JP2006349773A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発泡弾性体を転写部材として使用した場合でも、安定した転写を行え、2次加工などが必要なく低コストな画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数の像担持体10Y、10C、10M、10K上でトナー像を形成し、像担持体と対向配置された中間転写体7Aの、像担持体と反対側の面7Bに発泡弾性体14Y、14C、14M、14Kを押圧部材40Y、40C、40M、40Kにより接触させ、発泡弾性体に電圧を印加することにより中間転写体上にトナー像を転写する画像形成装置であって、像担持体から中間転写体にトナー像を転写する1次転写部50Y、50C、50M、50Kにおける、発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径AがB>=0.015A−2.5の関係に設定した。
【選択図】 図5
【解決手段】 複数の像担持体10Y、10C、10M、10K上でトナー像を形成し、像担持体と対向配置された中間転写体7Aの、像担持体と反対側の面7Bに発泡弾性体14Y、14C、14M、14Kを押圧部材40Y、40C、40M、40Kにより接触させ、発泡弾性体に電圧を印加することにより中間転写体上にトナー像を転写する画像形成装置であって、像担持体から中間転写体にトナー像を転写する1次転写部50Y、50C、50M、50Kにおける、発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径AがB>=0.015A−2.5の関係に設定した。
【選択図】 図5
Description
本発明は、像担持体上に形成されたトナー像を転写対象物に対して転写する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体上に形成されたトナー像を、中間転写体を介して転写材に転写する場合と、像担持体上のトナー像を転写材に直接転写する場合がある。ここでいう中間転写体及び転写材を転写対象物という。
中間転写体は、カラー画像形成する画像形成装置に用いられることが多い。その概略構成を説明すると、カラー画像形成装置では、像担持体としてドラム状の感光体を複数有し、各感光体の表面と対向させて中間転写体としての中間転写ベルトを配置している。そして、感光体と反対側に位置する中間転写ベルトの裏面に転写部材としての中間転写ローラを押圧部材により圧接させ、感光体表面と中間転写体の表面をそれぞれ密着させている。そして、中間転写ローラに転写バイアスを印加することで中間転写ベルトの表面に電位を持たせ、感光体と中間転写ベルトの電位差によって形成される転写電界によって感光体上のトナー像を中間転写ベルトの表面へ転写している。そして、中間転写ベルトに転写されたトナー像を、転写材となる用紙が搬送される搬送路上で中間転写ベルトと対向した2次転写部材としての転写ローラが配置された2次転写部において、転写ローラに2次転写バイアスを印加して一括して用紙に2次転写し、トナー像が転写された用紙を定着装置へ搬送して熱と圧力によってトナー像を用紙に定着させている。
中間転写体は、カラー画像形成する画像形成装置に用いられることが多い。その概略構成を説明すると、カラー画像形成装置では、像担持体としてドラム状の感光体を複数有し、各感光体の表面と対向させて中間転写体としての中間転写ベルトを配置している。そして、感光体と反対側に位置する中間転写ベルトの裏面に転写部材としての中間転写ローラを押圧部材により圧接させ、感光体表面と中間転写体の表面をそれぞれ密着させている。そして、中間転写ローラに転写バイアスを印加することで中間転写ベルトの表面に電位を持たせ、感光体と中間転写ベルトの電位差によって形成される転写電界によって感光体上のトナー像を中間転写ベルトの表面へ転写している。そして、中間転写ベルトに転写されたトナー像を、転写材となる用紙が搬送される搬送路上で中間転写ベルトと対向した2次転写部材としての転写ローラが配置された2次転写部において、転写ローラに2次転写バイアスを印加して一括して用紙に2次転写し、トナー像が転写された用紙を定着装置へ搬送して熱と圧力によってトナー像を用紙に定着させている。
画像形成装置では、中間転写ローラとして発泡弾性体を用いることがあり、このような発泡弾性体を中間転写ベルトに圧接させて転写バイアスを印加すると、発泡弾性体のセル径と中間転写ベルトとの押圧力によっては、発泡弾性体の表面にある空隙部分において中間転写ベルトに接触せず、局部的に中間転写ベルト表面電位に差が生じてムラが出来てしまうことがある。また、転写バイアスが高い場合には、発泡弾性体の空隙内や発泡弾性体と中間転写ベルトの空隙などで放電が起きてしまう。そのため、中間転写ベルトと感光体の電界が局部的に異常になり、感光体上のトナー像を中間転写ベルト上へ転写する際、ポチやムラなどの異常画像となってしまう。
この問題はトナー像が感光体から中間転写ベルトへトナー像を転写する1次転写部だけでの問題ではなく、中間転写ベルトから用紙へトナー像を転写する2次転写部でも、転写ローラが発泡弾性体の場合には同様に発生してしまう。さらに、発泡弾性体の空隙にトナーや繊維材などの付着物が入り込む場合や、発泡弾性体表面に付着物が着いた場合、電気抵抗が局部的に異なってしまう。局部的に抵抗が高いと、転写バイアスがその部分で流れなくなり、逆に抵抗が低くなるとその部分に転写バイアスが多く流れすぎてしまうため異常画像が発生してしまう。
そこで、特許文献1では、発泡弾性体の表面をコートすることで表面を均一にして、や付着物の混入を防止し、特許文献2では発泡弾性体の平均発泡セル径を300μm以下とし、特許文献3では、転写ローラの表面硬度や中間転写体への押圧力を規定して、上記不具合を防止しようとしている。
特許文献1では、発泡弾性体の表面をコートすることで表面を均一にして、付着物の混入を防止しているが、この場合、ローラを構成する発泡弾性体に2次加工が必要となり、部品コストが上がってしまう。
特許文献2では、平均発泡セル径を300μm以下としているが、押圧力との関係を明示していないため、セル径が300μmで押圧力が弱い場合、発泡弾性体の表面にある空隙部分で中間転写ベルトに接触せず、局部的に中間転写体表面電位に差が生じてムラが出来てしまう。
特許文献3では、転写ローラの表面硬度や中間転写体への押圧力を規定しているが、発泡弾性体のセル径との関係が明示されていないので、特許文献2戸とようの不具合がある。
本発明は、発泡弾性体を転写部材として使用した場合でも、安定した転写を行え、2次加工などが必要なく低コストな画像形成装置を提供することを目的とする。
特許文献2では、平均発泡セル径を300μm以下としているが、押圧力との関係を明示していないため、セル径が300μmで押圧力が弱い場合、発泡弾性体の表面にある空隙部分で中間転写ベルトに接触せず、局部的に中間転写体表面電位に差が生じてムラが出来てしまう。
特許文献3では、転写ローラの表面硬度や中間転写体への押圧力を規定しているが、発泡弾性体のセル径との関係が明示されていないので、特許文献2戸とようの不具合がある。
本発明は、発泡弾性体を転写部材として使用した場合でも、安定した転写を行え、2次加工などが必要なく低コストな画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、像担持体上でトナー像を形成し、像担持体と対向配置された中間転写体の、像担持体と反対側の面に発泡弾性体を押圧部材により接触させ、発泡弾性体に電圧を印加することにより中間転写体上にトナー像を転写する画像形成装置において、像担持体から中間転写体にトナー像を転写する1次転写部における、発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径AがB>=0.015A−2.5の関係に設定されていることを特徴としている。
本発明では、像担持体上でトナー像を形成し、像担持体と対向して転写材に発泡弾性体を押圧部材で接触させ、発泡弾性体に電圧を印加することにより転写材に像担持体のトナー像を直接転写する画像形成装置において、押圧部材の押圧力Bと前記発泡弾性体の表面セル径Aが、B>=0.015A−2.5の関係に設定されていることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置では、発泡弾性体の表面セル径Aを200μm以下としたことを特徴としている。
本発明では、像担持体上でトナー像を形成し、像担持体と対向して転写材に発泡弾性体を押圧部材で接触させ、発泡弾性体に電圧を印加することにより転写材に像担持体のトナー像を直接転写する画像形成装置において、押圧部材の押圧力Bと前記発泡弾性体の表面セル径Aが、B>=0.015A−2.5の関係に設定されていることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置では、発泡弾性体の表面セル径Aを200μm以下としたことを特徴としている。
本発明によれば、1次転写部における発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径Aとの関係をB>=0.015A−2.5とすることで、発泡弾性体の表面を適切な圧力で潰すことにより中間転写体との接触を均一にすることができるので、中間転写体への電界注入が均一になり転写部においてポチやムラのない転写が可能になる。
本発明によれば、1次転写部における発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径Aとの関係を設定し、かつ、発泡弾性体の表面セル径Aを200μm以下とすることで、発泡弾性体のセル径が小さいことにより、トナーや繊維物などの付着物が混入し難くなり、中間転写体へ安定した転写バイアスを供給することができる。また、中間転写体との接触を均一にするための圧力を低くして中間転写体への負荷を小さくすることもできるので、1次転写においてポチやムラのない転写が可能であり、かつ中間転写体を駆動する負荷を低減できる。
本発明によれば、発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径Aとの関係をB>=0.015A−2.5とすることで、発泡弾性体の表面を適切な圧力で潰すことにより転写材との接触を均一にすることが出来るので転写材への電界注入が均一になり2次転写においてポチやムラのない転写が可能になる。
本発明によれば、発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと発泡弾性体の表面セル径Aとの関係を設定し、かつ、発泡弾性体の表面セル径Aを200μm以下とすることで、発泡弾性体のセル径が小さいことにより、トナーや繊維物などの付着物が混入し難くなり、転写材へ安定した転写バイアスを供給することができる。また、転写材との接触を均一にするための圧力を低くして転写材への負荷を小さくすることもできるので、転写時においてポチやムラのない転写が可能であり、かつ転写材が転写部へ突入する時の負荷を低減できる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本形態において、画像形成装置は、フルカラー画像を形成可能なカラープリンタ(以下「プリンタ」と記す)である。画像形成装置としては、図1に示すプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、これらの複合機などでもよい。
図1を用いてプリンタとしての基本構成とその動作について説明し、この後に本形態特有の構成と作用について説明する。このプリンタは、画像形成装置本体1の下部に転写材としての用紙11が収納される複数の給紙トレイ12A,12Bを備えた給紙部2が配設され、その上方に画像形成部3を配置した構成となっている。画像形成部3には、像担持体として複数の感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kを有する複数の作像ユニット8Y,8C,8M,8Kと、複数のローラ4,5,6に巻きかけられた可撓性を有する中間転写体としての中間転写ベルト7Aを有する中間転写ユニット7と、各感光体ドラムに光書込みを行う書き込みユニット15と、用紙11に未定着トナー画像Tを定着させる定着装置30とが配設されている。給紙部2から定着装置30までの間には、用紙11を搬送する搬送ローラを備えた搬送経16が形成されている。
作像ユニット8Y,8C,8M,8Kは、感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kと、その周りに周知の帯電装置、現像装置、クリーニング装置がそれぞれ配置されていて、画像形成装置本体1に対して着脱可能とされている。作像ユニット8Y,8C,8M,8Kが有する現像装置には、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナーが収納されている。各現像装置には、トナーが減ると、図示しないトナーボトルから補給用のトナーがそれぞれ供給されるように構成されている。
中間転写ベルト7Aは、各感光体ドラムと対向して配置されていて、図示しない駆動モータによって複数のローラの何れかが駆動されることで、図1において半時計回りに回転移動するように構成されている。各感光体ドラムと対向する転写ベルト7Aの内側には、一次転写手段としての中間転写ローラ14Y,14C,14M,14Kが、配置されていて、一次転写用の転写バイアスが印可されるように構成されている。中間転写ローラ14Y,14C,14M,14Kは、図2に示すように、押圧部材としての一次転写加圧スプリング40Y,40C,40M,40Kによって感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kと反対側の面となる中間転写ベルト7Aの裏面7Bの部位にそれぞれ圧接されている。ローラ4と対向する部位には、ベルト表面を清掃するベルトクリーニング装置17が配設されている。これら中間転写ベルト7A、それを巻きかけた複数のローラ4〜6、各中間転写ローラ及びベルトクリーニング装置17は一体のユニットとして構成されていて、画像形成装置本体1に対して着脱可能とされている。
中間転写ベルト7Aの表面には、二次転写バイアスが印可される二次転写手段としての転写ローラ20が、ローラ6と対向する部位で2次転写加圧スプリング41によって当接されている。転写ローラ20と転写ベル7Aの一部は、用紙11が搬送される搬送路16に臨むように配設されている。
書き込みユニット15は、光変調されたレーザ光を各感光体ドラムの表面に照射して、感光体表面に色毎の潜像を形成するものである。本形態において、書き込みユニット15は作像ユニット8Y,8C,8M,8Kの下方に配置されていて、装置下方から装置上方に向かってレーザ照射が行われるように構成されている。
このような構成において、画像形成動作が開始されると、各作像ユニットの感光体ドラム10Y,10C,10M,10Kが図示しない駆動手段によって時計方向に回転駆動され、各感光体ドラムの表面が各帯電装置によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラムの表面には、書き込みユニット15からレーザ光がそれぞれ照射されて、それぞれの表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラムに露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像は、各感光体ドラムと現像装置との間を通るときに、各現像装置のトナーによってトナー像として可視像化される。
中間転写ベルト7Aが、図示していない駆動手段によって反時計周り方向に移動すると、ベルト移動方向の最上流側に位置するイエローのトナーを有する現像装置を具備する作像ユニット8Yで形成されたイエロートナー画像が中間転写ローラ14Yによって転写される。その転写されたイエロートナー画像には、作像ユニット8C,8M及び8Kで形成されたシアントナー画像、さらにマゼンタトナー画像及びブラックトナー画像が中間転写ローラ14C,14M,14Kによって順次重ね転写され、かくして中問転写ベルト7Aは、その表面にフルカラーのトナー画像を担持する。
トナー画像が転写された後の各感光体ドラム表面に付着する残留トナーは、各クリーニング装置によって感光体ドラム表面から除去され、次いでその表面が図示していない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
一方、給紙部2からは給紙ローラ18Aまたは給紙ローラ18Bが回転駆動されることで用紙11が給紙されて搬送路16に送り込まれる。送り込まれた用紙11は、2次転写ローラ20よりも給紙側の搬送路16上に配設されたレジストローラ対19によって給紙タイミングを計られて、ローラ6と転写ローラ20とで構成される2次転写部43に給送される。そして、このとき転写ローラ20には、中間転写ベルト表面のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト7Aの表面のトナー画像が2次転写部43において用紙11上に一括して転写される。
トナー画像を転写された用紙11は、定着装置30へと搬送され、定着手段30を通過する際に熱と圧が加えられてトナー画像が熔融されて用紙11上に定着される。トナー画像が定着された用紙11Aは、搬送路16の終端に位置する排出部21に向かって搬送され、この排出部21から画像形成装置本体1の上部に設けられた排紙部としての排紙トレイ22へと排出される。トナー画像を用紙11に転写した後の中間転写ベルト7Aは、このベルトに残留したトナーがクリーニング装置17より除去される。
次に本発明の特徴的な構成について説明する。
中間転写ローラ14Y〜14Kは、それぞれ発泡弾性体で構成されている。中間転写ローラ14Y〜14Kは、金属の芯金ローラ表面に発泡弾性体としてNBR導電ゴムを覆られたゴムローラとして構成されている。また、本形態において、転写ローラ20も中間転写ローラと同一構成としている。発泡弾性体の平均セル径をAとし、1次転写加圧スプリング42Y〜42Kの押圧力をBとするとき、本形態では、B>=0.015A−2.5の関係式が成立するように設定している。
中間転写ローラ14Y〜14Kは、それぞれ発泡弾性体で構成されている。中間転写ローラ14Y〜14Kは、金属の芯金ローラ表面に発泡弾性体としてNBR導電ゴムを覆られたゴムローラとして構成されている。また、本形態において、転写ローラ20も中間転写ローラと同一構成としている。発泡弾性体の平均セル径をAとし、1次転写加圧スプリング42Y〜42Kの押圧力をBとするとき、本形態では、B>=0.015A−2.5の関係式が成立するように設定している。
本形態において、中間転写ローラ14Y〜14Kには平均セル径Aが100〜200μmの発泡弾性体を用い、1次転写加圧スプリング42Y〜42Kの押圧力Bは0.5Nとした。平均セル径Aが300μmを使用する場合には押圧力Bは少なくとも2N以上必要となる。
図3は、1次転写加圧スプリング42Y〜42Kの押圧力Bを変更した際の中間転写ローラ14Y〜14Kと中間転写ベルト7Aの接触状態を示すものである。各1次転写加圧スプリングによるか押圧力Bは同一とされているので、図3においては、1次転写加圧スプリング42Yと中間転写ローラ14Yのみを示している。図3(a)は押圧力B1、図3(b)は押圧力B2、図3(c)は押圧力B3の時の状態をそれぞれ示す。押圧力B1、B2、B3の大小関係は、弱>中>強となっている。
図4は、1次転写加圧スプリング42Y〜42Kの押圧力Bの大小関係を図3と同様にして、各中間転写ローラを構成する発泡弾性体の平均セル径を図3のものよりも小径とした場合の中間転写ローラ14Y〜14Kと中間転写ベルト7Aの接触状態を示すものである。
セル径が大きい発泡弾性体を用い中間転写ローラの場合は、図3に示すようにには押圧力B1およびB2では中間転写ベルト7Aに対して空隙が出来てしまい、均一に電荷を与えることができず、画像不良(ポチ)が発生してしまうが、押圧力をB3まで高めると中間転写ローラ14Y内の空隙が潰れることにより中間転写ベルト7Aに対して均一に接触することが可能となり画像不良(ポチ)も発生しない。また、セル径が小さい発泡弾性体を用い中間転写ローラの場合、図4に示すように押圧力B1でも中間転写ベルト7Aに均一に接触することができているので、画像不良(ポチ)が発生しない。さらに押圧力B2、B3の強い状態でも均一接触が保たれているので画像不良(ポチ)が発生しない。
図5は実際にセル径と押圧力の関係を座標としてとり、画像不良(ポチ)の発生/未発生領域を確認した結果を示す図であり、この結果から、発泡弾性体の平均セル径Aと、1次転写加圧スプリングの押圧力Bの関係は、B>=0.015A−2.5の関係式が導き出されている。
本形態では、B>=0.015A−2.5との関係を、各1次転写部を構成する各転写ローラの発泡弾性体のセル径Aと、各1次転写加圧スプリングの押圧力Bの関係に適用したが、図1における中間転写ベルト7Aから用紙11へトナー像を転写する2次転写部43を構成する転写ローラ20と2次転写加圧スプリング43との関係に適用してもよい。この場合、本形態とは逆に転写バイアスを転写ローラ20へ印加して、ローラ6をアースする場合においても適用することができる。
7A 中間転写体
7B 像担持体と反対側の面
10Y,10C,10M,10K 像担持体
11 転写材
14Y,14C,14M,14K,20 発泡弾性体
40Y,40C,40M,40K,41 押圧部材
A 前記発泡弾性体の表面セル径
B 押圧部材の押圧力
7B 像担持体と反対側の面
10Y,10C,10M,10K 像担持体
11 転写材
14Y,14C,14M,14K,20 発泡弾性体
40Y,40C,40M,40K,41 押圧部材
A 前記発泡弾性体の表面セル径
B 押圧部材の押圧力
Claims (4)
- 像担持体上でトナー像を形成し、前記像担持体と対向配置された中間転写体の、像担持体と反対側の面に発泡弾性体を押圧部材により接触させ、前記発泡弾性体に電圧を印加することにより前記中間転写体上にトナー像を転写する画像形成装置において、
前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を転写する1次転写部における、前記発泡弾性体の押圧部材の押圧力Bと前記発泡弾性体の表面セル径AがB>=0.015A−2.5の関係に設定されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記発泡弾性体の表面セル径Aが200μm以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体上でトナー像を形成し、前記像担持体と対向して転写材に発泡弾性体を押圧部材で接触させ、前記発泡弾性体に電圧を印加することにより前記転写材に前記像担持体のトナー像を直接転写する画像形成装置において、
前記押圧部材の押圧力Bと前記発泡弾性体の表面セル径Aが、
B>=0.015A−2.5の関係に設定されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記発泡弾性体の表面セル径Aが200μm以下であることを特徴とする画像形成装置。
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