JP6341881B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、ファンの回転で吸排気される空気によって機器内部を冷却する電子機器に関する。
従来から、上記のような電子機器において、ファンの回転で発生した振動が筐体に伝達されることで、ファンを回転させている間、騒音が発生するという不具合があった。
これに対して、例えば、特許文献1に記載される電子機器では、ファンの回転に伴った騒音を低減するために、ファンモータにファンカバーを装着して筐体に取り付けている。
このファンカバーは、弾性材料で形成されてファンモータが弾性的に支持されるので、ファンモータから筐体への振動の伝達を抑制または防止することができる。
また、特許文献2には、ファンモータから筐体へ振動が伝達されるのを防止することができる取り付け具が記載されている。この取り付け具には、ファンモータの外形をなすフレームの四隅に嵌合可能な凹部が形成されている。
ファンモータは、4個の取り付け具をフレームの四隅にそれぞれ嵌合させた状態で筐体の取り付け部に挿入され、これらの取り付け具を介して筐体に固定される。これにより、取り付け具が振動を吸収して筐体への伝達が防止される。
特開2000−232276号公報 特開2001−313483号公報
特許文献1に記載されるファンカバーは、フレームの外周面を覆うようにファンモータを収容する枠体であり、この枠体の前後の開口縁部には内側に張り出した片部が形成されている。ファンカバーに収容されたファンモータは、上記片部によって前後の動きが規制されるので、ファンカバーからの脱落が防止される。
しかしながら、上記片部は、ファンカバーの開口縁部から内側に張り出しているので、ファンモータをファンカバーに取り付けるときの妨げとなる。
すなわち、ファンカバーの開口からファンモータを挿入する際に、上記片部を弾性変形させながらファンモータを押し込む必要がある。このとき、ファンモータのモータ本体部に外力を加えてしまうと、フレームに対するモータ本体部の取り付け姿勢に歪みが生じるか、あるいはモータ本体部がフレームから外れる可能性もある。
このため、ファンモータを押し込む力を、モータ本体部以外の薄いフレーム部分に印加する必要があり、取り付け作業性が悪い。
特許文献2に記載される従来の技術は、1つのファンモータに対して4個の取り付け具が必要であり、取り扱う部品の点数が常に多くなる。
また、4個の取り付け具をファンモータのフレームの四隅にそれぞれ嵌合し、この状態を保って筐体内に挿入する必要があるため、特許文献1と同様に取り付け作業性が悪い。
この発明は上記の課題を解決するもので、取り付け作業性が良好なファンカバーを使用してファンモータから筐体への振動の伝達を防止することができる電子機器を得ることを目的とする。
この発明に係る電子機器は、ファンカバーにファンモータが収容されたファンユニットを備える。ファンカバーは、ファンモータが内周に収容される弾性を有した枠体であり、枠体の対向する部分に形成された一対の切り込み部を有する。切り込み部は、切り込みが広がる方向にファンカバーが弾性的に折り曲げ変形されたときに、ファンカバーにおける切り込み部を境とした一方の部分に対してファンモータの挿入が可能な深さで形成されている。
この発明によれば、ファンカバーを折り曲げてからファンモータを挿入する簡単な作業でファンモータとファンカバーの取り付けが可能であり、取り付け作業性が向上する。
また、弾性を有したファンカバーにファンモータが収容されるので、ファンモータから筐体への振動の伝達を防止することができる。
この発明の実施の形態1に係る電子機器を示す図である。図1(a)は、電子機器の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の電子機器の分解斜視図である。 実施の形態1に係る電子機器のファンユニットを示す斜視図である。 実施の形態1に係る電子機器のファンカバーを示す斜視図である。図3(a)は、ファンカバーの開閉部を閉じた状態、図3(b)は、ファンカバーの開閉部を開けた状態を示している。 弾性ヒンジ部が形成されたファンカバーを示す斜視図である。図4(a)は、ファンカバーの開閉部を閉じた状態、図4(b)は、ファンカバーの開閉部を開けた状態を示している。 ファンカバーへのファンモータの取り付けを示す図である。 開閉部に規制片が形成されたファンカバーを示す斜視図である。 筐体内におけるファンユニットの取り付け部を示す斜視図である。 筐体内へのファンユニットの取り付けを示す図であって、図8(a)は、ファンユニットの取り付け途中の状態、図8(b)は、ファンユニットの取り付けを完了した状態を示している。 開閉部に凸部が形成されたファンカバーを示す斜視図である。 筐体内へのファンユニットの取り付けを示す図であって、図10(a)は、図9のファンカバーを有するファンユニットの取り付け途中の状態、図10(b)は、このファンユニットの取り付けを完了した状態を示している。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電子機器1を示す図であり、図1(a)は電子機器1の斜視図、図1(b)は電子機器1の分解斜視図である。なお、図1(b)において、筐体2におけるファンユニット4以外の部品の記載を省略している。
電子機器1は、例えば、車両に搭載されるナビゲーション装置などで実現される。電子機器1において、筐体2に天蓋3を組み付けて構成される空間内には、ファンユニット4が取り付けられる。
ファンユニット4には、ファンモータ5がファンカバー6に収容されており、ファンモータ5がファンを回転させることで、通風口2aから空気を吸い込み、通風口2bから空間内の熱を空気とともに排出する。ただし、電子機器1の仕様に応じて、通風口2bから空気を吸い込み、通風口2aから排出するようにファンユニット4を配置してもよい。
また、弾性を有したファンカバー6は、ファンモータ5の駆動に伴って発生した振動を吸収して筐体2への振動の伝達を防止する。
図2は電子機器1のファンユニット4を示す斜視図である。また、図3は電子機器1のファンカバー6を示す斜視図であって、図3(a)はファンカバー6の開閉部6b−2を閉じた状態、図3(b)はファンカバー6の開閉部6b−2を開けた状態を示している。
ファンユニット4は、図2に示すようにファンモータ5およびファンカバー6を備えて構成される。
ファンモータ5は、モータ本体部5aおよびフレーム5bを備える。モータ本体部5aは、モータの回転軸にファンが一体的に取り付けられ、リード線5cおよびコネクタ5dを介して電源が供給されてファンを回転させる。また、フレーム5bは、四角形の枠体で構成されており、モータ本体部5aは、フレーム5bの開口周縁部から内側に延びた支持枝によって支持される。
ファンカバー6は、図2に示すようにファンモータ5が内周に収容される枠体であり、ファンモータ5で発生した振動を吸収するようにゴム、エラストマといった弾性材料から構成される。なお、ファンカバー6は適度な弾性を有したゴム状の弾性体であればよい。
また、ファンカバー6を構成する枠体の対向する部分には、図3(a)に示すように、枠体を幅方向に切り込んで形成された一対の切り込み部6a,6aが設けられる。
ファンカバー6は、一対の切り込み部6a,6aを結んだ線によって2つの部分に分けられ、切り込み部6aを境とした一方の部分がカバー本体部6b−1であり、もう一方の部分が開閉部6b−2である。
カバー本体部6b−1は、ファンカバー6においてファンモータ5を収容保持する部分であり、図3(a)のように、四角形の枠体のほぼ3辺の部分を占めている。
すなわち、カバー本体部6b−1は、開閉部6b−2に対向する底面部6cと、開閉部6b−2と連結した側面部6e,6eとを備える。
底面部6cには、切り欠き部6c−1と凸部6dが形成されている。リード線5cは、図2に示すように切り欠き部6c−1を通してファンユニット4の外部に取り出される。
なお、凸部6dについては、図8を用いて後述する。
また、開閉部6b−2は、カバー本体部6b−1に対して開閉する部分である。
例えば、図3(a)に示す矢印Aの方向、すなわち切り込み部6aの切り込みが広がる方向にファンカバー6を弾性的に折り曲げ変形させることによって、開閉部6b−2は、図3(b)に示すように、カバー本体部6b−1に対して開いた状態となる。このとき、カバー本体部6b−1に繋がる連結部分の弾性復元力によって、開閉部6b−2は、図3(b)に示す矢印Bの方向に自然と閉じて、図3(a)のカバー本体部6b−1に対して閉じた状態に戻る。
この発明では、開閉部6b−2を開けた状態で、ファンモータ5をカバー本体部6b−1にスライド挿入して取り付ける。このため、切り込み部6aは、切り込みが広がる方向にファンカバー6を弾性的に折り曲げ変形させて開閉部6b−2を開いたときに、カバー本体部6b−1に対してファンモータ5の挿入が可能な深さで形成されている。
すなわち、切り込み部6aは、開閉部6b−2を開けたときに、ファンカバー6を構成する枠体の一つの側面部分が開く程度の深さで切り込まれている。
カバー本体部6b−1の側面部6eには、切り込み部6aの他に、テーパ部6f−1と係合凹部6f−2が形成されている。テーパ部6f−1と係合凹部6f−2については、図8を用いて後述する。また、カバー本体部6b−1には、図3(a)に示すように規制片6g,6h,6i,6jが設けられる。
規制片6gは、ファンカバー6を構成する枠体の開口縁部から内側へ張り出した片部であり、底面部6cを介して隣り合うコーナーにそれぞれ設けられる。規制片6hは、規制片6gと同様に上記枠体の開口縁部から内側へ張り出した片部であり、側面部6eに形成される。また、規制片6iは、上記と同様にファンカバー6を構成する枠体の開口縁部から内側へ張り出した片部であり、底面部6cを介して隣り合うコーナーかつ規制片6gと対向する面に形成される。規制片6jは、上記枠体の開口縁部から内側へ張り出した片部であり、側面部6eにおける、規制片6hと対向する面に形成されている。
規制片6g,6hと規制片6i,6jとは、カバー本体部6b−1の対向する面に形成されており、カバー本体部6b−1に収容されたファンモータ5のフレーム5bに対して前後から接触する。すなわち、ファンモータ5は、規制片6g,6hと規制片6i,6jによって前後から挟持されることにより、ファンカバー6を構成する枠体の開口から抜ける動きが規制される。
図4は、弾性ヒンジ部6kが形成されたファンカバー6Aを示す斜視図である。図4(a)は開閉部6b−2を閉じた状態、図4(b)は開閉部6b−2を開けた状態を示している。図5は、ファンカバー6Aへのファンモータ5の取り付けを示す図である。
図4(a)に示すように、ファンカバー6Aは、図3に示したファンカバー6の構成に加えて、弾性ヒンジ部6kを有する。
弾性ヒンジ部6kは、切り込み部6aに隣接して形成されて、ファンカバー6Aの折り曲げ変形における回転支軸となる。例えば、図4(a)に示すように、切り込み部6aに隣接した規制片6j上に設けられる。すなわち、開閉部6b−2は、矢印Aの方向に力が加えられると、弾性ヒンジ部6kを回転支軸として回転して、図4(b)に示すように、カバー本体部6b−1に対して開いた状態となる。
このように回転支軸となる弾性ヒンジ部6kを設けることで、カバー本体部6b−1に対して開閉部6b−2を容易に開閉させることができる。
次に、ファンカバー6Aへのファンモータ5の取り付けについて説明する。
従来では、ファンカバーを構成する枠体の開口側からファンモータを挿入して取り付けていた。このため、脱落防止用の規制片を弾性変形させながらファンモータを押し込んでいく必要があり、取り付け作業性が悪かった。
これに対して、この発明では、まず、図5に示すように、切り込み部6aの切り込みが広がる方向にファンカバー6Aを弾性的に折り曲げ変形させて、開閉部6b−2が開いた状態とする。開閉部6b−2が開いた状態では、ファンカバー6Aを構成する枠体の一つの側面部分が開いている。ファンモータ5を、この開いた側面部分からカバー本体部6b−1にスライド挿入して取り付ける。カバー本体部6b−1にファンモータ5が収容されると、弾性ヒンジ部6kの弾性復元力によって開閉部6b−2が自然に閉じる。
また、ファンモータ5は、モータ本体部5aの回転軸に垂直な方向にスライドされてカバー本体部6b−1に挿入される。このとき、挿入方向へ押し込む力は、フレーム5bの外周面に印加される。すなわち、この発明は、ファンモータ5におけるモータ本体部5aが露出した側に力を加える作業が不要であるので、モータ本体部5aに誤って力を加えたことによる不具合の発生を低減できる。
このように、この発明では、ファンカバー6Aを折り曲げてファンモータ5を挿入するだけの簡単な作業で取り付けが可能であり、従来に比べて取り付け作業性が格段に向上する。なお、図5ではファンカバー6Aへのファンモータ5の取り付けを示したが、図3に示したファンカバー6であっても同様の効果を得ることができる。
図6は、開閉部6b−2に規制片6lが形成されたファンカバー6Bを示す斜視図である。図6において、規制片6lは、ファンカバー6Bの開口の開閉部6b−2に対応する縁部から内側へ張り出した片部であり、開閉部6b−2が閉じた状態でファンモータ5に接触する。これにより、ファンモータ5は、開閉部6b−2において抜け止めされ、ファンカバー6Bからの脱落が防止される。
なお、規制片6lは、カバー本体部6b−1における規制片6g,6h,6i,6jと組み合わせて設けてもよく、規制片6hの代わりに設けてもよい。
次に、ファンユニット4の筐体2への取り付けについて説明する。
図7は、筐体2内におけるファンユニット4の取り付け部を示す斜視図である。図7に示すように、ファンユニット4は、筐体2の側面に形成された通風口2bに面した位置に取り付けられる。また、通風口2bがある側面部には2つの係合片部2cが設けられる。
2つの係合片部2cの配置間隔は、ファンカバー6の側面部6eにそれぞれ形成された係合凹部6f−2の底部同士の間隔と等しいか、これよりも若干小さくなっている。
受け部2dは、通風口2bがある側面部に設けられた板状部材であり、その中央部分に切り欠き部2d−1が形成されている。
図8は、筐体2内へのファンユニット4の取り付けを示す図であって、図8(a)は、ファンユニット4の取り付け途中の状態、図8(b)は、ファンユニット4の取り付けを完了した状態を示している。図8(a)に示すように、ファンユニット4は、底面部6cを筐体2の底面2Aに向けて2つの係合片部2cの間を通るように挿入される。
側面部6eにそれぞれ形成されたテーパ部6f−1の最も高い部分同士の間隔は、2つの係合片部2cの配置間隔よりも若干大きくなるように形成されている。
このため、ファンユニット4を挿入していくと、テーパ部6f−1の傾斜面に接触する係合片部2cは、テーパ部6f−1の最も高い部分に向かうにつれて徐々に撓む。
この後、図8(b)に示すように、ファンユニット4が受け部2dに当接するまで挿入されると、凸部6dが、切り欠き部2d−1を通して底面2Aに接触する。
このとき、テーパ部6f−1の最も高い部分が係合片部2cを通過する。
前述したように、2つの係合片部2cの配置間隔は、係合凹部6f−2の底部同士の間隔と等しいか、若干小さくなっている。従って、係合片部2cは、それまでの撓みが開放された状態となって係合凹部6f−2に嵌合する。
係合片部2cが係合凹部6f−2に嵌合することで、ファンユニット4は、上下方向に抜け止めされる。さらに、係合片部2cの鍵状の端部が、係合凹部6f−2の側面に当接するので、ファンユニット4は前後方向にも抜け止めされる。
このように係合片部2cと係合凹部6f−2が係合することで、ファンユニット4は、筐体2内でガタなく仮固定される。
ファンユニット4において切り込み部6aが形成された側の逆側の面を第1の面とした場合、開閉部6b−2を開くと、開閉部6b−2が第1の面から突出した状態となる。
換言すると、第1の面から突出しないように開閉部6b−2を規制すると、開閉部6b−2が閉まった状態を維持することができる。
そこで、この発明では、ファンユニット4を筐体2内に挿入するときに上記第1の面を筐体2の側面部に接触させている。これにより、開閉部6b−2が開いた状態でファンユニット4が挿入されても、筐体2の側面部によって押されて、開閉部6b−2が閉じ位置に戻される。従って、開閉部6b−2が確実に閉じた状態でファンユニット4を筐体2内に取り付けることができる。
なお、ファンユニット4の第1の面を筐体2の側面部に接触させる場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の面と筐体2の側面部は、この側面部から開閉部6b−2を閉じ位置に戻す力が伝わる程度の間隔が空いていてもよい。
すなわち、前述した接触には、第1の面と筐体2の側面部とが接触する場合に加えて、上記間隔が空いた状態も含まれる。
また、筐体2内に取り付けたファンユニット4を別部材で押圧固定してもよい。
図9は開閉部6b−2に凸部6mが形成されたファンカバー6Cを示す斜視図である。図9において、凸部6mは、開閉部6b−2の天面部に設けられた凸部である。
図10は筐体2内へのファンユニット4の取り付けを示す図である。図10(a)は、ファンカバー6Cを有するファンユニット4の取り付け途中の状態を示しており、図10(b)は、このファンユニット4の取り付けを完了した状態を示している。
図10において、ファンユニット4を押圧する部材は、筐体2に組み付けられる天蓋3である。
図7、図8を用いて前述した取り付けを行うことで、ファンユニット4は、図10(a)に示すような状態で筐体2内に仮固定される。天蓋3は、図10(b)に示すように、開閉部6b−2の天面側に配置されて筐体2に組み付けられる。
このとき、ファンユニット4は、天蓋3によって底面2Aへ向けて常に押圧された状態となり、筐体2内に強固に固定される。
なお、凸部6mを介さず、天蓋3が開閉部6b−2の天面部を直接押圧してもよいが、この場合、天蓋3からの押圧力によってファンユニット4全体が圧縮することになる。
従って、天蓋3から大きな押圧力が印加された場合に、圧縮幅を吸収しきれず、ファンユニット4が歪んでしまう可能性がある。
そこで、凸部6mを介して天蓋3が開閉部6b−2を押圧することにより、凸部6mが圧縮する分だけ、ファンユニット4を押圧固定したときの圧縮幅を吸収しやすくなる。
以上のように、実施の形態1に係る電子機器1は、ファンカバー6を介してファンモータ5が筐体2内に固定される。ファンカバー6は、ファンモータ5が内周に収容される弾性を有した枠体であり、枠体の対向する部分に形成された一対の切り込み部6aを有する。切り込み部6aは、切り込みが広がる方向にファンカバー6が弾性的に折り曲げ変形されたときに、ファンカバー6における切り込み部6aを境とした一方の部分に対してファンモータ5の挿入が可能な深さで形成されている。
このように、ファンカバー6を折り曲げてからファンモータ5を挿入する簡単な作業によってファンモータ5とファンカバー6の取り付けが可能であり、取り付け作業性が向上する。また、弾性を有したファンカバー6にファンモータ5が収容されるので、ファンモータ5から筐体2への振動の伝達を防止することができる。
また、実施の形態1に係る電子機器1において、ファンカバー6Aは、切り込み部6aに隣接して形成されて、ファンカバー6Aの折り曲げ変形の回転支軸となる弾性ヒンジ部6kを備える。この構成を有することにより、カバー本体部6b−1に対して開閉部6b−2を容易に開閉させることができる。
さらに、実施の形態1に係る電子機器1において、ファンユニット4が、ファンカバー6の切り込み部6aが形成された側とは逆側の面を筐体2の内壁に接触させて筐体2内に固定される。このように構成することで、開閉部6b−2が確実に閉じた状態で、ファンユニット4を筐体2内に取り付けることができる。
さらに、実施の形態1に係る電子機器1において、開閉部6b−2を押圧して筐体2内にファンユニット4を固定する天蓋3を備える。この構成を有することで、ファンユニット4を筐体2内に強固に固定することができる。
さらに、実施の形態1に係る電子機器1において、ファンカバー6Cは、天蓋3によって押圧される部位に凸部6mを有する。これにより、天蓋3が、凸部6mを介して開閉部6b−2を押圧するので、凸部6mが圧縮する分だけ、ファンユニット4を押圧固定したときの圧縮幅を吸収しやすくなる。
さらに、実施の形態1に係る電子機器1は、係合片部2cと係合凹部6f−2とを備える。係合片部2cは筐体2内に形成される。係合凹部6f−2は、ファンカバー6に形成されて、ファンユニット4が筐体2内に配置されたときに係合片部2cと係合してファンユニット4を固定する。このように構成することで、ファンユニット4を筐体2内でガタなく仮固定することができる。
さらに、実施の形態1に係る電子機器1において、ファンカバー6は、規制片6g,6h,6i,6jを備える。規制片6g,6h,6i,6jは、ファンカバー6である枠体の開口の周縁部から内側へ張り出して、ファンモータ5が枠体の開口から抜ける動きを規制する。このように構成することで、ファンカバー6からファンモータ5が脱落することを防止できる。
さらに、実施の形態1に係る電子機器1において、ファンカバー6Bは、開閉部6b−2に形成された規制片6lを有する。この規制片6lによって、ファンモータ5は、開閉部6b−2において抜け止めされ、ファンカバー6Bからの脱落が防止される。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 電子機器、2 筐体、2A 底面、2a,2b 通風口、2c 係合片部、2d 受け部、2d−1 切り欠き部、3 天蓋、4 ファンユニット、5 ファンモータ、5a モータ本体部、5b フレーム、5c リード線、5d コネクタ、6,6A〜6C ファンカバー、6a 切り込み部、6b−1 カバー本体部、6b−2 開閉部、6c 底面部、6c−1 切り欠き部、6d,6m 凸部、6e 側面部、6f−1 テーパ部、6f−2 係合凹部、6g〜6j,6l 規制片、6k 弾性ヒンジ部。

Claims (8)

  1. ファンカバーにファンモータが収容されたファンユニットを備える電子機器であって、
    前記ファンカバーは、
    前記ファンモータが内周に収容される弾性を有した枠体であり、
    前記枠体の対向する部分に形成された一対の切り込み部を有し、
    前記切り込み部は、切り込みが広がる方向に前記ファンカバーが弾性的に折り曲げ変形されたときに、前記ファンカバーにおける前記切り込み部を境とした一方の部分に対して前記ファンモータの挿入が可能な深さで形成されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記切り込み部に隣接して形成されて、前記ファンカバーの折り曲げ変形の回転支軸となる弾性ヒンジ部を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記ファンユニットは、前記ファンカバーの前記切り込み部が形成された側とは逆側の面を筐体内壁に接触させて筐体内に固定されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子機器。
  4. 前記ファンカバーは、前記切り込み部を境とした前記一方の部分であるカバー本体部と、前記切り込み部を境としたもう一方の部分であり、前記ファンカバーの折り曲げ変形によって前記カバー本体部に対して開閉する開閉部とから構成され、
    前記開閉部を押圧して筐体内に前記ファンユニットを固定する押圧部材を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  5. 前記ファンカバーは、前記押圧部材によって押圧される部位に凸部を有することを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 筐体内に形成された筐体側係合部と、
    前記ファンカバーに形成されて、前記ファンユニットが筐体内に配置されたときに前記筐体側係合部と係合して前記ファンユニットを固定するカバー側係合部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  7. 前記ファンカバーは、前記枠体の開口縁部から内側へ張り出して、前記ファンモータが前記枠体から抜ける動きを規制する規制片を有することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の電子機器。
  8. 前記ファンカバーは、前記切り込み部を境とした前記一方の部分であるカバー本体部と、前記切り込み部を境としたもう一方の部分であり、前記ファンカバーの折り曲げ変形によって前記カバー本体部に対して開閉する開閉部とから構成され、
    前記規制片は、前記開閉部に形成されることを特徴とする請求項7記載の電子機器。
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