本発明の実施例は、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができる、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法、並びに装置を提供し、それにより、従来技術における非互換性の問題を解決する。
本発明の実施例の第1の態様は、高次変調及び低次変調に対応している基地局により使用される伝送方法であって、前記高次変調が256直交振幅変調QAMを含み、前記低次変調が64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、前記基地局が前記高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶し、当該方法が、前記基地局により、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信するステップであって、前記ユーザ装置が高次変調をサポートすること又は低次変調をサポートすることを示すために前記能力レベル情報が使用される、ステップと、前記基地局により、前記ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルを前記ユーザ装置により送信された前記能力レベル情報に従って判定するステップであって、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブル又は前記第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップと、前記基地局により、変調及び符号化スキームインデックスを前記変調マッピングテーブルに従って判定するステップであって、前記変調及び符号化スキームインデックスが変調及び符号化スキームを判定するために前記ユーザ装置により使用される、ステップと、前記基地局により、前記変調及び符号化スキームインデックスを前記ユーザ装置に送信するステップとを含む、方法を提供する。
本発明の実施例の第1の態様の第1の可能な実施方法において、前記基地局により、前記ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルを前記ユーザ装置により送信された前記能力レベル情報に従って判定する前記ステップは、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすることを前記能力レベル情報が示す場合に、前記基地局により、前記変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
本発明の実施例の第1の態様の第2の可能な実施方法において、前記基地局により、前記ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルを前記ユーザ装置により送信された前記能力レベル情報に従って判定する前記ステップは、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすることを前記能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい場合に、前記基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすることを前記能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、前記基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
本発明の実施例の第1の態様、又は第1の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第1の態様の第3の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、当該方法は、前記基地局により、前記ユーザ装置により報告されたチャネル品質情報を受信するステップであって、前記チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ステップと、前記基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定するステップとを更に含む。
本発明の実施例の第1の態様の第3の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第1の態様の第4の可能な実施方法において、前記基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定する前記ステップは、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、前記基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが前記第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の低次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい場合に、前記基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
本発明の実施例の第1の態様の第4の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第1の態様の第5の可能な実施方法において、当該方法は、前記基地局により、第1の更新情報を前記ユーザ装置に送信するステップであって、前記第1の更新情報が第2の変調マッピングテーブルを更新するように前記ユーザ装置に指示するために使用され、前記第2の変調マッピングテーブルが、前記基地局と通信するために使用されるとともに、前記第2の高次変調マッピングテーブル又は前記第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップを更に含む。
本発明の実施例の第1の態様、又は第1の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第1の態様の第6の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、当該方法は、前記基地局により、前記ユーザ装置により送信された第2の更新情報を受信するステップであって、第2の更新情報が前記第1の変調マッピングテーブルを更新するように前記基地局に指示するために使用される、ステップを更に含む。
本発明の実施例の第1の態様の第5から第6の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第1の態様の第7の可能な実施方法において、前記第1の更新情報又は前記第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
本発明の実施例の第1の態様の第5から第6の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第1の態様の第8の可能な実施方法において、前記第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明の実施例の第2の態様は、ユーザ装置により使用される伝送方法であって、前記ユーザ装置により、能力レベル情報を基地局に送信するステップであって、前記ユーザ装置が高次変調又は低次変調をサポートすることを示すために前記能力レベル情報が使用され、前記高次変調が256直交振幅変調QAMを含み、前記低次変調が64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、前記基地局が前記高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップと、前記ユーザ装置により、前記基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信するステップであって、前記変調及び符号化スキームインデックスが第1の変調マッピングテーブルに従って前記基地局により判定され、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブル又は前記第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップと、前記ユーザ装置により、前記基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、前記第2の変調マッピングテーブルと前記変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定するステップであって、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブル又は前記第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップとを含む、方法を提供する。
本発明の実施例の第2の態様の第1の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記ユーザ装置により、前記基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定する前記ステップは、前記ユーザ装置により、デフォルト設定で前記第2の高次変調マッピングテーブルを前記第2の変調マッピングテーブルとして使用するステップを含む。
本発明の実施例の第2の態様の第2の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記ユーザ装置により、前記基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定する前記ステップは、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい場合に、前記ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、前記ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップを含む。
本発明の実施例の第2の態様、又は第2の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第2の態様の第3の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、当該方法は、前記ユーザ装置により、チャネル品質情報を前記基地局に送信するステップであって、前記チャネル品質情報が前記第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを判定するために前記基地局により使用されるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ステップを更に含む。
本発明の実施例の第2の態様の第3の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第2の態様の第4の可能な実施方法において、当該方法は、前記ユーザ装置により、前記基地局により送信された第1の更新情報を受信するとともに、前記第1の更新情報に従って前記第2の変調マッピングテーブルを更新するステップを更に含む。
本発明の実施例の第2の態様、又は第2の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第2の態様の第5の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、当該方法は、前記ユーザ装置により、チャネル品質情報を判定するステップであって、前記チャネル品質情報がチャネル品質指標を含む、ステップと、前記ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定するステップとを更に含む。
本発明の実施例の第2の態様の第5の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第2の態様の第6の可能な実施方法において、前記ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定する前記ステップは、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、前記ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが前記第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の低次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい場合に、前記ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
本発明の実施例の第2の態様の第6の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第2の態様の第7の可能な実施方法において、当該方法は、前記ユーザ装置により、第2の更新情報を前記基地局に送信するステップであって、前記第2の更新情報が前記第1の変調マッピングテーブルを更新するように前記基地局に指示するために使用される、ステップを更に含む。
本発明の実施例の第2の態様の第4の可能な実施方法、又は第2の態様の第7の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第2の態様の第8の可能な実施方法において、前記第1の更新情報又は前記第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
本発明の実施例の第2の態様の第4の可能な実施方法、又は第2の態様の第7の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第2の態様の第9の可能な実施方法において、前記第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明の実施例の第3の態様は、基地局であって、高次変調が256直交振幅変調QAMを含み、低次変調が64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、当該基地局が、第1の受信ユニット、判定ユニット、第1の送信ユニット及び第1の記憶ユニットを含み、前記第1の受信ユニットが、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすること又は前記低次変調をサポートすることを示すために前記能力レベル情報が使用される、ように構成され、前記判定ユニットが、前記ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルを前記ユーザ装置により送信された前記能力レベル情報に従って判定し、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブル又は前記第1の低次変調マッピングテーブルである、ように構成され、前記判定ユニットが、変調及び符号化スキームインデックスを前記変調マッピングテーブルに従って判定し、前記変調及び符号化スキームインデックスが変調及び符号化スキームを判定するために前記ユーザ装置により使用される、ように更に構成され、第1の送信ユニットが、前記変調及び符号化スキームインデックスを前記ユーザ装置に送信するように構成され、前記第1の記憶ユニットが、前記高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶するように構成される、基地局を提供する。
本発明の実施例の第3の態様の第1の可能な実施方法において、前記判定ユニットにより、前記ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルを前記ユーザ装置により送信された前記能力レベル情報に従って判定する前記ステップは、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすることを前記能力レベル情報が示す場合に、当該基地局により、前記変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
本発明の実施例の第3の態様の第2の可能な実施方法において、前記判定ユニットにより、前記ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルを前記ユーザ装置により送信された前記能力レベル情報に従って判定する前記ステップは、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすることを前記能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい場合に、当該基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートすることを前記能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、当該基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
本発明の実施例の第3の態様、又は第3の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第3の態様の第3の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記第1の受信ユニットは、前記ユーザ装置により報告されたチャネル品質情報を受信し、前記チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ように更に構成され、前記判定ユニットは、前記第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定するように更に構成される。
本発明の実施例の第3の態様の第3の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第3の態様の第4の可能な実施方法において、前記判定ユニットにより、前記第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定する前記ステップは、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、当該基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが前記第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の低次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい場合に、当該基地局により、前記第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
本発明の実施例の第3の態様の第4の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第3の態様の第5の可能な実施方法において、前記第1の送信ユニットは、第1の更新情報を前記ユーザ装置に送信し、前記第1の更新情報が第2の変調マッピングテーブルを更新するように前記ユーザ装置に指示するために使用され、前記第2の変調マッピングテーブルが、当該基地局と通信するために使用されるとともに、前記第2の高次変調マッピングテーブル又は前記第2の低次変調マッピングテーブルである、ように更に構成される。
本発明の実施例の第3の態様、又は第3の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第3の態様の第6の可能な実施方法において、前記ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記第1の受信ユニットは、前記ユーザ装置により送信された第2の更新情報を受信し、前記第2の更新情報が前記第1の変調マッピングテーブルを更新するように前記基地局に指示するために使用される、ように更に構成される。
本発明の実施例の第3の態様の第5の可能な実施方法、又は本発明の実施例の第3の態様の第6の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第3の態様の第7の可能な実施方法において、前記第1の更新情報又は前記第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
本発明の実施例の第3の態様の第5の可能な実施方法、又は本発明の実施例の第3の態様の第6の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第3の態様の第8の可能な実施方法において、前記第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明の実施例の第4の態様は、第2の送信ユニット、第2の受信ユニット、第2の判定ユニット及び第2の記憶ユニットを含むユーザ装置であって、前記第2の送信ユニットが、能力レベル情報を基地局に送信し、当該ユーザ装置が高次変調又は低次変調をサポートすることを示すために前記能力レベル情報が使用され、前記高次変調が256直交振幅変調QAMを含み、前記低次変調が64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、前記基地局が前記高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ように構成され、前記第2の受信ユニットが、前記基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、前記変調及び符号化スキームインデックスが第1の変調マッピングテーブルに従って前記基地局により判定され、前記第1の変調マッピングテーブルが前記第1の高次変調マッピングテーブル又は前記第1の低次変調マッピングテーブルである、ように構成され、前記第2の判定ユニットが、前記基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、前記第2の変調マッピングテーブルと前記変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定するように構成され、前記第2の記憶ユニットが、前記高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブル又は前記第2の低次変調マッピングテーブルである、ように構成される、ユーザ装置を提供する。
本発明の実施例の第4の態様の第1の可能な実施方法において、当該ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記第2の判定ユニットにより、前記基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定する前記ステップは、デフォルト設定で前記第2の高次変調マッピングテーブルを前記第2の変調マッピングテーブルとして使用するステップを含む。
本発明の実施例の第4の態様の第2の可能な実施方法において、当該ユーザ装置が前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記第2の判定ユニットにより、前記基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定する前記ステップは、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい場合に、当該ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、当該ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップを含む。
本発明の実施例の第4の態様、又は第4の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第4の態様の第3の可能な実施方法において、前記第2の記憶ユニットが前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記第2の送信ユニットは、チャネル品質情報を前記基地局に送信し、前記チャネル品質情報が前記第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを判定するために前記基地局により使用されるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ように更に構成される。
本発明の実施例の第4の態様の第3の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第4の態様の第4の可能な実施方法において、前記第2の受信ユニットは、前記基地局により送信された第1の更新情報を受信するように更に構成され、当該ユーザ装置は、前記第1の更新情報に従って前記第2の変調マッピングテーブルを更新するように構成される更新ユニットを更に含む。
本発明の実施例の第4の態様、又は第4の態様の第1から第2の可能な実施方法のいずれかに関連して、本発明の実施例の第4の態様の第5の可能な実施方法において、前記第2の記憶ユニットが前記高次変調をサポートする前記第2の高次変調マッピングテーブル及び前記低次変調をサポートする前記第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、前記第2の判定ユニットは、チャネル品質情報を判定し、前記チャネル品質情報がチャネル品質指標を含むとともに、前記第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定する、ように更に構成される。
本発明の実施例の第4の態様の第5の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第4の態様の第6の可能な実施方法において、前記第2の判定ユニットにより、前記第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを前記チャネル品質情報に従って判定する前記ステップは、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、当該ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが前記第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、前記第2の変調マッピングテーブルが前記第2の低次変調マッピングテーブルであるとともに、前記チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい場合に、当該ユーザ装置により、前記第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが前記第2の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
本発明の実施例の第4の態様の第6の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第4の態様の第7の可能な実施方法において、前記第2の送信ユニットは、第2の更新情報を前記基地局に送信し、前記第2の更新情報が前記第1の変調マッピングテーブルを更新するように前記基地局に指示するために使用される、ように更に構成される。
本発明の実施例の第4の態様の第4の可能な実施方法、又は本発明の実施例の第4の態様の第7の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第4の態様の第8の可能な実施方法において、前記第1の更新情報又は前記第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
本発明の実施例の第4の態様の第4の可能な実施方法、又は本発明の実施例の第4の態様の第7の可能な実施方法に関連して、本発明の実施例の第4の態様の第9の可能な実施方法において、前記第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
前述の技術的解決法から分かり得るように、本発明の実施例では、基地局は、高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶し、基地局は、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、基地局は、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、基地局は、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは、変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用され、変調及び符号化スキームインデックスは、ユーザ装置に送信される。したがって、本発明の実施例において提供された技術的解決法によれば、基地局は、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術における基地局の非互換性の問題を克服する。
本発明の実施例におけるか又は従来技術における技術的解決法をより明確に説明するために、下記は、実施例又は従来技術を説明するために必要とされる添付図面を簡単に紹介する。明らかに、下記の説明における添付図面は本発明の単にいくつかの実施例を表すとともに、当業者は、創造的な努力なしでこれらの添付図面からさらに他の図面を導き出し得る。
本発明の実施例の目的、技術的解決法及び利点をより明確にするために、下記は、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てよりむしろ一部である。創作的な努力なしで本発明の実施例に基づいて当業者により獲得される他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
本発明の実施例は、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法、並びに装置を提供し、技術的解決法は、ネットワーク装置(基地局のような)及びユーザ装置(UE)を主として包含する。基地局は、ユーザ装置(user equipment、略して“UE”)、又は中継サイトのような別の通信サイトと通信する装置であり得る。基地局は、特定の地理的領域に通信カバレージを提供し得る。例えば、基地局は、具体的には、UMTSにおけるノードB(Node B、略して“NB”)であり得るか、又は、LTE又はLTE−Aにおける進化型NodeB(Evolutional Node B、略して“ENB”又は“eNodeB”)であり得るか、又は、アクセスサービスを提供するための無線通信ネットワークにおける別のアクセスネットワーク装置であり得るとともに、それは、本発明の実施例では限定されない。UEは、端末(terminal)、移動局(mobile station)、加入者ユニット(subscriber unit)、ステーション(station)などと言われ得る。例えば、UEは、具体的には、携帯電話(cellular phone)、携帯情報機器(personal digital assistant、略してPDA)、無線モデム(modem)、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス(handheld)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話(cordless phone)又は同様のものであり得る。下記は、eNBを説明のための一例として使用する。
本発明の実施例は、具体的な実施例を参照して下記で詳細に説明される。
本発明のこの実施例は、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法を提供する。図2において示されたように、方法における高次変調は256直交振幅変調QAMを含み、低次変調は64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、基地局は高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶し、方法は下記のステップを含む。
ステップA1:基地局が、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、ここで、能力レベル情報はユーザ装置が高次変調をサポートすること又は低次変調をサポートすることを示すために使用される。
能力レベル情報は、UEのネットワーク接続段階においてeNBに送信され得るが、しかし、この実施例は、能力レベル情報を受信する時がUEのネットワーク接続段階であることに限定せず、能力レベル情報は、別のプロセスにおいて受信され得る。
ステップA2:基地局が、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、ここで、第1の変調マッピングテーブルは第1の高次変調マッピングテーブル又は第1の低次変調マッピングテーブルである。
第1の高次変調マッピングテーブルは、基地局において記憶され、そして下記の実施例で説明される、256QAMをサポートするマッピングテーブルのことを指し得るとともに、第1の低次変調マッピングテーブルは、基地局において記憶され、そして下記の実施例で説明される、256QAMをサポートしないマッピングテーブルのことを指し得る、ということに注意が必要である。
ステップA2の具体的な実施方法は、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示す場合に、基地局により、変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップであり得る。
ステップA2の別の具体的な実施方法は、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい(又はSINRしきい値に等しい)場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップであり得る。
前述のステップA2の具体的な実施方法は、具体的な実施例を参照して下記の実施例において説明される。
ステップA3:基地局が、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用される。
eNBは、UEにより要求されたトラフィック量情報、及びUEにより報告されたCQIを取得し、UEのCQIを取得したあとで、eNBはUEのCQIを対応するSINRに変換し、そして、MCS及びSINRのテーブルに従って、MCSインデックスの値並びに変調次数とトランスポートブロックサイズインデックスの値を判定する。
ステップA4:基地局が、変調及び符号化スキームインデックスをユーザ装置に送信する。
この実施例の前述の説明を通じて、方法では、基地局は、高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶し、基地局は、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、基地局は、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、基地局は、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは、変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用され、変調及び符号化スキームインデックスは、ユーザ装置に送信される。したがって、256QAMをサポートするUEと256QAMをサポートしないUEの両方は、データ伝送を実行するために、変調及び符号化スキームインデックスを正確に判定することができる。したがって、この実施例において提供された方法では、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップA5:基地局が、ユーザ装置により報告されたチャネル品質情報を受信し、ここで、チャネル品質情報はチャネル品質指標CQIを含む。
ステップA6:基地局が、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定する。
ステップA6における、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップの実施解決法は、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい(又はチャネル品質しきい値に等しい)場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルである、ステップであり得る。
任意に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップA7:基地局が、第1の更新情報をユーザ装置に送信し、ここで、第1の更新情報は第2の変調マッピングテーブルを更新するようにユーザ装置に指示するために使用され、第2の変調マッピングテーブルは、基地局と通信するために使用されるとともに、第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップA8:基地局が、ユーザ装置により送信された第2の更新情報を受信し、ここで、第2の更新情報は第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される。
第1の更新情報又は第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
その代わりに、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明のこの実施例は、ユーザ装置により使用される伝送方法を提供する。図3において示されたように、方法は下記のステップを含む。
ステップB1:ユーザ装置が、能力レベル情報を基地局に送信し、ここで、能力レベル情報はユーザ装置が高次変調又は低次変調をサポートすることを示すために使用され、高次変調は256直交振幅変調QAMを含み、低次変調は64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、基地局は高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶する。
ステップB2:ユーザ装置が、基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは第1の変調マッピングテーブルに従って基地局により判定され、第1の変調マッピングテーブルは第1の高次変調マッピングテーブル又は第1の低次変調マッピングテーブルである。
ステップB3:ユーザ装置が、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、第2の変調マッピングテーブルと変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定する。
ユーザ装置は、高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、第2の変調マッピングテーブルは第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである。
第2の高次変調マッピングテーブルは、ユーザ装置において記憶され、そして下記の実施例で説明される、256QAMをサポートするマッピングテーブルのことを指し得るとともに、第2の低次変調マッピングテーブルは、ユーザ装置において記憶され、そして下記の実施例で説明される、256QAMをサポートしないマッピングテーブルのことを指し得る、ということに注意が必要である。
この実施例の前述の説明を通じて、方法では、ユーザ装置は、能力レベル情報を基地局に送信し、基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、そして、ユーザ装置は、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、第2の変調マッピングテーブルと変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定し、ここで、ユーザ装置は、高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、その結果、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、ユーザ装置により、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するステップは、ユーザ装置により、デフォルト設定で第2の高次変調マッピングテーブルを第2の変調マッピングテーブルとして使用するステップを含む。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、ユーザ装置により、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するステップは、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい(又はSINRしきい値に等しい)場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップを含む。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップB4:ユーザ装置が、チャネル品質情報を基地局に送信し、ここで、チャネル品質情報は第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを判定するために基地局により使用されるとともに、チャネル品質情報はチャネル品質指標CQIを含む。
任意に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップB5:ユーザ装置が、基地局により送信された第1の更新情報を受信するとともに、第1の更新情報に従って第2の変調マッピングテーブルを更新する。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップB6:ユーザ装置が、チャネル品質情報を判定し、ここで、チャネル品質情報はチャネル品質指標を含む。
ユーザ装置は、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定する。
任意に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい(又はチャネル品質しきい値に等しい)場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルである、ステップを具体的に含む。
任意に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップB7:ユーザ装置が、第2の更新情報を基地局に送信し、ここで、第2の更新情報は第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される。
第1の更新情報又は第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
その代わりに、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明のこの実施例は、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法を提供し、ここで、方法は、実施例1及び実施例2に基づいており、そして複数の装置間の対話を反映する解決法である。図4において示されたように、方法は下記のステップを含む。
ステップ101:UEが、能力レベル情報をeNBに送信し、ここで、能力レベル情報はUEが256QAMをサポートするかどうかを示す。
UEは、能力レベル情報をUEのネットワーク接続段階において送信し得るが、しかし、この実施例は、能力レベル情報を送信する時がUEのネットワーク接続段階であることに限定せず、能力レベル情報は、別のプロセスにおいて送信され得る。
ステップ102:UEが、チャネル品質情報をeNBに送信し、ここで、チャネル品質情報は具体的に言うとチャネル品質指標(CQI、Channel Quality Indicator)であり得る。
ステップ103:eNBが、UEにより送信された能力レベル情報を受信するとともに、能力レベル情報を記憶する。
ステップ104:eNBが、UEにより送信されたチャネル品質情報を受信するとともに、チャネル品質情報に従って変調次数及びTBSインデックスを判定する。
チャネル品質情報に従って変調次数及びTBSインデックスを判定するステップの具体的な動作は、eNBにより、UEにより要求されたトラフィック量情報、UEにより報告されたCQI、そしてeNBの現在のリソース状態を取得し、総合的な解析を実行したあとで、変調次数及びTBSインデックスを判定するステップであり得る。
ステップ105:eNBが、記憶された能力レベル情報並びに判定された変調次数とTBSインデックスに従って能力レベル情報に対応するマッピングテーブルを選択するとともに、変調及び符号化スキームインデックス(IMCS)を判定し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用される。能力レベル情報に対応する選択されたマッピングテーブルは、実施例1における“第1の変調マッピングテーブル”として理解され得る。
UEが256QAMをサポートしないということを、もしUEにより送信された能力レベル情報が示すならば、能力レベル情報に対応する、eNBにより選択されたマッピングテーブルは、図1において示された、従来技術におけるマッピングテーブルと同じであるマッピングテーブルのような、256QAMをサポートしないマッピングテーブルである(又は、一般的なマッピングテーブルと言われる)。
UEが256QAMをサポートするということを、もしUEにより送信された能力レベル情報が示すならば、能力レベル情報に対応する、eNBにより選択されたマッピングテーブルは、図5において示されたマッピングテーブルのような、256QAMをサポートするマッピングテーブルである(又は、高次マッピングテーブルと言われる)。図5の高次マッピングテーブルにおける変調次数番号(Modulation Order)M0、M1、・・・及びM31は、
により表された変調次数の別の表現方法である。テーブルは、下記のように理解され得る。基地局側により判定された変調次数は、QPSKであり(すなわち番号が2であり、すなわちM0が2である)、そして判定されたTBSインデックスは、0である(すなわちT0が0である)とともに、その場合に、eNBにより判定されたMCSインデックスは、図5において示されたマッピングテーブルに従って0であるか、又は、eNBにより判定されたMCSインデックスは、まだ0であるが、しかし、マッピングテーブルにおける対応する変調次数番号及びTBSインデックスは異なり、すなわちM0は8(すなわち256QAM)であり、そしてT0は1である、ということが仮定される。MCSインデックスが0である場合に、(M0、T0)は1つ又は複数の値を有することができ、同様に、MCSインデックスがiである場合に、(Mi、Ti)は1つ又は複数の値を有することができ、すなわち、eNBは、取得された(Mi、Ti)の特定の値に従って、そして図5に示されたマッピングテーブルに従ってMCSインデックスの値を判定し、ここで、iの値は(0,31)である、ように理解され得る。
さらに、図5において示されたマッピングテーブルは、理解を容易にするための単なる一例であり、本発明のこの実施例を限定することを意図していない、ということが更に理解されるべきである。
ステップ106:eNBが、判定された変調及び符号化スキームインデックスをUEに送信する。
ステップ107:UEが、変調及び符号化スキームインデックスを受信し、記憶されたマッピングテーブルと受信された変調及び符号化スキームインデックスに従って変調次数及びTBSインデックスを判定するとともに、変調及び符号化スキームを判定する。
もしUEが256QAMをサポートしないならば、eNBによりUEに対して送信された変調及び符号化スキームインデックスは、eNBに記憶された256QAMをサポートしないマッピングテーブルに従って獲得される、ということが理解されるべきである。同様に、データ伝送を実行するために、UEは、変調及び符号化スキームインデックスを受信し、変調次数及びTBSインデックスを判定するために変調及び符号化スキームインデックスをUEに記憶された256QAMをサポートしないマッピングテーブルと比較する。
もしUEが256QAMをサポートするならば、eNBによりUEに対して送信された変調及び符号化スキームインデックスは、eNBに記憶された256QAMをサポートするマッピングテーブルに従って獲得される。同様に、データ伝送を実行するために、UEは、変調及び符号化スキームインデックスを受信し、変調次数及びTBSインデックスを判定するために変調及び符号化スキームインデックスをUEに記憶された256QAMをサポートするマッピングテーブルと比較する。
さらに、もし256QAMをサポートするUEがeNBにより送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信するならば、256QAMをサポートするUEに記憶されたマッピングテーブルは、図5において示されたマッピングテーブルと同じであり得る。最も簡単な実施方法は、下記のようであり得る。図5で示されたマッピングテーブルにおいて、MCSインデックスがiである場合に、(Mi、Ti)は1つの値だけを有し、したがって、eNBにより送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信する場合に、256QAMをサポートするUEは、(Mi、Ti)の値を判定し得る。
256QAMをサポートするUEに記憶されたマッピングテーブルが図5に示され、そしてMCSインデックスがiである場合に、(Mi、Ti)は1つより多い値を有し、256QAMをサポートするUEは、MCSインデックスがiである場合に、UEにより測定されたチャネル品質情報(CQIのような)に従って(Mi、Ti)の特定の値を更に判定し得る。その原理は下記のようである。もしチャネル品質情報が比較的良いならば、特定の値は高次変調次数に対応することができ、すなわち、Miは2つの特定の値:2及び4を有し、それはそれぞれQPSK及び16QAMに対応し、もしUEの現在のチャネル品質が良いならば、UEにより選択されたMiの特定の値は4である(すなわち選択された変調及び符号化スキームが16QAMである)とともに、UEは、同じ方法を使用することによりTiの値を取得する。
この実施例の前述の説明を通じて、方法では、UEは、最初に能力レベル情報を報告し、ここで、能力レベル情報はUEが256QAMをサポートするかどうかを示し、UEは、変調次数とTBSインデックスをチャネル品質情報に従って判定するためにeNBにより使用される、チャネル品質情報を更に報告し、eNBは、能力レベル情報並びに判定された変調次数とTBSインデックスに従って能力レベル情報に対応するマッピングテーブルを選択するとともに、変調及び符号化スキームインデックスを判定する。eNBにより送信されUE側で受信された変調及び符号化スキームインデックスは、UEの能力に従ってeNBにより最終的に判定された変調及び符号化スキームインデックスであり、したがって、256QAMをサポートするUEと256QAMをサポートしないUEの両方は、データ伝送を実行するために、変調次数とTBSインデックスを正確に判定することができる。したがって、この実施例において提供された方法では、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
本発明のこの実施例は、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法を提供する。方法は、前述の実施例3において説明された方法と同様であり、この実施例において説明された256QAMをサポートするUEは、256QAMをサポートするマッピングテーブルを記憶するばかりではなく、256QAMをサポートしないマッピングテーブルを記憶する、という点で差異がある。チャネル品質が比較的悪いか、又はネットワーク側が制御を行う場合に、256QAMをサポートするUEは、同様に、データ伝送の基礎として256QAMをサポートしないマッピングテーブルを選択し得る。方法の利点は、図1及び図5に示されたように、256QAMをサポートするUEに記憶された256QAMをサポートするマッピングテーブルにおける変調及び符号化スキームインデックス(IMCS)の全体量が、256QAMをサポートしないマッピングテーブルにおける変調及び符号化スキームインデックス(IMCS)の全体量と同じであり、すなわち、2つのマッピングテーブルは同じ全体量の変調及び符号化スキームを有しており、図1及び図5を一例として使用することにより、全体量は32個である、ということである。256QAMより低いいくつかの変調スキームが256QAMをサポートするマッピングテーブルから削除されるので、256QAMをサポートするマッピングテーブル及び現存する256QAMをサポートしないマッピングテーブルは、異なるチャネル品質に対して特有であるかもしれず、同じ変調スキームに対して、異なるトランスポートブロックサイズTBSポリシーが存在する。
例えば、図1において示されたように、従来技術では、0から9の変調スキームは、QPSKを使用し、そして全体で10個のQPSKスキームがある。異なるQPSKスキームが、異なるトランスポートブロックサイズTBSに対応する。256QAMをサポートするマッピングテーブルでは、QPSKのようないくつかの現存する変調及び符号化スキームが削除されるので、256QAMが追加される。したがって、従来技術ではスケジューリングの範囲が増加し、正確なスケジューリングが実行できない。
しかしながら、本発明の実施例4は、256QAMをサポートするUEが必要以上のスケジューリングを実行し、正確なスケジューリングが実施されることができない、という問題を解決することになる。前述の問題は、256QAMをサポートしない現存するマッピングテーブルを同様にUEに記憶することにより解決される。具体的な解決法は下記のようになる。
図6において示されたように、方法は下記のステップを含む。
ステップ201:UEが、能力レベル情報をeNBに送信し、ここで、能力レベル情報はUEが256QAMをサポートするかどうかを示す。
UEは、能力レベル情報をUEのネットワーク接続段階において送信し得るが、しかし、この実施例は、能力レベル情報を送信する時がUEのネットワーク接続段階であることに限定せず、能力レベル情報は、別のプロセスにおいて送信され得る。
ステップ202:UEが、チャネル品質情報をeNBに送信し、ここで、チャネル品質情報は具体的に言うとチャネル品質指標(CQI、Channel Quality Indicator)であり得る。
ステップ203:eNBが、UEにより送信された能力レベル情報を受信するとともに、能力レベル情報を記憶する。
ステップ204:UE及びeNBが、初期の変調マッピングテーブルを判定し、ここで、eNBとUEの両方は256QAMをサポートするマッピングテーブル及び256QAMをサポートしないマッピングテーブルを含むとともに、初期の変調マッピングテーブルは256QAMをサポートするマッピングテーブル又は256QAMをサポートしないマッピングテーブルである。
ステップ204における、初期の変調マッピングテーブルを判定するステップは、具体的には、デフォルト設定で256QAMをサポートしないマッピングテーブルを使用するか、若しくはデフォルト設定で256QAMをサポートするマッピングテーブルを使用するステップであり得るか、又はネゴシエーションを通して、UE及びeNBにより、256QAMをサポートするマッピングテーブル若しくは256QAMをサポートしないマッピングテーブルが初期の変調マッピングテーブルであることを判定するステップであり得る。
ステップ205:eNBが、UEにより送信されたチャネル品質情報を受信するとともに、チャネル品質情報に従って変調次数及びTBSインデックスを判定する。
ステップ206:eNBが、記憶された能力レベル情報並びに判定された変調及び符号化スキームとTBSインデックスに従って初期の変調マッピングテーブルを選択するとともに、変調及び符号化スキームインデックス(IMCS)を判定する。
ステップ207:eNBが、判定された変調及び符号化スキームインデックスをUEに送信する。
ステップ208:UEが、変調及び符号化スキームインデックスを受信するとともに、データ伝送を実行するために、初期の変調マッピングテーブルと受信された変調及び符号化スキームインデックスに従って変調次数並びにTBSインデックスを判定する。
本発明のこの実施例で提供された方法の前述の説明を通じて、方法では、UEは、最初に能力レベル情報を報告し、ここで、能力レベル情報はUEが256QAMをサポートするかどうかを示し、UEは、変調次数とTBSインデックスをチャネル品質情報に従って判定するためにeNBにより使用される、チャネル品質情報を更に報告し、eNBは、能力レベル情報並びに判定された変調次数とTBSインデックスに従って能力レベル情報に対応するマッピングテーブルを選択するとともに、変調及び符号化スキームインデックスを判定する。eNBにより送信されUE側で受信された変調及び符号化スキームインデックスは、UEの能力に従ってeNBにより最終的に判定された変調及び符号化スキームインデックスであり、したがって、256QAMをサポートするUEと256QAMをサポートしないUEの両方は、データ伝送を実行するために、変調次数とTBSインデックスを正確に判定することができる。したがって、この実施例において提供された方法では、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
さらに、方法では、256QAMをサポートするUEは、同様に、256QAMをサポートしないマッピングテーブルを記憶し、その結果、UEは、高次変調におけるデータ伝送を実施することができるばかりでなく、正確なスケジューリングを実施することができる。
任意に、実際のアプリケーションにおいて、eNBは、チャネル品質状態、又は、無線リソースの使用条件、又は、他の要因に従って、最初に判定された変調マッピングテーブルを切り替えるように制御し得る。したがって、方法は、下記のステップを更に含み得る。
ステップ209:eNBが、256QAM変調をサポートするUEに切り替えメッセージを送信し、ここで、切り替えメッセージは実施例1において説明された“第1の更新情報”として理解され得る。
ステップ209における、eNBにより、256QAM変調をサポートするUEに切り替えメッセージを送信する具体的な実施は、eNBにより、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)メッセージを送信するステップであって、RRCメッセージがマッピングテーブルを切り替えるための命令を伝達する、ステップであることができ、具体的な動作は、2つのマッピングテーブルの間の切り替えをサポートするフィールドをRRCメッセージに追加することであり得る。説明された2つのマッピングテーブルは、256QAMをサポートするマッピングテーブル及び256QAMをサポートしないマッピングテーブルのことを指す。RRC方法を使用することによりスイッチングを行うことの利点は、現存するプロトコルが最も影響を受けないことである。
その代わりに、ステップ209における、eNBにより、256QAM変調をサポートするUEに切り替えメッセージを送信する具体的な実施は、eNBにより、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)を使用することによりダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)を送信するステップであって、2つのマッピングテーブルのうちの1つを使用するようにUEに指示するためにDCIに1ビットが加えられ得る、ステップであり得る。例えば、DCIフォーマット1(DCI format 1)及びDCIフォーマット1A(DCI format 1A)については、PUCCHフィールド(field)用のTPCコマンドに1ビットが加えられることができ、又は、DCIフォーマット2(DCI format 2)については、冗長バージョンフィールドに1ビットが加えられることができ、ここで、TPCは送信電力制御(transmit power control)の省略形であり、PUCCHは物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel)の省略形である。PDCCH方法を使用することによりスイッチングを行うことの利点は、リアルタイム性能にあり、リアルタイムの切り替えがサポートされる。
eNB側又はUE側の2つのテーブルは大きなテーブルであることができ、大きなテーブルの前半の部分は256QAMをサポートしないマッピングテーブルであり、大きなテーブルの後半の部分は256QAMをサポートするマッピングテーブルであることができる、ということが更に理解されるべきである。PDCCHペイロード制御方法が、大きなテーブルにおける256QAMをサポートするマッピング部分又は256QAMをサポートしないマッピング部分を使用するように256QAMをサポートするUEに指示するために使用される。
任意に、実際のアプリケーションにおいて、UEが高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップ210:UEが、チャネル品質情報を判定し、ここで、チャネル品質情報はチャネル品質指標を含む。
ステップ211:UEが、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定する。
ステップ211における、UEにより、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、UEにより、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい(又はチャネル品質しきい値に等しい)場合に、UEにより、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルである、ステップを具体的に含む。
ステップ212:UEが、第2の更新情報を基地局に送信し、ここで、第2の更新情報は第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される。
第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。例えば、UEは、RRC再構成要求メッセージを使用することにより、ユーザのための第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に要求し得るとともに、基地局は、基地局及びUEの変調マッピングテーブルの整合性を実現するように、最終的な変調マッピングテーブルを判定し、そしてRRC再構成完了メッセージを使用することによりUEに通知する。
無線リソース制御RRCメッセージ又は物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを使用することにより、上記で説明されたマッピングテーブルを切り替えるようにUEを制御する動作は、包括的ではないが、しかし理解を容易にするための一例である。別の具体的な切り替え動作は、本発明のこの実施例では限定されない。
本発明のこの実施例は、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法を提供するとともに、方法は、実施例4における方法と同様であり、すなわち、256QAMをサポートするUEは、256QAMをサポートするマッピングテーブル(又は、黙示的なマッピング情報と言われ、ここで、黙示的なマッピング情報は256QAMをサポートするマッピングテーブルであり得る)を含み、256QAMをサポートするUEは、同様に、256QAMをサポートしないマッピングテーブル(又は、明示的なマッピング情報と言われ、ここで、明示的なマッピング情報は256QAMをサポートしないマッピングテーブルであり得る)を含む。
実施例5と実施例4との間の差異は、この実施例では、UEは、測定を通してUEにより獲得されたCQIのようなチャネル品質情報を使用することにより、黙示的な情報を具体的に判定する、という点にある。具体的な説明は下記のとおりである。
図7において示されたように、方法は下記のステップを含む。
ステップ301:UEが、能力レベル情報をeNBに送信し、ここで、能力レベル情報はUEが256QAMをサポートするかどうかを示す。
UEは、能力レベル情報をUEのネットワーク接続段階において送信し得るが、しかし、この実施例は、能力レベル情報を送信する時がUEのネットワーク接続段階であることに限定せず、能力レベル情報は、別のプロセスにおいて送信され得る。
ステップ302:UEが、チャネル品質情報をeNBに送信し、ここで、チャネル品質情報は具体的に言うとチャネル品質指標(CQI、Channel Quality Indicator)であり得る。
ステップ303:eNBが、UEにより送信された能力レベル情報を受信するとともに、能力レベル情報を記憶する。
ステップ304:eNBが、UEにより送信されたチャネル品質情報を受信するとともに、チャネル品質情報に従って変調次数及びTBSインデックスを判定する。
チャネル品質情報に従って変調次数及びTBSインデックスを判定するステップの具体的な動作は、eNBにより、UEにより要求されたトラフィック量情報、UEにより報告されたCQI、そしてeNBの現在のリソース状態を取得し、総合的な解析を実行したあとで、変調次数及びTBSインデックスを判定するステップであり得る。
ステップ305:eNBが、記憶された能力レベル情報並びに判定された変調次数とTBSインデックスに従って能力レベル情報に対応するマッピングテーブルを選択するとともに、変調及び符号化スキームインデックス(IMCS)を判定する。
UEが256QAMをサポートしないということを、もしUEにより送信された能力レベル情報が示すならば、能力レベル情報に対応する、eNBにより選択されたマッピングテーブルは、図1において示された、従来技術におけるマッピングテーブルと同じであるマッピングテーブルのような、256QAMをサポートしないマッピングテーブルである(それは、同様に、一括して明示的なマッピング情報と言われ得る)。
UEが256QAMをサポートするということを、もしUEにより送信された能力レベル情報が示すならば、能力レベル情報に対応する、eNBにより選択されたマッピングテーブルは、図5において示されたマッピングテーブルのような、256QAMをサポートするマッピングテーブルである(それは、同様に、一括して黙示的なマッピング情報と言われ得る)。図5の高次マッピングテーブルにおける変調次数番号(Modulation Order)M0、M1、・・・及びM31は、変調次数を別々に表す。テーブルは、下記のように理解され得る。基地局側により判定された変調次数は、QPSKであり(すなわち番号が2であり、すなわちM0が2である)、そして判定されたTBSインデックスは、0である(すなわちT0が0である)とともに、その場合に、eNBにより判定されたMCSインデックスは、図5において示されたマッピングテーブルに従って0であるか、又は、eNBにより判定されたMCSインデックスは、まだ0であるが、しかし、マッピングテーブルにおける対応する変調次数番号及びTBSインデックスは異なり、すなわちM0は8(すなわち256QAM)であり、そしてT0は1である、ということが仮定される。MCSインデックスが0である場合に、(M0、T0)は1つ又は複数の値を有することができ、同様に、MCSインデックスがiである場合に、(Mi、Ti)は同様に1つ又は複数の値を有することができ、すなわち、eNBは、取得された(Mi、Ti)の特定の値に従って、そして図5に示されたマッピングテーブルに従ってMCSインデックスの値を判定し、ここで、iの値は(0,31)である、ように理解され得る。
上記で説明された黙示的なマッピング情報は、(Mi、Ti)の特定の値が明示的に獲得されず、その代わりに、UEがチャネル品質状態又は別の判定条件に従って(Mi、Ti)を正確に判定する必要がある、ように理解されることができ、したがって、このプロセスでは、(Mi、Ti)は黙示的なマッピング情報として理解されることができる。
ステップ306:判定された変調及び符号化スキームインデックスをUEに送信する。
ステップ307:UEが、変調及び符号化スキームインデックスを受信するとともに、UEが、記憶された黙示的なマッピング情報及び記憶された明示的なマッピング情報のうちの1つを測定されたチャネル品質情報に従って選択する(又は、UEが高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶し、ここで、第2の高次変調マッピングテーブルが黙示的なマッピング情報として記憶され、第2の低次変調マッピングテーブルが明示的なマッピング情報として記憶される、ということが理解され得る)。
ステップ307において、UEは、測定されたチャネル品質情報に従って黙示的なマッピング情報及び明示的なマッピング情報のうちの1つを選択することができ、具体的には、UEは、CQI、信号対雑音比、又は、チャネル品質を反映し得るパラメータの別の1つ若しくは組み合わせ(それは、一括してチャネル品質情報と言われ得る)に従って選択を実行し得る。
チャネル品質が良い品質を示すしきい値より高いことをチャネル品質情報が反映する場合に、例えば、CQIが良いチャネル品質を示すしきい値より大きい(若しくはしきい値に等しい)か、又は、信号対雑音比が良いチャネル品質を示すしきい値より大きい場合に、UEは、黙示的なマッピング情報を使用し、ここで、黙示的なマッピング情報は、具体的には、黙示的なマッピングテーブル、又は大きなテーブルに含まれる黙示的なマッピング情報であり得る。
チャネル品質が良い品質を示すしきい値より低いことをチャネル品質情報が反映する場合に、例えば、CQIが良いチャネル品質を示すしきい値より小さいか、又は、信号対雑音比が良いチャネル品質を示すしきい値より小さい場合に、UEは、明示的なマッピング情報を使用し、ここで、明示的なマッピング情報は、具体的には、明示的なマッピングテーブル、又は大きなテーブルに含まれる明示的なマッピング情報であり得るとともに、明示的なマッピング情報は、具体的には、図1において示され得る。
ステップ308:もし黙示的なマッピング情報が選択されたならば、UEが、受信された変調及び符号化スキームインデックスと黙示的なマッピング情報に従って変調次数とTBSインデックスの黙示的な情報を判定するとともに、判定された変調次数とTBSインデックスの黙示的な情報、そして測定されたチャネル品質情報に従って変調次数とTBSインデックスを判定する。
前述のステップ308の動作に対応する理解のために、一例に対して参照が行われ得る。例えば、黙示的なマッピング情報が選択される場合に、黙示的なマッピング情報は、一例として図5において示されているものを使用することができ、UEにより、受信された変調及び符号化スキームインデックスと黙示的なマッピング情報に従って変調次数とTBSインデックスの黙示的な情報を判定するステップは、もしUEにより受信された変調及び符号化スキームインデックス(IMCS)が1であるならば、図5において示された黙示的なマッピング情報に従って、変調次数とTBSインデックスの判定された黙示的な情報が(M1、T1)であるステップを具体的に含み得る。
UEにより、判定された変調次数とTBSインデックスの黙示的な情報、そして測定されたチャネル品質情報に従って変調次数とTBSインデックスを判定するステップは、判定された変調次数とTBSインデックスの黙示的な情報が(M1、T1)であること、及び測定を通してUEにより獲得されたチャネル品質情報(CQIのような)に従って、もしチャネル品質情報の明示的なチャネル品質が良いならば、UEにより、変調次数が高次であり得るとともに、大きいトランスポートブロックサイズが選択され得ることを判定し、そうでなければ、低い変調次数及び小さいトランスポートブロックサイズが選択されることを判定するステップを具体的に含み得る。図5において示される(M1、T1)の黙示的な情報については、対応して、2つの場合の値、すなわち(2、6)及び(4、9)が存在し、もし測定されたチャネル品質が第2のしきい値より大きい(又は第2のしきい値に等しい)ならば、それは、チャネル品質が良いとともに、(M1、T1)の値が(4、9)であり、すなわち選択された変調及び符号化スキームが16QAMであり、そしてトランスポートブロックサイズ(TBS)インデックスが9であることを示す。図5は、黙示的なマッピング情報の理解を容易にするための一例を示し、それは本発明のこの実施例を限定することを意図していない、ということが理解されるべきである。特に、(Mi、Ti)のような黙示的な情報は、1つ又は複数の値を有することができ、それは図5における実例の2の値に限定されない、ということが理解されるべきである。(Mi、Ti)のような黙示的な情報のさらなる値の分割は、チャネル品質の更に詳細な分割を示すとともに、対応するUEは、ピアエンドにおける正しい復調を容易にする変調及び符号化スキームを使用することによりデータを送信し得る。
ステップ309:もしUEが明示的なマッピング情報を選択したならば、UEが、受信された変調及び符号化スキームインデックスと明示的なマッピング情報に従って変調次数とTBSインデックスを判定する。
ステップ310:UEが、ステップ308又はステップ309において判定された変調次数とTBSインデックスに従ってデータ伝送を実行する。
この実施例の前述の説明を通じて、方法では、UEは、最初に能力レベル情報を報告し、ここで、能力レベル情報はUEが256QAMをサポートするかどうかを示し、UEは、変調次数とTBSインデックスをチャネル品質情報に従って判定するためにeNBにより使用される、チャネル品質情報を更に報告し、eNBは、能力レベル情報並びに判定された変調次数とTBSインデックスに従って能力レベル情報に対応するマッピングテーブルを選択するとともに、変調及び符号化スキームインデックスを判定する。eNBにより送信されUE側で受信された変調及び符号化スキームインデックスは、UEの能力に従ってeNBにより最終的に判定された変調及び符号化スキームインデックスであり、したがって、256QAMをサポートするUEと256QAMをサポートしないUEの両方は、データ伝送を実行するために、変調次数とTBSインデックスを正確に判定することができる。したがって、この実施例において提供された方法では、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
さらに、方法では、256QAMをサポートするUEは、明示的なマッピング情報及び黙示的なマッピング情報の形式で、256QAMをサポートするマッピング情報及び256QAMをサポートしないマッピング情報を記憶し、その結果、UEは、高次変調におけるデータ伝送を実施することができるばかりでなく、正確なスケジューリングを実施することができる。
さらに、UEが高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、方法は下記のステップを更に含む。
ステップ311:UEが、チャネル品質情報を送信し、ここで、チャネル品質情報はチャネル品質指標CQIを含む。
ステップ312:基地局が、ユーザ装置により報告されたチャネル品質情報を受信し、ここで、チャネル品質情報はチャネル品質指標CQIを含む。
ステップ313:基地局が、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定する。
ステップ313における、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい(又はチャネル品質しきい値に等しい)場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
ステップ314:基地局が、第1の更新情報をユーザ装置に送信し、ここで、第1の更新情報は第2の変調マッピングテーブルを更新するようにユーザ装置に指示するために使用され、第2の変調マッピングテーブルは、基地局と通信するために使用されるとともに、第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである。
第1の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達され得るか、又は、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明のこの実施例は、基地局を提供し、この実施例において、高次変調は256直交振幅変調QAMを含み、低次変調は64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含む。図8において示されたように、基地局は、第1の受信ユニット801、判定ユニット802、第1の送信ユニット803及び第1の記憶ユニット804を含み、第1の受信ユニット801は、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、ユーザ装置が高次変調をサポートすること又は低次変調をサポートすることを示すために能力レベル情報が使用される、ように構成され、判定ユニット802は、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブル又は第1の低次変調マッピングテーブルである、ように構成され、判定ユニット802は、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、変調及び符号化スキームインデックスが変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用される、ように更に構成され、第1の送信ユニット803は、変調及び符号化スキームインデックスをユーザ装置に送信するように構成され、第1の記憶ユニット804は、高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶するように構成される。
この実施例の前述の説明を通じて、基地局は、高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶し、基地局は、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、基地局は、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、基地局は、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは、変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用され、変調及び符号化スキームインデックスは、ユーザ装置に送信される。したがって、256QAMをサポートするUEと256QAMをサポートしないUEの両方は、データ伝送を実行するために、変調及び符号化スキームインデックスを正確に判定することができる。したがって、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
任意に、判定ユニットにより、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定するステップは、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示す場合に、基地局により、変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
任意に、判定ユニットにより、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定するステップは、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい(又はSINRしきい値に等しい)場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、第1の受信ユニットは、ユーザ装置により報告されたチャネル品質情報を受信し、チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ように更に構成され、判定ユニットは、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するように更に構成される。
任意に、判定ユニットにより、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい(又はチャネル品質しきい値に等しい)場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
任意に、第1の送信ユニットは、第1の更新情報をユーザ装置に送信し、第1の更新情報が第2の変調マッピングテーブルを更新するようにユーザ装置に指示するために使用され、第2の変調マッピングテーブルが、基地局と通信するために使用されるとともに、第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである、ように更に構成される。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、第1の受信ユニットは、ユーザ装置により送信された第2の更新情報を受信し、第2の更新情報が第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される、ように更に構成される。
任意に、第1の更新情報又は第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
任意に、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
この実施例において提供された基地局の詳細な説明については、方法の実施例1、実施例3、実施例4及び実施例5に対して参照が同様に行われても良く、それは、ここでは再度説明されない。
本発明のこの実施例は、ユーザ装置を提供する。図9において示されたように、ユーザ装置は、第2の送信ユニット901、第2の受信ユニット902、第2の判定ユニット903及び第2の記憶ユニット904を含み、第2の送信ユニット901は、能力レベル情報を基地局に送信し、ユーザ装置が高次変調又は低次変調をサポートすることを示すために能力レベル情報が使用され、高次変調が256直交振幅変調QAMを含み、低次変調が64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、基地局が高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ように構成され、第2の受信ユニット902は、基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、変調及び符号化スキームインデックスが第1の変調マッピングテーブルに従って基地局により判定され、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブル又は第1の低次変調マッピングテーブルである、ように構成され、第2の判定ユニット903は、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、第2の変調マッピングテーブルと変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定するように構成され、第2の記憶ユニット904は、高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである、ように構成される。
この実施例の前述の説明を通じて、ユーザ装置は、能力レベル情報を基地局に送信し、基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、そして、ユーザ装置は、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、第2の変調マッピングテーブルと変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定し、ここで、ユーザ装置は、高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、その結果、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、第2の判定ユニットにより、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するステップは、デフォルト設定で第2の高次変調マッピングテーブルを第2の変調マッピングテーブルとして使用するステップを含む。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、第2の判定ユニットにより、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するステップは、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい(又はSINRしきい値に等しい)場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップを含む。
任意に、第2の記憶ユニットが高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、第2の送信ユニットは、チャネル品質情報を基地局に送信し、チャネル品質情報が第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを判定するために基地局により使用されるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ように更に構成される。
任意に、第2の受信ユニットは、基地局により送信された第1の更新情報を受信するように更に構成され、ユーザ装置は、第1の更新情報に従って第2の変調マッピングテーブルを更新するように構成される更新ユニットを更に含む。
任意に、第2の記憶ユニットが高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、第2の判定ユニットは、チャネル品質情報を判定し、チャネル品質情報がチャネル品質指標を含むとともに、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定する、ように更に構成される。
任意に、第2の判定ユニットにより、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい(又はチャネル品質しきい値に等しい)場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
任意に、第2の送信ユニットは、第2の更新情報を基地局に送信し、第2の更新情報が第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される、ように更に構成される。
任意に、第1の更新情報又は第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
任意に、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
この実施例において提供されたユーザ装置の詳細な説明については、方法の実施例2、実施例3、実施例4及び実施例5に対して参照が同様に行われても良く、それは、ここでは再度説明されない。
本発明のこの実施例は、基地局を更に提供するとともに、概要の構造図が図10において示される。基地局は、別々にバスに接続されたメモリ40、プロセッサ41、入力装置43及び出力装置44を含む。
メモリ40は、入力装置43から入力されたデータを記憶するように構成されるとともに、プロセッサ41によりデータを処理するために必要なファイルのような情報を更に記憶し得る。
高次変調は256直交振幅変調QAMを含み、低次変調は64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含む、ということが理解されるべきである。
入力装置43は、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、ユーザ装置が高次変調をサポートすること又は低次変調をサポートすることを示すために能力レベル情報が使用される、ように構成される。
プロセッサ41は、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブル又は第1の低次変調マッピングテーブルであり、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、変調及び符号化スキームインデックスが変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用される、ように構成される。
出力装置44は、変調及び符号化スキームインデックスをユーザ装置に送信するように構成される。
メモリ40は、基地局により、高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶するように更に構成される。
この実施例の前述の説明を通じて、基地局は、高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶し、基地局は、ユーザ装置により送信された能力レベル情報を受信し、基地局は、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定し、基地局は、変調及び符号化スキームインデックスを変調マッピングテーブルに従って判定し、ここで、変調及び符号化スキームインデックスは、変調及び符号化スキームを判定するためにユーザ装置により使用され、変調及び符号化スキームインデックスは、ユーザ装置に送信される。したがって、256QAMをサポートするUEと256QAMをサポートしないUEの両方は、データ伝送を実行するために、変調及び符号化スキームインデックスを正確に判定することができる。したがって、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
任意に、プロセッサ41により、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定するステップは、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示す場合に、基地局により、変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
任意に、プロセッサ41により、ユーザ装置と通信するために使用される第1の変調マッピングテーブルをユーザ装置により送信された能力レベル情報に従って判定するステップは、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、ユーザ装置が高次変調をサポートすることを能力レベル情報が示すとともに、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップであって、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ステップを含む。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、入力装置43は、ユーザ装置により報告されたチャネル品質情報を受信し、チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ように更に構成され、プロセッサ41は、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するように更に構成される。
任意に、プロセッサ41により、第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第1の変調マッピングテーブルが第1の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい場合に、基地局により、第1の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
任意に、出力装置44は、第1の更新情報をユーザ装置に送信し、第1の更新情報が第2の変調マッピングテーブルを更新するようにユーザ装置に指示するために使用され、第2の変調マッピングテーブルが、基地局と通信するために使用されるとともに、第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである、ように更に構成される。
任意に、ユーザ装置が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、出力装置44は、ユーザ装置により送信された第2の更新情報を受信し、第2の更新情報が第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される、ように更に構成される。
任意に、第1の更新情報又は第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
任意に、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
本発明のこの実施例は、ユーザ装置を更に提供するとともに、概要の構造図が図11において示される。ユーザ装置は、別々にバスに接続されたメモリ50、プロセッサ51、入力装置53及び出力装置54を含む。
メモリ50は、入力装置53から入力されたデータを記憶するように構成されるとともに、プロセッサ51によりデータを処理するために必要なファイルのような情報を更に記憶し得る。
出力装置54は、能力レベル情報を基地局に送信し、ユーザ装置が高次変調又は低次変調をサポートすることを示すために能力レベル情報が使用され、高次変調が256直交振幅変調QAMを含み、低次変調が64QAM、16QAM及び直交位相シフトキーイングQPSKのうちの少なくとも1つを含み、基地局が高次変調をサポートする第1の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第1の低次変調マッピングテーブルを記憶する、ように構成される。
入力装置53は、基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、変調及び符号化スキームインデックスが第1の変調マッピングテーブルに従って基地局により判定され、第1の変調マッピングテーブルが第1の高次変調マッピングテーブル又は第1の低次変調マッピングテーブルである、ように構成される。
プロセッサ51は、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、第2の変調マッピングテーブルと変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定するように構成される。
メモリ50は、高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブル又は第2の低次変調マッピングテーブルである、ように構成される。
この実施例の前述の説明を通じて、ユーザ装置は、能力レベル情報を基地局に送信し、基地局により送信された変調及び符号化スキームインデックスを受信し、そして、ユーザ装置は、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するとともに、第2の変調マッピングテーブルと変調及び符号化スキームインデックスに従って変調及び符号化スキームを判定し、ここで、ユーザ装置は、高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルのうちの少なくとも1つを記憶し、その結果、eNBは、256QAM変調をサポートするUE及び256QAM変調をサポートしないUEにサービスを互換的に提供することができ、それにより、従来技術におけるeNBの非互換性の問題を克服する。
任意に、メモリ50が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、プロセッサ51により、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するステップは、デフォルト設定で第2の高次変調マッピングテーブルを第2の変調マッピングテーブルとして使用するステップを含む。
任意に、メモリ50が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、プロセッサ51により、基地局と通信するための第2の変調マッピングテーブルを判定するステップは、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より大きい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであることを判定するか、又は、信号対干渉雑音比SINRがSINRしきい値より小さい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであることを判定するステップを含む。
任意に、メモリ50が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、出力装置54は、チャネル品質情報を基地局に送信し、チャネル品質情報が第1の変調マッピングテーブルを更新するかどうかを判定するために基地局により使用されるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質指標CQIを含む、ように更に構成される。
任意に、入力装置53は、基地局により送信された第1の更新情報を受信するように更に構成され、プロセッサ51は、第1の更新情報に従って第2の変調マッピングテーブルを更新するように更に構成される。
任意に、メモリ50が高次変調をサポートする第2の高次変調マッピングテーブル及び低次変調をサポートする第2の低次変調マッピングテーブルを記憶する場合に、プロセッサ51は、チャネル品質情報を判定し、チャネル品質情報がチャネル品質指標を含むとともに、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定する、ように更に構成される。
任意に、プロセッサ51により、第2の変調マッピングテーブルを更新するかどうかをチャネル品質情報に従って判定するステップは、第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より小さい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルである、ステップか、又は、第2の変調マッピングテーブルが第2の低次変調マッピングテーブルであるとともに、チャネル品質情報がチャネル品質しきい値より大きい場合に、ユーザ装置により、第2の変調マッピングテーブルを更新することを判定するステップであって、更新された第2の変調マッピングテーブルが第2の高次変調マッピングテーブルである、ステップを含む。
任意に、出力装置54は、第2の更新情報を基地局に送信し、第2の更新情報が第1の変調マッピングテーブルを更新するように基地局に指示するために使用される、ように更に構成される。
任意に、第1の更新情報又は第2の更新情報は、無線リソース制御メッセージにより伝達される。
任意に、第1の更新情報は、物理層ダウンリンク制御チャネルを使用することにより伝送される。
前述の実施例において、各実施例の説明は、それぞれの焦点を有している、ということに注意が必要である。実施例において詳細に説明されない部分のために、他の実施例における関連の説明に対する参照が行われ得る。さらに、この明細書において、第1及び第2のような関係語は、1つのエンティティ又は動作を別のものと区別するために単に使用され、あらゆる実際の関係又は順序がこれらのエンティティ又は動作の間に存在することを、必ずしも必要とするか又は意味するとは限らない。さらに、“含む(include)”、“備える(comprise)”という用語、又は、それらのあらゆる他の変形は、非排他的含有物をカバーすることを意図しており、その結果、要素のリストを含む処理、方法、物品若しくは装置は、それらの要素を含むばかりでなく、特にリストされていない他の要素を含むか、又は、そのような処理、方法、物品若しくは装置に固有の要素を更に含む。“・・・を含む”という記述により限定された要素は、追加の制約なしで、要素を含む処理、方法、物品若しくは装置における追加の同じ要素の存在を排除しない。
当業者は、実施例における方法のステップの全部又はいくつかが、関連するハードウェアに命令するプログラムにより実施され得る、ということを理解し得る。このプログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクを含む。
上記は、本発明において提供された、高次変調及び低次変調に対応している伝送方法、並びに装置を詳細に説明する。当業者は、本発明の実施例の発想に基づいて、具体的な実施方法及び適用範囲に対して変更を加えることができる。結論として、本明細書の内容を、本発明を限定するものとして理解してはならない。