JP6342710B2 - 配管締結構造体、及び配管締結方法 - Google Patents

配管締結構造体、及び配管締結方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えばプラントや施設などにおいて、構造躯体や壁面に配設される配管を締結するような配管締結構造体、及び配管締結方法に関する。
プラントや船舶、あるいは工場などで使用される装置などにおいて、ガスや油などの流体を流通させる配管が、数多く配設されている。従来、このような配管を建物の構造躯体などの支持部材に対して固定する際、配管の外径に応じたUボルトを配管に覆い被せるとともに、Uボルトのネジ山部を支持部材の貫通孔に挿入したのち、ネジ山部にナットを螺合することで、Uボルトと支持部材とで配管を挟持していた(特許文献1参照)。
また、例えば、従来の配管締結構造における正面図を示す図6のように、Uボルト60におけるネジ山部61の基部側に螺合させた位置決め用ナット62によって、架台2の一方の面からUボルト60における湾曲部分の内面までの間隔が、略一定になるようにしている。これにより、ナット63の締め過ぎを防止して、Uボルト60が鋼管などで構成した配管3を過度に押圧することを防止している。さらに、絶縁性が要求されるような場合には、図6に示すように、絶縁座金64、台座プレート65、絶縁シート66、及び薄肉の絶縁スリーブ67を備えることで、Uボルト60と架台2との導通、及び台座プレート65と架台2との導通を遮断している。
ところで、このようなUボルトは、Uボルトの取付け位置を規制する位置決め用ナットの位置合わせに手間がかかるうえに、位置決め用ナットの有無や取付け位置のバラツキによって支持部材の一方の面からUボルトの湾曲部分までの間隔にバラツキが生じ易い。このため、配管の軸方向に沿って所定間隔を隔てて複数配置したUボルトで配管を締結する際、Uボルトが配管を押圧する位置、及びUボルトが配管を押圧する荷重がUボルトごとに異なり、配管に歪みが生じるなどして安定した締結状態を確保できないおそれがあった。
加えて、施工段階で支持部材の厚みが厚く変更されると、支持部材から露出するネジ山部の長さが不足するおそれがあった。このため、支持部材の厚みが変更されると、支持部材の厚みに応じてUボルトを製造し直さなければならないという問題があった。
特開2004−190815号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、安定した締結状態を確保することができる配管締結構造体、及び配管締結方法を提供することを目的とする。
この発明は、所定の厚みを有する略平板状の支持部材における一方の面に、略円筒状の配管を締結する配管締結構造体であって、前記配管の軸方向から見た軸方向視において、前記支持部材とで前記配管を囲繞するように柱状部材を曲折して、前記支持部材の厚み方向に延びる2つの脚部を有する略門型形状に形成した囲繞部材と、前記厚み方向に開口形成した前記支持部材の貫通孔を介して、前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する2つのボルトと、前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する開口を有する第2座金とで構成し、前記第2座金の開口は、前記囲繞部材の外径より小径であり、前記第2座金に前記囲繞部材が載置された状態において、前記支持部材の前記貫通孔及び前記第2座金の前記開口を貫通した前記ボルトを、前記第2座金上に載置された前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合することを特徴とする。
上記配管は、略真円筒状の配管、あるいは略楕円筒状の配管などとすることができる。
上記柱状部材は、丸棒、あるいは角棒などとすることができる。
上記略門型形状は、軸方向視において支持部材側が開口した略U字状、あるいは支持部材側が開口した略コ字状などとすることができる。
上記第1座金、及び第2座金は、平座金、バネ座金、角座金、あるいはこれらを組み合わせた座金などとすることができる。
この発明により、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、安定した締結状態を確保することができる。
具体的には、囲繞部材の脚部に設けたネジ孔に対して、それぞれボルトを螺合する構成としたことにより、配管締結構造体は、適宜の呼び長さを有するボルトを用いることで、様々な厚みの支持部材に容易に対応することができる。
すなわち、配管締結構造体は、呼び長さの異なるボルトに交換することで、支持部材における厚みの増減に容易に対応することができる。このため、配管締結構造体は、支持部材の厚みが変更された場合であっても、囲繞部材を作り直すことを不要にできる。
そして、支持部材の貫通孔にネジ山部を挿通するUボルトに対して、支持部材の貫通孔に脚部を挿入しないため、囲繞部材は、支持部材の一方の面と、厚み方向において対向する部分との間隔を略一定の間隔にすることができる。これにより、囲繞部材は、取付け位置を調整するような位置決め用ナットを用いることなく、配管と囲繞部材との隙間を安定して確保する、あるいは配管を所望する一定の荷重で押圧することができる。
このため、例えば、配管の軸方向に沿って複数配置した配管締結構造体で配管を締結する場合であっても、囲繞部材が配管を押圧する位置、及び囲繞部材が配管を押圧する荷重が、配管締結構造体ごとに略同等となり、安定した締結状態を確保することができる。
加えて、外径が小径の配管の場合、例えば位置決め用ナットを備えたUボルトで配管を締結すると、位置決め用ナットの端部と配管とが干渉して外径が小径の配管を締結できなかった。
これに対して、配管締結構造体は、位置決め用ナットを不要にできるため、干渉等が生じることなく、外径が小径の配管を締結することができる。
さらにまた、支持部材の他方の面側にボルトの頭部が露出する構成のため、配管締結構造体は、支持部材の他方の面側にネジ山部及びナットが露出するUボルトに比べて、見栄えの良い締結状態を実現することができる。
従って、配管締結構造体は、囲繞部材とボルトによって、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、配管を安定して締結することができる。
また、前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第2座金とを備えることにより、配管締結構造体は、配管の外径に関わらず、配管をより安定して締結することができる。
具体的には、第1座金及び第2座金を備えたことにより、配管締結構造体は、支持部材の座面面積を増加することができるため、より安定した締結状態を確保することができる。
さらに、位置決め用ナットの厚みに比べて第2座金の厚みを薄くできるため、外径が小径の配管を支持部材に締結する場合であっても、配管締結構造体は、第2座金と配管とが干渉することを抑制できる。
従って、配管締結構造体は、第1座金及び第2座金を備えたことにより、配管の外径に関わらず、配管をより安定して締結することができる。
この発明の態様として、前記ボルトの挿通を許容する2つのボルト挿通孔を有するとともに、前記囲繞部材の脚部と前記支持部材との間に介在する略平板状の平板部材を備え、前記囲繞部材における前記配管と対向する面、及び前記平板部材における前記配管と対向する面に、自己潤滑性を有する樹脂部材を備えることができる。
上記自己潤滑性を有する樹脂部材は、フッ素系樹脂などの低摩擦係数の合成樹脂で構成することができる。なお、自己潤滑性を有する樹脂部材は、囲繞部材及び平板部材に対して嵌合によって備える、貼付によって備える、あるいはライニングによって備えることができる。
この発明により、配管締結構造体は、囲繞部材、及び配管の損傷やボルトの緩みをより確実に防止することができる。
具体的には、例えば、配管を鋼管で構成した場合、外気温度の変化に伴って鋼管が熱収縮するため、配管締結構造体は、鋼管の熱収縮に伴って囲繞部材と鋼管とが接触すると、囲繞部材が軸方向に引っ張られる。このため、囲繞部材の脚部やボルトの軸部に軸方向への引張荷重が作用して、脚部の破損やボルトの緩みが生じるおそれがある。
そこで、囲繞部材及び平板部材に自己潤滑性を有する樹脂部材を備えたことにより、配管締結構造体は、囲繞部材が軸方向に引っ張られることなく、配管の熱収縮をスムーズに行わせることができる。このため、配管締結構造体は、引張荷重が作用することによる脚部の破損やボルトの緩みを防止することができる。
さらに、ボルト挿通孔を有する平板部材に自己潤滑性を有する樹脂部材を備えたことにより、配管締結構造体は、囲繞部材の自己潤滑性を有する樹脂部材に対する平板部材の自己潤滑性を有する樹脂部材の位置合わせを容易にすることができる。これにより、配管締結構造体は、囲繞部材の自己潤滑性を有する樹脂部材と平板部材の自己潤滑性を有する樹脂部材とを確実に対向させることができるため、配管と囲繞部材との隙間を安定して確保する、あるいは配管を一定の荷重で押圧することができる。
加えて、囲繞部材における脚部の外周面にネジ山などが無いため、配管締結構造体は、湾曲あるいは屈曲していない脚部を含む囲繞部材の広範囲に自己潤滑性を有する樹脂部材を装着することができる。これにより、例えば、外径が小径の配管であっても、配管締結構造体は、自己潤滑性を有する樹脂部材と配管との接触面積をより確実に確保することができる。
このため、配管の外径に関わらず、配管締結構造体は、配管の熱収縮によって囲繞部材、及び配管に引張荷重が加わることをより確実に防止できる。
従って、配管締結構造体は、自己潤滑性を有する樹脂部材を備えたことにより、囲繞部材、及び配管の損傷やボルトの緩みをより確実に防止することができる。
またこの発明の態様として、前記第1座金は絶縁性を有する第1絶縁座金であるとともに、前記第2座金は絶縁性を有する第2絶縁座金であり、前記支持部材に前記配管を締結した状態において、前記ボルトにおける前記第1絶縁座金と前記第2絶縁座金との間に対応する軸部の範囲に、絶縁性を有する絶縁皮膜を形成することができる。
上記第1絶縁座金、及び第2絶縁座金は、絶縁性を有する樹脂製の座金、金属製の座金における少なくとも支持部材と対向する面に絶縁性を有する絶縁シートなどを貼付した座金、あるいはライニングによって絶縁性を有する絶縁皮膜を形成した座金などとすることができる。
上記絶縁皮膜は、絶縁性を有するフッ素系樹脂などの合成樹脂であって、焼付けや溶射などのライニングによって形成することができる。
この発明により、配管締結構造体は、支支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく安定した絶縁性を確保することができる。
具体的には、配管の材質と配管締結構造体の材質とが異種金属の場合、電食に対する耐食性を確保するため、配管締結構造体は、支持部材と導通しないように絶縁性が要求されることがある。
例えば、Uボルトの場合、支持部材の貫通孔に挿入する薄肉の絶縁スリーブによって、Uボルトのネジ山部と支持部材との導通を遮断している。ところが、薄肉の絶縁スリーブでは、外力に対して撓み易いため、施工過程における貫通孔との接触や、地震等の振動による貫通孔との接触によって破損するおそれがある。
これに対して、外力が加わっても撓み難いボルトの軸部に絶縁皮膜を形成することで、絶縁皮膜の割れや剥離が生じ難い絶縁ボルトを容易に構成することができる。さらに、ボルトの軸部における絶縁皮膜を形成した範囲は、囲繞部材のネジ孔に螺合することがない。
このため、例えば、全ネジの軸部に絶縁皮膜を形成した場合であっても、絶縁皮膜は、ネジ孔への螺合に伴って剥離することがない。これにより、配管締結構造体は、締結状態、及び絶縁性を安定して確保することができる。
加えて、配管締結構造体は、第1絶縁座金及び第2絶縁座金によって支持部材の座面面積を増加することができるため、より安定した締結状態を確保することができる。
従って、配管締結構造体は、第1絶縁座金と第2絶縁座金との間における軸部に絶縁皮膜を形成したボルトによって、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく安定した締結状態、耐食性、及び絶縁性を確保することができる。
またこの発明は、所定の厚みを有するとともに、厚み方向に開口形成した貫通孔を有する略平板状の支持部材における一方の面に、略円筒状の配管を配置する工程と、前記配管の軸方向から見た軸方向視において、柱状部材を曲折して前記支持部材の厚み方向に延びる2つの脚部を有する略門型形状に形成した囲繞部材を、前記支持部材とで前記配管を囲繞するように前記配管に被せる工程と、前記囲繞部材の2つの脚部に設けたネジ孔に、前記支持部材の前記貫通孔を介して、2つのボルトをそれぞれ螺合する工程とを備え、前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する開口を有する第2座金とを備え前記第2座金の開口は、前記囲繞部材の外径より小径であり、前記螺合する工程において、前記第2座金に前記囲繞部材が載置された状態で、前記支持部材の前記貫通孔及び前記第2座金の前記開口を貫通した前記ボルトを、前記第2座金上に載置された前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する配管締結方法であることを特徴とする。
この発明により、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、配管と支持部材とを容易に締結して、安定した締結状態を確保することができる配管締結方法を提供することができる。
本発明により、支持部材における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、安定した締結状態を確保できる配管締結構造体、及び配管締結方法を提供することができる。
配管締結構造における上方からの外観を示す外観斜視図。 配管締結構造における正面視からの外観を示す正面図。 締結構造体の各構成要素における下方からの外観を示す分解斜視図。 配管締結構造の要部における幅方向の断面を示す要部断面図。 実施例2の配管締結構造における要部の幅方向断面を示す要部断面図。 従来の配管締結構造における正面視からの外観を示す正面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
なお、図1は配管締結構造1における上方からの外観斜視図を示し、図2は配管締結構造1における正面視からの正面図を示し、図3は締結構造体4の各構成要素における下方からの分解斜視図を示し、図4は配管締結構造1の要部における幅方向Yの要部断面図を示している。
また、図1中において、矢印Xは前後方向を示し(以下「前後方向X」とする)、矢印Yは幅方向を示している(以下、「幅方向Y」とする)。さらに、図1中の上側を上方とし、図1中の下側を下方とする。
加えて、図1中において図示を簡略化するために架台2、及び配管3の一部分のみを図示している。
配管締結構造1は、図1及び図2に示すように、略平板状の架台2、架台2の上面2aに配置した配管3、及び前後方向Xに所定の間隔を隔てて複数配置するとともに、架台2と配管3とを締結する締結構造体4で構成している。
架台2は、図1及び図2に示すように、上下方向に所定の厚みを有する略平板状であって、例えば、船舶の甲板などとする。この架台2には、図4に示すように、後述するボルト46の呼び径より大きい直径の貫通孔2bを上下方向に開口形成している。
なお、詳細な図示を省略するが、貫通孔2bは、幅方向Yにおいて、配管3の外径より大きい間隔を隔てた位置に2つ形成するとともに、前後方向Xに所定間隔を隔てて複数形成している。
配管3は、図1及び図2に示すように、前後方向Xを軸方向として、所定の内外径を有する略真円筒状の鋼管などであって、例えばガスや燃料などの流体を流通可能に形成している。
締結構造体4は、図2及び図3に示すように、U字状部材41、2つの角座金42、台座プレート43、2つの平座金44、2つのバネ座金45、及び2つのボルト46で構成している。
詳しくは、締結構造体4は、架台2の上面2a側において、U字状部材41、角座金42、及び台座プレート43を上方からこの順番で配置し、架台2の下面2c側において、平座金44、バネ座金45、及びボルト46を上方からこの順で配置して構成している。
U字状部材41は、図2及び図3に示すように、下方側が開口した略U字状のU字状本体部411と、U字状本体部411の内面に沿って配置したスライド部材412とで構成している。
U字状本体部411は、配管3の外径より僅かに大きい幅方向Yの間隔を隔てて上下方向に延びる2つの柱状部分411aと、2つの柱状部分411aにおける上端間を配管3の外周面に沿って橋架するように略半円状に湾曲した湾曲部分411bとで略U字状に形成している。
さらに、U字状本体部411における2つの柱状部分411aには、図3及び図4に示すように、下方からボルト46の螺合を許容するネジ孔41aをそれぞれ1つ形成している。なお、U字状本体部411は、SS材、あるいはSUS材で構成するとともに、所定の直径を有する丸鋼材を曲折して形成している。
スライド部材412は、自己潤滑性、及び可撓性を有するとともに、配管3と対向する低摩擦係数の平滑面(図示省略)を有する略柱状であって、圧縮強度の高い充填剤入りPTFE材で構成している。
このスライド部材412は、U字状本体部411における柱状部分411a及び湾曲部分411bの内面に形成した嵌合溝(図示省略)に沿って嵌合するとともに、嵌合溝をかしめることでU字状本体部411に固定している。
そして、U字状部材41は、柱状部分411aの下端から台座プレート43と対向する部分の内面までの内底高さHが、台座プレート43に配管3を載置した状態における架台2の上面2aから配管3の上端までの高さから角座金42及び台座プレート43の厚み分を減算した高さと略同等の高さとなるように形成している。
角座金42は、上下方向に所定の厚みを有するとともに、ボルト46の挿通を許容する開口(図示省略)を有する平面視略矩形の座金であって、SS材、あるいはSUS材で構成している。
台座プレート43は、略平板状のプレート本体431と、プレート本体431の上面における幅方向Yの略中央に貼付したスライドシート432とで構成している。
プレート本体431は、幅方向Yに長い略平板状であって、角座金42の開口を介してU字状部材41のネジ孔41aと連通するとともに、ボルト46の挿通を許容する2つのボルト挿通孔43aを上下方向に開口形成している。なお、プレート本体431は、SS材、あるいはSUS材で構成している。
スライドシート432は、自己潤滑性を有するとともに、配管3と対向する低摩擦係数の平滑面(図示省略)を有する略シート状であって、圧縮強度の高い充填剤入りPTFE材で構成している。
平座金44は、ボルト46の軸部46aの挿通を許容する開口(図示を省略)を有する平面視略円環状の座金であって、SS材、あるいはSUS材で構成している。
バネ座金45は、ボルト46の軸部46aの挿通を許容する開口(図示省略)を有するとともに、周方向における一部が開口した平面視略円環状の座金であって、バネ鋼材で構成している。
ボルト46は、半ネジの軸部46aを有する六角ボルトであって、SS材、あるいはSUS材で構成している。なお、ボルト46は、架台2に配管3を締結した状態において、角座金42と平座金44との間に対応する軸部46aの範囲にネジ山を設けていない構成とする。
次に、このような構成の締結構造体4を用いて、架台2に配管3を締結する配管締結方法について、詳しく説明する。
まず、台座プレート43のボルト挿通孔43aと架台2の貫通孔2bとが連通するように、台座プレート43を架台2の上面2aに載置したのち、台座プレート43のスライドシート432に配管3を載置する。
さらに、台座プレート43のボルト挿通孔43aと角座金42の開口とが連通するように、角座金42を台座プレート43に載置する。そして、上方からU字状部材41を配管3に覆い被せるようにして角座金42に載置する。
その後、架台2の下方からバネ座金45、及び平座金44を装着したボルト46を、架台2の貫通孔2bを介してU字状部材41のネジ孔41aに螺合するとともに、規定の締め付けトルクで締め付けて、配管3を架台2に締結する。
以上のような構成の締結構造体4、及び配管締結方法は、架台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、安定した締結状態を確保することができる。
具体的には、U字状部材41の柱状部分411aに設けたネジ孔41aに対して、それぞれボルト46を螺合する構成としたことにより、締結構造体4は、適宜の呼び長さを有するボルト46を用いることで、様々な厚みの架台2に容易に対応することができる。
すなわち、締結構造体4は、呼び長さの異なるボルト46に交換することで、架台2における厚みの増減に容易に対応することができる。このため、締結構造体4は、架台2の厚みが変更された場合であっても、U字状部材41を作り直すことを不要にできる。
そして、架台2の貫通孔2bにネジ山部を挿通するUボルトに対して、架台2の貫通孔2bに柱状部分411aを挿入しないため、U字状部材41は、内底高さHを略一定の高さにすることができる。これにより、U字状部材41は、取付け位置を調整するような位置決め用ナットを用いることなく、配管3とU字状部材41との隙間を安定して確保する、あるいは配管3を所望する一定の荷重で押圧することができる。
このため、前後方向Xに沿って複数配置した締結構造体4で配管3を締結する場合であっても、U字状部材41が配管3を押圧する位置、及びU字状部材41が配管3を押圧する荷重が、締結構造体4ごとに略同等となり、安定した締結状態を確保することができる。
加えて、外径が小径の配管3の場合、例えば位置決め用ナットを備えたUボルトで配管3を締結すると、位置決め用ナットの端部と配管3とが干渉して外径が小径の配管3を締結できなかった。
これに対して、締結構造体4は、位置決め用ナットを不要にできるため、干渉等が生じることなく、外径が小径の配管3を締結することができる。
さらにまた、架台2の下面2c側にボルト46の頭部が露出する構成のため、締結構造体4は、架台2の下面2c側にネジ山部及びナットが露出するUボルトに比べて、耐食性に優れ、かつ見栄えの良い締結状態を実現することができる。
従って、締結構造体4は、U字状部材41とボルト46によって、架台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、配管3を安定して締結することができる。
また、台座プレート43にスライドシート432を備えるとともに、U字状部材41にスライド部材412を備えたことにより、締結構造体4は、配管3、及びU字状部材41の損傷やボルト46の緩みをより確実に防止することができる。
具体的には、例えば、配管3を鋼管で構成した場合、外気温度の変化に伴って配管3が熱収縮するため、締結構造体4は、配管3の熱収縮に伴ってU字状部材41と配管3とが接触すると、U字状部材41が前後方向Xに引っ張られる。このため、U字状部材41の柱状部分411aやボルト46の軸部46aに前後方向Xへの引張荷重が作用して、柱状部分411aの破損やボルト46の緩みが生じるおそれがある。
そこで、U字状部材41にスライド部材412を備えるとともに、台座プレート43にスライド部材412を備えたことにより、締結構造体4は、U字状部材41が前後方向Xに引っ張られることなく、配管3の熱収縮をスムーズに行わせることができる。このため、締結構造体4は、引張荷重が作用することによる柱状部分411aの破損、あるいはボルト46の緩みを防止することができる。
さらに、ボルト挿通孔43aを有する台座プレート43にスライドシート432を備えたことにより、締結構造体4は、U字状部材41のスライド部材412に対する台座プレート43のスライドシート432の位置合わせを容易にすることができる。
これにより、締結構造体4は、U字状部材41のスライド部材412と、台座プレート43のスライドシート432とを確実に対向させることができるため、配管3とU字状部材41との隙間を安定して確保する、あるいは配管3を所望する一定の荷重で押圧することができる。
加えて、U字状部材41における柱状部分411aの外周面にネジ山などが無いため、締結構造体4は、湾曲していない柱状部分411aを含むU字状部材41の広範囲にスライド部材412を装着することができる。これにより、例えば、外径が小径の配管3であっても、締結構造体4は、スライド部材412と配管3との接触面積をより確実に確保することができる。
このため、配管3の外径に関わらず、締結構造体4は、配管3の熱収縮によって配管3、及びU字状部材41に引張荷重が加わることをより確実に防止できる。
従って、締結構造体4は、スライド部材412、及びスライドシート432を備えたことにより、配管3、及びU字状部材41の損傷やボルト46の緩みをより確実に防止することができる。
また、ボルト46及び架台2の間に介在する平座金44、及びバネ座金45と、U字状部材41及び架台2の間に介在する角座金42とを備えたことにより、締結構造体4は、配管3の外径に関わらず、配管3をより安定して締結することができる。
具体的には、平座金44、バネ座金45、及び角座金42を備えたことにより、締結構造体4は、架台2の座面面積を増加することができるため、より安定した締結状態を確保することができる。このため、締結構造体4は、ボルト46の緩みなどを防止することができる。
さらに、位置決め用ナットの厚みに比べて角座金42の厚みを薄くできるため、外径が小径の配管3を架台2に締結する場合であっても、締結構造体4は、角座金42と配管3とが干渉することを抑制できる。
従って、締結構造体4は、平座金44、バネ座金45、及び角座金42を備えたことにより、配管3の外径に関わらず、配管3をより安定して締結することができる。
また、貫通孔2bを有する架台2における上面2aに、配管3を配置する工程と、架台2とで配管3を囲繞するように配管3にU字状部材41を被せる工程と、U字状部材41のネジ孔41aに、架台2の貫通孔2bを介して、2つのボルト46をそれぞれ螺合する工程とにより、架台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく、配管3と架台2とを容易に締結して、安定した締結状態を確保することができる締結方法を提供することができる。
なお、上述の実施例1において、略真円筒状の配管3としたが、これに限定せず、略楕円筒状の配管などであってもよい。
また、丸鋼材を曲折してU字状部材41を形成したが、これに限定せず、曲折可能であれば角材を曲接してU字状部材を形成してもよい。
また、配管3を架台2に締結する囲繞部材として、略U字状に形成したU字状部材41を用いて説明したが、これに限定せず、前方視において架台2とで配管3を囲繞するような略門型形状であれば、適宜の形状としてもよい。例えば、前方視において、下方側が開口した略コ字状の囲繞部材としてもよい。
また、U字状本体411にスライド部材412を嵌合固定したU字状部材41としたが、これに限定せず、自己潤滑性を有する低摩擦係数の合成樹脂の皮膜をライニングによってU字状本体部411に形成したU字状部材41としてもよい。
また、スライドシート432を貼付した台座プレート43としたが、これに限定せず、自己潤滑性を有する低摩擦係数の合成樹脂の皮膜をライニングによってプレート本体431に形成した台座プレート43であってもよい。
また、スライド部材412、及びスライドシート432を圧縮強度の高い充填剤入りPTFE材で構成したが、これに限定せず、低摩擦係数の合成樹脂であれば適宜の合成樹脂で構成してもよい。
また、半ネジのボルト46としたが、これに限定せず、全ネジのボルト46であってもよい。
次に上述の実施例1に対して、架台2との導通を遮断する絶縁手段を備えた締結構造体5について、図5を用いて詳しく説明する。
なお、図5は実施例2の配管締結構造1における要部の部分断面図を示している。
また上述の実施例1と同じ構成は、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例2における締結構造体5は、図5に示すように、U字状部材51、絶縁角座金52、台座プレート53、絶縁シート54、絶縁平座金55、平座金56、バネ座金57、及び絶縁ボルト58で構成している。
詳しくは、締結構造体5は、架台2の上面2a側において、柱状部分511aにネジ孔51aを有するU字状部材51、絶縁角座金52、台座プレート53、及び絶縁シート54を上方からこの順番で配置し、架台2の下面2c側において、絶縁平座金55、平座金56、バネ座金57、及び絶縁ボルト58を上方からこの順番で配置して構成している。
U字状部材51は、上述の実施例1におけるU字状部材41と同様の構成であるが、実施例1における角座金42の厚さと、後述する絶縁平座金55の厚さとの差分だけ内底高さHが異なる。
絶縁角座金52は、平面視略矩形の角座金521と、角座金521の下面に貼付した絶縁性を有する絶縁シート522とで構成している。
角座金521は、上述の実施例1と同様の構成のため、その詳細な説明を省略する。
絶縁シート522は、平面視において角座金521と略同等の大きさに形成した略シート状であって、PTFE材で構成している。
台座プレート53は、絶縁ボルト58の挿通を許容するボルト挿通孔53aを上下方向に開口形成した略平板状のプレート本体531と、プレート本体531の上面における幅方向Yの略中央に貼付したスライドシート(図示省略)とで構成している。
プレート本体531、及びスライドシートは、上述の実施例1と同様の構成のため、その詳細な説明を省略する。
絶縁シート54は、プレート本体531の下面における全面と略同等の大きさで形成するとともに、絶縁性を有する略シート状であって、PTFE材、FRP材、あるいはゴムで構成している。
絶縁平座金55は、絶縁ボルト58の軸部58aの挿通を許容する開口(図示を省略)を有する平面視略円環状の座金であって、絶縁性を有するFRP材で構成している。
平座金56、及びバネ座金57は、上述した実施例1における平座金44及びバネ座金45と同様の構成のため、その詳細な説明を省略する。
絶縁ボルト58は、半ネジの軸部58aを有する六角ボルトであって、SS材、あるいはSUS材で構成している。なお、絶縁ボルト58は、架台2に配管3を締結した状態において、絶縁角座金52と絶縁平座金55との間に対応する軸部58aの範囲にネジ山を設けていない構成とする。
この絶縁ボルト58の軸部58aにおけるネジ山を設けていない部分の軸径は、ネジ山部分の軸径より小径に形成している。さらに、ネジ山を設けていない部分には、周面に沿って絶縁性を有する絶縁皮膜58bを形成している。
絶縁皮膜58bは、PTFE材などのフッ素樹脂の薄膜であって、焼付け等のライニングによって形成している。なお、絶縁膜58bは、ネジ山を設けていない部分の軸径がネジ山部分の軸径と略同径となる膜厚で形成している。
以上のような構成の締結構造体5は、台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく安定した絶縁性を確保することができる。
具体的には、外力が加わっても撓みに難い軸部58aに絶縁皮膜58bを形成することで、絶縁皮膜58bの割れや剥離が生じ難い絶縁ボルト58を容易に構成することができる。さらに、絶縁ボルト58の軸部58aにおける絶縁皮膜58bを形成した範囲は、U字状部材51のネジ孔51aに螺合することがない。
このため、例えば、全ネジの軸部58aに絶縁皮膜58bを形成した場合であっても、絶縁皮膜58bは、ネジ孔51aへの螺合に伴って剥離することがない。これにより、締結構造体5は、締結状態、及び絶縁性を安定して確保することができる。
加えて、締結構造体5は、絶縁角座金52及び絶縁平座金55によって架台2の座面面積を増加することができるため、より安定した締結状態を確保することができる。このため、締結構造体5は、絶縁ボルト58の緩みなどを防止することができる。
従って、締結構造体5は、絶縁皮膜58bを形成した絶縁ボルト58によって、架台2における厚みの増減に容易に対応できるとともに、部品点数を増加することなく安定した締結状態、耐食性、及び絶縁性を確保することができる。
なお、上述の実施例2において、角座金521の下面に絶縁シート522を貼付して絶縁角座金52を構成したが、これに限定せず、絶縁性を有する絶縁皮膜をライニングによって角座金521の下面に形成した絶縁角座金、あるいは絶縁性を有する合成樹脂で形成した絶縁角座金としてもよい。
また、台座プレート53と絶縁シート54とを別体で構成したが、これに限定せず、台座プレート53の下面に絶縁シート54を貼付して絶縁プレートを構成してもよい。あるいは、台座プレート53の下面に絶縁性を有する絶縁被膜をライニングによって形成した絶縁プレートとしてもよい。
また、U字状部材51におけるU字状本体部511に対して、絶縁性を有する絶縁皮膜をライニングによって形成してもよい。
また、軸部58におけるネジ山を設けていない部分の軸径がネジ山部分の軸径と略同径となるように絶縁膜58bを形成したが、これに限定せず、ネジ山を設けていない部分の軸径とネジ山部分の軸径とが略同径の軸部58において、ネジ山を設けていない部分の周面に沿って絶縁膜58bを形成してもよい。
また、半ネジの絶縁ボルト58としたが、これに限定せず、全ネジの絶縁ボルト58であってもよい。この際、絶縁ボルト58は、絶縁角座金52と絶縁平座金55との間に対応する軸部58aの範囲におけるネジ山を削ったのち、絶縁皮膜58bを形成する。あるいは絶縁角座金52と絶縁平座金55との間に対応する軸部58aの範囲におけるネジ山に絶縁皮膜58bを形成してもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の支持部材は、実施形態の架台2に対応し、
以下同様に、
支持部材における一方の面は、架台2の上面2aに対応し、
配管締結構造体は、締結構造体4、及び締結構造体5に対応し、
配管の軸方向は、前後方向Xに対応し、
柱状部材は、丸鋼材に対応し、
支持部材の厚み方向は、上下方向に対応し、
脚部は、柱状部分411a、及び柱状部分511aに対応し、
囲繞部材は、U字状部材41、及びU字状部材51に対応し、
ボルトは、ボルト46、及び絶縁ボルト58に対応し、
平板部材は、台座プレート43、及び台座プレート53に対応し、
自己潤滑性を有する樹脂部材は、スライド部材412、及びスライドシート432に対応し、
第1絶縁座金は、絶縁平座金55に対応し、
第2絶縁座金は、絶縁角座金52に対応し、
第1座金は、平座金44、及びバネ座金45に対応し、
第2座金は、角座金42に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…架台
2a…上面
2b…貫通孔
3…配管
4…締結構造体
5…締結構造体
41…U字状部材
41a…ネジ孔
42…角座金
43…台座プレート
43a…ボルト挿通孔
44…平座金
45…バネ座金
46…ボルト
51…U字状部材
51a…ネジ孔
52…絶縁角座金
53…台座プレート
53a…ボルト挿通孔
55…絶縁平座金
58…絶縁ボルト
58a…軸部
58b…絶縁皮膜
411a…柱状部分
412…スライド部材
432…スライドシート
511a…柱状部分
X…前後方向

Claims (4)

  1. 所定の厚みを有する略平板状の支持部材における一方の面に、略円筒状の配管を締結する配管締結構造体であって、
    前記配管の軸方向から見た軸方向視において、前記支持部材とで前記配管を囲繞するように柱状部材を曲折して、前記支持部材の厚み方向に延びる2つの脚部を有する略門型形状に形成した囲繞部材と、
    前記厚み方向に開口形成した前記支持部材の貫通孔を介して、前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する2つのボルトと、
    前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、
    前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する開口を有する第2座金とで構成し、
    前記第2座金の開口は、前記囲繞部材の外径より小径であり、
    前記第2座金に前記囲繞部材が載置された状態において、前記支持部材の前記貫通孔及び前記第2座金の前記開口を貫通した前記ボルトを、前記第2座金上に載置された前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する
    配管締結構造体。
  2. 前記ボルトの挿通を許容する2つのボルト挿通孔を有するとともに、前記囲繞部材の脚部と前記支持部材との間に介在する略平板状の平板部材を備え、
    前記囲繞部材における前記配管と対向する面、及び前記平板部材における前記配管と対向する面に、
    自己潤滑性を有する樹脂部材を備えた
    請求項1に記載の配管締結構造体。
  3. 前記第1座金は絶縁性を有する第1絶縁座金であるとともに、
    前記第2座金は絶縁性を有する第2絶縁座金であり、
    前記支持部材に前記配管を締結した状態において、前記ボルトにおける前記第1絶縁座金と前記第2絶縁座金との間に対応する軸部の範囲に、
    絶縁性を有する絶縁皮膜を形成した
    請求項1または請求項2に記載の配管締結構造体。
  4. 所定の厚みを有するとともに、厚み方向に開口形成した貫通孔を有する略平板状の支持部材における一方の面に、略円筒状の配管を配置する工程と、
    前記配管の軸方向から見た軸方向視において、柱状部材を曲折して前記支持部材の厚み方向に延びる2つの脚部を有する略門型形状に形成した囲繞部材を、前記支持部材とで前記配管を囲繞するように前記配管に被せる工程と、
    前記囲繞部材の2つの脚部に設けたネジ孔に、前記支持部材の前記貫通孔を介して、2つのボルトをそれぞれ螺合する工程とを備え
    前記ボルト及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する第1座金と、
    前記囲繞部材及び前記支持部材の間に介在するとともに、前記ボルトの挿通を許容する開口を有する第2座金とを備え
    前記第2座金の開口は、前記囲繞部材の外径より小径であり、
    前記螺合する工程において、前記第2座金に前記囲繞部材が載置された状態で、前記支持部材の前記貫通孔及び前記第2座金の前記開口を貫通した前記ボルトを、前記第2座金上に載置された前記囲繞部材の前記脚部に設けたネジ孔に螺合する
    配管締結方法。
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