JP6342780B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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本発明は、燃料噴射弁に関する。
燃料噴射弁のノズルの噴孔の燃料流出口周辺には、噴射された燃料の一部が残留する。この残留した燃料は、燃料の性質や周囲の温度変化などによって固形化し、燃料流出口周辺にデポジットとして堆積する。特に、筒内直接噴射式エンジンではノズルが燃焼室に設けられるため、デポジットの堆積を招きやすい。燃料流出口周辺にデポジットが付着すると、燃料噴射量の低下あるいは噴霧形状の変化を招くおそれがある。
これに対して、特許文献1に開示された燃料噴射弁は、ノズル先端面における燃料流出口の周囲に形成された案内溝を有し、燃料流出口の周辺に付着して液滴に成長した燃料を毛細管現象により案内溝に浸透させることによって、燃料流出口から燃料を遠ざける。
特開2006−70755号公報
ところが、特許文献1に開示された燃料噴射弁では、毛細管現象を利用して燃料を案内溝に浸透させるため、当該案内溝を微細な溝にせざるを得ない。そのため、案内溝に保持しておける燃料の量が少なく、また、案内溝に保持された燃料が固形化してしまった場合には燃料流出口から燃料を遠ざけることができなくなる。したがって、燃料流出口周辺のデポジットの堆積を十分に防ぐことができない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴孔の燃料流出口周辺へのデポジットの堆積を抑制可能な燃料噴射弁を提供することである。
本発明による燃料噴射弁は、燃料通路を有する筒状のボディと、ボディ内で軸方向へ移動可能なニードルと、ボディの端部に設けられ、ニードルが当接可能な弁座を形成し、ニードルが弁座から離れるとき燃料通路に連通する噴孔を有するノズルと、ニードルを軸方向へ駆動可能な駆動部と、エンジンの取り付け部に対するノズルの相対回転位置を決める位置決め手段とを備える。
ノズルは、噴孔の燃料流出口が底面に開口している溝を有する。エンジンの燃焼室に吸入されてノズル付近を流れる吸気の流れ方向を特定流れ方向とすると、位置決め手段は、溝の延出方向が特定流れ方向と一致するよう取り付け部に対するノズルの相対回転位置を決める。
このように構成することで、ノズルに向かって流れる吸気が積極的にノズルの溝に取り入れられることによって、噴孔の燃料流出口付近の吸気流れ速度が高まり、溝内の吸気の流れにより燃料流出口付近の燃料を吹き飛ばすことができる。したがって、燃料流出口周辺へのデポジットの堆積を抑制可能である。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁が取り付けられたエンジンの要部の断面図である。 図1の燃料噴射弁の縦断面図である。 図2のIII−III線断面図であって、閉弁状態のノズルを拡大して示す断面図である。 開弁状態のノズルを拡大して示す断面図である。 図1においてシリンダヘッドを矢印V方向から見た図である。 図1の燃料噴射弁およびデリバリパイプ等を拡大して示す図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 図2のノズル先端部を矢印IX方向から見た図である。 第1実施形態と比較形態とで、燃料流出口付近の吸気流れ速度を比較する図である。 本発明の第1実施形態の変形例による燃料噴射弁が取り付けられたシリンダヘッドをピストン側から見た図である。 本発明の第2実施形態による燃料噴射弁のノズル先端部を示す図である。 本発明の第3実施形態による燃料噴射弁のノズル先端部を示す図である。 図13のXVI−XVI線断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁を図1に示す。燃料噴射弁10は、エンジン100のシリンダヘッド110に取り付けられ、燃焼室102に燃料を直接噴射する。つまり、エンジン100は筒内直接噴射式エンジンである。シリンダヘッド110は、特許請求の範囲に記載の「取り付け部」に相当する。
吸気ポート103を通じて燃焼室102に吸入される空気(吸気)は、燃料噴射弁10から噴射される燃料と混合され、点火プラグ104の放電により燃焼および膨張した後、排気ポート105を通じて外部へ排気される。
(全体構成)
先ず、燃料噴射弁10の全体構成について図2〜図4を参照して説明する。
燃料噴射弁10は、ボディ20、ニードル40、ノズル30、可動コア51、コイル52、固定コア53、スプリング54およびハウジング60等を備えている。
ボディ20は、第1筒部材21、第2筒部材22および第3筒部材23から構成されている。第1筒部材21、第2筒部材22および第3筒部材23は、その順で軸方向へ連なるように配置されて互いに接合されている。第1筒部材21および第3筒部材23は磁性材料から作られている。一方、第2筒部材22は非磁性材料から作られている。
ノズル30は、有底筒状であり、第1筒部材21のうち第2筒部材22とは反対側の端部に固定されている。ノズル30の底部31は複数の噴孔32を有している。また、底部31の内壁には、噴孔32を取り囲むよう環状の弁座33が形成されている。
ニードル40は、ボディ20およびノズル30の内側で軸方向へ往復移動可能である。ニードル40とボディ20との間、および、ニードル40とノズル30の筒部34との間には、筒状空間25が形成されている。ニードル40のうちノズル30側の端部は、弁座33に接近および離間可能なシール部41を形成している。シール部41は、弁座33から離間すると、筒状空間25と噴孔32とを接続するシール部通路42を弁座33との間に形成する。ニードル40のうちノズル30とは反対側の端部は、鍔部43を形成している。また、当該端部は、端面から軸方向へ延びる有底穴44と、有底穴44から径方向外側に貫通する通孔45とを有している。筒状空間25は、特許請求の範囲に記載の「燃料通路」を構成している。
可動コア51は、第1筒部材21および第2筒部材22の内側であって、ニードル40の鍔部43に対してノズル30側に設けられている筒状部材であり、磁性材料から作られている。可動コア51の内側にはニードル40が挿入されている。可動コア51は、ボディ20およびニードル40に対して軸方向へ相対移動可能であり、ノズル30とは反対側に移動したときニードル40の鍔部43に当接可能である。
コイル52は、第2筒部材22および第3筒部材23の外側を取り囲むように設けられており、通電されると磁力を生じる。
固定コア53は、第3筒部材23の内側であって、可動コア51に対してノズル30とは反対側に設けられている筒状部材であり、第3筒部材23に固定されている。固定コア53は磁性材料から作られている。
スプリング54は、ニードル40の鍔部43と、固定コア53の内側に圧入固定されたアジャスティングパイプ55との間に設けられている圧縮コイルスプリングであり、ニードル40を閉弁方向へ付勢している。
第3筒部材23のうち第2筒部材22とは反対側の端部には、燃料導入パイプ56が接続されている。外部から燃料導入パイプ56に供給された燃料は、固定コア53の内部空間57と、ニードル40の有底穴44および通孔45とを経由して筒状空間25まで流れる。
ハウジング60は、コイル52の外側に設けられている筒状の金属ハウジング61と、金属ハウジング61に対して燃料導入パイプ56側に設けられている樹脂ハウジング62とを有する。樹脂ハウジング62は、筒状のベース部63と、コイル52を通電するための端子64を収容しているコネクタ部65とを形成している。
以上のように構成された燃料噴射弁10では、コイル52が通電されると、固定コア53、可動コア51、第1筒部材21および第3筒部材23により磁気回路が形成され、可動コア51が固定コア53に磁気吸引される。これにより、ニードル40は、鍔部43に当接する可動コア51によって開弁方向へ移動させられる。このとき、ニードル40のシール部41は、図4に示すように弁座33から離間した状態(開弁状態)となる。開弁状態においては、筒状空間25の燃料は、シール部通路42を経由して噴孔32に流入したのち、燃料流出口71から燃焼室102へ噴射される。
また、コイル52への通電が停止されると、ニードル40は、スプリング54によって閉弁方向へ移動させられる。このとき、ニードル40のシール部41は、図3に示すように弁座33に当接した状態(閉弁状態)となる。閉弁状態においては、筒状空間25が噴孔32に対して閉鎖され、燃料の噴射が停止される。
可動コア51、コイル52、固定コア53、およびスプリング54は、ニードル40を軸方向へ駆動可能な駆動部50を構成している。
(特徴構成)
次に、燃料噴射弁10の特徴構成について図1、図3〜図9を参照して説明する。
以下の説明において、図1、図5に示すようにエンジン100の燃焼室102に吸入されてノズル30付近を流れる吸気の流れ方向を「特定流れ方向F」と記載する。図1には、便宜上、後述のデリバリパイプ110および付勢部材114を図示していない。
図6に示すように、シリンダヘッド110は、燃焼室102に開口している段付き状の取り付け孔106を有する。燃料噴射弁10は、取り付け孔106に挿入されており、金属ハウジング61が取り付け孔106の段部に当接することによってそれ以上の挿入が阻止されている。
デリバリパイプ110は、図示しない燃料ポンプから圧送される燃料を複数の燃料噴射弁10に供給する配管であり、主管部111と、主管部111からシリンダヘッド110側に突き出している枝管部112と、ボルト107によってシリンダヘッド110のボス部108に締結されている固定部113とを有する。燃料噴射弁10は、燃料導入パイプ56が枝管部112に挿入されることによってデリバリパイプ110に接続されている。
図6〜図8に示すように、枝管部112の先端面と金属ハウジング61の段部との間には付勢部材114が介装されている。付勢部材114は、燃料噴射弁10をシリンダヘッド110に押し付けることによって当該燃料噴射弁10のがたつきを抑制している。
枝管部112は、当該枝管部112の先端面から主管部111側に延びている切欠き115を有する。樹脂ハウジング62のコネクタ部65は、切欠き115を通じて枝管部112の内側から外側へ突き出している。燃料噴射弁10は、シリンダヘッド110に固定されたデリバリパイプ110の切欠き115にコネクタ部65の基端部70が嵌合することによって、ノズル30の軸心AX1まわりの回転が規制されている。基端部70は、シリンダヘッド110に対するノズル30の相対回転位置を決める「位置決め手段」である。
図3、図9に示すように、ノズル30は、噴孔32の燃料流出口71が底面72に開口している溝73を有する。溝73の延出方向は特定流れ方向Fと一致している。図6、図7に示すように、基端部70は、デリバリパイプ110の切欠き115の内壁面と係合することによって、溝73の延出方向が特定流れ方向Fと一致するようシリンダヘッド110に対するノズル30の相対回転位置を決めている。言い換えれば、ノズル30は、溝73の延出方向が特定流れ方向と一致するようにシリンダヘッド110に取り付け可能である。ノズル30付近を流れる吸気の流れ方向である特定流れ方向Fは、例えば実験やシミュレーションによって求められる。
図3、図9に示すように、溝73の底面72は、中央が周囲と比べて凸となっており、凸部74およびその周囲の最深部75を有する。燃料流出口71は、凸部74に開口しており、軸方向において溝73の縁76と最深部75との間に位置している。本実施形態では、凸部74は縁76よりも突き出しておらず、したがって燃料流出口71は溝73内に位置している。
図9に示すように、溝73の幅は、燃料流出口71に対する特定流れ方向Fの上流側から当該燃料流出口71に向かうにしたがって狭くなっており、また、燃料流出口71から特定流れ方向Fの下流側に向かうにしたがって広くなっている。これにより、溝73内の流れは燃料流出口71付近で加速する。
図3、図9に示すように、ノズル30の軸心AX1から燃料流出口71までの最長距離を第1距離S1とし、軸心AX1から溝73の縁76までの最短距離を第2距離S2とすると、第2距離S2は第1距離S1よりも長い。また、溝73の側壁面77と噴孔32の中心線AX2とは互いに交差していない。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、ノズル30は、噴孔32の燃料流出口71が底面72に開口している溝73を有する。樹脂ハウジング62のコネクタ部65の基端部70は、溝73の延出方向が特定流れ方向Fと一致するようシリンダヘッド110に対するノズル30の相対回転位置を決める。
このように構成することで、ノズル30に向かって流れる吸気が積極的にノズル30の溝73に取り入れられることによって、噴孔32の燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まる。図10に示す実験結果から明らかなように、第1実施形態は、溝73の無い比較形態と比べて、燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まる。したがって、溝73内の吸気の流れにより燃料流出口71付近の燃料を吹き飛ばすことができ、燃料流出口71周辺へのデポジットの堆積を抑制可能である。
また、第1実施形態によると、溝73の無い比較形態と比べて、燃料流出口71に対する特定流れ方向の下流側における流れの淀みが減少し、当該下流側で燃料が溜まることを抑制可能である。
また、燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まることにより、ノズル先端部の冷却効果を得ることができる。
また、第1実施形態では、燃料流出口71は、軸方向において溝73の縁76に対して最深部75側に位置している
このように構成することで、燃料流出口71を溝73内に位置させることができ、燃料流出口71付近の燃料を溝73内の吸気流れにより吹き飛ばすことができる。
また、第1実施形態では、溝73の幅は、燃料流出口71に対する特定流れ方向Fの上流側から当該燃料流出口71に向かうにしたがって狭くなっている。
このように構成することで、燃料流出口71に対する特定流れ方向Fの上流側よりも燃料流出口71付近の吸気流れを速くすることができる。したがって、燃料流出口71付近の吸気流れ速度をより高めることができる。
また、第1実施形態では、ノズル30の軸心AX1から溝73の縁76までの最短距離である第2距離S2は、軸心AX1から燃料流出口71までの最長距離である第1距離S1よりも長い。また、第1実施形態では、溝73の側壁面77と噴孔32の中心線AX2とは互いに交差していない。
このように構成することで、噴孔32から噴射される燃料とノズル30の外壁との干渉を避けることができる。
[第1実施形態の変形例]
第1実施形態の変形例では、図11に示すように、ノズル30は、燃焼室102の中央部から外れた位置に設けられている。このように、ノズル30が燃焼室102の中央部以外に設けられていても、ノズル30の先端部に溝73が形成され、その溝73の延出方向が吸気流れに沿うように設定されることによって、燃料流出口71付近の吸気流れ速度を高めることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態では、図12に示すように、溝80の幅は、燃料流出口71から特定流れ方向Fの下流側に向かって一気に広くなっている。つまり、燃料流出口71に対して特定流れ方向Fの下流側には溝がほとんど形成されていない。このような溝80を有するノズル30であっても、溝80の無い比較形態と比べて燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まる。したがって、第1実施形態と同様に、溝80内の吸気の流れにより燃料流出口71付近の燃料を吹き飛ばすことができ、燃料流出口71周辺へのデポジットの堆積を抑制可能である。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態では、図13、図14に示すように、溝90の底面91は、燃料流出口71に対する特定流れ方向Fの上流側から当該燃料流出口71に向かうにしたがって溝90の深さを浅くしている斜面92を含む。このような溝90を有するノズル30であっても、溝90の無い比較形態と比べて燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まる。さらに、第3実施形態では、第1実施形態と比べて、底面91が斜面92を有する分、溝90の入口において吸気がスムーズに溝90に取り入れられ、燃料流出口71付近の吸気流れ速度がより高まる。したがって、溝90内の吸気の流れにより燃料流出口71付近の燃料を吹き飛ばすことができ、燃料流出口71周辺へのデポジットの堆積を抑制可能である。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、樹脂ハウジングのコネクタ部の基端部に限らず、他の部位に設けられてもよい。
前述の実施形態では、位置決め手段は、シリンダヘッドに固定されたデリバリパイプと係合することによってシリンダヘッドに対するノズルの相対回転位置を決めていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、シリンダヘッドと直接的に係合してもよい。また、本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、燃料噴射弁をシリンダヘッドに押し付ける付勢部材と係合してもよい。また、本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、燃料噴射弁の構成部材をシリンダヘッドまたはデリバリパイプ等に固定する固定具から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングは全てが樹脂製であってもよい。
本発明の他の実施形態では、各噴孔は同一円周上に配置されていなくてもよい。要するに、各噴孔は、溝の底面に燃料流出口が開口するようランダムに配置され得る。
前述の実施形態では、ボディとノズルとが別体に形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、ボディとノズルとを一体に形成することとしてもよい。
本発明の他の実施形態では、駆動部は、電磁式に限らず、例えばピエゾ式等の他の形式のものであってもよい。
本発明の他の実施形態では、燃料噴射弁は、筒内直接噴射式エンジンに限らず、例えばポート噴射式エンジン等の他の形式のエンジンに用いられてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・・燃料噴射弁 20・・・・ボディ
25・・・・燃料通路 30・・・・ノズル
32・・・・噴孔 33・・・・弁座
40・・・・ニードル 50・・・・駆動部
70・・・・基端部(位置決め手段) 71・・・・燃料流出口
72、91・・・底面 73、80、90・・・溝
100・・・エンジン 101・・・シリンダヘッド(取り付け部)
102・・・燃焼室 F・・・・・特定流れ方向

Claims (6)

  1. 燃料通路(25)を有する筒状のボディ(20)と、
    前記ボディ内で軸方向へ移動可能なニードル(40)と、
    前記ボディの端部に設けられ、前記ニードルが当接可能な弁座(33)を形成し、前記ニードルが前記弁座から離れるとき前記燃料通路に連通する噴孔(32)を有するノズル(30)と、
    前記ニードルを軸方向へ駆動可能な駆動部(50)と、
    エンジン(100)の取り付け部(101)に対する前記ノズルの相対回転位置を決める位置決め手段(70)と、
    を備え、
    前記ノズルは、前記噴孔の燃料流出口(71)が底面(72、91)に開口している溝(73、80、90)を有し、
    前記エンジンの燃焼室(102)に吸入されて前記ノズルの付近を流れる吸気の流れ方向を特定流れ方向(F)とすると、
    前記位置決め手段は、前記溝の延出方向が前記特定流れ方向と一致するよう前記取り付け部に対する前記ノズルの相対回転位置を決めることを特徴とする燃料噴射弁(10)。
  2. 前記燃料流出口は、軸方向において前記溝の縁(76)に対して当該溝の最深部(75)側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記溝の幅は、前記燃料流出口に対する前記特定流れ方向の上流側から当該燃料流出口に向かうにしたがって狭くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記底面(91)は、前記燃料流出口に対する前記特定流れ方向の上流側から当該燃料流出口に向かうにしたがって前記溝(90)の深さを浅くしている斜面(92)を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記ノズルの軸心から前記燃料流出口までの最長距離を第1距離(S1)とし、前記軸心から前記溝の縁までの最短距離を第2距離(S2)とすると、
    前記第2距離は前記第1距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記溝の側壁面(77)と前記噴孔の中心線(AX2)とは互いに交差していないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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