JP6344247B2 - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関が出力したトルクの少なくとも一部が分担トルクとして掛かる噛み合い係合機構を備え、その噛み合い係合機構に掛かるトルクをモータによって変化させることのできるハイブリッド車における制御装置に関し、特に噛み合い係合機構を係合あるいは解放させる際のトルクを制御する装置に関するものである。
噛み合い係合機構はドグ歯などの回転方向で互いに当接もしくは噛み合う係合部によってトルクを伝達するので、その係合部に掛かるトルクが「0」を挟んで正負に変化すると、係合部の離隔と当接とが繰り返し生じ、いわゆるガタ音が発生する可能性がある。特許文献1には、そのようなガタ音の発生を防止するために、係合要素同士を係合させる過程で、要求出力が変化してもスロットル開度を一定に維持するように構成した装置が記載されている。なお、特許文献2には、係合装置の解放制御に対してエンジンの間欠的な燃焼に起因するトルク変動が影響することが記載されている。
特開2010−254227号公報 国際公開第2014/170967号
特許文献1に記載されている装置は、エンジン要求出力の変化があった場合のスロットル開度のなまし制御による影響を回避するためにスロットル開度を一定に維持している。しかしながら、エンジントルクは特許文献2に開示されているように間欠的な燃焼によって大小に繰り返し変化するので、スロットル開度を一定に維持しても、エンジントルクもしくは噛み合い係合装置に掛かるトルクが変化してしまい、これが要因となってガタ音などが生じ、また噛み合い係合装置の耐久性が低下する可能性がある。なお、特許文献2には、間欠的な燃焼によるエンジントルクの周期的な変動については記載されているが、エンジントルクの周期的な変動が原因となるガタ音や耐久性の低下などを抑制するための技術事項は開示されていない。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、噛み合い係合機構を係合あるいは解放させる際に噛み合い係合機構の分担トルクをモータによって低下させることに伴う噛み合い部材同士の周期的な離隔および当接を防止もしくは抑制することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、内燃機関と、少なくとも三つの回転要素を有しかつ前記回転要素のうちの第1回転要素に前記内燃機関が連結された差動機構と、前記回転要素のうちの第2回転要素に連結された噛み合い係合機構と、前記回転要素のうち前記第1回転要素以外の回転要素に連結されかつ前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを変化させるトルクを出力する第1モータとを備えたハイブリッド車の制御装置において、前記噛み合い係合機構は、互いに接触してトルクを伝達する噛み合い部材を有し、前記第1モータおよび内燃機関の出力トルクを制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記噛み合い係合機構を前記噛み合い部材同士が接触する係合状態にアクチュエータを用いて切り替える際に、前記噛み合い部材同士の差回転数が下がるように前記第1モータを制御し、前記アクチュエータを用いて前記噛み合い部材同士を接触状態とした場合に、前記第1モータのトルクを低下させ、前記内燃機関の出力トルクを低下させる出力トルク制御を行うように構成されていることを特徴としている。
また、この発明は、内燃機関と、少なくとも三つの回転要素を有しかつ前記回転要素のうちの第1回転要素に前記内燃機関が連結された差動機構と、前記回転要素のうちの第2回転要素に連結された噛み合い係合機構と、前記回転要素のうち前記第1回転要素以外の回転要素に連結されかつ前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを変化させるトルクを出力する第1モータとを備えたハイブリッド車の制御装置において、前記噛み合い係合機構は、互いに接触してトルクを伝達する噛み合い部材を有し、前記第1モータおよび内燃機関の出力トルクを制御するコントローラを備え、前記コントローラは、前記噛み合い係合機構を前記噛み合い部材同士が接触しない解放状態に係合状態からアクチュエータを用いて切り替える際に、前記噛み合い係合機構に掛かるトルクが低下するように前記第1モータのトルクを増加するように制御し、前記内燃機関の出力トルクを低下させる出力トルク制御を行うように構成されていることを特徴としている。
この発明における前記噛み合い係合機構は、噛み合い部材同士が所定の回転方向で互いに当接することによりトルクを伝達するように構成され、また前記内燃機関は、間欠的な燃焼によって出力トルクが繰り返し変化し、かつ前記出力トルクの変化幅が前記出力トルクの平均値に応じた幅となるように構成され、さらに前記出力トルク制御は、前記噛み合い部材同士が接触している状態で実行され、かつ前記出力トルクが変化しても前記噛み合い係合機構に掛かるトルクが「0」を挟んで正負に変化しないトルクに前記内燃機関の出力トルクを低下させる制御であってよい。
この発明では、前記三つの回転要素のうちの第3回転要素は、駆動輪に向けてトルクを出力する出力部材にトルクを伝達するように構成され、前記三つの回転要素のうちの第3回転要素は、駆動輪に向けてトルクを出力する出力部材にトルクを伝達するように構成され、前記コントローラは、前記内燃機関の出力トルクを低下させる前記出力トルク制御を行っている間に、前記第1モータのトルクを予め定めた変化率で低減するように、前記第1モータのトルクを制御するように構成されていてよい。
一方、この発明における前記ハイブリッド車は、走行のための駆動トルクを出力する第2モータを更に備えることができ、その場合、前記コントローラは、前記出力トルク制御によって前記内燃機関の出力トルクを低下させている際に前記駆動トルクの変化を抑制するように前記第2モータのトルクを更に制御するように構成されていてよい。
さらに、この発明における前記差動機構は、前記第1回転要素と前記第2回転要素と第4回転要素とによって差動作用を行う第1差動機構と、第3回転要素と前記内燃機関に連結された第5回転要素と前記第1モータが連結された第6回転要素とによって差動作用を行う第2差動機構とから構成され、前記噛み合い係合機構は、前記第2回転要素を所定の固定部に連結するブレーキとして構成され、前記コントローラは、前記分担トルクを低下させるように前記第1モータのトルクを変化させるとともに、前記内燃機関から前記第2差動機構に伝達されるトルクの振動を低減するトルクを前記第1モータから前記第2差動機構に出力させる制御を行うように構成されていてよい。
そして、この発明における前記コントローラは、前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを前記第1モータによって低下させている間に前記噛み合い係合機構が係合状態から解放状態に切り替わったことを検出し、前記噛み合い係合機構が切り替わったことが検出された後に前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを低下させるための前記第1モータのトルクの制御を解除し、その解除のための第1モータのトルクの変化率を前記切り替わったことが検出される前の前記第1モータのトルクの変化率より大きくするように構成されていてよい。
この発明によれば、噛み合い係合機構を係合あるいは解放する際に噛み合い係合機構に掛かるトルクを低下させ、これと併せて内燃機関の出力トルクを低下させるように構成されている。したがって、噛み合い係合機構に掛かるトルクが小さいとしても、噛み合い係合機構に伝達される内燃機関の出力トルクの変動量が小さくなるので、噛み合い係合機構に掛かるトルクが小さい状態で噛み合い部材同士の離隔および接触が繰り返し生じることが抑制され、ガタ音や噛み合い係合機構の耐久性の低下などが抑制される。
この発明では、噛み合い係合機構に掛かるトルクの一部を第1モータで受け持ち、その受け持ったトルクを次第に「0」にするにあたり、所定の変化率でそのトルクを変化させる。したがって、噛み合い係合機構に掛かるトルクが過度に小さくなったり、それに伴って内燃機関のトルク変動によってガタ音などが生じたりすることを回避もしくは抑制することができる。また、係合あるいは解放に要する時間を短くすることができるとともに、係合の完了時あるいは解放時にショックや衝突音などが生じることを回避もしくは抑制することができる。
第1モータのトルク変化に伴ってハイブリッド車の駆動トルクが変化する場合、この発明では、第2モータによってトルク補償を行うので、駆動トルクの過度な変化やそれに伴う違和感などを回避もしくは抑制することができる。また、高車速時の動力循環を解消するために噛み合い係合機構を係合させる場合には、駆動トルクをアシストするように動作する第2モータは動力循環時に負トルクを発生しているので、この第2モータを駆動トルクの補償のために使用できる量が大きくなり、そのため内燃機関の出力トルクを低下させることのできる量を大きくすることができる。
この発明では、第1モータのトルクを内燃機関のトルクの変動に合わせて変化させることにより、内燃機関から伝達されるトルクの振動を抑制することができる。こうすることにより、噛み合い係合機構に掛かるトルクの変動を低減できるので、ガタ音や耐久性の低下などを更に抑制することができる。
ガタ音などの抑制のために変化させた第1モータのトルクを元のトルクに戻し、あるいは噛み合い係合機構が解放もしくは係合した後の走行状態で決まるトルクに戻す場合、その変化率を大きくするので、噛み合い係合機構に掛かるトルクを積極的に低下させている期間が短くなり、その結果、係合もしくは解放の過渡期におけるガタ音などの生じやすい期間を短くすることができる。
この発明に係る制御装置で実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。 この発明に係る制御装置で実行される制御の他の例を説明するためのフローチャートである。 SOWCを係合させる場合の各回転数および各トルクの変化の状態の一例を示すタイムチャートである。 この発明で対象とすることのできるハイブリッド車のパワートレーンの一例を模式的に示す模式図である。 図4に示すハイブリッド車における動力分割機構を構成している遊星歯車機構についての共線図である。 この発明で対象とすることのできるハイブリッド車のパワートレーンの他の例を模式的に示す模式図である。 図6に示すハイブリッド車における動力分割機構およびオーバードライブ機構を構成している各遊星歯車機構についての共線図である。 この発明で使用することのできるセレクタブルワンウェイクラッチの一例を模式的に示す模式図である。 エンジントルクおよび分担トルクの変動の様子を示す線図である。
この発明はハイブリッド車を対象とする制御装置に適用することができるので、先ず、そのハイブリッド車の例を説明する。図4は、複軸式の2モータタイプのハイブリッド車における動力伝達機構を模式的に示しており、駆動力源として、エンジン(Eng)1と、発電機能のある第1のモータ(MG1)2と、発電機能のある第2のモータ(MG2)3とを備えている。第1モータ2は、主として、エンジン1の回転数の制御およびエンジン1のクランキングを行い、この実施形態における差動機構に相当する動力分割機構4にエンジン1と共に連結されている。
動力分割機構4は、図4に示す例では、サンギヤ5およびキャリヤ6ならびにリングギヤ7を回転要素とするシングルピニオン型の遊星歯車機構によって構成され、この実施形態における第2回転要素に相当するサンギヤ5に第1モータ2のロータが連結され、この実施形態における第1回転要素に相当するキャリヤ6にエンジン1の出力軸(クランクシャフト)が連結され、この実施形態における第3回転要素に相当するリングギヤ7が出力要素となっている。リングギヤ7に出力部材として出力ギヤ8が取り付けられており、その出力ギヤ8がカウンタドリブンギヤ9に噛み合っている。カウンタドリブンギヤ9が取り付けられているカウンタシャフト10には、カウンタドリブンギヤ9より小径のカウンタドライブギヤ11が取り付けられ、そのカウンタドライブギヤ11がデファレンシャル12におけるリングギヤ13に噛み合っている。このデファレンシャル12から左右の駆動輪14に駆動トルクを出力するようになっている。
第2モータ3は、主として、走行のための駆動力源として機能し、そのロータ軸に取り付けられたドライブギヤ15が前記カウンタドリブンギヤ9に噛み合っている。このドライブギヤ15はカウンタドリブンギヤ9より小径のギヤであり、したがってドライブギヤ15およびカウンタドリブンギヤ9は減速機構を構成している。
そして、前記第1モータ2が連結されているサンギヤ5と所定の固定部であるケーシング16との間にセレクタブルワンウェイクラッチ(以下、SOWCと記す)17が設けられている。このSOWC17はこの実施形態における噛み合い係合機構に相当し、解放状態では正逆いずれの方向の相対回転も可能にしてトルクを伝達することがなく、係合状態では正逆いずれか一方のみの相対回転を規制(もしくは阻止)してその相対回転方向のトルクを伝達しかつこれとは反対方向には相対回転を可能にしてトルクを伝達しないように構成されたクラッチである。ここで、正回転とは、エンジン1の回転方向と同方向の回転であり、逆回転(もしくは負回転)とは、エンジン1の回転方向とは反対方向の回転である。なお、SOWC17の具体的な構成は後述する。
上記の第1モータ2と第2モータ3とは、図示しない蓄電装置やインバータなどのコントローラユニットに接続されるとともに、相互に電力を授受できるように電気的に接続されている。また、これらの蓄電装置やコントローラユニットあるいはSOWC17などを制御するための電子制御装置(ECU)18が設けられている。この電子制御装置18は、この実施形態におけるコントローラに相当し、マイクロコンピュータを主体にして構成され、車速やアクセル開度、エンジン回転数ならびに推定出力トルク、各モータ2,3の回転数ならびにトルク、SOWC17の動作状態などの検出信号がデータとして入力され、そのデータに基づいて演算を行って各モータ2,3やSOWC17の制御のための指令信号を出力するように構成されている。
図5は、上記の動力分割機構4を構成している遊星歯車機構についての共線図であり、(a)はハイブリッドモード(HVモードもしくはパワースプリットモード)での前進状態を示しており、エンジン1が駆動状態になっていることによりキャリヤ6が正回転し、また前進走行していることによりリングギヤ7が正回転している。そして、SOWC17は解放状態(フリー)になっていてサンギヤ5およびこれに連結されている第1モータ2は正逆いずれの方向にも回転することができ、図5の(a)の状態では、第1モータ2は正回転しつつ発電機として機能している。すなわち、第1モータ2は負方向(図5の(a)における下向き)のトルクを出力し、これによりエンジン1の回転数を燃費効率の良好な回転数に制御している。その第1モータ2で発生した電力は第2モータ3に供給されて第2モータ3がモータとして機能し、走行のための駆動力を出力する。
なお、高車速かつ高負荷の運転状態では、図5の(a)に破線で示すように、第1モータ2がモータとして機能し、負回転しかつ負方向のトルクを出力する。また、第2モータ3は正回転しつつ発電機として機能し、負方向のトルクを出力する。第2モータ3で発生した電力は第1モータ2に供給されるから、第1モータ2が出力した動力の少なくとも一部を第2モータ3で回収して電力に変換するので、動力の循環が生じる。動力循環を伴う運転状態は、エネルギ効率の点では、好ましくない運転状態である。
図5の(c)は、サンギヤ5の正回転をSOWC17によって止めて、エンジン1の駆動力で前進走行し、もしくはこれに第2モータ3の駆動力を加えて前進走行している状態(いわゆるパラレルモード)を示している。この状態ではエンジン回転数(キャリヤ6の回転数)よりもリングギヤ7の回転数が大きくなってリングギヤ7からトルクが出力される。第2モータ3をモータとして動作させれば、その駆動力が、リングギヤ7から出力される駆動力に付加されてデファレンシャル12を介して駆動輪14に伝達される。またこの場合、第1モータ2がサンギヤ5と共に固定されて通電が止められている(オフ状態になっている)から、高車速で走行する際の燃費が良好になる。
図5の(b)は上記の(a)に示す状態と(c)に示す状態との間で切り替える過渡状態(遷移状態)を示し、第1モータ2がモータとして機能してサンギヤ5を逆回転方向に回転させている。したがって、SOWC17を係合させてもSOWC17にトルクは掛からない。このようにSOWC17に掛かるトルクがこの実施形態における分担トルクであり、その分担トルクを第1モータ2によって上記のように低減させる。
図6は、この発明で対象とすることのできるハイブリッド車の他の例を示す模式図であり、上述した図4に示す構成にオーバードライブ(O/D)機構19を追加して設け、そのオーバードライブ機構19をSOWC17によって選択的にロックするように構成した例である。オーバードライブ機構19は、この実施形態における「第1差動機構」に相当し、また動力分割機構4がこの実施例における「第2差動機構」に相当する。そして、ここに示す例では、オーバードライブ機構19はサンギヤ20およびキャリヤ21ならびにリングギヤ22を回転要素とするダブルピニオン型の遊星歯車機構によって構成されている。キャリヤ21に前述した動力分割機構4におけるキャリヤ6が連結され、したがってこれらのキャリヤ6,21にエンジン1の出力トルクが伝達されるようになっている。また、サンギヤ20に動力分割機構4におけるサンギヤ5が連結され、したがってこれらのサンギヤ5,20に第1モータ2のトルクが伝達されるように構成されている。さらに、リングギヤ22とケーシング16との間に前述したSOWC17が配置され、リングギヤ22の所定方向の回転をSOWC17によって規制(阻止)してオーバードライブ状態を設定するように構成されている。他の構成は、図4に示す構成と同様であるから、図6に図4と同様の参照符号を付してその説明を省略する。なお、この実施形態では、オーバードライブ機構19を構成しているキャリヤ21が第1回転要素、リングギヤ22が第2回転要素、サンギヤ20が第4回転要素、動力分割機構4を構成しているキャリヤ6が第5回転要素、そのサンギヤ5が第6回転要素、リングギヤ7が第3回転要素にそれぞれ相当している。
図7は、上記の複合遊星歯車機構についての共線図であり、(a)はハイブリッドモード(HVモードもしくはパワースプリットモード)での前進状態を示しており、エンジン1が駆動状態になっていることによりキャリヤ6が正回転し、また前進走行していることによりリングギヤ7が正回転している。そして、SOWC17は解放状態になっていて各サンギヤ5もしくはリングギヤ22およびこれらを回転させることのできる第1モータ2は正逆いずれの方向にも回転することができ、図7の(a)の状態では、第1モータ2は正回転しつつ発電機として機能している。すなわち、第1モータ2は負方向(図7の(a)における下向き)のトルクを出力し、これによりエンジン1の回転数を燃費効率の良好な回転数に制御している。その第1モータ2で発生した電力は第2モータ3に供給されて第2モータ3がモータとして機能し、走行のための駆動力を出力する。
なお、図6に示すハイブリッド車においても、高車速かつ高負荷の運転状態で、各モータ2,3によってエンジン回転数を制御するとした場合、前述した図4に示すハイブリッド車と同様に動力循環が生じる。これを図7の(a)に破線で示してある。
図7の(c)は、リングギヤ22の正回転をSOWC17によって止めて、エンジン1の駆動力で前進走行し、もしくはこれに第2モータ3の駆動力を加えて前進走行している状態を示している。オーバードライブ機構19ではリングギヤ22が正回転方向に回転しないように固定された状態でキャリヤ21に正回転方向のトルクが入力されるから、サンギヤ20は逆回転する。動力分割機構4ではそのサンギヤ5がオーバードライブ機構19におけるサンギヤ20と一体となって逆回転する。したがって、動力分割機構4ではサンギヤ5が逆回転している状態でキャリヤ6にエンジン1のトルクが入力されるから、出力要素であるリングギヤ7がキャリヤ6(すなわちエンジン1)より高回転数で回転する。すなわち、オーバードライブ状態となる。なお、この状態で第2モータ3をモータとして動作させれば、その駆動力が、リングギヤ7から出力される駆動力に付加されてデファレンシャル12を介して駆動輪14に伝達される。なお、このオーバードライブ状態では、リングギヤ22と共に第1モータ2が固定されてオフ状態に制御されるから、高車速で走行する際の燃費が良好になる。
図7の(b)は上記の図7の(a)に示す状態と図7の(c)に示す状態との間で切り替える過渡状態(遷移状態)を示し、第1モータ2がモータとして機能してサンギヤ5もしくはリングギヤ22を逆回転方向に回転させている。その回転数はリングギヤ22が逆回転する回転数であり、したがってSOWC17の係合制御をしてもSOWC17の後述するストラットにトルクは掛からない。
ここでSOWC17の構成について説明する。この実施形態におけるハイブリッド車では、例えば米国特許出願公開第2010/0252384号に記載されているSOWCなどを採用することができ、さらには図8に模式的に示すように構成されたSOWC17を採用することができる。相対回転するポケットプレート30とノッチプレート31とが同一軸線上で互いに対向して配置されており、これらのプレート30,31の間にセレクタープレート32がポケットプレート30とノッチプレート31とに対して図8の左右方向に移動できるように配置されている。ポケットプレート30のノッチプレート31に対向する面に、凹部(ポケット)33が形成され、そのポケット33にストラット34が収容されている。ストラット34はこの実施形態における噛み合い部材に相当し、ノッチプレート31に係合してトルクを伝達するための部材であり、ポケット33の深さより薄い板状に形成され、ポケットプレート30に設けられたピン35によって揺動可能に取り付けられている。また、ストラット34の他方の端部には、当該端部をノッチプレート31側に押圧するストラットスプリング36が設けられている。
これに対して、ノッチプレート31のポケットプレート30に対向する面で上記のポケット33に対応する位置に、ノッチプレート31の厚さ方向に窪んでいて前記ストラット34の先端部が入り込む凹部であるノッチ37が形成されている。このノッチ37がこの実施形態における噛み合い部材に相当している。
上記のポケットプレート30とノッチプレート31との間に配置されているセレクタープレート32には、上記のポケット33の開口部を開閉するための貫通孔38が形成されている。この貫通孔38はポケット33の開口形状とほぼ同じ形状に形成されている。このセレクタープレート32をポケットプレート30に対して相対的に移動させるためのアクチュエータとしてソレノイド39が設けられている。また、ソレノイド39が動作していない状態(OFF状態)に戻すためのリターンスプリング40が設けられている。なお、符号41はストロークセンサを示し、このストロークセンサ41によってセレクタープレート32の移動量もしくはソレノイド39の動作量を検出し、その検出結果に基づいてSOWC17の係合および解放の状態を判定するようになっている。
図4に示す例では、上記のポケットプレート30が固定部であるケーシング16に連結され、ノッチプレート31が動力分割機構4のサンギヤ5あるいは第1モータ2に連結されている。図6に示す例では、上記のポケットプレート30が固定部であるケーシング16に連結され、ノッチプレート31がオーバードライブ機構19におけるリングギヤ22に連結されている。図8の(a)はSOWC17の解放状態を示しており、係合状態である図8の(b)の状態からソレノイド39が通電されて動作すると、セレクタープレート32がポケットプレート30に対して回転し、その貫通孔38がポケット33に対してずれてポケット33がセレクタープレート32によって閉じられる。その結果、ストラット34がポケット33の内部に閉じ込められ、ポケットプレート30とノッチプレート31との係合が外れた状態になる。また図8の(b)は係合状態を示しており、図8の(a)の状態からソレノイド39への通電が遮断されてソレノイド39が非動作状態になると、セレクタープレート32がリターンスプリング40によって図8の右方向に移動し、その貫通孔38がポケット33にほぼ一致する。その結果、ストラット34の先端部がストラットスプリング36に押されてノッチプレート31側に突き出される。この状態でノッチ37がポケット33にほぼ一致する位置までノッチプレート31がポケットプレート30に対して相対回転すると、ストラット34の先端部がノッチ37の内部に入り込む。したがって、ストラット34の先端部がノッチ37の内面に当接する方向にトルクが作用すると、当該内面にストラット34の先端部が当接することにより、ポケットプレート30とノッチプレート31とのそれ以上の相対回転が阻止される。なお、トルクの作用方向が上記の場合とは反対方向であれば、ストラット34の背面(図8の(a)での上面)がノッチ37の開口端(図8の(a)におけるノッチ37の右端部)で押されてストラット34がポケットプレート30側に倒れ込むので、ポケットプレート30とノッチプレート31との相対的な回転が可能になる。
上述したSOWC17は、ストラット34をノッチ37の内壁面に当接させてトルクを伝達するように構成されているから、係合状態から解放状態に切り替える場合、分担トルクを低下させてストラット34がノッチ37から外れることを可能にする。また、解放状態から係合状態に切り替える場合、分担トルクが急激に増大すると、ストラット34がノッチ37の内壁面に激しく当接してショックが生じたり、耐久性が悪化したりする。このような不都合を回避もしくは抑制するために、SOWC17の分担トルクを第1モータ2によって低減する制御が実行される。その制御を行っている状態でもエンジン1が出力したトルクがSOWC17に作用しており、そのエンジントルクがエンジン1での間欠的な燃焼によって振動するから、SOWC17に作用する実際のトルク(実際の分担トルク)が変動する。なお、エンジントルクの変動幅は、エンジントルクの平均トルク(あるいはスロットル開度など)に応じた幅となり、エンジントルクの平均トルクが大きいほど、その変動幅が大きくなる。そのため、前記分担トルクを低減する制御中にエンジントルクが大きく変動すると、実際の分担トルクが「0」を挟んで正負に変化する。その状況を図に示せば図9のとおりである。SOWC17に作用するトルクがストラット34とノッチ37とを当接させる方向(係合させる方向)であれば、両者が接触状態(係合状態)を維持するが、これとは反対の方向のトルクとなるとストラット34とノッチ37とが離隔する。このような離隔と当接とが繰り返すとこれがガタ音や耐久性の低下の原因となる。この発明の実施態様では、前記分担トルクを低下させている状態で、ストラット34とノッチ37とが(噛み合い部材同士が)が離隔および当接を繰り返すことを防止もしくは抑制するようにトルクの制御が行われる。
図1はその制御例としてSOWC17を係合させる際の制御例を説明するためのフローチャートであり、例えば図4や図6に示す構成のハイブリッド車が走行している際に前述したECU18によって実行される。図1において、先ず、SOWC17を係合させるか否かが判断される(ステップS1)。車速や要求駆動力などで決まる走行状態が、前述したHVモードを設定する状態であることによりSOWC17を解放させておく場合や、前述したパラレルモードあるいはオーバードライブ状態が設定されていてSOWC17が既に係合している場合には、ステップS1で否定的に判断される。これに対してハイブリッド車の走行状態が、前述した図5および図7に示すパワースプリットモード(図5の(a)、図7の(a)参照)からパラレルモード(図5の(c)、図7の(c)参照)に切り替わる状態になった場合には、ステップS1で肯定的に判断される。
ステップS1で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなくリターンする。これとは反対にステップS1で肯定的に判断された場合には、SOWC17の係合制御を実行する(ステップS2)。この係合制御では、SOWC17における解放方向(ストラット34とノッチ37との噛み合いが外れる方向)の差回転数が予め定めた小さい回転数になるように第1モータ2のトルクや回転数が制御され、またセレクタープレート32における貫通孔38がストラット34と一致するようにソレノイド39が制御される。このステップS2の制御によってSOWC17が係合(ガタ詰まり)したか否かが判断される(ステップS3)。この係合状態では噛み合い部材であるストラット34とノッチ37とが接触する。これは、SOWC17におけるポケットプレート30とノッチプレート31との差回転数が「0」になったことにより判断できる。より具体的には図4に示すハイブリッド車では、サンギヤ5の回転数が「0」になり、また図6に示すハイブリッド車では、リングギヤ22の回転数が「0」になり、かつセレクタープレート32が所定位置までストロークしたことに基づいて判断することができる。なお、これらの回転数は、機構上決まる回転数であるから、他のいずれかの回転数で代替してもよい。
ステップS3で否定的に判断された場合には、ステップS2に戻ってSOWC17の係合制御を継続する。これに対してステップS3で肯定的に判断された場合には、エンジントルクを低減する制御が実行される(ステップS4)。この制御は、この実施態様における出力トルク制御に相当し、エンジン1における間欠的な燃焼によって変動するトルクの変動幅を小さくするために、エンジントルク自体を低下させる制御であり、応答性の高い手段によって実行される。例えば、エンジン1における点火時期の遅角制御によって実行される。したがって、低減制御におけるエンジントルクの目標値は、SOWC17に掛かる実際のトルク(実際の分担トルク)が「0」を挟んで正負に変化しないトルクであってよい。あるいは、特に数値目標として設定されず、採用する低下手段ごとの可及的に小さいトルクでよい。実際の目標値は、エンジントルク変動レベルや駆動系の伝達特性、車両の遮音特性などによって異なり、実機を使用した試験などを行って決めることになる。
このエンジントルク低減制御と併せて第1モータ2のトルクを低下させる制御が実行される。前述した図5や図7に示すように、第1モータ2の負方向のトルクが小さくなることによりSOWC17の差回転数が小さくなる。言い換えれば、SOWC17に掛かるトルクの一部を受け持っている第1モータ2のトルク(反力トルク)を低減することによりSOWC17の分担トルクが増大し、第1モータ2で受け持つトルクが「0」になることによりSOWC17が完全係合する。このように第1モータ2のトルク(負方向のトルク)を低下させるいわゆるトルク抜き制御では、第1モータ2のトルクを予め定めた所定の勾配(変化率)で低下させる。そのトルクの低下勾配は、SOWC17でストラット34とノッチ37との離隔が生じず、また予め定めた所定時間内に反力トルクが「0」になり、かつショックが生じないなどの予め定めた所定の条件を満たすように設定した勾配である。
また、その変化の態様は、トルクの低下初期から一定の勾配で変化させる態様、低下初期にステップ的に低下させた後に一定の勾配で低下させる態様、勾配を変化させる態様などのいずれであってもよい。この第1モータ2のトルクの低下勾配は、SOWC17の係合判断が成立する以前(ステップS3で肯定的に判断される以前)における第1モータ2のトルクの変化勾配より大きくする。すなわち、ストラット34がノッチ37の内壁面に既に接触しているから、ストラット34とノッチ37とが新たに衝突することがなく、またエンジントルクの変動が要因でストラット34とノッチ37との離隔および当接が繰り返し生じる可能性のある状態を早期に終了させることが好ましいからである。このように第1モータ2のトルクを迅速に低下させる制御を、図1には「抜きレート増加」と記載してある。
また、図4に示す構成のハイブリッド車では、SOWC17が係合することにより第1モータ2は正回転方向に回転できなくなるのに対して、図6に示す構成のハイブリッド車では、SOWC17が係合しても第1モータ2を正負のいずれの方向にも回転させることができる。そこで、ステップS5では、第1モータ2によって制振制御を行ってもよい。周期的に変化するエンジントルクの周波数やトルクのピークあるいはボトムなどは例えばクランク角位置や回転数などに基づいて知ることができるから、そのピークを抑制し、またボトムを引き上げるトルクを、第1モータ2で出力させるFF(フィードフォワード)制御を行うことが好ましい。
図5や図7の共線図に示すように、エンジン1が駆動力を出力している状態で第1モータ2が負回転方向のトルクを出力すると、出力ギヤ8から出力されるトルクが増大する。したがって、上記の係合制御において第1モータ2のトルクを低下させると、出力ギヤ8のトルク(駆動トルク)が低下することになる。このような駆動トルクの低下を抑制するために、第2モータ3による補償制御が実行される(ステップS6)。具体的には、第2モータ3がモータとして機能して正回転方向のトルクを出力していた場合には、その出力トルクを増加させ、また発電機として機能して負トルクを出力していた場合には、その負トルクを低下させる。
ついで、SOWC17の分担トルクが所定値を超えたか否かが判断される(ステップS7)。この時点のSOWC17の分担トルクは、エンジントルクや各モータ2,3のトルク、動力分割機構4やオーバードライブ機構19のギヤ比などに基づいて算出することができる。また、所定値は、間欠的な燃焼でエンジントルクが変動したとしてもSOWC17でストラット34とノッチ37との離隔(遊離)が生じない程度のトルクとして予め定めた値である。これは、実験やシミュレーションなどによって求めておくことができる。
このステップS7で否定的に判断された場合には、ステップS4ないしステップS7の制御を繰り返す。これとは反対にステップS7で肯定的に判断された場合には、低減させたエンジントルクを復帰させる制御が実行される(ステップS8)。例えば点火時期の遅角によってエンジントルクを低下させていた場合には、その遅角制御を終了する。また、前述したステップS5で開始したトルク低減制御によって第1モータ2の出力トルクが所定値より小さくなったか否かが判断される(ステップS9)。このステップS9は、要は、第1モータ2の反力トルクが十分に小さくなったか否かの判断を行うステップであり、したがって「所定値」は「0」に近い適宜に設定した値である。
このステップS9で否定的に判断された場合には、第1モータ2のトルクを低下させつつ(抜きつつ)、SOWC17の係合制御を継続し(ステップS10)、ステップS9の前に戻る。これに対してステップS9で肯定的に判断された場合には、ロック完了の判断を行う(ステップS11)。ロックとは、図4に示すハイブリッド車ではサンギヤ5の正方向の回転を止める状態であり、図6に示すハイブリッド車では、オーバードライブ機構19におけるリングギヤ22の正方向の回転を止める状態である。そして、このようにサンギヤ5もしくはリングギヤ22のロックを行ってエンジン1の出力で走行するロック走行制御が開始される(ステップS12)。各モータ2,3のトルクは、その時点の車速や要求駆動力などの走行状態で決まるトルクに戻され、あるいは設定される。
したがって図1に示す制御によれば、SOWC17を係合させる場合、ストラット34とノッチ37とが接触した状態(ガタ詰まりの状態)でエンジントルクを低下させる。すなわち、SOWC17の分担トルクが「0」から次第に増大する過程における小さい分担トルクの状態では、エンジントルクの変動幅が小さくなっている。そのため、エンジントルクの変動を要因とするストラット34とノッチ37との離隔および当接が生じにくく、いわゆるガタ音や耐久性の低下が抑制される。
つぎに、SOWC17を解放させる制御の一例について説明する。図2はその制御例を説明するためのフローチャートであって、例えば図4や図6に示す構成のハイブリッド車が走行している際、特に図5の(c)あるいは図7の(c)に示すパラレルモードで走行している際に、前述したECU18によって実行される。図2において、先ず、SOWC17を解放させるか否かが判断される(ステップS21)。例えばエンジン1の駆動力で走行している状態で要求駆動力あるいは車速が低下するなどの走行状態の変化が生じると、ステップS21で肯定的に判断され、また反対にある程度高車速あるいは高負荷で走行している場合には、ステップS21で否定的に判断される。
ステップS21で否定的に判断された場合には、特に制御を行うことなくリターンする。これとは反対にステップS21で肯定的に判断された場合には、SOWC17に掛かっていたトルクを第1モータ2で次第に受け持つようにトルクの負担の状態を変更するトルク遷移制御が実行される(ステップS22)。これを図5を参照して説明すると、SOWC17でトルクを受け持ち、第1モータ2が停止している図5の(c)の状態から第1モータ2をモータとして機能させて負方向のトルクを次第に増大させる。こうすることによりSOWC17の分担トルクが次第に低下する。また、図7を参照して説明すると、SOWC17でトルクを受け持ち、第1モータ2が停止している図7の(c)の状態から第1モータ2をモータとして機能させて負方向のトルクを次第に増大させる。こうすることによりSOWC17の分担トルクが次第に低下する。
ついで、SOWC17の分担トルクが予め定めた所定値より小さくなったか否かが判断される(ステップS23)。この時点の分担トルクは、エンジントルクや各モータ2,3のトルク、動力分割機構4やオーバードライブ機構19のギヤ比などに基づいて算出することができる。また、所定値は、前述した図1に示すステップS7における所定値と同じであってよく、エンジントルクが間欠的な燃焼で変動したとしてもSOWC17でストラット34とノッチ37との離隔(遊離)が生じない程度のトルクとして予め定めた値である。これは、実験やシミュレーションなどによって求めておくことができる。
ステップS23で否定的に判断された場合には、ステップS22に戻ってトルク遷移制御を継続する。これに対してステップS23で肯定的に判断された場合には、エンジントルクを低減する制御が実行される(ステップS24)。この制御は図1に示すステップS4の制御と同様の制御であって、この実施態様における出力トルク制御に相当する。したがって、SOWC17の分担トルクが小さくなっている状態でエンジントルクが低減され、それに伴って間欠的な燃焼に起因するエンジントルクの変動の幅が小さくなるから、ストラット34はノッチ37の内壁面に軽く接触している状態を維持する。すなわち、これらの両者の離隔および当接が生じず、あるいは抑制される。
ついで、増大させた第1モータ2のトルクを低下させる制御が実行される(ステップS25)。この制御は前述した図1に示すステップS5の制御と同様であり、予め定めた所定の勾配で第1モータ2のトルクを低下させ、またその低下勾配を大きくし、さらに図6に示すハイブリッド車を対象とした制御の場合には、第1モータ2によって制振制御を実行する。その場合、図1に示す制御と同様に、駆動トルクの低下を抑制するために第2モータ3による補償制御が実行される(ステップS26)。
そして、SOWC17の差回転数が予め定めた所定値を超えたか否かが判断される(ステップS27)。この判断は、図4あるいは図6に示すハイブリッド車を対象とする場合には、ノッチプレート31が正方向に回転し始めたか否かの判断であり、したがって第1モータ2や動力分割機構4もしくはオーバードライブ機構19におけるいずれかの回転要素などの回転数に基づいて判断してよい。このステップS27で否定的に判断された場合には、ステップS24ないしステップS27の制御を繰り返し実行する。これに対してステップS27で肯定的に判断された場合には、SOWC17の解放制御が実行される(ステップS28)。この制御は、例えば前述した図8に示すソレノイド38への通電を止めて、セレクタープレート32をリターンスプリング40によって図8の(a)の状態に移動させる。その結果、ストラット34は貫通孔38の開口端部に押されてポケット10内に押し込められ、解放状態となる。この解放制御を開始した後、セレクタープレート32が解放位置までストロークしたか否かが判断される(ステップS29)。この判断は前述したストロークセンサ41が出力する検出信号に基づいて行うことができる。ステップS29で否定的に判断された場合には、ステップS28の解放制御を継続する。これとは反対にステップS29で肯定的に判断された場合には、無段変速(CVT)走行制御を実行する(ステップS30)。このCVT走行制御は、前述した図5の(a)や図7の(a)に共線図で示すパワースプリットモードでの走行であり、第1モータ2によってエンジン回転数を制御し、その第1モータ2で発生した電力で第2モータ3をモータとして機能させて駆動トルクを出力させる制御である。したがって、各モータ2,3のトルクはその時点の走行状態で決まるトルクに戻され、あるいは設定される。
図1に示す解放制御を行った場合のトルクや回転数の変化の一例を図3に示してある。ここに示す例は、前述した図6に示すハイブリッド車が動力循環状態で走行している際にSOWC17を係合させる場合の例である。CVT走行状態での動力循環は、エンジン1が駆動力を出力し、第1モータ2が負方向に回転しつつモータとして機能して負トルクを出力し、また第2モータ3が正回転しつつ発電機として機能して負トルクを出力する状態である。そのCVT走行状態における所定のt1 時点にSOWC17を係合させる判断が成立すると、SOWC17における差回転数を小さくするために第1モータ2のトルクが低下させられる。これと併せて駆動トルクの補償のために第2モータ3の負トルクが低下させられる。第1モータ2の負トルクが低下することに伴ってその回転数が低下し、またSOWC17における差回転数が低下する。その差回転数が予め定めた所定の回転数に達すると(t2 時点)、SOWC17のソレノイド39に通電されてセレクタープレート32が図8の(a)に示す位置から図8の(b)に示す係合位置に移動させられる(t3 時点)。このt3 時点は、SOWC17のストロークセンサ41の検出信号に基づいて求めることができる。なお、t2 時点からt3 時点までの間は、各モータ2,3のトルクは、低下させられる前のトルクに戻されている。
セレクタープレート32が係合位置に移動すると、ストラット34の先端部がノッチプレート31側に突き出る。そのストラット34の先端部がノッチ37の内壁面にゆっくりもしくは静かに当接するように、第1モータ2の負トルクが低下させられる。その低下制御は、第1モータ2のトルクを小さい勾配で低下させてもよく、あるいは図3に示すようにステップ的に低下させてもよい。第1モータ2の回転数は、トルクの低下によってゆっくり低下し、ついにはストラット34の先端部がノッチ37の内壁面に当接する(t4 時点)。いわゆるガタ詰まりの状態になる。なお、第1モータ2の負トルクをこのように低下させる場合にも、駆動トルクの補償のために第2モータ3の負トルクが、第1モータ2のトルクの低下に合わせて低下させられる。
こうしてSOWC17がガタ詰まりすると、エンジントルクの低減制御が実行され、また同時に第1モータ2の負トルクが所定量、ステップ的に低下させられた後、所定の勾配(変化率、レート)で低下させられる。すなわち、SOWC17に掛かるトルクの一部を受け持っていた第1モータ2のトルク(反力トルク)が低下させられることにより、SOWC17の分担トルク(SOWC17に掛かる実トルク)が次第に増大する。すなわち、SOWC17が係合状態になったとしても分担トルクが小さい間では、エンジントルクが低下させられる。その結果、エンジントルクが間欠的な燃焼で変動したとしても、その変動幅(変動量)が小さいので、SOWC17でのガタ音が防止もしくは抑制される。
SOWC17の分担トルクが次第に増大して、エンジントルクの上記の変動によってもストラット34とノッチ37の内壁面とが離隔(遊離)しないトルクに達すると、エンジントルクの低下制御が終了する(t5 時点)。第1モータ2の負トルクをステップ的に低下させた後に所定の勾配で低下させていた場合には、低下開始時から所定の勾配で低下したとした場合のトルク値に一旦増大させ、その後に所定の勾配で低下させる。
第1モータ2で受け持っていた負トルクを低下させることによってSOWC17の分担トルクが、第1モータ2の低下に合わせて増大する。そして、第1モータ2のトルクが所定値より小さくなると(「0」になると)、SOWC17が完全に係合した状態になり、いわゆるロックが完了する(t6 時点)。なお、第2モータ3による駆動トルクの補償制御はロック完了まで継続して実行される。
なお、動力分割機構4におけるサンギヤ5などの所定の回転要素をSOWC17によってロックする場合のトルクや回転数の変化には、第2モータ3が正回転方向のトルク(正トルク)を出力するなどの点で図3に示すタイムチャートとの相違がある。しかしながら、SOWC17のいわゆるガタ詰まりが検出されることによってエンジントルクが低下し、また一旦増大した第1モータ2の負トルクが低下する点では、図3に示すタイムチャートと同様である。さらに、SOWC17を解放させる場合にエンジントルクを低下させてストラット34とノッチ37となどの噛み合い部材同士が繰り返し離隔および当接することを抑制することは、上述した係合時の制御と同様である。
また、この発明に係る制御装置を適用可能なハイブリッド車は、図4や図6に示す構成のハイブリッド車に限られない。したがって、この発明における噛み合い係合機構は、ドグ歯を互いに噛み合わせるドグクラッチや、所定の回転部材の外周面に形成されているスプラインに、内周面にスプラインが形成されたスリーブを噛み合わせる係合機構であってもよい。さらに、この発明に係る制御装置を適用できるハイブリッド車は、要は、少なくとも三つの回転要素を有する差動機構に第1モータと噛み合い係合機構とが連結されるとともに、その噛み合い係合機構にエンジントルクが作用するように構成され、かつ噛み合い係合機構に掛かるトルクを第1モータによって変化させることができるように構成されていればよい。
1…エンジン(Eng)、 2…第1モータ(MG1)、 3…第2モータ(MG2)、 4…動力分割機構、 5…サンギヤ、 6…キャリヤ、 7…リングギヤ、 8…出力ギヤ、 14…駆動輪、 16…ケーシング、 17…セレクタブルワンウェイクラッチ(SOWC)、 18…電子制御装置(ECU)、 19…オーバードライブ(O/D)機構、 20…サンギヤ、 21…キャリヤ、 22…リングギヤ、 30…ポケットプレート、 31…ノッチプレート、 32…セレクタープレート、 33…凹部(ポケット)、 34…ストラット、 35…ピン、 36…ストラットスプリング、 37…ノッチ、 38…貫通孔、 39…ソレノイド、 40…リターンスプリング、 41…ストロークセンサ。

Claims (7)

  1. 内燃機関と、少なくとも三つの回転要素を有しかつ前記回転要素のうちの第1回転要素に前記内燃機関が連結された差動機構と、前記回転要素のうちの第2回転要素に連結された噛み合い係合機構と、前記回転要素のうち前記第1回転要素以外の回転要素に連結されかつ前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを変化させるトルクを出力する第1モータとを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記噛み合い係合機構は、互いに接触してトルクを伝達する噛み合い部材を有し、
    前記第1モータおよび前記内燃機関の出力トルクを制御するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記噛み合い係合機構を前記噛み合い部材同士が接触する係合状態にアクチュエータを用いて切り替える際に、前記噛み合い部材同士の差回転数が下がるように前記第1モータを制御し、
    前記アクチュエータを用いて前記噛み合い部材同士を接触状態とした場合に、前記第1モータのトルクを低下させ、前記内燃機関の出力トルクを低下させる出力トルク制御を行うように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  2. 内燃機関と、少なくとも三つの回転要素を有しかつ前記回転要素のうちの第1回転要素に前記内燃機関が連結された差動機構と、前記回転要素のうちの第2回転要素に連結された噛み合い係合機構と、前記回転要素のうち前記第1回転要素以外の回転要素に連結されかつ前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを変化させるトルクを出力する第1モータとを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記噛み合い係合機構は、互いに接触してトルクを伝達する噛み合い部材を有し、
    前記第1モータおよび前記内燃機関の出力トルクを制御するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記噛み合い係合機構を前記噛み合い部材同士が接触しない解放状態に係合状態からアクチュエータを用いて切り替える際に、前記噛み合い係合機構に掛かるトルクが低下するように前記第1モータのトルクを増加するように制御し、前記内燃機関の出力トルクを低下させる出力トルク制御を行うように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のハイブリッド車の制御装置において、
    前記噛み合い係合機構は、噛み合い部材同士が所定の回転方向で互いに当接することによりトルクを伝達するように構成され、
    前記内燃機関は、間欠的な燃焼によって出力トルクが繰り返し変化し、かつ前記出力トルクの変化幅が前記出力トルクの平均値に応じた幅となるように構成され、
    前記出力トルク制御は、前記噛み合い部材同士が接触している状態で実行され、かつ前記出力トルクが変化しても前記噛み合い係合機構に掛かるトルクが「0」を挟んで正負に変化しないトルクに前記内燃機関の出力トルクを低下させる制御である
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のハイブリッド車の制御装置において、
    前記三つの回転要素のうちの第3回転要素は、駆動輪に向けてトルクを出力する出力部材にトルクを伝達するように構成され、
    前記コントローラは、前記内燃機関の出力トルクを低下させる前記出力トルク制御を行っている間に、前記第1モータのトルクを予め定めた変化率で低減するように、前記第1モータのトルクを制御するように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のハイブリッド車の制御装置において、
    前記ハイブリッド車は、走行のための駆動トルクを出力する第2モータを更に備え、
    前記コントローラは、前記出力トルク制御によって前記内燃機関の出力トルクを低下させている際に前記駆動トルクの変化を抑制するように前記第2モータのトルクを更に制御するように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  6. 請求項2、または請求項2を引用する請求項3ないし5のいずれか一項に記載のハイブリッド車の制御装置において、
    前記差動機構は、前記第1回転要素と前記第2回転要素と第4回転要素とによって差動作用を行う第1差動機構と、第3回転要素と前記内燃機関に連結された第5回転要素と前記第1モータが連結された第6回転要素とによって差動作用を行う第2差動機構とから構成され、
    前記噛み合い係合機構は、前記第2回転要素を所定の固定部に連結するブレーキとして構成され、
    記コントローラは、前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを低下させるように前記第1モータのトルクを変化させるとともに、前記内燃機関から前記第2差動機構に伝達されるトルクの振動を低減するトルクを前記第1モータから前記第2差動機構に出力させる制御を行うように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  7. 請求項2、または請求項2を引用する請求項3ないし6のいずれか一項に記載のハイブリッド車の制御装置において、
    前記コントローラは、
    記噛み合い係合機構に掛かるトルクを前記第1モータによって低下させている間に前記噛み合い係合機構が係合状態から解放状態に切り替わったことを検出し、
    前記噛み合い係合機構が切り替わったことが検出された後に前記噛み合い係合機構に掛かるトルクを低下させるための前記第1モータのトルクの制御を解除し、
    その解除のための第1モータのトルクの変化率を前記切り替わったことが検出される前の前記第1モータのトルクの変化率より大きくするように構成されている
    ことを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
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