JP6333867B2 - 完全性保証要素を有するプラスチック閉鎖体 - Google Patents

Description

本発明は、飲み口を有する下部と、ヒンジによって前記下部に一つに接続され、ロック状態で前記飲み口と係合され得る封止栓を含む蓋と、を有するプラスチック閉鎖体に関する。前記封止栓は、カバー面の内側に形成されており、前記下部及び前記蓋は、それぞれ、当該プラスチック閉鎖体の閉状態において、一方が他方の上方で少なくとも略揃って立ち上がる外衣壁（jacket wall）を有している。プラスチック閉鎖体はまた、少なくとも１つの完全性保証要素を有しており、当該プラスチック閉鎖体の最初の開封時に、前記下部に対する前記蓋の旋回動作に起因して分離可能である。

プラスチック閉鎖体は、下部とそこにヒンジによる旋回態様で接続された蓋とを有しており、消費者が、閉鎖体（蓋）が既に購入前に開封済みであり得るか否か、及び、従って、内容物が部分的に取り除かれていること、あるいは、残念なことに時に生じ得ることであるが、汚染されていること、の危険があるか否か、を識別するような態様で固定されていなければならない。

従って、完全性保証要素を有するプラスチック閉鎖体は、長年にわたり、既に市場で流通している。完全性保証要素の最もよく知られている形態は、保証バンドであり、これは、当初から、主として、プラスチック閉鎖体と当該プラスチック閉鎖体が嵌合される容器との間の接続を生み出した。そのような保証バンドは、もちろん、スクリュー式の接続の場合には十分である。そのような保証バンドはまた、ヒンジ、つまり、下部が容器の首部に固定的に接続され得るスナップ式のヒンジ、を有するプラスチック閉鎖体の場合においても、使用され得る。そのような保証バンドは、通常、完全には取り囲んでおらず、周囲の１８０°よりも多くに延びている。そして、この保証バンドは、通常は内側に、すなわち閉状態において下部に向かって方向付けられている側に、固定フックを有している。この固定フックは、下部内の対応する凹部内に係合する。従って、そのような閉鎖体が開封され得る前に、保証バンドは、初めて引き離される。

使用者の利便性のため、完全性保証要素は、その後、ヒンジ式の接続部が最初に開けられた際に展開され、自動的に、この完全性保証要素が所定の破断点によって接続されている部分からの当該完全性保証要素の分離をもたらす。そのようなプラスチック閉鎖体は、例えば、ＷＯ９４／０３３７１において示されている。ここでは、所定の破断点ブリッジによって、小板（platelet）が蓋内にそのカバー面において当該カバー面と揃うように（同一平面に）保持され、当該小板の下側には、下部の反対の固定フックと相互接続する末端の固定フックを有するアームが形成されている。最初の開封時に、完全性保証要素の小板は、蓋のカバー面から正しく引き離され、その後、下部のカバー面上に落下する。明確に視認可能な完全性の保証が、このようにしてもたらされる。更に、そのような解決策は、最初の開封の後、多かれ少なかれ、完全な状態を再現するような完全性保証要素の改竄は事実上不可能である、という利点を有している。

ＷＯ００／４１９４３は、やはり改竄が困難である完全性保証要素のための解決策を示している。ここでは、完全性保証要素は、蓋及び下部上の突出したベッドに係合した完全に分離した保証バンドを有している。そのような解決策は、保証バンドがプラスチック閉鎖体自体とは異なる色彩で構成され得て、従って、視覚的にすぐに識別し得るという利点を有している。ここでは、今日一般に使用されている完全性保証要素のための解決策のように、分離される部分はかなり大きく、正確には、飲み口を有するプラスチック閉鎖体が設けられた飲料の場合、これらの完全性保証要素は、不注意に引き離され、捨てられてしまう。

完全性保証要素が分離式の遊離部でないという解決策が、例えば、ＧＢ−Ａ−２２６９５８３に示されている。ここでは、プラスチック閉鎖体には、旋回式の態様において下部に引っ掛かるシールド形の傾斜板が設けられている。このシールド形の板は、開封の目的のために押圧され、これにより、所定の破断点ブリッジが破壊される。この閉鎖体は、今や、開けられ得る。しかしながら、この解決策に伴う問題は、消費者が商品の完全性をほとんど認識できないということである。

最後に、プラスチック閉鎖体が、ＷＯ９８／５７８６４の請求項１のプレアンブル（前置き）により、知られている。このプラスチック閉鎖体は、蓋の外衣壁上に形成され、下部の外衣壁の凹部内に係合するように意図されている、という完全性保証要素を備えている。ここでは、完全性保証要素は、所定の破断点周りに旋回可能であり、下部の外衣壁内の対応する穴に係合するように意図された２つの突起部を有している。更に、傾斜式のリブが下部の凹部内に形成されており、使用者が完全性保証要素を押圧するように意図されている。傾斜の動作が、傾斜式のリブを介して生じるように意図されており、これにより、完全性保証要素は、蓋から分離される。蓋は、今や、上方に旋回され得る。この閉鎖体には問題があり、それゆえに、一方では、使用者がその機能を認識せず、基本的に完全性保証要素を持ち上げようと試みる。更に、弧状のヒンジ周りの旋回動作には非常に問題があり、最終的には、そのような閉鎖体は、非常な困難性を伴ってのみ従来の組立装置で取り扱われ得て、かなりの割合の閉鎖体が破壊される、ということが示されている。他方、完全性保証要素が閉鎖体上に残り、それゆえ不注意には捨てられないという考えは、それ自体は実際的である。

本発明の課題は、最初に述べられたタイプのプラスチック閉鎖体を後者（プラスチック閉鎖体）が低水準の不適合（rejects）で標準の組み立て装置において従来の態様で閉鎖され得て、最初の開封を保証する閉鎖体の破壊が一層直ちに認識可能であり、最後に、好ましい実施の形態においては、少なくとも１つの完全性保証要素が損失（loss）に備えてプラスチック閉鎖体内に十分に留められるように保持される、というように改善することである。

この課題は、請求項１の特徴を有するプラスチック閉鎖体によって、解決される。更に、従属請求項から、有利な実施の形態が浮かび上がる。

本発明の主題事項の好ましい実施の形態は、図面において示されており、後続する説明において説明される。
製品の開封された位置におけるプラスチック閉鎖体の斜視図である。 同一の閉鎖体を斜視図で再び示しており、図１と比較していくぶん回転され、一層横から示されている。

プラスチック閉鎖体は、全体として１で示されている。それは、下部２と蓋３とを含んでいる。下部２と蓋３とは、ヒンジ４によって、互いに一つに連結されている。ヒンジは、一方ではヒンジ片４０を含んでおり、当該ヒンジ片４０は、両側が、一方は蓋３に、他方は下部２に、フィルムヒンジ４１によって接続されている。２つのテンションバンド４２が、このヒンジ片４０に対称的に設けられている。このことの効果は、ヒンジがスナップ式のヒンジである、ということである。

下部２は、円筒状の外衣壁２０を有している。この外衣壁２０は、上側がカバー面２１の近傍で終わっている。飲み口２２が、このカバー面２１を貫通している。この飲み口２２は、およそ外衣壁２０の高さだけ、カバー面２１を超えて突出している。飲用時の十分な利便性を提供するために、飲み口は、最上部の縁部が全体的にカバー面２１の上方に少なくとも約１０ｍｍ以上突出していることが好ましい。本実施の形態の飲み口は、ほとんど任意であり得る。ここで示されている例においては、飲み口は、ある円錐形状で上方に傾斜している。しかしながら、飲み口はまた、非常に好適に、おしゃぶり（dummy）の形状を有し得る。市場において比較的普及している、飲み口が高さの半分で先細りとなる形状もまた、当然ながら、ここにおいて考慮される。飲用開口２３が、飲み口２２内の頂部に視認され得る。この飲用開口は、内側に環状の封止リブ２４を有する引き下げカラー（pulled down collar）によって、規制される。

弧状の第１エプロン２５が、下部２の外衣壁２０の上に、事実上その延長において立ち上がっている。そのようなエプロンは、領域全体にわたって、一つに、外衣壁２０に接続されている。第１エプロン２５は、下部２の外衣壁２０の周囲の半分未満にわたって延びており、その中心部は、ヒンジ４のヒンジ片４０と正反対（の位置）にある。エプロンの高さは、わずか数ミリメートルであり、せいぜい飲み口２２の約３分の１の高さである。第１エプロン２５には、上縁部の略中央に凹部が設けられており、当該凹部は、把持凹部２８を形成している。ここでは、２つのフック固定窓２６が、第１エプロン２５内において、この把持凹部２８の側方に形成されている。フック固定窓は、第１エプロン２５内の矩形の開口である。原理的には、また、２つのフック固定窓２６の代わりに、ただ１つのフック固定窓が設けられ得る。しかしながら、ここでは、把持凹部がこの領域に設けられているので、残りの壁の高さがかなり小さく、従って、側部に２つのフック固定窓２６が設けられることが好ましい。

第２の内側のエプロン２７が、第１エプロン２５と同心に設けられている。この第２の内側のエプロンの意義及び作動の形式については、後にかなり詳しく説明される。この第２の内側のエプロン２７は、好ましくは、高々外側のエプロンと同じ高さであるが、外側の第１エプロン２５よりも低いことが好ましい。また、外側の第１エプロン２５よりも、いくぶん短く構成されていることが好ましい。

蓋３も、円形の外衣壁３０を有している。この外衣壁３０は、外衣壁領域３１を有していて、当該外衣壁領域３１は、ヒンジ４とは正反対（の位置）にあり、下部２上の第１エプロン２５の壁の厚みよりもわずかに大きい分だけ、縁部３２に対して中心に向かってオフセットされて配置されている。ここでは、蓋は開状態で図示されているため、蓋３のカバー面３３の内側のみが視認され得る。カバー面３３は、外側の概ね平坦な領域３４を有している。この平坦な領域３４には、円錐状に上方に傾斜して延びているカバー面領域３５が続いている。

最後に、円筒状に上方に方向付けられ、上部に平坦な終端部３７を有するカバー面部分が、その後に続いている。外側に複数の円形の封止ビード３９を有する封止栓３８が、この平坦な終端部３７の内側に形成されている。封止栓３８上のこれらの封止ビード３９は、本閉鎖体の閉状態において、飲み口２２内の円形の封止リブ２４と協働する。本発明の完全性保証要素は、外衣壁領域３１の一部であるプレート５０を、含んでいる。このプレート５０は、所定の破断点ブリッジ５１、５２を除き、外衣壁領域３１から完全に分離している。２つの横方向の所定の破断点ブリッジ５１は、前述のプレート５０と、横方向に隣接し縁部３２に対して内側にオフセットされた外衣壁領域３１と、の間の接続を形成している。第３の所定の破断点ブリッジ５２は、前述のプレート５０と蓋３の平坦なカバー面部分３４との間の接続を、形成している。好ましくは、そのような３つの所定の破断点ブリッジのみが存在するが、３つよりも多くの所定の破断点ブリッジを提供することもまた、完全に想定され得る。しかし、この破断点ブリッジは、従って、使用者が過剰な力をかけることなく閉鎖体を開封し得るように、最初の開封のために必要とされる力が制限内に保たれるべく、より薄く構成されなければならない。

固定フック５３が、プレート５０の、中心から遠い方の外側上に一体形成されている。この固定フックは、閉鎖体の閉状態において、下部２上の第１の外側のエプロン２５のフック固定窓２６内に係合する。前述の通り、好ましくは、２つの完全性保証要素が存在している。従って、図２に視認され得るように、２つのフック固定窓２６内において、当該プレート５０の外部に適合された固定フック５３と係合し得る、という２つのプレート５０が視認される。

第１の外側のエプロン２５の機能は、もちろん、特には蓋３上の固定フック５３を有する分離可能なプレート５０と対になるものを形成することである。しかしながら、第１エプロン２５は、同時に、蓋３の外衣壁領域３１を覆うために、中心に向かってオフセットされたスクリーンを形成している。窓２６が、固定フック５３の幅及び高さよりも大きく構成されている。従って、使用者は、依然として、プレート５０または固定フック５３を視認できる。

中心近傍に延び第１エプロンと同心の短いエプロン２７が、他の機能を有している。一方において、それは、内側にオフセットした外衣壁領域３１が機械的な最初の閉鎖時に正しい位置に案内され、且つ、プレート５０上の固定フック５３が正確にフック固定窓２６の正面に案内され、固定フック５３がこれらのフック固定窓２６を通り抜けて係合する程度までそこに移動される、ということを保証するように機能する。しかしながら、同時に、この内側のエプロンは、完全性保証要素に改竄を加えることを禁じる。プレート５０は、従って、外側から内側にシフトされ得ず、固定フックは、もはやフック固定窓とは係合しない。完全性保証要素は、従って、本閉鎖体が開封されることによってのみ、すなわち、下部２に対して蓋３がヒンジ４周りに旋回されることによってのみ、破壊され得る。そのような最初の開封が行われる時、前述の所定の破断点ブリッジ５１、５２が破壊され、プレート５０が、中心に向かってオフセットされた蓋３の外衣壁領域３１から完全に分離される。このようにして分離されたプレート５０が、第１の外側のエプロン２５と第２の内側のエプロン２７との間に、保持されたまま残る。最初の開封の後、分離された板５０は、２つのエプロン２５及び２７の間において横方向に滑り出る。閉鎖体が再び閉鎖される時、蓋３は、飲み口２２内の封止栓３８によって下部２に保持される。フック固定窓２６を通じての視界は、今や開けている。閉鎖体が同軸成型（coaxial mould）の２色で製造されていれば、つまり、例えば下部２が緑で蓋がオレンジであれば、オレンジ色の固定フック５３またはプレート５０が最初の開封前に視認され、最初の開封の後には、プレート５０のオレンジの部分が無いので、内側のエプロン２７の緑の部分が同じフック固定窓を通じて視認される。

プラスチック閉鎖体１の飲用時の利便性を高めるために、蓋３のセグメント６が、平坦なカバー面部内を延びて旋回動作によって残りの蓋からセグメント６を分離させる、というフィルムヒンジ６１の上方に存在している。蓋３のジャケット壁３０は、従って、横方向のスリット６２を含んでいる。更に、衛生のために、第１スリット６２から反対側に延びるスリット６２’までパーティション壁６３が伸びており、当該パーティション壁６３は、閉鎖体の閉鎖状態において、少なくとも、概ね、下部２のカバー面２１の平坦な領域上に、存在している。これは、ユーザが自身の指によってこのカバー部とフィルムヒンジとを飲み口から旋回させて取り除くことを許容し、後者が飲用時に邪魔にならないようにする。

下部２はまた、外衣壁２０の下縁部において、所定の破断点ブリッジ７１によって保証リング７０に接続されている。この保証リング７０は、閉鎖された閉鎖体が容器上に容易に押圧されることを許容する。この目的のために、図面では視認されないが、内側に向いた保持ビードが内側に形成されており、この保持ビードは、容器の首部上の円周状の保持ビードと係合され得る。従って、これは、閉鎖体１が閉鎖状態においては容器の首部から取り除かれ得ず、検知されずには空にされ得ない。所定の破断点ブリッジ７０が破断される時、保証リング７０は下に滑落し、従って、購買者は、容器が既に開封されたということを明確に認識する。

最初の開封の検出可能性は、プレート５０を閉鎖体の残りの部分とは異なる色で塗ることによって、すなわち、下部２がある色で塗られ蓋３が他の色で塗られるという事実によって、より一層高められ得る。これはまた、いわゆる同軸射出成型による一体型の閉鎖体で達成され得る。

１ プラスチック閉鎖体
２ 下部
３ 蓋
４ ヒンジ
６ 蓋３のセグメント
４０ ヒンジ片
４１ フィルムヒンジ
４２ 張力バンド
２０ 下部の外衣壁
２１ 下部のカバー面
２２ 飲み口
２３ 飲用開口
２４ 飲み口内の封止リップ
２５ 第１エプロン
２６ フック固定窓
２７ 第２内側エプロン
２８ 把持凹部
３０ 蓋の外衣壁
３１ 外衣壁領域
３２ カバー面の縁部
３３ 蓋のカバー面
３４ 平坦なカバー面部
３５ 円錐状に上方に向けられたカバー面領域
３６ 円筒状のカバー面部
３７ 平坦な端部
３８ 封止栓
３９ 封止ビード
５０ プレート
５１ 横方向の所定の破断点ブリッジ
５２ 上方の所定の破断点ブリッジ
５３ 固定フック
６１ フィルムヒンジ
６２ スリット
７０ 保証リング
７１ 所定の破断点ブリッジ

Claims (9)

1. 飲み口（２２）を有する下部と、ヒンジ（４）によって前記下部（２）に一つに接続され、ロック状態で前記飲み口（２２）と係合され得る封止栓（３８）を含む蓋（３）と、を有するプラスチック閉鎖体（１）であって、
   前記封止栓は、カバー面の内側に形成されており、
   前記下部（２）及び前記蓋（３）は、それぞれ外衣壁（２０、３０）を有しており、当該外衣壁（２０、３０）は、当該プラスチック閉鎖体（１）の閉状態において、一方が他方の上方に少なくとも略揃って立ち上がっており、
   当該プラスチック閉鎖体（１）はまた、少なくとも１つの完全性保証要素を有しており、
   前記蓋の前記外衣壁（３０）には、前記ヒンジ（４）とは反対の外側部上に形成された少なくとも１つの固定フック（５３）が設けられており、
   前記下部（２）には、前記蓋（３）に向かって方向付けられ、外周の半分未満にわたって延在している第１エプロン（２５）が、前記ヒンジ（４）の反対且つ当該下部の前記外衣壁（２０）の上方に設けられており、当該第１エプロン（２５）には、少なくとも１つのフック固定窓（２６）が形成されており、
   前記第１エプロンと同心に延びている第２エプロン（２７）が設けられており、当該第２エプロン（２７）は、この領域において少なくとも前記蓋の前記外衣壁（３０）の厚さだけ、内側にオフセットされており、
   前記下部（２）に対する前記蓋（３）の旋回動作によって当該プラスチック閉鎖体（１）の最初の開封時に分離可能である、という前記少なくとも１つの完全性保証要素は、前記蓋の前記外衣壁（３０）の一部の領域であり、少なくとも１つの前記固定フック（５３）を有しており、
   前記完全性保証要素は、所定の破断点ブリッジ（７１）から離れて、前記外衣壁から完全に分離され、
   前記完全性保証要素は、矩形の板の形状を有し、高くとも前記蓋の前記外衣壁（３０）と同じ高さであり、
   横方向の所定の破断点ブリッジ（５１）が、各々の場合に、前記完全性保証要素の少なくとも側縁部において前記蓋の横方向に隣接する前記外衣壁（３０）との接続部を形成していることを特徴とするプラスチック閉鎖体（１）。
2. 前記完全性保証要素は、前記蓋の前記外衣壁（３０）に連結され当該外衣壁（３０）の上方に延在している、という上方の所定の破断点ブリッジ（５２）を含んでいる
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
3. ２つの完全性保証要素が、前記ヒンジ（４）を横断して通過する対角線に関して、対称的に配置されている
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
4. 前記第１及び前記第２の同心に延在するエプロン（２５、２７）の間の距離は、前記少なくとも１つの完全性保証要素の壁の厚さよりも大きいが、前記固定フック（５３）の領域における壁の厚さよりも小さい
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
5. 前記蓋の前記外衣壁（３０）には、隣接するカバー面（３３）までスリットが形成されており、
   ２つの前記スリット（６２）の間の残りの前記外衣壁の領域（３１）は、前記ヒンジ（４）に接続されており、
   ２つの前記スリットの間の接続線は、前記カバー面においてフィルムヒンジ（６１）として構成されている
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
6. 接続壁が、前記蓋（３）の中央に向かう側において、前記スリットに隣接して形成されており、
   前記接続壁は、当該側に、前記ヒンジ（４）から離れて位置する残りの前記外衣壁を付加している
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
7. 前記下部の前記外衣壁（２０）には、内ネジが設けられており、
   閉鎖保証リング（７０）がこの外衣壁（２０）の下に平らに形成されており、
   前記保証リング（７０）は、所定の破断点ブリッジ（７１）によって一つに前記下部の前記外衣壁（２０）に接続されており、その内側表面上に、容器の首部への接続のための保持手段が設けられている
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
8. ２つの隣接する所定の破断点ブリッジ（７１）の間には、各々の場合において支持隆起部が設けられており、
   前記所定の破断点ブリッジ（７１）は、前記保証リング（７０）の上縁部の上方に突出している前記支持隆起部よりも長い
   ことを特徴とする請求項７に記載のプラスチック閉鎖体（１）。
9. 前記蓋のカバー面（３３）は、前記下部（２）の前記飲み口（２２）に対応する対応形状と同心に突出している
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック閉鎖体（１）。

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