JP6374266B2 - 停電検知システム、通信装置、停電検知方法、及び、停電検知プログラム - Google Patents

停電検知システム、通信装置、停電検知方法、及び、停電検知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、配電線により電力が供給されている電力需要家における停電を検知するシステムに関するものである。
近年、電力を電力需要家に供給するための配電線には、遠隔操作により開閉動作を行う複数の開閉器が設置され、2つの開閉器によって閉じられる複数の区間に分けられている。そして、配電線の断線に伴う地絡事故等が発生し、停電が検出されると、事故区間の両端の開閉器が開かれて事故区間が分離される。詳細には、開閉器の開動作及び閉動作の動作状況から事故区間が検出され、検出された事故区間が分離される。
この事故区間の検出までの時間、つまり、停電時間をできるだけ短くするための技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示されている配電自動化システムは、開閉器ごとに通信装置を設け、開閉器の監視データ及び制御データを、自装置の開閉器が設置されている配電線とは異なる配電線に設けられている他の開閉器の通信装置を介して、配電用変電所内に設置された通信装置に送信することで、開閉器の開閉情報の収集時間の低減を図り、停電時間を短縮するものである。
特開2013−219876号公報
しかし、特許文献1の技術では、配電線の断線に伴う地絡事故等による停電を検出することはできるが、配電線の断線が地絡事故等にまで至らない場合や、電力需要者への引き込み線の断線による場合等の電力需要者ごとの停電を検出することは難しい。配電線の断線であって地絡事故等にまで至らない場合は、公衆安全の観点から早期に発見することが望ましく、また、電力需要者ごとの停電は、需要者の利便性の観点から迅速に対応することが望まれる。
そこで、本発明は、配電用変電所において検出することが難しいような各電力需要家における停電を検知(推定)することを目的とする。
本発明一態様に係る停電検知システムは、複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有する停電検知システムであって、前記通信装置は、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置であって、自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記他の通信装置に向けて、周期的に送信する報知データ送信手段と、前記他の通信装置が送信した報知データであって、当該他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信手段と、前記報知データ受信手段によって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信手段とを備え、前記サーバ装置は、前記通信装置から受信した前記無応答データに含まれる無応答装置情報が示す通信装置への動作電力の供給が停止されたと推定する停電推定手段を備え、前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長いことを特徴とする。
このような構成の停電検知システムによれば、通信装置ごとに報知データを送信しているか否か、つまり、動作しているか否かを検出できるので、通信装置ごとの停電を推定することが可能となる。
また前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長く設定されている
この構成によれば、通常の復電プロセスで復電するような停電により動作が停止した場合や、何らかの故障等により一時的に動作が停止した場合には、通信装置の動作が停止したと検出されないので、一時的な通信装置の停電を検出する可能性が低くなる。つまり、永続的な停電により動作していない通信装置のみを検出できる可能性が高くなる。
また、上述の停電検知システムにおいて、前記無応答データ送信手段は、自装置の識別情報を送信元情報として前記無応答データに含ませて送信し、前記停電推定手段は、第1期間の間に複数の無応答データを受信し、第1無応答データに含まれる無応答装置情報と同じ情報が、第2無応答データの送信元情報として含まれ、かつ、前記第1無応答データに含まれる送信元情報と同じ情報が、前記第2無応答データの無応答情報として含まれている場合は、前記第1無応答データ又は前記第2無応答データに含まれる無応答装置情報及び送信元情報がそれぞれ示す通信装置への動作電力の供給は停止されていないと推定することが好ましい。
この構成によれば、第1通信装置を無応答装置であると検出した第2通信装置が、その第1通信装置によって無応答装置であると検出された場合、つまり、第1、第2の通信装置が互いに相手装置の動作が停止していると検出した場合には、これら第1、第2の通信装置を無応答装置としないので、経路品質の一時的な悪化等を原因として停電している通信装置を無応答装置として検出してしまう可能性が低くなる。
また、上述の停電検知システムにおいて、前記停電推定手段は、第3無応答データを受信した時から第2期間が経過する前に受信した第4無応答データであって、前記第3無応答データに含まれている無応答装置情報と同じ情報が無応答装置情報として含まれている第4無応答データは、破棄することが好ましい。
この構成によれば、1つの通信装置が停電した場合に、その通信装置と報知データを送受信していた(隣接する)複数の通信装置が一斉に送信する無応答データのうち、最初のデータ以外は破棄するので、同一の通信装置の無応答データを大量に記憶することが無くなる。また、破棄しなかった無応答データの数が、停電した通信装置の数と推定することが可能となる。
本発明にかかる他の一態様に係る通信装置は、複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有するネットワークシステムにおいて、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置であって、自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記他の通信装置に向けて周期的に送信する報知データ送信手段と、前記他の通信装置が送信した報知データであって、前記他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信手段と、前記報知データ受信手段によって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信手段とを備え、前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長いことを特徴とする。
そして、本発明の他の一態様に係る停電検知方法は、複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有するネットワークシステムにおいて、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置で用いられる停電検知方法であって、自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記通信装置に向けて周期的に送信する報知データ送信ステップと、前記他の通信装置が送信した報知データであって、前記他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信ステップと、前記報知データ受信ステップによって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信ステップとを備え、前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信ステップによって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長いことを特徴とする。
そして、本発明の他の一態様に係る停電検知プログラムは、複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有するネットワークシステムにおいて、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置で用いられる停電検知プログラムであって、自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記通信装置に向けて周期的に送信する報知データ送信手段と、前記他の通信装置が送信した報知データであって、前記他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信手段と、前記報知データ受信手段によって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信手段として、前記通信装置のコンピュータを機能させ、前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長いことを特徴とする。
このような構成の通信装置、停電検知方法、停電検知プログラムによれば、一時的な停電を排除した永続的な停電による通信装置ごとの動作の停止を検知するので、通信装置ごとの停電の推定を行うことができるシステムを構築することが容易になる。
本発明にかかる停電検知システムは、配電用変電所において検出することが難しいような各電力需要家における停電を検知(推定)することができる。
電力需要家への電力の供給、及び、使用電力量を示す検針データの収集を説明するための概要図である。 配電線の断線に伴う地絡事故等による停電を説明するための図である。 配電線保護継電装置によって検出が難しい停電事象を説明するための図である。 実施形態の停電検知システムによる、停電検知を説明するための図である。 電力需要家の端局から検針データ等を収集するためのマルチホップ無線ネットワークの使用例を示す図である。 端局の正面図の例である。 端局の停電検知を説明するための図である。 実施形態の停電検知システムにおいて送受信されるデータを説明するための図である。 端局の機能ブロックの構成例を示す図である。 端局の無応答を判定するための時間を説明するための図である。 復電プロセスのフローチャートである。 自装置情報テーブルの構成及び内容の例を示す図である。 サーバ装置の機能ブロックの構成例を示す図である。 端局情報テーブルの構成及び内容の例を示す図である。 サーバ装置が行う無応答データの選別を説明するための図である。 サーバ装置が行う無応答データの選別を説明するための図である。 端局が行う無応答端局検出処理のフローチャートである。
<実施形態>
<概要>
実施形態の停電検知システム100は、電力需要家ごとの停電を検知(推定)するものである。
電力は、商用配電系統により各電力需要家に供給され、各電力需要家で消費された電力量は、各電力需要家に設置された端局によって検出され、消費電力量を示す検針データは、検針システムにより収集される。
本実施形態の停電検知システム100は、この検針システムで検出しているデータを利用して、各電力需要家の停電を検知(推定)するものである。
本実施形態の検針システムは、各端局をノードとしてマルチホップ無線ネットワークを構築している。マルチホップ無線ネットワークを構築、維持するために各端局は、隣接する端局と周期的に様々な情報を含んだメッセージを交換している。また、各端局は、隣接端局との交信状況によって、隣接端局が動作しているか否か(死活情報)も検知している。
停電検知システム100は、各端局が検出する隣接端局の動作の有無を示す死活情報に基づいて、電力需要家の停電を推定する。端局が動作していないという事は、端局に電力が供給されていない可能性が高く、この端局が設置されている電力需要家に電力が供給されていない可能性が高いことになるからである。尚、実施形態の停電検知システム100は、検針データを収集するためマルチホップ無線ネットワークを用いることとするが、停電検知のみを目的としたマルチホップ無線ネットワークを用いてもよい。
ここで、停電検知システム100(検針システム)のマルチホップ無線ネットワークについて図5、6を用いて説明する。図5は、停電検知システム100(検針システム)のマルチホップ無線ネットワークの概要を示す図である。停電検知システム100(検針システム)は、各電力需要家H1、H2、・・・(総称するときは、電力需要家Hという。)に設置されている電力計量器である端局T1、T2、・・・、T12(総称するときは、端局Tという。)、ゲートウェイGWa、GWb、GWc(総称するときは、ゲートウェイGWという。)、ネットワーク2、サーバ装置1を備える。尚、電力需要家H、端局T、ゲートウェイGW、及び、サーバ装置1の個数は、これらの数に限られない。
ネットワーク2は、電力会社等のネットワーク運営会社によって管理されているネットワークであり、有線、無線を問わない。また、ゲートウェイGWは、例えば、主な電柱に設けられ、ネットワーク2を介して、電力会社等によって管理されているサーバ装置1と接続される。
端局Tは、マルチホップを用いたネットワークのノードを構成し、何れかのゲートウェイGWに属している。端局Tは、積算電力量計としての機能を有し、それぞれの検針データは、順次、隣の端局Tに転送され、自装置が属するゲートウェイGWに集められる。各ゲートウェイGWに集められた検針データは、ネットワーク2を介して、サーバ装置1に送信される。端局Tは、無線LAN(Local Area Network)規格での通信を行い、信号A1〜4等で示すように、アドホックモードによって1対1の通信を行う。また、ゲートウェイGWはそれぞれ、数百程度の端局Tの検針データを収集する。
図6は、端局Tの正面図の例である。この端局Tは、電力需要家の宅内の各配電線が接続される端子台6、負荷開閉器3000、電力量計2000、及び、通信装置1000が配列されて構成される。電力量計2000は、積算電力量を、予め定める周期、例えば、5分毎に検針する。その検針データは30分毎に、通信装置1000によって、自装置の属するゲートウェイGWに向けて送信される。負荷開閉器3000は、サーバ装置1から送信されてくる制御データに応じて、開閉動作を行う。
図1は、電力需要家への電力の供給、及び、使用電力量を示す検針データの収集を説明するための概要図である。配電用変電所(不図示)から引き出された配電線3は、電柱P1、P2、・・・(総称するときは、電柱Pという。)を経由して、各地域に張り巡らされている。そして、配電線3から引き込み線L1、L2、・・・(総称するときは、引き込み線Lという。)によって、100V又は200Vの低圧電力に変換された電力が、電力需要家Hに供給される。尚、配電線3には、複数の開閉器4が設置され、2つの開閉器によって閉じられる複数の区間に分けられている。
各電力需要家Hに設置されている各端局Tは、上述したように、互いに無線通信を行い(破線の両端矢印を参照)、各端局Tをノードとしてマルチホップ無線ネットワークを構築している。そして、電力需要家Hの検針データは、隣接する電力需要家Hの端局Tを次々とホップしてバケツリレー方式でゲートウェイGWまで送信され、ゲートウェイGWからサーバ装置1に送信される。
図2は、断線に伴う地絡事故等による停電を説明するための図である。破線の楕円は、停電エリアを示し、破線の楕円で囲まれた地域にある電力需要家Hが停電しているものとする。また、配電線3と交差する太線矢印は、配電線3が切断された箇所を示し、太線の×印は、配電線3の先端が地面に接していることを示す。
図2に示すように、配電線3が電柱P6と電柱P4との間で断線し地絡した場合には、配電用変電所5内に設置されている配電線保護継電装置によって地絡事故等が検知され、電柱P6の開閉器4と電柱P7の開閉器4とが閉じられる。従って、配電用変電所5から開閉器4までの配電線3により電力が供給される電力需要家H1、H2、H3には電力が供給され続けるが、電柱P6と電柱P7との間の配電線3により電力が供給される電力需要家H4、H5は停電する。
このように、配電用変電所5内の配電線保護継電装置によって地絡事故等の発生は検知されるが、現実には、配電線保護継電装置によって検出が難しい停電事象が発生し得る。図3は、このような停電事象の例を説明するための図である。図3において、太線の×印は、停電事象の原因箇所を示す。
図3(a)に示すように、配電線3の断線で地絡事故等にまで至らない場合(矢印11参照)、電柱P上の高圧トランスに、例えば、過負荷によるヒューズ断等の異常が発生した場合(矢印10参照)には、配電線保護継電装置によって検知されない停電エリア(破線の楕円参照)が発生する。また、図3(b)に示すように、配電線3から電力需要家Hへの引き込み線Lが断線した場合(矢印12参照)、電力需要家Hの設備に、例えば、計器の一次側にあるブレーカの開放等の異常が発生した場合(矢印13参照)には、その電力需要家Hが停電することになる(破線の楕円参照)。実施形態の停電検知システム100は、図3に示すような停電事象を検知することが可能である。
図4は、実施形態の停電検知システム100による、停電検知を説明するための図である。停電検知システム100(検針システム)では、隣接する端局間でデータをバケツリレー方式で受け渡し、ゲートウェイGW(集約装置)まで検針データ等の情報伝送を行っている(破線の両端矢印参照)。
図4に示すように、配電線3が電柱P6と電柱P4との間で断線し地絡事故等が発生した場合には(配電線3と交差する太線矢印参照)、電柱P6の開閉器4が閉じられ、配電用変電所5から開閉器4までの配電線3により電力が供給されている電力需要家H1、H2、H3には電力が供給され、電柱P6以降の地域は停電エリアとなり、電力需要家H4、H5には電力は供給されない(破線の楕円参照)。つまり、端局T1、T2、T3は電力が供給されて動作しているが、端局T4、T5は動作していないことになる。従って、端局T3は、端局T4との通信が途絶するので(太線の×印参照)、端局T4が動作していない(停電している)と推定して、端局Tが無応答である旨のデータ(以下、「無応答データ」という。)を、マルチホップ無線ネットワークを介して、具体的には、端局T2、T1を順にホップしてゲートウェイGWに送信する。ゲートウェイGWは、受信した無応答データをサーバ装置1に送信する。無応答データを受信したサーバ装置1は、動作していない(停電していると推定される)電力需要家Hを知ることができる。
次に、停電検知システム100によって停電が推定される電力需要家Hについて、図7を用いて説明する。図7は、停電検知システム100のマルチホップ無線ネットワークの概略図である。
太線が配電線3を示し、配電線3a、3b、3cの3つの配電線が記載されている。配電線の破線部分は、事故区間を示す。配電線3に重ねて記載された2重円がゲートウェイGWを示し、円内部にはゲートウェイGWの識別情報「GWa」等が記載されている。識別情報「GWa」のゲートウェイGWを、以下、「ゲートウェイGWa」という。
1重円が端局Tを示し、円内部には端局Tの識別情報「T10」等が記載されている。識別情報「T10」〜「T17」の端局Tは、配電線3aから電力を供給されており、識別情報「T20」〜「T34」の端局Tは、配電線3bから電力を供給されており、識別情報「T40」〜「T44」の端局Tは、配電線3cから電力を供給されているものとする。識別情報「T10」の端局Tを、以下、「端局T10」という。
端局Tを示す円を結ぶ破線は、その両端の円で示すゲートウェイGW又は端局T同士が、互いの存在を検出(学習)していることを示す。つまり、破線で結ばれた端局T同士は、死活確認のためのHelloメッセージ(報知メッセージ)を定期的にやり取りしていることを示す。検針データは、端局Tから、この端局Tと破線で結ばれた端局Tへとホップしながら、ゲートウェイGWまで送信される。ゲートウェイGWは、ネットワーク(通信回線)2を介して、サーバ装置1に検針データを送信する。このように、検針データの送信系統は、商用配電系統と別の系統となっている。
破線の楕円が停電エリアを示し、この楕円で囲まれた端局Tが停電しているものとする。ハッチングがかかった円で示す端局Tが、停電検知システム100によって停電が検知される端局Tである。また、円の中に記載している端局の識別情報に2重下線が引かれている端局Tが、停電の端局を検出した端局Tである。
停電の端局TはHelloメッセージを送信しなくなるので、停電の端局Tと破線で結ばれている端局Tは、停電の端局を検出できることになる。停電の端局Tを検知した端局Tが、その停電の端局Tが無応答である旨の無応答データを、検針データと同様のルートでサーバ装置1まで送信する。例えば、端局T22の無応答データは、端局T13及び端局T14が送信する。尚、結ばれている端局Tの全てが停電している端局T24、T30についての無応答データは、サーバ装置1に送信されることはないが、例えば、停電している端局Tへ電力を供給している配電線3と同じ配電線3を利用している場合には、停電していることを推定することが可能となる。
このように、停電の端局Tがサーバ装置1に通知されるので、サーバ装置1は停電の端局Tの地図上の位置から停電エリアを推定でき、また、停電エリアと配電線3の配置位置とから、事故区間を推定することが可能となる。
また、例えば、1つの電力需要家Hだけが停電している場合には、図3(b)に示すような停電事象が発生していると推定することができる。
<データ>
ここで、実施形態のマルチホップ無線ネットワークにおいて、送受信されるデータについて説明する。
実施形態のネットワークは、例えば、マルチホップ無線ネットワークにおけるいわゆるプロアクティブ型のルーティングのプロトコルの1つであるOLSR(Optimized Link State Routing)によって生成される。ゲートウェイGWと各端局Tとの間の経路は、各装置(ゲートウェイGW、端局T)が、周期的に(例えば、60秒に1回)、自装置の存在を伝えるとともに、経路情報を交換するためのHelloメッセージを送受信することで、各装置が自律的に構築する。各ゲートウェイGW、及び、各端局Tは、ネットワーク全体のトポロジー情報である経路表(ルートテーブル)、例えば、学習したネットワーク内の端局Tと、その端局Tへデータを送信するための隣接送信先である端局Tとを対応付けて記憶する。また、各装置が自律的に、周囲の電波状況等の変化に応じて、端局TからゲートウェイGWへの上りルート、ゲートウェイGWから端局Tへの下りルートとして、最適な経路を構築する。
図8(a)に、端局T10が、検針データをゲートウェイGWaに向けて送信する為に、隣接送信先である端局T11に送信する検針データの例を示す。このデータには、隣接宛先として端局T11の宛先「T11−Addr」、最終宛先としてゲートウェイGWaの宛先「GWa−Addr」、データ種別として「検針データ」、自装置の検針データが含まれる。端局T10から検針データのパケットを受信した端局T11は、最終宛先「GWa−Addr」への経路上の宛先に、受信したデータを転送する(図7のゲートウェイGWa向きの実線矢印参照)。
図8(b)に、端局T10が周囲に送信するHelloメッセージの例を示す。このメッセージには、宛先として全宛先(ブロードキャストアドレス)、送信元として自装置の宛先「T10−Addr」、送信時刻として端局T10が本データを送信した時刻「10:00:05」(10時00分05秒)、隣接ノード情報として、隣接する端局T(隣接端局)の識別情報(宛先アドレス)のリスト、その他、自装置が学習している全ゲートウェイGWの識別情報のリスト、自装置が学習している端局Tの識別情報と各端局Tに対する隣接送信先(ネクストホップ)等が含まれる。このメッセージを受信した端局Tは、メッセージ内の情報を基に、自装置のルートテーブルを更新する。
図8(c)に、端局T13が、端局T22が無応答である場合に送信する無応答データの例を示す。このデータには、隣接宛先として端局T11の宛先「T11−Addr」、最終宛先としてゲートウェイGWaの宛先「GWa−Addr」、データ種別として「無応答端局データ」、送信元として自装置の宛先「T10−Addr」、無応答端局として「T22−Addr」が含まれる。端局T13から検針データのパケットを受信した端局T11は、最終宛先「GWa−Addr」への経路上の宛先に、受信したデータを転送する。
尚、実施形態では、端局Tの宛先は、MAC(Media Access Control)アドレスとし、ゲートウェイGWの宛先は、IP(Internet Protocol)アドレスとする。また、図8に示すパケットの例では、説明に必要な項目データのみを記載するものとする。
<構成>
<端局>
図9は、端局Tの機能ブロックの構成例を示す図である。端局Tは、通信装置1000、電力量計2000、及び、負荷開閉器3000を備える。破線の矢印は、一部の端局TがゲートウェイGWと通信を行うことを示す。
通信装置1000は、無線通信制御部1100、無線通信部1200、タイマー1300、機内通信制御部1400、インタフェース1410、インタフェース1420、外部インタフェース1500、入力部1510、リンク情報記憶部1800、及び、電力量情報記憶部1900を備える。
無線通信制御部1100は、Helloメッセージ送信部1110、Helloメッセージ受信部1120、及び、無応答データ送信部1130を有し、各機能部を制御して、無線通信の制御を行う機能を有する。例えば、検針期間ごとに、例えば、30分ごとに、電力量情報記憶部1900に記憶されている電力量を読み出して、端局Tが属するゲートウェイGW宛のパケットを無線通信部1200に送信させるなどである。検針期間が経過したことの検出は、タイマー1300からの割り込みによって検知する。
Helloメッセージ送信部1110は、周期的に、Helloメッセージ(図8(b)参照)を作成し、作成したHelloメッセージを、無線通信部1200を介して全方位に送信する。Helloメッセージを送信する周期は、例えば、60秒である。端局TがHelloメッセージの送信タイミングは、端局T間でずらすものとする。他の端局Tから送信されたHelloメッセージと衝突する可能性を減らし、また、輻輳しないようにするためである。
Helloメッセージ受信部1120は、無線通信部1200を介して、他の端局Tから送信されたHelloメッセージを受信し、受信したメッセージを解析して、端局T及びゲートウェイGWの追加、削除、故障等を検出し、リンク情報記憶部1800に記憶されている情報を更新する。
また、Helloメッセージ受信部1120は、隣接する端局TがHelloメッセージを送信するタイミング(時刻)を算出し、リンク情報記憶部1800内のテーブルに記憶させる。送信タイミングは、受信したHelloメッセージに含まれている送信時刻(図8(b)参照)から、次に受信する時刻を決定するものとする。Helloメッセージ受信部1120は、予定時刻に隣接端局TからHelloメッセージを受信しなかった場合には、受信予定の時刻後、所定期間(待機期間)経過後に、その端局Tの無応答データの送信を無応答データ送信部1130に依頼する。この待機期間の間に、その端局TからHelloメッセージを受信した場合には、待機期間のカウントはクリアされる。
ここで、待機期間について、図10、11を用いて説明する。図10は、待機期間の算出方法を説明するための図であり、図11は、復電プロセスを説明するための図である。
図10は、端局Aが停電した場合に、端局Aに隣接する端局Bが、端局Aの無応答データをサーバ装置1に送信するまでのタイムチャートを示す。「復電処理」は、停電が発生した場合の復電に伴う処理を示すタイムチャートである。「端局A」は、端局Aが停電によって停止し、再び動作する処理を示すタイムチャートであり、「端局B」は、端局Aの無応答を検出する処理を示すタイムチャートである。端局Aから端局Bに向けた実線矢印、及び、端局Bから端局Aに向けた実線矢印は、端局A、Bそれぞれが送信したHelloメッセージを示す。端局Aから端局Bに向けた破線矢印は、送信する予定であったHelloメッセージを示す。
「復電処理」のタイムチャートは、地絡事故等が発生して送電が停止されてから、つまり、端局Aが停電してから、端局AがHelloメッセージの送信を開始するまでの最長の時間を示す。この時間は、詳細には、復電プロセス(矢印20参照、復電期間)の282秒と、端局Aの起動開始からHelloメッセージの送信開始までの時間(矢印21参照、起動期間)の120秒との合計である402秒となる。復電プロセスとは、地絡事故等の発生を配電用変電所5が検出して送電を停止し、事故区間を検出した後、事故区間を切り離して配電を復旧させるまでの通常のプロセスを示し、詳細は、図11を用いて後で説明する。また、端局Aの起動開始からHelloメッセージの送信開始までの時間とは、端局の起動にかかる時間の60秒と、初期処理等の時間の60秒である。つまり、通常の復電プロセスで復旧するような一時的な事故の場合、端局Tは、停電から最長402秒経過前に正常動作を開始することになる。
従って、端局Bは、端局Aが停電により停止したと疑われる時から、402秒経過するまでに端局AからHelloメッセージを受信しない場合は、端局Aが無応答である旨の無応答データをサーバ装置1に送信する。402秒間端局AからHelloメッセージを受信しないということは、端局Aは、永続的な停電によって停止した可能性が高いと考えられるからである。待機期間は、402秒以上であればよいが、実施形態では、3秒の余裕を見て405秒とする。
端局Bが、端局Aについての待機期間(405秒)のカウントを始める時(タイミング)は、端局AからのHelloメッセージを受信する予定の時刻としてもよいが、実施形態では、受信予定時刻から、予め定められた余裕時間を経過した時とする。つまり、前回のHelloメッセージの送信時から、Helloメッセージの送信周期Tに余裕時間αを足した時間(矢印22参照)が、経過した時である。余裕時間αを加算するのは、Helloメッセージの伝播時間を考慮するものであり、また、マルチホップ無線ネットワークでは、予期せぬ障害物や、無線環境の変化によって、メッセージの遅延する場合があるからである。
尚、実施形態では、端局Bは、端局Aからの前回のHelloメッセージの送信時刻から、T+α時間が経過すると、その後の15秒間の間に端局Aに対してHelloメッセージの送信要求を3回送信し(矢印23参照)、その要求に対して端局AからHelloメッセージを受信しない場合に、390秒の保護時間のカウントを行う。
次に、図11を用いて、復電プロセスに要する時間(282秒)ついて説明する。図11(a)は、配電線と区間とを説明するための図であり、図11(b)は、復電プロセスのタイムチャートを示す。
図11(a)において、2重楕円は、開閉器4を示し、配電用変電所5aからの太線は、配電線3を示す。また、配電用変電所5bと開閉器4hとを結ぶ破線は、配電線3によって結ばれているが、配電していないことを示す。実施形態では、1つの配電線3には、8つの開閉器4a〜4hが設置され、配電用変電所5aから開閉器4hまでの間の8つの区間を構成しているものとする。開閉器4hはOFFとなっている。また、開閉器4a〜4hは、配電用変電所5a内の配電線保護継電装置によって開閉制御がなされるものとする。
ここでは、配電用変電所5aから最も遠い、開閉器4gと開閉器4hの間の区間で地絡事故等が発生した場合(矢印30参照)を例に、復電プロセスを説明する。配電用変電所5aから最も遠い区間が事故区間である場合が、復電プロセスの時間が最長となるからである。
図11(b)に示すように、配電用変電所5a内の配電線保護継電装置は、地絡事故等を検知すると、ただちに、送電を停止し、開閉器4a〜4gをOFFにする。この時点で、全区間が停電となる。そして、送電停止後60秒後から、1回目の送電を開始する。具体的には、配電線保護継電装置は、開閉器4aから順に、7秒間隔で開閉器をONにしていく。図11(a)の場合は、開閉器4gをONにしたときに、地絡事故等が継続していれば配電線保護継電装置は地絡を検出するので、事故点が開閉器4gと開閉器4hの間であることがわかる。この1回目の送電にかかる時間は、最大で7秒×7=49秒間かかることになる。開閉器4gと開閉器4hとの間の区間で事故が継続していることを検出した配電線保護継電装置は、開閉器4a〜4g全てをOFFにする。
次に、配電線保護継電装置は、1回目の送電開始から180秒経過後に、2回目の送電を開始する。この2回目の送電では、開閉器4aから開閉器4fまで、順に7秒間隔でONにする。つまり、2回目の送電は、7秒×6=42秒かかることになる。これで、復電プロセスは終了する。従って、送電停止から1回目の送電開始までの60秒、1回目の送電開始から2回目の送電開始まで180秒、そして、2回目の送電時間の42秒の合計である282秒が、復電プロセスの最大時間となる。尚、事故区間が、例えば、開閉器4eと開閉器4fの間の区間(矢印31参照)であった場合には、復電プロセスは、60秒+180秒+7秒×5=275秒となる。また、配電用変電所5aと配電用変電所5bとは、連携しており、開閉器4fから開閉器4hの間の2つの区間には、配電用変電所5bから配電がなされるよう制御される。
実施形態では、図11(a)に示すような7つ区間として説明しているが、この数に応じて復電プロセスの最長時間が異なるので、配電系統の構成に応じて復電プロセスに要する時間を算出すればよい。また、復電プロセスは、図11で示した方法に限らず、実際に用いる復電プロセスに応じて、復電プロセスに要する時間を算出すればよい。
次に、図9の端局Tの無応答データ送信部1130は、Helloメッセージ受信部1120からの依頼に応じて、無応答データ(図8(C)参照)を作成し、無線通信部1200を介して、サーバ装置1に送信する。
無線通信部1200は、他の端局T(図9の「端局T’」)、又は、ゲートウェイGWと、無線LAN規格によりアドホックモードでの通信を行う機能を有する。
タイマー1300は、無線通信制御部1100、及び、機内通信制御部1400に時刻を通知し、また、予め定められた周期で割り込みを掛ける機能を有する。例えば、無線通信制御部1100に30分毎に割り込みを掛ける。機内通信制御部1400に5分毎に割り込みを掛ける等である。無線通信制御部1100は、割り込みのタイミングで電力量情報記憶部1900から30分間の検針データを読み出して送信し、機内通信制御部1400は、割り込みのタイミングで電力量計2000から5分間の受電電力量を取得して電力量情報記憶部1900に記憶させる。
インタフェース1410は、電力量計2000から検針データを受信するインタフェースであり、インタフェース1420は、負荷開閉器3000に制御データを送信するインタフェースである。
機内通信制御部1400は、インタフェース1410、及び、インタフェース1420を介して、電力量計2000、及び、負荷開閉器3000との通信を制御する機能を有する。また、機内通信制御部1400は、電力量計2000から受電電力量を定期的に取得して電力量情報記憶部1900に記憶させておく機能を有する。
外部インタフェース1500は、外部の設定ツール等と接続するインタフェースであり、端局Tの初期設定時等に初期値等を設定するために用いる。
入力部1510は、ユーザの操作を受け付け、ユーザ操作に応じて、リンク情報記憶部1800、及び、電力量情報記憶部1900にデータを記憶させたり、記憶されているデータを書き換えたりする機能を有する。
リンク情報記憶部1800は、マルチホップ無線ネットワーク全体のトポロジー情報など、データの送受信に必要な情報を、適時更新しながら記憶しておく機能を有する。例えば、リンク情報記憶部1800は、自装置のアドレス(識別情報)、隣接する端局TのアドレスやHelloメッセージの受信予定時刻などを記憶しておく。
例えば、図12は、自装置情報テーブル1810の構成及び内容の例を示す図である。自装置情報テーブル1810は、項目1811、及び、内容1812を有する。
項目1811は、自装置に関する情報の項目を示す。「自装置アドレス」は、自装置の宛先アドレスを示し、「隣接端局アドレス」は、隣接する端局のアドレスを示し、「受信時刻」は、次にHelloメッセージを受信する予定の時刻を示す。
内容1812は、項目1811が示す項目の内容を示す。例えば、項目1811が「自装置アドレス」の内容1812として「T8−Addr」が設定されているので、この自装置情報テーブル1810を記憶している端局Tのアドレスは「T8−Addr」であることになる。従って、宛先として「T8−Addr」が設定されたパケットは、自装置宛のパケットであると判断する。また、項目1811が「隣接端局アドレス」の内容1812として「T5−Addr」が設定されているので、隣接する端局Tのアドレスは「T5−Addr」であり、このレコードに続くレコードの項目1811が「受信時刻」の内容1812として「10:00:05」が設定されているので、アドレスが「T5−Addr」の端局Tから、10時00分05秒に次のHelloメッセージを受信する予定であることになる。この「受信時刻」は、Helloメッセージが受信されると、Helloメッセージ受信部1120によって次の受信予定時刻に更新される。この受信予定時刻は、受信されたHelloメッセージに含まれている送信時刻に、周期Tが加算された時刻とする。尚、端局Tの識別情報に基づいて、受信予定時刻を求めることとしてもよい。例えば、所定の関数を用いて、識別子から受信予定時刻を求める等である。
電力量情報記憶部1900は、機内通信制御部1400が電力量計2000から取得した電力量を記憶しておく機能を有する。
<サーバ装置>
図13は、サーバ装置1の機能ブロックの構成例を示す図である。サーバ装置1は、サーバ制御部4100、外部通信制御部4200、タイマー4300、入力部4410、表示部4420、リンク情報記憶部4800、検針データ記憶部4500、端局情報記憶部4600、及び、配電系情報記憶部4700を備える。
外部通信制御部4200は、ゲートウェイGWと通信する機能を有する。
タイマー4300は、サーバ制御部4100、及び、外部通信制御部4200に時刻を通知し、また、予め定められた周期で割り込みを掛ける機能を有する。
入力部4410は、サーバ制御部4100に対し、各種コマンドを入力する機器であり、例えば、キーボードやマウス等である。
表示部4420は、入力部4から入力されたコマンドやデータを表示し、また、停電端局の情報、地図等の画像を出力する機器であり、例えばCRTディスプレイ、LCDおよび有機ELディスプレイ等の表示装置等である。
リンク情報記憶部4800は、端局Tのリンク情報記憶部1800(図9参照)と同様に、マルチホップ無線ネットワーク全体のトポロジー情報など、データの送受信に必要な情報を、適時更新しながら記憶しておく機能を有する。サーバ制御部4100は、端局T、ゲートウェイGWから受信する各種データに基づいて、リンク情報記憶部4800に記憶されている情報を、適時更新する。
検針データ記憶部4500は、各端局TからゲートウェイGWを介して送信されてきた検針データを記憶しておく機能を有する。
端局情報記憶部4600は、各端局Tに関するデータを記憶しておく機能を有する。
例えば、図14は、端局情報テーブル4610の構成及び内容の例を示す図である。端局情報テーブル4610は、端局アドレス4611、及び、設置場所4612を有する。
端局アドレス4611は、端局Tのアドレス(識別情報)を示す。
設置場所4612は、端局アドレス4611が示す端局Tが、設置されている住所を示す。また、配電を受けている配電線3を支持している最寄りの電柱Pの識別情報も、記憶しているものとする。
次に、配電系情報記憶部4700は、配電線3の敷設ルート、具体的には、電柱Pの識別情報と対応付けた各電柱Pの住所、開閉器4が設置されている電柱Pの識別情報等が記憶されている。
サーバ制御部4100は、停電端局判断部4110、及び、停電エリア推定部4120を有し、各機能部を制御して、サーバ装置の制御を行う機能を有する。また、サーバ制御部4100は、ゲートウェイGWを介して受信した端局Tの検針データを検針データ記憶部4500に記憶させる。
停電端局判断部4110は、端局Tから送信された無応答データ(図8(c)参照)を、ゲートウェイGW及び外部通信制御部4000を介して受信し、無応答の端局Tを停電端局として検出する。停電端局判断部4110は、無応答の端局Tを検出する際に、サーバ装置1が受信した無応答データのうち不要と判断した無応答データは破棄するものとする。どのような無応答データを破棄するかを、図15、16を用いて説明する。
図15に示すように、互いの端局を無応答の端局であるとする無応答データを一定期間内に受信した場合、停電端局判断部4110は、双方の無応答データを破棄する。例えば、端局Aと端局Bとは、互いに隣接する端局同士であり、互いに、Helloメッセージを受信しているものとする。このような状況で、端局Aが、端局Bが無応答である旨の無応答データ(矢印40参照)を送信し、端局Bが、端局Aが無応答である旨の無応答データ(矢印41参照)を送信したとする。停電端局判断部4110は、このような2つの無応答データを、一定期間内に受信した場合には、一時的な通信途絶であったと判断して、これら2つの無応答データを破棄する。つまり、停電端局判断部4110は、端局A、Bは、停電端局と判断しない。マルチホップ無線ネットワークでは、輻輳や一時的な障害物等により、端局T相互間での一時的な通信途絶が発生し得るからである。
この一定期間(第1期間)は、各端局の検針データの送信周期である30分以内で、かつ、待機期間の405秒(図10参照)より長い期間であればよく、端局の数や通信環境等を考慮して設定され、例えば、15分である。この場合、停電端局判断部4110は、端局Bが無応答である旨の無応答データ(矢印40参照)を端局Aから受信した時から15分以内に、端局Aが無応答である旨の無応答データ(矢印41参照)を端局Bから受信した場合には、端局A、Bを、停電端局とは判断しない。この一定周期の最大値を検針データの送信周期(30分)とするのは、停電検知システム100のマルチホップ無線ネットワークは検針データの収集にも用いられているので、検針データの収集タイミングの間で、停電端局をできるだけ精度よく検出することが望ましいからである。また、一定周期の最小値を待機期間(405秒)とするのは、待機期間は、端局が無応答データを送信するまでの待ち時間だからである。
また、図16に示すように、同じ端局Tが無応答である旨の無応答データを一定期間内に複数受信した場合、停電端局判断部4110は、最初に受信した無応答データ以外のデータは、破棄する。この一定期間(第2期間)は、上述の一定期間(第1期間)と同様に、各端局の検針データの送信周期である30分以内で、かつ、待機期間の405秒(図10参照)より長い期間であればよい。尚、この一定期間(第2期間)は、上述の一定期間(第1期間)と同じ期間であっても、異なっていてもよい。
例えば、端局Eが停電し、端局Eの隣接端局A、B、C、Dは、端局EからのHelloメッセージを受信しなくなったとする。この場合、端局A、B、C、Dそれぞれは、端局Eが無応答である旨の無応答データをサーバ装置1に送信することになる。この場合、受信した全ての無応答データを有効なデータとした場合、記憶するデータ量が膨大になり、また、実際の停電端局Tの総数を得るために処理が必要となる。従って、端局Eが無応答である旨の最初に受信した無応答データ(矢印50参照)を記憶し、2番目以降に受信した無応答データ(矢印51参照)は破棄する。例えば、一定期間が15分である場合に、停電端局判断部4110は、最初に端局Eが無応答である旨の無応答データ(矢印50参照)を受信した時から15分経過する前に、端局Eが無応答である旨の無応答データを受信した場合は、その受信した無応答データ(矢印51参照)を破棄する。
このようにすれば、無応答データの数と停電端局の数とが等しくなるので、停電している電力需要家Hの数や停電エリアの把握が容易となる。
次に、図13の停電エリア推定部4120は、停電端局判断部4110が検出した停電端局から、停電エリアを推定する。例えば、端局情報記憶部4600に記憶されている停電端局の設置場所、及び、配電系情報記憶部4700に記憶されている配電線の敷設ルート等から、図7に示すように、事故区間を推定する。また、停電エリア推定部4120は、停電端局の設置場所や、配電線の敷設ルート等を、地図上にプロットして表示部4420に表示することとしてもよい。この場合、管理者は、視覚的に停電エリアを把握することができ、事故区間(事故点)を推定することが可能となる。
実施形態の通信装置1000、及び、サーバ装置1は、例えば、コンピュータを用いて構成可能であり、ハードディスク等の記憶部(不図示)に格納されている無応答端局の検知方法等をプログラムしたソフトウェアを、CPUにより実行することによって上述の無線通信制御部1100等がコンピュータに機能的に構成される。
<動作>
以下、停電検知システム100の停電端局検出処理について、図17を用いて説明する。
図17は、端局Tの通信装置1000が行う無応答端局検出処理のフローチャートである。
このフローでは、端局Tが、隣接する端局Aの無応答を検出する場合を説明する。各端局Tは、このフローで説明する処理と同様の処理を、隣接する端局ごとに行う。
無線通信制御部1100のHelloメッセージ受信部1120は、無線通信部1200を介して端局AからのHelloメッセージ(図8(b)参照)を受信すると(ステップS30:Yes)、自装置情報テーブル1810(図12参照)の端局Aの「受信時刻」を周期T経過した時刻、つまり、次にHelloメッセージを受信する予定の時刻に更新し、タイマー1300に、この予定の時刻から余裕時間αが経過した時刻に割り込みを入れるように指示する(図10の矢印22参照)。
端局AからHelloメッセージを受信せずに(ステップS30:No)、タイマー1300から割り込みを受けると(ステップS31:Yes)、Helloメッセージ受信部1120は、Helloメッセージの送信を要求するメッセージを端局Aに対して、繰り返し3回送信する(ステップS32、図10の矢印23参照)。
ステップS32のHelloメッセージの送信要求に対して、端局AからHelloメッセージを受信すると(ステップS33:Yes)、Helloメッセージ受信部1120は、自装置情報テーブル1810の端局Aの「受信時刻」を次にHelloメッセージを受信する予定の時刻に更新し、タイマー1300に、この予定の時刻から余裕時間αが経過した時刻に割り込みを入れるように指示し、ステップS30からの処理を行う。
一方、ステップS32のHelloメッセージの送信要求に対する端局AからHelloメッセージを受信しない場合は(ステップS33:No)、Helloメッセージ受信部1120は、タイマー1300に対して、保護時間390秒のカウントの開始を指示し、保護時間が経過したら割り込みを入れるよう指示する(ステップS34)。
保護時間が経過する前に(ステップS36:No)、端局AからHelloメッセージを受信すると(ステップS35:Yes)、Helloメッセージ受信部1120は、自装置情報テーブル1810の端局Aの「受信時刻」を次にHelloメッセージを受信する予定の時刻に更新し、タイマー1300に、この予定の時刻から余裕時間αが経過した時刻に割り込みを入れるように指示し、ステップS30からの処理を行う。
保護時間が経過した旨の割り込みをタイマー1300から受けると(ステップS36:Yes)、つまり、待機時間が経過すると、Helloメッセージ受信部1120は、無応答データ送信部1130に、端局Aが無応答である旨の無応答データの送信を依頼する。
依頼を受けた無応答データ送信部1130は、「無応答端局」として端局Aのアドレスを設定した無応答データ(図8(c))を作成し、自装置が属するゲートウェイGW宛に送信する(ステップS37)。ゲートウェイGWは、受信した無応答データを、サーバ装置1に送信する。
このように、端局Tは、隣接する端局Tが無応答である、つまり、停電していると推定される端局Tを検出し、サーバ装置1に通知することができる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
GW ゲートウェイ
T 端局
H 電力需要家
L 引き込み線
P 電柱
1 サーバ装置
2 ネットワーク
3 配電線
4 開閉器
5 配電用変電所
1000 通信装置
1110 Helloメッセージ送信部
1120 Helloメッセージ受信部
1130 無応答データ送信部
4100 サーバ制御部4100
4110 停電端局判断部
4120 停電エリア推定部
4600 端局情報記憶部
4700 配電系情報記憶部

Claims (6)

  1. 複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有する停電検知システムであって、
    前記通信装置は、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置であって、
    自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記他の通信装置に向けて、周期的に送信する報知データ送信手段と、
    前記他の通信装置が送信した報知データであって、当該他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信手段と、
    前記報知データ受信手段によって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記通信装置から受信した前記無応答データに含まれる無応答装置情報が示す通信装置への動作電力の供給が停止されたと推定する停電推定手段を備え
    前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長い
    ことを特徴とする停電検知システム。
  2. 前記無応答データ送信手段は、自装置の識別情報を送信元情報として前記無応答データに含ませて送信し、
    前記停電推定手段は、第1期間の間に複数の無応答データを受信し、第1無応答データに含まれる無応答装置情報と同じ情報が、第2無応答データの送信元情報として含まれ、かつ、前記第1無応答データに含まれる送信元情報と同じ情報が、前記第2無応答データの無応答情報として含まれている場合は、前記第1無応答データ又は前記第2無応答データに含まれる無応答装置情報及び送信元情報がそれぞれ示す通信装置への動作電力の供給は停止されていないと推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の停電検知システム。
  3. 前記停電推定手段は、第3無応答データを受信した時から第2期間が経過する前に受信した第4無応答データであって、前記第3無応答データに含まれている無応答装置情報と同じ情報が無応答装置情報として含まれている第4無応答データは、破棄する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の停電検知システム。
  4. 複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有するネットワークシステムにおいて、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置であって、
    自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記他の通信装置に向けて周期的に送信する報知データ送信手段と、
    前記他の通信装置が送信した報知データであって、前記他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信手段と、
    前記報知データ受信手段によって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信手段とを備え、
    前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長い
    ことを特徴とする通信装置。
  5. 複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有するネットワークシステムにおいて、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置で用いられる停電検知方法であって、
    自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記通信装置に向けて周期的に送信する報知データ送信ステップと、
    前記他の通信装置が送信した報知データであって、前記他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信ステップと、
    前記報知データ受信ステップによって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信ステップとを備え、
    前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信ステップによって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長い
    ことを特徴とする停電検知方法。
  6. 複数の通信装置と、前記複数の通信装置それぞれと通信可能なサーバ装置とを有するネットワークシステムにおいて、他の通信装置とマルチホップ無線通信を行い、商用配電系統から自装置の動作電力の供給を受ける通信装置で用いられる停電検知プログラムであって、
    自装置の識別情報を含む報知データを生成し、生成した報知データを、電波到達範囲内の前記通信装置に向けて周期的に送信する報知データ送信手段と、
    前記他の通信装置が送信した報知データであって、前記他の通信装置の識別情報を含む報知データを受信する報知データ受信手段と、
    前記報知データ受信手段によって第1通信装置の識別情報が含まれる報知データを受信した後、当該第1通信装置の識別情報が含まれた報知データを受信せずに所定期間が経過した場合に、当該第1通信装置の識別情報を無応答装置情報として含ませた無応答データを作成し、作成した無応答データを前記サーバ装置に送信する無応答データ送信手段として、前記通信装置のコンピュータを機能させ、
    前記所定期間は、前記商用配電系統で事故停電が検出されてから復電させるまでの復電期間と、前記通信装置の起動開始から前記報知データ送信手段によって前記報知データが最初に送信されるまでの起動期間とを加算した時間より長い
    ことを特徴とする停電検知プログラム。
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