JP6342770B2 - 飲料冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビール等の飲料を冷却水槽内にて螺旋状に巻回した飲料冷却管を通過させることにより冷却する飲料冷却装置に関し、螺旋の半径方向にて外側と内側とで複数の飲料冷却管を備えた飲料冷却装置に関する。
特許文献1には飲料冷却装置が開示されている。この飲料冷却装置は、冷却水を貯える冷却水槽と、冷却水槽の内周面に沿って設けられて、冷媒を気化させることで冷却水を冷却して周囲に氷層を形成させる冷凍装置の蒸発管と、冷却水槽内の蒸発管の内側にて螺旋状に巻回されて飲料を冷却する外側飲料冷却管と、冷却水槽内の外側飲料冷却管の内側にて螺旋状に巻回されて飲料を冷却する内側飲料冷却管と、外側及び内側飲料冷却管の飲料の各導出端部に接続した2つの注出コックとを備えている。この飲料冷却装置では、ビア樽等の飲料容器から供給された飲料を外側及び内側の各飲料冷却管内を通過させることで冷却水槽内の冷却水と熱交換をして冷却し、冷却した飲料を各注出コックからグラスに注ぎ出すようにする。
特開2002−321794号公報
この飲料冷却装置は、外側飲料冷却管を冷却水槽に取り付けるための外側冷却管取付具を外側飲料冷却管の周方向に少なくとも2つ以上備えている。外側冷却管取付具は上下方向に延びる一対のステンレス鋼板を外側飲料冷却管の外側及び内側から挟んだ状態で上下部を溶接により固定したものであり、上縁にて外側に屈曲させた屈曲部を冷却水槽の内周壁上部にねじによって取り付けるようにしている。また、飲料冷却装置は、外側飲料冷却管の外側冷却管取付具と同様に、内側飲料冷却管を冷却水槽に取り付けるための内側冷却管取付具を内側飲料冷却管の周方向に少なくとも2つ以上備えている。内側冷却管取付具は、上下方向に延びる一対のステンレス鋼板を内側飲料冷却管の外側及び内側から挟んだ状態で上下部を溶接により固定したものであり、上縁にて外側に屈曲させた屈曲部を外側冷却管取付具にねじによって取り付けるようにしている。
従来の飲料冷却装置では、外側及び内側飲料冷却管を各冷却管取付具によって冷却水槽に取り付けるようにしており、冷却管取付具は部品点数が多く、また、冷却管取付具は鋼材のプレス加工、鋼材の溶接等の加工工数が多くてコストが高い問題があった。また、外側及び内側の冷却管取付具によって、外側及び内側飲料冷却管を互いに間隔をあけた状態で冷却水槽内に取り付けるようにできないと、冷却水が外側と内側の飲料冷却管の間を通過できずに、各飲料冷却管を通過する飲料を効率よく冷却することができない問題があった。本発明は、螺旋の半径方向にて外側と内側とで複数の飲料冷却管を備えた飲料冷却装置において、内側の飲料冷却管を少ない部品点数で外側の飲料冷却管を介して冷却水槽内に容易に支持させることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、冷却水を貯える冷却水槽と、冷却水槽内に設けられた冷凍装置の蒸発管と、冷却水槽内にて螺旋状に巻回されて、支持部材によって冷却水槽内に支持された外側飲料冷却管と、冷却水槽内の外側飲料冷却管の内側にて螺旋状に巻回された内側飲料冷却管とを備えた飲料冷却装置であって、外側飲料冷却管と内側飲料冷却管との間には上側から差込可能で内側飲料冷却管を外側飲料冷却管に支持させる筒形スペーサを嵌合させたことを特徴とする飲料冷却装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料冷却装置においては、外側飲料冷却管と内側飲料冷却管との間には上側から差込可能で内側飲料冷却管を外側飲料冷却管に支持させる筒形スペーサを嵌合させたので、内側飲料冷却管は筒形スペーサによって外側飲料冷却管を介して冷却水槽に支持されるようになり、内側飲料冷却管を少ない部品点数かつ簡易な取り付け作業によって冷却水槽内に支持させることができるようになった。また、外側飲料冷却管と内側飲料冷却管との間に筒形スペーサを上側から差し込むんで嵌合させるだけで、内側飲料冷却管を螺旋の周方向の全周に亘って一定の間隔で外側飲料冷却管に対して位置決めすることができるようになった。
上記のように構成した飲料冷却装置においては、支持部材は外側飲料冷却管の外側にて外側飲料冷却管の上縁位置を含めて設けられ、筒形スペーサの上縁には外側に拡がるフランジ部を設けて、フランジ部を支持部材に当接させるようにするのが好ましい。
上記のように構成した飲料冷却装置においては、筒形スペーサの外周面には上下方向に延びる外側に突出した外側突部を周方向に複数個設け、外側突部を外側飲料冷却管の内周に当接させるのが好ましく、このようにしたときには、筒形スペーサの外周面と外側飲料冷却管の内周との間に冷却水が通過可能となり、外側飲料冷却管を通過する飲料が冷却水と熱交換するときの冷却効率の低下を抑制することができるようになった。
上記のように構成した飲料冷却装置においては、筒形スペーサの内周面には上下方向に延びる中心側に突出した内側突部を周方向に複数個設け、内側突部を内側飲料冷却管の外周に当接させるのが好ましく、このようにしたときには、筒形スペーサの内周面と内側飲料冷却管の外周との間に冷却水が通過可能となり、内側飲料冷却管を通過する飲料が冷却水と熱交換するときの冷却効率の低下を抑制することができるようになった。
上記のように構成した飲料冷却装置においては、冷却水槽内には内側飲料冷却管の内側に冷却水を撹拌する撹拌羽根をさらに備え、筒形スペーサには外側飲料冷却管の外側の冷却水を内側飲料冷却管の内側に導く開口部を形成するのが好ましく、このようにしたときには、冷却水槽内の冷却水は撹拌羽根の撹拌によって生じる水流によって外側飲料冷却管の外側から開口部を通って内側飲料冷却管の内側に流入することになり、外側及び内側飲料冷却管を通過する飲料を外側及び内側飲料冷却管の外側と内側とを循環する冷却水によって効率よく冷却することが可能となった。
上記のように構成した飲料冷却装置においては、筒形スペーサは外側飲料冷却管の内周上部と内側飲料冷却管の外周上部との間に嵌合させた上側スペーサと、外側飲料冷却管の内周下部と内側飲料冷却管の外周下部との間に嵌合させた下側スペーサとを備えるようにしてもよい。
本発明による飲料冷却装置の一実施形態の前後方向に沿った縦方向断面図である。 図1のA−A線に沿った一部拡大断面図である。 筒形ホルダの斜視図である。 内側飲料冷却管の粗巻き部と筒形スペーサとを示す縦方向断面図(a)であり、(a)にて粗巻き部の間隔を保持する保持具を取り付けた縦方向断面図(b)である。 筒形スペーサが上側スペーサと下側スペーサとからようにした他の実施形態の飲料冷却装置の図1に相当する縦方向断面図である。
以下に、本発明による飲料冷却装置の一実施形態を図面を参照して説明する。図1に示したように、本発明に係る飲料冷却装置10は、ハウジング11内の前部に冷却水を貯える冷却水槽20と、後部の機械室12に冷却水槽20内の冷却水を冷却する冷凍装置30とを備えている。
図1及び図2に示したように、冷却水槽20は冷却水を貯えるものであり、冷却水槽20の外周には断熱材21が設けられている。冷却水槽20内には後述する冷凍装置30の蒸発管34が設けられており、蒸発管34は冷却水槽20の内周面に沿って螺旋状に巻回されている。また、冷却水槽20内には蒸発管34の内側にて円形の螺旋状に巻回された外側飲料冷却管22と、外側飲料冷却管22の内側にて円形の螺旋状に巻回された内側飲料冷却管23とが設けられている。外側及び内側飲料冷却管22,23は内部を通過する飲料を冷却水槽20内の冷却水と熱交換することで冷却するものである。外側及び内側飲料冷却管22,23の各導入端部には図示しないビア樽等の飲料容器が接続され、各導出端部には冷却水槽20の前面上部に固定した注出コック24,24が接続されている。なお、蒸発管34、外側及び内側飲料冷却管22,23は冷却水槽20の高さ方向が螺旋の進行方向となるように螺旋状に巻回されている。
図1に示したように、冷却水槽20には撹拌装置25が設けられている。撹拌装置25は、冷却水槽20の上縁の前後方向の中間部から後部を覆うようにして左右両縁部に架設した支持板25aの上面に撹拌モータ25bを備えている。撹拌モータ25bにより回転する回転軸25cは支持板25aを貫通して螺旋状に巻回された内側飲料冷却管23の内側に延び、先端には冷却水を撹拌する撹拌羽根25dが固定されている。撹拌モータ25bにより回転軸25cを回転させると、回転軸25cの先端部の撹拌羽根25dが冷却水槽20内の冷却水を撹拌する。
図1に示したように、冷凍装置30は、冷媒を圧縮する圧縮機31と、圧縮した冷媒ガスを冷却ファン32aにより冷却して液化させる凝縮器32と、液化冷媒を膨張させるキャピラリチューブ33と、冷却水槽20の内周面に巻回されて膨張させた液化冷媒を気化させて冷却水を冷却する蒸発管34とからなり、これらを連結して冷媒が循環する冷媒回路を構成している。冷凍装置30は、冷媒回路の冷媒を循環させることにより、冷却水槽20内にて蒸発管34の周囲の冷却水を冷却し、蒸発管34の周囲に所定の厚みの氷層を形成している。
図1及び図2に示したように、冷却水槽20内には蒸発管34と外側飲料冷却管22とを支持する3つの支持ホルダ(支持部材)40が設けられている。これら支持ホルダ40は蒸発管34を所定の螺旋のピッチで保持した状態で蒸発管34を冷却水槽20内に支持するとともに、外側飲料冷却管22を上下方向及び水平方向の位置決めをして冷却水槽20内に支持している。支持ホルダ40は冷却水槽20の前壁の直後にて左右方向の中央部と、左側壁の直ぐ右側の前後方向の中央部と、右側壁の直ぐ左側の前後方向の中央部に立設している。
図1に示したように、支持ホルダ40は螺旋状に巻回した蒸発管34の内周に沿って延びる外側縦枠40aと、螺旋状に巻回した外側飲料冷却管22の外周に沿って延びる内側縦枠40bと、外側縦枠40aと内側縦枠40bとを連結する4つの横枠40cとを有した枠体形状をしている。外側縦枠40aの外側部には上下方向にて間隔を設けて複数のフック40dが多段状に形成されている。これらフック40dには蒸発管34が係合しており、螺旋状の蒸発管34はこれらフック40dによって螺旋の進行方向にて一定のピッチとなるように保持されている。
内側縦枠40bの内側(冷却水槽20の中心側)下部には外側飲料冷却管22の下端に係合して外側飲料冷却管22の上下方向及び水平方向の位置決めをする冷却管支持部40eが一体的に形成されている。冷却管支持部40eは外側飲料冷却管22の下端を支持する小さな四角形状をした小枠体部40fと、小枠体部40fの冷却水槽20の中心側から上方に突出して螺旋状の外側飲料冷却管22の内側に係合する係合突部40gとを有している。冷却管支持部40eは小枠体部40fの上面に外側飲料冷却管22を載置して上下方向の位置決めをし、係合突部40gにより外側飲料冷却管22の内側に係止して水平方向の位置決めをしている。
図1及び図2に示したように、冷却水槽20内には外側飲料冷却管22と内側飲料冷却管23との間に筒形スペーサ50が嵌合して設けられており、筒形スペーサ50は内側飲料冷却管23を外側飲料冷却管22を介して冷却水槽20内に支持するものである。筒形スペーサ50は円形の螺旋形をした外側及び内側飲料冷却管22,23の間で嵌合可能な形状として円筒形状をしており、内側飲料冷却管23の上下方向の高さと同じ高さとなっている。筒形スペーサ50の外周は外側飲料冷却管22の内周に嵌合し、筒形スペーサ50の内周は内側飲料冷却管23の外周に嵌合している。
図1〜図3(図2では一部を示している)に示したように、筒形スペーサ50の上縁には外側に広がるフランジ部51が形成されており、フランジ部51は支持ホルダ40の上縁に当接している。なお、図2に示したように、フランジ部51を支持ホルダ40の上縁にねじによって固定してもよい。
図2及び図3に示したように、筒形スペーサ50の外周面には上下方向に延びる4つ(複数)の外側突条(外側突部)52が設けられており、4つの外側突条52は筒形スペーサ50の周方向にて等間隔の位置に配置されている。外側突条52は外側飲料冷却管22の内周に係合することで、筒形スペーサ50の外周面と外側飲料冷却管22の内周との間に隙間を形成させ、冷却水が筒形スペーサ50の外周面と外側飲料冷却管22の内周との間の隙間を通過可能となっている。
図2及び図3に示したように、筒形スペーサ50の内周面には上下方向に延びる4つ(複数)の内側突条(内側突部)53が設けられており、4つの内側突条53は筒形スペーサ50の周方向にて等間隔の位置に配置されている。内側突条53は内側飲料冷却管23の外周に係合することで、筒形スペーサ50の内周面と内側飲料冷却管23の外周との間に隙間を形成させ、冷却水が筒形スペーサ50の内周面と内側飲料冷却管23の内周との間の隙間を通過可能となっている。
図1及び図3に示したように、筒形スペーサ50の周面の上部には開口部54が形成されており、開口部54は冷却水槽20内にて外側飲料冷却管22の外側の冷却水を内側飲料冷却管23の内側に導く機能を有している。特に、この実施形態の飲料冷却装置10は冷却水槽20内にて内側飲料冷却管23の内側に冷却水を撹拌する撹拌装置25の撹拌羽根25dを備えている。撹拌羽根25dは冷却水槽20内の冷却水を内側飲料冷却管23の内側にて上部から下部に流れる水流を発生させて、下部にて冷却水を内側飲料冷却管23の内側から外側飲料冷却管22の外側に流出させ、外側飲料冷却管22の外側にて下部から上部に流れる水流を発生させて、上部にて冷却水を外側飲料冷却管22の外側から内側飲料冷却管23の内側に流入させ、冷却水槽20内の冷却水を内側飲料冷却管23の内側と外側飲料冷却管22の外側とで循環させている。開口部54はこのように循環する冷却水を冷却水槽20内の上部にて外側飲料冷却管22の外側から内側飲料冷却管23の内側に流入させるためのものである。なお、冷却水槽20内の冷却水を内側飲料冷却管23の内側に流入させやすくするために、図4(a)に示したように、筒形スペーサ50の開口部54を形成した同じ高さ位置にて内側飲料冷却管23の上部に巻管のピッチを大きくした粗巻部23aを設けるのが好ましい。この場合には、図4(b)に示したように、板金部材をハット形に曲げ加工した保持具55を内側飲料冷却管23の内側から筒形スペーサ50の開口部54の上下部周縁に取り付けるようにし、内側飲料冷却管23の粗巻部23aの巻管のピッチを維持するようにするのが好ましい。
上記のように構成した飲料冷却装置10においては、外側飲料冷却管22と内側飲料冷却管23との間には筒形スペーサ50を嵌合させたので、内側飲料冷却管23は筒形スペーサ50によって外側飲料冷却管22を介して冷却水槽20に支持されることになる。このように、内側飲料冷却管23を1つの部品のように少ない部品点数で冷却水槽20内に支持させることが可能となった。また、外側飲料冷却管22と内側飲料冷却管23との間に筒形スペーサ50を嵌合させたため、内側飲料冷却管23を螺旋の周方向の全周に亘って一定の間隔で外側飲料冷却管22に対して位置決めすることができるようになった。
冷却水槽20内に内側飲料冷却管23を取り付けるときには、外側飲料冷却管22と内側飲料冷却管23とを同心的に配置し、外側飲料冷却管22と内側飲料冷却管23との間に筒形スペーサ50を上下方向から差し込んで嵌合させる。このように、筒形スペーサ50を外側飲料冷却管22と内側飲料冷却管23との間で差し込んで嵌合させるだけで、内側飲料冷却管23を外側飲料冷却管22を介して冷却水槽20内に支持させることができ、内側飲料冷却管23の取付作業を簡易とすることができた。なお、筒形スペーサ50の上縁のフランジ部51がないものであれば、外側飲料冷却管22の内側に筒形スペーサ50を上下方向から差し込んで、外側飲料冷却管22の内周に筒形スペーサ50の外周を予め嵌合させてから、筒形スペーサ50の内側に内側飲料冷却管23を上下方向から差し込んで、筒形スペーサ50の内周に内側飲料冷却管23の外周を嵌合させてもよい。また、同様に、筒形スペーサ50の上縁のフランジ部51がないものであれば、筒形スペーサ50の内側に内側飲料冷却管23を上下方向から差し込んで、筒形スペーサ50の内周に内側飲料冷却管23の外周を予め嵌合させてから、外側飲料冷却管22の内側に筒形スペーサ50を上下方向から差し込んで、外側飲料冷却管22の内周に筒形スペーサ50の外周を上下方向から嵌合させてもよい。
筒形スペーサ50の上縁には外側に拡がるフランジ部51を設けられており、フランジ部51を支持ホルダ40の上縁に支持させることで、筒形スペーサ50の上下方向の高さ位置の位置決めをすることが可能となった。
筒形スペーサ50の外周面には上下方向に延びる外側に突出した4つの外側突条52を設け、外側突条52を外側飲料冷却管22の内周に当接させた。このようにしたことで、筒形スペーサ50の外周面と外側飲料冷却管22の内周との間に冷却水が通過可能となり、外側飲料冷却管22を通過する飲料が冷却水と熱交換するときの冷却効率の低下を抑制することができるようになった。なお、外側突条52を筒形スペーサ50の周方向に4箇所設けるようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、筒形スペーサ50の周方向に2箇所以上に設けるようにしたものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
筒形スペーサ50の内周面には上下方向に延びる中心側に突出した4つの内側突条53を設け、内側突条53を内側飲料冷却管23の外周に当接させた。このようにしたことで、筒形スペーサ50の内周面と内側飲料冷却管23の外周との間に冷却水が通過可能となり、内側飲料冷却管23を通過する飲料が冷却水と熱交換するときの冷却効率の低下を抑制することができるようになった。なお、内側突条53を筒形スペーサ50の周方向に4箇所設けるようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、筒形スペーサ50の周方向に2箇所以上に設けるようにしたものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。また、外側または内側飲料冷却管22,23を通過する飲料の冷却効率が若干低下するが、筒形スペーサ50の外周面に設けた外側突条52と内周面に設けた内側突条53との一方だけにしたものであってもよい。
筒形スペーサ50には外側飲料冷却管22の外側の冷却水を内側飲料冷却管23の内側に導く開口部54が形成されている。冷却水槽20内の冷却水は撹拌羽根25dの撹拌によって生じる水流によって外側飲料冷却管22の外側から開口部54を通って内側飲料冷却管23の内側に流入する。このように、筒形スペーサ50に開口部54を形成したことで、冷却水槽20内の冷却水は外側飲料冷却管22の外側と内側飲料冷却管23の内側とで循環しやすくなり、外側及び内側飲料冷却管22,23を通過する飲料を冷却水槽20内にて外側及び内側飲料冷却管22,23の外側と内側とを循環する冷却水によって効率よく冷却することが可能となった。なお、この実施形態では開口部54を筒形スペーサ50の上部に形成したが、本発明はこれに限られるものでなく、上下方向の中間部または下部に形成したものであってもよい。
上述した実施形態の飲料冷却装置10は、筒形スペーサ50は内側飲料冷却管23の上下方向の高さと略同じ高さとしたが、図5に示した他の実施形態の飲料冷却装置10では、筒形スペーサ50は外側飲料冷却管22の内周上部と内側飲料冷却管23の外周上部との間に嵌合させた上側スペーサ50aと、外側飲料冷却管22の内周下部と内側飲料冷却管23の外周下部との間に嵌合させた下側スペーサ50bとを備えるようにしたものであってもよい。
この実施形態の筒形スペーサ50は円筒形をしたものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、外側及び内側飲料冷却管22,23の形状に応じた形状とすることも可能である。具体的には、外側及び内側飲料冷却管22,23が例えば多角形(正三角形、正方形、正五角形または正六角形・・・のように正多角形が特に好ましい)または楕円の形状にて螺旋形状に巻回されたものであるときには、筒形スペーサ50を外側及び内側飲料冷却管22,23の形状に応じた多角形または楕円形の筒形とすればよい。
上記の実施形態の支持ホルダ40は蒸発管34と外側飲料冷却管22の両方を冷却水槽20内に支持させるものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、支持ホルダ(支持部材)40は外側飲料冷却管22だけを冷却水槽20内に支持させるものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
10…飲料冷却装置、20…冷却水槽、22…外側飲料冷却管、23…内側飲料冷却管、24d…撹拌羽根、30…冷凍装置、34…蒸発管、40…支持部材(支持ホルダ)、50…筒形ホルダ、50a…上側スペーサ、50b…下側スペーサ、51…フランジ部、52…外側突部(外側突条)、53…内側突部(内側突条)、54…開口部。

Claims (6)

  1. 冷却水を貯える冷却水槽と、
    前記冷却水槽内に設けられた冷凍装置の蒸発管と、
    前記冷却水槽内にて螺旋状に巻回されて、支持部材によって前記冷却水槽内に支持された外側飲料冷却管と、
    前記冷却水槽内の前記外側飲料冷却管の内側にて螺旋状に巻回された内側飲料冷却管とを備えた飲料冷却装置であって、
    前記外側飲料冷却管と前記内側飲料冷却管との間には上側から差込可能で前記内側飲料冷却管を前記外側飲料冷却管に支持させる筒形スペーサを嵌合させたことを特徴とする飲料冷却装置。
  2. 請求項1に記載の飲料冷却装置において、
    前記支持部材は前記外側飲料冷却管の外側にて前記外側飲料冷却管の上縁位置を含めて設けられ、
    前記筒形スペーサの上縁には外側に拡がるフランジ部を設けて、前記フランジ部を前記支持部材に当接させるようにしたことと特徴とする飲料冷却装置。
  3. 請求項1または2に記載の飲料冷却装置において、
    前記筒形スペーサの外周面には上下方向に延びる外側に突出した外側突部を周方向に複数個設け、前記外側突部を前記外側飲料冷却管の内周に当接させたことを特徴とする飲料冷却装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の飲料冷却装置において、
    前記筒形スペーサの内周面には上下方向に延びる中心側に突出した内側突部を周方向に複数個設け、前記内側突部を前記内側飲料冷却管の外周に当接させたことを特徴とする飲料冷却装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の飲料冷却装置において、
    前記冷却水槽内には前記内側飲料冷却管の内側に冷却水を撹拌する撹拌羽根をさらに備え、
    前記筒形スペーサには前記外側飲料冷却管の外側の冷却水を前記内側飲料冷却管の内側に導く開口部を形成したことを特徴とする飲料冷却装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の飲料冷却装置において、
    前記筒形スペーサは前記外側飲料冷却管の内周上部と前記内側飲料冷却管の外周上部との間に嵌合させた上側スペーサと、前記外側飲料冷却管の内周下部と前記内側飲料冷却管の外周下部との間に嵌合させた下側スペーサとを備えたことを特徴とする飲料冷却装置。
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