JP6331847B2 - 通信可視化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信可視化装置に関し、特に、通信ケーブルによる通信の有無を可視化する技術に関する。
データセンタなどにおいては、サーバやハブなどの情報通信機器のレイアウト変更や移動、あるいは増設などに伴い、LAN(Local Area Network)ケーブルなどの通信ケーブルの接続変更が行われる。
情報通信機器には、通信ケーブルの接続を確認する接続確認用のランプを有するものがある。このランプは、例えば情報通信機器に装着される通信ケーブルを接続するコネクタなどに設けられている。
ランプは、通信ケーブルがコネクタに接続され、情報通信機器間の通信が確立すると点灯する。通信ケーブルを情報通信機器のコネクタから抜いた際には、ランプが消灯する仕組みとなっている。
あるいは、接続確認用のランプを、通信ケーブル側のコネクタ部分に設けたものもある。この場合も、通信ケーブルが情報通信機器の通信コネクタに接続されるとランプが点灯し、該通信ケーブルをコネクタから抜いた際にはランプが消灯する。
なお、この種の通信ケーブルの接続を確認する技術としては、パッチング環境において、パッチコードまたはプラグの挿入や除去を検出し、パッチコードの接続を監視するもの(例えば特許文献1参照)が知られている。
特表2012−508956号公報
近年、様々なサービスが集中するにつれて、データセンタ内のネットワークは、複雑になっている。例えば通信ケーブルが、集積化された情報通信機器の奥まった場所に配線されている場合には、接続確認用のランプのみを頼りにして抜去対象の通信ケーブルを識別することが困難であり、通信ケーブルの誤抜などが発生してしまう恐れがある。
特に、データ通信中の通信ケーブルを誤抜した際には、該当する情報通信機器のサービスの停止や転送中のデータの破損などが生じてしまうことも考えられる。
また、通信ケーブルのコネクタ部分にランプを設けたものでは、通信ケーブルがコネクタに接続されたことを検出する配線を備えた専用の通信ケーブルが新たに必要となってしまう。これによって、コストが増大するとともに、通信ケーブルの径が大きくなり重量も増加してしまうので、作業性が低下してしまうことになる。
さらに、専用の通信ケーブルが装着される特殊なコネクタなどを準備する必要があり、コストが大きくなってしまう。既存の通信ケーブルを専用の通信ケーブルに取り替えるには、大掛かりな変更作業が発生してしまうことになる。
本発明の目的は、低コストで容易に、通信ケーブルにおける情報通信の有無を表示することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一様態による通信可視化装置は、変換部、増幅部、整流部、および発光部を有する。変換部は、情報通信時において、情報通信機器に接続される通信ケーブルから発生する磁界を電気エネルギに変換する。
増幅部は、変換部から出力される電気エネルギを増幅する。整流部は、増幅部が増幅した増幅信号を直流電圧に変換する。発光部は、整流部が変換した直流電圧が供給された際に発光する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、変換部が通信ケーブルの通信によって磁界を発生させるフェライトコアと、該フェライトコアに巻き付けられ、フェライトコアが発生させた磁界によって発生した電流が誘起した電圧を出力するコイルと、を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、増幅部が外部から供給される電源電圧によって動作する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、さらに、変換部と増幅部とのインピーダンスを調整する第1の整合部を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、さらに、増幅部と整流部とのインピーダンスを調整する第2の整合部を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、通信ケーブルに取り付けられる。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、通信ケーブルを接続して延長する延長アダプタに設けられる。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、複数の通信ケーブルを集線する配線パネルに設けられる。
通信ケーブルが伝達する情報通信の有無を視覚的に確認することができる。
本発明の実施の形態1による通信可視化装置の構成の一例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置に設けられた整合回路の一例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置に設けられる整流回路における回路構成の他の例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置に設けられる整流回路における他の回路構成例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置に設けられる整流回路におけるさらに他の回路構成例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置に設けられる整流回路における他の回路構成例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置に設けられる発光回路における回路の一例を示す説明図である。 図7の発光回路における他の構成例を示す説明図である。 図7の発光回路におけるさらに他の構成例を示す説明図である。 図7の発光回路の他の構成例を示す説明図である。 図1の通信可視化装置のLANケーブルへの装着の一例を示す説明図である。 本実施の形態2による通信可視化装置を有する延長アダプタにおける構成の一例を示す説明図である。 図12の延長アダプタを用いて構成されたパッチパネルの一例を示す説明図である。 本実施の形態3による通信可視化装置を有する延長アダプタの正面方向の一例を示す説明図である。 図14の延長アダプタの側面方向の一例を示す説明図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下、実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
〈通信可視化装置の構成例〉
図1は、本発明の実施の形態1による通信可視化装置10の構成の一例を示す説明図である。通信可視化装置10は、例えば図11に示すLANケーブル80などによる情報通信の有無を視覚的に確認するものである。
LANケーブル80は、データセンタなどに設けられる、例えばサーバやハブなどの情報通信機器(図示せず)に設けられたLANコネクタなどのソケットに差し込まれるようになっており、接続される情報通信機器間による情報を伝達する通信ケーブルである。
通信可視化装置10は、図1に示すように、変成器11、整合回路12、増幅回路13、整合回路14、整流回路15、および発光回路16から構成されている。
変換部となる変成器11は、通信の際にLANケーブル80から漏洩する高周波信号によって生じる磁界を交流の電気信号に変換する。
第1の整合部である整合回路12は、変成器11と増幅回路13とのインピーダンス整合を最適にして整合をとる回路である。インピーダンス整合を最適化することによって電力損失を小さくする。
増幅部である増幅回路13は、変成器11が変換した交流の電気信号を増幅する。この増幅回路13には、例えば外部電源装置85が生成した電源が外部から供給されている。外部電源装置85は、例えば商用電源から直流電源を生成して増幅回路13の動作電源として供給する。
外部電源装置85は、電源用プラグ85aを有する。また、後述するプリント配線基板20には、電源用コネクタ20dが実装されている。電源用コネクタ20dの電極部は、プリント配線基板20の図示しない配線パターンを介して増幅回路13に接続されている。外部電源装置85は、プリント配線基板20の電源用コネクタ20dに電源用プラグ85aを接続することによって、増幅回路13に動作電源を供給する。
これによって、安定した増幅動作を行うことができ、通信可視化装置10の信頼性を向上させることができる。増幅回路13は、例えばLNA(Low Noise Amplifier)などを用いることにより、高周波の低雑音増幅を行うことができる。
第2の整合部である整合回路14は、増幅回路13と整流回路15とのインピーダンス整合を最適にして整合をとる回路である。整流部である整流回路15は、増幅回路13が増幅した交流の電気信号を整流し、直流電圧に変換する。発光部である発光回路16には、整流回路15から出力される直流電圧が供給されており、該直流電圧によって発光する。
これら変成器11、整合回路12、増幅回路13、整合回路14、整流回路15、および発光回路16は、プリント配線基板20に実装される構成からなる。プリント配線基板20は、例えばガラス布基材エポキシ樹脂などからなる複数の基板と、該基板の間に形成した銅などの配線パターンとを有する多層配線基板からなる。
〈整合回路の例〉
図2は、図1の通信可視化装置10に設けられた整合回路12の一例を示す説明図である。なお、図2では、整合回路12の構成について示したが、整合回路14についても同様の構成である。
整合回路12は、インダクタ21,22およびコンデンサ23からなるLC回路からなる。変成器11(図1)の一方の出力部には、インダクタ21の一方の接続部およびコンデンサ23の一方の接続部が、それぞれ接続されている。コンデンサ23の他方の接続部には、インダクタ22の一方の接続部が接続されている。このコンデンサ23とインダクタ22との接続部は、整合回路12の一方の出力部となり、増幅回路13(図1)の一方の入力部に接続されている。
変成器11の他方の出力部および増幅回路13の他方の入力部には、インダクタ21,22の他方の接続部がそれぞれ接続されている。整合回路12は、いわゆるπ型整合回路であり、整合状態によってはコンデンサの代わりにインダクタを、またインダクタの代わりにコンデンサを使用してよい。また、整合状態によっては、インダクタ22を取り除いた構成、すなわちオープン終端としてもよい。
〈整流回路の構成例〉
続いて、整流回路15について説明する。
図3〜図6は、図1の通信可視化装置10に設けられる整流回路15における回路構成例を示す説明図である。
図3に示す整流回路15は、DCカット用のコンデンサC1〜C4およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD1〜D4によって構成されている。
コンデンサC1,C2の一端は、整流回路15の一方の入力部IN1に接続されている。ダイオードD1のアノードおよびコンデンサC3,C4の他端には、整流回路15の他方の入力部IN2および整流回路15の他方の出力部OUT2がそれぞれ接続されている。
整流回路15の入力部IN1,IN2には、図1の整合回路14の出力部がそれぞれ接続されている。ダイオードD1のカソードには、ダイオードD2のアノードおよびコンデンサC1の一端がそれぞれ接続されている。ダイオードD2のカソードには、ダイオードD3のアノードおよびコンデンサC3の他端がそれぞれ接続されており、ダイオードD3のカソードには、ダイオードD4のアノードおよびコンデンサC2の他端がそれぞれ接続されている。
ダイオードD4のカソードには、コンデンサC4の一端が接続されている。ダイオードD4のカソードとコンデンサC4の一端との接続部は、整流回路15の出力部OUT1となる。整流回路15の出力部OUT1,OUT2は、図1の発光回路16に接続される。出力部OUT1,OUT2からは、直流電圧が出力される。
図4に示す整流回路15は、DCカット用のコンデンサC5〜C8およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD5〜D8によって構成されている。コンデンサC5の一端には、整流回路15の一方の入力部IN1が接続されており、ダイオードD5のアノードおよびコンデンサC7の一端には、整流回路15の他方の入力部IN2が接続されている。
整流回路15の入力部IN1,IN2には、整合回路14の出力部がそれぞれ接続されている。コンデンサC5の他端には、ダイオードD5のカソード、ダイオードD6のアノード、およびコンデンサC6の他端がそれぞれ接続されている。コンデンサC7の他端には、ダイオードD6のカソード、ダイオードD7のアノード、およびコンデンサC8の一端がそれぞれ接続されている。
コンデンサC6の他端には、ダイオードD7のカソードおよびダイオードD8のアノードがそれぞれ接続されている。ダイオードD8のカソードには、コンデンサC8の他端が接続されている。
ダイオードD5とコンデンサC7との接続部は、整流回路15の一方の出力部OUT2となり、ダイオードD8とコンデンサC8との接続部は、整流回路15の他方の出力部OUT1となる。整流回路15の出力部OUT1,OUT2は、図1の発光回路16に接続され、これら出力部OUT1,OUT2から直流電圧が出力される。
図5に示す整流回路15は、DCカット用のコンデンサC9〜C16およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD9〜D16によって構成されている。整流回路15の一方の入力部IN1には、コンデンサC10,C11の一端がそれぞれ接続されている。整流回路15の他方の入力部IN2には、ダイオードD12のカソード、ダイオードD13のアノード、およびコンデンサC14,C15の一端がそれぞれ接続されている。
整流回路15の入力部IN1,IN2には、整合回路14の出力部がそれぞれ接続されている。コンデンサC10の他端には、ダイオードD11のカソード、ダイオードD12のアノード、およびコンデンサC9の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC9の他端には、ダイオードD10のアノードおよびダイオードD9のカソードがそれぞれ接続されている。
ダイオードD9のアノードには、コンデンサC13の一端が接続されている。コンデンサC13の他端には、ダイオードD10のカソード、ダイオードD11のアノード、およびコンデンサC14の他端がそれぞれ接続されている。
コンデンサC11の他端には、ダイオードD13のカソード、ダイオードD14のアノード、およびコンデンサC12の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC12の他端には、ダイオードD15のカソードおよびダイオードD16のアノードがそれぞれ接続されている。
コンデンサC15の他端には、ダイオードD14のカソード、ダイオードD15のアノード、およびコンデンサC16の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC16の他端には、ダイオードD16のカソードが接続されている。
コンデンサC16とダイオードD16との接続部は、整流回路15の一方の出力部OUT1となり、ダイオードD9とコンデンサC13との接続部は、整流回路15の他方の出力部OUT2となる。これら整流回路15の出力部OUT1,OUT2からは、直流電圧が出力される。整流回路15の出力部OUT1,OUT2は、図1の発光回路16に接続され、これら出力部OUT1,OUT2から直流電圧が出力される。
図6に示す整流回路15は、DCカット用のコンデンサC17〜C22およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD17〜D24によって構成されている。
整流回路15の一方の入力部IN1には、コンデンサC17の一端が接続されており、整流回路15の他方の入力部IN2には、コンデンサC21の一端が接続されている。整流回路15の入力部IN1,IN2には、整合回路14の出力部がそれぞれ接続されている。
コンデンサC17の一端には、ダイオードD17のカソード、ダイオードD18のアノード、およびコンデンサC18の他端がそれぞれ接続されている。コンデンサC18の他端には、ダイオードD19のカソードおよびダイオードD20のアノードがそれぞれ接続されている。
コンデンサC21の他端には、ダイオードD21のカソード、ダイオードD22のアノード、およびコンデンサC22の一端がそれぞれ接続されている。ダイオードD17のアノードには、ダイオードD21のアノードおよびコンデンサC19の一端がそれぞれ接続されている。
コンデンサC19の他端には、コンデンサC20の一端、ダイオードD18,D22のカソード、およびダイオードD19,D23のアノードがそれぞれ接続されている。コンデンサC20の他端には、ダイオードD20,D24のカソードがそれぞれ接続されている。コンデンサC22の他端には、ダイオードD23のカソードおよびダイオードD24のアノードがそれぞれ接続されている。
コンデンサC20とダイオードD20,D24との接続部は、整流回路15の一方の出力部OUT1となり、コンデンサC19とダイオードD17,D21との接続部は、整流回路15の他方の出力部OUT2となる。整流回路15の出力部OUT1,OUT2は、図1の発光回路16に接続され、これら整流回路15の出力部OUT1,OUT2から直流電圧が出力される。
図3〜図5に示す整流回路15は、例えば倍電圧半波整流回路から構成されており、図6に示す整流回路15は、例えば倍電圧全波整流回路から構成されている。
〈発光回路の構成例〉
続いて、発光回路16における構成について説明する。
図7は、図1の通信可視化装置10に設けられる発光回路16における回路の一例を示す説明図である。
発光回路16は、図7に示すように、高周波除去用のコンデンサ43および発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)44を有する。コンデンサ43の一端および発光ダイオード44のアノードには、整流回路15の出力部OUT1がそれぞれ接続されている。コンデンサ43の他端および発光ダイオード44のカソードには、整流回路15の出力部OUT2がそれぞれ接続されている。
発光ダイオード44は、整流回路15から供給される直流電圧によって発光する。また、整流回路15から出力される高周波成分は、コンデンサ43によって除去される。これにより、高周波成分、すなわちノイズ成分を除去した直流電圧を発光ダイオードに印加することができるので、発光ダイオード44の発光を安定化することができる。
〈発光回路の他の構成例1〉
図8は、図7の発光回路16における他の構成例を示す説明図である。
整流回路15から供給される直流電圧は、増幅回路13が増幅した信号であるので、LANケーブル80が伝達する通信信号における電圧レベルの変動などによって、供給する直流電圧が安定化しない場合がある。
そこで、図8では、整流回路15から出力される直流電圧が変動しても、安定して発光することのできる回路構成とする。
図8に示す発光回路16は、図7に示したコンデンサ43および発光ダイオード44に、定電流ダイオード(CRD:Current Regulative Diode)45を新たに追加した構成からなる。
定電流ダイオード45のアノードには、整流回路15の出力部OUT1が接続され、該定電流ダイオード45のカソードには、発光ダイオード44のアノードが接続されている。
発光ダイオード44のカソードには、整流回路15の出力部OUT2が接続されている。コンデンサ43は、図7と同様に、整流回路15の出力部OUT1,OUT2との間に接続されている。
定電流ダイオード45は、整流回路15が供給する直流電圧が変動しても、ほぼ一定の電流を流すように作用する。これによって、整流回路15から出力される直流電圧が変動しても、発光ダイオード44の発光を安定させることができる。
〈発光回路の他の構成例2〉
図9は、図7の発光回路16におけるさらに他の構成例を示す説明図である。
図9に示す発光回路16は、図7に示したコンデンサ43および発光ダイオード44に、ツェナーダイオード46を新たに追加した構成からなる。ツェナーダイオード46のカソードは、整流回路15の出力部OUT1に接続されており、該ツェナーダイオード46のアノードは、整流回路15の出力部OUT2に接続されている。コンデンサ43および発光ダイオード44の接続構成については、図7と同様であるので説明は省略する。
整流回路15から出力される直流電圧がツェナー電圧よりも大きくなると、ツェナーダイオード46は、逆方向に電流を流して、整流回路15から出力される直流電圧を安定化させることができる。よって、発光ダイオード44の発光をほぼ安定させることができる。
〈発光回路の他の構成例3〉
図10は、図7の発光回路16の他の構成例を示す説明図である。
図7〜図9に示した発光回路16の場合には、該発光回路16の前段に整流回路15が設けられていたが、図10に示す発光回路16の場合には、整流回路15を不要とすることができる。
図10に示す発光回路16は、発光ダイオード44およびバイポーラ型などのトランジスタ47を備えた構成からなる。発光ダイオード44のカソードには、トランジスタ47のコレクタが接続されており、発光ダイオード44のアノードおよびトランジスタ47のエミッタには、図1に示す増幅回路13に動作電源を供給する外部電源装置85から出力される動作電源が供給されている。また、トランジスタ47のベースには、図1の整合回路14から出力される信号が入力される。
トランジスタ47のベースがHiレベルとなると、トランジスタ47がオンとなり、発光ダイオード44が発光する。トランジスタ47のスレッショルド電圧を適当に設定することで、整流回路19から入力される直流電圧が不安定な場合でも、安定した発光動作を得ることができる。
なお、発光ダイオード44のアノードには、外部電源装置85が生成した直流電圧ではなく、整流回路15が整流した直流電圧を供給するようにしてもよい。
〈変成器の構成例〉
図11は、図1の通信可視化装置10のLANケーブル80への装着の一例を示す説明図である。
変成器11は、図11に示すように、フェライトコア17およびコイル18から構成されている。フェライトコア17は、例えばフェライトというセラミックの磁性体を中空円柱状、すなわちリング状に形成したものである。フェライトコア17のリングには、コイル18が巻き付けられている。
フェライトコア17は、プリント配線基板20の裏面に、例えばエポキシ樹脂などの接着材によって接着するように実装されている。コイル18のそれぞれの端部は、プリント配線基板20に形成された図示しないランドなどに、例えばはんだなどによってそれぞれ電気的に接続されている。コイル18は、これらランド、およびプリント配線基板20に形成されたスルーホールや配線パターンなどを介して整合回路12の入力部に接続されている。
〈通信可視化装置の実装例〉
図11において、プリント配線基板20の主面における回路実装領域20a(図11のハッチングにて示す領域)には、整合回路12、増幅回路13、整合回路14、整流回路15、および発光回路16が実装されている。
プリント配線基板20の回路実装領域20aには、例えば図1に示した電源用コネクタ20dが実装されている。電源用コネクタ20dの電極部は、プリント配線基板20の図示しない配線パターンを介して増幅回路13に接続されている。
この電源用コネクタ20dは、外部電源装置85が有する図1の電源用プラグ85aに接続される。これによって、外部電源装置85からの電源が、増幅回路13の動作電源として供給される。
ケース30は、例えばプラスティックなどの合成樹脂からなり、中空の直方体の形状からなる。このケース30の中空部分には、通信可視化装置10を実装したプリント配線基板20が収納されている。LANケーブル80は、フェライトコア17の同心的な孔を貫通する。LANケーブル80は、イーサネット(Ethernet)LANなどで利用される通信ケーブルである。イーサネットは、登録商標である。
ケース30は、例えば無色透明のプラスティックなどからなる。ケース30を無色透明のプラスティックにて形成することによって、発光回路16の発光ダイオード44が発光した際に、一目瞭然に発光を確認することができる。
また、ケース30は、発光ダイオード44の発光を容易に確認することができればよいので、必ずしも無色である必要はなく、有色透明であってもよい。あるいは、ケース30の一部の領域に、例えば無色透明のプラスティックカバーなどからなる発光確認窓を形成するようにしてもよい。これによっても、発光ダイオード44が発光した際に、一目瞭然に発光を確認することができる。
ケース30は、図11に示したようにLANケーブル80と一体に取り付けられる構成以外でもよく、例えばLANケーブル80から着脱自在に取りけられる構成としてもよい。
この場合、ケース30は、2つのケースブロックにて構成され、該ケースブロックの一方の長辺側にヒンジを設ける。これによって、ヒンジを中心として2つのケースブロックが開閉される。また、ケースブロックの他方の長辺側には、2つのケースブロックをクランプするクランパを形成する。
同様に、フェライトコア17は、半円柱状に2分割された構成とし、一方の半円柱状のフェライトコアがプリント配線基板20に実装される。
プリント配線基板20は、一方のケースブロックの中空部分に収納され、他方の半円柱状のフェライトコアは、他方のケースブロックの中空部分に収納される。ケースをLANケーブル80に取り付ける際には、2つのケースブロックを開いた状態で、該LANケーブル80を、例えば一方の半円柱状のフェライトコアの溝部分に収納した後、2つのケースブロックを閉じ、クランパによってケースブロックをクランプする。これによって、通信可視化装置10をLANケーブル80の任意の位置に取り付けることが可能となる。
〈通信可視化装置の動作例〉
続いて、通信可視化装置10の動作について説明する。
LANケーブル80を介して情報通信が開始されると、その通信によって変成器11のフェライトコア17内部に磁界が生じる。この結果、コイル18に電流が流れ、該電流が誘起した電圧が発生し、コイル18から交流の電気信号が出力される。変成器11によって発生した交流の電気信号は、整合回路12を介して増幅回路13に出力される。この整合回路12によって、変成器11と増幅回路13とのインピーダンス整合を最適にして整合される。これによって、電力損失を小さくすることができる。
増幅回路13は、入力された通信信号である差動信号を増幅して出力する。この増幅回路13は、前述したように、外部電源である外部電源装置85が生成した動作電源が供給されている。そのために、発光ダイオード44を発光させる電力を変成器11が発生する電気信号から生成しなくてもよくなり、通信可視化装置10の安定した動作を実現することができる。
増幅回路13が増幅した電気信号は、整合回路14を介して整流回路15に入力される。整合回路14によって、増幅回路13と整流回路15とのインピーダンス整合を最適にして整合され、電力損失を小さくすることができる。
整流回路15は、増幅回路13が増幅した電気信号を倍電圧半波整流あるいは倍電圧全波整流などによって整流して直流電圧を生成し、発光回路16に出力する。整流回路15から発光回路16に電力が供給されることによって、該発光回路16が有する発光ダイオード44が発光する。また、LANケーブル80の情報通信が行われていない場合、通信可視化装置10には差動信号が入力されないので、発光ダイオード44は、発光しないことになる。
このように、通信可視化装置10は、情報通信時にLANケーブル80が情報通信を行っているときにのみ、発光ダイオード44を点灯させる。ケース30は、無色透明であるので、発光ダイオード44が発光した際に、一目瞭然に発光を確認することができる。
変成器11が生成した電力を、発光ダイオード44の駆動電力として用いるので、LANケーブル80における信号品質の劣化を抑制することができる。
これによって、視覚的にLANケーブル80が情報通信中であるか否かを判別することが可能となるとともに、情報通信の品質を向上させることができる。
さらに、既存のLANケーブルを使用することができるので、特別な作業などを不要としながら、容易にかつ短時間でLANケーブルの延長や交換などの作業を行うことができる。
(実施の形態2)
〈概要〉
データセンタなどにおいては、LANケーブル配線の変更や増設、あるいはLANケーブルの延長などを容易にして保守性を向上させるために、2本のLANケーブルを接続する延長アダプタ、あるいは複数のLANケーブルを集線して接続する配線パネル、いわゆるパッチパネルが広く用いられている。そこで、本実施の形態2においては、延長アダプタおよびパッチパネルに通信可視化装置10を設ける技術について説明する。
〈延長アダプタの構成〉
図12は、本実施の形態2による通信可視化装置10を有する延長アダプタ50における構成の一例を示す説明図である。
延長アダプタ50は、2本のLANケーブル80を接続して延長するアダプタであり、データセンタなどにおいては、LANケーブルの延長などを容易にする。延長アダプタ50は、前記実施の形態1の図11の構成に、新たにジャックコネクタ52,53が設けられた構成からなる。
図11と同様に、整合回路12、増幅回路13、整合回路14、整流回路15、および発光回路16が、長方形状のプリント配線基板20の主面における回路実装領域20a(図12のハッチングにて示す領域)に実装されている。
プリント配線基板20の回路実装領域20aには、図示しない電源用コネクタが実装されている。電源用コネクタの電極部は、プリント配線基板20の図示しない配線パターンを介して増幅回路13に接続されている。この電源用コネクタは、外部電源装置85と接続され、該外部電源装置85に設けられた図示しない電源用プラグが接続される。これによって、外部電源装置85からの電源が、増幅回路13の動作電源として供給される。
また、プリント配線基板20の裏面には、ジャックコネクタ52,53および変成器11がそれぞれ実装されている。ジャックコネクタ52,53は、プリント配線基板20の裏面の2つの対向する短辺側にそれぞれ実装されている。ジャックコネクタ52,53には、LANケーブル80が有するプラグコネクタ80aと接続されるコネクタである。ジャックコネクタ52とジャックコネクタ53とは、ケーブル54によって接続されている。このケーブル54は、LANケーブル80と同様の構成からなる。
変成器11は、プリント配線基板20の裏面において、ジャックコネクタ52とジャックコネクタ53との間に実装されている。変成器11は、図11と同様に、フェライトコア17およびコイル18から構成されている。
コイル18のそれぞれの端部は、プリント配線基板20に形成された図示しないランドなどに、例えばはんだなどによってそれぞれ電気的に接続されている。コイル18は、これらランド、およびプリント配線基板20に形成されたスルーホールや配線パターンなどを介して整合回路12の入力部に接続されている。
フェライトコア17は、プリント配線基板20の裏面に、例えばエポキシ樹脂などの接着材によって接着されている。そして、ケーブル54は、フェライトコア17の同心的な孔を貫通する。
通信可視化装置10およびジャックコネクタ52,53などを実装したプリント配線基板20は、図11と同様に、中空の直方体などからなるケース30の中空部分に収納されている。これにより、延長アダプタ50が形成される。
ケース30は、例えば無色透明のプラスティックなどの合成樹脂からなる。ケース30を無色透明のプラスティックにて形成することによって、発光回路16の発光ダイオード44が発光した際に、一目瞭然に発光を確認することができる。
なお、ケース30は、発光ダイオード44の発光を確認できればよいので、例えば該ケース30の一部の領域だけを無色透明とし、その領域部分から発光を確認するようにしてもよい。
このように、通信可視化装置10は、延長アダプタ50に内蔵される構成となっているので、専用のLANケーブルなどを不要とすることができる。それにより、コストを低減させることができる。
さらに、既存のLANケーブルを使用することができるので、該LANケーブルを延長アダプタ50に接続するだけで、視覚的にLANケーブル80が情報通信中であるか否かを判別することができる。これによって、特別な作業などを不要としながら、容易にかつ短時間でLANケーブルの延長や交換などの作業を行うことができる。
また、前記実施の形態1と同様に、視覚的にLANケーブル80が情報通信中であるか否かを判別することが可能となるとともに、情報通信の品質を向上させることができる。さらに、多数の延長アダプタ50に接続されたLANケーブル80の中から、対象のLANケーブルを容易に確認することが可能となり、LANケーブル80の誤抜などを防止することができる。
〈パッチパネルの構成例〉
図13は、図12の延長アダプタ50を用いて構成されたパッチパネル65の一例を示す説明図である。
パッチパネル65は、例えばデータセンタなどにおいて、LANケーブル配線の変更や増設などを容易にして保守性を向上させるために、LANケーブルを集線する配線パネルである。
パッチパネル65は、図13に示すように、前面パネル66に、図12に示した延長アダプタ50が、例えば上下2列に複数個配列されている構成からなる。なお、図13では、各々の列に12個の延長アダプタ50が配列されている例を示しているが、該延長アダプタ50の個数および配列数については特に制限はない。
この構成により、パッチパネル65に接続されるLANケーブル80が情報通信中であるか否かを視覚的に判別することが可能となる。
よって、LANケーブル80の配線変更などの際に、パッチパネル65に接続された多数のLANケーブル80の中から、抜去対象のLANケーブルを容易に確認することが可能となり、配線変更などの作業性を向上させることができる。また、情報通信の品質を向上させることができる。
さらに、通信可視化装置10は、パッチパネル65に備えられた延長アダプタ50に内蔵されるので、専用のLANケーブルなどを不要とすることができ、コストを低減させることができる。
なお、図13では、各々のプリント配線基板20に通信可視化装置10を実装した構成としたが、複数の通信可視化装置10を1枚のプリント配線基板に実装する構成としてもよい。例えば、上列の延長アダプタ50を構成する通信可視化装置10およびジャックコネクタ52,53、および下列の延長アダプタ50を構成する通信可視化装置10およびジャックコネクタ52,53をそれぞれ1枚のプリント配線基板に実装する構成である。この構成によって、ケース30が不要となり、コストを低減することができる。
(実施の形態3)
〈概要〉
前記実施の形態2では、ジャックコネクタ52とジャックコネクタ53との間にケーブル54が配線接続された構成の延長アダプタとしたが、本実施の形態3においては、ケーブル54を不要とし、より低コストにて延長アダプタ50を構成する技術について説明する。
〈延長アダプタの構成例〉
図14は、本実施の形態3による通信可視化装置10を有する延長アダプタ50の正面方向の一例を示す説明図である。図15は、図14の延長アダプタ50の側面方向の一例を示す説明図である。
図14および図15に示す延長アダプタ50は、長方形状のプリント配線基板20を有する。プリント配線基板20の主面には、回路実装領域20a(図14および図15のハッチングにて示す領域)を有し、該プリント配線基板20の裏面には、回路実装領域20b(図14および図15のハッチングにて示す領域)を有する。これら回路実装領域20a,20bには、通信可視化装置10を構成する変成器11、増幅回路13、整合回路14、整流回路15、および発光回路16がそれぞれ実装されている。通信可視化装置10の構成については、図12と同様である。
プリント配線基板20の回路実装領域20aには、図示しない電源用コネクタが実装されている。電源用コネクタの電極部は、プリント配線基板20の図示しない配線パターンを介して増幅回路13に接続されている。この電源用コネクタは、外部電源装置85と接続され、該外部電源装置85に設けられた図示しない電源用プラグが接続される。これによって、外部電源装置85からの電源が、増幅回路13の動作電源として供給される。
プリント配線基板20の裏面において、2つの対向する短辺側には、ジャックコネクタ52,53がそれぞれ実装されている。ジャックコネクタ52とプリント配線基板20の回路実装領域20a,20bとの間には、変成器11を構成するフェライトコア17が設けられている。
フェライトコア17は、例えばフェライトというセラミックの磁性体を中空円柱状、すなわちリング状に形成したものであり、このフェライトコア17のリングには、コイル18が巻き付けられている。
また、フェライトコア17の同心的な孔には、プリント配線基板20が貫通するように装着されている。プリント配線基板20には、ジャックコネクタ52とジャックコネクタ53とが接続される複数の配線パターン20cが形成されている。
LANケーブル80は、イーサネット(Ethernet)LANなどで利用される普及品であり、該LANケーブル80は、8本の銅線などからなるケーブル線を有する。そして、2本のケーブルがそれぞれペアとなり、合計4つのペアを構成する。各々のペアにおけるケーブル間においては、差動信号が伝達される。配線パターン20cには、該LANケーブル80における8本のケーブル線がそれぞれ接続される。
コイル18のそれぞれの端部は、プリント配線基板20に形成された図示しないランドなどに、例えばはんだなどによってそれぞれ電気的に接続されている。コイル18は、これらランド、およびプリント配線基板20に形成されたスルーホールや配線パターンなどを介して整合回路12の入力部に接続されている。フェライトコア17は、情報通信時にLANケーブル80を介して、プリント配線基板20の配線パターン20cに流れる通信信号によって磁界を発生させる。
通信可視化装置10およびジャックコネクタ52,53などを実装したプリント配線基板20は、図12と同様に、中空の直方体などからなるケース30の中空部分に収納されている。これにより、延長アダプタ50が形成される。
〈通信可視化装置の動作例〉
情報通信機器による通信が開始され、LANケーブル80が情報通信を伝達すると、該通信信号がジャックコネクタ52またはジャックコネクタ53を介してプリント配線基板20の配線パターン20cに伝達される。
その通信によって変成器11のフェライトコア17内部に磁界が生じる。この結果、コイル18に電流が流れ、該電流が誘起した電圧が発生し、コイル18から交流の電気信号が出力される。以降の動作については、前記実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
このように、図14および図15に示す構成とすることによって、図12に示すケーブル54を不要とすることができる。また、ケーブル54をジャックコネクタ52,53に接続する工数なども不要とすることができる。よって、延長アダプタ50のコストを低減することができる。また、上述した実施の形態2と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10 通信可視化装置
11 変成器(変換部)
12 整合回路(第1の整合部)
13 増幅回路(増幅部)
14 整合回路(第2の整合部)
15 整流回路(整流部)
16 発光回路(発光部)
17 フェライトコア
18 コイル
20 プリント配線基板
20a 回路実装領域
20b 回路実装領域
20c 配線パターン
20d 電源用コネクタ
21 インダクタ
22 インダクタ
23 コンデンサ
30 ケース
43 コンデンサ
44 発光ダイオード
45 定電流ダイオード
46 ツェナーダイオード
47 トランジスタ
50 延長アダプタ
52 ジャックコネクタ
53 ジャックコネクタ
54 ケーブル
65 パッチパネル(配線パネル)
66 前面パネル
80 LANケーブル(通信ケーブル)
80a プラグコネクタ
85 外部電源装置
85a 電源用プラグ

Claims (5)

  1. 情報通信時において、情報通信機器に接続される通信ケーブルから発生する磁界を電気エネルギに変換する変換部と、
    前記変換部から出力される電気エネルギを増幅する増幅部と、
    前記増幅部が増幅した増幅信号を直流電圧に変換する整流部と、
    前記整流部が変換した直流電圧が供給された際に発光する発光部と、
    を有
    前記通信ケーブルを接続して延長する延長アダプタに設けられる、通信可視化装置。
  2. 請求項1記載の通信可視化装置において、
    前記変換部は、
    前記通信ケーブルの通信によって磁界を発生させるフェライトコアと、
    前記フェライトコアに巻き付けられ、前記フェライトコアが発生させた磁界によって発生した電流が誘起した電圧を出力するコイルと、
    を有する、通信可視化装置。
  3. 請求項1または2記載の通信可視化装置において、
    前記増幅部は、外部から供給される電源電圧によって動作する、通信可視化装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信可視化装置において、
    さらに、前記変換部と前記増幅部とのインピーダンスを調整する第1の整合部を有する、通信可視化装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信可視化装置において、
    さらに、前記増幅部と前記整流部とのインピーダンスを調整する第2の整合部を有する、通信可視化装置。
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