JP6341019B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す燃料噴射システム2は、燃料供給ポンプ12と、コモンレール20と、燃料噴射弁30と、電子制御ユニット(ECU)130とを備えている。燃料噴射弁30と噴射制御部としてのECU130とは、本発明の燃料噴射装置を構成している。
ECU130は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を備えるマイクロコンピュータにて主に構成されている。ECU130は、ROMまたはフラッシュメモリに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、各種センサから取り込んだセンサ信号に基づき、燃料噴射システム2の各種制御を実行する。
燃料噴射弁30の弁ボディ32の噴射側先端のノズル100には、弁ボディ32の内部と外部とを貫通して複数の噴孔102a、104aが形成されている。図2は、ノズル100を図1の外部底面側から見たときの噴孔102a、104aの位置を示している。4個の噴孔102aは第1の噴孔群102を構成し、8個の噴孔104aは第2の噴孔群104を構成している。
インナーニードル40は、円筒状のアウターニードル50の内部に軸方向に往復移動自在に収容されている。インナーニードル40の噴射方向と反対側の端部42は、円筒状のスリーブ36の内周面に往復移動自在に案内されている。インナーニードル40の端部42のスリーブ36と軸方向反対側に大径部44が形成されている。
ピエゾスタック62はピエゾ素子が積層されて構成されており、充電されると伸び、放電されると縮む。ECU130がピエゾスタック62の充放電を制御することにより、ピエゾスタック62は伸縮する。
ピエゾスタック82が充電されてピエゾスタック82が伸び、小径ピストン86、88およびリング90が変位して移動すると、制御ピストン92、94も移動する。図1に示すように、ピエゾスタック82が充電されず伸びていない状態では、制御ピストン94は制御室114の燃料圧力により燃料排出路210と燃料排出路214との連通を遮断する。
図3に示すように、第1実施形態では、多段噴射を実行する場合、ECU130はメイン噴射を実行する噴孔群として第1の噴孔群102を選択する。ECU130は駆動部60への通電を制御して第1の噴孔群102の噴孔102aを開閉する。
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)パイロット噴射はメイン噴射よりも進角側で実行されるので、噴射してから着火するまでの着火遅れが長い。したがって、パイロット噴射による噴霧が遠くまで到達すると、噴霧が拡散して希薄になり過ぎ燃焼不良を起こすことがある。
[2.第2実施形態]
[2−1.構成]
第2実施形態では、ノズル以外の燃料噴射弁の構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点について説明する。
以上説明した第2実施形態によれば、メイン噴射を実行する第1の噴孔群140が噴射する噴霧の貫徹力がメイン噴射以外の噴射を実行する第2の噴孔群142が噴射する噴霧の貫徹力よりも大きいために、前述した第1実施形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
[3−1.構成]
第3実施形態では、ノズル以外の燃料噴射弁の構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点について説明する。
第3実施形態では、図7に示すように、メイン噴射による噴霧400は、メイン噴射以外の噴射による噴霧402よりも遠く、中心軸線100aを中心として周方向の異なる領域で燃焼する。
以上説明した第3実施形態によれば、前述した第2実施形態の効果に加え以下の効果を得ることができる。
[4−1.構成]
第4実施形態では、ノズル以外の燃料噴射弁の構成は第2実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点について説明する。
第4実施形態では、図9に示すように、メイン噴射による噴霧400はメイン噴射以外の噴射による噴霧402よりも遠く、中心軸線100aを含む平面上において異なる方向に噴射される。
以上説明した第4実施形態によれば、前述した第2実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
[5−1.構成]
第5実施形態では、ノズル以外の燃料噴射弁の構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点について説明する。
[5−2.効果]
以上説明した第5実施形態によれば、第1の噴孔群170から噴射されるメイン噴射による噴霧の貫徹力が第2の噴孔群172から噴射されるメイン噴射以外の噴射による噴霧の貫徹力よりも大きいために、前述した第1実施形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
[6−1.構成]
第6実施形態では、ノズル以外の燃料噴射弁の構成は第5実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点について説明する。
第6実施形態では、噴孔182aの流出口径が流入口径よりも大きく、噴孔182aが噴射方向に向かって階段状に広がっているので、噴孔182aから噴射されるメイン噴射以外の噴射による噴霧の貫徹力は、噴孔180aから噴射されるメイン噴射による噴霧の貫徹力よりも小さい。言い換えれば、噴孔180aから噴射される噴霧の貫徹力は、噴孔182aから噴射される噴霧の貫徹力よりも大きい。
[6−2.効果]
以上説明した第6実施形態によれば、前述した第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
[7−1.構成]
第7実施形態では、ノズル以外の燃料噴射弁の構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点について説明する。
以上説明した第7実施形態によれば、第1の噴孔群190から噴射されるメイン噴射による噴霧400の貫徹力が、第1の噴孔群190と第2の噴孔群192とから噴射されるメイン噴射以外の噴射による噴霧402の貫徹力よりも大きいために、前述した第1実施形態の効果(1)と同様の効果を得ることができる。さらに、第1実施形態の(2)と同様の効果を得ることできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を取り得る。
Claims (7)
- 複数の噴孔群(102、104、140、142、150、152、160、162、170、172、180、182、190、192)が形成されたノズル(100)と、
前記複数の噴孔群のそれぞれを開閉する複数の弁部材(40、50)と、
前記複数の弁部材のそれぞれを独立して開閉駆動する駆動部(60、80)と、
を備える燃料噴射弁(30)と、
1燃焼サイクルで前記燃料噴射弁から内燃機関に複数回噴射する多段噴射を実行するときに、前記複数の噴孔群のうち、メイン噴射を実行する少なくとも一つの噴孔群と、前記メイン噴射以外の噴射を実行する少なくとも一つの噴孔群とが異なるように前記駆動部を制御する噴射制御部(130)と、
を備え、
前記噴射制御部は、前記駆動部を制御することにより、前記多段噴射において前記メイン噴射による貫徹力が前記メイン噴射以外の噴射による貫徹力よりも大きくなるように、前記複数の噴孔群から前記メイン噴射用の噴孔群(102、140、150、160、170、180、190)と前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(104、142、152、162、172、182、190、192)とを選択する、
ことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置であって、
前記複数の噴孔群(140、142、150、152、160、162)のうち前記メイン噴射用の噴孔群(140、150、160)が有する噴孔(140a、150a、160a)の噴孔径は前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(142、152、162)が有する噴孔(142a、152a、162a)の噴孔径よりも大きい、
ことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置であって、
前記複数の噴孔群(170、172、180、182)のうち前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(172、182)が有する噴孔(172a、182a)の燃料の流出口径は流入口径よりも大きい、
ことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料噴射装置であって、
前記複数の噴孔群(160、162)は、前記ノズルの中心軸線(100a)に対し周方向に配置される第1の噴孔群(160)と、前記第1の噴孔群の内周側または外周側に周方向に配置される第2の噴孔群(162)とを有し、前記第1の噴孔群が有する噴孔(160a)の噴射方向に沿った噴孔軸線(220)と前記第2の噴孔群が有する噴孔(162a)の噴射方向に沿った噴孔軸線(222)とは噴射方向に向かって互いに離れており、
前記噴射制御部は、前記駆動部を制御することにより、前記メイン噴射用の噴孔群(160)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群のいずれか一方を選択し、前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(162)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群の他方を選択する、
ことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置であって、
前記複数の噴孔群(150、152)は、前記ノズルの中心軸線に対し周方向に配置される第1の噴孔群(150)と、前記第1の噴孔群の内周側または外周側に周方向に配置
される第2の噴孔群(152)とを有し、前記第1の噴孔群が有する噴孔(150a)と前記第2の噴孔群が有する噴孔(152a)とは周方向の異なる位置に配置されており、
前記噴射制御部は、前記駆動部を制御することにより、前記メイン噴射用の噴孔群(150)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群のいずれか一方を選択し、前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(152)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群の他方を選択する、
ことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1または請求項1を引用する請求項4または5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置であって、
前記複数の噴孔群(102、104)は、前記ノズルの中心軸線に対し周方向に配置される第1の噴孔群(102)と、前記第1の噴孔群の内周側または外周側に周方向に配置される第2の噴孔群(104)とを有し、前記第1の噴孔群が有する噴孔(102a)の噴孔径と前記第2の噴孔群が有する噴孔(104a)の噴孔径とは同じであり、前記第1の噴孔群の噴孔数と前記第2の噴孔群の噴孔数とは異なっており、
前記噴射制御部は、前記駆動部を制御することにより、前記メイン噴射用の噴孔群(102)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群のうち噴孔数が少ない方を選択し、前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(104)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群のうち噴孔数の多い方を選択する、
ことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置であって、
前記複数の噴孔群(190、192)は、前記ノズルの中心軸線に対し周方向に配置される第1の噴孔群(190)と、前記第1の噴孔群の内周側または外周側に周方向に配置される第2の噴孔群(192)とを有し、前記第1の噴孔群が有する噴孔(190a)の噴孔径と前記第2の噴孔群が有する噴孔(192a)の噴孔径とは同じであり、
前記噴射制御部は、前記駆動部を制御することにより、前記メイン噴射用の噴孔群(190)として前記第1の噴孔群または前記第2の噴孔群のいずれか一方を選択し、前記メイン噴射以外の噴射用の噴孔群(190、192)として前記第1の噴孔群と前記第2の噴孔群との両方を選択する、
ことを特徴とする燃料噴射装置。
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