JP2013156952A - 印刷制御プログラム、情報処理装置、及び、印刷装置 - Google Patents

印刷制御プログラム、情報処理装置、及び、印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】情報が漏洩する危険性を高めることなく、且つ、印刷装置の構成を複雑にすることなく、印刷装置の記憶部に印刷ジョブを確実に記憶させること。
【解決手段】情報処理装置は、印刷ジョブを生成する生成処理(S101)と、データを記憶する記憶部を備える印刷装置に、生成処理によって生成された印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を記憶部に確保するよう要求する確保要求処理(S103)と、記憶部に記憶容量以上の空き容量が確保された場合(S107:Yes)に、生成処理によって生成された印刷ジョブを印刷装置に送信する印刷ジョブ送信処理(S110)と、を実行する。
【選択図】図3

Description

印刷装置の記憶部に印刷ジョブを記憶させる技術に関する。
従来、ネットワークに接続された外部機器から入力されたプライベートプリントデータを格納する記憶部と、所定の入力操作がされたときにプライベートプリントデータを記憶部から読み出して印刷するプライベートプリント部を備えている画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、入力されたプライベートプリントデータのデータ容量が記憶部の残容量より多いときに、記憶部に格納されている特定のプライベートプリントデータが、ネットワーク上のファイルサーバ、ネットワーク上のプリントサーバ、又は、画像形成装置に設けた予備記憶部に退避させた後に、当該入力されたプライベートプリントデータを記憶部に格納される(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−179635号公報(段落0077)
しかしながら、従来の技術によると、ネットワーク上のファイルサーバやプリントサーバをプライベートプリントデータの退避先とした場合には、ネットワーク上でプライベートプリントデータが第3者に取得される虞があり、情報が漏洩する危険性が高くなる。
また、画像形成装置に設けた予備記憶部をプライベートプリントデータの退避先とした場合には、画像形成装置に予備記憶部を備えなければならず、画像形成装置の構成が複雑になるという問題がある。
本明細書では、情報が漏洩する危険性を高めることなく、且つ、印刷装置の構成を複雑にすることなく、印刷装置の記憶部に印刷ジョブを確実に記憶させる技術を開示する。
本明細書によって開示される印刷制御プログラムは、情報処理装置に、印刷ジョブを生成する生成処理と、データを記憶する記憶部を備える印刷装置に、前記生成処理によって生成された前記印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保するよう要求する確保要求処理と、前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量が確保された場合に、前記生成処理によって生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置に送信する印刷ジョブ送信処理と、を実行させる。
上記印刷制御プログラムによると、印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量が記憶部に確保された場合に印刷ジョブを印刷装置に送信する。このため、印刷装置は、情報処理装置から印刷ジョブを受信したとき、記憶部に記憶されている他の印刷ジョブを、ネットワーク上のファイルサーバ、ネットワーク上のプリントサーバ、印刷装置に設けた予備記憶部などに退避させなくてよい。
よって上記印刷制御プログラムによると、情報が漏洩する危険性を高めることなく、且つ、印刷装置の構成を複雑にすることなく、印刷装置の記憶部に印刷ジョブを確実に記憶させることができる。
また、上記印刷制御プログラムは、前記記憶部の空き容量が前記記憶容量未満であるか否かを判断する空き容量判断処理を前記情報処理装置に実行させ、前記空き容量判断処理によって空き容量が前記記憶容量未満であると判断された場合に、前記確保要求処理において、前記印刷装置に、前記記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保するよう要求してもよい。
上記印刷制御プログラムによると、記憶部の空き容量が印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量未満である場合に、当該記憶容量以上の空き容量を記憶部に確保させることができる。
また、上記印刷制御プログラムは、前記確保要求処理において、前記記憶容量を算出する算出処理と、前記算出処理によって算出された前記記憶容量を示す記憶容量情報を前記印刷装置に送信する送信処理と、を前記情報処理装置に実行させてもよい。
上記印刷制御プログラムによると、記憶部の空き容量が印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であるか否かを印刷装置側で判断するので、情報処理装置の処理負担を軽減できる。
また、上記印刷制御プログラムは、前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量が確保されなかった場合に、前記記憶部に記憶されている印刷ジョブの識別情報の一覧を前記印刷装置から受信する受信処理と、前記印刷装置から受信した前記識別情報の一覧を表示装置に表示し、ユーザから前記識別情報の選択を受け付ける選択受付処理と、前記選択受付処理によって選択された前記識別情報によって識別される印刷ジョブを前記記憶部から削除するように前記印刷装置に要求する削除要求処理と、を前記情報処理装置に実行させてもよい。
上記印刷制御プログラムによると、記憶部に記憶されている印刷ジョブを削除することにより、生成した印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を確保することができる。
また、上記印刷制御プログラムは、前記印刷ジョブには当該印刷ジョブの削除に必要な認証情報が設定されており、当該印刷制御プログラムは、前記選択受付処理によって選択された前記識別情報によって識別される印刷ジョブに設定されている認証情報と同じ認証情報の入力をユーザに要求し、ユーザから認証情報の入力を受け付ける入力受付処理を前記情報処理装置に実行させ、前記削除要求処理において、前記選択受付処理によって選択された前記識別情報と前記入力受付処理によって入力された前記認証情報とを前記印刷装置に送信してもよい。
上記印刷制御プログラムによると、記憶部に記憶されている印刷ジョブが、その印刷ジョブを印刷装置に送信させたユーザ以外のユーザによって削除されてしまわないようにすることができる。
本明細書によって開示される印刷装置は、情報処理装置と通信可能に接続されている印刷装置であって、記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記情報処理装置で生成された印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保する確保処理と、前記確保処理によって前記記憶容量以上の空き容量が確保された後に、前記情報処理装置から前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信処理と、前記印刷ジョブ受信処理によって受信された前記印刷ジョブを前記記憶部に記憶させる記憶処理と、ユーザから所定の操作を受け付ける操作受付処理と、前記操作受付処理によって前記所定の操作が受け付けられると、前記記憶部に記憶されている前記印刷ジョブを印刷する印刷処理と、を実行する。
上記印刷装置によると、印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を記憶部に確保した後に印刷ジョブを受信するので、情報が漏洩する危険性を高めることなく、且つ、印刷装置の構成を複雑にすることなく、印刷装置の記憶部に印刷ジョブを確実に記憶させることができる。
また、前記制御部は、前記確保処理において、前記記憶部の空き容量が前記印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であり、他のデータを前記記憶部に記憶させても前記記憶部の空き容量が前記記憶容量以上である場合は、前記記憶部への前記他のデータの記憶を許可し、前記他のデータを前記記憶部に記憶させると前記記憶部の空き容量が前記記憶容量未満になる場合は前記記憶部への前記他のデータの記憶を許可しないようにしてもよい。
上記印刷装置によると、印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を確保することができる。
また、前記制御部は、前記確保処理において、前記記憶部の空き容量が前記記憶容量未満である場合は、前記記憶部への他のデータの記憶を許可しないようにしてもよい。
上記印刷装置によると、空いている分だけでも受信した印刷ジョブの記憶のために確保できる。また、記憶部に記憶されている印刷ジョブが削除されることによってこれから空くことになる分を受信した印刷ジョブの記憶のために確保することができる。
また、前記制御部は、前記情報処理装置から前記記憶容量を示す記憶容量情報を受信する記憶容量情報受信処理を実行し、前記確保処理において、前記記憶容量情報によって示される記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保してもよい。
上記印刷装置によると、記憶部の空き容量が印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であるか否かを印刷装置側で判断するので、情報処理装置の処理負担を軽減できる。
また、前記制御部は、前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量を確保できなかった場合に、前記記憶部に記憶されている印刷ジョブの識別情報の一覧を前記情報処理装置に送信する識別情報送信処理と、前記情報処理装置から前記識別情報を受信する識別情報受信処理と、前記識別情報受信処理によって受信された前記識別情報によって識別される印刷ジョブを前記記憶部から削除する削除処理と、を実行してもよい。
上記印刷装置によると、情報処理装置において、記憶部から削除する印刷ジョブをユーザが選択できる。
また、前記制御部は、前記識別情報送信処理において、前記識別情報と、前記識別情報によって識別される印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量とを前記情報処理装置に送信してもよい。
上記印刷装置によると、情報処理装置において、削除させる印刷ジョブをユーザが選択し易くなる。
また、前記印刷ジョブには認証情報が設定されており、前記情報処理装置は、ユーザによって選択された識別情報によって識別される印刷ジョブの識別情報と認証情報とを当該印刷装置に送信するものであり、前記制御部は、前記識別情報受信処理において、前記情報処理装置から前記識別情報と前記認証情報とを受信し、前記識別情報受信処理によって受信した前記識別情報によって識別される印刷ジョブに設定されている認証情報と前記識別情報受信処理によって受信した前記認証情報とが一致するか否かを判断する削除認証処理を実行し、前記削除認証処理によって一致すると判断された場合に、前記削除処理において、前記印刷ジョブを前記記憶部から削除してもよい。
上記印刷装置によると、記憶部に記憶されている印刷ジョブが、その印刷ジョブを印刷装置に送信させたユーザ以外のユーザによって削除されてしまわないようにすることができる。
なお、この発明は、情報処理装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
実施形態1に係るパーソナルコンピュータの電気的構成を示すブロック図。 実施形態1に係るプリンタの電気的構成を簡略化して示すブロック図。 プリンタドライバによるセキュア印刷処理の流れを示すフローチャート(1)。 プリンタドライバによるセキュア印刷処理の流れを示すフローチャート(2)。 プリンタドライバによって表示される画面の模式図。 削除対象選択画面の一例を示す模式図。 プリンタドライバによる削除要求処理の流れを示すフローチャート。 プリンタドライバによって表示される画面の模式図。 プリンタによる確保処理の流れを示すフローチャート。 リスト送信処理の流れを示すフローチャート。 プリンタによる記憶制限処理の流れを示すフローチャート。 プリンタによる印刷ジョブ削除処理の流れを示すフローチャート。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図12によって説明する。
(1)パーソナルコンピュータの電気的構成
図1は、実施形態1に係る情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(PCと記す)1の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。PC1は、CPU10、ROM11、RAM12、表示部13、操作部14、記憶部15、通信インタフェース部16などを備えて構成されている。
CPU10は、ROM11や記憶部15に記憶されているプログラムを実行してPC1の各部を制御する。ROM11にはCPU10によって実行されるプログラムやデータなどが記憶されている。RAM12はCPU10が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。CPU10は処理部の一例である。
表示部13は、液晶ディスプレイなどの表示装置、表示装置を駆動するディスプレイ駆動回路などを備えて構成されている。
操作部14は、キーボードやマウス、それらが接続されるインタフェースなどで構成されている。
記憶部15は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のプログラムやデータを記憶する装置である。
記憶部15には、オペレーティングシステム(OSと記す)31、アプリケーションプログラム(アプリケーションと記す)32、プリンタ2を制御するプリンタドライバ33などが記憶されている。プリンタドライバ33は印刷制御プログラムの一例である。
アプリケーション32はワードプロセッサや表計算ソフトなど、OS31を介してプリンタドライバ33に印刷対象データを出力する機能を有するものであれば任意のプログラムであってよい。
通信インタフェース部16は、PC1をプリンタ2と通信可能に接続するものである。通信インタフェース部16は、例えばLAN(Local Area Network)などの有線あるいは無線通信ネットワークを介してプリンタ2と通信するように構成されている。
(2)プリンタの電気的構成
図2は、実施形態1に係る印刷装置としてのプリンタ2の電気的構成を簡略化して示すブロック図である。プリンタ2は、制御部21、印刷部22、操作部23、記憶部25、通信インタフェース部26を備えている。
制御部21は、CPU21a、ROM21b、RAM21c、タイマ21dなどを備えて構成されている。CPU21aはROM21bや記憶部25に記憶されている各種のプログラムを実行することによってプリンタ2の各部を制御する。ROM21bはCPU21aによって実行される各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAM21cはCPU21aが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。タイマ21dは現在時刻の取得や各種の処理時間の測定などに用いられる。
印刷部22は、印刷ジョブを実行して印刷用紙などのシートに電子写真方式で画像を印刷する。なお、印刷部22はシートにインクジェット方式で画像を印刷するものであってもよい。
操作部23は、液晶ディスプレイなどの表示装置や各種の操作ボタンを備えて構成されている。ユーザは操作部23を操作することによって印刷の指示や後述するパスワードの入力などを行うことができる。
記憶部25は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のプログラムやデータを記憶する装置である。
通信インタフェース部26は、プリンタ2をPC1と通信可能に接続するものである。通信インタフェース部26は、例えばLAN(Local Area Network)などの有線あるいは無線通信ネットワークを介して複数のPC1a〜1dと通信可能に構成されている。
(3)セキュア印刷
セキュア印刷とは、PC1からプリンタ2に送信された印刷ジョブを記憶部25に記憶し、ユーザがプリンタ2でパスワードの入力等の所定の操作を行うとその印刷ジョブの印刷を実行することをいう。
プリンタ2にセキュア印刷を実行させる場合、PC1のユーザはプリンタドライバ33によって表示される図示しない印刷設定画面でセキュア印刷を選択する。セキュア印刷を選択した場合は、ユーザは当該印刷設定画面でパスワードの設定も行う。
その後にユーザがアプリケーション32で印刷を指示すると、アプリケーション32からOS31を介してプリンタドライバ33に印刷対象データが出力される。
プリンタドライバ33は、アプリケーション32から印刷対象データが出力されると当該印刷対象データを印刷するための印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブに印刷設定画面で設定されたパスワードを設定する。本実施形態ではパスワードが設定されている印刷ジョブをセキュア印刷ジョブという。
生成されたセキュア印刷ジョブはプリンタ2に送信され、プリンタ2の記憶部25に記憶される。記憶部25に記憶されたセキュア印刷ジョブは印刷が実行されると記憶部25から削除される。また、記憶部25に記憶されてから一定時間が経過しても所定の操作が行われなかったセキュア印刷ジョブも記憶部25から削除される。
(4)記憶部に記憶されるデータ
前述したようにプリンタ2の記憶部25にはセキュア印刷ジョブが記憶される。しかしながら、記憶部25にはそれ以外のデータも記憶される。
例えば、セキュア印刷ではない通常の印刷を行う印刷ジョブであるが、後でユーザから指示があったときに再印刷できるようにするために記憶部25に記憶される場合もある。
また、例えば、ロゴマークを印刷するための印刷ジョブを記憶部25に記憶しておき、PC1から受信した印刷ジョブとロゴマークを印刷するための印刷ジョブとを合成して印刷する場合もある。
また、記憶部25には、印刷とは直接関係のないデータが記憶される場合もある。
(5)プリンタドライバによるセキュア印刷処理
プリンタドライバ33がセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信するとき、送信しようとしているセキュア印刷ジョブの記憶に必要な空き容量がプリンタ2の記憶部25にない場合もある。例えば他のPC1から送信されたセキュア印刷ジョブによって記憶部25の空き容量が少なくなっている場合がある。
そこで、プリンタドライバ33は、セキュア印刷を行う場合は、プリンタ2に、セキュア印刷ジョブを記憶するための空き容量を記憶部25上に確保するよう要求し、空き容量を確保できた場合にセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信する。
図3及び図4は、プリンタドライバ33によるセキュア印刷処理の流れを示すフローチャートである。本処理はアプリケーション32からOS31を介してプリンタドライバ33に印刷対象データが出力されると開始される。ここではユーザは前述した印刷設定画面でセキュア印刷を選択したものとする。また、アプリケーション32はプリンタドライバ33に印刷対象データを出力するとき当該印刷対象データが格納されていたファイルのファイル名も出力するものとする。
S101では、プリンタドライバ33を実行するCPU10(以下、単に「プリンタドライバ33」という)は、アプリケーション32から出力された印刷対象データを印刷するためのセキュア印刷ジョブを生成する。S101は生成処理の一例である。
セキュア印刷ジョブには、アプリケーション32から出力された印刷対象データを印刷するための印刷データ、ジョブ名、アプリケーション32で印刷を指示したユーザのユーザID、印刷設定画面で設定された印刷条件、印刷設定画面で設定されたパスワードなどが含まれる。ここで、ジョブ名にはアプリケーション32から出力されたファイル名を用いるものとする。また、パスワードは認証情報の一例である。
ここで、一般に印刷ジョブは生成された部分から順にプリンタ2に送信されるが、プリンタドライバ33は生成された部分から順にプリンタ2に送信することは行わない。
S102では、PC1はS101で生成したセキュア印刷ジョブをプリンタ2の記憶部25に記憶するのに必要な記憶容量を判断する。
セキュア印刷ジョブをプリンタ2の記憶部25に記憶するのに必要な記憶容量は、生成したセキュア印刷ジョブのデータサイズと必ずしも一致しない。例えば、セキュア印刷ジョブがページ記述言語で記述されている場合に、プリンタ2はそのページ記述言語に基づいてラスターデータを生成し、生成したラスターデータを記憶部25に記憶させる場合もある。
プリンタドライバ33は、生成したセキュア印刷ジョブのデータ形式とプリンタ2がそのセキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させるときのデータ形式とが一致する場合は、生成したセキュア印刷ジョブのデータサイズを、セキュア印刷ジョブをプリンタ2の記憶部25に記憶するのに必要な記憶容量と判断する。
一方、生成したセキュア印刷ジョブのデータ形式とプリンタ2がそのセキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させるときのデータ形式とが一致しない場合は、プリンタドライバ33は生成したセキュア印刷ジョブのデータ形式を、プリンタ2がセキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させるときのデータ形式に変換する。そして、プリンタドライバ33は、変換後のセキュア印刷ジョブのデータサイズを、セキュア印刷ジョブをプリンタ2の記憶部25に記憶するのに必要な記憶容量と判断する。
この変換はセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量を判断するために行われるものであり、プリンタドライバ33は判断後に当該変換後のセキュア印刷ジョブを削除する。
S102は算出処理の一例である。
S103では、プリンタドライバ33はS101で生成したセキュア印刷ジョブのジョブ名とS102で判断した記憶容量を示す記憶容量情報とをプリンタ2に送信し、当該記憶容量情報によって示される記憶容量以上の空き容量を記憶部25に確保するよう要求する。S103は確保要求処理、及び、送信処理の一例である。
詳しくは後述するが、プリンタ2は記憶容量情報によって示される記憶容量以上の空き容量を記憶部25に確保できた場合は空き容量の確保に成功したことを示す応答(a)をプリンタドライバ33に送信する。一方、当該記憶容量以上の空き容量を確保できなかった場合は、プリンタ2は空き容量の確保に失敗したことを示す応答(b)をプリンタドライバ33に送信する。
ただし、なんらかの理由で通信に失敗し、プリンタドライバ33がこれらの応答を受信しない場合もある。
また、詳しくは後述するが、プリンタ2は、空き容量を確保できなかった場合は、記憶部25に記憶されている印刷ジョブを削除することによって空き容量を確保できるか否かを判断する。そして、印刷ジョブを削除することによって空き容量を確保できる場合は、プリンタ2は記憶部25の現在の空き容量を示す空き容量情報、及び、現在記憶部25に記憶されている印刷ジョブのリストである印刷ジョブリストをプリンタドライバ33に送信する。
S104では、プリンタドライバ33はS103でプリンタ2に空き容量の確保を要求したときからの経過時間が一定時間に達したか否かを判断し、一定時間に達している場合はタイムアウトとしてS105に進み、一定時間に達していない場合はS106に進む。
S105では、プリンタドライバ33は図5に示すエラー画面40を表示部13に表示し、プリンタ2との通信に失敗したこと、及び、セキュア印刷ジョブの送信を中止することをユーザに通知する。
S106では、プリンタドライバ33はプリンタ2からS103での要求に対する応答を受信したか否かを判断し、受信した場合はS107に進み、受信していない場合はS104に戻る。
S107では、プリンタドライバ33は、プリンタ2から空き容量の確保に成功したことを示す応答(a)を受信した場合はS108に進み、空き容量の確保に失敗したことを示す応答(b)を受信した場合はS111に進む。
S108では、プリンタドライバ33は図5に示す送信確認画面41を表示してセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信するか否かをユーザに問い合わせる。
S109では、プリンタドライバ33は送信確認画面でOKボタン41aがクリックされたか送信中止ボタン41bがクリックされたかを判断し、OKボタン41aがクリックされた場合は送信するとしてS110に進み、送信中止ボタン41bがクリックされた場合は送信しないとして本処理を終了する。
S110では、プリンタドライバ33はS101で生成したセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信し、当該セキュア印刷ジョブのセキュア印刷を指示する。S110は印刷ジョブ送信処理の一例である。
S111〜S117は、S107でプリンタ2から空き容量の確保に失敗したことを示す応答(b)を受信したと判断された場合の処理である。
S111では、プリンタドライバ33はプリンタ2から前述した空き容量情報及び印刷ジョブリストを受信したか否かを判断する。
ここで、印刷ジョブリストには、現在記憶部25に記憶されている印刷ジョブのジョブ名、当該印刷ジョブをプリンタ2に送信する指示を行ったユーザのユーザ名、当該印刷ジョブのデータサイズ、及び、当該印刷ジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かを示すセキュア印刷情報が含まれる。
印刷ジョブリストは識別情報の一覧の一例である。データサイズは、ジョブ名によって識別される印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量の一例である。また、プリンタ2から送信された印刷ジョブリストをプリンタドライバ33が受信する処理は受信処理の一例である。
前述したように、記憶部25に記憶されている印刷ジョブを削除することによって空き容量を確保できる場合はプリンタ2から空き容量情報及び印刷ジョブリストが送信される一方、印刷ジョブを削除しても空き容量を確保できない場合はプリンタ2から空き容量情報及び印刷ジョブリストが送信されない。
プリンタドライバ33は、プリンタ2から空き容量情報及び印刷ジョブリストを受信していない場合はS112に進み、受信した場合はS113に進む。
S112では、プリンタドライバ33は図5に示すエラー画面42を表示部13に表示し、セキュア印刷ジョブの送信を中止することをユーザに通知して処理を終了する。
S113では、プリンタドライバ33は以下に示す削除対象選択画面43を表示部13に表示させる。
図6は、削除対象選択画面43の一例を示す模式図である。削除対象選択画面43は削除する印刷ジョブの選択をユーザから受け付けるための画面である。
削除対象選択画面43には、S101で生成したセキュア印刷ジョブをプリンタ2の記憶部25に記憶するのに必要な記憶容量、プリンタ2から受信した空き容量情報によって示される記憶部25の現在の空き容量、プリンタ2から受信した印刷ジョブリスト、削除ボタン43a、送信ボタン43b、送信中止ボタン43cが表示される。
図示するように、印刷ジョブリストにはジョブ名、ユーザ名、印刷ジョブのデータサイズ、及び、パスワード保護が表示される。
パスワード保護には、セキュア印刷ジョブである場合は「あり」が表示され、セキュア印刷ジョブではない場合は「なし」が表示される。セキュア印刷ジョブであるか否かは印刷ジョブリストに含まれているセキュア印刷情報から判断される。再印刷のための通常の印刷ジョブやロゴマークを印刷するための印刷ジョブはセキュア印刷ジョブではないので「なし」と表示される。
削除ボタン43aは、ユーザがプリンタ2に印刷ジョブの削除を要求するためのボタンである。削除ボタン43aをクリックしても削除対象選択画面43は閉じない。
例えば、ユーザは削除対象選択画面43に表示されている必要な記憶容量、現在の空き容量、及び、記憶されている印刷ジョブのデータサイズから、どの印刷ジョブを削除すれば記憶部25の空き容量がS101で生成したセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上になるかを判断することができる。
ユーザが印刷ジョブリストでいずれかの印刷ジョブを選択して削除ボタン43aをクリックすると、プリンタドライバ33は後述する削除要求処理を実行する。
送信ボタン43bは、空き容量の確保を再度要求するようプリンタドライバ33に指示するためのボタンである。例えば、ユーザは印刷ジョブが削除されて記憶部25の空き容量が必要な記憶容量以上になった場合は、送信ボタン43bをクリックすることにより、空き容量の確保を再度要求するようプリンタドライバ33に指示する。送信ボタン43bをクリックした場合は削除対象選択画面43が閉じる。
送信中止ボタン43cは、セキュア印刷ジョブの送信を中止するためのボタンである。送信中止ボタン43cをクリックした場合も削除対象選択画面43が閉じる。
プリンタドライバ33が削除対象選択画面43を表示してユーザからジョブ名の選択を受け付ける処理は選択受付処理の一例である。また、削除ボタン43aが押されたときにプリンタドライバ33がプリンタ2にジョブ名を送信して削除を要求する処理は削除要求処理の一例である。
図4に戻る。S114では、プリンタドライバ33は削除対象選択画面43で削除ボタン43aがクリックされたか否かを判断し、削除ボタン43aがクリックされた場合はS115に進み、送信ボタン43b又は送信中止ボタン43cがクリックされた場合はS116に進む。
S115では、プリンタドライバ33は削除要求処理を実行する。削除要求処理を実行した後、プリンタドライバ33は削除対象選択画面43に戻る。
S116では、プリンタドライバ33は削除対象選択画面43で送信ボタン43bがクリックされたか送信中止ボタン43cがクリックされたかを判断し、送信ボタン43bがクリックされた場合はS103に戻り、送信中止ボタン43cがクリックされた場合はS117に進む。
S117では、プリンタドライバ33はプリンタ2に送信中止を通知する。これは、S103でプリンタドライバ33がプリンタ2に空き容量の確保を要求するとプリンタ2は後述する記憶制限処理を別プロセスとして起動するので、そのプロセスを強制終了させるためである。
(6)プリンタドライバによる削除要求処理
図7は、削除対象選択画面43でユーザが削除ボタン43aをクリックしたときに実行される削除要求処理の流れを示すフローチャートである。
S201では、プリンタドライバ33は選択されている印刷ジョブのパスワード保護が「あり」であるか「なし」であるかを判断し、「あり」である場合はセキュア印刷ジョブであると判断してS202に進み、「なし」である場合はセキュア印刷ジョブではないと判断してS203に進む。
S202では、プリンタドライバ33は図8に示すパスワードの入力画面51を表示部13に表示させ、ユーザが選択した印刷ジョブに設定されているパスワードと同じパスワードの入力をユーザに要求する。S202は入力受付処理の一例である。
S203では、プリンタドライバ33は削除対象選択画面43で選択されている印刷ジョブのジョブ名をプリンタ2に送信して印刷ジョブの削除を要求する。この場合に、S201でセキュア印刷ジョブであると判断した場合は、プリンタドライバ33はS202で入力されたパスワードも併せてプリンタ2に送信する。
詳しくは後述するが、プリンタ2は印刷ジョブを削除した場合はプリンタドライバ33に削除が完了したことを示す応答(c)を送信し、削除できなかった場合は削除に失敗したことを示す応答(d)をプリンタドライバ33に送信する。
ただし、なんらかの理由で通信に失敗し、プリンタドライバ33がこれらの応答を受信しない場合もある。
S204では、プリンタドライバ33はS203でプリンタ2に印刷ジョブの削除を要求したときからの経過時間が一定時間に達したか否かを判断し、一定時間に達している場合はタイムアウトとしてS205に進み、一定時間に達していない場合はS206に進む。
S205では、プリンタドライバ33は図8に示すエラー画面52を表示部13に表示し、プリンタ2との通信に失敗したことをユーザに通知して本処理を終了する。
S206では、プリンタドライバ33はS203での削除の要求に対する応答をプリンタ2から受信したか否かを判断し、受信した場合はS207に進み、受信していない場合はS204に戻って処理を繰り返す。
S207では、プリンタドライバ33は、プリンタ2から受信した応答に応じたメッセージを表示部13に表示させる。例えば、プリンタ2から削除が完了したことを示す応答(c)を受信した場合は、プリンタドライバ33は図8に示す削除成功画面53を表示して削除が成功したことをユーザに通知する。一方、削除に失敗したことを示す応答(d)を受信した場合は、プリンタドライバ33は図8に示すエラー画面54を表示して削除に失敗したことをユーザに通知する。
(7)プリンタによる確保処理
図9は、S103でプリンタドライバ33から空き容量の確保が要求されたときにプリンタ2によって実行される確保処理の流れを示すフローチャートである。前述したようにプリンタドライバ33は空き容量の確保を要求するときジョブ名と記憶容量情報とをプリンタ2に送信する。
プリンタドライバ33が送信した記憶容量情報をプリンタ2が受信する処理は記憶容量情報受信処理の一例である。
ここで、理解を容易にするため、制御部21は、プリンタドライバ33から空き容量の確保が要求されると、プリンタドライバ33から受信したジョブ名によって識別されるセキュア印刷ジョブが記憶部25に記憶されるまで、他のPC1で実行されているプリンタドライバ33からの空き容量の確保の要求を受け付けないものとする。これは、確保処理を2以上のセキュア印刷ジョブのために並行して実行すると処理が複雑になるからである。
また、以降の説明では、プリンタドライバ33から受信したジョブ名によって識別されるセキュア印刷ジョブのことを対象セキュア印刷ジョブというものとする。
S301では、制御部21は、記憶部25の空き容量が記憶容量情報によって示される記憶容量以上であるか否かを判断し、記憶容量情報によって示される記憶容量以上である場合はS302に進み、記憶容量情報によって示される記憶容量未満である場合はS304に進む。
S302では、制御部21は記憶制限処理を本処理とは別プロセスとして起動する。詳しくは後述するが、記憶制限処理が起動されると対象セキュア印刷ジョブが記憶部25に記憶されるまで、あるいは記憶制限処理が強制終了されるまで他のデータの記憶が制限される。
なお、本実施形態では後述するS307でも記憶制限処理を起動するので、S302の時点で既に記憶制限処理が起動されている場合もある。
S303では、制御部21は空き容量の確保に成功したことを示す応答(a)をプリンタドライバ33に送信する。
S304〜S308は、S301で記憶部25の空き容量が、記憶容量情報によって示される記憶容量未満であると判断された場合の処理である。
S304では、制御部21は記憶部25から削除可能なデータを削除する。例えば記憶部25の特定のディレクトリに記憶されているデータは削除しても差し支えないデータであるとすると、制御部21はそのデータを削除する。セキュア印刷ジョブ、再印刷のための印刷ジョブ、ロゴマークを印刷するための印刷ジョブなどはここでいう削除可能なデータには該当しない。
S305では、プリンタドライバ33はS304で削除可能なデータを削除した後の記憶部25の空き容量が、プリンタドライバ33から受信した記憶容量情報によって示される記憶容量以上であるか否かを判断し、当該記憶容量以上である場合はS302に進み、当該記憶容量未満である場合はS306に進む。
S306では、制御部21は記憶部25に記憶されている印刷ジョブを削除することによって当該記憶容量以上の空き容量を確保できるか否かを判断する。ここでいう印刷ジョブにはセキュア印刷ジョブも含まれる。
例えば、S101で生成されたセキュア印刷ジョブのデータサイズが極端に大きい場合には、記憶されている印刷ジョブを全て削除しても記憶部25に記憶できないこともあり得る。あるいは、印刷ジョブ以外のデータであって前述したS305では削除できないデータが多く記憶されている場合には印刷ジョブを削除しても当該記憶容量以上の空き容量を確保できない場合もある。そのような場合は、制御部21は印刷ジョブを削除しても空き容量を確保できないと判断する。
制御部21は、印刷ジョブを削除することによって当該記憶容量以上の空き容量を確保できる場合はS307に進み、印刷ジョブを削除しても確保できない場合はS309に進む。
S307では、制御部21は記憶制限処理を本処理とは別プロセスとして起動する。S307においても記憶制限処理を起動する理由は、現在の記憶部25の空き容量が記憶容量情報によって示される記憶容量未満であっても、空いている分だけでも対象セキュア印刷ジョブの記憶のために確保するため、及び、この後に印刷ジョブが削除されて空き容量が増えたときに増えた分を対象セキュア印刷ジョブの記憶のために確保するためである。
なお、削除対象選択画面43で送信ボタン43bが送信されて空き容量の確保が再度要求された場合は、S307の時点で既に記憶制限処理が起動されている場合もある。
S308では、制御部21はリスト送信処理を実行する。リスト送信処理については後述する。
S309では、制御部21は空き容量の確保に失敗したことを示す応答(b)をプリンタドライバ33に送信する。
(8)リスト送信処理
図10は、リスト送信処理の流れを示すフローチャートである。
S401では、制御部21は印刷ジョブリストを生成する。
S402では、制御部21は、空き容量の確保に失敗したことを示す応答(b)、記憶部25の現在の空き容量を示す空き容量情報、及び、S401で生成した印刷ジョブリストをプリンタドライバ33に送信する。S402は識別情報送信処理の一例である。
(9)記憶制限処理における処理
図11は、S302又はS307で別プロセスとして起動される記憶制限処理における処理の流れを示すフローチャートである。記憶制限処理を別プロセスとして実行する制御部21は、記憶部25へのデータの記憶が要求される毎に以下の処理を実行する。
S501では、制御部21は、記憶が要求されたデータが対象セキュア印刷ジョブであるか否かを判断する。
具体的には、制御部21は、記憶が要求されたデータが印刷ジョブであり、当該印刷ジョブに含まれているジョブ名が、S103でプリンタドライバ33から空き容量の確保が要求された際に受信したジョブ名と一致すれば、対象セキュア印刷ジョブであると判断する。なお、対象セキュア印刷ジョブの記憶が要求されるのはS303でプリンタドライバ33に空き容量の確保に成功したことを示す応答(a)が送信されている場合である。
制御部は、対象セキュア印刷ジョブである場合はS502に進み、対象セキュア印刷ジョブではない場合はS504に進む。
S502では、制御部21は受信した対象セキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させる。
対象セキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させた場合は、制御部21は当該プロセスを終了させる。これは、当該プロセスを実行したままであると、記憶部25への記憶が終了したセキュア印刷ジョブのために空き容量が確保され続けてしまうからである。
S504〜S507は、S501において対象セキュア印刷ジョブではないと判断された場合の処理である。
S504では、制御部21は受信したデータが、記憶部25に記憶する必要のあるデータであるか否かを判断する。記憶部25に記憶する必要のあるデータとは、再印刷のための通常の印刷ジョブ、ロゴマークを印刷するための印刷ジョブなどである。
制御部21は、記憶部25に記憶する必要のあるデータである場合はS505に進み、記憶部25に記憶する必要がないデータである場合は処理を終了する。
S505では、制御部21は記憶部25の空き容量が、プリンタドライバ33から空き容量の確保が要求された際に受信した記憶容量情報によって示される記憶容量以上であるか否かを判断する。制御部21は、記憶部25の空き容量が当該記憶容量以上である場合はS506に進み、当該記憶容量未満である場合は処理を終了する。
言い換えると、記憶部25の空き容量が当該記憶容量未満である場合は、記憶部25への他のデータの記憶は許可されない。これは、空いている分だけでも対象セキュア印刷ジョブの記憶のために確保するためである。
S506では、制御部21は、受信したデータを記憶部25に記憶させると記憶部25の空き容量が記憶容量情報によって示される記憶容量未満になるか否かを判定し、当該記憶容量未満にならない場合はS507に進み、当該記憶容量未満になる場合は受信したデータを記憶部25に記憶させずに処理を終了する。
言い換えると、受信したデータを記憶部25に記憶させると記憶部25の空き容量が当該記憶容量未満になる場合は、記憶部25への他のデータの記憶は許可されない。これは、他のデータを記憶することによって記憶部の空き容量が当該記憶容量未満になってしまわないようにするためである。
S507では、制御部21は受信したデータを記憶部25に記憶させる。この場合は受信したデータを記憶部25に記憶させても空き容量は当該記憶容量未満にならないので、対象セキュア印刷ジョブを記憶するための空き容量を確保しつつ他のデータを記憶部に記憶させることができる。
以上が記憶制限処理における処理である。ここで、前述したように記憶制限処理はS307においても起動される。その場合、その後に削除対象選択画面43でユーザが送信中止を選択する場合もある。その場合、記憶制限処理を実行したままであると、送信が中止されたセキュア印刷ジョブのために空き容量が確保され続けてしまう。
このため、制御部21は、プリンタドライバ33から送信中止が通知された場合は、記憶制限処理を強制終了するものとする。
また、なんらかの理由で通信に失敗して送信中止が通知されないことも考えられる。このため、一定時間が経過しても対象セキュア印刷ジョブを受信しない場合は、制御部21は記憶制限処理を強制終了させてもよい。記憶制限処理を強制終了させた場合は、他のPC1で実行されているプリンタドライバ33からの空き容量の確保の要求が受け付けられるようになる。
(10)プリンタによる印刷ジョブ削除処理
図12は、プリンタ2による印刷ジョブ削除処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、S203でプリンタドライバ33から削除が要求されると開始される。前述したようにプリンタドライバ33は印刷ジョブの削除を要求するときジョブ名をプリンタ2に送信するとともに、削除を要求する印刷ジョブがセキュア印刷ジョブである場合はパスワードをプリンタ2に送信する。
プリンタドライバ33から受信したジョブ名及びパスワードをプリンタ2が受信する処理は識別情報受信処理の一例である。
S601では、制御部21は記憶部25に記憶されている印刷ジョブのうちプリンタドライバ33から受信したジョブ名が設定されている印刷ジョブにパスワードが設定されているか否かを判定し、パスワードが設定されていない場合はS602に進み、設定されている場合はS604に進み、
S602では、制御部21はプリンタドライバ33から受信したジョブ名によって識別される印刷ジョブを記憶部25から削除する。S602は印刷ジョブ削除処理の一例である。
S603では、制御部21は削除が完了したことを示す応答(c)をプリンタドライバ33に送信する。
S604〜S605はS601で印刷ジョブにパスワードが設定されていると判断された場合の処理である。
S604では、制御部21はプリンタドライバ33から受信したジョブ名が設定されている印刷ジョブに設定されているパスワードとプリンタドライバ33から受信したパスワードとが一致するか否かを判断し、一致する場合はS602に進み、一致しない場合はS605に進む。S604は、削除認証処理の一例である。
S605では、制御部21はセキュア印刷ジョブの削除に失敗したことを示す応答(d)をプリンタドライバ33に送信する。
(11)セキュア印刷ジョブの印刷
プリンタ2が前述したS303で「空き容量の確保に成功したことを示す応答(a)」をプリンタドライバ33に送信すると、プリンタドライバ33はプリンタ2に対象セキュア印刷ジョブを送信する。
対象セキュア印刷ジョブを受信したプリンタ2は、前述した記憶制限処理のS501において、記憶が要求されたデータが対象セキュア印刷ジョブであると判断し、S502において当該対象セキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させる。ここで、プリンタ2からプリンタドライバ33に「空き容量の確保に成功したことを示す応答(a)」が送信されているので、プリンタ2がプリンタドライバ33から対象セキュア印刷ジョブを受信したとき、記憶部25には記憶制限処理によって当該セキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量が確保されていることになる。
プリンタ2がセキュア印刷ジョブを受信する処理は印刷ジョブ受信処理の一例である。また、プリンタ2がセキュア印刷ジョブを記憶部25に記憶させる処理は記憶処理の一例である。
プリンタドライバ33のユーザがその後にプリンタ2の設置されている場所に移動し、プリンタ2の操作部23を操作して当該セキュア印刷ジョブに設定されているパスワードと同じパスワードを入力すると、プリンタ2は記憶部25に記憶されているセキュア印刷ジョブのうちユーザが入力したパスワードと一致するパスワードが設定されているセキュア印刷ジョブの印刷を実行する。
ユーザがプリンタ2の操作部23を操作してパスワードを入力する操作は所定の操作の一例である。プリンタ2がユーザからパスワードを入力する操作を受け付ける処理は操作受付処理の一例である。また、ユーザが操作部23を操作して入力したパスワードと一致するパスワードが設定されているセキュア印刷ジョブの印刷を実行する処理は印刷処理の一例である。
(12)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係るプリンタドライバ33によると、セキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量が記憶部25に確保された場合にセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信する。このため、プリンタ2は、プリンタドライバ33から印刷ジョブを受信したとき、記憶部25に記憶されている他の印刷ジョブを、ネットワーク上のファイルサーバ、ネットワーク上のプリントサーバ、プリンタに設けた予備記憶部などに退避させなくてよい。
よってプリンタドライバ33によると、情報が漏洩する危険性を高めることなく、且つ、プリンタ2の構成を複雑にすることなく、プリンタ2の記憶部25にセキュア印刷ジョブを確実に記憶させることができる。
更に、プリンタドライバ33によると、記憶部25の空き容量がセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であるか否かをプリンタ2側で判断するので、プリンタドライバ33の処理負担を軽減できる。
更に、プリンタドライバ33によると、記憶部25に記憶されている印刷ジョブの削除を要求することにより、生成したセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を確保することができる。
更に、プリンタドライバ33によると、セキュア印刷ジョブの削除を要求するときはユーザにパスワードの入力を要求するので、記憶部25に記憶されているセキュア印刷ジョブが、そのセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信させたユーザ以外のユーザによって削除されてしまわないようにすることができる。
また、実施形態1に係るプリンタ2によると、セキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を記憶部25に確保した後にセキュア印刷ジョブを受信するので、情報が漏洩する危険性を高めることなく、且つ、プリンタ2の構成を複雑にすることなく、プリンタ2の記憶部25にセキュア印刷ジョブを確実に記憶させることができる。
更に、プリンタ2によると、記憶部25の空き容量がセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上である場合に、他のデータを記憶部25に記憶させると記憶部25の空き容量が当該記憶容量未満になる場合は記憶部25への他のデータの記憶を許可しないので、セキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を確保することができる。
更に、プリンタ2によると、記憶部25の空き容量が必要な記憶容量未満である場合は記憶部25への他のデータの記憶を許可しないので、空いている分だけでもセキュア印刷ジョブの記憶のために確保できる。また、記憶部25に記憶されている印刷ジョブが削除されて空き容量が増えたときに増えた分をセキュア印刷ジョブの記憶のために確保することができる。
更に、プリンタ2によると、記憶部25の空き容量がセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であるか否かをプリンタ2側で判断するので、プリンタドライバ33の処理負担を軽減できる。
更に、プリンタ2によると、記憶部25から削除する印刷ジョブをプリンタドライバ33のユーザが選択できる。
更に、プリンタ2によると、ジョブ名と、ジョブ名によって識別される印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量とをプリンタドライバ33に送信するので、削除対象選択画面43において、削除させる印刷ジョブをユーザが選択し易くなる。
更に、プリンタ2によると、パスワードが一致する場合にセキュア印刷ジョブを記憶部25から削除するので、記憶部25に記憶されているセキュア印刷ジョブが、そのセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信させたユーザ以外のユーザによって削除されてしまわないようにすることができる。
<他の実施形態>
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、プリンタドライバ33は記憶部25の現在の空き容量がセキュア印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であるか否かを判断することなくプリンタ2に空き容量を確保するよう要求する場合を例に説明した。
これに対し、プリンタドライバ33は、記憶部25の空き容量が当該記憶容量未満であるか否かを判断し、当該記憶容量未満である場合に、プリンタ2に、当該記憶容量以上の空き容量を記憶部25に確保するよう要求してもよい。
言い換えると、プリンタドライバ33は、記憶部25の空き容量が当該記憶容量以上である場合は、当該記憶容量以上の空き容量を記憶部25に確保するようプリンタ2に要求することなくセキュア印刷ジョブをプリンタ2に送信してもよい。
記憶部25の空き容量が当該記憶容量未満であるか否かをプリンタドライバ33が判断する処理は空き容量判断処理の一例である。
なお、記憶部25の空き容量が当該記憶容量以上であっても、空き容量が記憶容量より僅かに大きい程度である場合は、プリンタ2に空き容量を確保するよう要求してもよい。僅かに大きい程度であると、他のデータが記憶されることによって直ぐに空き容量が当該記憶容量未満になってしまう虞があるからである。ここでいう僅かに大きい程度がどの程度であるかは適宜に決定できる。
(2)上記実施形態では、プリンタ2による確保処理において、S302及びS307の両方において記憶制限処理を別プロセスとして起動する場合を例に説明した。
しかしながら、S302では記憶制限処理を起動し、S307では記憶制限処理を起動しないようにしてもよい。言い換えると、記憶部25の空き容量が記憶容量情報によって示される記憶容量以上である場合のみ記憶制限処理を起動するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、プリンタ2による確保処理において、S302及びS307の両方において記憶制限処理に遷移する場合を例に説明した。
しかしながら、S302では記憶制限処理を起動せず、S307では記憶制限処理を起動するようにしてもよい。言い換えると、記憶部25の空き容量が記憶容量情報によって示される記憶容量未満である場合のみ記憶制限処理を起動するようにしてもよい。
(4)上記実施形態ではセキュア印刷ジョブ自体にパスワードが設定されている場合を例に説明した。これに対し、セキュア印刷ジョブ自体にパスワードが設定されていなくてもよい。
例えば、プリンタ2に非接触カードなどのカードを読み取る装置を設け、ユーザは、ユーザIDが記憶されているカードをプリンタ2に読み取らせてもよい。そして、プリンタ2は、記憶部25に記憶されているセキュア印刷ジョブのうちカードから読み取ったユーザIDが設定されているセキュア印刷ジョブを実行してもよい。この場合はカードに記憶されているユーザIDが認証情報の一例である。この場合、印刷ジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かはプリンタドライバ33がプリンタ2にその印刷ジョブのセキュア印刷を指示したか否かによって判断される。
あるいは、ユーザIDと指紋とを対応付けてプリンタ2に登録し、指紋認証に成功した場合に、その指紋に対応するユーザIDが設定されているセキュア印刷ジョブを実行してもよい。この場合は指紋が認証情報の一例である。この場合も、印刷ジョブがセキュア印刷ジョブであるか否かはプリンタドライバ33がプリンタ2にセキュア印刷を指示したか否かによって判断される。
(5)上記実施形態では情報処理装置としてPC1を例に説明した。しかしながら、情報処理装置は携帯電話であってもよいし、携帯情報端末であってもよい。
(6)上記実施形態では制御部21が1つのCPU21aを備える場合を例に説明した。しかしながら、制御部21は1以上のCPU、ASIC、又は、CPUとASICとによって構成されてもよい。
1・・・パーソナルコンピュータ、2・・・プリンタ、10・・・CPU、13・・・表示部、15・・・記憶部、21・・・制御部、22・・・印刷部、23・・・操作部、25・・・記憶部、33・・・プリンタドライバ、40・・・エラー画面、41・・・送信確認画面、42・・・エラー画面、43・・・削除対象選択画面、51・・・パスワードの入力画面、52・・・エラー画面、53・・・削除成功画面

Claims (13)

  1. 情報処理装置に、
    印刷ジョブを生成する生成処理と、
    データを記憶する記憶部を備える印刷装置に、前記生成処理によって生成された前記印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保するよう要求する確保要求処理と、
    前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量が確保された場合に、前記生成処理によって生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置に送信する印刷ジョブ送信処理と、
    を実行させる印刷制御プログラム。
  2. 請求項1に記載の印刷制御プログラムであって、
    前記記憶部の空き容量が前記記憶容量未満であるか否かを判断する空き容量判断処理を前記情報処理装置に実行させ、
    前記空き容量判断処理によって空き容量が前記記憶容量未満であると判断された場合に、前記確保要求処理において、前記印刷装置に、前記記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保するよう要求する、印刷制御プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷制御プログラムであって、
    前記確保要求処理において、
    前記記憶容量を算出する算出処理と、
    前記算出処理によって算出された前記記憶容量を示す記憶容量情報を前記印刷装置に送信する送信処理と、
    を前記情報処理装置に実行させる、印刷制御プログラム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
    前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量が確保されなかった場合に、前記記憶部に記憶されている印刷ジョブの識別情報の一覧を前記印刷装置から受信する受信処理と、
    前記印刷装置から受信した前記識別情報の一覧を表示装置に表示し、ユーザから前記識別情報の選択を受け付ける選択受付処理と、
    前記選択受付処理によって選択された前記識別情報によって識別される印刷ジョブを前記記憶部から削除するように前記印刷装置に要求する削除要求処理と、
    を前記情報処理装置に実行させる、印刷制御プログラム。
  5. 請求項4に記載の印刷制御プログラムであって、
    前記印刷ジョブには当該印刷ジョブの削除に必要な認証情報が設定されており、
    当該印刷制御プログラムは、
    前記選択受付処理によって選択された前記識別情報によって識別される印刷ジョブに設定されている認証情報と同じ認証情報の入力をユーザに要求し、ユーザから認証情報の入力を受け付ける入力受付処理を前記情報処理装置に実行させ、
    前記削除要求処理において、前記選択受付処理によって選択された前記識別情報と前記入力受付処理によって入力された前記認証情報とを前記印刷装置に送信する、印刷制御プログラム。
  6. 処理部を備え、
    前記処理部は、
    印刷ジョブを生成する生成処理と、
    データを記憶する記憶部を備える印刷装置に、前記生成処理によって生成された前記印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保するよう要求する確保要求処理と、
    前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量が確保された場合に、前記生成処理によって生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置に送信する印刷ジョブ送信処理と、
    を実行する、情報処理装置。
  7. 情報処理装置と通信可能に接続されている印刷装置であって、
    記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記情報処理装置で生成された印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保する確保処理と、
    前記確保処理によって前記記憶容量以上の空き容量が確保された後に、前記情報処理装置から前記印刷ジョブを受信する印刷ジョブ受信処理と、
    前記印刷ジョブ受信処理によって受信された前記印刷ジョブを前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
    ユーザから所定の操作を受け付ける操作受付処理と、
    前記操作受付処理によって前記所定の操作が受け付けられると、前記記憶部に記憶されている前記印刷ジョブを印刷する印刷処理と、
    を実行する、印刷装置。
  8. 請求項7に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記確保処理において、前記記憶部の空き容量が前記印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量以上であり、他のデータを前記記憶部に記憶させても前記記憶部の空き容量が前記記憶容量以上である場合は、前記記憶部への前記他のデータの記憶を許可し、前記他のデータを前記記憶部に記憶させると前記記憶部の空き容量が前記記憶容量未満になる場合は前記記憶部への前記他のデータの記憶を許可しない、印刷装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記確保処理において、前記記憶部の空き容量が前記記憶容量未満である場合は、前記記憶部への他のデータの記憶を許可しない、印刷装置。
  10. 請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、
    前記情報処理装置から前記記憶容量を示す記憶容量情報を受信する記憶容量情報受信処理を実行し、
    前記確保処理において、前記記憶容量情報によって示される記憶容量以上の空き容量を前記記憶部に確保する、印刷装置。
  11. 請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記記憶部に前記記憶容量以上の空き容量を確保できなかった場合に、前記記憶部に記憶されている印刷ジョブの識別情報の一覧を前記情報処理装置に送信する識別情報送信処理と、
    前記情報処理装置から前記識別情報を受信する識別情報受信処理と、
    前記識別情報受信処理によって受信された前記識別情報によって識別される印刷ジョブを前記記憶部から削除する削除処理と、
    を実行する、印刷装置。
  12. 請求項11に記載の印刷装置であって、
    前記制御部は、前記識別情報送信処理において、前記識別情報と、前記識別情報によって識別される印刷ジョブの記憶に必要な記憶容量とを前記情報処理装置に送信する、印刷装置。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の印刷装置であって、
    前記印刷ジョブには認証情報が設定されており、
    前記情報処理装置は、ユーザによって選択された識別情報によって識別される印刷ジョブの識別情報と認証情報とを当該印刷装置に送信するものであり、
    前記制御部は、
    前記識別情報受信処理において、前記情報処理装置から前記識別情報と前記認証情報とを受信し、
    前記識別情報受信処理によって受信した前記識別情報によって識別される印刷ジョブに設定されている認証情報と前記識別情報受信処理によって受信した前記認証情報とが一致するか否かを判断する削除認証処理を実行し、
    前記削除認証処理によって一致すると判断された場合に、前記削除処理において、前記印刷ジョブを前記記憶部から削除する、印刷装置。
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