JP2008192084A - 印字データ送信制御プログラム、印刷装置、及び親展印刷方法 - Google Patents

印字データ送信制御プログラム、印刷装置、及び親展印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明では、PC側で親展印刷モードで印刷を指示したユーザがプリンタより操作をすることで、初めてPCからプリンタへ親展印刷データを送信して印刷する。
【解決手段】Windows Vistaが動作しているPC上において親展印刷モードで印刷指示がされると親展印刷データはそのPC側に蓄積された後、プリンタ側でそのPCを選択すると、Sideshow機能に対応したVistaアプリケーションと、Sideshowデバイスとして動作するプリンタ上のファームウェアとが通信を行い、PC側に蓄積されている親展印刷データのリストがプリンタ側の表示装置に表示されるので、そのリストから印刷したいデータを選択し、プリンタからの転送要求に従って親展印刷データをPCからプリンタへ送出し、プリンタにて親展印刷データを出力することで、上記課題の解決を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、親展印刷技術に関する。
プリンタ、MFP(マルチファンクションプリンタ)、コピー機の中には、「親展印刷」と呼ばれる機能を搭載している機種が増えている。親展印刷とは、共用プリンタで他人に見られたくない文書等を印字する場合に、印刷者がプリンタの前に行って所定の操作をすることで初めて印刷が行われる機能である。
ここで言う「所定の操作」とは、例えば、プリンタの操作パネルからのパスワード入力の場合もあるし、プリンタに接続されたカードリーダによる認証の場合もあるし、生体情報を読み取ることによる認証の場合もある。
図4は、従来における親展印刷を行う印刷システムの一例を示す図である。プリンタ102は、親展印刷機能を有しており、ハードディスクドライブ(HDD)103を内蔵している。
また、プリンタ102は、認証装置(カードリーダ、生体認証等)が接続されている。さらに、プリンタ102は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やUSB(ユニバーサルシリアルバス)等の通信手段を介してPC(パーソナルコンピュータ)101と接続されている。
図5は、従来における親展印刷モード時の印刷処理フローを示す。まず、印刷者は、自分のPC101から親展印刷モードで印刷を行う。そうすると、印字データは、LANまたはUSB等を経由して、プリンタ102に送信される(ステップ101。以下、ステップを「S」と称する)。
プリンタ102は、その受信した印字データに基づいて、印刷画像データを作成する(S102)。そして、プリンタ102は、その作成した印刷画像データに対して、親展印刷物であること及び誰からの印刷物であるのか等の情報を付加して、HDD103に保存する(S103)。こうして、プリンタ102側の印刷準備処理が完了する(S104)。
その後、ユーザは、プリンタ102の前に行き、プリンタの操作パネルを用いてパスワード入力をしたり、プリンタに接続されたカードリーダに認証カードを読み込ませたり、生体情報を読み取らせること等の何らかの手法により親展印刷物の印字を要求する(S105)。すると、プリンタ102は、その要求された印刷物を印字する(S106)。
この他に、専用のプリントサーバ内にデータを溜めておき、そのプリントサーバに対して認証を行うと印字ができるという方式もある(例えば、特許文献1)。これらの印刷方法は、印字データをプリントサーバに記憶するかプリンタに記憶するかの違いで、その他は共通である。
特開2004−118232号公報 "「Windows SideShow」 重要な情報をサブディスプレイで素早く確認"、日経パソコン、2006年9月11日号、p64
上述した従来の2つの方式ではそれぞれ、以下のような問題点がある。
(1)プリンタ本体内の大容量記憶媒体(HDD)等に親展印刷データを保存する場合、プリンタ本体にHDD等の大容量記憶媒体を内蔵する必要がある。この場合、その記憶媒体には親展印刷データが一時的に記憶されては、印刷後には消去されるというような流れが繰り返される。ここに、残存データ等に対するセキュリティ上の問題が常につきまとう。さらには、大容量記憶媒体の分だけコストがアップすることになる。
(2)プリントサーバ内に親展印刷データを保存する場合、専用のプリントサーバが必要となる。この場合、サーバ本体、専用のアプリケーション等、初期投資が大きくなってしまうことになる。また、プリントサーバ導入後も一般的には定期的なメンテナンスが必要となるため、維持費も高価になってしまい、構築は容易ではない。
上記の課題に鑑み、本発明では、PC側で親展印刷モードで印刷を指示したユーザがプリンタで所定の操作をすることで、初めてPCからプリンタへ親展印刷データを送信して印刷することを目的とする。
本発明にかかる、印刷命令がされた場合に印刷装置への印字データの送信を制御する処理をコンピュータに実行させる印字データ送信制御プログラムは、前記印刷命令に基づいて生成されて所定の記憶領域に出力された印刷データをスプールする印字データスプール処理と、前記印刷装置からの第1の命令に基づいて、前記スプールされた印字データのリストであるスプールデータリストを生成するスプールデータリスト生成処理と、前記印刷装置からの第2の命令に基づいて、前記スプールデータリスト中のいずれかの印字データを前記印刷装置へ送信する印字データ送信処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
このように構成することにより、印字データ送信制御プログラムは、印刷装置から要求されたタイミングで、スプールデータを印字データとして送信するが、このときに初めて印字データがPC外部へ出力されるので、セキュアな印字データ送信を行うことができる。
本発明にかかる、1つ以上のコンピュータ端末と接続された印刷装置は、前記コンピュータ端末のうち、所定の記憶領域に印字データをスプールしているコンピュータ端末を検出するコンピュータ端末検出手段と、前記検出されたコンピュータ端末の名称を表示させ、該表示させたコンピュータ端末名のいずれかの選択を可能とするコンピュータ名表示選択手段と、前記選択されたコンピュータ端末名に対応するコンピュータ端末である対象コンピュータ端末へ前記スプールされた印字データの名称リストであるスプールデータリストの生成を要求するスプールデータリスト生成要求手段と、前記スプールデータリスト生成要求に基づいて、前記対象コンピュータ端末から送信された前記スプールデータリストを受信するスプールデータリスト受信手段と、前記受信したスプールデータリストを表示させ、該表示させたスプールデータリスト中のいずれかの印字データ名の選択を可能とするスプールデータリスト表示選択手段と、前記対象コンピュータ端末に対して、前記選択された印字データ名に対応する印字データの送信を要求する印字データ送信要求手段と、前記印字データの送信要求に基づいて、前記対象コンピュータ端末から送信された前記印字データを受信して、印字処理を実行する印字実行手段と、を備えることを特徴とする。
本実施形態によれば、親展印刷時において、ユーザの操作に基づくプリンタからの要求により、初めてPCから印刷装置へ親展印刷データが送信されて印刷するので、印刷装置の負荷を軽減しつつセキュリティを確保することができる。
前記印刷装置は、さらに、前記コンピュータ名表示選択手段により表示されたコンピュータ端末名のいずれかが選択される場合、該コンピュータ端末に対する正規のユーザか否かの認証を行う認証手段、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、所定のコンピュータ端末からスプールデータを取得する場合に、ユーザ認証を行うことができるので、別のPCを選択しても誤ってスプールデータが出力されることがなくなる。
本発明にかかる、印刷命令がされた場合に印刷装置への印字データの送信を制御する処理をコンピュータに実行させる印字データ送信制御プログラムが格納されたコンピュータ端末と、該コンピュータと通信可能な印刷装置と、から構成される印刷システムによる親展印刷方法は、前記コンピュータ端末は、前記印刷命令に基づいて生成されて所定の記憶領域に出力された印字データをスプールし、前記印刷装置は、前記コンピュータ端末のうち前記印字データをスプールしているコンピュータ端末を検出し、前記印刷装置は、前記検出されたコンピュータ端末の名称を表示させ、該表示させたコンピュータ端末の名称のいずれかの選択を可能とし、前記印刷装置は、前記選択されたコンピュータ端末名に対応するコンピュータ端末である対象コンピュータ端末へ前記スプールされた印字データの名称リストであるスプールデータリストの生成を要求し、前記対象コンピュータ端末は、前記印刷装置からの前記スプールデータリストの生成要求に基づいて、前記スプールデータリストを生成して前記印刷装置に送信し、前記印刷装置は、前記対象コンピュータ端末から送信された前記スプールデータリストを受信し、該受信したスプールデータリストを表示させ、該スプールデータリスト中のいずれかの印字データ名の選択を可能とし、前記印刷装置は、前記対象コンピュータ端末に対して、前記選択された印字データ名に対応する印字データの送信を要求し、前記対象コンピュータ端末は、前記印刷装置からの前記印字データの送信要求に基づいて、前記選択された印字データ名に対応する印字データを前記印刷装置へ送信し、前記印刷装置は、前記対象コンピュータ端末からの前記印字データを受信して、印字処理を実行する、ことを特徴とする。
本実施形態によれば、親展印刷時において、ユーザの操作に基づくプリンタからの要求により、初めてPCから印刷装置へ親展印刷データが送信されて印刷するので、印刷装置の負荷を軽減しつつセキュリティを確保することができる。
本発明を用いることにより、PC側で親展印刷モードで印刷を指示したユーザがプリンタで所定の操作をすることで、初めてPCからプリンタへ親展印刷データが送信されて、印刷することができる。
本発明の実施形態にかかる印刷システムでは、Windows VistaとそのSideshow機能を使用することにより、親展印刷を実現するものである。まず、Windows Vistaが動作しているPC上において親展印刷モードで印刷指示がなされていると、親展印刷データはそのPC側に蓄積される。
次に、プリンタ側の操作パネル等の入力装置を操作することで、親展印刷を行うPCをプリンタ側で設定する。そうすると、Sideshow機能に対応したVistaアプリケーションと、Sideshowデバイスとして動作するプリンタ上のFirmwareとが通信を行い、PC側に蓄積されている親展印刷データのリストがプリンタ側の表示装置に表示される。
そこで、プリンタ側の入力装置によって印刷したいデータを選択し、プリンタからの転送要求に従って親展印刷データをPCからプリンタへ送出し、プリンタにて親展印刷データを出力する。
なお、プリンタの操作時に、プリンタに接続されている認証機能を有する機器によって、操作許可・不許可の認証を行うこともできる。それでは、以下で本発明の実施形態について詳述する。
(本発明の実施形態)
PCを動作させるOS(オペレーションシステム)の1種である「Windows Vista(登録商標)」には、「Sideshow(登録商標)」という機能が搭載されている。「Sideshow」機能を用いることにより、PCがスタンバイ時または稼働時に、USBやLAN等により外部で接続された「Sideshowデバイス」と呼ばれるクライアント(非PCデバイス、例えば小型ディスプレイである。Sideshowデバイスともいう。)からの要求があれば、そのPCはその要求元のクライアントに対して対応する情報を送信することができる。
Sideshowデバイスと常に通信を行うために、PCにはSideshow対応アプリケーションプログラム(Sideshow対応アプリケーションという)が常駐している。そこで、そのSideshow対応アプリケーションにより、PCは、Sideshowデバイスからの要求を受けたり、その受け取った要求に従ってデータをSideshowデバイスへ送出することができる。
このような機能が「Sideshow」という名前で、Windows Vistaから標準で搭載されるようになった(非特許文献1)。このSideshow機能を利用した印刷システムを図1に示す。
図1は、本実施形態における印刷システムの構成概要を示す。同図において、印刷システム1は、PC2、プリンタ5、認証装置8から構成される。プリンタ5は、LANやUSB等を介してPC2と接続されている。
PC2は、OS(オペレーションシステム)としてWindows Vistaがインストールされて動作するパーソナルコンピュータである。PC2は、少なくともCPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)を有する。本実施形態では、ユーザは、PC2で作成したファイルを印刷する場合に、親展印刷を行うこととする。
PC2は、Sideshow対応アプリケーション3(印字データ送信制御プログラム)、印刷データスプーラ4を有している。Sideshow対応アプリケーション3は、Sideshowデバイスからの要求に従い、印刷データスプーラ4に入っているデータリストを作成・送信したり、要求されたスプールデータをプリンタ5に送信したりする。
印刷データスプーラ4は、親展印刷時に、PC5上の印刷データスプーラ4に印字データをスプールしておくことができる。そして、プリンタ5から印字要求が来たら、その印字データはSideshow対応アプリケーション3によってスプーラから引き出され、プリンタに送信される。
プリンタ5は、SideshowデバイスFirm6と、リスト表示・選択・入力機能7とを有する。さらに、プリンタ5には、認証装置(カードリーダ、生体認証等)8が接続されている。
SideshowデバイスFirm6は、Windows VistaがインストールされたPC2内のSideshow対応アプリケーションと通信を行い、印刷データスプーラ4に入っているスプールデータのリストを受け取ったり、印字データの送信要求を行うためのSideshowデバイスとして動作するファームウェアである。どのPCのどのユーザのスプールデータを利用するかは、ユーザが操作パネルで操作することによりプリンタ5に設定することができる。
リスト表示・選択・入力機能7により、操作パネル等の表示部に様々な情報を表示させたり、操作部により情報を入力したりすることができる。このとき、Sideshowデバイスとして動作するSideshowデバイスFirm6は、Sideshow対応アプリケーション3から受け取ったスプールデータリストを操作パネル等の表示部に表示させたり、そのリスト中から実際に印字したいデータを選択させたりすることができる。
認証装置8は、操作パネル等によって入力されたパスワードによりユーザ認証を行ったり、ICカードリーダに翳されたICカードより認証情報を取得することによりユーザ認証を行ったり、生体認証(バイオメトリクス)等によりユーザの認証を行う認証装置である。
図2は、本実施形態における印刷システムを構成する装置の構成概要を示す。同図において、本システムはネットワークを介して接続されたPC2と、印刷装置としてのプリンタ5で構成される。PC2はアプリケーションプログラム11、プリンタドライバ12、Sideshow対応アプリケーション3、及びネットワーク通信部13で構成されている。
アプリケーションプログラム11は、例えばワープロソフト、表計算ソフト等のプログラムであり、印刷画像の作成を行うことができる。プリンタドライバ12はアプリケーションプログラム3が作成する画像情報を印刷データに変換するプログラムであり、上記プリンタ5に対応する印刷データに変換する。
Sideshow対応アプリケーション3は、印刷データをスプール領域にスプールさせたり、Sideshowデバイスからの要求に従って印刷データスプーラ4に入っているデータリストを作成・送信したり、要求されたスプールデータをプリンタ5に送信したりする。
ネットワーク通信部13は、PC2がネットワークを介して通信を行う際のインターフェイスである。なお、同図では、PC2とプリンタ5がネットワークで接続されている例を示しているが、USBで接続されていてもよい。
一方、プリンタ5は、SideshowデバイスFirm6、操作パネル14、パネル制御部15、プリンタエンジン16、印刷制御部17、及びネットワーク通信部18で構成されている。
ネットワーク通信部11は、プリンタ5がネットワークを介して通信を行う際のインターフェイスであり、パネル制御部15及び印刷制御部17、並びにSideshowデバイスFirm6とデータの送受信を行う。
SideshowデバイスFirm6は、操作パネル14で選択された内容をパネル制御部15を介して受け取って、PC2内のSideshow対応アプリケーション3へ送信したり、PC2内のSideshow対応アプリケーション3から印刷データスプーラ4に入っているスプールデータのリストを受け取ったり等、印字データの送信要求を行うためのSideshowデバイスとして動作するファームウェアである。
パネル制御部15は、操作パネル14に表示する情報を制御し、また利用者の操作パネル14への操作を監視するプログラムである。
操作パネル14は、不図示の液晶ディスプレイ等の表示装置とボタンやタッチパネル等の入力装置で構成される。表示装置は、パネル制御部15から指示された内容を表示する。入力装置は、利用者によるボタン及びタッチパネルの操作状態をパネル制御部15に通知する。
印刷制御部17は、描画処理を行うプログラムである。PC2からの印刷データをネットワーク通信部18から受け取り、用紙へ印刷するための画像を描画する。プリンタエンジン16は、各種機構部及び制御プログラムであり、印刷制御部17が描画した画像を受け、用紙へ印刷する。
図3は、本実施形態における親展印刷の処理フローを示す。まず、ユーザは、PC2を用いて親展印刷モードで印字指示を行う(S1)。そうすると、印字データは、PC2内のメモリ上に画像データとして展開され、PC2内の印刷データスプーラ4に格納される(S2)。このとき、印刷データスプーラ4に格納される印字データは、画像データの場合もあるし、完全なコマンド形態の場合もある。また、その中問である「中間コード」でも良い。こうして、PC2側において、印刷準備が完了する(S3)。
それから、ユーザはプリンタ5の設置場所まで移動する。そこで、ユーザは、プリンタ5の操作パネル等の入力装置を操作して、親展印刷を出力するモードに設定する。すると、その親展印刷モードへの変更指示を受け取ったSideshowデバイスFirm6は、LANまたはUSB等を介してプリンタ5と接続されている複数のPC2に対して、通信要求を行う。
Windows Vista及びSideshow対応アプリケーション3がインストールされたPC2であれば、そのSideshowデバイスFirm6からの通信要求に応じて、SideshowデバイスFirm6に応答する。
SideshowデバイスFirm6は、その応答があったPC5名を操作パネルの表示部に表示させる。そうすると、ユーザは、その表示されたPC名のうち、S1で印刷実行したPC(印字データスプーラ4にスプールデータがあるPC)に対応するPC名を選択する(S4)。
ユーザは、印字データスプーラ4にスプールデータがあるPCを選択すると、そのPC内にスプールされている印字データのリストを操作パネルの表示部に表示するよう操作を行う。
その際、ユーザは、認証装置8によって、アクセス認証を受ける。すなわち、選択したPCに対して、そのユーザが正規ユーザか否かの認証が行われる。例えば、操作パネルの表示部により所定のPCを選択すると、SideshowデバイスFirm6は、その選択されたPCよりユーザの認証情報(例えば、ユーザID、パスワード、生体情報等)を取得する。
一方、ユーザは、操作パネル等によってユーザID及びパスワードを入力したり、ICカードリーダにICカードをかざしたり、指紋や静脈等の生体を読取装置に読み取らせたりすることで、プリンタ5はユーザ個人情報を取得する。
プリンタ5は、PCより取得したユーザの認証情報と認証装置8によって取得したユーザの個人情報とを照合することで、そのユーザがそのPCに対して正規ユーザか否かの認証を行う。これにより、所定のコンピュータ端末からスプールデータを取得する場合に、ユーザ認証を行うことができるので、別のPCを選択しても誤ってスプールデータが出力されることがなくなる。
ユーザ認証により、そのユーザがそのPCに対して正規ユーザであると判定されると、プリンタ5内のSideshowデバイスFirm6は、ユーザの操作に従い、PC2内のSideshow対応アプリケーション3にリスト送信要求を行う(S5)。
プリンタ5からのリスト送信要求を受信したPC2側では、Sideshow対応アプリケーション3はそのリスト送信要求を受理し、印字データスプーラ4に保持されているスプールデータに基づいて、スプールデータリスト(例えば、ファイル名とユーザIDの項目から構成される)を作成し、そのスプールデータリストをプリンタ5に送信する(S6)。
そのスプールデータリストを受信したプリンタ5側では、そのスプールデータリストを操作パネル等の操作表示部に表示させる(S7)。そうすると、ユーザは、操作表示部を用いて、そのスプールデータリスト中から印刷したいファイル名(印字データ)を選択し、印字を開始するよう操作を行う(S8)。
プリンタ5内のSideshowデバイスFirm6は、ユーザの要求に従い、PC2内のSideshow対応アプリケーション3に対して、ユーザにより選択されたファイル名に対応する印字データのインデックスと、印刷したい旨を要求する。
そのSideshowデバイスFirm6からの要求に基づいて、Sideshow対応アプリケーション3は、印刷データスプーラ4から該当するスプールデータを取り出し、プリンタ5に送信する。さらに、Sideshow対応アプリケーション3は、印刷データスプーラ4からその送信したスプールデータを消去する(S9)。プリンタ5は、PC2から送信された印字データを受信して、印字を行う(S10)。
上記のような手順で、Windows Vista上のSideshow対応アプリケーション3は、プリンタ5上のSideshowデバイスFirm6と通信を行い、要求されたタイミングで指定されたスプールデータを印字データとしてプリンタ5に送信することができる。
このとき、Sideshow機能を使っているので、仮にPCがスタンバイ状態になっていたとしても既に印刷準備が完了している印字データについては、いつでも取り出して印字することができる。
このように、Windows VistaのSideshow機能を用いて、クライアントPC側とプリンタ側とでそれぞれ動作するアプリケーション同士が通信を行って、親展印刷を行う場合、印刷データ(画像データまたは中間データ等の形式)はWindows Vistaが動作しているクライアントPC上に保存され、そのスプールデータリストがプリンタに送られる。その後、ユーザは、プリンタの設置場所に移動して、そのプリンタの操作表示部にスプールデータリストを表示させ、そのスプールデータリストから印刷したいデータを選択し印刷を行う。したがって、印刷データは、このとき初めてプリンタに送られることになる。
本実施形態によれば、Sideshow対応アプリケーション3は、印刷装置から要求されたタイミングで、スプールデータを印字データとして送信するが、このときに初めて印字データがPC外部へ出力されるので、セキュアな印字データ送信を行うことができる。
また、親展印刷時において、ユーザがプリンタの設置場所まで行って、その場所でユーザの操作に基づくプリンタからの要求により印刷を行うので、印刷物を他人に見られたり、取りに行くことを忘れるということがない。
また、今までプリンタのハードディスクに書き込んでいた印字データをPC内に保存しておき、プリンタからの要求に従って送信することにより、プリンタのハードディスクに保存する必要がなくなるため、プリンタのハードディスクは不要になる。また、印字データがプリンタ内の不揮発メモリに残らないので、セキュリティ面でデータが残ってしまうという心配はなくなる。
また、プリントサーバを使っていたシステムにおいては、親展印刷機能をプリントサーバ側で行う必要がなくなるので、親展印刷機能を実現していた専用のアプリケーションは不要になり、セキュアな親展印刷システムを容易に安価に構築することが可能になる。
本実施形態における印刷システムの構成概要を示す。 本実施形態における印刷システムを構成する装置の構成概要を示す。 本実施形態における親展印刷の処理フローを示す。 従来における親展印刷を行う印刷システムの一例を示す図である。 従来における親展印刷モード時の印刷処理フローを示す。
符号の説明
1 印刷システム
2 PC
3 Sideshow対応アプリケーション
4 印刷データスプーラ
5 プリンタ
6 SideshowデバイスFirm
7 リスト表示・選択・入力機能
8 認証装置
11 アプリケーションプログラム
12 プリンタドライバ
13 ネットワーク通信部
14 操作パネル
15 パネル制御部
16 プリンタエンジン
17 印刷制御部
18 ネットワーク通信部

Claims (4)

  1. 印刷命令がされた場合に印刷装置への印字データの送信を制御する処理をコンピュータに実行させる印字データ送信制御プログラムであって、
    前記印刷命令に基づいて生成されて所定の記憶領域に出力された印刷データをスプールする印字データスプール処理と、
    前記印刷装置からの第1の命令に基づいて、前記スプールされた印字データのリストであるスプールデータリストを生成するスプールデータリスト生成処理と、
    前記印刷装置からの第2の命令に基づいて、前記スプールデータリスト中のいずれかの印字データを前記印刷装置へ送信する印字データ送信処理と、
    をコンピュータに実行させる印字データ送信制御プログラム。
  2. 1つ以上のコンピュータ端末と接続された印刷装置であって、
    前記コンピュータ端末のうち、所定の記憶領域に印字データをスプールしているコンピュータ端末を検出するコンピュータ端末検出手段と、
    前記検出されたコンピュータ端末の名称を表示させ、該表示させたコンピュータ端末名のいずれかの選択を可能とするコンピュータ名表示選択手段と、
    前記選択されたコンピュータ端末名に対応するコンピュータ端末である対象コンピュータ端末へ前記スプールされた印字データの名称リストであるスプールデータリストの生成を要求するスプールデータリスト生成要求手段と、
    前記スプールデータリスト生成要求に基づいて、前記対象コンピュータ端末から送信された前記スプールデータリストを受信するスプールデータリスト受信手段と、
    前記受信したスプールデータリストを表示させ、該表示させたスプールデータリスト中のいずれかの印字データ名の選択を可能とするスプールデータリスト表示選択手段と、
    前記対象コンピュータ端末に対して、前記選択された印字データ名に対応する印字データの送信を要求する印字データ送信要求手段と、
    前記印字データの送信要求に基づいて、前記対象コンピュータ端末から送信された前記印字データを受信して、印字処理を実行する印字実行手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  3. 前記印刷装置は、さらに、
    前記コンピュータ名表示選択手段により表示されたコンピュータ端末名のいずれかが選択される場合、該コンピュータ端末に対する正規のユーザか否かの認証を行う認証手段、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 印刷命令がされた場合に印刷装置への印字データの送信を制御する処理をコンピュータに実行させる印字データ送信制御プログラムが格納されたコンピュータ端末と、該コンピュータと通信可能な印刷装置と、から構成される印刷システムによる親展印刷方法において、
    前記コンピュータ端末は、前記印刷命令に基づいて生成されて所定の記憶領域に出力された印字データをスプールし、
    前記印刷装置は、前記コンピュータ端末のうち前記印字データをスプールしているコンピュータ端末を検出し、
    前記印刷装置は、前記検出されたコンピュータ端末の名称を表示させ、該表示させたコンピュータ端末の名称のいずれかの選択を可能とし、
    前記印刷装置は、前記選択されたコンピュータ端末名に対応するコンピュータ端末である対象コンピュータ端末へ前記スプールされた印字データの名称リストであるスプールデータリストの生成を要求し、
    前記対象コンピュータ端末は、前記印刷装置からの前記スプールデータリストの生成要求に基づいて、前記スプールデータリストを生成して前記印刷装置に送信し、
    前記印刷装置は、前記対象コンピュータ端末から送信された前記スプールデータリストを受信し、該受信したスプールデータリストを表示させ、該スプールデータリスト中のいずれかの印字データ名の選択を可能とし、
    前記印刷装置は、前記対象コンピュータ端末に対して、前記選択された印字データ名に対応する印字データの送信を要求し、
    前記対象コンピュータ端末は、前記印刷装置からの前記印字データの送信要求に基づいて、前記選択された印字データ名に対応する印字データを前記印刷装置へ送信し、
    前記印刷装置は、前記対象コンピュータ端末からの前記印字データを受信して、印字処理を実行する、
    ことを特徴とする親展印刷方法。
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