JP6337567B2 - データ処理装置、データ処理方法、及び、データ処理プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、及び、データ処理プログラム Download PDF

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Description

データ処理部への電力供給の抑制を解除する技術に関する。
従来、認証情報が記憶されている外部媒体の接続検知がなされた際に、外部媒体に記憶されている識別情報からユーザ認証を行い、ユーザ認証が成功した場合、省エネモードから通常モードへ復帰するように給電が必要なデバイスに対して電力を供給する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−54551号公報
ところで、上述した従来の技術は外部媒体から認証情報を受け取るものであるが、複数の受取方法で認証情報を受け取り可能に構成される場合もある。従来はこのように複数の受取方法で認証情報を受け取り可能な場合にユーザの利便性の低下の抑制と消費電力の低減との調和をどのように図るかについて検討されていなかった。
本明細書では、複数の受取方法で認証情報を受け取り可能な場合のユーザの利便性の低下の抑制と消費電力の低減との調和を図る技術を開示する。
本明細書によって開示されるデータ処理装置は、データ処理部と、前記データ処理部への電力供給を行う電源部と、複数の受取方法のうち有効にされている受取方法で認証情報を受け取る受取部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記データ処理部の待機時間が基準時間に達したことに応じて、前記電源部から前記データ処理部への電力供給を抑制する抑制処理と、前記受取部によって認証情報の受け取りが開始されたことに応じて、前記データ処理部への電力供給の抑制を解除する解除処理と、前記有効にされている受取方法に応じて前記基準時間を設定する設定処理と、を実行する。
上記データ処理装置によると、有効にされている受取方法に応じて基準時間を設定することにより、複数の受取方法で認証情報を受け取り可能な場合のユーザの利便性の低下の抑制と消費電力の低減との調和を図ることができる。
また、前記複数の受取方法には、第1の受取方法と、前記第1の受取方法より認証情報の受け取りに要する時間が長い第2の受取方法とがあり、前記第1の受取方法に応じた前記基準時間は、前記第2の受取方法に応じた前記基準時間よりも長くしてもよい。
第2の受取方法が有効にされている場合、すなわち認証情報の受け取りに時間を要する場合は、認証情報の受け取りが完了する前に電力供給の抑制の解除を開始すれば、認証情報の受け取りを開始してから通常状態への復帰が完了するまでの時間のうち多くの時間が認証情報の受け取りに費やされる。このため、認証情報の受け取りが完了してから通常状態への復帰が完了するまでのユーザの体感時間が短い。体感時間が短ければ、ユーザが認証情報を受け取らせるときにデータ処理部に電力が供給されていなくても、ユーザの利便性は大きく低下しない。このため、第2の受取方法が有効にされている場合は第1の受取方法に応じた基準時間よりも短い基準時間を設定しておくことにより、ユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができる。
これに対し、第1の受取方法が有効にされている場合、すなわち認証情報の受け取りに時間を要しない場合は、認証情報の受け取りが完了する前に電力供給の抑制の解除を開始したとしても、認証情報の受け取りを開始してから通常状態への復帰が完了するまでの時間のうち認証情報の受け取りに費やされる時間が短い。このため、認証情報の受け取りが完了してから通常状態への復帰が完了するまでのユーザの体感時間が長い。このため、第1の受取方法が有効にされている場合は第2の受取方法に応じた基準時間よりも長い基準時間を設定しておくと、ユーザが認証情報を受け取るときにデータ処理部に電力が供給されている確率が高くなり、ユーザの利便性の低下を抑制できる。
また、前記複数の受取方法には、第1の受取方法と、前記第1の受取方法より認証情報の受け取りに要する時間が長い第2の受取方法とがあり、前記第1の受取方法に応じた前記基準時間は、前記第2の受取方法に応じた前記基準時間よりも短くしてもよい。
第2の受取方法が有効にされている場合、すなわち認証情報の受け取りに時間を要する場合は、認証情報の受け取りに要する時間と、受け取りが完了してからデータ処理部が稼働可能になるまでの時間とを合計した時間が長いため、認証情報の受け取りを開始させてからデータ処理部が稼働可能になるまでのユーザの体感時間が長くなる。このため、第2の受取方法が有効にされている場合は第1の受取方法に応じた基準時間よりも長い基準時間を設定しておくと、ユーザが認証情報を受け取らせるときにデータ処理部に電力が供給されている確率が高くなり、ユーザの利便性の低下を抑制できる。
これに対し、第1の受取方法が有効にされている場合、すなわち認証情報の受け取りに時間を要しない場合は、認証情報の受け取りに要する時間と、受け取りが完了してからデータ処理部が稼働可能になるまでの時間とを合計した時間が短い。このため、ユーザが認証情報を受け取らせるときにデータ処理部に電力が供給されていなくても、ユーザの利便性は大きく低下しない。このため、第1の受取方法が有効にされている場合は第2の受取方法に応じた基準時間よりも短い基準時間を設定しておくことにより、ユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができる。
また、前記制御部は、前記設定処理において、認証情報の受け取りに要する時間が長いほど長い前記基準時間を設定してもよい。
認証情報の受け取りに要する時間が長いほど、受け取りが完了してからデータ処理部が稼働可能になるまでの時間が長くなるので、ユーザの利便性が低下する。上記データ処理装置によると、認証情報の受け取りに要する時間が長いほど長い基準時間を設定するので、ユーザが認証情報を受け取らせるときにデータ処理部に電力が供給されている確率が高くなり、ユーザの利便性の低下を抑制できる。
また、前記受取部は、外部記憶媒体から認証情報を読み取る読取装置が接続される接続部と、操作部とを有し、前記第1の受取方法は前記読取装置が外部記憶媒体から読み取った認証情報を、前記接続部を介して受け取る方法であり、前記第2の受取方法は前記操作部で認証情報の入力を受け付けることによって受け取る方法であってもよい。
読取装置が外部記憶媒体から読み取った認証情報を受け取る方法は、操作部で認証情報の入力を受け付けることによって受け取る方法に比べて認証情報の受け取りに時間を要しない。このため、読取装置が外部記憶媒体から読み取った認証情報を受け取る方法は第1の受取方法であり、操作部でユーザから認証情報の入力を受け付けることによって受け取る方法は第2の受取方法であるといえる。
また、前記制御部は、前記第2の受取方法の場合は、認証情報の入力を受け付けている途中で前記解除処理を開始してもよい。
上記データ処理装置によると、認証情報の入力が完了してから解除処理を開始する場合に比べ、データ処理部が稼働可能になるまでのユーザの体感時間を短くすることができるので、データ処理部への電力供給を抑制してもユーザの利便性の低下を抑制できる。
また、前記制御部は、認証情報の入力が完了する前に、入力された分の認証情報が正しいか否かを判断し、正しいと判断した場合に前記解除処理を開始してもよい。
認証情報の入力を受け付けている途中で解除処理を開始する場合であっても、少なくとも入力された分の認証情報が正しいか否かを判断するようにすると、入力された認証情報が正しくなかったにもかかわらず解除処理を開始してしまったという無駄を低減できる。
また、前記制御部は、前記第1の受取方法、及び、前記第2の受取方法の両方が有効にされている場合は、前記設定処理において、前記第1の受取方法に応じた前記基準時間を設定してもよい。
第1の受取方法と第2の受取方法とでは、一般に第1の受取方法の方が利用される可能性が高い。上記データ処理装置によると、第1の受取方法及び第2の受取方法の両方が有効に設定されている場合は第1の受取方法に応じた基準時間を設定するので、利用される可能性が高い受取方法に応じた基準時間を設定できる。
なお、本明細書によって開示される技術は、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
上記のデータ処理装置によると、複数の受取方法で認証情報を受け取り可能な場合のユーザの利便性の低下の抑制と消費電力の低減との調和を図ることができる。
実施形態1に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図。 受取方法指定処理のフローチャート。 消費電力抑制処理のフローチャート。 実施形態3に係る消費電力抑制処理のフローチャート。 手入力の場合のログイン処理のフローチャート。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
(1)プリンタの電気的構成
先ず、図1を参照して、実施形態1に係るデータ処理装置としてのプリンタ1の電気的構成について説明する。プリンタ1は制御部10、画像形成部11、操作部12、カードリーダ接続部13、通信インタフェース部14、電源部15などを備えている。
制御部10はCPU10A、EEPROM10B、RAM10C、ASIC10Dなどを備えて構成されている。CPU10AはEEPROM10Bに記憶されている制御プログラムを実行することによってプリンタ1の各部を制御する。EEPROM10BにはCPU10Aによって実行される制御プログラムやユーザ管理テーブルなどの各種のデータが記憶されている。ユーザ管理テーブルはプリンタ1へのログインが許可されているユーザのパスワードが登録されているテーブルである。RAM10CはCPU10Aが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。制御プログラムはデータ処理プログラムの一例である。また、パスワードは認証情報の一例である。
画像形成部11は電子写真方式やインクジェット方式などでシートに画像を印刷する。画像形成部11はデータ処理部の一例である。
操作部12は液晶ディスプレイなどの表示装置や各種の操作ボタンなどを備えている。ユーザは操作部12を操作することによって各種の操作を行うことができる。また、ユーザは操作部12を操作してプリンタ1にパスワードを入力することができる。操作部12は受取部の一例である。
カードリーダ接続部13は、カードからパスワードを読み取るカードリーダ20をプリンタ1に接続するためのハードウェアである。つまり、プリンタ1にはパスワードを読み取るためカードリーダ20を後付けすることができる。カードリーダ20は例えば近距離無線通信によってカードから非接触でパスワードを読み取るものであってもよいし、カードに接触してパスワードを読み取るものであってもよい。カードリーダ接続部13は受取部、及び、接続部の一例である。カードリーダ20は読取装置の一例である。また、カードは外部記憶媒体の一例である。
通信インタフェース部14は、USB(Universal Serial Bus)、LAN(Local Area Network)、インターネットなどの通信回線を介して外部の装置と通信するためのハードウェアである。通信インタフェース部14は通信回線を介して外部の装置から印刷ジョブを受信する。
電源部15はプリンタ1を構成している各部に電力を供給する装置である。図中において点線は電力線を示している。
(2)パスワードの受け取り
ユーザはパーソナルコンピュータなどの外部の装置からプリンタ1に印刷ジョブを送信することができる。ただし、プリンタ1は印刷ジョブを受信しても、ユーザがプリンタ1にログインして印刷ジョブの実行を指示するまでその印刷ジョブを実行しない。
具体的には、ユーザは外部の装置からプリンタ1に印刷ジョブを送信するとき、印刷ジョブにパスワードを設定して送信する。そして、ユーザはプリンタ1に印刷ジョブを送信した後、プリンタ1にパスワードを受け取らせてログインし、操作部12を操作して印刷ジョブの実行を指示する。プリンタ1は印刷ジョブの実行が指示されると、受信した印刷ジョブのうち受け取ったパスワードと一致するパスワードが設定されている印刷ジョブを実行してシートに画像を印刷する。
プリンタ1は上述したパスワードを二つの方法で受け取ることができる。一つはカードリーダ20によってカードからパスワードを読み取ることによって受け取る方法(第1の受取方法)であり、もう一つはユーザが操作部12を操作してパスワードを手入力することによって受け取る方法(第2の受取方法)である。
以降の説明ではカードリーダ20によってカードからパスワードを読み取ることによって受け取る方法のことを単に「カードから読み取る方法」という。また、ユーザが操作部12を操作してパスワードを手入力することによって受け取る方法のことを単に「手入力する方法」という。
詳しくは後述するが、本実施形態ではプリンタ1の管理者がこれら二つの受取方法のうちいずれか一方のみを有効にする。プリンタ1はそれら二つの受取方法のうち有効にされている受取方法でパスワードを受け取る。
(3)画像形成部の通常状態、及び、スリープ状態
制御部10は画像形成部11の待機時間が予め設定されている基準時間に達すると節電のために画像形成部11への電力供給を抑制する。具体的には、制御部10はユーザが操作部12を操作してログオフしたときを画像形成部11の待機時間の起点とし、ログオフしたときからの経過時間が基準時間に達すると画像形成部11への電力供給を抑制する。
以降の説明では、画像形成部11への電力供給が抑制されておらず、画像形成部11が直ぐに稼働可能な状態のことを通常状態という。また、画像形成部11への電力供給が抑制されており、画像形成部11が稼働不能な状態のことをスリープ状態という。
スリープ状態から通常状態への復帰は、パスワードの入力が開始されたことに応じて行われる。具体的には、制御部10は受け取ったパスワードを用いてユーザ認証を行い、そのユーザ認証に成功すると通常状態への復帰を開始する。ただし、スリープ状態から通常状態への復帰にはある程度時間がかかるので、通常状態への復帰を開始しても画像形成部11は直ぐには通常状態にはならない。
(4)受取方法に応じた基準時間の設定
上述したように制御部10はユーザ認証に成功すると通常状態への復帰を開始する。この場合、カードから読み取る方法(第1の受取方法)と手入力する方法(第2の受取方法)とで前述した基準時間が同じであるとすると、手入力する方法(第2の受取方法)の場合にユーザの利便性が低下する虞がある。
具体的には、手入力する方法(第2の受取方法)はカードから読み取る方法(第1の受取方法)に比べてパスワードの受け取りに要する時間が長い。このため、手入力する方法(第2の受取方法)の場合は、パスワードの受け取りに要する時間と、パスワードの受け取りが完了してから通常状態への復帰が完了するまでの時間とを合計した合計時間が長い。この合計時間が長いと、パスワードの受け取りが開始されてから通常状態への復帰が完了するまでのユーザの体感時間が長くなるので、ユーザの利便性が低下する。
このため、手入力する方法(第2の受取方法)の場合は長い基準時間を設定しておくことが望ましい。なぜなら、長い基準時間を設定しておくと、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11が通常状態である確率が高くなるので、ユーザの利便性の低下を抑制できるからである。
これに対し、カードから読み取る方法(第1の受取方法)の場合はパスワードの受け取りに要する時間が短いので、上述した体感時間が短い。体感時間が短ければ、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11がスリープ状態であっても、ユーザの利便性は大きく低下しない。
このため、カードから読み取る方法(第1の受取方法)の場合は短い基準時間を設定しておくことが望ましい。なぜなら、短い基準時間を設定しておくと、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11がスリープ状態である可能性は高くなるものの、画像形成部11が通常状態に復帰するまでのユーザの体感時間は短いので、ユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができるからである。
そこで、制御部10は、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合に比べ、長い基準時間を設定する。逆に言うと、制御部10は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合に比べ、短い基準時間を設定する。
(5)受取方法指定処理
次に、図2を参照して、制御部10によって実行される受取方法指定処理について説明する。前述したようにプリンタ1にはカードリーダ20を後付けすることができる。本実施形態では、カードリーダ20が後付けされている場合は、プリンタ1の管理者がカードから読み取る方法(第1の受取方法)、又は、手入力する方法(第2の受取方法)のいずれか一方のみを有効にするものとする。受取方法指定処理はプリンタ1の管理者がいずれか一方の受取方法を有効にするための処理である。本処理はプリンタ1の管理者が操作部12を操作して受取方法を指定するためのメニュー項目を選択すると開始される。
S101では、CPU10Aは操作部12に図示しない受取方法指定画面を表示してユーザから有効にする受取方法の指定を受け付ける。
S102では、CPU10AはS101で指定された受取方法を有効にする。
S103では、CPU10AはS102で有効にした受取方法に応じた基準時間を設定する。具体的には、予め受取方法毎に異なる基準時間が決められており、CPU10Aは有効にされている受取方法に対して決められている基準時間を設定する。実施形態1では手入力する方法(第2の受取方法)の基準時間はカードから読み取る方法(第1の受取方法)の基準時間よりも長いものとする。S103は設定処理の一例である。
(6)消費電力抑制処理
次に、図3を参照して、制御部10によって実行される消費電力抑制処理について説明する。本処理はユーザが有効にされている受取方法でプリンタ1にパスワードを受け取らせると開始される。
S201では、CPU10Aは受け取ったパスワードを用いてユーザ認証を行う。具体的には、CPU10Aは受け取ったパスワードがユーザ管理テーブルに登録されているか否かを判断し、登録されている場合はユーザ認証に成功したと判断し、登録されていない場合はユーザ認証に失敗したと判断する。CPU10Aはユーザ認証に成功した場合はS202に進み、ユーザ認証に失敗した場合は本処理を終了する。
S202では、CPU10Aはログイン処理を実行する。ログイン処理はプリンタ1がユーザからの操作を受け付けるログイン状態にする処理である。
S203では、CPU10Aは画像形成部11がスリープ状態であるか否かを判断し、スリープ状態である場合はS204に進み、スリープ状態ではない場合、すなわち通常状態である場合はS205に進む。
S204では、CPU10Aは通常状態への復帰を開始する。S204は解除処理の一例である。
S205では、CPU10Aは操作部12を介してユーザから操作を受け付け、ユーザの操作に応じた処理を実行する。
例えば、ユーザは外部の装置から送信した印刷ジョブを実行させたい場合は、操作部12を操作して印刷ジョブの実行を指示する。CPU10Aは印刷ジョブの実行が指示されると、現在ログインしているユーザから受け取ったパスワードと同じパスワードが設定されている印刷ジョブを実行して画像形成部11に画像を印刷させる。ただし、S203でスリープ状態であると判断された場合は、画像形成部11が通常状態に復帰するまで画像の印刷は開始されないものとする。
ユーザはプリンタ1に必要な処理を行わせた後、操作部12を操作してログアウトの操作を行う。
S206では、CPU10Aはログアウト処理を実行する。ログアウト処理はプリンタ1がユーザからの操作を受け付けない状態にする処理である。
S207では、CPU10Aはログアウトしたときからの経過時間(画像形成部11の待機時間)が基準時間に達したか否かを判断し、基準時間に達した場合はS208に進み、達していない場合は達するまでS207の判断を繰り返す。
前述したように本実施形態ではカードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合に比べて短い基準時間を設定するので、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合に比べて早い時点で基準時間に達することになる。逆に、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合はカードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合に比べて遅い時点で基準時間に達することになる。
S208では、CPU10Aは画像形成部11をスリープ状態に移行させる。S208は抑制処理の一例である。
(7)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係るプリンタ1によると、有効にされている受取方法に応じて基準時間を設定することにより、複数の受取方法でパスワードを受け取り可能な場合のユーザの利便性の低下の抑制と消費電力の低減との調和を図ることができる。
更に、プリンタ1によると、第1の受取方法(カードから読み取る方法)と、第1の受取方法よりパスワードの受け取りに要する時間が長い第2の受取方法(手入力する方法)とがあり、カードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間は、手入力する方法(第2の受取方法)に応じた基準時間よりも短いので、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合はユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができる。一方、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合は、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11が通常状態である確率が高くなり、ユーザの利便性の低下を抑制できる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を説明する。
前述した実施形態1ではユーザ認証に成功した場合に通常状態への復帰を開始する。言い換えると、実施形態1ではパスワードの受け取りが完了した後に通常状態への復帰を開始する。これに対し、実施形態2ではパスワードの受け取りが開始されるとその受け取りが完了するのを待つことなく通常状態への復帰を開始する。
パスワードの受け取りが完了するのを待つことなく通常状態への復帰を開始する場合、カードから読み取る方法(第1の受取方法)と手入力する方法(第2の受取方法)とで前述した基準時間が同じであるとすると、カードから読み取る方法(第2の受取方法)の場合にユーザの利便性が低下する虞がある。
具体的には、カードから読み取る方法(第1の受取方法)は手入力する方法(第2の受取方法)に比べてパスワードの受け取りに要する時間が短い。このため、パスワードの受け取りを開始してから通常状態への復帰が完了するまでの時間のうちパスワードの受け取りに費やされる時間が短いので、パスワードの受け取りが完了してから通常状態への復帰が完了するまでのユーザの体感時間が長くなり、ユーザの利便性が低下する。
このため、カードから読み取る方法(第1の受取方法)の場合は長い基準時間を設定しておくことが望ましい。なぜなら、長い基準時間を設定しておくと、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11が通常状態である確率が高くなるので、ユーザの利便性の低下を抑制できるからである。
これに対し、手入力する方法(第2の受取方法)の場合はパスワードの受け取りに要する時間が長いので、パスワードの受け取りを開始してから通常状態への復帰が完了するまでの時間のうち多くの時間がパスワードの受け取りに費やされる。このため、パスワードの受け取りが完了してから通常状態への復帰が完了するまでのユーザの体感時間が短い。体感時間が短ければ、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11がスリープ状態であっても、ユーザの利便性は大きく低下しない。
このため、手入力する方法(第2の受取方法)の場合は短い基準時間を設定しておくことが望ましい。なぜなら、短い基準時間を設定しておくと、ユーザがパスワードを入力するときに画像形成部11がスリープ状態である可能性は高くなるものの、画像形成部11が通常状態に復帰するまでのユーザの体感時間は短いので、ユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができるからである。
そこで、制御部10は、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合に比べ、短い基準時間を設定する。逆に言うと、制御部10は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合に比べ、長い基準時間を設定する。
実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
以上説明した実施形態2に係るプリンタ1によると、第1の受取方法(カードから読み取る方法)と、第1の受取方法よりパスワードの受け取りに要する時間が長い第2の受取方法(手入力する方法)とがあり、カードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間は、手入力する方法(第2の受取方法)に応じた基準時間よりも長いので、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は、ユーザの利便性の低下を抑制できる。一方、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合は、ユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができる。よって複数の受取方法でパスワードを受け取り可能な場合のユーザの利便性の低下の抑制と消費電力の低減との調和を図ることができる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図4ないし図5によって説明する。
前述した実施形態1では有効な受取方法が一つだけである場合を例に説明した。これに対し、実施形態3では、カードから読み取る方法(第1の受取方法)、及び、手入力する方法(第2の受取方法)の両方を同時に有効にすることができる。実施形態3に係る制御部10は、両方が同時に有効にされている場合は、パスワードの受け取りに要する時間が短い受取方法であるカードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間を設定する。
また、前述した実施形態1ではユーザ認証が成功した後に通常状態への復帰を開始する場合を例に説明した。これに対し、実施形態3に係る制御部10は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)の場合はユーザ認証が成功した後に通常状態への復帰を開始し、手入力する方法(第2の受取方法)の場合はパスワードの入力の途中で通常状態への復帰を開始する。
上述したように、実施形態3では、カードから読み取る方法(第1の受取方法)の場合はユーザ認証が成功した後に通常状態への復帰を開始するので、実施形態1と同様の理由により、カードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間は手入力する方法(第2の受取方法)に応じた基準時間より短いものとする。これにより、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11がスリープ状態である可能性は高くなるものの、カードから読み取る方法(第1の受取方法)でパスワードを受け取らせる場合には、画像形成部11が通常状態に復帰するまでのユーザの体感時間は短いので、ユーザの利便性の低下を抑制しつつ消費電力を低減することができる。
ただし、手入力する方法(第2の受取方法)の場合は基準時間が短いとユーザの利便性が低下してしまう虞がある。そのため、実施形態3では上述したようにパスワードの入力の途中で通常状態への復帰を開始することにより、ユーザの利便性の低下を抑制する。
(1)消費電力抑制処理
図4を参照して、実施形態3に係る消費電力抑制処理について説明する。本処理はユーザが操作部12を操作してパスワードの受取方法を選択すると開始される。なお、パスワードの受取方法を選択する操作はプリンタ1にログインしていなくても可能であるとする。
S301では、CPU10Aはユーザが選択した受取方法がカードから読み取る方法(第1の受取方法)であるか否かを判断し、カードから読み取る方法(第1の受取方法)である場合はS302に進み、カードから読み取る方法(第1の受取方法)ではない場合、すなわち手入力する方法(第2の受取方法)である場合はS307に進む。
S302では、CPU10Aはカードリーダ20がカードから読み取ったパスワードを受け取る。
S303では、CPU10Aはカードリーダ20から受け取ったパスワードを用いてユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合はS304に進み、ユーザ認証に失敗した場合は本処理を終了する。
S304では、CPU10Aはログイン処理を実行する。
S305では、CPU10Aは画像形成部11がスリープ状態であるか否かを判断し、スリープ状態である場合はS306に進み、スリープ状態ではない場合、すなわち通常状態である場合はS306をスキップしてS310に進む。
S306では、CPU10Aは通常状態への復帰を開始する。S306は解除処理の一例である。
S307では、CPU10Aは手入力の場合のログイン処理を実行する。手入力の場合のログイン処理についての説明は後述する。
S308では、CPU10Aは手入力する方法(第2の受取方法)によって受け取ったパスワードを用いてユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功した場合はS309に進み、ユーザ認証に失敗した場合は本処理を終了する。
S309では、CPU10Aはログイン処理を実行する。
S310では、CPU10Aは操作部12を介してユーザから操作を受け付け、ユーザの操作に応じた処理を実行する。ユーザはプリンタ1に必要な処理を行わせた後、操作部12を操作してログアウトの操作を行う。
S311では、CPU10Aはログアウト処理を実行する。
S312では、CPU10Aはログアウトしたときからの経過時間(画像形成部11の待機時間)が基準時間に経過したか否かを判断する。前述したようにカードから読み取る方法(第1の受取方法)、及び、手入力する方法(第2の受取方法)の両方が同時に有効にされている場合はカードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間が設定される。つまり、実際にパスワードを受け取った方法が手入力する方法(第2の受取方法)であったとしても、商方が同時に有効にされている場合はカードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間が用いられる。CPU10Aは、基準時間に達した場合はS313に進み、達していない場合は達するまでS312の判断を繰り返す。
S313では、CPU10Aは画像形成部11をスリープ状態に移行させる。S313は抑制処理の一例である。
(2)手入力の場合のログイン処理
次に、図5を参照して、前述したS307で実行される手入力の場合のログイン処理について説明する。
S401では、CPU10Aは操作部12を介してパスワードの入力を1文字分受け取る。
S402では、CPU10Aはパスワードの入力が完了したか否かを判断する。例えばパスワードの全文字数が10文字であるとすると、CPU10AはS401が10回繰り返されて10文字が入力されるとパスワードの入力が完了したと判断する。CPU10Aは、入力が完了していない場合はS403に進み、完了した場合は消費電力抑制処理に戻る。
S403では、CPU10Aは画像形成部11がスリープ状態であるか否かを判断し、スリープ状態である場合はS404に進み、スリープ状態ではない場合、すなわち通常状態である場合はS401に戻る。
S404では、CPU10Aは入力されたパスワードが規定文字数以上であるか否かを判断する。例えばパスワードの全文字数が10文字であるとすると、規定文字数は7文字などのようにパスワードの全文字数より小さい文字数である。CPU10Aは、規定文字数以上である場合はS405に進み、規定文字数未満である場合はS401に戻って処理を繰り返す。
S405では、CPU10Aは受け取った分のパスワードが正しいか否かを判断する。具体的には、CPU10Aはユーザ管理テーブルに登録されているパスワードの中に、最初の規定文字数分の文字がS401で受け取った規定文字数分の文字と一致するものがあるか否かを判断し、一致するものがある場合は正しいと判断し、一致するものがない場合は正しくないと判断する。CPU10Aは、正しいと判断した場合は406に進み、正しくないと判断した場合はS401に戻って処理を繰り返す。
S406では、CPU10Aは通常状態への復帰を開始する。S406は解除処理の一例である。
(3)実施形態の効果
以上説明した実施形態3に係るプリンタ1によると、手入力する方法(第2の受取方法)の場合は、入力を受け付けている途中で解除処理(S406)を開始するので、パスワードの入力が完了してから解除処理を開始する場合に比べ、パスワードの受け取りが完了してから画像形成部11が通常状態に復帰するまでのユーザの体感時間を短くすることができる。これにより、ユーザの利便性の低下を抑制することができる。
更に、プリンタ1によると、制御部10は、パスワードの入力が完了する前に、入力された分のパスワードが正しいか否かを判断し、正しいと判断した場合に解除処理(S406)を開始する。パスワードの入力を受け付けている途中で解除処理を開始する場合であっても、少なくとも入力された分のパスワードが正しいか否かを判断するようにすると、入力されたパスワードが正しくなかったにもかかわらず解除処理を開始してしまったという無駄を低減できる。
更に、プリンタ1によると、制御部10は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)、及び、手入力する方法(第2の受取方法)の両方が有効にされている場合は、カードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間を設定する。カードから読み取る方法(第1の受取方法)と手入力する方法(第2の受取方法)とでは、一般にカードから読み取る方法(第1の受取方法)の方が利用される可能性が高いので、カードから読み取る方法(第1の受取方法)に応じた基準時間を設定すると、利用される可能性が高い受取方法に応じた基準時間を設定できる。
<他の実施形態>
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではデータ処理部として画像形成部11を例に説明した。これに対し、データ処理部は例えば制御部10であってもよい。具体的には例えば、制御部10がメインCPUと、メインCPUよりも消費電力が小さいサブCPUとを備えている場合は、通常状態ではメインCPUに電力を供給し、スリープ状態ではメインCPUへの電力供給を抑制してサブCPUに電力を供給してもよい。また、例えばデータ処理装置がイメージスキャナである場合は、データ処理部はイメージスキャナが備える画像読取部であってもよい。また、データ処理部はデータ加工などの処理を行う制御部10であってもよい。例えば、制御部10が画像データに基づいて画像形成部11の駆動用データを生成するデータ処理を行う装置であってもよい。つまり、データ処理部とは何らかのデータ処理を行う部分であれば形態は問わない。
(2)上記実施形態ではユーザが操作部12を操作してログオフしたときを画像形成部11の待機時間の起点とする場合を例に説明した。これに対し、待機時間の起点は画像形成部11が最後に印刷を実行したときであってもよいし、ユーザが最後に操作部12を操作したときであってもよい。画像形成部11の待機時間の起点は適宜に決定することができる。
(3)上記実施形態1では受取方法毎に基準時間が予め決められている場合を例に説明した。この基準時間は、パスワードの受け取りに要する時間が長いほど長い時間に決められていてもよい。具体的には例えば、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合、操作部12の構成によって手入力に要する時間が異なることも考えられる。このため、手入力に要する時間が長いほど長い基準時間を設定してもよい。パスワードの受け取りに要する時間が長いほど、受け取りが完了してから画像形成部11が稼働可能になるまでの時間が長くなるので、ユーザの利便性が低下する。手入力に要する時間が長いほど長い基準時間を設定すると、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11に電力が供給されている確率が高くなり、ユーザの利便性の低下を抑制できる。
(4)上記実施形態1ではカードリーダ20が後付けされている場合はカードから読み取る方法(第1の受取方法)、又は、手入力する方法(第2の受取方法)のいずれを有効にするかを管理者が指定する場合を例に説明した。これに対し、カードリーダ20が後付けされている場合は自動でカードから読み取る方法(第1の受取方法)を有効にしてもよい。
(5)上記実施形態では受取方法毎に予め異なる基準時間が決められている場合を例に説明した。これに対し、プリンタ1の出荷時には全ての受取方法について同じ基準時間が決められており、ユーザがプリンタ1の購入後に手動で受取方法毎に基準時間を変更できるようにしてもよい。
(6)上記実施形態ではEEPROM10Bにユーザ管理テーブルが記憶されており、制御部10は受け取ったパスワードがユーザ管理テーブルに登録されているか否かを判断することによってユーザ認証を行う場合を例に説明した。これに対し、ユーザ認証は外部のサーバによって行われてもよい。具体的には、制御部10は外部のサーバにパスワードを送信し、外部のサーバがそのパスワードを用いてユーザ認証を行い、その結果をプリンタ1に送信してもよい。
(7)上記実施形態では認証情報としてパスワードを例に説明した。しかしながら、認証情報はパスワードに限られるものではなく、例えば指紋であってもよい。
(8)上記実施形態1では、パスワードの受け取りが完了するのを待って通常状態への復帰を開始する場合に、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合に比べ、短い基準時間を設定することを説明した。
これに対し、パスワードの受け取りが完了するのを待って通常状態への復帰を開始する場合に、カードから読み取る方法(第1の受取方法)が有効にされている場合は、手入力する方法(第2の受取方法)が有効にされている場合に比べ、長い基準時間を設定する構成であってもよい。
カードから読み取る方法(第1の受取方法)を有効にしているということは、管理者の意図として、パスワードの受け取りを開始してからデータ処理を開始するまでの時間をできるだけ短縮したいとの意図があると考えることもできる。したがって、カードから読み取る方法(第1の受取方法)の場合は長い基準時間を設定しておき、ユーザがパスワードを受け取らせるときに画像形成部11が通常状態である確率を高くすることで、ユーザの利便性の低下を抑制した方がよいと考えられるからである。
なお、この考え方は、パスワードの受け取りが完了するのを待って通常状態への復帰を開始する場合に限定されるものではない。
(9)上記実施形態では外部記憶媒体としてカードを例に説明した。しかしながら、外部記憶媒体はカードに限られない。例えば外部記憶媒体は携帯電話のような携帯端末に内蔵された記憶媒体、例えばNFC(Near Field Communication)チップであってもよい。そして、このような携帯端末とNFCによって通信するための通信装置をプリンタ1に設け、通信装置が携帯端末からNFCによって受信したパスワードを受け取ってもよい。
(10)上記実施形態ではCPU10Aによって各処理が実行される場合を例に説明した。これに対し、これらの処理の一部はASIC10Dによって実行されてもよい。また、制御部10はASIC10Dを備えていなくてもよい。また、制御部10は複数のCPUを備え、上述した処理を複数のCPUによって分担して実行してもよい。
1・・・プリンタ、10・・・制御部、11・・・画像形成部、12・・・操作部、13・・・カードリーダ接続部、14・・・通信インタフェース部、15・・・電源部、20・・・カードリーダ

Claims (10)

  1. データ処理部と、
    前記データ処理部への電力供給を行う電源部と、
    複数の受取方法のうち有効にされている受取方法で認証情報を受け取る受取部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記データ処理部の待機時間が基準時間に達したことに応じて、前記電源部から前記データ処理部への電力供給を抑制する抑制処理と、
    前記受取部によって認証情報の受け取りが開始されたことに応じて、前記データ処理部への電力供給の抑制を解除する解除処理と、
    前記有効にされている受取方法に応じて前記基準時間を設定する設定処理と、
    を実行する、データ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置であって、
    前記複数の受取方法には、第1の受取方法と、前記第1の受取方法より認証情報の受け取りに要する時間が長い第2の受取方法とがあり、前記第1の受取方法に応じた前記基準時間は、前記第2の受取方法に応じた前記基準時間よりも長い、データ処理装置。
  3. データ処理部と、
    前記データ処理部への電力供給を行う電源部と、
    複数の受取方法のうち有効にされている受取方法で認証情報を受け取る受取部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記データ処理部の待機時間が基準時間に達したことに応じて、前記電源部から前記データ処理部への電力供給を抑制する抑制処理と、
    前記受取部によって受け取られた認証情報に基づきユーザ認証を行う認証処理と、
    前記認証処理におけるユーザ認証に成功したことに応じて、前記データ処理部への電力供給の抑制を解除する解除処理と、
    前記有効にされている受取方法に応じて前記基準時間を設定する設定処理と、
    を実行する、データ処理装置であって、
    前記複数の受取方法には、第1の受取方法と、前記第1の受取方法より認証情報の受け取りに要する時間が長い第2の受取方法とがあり、前記第1の受取方法に応じた前記基準時間は、前記第2の受取方法に応じた前記基準時間よりも短い、データ処理装置。
  4. 請求項3に記載のデータ処理装置であって、
    前記制御部は、前記設定処理において、認証情報の受け取りに要する時間が長いほど長い前記基準時間を設定する、データ処理装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のデータ処理装置であって、
    前記受取部は、外部記憶媒体から認証情報を読み取る読取装置が接続される接続部と、操作部とを有し、
    前記第1の受取方法は前記読取装置が外部記憶媒体から読み取った認証情報を、前記接続部を介して受け取る方法であり、前記第2の受取方法は前記操作部で認証情報の入力を受け付けることによって受け取る方法である、データ処理装置。
  6. 請求項5に記載のデータ処理装置であって、
    前記制御部は、前記第2の受取方法の場合は、認証情報の入力を受け付けている途中で前記解除処理を開始する、データ処理装置。
  7. 請求項6に記載のデータ処理装置であって、
    前記制御部は、認証情報の入力が完了する前に、入力された分の認証情報が正しいか否かを判断し、正しいと判断した場合に前記解除処理を開始する、データ処理装置。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれか一項に記載のデータ処理装置であって、
    前記制御部は、前記第1の受取方法、及び、前記第2の受取方法の両方が有効にされている場合は、前記設定処理において、前記第1の受取方法に応じた前記基準時間を設定する、データ処理装置。
  9. データ処理部と、
    前記データ処理部への電力供給を行う電源部と、
    複数の受取方法のうち有効にされている受取方法で認証情報を受け取る受取部と、
    制御部と、
    を備えるデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、
    前記制御部が、前記データ処理部の待機時間が基準時間に達したことに応じて、前記電源部から前記データ処理部への電力供給を抑制する抑制工程と、
    前記制御部が、前記受取部によって認証情報の受け取りが開始されたことに応じて、前記データ処理部への電力供給の抑制を解除する解除工程と、
    前記制御部が、前記有効にされている受取方法に応じて前記基準時間を設定する時間設定工程と、
    を含む、データ処理方法。
  10. データ処理部と、
    前記データ処理部への電力供給を行う電源部と、
    複数の受取方法のうち有効にされている受取方法で認証情報を受け取る受取部と、
    制御部と、
    を備えるデータ処理装置の前記制御部によって実行されるデータ処理プログラムであって、
    前記制御部に、
    前記データ処理部の待機時間が基準時間に達したことに応じて、前記電源部から前記データ処理部への電力供給を抑制する抑制処理と、
    前記受取部によって認証情報の受け取りが開始されたことに応じて、前記データ処理部への電力供給の抑制を解除する解除処理と、
    前記有効にされている受取方法に応じて前記基準時間を設定する設定処理と、
    を実行させる、データ処理プログラム。
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