JP6330763B2 - ロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備 - Google Patents

ロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備 Download PDF

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本発明は、孔型圧延ロールの孔型を潤滑するロール孔型潤滑装置に関し、例えば鉄道のレール(軌条)などの形鋼を圧延するための孔型圧延ロールに形成された孔型の内部面を潤滑するのに好適なものである。
鉄道のレールなどの形鋼は、一般的に熱間圧延によって製造される。熱間圧延では、素材を加熱した後に、粗圧延、中間圧延、及び仕上げ圧延の各工程で、円筒状の圧延ロールや孔型圧延ロールを始めとする各種形状の圧延ロールによって圧延が行われる。形鋼の熱間圧延において、圧延ロールの周面(圧延材接触面)に局所的な負荷がかかると、圧延ロールの周面に肌荒れが発生する。圧延ロール周面の肌荒れによる問題は、特に複雑な断面形状の圧延をする場合に、ロール径方向で周速度の差が拡大することから一層顕著となる。圧延ロールの周面、つまり圧延材との接触面に肌荒れが生じると、肌荒れの凹凸によって圧延後の圧延材に凹凸の転写疵が生じる場合がある。更に、ロール周面の肌荒れによって局所的な摩擦係数の増大が生じ、ロール周面への圧延材の焼付きが生じ易くなる。そして、その結果、形鋼への圧着疵や焼付き疵の原因となる。そのため、発生したロール周面の肌荒れを除去するために、圧延ラインを停止してグラインダで手入れする作業が必要となり、生産性が低下する。
そこで、圧延ラインを停止することなく、通常操業中に同時に圧延ロールを研磨する技術が提案されている。例えば下記特許文献1では、回転手段、送り手段、及び移動手段を備えた研磨装置を設置し、この研磨装置によって圧延ロールの周面と側面を研磨する技術が開示されている。また、下記特許文献2では、ユニバーサルミルのロールチョック又はその内部に研磨装置を配設し、この研磨装置によって水平ロール側面の平坦部を研磨する技術が開示されている。一方、肌荒れしたロール表面を研磨するのではなく、ロール表面の肌荒れの発生自体を防ぐことを目的として、下記特許文献3では、通常熱間圧延において焼付きや肌荒れ防止として使用される特定成分の固形潤滑剤を、圧延前ではなく、圧延中にも圧延ロールに押し当てることで圧着疵や焼付きを防止する方法が提案されている。
特開平8−300015号公報 特開2004−249358号公報 特開2001−3071号公報
特許文献1及び特許文献2のロール表面を研磨する方法に比べて、特許文献3のようにロール表面の肌荒れの発生自体を防ぐことを目的とした技術は、ロール寿命の観点からも好ましい。しかしながら、特許文献3には、固形潤滑剤そのものについて詳しく記載されているものの、H形鋼熱間圧延用の円筒形状のロールの側面に固形潤滑剤を押し当てた事例が記載されているだけであることから、複雑な断面形状の孔型圧延ロールのどの部分に固形潤滑剤を押し当てることがロール肌荒れ及び製品疵の抑制に効果的なのか、また、そのために孔型圧延ロールにどのようにして固形潤滑剤を押し当てたらよいのか、などについて改善の余地がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、孔型圧延ロールのロール肌荒れ及び製品疵を効果的に抑制することが可能なロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の一態様によれば、孔型圧延ロールの孔型のうち、ロール軸方向端面を潤滑するロール孔型潤滑装置であって、孔型のロール軸方向端面を潤滑するための固形潤滑剤と、孔型のロール軸方向端面と交差する方向に押圧力を発生して固形潤滑剤を孔型のロール軸方向端面に押圧する押圧機構と、固形潤滑剤を保持する保持部材と、保持部材及び前記押圧機構の間に配設され、押圧機構の押圧力を固形潤滑剤に伝達する伝達部材とを備え、伝達部材は、保持部材が孔型圧延ロールのロール径方向先端部に取付けられ、孔型圧延ロールの孔型内に差し込まれるようにロール径方向に長手な延設部と、押圧機構によるロール軸方向端面と交差する方向への押圧力を受ける入力部と、延設部及び入力部を連結する連結部とを備えたロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備が提供される。
なお、孔型のロール軸方向端面とは、孔型圧延ロールのロール軸方向と垂直な面だけでなく、ロール軸方向と交差する面も含む。また、ロール軸方向とは、孔型圧延ロールのロール軸に一致する方向だけでなく、当該ロール軸と平行な方向を含む。
本発明のロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備によれば、孔型圧延ロールの孔型のロール軸方向端面を潤滑することで孔型圧延ロールのロール肌荒れ及び製品疵を効果的に抑制することができる。
本発明のロール孔型潤滑装置が適用された形鋼圧延設備の一実施形態を示す概略構成図である。 図1の形鋼圧延機に用いられた孔型圧延ロールの説明図である。 図1の形鋼圧延機に取付けられたロール孔型潤滑装置の平面図である。 図3のロール孔型潤滑装置の左側面図である。 ロール肌荒れ発生箇所の説明図である。 図3のロール孔型潤滑装置で固形潤滑剤をロール軸方向端面に押し当てている状態の説明図である。
次に、本発明のロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のロール孔型潤滑装置が適用された形鋼圧延設備の概略構成図である。この実施形態では、熱間圧延工程において、例えば図1の右方から形鋼圧延機1内に圧延材Sを送給し、図1の左方に圧延材Sを払い出す。形鋼圧延では、往復(リバース)圧延する場合もある。形鋼圧延機1は、圧延材Sの搬送ラインの上下に孔型圧延ロール2を配置し、上下の孔型圧延ロール2を通過する圧延材Sを圧延する。この実施形態で圧延される形鋼は、例えば鉄道のレールである。なお、この実施形態では、孔型圧延ロール2のロール軸方向は、孔型圧延ロール2のロール軸に一致する方向の他に、ロール軸と平行な方向も含む。同様に、ロール径方向は、ロール径方向に一致する方向の他にロール径方向と平行な方向も含む。同様に、ロール周方向は、ロール周方向に一致する方向の他にロール周方向と平行な方向も含む。
この実施形態では、上下の孔型圧延ロール2の軸方向両端部を支持するロールチョック3をレストバー4で連結し、このレストバー4から孔型圧延ロール2に向けて圧延材入側方向に突設した取付台5にロール孔型潤滑装置6を取付けている。図2は、孔型圧延ロール2の孔型8の説明図である。孔型圧延ロール2では、ロール外周面7に形成された周方向に連続する孔型8に圧延材Sを押し込むようにして圧延を行う。この孔型8のうち、図2の上下方向に延在する面がロール軸方向端面9であり、後述するようにロール軸方向端面9では、ロール径方向の周速度の差が原因となって肌荒れが生じ易い。この実施形態では、取付台5に取付けられたロール孔型潤滑装置6によって、孔型8のうち、図示右側のロール軸方向端面9を常時潤滑する。
図3は、この実施形態のロール孔型潤滑装置6の平面図であり、図1における上ロールのロール孔型を潤滑するロール孔型潤滑装置6を上方より見た図である。図4は、図3のロール孔型潤滑装置6の左側面図である。ここで、下ロールのロール孔型を潤滑するロール孔型潤滑装置の構成は上ロールのロール孔型を潤滑するものを上下対称に配置したものであり、詳細説明は省略する。このロール孔型潤滑装置6は、取付台5の先端部上面に取付けられている。この取付台5の先端部上面には、ハウジング10に固定されたブラケット11がボルトなどの固定具12を介して固定されている。ロール軸方向に長手なハウジング10には、軸線がロール軸方向に向かう円孔13と、この円孔13の孔型圧延ロール側で、ロール軸方向及びロール径方向を含む平面と平行なガイド溝14とが形成されている。このガイド溝14には、平板状の伝達部材15が差し込まれており、ガイド溝14に沿って、ロール軸方向、即ち孔型8のロール軸方向端面と交差する方向に摺動自在に支持されている。また、図3に示す円孔13の図示左方には推進装置としての油圧シリンダ16が配設され、その右方に弾性部材としてのコイルスプリング17が配設され、そのコイルスプリング17が図示右方で伝達部材15の入力部18に当接している。従って、油圧シリンダ16の押圧力はコイルスプリング17を介して伝達部材15に伝達される。このコイルスプリング17を油圧シリンダ16が押圧機構24を構成している。
伝達部材15には、ハウジング10側から孔型8の内部に差し込まれるようにロール径方向に長手な延設部19が形成され、この延設部19と入力部18とがロール軸方向に長手な連結部20によって連結されている。この実施形態では、延設部19と入力部18は連結部20によってクランク状に連結されている。従って、ハウジング10のガイド溝14に嵌入して当該ガイド溝14にガイドされるのは、実質的に伝達部材15の連結部20である。また、延設部19の突出方向先端部、つまり図3の孔型側先端部には保持部材21が溶接などによって取付けられている。この保持部材21には、ロール軸方向に軸線が設定された保持孔が形成され、この保持孔内にロール軸方向に長手な固形潤滑剤22が収納保持されている。また、ハウジング10の内部にあって、伝達部材15の連結部20のロール周方向隣接部分には、ロール軸方向に長手な押え部材23が配設されている。
このロール孔型潤滑装置6では、油圧シリンダ16の押圧力が、コイルスプリング17を介して入力部18から伝達部材15に入力され、伝達部材15の連結部20から延設部19に伝達され、保持部材21に保持された固形潤滑剤22が孔型8のロール軸方向端面9に押し付けられ、当該ロール軸方向端面9が潤滑される。従って、形鋼の熱間圧延操業中も、油圧シリンダ16に油圧を供給していれば、圧延ラインを停止することなく、孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9を潤滑することができる。後述するように、孔型8のロール軸方向端面9は、ロール径方向の周速度の差から肌荒れが生じ易い。そこで、形鋼の熱間圧延操業中に常時、孔型8のロール軸方向端面9を潤滑することで生産性が向上する。
形鋼の熱間圧延操業中は、当然ながら孔型圧延ロール2も回転しているので、孔型8のロール軸方向端面9に押し付けられている固形潤滑剤22は接触抵抗でロール周方向に回転しようとする。この回転力は伝達部材15に伝達され、伝達部材15がロール周方向に回転しようとするが、連結部20のロール周方向に押え部材23を隣接配置することにより、伝達部材15のロール周方向への回転を防止することができる。また、形鋼の熱間圧延操業中、圧延材Sが孔型圧延ロール2に噛み込まれるときにスラスト力が発生し、そのスラスト力で孔型圧延ロール2がロール軸方向に動く。本実施形態では、押圧機構24の油圧シリンダ16と伝達部材15の入力部18との間にコイルスプリング17を介装することで、固形潤滑剤22を弾性的に孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9に押し付けることができ、圧延材噛み込み時に、脆性材料である固形潤滑剤22の欠損を防止することができる。
本発明者は、孔型圧延ロール2の孔型8のうち、どの部分に固形潤滑剤を押し付けることがロール肌荒れ抑制に効果的であるかを検討し、以下のような知見を得た。図5は、孔型圧延ロール2の断面図であり、図の一点鎖線がロール回転軸である。この孔型圧延ロール2は、孔型8の最深部25の径が直径で850mmである。この孔型圧延ロール2を用いて実際に熱間圧延を行い、ロールの肌荒れに起因するロール疵の発生状況を確認したところ、直径で884mmの位置から直径902mmの位置までの範囲でロール軸方向端面9にロール疵が発生した。この範囲は、最深部25の直径の比で1.04〜1.06の範囲である。従って、図6に示すように、最深部25との直径の比で1.04倍以上の直径の位置に固形潤滑剤22を押し付けるのがよいと考えられる。また、直径902mmは、孔型圧延ロール2のロール外周面7と孔型8の境界であるロールコーナー部26の近傍であるが、ロールコーナー部26にはロール疵は発生しない。これは、ロールコーナー部26におけるロールと圧延材との面圧が小さいためであると考えられる。
また、この実施形態では該当しないが、最深部25との直径の比で1.04倍以上の直径の位置に、例えば図5に示す孔型コーナー部27が存在している場合には、その孔型コーナー部27にも固形潤滑剤22を押し付けるのがよいと考えられる。孔型コーナー部27では、ロール軸方向端面9のようにロール径方向の周速度の差は生じない或いは小さいが、ロールと圧延材との面圧が大きいので、この孔型コーナー部27にも固形潤滑剤22を押し付けておくのがよいと考えられる。その際、例えば図3のロール孔型潤滑装置6では固形潤滑剤22を孔型コーナー部27に押し付けにくい場合、例えば推進装置である油圧シリンダ16の押圧方向並びに固形潤滑剤22の進退方向を孔型コーナー部27に向けて斜め方向(ロール軸方向端面と交差する方向)に設定すればよい。
この実施形態のロール孔型潤滑装置6及び形鋼圧延機1による圧延時ロール孔型潤滑の実施前と実施後の圧延ライン停止時間及び停止回数、並びに形鋼としての製品疵発生率を比較した。その結果、圧延材1000t当たりのロール手入れによるライン停止時間、及び、圧延材1000t当たりのロール手入れによるライン停止回数は、何れも皆無となった。また、常時ロール孔型潤滑を実施する前には形鋼製品疵が若干発生していたのに対し、常時ロール孔型潤滑を実施してからの製品疵発生率は0%となった。これは、孔型のロール軸方向端面の肌荒れの原因となるロール疵の発生を抑制することで、肌荒れの成長が抑制されたためであると考えられる。
このように本実施形態のロール孔型潤滑装置及び形鋼圧延設備では、孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9を潤滑する場合に、孔型8のロール軸方向端面9を潤滑するための固形潤滑剤22を保持部材21で保持する。また、孔型圧延ロール2のロール軸方向端面9と交差する方向に押圧力を発生して固形潤滑剤22を孔型8のロール軸方向端面9に押圧する押圧機構24を備える。この押圧機構24と保持部材21の間に、押圧機構24の押圧力を固形潤滑剤22に伝達する伝達部材15を配置する。この伝達部材15は、孔型圧延ロール2の孔型8内に差し込まれるようにロール径方向に長手で、ロール径方向先端部に保持部材21が取付けられる延設部19と、押圧機構24のロール軸方向端面9と交差する方向への押圧力を受ける入力部18と、延設部19及び入力部18を連結する連結部20とを備える。そのため、伝達部材15を介して、押圧機構24のロール軸方向端面9と交差する方向への押圧力によって固形潤滑剤22を孔型8のロール軸方向端面9に押圧することができるから、孔型8のロール軸方向端面9を潤滑することができ、これにより孔型圧延ロール2のロール肌荒れ及び製品疵を効果的に抑制することができる。このとき、伝達部材15の延設部19と入力部18とを連結部20によってクランク状に連結するようにすれば、孔型8の内部に差し込まれるロール径方向に長手な延設部19の長さを短くして剛性を高め、孔型8のロール軸方向端面9を適正に潤滑することが可能となる。
また、連結部20を介して伝達部材15の延設部19と入力部18をクランク状に連結することにより、孔型8の内部に差し込まれるロール径方向に長手な延設部19の長さを短くして剛性を高めることができ、孔型8のロール軸方向端面9を適正に潤滑することができる。
また、押圧機構24によって固形潤滑剤22を孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9に押圧し、その状態で孔型圧延ロール2を回転させると、孔型圧延ロール2と固形潤滑剤22の接触抵抗で伝達部材15がロール周方向に回転しようとする。連結部20のロール周方向に押え部材23を隣接配置することで、伝達部材15のロール周方向への回転を防止することができる。
また、押圧機構24によって固形潤滑剤22を孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9に押圧し、その状態で孔型圧延ロール2を回転させて圧延材Sを圧延すると、圧延材Sが孔型圧延ロール2に噛み込まれるときに発生するスラスト力で孔型圧延ロール2がロール軸方向に動く。このとき、固形潤滑剤22を剛的に孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9に押圧していると、脆性な固形潤滑剤22が欠損する。押圧機構24の油圧シリンダ(推進装置)16及び伝達部材の入力部18の間にコイルスプリング(弾性部材)17を介装することで、固形潤滑剤22を弾性的に孔型圧延ロール2の孔型8のロール軸方向端面9に押圧することができ、圧延材噛み込み時の固形潤滑剤22の欠損を防止することができる。
また、孔型8の最も深い最深部25の径の1.04倍以上の径の位置でロール軸方向端面9に固形潤滑剤22を押圧することにより、ロール肌荒れ及び製品疵を効果的に抑制することができる。
なお、前記実施形態では、推進装置として油圧シリンダを用いたが、これに代えて水圧シリンダやエアシリンダ、電動モータなどのアクチュエータを用いることも可能である。また、前記実施形態では、弾性部材としてコイルスプリングを用いたが、これに代えて皿バネやゴムなどの弾性部材を用いることも可能である。
また、前記実施形態では、形鋼として鉄道のレールを例に挙げて説明したが、本発明のロール孔型潤滑装置は、H形鋼やマストレールを始めとする種々の形鋼の圧延に用いられる孔型圧延ロールにも同様に適用可能である。
1 形鋼圧延機
2 孔型圧延ロール
3 ロールチョック
4 レストバー
5 取付台
6 ロール孔型潤滑装置
7 ロール外周面
8 孔型
9 ロール軸方向端面
10 ハウジング
11 ブラケット
12 固定具
13 円孔
14 ガイド溝
15 伝達部材
16 油圧シリンダ(推進装置)
17 コイルスプリング(弾性部材)
18 入力部
19 延設部
20 連結部
21 保持部材
22 固形潤滑剤
23 押え部材
24 押圧機構
25 最深部
26 ロールコーナー部
27 孔型コーナー部
S 圧延材

Claims (5)

  1. 孔型圧延ロールの孔型のうち、ロール軸方向端面を潤滑するロール孔型潤滑装置であって、
    前記孔型のロール軸方向端面を潤滑するための固形潤滑剤と、
    前記孔型のロール軸方向端面と交差する方向に押圧力を発生して前記固形潤滑剤を前記孔型のロール軸方向端面に押圧する押圧機構と、
    前記固形潤滑剤を保持する保持部材と、
    前記保持部材及び前記押圧機構の間に配設され、前記押圧機構の押圧力を前記固形潤滑剤に伝達する伝達部材とを備え、
    前記伝達部材は、
    前記保持部材が前記孔型圧延ロールのロール径方向先端部に取付けられ、前記孔型圧延ロールの孔型内に差し込まれるように前記ロール径方向に長手な延設部と、
    前記押圧機構によるロール軸方向端面と交差する方向への押圧力を受ける入力部と、
    前記延設部及び前記入力部を連結する連結部とを備え
    前記押圧機構は、
    前記孔型のロール軸方向端面と交差する方向に進退する推進装置と、
    前記推進装置及び前記入力部の間に介装された弾性部材とを備えたことを特徴とするロール孔型潤滑装置。
  2. 前記延設部及び前記入力部は、前記連結部を介してクランク状に連結されることを特徴とする請求項1に記載のロール孔型潤滑装置。
  3. 前記連結部に対して前記孔型圧延ロールのロール周方向に隣接して押え部材を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のロール孔型潤滑装置。
  4. 前記孔型の最も深い最深部の径の1.04倍以上の径の位置でロール軸方向端面に前記固形潤滑剤を押圧することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のロール孔型潤滑装置。
  5. 請求項1乃至の何れか一項に記載のロール孔型潤滑装置を備えた形鋼圧延設備。
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