JP6330712B2 - 障害物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、障害物を検出する障害物検出装置に関する。
従来、他車両等の障害物を検出する障害物検出装置に関する技術文献として、特開2005−032063号公報が知られている。この公報には、センシング領域が互いに重複しない複数のセンサを用いて障害物を検出する障害物検出装置であって、一のセンサのセンシング領域を通過して他のセンサのセンシング領域との間の死角領域に障害物が入り込んだ場合に、過去のセンサの検出結果に基づいて、死角領域における障害物の位置を推測する装置が示されている。
特開2005−032063号公報
ところで、センサとしてレーダセンサを用いる場合、センシング領域の境界付近における検出が不安定であることから、実際の障害物は動いているにも関わらずレーダセンサの検出する位置情報に変化がないセンシングの固着が発生するときがある。このようなセンシングの固着は、トラックのような前後方向に長い障害物がセンシング領域を通り抜けるときに生じやすい。センシングの固着は、装置による障害物の検出精度を低下させるため問題となる。
そこで、本技術分野では、センシングの固着による障害物の検出精度の低下を抑制することができる障害物検出装置を提供することが望まれている。
上記課題を解決するため、本発明は、車両の側方に広がる第1のセンシング領域を有する第1のレーダセンサと、第1のセンシング領域よりも車両の前側で側方に広がる第2のセンシング領域を有する第2のレーダセンサと、を用いて障害物を検出する障害物検出装置であって、第1のレーダセンサによる障害物の検出結果に基づいて、第1のセンシング領域を経て第1のセンシング領域と第2のセンシング領域の間の死角領域に入り込んだ障害物の車両に対する相対位置を推測する推測部と、第1のセンシング領域に障害物が含まれる場合に、第1のレーダセンサによる障害物の検出結果に基づいて、第1のレーダセンサのセンシングの固着が生じているか否かを判定する判定部と、を備え、判定部は、車両の前後方向において障害物の車両に対する相対速度が第1の閾値以上である場合であって、障害物の車両に対する相対位置及び相対速度に基づいて予測された所定時間経過後の障害物の相対位置と所定時間経過後に第1のレーダセンサにより検出された障害物の相対位置との前後方向における距離が第2の閾値以上であるときに、固着が生じていると判定し、推測部は、判定部により固着が生じていると判定された場合には、当該判定前の第1のレーダセンサによる障害物の検出結果に基づいて、障害物の相対位置を推測する、障害物検出装置。
本発明に係る障害物検出装置によれば、センシングの固着による障害物の検出精度の低下を抑制することができる。
本実施形態に係る障害物検出装置を示すブロック図である。 センシングモードと推測モードとの切り替えを説明するための平面図である。 本実施形態に係る障害物検出装置の推測モード切替方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態に係る障害物検出装置1は、例えば、乗用車等の車両に搭載され、車両の側方(左側又は右側)に存在する障害物を検出する。障害物は、例えば、他車両(四輪車、二輪車を含む)である。障害物には、歩行者が含まれていてもよく、電柱や木等の構造物が含まれてもよい。
[障害物検出装置の構成]
図1に示すように、障害物検出装置1は、装置を統括的に制御するECU[Electronic Control Unit]2を備えている。ECU2は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]等を有する電子制御ユニットである。ECU2は、第1のレーダセンサ3、第2のレーダセンサ4、車速センサ5、加速度センサ6、及びヨーレートセンサ7と接続されている。
第1のレーダセンサ3は、例えば、車両の左側面の後側に設けられ、車両の左側方の障害物を検出するセンサである。第1のレーダセンサ3は、車両の左側方に広がる第1のセンシング領域Aを有している。第1のレーダセンサ3は、例えば、ミリ波を利用するミリ波レーダセンサであり、ミリ波を送信し、障害物に反射したミリ波を受信することで障害物を検出する。第1のレーダセンサ3は、例えば、FM−CW[Frequency Modulated − Continuous Wave]方式により、車両に対する障害物の相対位置及び相対速度を検出する。第1のレーダセンサ3は、障害物の相対位置及び相対速度を含む障害物情報をECU2へ送信する。
第2のレーダセンサ4は、例えば、車両の左側面の前側に設けられ、車両の左側方の障害物を検出するセンサである。第2のレーダセンサ4は、車両の左側方に広がる第2のセンシング領域Bを有している。第2のセンシング領域Bは、第1のセンシング領域Aよりも車両の前側に位置している。
第2のレーダセンサ4も、例えば、ミリ波を利用するミリ波レーダセンサである。第2のレーダセンサ4は、例えば、FM−CW方式により車両に対する障害物の相対位置及び相対速度を検出する。第2のレーダセンサ4は、障害物の相対位置及び相対速度を含む障害物情報をECU2へ送信する。なお、第1のレーダセンサ3及び第2のレーダセンサ4は、ミリ波レーダセンサに代えて、LIDAR[Laser Imaging Detection and Ranging]等を用いてもよい。
車速センサ5は、車両の速度を検出する検出器である。車速センサ5としては、例えば、車両の車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフト等に対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサ5は、検出した車速情報をECU2に送信する。
加速度センサ6は、車両の加速度を検出する検出器である。加速度センサ6は、例えば、車両の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサと、車両の横加速度を検出する横加速度センサとを含んでいる。加速度センサ6は、例えば、検出した加速度情報をECU2に送信する。
ヨーレートセンサ7は、車両の重心の鉛直軸周りのヨーレート(回転角速度)を検出する検出器である。ヨーレートセンサ7としては、例えばジャイロセンサを用いることができる。ヨーレートセンサは、検出した車両のヨーレート情報をECU2に送信する。
運転支援部8は、車両の運転者に対する運転支援を実行する装置である。運転支援部8は、例えば、障害物検出装置1が検出した障害物の検出結果を利用して運転支援を行う。運転支援には、例えば、車両と障害物との衝突を回避する衝突回避支援や運転者による車両の車線変更を支援する車線変更支援が含まれる。なお、障害物の検出結果を利用する装置は、運転支援に限られない。
次に、ECU2の機能的構成について説明する。ECU2は、推測部10及び判定部11を有している。
推測部10は、センシングモード又は推測モードを実行する。センシングモードとは、第1のレーダセンサ3又は第2のレーダセンサ4の検出した障害物情報を運転支援部8に出力するモードである。推測モードとは、第1のレーダセンサ3又は第2のレーダセンサ4の検出した過去の障害物情報に基づいて現在の障害物の相対位置を推測し、推測した障害物情報を外部に出力するモードである。なお、推測モードでは、例えば、相対速度は最後に検出された値から変化していないものとして扱う。
判定部11は、第1のレーダセンサ3の検出結果に基づいて、推測部10のセンシングモードと推測モードとを切り替える。判定部11は、例えば、推測部10に切替信号を送信することにより、推測部10のセンシングモードと推測モードとを切り替える。判定部11は、例えば、障害物の部分毎(例えばミリ波を反射する反射点毎)にセンシングモードと推測モードとを切り替えることができる。
以下、図2を参照して、センシングモードと推測モードとの切り替えについて説明する。図2は、センシングモードと推測モードとの切り替えを説明するための平面図である。図2に、車両M、車両Mの走行する走行車線R1、走行車線R1に隣接する隣接車線R2、第1のレーダセンサ3における第1のセンシング領域A、第2のレーダセンサ4における第2のセンシング領域B、隣接車線R2を走行する他車両(障害物)N、他車両Nの将来の位置Nf、他車両Nにおける反射点P、及び将来の位置Nfにおける反射点Pである反射点Pfを示す。
また、図2に示す矢印D1は、反射点Pに対する第1のレーダセンサ3のミリ波の送受信を示している。同様に、矢印D2は、反射点Pfに対する第2のレーダセンサ4のミリ波の送受信を示している。更に、図2にXY座標系を示す。X軸方向は車両Mの車幅方向である。Y軸方向は車両Mの前後方向である。
図2に示すように、第1のセンシング領域Aと第2のセンシング領域Bの間には、死角領域Cが存在する。死角領域Cは、第1のレーダセンサ3又は第2のレーダセンサ4によって障害物を検出できない領域である。なお、第1のセンシング領域A及び第2のセンシング領域Bは、互いに重複しない領域であるが、一部が重複してもよい。第1のセンシング領域Aと第2のセンシング領域Bの間に死角領域Cが存在する場合には、本発明を適用可能である。
図2に示す状況において、推測部10は、まずセンシングモードにおいて、第1のレーダセンサ3によって第1のセンシング領域Aに含まれる他車両Nを検出する。他車両Nは、例えば前後方向にある程度の長さを有するトラックである。推測部10は、例えば、第1のレーダセンサ3の送信するミリ波が他車両Nの車両M側の側面に位置する反射点Pにおいて反射され、第1のレーダセンサ3が再び受信することで、車両Mに対する他車両Nの反射点Pの相対速度及び相対位置を検出する。推測部10は、例えば、反射点Pの連続体として他車両Nを検出する。
ここで、他車両Nは、車両Mより速度が大きい他車両であるとする。すなわち、前後方向(Y軸方向)において車両Mに対する他車両Nの相対速度は正の値である。一方、他車両Nが車両Mより車速が小さい場合は、前後方向において車両Mに対する他車両Nの相対速度は負の値となる。車両Mより速度の大きい他車両Nは、第1のセンシング領域Aを通り抜けて死角領域Cに入り込み、その後に第2のセンシング領域Bに入り込む。
判定部11は、他車両Nの前進によって第1のレーダセンサ3が他車両Nの反射点Pをロストした場合(検出しなくなった場合)、反射点Pについて、推測部10をセンシングモードから推測モードに切り替える。推測部10は、例えば、最後に検出した反射点Pの相対速度及び相対位置に基づいて、死角領域Cにおける反射点Pの相対位置を推測する。推測部10は、例えば、最後に検出した反射点Pの相対速度が維持されていると仮定し、最後に検出した反射点Pの相対位置を基準として、ロストしてからの経過時間に応じた反射点Pの相対位置を推測する。その他、推測部10は、周知の手法により死角領域Cにおける反射点Pの相対位置を推測してもよい。
推測部10は、他車両Nが更に前進にして、第2のレーダセンサ4により第2のセンシング領域Bで反射点Pfを検出した場合、反射点Pの相対位置の推測結果に基づいて、反射点Pfが反射点Pと同一であるか否かを判定する。推測部10は、例えば、推測した反射点Pの相対位置と反射点Pfの相対位置のY軸方向における距離が予め設定された誤差領域以内である場合、反射点Pfが反射点Pと同一であると判定する。このように、障害物検出装置1は、推測部10が死角領域Cにおける反射点Pの相対位置を推測することにより、第2のセンシング領域Bで検出された反射点Pfが反射点Pと同一であると判定することができ、死角領域Cも含めた反射点Pの連続した検出を行うことができる。
ここで、センシングの固着について説明する。レーダセンサによる検出においては、センシング領域の境界付近における検出の不安定から、実際に反射点Pは車両Mに対して移動しているにも関わらずレーダセンサの検出する反射点Pの相対位置に変化がないセンシングの固着が発生するときがある。レーダセンサは、例えば他車両Nが平らな側面を有するトラックである場合、他車両Nが少し前進しても前の反射点Pと同じ位置で同じ反射が起きることから、相対位置の変化を検出できないことがある。
このようなセンシングの固着が生じると、従来の障害物検出装置では、他車両Nの前進により反射点Pが既にロストしていることを認識できず、例えば他車両Nの全体がロストするまで反射点Pが第1のセンシング領域Aに留まっていると認識していた。その後、従来の障害物検出装置では、他車両Nが前進して第1のセンシング領域Aを通り抜けて第2のセンシング領域Bに入り込むと、実際の反射点P(反射点Pf)が第2のレーダセンサ4により検出される。この場合、従来の障害物検出装置では、直前まで第1のセンシング領域Aに留まっていると認識していた反射点Pが、一瞬で第2のセンシング領域Bに移動したように検出され、反射点Pの位置情報(相対位置の情報)の不連続が発生していた。
これに対し、本実施形態に係る障害物検出装置1では、判定部11においてセンシングの固着が発生しているか否かを判定する。判定部11は、第1のレーダセンサ3の検出結果に基づいて、センシングの固着が発生しているか否かを判定する。
具体的に、判定部11は、第1のレーダセンサ3の検出結果に基づいて、前後方向における反射点Pの相対速度が第1の閾値以上であるか否かを判定する。第1の閾値は、センシングの固着の判定のために適切に設定された値(正の値)である。前後方向における反射点Pの相対速度が第1の閾値以上である場合とは、他車両Nの速度が車両Mより速度よりも第1の閾値以上に大きい場合に相当する。判定部11は、例えば、ヨーレートセンサ7のヨーレート情報を利用して前後方向を認識することで、前後方向における相対速度(相対速度の前後方向成分)を算出する。
判定部11は、前後方向における反射点Pの相対速度が第1の閾値以上であると判定した場合、所定時間ΔT経過後の反射点Pの相対位置を予測する。所定時間ΔTは、センシングの固着の判定のために適切に設定された時間である。判定部11は、反射点Pの相対速度が維持されると仮定して、所定時間ΔT経過後の反射点Pの相対位置を予測する。判定部11は、予測される反射点Pの相対位置が第1のセンシング領域A内となるように所定時間ΔTを変更してもよい。
判定部11は、所定時間ΔT経過後、第1のレーダセンサ3の検出した反射点Pの相対位置を認識する。判定部11は、予測した反射点Pの相対位置と検出した反射点Pの相対位置の前後方向における距離が第2の閾値以上であるか否かを判定する。第2の閾値は、センシングの固着の判定のために適切に設定された値である。判定部11は、例えば、ヨーレートセンサ7のヨーレート情報を利用して前後方向を認識する。判定部11は、予測した反射点Pの相対位置と検出した反射点Pの相対位置の前後方向における距離が第2の閾値以上であると判定した場合、相対速度が十分に大きいにも関わらず相対位置のほとんど変化していないことからセンシングの固着が発生していると判定する。
判定部11は、センシングの固着が発生していると判定した場合、反射点Pについて、推測部10をセンシングモードから推測モードに切り替える。この場合、推測部10は、反射点Pが第1のセンシング領域Aに含まれていても、反射点Pの相対位置の推測を行う。推測部10は、判定部11によりセンシングの固着が発生していると判定される前における第1のレーダセンサ3の検出結果(反射点Pの相対位置及び相対速度)に基づいて、反射点Pの相対位置の推測を行う。
推測部10は、例えば、判定の直前に検出した反射点Pの相対速度が維持されていると仮定し、判定部11による判定の直前に検出した反射点Pの相対位置を基準として、判定からの経過時間に応じた反射点Pの相対位置を推測する。その他、推測部10は、周知の手法により反射点Pの相対位置を推測してもよい。推測部10は、更に、車速センサ5の車速情報及び加速度センサ6の加速度情報を用いる周知の手法を採用することにより、反射点Pの相対位置を推測の精度を向上させてもよい。
その他、判定部11は、他車両Nの前進により第2のセンシング領域Bにおいて反射点Pfを検出した場合において、直ぐに反射点Pfについてセンシングモードを開始するのではなく、反射点Pfが第2のセンシング領域Bの境界付近を越えて第2のセンシング領域Bの内側に進んでから、センシングモードを開始してもよい。これにより、第2のセンシング領域Bの境界付近における認識不安定が検出結果に影響することを避けることができる。境界付近としては、予め適切な領域が設定される。また、判定部11は、死角領域Cにおける反射点Pの相対位置の推測結果に基づいて反射点Pと反射点Pfが同一であると判定した場合は、反射点Pの推測モードを終了してセンシングモードに切り替える。
[障害物検出装置の推測モード切替方法]
次に、本実施形態に係る障害物検出装置1の推測モード切替方法について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る障害物検出装置1の推測モード切替方法を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートは、例えば、車両Mが走行中の間、繰り返し実行される。
図3に示すように、障害物検出装置1のECU2は、ステップS101として、第1のセンシング領域Aに障害物(或いは反射点Pのような障害物の一部)が存在するか否かを判定する。ECU2は、第1のセンシング領域Aに障害物が存在しないと判定した場合(S101:NO)、今回の処理を終了する。その後、ECU2は、予め設定された時間の経過後、再びステップS101を行う。一方、ECU2は、第1のセンシング領域Aに障害物が存在すると判定した場合(S101:YES)、ステップS102に移行する。
ステップS102において、ECU2は、判定部11により車両Mの前後方向(Y軸方向)における車両Mと障害物との相対速度が第1の閾値以上であるか否かを判定する。ECU2は、前後方向における車両Mと障害物との相対速度が第1の閾値以上ではないと判定された場合(S102:NO)、センシングの固着の判定ができないため、今回の処理を終了する。その後、ECU2は、予め設定された時間の経過後、再びステップS101を行う。一方、ECU2は、判定部11により前後方向における車両Mと障害物との相対速度が第1の閾値以上であると判定された場合(S102:YES)、ステップS103に移行する。
ステップS103において、ECU2は、判定部11により所定時間ΔT経過後の障害物の相対位置を予測する。判定部11は、例えば、現在の障害物の相対速度が維持されると仮定して、所定時間ΔT経過後の障害物の相対位置を予測する。また、ECU2は、所定時間ΔTの経過を待ち、所定時間ΔTの経過後の障害物の相対位置を第1のレーダセンサ3により検出する。その後、ECU2は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、ECU2は、判定部11により、所定時間ΔT経過後の障害物の予測の相対位置と検出の相対位置との前後方向における距離が第2の閾値以上であるか否かを判定する。ECU2は、上記距離が第2の閾値以上ではないと判定された場合(S104:NO)、センシングの固着が発生したと言えないため、今回の処理を終了する。その後、ECU2は、予め設定された時間の経過後、再びステップS101を行う。一方、ECU2は、上記距離が第2の閾値以上であると判定された場合(S104:YES)、ステップS105に移行する。
ステップS105において、ECU2は、判定部11によりセンシングの固着が発生していると判定する。その後、ECU2は、ステップS106に移行する。
ステップS106において、ECU2は、センシングの固着が発生していると判定した障害物(或いは反射点Pのような障害物の一部)について、判定部11により推測部10をセンシングモードから推測モードに切り替える。その後、ECU2は、今回の処理を終了する。
[障害物検出装置の作用効果]
本実施形態に係る障害物検出装置1によれば、センシングの固着が発生したと判定した場合には、障害物がロストしていなくても障害物の相対位置の推測を行うので、センシングの固着による誤った相対位置の情報をそのまま出力することを避けることができ、障害物の検出精度の低下を抑制することができる。この障害物検出装置1によれば、障害物について第1のセンシング領域Aから第2のセンシング領域Bに飛ぶような不連続な位置情報が出力されることを避けることができ、トラック等の前後方向に長い障害物についても連続的な位置出情報を出力することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、車両の左側に設けられた第1のレーダセンサ3及び第2のレーダセンサ4を例として説明を行ったが、第1のレーダセンサ3及び第2のレーダセンサ4は車両の右側に設けられていてもよい。
1…障害物検出装置、2…ECU、3…第1のレーダセンサ、4…第2のレーダセンサ、5…車速センサ、6…加速度センサ、7…ヨーレートセンサ、8…運転支援部、10…推測部、11…判定部、A…第1のセンシング領域、B…第2のセンシング領域、C…死角領域、M…車両、N…他車両、Nf…将来の位置、P…反射点、Pf…将来の反射点、R1…走行車線、R2…隣接車線。

Claims (1)

  1. 車両の側方に広がる第1のセンシング領域を有する第1のレーダセンサと、前記第1のセンシング領域よりも前記車両の前側で前記側方に広がる第2のセンシング領域を有する第2のレーダセンサと、を用いて障害物を検出する障害物検出装置であって、
    前記第1のレーダセンサによる前記障害物の検出結果に基づいて、前記第1のセンシング領域を経て前記第1のセンシング領域と前記第2のセンシング領域の間の死角領域に入り込んだ前記障害物の前記車両に対する相対位置を推測する推測部と、
    前記第1のセンシング領域に前記障害物が含まれる場合に、前記第1のレーダセンサによる前記障害物の検出結果に基づいて、前記第1のレーダセンサのセンシングの固着が生じているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記車両の前後方向において前記障害物の前記車両に対する相対速度が第1の閾値以上である場合であって、前記障害物の前記車両に対する相対位置及び前記相対速度に基づいて予測された所定時間経過後の前記障害物の前記相対位置と前記所定時間経過後に前記第1のレーダセンサにより検出された前記障害物の前記相対位置との前記前後方向における距離が第2の閾値以上であるときに、前記固着が生じていると判定し、
    前記推測部は、前記判定部により前記固着が生じていると判定された場合には、当該判定前の前記第1のレーダセンサによる前記障害物の検出結果に基づいて、前記障害物の相対位置を推測する、障害物検出装置。
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