JP2016035427A - 通信可視化装置 - Google Patents

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洋平 白川
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拓実 小林
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芳丈 揚石
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Abstract

【課題】低コストで容易に、通信ケーブルにおける情報通信の有無を視覚的に確認する。【解決手段】LANケーブル10は、通信可視化装置40を有する。通信可視化装置40は、整流回路41および発光回路42を有する。整流回路41は、情報通信時にLANケーブル10が有する1つのケーブル線13に伝達される通信信号である差動信号が入力される。そして、入力された差動信号を直流電圧に変換する。発光回路42は、整流回路41が変換した直流電圧が供給された際に発光する。これにより、LANケーブル10が情報通信を行っているときにのみ発光回路42の発光部が点灯して、視覚的にLANケーブル10が情報通信中であるか否かを判別することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、通信可視化装置に関し、特に、通信ケーブルによる通信の有無を可視化する技術に関する。
データセンタなどにおいては、サーバやハブなどの情報通信機器のレイアウト変更や移動、あるいは増設などに伴い、LAN(Local Area Network)ケーブルなどの通信ケーブルの接続変更が行われる。
情報通信機器には、通信ケーブルの接続を確認する接続確認用のランプを有するものがある。このランプは、例えば情報通信機器に装着される通信ケーブルを接続するコネクタなどに設けられている。
ランプは、通信ケーブルがコネクタに接続され、情報通信機器間の通信が確立すると点灯する。通信ケーブルを情報通信機器のコネクタから抜いた際には、ランプが消灯する仕組みとなっている。
あるいは、接続確認用のランプを、通信ケーブル側のコネクタ部分に設けたものもある。この場合も、通信ケーブルが情報通信機器の通信コネクタに接続されるとランプが点灯し、該通信ケーブルをコネクタから抜いた際にはランプが消灯する。
なお、この種の通信ケーブルの接続を確認する技術としては、パッチング環境において、パッチコードまたはプラグの挿入や除去を検出し、パッチコードの接続を監視するもの(例えば特許文献1参照)が知られている。
特表2012−508956号公報
近年、様々なサービスが集中するにつれて、データセンタ内のネットワークは、複雑になっている。例えば通信ケーブルが、集積化された情報通信機器の奥まった場所に配線されている場合には、接続確認用のランプのみを頼りにして抜去対象の通信ケーブルを識別することが困難であり、通信ケーブルの誤抜などが発生してしまう恐れがある。
特に、データ通信中の通信ケーブルを誤抜した際には、該当する情報通信機器のサービスの停止や転送中のデータの破損などが生じてしまうことも考えられる。
また、通信ケーブルのコネクタ部分にランプを設けたものでは、通信ケーブルがコネクタに接続されたことを検出する配線を備えた専用の通信ケーブルが新たに必要となってしまう。これによって、コストが増大するとともに、通信ケーブルの径が大きくなり重量も増加してしまうので、作業性が低下してしまうことになる。
さらに、専用の通信ケーブルに電源などを供給するボードや該通信ケーブルが装着される専用のコネクタなども準備する必要があり、コストが大きくなってしまう。既存の通信ケーブルを専用の通信ケーブルに取り替えるには、大掛かりな変更作業が発生してしまうことになる。
本発明の目的は、低コストで容易に、通信ケーブルにおける情報通信の有無を視覚的に確認することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一様態による通信可視化装置は、情報通信時に通信ケーブルに伝達される通信信号が入力され、該通信信号を直流電圧に変換する整流部と、該整流部が変換した直流電圧が供給された際に発光する発光部と、を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、整流部に入力される通信信号が、通信する情報通信機器から送信される1組の差動信号である。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、さらに、整流部に入力される差動信号の電圧レベルを安定化して出力するレギュレータ部を有する。
本発明の一様態による通信可視化装置は、情報通信時に通信ケーブルに伝達される通信信号から発生する磁界を電気エネルギに変換する起電力生成部と、該起電力生成部が生成した電気エネルギを直流電圧に変換する整流部と、該整流部が変換した直流電圧が供給された際に発光する発光部と、を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、通信ケーブルに伝達される通信信号が、通信する情報通信機器から情報通信の際に送信される1組の差動信号である。そして、起電力生成部は、差動信号から磁界を発生させるフェライトコアと、該フェライトコアに巻き付けられ、フェライトコアが発生させた磁界によって発生した電流が誘起した電圧を出力するコイルと、を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、さらに、起電力生成部と整流部とのインピーダンスを調整する整合部を有する。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、通信ケーブルに備えられたコネクタプラグに収納される。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、通信ケーブルを接続して延長する延長アダプタに設けられる。
本発明の他の様態による通信可視化装置は、複数の通信ケーブルを集線する配線パネルに設けられる。
本発明によれば、通信ケーブルの情報通信の有無を視覚的に確認することができる。それにより、通信ケーブルの誤抜を防止することができる。
また、専用のジャックコネクタ、通信ケーブルおよび電源装置などを不要とすることができ、コストを低減させることができる。
さらに、ケーブル交換などの作業を容易に、短時間で行うことができる。
実施の形態1によるLANケーブルにおける構成の一例を示す説明図である。 図1のLANケーブルにおけるコネクタプラグ部の構成の一例を示す説明図である。 図1のLANケーブルに設けられた通信可視化装置における構成の一例を示す説明図である。 図3の通信可視化装置に設けられる整流回路における回路構成の一例を示す説明図である。 図3の通信可視化装置に設けられる整流回路における回路構成の他の例を示す説明図である。 図3の通信可視化装置に設けられる整流回路における他の回路構成例を示す説明図である。 図3の通信可視化装置に設けられる整流回路におけるさらに他の回路構成例を示す説明図である。 図3の通信可視化装置に設けられる発光回路における回路の一例を示す説明図である。 図8の発光回路における他の構成例を示す説明図である。 図8の発光回路におけるさらに他の構成例を示す説明図である。 図1のLANケーブルに設けられた通信可視化装置における他の接続例を示す説明図である。 実施の形態2による信号可視化装置における構成の一例を示す説明図である。 図12の通信可視化装置に設けられる可変フィルタにおける構成の一例を示す説明図である。 実施の形態3による通信可視化装置における構成の一例を示す説明図である。 図14の通信可視化装置が有する変成器の構成および実装例を示す説明図である。 実施の形態4による2本のLANケーブルを接続して配線を延長する延長アダプタにおける構成の一例を示す説明図である。 図16の延長アダプタを用いて構成されるパッチパネルにおける構成の一例を示す説明図である。 図17のパッチパネルにおける他の構成例を示す説明図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下、実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
〈LANケーブルの構成例〉
図1は、本実施の形態によるLANケーブル10における構成の一例を示す説明図である。図2は、図1のLANケーブル10におけるコネクタプラグ部12の構成の一例を示す説明図である。
通信ケーブルであるLANケーブル10は、図1および図2に示すように、ケーブル部11およびコネクタプラグ部12から構成されている。ケーブル部11は、8本のケーブル線13およびそれらケーブル線13を覆う外皮覆14から構成されている。
ケーブル線13は、例えば銅線からなる線芯と該線芯を覆う絶縁用の被覆からなる。8本のケーブル線13は、2本のケーブル線13によってそれぞれ1つのペアが構成され、合計4つのペアを有している。
各々のペアとなる2本のケーブル線13は、該ケーブル線13間の電圧差、すなわち差動信号によって情報を伝達する。この差動信号が通信信号となり、例えば情報通信機器間の情報通信が行われる。外皮覆14およびケーブル線13の被覆は、例えばポリエチレンなどの樹脂からなる。
コネクタプラグであるコネクタプラグ部12は、USBハブやサーバなどに設けられたLAN端子であるジャックコネクタに接続するプラグである。このコネクタプラグ部12は、プラグ基板20およびプラグケース21から構成されている。
プラグ基板20は、例えばガラス布基材エポキシ樹脂などからなる複数の基板と、該基板の間に形成した銅などの配線パターンとを有する多層配線基板からなる。プラグ基板20は、図示するように例えば長方形状からなり、主面および裏面にそれぞれ電子部品などが実装される両面実装基板である。
プラグ基板20の主面(図中、下側)には、直方体状の端子25が実装されている。また、プラグ基板20の主面および裏面には、後述する図3に示す通信可視化装置40が実装されている。プラグ基板20の一方の短辺側の周辺部には、主面および裏面に4個のランド26がそれぞれ形成されている。
ランド26には、LANケーブル10の8本のケーブル線13がそれぞれ接続されている。プラグ基板20の他方の短辺側の周辺部には、スルーホール27が形成されている。4ペアを構成する8本のケーブル線13に接続されるランド26は、前述したプラグ基板20に形成される図示しない配線パターンを介してスルーホール27に接続されている。
また、4ペアのうち、ある1ペアを構成するケーブル線13が接続されるランド26は、前述したプラグ基板20に形成される図示しない差動信号入力配線パターンを介して通信可視化装置40の入力部にも接続されている。この差動信号入力配線パターンは、後述する分岐ケーブル線13aとなる。
端子25の下面には、図示しないターミナルが設けられており、このターミナルが例えばはんだなどによってスルーホール27と接続される。端子25の上面には、該ターミナルと接続される図示しないコンタクト電極が設けられている。端子25は、スルーホール27から入出力される差動信号をコンタクト電極に伝送する。プラグ基板20の裏面の他方の短辺側近傍には、図3に示す発光回路42が有する発光ダイオード44は、実装されている。
プラグケース21は、例えば直方体の形状からなり、プラグケース片22とプラグケース片23とに分割される構成である。プラグケース片22,23は、例えば無色透明のプラスティックからなる。
プラグケース片22の長辺側には、取り付けつめ28がそれぞれ2つずつ形成されている。プラグケース片23の長辺側には、取り付けつめ28に対向する位置に、取り付け溝29がそれぞれ形成されている。プラグケース片22の一方の短辺側の端部近傍において、端子25のコンタクト電極が対応する位置には、8つのプラグ電極30が並列に形成されている。
プラグケース片22,23は、プラグケース片22に設けられた取り付けつめ28とプラグケース片23に設けられた取り付け溝29によってクランクする。これにより、プラグケース片22,23の一方の短辺側において、端子25およびプラグ基板20を挟み込むとともに、プラグケース片22,23の他方の短辺側においてLANケーブル10の端部を挟み、プラグ基板20およびLANケーブル10を固定する。
プラグケース片23の一方の短辺側、すなわち端子25が位置する短辺側には、クランプアーム23aが形成されている。クランプアーム23aには、つめ23bが形成されている。
USBハブやサーバなどに情報通信機器に設けられたLAN端子であるジャックコネクタに接続する際には、プラグケース21の他方の端部側を該コネクタに挿入する。これにより、クランプアーム23aに形成されたつめ23bがコネクタ側に形成されている溝と係合し、固定される。このとき、プラグケース片22から露出している端子25のコンタクト電極25aが、LAN端子のジャックコネクタに設けられた電極部に面接触して導通する。
プラグケース21をコネクタから抜くときには、クランプアーム23aをプラグケース片23側に押下してつめ23bをコネクタの溝から外すことにより、抜去することができる。
プラグケース片22から露出するコンタクト電極25aの配列、およびUSBハブやサーバなどに設けられたLAN端子であるジャックコネクタに挿入されるプラグケース21の形状は、EIA(The Electronic Industries Alliance)/TIA(The Telecommunications Industry Association)によって規定されたものであり、例えばカテゴリ5に準拠する。
なお、LANケーブル10において、図3に示す整流回路41および発光ダイオード44を除く発光回路42をプラグ基板20の主面に実装し、発光ダイオード44をプラグ基板20の裏面に実装する構成としたが、発光ダイオード44が発光したことを確認できる位置であれば、整流回路41および発光ダイオード44の実装面については、特に制限はない。
さらに、プラグケース21は、発光ダイオード44の発光を容易に確認することができればよいので、必ずしも無色である必要はなく、有色透明であってもよい。
〈通信可視化装置の構成例〉
図3は、図1のLANケーブル10に設けられた通信可視化装置40における構成の一例を示す説明図である。
通信可視化装置40は、例えば情報通信機器などによる情報通信が行われて、LANケーブル10(図1)に差動信号が伝達されていることを視覚的に確認するものである。通信可視化装置40は、図示するように、整流部である整流回路41および発光部である発光回路42を有する。
整流回路41は、入力部IN1,IN2から入力される差動信号を整流して直流電圧を出力する。整流回路41の入力部IN1、IN2には、前述したように、ある1ペアを構成する2本の分岐ケーブル線13aが、図2に示すランド26およびプラグ基板20に形成される配線パターンを介してそれぞれ入力される。発光回路42には、整流回路41の出力部OUT1,OUT2から出力される直流電圧が供給されており、該直流電圧によって発光する。
整流回路41および後述する図8に示す発光ダイオード44を除く発光回路42は、図2に示すプラグ基板20の主面に実装されている。発光ダイオード44は、図2に示すように、プラグケース片23から目視することのできるプラグ基板20の裏面に実装されている。前述したように、プラグケース21は、無色透明であるので、発光ダイオード44の発光を確実に目視することができる。
〈整流回路の構成例〉
続いて、整流回路41について説明する。
図4〜図7は、図3の通信可視化装置40に設けられる整流回路41における回路構成例を示す説明図である。
図4に示す整流回路41は、DCカット用のコンデンサC1〜C4およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD1〜D4によって構成されている。
コンデンサC1,C2の一端は、整流回路41の一方の入力部IN1に接続されている。ダイオードD1のアノードおよびコンデンサC3,C4の他端には、整流回路41の他方の入力部IN2および整流回路41の他方の出力部OUT2がそれぞれ接続されている。
整流回路41の入力部IN1には、1ペアを構成する一方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続される。整流回路41の入力部IN2は、1ペアを構成する他方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続される。
ダイオードD1のカソードには、ダイオードD2のアノードおよびコンデンサC1の他端がそれぞれ接続されている。ダイオードD2のカソードには、ダイオードD3のアノードおよびコンデンサC3の他端がそれぞれ接続されており、ダイオードD3のカソードには、ダイオードD4のアノードおよびコンデンサC2の他端がそれぞれ接続されている。
ダイオードD4のカソードには、コンデンサC4の一端が接続されている。ダイオードD4のカソードとコンデンサC4の一端との接続部は、整流回路41の出力部OUT1となる。整流回路41の出力部OUT1,OUT2からは、直流電圧が出力される。
図5に示す整流回路41は、DCカット用のコンデンサC5〜C8およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD5〜D8によって構成されている。コンデンサC5の一端には、整流回路41の一方の入力部IN1が接続されており、ダイオードD5のアノードおよびコンデンサC7の一端には、整流回路41の他方の入力部IN2が接続されている。
整流回路41の入力部IN1は、1ペアを構成する一方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続されており、整流回路41の入力部IN2は、1ペアを構成する他方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続されている。
コンデンサC5の他端には、ダイオードD5のカソード、ダイオードD6のアノード、およびコンデンサC6の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC7の他端には、ダイオードD6のカソード、ダイオードD7のアノード、およびコンデンサC8の一端がそれぞれ接続されている。
コンデンサC6の他端には、ダイオードD7のカソードおよびダイオードD8のアノードがそれぞれ接続されている。ダイオードD8のカソードには、コンデンサC8の他端が接続されている。
ダイオードD5とコンデンサC7との接続部は、整流回路41の一方の出力部OUT2となり、ダイオードD8とコンデンサC8との接続部は、整流回路41の他方の出力部OUT1となり、これら整流回路41の出力部OUT1,OUT2から直流電圧が出力される。
図6に示す整流回路41は、DCカット用のコンデンサC9〜C16およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD9〜D16によって構成されている。整流回路41の一方の入力部IN1には、コンデンサC10,C11の一端がそれぞれ接続されている。整流回路41の他方の入力部IN2には、ダイオードD12のカソード、ダイオードD13のアノード、およびコンデンサC14,C15の一端がそれぞれ接続されている。
整流回路41の入力部IN1は、1ペアを構成する一方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続されており、整流回路41の入力部IN2は、1ペアを構成する他方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続されている。
コンデンサC10の他端には、ダイオードD11のカソード、ダイオードD12のアノード、およびコンデンサC9の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC9の他端には、ダイオードD10のアノードおよびダイオードD9のカソードがそれぞれ接続されている。
ダイオードD9のアノードには、コンデンサC13の一端が接続されている。コンデンサC13の他端には、ダイオードD10のカソード、ダイオードD11のアノード、およびコンデンサC14の他端がそれぞれ接続されている。
コンデンサC11の他端には、ダイオードD13のカソード、ダイオードD14のアノード、およびコンデンサC12の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC12の他端には、ダイオードD15のカソードおよびダイオードD16のアノードがそれぞれ接続されている。
コンデンサC15の他端には、ダイオードD14のカソード、ダイオードD15のアノード、およびコンデンサC16の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC16の他端には、ダイオードD16のカソードは接続されている。
コンデンサC16とダイオードD16との接続部は、整流回路41の一方の出力部OUT1となり、ダイオードD9とコンデンサC13との接続部は、整流回路41の他方の出力部OUT2となる。これら整流回路41の出力部OUT1,OUT2からは、直流電圧が出力される。
図7に示す整流回路41は、DCカット用のコンデンサC17〜C22およびショットキバリアダイオードからなるダイオードD17〜D24によって構成されている。
整流回路41の一方の入力部IN1には、コンデンサC17の一端が接続されており、整流回路41の他方の入力部IN2には、コンデンサC21の一端が接続されている。整流回路41の入力部IN1は、1ペアを構成する一方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続されており、整流回路41の入力部IN2は、1ペアを構成する他方のケーブル線13から分岐した分岐ケーブル線13aが接続されている。
コンデンサC17の他端には、ダイオードD17のカソード、ダイオードD18のアノード、およびコンデンサC18の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサC18の他端には、ダイオードD19のカソードおよびダイオードD20のアノードがそれぞれ接続されている。
コンデンサC21の他端には、ダイオードD21のカソード、ダイオードD22のアノード、およびコンデンサC22の一端がそれぞれ接続されている。ダイオードD17のアノードには、ダイオードD21のアノードおよびコンデンサC19の一端がそれぞれ接続されている。
コンデンサC19の他端には、コンデンサC20の一端、ダイオードD18,D22のカソード、およびダイオードD19,D23のアノードがそれぞれ接続されている。コンデンサC20の他端には、ダイオードD20,D24のカソードがそれぞれ接続されている。コンデンサC22の他端には、ダイオードD23のカソードおよびダイオードD24のアノードがそれぞれ接続されている。
コンデンサC20とダイオードD20,D24との接続部は、整流回路41の一方の出力部OUT1となり、コンデンサC19とダイオードD17,D21との接続部は、整流回路41の他方の出力部OUT2となる。これら整流回路41の出力部OUT1,OUT2からは、直流電圧が出力される。
図4〜図6に示す整流回路41は、例えば倍電圧半波整流回路から構成されており、図7に示す整流回路41は、例えば倍電圧全波整流回路から構成されている。
〈発光回路の構成例〉
続いて、発光回路42における構成について説明する。
図8は、図3の通信可視化装置40に設けられる発光回路42における回路の一例を示す説明図である。
発光回路42は、図8に示すように、高周波除去用のコンデンサ43および発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)44を有する。コンデンサ43の一端および発光ダイオード44のアノードには、整流回路41の出力部OUT1がそれぞれ接続されている。コンデンサ43の他端および発光ダイオード44のカソードには、整流回路41の出力部OUT2がそれぞれ接続されている。
発光ダイオード44は、整流回路41から供給される直流電圧によって発光する。また、整流回路41から出力される高周波成分は、コンデンサ43によって除去される。これにより、高周波成分、すなわちノイズ成分を除去した直流電圧を発光ダイオードに印加することができるので、発光ダイオード44の発光を安定化することができる。
〈発光回路における発光の安定化〉
図9は、図8の発光回路42における他の構成例を示す説明図である。
整流回路41から供給される直流電圧は、LANケーブル10における1ペアを構成するケーブル線13から供給される差動信号を整流したものであるので、該差動信号の電圧レベルの変動などによって、供給する直流電圧が安定化しない場合がある。
そこで、図9では、整流回路41から出力される直流電圧が変動しても、安定して発光することのできる回路構成とする。
図9に示す発光回路42は、図8に示したコンデンサ43および発光ダイオード44に、定電流ダイオード(CRD:Current Regulative Diode)45を追加した構成からなる。定電流ダイオード45のアノードには、整流回路41の出力部OUT1が接続され、該定電流ダイオード45のカソードには、発光ダイオード44のアノードが接続されている。
発光ダイオード44のカソードには、整流回路41の出力部OUT2が接続されている。コンデンサ43は、図8と同様に、整流回路41の出力部OUT1,OUT2との間に接続されている。
定電流ダイオード45は、整流回路41が供給する直流電圧が変化しても、ほぼ一定の電流を流すように作用する。これによって、整流回路41から出力される直流電圧が変動しても、発光ダイオード44の発光を安定させることができる。
図10は、図8の発光回路42におけるさらに他の構成例を示す説明図である。
図10に示す発光回路42は、図8に示したコンデンサ43および発光ダイオード44に、ツェナーダイオード46を追加した構成からなる。ツェナーダイオード46のカソードは、整流回路41の出力部OUT1に接続されており、該ツェナーダイオード46のアノードは、整流回路41の出力部OUT2に接続されている。コンデンサ43および発光ダイオード44の接続構成については、図8と同様であるので説明は省略する。
整流回路41から出力される直流電圧がツェナー電圧よりも大きくなると、ツェナーダイオード46は、逆方向に電流を流して、整流回路41から出力される直流電圧を安定化させることができる。よって、発光ダイオード44の発光をほぼ安定させることができる。
〈通信可視化装置の動作例〉
続いて、通信可視化装置40の動作について説明する。
LANケーブル10によって差動信号の伝達が開始されることにより、ケーブル線13に流れる該差動信号が整流回路41に入力される。整流回路41は、入力された差動信号を倍電圧半波整流あるいは倍電圧全波整流などによって整流して直流電圧を生成し、発光回路42に出力する。
整流回路41から発光回路42に電力が供給されることによって、該発光回路42が有する発光ダイオード44が発光する。また、LANケーブル10に差動信号が伝達されていない、すなわち情報通信が行われていない場合、整流回路41には差動信号が入力されないので、発光ダイオード44は、発光しないことになる。
このように、通信可視化装置40は、情報通信時にLANケーブル10によって伝達される差動信号を電源とするので、LANケーブル10が差動信号を伝達してるときにのみ発光ダイオード44が点灯する。また、プラグケース21は、無色透明であるので、発光ダイオード44が発光した際に、一目瞭然に発光を確認することができる。
これによって、視覚的にLANケーブル10が差動信号を伝達中であるか否かを判別することが可能となる。よって、データセンタなどのように多数のLANケーブル10の中から、対象のLANケーブルを容易に確認することが可能となり、LANケーブル10の誤抜を防止することができる。
また、通信可視化装置40は、LANケーブル10のプラグケース21に内蔵されるので、専用のジャックコネクタや電源装置などを不要とすることができる。それにより、コストを低減させることができる。
さらに、既存のLANケーブルから、通信可視化装置40を有するLANケーブル10に取り替えるだけで、視覚的にLANケーブル10が差動信号を伝達中であるか否かを判別することができるので、特別な作業などが不要であり、容易にかつ短時間でケーブル交換の作業を行うことができる。
なお、本実施の形態1では、通信可視化装置40が1ペアを構成する2本のケーブル線13に接続された並列接続の構成としたが、例えば図11に示すように、1ペアを構成する2本のケーブルのうち、いずれか1本のケーブル線13に直列接続する構成としてもよい。
その場合、図3の整流回路41における入力部IN1および入力部IN2は、ある1ペアを構成する2本のケーブル線13のうちの1本のケーブル線13が接続されるランド26とスルーホール27との間に直列接続される構成となる。その他の接続構成については、図3と同様である。
(実施の形態2)
〈通信可視化装置の構成例〉
本実施の形態2では、ケーブル線13から入力される差動信号の電圧レベルの変動量が多い場合でも、より安定して発光ダイオード44を発光させることのできる通信可視化装置40について説明する。
図12は、本実施の形態2による通信可視化装置40における構成の一例を示す説明図である。
LANケーブル10に設けられる通信可視化装置40は、図3に示す整流回路41および発光回路42に、レギュレータ部となる可変フィルタ47が新たに追加された構成となっている。可変フィルタ47は、入力される差動信号の電圧レベルをほぼ一定にして出力するフィルタである。
なお、LANケーブル10の構成については、前記実施の形態1の図1および図2と同様であるので、説明は省略する。
〈可変フィルタの構成例〉
図13は、図12の通信可視化装置40に設けられる可変フィルタ47における構成の一例を示す説明図である。
可変フィルタ47は、図示するように、コイル48,49、コンデンサ50,51、可変容量ダイオード52、およびチョークコイル53,54を有する構成からなる。
コイル48およびコイル49の一端には、プラグ基板20に形成される差動信号入力配線パターンがそれぞれ接続されている。これら差動信号配線パターンは、前述したように、1ペアを構成するケーブル線13が、ランド26を介してそれぞれ接続される。
コイル48の他端には、整流回路41の入力部IN1およびコンデンサ50の一端がそれぞれ接続されている。コイル49の他端には、整流回路41の入力部IN2およびコンデンサ50の一端がそれぞれ接続されている。
コンデンサ50の他端には、可変容量ダイオード52のカソードおよびチョークコイル53の一端がそれぞれ接続されている。コンデンサ51の他端には、可変容量ダイオード52のアノードおよびチョークコイル54の一端がそれぞれ接続されている。チョークコイル53の他端は、整流回路41の出力部OUT1に接続される。チョークコイル54の他端は、整流回路41の出力部OUT2に接続される。
〈可変フィルタの動作〉
チョークコイル53は、交流信号などを阻止し、直流のみを通過させるコイルである。このチョークコイル53を介して、整流回路41の出力部OUT1、OUT2から出力される直流電圧が可変容量ダイオード52に印加される。可変容量ダイオード52は、印加される逆電圧が大きくなるほど静電容量が小さくなり、該逆電圧が小さくなるに従い、静電容量が大きくなる。
可変容量ダイオード52の静電容量の変化に基づいて、コイル48とコンデンサ50およびコイル49とコンデンサ51とによって構成されるLCフィルタの特性が変化し、その結果、ほぼ一定の電圧レベルの差動信号が整流回路41の入力部IN1、IN2に入力されることになる。
それにより、通信可視化装置40に入力される差動信号の電圧レベルが大きく変動しても、整流回路41には、ほぼ一定の電圧レベルの差動信号を入力することができるので、発光回路42が有する発光ダイオード44の発光強度をほぼ一定に保つことができる。
これにより、LANケーブル10が差動信号を伝達中、すなわち情報通信機器による通信時であることの視認性を大幅に向上させることができ、作業効率を良好にすることができる。
(実施の形態3)
〈通信可視化装置の構成例〉
図14は、本実施の形態3による通信可視化装置40における構成の一例を示す説明図である。
図14に示す通信可視化装置40は、前記実施の形態1の図3に示した整流回路41および発光回路42に、変成器55と整合回路56とが新たに追加された構成となっている。起電力生成部である変成器55は、通信の際にLANケーブル10から漏洩する高周波信号によって生じる磁界を交流の電気信号に変換する。
整合回路56は、変成器55と整流回路41との間に接続されている。この整合回路56は、変成器55と整流回路41とのインピーダンス整合を最適にして整合をとる回路である。インピーダンス整合を最適化することによって電力損失を小さくすることができる。
変成器55から出力される交流の電気信号は、整合回路56を介して整流回路41の入力部IN1,IN2に入力される。その他の整流回路41および発光回路42における接続および構成については、前記実施の形態1の図3と同様である。
〈変成器の構成および実装例〉
図15は、図14の通信可視化装置40が有する変成器55の構成および実装例を示す説明図である。
変成器55は、図15に示すように、フェライトコア57およびコイル58から構成されている。フェライトコア57は、例えばフェライトというセラミックの磁性体を直方体に形成したものである。このフェライトコア57の外周部には、コイル58が巻き付けられている。
コイル58の一端は、プラグ基板20に形成されるランドに接続され、該ランドからプラグ基板に接続される配線パターンを介して整流回路41の入力部IN1に接続される。同様にコイル58の他端は、プラグ基板20に形成されることなるランドに接続され、該ランドからプラグ基板に接続される異なる配線パターンを介して整流回路41の入力部IN2に接続される。
フェライトコア57は、プラグ基板20の主面あるいは裏面のいずれかに、例えばエポキシ樹脂などの接着剤によって固定されている。プラグ基板20において、1ペアを構成する2本のケーブル線13とそれぞれ接続された配線パターン60,61は、フェライトコア57の周辺部を取り囲むように形成されている。
一方のケーブル線13に接続されている配線パターン60は、フェライトコア57の一方の端辺の中央部から、該フェライトコア57の一方の側辺および一方の端辺に対向する他方の端辺の中央部まで、周辺部に沿うように形成されている。
他方のケーブル線13に接続されている配線パターン61は、フェライトコア57の一方の端辺の中央部から、該フェライトコア57の一方の側辺に対向する一方の側辺および他方の端辺の中央部まで、周辺部に沿うように形成されている。これら配線パターン60,61は、前記実施の形態1の図1および図2に示すスルーホール27に接続される。
なお、配線パターン60,61の配線形状は、フェライトコア57を取り囲むように形成されていればよく、これに限定されるものではない。
例えば、配線パターン60は、一方の端辺と一方の側辺とが交わる第1のコーナー部から他方の端辺と他方の側辺とが交わる第2のコーナー部まで、一方の側辺および他方の端辺までを取り囲むような配線形状とし、配線パターン61は、第1のコーナー部から第2のコーナー部まで、一方の端辺および他方の端辺までを取り囲むような配線形状などである。
〈通信可視化装置の動作〉
続いて、 図13の通信可視化装置40における動作について説明する。
LANケーブル10を介して差動信号の伝達が開始されることによって配線パターン60,61に差動信号が伝達される。これにより、変成器55のフェライトコア57に磁界が生じる。この結果、コイル58に電流が流れ、該電流が誘起した電圧が発生して該コイル58から交流の電気信号が出力される。
変成器55によって発生した交流の電気信号は、整合回路56を介して整流回路41に出力される。整流回路41では、交流の電気信号を全波整流、あるいは半波整流によって整流して直流電圧を出力して発光回路42に供給する。整流回路41から発光回路42に電力が供給されると、該発光回路42が有する図3に示す発光ダイオード44が発光する。また、LANケーブル10に差動信号が伝達されていない場合には、変成器55において電気信号が発生しないので、発光ダイオード44は、発光しないことになる。
このように、通信可視化装置40は、情報通信機器などの情報通信時にLANケーブル10から漏洩する電磁エネルギを検出した際に、すなわちLANケーブル10が差動信号を伝達しているときにのみ発光ダイオード44が点灯する。
これによっても、視覚的にLANケーブル10が差動信号を伝達中、すなわち情報通信機器などによる情報通信中であるか否かを判別することが可能となる。よって、データセンタなどのように多数のLANケーブル10の中から、対象のLANケーブルを容易に確認することが可能となり、LANケーブル10の誤抜を防止することができる。
また、通信可視化装置40は、LANケーブル10のプラグケース21に内蔵されるので、専用のジャックコネクタや電源装置などを不要とすることができる。それにより、コストを低減させることができる。
さらに、既存のLANケーブルから、通信可視化装置40を有するLANケーブル10に取り替えるだけで、視覚的にLANケーブル10が差動信号を伝達中であるか否かを判別することができるので、特別な作業などが不要であり、容易にかつ短時間でケーブル交換の作業を行うことができる。
(実施の形態4)
〈概要〉
データセンタなどにおいては、LANケーブル配線の変更や増設、あるいはLANケーブルの延長などを容易にして保守性を向上させるために、2本のLANケーブルを接続する延長コネクタ、あるいは複数のLANケーブルを集線して接続する配線パネル、いわゆるパッチパネルが広く用いられている。そこで、本実施の形態4においては、延長コネクタおよびパッチパネルに通信可視化装置40を設ける技術について説明する。
〈延長アダプタの構成〉
図16は、本実施の形態4による2本のLANケーブル80を接続して配線を延長する延長アダプタにおける構成の一例を示す説明図である。
延長アダプタ67は、図16(a)および図16(b)に示すように、例えば長方形状のジャック基板70を有する。ジャック基板70は、例えばガラス布基材エポキシ樹脂などからなる複数の基板と、該基板の間に形成した銅などの配線パターンとを有する多層配線基板からなる両面実装基板である。
ジャック基板70の一方の短辺側の主面には、ジャックコネクタ71が実装されている。ジャック基板70の他方の短辺側の主面には、ジャックコネクタ72が実装されている。ジャックコネクタ71,72は、2本のLANケーブル80がそれぞれ接続される。
ここで、LANケーブル80は、図1などに示した通信可視化装置40を有するLANケーブルではなく、イーサネット(Ethernet)LANなどで利用される普及品であり、該LANケーブル80は、8本の銅線などからなるケーブルを有する。イーサネットは登録商標である。そして、2本のケーブルが1つのペアとなり、合計4つのペアを構成する。各々のペアにおけるケーブル間において、差動信号が伝達される。
ジャックコネクタ71とジャックコネクタ72とは、ジャック基板70の裏面などに形成される図示しない配線パターンによってそれぞれ接続されている。ジャック基板70には、図3に示す通信可視化装置40が実装されている。通信可視化装置40は、例えば前記実施の形態1の図3と同様の構成からなる。
通信可視化装置40が有する整流回路41および発光ダイオード44を除く発光回路42は、例えばジャック基板70の主面に実装される。通信可視化装置40において、発光回路41が有する発光ダイオード44は、ジャック基板70の裏面の他方の短辺側近傍に実装されている。
ジャックコネクタ71,72および通信可視化装置40が実装されているジャック基板70は、ジャックコネクタケースを構成するジャックコネクタ片75とジャックコネクタ片76とによって固定される。ジャックコネクタ片75の2つの長辺側には、取り付けつめ75aがそれぞれ2つずつ形成されている。ジャックコネクタ片76の長辺側には、取り付けつめ75aに対向する位置に、取り付け溝76aがそれぞれ形成されている。
ジャックコネクタ片75およびジャックコネクタ片76は、取り付けつめ75aと取り付け溝76aとが係合することによって固定される。ジャックコネクタ71,72および通信可視化装置40を実装したジャック基板70は、ジャックコネクタ片75とジャックコネクタ片76とに挟み込まれて固定される。これにより、延長アダプタ67が形成される。
ジャックコネクタ片75の一部の領域には、発光確認窓75bが形成されている。この発光確認窓75bは、無色透明のプラスティックカバーなどからなる。発光確認窓75bが形成されているジャックコネクタ片75の一部の領域は、ジャック基板70の裏面の他方の短辺側近傍の位置、すなわち発光ダイオード44が実装されている位置である。
この発光確認窓75bによって、発光ダイオード44の発光を容易に目視にて確認することができる。ジャックコネクタ71とジャックコネクタ72とを接続する配線パターンのうち、ある1ペアを構成するケーブルと接続された配線パターンは、通信可視化装置40の整流回路41にも接続される。その他の通信可視化装置40における接続構成は、図3と同様である。
この構成により、LANケーブル80が差動信号を伝達した際、すなわち情報通信機器などの情報通信が行われた際に、視覚的に情報通信機器が情報通信中であるか否かを延長アダプタ67において判別することが可能となる。
これにより、延長用のLANケーブル80などを延長アダプタ67から抜去する際などに、対象のLANケーブル80を容易に確認することが可能となり、配線変更などの作業性を向上させることができる。
〈パッチパネルの構成例〉
図17は、図16の延長アダプタ67を用いて構成されるパッチパネル65における構成の一例を示す説明図である。
配線パネルであるパッチパネル65は、前面パネル66に、図16に示す複数の延長アダプタ67が、例えば上下2列に配列されている構成からなる。なお、図17では、各々の列に12個の延長アダプタ67が配列されている例を示しているが、該延長アダプタ67の個数および配列数については特に制限はない。
この構成により、LANケーブル80が差動信号を伝達すると、視覚的に情報通信機器が情報通信中であるか否かをパッチパネル65において判別することが可能となる。
これにより、LANケーブル80の配線変更などの際に、パッチパネル65に接続された多数のLANケーブル80の中から、抜去対象のLANケーブルを容易に確認することが可能となり、配線変更などの作業性を向上させることができる。
また、通信可視化装置40は、パッチパネル65に備えられた延長アダプタ67に内蔵されるので、専用のジャックコネクタや電源装置などを不要とすることができ、コストを低減させることができる。
なお、図17では、各々の延長アダプタ67に通信可視化装置40を設けた構成としたが、図18に示すようにアダプタモジュール形式としてもよい。
この場合、パッチパネル65は、図示しない2枚のパネル基板を有する。パネル基板には、複数の延長アダプタ67が等間隔でそれぞれ実装されるモジュール構成となっている。
通信可視化装置40においては、例えば図3に示す構成と同様である。また、発光ダイオード44については、パッチパネル65が有する前面パネル66に配置される。
また、通信可視化装置40は、延長アダプタ67が有するジャック基板70に実装してもよいし、あるいはジャック基板70ではなく、パネル基板に実装するようにしてもよい。
これによっても、LANケーブル80が差動信号を伝達すると、視覚的に情報通信機器が情報通信中であるか否かを前面パネル66に設けられた発光ダイオードによって判別することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10 LANケーブル(通信ケーブル)
11 ケーブル部
12 コネクタプラグ部(コネクタプラグ)
13 ケーブル線
13a 分岐ケーブル線
14 外皮覆
20 プラグ基板
21 プラグケース
22 プラグケース片
23 プラグケース片
23a クランプアーム
23b つめ
25 端子
25a コンタクト電極
26 ランド
27 スルーホール
28 取り付けつめ
29 取り付け溝
30 プラグ電極
40 通信可視化装置
41 整流回路(整流部)
42 発光回路(発光部)
43 コンデンサ
44 発光ダイオード
45 定電流ダイオード
46 ツェナーダイオード
47 可変フィルタ(レギュレータ部)
48 コイル
49 コイル
50 コンデンサ
51 コンデンサ
52 可変容量ダイオード
53 チョークコイル
54 チョークコイル
55 変成器(起電力生成部)
56 整合回路
57 フェライトコア
58 コイル
60 配線パターン
61 配線パターン
65 パッチパネル(配線パネル)
66 前面パネル
67 延長アダプタ
70 ジャック基板
71 ジャックコネクタ
72 ジャックコネクタ
75 ジャックコネクタ片
75a 取り付けつめ
75b 発光確認窓
76 ジャックコネクタ片
76a 取り付け溝
80 LANケーブル

Claims (9)

  1. 情報通信時に通信ケーブルに伝達される通信信号が入力され、前記通信信号を直流電圧に変換する整流部と、
    前記整流部が変換した直流電圧が供給された際に発光する発光部と、
    を有する、通信可視化装置。
  2. 請求項1記載の通信可視化装置において、
    前記整流部に入力される前記通信信号は、通信する情報通信機器から送信される1組の差動信号である、通信可視化装置。
  3. 請求項2記載の通信可視化装置において、
    さらに、前記整流部に入力される前記差動信号の電圧レベルを安定化して出力するレギュレータ部を有する、通信可視化装置。
  4. 情報通信時に通信ケーブルに伝達される通信信号から発生する磁界を電気エネルギに変換する起電力生成部と、
    前記起電力生成部が生成した電気エネルギを直流電圧に変換する整流部と、
    前記整流部が変換した直流電圧が供給された際に発光する発光部と、
    を有する、通信可視化装置。
  5. 請求項4記載の通信可視化装置において、
    前記通信ケーブルに伝達される前記通信信号は、通信する情報通信機器から情報通信の際に送信される1組の差動信号であり、
    前記起電力生成部は、
    前記差動信号から磁界を発生させるフェライトコアと、
    前記フェライトコアに巻き付けられ、前記フェライトコアが発生させた磁界によって発生した電流が誘起した電圧を出力するコイルと、
    を有する、通信可視化装置。
  6. 請求項4または5記載の通信可視化装置において、
    さらに、前記起電力生成部と前記整流部とのインピーダンスを調整する整合部を有する、通信可視化装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信可視化装置において、
    前記通信可視化装置は、前記通信ケーブルが有するコネクタプラグに収納される、通信可視化装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信可視化装置において、
    前記通信可視化装置は、前記通信ケーブルを接続して延長する延長アダプタに設けられる、通信可視化装置。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信可視化装置において、
    前記通信可視化装置は、複数の前記通信ケーブルを集線する配線パネルに設けられる、通信可視化装置。
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JP2019522521A (ja) * 2016-07-06 2019-08-15 ニューロループ ゲーエムベーハー インプラント可能電気機械プラグコネクタ

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