JP6342780B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
ノズルは、噴孔の燃料流出口が底面に開口している溝を有する。エンジンの燃焼室に吸入されてノズル付近を流れる吸気の流れ方向を特定流れ方向とすると、位置決め手段は、溝の延出方向が特定流れ方向と一致するよう取り付け部に対するノズルの相対回転位置を決める。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁を図1に示す。燃料噴射弁10は、エンジン100のシリンダヘッド110に取り付けられ、燃焼室102に燃料を直接噴射する。つまり、エンジン100は筒内直接噴射式エンジンである。シリンダヘッド110は、特許請求の範囲に記載の「取り付け部」に相当する。
先ず、燃料噴射弁10の全体構成について図2〜図4を参照して説明する。
燃料噴射弁10は、ボディ20、ニードル40、ノズル30、可動コア51、コイル52、固定コア53、スプリング54およびハウジング60等を備えている。
固定コア53は、第3筒部材23の内側であって、可動コア51に対してノズル30とは反対側に設けられている筒状部材であり、第3筒部材23に固定されている。固定コア53は磁性材料から作られている。
可動コア51、コイル52、固定コア53、およびスプリング54は、ニードル40を軸方向へ駆動可能な駆動部50を構成している。
次に、燃料噴射弁10の特徴構成について図1、図3〜図9を参照して説明する。
以下の説明において、図1、図5に示すようにエンジン100の燃焼室102に吸入されてノズル30付近を流れる吸気の流れ方向を「特定流れ方向F」と記載する。図1には、便宜上、後述のデリバリパイプ110および付勢部材114を図示していない。
以上説明したように、第1実施形態では、ノズル30は、噴孔32の燃料流出口71が底面72に開口している溝73を有する。樹脂ハウジング62のコネクタ部65の基端部70は、溝73の延出方向が特定流れ方向Fと一致するようシリンダヘッド110に対するノズル30の相対回転位置を決める。
また、燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まることにより、ノズル先端部の冷却効果を得ることができる。
このように構成することで、燃料流出口71を溝73内に位置させることができ、燃料流出口71付近の燃料を溝73内の吸気流れにより吹き飛ばすことができる。
このように構成することで、燃料流出口71に対する特定流れ方向Fの上流側よりも燃料流出口71付近の吸気流れを速くすることができる。したがって、燃料流出口71付近の吸気流れ速度をより高めることができる。
このように構成することで、噴孔32から噴射される燃料とノズル30の外壁との干渉を避けることができる。
第1実施形態の変形例では、図11に示すように、ノズル30は、燃焼室102の中央部から外れた位置に設けられている。このように、ノズル30が燃焼室102の中央部以外に設けられていても、ノズル30の先端部に溝73が形成され、その溝73の延出方向が吸気流れに沿うように設定されることによって、燃料流出口71付近の吸気流れ速度を高めることができる。
本発明の第2実施形態では、図12に示すように、溝80の幅は、燃料流出口71から特定流れ方向Fの下流側に向かって一気に広くなっている。つまり、燃料流出口71に対して特定流れ方向Fの下流側には溝がほとんど形成されていない。このような溝80を有するノズル30であっても、溝80の無い比較形態と比べて燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まる。したがって、第1実施形態と同様に、溝80内の吸気の流れにより燃料流出口71付近の燃料を吹き飛ばすことができ、燃料流出口71周辺へのデポジットの堆積を抑制可能である。
本発明の第3実施形態では、図13、図14に示すように、溝90の底面91は、燃料流出口71に対する特定流れ方向Fの上流側から当該燃料流出口71に向かうにしたがって溝90の深さを浅くしている斜面92を含む。このような溝90を有するノズル30であっても、溝90の無い比較形態と比べて燃料流出口71付近の吸気流れ速度が高まる。さらに、第3実施形態では、第1実施形態と比べて、底面91が斜面92を有する分、溝90の入口において吸気がスムーズに溝90に取り入れられ、燃料流出口71付近の吸気流れ速度がより高まる。したがって、溝90内の吸気の流れにより燃料流出口71付近の燃料を吹き飛ばすことができ、燃料流出口71周辺へのデポジットの堆積を抑制可能である。
本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、樹脂ハウジングのコネクタ部の基端部に限らず、他の部位に設けられてもよい。
前述の実施形態では、位置決め手段は、シリンダヘッドに固定されたデリバリパイプと係合することによってシリンダヘッドに対するノズルの相対回転位置を決めていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、シリンダヘッドと直接的に係合してもよい。また、本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、燃料噴射弁をシリンダヘッドに押し付ける付勢部材と係合してもよい。また、本発明の他の実施形態では、位置決め手段は、燃料噴射弁の構成部材をシリンダヘッドまたはデリバリパイプ等に固定する固定具から構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、各噴孔は同一円周上に配置されていなくてもよい。要するに、各噴孔は、溝の底面に燃料流出口が開口するようランダムに配置され得る。
前述の実施形態では、ボディとノズルとが別体に形成される例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、ボディとノズルとを一体に形成することとしてもよい。
本発明の他の実施形態では、燃料噴射弁は、筒内直接噴射式エンジンに限らず、例えばポート噴射式エンジン等の他の形式のエンジンに用いられてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
25・・・・燃料通路 30・・・・ノズル
32・・・・噴孔 33・・・・弁座
40・・・・ニードル 50・・・・駆動部
70・・・・基端部(位置決め手段) 71・・・・燃料流出口
72、91・・・底面 73、80、90・・・溝
100・・・エンジン 101・・・シリンダヘッド(取り付け部)
102・・・燃焼室 F・・・・・特定流れ方向
Claims (6)
- 燃料通路(25)を有する筒状のボディ(20)と、
前記ボディ内で軸方向へ移動可能なニードル(40)と、
前記ボディの端部に設けられ、前記ニードルが当接可能な弁座(33)を形成し、前記ニードルが前記弁座から離れるとき前記燃料通路に連通する噴孔(32)を有するノズル(30)と、
前記ニードルを軸方向へ駆動可能な駆動部(50)と、
エンジン(100)の取り付け部(101)に対する前記ノズルの相対回転位置を決める位置決め手段(70)と、
を備え、
前記ノズルは、前記噴孔の燃料流出口(71)が底面(72、91)に開口している溝(73、80、90)を有し、
前記エンジンの燃焼室(102)に吸入されて前記ノズルの付近を流れる吸気の流れ方向を特定流れ方向(F)とすると、
前記位置決め手段は、前記溝の延出方向が前記特定流れ方向と一致するよう前記取り付け部に対する前記ノズルの相対回転位置を決めることを特徴とする燃料噴射弁(10)。 - 前記燃料流出口は、軸方向において前記溝の縁(76)に対して当該溝の最深部(75)側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
- 前記溝の幅は、前記燃料流出口に対する前記特定流れ方向の上流側から当該燃料流出口に向かうにしたがって狭くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射弁。
- 前記底面(91)は、前記燃料流出口に対する前記特定流れ方向の上流側から当該燃料流出口に向かうにしたがって前記溝(90)の深さを浅くしている斜面(92)を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記ノズルの軸心から前記燃料流出口までの最長距離を第1距離(S1)とし、前記軸心から前記溝の縁までの最短距離を第2距離(S2)とすると、
前記第2距離は前記第1距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。 - 前記溝の側壁面(77)と前記噴孔の中心線(AX2)とは互いに交差していないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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