JPH11311640A - クランプ方式電流センサのクランプ状態検出方法及び漏電電流検出器 - Google Patents

クランプ方式電流センサのクランプ状態検出方法及び漏電電流検出器

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JPH11311640A
JPH11311640A JP10118748A JP11874898A JPH11311640A JP H11311640 A JPH11311640 A JP H11311640A JP 10118748 A JP10118748 A JP 10118748A JP 11874898 A JP11874898 A JP 11874898A JP H11311640 A JPH11311640 A JP H11311640A
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switch
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JP10118748A
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Masayasu Ishiwatari
雅康 石渡
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Micron Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、電流センサのクランプ状態が不完
全であると電流を検出できなくなり漏電電流検出は大掛
かりな装置が必要で多チャンネルの電流検出を行う場合
に煩雑で不便であるという課題を解決しようとするもの
である。 【解決手段】 この発明は、被検出電流が流れるケーブ
ルに磁気回路11〜16がクランプされて被検出電流を
検出するクランプ方式電流センサ1〜6のクランプ状態
を検出する方法であって、磁気回路11〜16に補助巻
線71〜76を巻き付け、この補助巻線71〜76に電
流を供給して前記電流センサ1〜6の出力信号から前記
ケーブルと前記電流センサ1〜6とのクランプ状態を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランプ方式電流セ
ンサのクランプ状態検出方法及び漏電電流検出器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、クランプ方式電流センサは、被
検出回路の被検出電流が流れるケーブルに磁気回路がク
ランプされ、ケーブルに流れる被検出電流を検出する。
また、一般に配電盤等には漏電ブレーカが設置されてい
るが、漏電ブレーカの電流設定値が適切であるかどうか
を把握したり、接地電流がどの位流れているかを把握し
たりする場合には、従来、クランプ方式の電流測定装置
や記録計等を併用し、クランプ方式の電流測定装置によ
り電流を測定してその測定電流を記録計で記録した後
に、その記録電流をユーザが解析していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記クランプ方式電流
センサでは、被検出電流が流れるケーブルに磁気回路が
クランプされて被検出電流を検出するので、被検出回路
を切断することなく簡単に電流を検出することができ
る。しかし、ケーブルと磁気回路とのクランプ状態が不
完全であると、磁路を確保できず、被検出電流を検出で
きなくなって検出ミスが発生する。また、ケーブルと磁
気回路とのクランプ状態を簡単に確認できない場合、被
検出回路に電流が常時流れていない場合等はケーブルと
磁気回路とのクランプ状態を確認する手段がない。
【0004】また、漏電ブレーカの電流設定値が適切で
あるかどうかを把握したり、接地電流がどの位流れてい
るかを把握したりする場合には、従来、クランプ方式の
電流測定装置や記録計等を併用したので、大掛かりな装
置が必要であった。また、クランプ方式の電流測定装置
により電流を測定してその測定電流を記録計で記録した
後に、その記録電流をユーザが解析していたので、多チ
ャンネルの電流測定を行う場合には煩雑で不便であっ
た。
【0005】請求項1に係る発明は、クランプ方式電流
センサのクランプ状態を被検出電流の有無に拘らず簡単
に確認することができて検出ミスを低減することができ
るクランプ方式電流センサのクランプ状態検出方法を提
供することを目的とする。
【0006】請求項2に係る発明は、クランプ方式電流
センサのクランプ状態を被検出電流の有無に拘らず簡単
に確認することができて検出ミスを低減することがで
き、更に小型で多チャンネルの電流測定を簡便に行うこ
とができる漏電電流検出器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、被検出電流が流れるケーブ
ルに磁気回路がクランプされて被検出電流を検出するク
ランプ方式電流センサのクランプ状態を検出する方法で
あって、前記磁気回路に補助巻線を巻き付け、この補助
巻線に電流を供給して前記電流センサの出力信号から前
記ケーブルと前記電流センサとのクランプ状態を検出す
る。
【0008】請求項2に係る発明は、被検出電流が流れ
るケーブルに磁気回路がクランプされ被検出電流を検出
する複数のクランプ方式電流センサと、この複数のクラ
ンプ方式電流センサの出力信号が各々設定値を設定時間
以上にわたって越えた回数を検出する検出手段と、この
検出手段で検出した、前記電流センサの出力信号が各々
設定値を設定時間以上にわたって越えた回数を表示する
表示手段と、前記設定時間を前記電流センサ毎に変更す
る時間設定手段と、前記設定値を前記電流センサ毎に変
更する電流設定手段と、前記磁気回路に巻き付けられる
補助巻線と、この補助巻線にテストモードで電流を供給
する電流発生手段とを備え、テストモードで前記表示手
段の表示状態から前記ケーブルと前記電流センサとのク
ランプ状態を確認するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示
す。この実施形態は、多チャンネル、例えば6チャンネ
ルの電流測定(電流検出)を行うもので、チャンネル毎
に電流が設定値を設定時間(以下時限とも呼ぶ)以上に
わたって越えた回数を検出する。6チャンネルの電流セ
ンサ1〜6は、磁気回路11〜16と、この磁気回路1
1〜16に巻き付けられた巻線21〜26とを有するク
ランプ方式の電流センサであり、磁気回路11〜16が
被測定回路のケーブル、例えば配電盤のアース線に磁気
的に結合されてアース線に流れる電流を検出する。
【0010】電流センサ1〜6はそれぞれコネクタ31
〜36を介してプリアンプ41〜46に接続され、電流
センサ1〜6の出力信号がそれぞれコネクタ31〜36
を介してプリアンプ41〜46により増幅される。アナ
ログスイッチ51はプリアンプ41〜46の出力信号の
いずれか1つを選択して全波整流回路52に供給し、全
波整流回路52はアナログスイッチ51の出力信号を全
波整流する。
【0011】全波整流回路52の出力信号は、プログラ
マブル ゲイン アンプ(PGA)53により増幅され
てアナログ/デジタル変換器(A/D)54によりアナ
ログ信号からデジタル信号に変換され、制御手段として
のマイクロコンピュータ(CPU)55に入力される。
差し込みプラグ56は商用電源のコンセントに接続さ
れ、電源回路57は商用電源から差し込みプラグ56を
介して入力される交流電圧を所定の直流電圧に変換して
他の回路へ印加すると共に、入力交流電圧から周波数検
出用信号(未平滑の電圧)を作成してCPU55へ出力
すると共に、機能確認用電流発生回路58へ印加する。
【0012】また、CPU55は、表示器としての7セ
グメント表示器59及びチャンネル/警報表示器60を
制御し、操作手段を構成する操作スイッチ61からの入
力信号を取り込む。さらに、CPU55は、アナログス
イッチ51、PGA53及び機能確認用電流発生回路5
8を制御し、アラーム出力用リレー62を介してアラー
ム信号を出力する。また、電流センサ1〜6の磁気回路
11〜16には機能確認用巻線71〜76が巻き付けら
れ、この機能確認用巻線71〜76は機能確認用電流発
生回路58により電流が供給される。機能確認用電流発
生回路58の出力側には機能確認用巻線71〜76が直
列に接続されており、使用しない機能確認用巻線があれ
ばその機能確認用巻線の代りにジャンパ線が接続され
る。
【0013】図2は本実施形態の操作パネルを示す。本
実施形態は、検出対象電流が商用周波数(50Hz、6
0Hz)の電流であり、チャンネル切り換えモード、感
度電流設定(確認)モード及び時限設定(確認)モード
を切り換えるモード切り換えスイッチ81と、このモー
ド切り換えスイッチ81で選択したモードを表示するモ
ード表示器82をを有する。
【0014】また、本実施形態は、一度押すことでテス
トモードを選択し、もう一度押すことでテストモードを
解除するためのテストスイッチ83と、テストモードで
点灯するテストモード表示器84を有する。テストモー
ドは、電流センサ1〜6に所定の電流を流して各機能が
正常であるかどうかを確認するモードである。更に、本
実施形態は、解除スイッチ85、呼び出しスイッチ8
6、選択スイッチ87、測定スイッチ88、測定中表示
器89、チャンネル/警報表示器60を有し、モード切
り換えスイッチ81、テストスイッチ83、解除スイッ
チ85、呼び出しスイッチ86、選択スイッチ87及び
測定スイッチ88は上記操作スイッチ61を構成する。
【0015】解除スイッチ85は警報表示と検出回数を
解除するためのスイッチであり、呼び出しスイッチ86
は検出回数を確認する場合に使用するスイッチである。
呼び出しスイッチ86を押して選択スイッチ87により
チャンネルを選択すると、その選択したチャンネルに対
応する検出回数が7セグメント表示器59により表示さ
れる。チャンネル/警報表示器60は感度電流、時限の
設定(確認)時の対象チャンネルの表示と、電流が設定
値を設定時間以上越えたチャンネルの表示を行う。
【0016】7セグメント表示器59は電流が設定値を
設定時間以上にわたって越えた回数を表示し、チャンネ
ルは選択スイッチ87により選択されてチャンネル/警
報表示器60で表示される。選択スイッチ87は感度電
流、時限の設定と確認にも使用され、モード切り換えス
イッチ81で感度電流設定(確認)モードを選択する
と、設定値が7セグメント表示器59で表示される。そ
の設定値を変更する場合には選択スイッチ87で設定値
を増減させる。モード切り換えスイッチ81で時限設定
(確認)モードを選択すると、設定値が7セグメント表
示器59で表示され、その設定値を変更する場合には選
択スイッチ87で設定値を増減させる。
【0017】選択スイッチ87はチャンネル切り換えモ
ード、感度電流設定(確認)モード及び時限設定(確
認)モードでそれぞれチャンネルの選択、感度電流の選
択、時限の選択を行う。選択スイッチ87は、感度電流
の選択、時限の選択を行う時のチャンネル選択と、呼び
出しスイッチ86を押して検出回数を確認する時のチャ
ンネル選択にも使用される。選択スイッチ87でチャン
ネルを選択したときにはチャンネル/警報表示器60が
点滅する。
【0018】測定スイッチ88は測定モードの選択と解
除を行い、測定モードでは測定スイッチ88以外の各種
スイッチが無効となる。測定中表示器89は測定モード
で点滅する。設定値(感度電流)は、選択スイッチ87
により複数の設定値、例えば15mA、50mA、10
0mA、200mA、500mA、1000mA及び無
視のいずれかに設定される。未使用チャンネルの設定値
(感度電流)は無視に設定される。時限は、選択スイッ
チ87により複数の値、例えば0.5秒、1.3秒、5
秒のいずれかに設定される。
【0019】図3は本実施形態の動作フローを示す。C
PU55は、電流センサ1〜6の磁気回路11〜16が
被測定回路のケーブル、例えば配電盤のアース線に磁気
的に結合されて差し込みプラグ56が商用電源のコンセ
ントに接続されると、初期化処理を行い、後述する周波
数検出フローで電源回路57からの周波数検出用信号よ
り商用電源からの交流入力の周波数を検出することで検
出対象電流の周波数を検出する。ここに、電源回路57
は、商用電源から差し込みプラグ56を介して入力され
た交流入力から未整流の周波数検出用信号を作成してC
PU55へ出力する。
【0020】次に、CPU55は、モード切り換えスイ
ッチ(MODE SW)81からの入力信号によりモー
ド切り換えスイッチ81が押下されてオンしたか否かを
判断し、モード切り換えスイッチ81が押下されてオン
する毎にチャンネル切り換えモード、感度電流設定(確
認)モード及び時限設定(確認)モードを順次に繰り返
して切り換える。CPU55は、テストスイッチ(TE
ST SW)83からの入力信号によりステトスイッチ
83が押下されてオンしたか否かを判断し、ステトスイ
ッチ83が押下されてオンすると、後述するテスト処理
フローを実行する。
【0021】CPU55は、解除スイッチ85からの入
力信号により解除スイッチ85が押下されてオンした時
にチャンネル/警報表示器60の警報表示と検出回数を
解除する。CPU55は、呼び出しスイッチ(CALL
SW)86からの入力信号により呼び出しスイッチ8
6が押下されてオンした時に、選択スイッチ87で選択
されたチャンネルの検出回数(測定モードで測定した、
電流が設定値を設定時間以上にわたって越えた回数)を
7セグメント表示器59に表示させる。
【0022】CPU55は、選択スイッチ87からの入
力信号により選択スイッチ87が押下された時に、チャ
ンネル切り換えモードであれば選択チャンネルを選択ス
イッチ87の押下に対応して増減させ、感度電流設定
(確認)モードであれば設定値(感度電流)を選択スイ
ッチ87の押下に対応して増減させ、時限設定(確認)
モードであれば設定時間を選択スイッチ87の押下に対
応して増減させる。CPU55は、測定スイッチ88か
らの入力信号により測定スイッチ88が一度押下されて
オンした時に測定モードで測定動作を行い、測定スイッ
チ88がもう一度押下されてオンした時に測定モードを
解除して測定動作を停止する。
【0023】CPU55は、測定モードでは、アナログ
スイッチ51にプリアンプ41〜46の出力信号を順次
に選択させてPGA53のゲインをアナログスイッチ5
1によるプリアンプの41〜46の出力信号の選択に対
応して各チャンネルの最適なゲインに切り換えながらA
/D54の出力信号をサンプリングして取り込み、この
A/D54の出力信号からチャンネル毎に電流センサ1
〜6による検出電流が設定値を設定時間以上にわたって
越えた回数をカウントして検出する。
【0024】次に、上記周波数検出フローについて説明
する。図4は本実施形態のタイマ割込み処理フローを示
す。CPU55は、250μsタイマによる割込みで、
iが160になるまで電源回路57からポート1bit
に入力される周波数検出用信号をバッファbuf[i]
にサンプリングして取り込む。ここに、iは上記初期化
処理でクリアされ、160は50Hzに対して一周期×
2の時間である。
【0025】図5は本実施形態の周波数判定処理を示
す。CPU55は、割込み処理内で周波数検出用信号の
サンプリングが終了した後に、idx、lcnt、hc
ntをクリアし、バッファbuf[idx]のデータを
aとし、idxをインクリメントしてa=xであるか否
かを判断する。CPU55は、a=xであればバッファ
buf[idx]のデータをaとするステップへ戻り、
a=xでなくなれば、つまり、周波数検出用信号のサン
プリングデータが最初に低レベル又は高レベルから高レ
ベル又は低レベルに変化すれば、バッファbuf[id
x]のデータをxとし、バッファbuf[idx]のデ
ータをaとし、idx及びlcntをインクリメントし
てa=xであるか否かを判断する。
【0026】CPU55は、a=xであればバッファb
uf[idx]のデータをaとするステップへ戻って上
記動作を繰り返すことにより周波数検出用信号の低レベ
ル又は高レベルのサンプリングデータを前半の半周期カ
ウントし、a=xでなくなればバッファbuf[id
x]のデータをxとし、バッファbuf[idx]のデ
ータをaとし、idx及びhcntをインクリメントし
てa=xであるか否かを判断する。
【0027】CPU55は、a=xであればバッファb
uf[idx]のデータをaとするステップへ戻って上
記動作を繰り返すことにより周波数検出用信号の高レベ
ル又は低レベルのサンプリングデータを後半の半周期カ
ウントし、a=xでなくなればCNT←lcnt+hc
ntとして商用電源からの交流入力の周波数に対応する
値CNTを求め、このCNTが73より小さいか否かを
判断する。ここに、73は50Hzと60Hzとの間の
周波数に対応する値である。CPU55は、CNTが7
3より小さければ商用電源の周波数、つまり、検出対象
電流の周波数を50Hzであると判定し、CNTが73
より小さくなければ商用電源の周波数(検出対象電流の
周波数)を60Hzであると判定する。
【0028】図6は本実施形態の測定動作を示す。CP
U55は、測定中(測定モード)であるか否かを判断
し、測定中にはiiをインクリメントしながらiiが4
0になるまでA/D54の出力信号をサンプリングして
取り込んで加算しdatとする。ここに、ii、det
は測定動作の開始時には0にリセットされている。CP
U55は、iiが40になると、つまり、A/D54か
ら40個のサンプリングデータを取り込むと、これらの
サンプリングデータを加算したdatを40で除算して
その平均値を求め、この平均値をdatとする。
【0029】CPU55は、その平均値datが選択中
のチャンネル(アナログスイッチ51でアンプの出力信
号が選択されているチャンネル)の設定値(基準値)を
越えたか否かを判断し、平均値datが設定値を越えな
い場合にはtimをリセットする。CPU55は、平均
値datが設定値を越えた場合にはtimに所定の時間
を加算することで、平均値datが設定値を越えている
時間を計時し、timが選択中のチャンネルの設定時間
より大きくなったか否かを判断する。
【0030】CPU55は、timが設定時間より大き
くなった時にはチャンネル/警報表示器60における該
当する選択中のチャンネル(CH)の表示器(LED)
を点灯させて警報を発し、該当チャンネルの検出回数を
インクリメントする。次に、CPU55は、アナログス
イッチ51にプリアンプ41〜46の出力信号を切り換
えさせることでチャンネルを切り換え、PGA53のゲ
インをそのチャンネルに最適なゲインに切り換えてi
i、datを0にクリアする。
【0031】以下同様に、CPU55は、各チャンネル
毎にA/D54からのサンプリングデータの平均値が設
定値を越えている時間が設定時間を越える毎に、チャン
ネル/警報表示器60における該当するチャンネル(C
H)の表示器(LED)を点灯させて警報を発し、該当
チャンネルの検出回数をインクリメントする。
【0032】次に、本実施形態のテスト動作について説
明する。図7は本実施形態のタイマ割込み処理フローを
示す。CPU55は、テスト中(テストモード)である
か否かを判断し、テスト中にはiiをインクリメントし
ながらiiが40になるまでA/D54の出力信号をサ
ンプリングして取り込んで加算しdatとする。ここ
に、ii、detはテスト動作の開始時には0にリセッ
トされている。
【0033】CPU55は、iiが40になると、つま
り、A/D54から40個のサンプリングデータを取り
込むと、これらのサンプリングデータを加算したdat
を40で除算してその平均値を求め、この平均値をda
tとする。CPU55は、その平均値datが選択中の
チャンネル(アナログスイッチ51でアンプの出力信号
が選択されているチャンネル)の設定値(基準値)を越
えたか否かを判断し、平均値datが設定値を越えない
場合にはチャンネル/警報表示器60における該当する
選択中のチャンネル(CH)の表示器(LED)を消灯
させる。
【0034】また、CPU55は、平均値datが設定
値を越えた場合にはチャンネル/警報表示器60におけ
る該当する選択中のチャンネル(CH)の表示器(LE
D)を点灯させる。従って、チャンネル/警報表示器6
0における該当する選択中のチャンネル(CH)の表示
器(LED)は該当する選択中のチャンネルの機能の良
否(電流センサのクランプ状態の良否等)を点灯、消灯
で表示することになる。
【0035】次に、CPU55は、アナログスイッチ5
1にプリアンプ41〜46の出力信号を切り換えさせる
ことでチャンネルを切り換え、PGA53のゲインをそ
のチャンネルに最適なゲインに切り換えてii、dat
を0にクリアする。以下同様に、CPU55は、各チャ
ンネル毎にA/D54からのサンプリングデータの平均
値が設定値を越えたかどうかに応じて、チャンネル/警
報表示器60における該当するチャンネル(CH)の表
示器(LED)を点灯又は消灯させる。
【0036】図8は本実施形態のテスト処理フローを示
す。CPU55は、PGA53のゲインを所定のゲイン
に設定して機能確認用電流発生回路58に機能確認用巻
線71〜76へ所定の電流を供給させ、テストモードに
設定して図7に示すようなテスト動作を開始させ、テス
トモード表示器84を点灯させる。次に、CPU55
は、テストスイッチ83からの入力信号によりテストス
イッチ83が押下されてオンしたか否かをテストスイッ
チ83が押下されるまで繰り返してチェツクし、テスト
スイッチ83が押下されてオンした時には機能確認用電
流発生回路58に機能確認用巻線71〜76への電流供
給を停止させる。そして、CPU55は、テストモード
を解除してテスト動作を停止させ、テストモード表示器
84を消灯させる。
【0037】この実施形態は、請求項1に係る発明の一
実施形態であり、被検出電流が流れるケーブルに磁気回
路11〜16がクランプされて被検出電流を検出するク
ランプ方式電流センサ1〜6のクランプ状態を検出する
方法を応用した漏電電流検出器であって、前記磁気回路
11〜16に補助巻線としての機能確認用巻線71〜7
6を巻き付け、この補助巻線71〜76に電流を供給し
て前記電流センサ1〜6の出力信号から前記ケーブルと
前記電流センサ1〜6とのクランプ状態を検出するの
で、クランプ方式電流センサのクランプ状態を被検出電
流の有無に拘らず簡単に確認することができ、検出ミス
を低減することができる。
【0038】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であり、被検出電流が流れるケーブルに
磁気回路11〜16がクランプされ被検出電流を検出す
る複数のクランプ方式電流センサ1〜6と、この複数の
クランプ方式電流センサ1〜6の出力信号が各々設定値
を設定時間以上にわたって越えた回数を検出する検出手
段としてのCPU55と、この検出手段55で検出し
た、前記電流センサ1〜6の出力信号が各々設定値を設
定時間以上にわたって越えた回数を表示する表示手段と
しての7セグメント表示器59と、前記設定時間を前記
電流センサ毎に変更する時間設定手段としてのモード切
り換えスイッチ81、選択スイッチ87及びCPU55
と、前記設定値を前記電流センサ毎に変更する電流設定
手段としてのモード切り換えスイッチ81、選択スイッ
チ87及びCPU55と、前記磁気回路11〜16に巻
き付けられる補助巻線としての機能確認用巻線71〜7
6と、この補助巻線71〜76にテストモードで電流を
供給する電流発生手段としての機能確認用電流発生回路
58とを備え、テストモードで前記表示手段59の表示
状態から前記ケーブルと前記電流センサ1〜6とのクラ
ンプ状態を確認するので、クランプ方式電流センサのク
ランプ状態を被検出電流の有無に拘らず簡単に確認する
ことができて検出ミスを低減することができ、更に記録
計などを用いる必要が無くて小型にでき、ユーザが記録
電流の解析を行う必要が無くて多チャンネルの電流検出
を簡便に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、クランプ方式電流センサのクラン
プ状態を被検出電流の有無に拘らず簡単に確認すること
ができ、検出ミスを低減することができる。
【0040】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、クランプ方式電流センサのクランプ状態を被検出
電流の有無に拘らず簡単に確認することができて検出ミ
スを低減することができ、更に記録計などを用いる必要
が無くて小型にでき、ユーザが記録電流の解析を行う必
要が無くて多チャンネルの電流検出を簡便に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】同実施形態の操作パネルを示す平面図である。
【図3】同実施形態の動作フローを示すフローチャート
である。
【図4】同実施形態のタイマ割込み処理フローを示すフ
ローチャートである。
【図5】同実施形態の周波数判定処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】同実施形態の測定動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】同実施形態のタイマ割込み処理フローを示すフ
ローチャートである。
【図8】同実施形態のテスト処理フローを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1〜6 電流センサ 11〜16 磁気回路 55 CPU 58 機能確認用電流発生回路 59 7セグメント表示器 71〜76 機能確認用巻線 81 モード切り換えスイッチ 87 選択スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検出電流が流れるケーブルに磁気回路が
    クランプされて被検出電流を検出するクランプ方式電流
    センサのクランプ状態を検出する方法であって、前記磁
    気回路に補助巻線を巻き付け、この補助巻線に電流を供
    給して前記電流センサの出力信号から前記ケーブルと前
    記電流センサとのクランプ状態を検出することを特徴と
    するクランプ方式電流センサのクランプ状態検出方法。
  2. 【請求項2】被検出電流が流れるケーブルに磁気回路が
    クランプされ被検出電流を検出する複数のクランプ方式
    電流センサと、この複数のクランプ方式電流センサの出
    力信号が各々設定値を設定時間以上にわたって越えた回
    数を検出する検出手段と、この検出手段で検出した、前
    記電流センサの出力信号が各々設定値を設定時間以上に
    わたって越えた回数を表示する表示手段と、前記設定時
    間を前記電流センサ毎に変更する時間設定手段と、前記
    設定値を前記電流センサ毎に変更する電流設定手段と、
    前記磁気回路に巻き付けられる補助巻線と、この補助巻
    線にテストモードで電流を供給する電流発生手段とを備
    え、テストモードで前記表示手段の表示状態から前記ケ
    ーブルと前記電流センサとのクランプ状態を確認するこ
    とを特徴とする漏電電流検出器。
JP10118748A 1998-04-28 1998-04-28 クランプ方式電流センサのクランプ状態検出方法及び漏電電流検出器 Withdrawn JPH11311640A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100445755B1 (ko) * 2001-05-25 2004-08-25 (주)에디테크 다중접지계통의 접지저항 자동측정장치 및 그 측정방법
JP2014006203A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Kyocera Corp 電流計測システムおよび電流計測方法
JP2015083947A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 三菱電機株式会社 計測装置及び電流トランスの設置状態判定方法
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