JP6466203B2 - 圧延機用ロールチョックの補修方法 - Google Patents

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本発明は、圧延機用ロールチョックの補修方法および圧延機に関する。
従来、厚板圧延機のような圧延機のワークロールを支持するバックアップロールは、その両端部がロールチョックによって保持されている。そして、圧延時において、上下のワークロール間に圧延材が噛み込むと、ワークロール胴部がバックアップロール胴部に押し付けられ、当該バックアップロール胴部、バックアップロール軸部、ブッシング(軸受部材)、スリーブ、バックアップロールチョックのロール軸部支持面の順に力(反発力)が伝達される。
すなわち、圧延材に圧延荷重がかけられることで、その反作用としてバックアップロールチョックのロール軸部支持面にも大きな力が加わることになる。例えば、上側バックアップロールチョックは上側ワークロール軸部によって上方向に押し付けられるため、その上側のロール軸部支持面に力が加わり、下側バックアップロールチョックは下側ワークロール軸部によって下方向に押し付けられるため、その下側のロール軸部支持面に力が加わる。
このようにバックアップロールチョックのロール軸部支持面は、長時間の圧延によって繰り返し力を受けるため、摩耗してその内径が変化し、摩耗前の真円度を保つことができなくなる。そして、このような真円度が保たれていないバックアップロールチョックを圧延時に使用すると、当該バックアップロールの偏芯により、製品厚精度が悪化することになる。さらに、バックアップロール軸部とバックアップロールチョックとの間隙が摩耗分だけ拡大するため、潤滑油の漏れを防止するネックシールの効果がなくなって油漏れが発生し、焼き付きトラブルの発生や、最悪の場合は火災発生の原因ともなる。
従来、圧延機におけるロール偏芯を除去するために、非圧延時にロール偏芯を解析し、圧延時に圧延機で測定されるバックアップロール対の回転角度、圧延荷重およびワークロール間の距離と板厚計で測定される鋼板の板厚実績値とに基づいて、圧延しつつロール偏芯を解析して所定時のロール偏芯除去制御値を設定し、当該設定したロール偏芯除去制御値を制御に反映する発明が提案されている(特許文献1参照)。
また、その他にもバックアップロールチョックのロール軸部支持面の摩耗を補修する一般的な方法として、当該ロール軸部支持面の摩耗が所定量以上となった場合に肉盛電溶によって摩耗前の内径と同じ寸法に加工する方法もある。
特開2013−91097号公報
しかしながら、特許文献1で提案された発明は、ロール回転速度を計測するパルスジェネレータを新たに設置する必要があるため、高コストであるという問題がある。また、特許文献1で提案された発明はバックアップロール軸部とバックアップロールチョックとの間隙を埋めることができないため、潤滑油の漏れを防止することができないという問題もあった。
また、前記した肉盛電溶による補修方法は、熱影響によって内径以外のロールチョック全体の寸法が変化(変形)してしまう。そのため、全体をさらに削る加工や、足りない部分をさらに肉盛電溶によって加工する必要が出てくるため、補修コストが高くなるとともに補修工期も長くなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低コストかつ短時間でロールチョックのロール軸部支持面の摩耗を補修することができる圧延機用ロールチョックの補修方法および圧延機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる圧延機用ロールチョックの補修方法は、ロール軸部支持面が摩耗した圧延機用ロールチョックの補修方法において、前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面を、摩耗前と同じ中心位置、かつ同じ真円度で、摩耗前よりも大きな内径となるように加工する加工ステップと、加工後の前記圧延機用ロールチョックの内径と同じ外径を有する軸受部材を、加工後の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に嵌め合わせる嵌合ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる圧延機用ロールチョックの補修方法は、上記発明において、前記加工ステップの前に、加工前の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に既に嵌め合わされている古い軸受部材を取り外す取外ステップを含み、前記嵌合ステップが、前記取外ステップで取り外した前記古い軸受部材に替えて、新たな軸受部材を加工後の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に嵌め合わせることを特徴とする。
また、本発明にかかる圧延機用ロールチョックの補修方法は、上記発明において、前記加工ステップが、予め定められた摩耗前の前記圧延機用ロールチョックの寸法、中心位置および真円度を基に、前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面において最も摩耗している部分である最大摩耗部を算出し、前記最大摩耗部に合わせて前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面を加工することを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる圧延機は、ロール軸部支持面が摩耗し補修された圧延機用ロールチョックを備える圧延機において、前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面が、摩耗前と同じ中心位置、かつ同じ真円度で、摩耗前よりも大きな内径となるように加工されており、加工後の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に嵌め合わされた、加工後の前記圧延機用ロールチョックの内径と同じ外径を有する軸受部材を備えることを特徴とする。
本発明にかかる圧延機用ロールチョックの補修方法によれば、熱を加えることなくロールチョックのロール軸部支持面を加工し、このロール軸部支持面に軸受部材を嵌め合わせる簡易な工程で補修を行うため、補修コストを抑制することができるとともに、操業上において補修に急を要する場合であっても、補修工期を大幅に短縮することができる。
本発明にかかる圧延機によれば、熱が加わることなくロールチョックのロール軸部支持面が補修されており、ロールチョック全体の寸法が補修前後で全く変化していないため、補修前と同様の製品厚精度で圧延を行うことができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる圧延機の構成の一部を示す部分断面図である。 図2は、上側のロール軸部支持面が摩耗した圧延機用ロールチョックを示す正面図である。 図3(a)は、本発明の実施形態にかかる圧延機用ロールチョックを示す正面図であり、図3(b)は、本発明の実施形態にかかる圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に嵌め合わせる軸受部材を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態にかかる圧延機用ロールチョック(以下、単にロールチョックという)の補修方法およびロールチョックを備える圧延機について、図面を参照しながら説明する。ここで、以下の説明ではまず圧延機の構成について説明した後に、ロールチョックの補修方法について説明することとする。なお、以下の説明において参照する図面は本発明を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係等が誇張、あるいは、部材の一部が省略されている場合がある。また、以下の説明では、同一の名称および符号については原則として同一もしくは同質の部材を示している。
本発明にかかる圧延機1は、図1に示すように、バックアップロール11と、スリーブ12と、ロールチョック13と、軸受部材(ブッシング)14と、ネックシール15と、を備えている。なお、圧延機1は、一対のワークロールとこれに対応する一対のバックアップロール11を備えており、図1に示す構成以外にも、もう一方側のバックアップロール11およびこれに付随する構成(スリーブ12〜ネックシール15等)と、一対のワークロールおよびこれに付随する構成を備えている。しかし、説明の便宜上、ここでは圧延機1の一部のみを説明することとする。また、図1に示す構成は、圧延機1の上側のバックアップロール11およびこれに付随する構成を示したものである。
バックアップロール11は、圧延時におけるワークロール(図示省略)のたわみを防止するためのものであり、図1に示すように、バックアップロール胴部11aとバックアップロール軸部11bとから構成される。そして、バックアップロール軸部11bの周囲には、筒状のスリーブ12が嵌め合わされ、固定されている。
ロールチョック13は、バックアップロール軸部11bを回転自在に支持するものであり、図1に示すように、筒状に形成されている。ロールチョック13のロール軸部支持面
13aには、筒状の軸受部材14が摺動可能に嵌め合わされている。また、ロールチョック13とバックアップロール軸部11bとの間には潤滑油が充填されており、バックアップロール11の回転時において、前記した軸受部材14は自由に摺動可能となっている。ここで、ロールチョック13と軸受部材14は共に金属で構成されているが、軸受部材14はロールチョック13よりも硬度の高い金属で構成されている。そのため、長時間圧延を行うと、軸受部材14は基本的には摩耗せず、ロールチョック13のロール軸部支持面13aが摩耗することになる。なお、前記した「ロール軸部支持面13a」とは、ロールチョック13の内面のことであり、より詳細にはスリーブ12および軸受部材14を介してバックアップロール軸部11bを支持する面のことである。
ここで、本発明にかかる圧延機1は、ロール軸部支持面13aが摩耗し補修されたロールチョック13を備えている。すなわち、本発明は、図2に示すように、長時間の圧延により、予め定められた範囲までロール軸部支持面13aが摩耗したロールチョック13を加工し、図3(a)に示すように、当初の内径Iよりも拡大された内径Iを有するロールチョック13を用いている。なお、図2で示した摩耗部WPは、説明の便宜上図示したものであり、実際には何もない空間である。また、前記した「予め定められた範囲」とは、例えば摩耗後のロールチョック13を用いて圧延を行った場合において、所定の製品厚精度が得られない程度の摩耗量Wを示しており、実験的に求められる値である。
前記したように、図2に示すような真円度が保たれていないロールチョック13を用いて圧延を行った場合、バックアップロール11の偏芯により製品厚精度が悪化する。そのため、本発明では、図3(a)に示すように、ロールチョック13のロール軸部支持面13aが、摩耗前の内径Iと同じ中心位置C、かつ同じ真円度で、摩耗前の内径Iよりも大きな内径Iとなるように加工されている。なお、前記した「同じ中心位置C、かつ同じ真円度」とは、中心位置Cおよび真円度が完全に一致する場合のみならず、所定の製品厚精度を得られる誤差範囲も含めた範囲のことを意味している。
そして、ロールチョック13は、図1および図3(b)に示すように、加工後のロールチョック13の内径Iと同じ外径Oを有する軸受部材14が、そのロール軸部支持面13aに嵌め合わされている。これにより、中心位置Cがロールチョック13の摩耗前後で同じになり、圧延時におけるバックアップロール11の偏芯が抑制されている。なお、前記した「内径Iと同じ外径O」とは、具体的にはロールチョック13の内径Iと軸受部材14の外径Oとの間に、軸受部材14が摺動可能な程度のわずかな隙間が形成されている状態のことを意味している。
ネックシール15は、ロールチョック13とバックアップロール軸部11bとの間に設けられた潤滑油を封止するためのものである。ネックシール15は、図1に示すように、ロールチョック13のバックアップロール胴部11a側の端部からバックアップロール軸部11bの表面にかけて設けられ、潤滑油の漏れを防止している。
以上のような構成を備える圧延機1によれば、熱が加わることなくロールチョック13のロール軸部支持面13aが補修されており、ロールチョック13全体の寸法が補修前後で全く変化していないため、補修前と同様の製品厚精度で圧延を行うことができる。すなわち、従来技術における肉盛電溶によるロールチョック13の補修では、熱影響によってロールチョック13が変形して全体の寸法が変化するため、補修によっても摩耗前の寸法に正確に戻すことが困難であり、製品厚精度に影響を及ぼす可能性がある。しかし、本発明にかかる圧延機1は、肉盛電溶による補修を行っていないため、そのようなおそれがない。
以下、本発明にかかるロールチョック13の補修方法について説明する。ロールチョック13の補修方法は、判定ステップと、取外ステップと、加工ステップと、嵌合ステップと、をこの順番で行う。
まず、判定ステップによって、ロールチョック13のロール軸部支持面13aの摩耗が所定の製品厚精度を得られない、すなわち圧延に支障をきたすような摩耗量Wとなっているか否かを判定する。そして、判定ステップにおいてロール軸部支持面13aの摩耗が所定の製品厚精度を得られない摩耗量Wと判定された場合、取外ステップに進む。
次に、取外ステップにおいて、加工前のロールチョック13のロール軸部支持面13aに既に嵌め合わされている古い軸受部材を取り外す。なお、この取外ステップにおいて取り外される古い軸受部材と、後記する嵌合ステップにおいて嵌め合わされる軸受部材14とは、内径は同じであり、外径が異なっている。すなわち、新たな軸受部材14は、取り外される古い軸受部材と比較して、図2に示すロールチョック13の最大摩耗部WPの摩耗量Wだけ大きい外径Oを有している。また、前記した「最大摩耗部WP」とは、ロールチョック13のロール軸部支持面13aにおいて最も摩耗している部分のことを意味している。
次に、加工ステップにおいて、ロールチョック13のロール軸部支持面13aを、摩耗前の内径Iと同じ中心位置C、かつ同じ真円度で、摩耗前の内径Iよりも大きな内径Iとなるように加工する。すなわち、加工ステップでは、予め定められた摩耗前のロールチョック13の寸法、中心位置Cおよび真円度を基に、図2に示すように、ロールチョック13の最大摩耗部WPおよびその摩耗量Wを算出し、最大摩耗部WPの摩耗量Wに合わせてロールチョック13のロール軸部支持面13aを加工する。なお、ロール軸部支持面13aの加工方法としては、切削加工が好ましいが、内面形状や寸法を微調整する目的で、研磨加工等と併用しても構わない。
なお、加工ステップでは、具体的には図面寸法上におけるロールチョック13の外形(例えば上面、側面、下面等)から中心位置Cまでの距離等を参考にして中心位置Cを割り出す。そして、加工ステップでは、補修前の内径Iに最大摩耗部WPの摩耗量Wを加えた内径Iとなるように、ロールチョック13のロール軸部支持面13aを加工する。
次に、嵌合ステップにおいて、加工後のロールチョック13の内径Iと同じ外径Oを有する軸受部材14を、加工後のロールチョック13のロール軸部支持面13aに嵌め合わせる。すなわち、嵌合ステップでは、前記した取外ステップで取り外した古い軸受部材に替えて、当初の外径よりも前記した摩耗量Wだけ外径Oが拡大した軸受部材14を加工後のロールチョック13のロール軸部支持面に嵌め合わせる。
以上のような手順を行うロールチョック13の補修方法によれば、熱を加えることなくロールチョック13のロール軸部支持面13aを加工し、ロール軸部支持面13aに軸受部材14を嵌め合わせる簡易な工程で補修を行うため、補修コストを抑制することができるとともに、操業上において補修に急を要する場合であっても、補修工期を大幅に短縮することができる。また、従来技術のように肉盛電溶によってロールチョック13を補修する場合、長い補修工期に合わせて、高価なロールチョック13を予備として大量に用意する必要があったが、本発明にかかるロールチョック13の補修方法を利用することで、このような予備として用意すべきロールチョック13も大幅に少なくなる。
なお、従来技術における肉盛電溶によるロールチョック13の補修の際にも、一般的には古い軸受部材を取り外し、同じ寸法の新たな軸受部材に交換する作業を行う。しかし、従来技術においては、肉盛電溶によってロールチョック13全体の補修が必要となるため、補修にかかるコストと時間が増大する。一方、本発明にかかるロールチョック13の補修方法は、通常行うロールチョック13の交換の際に、ロール軸部支持面13aの補修も兼ねて行うことができるため、従来技術と比較して大幅なコスト削減と工期短縮が可能となる。
なお、上記の説明では、切削加工後のロールチョック13の内径Iの値を、補修前の内径Iに最大摩耗部WPの摩耗量Wを加えた値としたが、内径Iの値は補修前の内径Iに最大摩耗部WPの摩耗量Wを加えた値以上であればよく、必ずしも同じ値である必要はない。
直径1360mm(公差+0.1mm,−0.0mm)、真円度公差0.03mmの内径を有するバックアップロールチョック(ロールチョック13)において、長期間の使用によって内径の長軸が1368mm、短軸が1360mmとなる楕円形に摩耗した後、直径1368mm(公差+0.1mm,−0.0mm)、真円度公差0.03mmの内径へと加工した。そして、外周の直径が1367.8mm(公差+0.0mm,−0.2mm)のブッシング(軸受部材14)を作成し、加工後のバックアップロールチョックに嵌め合わせた。そして、整備等を行った後、鋼板の圧延を3ヶ月行い、製品厚精度に問題がないことを確認した。
以上、本発明にかかる圧延機用ロールチョックの補修方法および圧延機について、発明を実施するための形態および実施例により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した発明を実施するための形態では、一例として、圧延機1の上側のバックアップロール11に付随するロールチョック13の補修方法について説明したが、本発明は、当然ながら圧延機1の下側のバックアップロール11に付随するロールチョック13の補修方法にも適用可能である。また、本発明は上下のバックアップロール11のみならず、圧延機1の上下のワークロールに付随するロールチョックの補修方法にも適用可能である。すなわち、本発明にかかる補修方法は、バックアップロール11またはワークロールに関わらず、軸受部材14を嵌め合わせることが可能で、かつ圧延によって摩耗が発生する全てのロールチョックに適用することができる。
1 圧延機
11 バックアップロール
11a バックアップロール胴部
11b バックアップロール軸部
12 スリーブ
13 ロールチョック(圧延機用ロールチョック)
13a ロール軸部支持面
14 軸受部材(ブッシング)
15 ネックシール
C 中心位置
補修前のロールチョックの内径
補修後のロールチョックの内径
軸受部材の外径
W 摩耗量
WP 摩耗部
WP 最大摩耗部

Claims (2)

  1. ロール軸部支持面が摩耗した圧延機用ロールチョックの補修方法において、
    前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面を、摩耗前と同じ中心位置、かつ同じ真円度で、摩耗前よりも大きな内径となるように加工する加工ステップと、
    加工後の前記圧延機用ロールチョックの内径と同じ外径を有する軸受部材を、加工後の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に嵌め合わせる嵌合ステップと、
    を含み、
    前記加工ステップは、予め定められた摩耗前の前記圧延機用ロールチョックの寸法、中心位置および真円度を基に、前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面において最も摩耗している部分である最大摩耗部の摩耗量を算出し、摩耗前の内径に前記最大摩耗部の摩耗量を加えた内径となるように、前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面を加工することを特徴とする圧延機用ロールチョックの補修方法。
  2. 前記加工ステップの前に、加工前の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に既に嵌め合わされている古い軸受部材を取り外す取外ステップを含み、
    前記嵌合ステップは、前記取外ステップで取り外した前記古い軸受部材に替えて、新たな軸受部材を加工後の前記圧延機用ロールチョックのロール軸部支持面に嵌め合わせることを特徴とする請求項1に記載の圧延機用ロールチョックの補修方法。
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