JP6342710B2 - 配管締結構造体、及び配管締結方法 - Google Patents
配管締結構造体、及び配管締結方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6342710B2 JP6342710B2 JP2014104097A JP2014104097A JP6342710B2 JP 6342710 B2 JP6342710 B2 JP 6342710B2 JP 2014104097 A JP2014104097 A JP 2014104097A JP 2014104097 A JP2014104097 A JP 2014104097A JP 6342710 B2 JP6342710 B2 JP 6342710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washer
- pipe
- bolt
- support member
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
上記柱状部材は、丸棒、あるいは角棒などとすることができる。
上記略門型形状は、軸方向視において支持部材側が開口した略U字状、あるいは支持部材側が開口した略コ字状などとすることができる。
上記第1座金、及び第2座金は、平座金、バネ座金、角座金、あるいはこれらを組み合わせた座金などとすることができる。
具体的には、囲繞部材の脚部に設けたネジ孔に対して、それぞれボルトを螺合する構成としたことにより、配管締結構造体は、適宜の呼び長さを有するボルトを用いることで、様々な厚みの支持部材に容易に対応することができる。
これに対して、配管締結構造体は、位置決め用ナットを不要にできるため、干渉等が生じることなく、外径が小径の配管を締結することができる。
従って、配管締結構造体は、囲繞部材とボルトによって、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、配管を安定して締結することができる。
具体的には、第1座金及び第2座金を備えたことにより、配管締結構造体は、支持部材の座面面積を増加することができるため、より安定した締結状態を確保することができる。
従って、配管締結構造体は、第1座金及び第2座金を備えたことにより、配管の外径に関わらず、配管をより安定して締結することができる。
具体的には、例えば、配管を鋼管で構成した場合、外気温度の変化に伴って鋼管が熱収縮するため、配管締結構造体は、鋼管の熱収縮に伴って囲繞部材と鋼管とが接触すると、囲繞部材が軸方向に引っ張られる。このため、囲繞部材の脚部やボルトの軸部に軸方向への引張荷重が作用して、脚部の破損やボルトの緩みが生じるおそれがある。
従って、配管締結構造体は、自己潤滑性を有する樹脂部材を備えたことにより、囲繞部材、及び配管の損傷やボルトの緩みをより確実に防止することができる。
上記絶縁皮膜は、絶縁性を有するフッ素系樹脂などの合成樹脂であって、焼付けや溶射などのライニングによって形成することができる。
具体的には、配管の材質と配管締結構造体の材質とが異種金属の場合、電食に対する耐食性を確保するため、配管締結構造体は、支持部材と導通しないように絶縁性が要求されることがある。
加えて、図1中において図示を簡略化するために架台2、及び配管3の一部分のみを図示している。
配管3は、図1及び図2に示すように、前後方向Xを軸方向として、所定の内外径を有する略真円筒状の鋼管などであって、例えばガスや燃料などの流体を流通可能に形成している。
詳しくは、締結構造体4は、架台2の上面2a側において、U字状部材41、角座金42、及び台座プレート43を上方からこの順番で配置し、架台2の下面2c側において、平座金44、バネ座金45、及びボルト46を上方からこの順で配置して構成している。
U字状本体部411は、配管3の外径より僅かに大きい幅方向Yの間隔を隔てて上下方向に延びる2つの柱状部分411aと、2つの柱状部分411aにおける上端間を配管3の外周面に沿って橋架するように略半円状に湾曲した湾曲部分411bとで略U字状に形成している。
台座プレート43は、略平板状のプレート本体431と、プレート本体431の上面における幅方向Yの略中央に貼付したスライドシート432とで構成している。
バネ座金45は、ボルト46の軸部46aの挿通を許容する開口(図示省略)を有するとともに、周方向における一部が開口した平面視略円環状の座金であって、バネ鋼材で構成している。
まず、台座プレート43のボルト挿通孔43aと架台2の貫通孔2bとが連通するように、台座プレート43を架台2の上面2aに載置したのち、台座プレート43のスライドシート432に配管3を載置する。
具体的には、U字状部材41の柱状部分411aに設けたネジ孔41aに対して、それぞれボルト46を螺合する構成としたことにより、締結構造体4は、適宜の呼び長さを有するボルト46を用いることで、様々な厚みの架台2に容易に対応することができる。
これに対して、締結構造体4は、位置決め用ナットを不要にできるため、干渉等が生じることなく、外径が小径の配管3を締結することができる。
従って、締結構造体4は、U字状部材41とボルト46によって、架台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、配管3を安定して締結することができる。
従って、締結構造体4は、スライド部材412、及びスライドシート432を備えたことにより、配管3、及びU字状部材41の損傷やボルト46の緩みをより確実に防止することができる。
従って、締結構造体4は、平座金44、バネ座金45、及び角座金42を備えたことにより、配管3の外径に関わらず、配管3をより安定して締結することができる。
また、丸鋼材を曲折してU字状部材41を形成したが、これに限定せず、曲折可能であれば角材を曲接してU字状部材を形成してもよい。
また、半ネジのボルト46としたが、これに限定せず、全ネジのボルト46であってもよい。
なお、図5は実施例2の配管締結構造1における要部の部分断面図を示している。
また上述の実施例1と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
角座金521は、上述の実施例1と同様の構成のため、その詳細な説明を省略する。
絶縁シート522は、平面視において角座金521と略同等の大きさに形成した略シート状であって、PTFE材で構成している。
絶縁シート54は、プレート本体531の下面における全面と略同等の大きさで形成するとともに、絶縁性を有する略シート状であって、PTFE材、FRP材、あるいはゴムで構成している。
平座金56、及びバネ座金57は、上述した実施例1における平座金44及びバネ座金45と同様の構成のため、その詳細な説明を省略する。
絶縁皮膜58bは、PTFE材などのフッ素樹脂の薄膜であって、焼付け等のライニングによって形成している。なお、絶縁皮膜58bは、ネジ山を設けていない部分の軸径がネジ山部分の軸径と略同径となる膜厚で形成している。
具体的には、外力が加わっても撓みに難い軸部58aに絶縁皮膜58bを形成することで、絶縁皮膜58bの割れや剥離が生じ難い絶縁ボルト58を容易に構成することができる。さらに、絶縁ボルト58の軸部58aにおける絶縁皮膜58bを形成した範囲は、U字状部材51のネジ孔51aに螺合することがない。
従って、締結構造体5は、絶縁皮膜58bを形成した絶縁ボルト58によって、架台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく安定した締結状態、耐食性、及び絶縁性を確保することができる。
また、台座プレート53と絶縁シート54とを別体で構成したが、これに限定せず、台座プレート53の下面に絶縁シート54を貼付して絶縁プレートを構成してもよい。あるいは、台座プレート53の下面に絶縁性を有する絶縁被膜をライニングによって形成した絶縁プレートとしてもよい。
また、軸部58aにおけるネジ山を設けていない部分の軸径がネジ山部分の軸径と略同径となるように絶縁皮膜58bを形成したが、これに限定せず、ネジ山を設けていない部分の軸径とネジ山部分の軸径とが略同径の軸部58aにおいて、ネジ山を設けていない部分の周面に沿って絶縁皮膜58bを形成してもよい。
この発明の支持部材は、実施形態の架台2に対応し、
以下同様に、
支持部材における一方の面は、架台2の上面2aに対応し、
配管締結構造体は、締結構造体4、及び締結構造体5に対応し、
配管の軸方向は、前後方向Xに対応し、
柱状部材は、丸鋼材に対応し、
支持部材の厚み方向は、上下方向に対応し、
脚部は、柱状部分411a、及び柱状部分511aに対応し、
囲繞部材は、U字状部材41、及びU字状部材51に対応し、
ボルトは、ボルト46、及び絶縁ボルト58に対応し、
平板部材は、台座プレート43、及び台座プレート53に対応し、
自己潤滑性を有する樹脂部材は、スライド部材412、及びスライドシート432に対応し、
第1絶縁座金は、絶縁平座金55に対応し、
第2絶縁座金は、絶縁角座金52に対応し、
第1座金は、平座金44、及びバネ座金45に対応し、
第2座金は、角座金42に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2a…上面
2b…貫通孔
3…配管
4…締結構造体
5…締結構造体
41…U字状部材
41a…ネジ孔
42…角座金
43…台座プレート
43a…ボルト挿通孔
44…平座金
45…バネ座金
46…ボルト
51…U字状部材
51a…ネジ孔
52…絶縁角座金
53…台座プレート
53a…ボルト挿通孔
55…絶縁平座金
58…絶縁ボルト
58a…軸部
58b…絶縁皮膜
411a…柱状部分
412…スライド部材
432…スライドシート
511a…柱状部分
X…前後方向
Claims (4)
- 所定の厚みを有する略平板状の支持部材における一方の面に、略円筒状の配管を締結する配管締結構造体であって、
前記配管の軸方向から見た軸方向視において、前記支持部材とで前記配管を囲繞するように柱状部材を曲折して、前記支持部材の厚み方向に延びる2つの脚部を有する略門型形状に形成した囲繞部材と、
前記厚み方向に開口形成した前記支持部材の貫通孔を介して、前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する2つのボルトと、
前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、
前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する開口を有する第2座金とで構成し、
前記第2座金の開口は、前記囲繞部材の外径より小径であり、
前記第2座金に前記囲繞部材が載置された状態において、前記支持部材の前記貫通孔及び前記第2座金の前記開口を貫通した前記ボルトを、前記第2座金上に載置された前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する
配管締結構造体。 - 前記ボルトの挿通を許容する2つのボルト挿通孔を有するとともに、前記囲繞部材の脚部と前記支持部材との間に介在する略平板状の平板部材を備え、
前記囲繞部材における前記配管と対向する面、及び前記平板部材における前記配管と対向する面に、
自己潤滑性を有する樹脂部材を備えた
請求項1に記載の配管締結構造体。 - 前記第1座金は絶縁性を有する第1絶縁座金であるとともに、
前記第2座金は絶縁性を有する第2絶縁座金であり、
前記支持部材に前記配管を締結した状態において、前記ボルトにおける前記第1絶縁座金と前記第2絶縁座金との間に対応する軸部の範囲に、
絶縁性を有する絶縁皮膜を形成した
請求項1または請求項2に記載の配管締結構造体。 - 所定の厚みを有するとともに、厚み方向に開口形成した貫通孔を有する略平板状の支持部材における一方の面に、略円筒状の配管を配置する工程と、
前記配管の軸方向から見た軸方向視において、柱状部材を曲折して前記支持部材の厚み方向に延びる2つの脚部を有する略門型形状に形成した囲繞部材を、前記支持部材とで前記配管を囲繞するように前記配管に被せる工程と、
前記囲繞部材の2つの脚部に設けたネジ孔に、前記支持部材の前記貫通孔を介して、2つのボルトをそれぞれ螺合する工程とを備え、
前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、
前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する開口を有する第2座金とを備え、
前記第2座金の開口は、前記囲繞部材の外径より小径であり、
前記螺合する工程において、前記第2座金に前記囲繞部材が載置された状態で、前記支持部材の前記貫通孔及び前記第2座金の前記開口を貫通した前記ボルトを、前記第2座金上に載置された前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する
配管締結方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014104097A JP6342710B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | 配管締結構造体、及び配管締結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014104097A JP6342710B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | 配管締結構造体、及び配管締結方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015218846A JP2015218846A (ja) | 2015-12-07 |
JP6342710B2 true JP6342710B2 (ja) | 2018-06-13 |
Family
ID=54778387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014104097A Active JP6342710B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | 配管締結構造体、及び配管締結方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6342710B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101730501B1 (ko) | 2016-11-28 | 2017-04-26 | (주)신흥이앤지 | 체험시설물의 놀이기구 지지 클램프 |
CN107228293A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-10-03 | 浙江省送变电工程公司 | 一种可调式照明投光灯固定支架 |
CN111536328B (zh) * | 2020-05-06 | 2021-11-23 | 衡阳屹顺化工有限公司 | 一种改进型连接管卡 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6336778U (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-09 | ||
JPH0448393Y2 (ja) * | 1987-05-27 | 1992-11-13 | ||
JP3536185B2 (ja) * | 1994-07-21 | 2004-06-07 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 絶縁性架管支承具 |
JP3928892B2 (ja) * | 1997-01-30 | 2007-06-13 | 紀伊生産株式会社 | Uボルト |
JP3162644U (ja) * | 2010-06-30 | 2010-09-09 | 株式会社フルサワ | 特殊用途用uボルト |
JP2014025489A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | 被固定物の固定構造及びこれに用いるuボルト |
-
2014
- 2014-05-20 JP JP2014104097A patent/JP6342710B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015218846A (ja) | 2015-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6342710B2 (ja) | 配管締結構造体、及び配管締結方法 | |
KR101811699B1 (ko) | 센서 고정 기구 | |
US20180298616A1 (en) | Baluster joint block | |
JP6564662B2 (ja) | 配管固定構造体 | |
US20140319290A1 (en) | Corrosion reducing minimum contact clamp for supporting and securing tubing | |
JP6333162B2 (ja) | 管状部材の固定構造 | |
US10197164B2 (en) | Butterfly valve | |
KR20100070785A (ko) | 배관용 방진 고무마운트 | |
JP7179467B2 (ja) | 電気絶縁プレート及びそれを用いた配管固定具 | |
JP6412408B2 (ja) | 連結治具 | |
JP7057244B2 (ja) | 管材固定具 | |
JP6537769B2 (ja) | 低温タンク | |
TW201537073A (zh) | 下段構件的固定裝置及具備該下段構件的固定裝置之流體控制裝置 | |
JP5926100B2 (ja) | 配線・配管材配設具 | |
JP2012233535A (ja) | 締付固定装置 | |
JP7179713B2 (ja) | 配管固定具及びそれに用いる取付けプレート並びに配管取付け治具 | |
CN213351562U (zh) | 一种钣金支撑管座 | |
KR20150000771U (ko) | 해양구조물의 파이프 설치 조립체 | |
JP7321887B2 (ja) | 配管固定方法 | |
WO2014193596A1 (en) | Support liner | |
JP7105141B2 (ja) | 配管継手の位置決め構造 | |
JP5770243B2 (ja) | 配線支持金具用台座具 | |
JP7254015B2 (ja) | 配管固定具及びそれに用いる取付けプレート | |
CA2994879C (en) | Fastener having a flexible sleeve for connecting a coated conduit to a fitting | |
JP2013105780A (ja) | フレーム材の固定構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180517 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6342710 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |