第2ラジエータをラジエータ固定部と上記配管固定部の双方で支持することができるので、第2ラジエータを第1ラジエータに対してより確実に固定することができる。
本発明において、前記連絡配管は、車幅方向一端側における前記第1ラジエータの上端部と、車幅方向一端側における前記第2ラジエータの上端部とを連絡し、前記出口配管は、車幅方向他端側における前記第2ラジエータの上端部に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、車幅方向一端側における第1ラジエータの上端部と、車幅方向一端側における第2ラジエータの上端部とを連絡し、第1ラジエータから第2ラジエータへインタークーラ用冷却液を導く連絡配管を備えているため、第1ラジエータ内にその上端部までインタークーラ用冷却液が充填されてから、第1ラジエータから第2ラジエータにインタークーラ用冷却液が供給される。従って、第1ラジエータの全体でインタークーラ用冷却液を冷却することができる。
しかも、出口配管は、車幅方向他端側における第2ラジエータの上端部に接続されているため、インタークーラ用冷却液にエアが含まれている場合であっても、出口配管によってエアの逃げ道が確保されるので、インタークーラ用冷却液がスムーズに出口配管を通じて第2ラジエータから排出される。従って、エア抜き用の配管を第2ラジエータに接続せずに済む。
本発明において、前記連絡配管は、車幅方向一端側における前記第1ラジエータの上端部と、車幅方向一端側における前記第2ラジエータの上端部とを連絡し、前記出口配管は、車幅方向他端側における前記第2ラジエータの下端部に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、車幅方向一端側における第1ラジエータの上端部と、車幅方向一端側における第2ラジエータの上端部とを連絡し、第1ラジエータから第2ラジエータへインタークーラ用冷却液を導く連絡配管を備えているため、第1ラジエータ内にその上端部までインタークーラ用冷却液が充填されてから、第1ラジエータから第2ラジエータにインタークーラ用冷却液が供給される。従って、第1ラジエータの全体でインタークーラ用冷却液を冷却することができる。
しかも、出口配管は、車幅方向他端側における第2ラジエータの下端部に接続されているため、車幅方向他端側における第1ラジエータの上端部に、当該第1ラジエータにインタークーラ用冷却液を供給する入口配管が接続されている場合であっても、当該入口配管と上記出口配管とは上下方向に位置がずれることになり、これにより、入口配管に出口配管が干渉するのを避けながら、出口配管を容易に配索することができる。
本発明においては、前記第2ラジエータの上端部に接続されたエア抜き管をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、インタークーラ用冷却液にエアが含まれている場合であっても、インタークーラ用冷却液に含まれるエアがエア抜き管を通じて外部に排出されるので、インタークーラ用冷却液を第2ラジエータから出口配管を通じてスムーズに排出することができる。
本発明においては、前記ラジエータ固定部は、車幅方向における前記第1ラジエータおよび前記第2ラジエータの各々の一端部同士を連結する第1固定部と、車幅方向における前記第1ラジエータおよび前記第2ラジエータの各々の他端部同士を連結し、前記第1連結部材と同じ高さに配置された第2固定部とを有することが好ましい。
この構成によれば、車幅方向における第1ラジエータおよび第2ラジエータの各々の一端部同士を連結する第1固定部と、車幅方向における第1ラジエータおよび第2ラジエータの各々の他端部同士を連結する第2固定部とが同じ高さに配置されているので、第2ラジエータの支持位置のバランスが良くなり、第2ラジエータを第1ラジエータに対して安定した状態で固定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、エンジン用ラジエータおよびインタークーラ用ラジエータの冷却性能を低下させることなく、インタークーラ用ラジエータをエンジン用ラジエータの周囲にコンパクトに配置することができる過給機付エンジンの冷却装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る過給機付エンジンシステムを示す概略図である。 本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの冷却装置を車両右斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの冷却装置を車両左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの冷却装置を車両前方から見た正面図である。 本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの冷却装置を車両右側方から見た右側面図である。 本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの冷却装置を車両後方から見た裏面図である。 本発明の実施形態に係る過給機付エンジンの冷却装置を車両左側方から見た左側面図である。 本発明の実施形態におけるエンジン用ラジエータと第1ラジエータとの境界部分を示す部分断面図である。 図2において矢印Aで示す部分を拡大して示す斜視図である。 図4におけるB−B線断面図である。 図4におけるC−C線断面図である。 図4におけるD−D線断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
なお、以下の説明では、車幅方向のうち、車両の右側を「右側」、車両の左側を「左側」と称する。また、車両前後方向のうち、車両の前側を「前側」、車両の後側を「後側」と称する。
<エンジンシステムの概略構成>
図1に示されるように、本発明の実施形態に係るエンジンの冷却装置100が適用されるエンジンシステム101は、エンジン本体1と、エンジン本体1の吸気ポートに接続された吸気通路6と、エンジン1の排気ポートに接続された排気通路7と、エンジン本体1に吸気を過給する過給機2と、エンジン本体1を冷却するとともに過給機2により過給される吸気を冷却する冷却装置100とを備えている。
エンジン本体1は、複数の気筒を有する車両用ディーゼルエンジンであり、車両前部のエンジンルーム内に配置されている。
吸気通路6は、エンジン本体1の吸気ポートに接続された吸気マニホールド8と、吸気マニホールド8の上流側端部に接続された上流側吸気管9とを備えている。
排気通路7は、エンジン本体1の排気ポートに接続された排気マニホールド10と、排気マニホールド10の下流側端部に接続された下流側排気管11とを備えている。
過給機2は、上流側吸気管9に設けられたコンプレッサ12と、下流側排気管11に設けられたタービン13とを有し、コンプレッサ12とタービン13とはタービン軸を介して連結されている。これにより、排気ガスのエネルギーを利用してタービン13が駆動されるとともに、タービン軸を介してコンプレッサ12が駆動され、このコンプレッサ12により、上流側吸気管9に導入される吸気が加圧される。
<冷却装置の構成>
図1に示されるように、冷却装置100は、エンジン本体1から排出されたエンジン用冷却液を冷却するエンジン用ラジエータ3(図2〜5、7参照)と、過給機2により加圧された吸気を冷却する液冷式のインタークーラ4と、インタークーラ4から排出されたインタークーラ用冷却液を冷却するインタークーラ用ラジエータ5と、インタークーラ用ラジエータ5からインタークーラ4にインタークーラ用冷却液を導くインタークーラ導入管14と、インタークーラ4からインタークーラ用ラジエータ5にインタークーラ用冷却液を導くインタークーラ導出管15と、インタークーラ用冷却液をインタークーラ4に圧送する冷却液ポンプ26と、インタークーラ用冷却液を貯留するサブタンク27と、エンジン用ラジエータ3およびインタークーラ用ラジエータ5に風を送るクーリングファン28と、クーリングファン28の風をエンジン用ラジエータ3およびインタークーラ用ラジエータ5に導くファンシュラウド29とを備えている。なお、図1では、エンジン用ラジエータ3の図示を省略している。
以下、冷却装置100の各構成要素について詳細に説明する。
図1に示されるように、インタークーラ4は、上流側吸気管9におけるコンプレッサ12の下流側に設けられており、コンプレッサ12により加圧されて高温となった吸気を、インタークーラ用冷却液との熱交換により冷却する。インタークーラ4には、インタークーラ導入管14の下流側端部およびインタークーラ導出管15の上流側端部が接続されている。
エンジン用ラジエータ3およびインタークーラ用ラジエータ5は、共に、インタークーラ用冷却液を車幅方向に流すように構成されたラジエータコアと、車幅方向における上記ラジエータコアの両端部に設けられるサイドタンクとを備えたクロスフロー型ラジエータである。
インタークーラ用ラジエータ5は、概略的には、図5〜7に示されるように、第1ラジエータ30と、この第1ラジエータ30の前側で且つエンジン用ラジエータ3より低い位置に配置された第2ラジエータ31とを備えている。インタークーラ用ラジエータ5のうち、第1ラジエータ30は、エンジン用ラジエータ3の直下に配置され、エンジン用ラジエータ3の下端部と一体的に構成されており、第1ラジエータ30とエンジン用ラジエータ3とは、1つのクロスフロー型ラジエータ20(図5〜8参照)により構成されている。
ここで、上記クロスフロー型ラジエータ20の構成について具体的に説明する。
クロスフロー型ラジエータ20は、図2〜8に示されるように、ラジエータコア16と、ラジエータコア16の右側端部に設けられる右サイドタンク17と、ラジエータコア16の左側端部に設けられる左サイドタンク18と、これらラジエータコア16、右サイドタンク17、および左サイドタンク18を、クロスフロー型ラジエータ20の下端から所定高さh(図5、7参照)で上下に仕切る仕切部19(図8参照)とを備えている。
本実施形態では、上記所定高さhは、クロスフロー型ラジエータ20の全高のうち、下端から約1/4の高さに設定されている。つまり、本実施形態では、仕切部19は、クロスフロー型ラジエータ20を、その下端から約1/4の高さで上下に仕切っている。
図8に示されるように、ラジエータコア16は、車幅方向に延びるとともに上下方向に互いに間隔を隔てて並ぶ複数のチューブ21と、隣り合うチューブ21の間に設けられる波型のフィン22と、チューブ21およびフィン22を支持する支持プレート23とを備えている。
支持プレート23には貫通孔25が形成されており、この貫通孔25にチューブ21の端部が挿入された状態で、当該貫通孔25の内周面にチューブ21の端部が固定されている。
仕切部19は、右サイドタンク17内および左サイドタンク18内を各々、上下に仕切るとともに複数のチューブ21のうち上記所定高さhに位置する1つのチューブ21aの両端部を塞ぐ隔壁24と、この隔壁24により両端部が塞がれた上記1つのチューブ21aとで構成されている。つまり、仕切部19は、右サイドタンク17内および左サイドタンク18内に各々設けられた隔壁24と、これら左右の隔壁24によって両端部が塞がれた1つのチューブ21aとで構成されている。チューブ21aの両端部は塞がされているため、チューブ21aにはエンジン用冷却液およびインタークーラ用冷却液は流れない。
エンジン用ラジエータ3は、上記のように構成された1つのクロスフロー型ラジエータ20(図3〜7参照)のうち、上記所定高さh(図5、7参照)の位置よりも上側の部分、つまり、仕切部19よりも上側の部分により構成されている。従って、本実施形態では、クロスフロー型ラジエータ20のうち、全高の上側約3/4がエンジン用ラジエータ3となっている(エンジン用ラジエータ3で占められている)。
なお、図2〜6に示す符号53は、エンジン本体1からエンジン用ラジエータ3にエンジン用冷却液を導く管路であり、図3、6、7に示す符号54は、エンジン用ラジエータ3からエンジン本体1にエンジン用冷却液を導く管路である。
図2〜4では、右サイドタンク17のうち、エンジン用ラジエータ3に対応する部分を符号17aで示し、左サイドタンク18のうち、エンジン用ラジエータ3に対応する部分を符号18aで示している。
インタークーラ用ラジエータ5は、図1〜7に示されるように、上記第1ラジエータ30および上記第2ラジエータ31の他に、第1ラジエータ30から第2ラジエータ31へインタークーラ用冷却液を導く連絡路32(本発明の「連絡配管」に相当する)と、第2ラジエータ31を第1ラジエータ30に固定するラジエータ固定部42と、インタークーラ導入管14の上流側部分(本発明の「出口配管」に相当する)を第1ラジエータ30に固定する配管固定部43と、第2ラジエータ31の上端部に接続されたエア抜き管52とを備えている。
第1ラジエータ30は、上記した1つのクロスフロー型ラジエータ20のうち、上記所定高さh(図5、7参照)の位置よりも下側の部分、つまり仕切部19よりも下側の部分により構成されている。従って、本実施形態では、クロスフロー型ラジエータ20のうち、全高の下側約1/4が第1ラジエータ30となっている(第1ラジエータ30で占められている)。
以下の説明では、右サイドタンク17のうち、第1ラジエータ30に対応する部分を「第1ラジエータ用右サイドタンク17b」と称し、左サイドタンク18のうち、第1ラジエータ30に対応する部分を「第1ラジエータ用左サイドタンク18b」と称する。
図5,6に示されるように、第1ラジエータ用右サイドタンク17bの上部には、インタークーラ導出管15の下流側端部が接続されており、このインタークーラ導出管15を介して、インタークーラ4からインタークーラ用冷却液が導入される。
第1ラジエータ用左サイドタンク18bの上部には、その前面から前方側へ突出する円筒状の係合部33(図10参照)が形成されている。この係合部33は、第1ラジエータ用左サイドタンク18bの内部と連通している。このため、第1ラジエータ用左サイドタンク18b内のインタークーラ用冷却液は、この係合部33から吐出可能となっている。また、この係合部33の外周面には、Oリング34が装着されている。
図2〜4に示されるように、第2ラジエータ31は、ラジエータコア35と、ラジエータコア35の右側端部に設けられる右サイドタンク36と、ラジエータコア35の左側端部に設けられる左サイドタンク37とを備えている。
左サイドタンク37の上部には、その後面から後方側へ突出するとともに、上記係合部33と係合される円筒状の被係合部38(図10参照)が形成されている。この被係合部38は、左サイドタンク37の内部と連通している。また、この被係合部38の内径は、上記係合部33の外径よりも若干大きく設定されている。この被係合部38と上記係合部33とにより、上記連絡路32が構成されている。この被係合部38に係合部33が挿入された状態で、Oリング34が被係合部38の内周面に密着することにより、係合部33と被係合部38とが係合(嵌合)し、第1ラジエータ用左サイドタンク18bと第2ラジエータ31の左サイドタンク37とが連通する。これにより、第1ラジエータ30から第2ラジエータ31へインタークーラ用冷却液の供給が可能となる。
図12に示されるように、第2ラジエータ31の右サイドタンク36の下部には、その車幅方向外側の面(右側面)から外側(右側)へ突出する円筒状の係合部39が形成されている。この係合部39は、第2ラジエータ31の右サイドタンク36の内部と連通している。このため、第2ラジエータ31の右サイドタンク36内のインタークーラ用冷却液は、この係合部39から吐出可能となっている。また、この係合部39の外周面には、Oリング40が装着されている。
図2に示されるように、インタークーラ導入管14は、その上流側部分が、第2ラジエータ31の右サイドタンク36および第1ラジエータ用右サイドタンク17bの右側に位置しており、車両前後方向に延びている。インタークーラ導入管14の上流側部分は、硬質の合成樹脂により構成されている。
インタークーラ導入管14の上流側端部は、第2ラジエータ31の右サイドタンク36の下部に接続されている。具体的には、図12に示されるように、インタークーラ導入管14の上流側端部の左側面には、当該左側面から左側へ突出するとともに、上記係合部39と係合される円筒状の被係合部41が形成されている。この被係合部41は、インタークーラ導入管14の内部と連通している。また、この被係合部41の内径は、上記係合部39の外径よりも若干大きく設定されている。この被係合部41に係合部39が挿入された状態で、Oリング40が被係合部41の内周面に密着することにより、係合部39と被係合部41とが係合(嵌合)し、第2ラジエータ31の右サイドタンク36とインタークーラ導入管14とが連通する。これにより、第2ラジエータ31からインタークーラ導入管14へインタークーラ用冷却液を吐出することが可能となる。
図2〜4に示されるように、エア抜き管52の下端部は、第2ラジエータ31の右サイドタンク36の上端部に接続されており、エア抜き管52の上端部は、エンジンルーム内で開放されている。エア抜き管52を設けることにより、インタークーラ用ラジエータ5の内部にエアが溜まるのを防止することができる。
詳しく説明すると、インタークーラ導入管14が第2ラジエータ31の下端部に接続されているため、仮に、エア抜き管52が設けられていない場合には、サブタンク27からインタークーラ用冷却液を注入した際に、そのインタークーラ用冷却液に含まれるエアが第2ラジエータ31の右サイドタンク36の上部に溜まる虞があるが、本実施形態では、エア抜き管52を右サイドタンク36の上部に接続しているので、インタークーラ用冷却液に含まれるエアはエア抜き管52を通じて外部に排出される。従って、第2ラジエータ31内にエアが溜まって熱交換効率が低下するのを防止することができる。
図11に示されるように、ラジエータ固定部42は、第1ラジエータ30および第2ラジエータ31の右側端部同士を連結する第1固定部44と、第1ラジエータ30および第2ラジエータ31の左側端部同士を連結する第2固定部45とを有する。
第1固定部44は、第1ラジエータ用右サイドタンク17bの前面から前側に突出して右側に屈曲するL字状のフランジ部46と、第2ラジエータの右サイドタンク36の右側面から右側に突出するとともに上記フランジ部46と車両前後方向に重なり合うようにフランジ部46の前側に配置される平板状のフランジ部47と、フランジ部46とフランジ部47とを車両前後方向に連結するボルト48およびナット49とを有する。フランジ部46およびフランジ部47には各々、車両前後方向に貫通するとともにボルト48の脚部を挿通する貫通孔(図示略)が形成されている。フランジ部46およびフランジ部47の上記各貫通孔を重ね合わせた状態で、フランジ部47の前側からボルト48の脚部を各貫通孔に挿通し、フランジ部46の後側でナット49とボルト48とを螺合させることにより、フランジ部46とフランジ部47とが連結される。第2固定部45は、第1固定部44と同様の構成を有している。
第1固定部44および第2固定部45は、インタークーラ用ラジエータ5の上下方向中央部において、互いに同じ高さに配置されている。
図9に示されるように、配管固定部43は、インタークーラ導入管14の上流側部分、より具体的には、インタークーラ導入管14のうち、第1ラジエータ用右サイドタンク17bの右側面に沿った部分の上面から上側に突出するフランジ部50と、このフランジ部50を第1ラジエータ用右サイドタンク17bの右側面に固定する2つのボルト51とを有する。フランジ部50には、車幅方向に貫通するとともにボルト51の脚部を挿通する2つの貫通孔(図示略)が形成されている。また、第1ラジエータ用右サイドタンク17bの側壁には、ボルト51が螺合する2つの雌ネジ部(図示略)が形成されている。フランジ部50の貫通孔と上記雌ネジ部とを重ね合わせた状態で、フランジ部50の右側からボルト51の脚部を上記貫通孔に挿通し、ボルト51を上記雌ネジ部と螺合させることにより、フランジ部50が第1ラジエータ用右サイドタンク17bに固定される。
図1に示される冷却液ポンプ26は、例えばエンジン本体1の駆動力により作動するポンプであり、インタークーラ導入管14の途中に介設されている。冷却液ポンプ26が作動することにより、図1に矢印で示すように、インタークーラ用冷却液が、冷却液ポンプ26、インタークーラ4、サブタンク27、第1ラジエータ30、および第2ラジエータ31をこの順序で流れる。
図1に示されるように、サブタンク27は、インタークーラ導出管15の途中に介設されている。サブタンク27は、インタークーラ用冷却液を注入可能な冷却液注入口(図示略)を有している。インタークーラ4やインタークーラ用ラジエータ5内のインタークーラ用冷却液が減少した場合等に、この冷却液注入口にインタークーラ用冷却液を注入することにより、インタークーラ用冷却液をインタークーラ4およびインタークーラ用ラジエータ5に充填することができる。
図10〜12に示されるように、クーリングファン28は、エンジン用ラジエータ3および第1ラジエータ30の後側に配置されている。クーリングファン28は、ファンシュラウド29に支持されており、例えば電動モータによって駆動される。クーリングファン28が回転することにより、車両が停止しているときや低速運転しているとき等に、エンジン用ラジエータ3およびインタークーラ用ラジエータ5に風が送られ、エンジン用ラジエータ3およびインタークーラ用ラジエータ5における熱交換が促進される。
ファンシュラウド29は、クロスフロー型ラジエータ20の右サイドタンク17および左サイドタンク18の後面に、ボルト等により固定されている。
<本実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、インタークーラ用ラジエータ5が、エンジン用ラジエータ3の直下に配置される第1ラジエータ30と、エンジン用ラジエータ3の下方で且つ第1ラジエータ30の前方側に配置される第2ラジエータ31とを含んだものであるため、インタークーラ用ラジエータ5全体がエンジン用ラジエータ3の下方に配置されることになる。
これにより、インタークーラ用ラジエータ5とエンジン用ラジエータ3とが車両前後方向に重なり合わないので、インタークーラ用ラジエータ5をエンジン用ラジエータ3に対して車両前後方向にコンパクトに配置することができるとともに、インタークーラ用ラジエータ5によってエンジン用ラジエータ3の前面が覆われることがなく、エンジン用ラジエータ3の冷却性能の低下を防止することができる。
しかも、インタークーラ用ラジエータ5は、第1ラジエータ30および当該第1ラジエータ30の前方側に配置された第2ラジエータ31を有しているため、これら第1ラジエータ30および第2ラジエータ31により、インタークーラ用ラジエータ5を上下方向にコンパクトに構成しつつ、その冷却性能を十分に確保することができる。
さらに、第1ラジエータ30がエンジン用ラジエータ3の下端部と一体的に構成されているため、第1ラジエータ30とエンジン用ラジエータ3との間に隙間が生じないように第1ラジエータ30を配置することができ、これにより、インタークーラ用ラジエータ5をエンジン用ラジエータ3に対して上下方向にコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態によれば、一般的な1つのクロスフロー型ラジエータに、ラジエータコア16およびサイドタンク17,18を所定高さで上下に仕切る仕切部19を設けるだけで、エンジン用ラジエータ3と、当該エンジン用ラジエータ3の下端部に一体化された第1ラジエータ30とを含むクロスフロー型ラジエータを容易に得ることができる。
また、本実施形態によれば、仕切部19は、複数のチューブ21のうち所定高さhに位置する1つのチューブ21aと、サイドタンク17,18内を上下に仕切るとともに上記1つのチューブ21aの端部を塞ぐ隔壁24とを備えるので、一般的な1つのクロスフロー型ラジエータに隔壁24を設けるだけで、ラジエータコア16およびサイドタンク17,18を各々上下に仕切ることができ、これにより、エンジン用ラジエータ3と、当該エンジン用ラジエータ3の下端部に一体化された第1ラジエータ30とを含むクロスフロー型ラジエータをさらに容易に得ることができる。しかも、隔壁24は一1つのチューブ21aの端部を塞ぐだけなので、当該1つのチューブ21aより上側の全てのチューブ21にはエンジン用冷却液が流れ、当該1つのチューブ21aより下側の全てのチューブ21にはインタークーラ用冷却液が流れる。従って、インタークーラ用ラジエータ5をエンジン用ラジエータ3に対して上下方向にコンパクトに配置しつつ、各ラジエータ3,5の冷却性能をより確実に確保することができる。
また、本実施形態によれば、インタークーラ導入管14の上流側部分が配管固定部43により第1ラジエータ30に固定されるので、インタークーラ導入管14の上流側部分がエンジン本体1の振動等により位置ずれするのを防止することができる。また、第2ラジエータ31がラジエータ固定部42により第1ラジエータ30に固定されるが、第2ラジエータ31に接続されたインタークーラ導入管14の上流側部分が配管固定部43により第1ラジエータ30に固定されることで、第2ラジエータ31をラジエータ固定部42と配管固定部43の双方で支持することができるので、第2ラジエータ31を第1ラジエータ30に対してより確実に固定することができる。
また、本実施形態によれば、第1ラジエータ30の左側上端部と、第2ラジエータ31の左側上端部とを連絡し、第1ラジエータ30から第2ラジエータ31へインタークーラ用冷却液を導く連絡路32を備えているため、第1ラジエータ30内にその上端部までインタークーラ用冷却液が充填されてから、第1ラジエータ30から第2ラジエータ31にインタークーラ用冷却液が供給される。従って、第1ラジエータ30の全体でインタークーラ用冷却液を冷却することができる。
また、本実施形態によれば、インタークーラ導入管14の上流側部分は、第2ラジエータ31の右側下端部に接続されているため、第1ラジエータ30の右側上端部に、当該第1ラジエータ30にインタークーラ用冷却液を供給するインタークーラ導出管15が接続されていても、当該インタークーラ導出管15と上記インタークーラ導入管14とは上下方向に位置が異なることになり、これにより、インタークーラ導出管15にインタークーラ導入管14が干渉するのを避けながら、インタークーラ導入管14を容易に配索することができる。
また、本実施形態によれば、インタークーラ用冷却液にエアが含まれている場合であっても、そのエアがエア抜き管52を通じて外部に排出されるので、第2ラジエータ31の上部にエアが溜まることによる冷却性能の低下を防止しつつ、インタークーラ用冷却液を第2ラジエータ31からインタークーラ導入管14を通じてスムーズに排出することができる。
また、本実施形態によれば、第1ラジエータ30および第2ラジエータ31の各々の右側端部同士を連結する第1固定部44と、第1ラジエータ30および第2ラジエータ31の各々の左側端部同士を連結する第2固定部45とが同じ高さに配置されているので、第2ラジエータ31の支持位置のバランスが良くなり、第2ラジエータ31を第1ラジエータ30に対して安定した状態で固定することができる。
なお、上記実施形態では、インタークーラ導入管14を第2ラジエータ31の下端部に接続しているが、インタークーラ導入管14を第2ラジエータ31の上端部に接続してもよい。この場合には、インタークーラ用冷却液にエアが含まれている場合であっても、インタークーラ導入管14によってエアの逃げ道が確保されるので、インタークーラ用冷却液がスムーズにインタークーラ導入管14を通じて第2ラジエータから排出される。従って、エア抜き管を第2ラジエータ31に接続せずに済む。
また、上記実施形態は、ディーゼルエンジンに適用されているが、ガソリンエンジンに適用されてもよい。
また、上記実施形態では、上記所定高さhを、クロスフロー型ラジエータ20の全高のうち、下端から約1/4の高さに設定しているが、下端から1/3あるいは1/2など、任意に変更することが可能である。
1 エンジン本体
2 過給機
3 エンジン用ラジエータ
4 インタークーラ
5 インタークーラ用ラジエータ
14 インタークーラ導入管(出口配管)
16 ラジエータコア
17 右サイドタンク
18 左サイドタンク
19 仕切部
20 クロスフロー型ラジエータ
21 チューブ
22 フィン
24 隔壁
30 第1ラジエータ
31 第2ラジエータ
32 連絡路
42 ラジエータ固定部
43 配管固定部
44 第1固定部
45 第2固定部
52 エア抜き管

Claims (8)

  1. エンジン本体と、当該エンジン本体に吸気を過給する過給機とを備えたエンジンの冷却装置であって、
    前記エンジン本体から排出されたエンジン用冷却液を冷却するエンジン用ラジエータと、
    前記過給機により加圧された吸気を冷却する液冷式のインタークーラと、
    前記インタークーラから排出されたインタークーラ用冷却液を冷却するインタークーラ用ラジエータとを備え、
    前記インタークーラ用ラジエータは、
    前記エンジン用ラジエータの直下に当該エンジン用ラジエータの下端部と一体的に構成され、前記インタークーラから前記インタークーラ用冷却液が導入される第1ラジエータと、
    車両前後方向における前記第1ラジエータの前方側で且つ前記エンジン用ラジエータより低い位置に配置され、前記第1ラジエータからインタークーラ用冷却液が導入される第2ラジエータと
    車幅方向一端側において前記第1ラジエータと前記第2ラジエータとを連絡し、前記第1ラジエータから前記第2ラジエータへインタークーラ用冷却液を導く連絡配管と、
    車幅方向他端側において前記第2ラジエータに接続され、当該第2ラジエータからインタークーラ用冷却液を導出する出口配管と、
    前記出口配管を前記第1ラジエータに固定する配管固定部と、を有し、
    前記連絡配管は、前記第1ラジエータの前面から前方に突出し、当該第1ラジエータの内部と連通する円筒状の係合部と、前記第2ラジエータの後面から後方に突出し、当該第2ラジエータの内部と連通する円筒状の被係合部とからなり、これら係合部と被係合部とが相互に係合して連通することにより構成されている、ことを特徴とする過給機付エンジンの冷却装置。
  2. 前記エンジン用ラジエータおよび前記第1ラジエータは、共に、ラジエータコアと、車幅方向における前記ラジエータコアの両端部に設けられるサイドタンクとを備えたクロスフロー型ラジエータであって、
    前記ラジエータコアおよび前記サイドタンクを所定高さで上下に仕切る仕切部を備えた1つのクロスフロー型ラジエータの前記仕切部よりも上の部分により前記エンジン用ラジエータが構成され、
    前記仕切部よりも下の部分により前記第1ラジエータが構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過給機付エンジンの冷却装置。
  3. 前記ラジエータコアは、車幅方向に延びるとともに上下方向に互いに間隔を隔てて並ぶ複数のチューブと、隣り合う前記チューブの間に設けられるフィンとを備え、
    前記仕切部は、前記サイドタンク内を上下に仕切るとともに前記複数のチューブのうち前記所定高さに位置する1つのチューブの両端部を塞ぐ隔壁と、この隔壁により両端部が塞がれた前記1つのチューブとで構成されることを特徴とする請求項2に記載の過給機付エンジンの冷却装置。
  4. 前記第2ラジエータを前記第1ラジエータに固定するラジエータ固定部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の過給機付エンジンの冷却装置。
  5. 前記連絡配管は、車幅方向一端側における前記第1ラジエータの上端部と、車幅方向一端側における前記第2ラジエータの上端部とを連絡し
    記出口配管は、車幅方向他端側における前記第2ラジエータの上端部に接続されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の過給機付エンジンの冷却装置。
  6. 前記連絡配管は、車幅方向一端側における前記第1ラジエータの上端部と、車幅方向一端側における前記第2ラジエータの上端部とを連絡し
    記出口配管は、車幅方向他端側における前記第2ラジエータの下端部に接続されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の過給機付エンジンの冷却装置。
  7. 前記第2ラジエータの上端部に接続されたエア抜き管をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の過給機付エンジンの冷却装置。
  8. 前記ラジエータ固定部は、車幅方向における前記第1ラジエータおよび前記第2ラジエータの各々の一端部同士を連結する第1固定部と、車幅方向における前記第1ラジエータおよび前記第2ラジエータの各々の他端部同士を連結し、前記第1連結部と同じ高さに配置された第2固定部とを有することを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の過給機付エンジンの冷却装置。
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