JP2006343360A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最低限のクリーニングシーケンスでスループットタイムの延長を起こさず、転写材の裏汚れが発生しない画像形成装置を提供する。
【解決手段】少なくとも、像担持体7の停止時に飛翔現像剤規制部材25が当接する像担持体位置7aが、転写位置Nを通過する間転写手段4に像転写時と異なる電圧を印加する。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置にて現像して可視化する画像形成装置に関し、特に、像担持体と現像剤担持体との間に所定の間隔を設け、交流電界により非接触で現像を行う現像装置を備えた、例えば電子写真方式を利用したレーザビームプリンタ、複写機などとされる画像形成装置に関するものである。
先ず、図13を参照して、電子写真方式のカラー画像形成装置の構成について説明する。
カラー電子写真画像形成装置100は、4個の画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)を縦方向に並設して有しており、各画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)には、各々、装着手段101によってプロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)が着脱可能に装着されている。各カートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、感光体ドラム」という。)7(7C、7Y、7M、7Bk)を備えている。
また、各画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)に対応して、複数個の光学系1(1C、1Y、1M、1Bk)を有し、図中下側からシアン光学系1C、イエロー光学系1Y、マゼンタ光学系1M、ブラック光学系1Bkの順に配置されている。
尚、シアン、イエロー、マゼンタ及びブラックの各色のプロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)に関して複数設けられる要素には、それぞれC、Y、M及びBkの添え字を与えた符号を付している。しかし、以下の説明において、いずれかのプロセスカートリッジ5を特に区別する必要のない場合は、上記各添え字は省略することがある。
上記各光学系1(1C、1Y、1M、1Bk)は、各色毎の画像情報に基づいた情報光を、各プロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)の感光体ドラム7、即ち、シアン感光体ドラム7C、イエロー感光体ドラム7Y、マゼンタ感光体ドラム7M、ブラック感光体ドラム7Bkヘそれぞれ照射して、各々の感光体ドラム7に潜像を形成する。
各カートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)にて、各感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)は、駆動手段によって、同図中、反時計回り(矢印R1)に回転駆動される。感光体ドラム7の周囲には、感光体ドラム7の表面を均一に帯電する帯電手段8(8C、8Y、8M、8Bk)が配置されている。帯電手段8により帯電された感光体ドラム7は、上記光学系1からの光像照射により、静電潜像が形成される。
更に、感光体ドラム7の周囲には、感光体ドラム7上に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像剤像(トナー像)として現像する現像装置10(10C、10Y、10M、10Bk)、感光体ドラム7上のトナー像を転写材Sに転写させる搬送ベルトユニット3、及び、転写後の感光体ドラム7表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置11(11C、11Y、11M、11Bk)が配置されている。
一方、各感光体ドラム7へのトナー像の形成と同期して、転写材Sを収容した給紙カセット2から、ピックアップローラ2a及びこれに圧接する圧接部材2bにより転写材Sが一枚ずつ分離給送され、レジストローラ対2cに到達する。そして、転写材Sは、画像と転写材Sとのタイミングが計られ、レジストローラ対2cから転写材搬送手段としての搬送ベルト31へと送給される。転写材Sは、吸着ローラ34に電圧印加することにより搬送ベルト31に静電的に吸着され、図中上方に搬送される。搬送ベルト31は、ベルト搬送ローラ32とテンションローラ33により架張され、ベルト搬送ローラ32の回転により回転搬送される。
これによって、転写材Sは、搬送ベルト31により、感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)と転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)との間の転写位置N(NC、NY、NM、NBk)に搬送される。続いて、この転写材Sに対して、それぞれ感光体ドラム7の表面に形成されたトナー画像が順次転写されてカラー画像が記録される。
その後、転写材Sは、駆動回転する加圧ローラ51aとこの加圧ローラ51aに圧接して従動回転する加熱ローラ51bとを有する定着ユニット50を通過する際に、加熱処理及び加圧処理がされ、トナー画像が定着される。トナー画像が定着された転写材Sは、排出ローラ対2dによって、画像形成装置の上部に設けられた排出トレイ26に排出される。
図14をも参照して、上記画像形成装置100にてプロセスカートリッジ5を構成する現像装置10について説明する。
現像装置10は、現像容器20内に一次帯電器8の印加電圧と同極性の摩擦帯電極性を有する現像剤Tを収納している。現像剤Tは、本例にては、負帯電性とされ、かつ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色いずれかの顔料を含有した負帯電性非磁性一成分現像剤(以下、「トナー」という。)とされる。
現像容器20内には、攪拌部材23が設けられており、トナーTを現像剤供給部材としての供給ローラ22へと供給する。供給ローラ22は、トナーTを現像剤担持体である現像ローラ21へ搬送する。
現像ローラ21には、現像剤量規制部材としての規制ブレード24が当接されており、現像ローラ21上のトナーを規制してトナー薄層を形成し、現像領域(ドラム対向位置)Aに搬送されるトナー量を規定している。現像領域Aに搬送されるトナー量は、現像ローラ21上に接触する規制ブレード24の当接圧や当接長さ等により決定される。
また、上記現像ローラ21は、現像領域Aで上記感光体ドラム表面と所定の間隔(以下、「SDギャップ」という。)をおいて対向し、現像バイアス電源から、DCバイアスにACバイアスが重畳された現像バイアスを印加することで交流電界(振動電界)を形成している。
上記の構成において所望の帯電量と所望の層厚で現像ローラ表面に付着して現像領域Aに搬送されてきたトナーTは、上記交流電界によって現像ローラ21と感光体ドラム7との間で往復運動を行うことで感光体ドラム表面に形成された静電潜像を可視化する。
以上説明した画像形成装置においては、「はき寄せ」と呼ばれる画像不良が発生することがある。図15を参照して「はき寄せ」について説明する。
図15は、感光体ドラム7と現像ローラ21とが対向している現像領域Aを拡大して示す。「はき寄せ」とは、図15中、「H」で示すように、画像後端部にトナーが多く集まる現象である。
図15に示すように、感光体ドラム7と現像ローラ21の間にACバイアスを印加すると、樽型の電界が生じる。すると、現像ローラ表面に付着しているトナーTは電界によって形成される電気力線に沿って、感光体ドラム7と現像ローラ21の間を往復運動するため、感光体ドラム7と現像ローラ21の最近接点よりも外側に向かって移動する。つまり、ACバイアスを印加すると、現像領域A内のトナーT1は常に現像領域外方向に移動する速度成分を持つようになる。
次に、感光体ドラム7と現像ローラ21がそれぞれ、図15中矢印R1及びR2方向に回転し、又、感光体ドラム7上には潜像が作られている場合、つまり、実際の現像中の場合について説明する。
図15において、感光体ドラム7の明部電位を−100V、暗部電位を−500Vとすると、明部電位−100Vの位置が潜像部分(α)であり、トナー像を形成する領域である。また、暗部電位−500Vは感光体ドラム7の基準電位であり、トナー像が形成されない領域(β)である。
潜像部分(α)が現像領域A内に達したとき、現像ローラ21上のトナーは潜像部分(α)に付着していくが、上記したように飛翔トナーT1には現像領域外方向に移動する速度成分があるため、潜像部分(α)の上流側へと移動する。また、−100Vと−500Vの境目においては、−500Vから−100Vに向かう電界が生じている。それにより、潜像部分の上流側へと移動してきたトナーT1は、この境目で止まってしまう。そのため、潜像部分(α)の下流及び中央部よりも上流後端部のトナー量が多くなってしまう。このようにして、「はき寄せ」Hが形成される。
ここで、図16を参照して、板状の飛翔現像剤規制部材(以下、「FTC部材」という。)25について説明する。飛翔現像剤規制部材は、特許文献1に提案されている。FTC部材25により、上述した「はき寄せ」を防止することができる。
FTC部材25は、数十μm〜数百μmの厚みを有した、例えば、厚さ50μmのPETフィルムなどとされる絶縁性材料であり、図16に示すように、FTC部材支持台25aに固定される。また、感光体ドラム側のみ絶縁性とするシートを使用する場合もある。
また、FTC部材25の先端は、図16に示すように、例えば、現像領域Aの感光体ドラム7と現像ローラ21との中心を結んだ線上P付近に侵入するように配置されている。このとき、FTC部材25の材質、厚み、FTC部材支持台25aからの自由長、FTC部材支持台25aの設定角度、からFTC部材25の配置条件が決定される。
上述したように、現像ローラ21に対し交流バイアスを印加することで、飛翔トナーは往復運動を行いながら現像ローラ21から感光体ドラム7に飛翔する。この際、図16に示すようにFTC部材25が現像領域A内に侵入した状態では、現像領域上流側におけるトナーの往復運動が一部妨げられる。これにより前述したはき寄せの原因を抑制し、その防止が可能となる。
上述のように、交流電界によって現像を行い、且つ、FTC部材25を備えた従来の現像装置10において、転写材Sの裏汚れが発生した。
原因として、FTC部材25は、画像形成中トナーが飛翔している現像電界内を遮蔽するため、現像中に現像ローラ21を臨む面に少なからずトナーが付着する。その付着したトナーが、画像形成後の停止時や、給紙時、ジャム処理時、カートリッジ交換時などの画像形成装置の振動などによって落下する。落下したトナーは、現像ローラ21及び感光体ドラム7に付着したり、或いは、落下による飛散で転写ローラ4や搬送ベルト31などを汚してしまう。従って、その後の画像形成時に、転写材Sの裏汚れが発生した。
一方、従来、搬送ベルト31を有する画像形成装置では(搬送ベルト31の代わりに中間転写ベルトを備えた画像形成装置においても同様であるが)、搬送ベルト表面に不要のトナーが残留、付着した場合、これを除去するためにベルトクリーニングシーケンスを設け、クリーニングバイアスを印加する方法が提案されている(例えば特許文献2、特許文献3参照)。
図13を参照して、クリーニングバイアスの印加方法、即ち、転写手段を構成する転写部材としての転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)にクリーニングバイアスを印加する方法について説明する。
本例にて、各転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)は、搬送ベルト31を介して、プロセスステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)に挿入されているプロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)の感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)と当接している。そして、転写材Sにトナー像を転写する時には、転写バイアス電源6(6C、6Y、6M、6Bk)より転写バイアスが印加される。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、例えば感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)として負極性の有機感光体を使用し、現像剤として負極性のトナーを使用している。従って、転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)は、転写時には、転写バイアス電源6(6C、6Y、6M、6Bk)によって正極性の、即ち、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)は、上記のように転写手段の一部として働いているが、転写ベルト31のクリーニング手段としての働きもする。
本例にて、画像形成装置100では、搬送ベルト31のクリーニングシーケンス時には、転写ローラ4Cと4Mに印加されるバイアスが、バイアス切り替えスイッチ61C、61Mによって、正から負に切り替わる。つまり、バイアス切り替えスイッチ61C、61Mによって、転写ローラ4C、4Mの接続されている電源が、正極性バイアスを印加する電源62aC、62aMから負極性バイアス、即ち、トナーの極性と同極性のクリーニングバイアスを印加する電源62bC、62bMに切り替わる。
搬送ベルト31上に付着している不要トナーとしては、正、負の両極性のトナーが存在する。そこで、転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)のうち転写ローラ4Cと4Mに、転写時と逆電界を形成するクリーニングバイアス(主クリーニングバイアス)を電源62bC、62bMから印加し、搬送ベルト3に付着している正規極性のトナーを感光体ドラム7Cと7Mに逆転写させる。また、転写ローラ4Yと4Bkに転写時と同極性のクリーニングバイアス(副クリーニングバイアス)を転写時と同一の電源62aY、62aBkから印加し、搬送ベルト31に付着している反転極性の現像剤を感光体ドラム7Y、7Bkに逆転写させる。このようにして、搬送ベルト31に付着したトナーを感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)へ除去する。
本例では、転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)に、クリーニングバイアスを上流ステーション9Cから下流ステーション9Bkへと、負、正、負、正の順に印加するが、クリーニングバイアスの印加方法は、適宜変更設定される。
以上のように、クリーニングシーケンスにて、搬送ベルト31から感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)に逆転写されたトナーは、廃トナーとしてプロセスステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)内に設けられた廃トナー容器13(13C、13Y、13M、13Bk)に回収する。
次に、図14を用いて、プロセスステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)内におけるクリーニング手段について説明する。各プロセスステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)は全て同様の構造とされる。
各プロセスステーション9にて、矢印R1方向に回転する感光体ドラム7上の転写時に転写材Sに転写されないで感光体ドラム7表面に残ったトナーTr、即ち、転写残トナーTrは、クリーニング装置11のクリーニングブレード14によって除去される。除去された転写残トナーTrは、廃トナー容器13内に回収される。こうして表面がクリーニングされた感光体ドラム7は次の画像形成に供される。
クリーニングシーケンス時に感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)に逆転写されたトナーも、上記のように画像形成時の感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)の転写残トナーTrと同様に、各プロセスステーション9内に設けられたクリーニングブレード14によって感光体ドラム7表面から除去されて、廃トナー容器13に回収される。
上記のクリーニングバイアスによる搬送ベルト31の清掃は、搬送ベルト31に別途クリーニング手段がある場合においても、併用によりクリーニング手段の負荷や廃トナーの削減(感光体ドラムクリーナへの分散)という効果がある。
特開2005−10272号公報 特開2001−147632号公報 特開2002−23512号公報
上述のように、振動電界によって現像を行い、且つ、FTC部材25を備えた現像装置10を有した画像形成装置における転写材Sの裏汚れを防止するために、どのようなクリーニングシーケンスが適しているかは考慮されていなかった。
また、上記従来技術であるクリーニングシーケンスを必要以上に長くすると、スループットタイムの延長や、感光体ドラム、搬送ベルトの劣化となり、好ましくない。
そこで、本発明の目的は、最低限のクリーニングシーケンスでスループットタイムの延長を起こさず、転写材の裏汚れが発生しない画像形成装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、像担持体、転写材搬送手段の劣化を起こさないようにした画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第一の態様によれば、
静電潜像が形成される移動可能な像担持体と、
前記像担持体と非接触にて配置されて現像剤を担持し搬送する現像剤担持体を備え、前記像担持体と前記現像剤担持体間に振動電界を形成し、振動電界により前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域にて飛翔させ、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像として現像する現像装置であって、前記像担持体に当接して前記現像領域内で現像に寄与する現像剤の飛翔を一部遮蔽する飛翔現像剤規制部材を有する現像装置と、
前記像担持体上の現像剤像を、転写位置にて、移動可能な転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する転写手段と、
を有する画像形成装置において、
少なくとも、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、前記転写位置を通過する間前記転写手段に像転写時と異なる電圧を印加することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の第二の態様によれば、
複数の画像形成部と、
前記複数の画像形成部で形成された現像剤像を、転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する転写手段と、を備え、
前記各画像形成部は、
静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体と非接触にて配置されて現像剤を担持し搬送する現像剤担持体を備え、前記像担持体と前記現像剤担持体間に振動電界を形成し、振動電界により前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域にて飛翔させ、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像として現像する現像装置であって、前記像担持体に当接して前記現像領域内で現像に寄与する現像剤の飛翔を一部遮蔽する飛翔現像剤規制部材を有する現像装置と、
を有し、前記各画像形成部の前記像担持体上の現像剤像を、前記転写手段により転写位置にて、前記転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する画像形成装置において、
前記複数の画像形成部の少なくとも一つにおいて、少なくとも、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、この像担持体の転写位置を通過する間、前記転写手段に像転写時と異なる電圧を印加することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の第三の態様によれば、
複数の画像形成部と、
前記複数の画像形成部で形成された現像剤像を、転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する転写手段と、を備え、
前記各画像形成部は、
静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体と非接触にて配置されて現像剤を担持し搬送する現像剤担持体を備え、前記像担持体と前記現像剤担持体間に振動電界を形成し、振動電界により前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域にて飛翔させ、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像として現像する現像装置であって、前記像担持体に当接して前記現像領域内で現像に寄与する現像剤の飛翔を一部遮蔽する飛翔現像剤規制部材を有する現像装置と、
を有し、前記各画像形成部の前記像担持体上の現像剤像を、前記転写手段により転写位置にて、前記転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する画像形成装置において、
前記複数の画像形成部のうち一つの画像形成部における前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する像担持体位置が、この像担持体の転写位置へ到達した後で、少なくとも、前記像担持体位置が前記転写位置で当接した前記転写材搬送手段の位置が、前記複数の画像形成部のうち下流側の他の画像形成部における像担持体の転写位置を通過する間、前記他の画像形成部の前記転写手段に像転写時と異なる電圧を印加することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、最低限のクリーニングシーケンスでスループットタイムの延長を起こすことなく、転写材の裏汚れが発生せず良好な画像を提供することができる。
また、本発明によれば、像担持体、転写材搬送手段の劣化を起こさないようにした画像形成装置を提供することである。
以下に図面を参照して、本発明に係る画像形成装置の好適な実施例について詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
実施例1
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。本実施例にて、画像形成装置100は、先に図13を参照して説明した画像形成装置と同様の構成とされ、複数の画像形成部、本実施例では4個の画像形成部である画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)を有するインライン方式の4色フルカラーの電子写真画像形成装置である。
(画像形成装置の全体構成)
図1を参照すると、本実施例のカラー電子写真画像形成装置100は、4個の画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)を縦方向に並設して有しており、各画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)には、各々、装着手段101によってプロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)が着脱可能に装着されている。各カートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)を備えている。
また、各画像形成ステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)に対応して、複数個の光学系1を有し、図中下側からシアン光学系1C、イエロー光学系1Y、マゼンタ光学系1M、ブラック光学系1Bkの順に配置されている。
上記各光学系1は、各色毎の画像情報に基づいた情報光を、各プロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)の感光体ドラム7、即ち、シアン感光体ドラム7C、イエロー感光体ドラム7Y、マゼンタ感光体ドラム7M、ブラック感光体ドラム7Bkヘそれぞれ照射して、各々の感光体ドラム7に潜像を形成する。
各カートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)にて、各感光体ドラム7は、駆動手段によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム7の周囲には、感光体ドラム7表面を均一に帯電する帯電装置8(8C、8Y、8M、8Bk)を有する。
更に、各カートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)は、感光体ドラム7の回転方向に従って順に、感光体ドラム7上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置10(10C、10Y、10M、10Bk)、及び、感光体ドラム7上のトナー像を転写材Sに転写させる搬送ベルトユニット3、及び、転写後の感光体ドラム7表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置11(11C、11Y、11M、11Bk)等を備えている。
一方、各感光体ドラム7へのトナー像の形成と同期して、転写材Sを収容した給紙カセット2から、ピックアップローラ2a及びこれに圧接する圧接部材2bにより転写材Sが一枚ずつ分離給送され、レジストローラ対2cに到達する。そして、転写材Sは、画像と転写材Sとのタイミングが計られレジストローラ対2cから、転写材搬送手段としての搬送ベルト31へと送給される。転写材Sは、吸着ローラ34に電圧印加することにより静電的に搬送ベルト31に吸着させ、転写材Sを図中上方に搬送する。
搬送ベルト31は、駆動入力されたベルト搬送ローラ32とテンションローラ33により架張され、ベルト搬送ローラ32の回転により回転搬送される。
これによって、転写材Sは、感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)と、転写手段としての転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)との間の転写位置N(NC、NY、NM、NBk)に搬送される。続いて、この転写材Sに対して、それぞれ感光体ドラム7の表面に形成されたトナー画像が順次転写されてカラー画像が記録される。
更に説明すると、先ず、シアン色プロセスカートリッジ5Cとしてカートリッジ化されたシアン感光体ドラム7Cに形成したシアン色トナー像を、転写手段としてのシアン転写ローラ4Cにトナーの正規の極性(マイナス)と逆極性の電圧印加することによって転写材Sに転写する。
次いで、転写材Sは更に上方へと搬送され、イエロー色プロセスカートリッジ5Yとしてカートリッジ化されたイエロー感光体ドラム7Yに形成したイエロー色トナー像を、転写手段としてのイエロー転写ローラ4Yにトナーの正規の極性と逆極性の電圧印加することによって転写材Sに転写する。
又、マゼンタ色プロセスカートリッジ5Mとしてカートリッジ化されたマゼンタ感光体ドラム7Mに形成したマゼンタ色トナー像を、転写手段としてのマゼンタ転写ローラ4Mにトナーの正規の極性と逆極性の電圧印加することによって、転写材Sに転写する。
更に、ブラック色プロセスカートリッジ5Bkとしてカートリッジ化されたブラック感光体ドラム7Bkに形成したブラック色トナー像を、転写手段としてのブラック転写ローラ4Bkにトナーの正規の極性と逆極性の電圧印加することによって転写材Sに転写する。
こうして各色のトナー像が転写材Sに順次転写積層される。尚、転写材Sを介して感光体ドラム7に当接して転写材Sを搬送する搬送ベルト31は、転写ローラ4に印加される転写電圧を転写材Sに作用させる転写部材としても機能する。
次いで、転写材Sは、搬送ベルト31によって定着手段50へと搬送される。この定着手段50は、駆動ローラ51aと、ヒータ51bを内蔵すると共に支持体51cによって回転可能に支持された筒状シートで構成した定着回転体51dとを有する。そして、通過する転写材Sに熱及び圧力を印加して、積層された転写トナー像を一括して定着する。その後、この転写材Sを排出ローラ対2dで搬送し、排出部26へ排出する。
次に、本実施例の画像形成装置100にて各画像形成ステーション9に着脱可能とされるプロセスカートリッジ5について説明する。
(プロセスカートリッジ)
プロセスカートリッジ5は、電子写真感光体としての感光体ドラム7と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。
ここで、プロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表面に残留する現像剤をクリーニングするためのクリーニング手段などがある。
本実施例のプロセスカートリッジ5は、図14に示す従来のカートリッジ5と同様の構成とされる。
つまり、図2に示すように、本実施例にて、プロセスカートリッジ5は、感光層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7と、帯電手段としての帯電装置である帯電ローラ8と、現像手段としての現像装置10と、クリーニング手段としてのクリーニング装置11とが、一体に形成されている。
このようにカートリッジ化されたプロセスカートリッジ5は、画像形成装置本体100Aに対してカートリッジ装着手段101(図1)により着脱可能に装着される。又、本実施例にて、シアン色プロセスカートリッジ5C、イエロー色プロセスカートリッジ5Y、マゼンタ色プロセスカートリッジ5M、ブラック色プロセスカートリッジ5Bkは、同様の構成とされている。
プロセスカートリッジ5は、一次帯電器である帯電ローラ8ヘ電圧印加することで、回転される感光体ドラム7の表面を所定の電位(本実施例では負で例えば−700V)に一様に帯電する。又、帯電した感光体ドラム7に対して光学系1から光像を照射することにより、潜像を形成する(例えば明部電位−100V)。こうして形成された感光体ドラム7上の潜像は、現像装置10によって現像する。
現像装置10は、図2に示すように、帯電ローラ8の印加電圧と同極性の摩擦帯電極性を有する現像剤Tにより可視像、即ち、現像剤像とされる。ここでは、感光体の帯電極性と現像剤の正規の帯電極性が同じである反転現像が行なわれている。前記現像剤像は、転写ローラ4にて転写材Sに転写される。
また、転写ローラ4で転写されずに残った感光体ドラム7上の現像剤は、クリーニング装置11にて除去され、感光体ドラム7は次の画像形成プロセスに供される。
現像剤Tは、本実施例では負帯電性であり、かつ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかの色の顔料を含有した負帯電性非磁性一成分現像剤(以下、「トナー」という。)である。
攪拌部材23は、各種形状に加工された板状、或いは、スクリュー等からなり、図中矢印R4方向に回転しており、現像容器20内のトナーTを現像剤担持体としての現像ローラ21へ搬送している。
ここで、撹拌部材23は1個である必要はなく、各種現像装置に合わせて、現像容器20の端部から現像ローラ21近傍までトナーを搬送することが出来れば撹拌部材の個数は問わない。
現像ローラ21には、現像剤量規制部材として規制ブレード24が当接されており、現像ローラ21上のトナーを規制してトナー薄層を形成し、現像領域(ドラム対向位置)Aに搬送されるトナー量を規定している。現像領域Aに搬送されるトナー量は、現像ローラ21上に接触する規制ブレード24の当接圧や当接長さ等により決定される。
規制ブレード24は、厚さ数百μmのリン青銅、ステンレス等の金属薄板上に接着或いは溶着されており、金属薄板の弾性によって均一に現像ローラ21に当接されているチップブレードである。このとき金属薄板の材質、厚さ、侵入量、設定角によって規制ブレード24の当接条件が決定される。
飛翔現像剤規制部材としての板状部材であるFTC部材25は、限定されるものではないが、その先端が、図3に記載するように、現像領域Aの感光体ドラム7と現像ローラ21との中心を結んだ線上P付近に侵入するように配置することができる。即ち、飛翔現像剤規制部材を設けることによって、現像領域Aの上流側を遮蔽し、現像領域Aの上流側において現像剤が飛翔する領域が規制される。飛翔現像剤規制部材の先端はその位置精度を保つために、感光体ドラムに接触して設けられる。また、材料として、通常は絶縁性のシートを用いる(例えば、厚さ50μmのPETフィルムなど)。また、感光体ドラム側のみ絶縁性とするシートを使用することも可能である。
現像ローラ21は、現像領域Aで感光体ドラム7の表面と所定の間隔、即ち、SDギャップにおいて対向し、DCバイアスにACバイアスを印加することで交番電界(振動電界)を形成している。
上記の構成において所望の帯電量と所望の層厚で現像ローラ表面に付着して現像領域Aに搬送されてきてトナーTは、振動電界によって現像ローラ21と感光体ドラム7との間で往復運動を行うことで感光体ドラム表面に形成された静電潜像を可視化する。即ち、現像ローラ上のトナーの層厚は、感光体ドラムと現像ローラとの間隔よりも小さいので、現像時に現像ローラから感光体ドラムへトナーを飛翔させて現像が行なわれる。
転写材Sが給紙されてから帯電、現像、転写、定着後排紙されるまでの工程は、上述の通りである。
次に、本実施例における画像形成直前の前回転時におけるクリーニングの工程について述べる。
本実施例におけるFTC部材25(25C、25Y、25M、25Bk)から感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)や搬送ベルト31上に落下する現像剤(トナー)の回収法を図1を用いて説明する。
本実施例によると、転写手段を構成する転写部材としての転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)には、バイアス切り替えスイッチ61(61C、61Y、61M、61Bk)を介して、転写バイアスを印加する電源62a(62aC、62aY、62aM、62aBk)と、クリーニングバイアスを印加する電源62b(62bC、62bY、62bM、62bBk)とが接続されている。
画像形成時(像転写時)において、転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)には、電源62a(62aC、62aY、62aM、62aBk)から、画像形成時転写バイアスを、即ち、トナーの正規の極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。このときトナーが付着している感光体ドラム7の表面電位は−100V程度であり、感光体ドラムの電位と転写ローラの電位との電位差によって、感光体ドラム7から転写材(転写ローラ)へ向かってトナーが移動する方向の電界が形成される。
また、画像形成直前の前回転時におけるクリーニングの工程時には、転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)には、バイアス切り替えスイッチ61(61C、61Y、61M、61Bk)により、電源62a(62aC、62aY、62aM、62aBk)から、クリーニングバイアスを印加する電源62b(62bC、62bY、62bM、62bBk)に切り換えられている。クリーニングバイアスは、飛翔現像剤規制部材の裏面から感光体ドラムに転移したトナーの極性と同極性である。このとき感光体ドラムの表面電位は、ほぼ0Vである。従って、クリーニング工程時には、感光体ドラムと転写ローラとの電位差によって、転写ローラ(搬送ベルト)から感光体ドラムへトナーを移動させる方向の電界が形成される。なお、飛翔現像剤規制部材の裏面に付着したトナーは、正規の帯電極性とは逆極性に帯電した反転トナー、即ちプラス帯電トナーである。従って、この反転トナーが搬送ベルトに対して静電的に反発し、搬送ベルトへ付着するのを防止するために、クリーニングバイアスとしては、プラスの電圧が印加される。
また例えば、転写バイアスとして+1kV、クリーニングバイアスとして+0.5kVとすることができる。ただし、これに限定されるものではない。
クリーニングバイアス印加時は、像転写時とは異なり、感光体ドラム7と転写ローラ4(搬送ベルト31)の間に転写材Sが無いので、像転写時と同じ転写バイアスを印加すると感光体ドラム7及び搬送ベルト31に電荷メモリや通電劣化等が起こる可能性が生じる。これを防止するために、転写ローラに印加するクリーニングバイアスは、像転写時転写バイアスよりも小さく設定するのが良い。特に、上記メモリの問題は、感光体ドラムの帯電極性と転写バイアスの極性とが逆となる反転現像方式において生じやすい。
斯かる構成とすることにより、画像形成直前の前回転時におけるクリーニング工程においては、像転写時とは異なる電圧を転写ローラに印加することによって、トナーが感光体ドラム7(7C、7Y、7M、7Bk)から搬送ベルト31へ転写しないようにすると共に、感光体ドラムに電荷メモリが生じるのを防止する。飛翔現像剤規制部材から感光体ドラム7に付着した反転トナーは、廃トナーとして画像形成部であるプロセスステーション9(9C、9Y、9M、9Bk)に挿入されているプロセスカートリッジ5(5C、5Y、5M、5Bk)内の廃トナー容器13(13C、13Y、13M、13Bk)に回収する。
以上のようなクリーニング工程の作動により、感光体ドラム7及び搬送ベルト31のクリーニングを行うことができる。
また、図3に示すように、感光体ドラムの回転停止時にFTC部材25が当接する感光体ドラム位置7aが、感光体ドラム7の回転が始まってから、感光体ドラム7と転写ローラ4と対向した感光体ドラム位置7b、即ち、転写位置Nに至るまで感光体ドラム7を回転させ、且つ、搬送ベルト31を移動させ、この間において、転写ローラに前述したクリーニングバイアスを印加する。これによって、感光体ドラム位置7aから感光体ドラム位置7bまでの感光体ドラム7上のトナーが感光体ドラム7の回転に伴って搬送ベルト31へと転写するのを防止し、また、感光体ドラム7や搬送ベルト31に落下したトナーを完全に回収することができる。なお、前述したように、FTC部材に付着したトナーは、ほとんど逆極性(プラス)帯電トナーとなっており、また感光体ドラムの回転開始時の振動により感光体ドラムへ付着することが多い。即ち、感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置に付着しているトナーが多くなっている。従って、少なくとも、感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置が、転写位置を通過するとき転写ローラと感光体ドラムとの間に像転写時と異なる電位差を形成するように、転写ローラに前述したクリーニングバイアスを印加するのが良い。これによって、感光体ドラムの回転開始時にFTC部材から感光体へ移動したトナーが搬送ベルトへ付着することを防止できる。
次に、クリーニング工程を図2を用いて説明する。
プリント命令を受け、不図示のメインモータが回転駆動し、図2に示すように、感光体ドラム7と搬送ベルト31がそれぞれ矢印R1及びR5方向に駆動する。同時に、帯電手段である帯電ローラ8ヘ所定の電圧を印加することで、この感光体ドラム7の表面を一様に帯電する。
また、同時に、転写ローラ4においても、バイアス切り替えスイッチ61を、転写バイアスを印加する電源(転写バイアス電源)62aからクリーニングバイアスを印加する電源(クリーニングバイアス電源)62bに切り替える。クリーニングバイアスとしては、上述のように、+0.5kVとすることができる。所定時間経過後に、即ち、FTC部材25が当接する感光体ドラム位置7aが、感光体ドラム7と転写ローラ4とが対向した感光体ドラム位置7b、即ち、転写位置Nまで回転した後、バイアス切り替えスイッチ61を、クリーニングバイアス電源62bから転写バイアス電源62aに切り替える。画像形成時の転写バイアスは、例えば、+1kVとされる。そして、上述した画像形成工程を実施し、フルカラー画像形成を行う。
上記クリーニングバイアス及び/又は転写バイアスは、各画像形成部にて同じとすることもできるし、又、異なる電圧値とすることもできる。
このような画像形成直前の前回転時の転写ローラ印加バイアスの制御を行い、少なくとも、FTC部材25が当接する感光体ドラム位置7aが、転写位置Nを通過するまで感光体ドラム7、及び、搬送ベルト31を駆動し、該感光体ドラム7の駆動中に転写ローラ4と感光体ドラム7との間に電位差を設ける構成とすることにより、スループットタイムの延長を起こさず、像担持体である感光体ドラム、転写材搬送手段である搬送ベルトの劣化を起こさず、転写材の裏汚れが発生しない画像形成装置を提供することができる。
なお、転写ローラにクリーニングバイアスを印加開始するタイミングは、感光体ドラムの駆動開始よりも遅らせても良く、感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置が、転写位置を通過するタイミングに合わせるようにしても良い。
実施例2
次に、本発明に係る電子写真画像形成装置の他の実施例について説明する。
本実施例において、画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの構成及び機能、並びに、転写材が給紙されてから帯電、現像、転写、定着後排紙されるまでの工程などは、実施例1で説明した画像形成装置100及びプロセスカートリッジ5と同様である。従って、これらの説明は、実施例1の説明を援用し、ここでの再度の説明は省略する。以下には、主として、本実施例の特徴である画像形成直前の前回転時におけるクリーニングの工程について述べる。
特に本実施例では、装置の複雑化や巨大化、コスト面を鑑み、実施例1のように全ての転写ローラ4にクリーニングバイアスを印加せずとも、上述のFTC部材25から感光体ドラム7や搬送ベルト31上に落下する現像剤(トナー)を回収することを特徴とする。
本実施例におけるFTC部材25から感光体ドラム7や搬送ベルト31上に落下する反転(正極性の)トナーの回収法を図4を用いて説明する。
本実施例によると、転写手段を構成する転写部材としての転写ローラ4(4C、4Y、4M、4Bk)の中の転写ローラ4Yと4Mと4Bkには、実施例1と同じように、バイアス切り替えスイッチ61(61Y、61M、61Bk)を介して、画像形成時転写バイアスを印加する電源62a(62aY、62aM、62aBk)と、画像形成時転写バイアスとは異なるクリーニングバイアスを印加する電源62b(62bY、62bM、62bBk)とが接続されている。一方、実施例1とは異なり、転写ローラ4Cについては、クリーニングバイアスを印加する電源は接続されていないが、搬送ベルト31の抵抗を検知するための電源が接続されている。
上記クリーニングバイアス印加によって回収するトナーは、実施例1でも述べたように、反転トナー(逆極性トナー)である。そのため、画像形成時転写バイアスとクリーニングバイアス印加時とでは、転写位置で同じ方向の電界を形成するが、回収されるトナーにとっては、転写ローラ(搬送ベルト)から感光体ドラムへ向かってトナーを移動する方向の電界が形成される。また画像形成時とは異なり、クリーニングバイアス印加時には、感光体ドラム7と転写ローラ4(搬送ベルト31)の間に転写材Sが無く、クリーニング時に画像形成時と同じ転写バイアスを印加すると感光体ドラム7及び搬送ベルト31に電荷メモリや通電劣化等が起こることがある。これを防止するために、クリーニングバイアスは画像形成時転写バイアスよりも小さく設定するのが良い。
また、本実施例2の画像形成装置では、1番目の画像形成部に対応する転写ローラ4Cにおいて、前回転中に搬送ベルト及び転写ローラの合成抵抗の検知を行なっている。搬送ベルト及び転写ローラの抵抗検知は、例えば、転写材が1番目(1色目)の転写位置へ到達する前に、所定の検知用電圧を転写ローラ4Cに印加し、転写ローラ4Cに流れる電流を検知することによって行なわれる。転写ローラ4Cに流れる検知電流に応じて、それぞれの転写ローラ4C、4Y、4M、4Bkに対して像転写時に印加する電圧を決定する。これによって、温湿度環境の変化により搬送ベルト及び転写ローラの合成の抵抗が変動したとしても、その抵抗変動を見込んだ転写バイアスに設定することができる。なお、環境変化に対する転写ローラの抵抗変動は、各転写ローラともほぼ同じであるので、1番目の転写位置でだけ搬送ベルト及び転写ローラの抵抗検知を行なっている。従って、環境変化に関わらず、各転写位置で良好な転写を行なうことができる。なお、転写ローラに流れる電流を検知する代わりに、転写ローラに所定の電流を流したときに転写ローラに印加される電圧を検知するようにしても良い。このようにしても、搬送ベルト及び転写ローラの抵抗を予測することが可能である。
また、非転写時に、搬送ベルト及び転写ローラの抵抗を検知するために、転写ローラ4Cに印加する電圧は、前述した転写バイアスと同じ極性であり、転写バイアスやクリーニングバイアスよりも小さくすることが望ましい。このように非転写時に転写ローラに小さい電圧を印加することによって、転写位置に転写材がない非転写時において、感光体ドラムにメモリが発生することをより確実に防止することができる。
本実施例においては、転写ローラ4Cを用いて、搬送ベルト及び転写ローラの抵抗検知のための余分な時間を設けないために、1番目の転写位置の転写ローラ4Cにおいて実施例1に示したようなクリーニングシーケンス行なっていない。即ち、1番目の画像形成部において、感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置が、1番目の転写位置を通過するときには、転写ローラ4Cは、クリーニングバイアスが印加されてなく、搬送ベルト及び転写ローラの抵抗を検知するための検知用電圧が印加されている。前述したように、検知用電圧は、クリーニングバイアスよりも小さいので、このとき感光体ドラムから搬送ベルトへ、反転トナーが付着することがある。
その為、1番目の画像形成部で搬送ベルトに付着したトナーのクリーニングを2番目、3番目、4番目の画像形成部にて行う。
まず、2、3、4番目の画像形成部では、反転トナークリーニングを行なうために、各転写ローラによって実施例1と同じタイミングで、その画像形成部自身において、感光体ドラムから搬送ベルトへの反転トナーの付着を防止する。即ち、転写ローラ4Y、4M、4Bkのそれぞれに実施例1と同様に、クリーニングバイアスが印加される。つまり、1番目の画像形成部における感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置が、1番目の転写位置で当接した搬送ベルトの位置が、2、3、4番目の画像形成部における感光体ドラムの転写位置を通過する間、2、3、4番目の転写ローラ4Y、4M、4Bkにクリーニングバイアスが印加される。このために、1番目の画像形成部における感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置に相当する部分の搬送ベルトが、下流の各画像形成部の転写位置に到達した際に再びバイアス切り替えスイッチ61によりクリーニングバイアスに切り替えられている。例えば、画像形成時転写バイアスとして+1kV、クリーニングバイアスとして+0.5kVとすることができ、搬送ベルト及び転写ローラの検知用電圧は、クリーニングバイアスよりも小さい値、例えば+0.2kVとすることができる。ただし、これに限定されるものではない。また、転写ローラ4Y、4M、4Bkに印加するクリーニングバイアスは、それぞれ異なる値とすることもできる。
前回転時において1番目の画像形成部に対応する位置に設けられる、転写ローラ4Cでは、搬送ベルト及び転写ローラの抵抗検知用の電圧の印加後、すぐに転写材である紙が突入してくる為にクリーニングバイアスを印加する時間がない。そのために、感光体ドラム7Cの回転開始に伴い、FTC部材から感光体ドラム7C上に付着した反転トナーである正極性のトナーが感光体ドラム7Cから搬送ベルト31に転写する。そして、このトナーは、搬送ベルト駆動方向の下流にある正極性のバイアス(クリーニングバイアス)が印加された転写ローラ4Y、4M、4Bkの作用により、搬送ベルト31から感光体ドラム7Y、7M、7Bkに逆転写される。この感光体ドラム7Y、7M、7Bkに逆転写されたトナーは、廃トナーとして画像形成部であるプロセスカートリッジ5Y、5M、5Bk内の廃トナー容器13Y、13M、13Bkに回収する。
以上のようなクリーニング工程の作動により、感光体ドラム7及び搬送ベルト31のクリーニングを行うことができる。
図5〜図11には、1番目、2番目、3番目、4番目の画像形成部9C、9Y、9M、9Bkにおける感光体ドラム7C、7Y、7M、7Bk周辺を示す。図5〜図11を参照して、本実施例の前回転時のクリーニング工程について説明する。
図5に示すように、感光体ドラム7Cの回転停止時にFTC部材25Cが当接する感光体ドラム位置7aCが、感光体ドラム7Cと転写ローラ4Cとの当接位置7bC、即ち、転写位置NCに到達するまで回転する。この転写位置NC、即ち、感光ドラム位置7bCにて上記感光体ドラム位置7aCは、搬送ベルト31(即ち、搬送ベルト31上の当接位置31C)に当接する。つまり、この間に転写ローラ4Cには搬送ベルト抵抗検知用の正極性の小さい電圧が印加されており、感光体ドラム表面に付着した正極性トナーを搬送ベルト31に転移することを抑制することが出来ない。そのため、感光体ドラム位置7aCから7bCまでの感光体ドラム7C上に付着したトナーは、搬送ベルト31に転写される。即ち、感光体ドラム7C回転開始から、感光体ドラム7Cの回転停止時にFTC部材25Cが当接する感光体ドラム位置7aCが転写位置に到達するまで、の間、感光体ドラム7Cから搬送ベルト31へトナーが転写される。この搬送ベルト31上の、感光体ドラム位置7bCと搬送ベルト31とが当接する搬送ベルト当接位置31aは、更に、感光体ドラム7の回転及び搬送ベルト31のR5方向への移動により、感光体ドラム7Cの下流側に位置した感光体ドラム7Yと転写ローラ4Yとが対向した転写位置NY、即ち、感光体ドラム7Yと搬送ベルト31との当接位置(感光体ドラム位置7bY、搬送ベルト位置31Y)まで移動される(図6参照)。
このタイミングで転写ローラ4Yにはクリーニングバイアスが再び印加される。従って、感光体ドラム7Y上の正極性のトナーが転写位置NYにて搬送ベルト31に転写されることはない。また、感光体ドラム位置7aCから7bCまでの感光体ドラム7C上に付着したトナーで、搬送ベルト31上に転写された正極性のトナー(感光体ドラム7C回転開始から、感光体ドラム7Cの回転停止時にFTC部材25Cが当接する感光体ドラム位置7aCが転写位置に到達するまで、の間、感光体ドラム7Cから搬送ベルト31へ転写されたトナー)、及び、感光体ドラム7Yや搬送ベルト31に落下した正極性のトナーは、転写位置NYにて感光体ドラム7Yへと逆転写され(又は感光体ドラム7Yから搬送ベルト31へ転写することを防止され)、そして、感光体ドラム位置7aCが搬送ベルト31に当接した転写ベルト位置31bが転写位置NYを通過後クリーニングバイアスの印加を止める。これにより画像形成部9Cで搬送ベルト31へ転写されたトナーを回収することができる(図7参照)。
そして更に、感光体ドラム7の回転及び搬送ベルト31のR5方向への移動により、感光体ドラム位置7bCと搬送ベルト31とが当接する搬送ベルト当接位置31aが、感光体ドラム7Yの下流側に位置した感光体ドラム7Mと転写ローラ4Mとが対向した転写位置NM、即ち、感光体ドラム7Mと搬送ベルト31との当接位置(感光体ドラム位置7bM、搬送ベルト位置31M)まで移動され(図8参照)、転写ローラ4Mにクリーニングバイアスが再び印加され、搬送ベルト31上のトナーを回収する。また、画像形成部9Yの時と同様に転写ベルト位置31bが転写位置NMを通過後クリーニングバイアスの印加を止める(図9参照)。
そして、同様の感光体ドラム7の回転及び搬送ベルト31のR5方向への移動により、感光体ドラム7bCと搬送ベルト31とが当接する搬送ベルト当接位置31aが感光体ドラム7Mの下流側に位置した感光体ドラム7Bkと転写ローラ4Bkとが対向した転写位置NBk、即ち、感光体ドラム7Bkと搬送ベルト31との当接位置(感光体ドラム位置7bBk、搬送ベルト位置31Bk)まで移動され(図10参照)、転写ローラ4Bkにクリーニング転写バイアスが再び印加され、搬送ベルト31上のトナーを回収する。また、画像形成部9Y、9Mのときと同様に転写ベルト位置31bが転写位置NBkを通過後クリーニングバイアスの印加を止める(図11参照)。
また、感光体ドラム7aCと搬送ベルト31とが当接する搬送ベルト当接位置31Cが、感光体ドラム7Bkと搬送ベルト31との当接位置まで移動する間、転写ローラ4にクリーニングバイアスを印加し続けても同様である。なお、本実施例においては、全ての感光体ドラムの駆動開始は同時である。
次に、クリーニング工程を図12を用いて説明する。
プリント命令を受け、不図示のメインモータが回転駆動し、図12に示す感光体ドラム7Cと7Yが矢印R1方向に駆動され、また、搬送ベルト31がR5方向に駆動される。同時に、帯電手段である帯電ローラ8C、8Yヘ電圧を印加することで、感光体ドラム7C、7Yの表面を一様に所定電位に帯電する。
また、転写手段を構成する転写ローラ4Cには、転写バイアス電源62aCから搬送ベルト及び転写ローラ抵抗検知用バイアスが印加される。
一方、転写手段を構成する転写ローラ4Y、4M、4Bkにおいては、同時に、バイアス切り替えスイッチ61Y、61M、61Bkにより画像形成時転写バイアスを印加する電源(転写バイアス電源)62aY、62aM、62aBkからクリーニングバイアスを印加する電源62bY、62bM、62bBkに切り替えてクリーニングシーケンスを実行する。所定時間経過後に、即ち、感光体ドラム7Cを回転駆動し、感光体ドラム回転停止時にFTC部材25Cが当接する感光体ドラム位置7aCを、感光体ドラム7Cと搬送ベルト31との当接位置31Cに回転するまでクリーニングバイアスを印加し一度、バイアス切り替えスイッチ61Y、61M、61Bkを画像形成時転写バイアスを印加する電源62aY、62aM、62aBk、に切り替える。そして更に、その当接位置31Cが、搬送ベルト31の駆動方向下流側の転写ローラ4Yの位置にくるまで駆動されたとき、バイアス切り替えスイッチ61Yを、画像形成時転写バイアスを印加する電源62aYからクリーニングバイアスを印加する電源62bYに切り替える。即ち、転写ローラ4Yのバイアスをクリーニングバイアスに切り替える。そして通過後、再びバイアス切り替えスイッチ61Yを、クリーニングバイアスを印加する電源62bYから画像形成転写バイアスを印加する電源(転写バイアス電源)62aYに切り替える。
またその後、当接位置31Cが、搬送ベルト31の駆動方向下流側の転写ローラ4M、4Bkの位置まで移動した際にバイアス切り替えスイッチ61を、画像形成時転写バイアスを印加する電源62aからクリーニングバイアスを印加する電源62bに切り替える。そして通過後、再びバイアス切り替えスイッチ61を、クリーニングバイアスを印加する電源62bから画像形成転写バイアスを印加する電源62aに切り替える。
このような画像形成直前の前回転時の転写バイアスの制御を行い、スループットタイムの延長を起こさず、転写材の裏汚れが発生しない画像形成装置を提供することができる。
なお、FTC部材に付着したトナー(反転トナー)は、感光体ドラムの回転開始時に振動により感光体ドラムへ付着することが多い。即ち、感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置に付着しているトナー(反転トナー)が多くなっている。従って、複数の画像形成部の少なくとも一つにおいて、少なくとも、感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置が、その転写位置を通過するタイミングに合わせて、転写ローラに前述したクリーニングバイアスを断続的に印加しても良い。これによって、複数の画像形成部の少なくとも一つにおいて、感光体ドラムの回転開始時にFTC部材から感光体ドラムへ移動したトナーが搬送ベルトへ付着することを防止できる。
また、上記と同じ理由により、複数の画像形成部のうち一つの画像形成部(例えば本実施例のシアン用画像形成部)における感光体ドラムの停止時にFTC部材が当接する感光体ドラム位置7aCが、この感光体ドラムの転写位置へ到達したときに搬送ベルトへ反転トナーが付着してしまった場合を考える。この場合、少なくとも、更に感光体ドラム位置7aCが転写位置で当接した搬送ベルトの位置31Cが、複数の画像形成部のうち下流側の他の画像形成部(例えば本実施例のイエロー用画像形成部、マゼンタ用画像形成部、又はブラック用画像形成部)における感光体ドラムの転写位置を通過するタイミングに合わせて、前記下流側の他の画像形成部の転写ローラに前述したクリーニングバイアスを断続的に印加しても良い。これによって、複数の画像形成部のうち一つの画像形成部の転写位置において、搬送ベルトへトナーが付着したとしても、前記下流側の他の画像形成部の転写位置において、搬送ベルトから感光体へトナーを戻すことができる。
このように転写ローラに断続的にクリーニングバイアスを印加すれば、クリーニングバイアス印加時間を短くすることができ、感光体に対するメモリを、より発生しにくくすることができる。
なお、転写バイアス、クリーニングバイアスとしては、転写ローラに対して定電圧を印加するようにしていたが、その代わりに、転写ローラに定電流を流すようにしても良い。
更に又、上記実施例1、2においては、画像形成部が複数設けられたカラー画像形成装置について説明したが、当業者には周知の、一つの像担持体と、複数の現像器を搭載した回転現像装置と、を備え、回転現像装置を回転して像担持体上の潜像を現像してカラー画像を得る画像形成装置、更には、一つの像担持体と一つの現像装置とを備えたモノクロ画像形成装置に対しても、適宜変更することにより、本発明の原理は同様に適用し得るものであり、同様の作用効果を達成することができる。
本発明に係る実施例1の画像形成装置の概略構成断面図である。 プロセスカートリッジの一実施例の概略構成を示し、本発明の実施例1に従った転写材裏汚れ防止方法を説明する図である。 本発明の実施例1のクリーニング工程における感光体ドラム表面の清掃箇所を説明する図である。 本発明に係る実施例2の画像形成装置の概略構成断面図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2のクリーニング工程を説明する図である。 本発明の実施例2に従った転写材裏汚れ防止方法を説明する図である。 従来の画像形成装置の概略構成断面図である。 従来のプロセスカートリッジの概略構成を示し、クリーニング工程を説明する図である。 掃き寄せ現象を説明する図である。 現像領域付近の拡大説明図である。
符号の説明
1(1C、1Y、1M、1Bk) 露光装置
4(4C、4Y、4M、4Bk) 転写ローラ(転写手段)
5(5C、5Y、5M、5Bk) プロセスカートリッジ
6(6C、6Y、6M、6Bk) 現像バイアス電源
7(7C、7Y、7M、7Bk) 感光体ドラム(像担持体)
8(8C、8Y、8M、8Bk) 帯電ローラ(帯電手段)
9(9C、9Y、9M、9Bk) 画像形成ステーション(画像形成部)
10(10C、10Y、10M、10Bk) 現像装置
11(11C、11Y、11M、11Bk) クリーニング装置
25(25C、25Y、25M、25Bk) FTC部材(飛翔現像剤規制部材)
31 搬送ベルト(転写材搬送手段)

Claims (12)

  1. 静電潜像が形成される移動可能な像担持体と、
    前記像担持体と非接触にて配置されて現像剤を担持し搬送する現像剤担持体を備え、前記像担持体と前記現像剤担持体間に振動電界を形成し、振動電界により前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域にて飛翔させ、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像として現像する現像装置であって、前記像担持体に当接して前記現像領域内で現像に寄与する現像剤の飛翔を一部遮蔽する飛翔現像剤規制部材を有する現像装置と、
    前記像担持体上の現像剤像を、転写位置にて、移動可能な転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する転写手段と、
    を有する画像形成装置において、
    少なくとも、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、前記転写位置を通過する間前記転写手段に像転写時と異なる電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記異なる電圧は、像転写時に前記転写手段に印加される電圧と同じ極性であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記異なる電圧は、少なくとも、前記像担持体の駆動開始から、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、前記転写位置を通過するまで、の間、印加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の画像形成部と、
    前記複数の画像形成部で形成された現像剤像を、転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する転写手段と、を備え、
    前記各画像形成部は、
    静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体と非接触にて配置されて現像剤を担持し搬送する現像剤担持体を備え、前記像担持体と前記現像剤担持体間に振動電界を形成し、振動電界により前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域にて飛翔させ、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像として現像する現像装置であって、前記像担持体に当接して前記現像領域内で現像に寄与する現像剤の飛翔を一部遮蔽する飛翔現像剤規制部材を有する現像装置と、
    を有し、前記各画像形成部の前記像担持体上の現像剤像を、前記転写手段により転写位置にて、前記転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する画像形成装置において、
    前記複数の画像形成部の少なくとも一つにおいて、少なくとも、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、この像担持体の転写位置を通過する間、前記転写手段に像転写時と異なる電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記異なる電圧は、像転写時に前記転写手段に印加される電圧と同じ極性であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記異なる電圧が印加されるとき、前記転写手段に印加される電圧は、前記画像形成部毎に可変であることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の画像形成部の少なくとも一つにおいて、前記異なる電圧は、少なくとも、前記像担持体の駆動開始から、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、前記転写位置を通過するまで、の間、印加されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 複数の画像形成部と、
    前記複数の画像形成部で形成された現像剤像を、転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する転写手段と、を備え、
    前記各画像形成部は、
    静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体と非接触にて配置されて現像剤を担持し搬送する現像剤担持体を備え、前記像担持体と前記現像剤担持体間に振動電界を形成し、振動電界により前記現像剤担持体上の現像剤を前記像担持体と前記現像剤担持体との間の現像領域にて飛翔させ、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させて現像剤像として現像する現像装置であって、前記像担持体に当接して前記現像領域内で現像に寄与する現像剤の飛翔を一部遮蔽する飛翔現像剤規制部材を有する現像装置と、
    を有し、前記各画像形成部の前記像担持体上の現像剤像を、前記転写手段により転写位置にて、前記転写材搬送手段にて搬送する転写材に転写する画像形成装置において、
    前記複数の画像形成部のうち一つの画像形成部における前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する像担持体位置が、この像担持体の転写位置へ到達した後で、少なくとも、前記像担持体位置が前記転写位置で当接した前記転写材搬送手段の位置が、前記複数の画像形成部のうち下流側の他の画像形成部における像担持体の転写位置を通過する間、前記他の画像形成部の前記転写手段に像転写時と異なる電圧を印加することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記異なる電圧は、像転写時に前記転写手段に印加される電圧と同じ極性であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記一つの画像形成部において、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する像担持体位置が、この像担持体の転写位置を通過するとき、この転写手段には、像転写時に前記転写手段に印加される電圧と同じ極性の電圧が印加されることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体位置が前記転写位置で当接した前記転写材搬送手段の位置が、前記複数の画像形成部のうち下流側の他の画像形成部における像担持体の転写位置を通過する間、前記他の画像形成部における前記転写手段に印加される電圧は、前記画像形成部毎に可変であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記他の画像形成部において、前記転写手段に印加される前記異なる電圧は、少なくとも、前記一つの画像形成部における前記像担持体の駆動開始から、前記像担持体の停止時に前記飛翔現像剤規制部材が当接する前記像担持体位置が、この像担持体の転写位置を通過するまでの間、及び、更に前記像担持体位置が前記転写位置で当接した前記転写材搬送手段の位置が、前記他の画像形成部における像担持体の転写位置を通過する間、印加されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
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