JP6340340B2 - 人体当接具 - Google Patents

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Description

本発明は、人体当接具に関し、車椅子、乳母車、車両、椅子などの人が乗る移動体または座るものに取り付けられ、人の乗り心地を向上させるものに関する。
このような人体当接具は、車椅子、乳母車、車両、椅子などの乗り心地またはすわり心地を良くするために、種々のものが考えられてきた。
特許第4947771号公報 特開2002−177116号公報 特開2006−204754号公報 特開2007−160117号公報
本発明は、上述した課題を解決・達成するためになされたものであり、本発明の目的は、車椅子、乳母車、車両、椅子などの乗り心地または座り心地を従来より良くすることにある。
このため、本発明の人体当接具は、 人体の臀部から大腿部の背面側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める第一の当接体と、 人体の背中側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める第二の当接体と、 これら第一の当接体と第二の当接体とを連結し、これら第一の当接体と第二の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第一の連結体と、 人体の後頭部側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める、上記第二の当接体に着脱自在に取り付けられる第三の当接体と、 これら第二の当接体と第三の当接体とを着脱自在に連結し、これら第二の当接体と第三の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第二の連結体と、 上記第二の当接体の側において、この第三の当接体の縁を凹ませて当該縁が湾曲され、頭部の幅にほぼ等しい幅の第三の凹部とを備えた。
これにより、第三重み付け凹部の幅が、第三の当接体の縁を凹ませて当該縁が湾曲され、頭部の幅にほぼ等しいので、頭部が安定し、頭部を背中側にもたれさせても安定して、すわり心地または乗り心地が良くなる。
人体当接具の外観を示す。 第三の当接体3及び第二の連結体12等を示す。 第四の当接体4及び第三の連結体13等を示す。 第一の当接体1または第二の当接体2の内部構造及び断面を示す。 第三の当接体3または第四の当接体4の内部構造及び断面を示す。
(1)第一の当接体1及び第二の当接体2、第一の連結体11
図1は人体当接具の外観を示す。本人体当接具が使用される人体は、乳幼児、子供、大人、東洋人、西洋人、肥満体、やせ形体など、当接する人体の大きさによって寸法も変更される。本実施形態では平均的な東洋人の大人を想定している。
第一の当接体1は長方形状の板状で、幅数十cm、長さ数十cmで、幅が長さより若干長い。この第一の当接体1は、人体の臀部から大腿部の背面側に当接可能であり、押圧によって凹んで圧力を受け止め、人体のこれらの部位にフレームその他の部分が直接当たるのを防ぐ。
この第一の当接体1の大腿部側の厚さは十数〜数cm、臀部側の厚さは数cmであり、第一の当接体1の上面は 大腿部から臀部に向かって下るように傾斜している。これにより、第一の当接体1の上に人が座った時、人の大腿部側がずり落ちず、臀部側にずれる力が働き、第一の当接体1の上の人体が安定する。
第二の当接体2は長方形状の板状で、幅数十cm、長さ数十cmで、幅が長さより若干長い。この第二の当接体2は、人体の背中側に当接可能であり、押圧によって凹んで圧力を受け止め、人体のこれらの部位にフレームその他の部分が直接当たるのを防ぐ。この第二の当接体2の厚さは数cmで、ほぼ均一である。
上記第一の当接体1の臀部側の端の上角縁と、上記第二の当接体2の背中の下側の端の前角縁とは布によって、これらの第一の当接体1及び第二の当接体2の表面の布が延出されて、互いに縫合され、互いに連結されて第一の連結体11となっている。
この第一の連結体11の厚さは数mmほどで、容易に撓むので、第一の当接体1と第二の当接体2とが互いに容易に角度が変わるのが許容される。これら第一の当接体1及び第二の当接体2発泡ウレタンなどのクッションが内蔵され、クッション性がある。
上記第一の当接体1の前縁から後縁にかけて、つまり大腿部から臀部にかけて、直線状に平行に縫合されて、三本の第一の溝21…が第一の当接体1に形成されている。この三本の第一の溝21…は、第一の当接体1のクッション性に対抗して、第一の当接体1の表面と裏面とを連結するようにして縫合されて表裏面に形成されている。
上記第二の当接体2の上縁から下縁にかけて、つまり背中の上部から下部にかけて、直線状に平行に縫合されて、三本の第二の溝22…が第二の当接体2に形成されている。この三本の第二の溝22…は、第二の当接体2のクッション性に対抗して、第二の当接体2の表面と裏面とを連結するようにして縫合されて表裏面に形成されている。
これら三本の第一の溝21…と三本の第二の溝22…とは、第一の連結体11を中心線として左右対称となる位置及び形状に縫合されている。したがって、上記第一の連結体11で第一の当接体1と第二の当接体2とを折り曲げて畳んで、第一の当接体1及び第二の当接体2の表面どうしを重ねたとき、これら第一の溝21…と第二の溝22…とは重なりあう。
これにより、第一の溝21…と第二の溝22…とが途中でふさがれず、第一の当接体1の第二の当接体2との折り畳んだ内部、つまり人体当接具の内部が、重なりあって太くなった第一の溝21…及び第二の溝22…で外とつながり、重ねても通気性が向上し、第一の当接体1及び第二の当接体2に吸収された汗などの湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。
なお、第一の溝21…及び第二の溝22…は、第一の当接体1及び第二の当接体2の表側のみに形成してもよいし、裏側のみに形成してもよい。
上記第二の当接体2の左右両側面の上方の肩付近には二本の紐31、31が縫合されており、この紐31、31は車椅子、乳母車、椅子、シートの肩、首付近のフレームなどに結び付けられる。これにより、本人体当接具の第二の当接体2を倒れないように固定できる。
上記第二の当接体2の左右両側面の上方であって、紐31、31のそばにはポケット32、32が形成されており、このポケット32、32内に上記紐31、31を収納できる。これにより、紐31、31を使わないとき、紐31、31が邪魔にならず、紐31、31が絡まることがない。
上記第一の当接体1の左右両側面の後方の臀部付近には二本の紐33、33が縫合されており、この紐33、33は車椅子、乳母車、椅子、シートの臀部付近のフレームなどに結び付けられる。これにより、本人体当接具を車椅子、乳母車、椅子、シートなどに固定でき容易に離脱しない。
上記第一の当接体1の左右両側面の後方であって、紐33、33のそばにはポケット34、34が形成されており、このポケット34、34内に上記紐33、33を収納できる。これにより、紐33、33を使わないとき、紐33、33が邪魔にならず、紐33、33が絡まることがない。
上記第一の当接体1の左右両側面の前方の大腿部付近には二本の紐35、35が縫合されており、この紐35、35は車椅子、乳母車、椅子、シートの臀部付近のフレームなどに結び付けられる。これにより、本人体当接具を車椅子、乳母車、椅子、シートなどに固定でき容易に離脱しない。
上記第一の当接体1の左右両側面の後方であって、紐35、35のそばにはポケット36、36が形成されており、このポケット36、36内に上記紐35、35を収納できる。これにより、紐35、35を使わないとき、紐35、35が邪魔にならず、紐35、35が絡まることがない。
この紐35、35、ポケット36、36は無くてもよい。場合によって、上記紐33、33、ポケット34、34は無くてもよいし、上記紐31、31、ポケット32、32は無くてもよい。
(2)第三の当接体3、第二の連結体12
図2は第三の当接体3及び第二の連結体12等を示す。第三の当接体3は、軽量の粒状物48、小玉、ビーズ、チューブなどが布内に内蔵され、可撓性があり、押圧によって凹んで圧力を受け止めることができる。この第三の当接体3は、ほぼ平坦で、細長く、全体としてカーブして湾曲している。
したがって、第三の当接体3の縁が凹んで湾曲して第三の凹部41が形成されている。この第三の凹部41の幅は人体の頭部の幅とほぼ同じである。この第三の凹部41の両側の第三の当接体3の側縁には、それぞれ2本の紐からなる第二の連結体12、12が縫合されている。
この紐の第二の連結体12、12は、上記第二の当接体2の上方の上記紐31、31に結び付けたりほどいたりできる。これにより、第二の当接体2と第三の当接体3とを着脱自在に連結できるし、連結した状態で、第二の当接体2と第三の当接体3とが互いに角度を変えるのが許容される。
人体の背中が当接する第二の当接体2の上縁/上方に第三の当接体3が連結されるので、第三の当接体3には、人体の後頭部側が当接可能で、後頭部の押圧によって凹んで圧力を受け止めることができ、人体のこれらの部位にフレームその他の部分が直接当たるのを防ぐ。
第三の当接体3を第二の当接体2の上縁に連結すると、上記第三の凹部41によって、本人体当接具の人体が当接する表側から反対側の裏側まで貫通した穴の状態となる。これにより、人体の後頭部から首筋の通気性及び放熱性が向上し、暑いときの人体の冷却効果を高め、湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。
また、上記第二の連結体12、12は、この穴の状態の第三の凹部41の両端の第三の当接体3と第二の当接体2との間に設けられることになる。これにより、貫通穴の状態の第三の凹部41が、第二の連結体12、12でふさがれることがなく、上記通気性及び放熱性が保たれる。
また、第三の当接体3の上縁、下縁、左縁、右縁のうち、第二の当接体2の側である下縁に第三の凹部41が位置する。これにより、第二の当接体2及び第一の当接体1に第三の当接体3を連結した状態で、本人体当接具を持ち運びするとき、この第三の凹部41に手を掛けて容易に運ぶことができる。
(3)第四の当接体4、第三の連結体13
図3は第四の当接体4及び第三の連結体13等を示す。この第四の当接体4及び第三の連結体13は、上記第三の当接体3及び第二の連結体12と同じ構造である。また、第四の当接体4に形成された第四の凹部42は、第三の凹部41と同じ構造である。したがって、第四の当接体4、第三の連結体13、第四の凹部42の説明は上記第三の当接体3、第二の連結体12、第三の凹部41の説明を引用して省略する。
この第四の当接体4の紐の第三の連結体13、13は、上記第一の当接体1の右側縁の上記紐33、35に結び付けたりほどいたりできる。これにより、第四の当接体4と第一の当接体1とを右側で着脱自在に連結できるし、連結した状態で、右側で、第四の当接体4と第一の当接体1とが互いに角度を変えるのが許容される。
また、もう一つ第四の当接体4を用意し、この第四の当接体4の紐の第三の連結体13、13は、上記第一の当接体1の左側縁の上記紐33、35に結び付けたりほどいたりできる。これにより、第四の当接体4と第一の当接体1とを、左右両側で着脱自在に連結できるし、連結した状態で、左右両側で、第四の当接体4と第一の当接体1とが互いに角度を変えるのが許容される。
人体の臀部が鎮座当接する第一の当接体1の左右に第四の当接体4、4が連結されるので、第四の当接体4、4には、人体の左右の腰部側が当接可能で、腰部の押圧によって凹んで圧力を受け止めることができ、人体のこれらの部位にフレームその他の部分が直接当たるのを防ぐ。
第四の当接体4、4を第一の当接体1の左右に連結すると、上記第四の凹部42、42によって、本人体当接具の人体が当接する表側から反対側の裏側まで貫通した穴の状態となる。これにより、人体の左右の腰部から大腿部の通気性及び放熱性が向上し、暑いときの人体の冷却効果を高め、湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。
また、第四の当接体4、4の上縁、下縁、左縁、右縁のうち、第一の当接体1の側である下縁に第四の凹部42、42が位置する。これにより、第二の当接体2及び第一の当接体1に第四の当接体4、4を連結した状態で、本人体当接具を持ち運びするとき、この第四の当接体4、4に手を掛けて容易に運ぶことができる。
特に、体の不自由な人または乳幼児が車椅子、椅子、シート、乳母車に乗っているときなどに、この人を移動させるとき、本人体当接具に人を乗せたまま、この第四の当接体4、4に手を掛けて持ち上げて容易に移動させることができる。
なお、この第四の当接体4、4は、第一の当接体1ではなく、第二の当接体2の左右の側縁に連結してもよい。この場合、この第四の当接体4、4の紐の第三の連結体13、13、13、13は、上記第二の当接体2の左右の側縁の上記紐31、33、31、33に結び付けたりほどいたりできる。これにより、第四の当接体4、4と第二の当接体2とを、左右両側で着脱自在に連結できるし、連結した状態で、左右両側で、第四の当接体4、4と第二の当接体2とが互いに角度を変えるのが許容される。
このような場合でも、第四の当接体4、4を第一の当接体1に連結した時と同様の作用効果を奏する。ただし、人体の左右の脇腹部から肩部の通気性及び放熱性が向上し、暑いときの人体の冷却効果を高め、湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。
なお、第一の当接体1の左右側縁の中央、第二の当接体2の左右側縁の中央にも、紐を設けてもよい。この中央の紐に、上記第四の当接体4、4の紐の第三の連結体13、13を結んで、着脱自在に連結できる。このような場合でも、第三の当接体3または第四の当接体4を撓ませるなどして、第一の当接体1、第二の当接体2、第三の当接体3、第四の当接体4が互いに角度を変えるのが許容される。
このような、側面の第四の当接体4…は、複数同時に連結してもよく、左右合計6体を着脱自在に連結してもよい。このような第四の当接体4は、上記第三の当接体3と同じもの、または同じ構造なので、これらを付け替えて、一方を他方に転用でき、第三の当接体3及び第四の当接体4を効率的に使用、転用できる。
なお、連結する第四の当接体4…は、4体でもよいし、左右で異なった数を連結してもよいし、第四の当接体4…の一部または全部若しくは第三の当接体3は連結しなくてもよいし、複数を重ねて連結してもよい。第一の当接体1及び第二の当接体2の紐31、31、33、33、35、35とは別に、第三の当接体3または第四の当接体4…を連結するための紐、その他の連結手段が、第一の当接体1の側縁、第二の当接体2の側縁及び上縁に設けられてもよい。
(4)第一の当接体1及び第二の当接体2の内部構造
図4は上記第一の当接体1及び第二の当接体2の内部構造及び断面を示す。これら第一の当接体1及び第二の当接体2の内部には、発泡ウレタン製などのクッション性のあるクッション体46が内蔵されており、このクッション体46は第一の当接体1及び第二の当接体2の上述した形状と同じである。ただし、第一の溝21…及び第二の溝22…は当初は無く、縫合によって後に形成される。
このクッション体46には、例えばアパタイト光触媒の素材が塗布されており、脱臭効果、防臭効果、消臭効果がある。このクッション体46は発泡性で通気性及び放熱性がよく、さらに圧縮・復帰で空気が出入りして通気性及び放熱性がよい。したがって、湿気がこもらず、乾燥して、褥瘡を防止できる。このクッション体46には、抗菌素材、殺菌素材が付加されてもよいし、加温素材が付加されてもよいし、吸湿素材が付加されてもよい。
上記クッション体46の表側及び裏側、つまり内側及び外側には、バンブー繊維布47が積層され、この表裏のバンブー繊維布47の周縁は、クッション体46の周縁に沿って互いに縫合されている。
これらバンブー繊維布47、47、クッション体46の中央の複数個所は、上述のように一体に縫合されて、上記第一の溝21…及び第二の溝22…が形成されている。このバンブー繊維布47には、グラフト共重合加工、その他の共重合が施されて、抗菌効果、消臭効果が付与され、耐久性、耐洗濯摩耗性が付与されている。
このバンブー繊維布47の表面には、多数のパイル、またはマクロファイバーが形成され、吸水性、吸湿性が高くなっている。このバンブー繊維布47には、光触媒機能が付加されてもよい。
このようなバンブー繊維布47は、吸水性、吸湿性が高いため、人体からの汗を直ちに吸収でき、この吸収された汗などの湿気は、上記通気性の高い第一の溝21…、第二の溝22…、クッション体46を通じて速く乾燥され、雑菌の繁殖を防ぎ、褥瘡を防止でき、放熱性も向上する。
そして、吸水するバンブー繊維布47の表側の第一の溝21…及び第二の溝22…の通気性で乾燥させるとともに、このバンブー繊維布47の裏側のクッション体46の通気性で乾燥させるので、乾燥性に優れていて、褥瘡を防止でき、放熱性も向上する。
(5)第三の当接体3及び第四の当接体4の内部構造
図5は第三の当接体3及び第四の当接体4の内部構造及び断面を示す。第三の当接体3及び第四の当接体4は、弧状でカーブして湾曲した二枚の布が周縁に沿って縫合されている。この第三の当接体3及び第四の当接体4の内部には、多数の粒状物48…が内蔵されている。
この粒状物48…は、非常に軽量の樹脂などからなり、各粒状物48…の間には多数の隙間が形成されている。これにより、粒状物48…は、通気性及び放熱性がよい。したがって、湿気がこもらず、乾燥して、褥瘡を防止できる。このクッション体46には、抗菌素材、殺菌素材が付加されてもよいし、加温素材が付加されてもよいし、吸湿素材が付加されてもよい。
この第三の当接体3及び第四の当接体4の表と裏の布は、例えば消臭布49からなり、光触媒作用による抗菌、消臭、分解作用のある素材、例えば、二酸化チタン、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTiO3、KNbOを含む素材、シャインアップ(株式会社クラレの登録商標、繊維、布、綿)、ディスメル(東洋紡績株式会社の登録商標、東洋紡績株式会社の商品)、エピコモド(東洋紡績株式会社の登録商標、東洋紡績株式会社の商品)等が使用される。
この消臭布49には、抗菌素材、殺菌素材が付加されてもよいし、加温素材が付加されてもよいし、吸湿素材が付加されてもよい。上記の粒状物48は、小玉、ビーズ、チューブなどでもよい。チューブは中が空洞なので、通気性及び放熱性がさらに向上する。
この消臭布49の外面の色彩、模様、形状、文字、図形、記号は、表面と裏面とで異なっているまたは有無の違いがある。これにより、第三の当接体3及び第四の当接体4の表面と裏面とを間違えない。
(6)第二実施形態
上記クッション体46とバンブー繊維布47との間、クッション体46の中、バンブー繊維布47の外側には、立体構造編物が積層されていてもよいし、クッション体46が単層または複数層の立体構造編物に置き換えられてもよい。この立体構造編物は上記クッション体46より薄く、体の圧力を分散する素材であるウレタンフォームからなる。
この立体構造編物は、固く撓みにくく、空隙率が高くて隙間が多く、厚さが薄い。この立体構造編物は、人体が当接して撓んで圧縮されても、立体構造編物の圧縮/撓みは小さく、足部との隙間が維持され、通気性、放湿性、乾燥性、放熱性が保たれ、蒸れが防止され、褥瘡が防止される。
このような立体構造編物の構造は、特開2007−270394号公報、特開2005−179808号公報、特開2004−107800号公報に示される。これらの公報に記載されていることは、本願発明の詳細な説明にも記載されているものとする。
このような立体構造編物は、表裏二層の編地と、この二層の編地の間を連結するフィラメントよりなっている。この表裏二層の編地は、六角形の集合体のハニカム構造、三角形の集合体の構造、四角形の集合体の碁盤格子構造等に編まれる。
このフィラメントは、上記表裏二層の編地の間を連結されるように編まれる。このフィラメントは、「X字状」「V字状」「逆V字状」「M字状」「N字状」「W字状」「K字状」「Y字状」「A字状」「逆A字状」「□状」「□の中にXのある状態」「I字状(多数平行フィラメント)」などの構造をなし、圧力がかかっても表裏二層が接触しにくい構造となっている。
このような構造をなすフィラメントは上記X字状などであっても、フィラメントどうしは連結されず分離独立されているが、連結されていてもよい。このフィラメント同士の間隔/隙間は、フィラメント自身の太さより数倍乃至十数倍、場合によって数倍乃至数十倍、さらに場合によって数倍乃至百数十倍ほどある。
これにより、上述のように、立体構造編物は、空隙率が高くて隙間が多くなり、人体が当接して撓んで圧縮されても、隙間が維持され、通気性、放湿性、乾燥性、放熱性が保たれ、蒸れが防止され、褥瘡が防止される。この立体構造編物には、抗菌素材、殺菌素材が付加されてもよいし、加温素材が付加されてもよいし、吸湿素材が付加されてもよいし、上記光触媒機能が付加されてもよい。
上記バンブー繊維布47は吸湿性または吸水性の高い素材からなり、このバンブー繊維布47の下には通気性及び放熱性の高い素材の立体構造編物が配置され、当該バンブー繊維布47の上には上記第一の溝21…または第二の溝22…が形成されて通気性及び放熱性が保たれる。 これにより、第一の当接体1及び第二の当接体2第一覆い部の表面のバンブー繊維布47で吸湿または吸水した汗が、この表面のバンブー繊維布47の上と下の通気性及び放熱性のある構造、素材で早く乾燥され、褥瘡を防止でき、放熱性が向上する。
上述の各実施形態において、当該実施形態で記載されていないことは、他の実施形態の記載されている内容が参照及び引用される。本願明細書及び特許請求の範囲においては、上記複数の実施形態にわたって、各部または一部を入れ替えた実施形態も、上記各実施形態として記載されているものである。
(7)他の実施の形態
本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本人体当接具は、車椅子、電動車椅子、乳母車、電動乳母車、事業用または家庭用の椅子、座椅子、車両シート、船舶または航空機などの乗り物のシート、飲食店、店舗、入浴施設、駅・空港・港・など乗り物の待合室・サービスエリアなどの交通施設、工場などの生産施設・加工施設、公園などの屋外施設、音楽・音響施設、映画・映像施設、保育園・学校・講堂などの教育施設、演芸施設、演劇施設、文化施設、芸能施設、パチンコホール・ゲームセンター・カラオケルームなどの娯楽施設、介護施設、高齢者施設、医療施設、健康施設、野球・競馬などのスポーツ施設、宿泊施設、結婚式場または葬儀式場などの冠婚葬祭施設、イベントホール・図書館・博物館・美術館・科学館などの公共施設、各種施設の座席など、人が座る場所に使用できる。
第一の当接体1、第二の当接体2、第三の当接体3、第四の当接体4、第三の凹部41、第四の凹部42の外形形状または断面形状は上記の形状のほか、長方形、円形、半円形、楕円形、半楕円形、平行四辺形、菱形、多角形、三角形、台形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状、十字形、L字形、H字形、I字形、U字形、T字形、C字形、O字形、N字形、M字形、X字形、J字形、Y字形、E字形、F字形、S字形、V字形、曲面、角張った形状、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状、これらの組み合わせ形状、網状、多数の穴があいたもの、これらの中央等に穴があいたもの、これらの複合形などでもよいし、大きさも任意に変更可能であり、個々が複数に折り畳み可能であったり、分割可能であったりしてもよい。
上記紐状の第二の連結体12または紐状の第三の連結体13は、第一の連結体11のように、第三の当接体3または第四の当接体4の側縁の端から端までわたるものでもよい。この場合、第二の連結体12または第三の連結体13は、薄い布状になり、第三の当接体3の第三の凹部41または第四の当接体4の第四の凹部42は、人体当接具の表から裏まで貫通した穴とはならず、凹んだものとなる。
この場合、第二の連結体12及び第三の連結体13を網状とすれば、第三の当接体3の第三の凹部41または第四の当接体4の第四の凹部42は、人体当接具の表から裏まで貫通した穴となる。第二の連結体12または第三の連結体13が、このような網状であれば、上記通気性及び放熱性は保たれる。
この網状であれば、上記紐31、31、紐33、33、紐35、35を、この網に容易に結び付けたりほどいたりできるし、次述する面ファスナー、線ファスナーで代用してもよい。したがって、第三の当接体3の第三の凹部41または第四の当接体4の第四の凹部42のところに、第二の連結体12または第三の連結体13を設けることもできる。
上記第一の連結体11、第二の連結体12、第三の連結体13、紐31、31、33、33、35、35は、環状の帯布、面ファスナー、線ファスナー、接着テープ、ボタン、フック、ホック、クリップ、挟み、磁石、ホチキス、ボルト及びナット、ねじ、水性または油性の接着剤による接着、糸による縫合、高周波溶着、一体縫合、紐など連結できれば何でもよい。
紐31、31、33、33、35、35は、第一の当接体1、第二の当接体2の左右両側縁のほか、第一の当接体1の前縁、後縁、前面、後面、表面、裏面、第二の当接体2の上縁、下縁、前面、後面、表面、裏面など、連結できればどこに設けてもよく、長さなどの寸法も任意である。
第二の連結体12、第三の連結体13、13は、第三の当接体3、第四の当接体4の前縁、後縁、上縁、下縁、前面、後面、表面、裏面など、連結できればどこに設けてもよく、長さなどの寸法も任意である。
第三の当接体3と第四の当接体4とは、異なる大きさ、異なる厚さ、異なる形でもよい。第三の当接体3及び第四の当接体4は、第一の当接体1の側縁、第二の当接体2の側縁及び上縁のほか、第一の当接体1の前縁に着脱自在に連結されてもよいし、第一の当接体1または第二の当接体2の表面または裏面に着脱自在に連結されてもよい。
上記第一の溝21…または第二の溝22…は単数でも二本でもよいしもっと多くてもよいし、曲線状でもよいし、平行のほか、放射線状でもよいし、この放射線状は、第一の当接体1または第二の当接体2から外に向かって広がってもよいし、第一の当接体1または第二の当接体2の角または縁から内側に向かって広がってもよいし、第一の溝21…または第二の溝22…は、互いに交差したり、合流したり、分岐したりしてもよい。
第一の溝21…または第二の溝22…は、第一の当接体1及び第二の当接体2の連結方向/長手方向ではなく、横方向に延びていてもよい。第一の当接体1と第二の当接体2と重ねて折り畳んだとき、第一の溝21…と第二の溝22…第二溝14は一部または全部、重ならないものでもよい。第一の溝21…または第二の溝22…は、細いV字状の溝以外に、幅の広い底が平坦な溝でもよい。
上記立体構造編物及びクッション体46、第一の溝21…、第二の溝22…は、通気性及び放熱性の高いもの、乾燥機能のあるものならば何でもよく、例えば、粒状物または小玉ビーズを内蔵させて隙間を多く形成したもの、生石灰、塩化カルシウムなどの化学反応、潮解による乾燥素材、シリカゲル、酸化アルミニウム、ゼオライト、分子篩(Molecular sieve)、金属石鹸などの多孔質表面による乾燥素材でもよい。
上記バンブー繊維布47、立体構造編物、クッション体46、粒状物48、消臭布49は、上述のもののほか、光触媒加工された、抗菌、消臭作用のある素材、例えば、二酸化チタン、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTiO3、KNbOを含む素材、シャインアップ(繊維、布、綿、株式会社クラレの製品)、ディスメル(東洋紡績株式会社の商品)、エピコモド(東洋紡績株式会社の登録商標、東洋紡績株式会社の商品)、キチンキトサン繊維、「サニター30」、繊維にカキタンニンを含むまたは付着された繊維、これらの混合物など、何でもよい。シャインアップは、ポリエステル繊維とナイロン繊維とからなる複合繊維に金属含有セラミックス系の特殊消臭剤が練り込まれており、二酸化チタンによる光触媒反応により消臭と抗菌効果が発揮される。
上記バンブー繊維布47、立体構造編物、クッション体46、粒状物48、消臭布49は、上述のもののほか、遠赤外線を発する素材、粉末鉄のように発熱効果のあるもの、ロンウェーブ、羊毛ゼオライト、溶岩シーツ(おとぎの国)、ヤンロン加工布、トルマリン粒子が付着した布またはバイネストセラなどを用いてもよい。「羊毛ゼオライト」、「バイネストセラ」は、天然鉱石であるゼオライトを加工したセラミックスとその微粒子を羊毛などの天然繊維の表面に堅牢に付着させたもの、これらの混合物でもよい。
上記バンブー繊維布47、立体構造編物、クッション体46、粒状物48、消臭布49の一部は他の一部と入れ替わってもよいし、上記バンブー繊維布47、立体構造編物、クッション体46、粒状物48、消臭布49の一部は省略されて小さくなってもよいし、逆に大きくなってもよい。
本人体当接具は裏返して使用可能である。この場合、第一の連結体11、第二の連結体12、第三の連結体13は、第一の当接体1、第二の当接体2、第三の当接体3、第四の当接体4の周縁の中央線に沿って設けられてもよい。本四肢保護具は、人体全体のほか、頭部、手先、足先、上腕、前腕、大腿、下腿、胴体など、人体の一部など、種々の箇所に使用できる。使用するのは人体以外に、上記犬、猫、猿類、哺乳類、鳥類、爬虫類、その他の動物に使用可能である。
上述の第一の当接体1、第二の当接体2、第三の当接体3、第四の当接体4…、第一の連結体11、第二の連結体12、12、第三の連結体13、13、第一の溝21…、第二の溝22…、紐31、31、ポケット32、32、紐33、33、ポケット34、34、紐35、35、ポケット36、36、第三の凹部41、第四の凹部42、クッション体46、バンブー繊維布47、粒状物48、消臭布49の一部または全部は省略されてもよいし、その数が増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよいし、他のものがさらに付加・積層・混合されてもよいし、それぞれの寸法は上記以外でもよいし、それぞれの寸法の相対的大小は切り換えられてもよいし同じでもよいし、材質は繊維製、布製、軟質樹脂製、発泡性樹脂製のほか、硬質樹脂製、金属製、木製、紙製、ゴム製、表面に化粧紙が接着されたもの、竹製、木製、樹脂製、ガラス製、綿製、布製、糸製、繊維製、ゴム製、紙製、セラミック製、カーボン製、ウレタン製、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製でもよいし、他のものがさらに付加・積層・混合されてもよい。
(8)他の発明の効果
[1]人体の臀部から大腿部の背面側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める第一の当接体と、 人体の背中側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める第二の当接体と、 これら第一の当接体と第二の当接体とを連結し、これら第一の当接体と第二の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第一の連結体と、 人体の後頭部側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める、上記第二の当接体に着脱自在に取り付けられる第三の当接体と、 これら第二の当接体と第三の当接体とを着脱自在に連結し、これら第二の当接体と第三の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第二の連結体と、 上記第二の当接体の側において、この第三の当接体の縁を凹ませて当該縁が湾曲され、頭部の幅にほぼ等しい幅の第三の凹部とを備えたことを特徴とする人体当接具。
[2]上記第三の凹部は、人体当接具の人体が当接する表側から反対側の裏側まで貫通した穴の状態であり、上記第二の連結体は、この穴の状態の第三の凹部の両端の第三の当接体と第二の当接体との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の人体当接具。
これにより、人体の後頭部から首筋の通気性及び放熱性が向上し、暑いときの人体の冷却効果を高め、湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。また、上記第二の連結体は、この穴の状態の第三の凹部の両端の第三の当接体と第二の当接体との間に設けられることになる。これにより、貫通穴の状態の第三の凹部が、第二の連結体でふさがれることがなく、上記通気性及び放熱性が保たれる。
さらに、第三の当接体の上縁、下縁、左縁、右縁のうち、第二の当接体の側である下縁に第三の凹部が位置する。これにより、第二の当接体及び第一の当接体に第三の当接体を連結した状態で、本人体当接具を持ち運びするとき、この第三の凹部に手を掛けて容易に運ぶことができる。
[3]人体の左右の腰付近の外側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める、上記第二の当接体に着脱自在に取り付けられる第四の当接体と、 上記第一の当接体または上記第二の当接体とこの第四の当接体とを着脱自在に連結し、これら第一の当接体または第二の当接体と第四の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第三の連結体と、 上記第一の当接体の側において、この第四の当接体の縁を凹ませて当該縁が湾曲され、頭部の幅にほぼ等しい幅の第四の凹部とをさらに備えたことを特徴とする請求項2記載の人体当接具。
これにより、人体の左右両側面にフレームが当たっても不快感が無くなり、すわり心地または乗り心地が良くなる。
[4]上記第四の凹部は、人体当接具の人体が当接する表側から反対側の裏側まで貫通した穴の状態であり、上記第三の連結体は、この穴の状態の第四の凹部の両端の第四の当接体と第一の当接体または第二の当接体との間に設けられていることを特徴とする請求項3記載の人体当接具。
これにより、人体の大腿部から肩までの左右両側面の通気性及び放熱性が向上し、暑いときの人体の冷却効果を高め、湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。また、上記第三の連結体は、この穴の状態の第四の凹部の両端の第四の当接体と第一の当接体又は第二の当接体との間に設けられることになる。したがって、貫通穴の状態の第三の凹部が、第二の連結体でふさがれることがなく、通気性及び放熱性が保たれる。
また、体の不自由な人または乳幼児が車椅子、椅子、シート、乳母車に乗っているときなどに、この人を移動させるとき、人体当接具に人を乗せたまま、この第四の当接体の第四の凹部または第三の当接体の第三の凹部に手を掛けて持ち上げて容易に移動させることができる。
[5]上記第三の当接体と第四の当接体とは同じものであることを特徴とする請求項4記載の人体当接具。 これにより、第三の当接体と、第四の当接体とを付け替えて、一方を他方に転用でき、第三の当接体及び第四の当接体を効率的に使用、転用できる。
[6]上記第一の当接体の人体が当接する表側には、当該第一の当接体の縁まで達する複数の第一の溝が形成され、 上記第二の当接体の人体が当接する表側には、当該第二の当接体の縁まで達する複数の第二の溝が形成され、 これら第一の当接体と第二の当接体とを重ねたとき、これら第一の溝と第二の溝とが重なりあうことを特徴とする請求項5記載の人体当接具。
これにより、第一の溝と第二の溝とが途中でふさがれず、第一の当接体の第二の当接体との折り畳んだ内部、つまり人体当接具の内部が、重なりあって太くなった第一の溝及び第二の溝で外とつながり、重ねても通気性が向上し、第一の当接体及び第二の当接体に吸収された汗などの湿気が容易に発散され、快適となり、雑菌増殖を防ぎ、褥瘡も防げる。
後頭部・人体側面の当接体に凹部・穴を設けて、通気性・放熱性向上させる。凹部・穴に手を掛けて体の不自由な人を容易に持ち上げて運べるようにする。車椅子などのシートの人体への当接を快適にし、体が不自由な人体の移動を容易にする。
連結された第一の当接体1及び第二の当接体2の上縁または左右の側縁に、湾曲して凹部41、42を有する第三の当接体3及び第四の当接体4を、紐の第二の連結体12及び第三の連結体13で、着脱自在に連結する。
これにより、後頭部、人体の左右両側面に車椅子などのフレームが当たっても不快にならない。体が不自由な人を移動させるとき、第三の当接体3の第三の凹部41及び第四の当接体4の第四の凹部42に手を掛けて持ち上げて人を乗せたまま容易に移動できる。
1…第一の当接体 2…第二の当接体
3…第三の当接体 4…第四の当接体
11…第一の連結体 12…第二の連結体(紐)
13…第三の連結体(紐)
21…第一の溝 22…第二の溝
31…紐 32…ポケット
33…紐 34…ポケット
35…紐 36…ポケット
41…第三の凹部 42…第四の凹部
46…クッション体 47…バンブー繊維布
48…粒状物 49…消臭布

Claims (5)

  1. 人体の臀部から大腿部の背面側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める第一の当接体と、
    人体の背中側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める第二の当接体と、
    これら第一の当接体と第二の当接体とを連結し、これら第一の当接体と第二の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第一の連結体と、
    人体の後頭部側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める、上記第二の当接体に着脱自在に取り付けられる第三の当接体と、
    これら第二の当接体と第三の当接体とを着脱自在に連結し、これら第二の当接体と第三の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第二の連結体と、
    上記第二の当接体の側において、この第三の当接体の縁を凹ませて当該縁が湾曲され、頭部の幅にほぼ等しい幅の第三の凹部と、
    人体の左右の腰付近の外側に当接可能で、押圧によって凹んで圧力を受け止める、上記第二の当接体に着脱自在に取り付けられ、全体としてカーブして湾曲している第四の当接体と、
    上記第一の当接体または上記第二の当接体とこの第四の当接体とを着脱自在に連結し、これら第一の当接体または第二の当接体と第四の当接体とが互いに角度を変えるのを許容する第三の連結体と、
    上記第一の当接体の側であって、上記全体としてカーブした湾曲部分において、上記第四の当接体の縁を凹ませて当該縁が湾曲され、頭部の幅にほぼ等しい幅の第四の凹部とを備えたことを特徴とする人体当接具。
  2. 上記第三の当接体と第四の当接体とは同じものであり、上記第三の当接体と第四の当接体とは付け替え可能であることを特徴とする請求項記載の人体当接具。
  3. 上記第三の凹部は、人体当接具の人体が当接する表側から反対側の裏側まで貫通した穴の状態であり、上記第二の連結体は、この穴の状態の第三の凹部の両端の第三の当接体と第二の当接体との間に設けられていることを特徴とする請求項記載の人体当接具。
  4. 上記第四の凹部は、人体当接具の人体が当接する表側から反対側の裏側まで貫通した穴の状態であり、上記第三の連結体は、この穴の状態の第四の凹部の両端の第四の当接体と第一の当接体または第二の当接体との間に設けられていることを特徴とする請求項3記載の人体当接具。
  5. 上記第一の当接体の人体が当接する表側には、当該第一の当接体の縁まで達する複数の第一の溝が形成され、 上記第二の当接体の人体が当接する表側には、当該第二の当接体の縁まで達する複数の第二の溝が形成され、 これら第一の当接体と第二の当接体とを重ねたとき、これら第一の溝と第二の溝とが重なりあうことを特徴とする請求項記載の人体当接具。
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