JP6331731B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、未定着のトナー像をシート状の記録媒体に定着させる定着装置、及びそのような定着装置を有する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いたレーザープリンタやカラー画像複写機等の画像形成装置においては、一般に、パソコンや画像入力装置から入力された画像データに基づいて、用紙等といったシート状の記録媒体にまず未定着のトナー像が形成される。そして、その未定着のトナー像が定着装置での加熱及び加圧によって記録媒体に定着される。
定着装置の多くは、熱源によって加熱されつつ回転する加熱回転体と、この加熱回転体に圧接して該加熱回転体との間にニップ部を形成しつつ回転する加圧回転体とを有している。そして、未定着のトナー像が表面に形成された記録媒体がニップ部を通過する際に、加熱回転体及び加圧回転体による加熱と加圧とにより、未定着のトナー像が記録媒体に定着する。
ここで、定着装置では、加熱回転体の周面や加圧回転体の周面が、トナーや紙粉等の異物の付着によって汚れることがある。また、これら2つの回転体はニップ部を形成して回転する。この場合、一方の回転体の周面に付着した異物に、他方の回転体の周面に付着した異物が移って付着し、結果的に前者の回転体における汚れが拡がることがある。加熱回転体は、記録媒体におけるトナー像の形成面に接触する。このため、加熱回転体の周面でこのような汚れが生じると、定着時に記録媒体上のトナー像の画質を低下させる恐れがある。
従来、定着装置における加熱回転体や加圧回転体の異物による汚れを抑えるために、付着した異物を除去するクリーニングローラを設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の技術では、クリーニングローラが中空に形成されており、さらにクリーニングローラの表面から内部へと貫通して異物を掻きとって中空へと通す貫通孔を設けることでクリーニング性の向上が図られている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、中空形状や貫通孔を設けたという強度が弱くなりがちなクリーニングローラの構造から、長期に亘って定着装置における汚れを抑えることが困難となることがある。
そこで、本発明は、長期に亘って加熱回転体の周面における汚れを抑えることができる定着装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、加熱されつつ回転する加熱回転体と、該加熱回転体に圧接して該加熱回転体との間にニップ部を形成しつつ回転する加圧回転体と、を有し、未定着のトナー像が表面に形成されたシート状の記録媒体を前記ニップ部に受け入れて送り出しつつ、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、前記加熱回転体の周面及び前記加圧回転体の周面には、複数個所に亘って凹みが分散配置されており、前記加熱回転体の周面における前記凹みが、前記加圧回転体の周面における前記凹みよりも小さく、前記加熱回転体の表層、及び、前記加圧回転体の表層が、いずれも所定の添加剤を含有した材料で形成されており、前記加熱回転体の周面における前記凹み、及び、前記加圧回転体の周面における前記凹みが、いずれも周面に露出した添加剤の欠損によって生じたものであることを特徴とする定着装置となっている。
請求項1にかかる発明の定着装置では、加熱回転体の周面における凹みが、加圧回転体の周面における凹みよりも小さい。このため、仮にこれらの凹みに異物が付着したとしても、加圧回転体の周面から加熱回転体の周面への異物の移りが抑えられる。その結果、加熱回転体の周面における汚れが抑えられる。
本発明の実施形態の画像形成装置の概略構成図である。 図1の画像形成装置が備えるプロセスカートリッジの概略構成図である。 本発明の一実施形態の定着装置の概略構成図である。 図3に示されている定着装置の模式的な外観斜視図である。 図3及び図4に示されている加熱ローラの表層及び加圧ローラの表層を示す図である。 図3及び図4に示されている加熱ローラの周面及び加圧ローラの周面のそれぞれに分散配置された凹みを示す模式図である。 加熱ローラの周面における凹み、及び、加圧ローラの周面における凹みを表す模式図である。 トナーにおける無機微粒子の含有量(重量%)と異物付着の程度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施形態の画像形成装置の概略構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態の画像形成装置の概略構成図である。図2は、図1の画像形成装置が備えるプロセスカートリッジの概略構成図である。
図1に示されている画像形成装置1は、シート状の記録媒体Sに、トナー像を形成して定着させる複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機などとして用いられるものである。この画像形成装置1は、レーザ光Lを照射する露光装置3と、レーザ光Lによって静電潜像が形成され且つ該静電潜像からトナー像を形成するプロセスユニット5と、を備えている。また、画像形成装置1は、プロセスユニット5からトナー像が転写される中間転写ユニット7と、その中間転写ユニット7からトナー像を記録媒体Sに転写する二次転写部8と、を備えている。そして、画像形成装置1は、二次転写部8によって転写されたトナー像を記録媒体Sに定着させる定着装置9を備えている。さらに、画像形成装置1は、トナー像が定着された記録媒体Sを一時的に保持するトレイ11と、複数枚の記録媒体Sを収容する給紙トレイ13と、排出ローラ41と、トナーボトルを収容するためのボトル収容部43と、を備えている。排出ローラ41は、定着後の記録媒体Sを、トレイ11へと排出するものである。露光装置3、プロセスユニット5、中間転写ユニット7、及び二次転写部8を合わせたものが、本発明にいう像形成部の一例に相当する。また、定着装置9が、本発明にいう定着装置の一実施形態に相当する。
露光装置3は、後述する帯電装置17によって帯電された感光体ドラム15の表面に、レーザ光Lを照射して画像データに応じた静電潜像を形成するものである。露光装置3は、レーザ光Lを放射する半導体レーザからなる光源と、レーザ光Lを主走査方向に偏向させる光偏向器と、偏向されたレーザ光Lを被走査面としての感光体ドラム15の表面に向けて集光する光走査光学系と、を備えている。
プロセスユニット5は、感光体ドラム15の表面を帯電させるプロセス、感光体ドラム15の表面の静電潜像を現像してトナー像を形成するプロセス、感光体ドラム15の表面の転写残トナーを除去するプロセス、を順次繰り返して行うものである。
プロセスユニット5は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、それぞれの色に対応する部材には、「Y」、「M」、「C」、「K」を付す。)のそれぞれのトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kを備えている。本実施形態の画像形成装置1は、これらのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kが、並列されたいわゆるタンデム式のものとなっている。
プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのそれぞれは、画像形成装置1の本体に対して着脱可能に構成されており、寿命到達時や消耗時に、これらに該当するプロセスカートリッジを交換できるようになっている。以下、プロセスカートリッジの構造について説明する。尚、各色のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kは、その構造が同一であるので、以下では、特に色について区別することなく説明を行う。図2でも色を識別する符号は省略されている。
プロセスカートリッジ10は、図2に示すように、露光装置3から照射されたレーザ光Lによって静電潜像が形成される感光体ドラム15と、前記感光体ドラム15を帯電させる帯電装置17と、を備えている。また、プロセスカートリッジ10は、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置19と、前記感光体ドラム15の表面をクリーニングするクリーニング装置21と、を備えている。プロセスカートリッジ10では、カラー画像の色分解成分に対応するYMCK何れかの色のトナーが現像装置19内に収容されている。
感光体ドラム15は、画像形成信号に対応して走査されたレーザ光Lによって前記有機感光体層に静電潜像が形成され、後述する現像装置19のトナーによって未定着画像としてのトナー像が形成される。帯電装置17は、帯電バイアスを印加することによって感光体ドラム15の表面を所望の極性および所望の電位に一様に帯電させる。現像装置19は、感光体ドラム15の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像を行うものである。クリーニング装置21は、後述する中間転写ユニット7に転写されずに感光体ドラム15の表面に残留した転写残トナーを前記感光体ドラム15の表面から除去するものである。
図1に示されている中間転写ユニット7は、感光体ドラム15の表面のトナー像を記録媒体Sの表面に転写するものである。中間転写ユニット7は、無端状の中間転写ベルト27と、前記中間転写ベルト27が張架され且つ該中間転写ベルト27を周回させるクリーニングバックアップローラ25および二次転写バックアップローラ12と、を備えている。また、中間転写ユニット7は、各色に対応する複数の感光体ドラム15のそれぞれに対向するとともに前記中間転写ベルト27を前記複数の感光体ドラム15のそれぞれに押し当てる複数の一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kを備えている。また、中間転写ユニット7は、ベルトクリーニング装置33を備えている。中間転写ベルト27は、テンションローラ35によって所定の張力に保持された状態で、図面上の反時計回りに周回される。
一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kは、トナーの電荷の極性とは逆の極性で一次転写バイアスが印加されている。このため、感光体ドラム15の表面から中間転写ベルト27側にトナーを引き寄せて該中間転写ベルト27にトナー像を一次転写する。
二次転写部8は、前記中間転写ベルト27に記録媒体Sを押し当てる二次転写ローラ31を備えている。二次転写ローラ31は、二次転写バックアップローラ12に対向して設けられている。二次転写ローラ31は、トナーの電荷の極性とは逆の極性で二次転写バイアスが印加されている。このため、中間転写ベルト27の表面から記録媒体S側にトナーを引き寄せて該記録媒体Sにトナー像を二次転写する。
ベルトクリーニング装置33は、中間転写ベルト27に当接するクリーニングブレードがブレードホルダに保持されて構成されている。クリーニングブレードは、中間転写ベルト27の周回方向に対してカウンタ方向で前記中間転写ベルト27に接触し、中間転写ベルト27の表面の転写残トナーを堰き止めて除去する。
定着装置9は、記録媒体S上の未定着のトナー像を加熱および加圧して、記録媒体Sにそのトナー像を定着させるものである。定着装置9は、加熱ローラ91と、加熱ローラ91に圧接する加圧ローラ92と、を備えている。
給紙トレイ13は、画像形成装置1の下部に設けられている。給紙トレイ13には、用紙などの記録媒体Sが複数枚収容されている。記録媒体Sは、給紙ローラ37によって一枚毎に給紙トレイ13から引き出されて、画像形成装置1内に形成された記録媒体搬送経路Rを搬送される。
ボトル収容部43は、画像形成装置1の上部に設けられている。ボトル収容部43には、トナーボトル45Y、45M、45C、45Kが収容されている。トナーボトル45Yには、カラー画像の色分解成分に対応するイエローのトナーが充填される。トナーボトル45Mには、カラー画像の色分解成分に対応するマゼンタのトナーが充填される。トナーボトル45Cには、カラー画像の色分解成分に対応するシアンのトナーが充填される。トナーボトル45Kには、カラー画像の色分解成分に対応するブラックのトナーが充填される。
各トナーボトル45Y、45M、45C、45K内の各色のトナーは、それぞれ図示しないトナー供給送置によって、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのそれぞれの現像装置19に接続されている。そして、上述したように、現像装置19内のトナーが規定以上に減少すると各トナーボトル45Y、45M、45C、45Kのトナーが補給される。
次に、上述のように構成された画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において画像形成動作が開始されると、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのそれぞれの感光体ドラム15が図面上の反時計回りに回転駆動される。そして、各感光体ドラム15の表面がそれぞれの帯電装置17によって所定の極性に一様に帯電される。
次いで、帯電された各感光体ドラム15の表面に、露光装置3からレーザ光Lがそれぞれ照射されて、各感光体ドラム15の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム15への露光に使われる画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色情報に分解した単色の画像情報とされる。
次いで、各感光体ドラム15の表面の静電潜像に、各現像装置19によってトナーが供給され、静電潜像からトナー像が形成される。また、各一次転写ローラ29Y、29M、29C、29Kに一次転写バイアスが印加される。これにより、各感光体ドラム15に形成された各所のトナー像が、図中の反時計回りに周回する中間転写ベルト27上に順次重ね合わされて転写される。また、トナー像の転写後の各感光体ドラム15の表面に残留する転写残トナーは、クリーニング装置21によって除去される。
また、給紙ローラ37が不図示の駆動装置によって回転され、給紙トレイ13から一枚の記録媒体Sが記録媒体搬送経路Rに送り出される。記録媒体搬送経路Rに送り出された記媒体Sは、一対のレジストローラ39によってタイミングが計られて、二次転写ローラ31とこれに対向する二次転写バックアップローラ12との間に送られる。このとき、二次転写ローラ31には二次転写バイアスが印加されており、これにより中間転写ベルト27上のトナー像が記録媒体S上に一括して転写される。また、トナー像の転写後の中間転写ベルト27の表面に残留する転写残トナーは、ベルトクリーニング装置33によって除去される。
トナー像が転写された記録媒体Sは、定着装置9へと搬送され、加熱ローラ91の定着ベルトと加圧ローラ92との間のニップ部において記録媒体Sに熱と圧力とが加えられることによってトナー像が記録媒体Sに定着される。そして、ニップ部を通過した記録媒体Sは、その後、排出ローラ41によってトレイ11へと排出される。
次に、定着装置9の詳細な構造について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態の定着装置の概略構成図であり、図4は、図3に示されている定着装置の模式的な外観斜視図である。定着装置9は、図3及び図4に示すように、加熱ローラ91と、加圧ローラ92と、を備えている。
加熱ローラ91は、例えばハロゲンヒータ等で構成された熱源91aを内蔵しており、この熱源91aによって加熱されつつ回転する。本実施例は、ハロゲンヒータを2本備えた構成である。加圧ローラ92は、不図示のバネ等により加熱ローラ91に圧接して加熱ローラ91との間にニップ部Nを形成しつつ回転する。本実施形態では、加圧ローラ92が不図示のモータ等によって回転駆動され、加熱ローラ91は、この加圧ローラ92の回転に従動して回転する。定着装置9では、ニップ部Nに進入してくる記録媒体Sが、ニップ部Nにおいて定着ベルト91Aと加圧ローラ92とで挟持搬送されながら加熱及び加圧される。そして、このときの加熱と加圧とにより未定着のトナー像Tが記録媒体Sに定着する。ニップ部Nを通過した記録媒体Sは、定着装置9の下流に送り出されていく。加熱ローラ91が、本発明にいう加圧回転体の一例に相当し、加圧ローラが、本発明にいう加圧回転体の一例に相当する。
ここで、本実施形態では、加熱ローラ91の表層及び加圧ローラ92の表層が、いずれも所定の添加剤を含有した樹脂材料で形成されている。図5は、図3及び図4に示されている加熱ローラの表層及び加圧ローラの表層を示す図である。加熱ローラ91の表層及び加圧ローラ92の表層は何れも共通の構造となっており、図5では、ローラを特定せずに、これらの表層93が模式的に示されている。
この図5に示されているように表層93は、添加剤93aを含有した樹脂材料93bで形成されている。そして、加熱ローラ91及び加圧ローラ92それぞれの周面94には、その周面94に露出した添加剤93a−1の欠損によって生じた凹み95が複数個所に亘って分散配置されている。この凹み95が、本発明にいう凹みの一例に相当する。
図6は、図3及び図4に示されている加熱ローラの周面及び加圧ローラの周面のそれぞれに分散配置された凹みを示す模式図である。この図6に示されているように、加熱ローラ91の周面94−1における凹み95−1の大きさW1は、加圧ローラ92の周面94−2における凹み95−2の大きさW2よりも小さい。本実施形態では、周面94−1,94−2における凹み95−1,95−2のこのような大きさの調整が、表層93に添加する添加剤93aの大きさを、加熱ローラ91の方を加圧ローラ92よりも小さくすることで実現されている。
このような大きさの調整により、仮に凹み95−1,95−2に異物STが付着するときには、加熱ローラ91の凹み95−1に付着する異物STの大きさは、加圧ローラ92の凹み95−2に付着する異物STの大きさよりも小さくなる。その結果、上記のニップ部Nにおいて両者が接触するときに、加熱ローラ91側の小さな異物STが加圧ローラ92側の大きな異物STに引っ付いて、加熱ローラ91の周面94−2から加圧ローラ92の周面94−1へと異物STが移り易くなっている。これにより、加圧ローラ92の周面94−1から加熱ローラ91の周面94−2への異物STの移りが抑えられる。その結果、加熱ローラ91の周面94−1における異物STによる汚れが抑えられる。また、本実施形態の定着装置9では、上記のような汚れの抑制が、周面94における凹み95の大きさの調整という、構造上、強度への影響がほとんどない単純な手法によって実現されている。このため、本実施形態の定着装置9では、加熱ローラ91の周面94−1における汚れが長期に亘って抑えられることとなる。
また、本実施形態では、加熱ローラ91の周面94−1における凹み95−1、及び、加圧ローラ92の周面94−2における凹み95−2が、いずれも次のような大きさとされている。
図7は、加熱ローラの周面における凹み、及び、加圧ローラの周面における凹みを表す模式図である。図7では、ローラを特定せずに、これらの凹み95が模式的に示されている。図7(a)には、凹み95の平面図が示されており、図7(b)には、凹み95における、図7(a)中のA−A切断線に沿った断面図が示されている。
本実施形態では、凹み95の大きさは、その開口面積Arが0.01mm2以上かつ深さDpが5μm以下となっている。凹み95の大きさをこのような大きさとすることにより、加熱ローラ91の周面94−1、及び、加圧ローラ92の周面94−2のいずれについても、そもそも異物STが付着し難いものとなっている。本実施形態の定着装置9では、凹み95の大きさをこのような大きさとすることで、汚れが一層抑えられることとなっている。
そして、本実施形態では、このような凹み95の大きさが、図5に示されている添加剤93aの大きさを次のような大きさとすることで実現されている。
即ち、本実施形態では、添加剤93aの大きさは、その最大長が5μm以下となっている。この添加剤93aが、本発明にいう添加剤の一例に相当する。これにより、凹み95の大きさを上記のように抑えられたものとすることができ、本実施形態の定着装置9では、汚れが一層抑えられることとなっている。
また、本実施形態では、帯電性向上等を目的とした外添剤としてシリカ等の無機微粒子を含むトナーが採用されている。ここで、加熱ローラ91の周面94−1や加圧ローラ92の周面94−2に上記の無機微粒子が付着した場合、その無機微粒子が異物同士を結着させるバインダーの役割を果たして異物の付着を促進させることがある。本実施形態では、加熱ローラ91や加圧ローラ92の表層に上記のような凹み95を設けることにより、異物STが表層に付着し難いものとなっている。このため、外添剤としてある程度の量の無機微粒子を含むトナーを採用しても、異物STの付着が抑えられる。
図8は、トナーにおける無機微粒子の含有量(重量%)と異物付着の程度との関係を示すグラフである。この図8に示されているグラフG1では、横軸に無機微粒子の含有量が重量%で示され、縦軸に、異物付着の程度を表す指標としての異物付着ランクが示されている。異物付着ランクは、値が小さいほど異物付着の程度が大きいをことを示している。本実施形態では、この異物付着ランクの値が「3.5」以上であれば画像への影響が少ない。グラフG1では、この異物付着ランクの閾値である「3.5」が一点鎖線L1で示されている。
そして、このグラフG1では、本実施形態における無機微粒子の含有量(重量%)と異物付着ランクとの関係が実線L2で示されている。更に、加熱ローラや加圧ローラの表層に上記のような凹みが設けられていない従来の画像形成装置(以下、従来技術と呼ぶ)における無機微粒子の含有量(重量%)と異物付着ランクとの関係が点線L3で示されている。点線L3から分かるように、従来技術では、無機微粒子の含有量が3重量%以上になると異物付着ランクが上記の閾値「3.5」を下回ってしまう。これに対し、本実施形態では、無機微粒子の含有量が3重量%以上という、無機微粒子が比較的に多い条件下でも、異物付着ランクを閾値「3.5」以上とすることができる。このように、本実施形態は、トナーにおける無機微粒子の含有量が多いときにその効果を発揮する。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の定着装置及び画像形成装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態では、本発明にいう加熱回転体の一例として加熱ローラ91が例示されているが、本発明にいう加熱回転体はこれに限るものではない。本発明にいう加熱回転体は、例えば、加熱されて循環移動する無端ベルトからなる定着ベルト等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう加熱回転体の一例として、ハロゲンヒータを熱源とする加熱ローラ91が例示されているが、本発明にいう加熱回転体はこれに限るものではない。本発明にいう加熱回転体は、例えばセラミックヒータを熱源とするものであってもよく、あるいは、内部に金属層を有し、その金属層が誘電加熱によって加熱されるもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう画像形成装置の一例として、タンデム式の画像形成装置1が例示されている。しかしながら、本発明にいう画像形成装置は、これに限るものではなく、ロータリー式のカラーの画像形成装置であってもよく、また、モノクロの画像形成装置であってもよい。
1 画像形成装置(画像形成装置の一例)
3 露光装置(像形成部の一例の一部)
5 プロセスユニット(像形成部の一例の一部)
7 中間転写ユニット(像形成部の一例の一部)
8 二次転写部(像形成部の一例の一部)
9 定着装置(定着装置の一例)
91 加熱ローラ(加熱回転体の一例)
92 加圧ローラ(加圧回転体の一例)
93 表層
93a,93a−1 添加剤(添加剤の一例)
94,94−1,94−2 周面
95,95−1,95−2 凹み(凹みの一例)
特開平8−16020号公報

Claims (4)

  1. 加熱されつつ回転する加熱回転体と、該加熱回転体に圧接して該加熱回転体との間にニップ部を形成しつつ回転する加圧回転体と、を有し、未定着のトナー像が表面に形成されたシート状の記録媒体を前記ニップ部に受け入れて送り出しつつ、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、
    前記加熱回転体の周面及び前記加圧回転体の周面には、複数個所に亘って凹みが分散配置されており、
    前記加熱回転体の周面における前記凹みが、前記加圧回転体の周面における前記凹みよりも小さく、
    前記加熱回転体の表層、及び、前記加圧回転体の表層が、いずれも所定の添加剤を含有した材料で形成されており、
    前記加熱回転体の周面における前記凹み、及び、前記加圧回転体の周面における前記凹みが、いずれも周面に露出した添加剤の欠損によって生じたものであることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱回転体の周面における前記凹み、及び、前記加圧回転体の周面における前記凹みが、いずれも開口面積が0.01mm2以下かつ深さが5μm以下であることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 記添加剤の最大長が5μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の定着装置。
  4. シート状の記録媒体に未定着のトナー像を形成する像形成部と、該像形成部によって形成された前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着部と、を有する画像形成装置において、
    前記定着部が、請求項1から3のうちいずれか1項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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