JP6334341B2 - 放熱構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、屋外に設置される電子機器の防塵・防水性を好適に確保することができる放熱構造体に関する。
従来、屋外に設置される電子機器の内部の熱を放熱する放熱機構として、発熱部品が配置される電子機器のキャビネット内に外部の空気を取り入れて通流させ、外部へ排気するいわゆる煙突構造型のものが一般的に用いられている。
このような空冷式の放熱機構に関して、例えば特許文献1〜3には、ファンを用いてキャビネット内に空気を効率的に通流させることにより、放熱効果を高める技術が開示されている。
図12は、従来の放熱構造体101の構成を示す斜視図である。図12に示すように、放熱構造体101は筐体102を備え、筐体102の右壁部102cおよび左壁部102dの底壁部102a近傍に、筐体102の外部の空気を筐体102の内部に取り入れる吸気口121が形成されている。また、筐体102の左壁部102dの上壁部102b近傍に、筐体102の内部の空気を筐体102の外部へ排出する排気口122が形成されている。この排気口122には、排気口122からの空気の排出を促す排気ファン134が取り付けられている。
放熱構造体101では、発熱部品が配置される筐体102の内部に空気を直接通流させることにより、上記発熱部品が発生させた熱を放熱している。
特開2013−125864号公報(2013年06月24日公開) 特開2012−181588号公報(2012年02月28日公開) 特開2011−040671号公報(2011年02月24日公開)
しかしながら、上述のような従来の放熱構造体101では、発熱部品が配置される筐体102の内部に外部から取り入れた空気を直接通流させるため、筐体102の内部の防塵・防水性(IP44以上)を確保することが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、屋外に設置される電子機器の防塵・防水性を好適に確保することができる放熱構造体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る放熱構造体は、筐体と、前記筐体の内部に配置された放熱部材とを備え、前記筐体の内部が、発熱部品が配置される配置空間と、前記筐体の外部の空気を通流させる通流空間とに、前記放熱部材によって分離されており、前記通流空間は、前記筐体の一部の内面と、当該一部の内面に沿って配置された前記放熱部材とによって形成されていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、屋外に設置される電子機器の防塵・防水性を好適に確保することができる放熱構造体を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る放熱構造体の構成を示す斜視図である。 図1に示される囲み枠部分の拡大図である。 図1に示される放熱構造体のA−A’断面図である。 本発明の実施形態2に係る放熱構造体の構成を示す斜視図である。 図4に示される囲み枠部分の拡大図である。 図4に示される放熱構造体の背壁部を示す斜視図である。 図6に示される囲み枠部分の拡大図である。 (a)は、図4に示される放熱部材の構成を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示される放熱部材の透視図である。 本発明に係る放熱構造体を備える電力変換ユニットの構成の一例を示す斜視図である。 本発明に係る放熱構造体を備える屋外設置型蓄電システムの構成の一例を示す斜視図である。 本発明に係る放熱構造体を備える自動販売機の構成の一例を示す斜視図である。 従来の放熱構造体の構成を示す斜視図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本発明に係る放熱構造体は、屋外に設置される電子機器(電力変換ユニット、蓄電システム、自動販売機など)に適用され、電子機器の防塵・防水性を確保するものである。
[放熱構造体1の構成]
図1は、本実施形態に係る放熱構造体1の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示される囲み枠部分の拡大図である。
図1および図2に示すように、放熱構造体1は、筐体2、および放熱機構3を備えている。
<筐体2>
筐体2は、放熱構造体1が適用される電子機器の外壁を構成するものである。本実施形態では、筐体2は、底壁部2a、上壁部2b、右壁部2c、左壁部2d、背壁部2e、および前壁部2f(図3参照)で構成された、直方体である。前壁部2fは、筐体2の正面開口部を塞ぐように、開閉可能に取り付けられている。
筐体2は、金属などの熱伝導性を有する材料から構成される。この筐体2の形状は、特に限定されない。筐体2の形状は、放熱構造体1が適用される電子機器の種類、筐体2の内部に配置される電子部品の数・サイズなどに応じて適宜変更可能である。
<放熱機構3>
放熱機構3は、筐体2の内部の熱を放熱するものである。本実施形態では、放熱機構3は、筐体2の背壁部2e側に設けられている。
図3は、図1に示される放熱構造体1のA−A’断面図である。放熱機構3は、放熱部材31・32、ファン34、およびブリッジ(接続部)35を備えている。
(放熱部材31・32)
放熱部材31・32は、筐体2の内部に配置される、熱伝導性を有する部材である。放熱部材31・32は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の高い金属などで好適に構成される。
放熱部材31と放熱部材32は互いに連結されて、筐体2の内部に、筐体2の外部の空気を通流させる通流路(通流空間)A2を形成している。これにより、筐体2の内部が、発熱部品(電子部品)が配置される配置空間A1と、筐体2の外部の空気を通流させる通流路A2とに空間的に分離されている。
本実施形態では、放熱部材31・32は、筐体2の背壁部2e側に、筐体2の右壁部2cと左壁部2dとの間に渡って配置されている。放熱部材31が接続される筐体2の右壁部2cには、筐体2の外部の空気を通流路A2に取り入れる吸気口21が形成されている。また、放熱部材32が接続される筐体2の左壁部2dには、通流路A2の空気を筐体2の外部へ排出する排気口22が形成されている。そのため、図1の矢印で示すように、筐体2の外部の空気は、右壁部2cの吸気口21から通流路A2に取り入れられ、通流路A2を通流して、左壁部2dの排気口22から筐体2の外部へ排出される。
本実施形態では、2つの通流路A2が、並行に形成されている。このように、複数の通流路A2を形成することによって、放熱機構3による放熱効果を高めることができる。
また、2つの通流路A2は、筐体2の背壁部2eの内面に沿って形成されている。筐体2の背壁部2eの内面に沿って通流路A2を形成することにより、通流路A2に伝わった熱を、筐体2の背壁部2eを介して外部へ放熱することができる。したがって、筐体2の背壁部2eを放熱に使用することができるため、放熱効果をさらに高めることができる。
なお、放熱部材31・32の形状は、筐体2の内部に通流路A2が形成可能であれば特に限定されない。例えば、放熱部材31・32は、背壁部2e側が開口した形状であってもよい。この場合、放熱部材31・32の筐体2の背壁部2e側の面と、筐体2の右壁部2c、左壁部2dおよび背壁部2eの内面とによって通流路A2が形成される。または、放熱部材31・32は、背壁部2e側が閉じられた形状であってもよい。この場合、放熱部材31の内面と、筐体2の右壁部2cおよび左壁部2dの内面とによって通流路A2が形成される。
(ファン34)
ファン34は、排気口22からの空気の排出を促すものである。ファン34は、排気口22側に接続された放熱部材32の内部に設置されている。そのため、放熱部材32には、ファン34が内部に設置可能なように、放熱部材31と比較して大径のものが用いられる。
このファン34を排気口22側に配置することにより、通流路A2の空気を排気口22から効率的に筐体2の外部へ排出することができる。そのため、通流路A2を通流する単位時間当たりの空気量が増加するので、放熱機構3による放熱効果を高めることができる。
(ブリッジ35)
ブリッジ35は、2つの放熱部材31を接続するものである。ブリッジ35は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性の高い金属などで構成される。2つの放熱部材31を、ブリッジ35によって接続することにより、配置空間A1に配置された発熱部品が発生した熱を、ブリッジ35を介して放熱部材31へ効率的に伝えることができるため、放熱機構3による放熱効果を高めることができる。また、基板などの発熱部品をブリッジ35に配置することができるので、部品の配置場所を増やしつつ、発熱部品が発生させた熱を、ブリッジ35を介して効率的に放熱部材31へ伝えることができる。
[放熱構造体1の効果]
このように、放熱構造体1は、筐体2と、筐体2の内部に配置される放熱部材31・32とを備え、筐体2の内部が、発熱部品が配置される配置空間A1と、筐体2の外部の空気を通流させる通流路A2とに、放熱部材31・32によって分離されている。
上記の構成では、配置空間A1と通流路A2とが放熱部材31によって分離されている。そのため、配置空間A1に配置された発熱部品が発生した熱を、放熱部材31・32を介して通流路A2へ伝え、通流路A2から筐体2の外部へ排出することによって放熱することができる。
また、上記の構成では、筐体2の内部が、放熱部材31・32によって配置空間A1と通流路A2とに空間的に分離されている。そのため、発熱部品が配置される配置空間A1には、外部の空気が通流しないので、塵や水蒸気を含む外部の空気に発熱部品が晒されることがない。
したがって、本実施形態によれば、屋外に設置される電子機器の防塵・防水性を好適に確保することができる放熱構造体1を実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
[放熱構造体11の構成]
図4は、本実施形態に係る放熱構造体11の構成を示す斜視図であり、図5は、図4に示される囲み枠部分の拡大図である。
図4および図5に示すように、放熱構造体11は、筐体2、および放熱機構13を備えている。この放熱構造体11は、吸気口21が筐体2の背壁部2eに形成されている点、並びに、通流路A2の一部が筐体2の長手(縦)方向に延伸するように形成されている点において、実施形態1の放熱構造体1と主に異なっている。
<筐体2>
本実施形態では、筐体2の背壁部2eに吸気口21が形成されている。図6は、図4に示される放熱構造体11の背壁部2eを示す斜視図であり、図7は、図6に示される囲み枠部分の拡大図である。
図6および図7に示すように、本実施形態では、筐体2の背壁部2eの底壁部2a側に吸気口21が形成されている。
通流路A2を筐体2の縦方向に形成する場合、吸気口21は、通流路A2の始点、すなわち、最下点近傍に形成することが好ましい。通流路A2に取り入れられた空気は、配置空間A1からの熱によって暖められて上昇流が発生する。そのため、吸気口21を通流路A2の最下点近傍に形成することにより、この空気の流れを有効に利用することができる。
また、縦方向に延在する部分の通流路A2の中間点に吸気口21を形成した場合、吸気口21より下方に位置する通流路A2内の空気の流れが滞留し熱が籠るため、放熱効果が低下する。そのため、吸気口21を通流路A2の最下点近傍に形成することにより、上述のような放熱効果の低下を抑制することができる。
<放熱機構13>
放熱機構13は、筐体2の内部の熱を放熱するものである。本実施形態では、放熱機構13は、放熱部材31・32・33、および放熱部材32の内部に配置された図示しないファンを備えている。
(放熱部材33)
放熱部材33は、筐体2の内部に配置される、熱伝導性を有する部材である。放熱部材33は、吸気口21から縦方向に延伸する通流路A2の進路を変更して、排気口22へ向かう空気の流れを作るためのものである。
図8の(a)は、図4に示される放熱部材33の構成を示す斜視図であり、図8の(b)は、図8の(a)に示される放熱部材33の透視図である。
図8の(a)および(b)に示すように、放熱部材33には、第1開口部36、および第2開口部37形成されている。
第1開口部36には、吸気口21から縦方向に延伸する通流路A2を形成する放熱部材31が連結される。また、第2開口部37には、放熱部材33から横方向に延伸して排気口22へと繋がる通流路A2を形成する放熱部材32が連結される。
これにより、放熱部材33において、吸気口21から縦方向に上昇する空気の進路を略90度変更して、排気口22へ向かわせることができる。
この放熱部材33には、放熱部材33における空気溜りを防止するために、傾斜した空気溜り防止壁38が形成されていることが好ましい。空気溜り防止壁38を形成しない場合、空気溜り防止壁38の角部に空気が滞留する。そのため、通流路A2内の空気の流れが滞り、放熱効果が低下する。
そこで、放熱部材33の角部に空気溜り防止壁38を形成することにより、放熱部材33における滞留が抑制されるため、上述のような放熱効果の低下を防止することができる。
なお、排気口22を筐体2の上壁部2bに形成することも可能である。これにより、通流路A2の進路を変更するための放熱部材33を省略することができる。ただし、屋外で使用する電子機器において、筐体2の上壁部2bに排気口22を形成した場合、排気口22から塵や雨が通流路A2に侵入し易くなる。そのため、本実施形態のように、筐体2の側壁部に排気口22を形成することが好ましい。
[放熱構造体11の効果]
このように、放熱構造体11は、筐体2と、筐体2の内部に配置される放熱部材31・32・33とを備え、筐体2の内部が、発熱部品が配置される配置空間A1と、筐体2の外部から取り入れた空気を通流させる通流路A2とに、放熱部材31・32・33によって分離されており、通流路A2の一部が筐体2の長手(縦)方向に延伸するように形成されている。
上記の構成では、通流路A2の一部が筐体2の長手(縦)方向に延伸するように形成されているため、通流路A2に取り入れられた空気は、配置空間A1からの熱によって暖められて上昇流が発生する。そのため、この上昇流を利用することにより、通流路A2において好適な空気の流れを生じさせることができる。
したがって、本実施形態によれば、屋外に設置される電子機器の防塵・防水性を好適に確保しつつ、効率的に放熱することができる放熱構造体11を実現することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図9〜図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、本実施形態に係る放熱構造体を備えた電子機器の一例について説明する。
[電力変換ユニット4]
図9は、本発明に係る放熱構造体を備える電力変換ユニット4の構成を示す斜視図である。図9に示すように、電力変換ユニット(電子機器)4は、筐体2、放熱機構3、および発熱部品41を備えている。
発熱部品41は、例えば、太陽電池の発電電力を交流に変換し商用系統に出力する電力変換装置である。
電力変換ユニット4では、定格出力を大きくするに際し、大型の発熱部品41を筐体2の内部に配置する必要がある。このような場合、例えば2つの放熱部材31に亘って発熱部品41を配置することにより、大型の発熱部品41を配置空間A1に配置することができる。
また、発熱部品41を放熱部材31に当接して配置することにより、発熱部品41が発生した熱を、直接放熱部材31に伝えることができる。
したがって、上記の構成によれば、防塵・防水性を好適に確保しつつ、発熱部品41の発熱を好適に放熱することができる電力変換ユニット4を実現することができる。
[屋外設置型蓄電システム5]
図10は、本発明に係る放熱構造体を備える屋外設置型蓄電システム5の構成を示す斜視図である。図10に示すように、屋外設置型蓄電システム(電子機器)5は、筐体2、放熱機構3、およびバッテリー51を備えている。
屋外設置型蓄電システム5は、今後、発熱部品41などに接続されることが想定され、DC−AC変換などの回路が追加されることが予想される。その際、発熱を伴う発熱部品(トランスなど)を筐体2の内部に配置する必要が生じる。
このような場合、例えば、バッテリー51を筐体2の底壁部2a側に配置し、放熱機構3を筐体2の上壁部2b側に偏らせて配置することにより、トランスなどの発熱部品を配置空間A1に好適に配置することができる。
したがって、上記の構成によれば、防塵・防水性を好適に確保しつつ、発熱部品からの発熱を放熱することができる電力変換ユニット4を実現することができる。
[自動販売機6]
図11は、本発明に係る放熱構造体を備える自動販売機6の構成を示す斜視図である。図11に示すように、自動販売機(電子機器)6は、筐体2、放熱機構3、および図示しない冷却装置など備えている。
自動販売機6では、製品を収容する収容スペース61を確保する必要がある。この場合、例えば、放熱機構3を筐体2の底壁部2a側に偏らせて配置することにより、筐体2の上壁部2b側に製品を配置する収容スペース61を容易に設けることができる。
したがって、上記の構成によれば、防塵・防水性を好適に確保しつつ、冷却装置などの発熱を放熱することができる電力変換ユニット4を実現することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る放熱構造体は、筐体と、前記筐体の内部に配置される放熱部材とを備え、前記筐体の内部が、発熱部品が配置される配置空間と、当該筐体の外部から取り入れた空気を通流させる通流空間(通流路A2)とに、前記放熱部材によって分離されていることを特徴としている。
上記の構成では、配置空間と通流空間とが放熱部材によって分離されている。そのため、配置空間に配置された発熱部品が発生した熱を、放熱部材を介して通流空間へ伝え、通流空間から筐体の外部へ排出することによって放熱することができる。
また、上記の構成では、筐体の内部が、放熱部材によって配置空間と通流空間とに空間的に分離されている。そのため、発熱部品が配置される配置空間には、外部の空気が通流しないので、塵や水蒸気を含む外部の空気に発熱部品が晒されることがない。
したがって、上記の構成によれば、屋外に設置される電子機器の防塵・防水性を好適に確保することができる熱構造体を提供することができる。
また、本発明の態様2に係る放熱構造体では、上記態様1において、複数の前記放熱部材を備え、前記筐体の内部は、互いに独立した複数の前記通流空間に分離されてもよい。
上記の構成によれば、筐体の内部に、互いに独立した複数の通流空間が形成されているため、放熱構造体の放熱効果を高めることができる。
また、本発明の態様3に係る放熱構造体では、上記態様1または2において、複数の前記通流空間は、互いに並行であってもよい。
上記の構成によれば、複数の通流空間は互いに並行であるため、スペースが制限される筐体の内部に、複数の通流空間を形成することが可能となる。
また、本発明の態様4に係る放熱構造体では、上記態様2または3において、前記放熱部材間は、熱伝導性を有する接続部(ブリッジ35)によって接続されていてもよい。
上記の構成では、配置空間に配置された発熱部品が発生した熱を、接続部を介して放熱部材へ効率的に伝えることができる。したがって、上記の構成によれば、放熱構造体の放熱効果を高めることができる。
また、上記の構成によれば、発熱部品を接続部に配置することができるので、発熱部品の配置場所を増やしつつ、発熱部品が発生させた熱を、接続部を介して効率的に放熱部材へ伝えることができる。
また、本発明の態様5に係る放熱構造体では、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記放熱部材は、前記筐体の背面側の内面と略平行に配置されており、前記通流空間は、前記筐体の背面側の内面に沿って延伸していてもよい。
上記の構成では、通流空間は、筐体の背面側の内面に沿って延伸しているため、通流空間に伝わった熱を、筐体の背壁部を介して外部へ放熱することができる。
したがって、上記の構成によれば、筐体の背壁部を放熱に使用することができるため、放熱構造体の放熱効果を高めることができる。
また、本発明の態様6に係る放熱構造体では、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記発熱部品は、前記放熱部材に当接して配置されていてもよい。
上記の構成では、発熱部品が放熱部材に当接して配置されているため、熱部品が発生した熱を直接放熱部材に伝えることができる。
したがって、上記の構成によれば、発熱部品が発生した熱を、放熱部材を介して通流空間へ効率的に伝えることができるので、放熱構造体の放熱効果を高めることができる。
本発明の態様7に係る電子機器は、上記態様1から6のいずれかの放熱構造体を備えることを特徴としている。
したがって、上記の構成によれば、屋外に設置された場合において、防塵・防水性を好適に確保することができる電子機器を実現することができる。
〔補足〕
なお、本発明は、以下のように表現することもできる。すなわち、本発明に係る放熱構造体は、放熱構造を縦長筺体内背面に対して横方向に有し、本放熱構造を境に筺体内外を分け防塵・防水性を確保する構造を特徴としている。
また、本発明に係る放熱構造体は、上記放熱構造体において、放熱構造を2つ以上並行に備えた構造を特徴としている。
また、本発明に係る放熱構造体は、上記放熱構造体において、2つ以上並行に備えた放熱構造の間に放熱に優れた素材を用いたブリッチ構造を特徴としている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、屋外に設置される電子機器に利用することができ、特に、電力変換ユニット、蓄電システム、自動販売機など電子機器の防塵・防水性を確保するために好適に利用することができる。
1 放熱構造体
2 筐体
2e 背壁部(背面)
3 放熱機構
4 電力変換ユニット(電子機器)
5 屋外設置型蓄電システム(電子機器)
6 自動販売機(電子機器)
11 放熱構造体
13 放熱機構
21 吸気口
22 排気口
31 放熱部材
32 放熱部材
33 放熱部材
34 ファン
35 ブリッジ(接続部)
41 発熱部品
A1 配置空間
A2 通流路(通流空間)

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置される放熱部材とを備え、
    前記筐体の内部は、発熱部品が配置される配置空間と、当該筐体の外部の空気を通流させる通流空間とに、前記放熱部材によって分離されており、
    前記通流空間は、前記筐体の一部の内面と、当該一部の内面に沿って配置された前記放熱部材とによって形成されていることを特徴とする放熱構造体。
  2. 複数の前記放熱部材を備え、
    前記筐体の内部は、互いに独立した複数の前記通流空間に分離されていることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  3. 複数の前記放熱部材間は、熱伝導性を有する接続部によって接続されていることを特徴とする請求項2に記載の放熱構造体。
  4. 前記放熱部材は、前記筐体の背面側の内面と略平行に配置されており、
    前記通流空間は、前記筐体の背面側の内面に沿って延伸することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放熱構造体。
  5. 前記発熱部品は、前記放熱部材に当接して配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放熱構造体。
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