JP6333484B1 - 通信装置、検針システムおよび停電通知方法 - Google Patents

通信装置、検針システムおよび停電通知方法 Download PDF

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Abstract

本発明にかかる通信装置(16)は、停電の発生を検出してから、ランダムに定められた時間である第1の時間が経過した後、停電が発生したことを示す停電通知を生成する制御部(12)と、停電通知を送信する通信部(11)と、を備える。

Description

本発明は、スマートメーターに搭載される通信装置、検針システムおよび停電通知方法に関する。
スマートメーターに搭載される通信装置である通信ユニットは、マルチホップ無線方式と呼ばれる方式により、バケツリレー式にデータを中継する。中継機能の実現のため、各通信ユニットは、周期的に制御メッセージを交換することにより、親局となるコンセントレーターへ向かう経路を把握し、コンセントレーターへ向かう経路を示す経路情報を保持している。マルチホップ無線方式における経路制御プロトコルとしては、一例としてIETF(Internet Engineering Task Force)により標準化されているRPL(IPv6(Internet Protocol version 6) Routing Protocol for Low power and Lossy Network)が用いられる。
マルチホップ無線方式では、各通信ユニットは、他の通信ユニットの通信を中継する必要がある。したがって、各通信ユニットは、自身からデータを送信する時間を除く時間で他の通信ユニットからデータを受信しており、受信したデータの転送が必要と判断した場合は、受信したデータを次の通信ユニットへ転送する。このため、マルチホップ無線方式における通信ユニットは、他の無線通信方式における通信装置のように、自身が次にデータを送信する時間までスリープして待つことができない。
また、スマートメーターを備える検針システムは、停電および復電の発生を、停電管理システム(OMS(Outage Management System))に通知する場合がある。この場合、停電および復電の通知は、上述したマルチホップ無線方式により転送される。下記特許文献1には、マルチホップ無線方式を用いた検針システムにおける停電通知の転送方法が開示されている。
米国特許出願公開第2014/0085105号明細書
停電はいつ発生するか予測できないため、各通信ユニットからの停電通知の送信タイミングを事前にスケジューリングできない。ある地域で停電が発生すると、該地域内の多数の通信ユニットが一斉に停電通知を送信する。多数の通信ユニットが、一斉に停電通知を送信すると、送信時間がオーバーラップすることによりパケットが輻輳し、停電通知は各通信ユニットまたはコンセントレーターにおいて正しく受信されないことがある。この場合、停電通知がコンセントレーターまで到達せず、検針システムは、停電を停電管理システムへ通知できない。特に、瞬間的な停電が複数回継続して発生する場合、停電のたびに停電通知が送信され、著しい輻輳が生じる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、停電通知の輻輳を抑制することができる通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、停電の開始からの停電の継続時間が、あらかじめ定められている規定時間以下の停電が発生した場合には停電通知の送信を要求されておらず、停電の発生時にはバッテリから電源が供給される通信装置であって、停電の開始を検出すると、停電の開始から、ランダムに定められた時間である第1の時間が経過した後、停電が発生したことを示す停電通知を生成する制御部と、停電通知を送信する通信部と、を備える。第1の時間の最小値は0秒であり、第1の時間はバッテリにより通信装置が動作可能な時間より短い
本発明にかかる通信装置は、停電通知の輻輳を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる検針システムの構成例を示す図 実施の形態1のスマートメーターの構成例を示す図 実施の形態1の制御回路の構成例を示す図 実施の形態1のコンセントレーターの構成例を示す図 実施の形態1のヘッドエンドシステムの構成例を示す図 実施の形態1のメータデータ管理システムの構成例を示す図 実施の形態1のトランスに障害が発生することにより、エリアで停電が発生した状態を示す図 実施の形態1のスマートメーターにおける停電通知処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1の停電通知処理の効果を示す図 実施の形態1のスマートメーターにおける復電通知処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1の復電通知処理の効果を示す図 実施の形態1の検針システムにおける停電および復電時の動作の一例を示すチャート図 実施の形態1のスマートメーターおよびメータデータ管理システムによる停電通知の抑制の具体例を示す図 実施の形態1のスマートメーターおよびメータデータ管理システムによる停電通知の抑制の具体例を示す図 実施の形態1のスマートメーターおよびメータデータ管理システムによる停電通知の抑制の具体例を示す図 実施の形態2のスマートメーターにおける停電通知処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2のスマートメーターにおける復電通知処理の一例を示すフローチャート 実施の形態2のスマートメーターおよびメータデータ管理システムによる停電通知の抑制の具体例を示す図 実施の形態2のスマートメーターおよびメータデータ管理システムによる停電通知の抑制の具体例を示す図 実施の形態2のスマートメーターおよびメータデータ管理システムによる停電通知の抑制の具体例を示す図 実施の形態3の停電通知に格納される情報の一例を示す図 実施の形態3のメータデータ管理システムの停電管理部におけるフィルタ処理手順の一例を示すフローチャート 実施の形態3の検針システムの動作例を示すチャート図 実施の形態3の検針システムの動作例を示すチャート図 実施の形態3の検針システムの動作例を示すチャート図 実施の形態3のメータデータ管理システムが受信した情報の一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる通信装置、検針システムおよび停電通知方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる検針システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の検針システム9は、スマートメーター1−1〜1−18と、コンセントレーター2−1,2−2と、ヘッドエンドシステム(HES(Head End System)3と、メータデータ管理システム(MDMS(Meter Data Management System))4とを備える。検針システム9は、配電線を介して家庭、事業所等に供給される電力の使用量を自動検針するためのシステムである。また、検針システム9は、家庭および事業所の発電機から配電線へ供給される電力量も管理してもよい。
柱上変圧器であるトランス7−1〜7−3は、変電所などに接続される配電線である高圧配電線500に接続される。トランス7−1〜7−3は、高圧配電線500から供給される電力の電圧を変換し、電圧変換後の電力を図示しない低圧配電線へ供給する。図1に示した例では、トランス7−1からは低圧配電線を介してエリア8−1に電力が供給され、トランス7−2からは低圧配電線を介してエリア8−2に電力が供給され、トランス7−3からは低圧配電線を介してエリア8−3に電力が供給される。
以下、スマートメーター1−1〜1−8を区別せずに示す場合にはスマートメーター1と記載し、コンセントレーター2−1,2−2を区別せずに示す場合にはコンセントレーター2と記載する。同様に、トランス7−1〜7−3を区別せずに示す場合には、トランス7と記載し、エリア8−1〜8−3を区別せずに示す場合にはエリア8と記載する。
図1に示した例では、スマートメーター1−1〜1−5は、エリア8−1内に設置され、スマートメーター1−6〜1−14は、エリア8−2内に設置され、スマートメーター1−15〜1−18は、エリア8−3内に設置される。スマートメーター1−1〜1−18は、家庭、事業所等に設置され、家庭、事業所等における電力の使用量を計測し、計量結果を、対応する親局であるコンセントレーター2へ向けて送信する。スマートメーター1−1〜1−18には、各々に対応する親局となるコンセントレーター2が定められておいる。図1に示した例では、コンセントレーター2−1がスマートメーター1−1〜1−5の親局であり、コンセントレーター2−2がスマートメーター1−6〜1−18の親局である。
コンセントレーター2およびスマートメーター1−1〜1−18は、無線マルチホップ方式により通信を行う。コンセントレーター2およびスマートメーター1−1〜1−18は、経路制御プロトコルに従って周期的に制御メッセージを交換し、経路情報を保持している。経路制御プロトコルの一例は、RPLである。具体的には、各スマートメーター1が保持している経路情報には、親局へ向けた経路上の次のスマートメーター1または親局であるコンセントレーター2を示す情報が格納されている。以下、親局へ向けた経路上の次のスマートメーター1またはコンセントレーター2を、適宜、次のノードと呼ぶ。
スマートメーター1−1〜1−18は、自身が計測した計量結果を、対応するコンセントレーター2へ向けて送信する。ここで、スマートメーター1が親局すなわちコンセントレーター2へ向けてデータを送信することは、具体的には、各スマートメーター1が保持している経路情報に基づいて、次のノードへデータを送信することを意味する。各スマートメーター1は、他のスマートメーター1からデータを受信すると、受信したデータが親局へ宛てたデータである場合、自身が保持している経路情報に基づいて次のノードへデータを転送する。この転送は、データが親局へ到着するまで経路上の各スマートメーター1によって順次行われる。
図1では、エリア8−2内のスマートメーター1−6,1−10,1−11,1−14から計量結果がコンセントレーター2−2へ送信される際の経路が矢印で示されている。例えば、スマートメーター1−6から送信された計量結果は、スマートメーター1−7およびスマートメーター1−8を経由してコンセントレーター2−2に到着する。
コンセントレーター2は、スマートメーター1から受信した計量結果を集約して、IP(Internet Protocol)ネットワーク(IP network)6経由でヘッドエンドシステム3へ送信する。これにより、ヘッドエンドシステム3を介して、計量結果はメータデータ管理システム4で受信される。図1では、コンセントレーター2は、IPネットワーク6経由で、集約した計量結果をヘッドエンドシステム3へ送信する例を示しているが、コンセントレーター2とヘッドエンドシステム3の間の通信経路は図1に示した例に限定されない。
なお、各スマートメーター1には、通常時に親局とするコンセントレーター2以外に、副の親局として1つ以上のコンセントレーター2が設定されていてもよい。例えば、スマートメーター1−6は、通常時には、コンセントレーター2−2を親局として通信を行うが、コンセントレーター2−2に障害が発生した場合等には、コンセントレーター2−1を親局として通信を行う。
ここでは、無線マルチホップ方式が用いられる例を説明するが、電力線通信によるマルチホップ方式が用いられてもよい。
ヘッドエンドシステム3は、各コンセントレーター2から計量結果を収集し、収集した計量結果をメータデータ管理システム4へ送信する。メータデータ管理システム4は、ヘッドエンドシステム3から受信した計量結果を管理する。
なお、図1では、スマートメーター1を18台、コンセントレーター2を2台図示しているが、本実施の形態の検針システム9を構成するスマートメーター1およびコンセントレーター2の数は、この例に限定されない。また、各トランスに対応するエリア内のスマートメーターの数も図1に図示した例に限定されない。
本実施の形態の検針システム9は、スマートメーター1により停電が検出された場合、停電の発生を停電管理システム(OMS)5へ通知する。また、本実施の形態の検針システム9は、スマートメーター1により復電が検出された場合、復電の発生を停電管理システム(OMS)5へ通知する。本実施の形態の検針システム9における停電および復電の通知方法については後述する。
次に、本実施の形態の検針システム9を構成する各装置の構成例を説明する。図2は、本実施の形態のスマートメーター1の構成例を示す図である。図2に示すように、スマートメーター1は、通信装置16と、バッテリ13と、計量部14と、切替え器15とを備える。通信装置16は、通信部11および制御部12を備える。通信装置16は、使用電力量を計量する検針装置であるスマートメーター1に搭載され、スマートメーター1により計量された計量結果を送信する通信装置である。
通信部11は、アンテナおよび通信回路で構成される。通信部1は、送信機であるとともに受信機である。
計量部14は、低圧配電線に接続される系統電源101と接続されるとともに、家庭または事業所等における負荷100と接続され、家庭または事業所等において使用された電力量を計量し、計量結果を制御部12へ通知する。また、計量部14は、系統電源101の停電および復電を検出し、停電および復電を制御部12へ通知する。
制御部12は、通信部11を介して経路制御プロトコルに従った処理を実施し、親局であるコンセントレーター2への経路に関する経路情報を保持する。また、制御部12は、計量部14から受信した計量結果を経路情報に基づいて、通信部11を介して親局であるコンセントレーター2へ向けて送信する。さらに、制御部12は、計量部14から停電が通知された場合、後述する停電通知処理を実施する。また、制御部12は、計量部14から復電が通知された場合、後述する復電通知処理を実施する。
バッテリ13は、蓄電装置である。バッテリ13の一例は、スーパーキャパシタと呼ばれる電気二重層キャパシタであるが、バッテリ13はこれに限定されない。切替え器15は、計量部14を介して系統電源101と接続されるとともにバッテリ13に接続される。切替え器15は、制御部12からの指示に基づいて、通信部11および制御部12へ電力を供給する電源を切替える。
制御部12は、処理回路により実現される。この処理回路は、専用のハードウェアである処理回路であってもよいし、プロセッサを備える制御回路であってもよい。専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。
制御部12を実現する処理回路がプロセッサを備える制御回路で実現される場合、この制御回路は例えば図3に示す構成の制御回路200である。図3は、本実施の形態の制御回路200の構成例を示す図である。制御回路200は、プロセッサ201とメモリ202を備える。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)等である。メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ等が該当する。
制御部12を実現する処理回路がプロセッサを備える制御回路200である場合、プロセッサ201が、メモリ202に記憶された制御部12の処理が記述されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。また、メモリ202は、プロセッサ201が実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
図4は、本実施の形態のコンセントレーター2の構成例を示す図である。図4に示すように、コンセントレーター2は、通信部21および制御部22を備える。通信部21は、スマートメーター1との間で無線通信を行うことが可能であるとともに、IPネットワーク6を介してヘッドエンドシステム3と通信を行うことが可能である。通信部21は、アンテナおよび通信回路で構成される。通信部21は、送信機であるとともに受信機である。なお、図4では、図示していないが、コンセントレーター2は、バッテリなどのバックアップ電源を有していてもよい。コンセントレーター2が有するバックアップ電源は、スマートメーター1が有するバッテリ13より容量は十分に大きく、コンセントレーター2が設置されているエリアで系統電源の停電が発生した場合にも、スマートメーター1よりは十分長い間動作可能であるとする。
制御部22は、通信部21を介して、スマートメーター1との間で、経路制御プロトコルに従った処理を実施し、スマートメーター1への経路に関する経路情報を保持する。また、制御部22は、通信部21を介して、スマートメーター1から計量結果を受信すると複数のスマートメーター1の計量結果を集約して、通信部21を介してヘッドエンドシステム3へ送信する。さらに、制御部22は、通信部21を介してスマートメーター1から停電通知(PON(Power Outage Notification))を受信した場合、停電通知を集約して通信部21を介してヘッドエンドシステム3へ送信する。また、制御部22は、通信部21を介してスマートメーター1から復電通知(PRN(Power Restoration Notification))を受信した場合、復電通知を集約して通信部21を介してヘッドエンドシステム3へ送信する。停電通知および復電通知の集約については後述する。
制御部22は、処理回路により実現される。この処理回路は、スマートメーター1の制御部12と同様に、専用のハードウェアである処理回路であってもよいし、プロセッサを備える制御回路であってもよい。プロセッサを備える制御回路は、例えば、上述した図4に示した制御回路200である。制御部22を実現する処理回路がプロセッサを備える制御回路200である場合、プロセッサ201が、メモリ202に記憶された制御部22の処理が記述されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。また、メモリ202は、プロセッサ201が実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
図5は、本実施の形態のヘッドエンドシステム3の構成例を示す図である。図5に示すように、ヘッドエンドシステム3は、通信部31および制御部32を備える。通信部31は、IPネットワーク6を介してコンセントレーター2との間で通信を行うことが可能であるとともに、メータデータ管理システム4と通信を行うことが可能である。通信部31は、通信回路である。通信部31は、送信機であるとともに受信機である。
制御部32は、通信部31を介してコンセントレーター2から、スマートメーター1による計量結果を受信すると、受信した計量結果を、通信部31を介してメータデータ管理システム4へ送信する。制御部32は、通信部31を介して、コンセントレーター2およびスマートメーター1で構成されるネットワークである無線マルチホップネットワークの通信制御を実施する。制御部32が実施する通信制御は一般的なスマートメーターネットワークにおける通信制御と同様であるため詳細な説明は省略する。制御部32は、通信部31を介してコンセントレーター2から停電通知を受信した場合、停電通知を集約して通信部31を介してメータデータ管理システム4へ送信する。また、制御部32は、通信部31を介してコンセントレーター2から復電通知を受信した場合、復電通知を集約して通信部31を介してメータデータ管理システム4へ送信する。
制御部32は、処理回路により実現される。この処理回路は、プロセッサを備える制御回路である。プロセッサを備える制御回路は、例えば、上述した図3に示した制御回路200である。プロセッサ201が、メモリ202に記憶された制御部32の処理が記述されたプログラムを読み出して実行することにより制御部32の機能が実現される。また、メモリ202は、プロセッサ201が実施する各処理における一時メモリとしても使用される。なお、制御部32を実現する処理回路が専用のハードウェアであってもよい。
図6は、本実施の形態のメータデータ管理システム4の構成例を示す図である。図6に示すように、メータデータ管理システム4は、通信部41、計測データ管理部42および停電管理部43を備える。通信部41は、ヘッドエンドシステム3との間で通信を行うことが可能であるととともに、停電管理システム5と通信を行うことが可能である。通信部41は、通信回路である。通信部41は、送信機であるとともに受信機である。
計測データ管理部42は、スマートメーター1による計量結果を保持する。スマートメーター1による計量結果は、例えば、図示しない課金システムへ提供される。また、停電管理部43は、通信部41を介してヘッドエンドシステム3から停電通知を受信した場合、通信部41を介して、停電通知を停電管理システム5へ送信する。また、停電管理部43は、通信部41を介してヘッドエンドシステム3から復電通知を受信した場合、復電通知を、通信部41を介して停電管理システム5へ送信する。
計測データ管理部42および停電管理部43は、処理回路により実現される。この処理回路は、プロセッサを備える制御回路である。プロセッサを備える制御回路は、例えば、上述した図3に示した制御回路200である。プロセッサ201が、メモリ202に記憶された制御部の処理が記述されたプログラムを読み出して実行することにより計測データ管理部42および停電管理部43の機能が実現される。また、メモリ202は、プロセッサ201が実施する各処理における一時メモリとしても使用される。なお、計測データ管理部42および停電管理部43を実現する処理回路が専用のハードウェアであってもよい。
次に、本実施の形態の停電および復電の発生時の動作について説明する。まず、停電発生時の動作について説明する。図7は、トランス7−2に障害が発生することにより、エリア8−2で停電が発生した状態を示す図である。エリア8−2で停電が発生すると、エリア8−2内のスマートメーター1は、停電を検出して、停電通知をコンセントレーター2−2へ向けて送信する。図7では、スマートメーター1−6,1−10,1−11から送信された停電通知が伝送される経路矢印で記載している。図7に示した例では、スマートメーター1−6からコンセントレーター2−2への経路では障害が発生しているため、スマートメーター1−6はコンセントレーター2−1へ向けて停電通知を送信している。このように、各スマートメーター1は、親局として設定されているコンセントレーター2への経路上に障害が発生した場合には他のコンセントレーター2へ向けて停電通知を送信することが可能であるが、親局への経路上に障害が発生した場合の動作については、この例に限定されずどのような動作が行われてもよい。
エリア8−2で停電が発生した場合に、エリア8−2内のスマートメーター1が一斉に停電通知を送信すると、停電通知が大量にエリア8−2内で送信されることになり、各スマートメーター1は大量の停電通知を受信する。特に、瞬間的な停電が複数回継続して発生する場合、停電のたびに停電通知が送信され、著しい輻輳が生じる可能性がある。このため、スマートメーター1は、正常に停電通知を受信できず、停電通知がコンセントレーター2へ到達しないことがある。一方、瞬間的な停電については、すぐに動作を再開できるため、停電通知の送信を急ぐ必要の無い場合がある。
本実施の形態では、瞬間的な停電をTi秒以下の停電と定義し、Ti秒以下の停電は、すぐに通知する必要無いことを前提とする。Tiはあらかじめ定められる。そして、本実施の形態のスマートメーター1は、停電を検出すると、直ちに停電通知を送信するのではなく、送信時間を分散させるために、ランダム時間待機し、待機が終了した後に停電が継続していた場合、停電通知を送信する。ただし、停電時には、スマートメーター1は、バッテリ13を電源として動作するため、停電発生から停電通知の送信までの時間は、バッテリ13により動作可能な時間より短い必要がある。このため、バッテリ13により動作可能な時間をTc秒とすると、送信時間を分散させるためのランダム時間はTcより短く設定される。これにより、本実施の形態のスマートメーター1は、バッテリ13により動作可能な時間内で停電通知を送信できるとともに、停電通知の送信タイミングを分散させて輻輳を抑制することができる。さらに、ランダム時間待機している間に復電した場合には停電通知を送信しないすなわち送信をキャンセルするため、ランダム時間の待機を行い停電通知を送信する場合すなわち送信のキャンセルを行わない場合に比べて、停電通知の送信頻度を低下させることができ、より輻輳を抑制することができる。送信時間を分散させるためのランダム時間は、0秒からTd(Td<Tc)秒までを範囲とした乱数を用いることができる。また、送信時間を分散させるためのランダム時間の生成にスマートメーター1またはスマートメーター1の通信装置16に固有の識別情報が用いられてもよい。これにより、単に乱数を用いる場合より、より厳密にスマートメーター1ごとの送信時間を分散させることができる。
なお、本実施の形態では、停電通知の送信を待機する時間がランダムであるため、Ti秒未満の停電で停電通知を送信するスマートメーター1もあるが、停電のエリア全体としては停電通知の送信は抑制される。TdはTi以下とする。
以上のように、通信装置16の制御部12は、停電の発生を検出してから、ランダムに定められた時間である第1の時間が経過した後、停電が発生したことを示す停電通知を生成する。また、通信部11は、制御部12により生成された停電通知を送信する。
図8は、本実施の形態のスマートメーター1における停電通知処理の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、スマートメーター1は、停電が発生する(ステップS1)と、電源を切替える(ステップS2)。具体的には、ステップS1では、通信装置16の制御部12は、計量部14から停電が通知されることにより、停電が発生したと判断する。ステップS2では、制御部12は、切替え器15へ、通信装置16の電源を系統電源101からバッテリ13へ切替えるよう制御する。これにより、通信装置16には、バッテリ13から電力が供給される。
次に、スマートメーター1は、停電事象を記録する(ステップS3)。具体的には、制御部12は、停電が発生した時刻と停電が発生したことを示す情報とを対応付けて、内部のメモリへ保持する。停電が発生した時刻としては、計量部14が停電の通知とともに停電を検出した時刻を制御部12へ通知する場合には、停電を検出した時刻を用いることができる。計量部14が停電の通知とともに停電を検出した時刻を制御部12へ通知しない場合には、停電が発生した時刻としては、計量部14から制御部12へ停電が通知された時刻を用いることができる。
次に、スマートメーター1は、分散送信用ランダム遅延を実施する(ステップS4)。具体的には、制御部12は、ランダム時間待機する。例えば、制御部12は、ランダム時間を計測する分散送信用のタイマーが満了するまで待機する。なお、ランダム時間は、スマートメーター1ごとにランダムであればよいので、1つのスマートメーター1においては固定の値でよい。なお、ランダム時間を1つのスマートメーター1においても可変としてもよい。次に、スマートメーター1は、復電したか否かを判断し(ステップS5)、復電した場合(ステップS5 Yes)、停電通知処理を終了する。ステップS5では、具体的には、制御部12は、ステップS4で待機している間に計量部14から復電が通知されたか否かにより、復電したか否かを判断する。
復電していない場合(ステップS5 No)、スマートメーター1は、コンセントレーター2に向けて停電通知を送信する(ステップS6)。具体的には、制御部12が、保持している停電事象を基に、停電が発生した時刻を含む停電通知を生成し、通信部11を介してコンセントレーター2に向けて停電通知を送信する。このとき、未送信の停電事象および未送信の後述する復電事象がある場合には、停電通知に含めて送信してもよい。制御部12は、停電通知を送信すると、停電通知を通知済みであることを記憶する。例えば、保持している停電事象に通知済みであることを示す情報を付加する。停電通知は、どのような形式の信号であってもよいが、例えば、ネットワークヘッダとペイロードで構成され、ペイロードに、アプリケーションのヘッダとして停電通知であることを示す情報が格納され、アプリケーションのデータとして停電が発生した時刻が格納される。
以上のように、制御部12は、停電の発生を検出してから、第1の時間が経過した後、復電しているか否かを判断し、復電していない場合に停電通知を生成し、復電している場合に停電通知を生成しない。
図9は、本実施の形態の停電通知処理の効果を示す図である。図9では、5秒間の停電の後に復電し、復電から5秒後に再び5秒間停電し、この停電の復電から10秒後に20秒停電した例を示している。このような場合、停電を検出すると固定時間後に停電通知を送信する比較例では、3回停電通知(図9ではPONと略す)が送信されることになる。本実施の形態のスマートメーター1におけるランダム時間が10秒であった場合、本実施の形態のスマートメーター1は、図9に示すように、停電通知を1回送信することになる。このように、本実施の形態では、比較例に比べて停電通知の送信頻度を抑制することができる。また、一般に復電通知(図9ではPRNと略す)は、停電通知に対応して送信されるため、停電通知の送信回数が減ることにより、復電通知の送信回数も抑制される。
次に、本実施の形態のスマートメーター1における復電通知処理について説明する。本実施の形態では、復電時にも、復電を検出してからランダム時間待機してから復電通知を送信することで、復電後に短時間で再度停電する場合の復電通知の送信を抑制する。
図10は、本実施の形態のスマートメーター1における復電通知処理の一例を示すフローチャートである。スマートメーター1は、復電が発生する(ステップS11)と、停電を通知済みであるか否かを判断する(ステップS12)。具体的には、ステップS11では、通信装置16の制御部12は、計量部14から復電が通知されることにより、復電が発生したと判断する。停電を通知済みでない場合(ステップS12 No)、スマートメーター1は、復電通知処理を終了する。ステップS12でNoと判定されるのは、スマートメーター1の初期起動時、または上述した停電通知処理においてステップS5でYesと判定された場合である。
停電を通知済みの場合(ステップS12 Yes)、スマートメーター1は電源を切替える(ステップS13)。具体的には、制御部12が、切替え器15へ、通信装置16の電源をバッテリ13から系統電源101へ切替えるよう制御する。これにより、通信装置16には、系統電源101から電力が供給される。
次に、スマートメーター1は、復電事象を記録する(ステップS14)。具体的には、制御部12は、復電が発生した時刻と復電が発生したことを示す情報とを対応付けて、内部のメモリへ保持する。復電が発生した時刻としては、計量部14が復電の通知とともに復電を検出した時刻を制御部12へ通知する場合には、復電を検出した時刻を用いることができる。計量部14が復電の通知とともに復電を検出した時刻を制御部12へ通知しない場合には、復電が発生した時刻としては、計量部14から制御部12へ復電が通知された時刻を用いることができる。
次に、スマートメーター1は、分散送信用ランダム遅延を実施する(ステップS15)。具体的には、制御部12は、ランダム時間待機する。なお、停電通知の送信の待機に用いられるランダム時間を第1の時間とし、復電通知の送信の待機に用いられるランダム時間を第2の時間とするとき、第1の時間の範囲と第2の時間の範囲とは同じであってもよいし、異なっていてもよい。第1の時間は、上述したように、Tc秒より短くする必要がある。これに対し、復電後は系統電源101から通信装置16へ電力が供給されるため、第2の時間は、Tc秒より短くする必要はない。すなわち、第2の時間の最大値を、第1の時間の最大値より長くしてもよい。したがって、例えば、第2の時間の範囲を0秒からTe秒までのランダムな時間とするとき、TeをTdより長くすることで、復電通知の送信時に、送信時間が分散されて輻輳を回避することができる。または、第1の時間に固定値を加えた値を第2の時間としてもよい。
次に、スマートメーター1は、停電したか否かを判断し(ステップS16)、停電した場合(ステップS16 Yes)、復電通知処理を終了する。ステップS16では、具体的には、制御部12は、ステップS15で待機している間に計量部14から停電が通知されたか否かにより、停電したか否かを判断する。
停電していない場合(ステップS16 No)、スマートメーター1は、コンセントレーター2に向けて復電通知を送信し(ステップS17)、復電通知処理を終了する。具体的には、制御部12が、保持している復電事象を基に、復電が発生した時刻を含む復電通知を生成し、通信部11を介してコンセントレーター2に向けて復電通知を送信する。このとき、未送信の停電事象および復電事象がある場合には、復電通知に含めて送信してもよい。制御部12は、復電通知を送信すると、復電通知を通知済みであることを記憶する。例えば、保持している復電事象に通知済みであることを示す情報を付加する。復電通知は、どのような形式の信号であってもよいが、例えば、ネットワークヘッダとペイロードで構成され、ペイロードに、アプリケーションのヘッダとして復電通知であることを示す情報が格納され、アプリケーションのデータとして復電が発生した時刻が格納される。なお、制御部12に保持される停電事象および復電事象は、対応する通知が送信された後に削除されてもよい。または、制御部12に保持される停電事象および復電事象は、記憶されてから一定時間経過後、または停電事象および復電事象のデータ量が一定量以上となった場合に、発生時刻の古い順に一部が消去されてもよい。
以上のように、制御部12は、復電の発生を検出してから、ランダムに定められた時間である第2の時間が経過した後、復電が発生したことを示す復電通知を生成する。通信部11は、制御部12により生成された復電通知を送信する。詳細には、制御部12は、復電の発生を検出してから、第2の時間が経過した後、停電しているか否かを判断し、停電していない場合に復電通知を生成し、停電している場合に復電通知を生成しない。
図11は、本実施の形態の復電通知処理の効果を示す図である。図11では、20秒間の停電の後に復電し、復電から5秒後に再び5秒間停電し、この停電の復電から5秒後に5秒停電し、この停電の復電から5秒後に復電した例を示している。このような場合、停電および復電を検出すると固定時間後にそれぞれ停電通知および復電通知を送信する比較例では、停電通知(図11ではPONと略す)および復電通知(図11ではPRNと略す)がそれぞれ3回送信されることになる。本実施の形態のスマートメーター1における第1の時間が10秒であり第2の時間が20秒であった場合、本実施の形態のスマートメーター1は、図11に示すように、停電通知および復電通知を1回ずつ送信することになる。このように、本実施の形態では、比較例に比べて停電通知の送信頻度を抑制することができる。なお、図11の本実施の形態の復電通知には、未送信の復電事象および停電事象が含まれるため、3回の復電事象と2回の停電事象とが含まれる。したがって、本実施の形態の復電通知は、3つの復電通知と2つの停電通知に対応する情報を含むことになる。これにより、本実施の形態では、比較例に比べて、復電通知および停電通知の送信頻度を低下させることができる。
図12は、本実施の形態の検針システム9における停電および復電時の動作の一例を示すチャート図である。スマートメーター1における各処理は、図8および図10で述べた処理同様であり、各ステップには図8および図10と同一のステップ番号を付与している。スマートメーター1における各処理は上述したため説明を省略する。本実施の形態では、ヘッドエンドシステム3が受信する頻度を抑制するために、コンセントレーター2が複数の停電通知および復電通知を集約して送信する。このとき、定期収集される計量結果と停電通知および復電通知とは緊急性が異なるため、計量結果と停電通知および復電通知とは別の通知グループとして集約される。停電通知と復電通知とはまとめて同じ通知グループとして集約される。例えば、一定時間内に受信した停電通知と復電通知とはまとめて送信される。本実施の形態では、スマートメーター1はランダム時間待機して停電通知を送信しているので、短時間の停電の場合でも停電通知が通知される場合がある。一方、検針システム9が停電管理システム5へ停電通知を送信する際には、メンテナンス等により発生する停電については送信する必要がない場合がある。すなわち、メンテナンス用の停電を判定するための閾値以下の停電時間の停電については停電管理システム5へ通知する必要のない場合がある。ここでは、メンテナンス用の停電を判定するための閾値Tmが定められているとし、メータデータ管理システム4は、停電時間がTm秒以下の場合には、停電通知を停電管理システム5へ送信せず、停電時間がTm秒を超える場合に停電通知を停電管理システム5へ送信する。これにより、短時間の停電に対応する停電通知をメータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信することを防ぐことができる。
図12に示すように、コンセントレーター2は、エリア内で停電が発生すると、エリア内の複数のスマートメーター1から停電通知を受信することになる(ステップS6)。なお、図12のSMは、スマートメーターの略である。
コンセントレーター2は、複数のスマートメーター1から受信した停電通知を1つの停電通知に集約し(ステップS21)、集約した停電通知をヘッドエンドシステム3へ送信する(ステップS22)。すなわち、コンセントレーター2は、ヘッドエンドシステム3を介して、集約した停電通知をメータデータ管理システム4へ送信する。例えば、コンセントレーター2は、10秒間に受信した停電通知を1つ通知に集約する。ヘッドエンドシステム3は、コンセントレーター2から停電通知を受信すると、受信した停電通知をメータデータ管理システム4へ送信する(ステップS25)。メータデータ管理システム4は、停電通知を受信すると、停電通知を保持して一定時間待機する。
エリア内で復電すると、エリア内の複数のスマートメーター1から復電通知を受信することになる(ステップS17)。コンセントレーター2は、複数のスマートメーター1から受信した復電通知を1つの復電通知に集約し(ステップS23)、集約した復電通知をヘッドエンドシステム3へ送信する(ステップS24)。例えば、コンセントレーター2は、10秒間に受信した復電通知を1つ通知に集約する。ヘッドエンドシステム3は、コンセントレーター2から復電通知を受信すると、受信した復電通知をメータデータ管理システム4へ送信する(ステップS26)。
メータデータ管理システム4は、ステップS25で受信した停電通知の送信元と同一のスマートメーター1から復電通知を受信すると、受信したときのフィルタ用タイマーの状態とに基づいてフィルタ処理を実施する(ステップS27)。このフィルタ処理は、停電管理部43が、実施する処理である。停電管理部43は、ステップS27では、停電通知を受信するとTm秒を計測するためのフィルタ用タイマーによる計測を開始し、フィルタ用タイマーの満了前に、復電通知を受信した場合には、停電時間がTm秒以下と判定して、停電通知を送信すると判定する。一方、停電管理部43は、フィルタ用タイマーの満了するまでに復電通知を受信しない場合には、停電時間がTm秒を超えると判断し、停電通知を送信すると判定する。すなわち、本実施の形態では、停電管理部43は、停電通知を受信した時刻とから復電通知を受信した時刻とに基づいて停電時間を推定していることになる。図11に示した例では、フィルタ処理により停電管理システム5へ停電通知を送信すると判定された例を示しており、停電通知が停電管理システム5へ送信される(ステップS28)。この停電通知には、復電通知の内容が含まれる。
また、メータデータ管理システム4は、停電通知を受信してから一定時間を経過するまでの間に、停電通知の送信元と同じスマートメーター1に対応する復電通知を受信した場合も、停電通知の送信を行わないようにしてもよい。具体的には、停電管理部43は、一定時間を計測するタイマーであるフィルタ用タイマーが満了していなければ停電管理システム5へ停電通知を送信しないと判定する。すなわち、停電管理部43は、停電通知を受信してから一定時間が経過するまでの間に復電通知を受信したか否かに基づいて停電管理システム5へ停電通知を送信するか否かを判定する処理である。この一定時間は、上述したTm秒であってもよいし、Tm秒と異なる値であってもよい。
以上のように、本実施の形態では、スマートメーター1による停電通知および復電通知の送信の抑制とメータデータ管理システム4による停電通知の抑制との両方を行うようにした。図13〜図15は、スマートメーター1およびメータデータ管理システム4による停電通知の抑制の具体例を示す図である。図13は、スマートメーター1において、ランダム時間を計測するための分散送信用のタイマーが満了し、ランダム時間が経過するまでに復電が生じずに、停電通知が送信された例を示している。また図13では、メータデータ管理システム4において、停電通知を受信してからフィルタ用タイマーが満了後に停電通知が受信されフィルタ処理により停電通知を送信すると判定された例を示している。この場合、停電通知は、メータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信される。
図14は、スマートメーター1において、ランダム時間を計測するための分散送信用のタイマーが満了するまでの間に復電したことにより、停電通知が送信されない例を示している。図15は、スマートメーター1において、ランダム時間を計測するための分散送信用のタイマーが満了し、ランダム時間が経過するまでに復電が生じずに、停電通知が送信され、メータデータ管理システム4において、停電通知を受信してからフィルタ用タイマーが満了するまでの間に復電通知を受信した例を示している。この場合、停電通知は、メータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信されない。
なお、本実施の形態では、スマートメーター1は、停電通知の送信を抑制するようにしたが、この動作には、時間制限または回数制限を設ける。例えば、停電通知を送信せずに、記録している停電事象および復電事象が一定数となったら、復電しているか否かにかかわらず停電通知を送信する。これにより、メータデータ管理システム4におけるフィルタ処理を、停電の発生から有限の時間内に実施することができる。
また、スマートメーター1は、停電通知の送信および転送では再送制御をしないようにしてもよい。停電通知の送信および転送は、バッテリ13により動作可能な時間内に通知を行う必要があるため、信頼性をある程度犠牲にしてもトラフィックの削減および転送時間の短縮が重要となるためである。なお、復電通知の送信および転送は、信頼性を重視して、再送制御を行う。
以上のように、本実施の形態では、スマートメーター1は、停電が発生すると、ランダム時間待機し、待機が終了しても停電が継続していた場合、停電通知を送信するようにした。これにより、停電通知の送信タイミングを分散させて輻輳を抑制することができる。さらに、ランダム時間待機している間に復電した場合には停電通知を送信しないため、ランダム時間の待機だけを行い停電通知を送信する場合に比べて、停電通知の送信頻度を低下させることができる。また、ランダム時間をバッテリ13により通信装置16が動作可能な時間内の範囲で定めることにより、バッテリ13により動作可能な時間内で、停電通知を送信することができる。
また、スマートメーター1は、復電が発生すると、ランダム時間待機し、待機が終了しても復電が継続していた場合、復電通知を送信するようにした。これにより、停電通知と同様に復電通知による輻輳を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態の検針システム9の構成および検針システム9を構成する各装置の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、スマートメーター1は、停電が発生すると、瞬間的な停電すなわち停電期間が一定時間以下の停電である瞬停の場合には、停電通知を送信しない。このため、スマートメーター1は、停電発生後、瞬停の判定用の一定時間である固定遅延の間待機し、待機している間に復電した場合には停電通知を送信しないと判断する。停電のなかには、瞬停すなわち一定時間以下の停電であれば、停電通知の送信が不要な場合がある。このため、本実施の形態では、スマートメーター1は、停電が発生した後、瞬断判定用の固定遅延の間待機しても復電しない場合、ランダム時間待機した後に停電通知を送信する。これにより、各スマートメーター1からの送信時間を分散させるとともに、固定遅延の時間以下の瞬間的な停電による停電通知の送信を実施の形態1に比べてより確実に抑制することができる。ただし、固定遅延の分待機時間が増えるため、バッテリ13による動作可能な時間を実施の形態1に比べて大きくする必要がある。または、実施の形態1と同じバッテリ13を用いる場合には、ランダム時間として確保する時間が実施の形態1と比べて短くなる。
以下、実施の形態1と重複する部分の説明は省略し、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。図16は、本実施の形態のスマートメーター1における停電通知処理の一例を示すフローチャートである。ステップS1からステップS3は実施の形態1と同様である。ステップS3の後、スマートメーター1は、瞬断判定用の固定遅延の間待機する(ステップS7)。次に、実施の形態1と同様に、ステップS5を実施し、復電した場合(ステップS5 Yes)、停電通知処理を終了する。復電していない場合(ステップS5 No)、分散送信用ランダム遅延を実施する(ステップS8)。ステップS8では、具体的には、スマートメーター1は、スマートメーター1ごとに定められたランダム時間待機する。ステップS8の後、スマートメーター1は、実施の形態1のステップS6を実施する。なお、ステップS8の後に、スマートメーター1は、再度復電しているか否かの判定を行い、復電している場合に停電通知を送信しないようにしてもよい。
制御部12は、停電の発生を検出してから、固定時間が経過した後、復電しているか否かを判断し、復電していない場合に第1の時間が経過した後に停電通知を生成し、復電している場合に停電通知を生成しない。
図17は、本実施の形態のスマートメーター1における復電通知処理の一例を示すフローチャートである。ステップS11からステップS14は実施の形態1と同様である。ステップS14の後、スマートメーター1は、瞬断判定用の固定遅延の間待機する(ステップS18)。次に、実施の形態1と同様に、ステップS16を実施し、停電した場合(ステップS16 Yes)、復電通知処理を終了する。停電していない場合(ステップS16 No)、分散送信用ランダム遅延を実施する(ステップS19)。ステップS19では、具体的には、スマートメーター1は、スマートメーター1ごとに定められたランダム時間待機する。ステップS19の後、スマートメーター1は、実施の形態1のステップS17を実施する。なお、ステップS19の後に、スマートメーター1は、再度停電しているか否かの判定を行い、停電している場合に復電通知を送信しないようにしてもよい。なお、実施の形態1で述べたように復電通知の送信時には通信装置16はバッテリ13により駆動されるわけではないため、復電通知を待機するための固定時間は、停電通知を待機するための固定時間より長くてよい。また、復電通知の送信を待機するためのランダム時間は、停電通知の送信を待機するためのランダム時間より長くしてもよい。以上述べた以外の本実施の形態の各装置の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように、制御部12は、復電の発生を検出してから、固定時間が経過した後、停電しているか否かを判断し、停電していない場合に第2の時間が経過した後に復電通知を生成し、停電している場合に復電通知を生成しない。
図18〜図20は、本実施の形態のスマートメーター1およびメータデータ管理システム4による停電通知の抑制の具体例を示す図である。図18は、スマートメーター1において、停電が発生してから固定時間を計測するための固定遅延タイマーが満了した時点で復電しておらず、ランダム時間を計測するための分散送信用のタイマーが満了した後に停電通知が送信される例を示している。また、図18では、メータデータ管理システム4において、停電通知を受信してからフィルタ用タイマーが満了後に停電通知が受信されフィルタ処理により停電通知を送信すると判定された例を示している。この場合、停電通知は、メータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信される。
図19は、スマートメーター1において、固定遅延用のタイマーが満了するまでの間に復電したことにより、停電通知が送信されない例を示している。図20は、スマートメーター1において、停電が発生してから固定時間を計測するための固定遅延タイマーが満了した時点で復電しておらず、ランダム時間を計測するための分散送信用のタイマーが満了した後に停電通知が送信される例を示している。また、図20では、メータデータ管理システム4において、停電通知を受信してからフィルタ用タイマーが満了するまでの間に復電通知を受信した例を示している。この場合、停電通知は、メータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信されない。
実施の形態1のスマートメーターにおいても、ランダムな時間待機することにより、瞬停による停電通知の送信はある程度抑制することができるが瞬停の場合も停電通知が送信される場合もある。本実施の形態では、実施の形態1に比べて瞬停による停電通知の送信を確実に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態では、停電が発生すると固定時間の間待機し、待機している間に復電した場合には停電通知を送信しないと判断する。また、本実施の形態では、スマートメーター1は、停電が発生した後、固定時間の間待機しても復電しない場合、ランダム時間待機した後に停電通知を送信する。これにより、各スマートメーターからの送信時間を分散させるとともに、固定遅延の時間以下の瞬間的な停電による停電通知の送信を実施の形態1に比べてより確実に抑制することができる。
また、本実施の形態では、復電が発生すると固定時間の間待機し、待機している間に停電した場合には復電通知を送信しないと判断する。また、本実施の形態では、スマートメーター1は、復電が発生した後、固定時間の間待機しても停電しない場合、ランダム時間待機した後に復電通知を送信する。これにより、各スマートメーターからの送信時間を分散させるとともに、固定時間以下の短時間の復電による復電通知の送信を実施の形態1に比べてより確実に抑制することができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。本実施の形態では、メータデータ管理システム4におけるフィルタ処理の具体例を説明する。本実施の形態の検針システム9の構成および検針システム9を構成する各装置の構成は実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1と重複する部分の説明は省略し、実施の形態1と異なる部分を主に説明する。
実施の形態1および実施の形態2では、スマートメーター1において、停電通知および復電通知の送信を抑制した。実施の形態1で述べたように、検針システム9が停電管理システム5へ停電通知を送信する際には、停電時間がTm以下の場合には通知を行う必要がない場合がある。実施の形態1では、メータデータ管理システム4が、停電通知を受信した時刻と復電通知を受信した時刻とに基づいて停電時間を推定することによりフィルタ処理を行う例を説明した。一方、スマートメーター1からメータデータ管理システム4までの通信路においてパケットロスが発生して、スマートメーター1から送信された停電通知および復電通知のうちの少なくとも1つがメータデータ管理システム4へ到着しない場合がある。また、バッテリ13により動作可能な時間を超える停電が発生した場合、通信装置16の電源が断となり、復電後には通信装置16が起動してコンセントレーター2までの経路が有効となるまでにある程度の時間を要し、復電してもすぐには復電通知を送信できない場合がある。コンセントレーター2までの経路が有効となるとは、スマートメーター1が経路制御プロトコルに従ってコンセントレーター2への経路に関する経路情報を取得して、コンセントレーター2との間で通信ができるようになることを示す。このような場合、検針システム9から停電管理システム5への停電通知の送信が遅れることになる。本実施の形態では、以上述べた場合を考慮して、メータデータ管理システム4が停電管理システム5へ、できるだけ適切に停電通知および復電通知を送信できるようなフィルタ処理を実施する。
本実施の形態におけるメータデータ管理システム4のフィルタ処理を実現するために、本実施の形態のスマートメーター1は、停電ごとに停電識別番号を付与する。例えば、スマートメーター1は、図8に示したステップS3の停電事象の記録の際に、発生した停電に停電識別番号を付与し、停電時刻と、停電識別番号と、停電が発生したことを示す情報とを記録する。また、スマートメーター1は、図10に示したステップS14の復電事象の記録の際に、復電時刻と、発生した復電に対応する停電の停電識別番号と、復電が発生したことを示す情報とを記録する。なお、スマートメーター1は、発生した復電に対応する停電の停電識別番号としては、保持している停電事象のうち直近の停電の停電識別番号を用いることができる。そして、スマートメーター1は、停電通知、または復電通知を送信する際に、対応する停電識別番号も通知に含めて送信する。
すなわち、制御部12は、停電の発生を検出すると、停電の発生した時刻と停電が発生したことを示す情報とを停電事象として保持し、復電の発生を検出すると、復電の発生した時刻と復電が発生したことを示す情報とを復電事象として保持する。また、制御部12は、停電通知の生成時に、未送信の停電事象および未送信の復電事象のうちの少なくとも1つである未送信事象がある場合、該未送信事象を停電通知に含める。また、制御部12は、復電通知の生成時に、未送信の停電事象および未送信の復電事象のうちの少なくとも1つである未送信事象がある場合、該未送信事象を復電通知に含める。
図21は、実施の形態3の停電通知に格納される情報の一例を示す図である。図21に示すように、停電通知には、停電または復電の発生した時刻である時刻と、停電識別番号と、停電または復電のいずれであるかを示す情報(図21では、停電/復電と記載)とが格納される。図21では、停電識別番号が1の停電については、実施の形態1の停電通知処理により停電通知を送信しないと判定され、停電識別番号が2の停電については、実施の形態1の停電通知処理により停電通知を送信すると判定された例を示している。この場合、実施の形態1で述べた通り、未送信の停電および復電事象も、停電識別番号が2の停電の停電通知に含めて送信される。したがって、図21に示した例では、停電識別番号が1の停電および復電の停電識別番号および発生時刻についても停電通知に格納される。以上述べた以外のスマートメーター1の動作は、実施の形態1と同様である。また、本実施の形態のコンセントレーター2およびヘッドエンドシステム3の動作は実施の形態1と同様である。
本実施の形態では、メータデータ管理システム4は、停電通知を受信するとすぐに停電通知を停電管理システム5へ送信せずに、あらかじめ定めた復電通知待ち時間が経過するまでの間、該停電通知の送信元のスマートメーター1からの復電通知の受信を待機する。なお、復電通知待ち時間は変更可能であってもよい。メータデータ管理システム4は、停電通知を受信してから復電通知待ち時間が経過するまでの間に、該停電通知の送信元のスマートメーター1から復電通知を受信しない場合、停電通知を停電管理システム5へ送信する。また、メータデータ管理システム4は、停電通知を受信してから復電通知待ち時間が経過する前に該停電通知の送信元のスマートメーター1から復電通知を受信すると、停電時間判定処理を実施する。停電時間判定処理では、停電時間が閾値より長いか否かを判定し、メータデータ管理システム4は、停電時間が閾値より長い場合に停電通知を停電管理システム5へ送信する。停電時間判定処理により停電時間が閾値以下であると判定された場合、メータデータ管理システム4は、該停電通知を停電管理システム5へ送信しない。
上記のように、復電通知待ち時間が経過した場合には、復電通知の受信を待たずに、停電時間判定処理へ移行することにより、パケットロスまたは通信装置16の電源断による復電通知の遅延が生じた場合にも、停電通知を送信する場合のメータデータ管理システム4における停電通知の滞留時間を復電通知待ち時間と同程度に抑えることができる。また、メータデータ管理システム4は、復電通知については、対応する停電通知を送信済みの場合に、復電通知を停電管理システム5へ送信し、対応する停電通知を送信していない場合には復電通知を停電管理システム5へ送信しない。
図22は、本実施の形態のメータデータ管理システム4の停電管理部43におけるフィルタ処理手順の一例を示すフローチャートである。図22に示すように、停電管理部43は、停電通知を受信する(ステップS71)と、タイマーの計測を開始する(ステップS72)。このタイマーは、復電通知待ち時間を計測するためのタイマーである。詳細には、ステップS71では、停電管理部43は、通信部41を介して、コンセントレーター2およびヘッドエンドシステム3を経由したスマートメーター1からの停電通知を受信する。
停電管理部43は、停電通知に対応する復電通知を受信したか否かを判断する(ステップS73)。詳細には、ステップS73では、停電管理部43は、通信部41を介して、コンセントレーター2およびヘッドエンドシステム3を経由したスマートメーター1からの復電通知を受信したか否かを判断する。停電通知に対応する復電通知を受信した場合(ステップS73 Yes)、停電管理部43は、停電時間がTmより長いか否かを判定する(ステップS74)。ステップS74の判定が停電時間判定処理である。詳細には、停電管理部43は、停電の発生時刻と該停電に対応する復電の発生時刻とに基づいて、停電時間を算出し、算出した停電時間がTmより長いか否かを判断する。具体的には、復電の発生時刻から停電の発生時刻を減算した時間が停電時間である。
停電時間がTmより長い場合(ステップS74 Yes)、停電管理部43は、ステップS71で受信した停電通知を、通信部41を介して停電管理システム5へ送信し(ステップS75)、フィルタ処理を終了する。
ステップS73で、停電通知に対応する復電通知を受信していないと判定した場合(ステップS73 No)、停電管理部43は、タイマーが満了したか否かを判定する(ステップS76)。タイマーが満了していない場合(ステップS76 No)、停電管理部43は、ステップS73からの処理を再度実施する。タイマーが満了した場合(ステップS76 Yes)、停電管理部43は、処理をステップS75へ進める。
また、ステップS74で停電時間がTm以下の場合(ステップS74 No)、停電管理部43は、フィルタ処理を終了する。すなわち、停電時間がTm以下の場合、停電管理部43は、停電通知を停電管理システム5へ送信しない。
図23から図25は、本実施の形態の検針システム9の動作例を示すチャート図である。図23は、停電識別番号が1の停電の停電時間がTmより長く、通信装置16の電源の断が発生しない場合の動作例を示している。
図23に示すように、スマートメーター1では、停電が発生し、この停電の停電識別番号に1を付与したとする(ステップS51)。図23では、停電識別番号が1の停電を「停電(1)」と記載している。また、停電識別番号が1の停電の発生時刻をTpo(1)とする。スマートメーター1は、実施の形態1で述べたように、ランダム時間を計測するための分散送信用のタイマーによりランダム時間を計測し、ランダム時間の後に停電が継続している場合、Tpo(1)と停電識別番号1とを含む停電通知であるPON_FAN(1)をコンセントレーター2へ向けて送信する(ステップS52)。PON_FAN(1)は、他のスマートメーター1により転送されてコンセントレーター2で受信される。なお、スマートメーター1がコンセントレーター2に隣接する場合には、PON_FAN(1)は、他のスマートメーター1により転送されずにコンセントレーター2で受信される。
コンセントレーター2は、集約時間の間に受信した停電通知を集約して送信し(ステップS53)、この停電通知はヘッドエンドシステム3によりメータデータ管理システム4へ転送される(ステップS54)。メータデータ管理システム4が、PON_FAN(1)を含む集約された通知を受信した時刻をTponrx(1)とする。Tponrx(1)は、Tpo(1)に、分散送信タイマーの計測時間すなわちランダム時間と、停電が発生したスマートメーター1からコンセントレーター2へ停電通知が転送される時間である転送時間と、コンセントレーター2において通知が集約される時間である集約時間と、コンセントレーター2からメータデータ管理システム4への転送時間とが加算された時刻になる。コンセントレーター2からメータデータ管理システム4への転送時間は、一般には、他の時間に比べて極めて短いため、図23では図示を省略している。
メータデータ管理システム4は、図22のステップS72で説明した通り、タイマーの計測を開始し(ステップS55)、復電通知待ち時間を計測する。
一方、スマートメーター1では、停電識別番号が1の停電が復旧する。すなわち、停電識別番号が1の停電に対応する復電が発生する(ステップS61)。図23では、停電識別番号が1の停電に対応する復電を「復電(1)」と記載している。停電識別番号が1の停電に対応する復電の発生時刻をTpr(1)とする。スマートメーター1は、実施の形態1で述べたように、ランダム時間を計測するための分散送信タイマーによりランダム時間を計測し、ランダム時間の後に停電していないすなわち復電が継続している場合、Tpr(1)と停電識別番号1を含む復電通知であるPRN_FAN(1)をコンセントレーター2へ向けて送信する(ステップS62)。PRN_FAN(1)は、他のスマートメーター1により転送されてコンセントレーター2で受信される。なお、スマートメーター1がコンセントレーター2に隣接する場合には、PRN_FAN(1)は、他のスマートメーター1により転送されずにコンセントレーター2で受信される。
コンセントレーター2は、集約時間の間に受信した復電通知を集約して送信し(ステップS63)、この復電通知はヘッドエンドシステム3によりメータデータ管理システム4へ転送される(ステップS64)。メータデータ管理システム4が、PRN_FAN(1)を含む集約された通知を受信した時刻をTprnrx(1)とする。Tprnrx(1)は、Tpr(1)に、分散送信タイマーの計測時間すなわちランダム時間と、停電が発生したスマートメーター1からコンセントレーター2へ停電通知が転送される時間である転送時間と、コンセントレーター2において通知が集約される時間である集約時間と、コンセントレーター2からメータデータ管理システム4への転送時間とが加算された時刻になる。
メータデータ管理システム4は、図23に示した例では、復電通知待ち時間が経過するまでの間に、復電通知を受信しており、図22のステップS74の処理、すなわち停電時間がTmより長いか否かを判定する処理を実施する(ステップS56)。図23に示した例では、停電識別番号が1の停電時間がTmより長いと判定され、停電通知が送信される(ステップS57)。図23では、メータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信される停電識別番号1に対応する停電通知をPON_MD(1)と記載している。
また、メータデータ管理システム4は、復電通知に対応する停電通知を停電管理システム5へ送信済みであるか否かを判断する(ステップS65)。ここでは、停電識別番号が1の停電通知をステップS57で送信済みであるため、メータデータ管理システム4は、停電識別番号1に対応する復電通知を停電管理システム5へ送信する(ステップS66)。図23では、メータデータ管理システム4から停電管理システム5へ送信される停電識別番号1に対応する復電通知をPRN_MD(1)と記載している。
図24は、停電識別番号が1の停電の停電時間がTmより長く、通信装置16の電源の断が発生する場合の動作例を示している。図24に示した例において、ステップS51からステップS55およびステップS61からステップS66の処理内容は、図23に示した例と同様である。図24に示した例では、通信装置16の電源断が発生することにより、スマートメーター1がコンセントレーター2との間の通信が可能となるまでに起動時間が必要であるため、図23に示した例に比べて復電通知の送信が遅くなる。従って、メータデータ管理システム4は、タイマーが満了しても復電通知を受信しない。このため、メータデータ管理システム4は、タイマー満了後の図22のステップS76の処理に対応するステップS58の実施により、復電通知を受信していないと判定され、停電通知を停電管理システム5へ送信する(ステップS57)。復電通知に関しては、図23に示した例と同様に、停電識別番号が1の停電通知をステップS57で送信済みであるため、メータデータ管理システム4は、停電識別番号1に対応する復電通知を停電管理システム5へ送信する(ステップS66)。
図25は、停電識別番号が1の停電の停電時間がTm以下であり、通信装置16の電源の断が発生しない場合の動作例を示している。図25に示した例において、ステップS51からステップS56およびステップS61からステップS65の処理内容は、図23に示した例と同様である。図25に示した例では、停電識別番号が1の停電の停電時間がTm以下であるため、ステップS56の判定において、停電通知を送信しないと判定され、停電通知は停電管理システム5へ送信されない。復電通知に関しては、停電識別番号が1の停電通知を送信済みでないため、メータデータ管理システム4は、ステップS65で停電識別番号1に対応する復電通知を送信しないと判定し、復電通知を停電管理システム5へ送信しない。
なお、上述した通り、本実施の形態のスマートメーター1は、各停電に停電識別番号を付与する。これにより、通信路におけるパケットロスにより復電通知がメータデータ管理システム4に到着しない場合でも、メータデータ管理システム4が、復電通知と停電との対応が誤って認識することを防ぐことができる。例えば、停電識別番号が1の停電に対応する停電通知はメータデータ管理システム4により受信され、停電識別番号が1の停電に対応する復電通知はメータデータ管理システム4により受信されなかったとする。そして、その後、停電識別番号が2の停電に対応する停電通知がメータデータ管理システム4により受信され、停電識別番号が2の停電に対応する復電通知がメータデータ管理システム4により受信されたとする。この状態では、メータデータ管理システム4は、図26に示す情報を受信していることになる。
図26は、本実施の形態のメータデータ管理システム4が受信した情報の一例を示す図である。図26に示すように、メータデータ管理システム4は、停電識別番号が1の停電に対応する復電の時刻は保持していないことになる。この場合に、仮に各停電に停電識別番号が付与されていないとすると、メータデータ管理システム4は、停電識別番号が2の停電に対応する復電通知を受信すると、該復電通知を停電識別番号が1の停電に対応する復電と誤認識してしまう可能性がある。この誤認識が生じると、停電識別番号が1の停電は、本来の停電時間より長い停電時間であると判定されてしまう。本実施の形態では、各停電に停電識別番号を付与することにより、このような誤りを抑制することができる。
なお、以上の説明では、スマートメーター1が実施の形態1で述べた動作を行う例を説明したが、スマートメーター1が実施の形態2で述べた動作を行う場合に、上記の説明と同様にスマートメーター1が各停電に停電識別番号を付与し、メータデータ管理システム4が本実施の形態で述べた動作を実施してもよい。
また、以上の説明では、メータデータ管理システム4が、図22に示した処理を実施するようにしたが、この替わりにヘッドエンドシステム3またはコンセントレーター2が、図22に示した処理を実施するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、スマートメーター1は、実施の形態1と同様の停電通知処理および復電通知処理を実施し、メータデータ管理システム4は、停電通知を受信してから復電通知待ち時間が経過するまでの間に、該停電通知の送信元のスマートメーター1から復電通知を受信しない場合、停電通知を停電管理システム5へ送信する。また、メータデータ管理システム4は、停電通知を受信してから復電通知待ち時間が経過するまでの間に、該停電通知の送信元のスマートメーター1から復電通知を受信した場合、停電時間が閾値を超える場合に停電通知を停電管理システム5へ送信し、停電時間が閾値以下の場合に停電通知を停電管理システム5へ送信しない。以上の動作により、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、パケットロスまたは通信装置16の電源断による復電通知の遅延が生じた場合にも、停電通知を送信する場合のメータデータ管理システム4における停電通知の滞留時間を復電通知待ち時間と同程度に抑えることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−1〜1−18 スマートメーター、2,2−1,2−2 コンセントレーター、3 ヘッドエンドシステム、4 メータデータ管理システム、5 停電管理システム、6 IPネットワーク、7−1〜7−3 トランス、8−1〜8−3 エリア、9 検針システム、11,21,31,41 通信部、12,22,32 制御部、13 バッテリ、14 計量部、15 切替え器、16 通信装置、42 計測データ管理部、43 停電管理部、500 高圧配電線。

Claims (15)

  1. 停電の開始からの停電の継続時間が、あらかじめ定められている規定時間以下の停電が発生した場合には停電通知の送信を要求されておらず、停電の発生時にはバッテリから電源が供給される通信装置であって、
    停電の開始を検出すると、前記停電の開始から、ランダムに定められた時間である第1の時間が経過した後、停電が発生したことを示す停電通知を生成する制御部と、
    前記停電通知を送信する通信部と、
    を備え、
    前記第1の時間の最小値は0秒であり、前記第1の時間は前記バッテリにより前記通信装置が動作可能な時間より短いことを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御部は、前記停電の開始から、前記第1の時間が経過した後、復電しているか否かを判断し、復電していない場合に前記停電通知を生成し、復電している場合に前記停電通知を生成しないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、停電を識別する停電識別番号を、発生した停電ごとに付与し、前記停電識別番号と停電の発生した時刻とを前記停電通知に含めることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、復電を検出してから、ランダムに定められた時間である第2の時間が経過した後、復電が発生したことを示す復電通知を生成し、
    前記第2の時間の最小値は0秒であり、
    前記通信部は、前記復電通知を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記復電を検出してから、前記第2の時間が経過した後、停電しているか否かを判断し、停電していない場合に前記復電通知を生成し、停電している場合に前記復電通知を生成しないことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、前記復電を検出してから、固定時間が経過した後、停電しているか否かを判断し、停電していない場合に前記第2の時間が経過した後に前記復電通知を生成し、停電している場合に前記復電通知を生成しないことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記制御部は、復電の発生した時刻と、該復電に対応する停電の停電識別番号とを前記復電通知に含めることを特徴とする請求項4から6のいずれか1つに記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、停電の開始を検出すると、停電の発生した時刻と停電が発生したことを示す情報とを停電事象として保持し、復電を検出すると、復電の発生した時刻と復電が発生したことを示す情報とを復電事象として保持し、
    前記停電通知の生成時に、未送信の前記停電事象および未送信の前記復電事象のうちの少なくとも1つである未送信事象がある場合、該未送信事象を前記停電通知に含め、
    前記復電通知の生成時に、未送信の前記停電事象および未送信の前記復電事象のうちの少なくとも1つである未送信事象がある場合、該未送信事象を前記復電通知に含めることを特徴とする請求項4から7のいずれか1つに記載の通信装置。
  9. 前記第2の時間の最大値は、前記第1の時間の最大値より長いことを特徴とする請求項4から8のいずれか1つに記載の通信装置。
  10. 前記第1の時間および前記第2の時間は、それぞれ前記通信装置の固有の識別情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項4から9のいずれか1つに記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は、使用電力量を計測する検針装置に搭載され、前記検針装置により計測された計量結果を送信することを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、他の通信装置とともにマルチホップネットワークを構成し、前記停電通知は前記マルチホップネットワークを介して停電管理システムへ送信されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1つに記載の通信装置。
  13. 使用電力量を計測する計量部と、前記計量部により計測された計量結果を送信し、停電の開始からの停電の継続時間が、あらかじめ定められている規定時間以下の停電が発生した場合には停電通知の送信を要求されておらず、停電の発生時にはバッテリから電源が供給される通信装置とを備える検針装置と、
    前記検針装置から前記計量結果を受信し、受信した計量結果を送信する親局と、
    前記親局を介して前記検針装置から前記使用電力量を受信するメータデータ管理システムと、
    を備え、
    前記通信装置は、
    停電の開始を検出すると、前記停電の開始から、ランダムに定められた時間である第1の時間が経過した後、停電が発生したことを示す停電通知を生成する制御部と、
    前記停電通知を前記親局へ向けて送信する通信部と、
    を備え、
    前記親局は、
    受信した前記停電通知を前記メータデータ管理システムへ送信し、
    前記第1の時間の最小値は0秒であり、前記第1の時間は前記バッテリにより前記通信装置が動作可能な時間より短いことを特徴とする検針システム。
  14. 前記制御部は、復電を検出してから、ランダムに定められた時間である第2の時間が経過した後、復電が発生したことを示す復電通知を生成し、停電を識別する停電識別番号を発生した停電ごとに付与し、前記停電識別番号と停電の発生した時刻とを前記停電通知に含め、復電が発生した時刻と該復電に対応する停電の停電識別番号とを復電通知に含め、
    前記通信部は、前記復電通知を前記親局へ向けて送信し、
    前記親局は、受信した前記復電通知を前記メータデータ管理システムへ送信し、
    前記メータデータ管理システムは、
    前記停電通知を受信してから一定時間以内に前記停電通知と同一の前記停電識別番号を含む前記復電通知を受信した場合、前記停電の発生した時刻と、前記復電の発生した時刻とに基づいて停電時間を算出し、算出した停電時間が閾値を超える場合に前記停電通知を停電管理システムへ送信し、前記停電時間が前記閾値以下の場合に前記停電通知を前記停電管理システムへ送信せず、
    前記停電通知を受信してから一定時間が経過しても前記停電通知と同一の前記停電識別番号を含む前記復電通知を受信しない場合、前記停電通知を前記停電管理システムへ送信することを特徴とする請求項1に記載の検針システム。
  15. 使用電力量を計測した計量結果を送信し、停電の開始からの停電の継続時間が、あらかじめ定められている規定時間以下の停電が発生した場合には停電通知の送信を要求されておらず、停電の発生時にはバッテリから電源が供給される検針装置と、前記検針装置から前記計量結果を受信し受信した計量結果を送信する親局と、前記親局を介して前記検針装置から前記使用電力量を受信するメータデータ管理システムとを備える検針システムにおける停電通知方法であって、
    前記検針装置が、停電の開始を検出すると、前記停電の開始から、ランダムに定められた時間である第1の時間が経過した後、停電が発生したことを示す停電通知を前記親局へ向けて送信する第1のステップと、
    前記親局が、前記停電通知を前記メータデータ管理システムへ送信する第2のステップと、
    を含み、
    前記第1の時間の最小値は0秒であり、前記第1の時間は前記バッテリにより前記検針装置が動作可能な時間より短いことを特徴とする停電通知方法。
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