JP6339328B2 - 回転角度検出システム、回転角度検出方法及び同期電動機制御システム - Google Patents

回転角度検出システム、回転角度検出方法及び同期電動機制御システム Download PDF

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Description

本発明は、回転角度検出システム、回転角度検出方法及び同期電動機制御システムに関する。
産業用ロボットに用いられるアクチュエータにおいては、モータの主軸(モータシャフト)の回転角度を検出し(例えば特許文献1参照)、この回転角度に基づいて更に可動部の位置を検出することが行われている。一般的に回転角度の検出にはアブソリュートエンコーダやレゾルバなどが使用される。
特開2011−95180号公報
しかし、上述した従来の回転角度の検出手法では、電源投入時などにおいて回転子の磁極については迅速に検出することができるが、モータシャフトの回転角度を迅速に検出することが困難であった。
本発明は、問題点に鑑みてなされたものであり、迅速にモータの主軸の回転角度を検出することを目的とする。
目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る回転角度検出システムは、同期電動機の主軸の回転角度を検出する回転角度検出システムであって、前記主軸に固定された磁石と、前記磁石の磁束を検出する磁束検出手段と、前記主軸の回転方向に沿って形成され、前記主軸とともに回転する回転角度検出用の複数のインデックスと、前記インデックスを検出するインデックス検出手段と、前記磁束検出手段により検出された前記磁石の磁束に基づいて、1つのインデックスを含む角度範囲を特定し、特定した前記角度範囲に含まれる前記インデックスにより特定される前記主軸の絶対回転角度を取得する絶対回転角度取得手段と、を備えることを特徴とする。
前記複数のインデックスと前記複数のインデックスの位置に対応する前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されるテーブルを備え、前記絶対回転角度取得手段は、前記テーブルに基づいて前記主軸の絶対回転角度を取得するようにしてもよい。
前記テーブルは、前記複数のインデックスと回転方向毎に異なる前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されるようにしてもよい。
前記主軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記絶対回転角度取得手段により取得された前記主軸の絶対回転角度と、前記回転数検出手段により検出された前記主軸の回転数とに基づいて、前記同期電動機の駆動によって直線上を移動する移動体の位置を取得する移動体位置取得手段と、を備えるようにしてもよい。
前記同期電動機は、サーボモータであるようにしてもよい。
目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る回転角度検出方法は、同期電動機の主軸の回転角度を検出する回転角度検出方法であって、前記主軸に固定された磁石の磁束を検出する磁束検出ステップと、前記主軸の回転方向に沿って形成され、前記主軸とともに回転する回転角度検出用の複数のインデックスを検出するインデックス検出ステップと、前記磁束検出ステップにおいて検出された前記磁石の磁束に基づいて、1つのインデックスを含む角度範囲を特定し、特定した前記角度範囲に含まれる前記インデックスにより特定される前記主軸の絶対回転角度を取得する絶対回転角度取得ステップと、を含むことを特徴とする。
前記絶対回転角度検出ステップでは、前記複数のインデックスと前記複数のインデックスの位置に対応する前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されるテーブルに基づいて前記主軸の絶対回転角度を取得するようにしてもよい。
前記テーブルは、前記複数のインデックスと回転方向毎に異なる前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されるようにしてもよい。
前記主軸の回転数を検出する回転数検出ステップと、前記絶対回転角度取得ステップにおいて取得された前記主軸の絶対回転角度と、前記回転数検出ステップにおいて検出された前記主軸の回転数とに基づいて、前記同期電動機の駆動によって直線上を移動する移動体の位置を取得する移動体位置取得ステップと、を含むようにしてもよい。
前記同期電動機は、サーボモータであるようにしてもよい。
目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る同期電動機制御システムは、上述した何れかの回転角度検出システムと、前記絶対回転角度取得手段により検出された前記主軸の絶対回転角度を示す信号に基づいて、前記同期電動機の駆動を制御する駆動制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転角度を迅速に検出することができる。また、本発明によれば、高価な検出素子を使用する必要がなく、安価で精度が良い回転角度検出システムを構成することができる。また、回転数を保持するためのバッテリも不要である。
実施形態に係る電動アクチュエータシステムの概略構成を示す図である。 実施形態に係るアブソリュートユニットの斜視図である。 実施形態に係るアブソリュートユニットの側面図である。 実施形態に係るアブソリュートユニット内の基板上の構成を示す図である。 実施形態に係る光学ホイールの上面図である。 実施形態に係る角度検出用テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る光学センサの信号の一例を示す図である。 実施形態に係るアブソリュートユニット内の主動歯車、第1従動歯車及び第2従動歯車の回転角度の遷移を示す図である。 実施形態に係るモータシャフトの絶対回転角度取得処理を示すフローチャートである。 実施形態に係るロッドの位置取得処理を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る角度検出用テーブルの一例を示す図である。 他の実施形態に係る光学センサの信号の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る電動アクチュエータシステム100の概略構成を示す図である。図1に示す電動アクチュエータシステム100は、ハウジング1、モータカバー3、サーボモータ5、ジョイント部材7、軸受部材8、ボールねじ9、軸受部材10、ボールナット11、中空ロッド13、ロッド15、アブソリュートユニット21及びサーボモータ制御装置23を含んで構成される。
ハウジング1にはモータカバー3が連結されている。モータカバー3内にはサーボモータ5が収容・配置されている。サーボモータ5は、円柱形の回転子6b、と、回転子6bを所定間隔を隔てて収容するように配置される円筒形の固定子6aと、回転子6bに連結されてY軸方向に延在するモータシャフト6cとを含んで構成される。本実施形態では、固定子巻線が固定子6aに巻き付けられている。
サーボモータ5の主軸であるモータシャフト6cには、ジョイント部材7を介してボールネジ9が連結されている。ボールネジ9にはボールナット11が螺合しており、ボールナット11には中空ロッド13が固着されている。また、中空ロッド13の先端にはロッド15が連結されている。また、ジョイント部材7は、軸受部材8、10によって回転可能に支持されている。
サーボモータ5がサーボモータ制御装置23から固定子6aに巻き付けられている固定子巻線(図示せず)に供給される電流に応じて駆動すると、回転子6b及びモータシャフト6cが回転し、更に、ボールネジ9が回転することにより、ボールネジ9の回転によってその回転を規制されているボールナット11がY軸方向に移動する。このボールナット11の移動によって、中空ロッド13、更にはロッド15がY軸方向に移動することになる。
アブソリュートユニット21は、モータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。また、アブソリュートユニット21は、モータシャフト6cの回転数を取得し、モータシャフト6cの回転角度と回転数とに基づいて、Y軸方向に移動するロッド15の位置を取得する。アブソリュートユニット21の詳細については後述する。
また、サーボモータ5は、サーボモータ制御装置23によって制御されるように構成されている。すなわち、サーボモータ制御装置23は、アブソリュートユニット21からの信号に基づいて、サーボモータ5を制御する。また、サーボモータ制御装置23は、サーボモータ5の起動時において、所定の起動制御を実行し、それによって、安定した起動特性を提供する。
図2は、アブソリュートユニット21の斜視図を示し、図3は、アブソリュートユニット21の内部の側面図を示す。図2及び図3に示すアブソリュートユニット21は、サーボモータ5に連結されており、ユニットカバー50、光学ホイール60、主動歯車61、第1従動歯車62、第2従動歯車63、軸受64、65、歯車保持用プレート66、67、磁石71、72、73、基板101、第1磁気センサ151、第2磁気センサ152、第3磁気センサ153を含んで構成される。
光学ホイール60は、例えば、厚さが0.1mmで、ニッケルを主成分とする素材からなる円盤状の部材である。光学ホイール60は、円形の主面がXZ平面と平行となるようにモータシャフト6cに固定されており、モータシャフト6cの回転に伴ってモータシャフト6cを中心に回転する。光学ホイール60の表面は、反射率が例えば、0.5以上になるように加工されている。光学ホイール60の−Y側の面には、モータシャフト6cを中心とする円C2に沿って、円C2の半径方向を長手方向とするマークM1が、等間隔に複数形成されている。また、光学ホイール60の−Y側の面には、モータシャフト6cを中心とし、半径が円C2よりも大きい円C3の周上には、円C3の半径方向を長手方向とする4つのマークM2−1〜M2−4(以下、マークM2−1〜M2−4をまとめて適宜「マークM2」と称する)が円周角90°の間隔で4つ形成されている。
各マークM1、M2は、周囲の領域よりも反射率が低く、例えばその反射率は0.5より小さくなっている。マークM1、M2−1〜M2−4は、光学トラックTRを形成する。この光学トラックTRは、マークM1が形成された反射率が低い部分と、マークM1に挟まれる反射率が高い部分とが、円C2に沿って交互に配列されたパターンと、マークM2が形成された反射率が低い部分と、マークM2に挟まれる反射率が高い部分とが、円C3に沿って交互に配列されたパターンとから構成される。
光学ホイール60の−Y側には、光学ホイール60と所定間隔を空けて光学センサ60a、60bが配置されている。光学センサ60a、60bは、ユニットカバー50に取り付けられた光学センサ保持用プレート60cによって保持されている。光学センサ60aは、光学ホイール60上の円C2と交わる位置に配置されている。光学センサ60aは、光学ホイール60上の円C2上の位置に、照明光を射出する。そして、光学センサ60aは、光学ホイール60で反射された照明光を受光し、受光した照明光に応じた電圧信号を出力する。上述したように光学ホイール60上の円C2上にはマークM1が形成されており、マークM1は、周囲の領域よりも反射率が低い。従って、光学ホイール60の回転に伴って、マークM1が光学センサ60aの位置に到達する毎に、光学センサ60aが出力する信号の電圧は低くなる。
光学センサ60bは、光学ホイール60上の円C3と交わる位置に配置されている。光学センサ60bは、光学ホイール60上の円C3上の位置に、照明光を射出する。そして、光学センサ60bは、光学ホイール60で反射された照明光を受光し、受光した照明光の強度に応じた電圧の信号を出力する。上述したように光学ホイール60上の円C3上にはインデックスであるマークM2−1〜M2−4が形成されており、マークM2−1〜M2−4は、周囲の領域よりも反射率が低い。従って、光学ホイール60の回転に伴って、マークM2−1〜M2−4が光学センサ60bの位置に到達する毎に、光学センサ60bが出力する信号の電圧は低くなる。本実施形態では、マークM2−1が光学センサ60bの位置に到達するときのモータシャフト6cの絶対回転角度を0°とする。
主動歯車61は、ユニットカバー50内の空間の中央部に位置し、モータシャフト6cに取り付けられており、主動歯車61の回転軸とモータシャフト6cの回転軸とは同軸になっている。主動歯車61は、モータシャフト6cの回転に伴って回転する。
歯車保持用プレート66は、ユニットカバー50の内壁面の側面に取り付けられており、更に歯車保持用プレート66には、軸受64が回転可能に取り付けられている。軸受64の回転軸はモータシャフト6cの回転軸と平行となっている。第1従動歯車62は、軸受64に取り付けられている。第1従動歯車62は、主動歯車61と噛み合うように配置されており、主動歯車61の回転に伴って回転する。
同様に、歯車保持用プレート67は、ユニットカバー50の内壁面の側面に取り付けられており、更に歯車保持用プレート67には、軸受65が回転可能に取り付けられている。軸受65の回転軸はモータシャフト6cの回転軸と平行となっている。第2従動歯車63は、軸受65に取り付けられている。第2従動歯車63は、主動歯車61を挟んで第1従動歯車62と対向する位置に、主動歯車61と噛み合うように配置されており、主動歯車61の回転に伴って回転する。
主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の歯数は、後述するモータシャフト6cの回転数の取得、更には、ロッド15の位置の取得のために異なっており、互いに素となるように設定されている。例えば、主動歯車61の歯数は25、第1従動歯車62の歯数は24、第2従動歯車63の歯数は23である。
磁石71、磁石72及び磁石73は、何れも円盤形状であり、一方の半円部分がN極、他方の半円部分がS極となる2極磁石である。磁石71は、モータシャフト6cの先端部に取り付けられている。磁石72は、軸受64の先端部に取り付けられ、磁石73は、軸受65の先端部に取り付けられている。
基板101は、ユニットカバー50の内壁面の主面に取り付けられている。更に基板101には、第1磁気センサ151、第2磁気センサ152、第3磁気センサ153が配置されている。第1磁気センサ151は、磁石71と所定の間隔を空けて対向する位置に配置されている。第1磁気センサ151は、モータシャフト6cの先端に取り付けられている磁石71の微細磁束を図示しない磁気検出素子によって検出する。磁気検出素子の出力信号は、磁石71の回転に応じて電圧が変化する。換言すれば、モータシャフト6cが1回転すると1周期になる正弦波信号及び余弦波信号である。第1磁気センサ151は、正弦波信号のレベルと余弦波信号のレベルとに基づいて、正接(tan)の逆関数(arctan)を算出することにより、モータシャフト6cの回転角度を求め、制御部102へ出力する。
本実施形態では、モータシャフト6cの絶対回転角度を取得する場合には、第1磁気センサ151は、マークM2−1〜M2−4の何れか1つを含む90°の範囲(図5の第1回転角度範囲〜第4回転角度範囲)を特定することが可能な検出精度を有するものとして扱う。図5において、第1回転角度範囲はマークM2−1を含む範囲であり、モータシャフト6cの絶対回転角度0°〜45°と315°〜360°の範囲である。第2回転角度範囲はマークM2−2を含む範囲であり、モータシャフト6cの絶対回転角度45°〜135°の範囲である。第3回転角度範囲はマークM2−3を含む範囲であり、モータシャフト6cの絶対回転角度135°〜225°の範囲である。第4回転角度範囲はマークM2−4を含む角度範囲であり、モータシャフト6cの絶対回転角度225°〜315°の範囲である。
第2磁気センサ152は、磁石72と所定の間隔を空けて対向する位置に配置されている。第2磁気センサ152は、軸受64の先端に取り付けられている磁石72の微細磁束を図示しない磁気検出素子によって検出する。磁気検出素子の出力信号は、磁石72の回転に応じて電圧が変化し、磁石72が1回転する、換言すれば、第1従動歯車62が1回転すると1周期になる正弦波信号及び余弦波信号である。第2磁気センサ152は、正弦波信号のレベルと余弦波信号のレベルとに基づいて、正接(tan)の逆関数(arctan)を算出することにより、第1従動歯車62の回転角度求め、制御部102へ出力する。第3磁気センサ153は、軸受65の先端に取り付けられている磁石73の微細磁束を磁気検出素子によって検出する。磁気検出素子の出力信号は、磁石73の回転に応じて電圧が変化し、磁石73が1回転する、換言すれば、第2従動歯車63が1回転すると1周期になる正弦波信号及び余弦波信号である。第3磁気センサ153は、正弦波信号のレベルと余弦波信号のレベルとに基づいて、正接(tan)の逆関数(arctan)を算出することにより、第2従動歯車63の回転角度を求め、制御部102へ出力する。
基板101には、上述した第1磁気センサ151、第2磁気センサ152、第3磁気センサ153の他に、モータシャフト6cの絶対回転角度やロッド15の位置を取得するために必要な構成が配置される。
図4は、基板101上の構成を示す図である。図4に示すように、基板101上には、制御部102、メモリ104、インタフェース(I/F)部110が配置されている。
制御部102は、例えばマイクロコンピュータにより構成される。制御部102は、メモリ104に記憶されたプログラムを実行し、メモリ104に記憶された各種データを処理することなどにより、アブソリュートユニット21の全体を制御する。制御部102は、絶対回転角度取得手段としての回転角度取得部122と、移動体位置取得手段としての位置取得部124との機能を有する。制御部102は、光学ホイール60と、基板101上の第1磁気センサ151、第2磁気センサ152、第3磁気センサ153とを接続する。メモリ104は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。メモリ104は、各種情報を記憶する。I/F部110は、制御部102の制御により、サーボモータ制御装置23との間でデータの送信及び受信を行う。
次に、アブソリュートユニット21の制御を説明する。制御部102内の回転角度取得部122は、第1磁気センサ151から入力されるモータシャフト6cの回転角度を特定し、更に、図5に示す第1回転角度範囲〜第4回転角度範囲のうち、その特定した回転角度が属する回転角度範囲を特定する。
第1回転角度範囲〜第4回転角度範囲の何れかを特定した場合、回転角度取得部122は、その特定した回転角度範囲と、光学センサ60bから入力される信号のレベル(電圧)とに基づいて、モータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。ここで、マークM2−1〜M2−4の何れかが光学センサ60bの位置に到達すると、光学センサ60bから入力される信号のレベルが低下する。このため、回転角度取得部122は、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりを検出したときに、特定した回転角度範囲に含まれるマークM2−1〜M2−4の何れかを特定し、その特定したマークM2−1〜M2−4の何れかに対応するモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。
より具体的には、第1回転角度範囲が特定されて、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりが検出された場合には、回転角度取得部122は、第1回転角度範囲に含まれるマークM2−1を特定し、その特定したマークM2−1に対応するモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。また、第2回転角度範囲が特定されて、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりが検出された場合には、回転角度取得部122は、第2回転角度範囲に含まれるマークM2−2を特定し、その特定したマークM2−2に対応するモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。また、第3回転角度範囲が特定されて、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりが検出された場合には、回転角度取得部122は、第3回転角度範囲に含まれるマークM2−3を特定し、その特定したマークM2−3に対応するモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。また、第4回転角度範囲が特定されて、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりが検出された場合には、回転角度取得部122は、第4回転角度範囲に含まれるマークM2−4を特定し、その特定したマークM2−4に対応するモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。
モータシャフト6cの絶対回転角度を取得する際には、特定したマークM2とモータシャフト6cの絶対回転角度とを対応付けて構成されるテーブル(角度検出用テーブル)が用いられる。角度検出用テーブルのデータは、例えば、メモリ104に記憶されている。
図6は、角度検出用テーブルの一例を示す図である。図6に示す角度検出用テーブルは、マークM2−1〜M2−4の識別情報であるインデックス番号(マークM2−1がインデックス番号1、マークM2−2がインデックス番号2、マークM2−3がインデックス番号3、マークM2−4がインデックス番号4)と、モータシャフト6cの右回り時の絶対回転角度と及び左回り時の絶対回転角度とを対応付けて構成される。
ここで、右回り時の絶対回転角度と及び左回り時の絶対回転角度とは異なっている。これは、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりでモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する場合には、マークM2−1〜M2−4はそれぞれ所定の幅をもっており、図7に示すように、右回りの場合に信号が立ち下がるときのモータシャフト6cの絶対回転角度と、左回りの場合に信号が立ち下がるときのモータシャフト6cの絶対回転角度とに差があるためである。
回転角度取得部122は、固定子6aに巻き付けられている固定子巻線に供給される固定子電流ベクトルの電流に基づいて、モータシャフト6cの回転方向を取得し、角度検出用テーブルを参照して、特定したマークM2及び回転方向に対応するモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。
なお、回転角度範囲が特定された後、光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりが検出されないまま、新たな回転角度範囲に切り替わり、その後に光学センサ60bから入力される信号の立ち下がりが検出される場合がある。このため、回転角度取得部122は、回転角度範囲の特定を継続し、新たな回転角度範囲に切り替わった場合には、その新たな回転角度範囲と、その後に光学センサ60bから入力される信号のレベルとに基づいて、モータシャフト6cの絶対回転角度を取得する。
制御部102内の位置取得部124は、モータシャフト6cの回転数を取得し、更に、回転角度取得部122によって取得されたモータシャフト6cの絶対回転角度と、モータシャフト6cの回転数とに基づいて、ロッド15の位置を取得する。
上述したように、主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の歯数はそれぞれ異なっており、互いに素となるように設定されている。例えば、主動歯車61の歯数が25、第1従動歯車62の歯数が24、第2従動歯車63の歯数が23である場合、サーボモータ5の駆動によってモータシャフト6cが回転し、このモータシャフト6cの回転に伴って主動歯車61が回転し、更に、主動歯車61の回転に伴って第1従動歯車62及び第2従動歯車63が回転すると、主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の回転角度の遷移は図8に示すものとなる。
図8(A)及び(B)において横軸はモータシャフト6cの回転数を示し、縦軸は主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の回転角度を示す。また、図8(A)は最初の部分を示しており、図8(B)は最後の部分を示す。図8(A)に示すように、初期状態においては、主動歯車61(モータシャフト6c)、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の回転角度は一致しており0°であるものとする。ここで初期状態とは、ロッド15が最もハウジング1に接近したときの状態を示す。なお、ロッド15が最もハウジング1に接近したときの位置を始点位置とする。
この初期状態からサーボモータ5が駆動されると、モータシャフト6cの回転に伴って主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63が回転する。ここで、モータシャフト6cが1回転すると主動歯車61も同様に1回転する。一方、第1従動歯車62は主動歯車61よりも歯数が少ないため、主動歯車61が1回転するよりも前に1回転する。また、第2従動歯車63は第1従動歯車62よりも更に歯数が少ないため、第1従動歯車62が1回転するよりも前に1回転する。このため、図8(A)に示すように、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の回転角度は徐々にずれる。
更に、主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の回転が継続すると、やがて図8(B)に示すように、主動歯車61、第1従動歯車62及び第2従動歯車63の回転角度が一致するときがある。このときの主動歯車61の回転数、すなわち、モータシャフト6cの回転数nは、n=24×23=552となる。図8から明らかなように、モータシャフト6cの回転数が0〜552の間においては、主動歯車61の回転角度と第1従動歯車62の回転角度と第2従動歯車63の回転角度との組み合わせが定まれば、その組み合わせに対応するモータシャフト6cの回転数は一意に定まる。
すなわち、位置取得部124は、主動歯車61の回転角度と第1従動歯車62の回転角度と第2従動歯車63の回転角度との組み合わせに基づいて、モータシャフト6cの回転数を取得することが可能である。具体的には、位置取得部124は、第1磁気センサ151によって検出される主動歯車61の回転角度と、第2磁気センサ152によって検出される第1従動歯車62の回転角度と、第3磁気センサ153によって検出される第2従動歯車63の回転角度とを取得する。更に、位置取得部124は、主動歯車61の回転角度と、第1従動歯車62の回転角度と、第2従動歯車63の回転角度との組み合わせにより一意に定まるモータシャフト6cの回転数を取得する。ここで取得されるモータシャフト6cの回転数の小数点以下の値は切り捨てられる。
更に、位置取得部124は、モータシャフト6cの回転数に対するロッド15の移動距離(第1移動距離)を算出するとともに、モータシャフト6cの絶対回転角度に対するロッド15の移動距離(第2移動距離)を算出し、ロッド15の始点位置(初期状態の位置)に、第1移動距離と第2移動距離とを加算して、ロッド15の現在位置を特定する。
例えば、メモリ104には、モータシャフト6cの1回転当りのロッド15の移動距離が記憶されている。位置取得部124は、モータシャフト6cの1回転当りのロッド15の移動距離に、取得したモータシャフト6cの回転数を乗じることにより、ロッド15の第1移動距離を算出する。また、例えば、メモリ104には、モータシャフト6cが所定角度回転するときのロッド15の移動距離が記憶されている。位置取得部124は、モータシャフト6cが所定角度回転するときのロッド15の移動距離に、取得したモータシャフト6cの絶対回転角度を乗じ、更に、所定角度で除することにより、ロッド15の第2移動距離を算出する。
制御部102内の回転角度取得部122は、I/F部110を介して、サーボモータ制御装置23へモータシャフト6cの絶対回転角度を出力する。また、制御部102内の位置取得部124は、I/F部110を介して、サーボモータ制御装置23へロッド15の現在位置を出力する。サーボモータ制御装置23は、モータシャフト6cの絶対回転角度やロッド15の現在位置に基づいて、サーボモータ5の駆動を制御する。
以下、フローチャートを参照しつつ、アブソリュートユニット21内の制御部102によるモータシャフト6cの絶対回転角度、及び、ロッド15の位置取得の詳細を説明する。
第1磁気センサ151は、モータシャフト6cの先端に取り付けられている磁石71の微細磁束を検出し、その微細磁束に対応するモータシャフト6cの回転角度を出力する。制御部102内の回転角度取得部122は、第1磁気センサ151からのモータシャフト6cの回転角度を取得する(ステップS101)。
次に、回転角度取得部122は、第1磁気センサ151からのモータシャフト6cの回転角度に基づいて、その特定した回転角度が属する回転角度範囲を特定する(ステップS102)。
次に、回転角度取得部122は、光学センサ60bからの信号を取得する(ステップS103)。更に、回転角度取得部122は、光学センサ60bからの信号の立ち下がりを検出したか否かを判定する(ステップS104)。光学センサ60bからの信号の立ち下がりが検出されていない場合(ステップS104;No)には、ステップS101以降の動作が繰り返される。
一方、光学センサ60bからの信号の立ち下がりが検出された場合(ステップS104;Yes)には、回転角度取得部122は、ステップS102において特定した回転角度範囲に属するマークM2を特定する(ステップS105)。更に、回転角度取得部122は、固定子巻線に供給される固定子電流ベクトルの電流に基づいて、モータシャフト6cの回転方向を取得する(ステップS106)。
次に、回転角度取得部122は、角度検出用テーブルに基づいて、ステップS105において特定したマークM2に対応し、且つ、ステップS106において取得した回転方向に対応する角度をモータシャフト6cの絶対回転角度として特定する(ステップS107)。
図9の処理によりモータシャフト6cの絶対回転角度が取得されるとともに、ロッド15の位置取得が行われる。図10は、制御部102によるロッド15の位置の取得処理を示すフローチャートである。
制御部102内の位置取得部124は、モータシャフト6cの回転数を取得する(ステップS301)。次に、位置取得部124は、回転角度取得部122により図9の処理によって取得されたモータシャフト6cの絶対回転角度を取得する(ステップS302)。
次に、位置取得部124は、モータシャフト6cの回転数に対するロッド15の移動距離(第1移動距離)を算出する(ステップS303)。次に、位置取得部124は、モータシャフト6c絶対回転角度に対するロッド15の移動距離(第2移動距離)を算出する(ステップS304)。
次に、位置取得部124は、ロッド15の始点位置(初期状態の位置)に、ステップS303において算出した第1移動距離と、ステップS304において算出した第2移動距離とを加算して、ロッド15の現在位置を特定する(ステップS305)。
以上説明したように、アブソリュートユニット21では、モータシャフト6cに磁石71が固定され、第1磁気センサ151が、モータシャフト6cとともに回転する磁石71による微細磁束を検出し、微細磁束に対応するモータシャフト6cの回転角度を出力する。また、モータシャフト6cにはモータシャフト6cを中心とする円盤状の部材である光学ホイール60が固定され、モータシャフト6cとともに回転する。光学ホイール60には、モータシャフト6cを中心とする円C3の周上には、4つのマークM2−1〜M2−4が円周角90°の間隔で4つ形成されており、光学センサ60bは、マークM2−1〜M2−4が到達したときにレベルが低下する信号を出力する。制御部102内の回転角度取得部122は、第1磁気センサ151からのモータシャフト6cの回転角度に基づいて、マークM2を1つ含む回転角度範囲を特定するとともに、光学センサ60bの立ち下がりが検出された場合、特定した回転角度範囲に属するマークM2を特定する。更に、回転角度取得部122は、モータシャフト6cの回転方向を取得し、特定したマークM2に対応し、且つ、取得した回転方向に対応する角度をモータシャフト6cの絶対回転角度として特定する。
このように、第1磁気センサ151を用いてモータシャフト6cの大まかな回転角度であって1つのマークM2を含む回転角度範囲を特定し、その回転角度範囲に含まれるマークM2による信号の立ち下がりが検出された場合に、モータシャフト6cの絶対回転角度を取得しており、迅速にモータシャフト6cの絶対回転角度を取得することができる。
また、モータシャフト6cの回転方向によってマークM2による信号の立ち下がりとなるモータシャフト6cの回転角度が異なることを考慮して、右回転の場合と左回転の場合とで異なる回転角度が取得されるようにしており、より正確なモータシャフト6cの回転角度を取得することができる。
また、制御部102内の位置取得部124は、モータシャフト6cの回転数を取得し、この回転数に対するロッド15の第1移動距離を算出するとともに、モータシャフト6cの絶対回転角度に対するロッド15の第2移動距離を算出し、ロッド15の初期状態の位置に、第1移動距離と第2移動距離とを加算して、ロッド15の現在位置を特定することができる。更には、上述した算出手法を用いることにより、回転数の情報を保持しておく必要はないため、その保持のための電源供給の手段、例えばバッテリは不要である。
また、サーボモータ制御装置23は、モータシャフト6cの絶対回転角度やロッド15の現在位置に基づいて、サーボモータ5の駆動を適切に制御することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
実施形態では、1つのマークM2に対して、右回りの場合と左回りの場合とで1つずつ絶対回転角度が検出されたが、マークM1を検出するための光学センサを用いることで、更に、モータシャフト6cの絶対回転角度の検出精度を向上させることができる。以下、この場合の実施形態(他の実施形態)について説明する。
具体的には、新たにマークM1を検出するための光学センサ60a2を備える。光学センサ60a2は、光学ホイール60上の円C2と交わる位置であって、光学センサ60aに対して、円C2の円周方向において90°+(光学センサ60bの右回り時と左回り時との検出差)/4°だけずらした位置に配置される。光学センサ60a2は、光学センサ60aと同様、光学ホイール60上の円C2上の位置に、照明光を射出する。そして、光学センサ60a2は、光学ホイール60で反射された照明光を受光し、受光した照明光に応じた電圧信号を出力する。
図11は、他の実施形態に係る角度検出用テーブルの一例を示す図であり、図12は、他の実施形態に係る光学センサの信号の一例である。図11に示す角度検出用テーブルは、マークM2−1が特定された場合の角度検出用テーブルであり、図11(A)は右回りの場合、図11(B)は左回りの場合を示す。図11に示す角度検出用テーブルは、光学センサ60b、光学センサ60a及び光学センサ60a2からの信号のレベルと、モータシャフト6cの絶対回転角度とを対応付けて構成される。なお、マークM2−2〜M2−4が特定された場合の角度検出用テーブルも同様の構成である。
また、図12に示すように、光学センサ60a及び光学センサ60a2からの信号の周期は、光学センサ60b右回り時と左回り時との検出差と一致する。更に、上述したように、光学センサ60a2は、光学センサ60aに対して、円C2の円周方向において90°+(光学センサ60bの右回り時と左回り時との検出差)/4°だけずらした位置に配置される。このため、図12に示すように、光学センサ60bからの信号のレベルがローレベル(L)となっている間に、光学センサ60a及び光学センサ60a2の信号の組み合わせは、ハイレベル(H)及びハイレベル、ローレベル及びハイレベル、ローレベル及びローレベル、ハイレベル及びローレベルの4つとなり、図11に示すように、それぞれの組み合わせにより一意にモータシャフト6cの絶対回転角度が定まる。
制御部102内の回転角度取得部122は、第1磁気センサ151からのモータシャフト6cの回転角度に基づいて、回転角度範囲を特定し、更に、その回転角度範囲内のマークM2を特定した後、図11に示す角度検出用テーブルを参照して、光学センサ60b、光学センサ60a及び光学センサ60a2からの信号のレベルに対応するモータシャフト6c絶対回転角度を取得する。
実施形態では、光学ホイール60には、モータシャフト6cを中心とする円C2に沿って、マークM1が等間隔に複数形成されているとともに、光学センサ60aが設けられているが、マークM1が形成されていない光学ホイール60を用い、光学センサ60aが設けられていない場合にも同様に本発明を適用することができる。
また、実施形態では、光学ホイール60には、モータシャフト6cを中心とする円C3に沿って、4つのマークM2−1〜M2−4が円周角90°の間隔で配置されているが、マークM2の数及び配置はこれに限定されず、例えば、8つのマークM2が円周角40°の間隔で配置されていてもよい。
また、実施形態では、光学ホイール60を用いたが、マークM2としての磁石が配置された磁気ホイールを用いるとともに、光学センサ60bに代えて磁気センサを用いて、この磁気センサが、マークM2としての磁石によって変化する磁束に対応する信号を出力するようにしてもよい。
実施形態では、マークが形成された光学ホイール60として説明したが、本発明は光学ホイール、更には、光学ホイール以外のホイールに限定されない。例えば、主軸(シャフト)の外周面に直接マークを貼り付け、そのマークが検出されるようにしてもよい。
実施形態では、磁石71がモータシャフト6cの先端部に取り付けられるようにしたが、磁石71は、モータシャフト6cと同一の回転角度で回転するように構成されていればよい。例えば、主動歯車61と連動して回転し、主動歯車61と同一の歯数を有する第3従動歯車が取り付けられる。第3従動歯車は主動歯車61と噛み合っていてもよいし、他の従動歯車を介して主動歯車61と連動して回転してもよい。更に、第3従動歯車の軸受の先端部に磁石71が取り付けられるとともに、第1磁気センサ151が、磁石71と所定の間隔を空けて対向する位置に配置される。
実施形態では、第1従動歯車62及び第2従動歯車63が主動歯車61と噛み合うようにしたが、主動歯車61と連動して回転するように構成されていればよい。例えば、第1従動歯車62及び第2従動歯車63が他の従動歯車を介して主動歯車61と連動して回転してもよい。
実施形態では、磁石72が軸受64の先端部に、磁石73が軸受65の先端部にそれぞれ取り付けられているが、磁石72は軸受64と同一の回転角度で回転し、磁石73は軸受65と同一の回転角度で回転するように構成されていればよい。例えば、第1従動歯車62と連動して回転し、第1従動歯車62と同一の歯数を有する第4従動歯車が取り付けられる。第4従動歯車は第1従動歯車62と噛み合っていてもよいし、他の従動歯車を介して第1従動歯車62と連動して回転してもよい。更に、第4従動歯車の軸受の先端部に磁石72が取り付けられるとともに、第2磁気センサ152が、磁石72と所定の間隔を空けて対向する位置に配置される。また、第2従動歯車63と連動して回転し、第2従動歯車63と同一の歯数を有する第5従動歯車が取り付けられる。第5従動歯車は第2従動歯車63と噛み合っていてもよいし、他の従動歯車を介して第2従動歯車63と連動して回転してもよい。更に、第5従動歯車の軸受の先端部に磁石73が取り付けられるとともに、第3磁気センサ153が、磁石73と所定の間隔を空けて対向する位置に配置される。
実施形態では、アブソリュートユニット21内に基板101を配置し、基板上に制御部102等が構成されるようにしたが、基板101及び制御部102等はアブソリュートユニット21の外部、例えば、サーボモータ制御装置23内に構成されてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1 ハウジング
3 モータカバー
5 サーボモータ
6a 固定子
6b 回転子
6c モータシャフト
7 ジョイント部材
8 軸受部材
9 ボールねじ
10 軸受部材
11 ボールナット
13 中空ロッド
15 ロッド
21 アブソリュートユニット
23 サーボモータ制御装置
50 ユニットカバー
60 光学ホイール
60a、60b 光学センサ
60c 光学センサ保持用プレート
61 主動歯車
62 第1従動歯車
63 第2従動歯車
64、65 軸受
66、67 歯車保持用プレート
71、72、73 磁石
100 アクチュエータシステム
101 基板
102 制御部
104 メモリ
106 モータドライバ回路
108 電流センサ
110 I/F部
122 回転角度取得部
124 位置取得部
151 第1磁気センサ
152 第2磁気センサ
153 第3磁気センサ
M1、M2−1、M2−2、M2−3、M2−4 マーク

Claims (11)

  1. 同期電動機の主軸の回転角度を検出する回転角度検出システムであって、
    前記主軸に固定された磁石と、
    前記磁石の磁束を検出する磁束検出手段と、
    前記主軸の回転方向に沿って形成され、前記主軸とともに回転する回転角度検出用の複数のインデックスと、
    前記インデックスを検出するインデックス検出手段と、
    前記磁束検出手段により検出された前記磁石の磁束に基づいて、1つのインデックスを含む角度範囲を特定し、特定した前記角度範囲に含まれる前記インデックスにより特定される前記主軸の絶対回転角度を取得する絶対回転角度取得手段と、
    を備えることを特徴とする回転角度検出システム。
  2. 前記複数のインデックスと前記複数のインデックスの各位置に対応する前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されるテーブルを備え、
    前記絶対回転角度取得手段は、前記テーブルに基づいて前記主軸の絶対回転角度を取得することを特徴とする請求項に記載の回転角度検出システム。
  3. 前記テーブルは、前記複数のインデックスと回転方向毎に異なる前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されることを特徴とする請求項に記載の回転角度検出システム。
  4. 前記主軸の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記絶対回転角度取得手段により取得された前記主軸の絶対回転角度と、前記回転数検出手段により検出された前記主軸の回転数とに基づいて、前記同期電動機の駆動によって直線上を移動する移動体の位置を取得する移動体位置取得手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の回転角度検出システム。
  5. 前記同期電動機は、サーボモータであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の回転角度検出システム。
  6. 同期電動機の主軸の回転角度を検出する回転角度検出方法であって、
    前記主軸に固定された磁石の磁束を検出する磁束検出ステップと、
    前記主軸の回転方向に沿って形成され、前記主軸とともに回転する回転角度検出用の複数のインデックスを検出するインデックス検出ステップと、
    前記磁束検出ステップにおいて検出された前記磁石の磁束に基づいて、1つのインデックスを含む角度範囲を特定し、特定した前記角度範囲に含まれる前記インデックスにより特定される前記主軸の絶対回転角度を取得する絶対回転角度取得ステップと、
    を含むことを特徴とする回転角度検出方法。
  7. 前記絶対回転角度検出ステップでは、前記複数のインデックスと前記複数のインデックスの各位置に対応する前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されるテーブルに基づいて前記主軸の絶対回転角度を取得することを特徴とする請求項に記載の回転角度検出方法。
  8. 前記テーブルは、前記複数のインデックスと回転方向毎に異なる前記主軸の回転角度とを対応付けて構成されることを特徴とする請求項に記載の回転角度検出方法。
  9. 前記主軸の回転数を検出する回転数検出ステップと、
    前記絶対回転角度取得ステップにおいて取得された前記主軸の絶対回転角度と、前記回転数検出ステップにおいて検出された前記主軸の回転数とに基づいて、前記同期電動機の駆動によって直線上を移動する移動体の位置を取得する移動体位置取得ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の回転角度検出方法。
  10. 前記同期電動機は、サーボモータであることを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の回転角度検出方法。
  11. 請求項1乃至の何れか1項に記載の回転角度検出システムと、
    前記絶対回転角度取得手段により検出された前記主軸の絶対回転角度を示す信号に基づいて、前記同期電動機の駆動を制御する駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする同期電動機制御システム。
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